JP6017059B2 - モールド固定子、モールド電動機および空気調和機 - Google Patents

モールド固定子、モールド電動機および空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、モールド固定子、モールド電動機および空気調和機に関する。
従来より、空気調和機の室内機用ファンモータや室外機用ファンモータには、モールド電動機が採用されている。このモールド電動機は、固定子がモールド樹脂によりモールド成形されて外郭が形成され、その外郭の内周側に回転子が自在に配置されている。モールド電動機には、固定子や配線基板からのリード線を外部に引出すための配線口出し部品が取付けられている。そして、この配線口出し部品は、固定子や配線部品とともにモールド樹脂により一体成形されている。
モールド成形においては、金型に流入するモールド樹脂から受ける圧力によって基板や各種部品の取付け位置がずれるのを防止することが課題の一つとなっている。また、空気調和機の室外機用ファンモータなど、高い防水性が要求される用途のモールド電動機においては、防水性を高める構造の実現が課題とされている。
このような課題に対し、特許文献1に記載された発明においては、固定子のモールド成形後に、水分が基板に到達する恐れの少ない電動機の固定子を提供するため、電子部品が実装される基板が組付けられる電動機の固定子のモールド成形工程において、基板に合成樹脂製の押え部品を装着し、この押え部品を介して、金型のピンで基板を押えるような構造を採用している。
また、特許文献2に記載された発明においては、固定子のモールド成形後に、水分が基板に到達する恐れの少ない電動機の固定子を提供するため、電子部品が実装される基板が組付けられる電動機の固定子において、基板を組付け、固定子に電力を供給する電源リード線、基板へ電力を供給し、回転子の位置情報をユニット基板へ供給するセンサリード線を引き回すリード線配線部品を備えている。
特開2001−025220号公報 特開2010−273525号公報
しかしながら、特許文献1に示される従来のモールド電動機においては、基板が存在する空間での位置決めしかできず、固定子に対して基板が小さい場合、押さえの箇所が確保できないという問題があった。
また、特許文献2に示されるモールド電動機においては、配線口出し部がリード線配線部品と一体的に形成され、さらに固定子鉄心の外周側に設置されている。そのため、配線口出し部とリード線配線部品との間には連結部が形成され、この連結部とモールド材との界面が水の浸入経路となるという問題があった。また、配線口出し部とリード線配線部品を分離した際に、モールド成形時の配線口出し部の位置決めが不安定となる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、更なる品質の向上を図ることができるモールド固定子、モールド電動機および空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、回転子の位置検出回路が実装された基板とを含み、モールド樹脂に外郭が形成されたモールド固定子であって、前記固定子の軸方向の一端に取付けられ、電源リード線を前記固定子の巻線まで配線するとともに、センサリード線を前記位置検出回路まで配線する、ドーナツ形状のリード線配線部品と、前記リード線配線部品に設けられ、モールド固定子をモールド成形する際に前記固定子とモールド金型の位置決めを行うための位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記リード線配線部品の内径よりも中心側に設けられ、前記位置決め部を前記リード線配線部品に連結する連結部は、モールド固定子をモールド成形する際のモールド樹脂による圧力を低減するための成形圧低減部を備える。
本発明にかかるモールド固定子によれば、モールド金型に固定子が回転方向にずれてセットされてしまい口出し部品との角度がずれるのを防止し、センサリード線が引っ張られて基板のはんだ部に負荷がかかるのを抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電動機の固定子組立を基板側から見た斜視図である。 図2は、リード線配線部品の斜視図である。 図3は、図2に示されるリード線配線部品を反対面から見た斜視図である。 図4は、リード線端末保持部の拡大図である。 図5は、口出し部品およびその周辺の拡大図である。 図6は、基板保持部およびその周辺の拡大図である。 図7は、基板保持部およびその周辺の拡大図である。 図8は、センサ基板の斜視図である。 図9は、電源リード線が引回された状態のリード線配線部品の斜視図である。 図10は、電源リード線保持部品の斜視図である。 図11は、センサリード線保持部品の斜視図である。 図12は、固定子組立とモールド金型との位置決め方法を示す図である。 図13は、位置決めがなされた固定子組立とモールド金型の関係を示す断面図である。 図14は、モールド固定子の斜視図である。 図15は、モールド電動機の斜視図である。 図16は、モールド電動機の側面図である。 図17は、モールド電動機の製造工程を示す図である。 図18は、モールド電動機を内蔵した空気調和機の構成図である。
