JP5490165B2 - 電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機 - Google Patents

電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機に関する。
従来の電動機の固定子では、センサリード線と電源リード線とが固定子コア外周に引き回されて、それぞれ反結線側と結線側に引き回されることが開示されている(例えば下記特許文献1)。また、基板固定部品の固定子の固定方法と、リード線が組付けられたセンサ基板が固定爪によって基板固定部品に組み付けられることが開示されている(例えば下記特許文献2)。
特開2003−244880号公報 特開2004−135439号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に示される従来技術では、センサ基板が固定爪の弾性変形を利用して基板固定部品に組み付けられる構造であるため、固定爪の強度が弱く、固定子をモールド成形するに際してセンサ基板が樹脂圧に負けてしまい、センサ基板の軸方向位置(回転子軸の軸線方向位置)を所定の位置に規制することができず、更なる品質の向上を図るというニーズに対応することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、更なる品質の向上を図ることが可能な電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施した固定子部と、位置検出機能を有するセンサが実装された基板と、前記固定子部の反結線側にて前記絶縁部に固定され前記基板を固定する基板固定部品とを備えた電動機の固定子であって、前記基板固定部品は、前記固定子部と対向する側に形成され、前記基板を前記固定子鉄心の軸中心から外周側へ導入するガイド構造の基板取付け部と、前記基板取付け部の外縁部に設けられ、前記固定子部の軸方向に対する前記基板の位置を規制するように前記基板の平面部に当接する軸方向押えと、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、センサ基板を軸方向に保持する軸方向押えと固定子をモールド成形する際の金型の心金部に設置される足部とをセンサ基板の固定部品に設けるようにしたので、センサ基板の軸方向位置が所定の位置に規制され、更なる品質の向上を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるモールド電動機の基板固定部品にセンサ基板を取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図2は、基板固定部品にセンサ基板を取り付けた後の状態を示す斜視図である。 図3は、モールド電動機の固定子を構成する各部品を取り付ける前の斜視図である。 図4は、モールド電動機の固定子を構成する各部品を取り付けた後の斜視図である。 図5は、図1〜4に示される固定子を内蔵したモールド電動機の構成図である。 図6は、モールド電動機を内蔵した空気調和機の構成図である。
以下に、本発明にかかる電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかるモールド電動機100の基板固定部品10にセンサ基板20を取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図2は、基板固定部品10にセンサ基板20を取り付けた後の状態を示す斜視図であり、図3は、モールド電動機100の固定子を構成する各部品を取り付ける前の斜視図であり、図4は、モールド電動機100の固定子を構成する各部品を取り付けた後の斜視図であり。図5は、図1〜4に示される固定子を内蔵したモールド電動機100の構成図であり、図5は、モールド電動機100を内蔵した空気調和機の構成図である。
図3において、モールド電動機100の固定子は、固定子部53および基板固定部品10を有して構成されている。固定子部53は、電磁鋼板が帯状に打ち抜かれ、かしめ、溶接、および接着等で回転子軸(図示せず)の軸方向に積層して成る固定子鉄心50と、固定子鉄心50のスロットに設けられた絶縁部54と、絶縁部54にマグネットワイヤが巻回されてなる巻線55とを有して構成されている。固定子部53の外周には、基板固定部品10(図1)の足部18に設けられた突起14の端面15が当接するための突起62が軸方向に形成されている。絶縁部54は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を固定子鉄心50と一体に成形して、または、成形後に固定子部53に組付けることで形成される。各相のマグネットワイヤの端末の一方は、外部からの電源が供給される端子にヒュージングあるいは半田等で接合され、前記端末の他方は、全相の端末がまとめられて中性点を形成する。このようにして、固定子巻線が形成される。なお、以下の説明では、固定子鉄心50の軸方向の端面外側、すなわち端子52を備える側を結線側と称し、その反対側を反結線側と称する。
図3に示される反結線側の絶縁部54には、基板固定部品10を固定子部53に取り付けるための柱状(例えば八角柱)の2本の取付けピン51が設けられている。巻線55に電源を供給する電源リード線45は、各相の端子52から固定子鉄心50の外周部を通り、固定子鉄心50の反結線側の端面近傍に設けられた口出し部60(図4)まで引き回される。電源リード配置部品42の固定子鉄心50への取付けは、電源リード配置部品42の上方に備わる2本の取付け足41が、反結線側の絶縁部54の両脇から固定子鉄心50の端面を通り、固定子鉄心50のスロット内の側面にはまり込むことで組み付けられる。電源リード線45は、この電源リード配置部品42によって、固定子鉄心50の外周部に保持された状態で設けられる。
図1において、長方形の板状に形成されたセンサ基板20は、センサ基板20の長辺部に形成された導入面23と、センサ基板20の短辺部に形成された側面21と、導入面23と側面21との間の角部に形成された面取り部22と、ホールIC24等の電子部品(例えば位置検出回路)などの実装面25と、反実装面26とを有する。センサ基板20に設けられた一対の面取り部22は、センサ基板20の中心線28を挟んで対称な位置に配置され、かつ、この中心線28と面取り部22との成す角度が同一角度となるように形成されている。
基板固定部品10は、基板固定部品10の中央にて方形状に形成された基板取付け部11と、反結線側の絶縁部54に取付けられる足部18と、足部18に形成され取付けピン51が嵌め合わされる取付け穴13と、足部18の外側にて固定子鉄心50に対する軸方向を位置決めするための突起14と、足部16とを有する。基板固定部品10が取付け穴13を備えることによって、取付けピン51に取付け穴13が嵌め合わされたとき、回転方向の位置ずれが防止されると共に、センサ信号のずれが抑制されるため、品質の向上を図ることができる。また、足部18の外側に設けられた突起14の端部15が、固定子鉄心50の外周部に設けられた突起62の端面62aに設置されることで、基板固定部品10の軸方向の位置決めがなされる。このことにより、基板固定部品10の軸方向の位置ずれが抑制され、品質の向上を図ることができる。
足部16は、センサ基板20のスライド方向における長さが軸方向における長さよりも長い方形状に形成され、基板取付け部11の短辺部にて軸方向押え17の近傍に設けられ、固定子をモールド成形する際に軸中心側の内周面63(図3)から延びる金型心金部に設置されるように固定子鉄心50側に向けて立設されている。この足部16が、基板固定部品10のモールド樹脂内における軸方向位置を保持することにより、固定子のモールド成形時における樹脂圧でセンサ基板20の軸方向における位置ずれを防止可能である。また、足部16は、軸方向における長さがセンサ基板20のスライド方向における長さより短く形成されているため、軸方向に対する十分な強度を確保することが可能である。その結果、固定子のモールド成形時におけるセンサ基板20の軸方向位置が所定の位置に規制され、品質の向上を図ることができる。
基板取付け部11は、センサ基板20の反実装面26と対向する位置に設けられた格子状の格子面11aと、センサ基板20の側面21と対向する位置に設けられた側面11bと、センサ基板20の面取り部22が当接する一対の面取り部当接面11cと、二対の軸方向押え17とを有している。面取り部当接面11cは、センサ基板20の中心線28と面取り部当接面11cとの成す角度が面取り部22と同じ角度となるように形成されている。
4つの軸方向押え17の内、基板固定部品10の軸中心側(固定子部53の中心側)の端面近傍に設けられた2つの軸方向押え17は、基板取付け部11に導入されたセンサ基板20の実装面25を保持するように、基板固定部品10に設けられた足部16の基部付近から各々対向する方向(格子面11aの中心側)に延びる方形平板状に形成されている。また、4つの軸方向押え17の内、センサ基板20の導入面23と対向する側に設けられた2つの軸方向押え17は、基板取付け部11に導入されたセンサ基板20の実装面25を保持するように、格子面11aの周囲付近からセンサ基板20の方向に延びる方形平板状に形成されている。基板取付け部11に導入されたセンサ基板20の実装面25は、軸方向押え17の格子面11a側の面で保持されるため、センサ基板20の軸方向における位置ずれを防止可能である。