以下に、本発明にかかるモールド固定子、モールド電動機および空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る電動機の固定子組立を基板側から見た斜視図である。図2は図1に示されるリード線配線部品の斜視図である。図3は図2に示されるリード線配線部品を裏面(反対面)から見た斜視図である。図4は図2に示されるリード線配線部品が備えているリード線端末保持部の拡大図である。図5は図2に示されるリード線配線部品が備えている口出し部品およびその周辺の拡大図である。図6は図2に示されるリード線配線部品が備えている基板保持部およびその周辺の拡大図である。図7は図6とは異なる方向から見た場合の基板保持部およびその周辺の拡大図である。図8はセンサ基板の斜視図である。図9は電源リード線が引回された状態のリード線配線部品の斜視図である。図10は電源リード線保持部品の斜視図である。図11はセンサリード線保持部品の斜視図である。図12は固定子組立とモールド金型との位置決め方法を示す図である。図13は位置決めがなされた固定子組立とモールド金型の関係を示す断面図である。図14はモールド固定子の斜視図である。図15はモールド電動機の斜視図である。図16はモールド電動機の側面図である。図17はモールド電動機の製造工程を示す図である。図18はモールド電動機を内蔵した空気調和機の構成図である。
図1に示した固定子組立30は、環状の固定子10と、固定子10の軸方向の一端にて固定子10に組付けられたリード線配線部品1と、リード線配線部品1に組付けられる基板11と、リード線配線組立40とを備える。
固定子10は、電磁鋼板が帯状に打ち抜かれ、かしめ、溶接、および接着等で回転子(図示せず)のシャフト72(図15参照)の軸方向に積層して成る固定子鉄心82と、絶縁部83と、絶縁部83にマグネットワイヤが巻回されて成る巻線84とを有して構成されている。
絶縁部83は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を固定子鉄心82と一体に成形され、または成形後に固定子10に組付けることで形成される。絶縁部83には、基板11側に突出した複数のピン81と、外部からの電源が供給される複数の端子12とが設けられている。
マグネットワイヤの端末の一方は、端子12のフック部85に引回され、ヒュージングあるいは半田等で接合される。他方は、全相の端末がまとめられて中性点を形成する。
なお、以下の説明では、固定子鉄心82の軸方向の端面外側、すなわち端子12を備える側を結線側と称し、その反対側を反結線側と称する。
絶縁部83を構成する絶縁外壁83aは、巻線84が固定子鉄心82の外周側に倒れるのを防止し、絶縁外壁83aの結線側の軸方向端部には、リード線配線部品1を固定子10に取付けるための複数のピン81が設けられている。
絶縁部83を構成する絶縁内壁83bは、巻線84が固定子鉄心82の内周側に倒れるのを防止し、絶縁内壁83bの反結線側の軸方向端部には、固定子組立30をモールド成形する際、金型芯金部に対して軸方向に当て止めされる突起(図示せず)が設けられている。
なお、絶縁外壁83aの軸方向端部は、その高さが巻線84の軸方向における最大高さよりも若干高くなるように形成されている。また、巻線84は、その軸方向における高さが、絶縁外壁83aから絶縁内壁83bに向かうにつれて低くなるように形成されている。この構成において、絶縁内壁83bの反結線側の突起(図示せず)の高さを、絶縁外壁83aの軸方向端部の高さと同じにした場合、巻線84までの距離を十分に確保することができる。そのため、固定子10の反結線側を下にした状態で金型芯金部に固定子10を設置したとき、金型芯金部に巻線84が当たることなく固定子10を安定して置くことができる。その結果、生産性が向上すると共に品質も向上する。
リード線配線組立40は、巻線84に電源を供給する電源リード線8と、センサリード線7と、センサリード線7の端末に接続されたボードインコネクタ80とを有して構成されている。ボードインコネクタ80は、センサリード線7の端末のうち、固定子10がモールド成形された際にモールド内部となる側の端末に接続される。
基板11には、回転子の位置検出回路として、ホールIC34等の電子部品が実装されている(図8参照)。ボードインコネクタ80は、基板11の反固定子側面に設置され、ボードインコネクタ80に設けられた端子(図示せず)が基板11に形成された端子挿入孔(図示せず)を介して基板11の固定子側面に表出する。端子挿入孔は、基板11上の配線パターンと結ばれているため、ボードインコネクタ80に設けられた端子が端子挿入孔に半田接合されることにより、センサリード線7は、基板11上の電子部品と電気的に接合される。
これらのセンサリード線7および電源リード線8は、リード線配線部品1を用いて配線される。また、センサリード線7および電源リード線8は、電源リード線保持部品4(図10参照)、センサリード線保持部品5(図11参照)および口出し部品6(図5参照)からなるリード線口出し部2(図1参照)により、リード配線部品1との位置関係が維持される。
次に、リード線配線部品1を説明する。リード線配線部品1は、PBT等の熱可塑性樹脂を使用して略ドーナツ型に成形されている(図2参照)。図2に示したように、リード線配線部品1の外周には、固定子10への取付け足13が複数個設けられている。各取付け足13は、固定子10の絶縁部83が備えているリード線配線部品取付け用のピン81を挿入するための穴13aを有する。固定子10にリード線配線部品1を組付ける際には、取付け足13が固定子10の絶縁部83の配線部品の設置面に当接して軸方向の位置決めがなされる。このとき、絶縁部83のピン81が取付け足13の穴13aに挿入されてリード線配線部品1の回転方向の位置決めがなされる。位置決めが完了した状態、すなわち絶縁部83のピン81が取付け足13の穴13aに挿入された状態において、ピン81を例えば超音波溶着することにより、リード線配線部品1と固定子10が固定される。
また、リード線配線部品1は、固定子10に取付けられた後に実施するモールド成形時の位置決めに使用する位置決め部18を備える(図2,図3参照)。位置決め部18は、リード線配線部品1が固定子10に取付けられ、固定子組立30とされた状態において固定子10の内径より内側に位置し、かつモールド金型90(図12参照)の径方向の位置決めを行うセンターシャフトから突出する突起91に対応する所定の位置に設けられている。位置決め部18は挿入穴18aを有し、この挿入穴18aにモールド金型90の径方向の位置決めを行うセンターシャフトから突出した突起91を挿入することで固定子組立30の回転方向の位置決めがなされる。このとき、モールド金型90に固定される口出し部品6と固定子組立30のリード線(センサリード線7および電源リード線8)が略同一直線上に位置決めされる。略同一直線上に位置決めされることで、モールド金型90に固定子10が回転方向にずれてセットされ、口出し部品6との角度がずれるのを防止するとともに、センサリード線7が引っ張られて基板11のはんだ部に負荷がかかるのを抑制することができる。位置決め部18は、さらに、モールド成形時の樹脂圧により固定子10に回転方向の力が加わった際には回転止めの役割を果たす。
なお、位置決め部18はリード線配線部品1のドーナツ状の本体1aに設けてもよいし、図2や図3に示すように本体1aから連結させて設けてもよい。本体1aから連結させて設ける場合には、リード線配線部品1の本体1aから位置決め部18までの構成、すなわち、位置決め部18を本体1aに連結する連結部38を薄肉連結形状とすることで、モールド固定子をモールド成形する際の樹脂圧である成形圧によって位置決め部18が変形し、位置決め部18がモールド内径部側に表出してしまうのを抑制することができ、品質の向上が図れる。
ここで、薄肉連結形状とは、リード線配線部品1が固定子10に取り付けられた状態で固定子10の軸方向から見たときの連結部38の面積が小さくなるようにした形状のことである。図2に示したように、リード線配線部品1において、位置決め部18を連結する連結部38が穴38aおよび38bを有し、連結部38の軸方向の面積、すなわち固定子10の軸方向に対して垂直な面の面積を狭小化することにより薄肉連結形状を実現している。リード線配線部品1の本体1aと位置決め部18を連結する連結部38が穴38aおよび38bを有することにより、モールド固定子をモールド成形する際に連結部38および位置決め部18にかかる軸方向の成形圧を逃すことができる。連結部38において、穴38aおよび38bは、モールド固定子をモールド成形する際のモールド樹脂による圧力を低減するための成形圧低減部を構成している。図2に示した例では連結部38が穴38aおよび38bを有する例を示しているが、穴の数は図示したものに限定されない。連結部38が1つまたは3つ以上の穴を有する構成としても構わない。各穴の形状についても図示したものに限定されない。連結部38が有する穴の数、各穴の形状、各穴の位置は、例えば、位置決め部18および連結部38の軸方向の厚みに基づき、モールド固定子をモールド成形する際に軸方向から位置決め部18および連結部38に対してかかる成形圧が所望の値となるように決定される。