なお、軸方向押え17によって、固定子のモールド成形時にセンサ基板20が軸方向にずれ落ちることが防止されると共に、センサ基板20をスライドさせて取付けることができる。従って、軸方向押え17には、上記特許文献2で採用される構造(固定爪の弾性変形を利用してセンサ基板を基板固定部品に組み付ける構造)のような弾性変形が不要となり、軸方向押え17は十分な強度を確保することが可能となり、品質の向上が図れる。
センサ基板20の基板固定部品10への組み込み方向を説明する。基板固定部品10が固定子部53に設置されたとき、センサ基板20は、反実装面26が基板固定部品10と対向し、かつ、側面21が基板取付け部11の側面11bに沿うように、導入面23から基板固定部品10に向けて導入される。そして、センサ基板20は、センサ基板20の面取り部22が基板取付け部11の面取り部当接面11cに接するまで導入される。図2には、センサ基板20が基板固定部品10に導入された後の状態が示されている。センサ基板20が基板固定部品10に導入されたとき、センサ基板20は、軸方向押え17によって保持され、センサ基板20の軸方向の位置が規制される。
その後、センサリード線33の端末に組付けられたボードイン形コネクタ30の端子32が、センサ基板20の接合部27に導入される。そして、センサ基板20の実装面25に表出する端子32が半田付けされてセンサ基板20と接合される。センサ基板20とボードイン形コネクタ30とが接合されたとき、格子面11aとボードイン形コネクタ30のハウジング31との間には隙間が形成されるため、センサ基板20は、この隙間分だけ移動するものの、この接合によってセンサ基板20が基板固定部品10から落下することは無い。
さらに、ボードイン形コネクタ30の端子32がセンサ基板20の接合部27と結合された後、センサ基板20の面取り部22が基板固定部品10の面取り部当接面11cに当接した状態で接着剤が塗布される。これは、センサ基板20の半径方向の移動を規制すると共に、センサ基板20を所定の位置に組付けるためであり、このことによりセンサ基板20が基板固定部品10に固着される。また、センサ基板20の面取り部22と基板固定部品10の面取り部当接面11cとを当接させて位置決めすることによって、センサ基板20の中心が基板固定部品10の中心に調心され、センサ基板20が基板固定部品10に対して精度良く位置決め固定され、センサ基板20の位置精度が向上する。
なお、センサ基板20の面取り部22と基板固定部品10の面取り部当接面11cとを当接させて位置決めする方法は、センサ基板20を固定する基板固定部品10を用いた電動機であれば、本実施の形態のモールド電動機100の固定子以外のものにも適用可能である。また、本実施の形態では、面取り部22を有するセンサ基板20が用いられているが、センサ基板20と基板固定部品10との嵌め合い精度を向上させることにより、面取り部22を有しないセンサ基板20も使用可能である。
図3において、電源リード配置部品42は、固定子鉄心50の外周に沿った弓なり状に形成され、電源リード線45をまとめる部分と、各相の各端子へ分岐したリード線ハウジング43と、その先端に形成された接続用の部分とを備えている。電源リード線45の先端は、被覆が剥かれ芯線とし、被覆部分は、電源リード配置部品42の各相に分岐したリード線ハウジング43の溝にはめ込まれ固定される。さらに、芯線はよじられ、リード線ハウジング43から、電源リード配置部品42のハウジング端面を始点にハウジング壁の先端に備わる巻付け用突起44に渡り絡められる。なお、芯線の渡りの幅は、端子52をスポット溶接する溶接機の電極の幅以上離れている。各相の電源リード線45は、リード線ハウジング43から本体に引き回され、さらに、口出し部60まで引き出され、電源リード固定具46にて挟み込まれて固定される。
電源リード配置部品42の固定子巻線への取付けは、電源リード線45の口出し部60に備わる2本の取付け足41が、反結線側の外周側絶縁部54の両脇の固定子鉄心50の端面を通り、固定子鉄心50のスロット内の側面に嵌り込むことで組み付けられる。電源リード配置部品42が固定子巻線に組付けられた際、電源リード線45の芯線は、固定子鉄心50の外径より内側の各相の端子52近傍に位置決めされるように組み付けられる。さらに、電源リード配置部品42の反結線側の絶縁部54の側面に対向するリード線ハウジング43は、丸形の蒲鉾形状で、巻線55の渡り線と接触しても傷がつかない特徴を持っている。
固定子巻線に電源リード配置部品42を組付け後、基板固定部品10に形成された取付け穴13が、反結線側の絶縁部54に設けられた取付けピン51(片側2個)が導入され、取付け足41に形成された突起部の設置面が固定子巻線外周に備える突起に設置される。そして、図4に示されるように、基板固定部品10より表出する4本の取付けピン51が溶着され、固定子巻線に組付けられる。その結果、基板固定部品10の回転方向における位置ずれを防止でき、センサ信号のずれが抑制され、品質の向上を図ることが可能である。
また、基板固定部品10が固定子巻線へ組付けられた際、反結線側の外周側絶縁部54の両脇の固定子鉄心50部分に組付けられた電源リード配置部品42の取付け足41を、電源リード固定具46が軸方向に押さえることで、電源リード配置部品42が固定子巻線から外れることなく組付けられる。その後、センサリード線33が口出し部60まで引き回され、センサリード固定具40によってセンサリード線33が口出し部60にて挟み込まれて固定される。その際、電源リード配置部品42が軸方向にも位置決めされることで、生産性が向上し、それに伴ってコスト低減を図ることが可能である。
最後に、電源リード線45の芯線と固定子巻線に形成された端子52とがスポット溶接で接合され固定子となるが、前述の通りに電源リード固定具46が固定子巻線に組付けられるため、電源リード線45の芯線も端子に対して位置決めされ、端子52の溶接に対しても生産性の向上とそれに伴う品質の向上を図ることが可能である。
さらに、図5に示されるように、固定子が熱硬化性樹脂でモールド成形されることによりモールド固定子80となるが、基板固定部品10のセンサ基板20が配置されていない側に金型押さえピンが設けられているため、モールド成形する際にモールド金型が基板固定部品10の金型押えピンを保持することでセンサ基板20の位置ずれが防止され、センサ信号のずれを抑制可能なことから、品質の向上を図ることが可能である。
また、本実施の形態では電源リード線45とセンサリード線33とが口出し部60で二手に分けられているが、センサ基板20の保持方法が同一であれば、その点に関係なく本実施の形態を適用可能である。また、モールド固定子80と回転子82とその他の部品とをブラケット81で組付けることでモールド電動機100が得られるが、本実施の形態によれば、生産性が良く、それに伴う品質の良い、かつ、コスト低減を図ることが可能なモールド電動機100を得ることが可能である。
図6には、本発明の実施の形態にかかるモールド電動機100を内蔵した空気調和機が示され、空気調和機は、室内機200と、室内機200に接続される室外機300とを備える。室内機200および室外機300には、送風機の駆動源としてモールド電動機100が設けられている。このように低コストで品質の良いモールド電動機100を空気調和機の主要部品である送風機用電動機として用いることで、空気調和機の品質向上を図ることが可能である。
なお、本実施の形態では、足部16が、センサ基板20のスライド方向における長さが軸方向における長さよりも長くなるように形成されているが、このような形状に限定されるものではなく、金型心金部に設置されたとき基板固定部品10の軸方向位置を規制することができるような形状であればよい。また、本実施の形態では、4つの軸方向押え17が用いられているが、軸方向押え17の形状や数量はこれらに限定されるものではなく、センサ基板20を固定子鉄心50の軸中心から外周側へ導入でき、かつ、センサ基板20の軸方向位置を規制することができるようなガイド構造であればよい。また、本実施の形態では、方形状のセンサ基板20が用いられているが、センサ基板20の形状は方形状に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の実施の形態にかかる電動機の固定子は、固定子鉄心50に絶縁部54を介して巻線55を施した固定子部53と、位置検出機能を有するセンサが実装された基板(センサ基板20)と、固定子部53の反結線側にて絶縁部54に固定されセンサ基板20を固定する基板固定部品10とを備えた電動機の固定子であって、基板固定部品10は、固定子部53と対向する側に形成され、センサ基板20を固定子鉄心50の軸中心から外周側へ導入するガイド構造の基板取付け部11と、基板取付け部11の外縁部に設けられ、固定子部53の軸方向に対するセンサ基板20の位置を規制するようにセンサ基板20の平面部(実装面25)に当接する軸方向押え17と、を備えるようにしたので、弾性変形を利用して基板固定部品10にセンサ基板20を組み付けるような構造が不要である。従って、センサ基板20をスライドさせて取付けることができると共に、軸方向押え17の強度を確保することができるため、固定子のモールド成形時におけるセンサ基板20が軸方向にずれ落ちることが防止される。その結果、センサ基板20の組み付けが容易化され、固定子の品質向上とコスト低減を両立可能である。
また、本発明の実施の形態にかかる基板取付け部11に取り付けられたセンサ基板20には、基板固定部品10の反固定子部側からセンサリード線33が接続されるようにしたので、基板取付け部11の格子面11aとボードイン形コネクタ30のハウジング31との間には隙間が生じている場合でもセンサ基板20が基板固定部品10に落下することが防止される。
また、本発明の実施の形態にかかる基板固定部品10は、固定子部53と対向する側にて固定子部53の内周面63よりも軸中心側に配置され、固定子鉄心50側に向けて立設される足部16を備えるようにしたので、固定子のモールド成形時に軸中心側の内周面63から延びる金型心金部に足部16の先端が当接し、基板固定部品10の軸方向位置が規制される。従って、固定子のモールド成形時における樹脂圧によるセンサ基板20の軸方向における位置ずれを防止可能である。
また、本発明の実施の形態にかかる足部16は、センサ基板20の導入方向における長さが軸方向における長さよりも長い方形状に形成されているので、軸方向に対する十分な強度を確保することが可能である。
また、本発明の実施の形態にかかる軸方向押え17は、足部16の基部付近から各々対向する方向に延設され基板取付け部11に導入されたセンサ基板20の側面21側を保持する一対の支持材(基板固定部品10の軸中心側に設けられた軸方向押え17)と、センサ基板20の導入面23と対向する位置に設けられ基板取付け部11に導入されたセンサ基板20の導入面23側を保持する一対の支持材(センサ基板20の導入面23と対向する側に設けられた軸方向押え17)とを備えるようにしたので、センサ基板20の軸方向における位置ずれを防止可能である。
なお、本発明の実施の形態にかかる電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、電動機の固定子、モールド電動機、および空気調和機に適用可能であり、特に、更なる品質の向上を図ることが可能な発明として有用である。
10 基板固定部品
11 基板取付け部
11a 格子面
11b 側面
11c 面取り部当接面
13 取付け穴
14 突起
15 端面
16 足部
17 軸方向押え
18 足部
19 金型押えピン
20 センサ基板(基板)
21 側面
22 面取り部
23 導入面
24 ホールIC
25 実装面
26 反実装面
27 接合部
30 ボードイン形コネクタ
31 ハウジング
32 端子
33 センサリード線(センサリード)
40 センサリード固定具
41 取付け足
42 電源リード配置部品
43 リード線ハウジング
44 巻付け用突起
45 電源リード線
46 電源リード固定具
50 固定子鉄心
51 取付けピン
52 端子
53 固定子部
60 口出し部
62 突起
62a 端面
63 内周面
80 モールド固定子
81 ブラケット
82 回転子
100 モールド電動機
200 室内機
300 室外機

Claims (6)

  1. 固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施した固定子部と、位置検出機能を有するセンサが実装された基板と、前記固定子部の反結線側にて前記絶縁部に固定され前記基板を固定する基板固定部品とを備えた電動機の固定子であって、
    前記基板固定部品は、
    前記固定子部と対向する側に形成され、前記基板を前記固定子鉄心の軸中心から外周側へ導入するガイド構造の基板取付け部と、
    前記基板取付け部の外縁部に設けられ、前記固定子部の軸方向に対する前記基板の位置を規制するように前記基板の平面部に当接する軸方向押えと、
    前記固定子部と対向する側にて前記固定子部の内周面よりも軸中心側に配置され、前記固定子鉄心側に向けて立設される足部と、
    を備えたことを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記基板取付け部に取り付けられた前記基板には、前記基板固定部品の反固定子部側からセンサリードが接続されることを特徴とする請求項1に記載の電動機の固定子。
  3. 前記足部は、前記基板の導入方向における長さが前記軸方向における長さよりも長い方形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機の固定子。
  4. 前記軸方向押えは、
    前記足部の基部付近から各々対向する方向に延設され、前記基板取付け部に導入された前記基板の側面側を保持する一対の支持材と、
    前記基板の導入面と対向する位置に設けられ、前記基板取付け部に導入された前記基板の導入面側を保持する一対の支持材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜の何れか1つに記載の電動機の固定子。
  5. 請求項1〜の何れか1つに記載の電動機の固定子を用いたことを特徴とするモールド電動機。
  6. 請求項に記載のモールド電動機を送風機に搭載したことを特徴とする空気調和機。
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