また、リード線配線部品1の位置決め部18は、反結線側(固定子側)に、モールド成形時にモールド金型90のセンターシャフト軸方向端面に当接する所定の高さの突起18bを備える(図3,図13参照)。突起18bを備えることで、モールド成形時に突起18bがセンターシャフトの軸方向端面と当接し、軸方向の位置決めがなされる。これにより、成形中の樹脂圧によって位置決め部18が変形し、モールド内径部側に表出するのを抑制することができ、品質の向上が図れる。
図2に示した構成、すなわち、リード線配線部品1が位置決め部18を固定子内径側に備えた構成の場合、モールド金型90から突出した突起91に対して固定子組立30を挿入または当接させることができるので、目視しながらの挿入や、自動設備を用いた際は位置決めなどが容易となり、作業性が向上し、加工費の低減が図れる。
また、リード線配線部品1の位置決め部18は、後述する基板保持部15と対向する位置に備えられている。本実施の形態の固定子組立30を備えて構成されているモールド電動機を、例えば、空気調和機の室外機ユニットに対して軸水平に設置する場合、モールド電動機への浸水対策のために下側に口出し部品6が来るように取付ける。その場合、室外機ユニットの上側に位置決め部18が配置されるので、モールド電動機内部に水分が浸入した際に、モールド成形時にモールド金型90のセンターシャフトに当接していた面からの浸水を抑制することができ、品質の向上が図れる。
また、リード線配線部品1は、固定子10の径外側に配置されるリード線口出し部2(図1参照)に近接する取付け足13からリード線口出し部2に向かって所定の高さ、所定の幅の壁部16を備える。壁部16は、リード線配線部品1が固定子10に組付けられると、固定子の径方向(固定子10の中心軸に向かう方向)に対して垂直となる平面を径外側に有している。壁部16を備えることで固定子10とリード線配線部品1を固定する超音波溶着作業の際に、溶けた絶縁部83のピン81が固定子10の径外方向へ流出するのを防止できる。その結果、溶けた絶縁部83のピン81がモールド固定子の外部に表出するのを抑制することができ、品質の向上が図れる。また、固定子10のモールド成形の際にリード線口出し部2周辺の樹脂の流れが整えられ、リード線口出し部2への樹脂圧をさらに増加させることができ、品質の向上が図れる。さらに、壁部16はリード線組立の際に治具の位置決めにも使用することができ、リード線組立の作業性向上が図れる。
なお、リード線口出し部2を構成している口出し部品6は、図5に示すように、円周方向末端から、リード線配線部品1へ向かって円周方向に所定の長さ延びる突起17を備える。突起17は、リード線配線部品1が固定子10に組付けられると、固定子の径方向(固定子10の中心軸に向かう方向)に対して垂直となる平面を径外側に有している。この突起17を備えることにより、口出し部品6の径方向の投影面積が増加し、モールド成形の際に口出し部品6にかかる径方向の成形圧力も増加する。成形圧力が増加することにより、配線部品が従来よりも強い力で径方向に押し付けられ、その結果、モールド金型に当接して径方向の位置決めを行うことができる。
電源リード線8の配線に関して説明する。電源リード線8は、リード線口出し部2を経由し、リード線配線部品1に沿って固定子10の端子12まで引回される。すなわち、電源リード線8を構成している3相の電源リード線が、概略120°に配置された固定子10の端子12まで、それぞれ引回される。3相の電源リード線は、被覆が剥かれた端末をリード線端末保持部14の壁に当接して位置決めし、固定子10にリード線配線部品1が組付けられた際に、リード線配線部品1の固定子10側の面(リード線配線面21)および内周に備えた壁(壁22)に沿って、引回される(図3参照)。なお、壁22には、電源リード線8の位置ずれ防止用の突起22aが複数設けられている。また、電源リード線8は、口出し部品6近傍に設けられているリード線折り返しピン27で口出し部品6方向に曲げられて引回され、口出し部品6近傍に設けられている電源リード線保持突起(図示せず)に嵌めこみ保持される。なお、リード線折り返しピン27は、リード線の位置ずれを防止する役割をもった突起である。
3つのリード線折り返しピン27のうち、両端の2つのリード線折り返しピン27は、真中のピンよりも所定の高さだけ高く形成されている。これにより、電源リード線がリード線口出し部付近で軸方向に位置ずれするのを防止し、品質の向上が図れる。
3本の電源リード線8は、口出し部品6とその下段に備える電源リード線保持部品4とにより形成される電源リード線保持部を経由して、それぞれ異なるリード線端末保持部14へ引回される。口出し部品6より最も離れたリード線端末保持部14(第1のリード線端末保持部)に引回す電源リード線8は、口出し部品6が備えている中央の溝(図3参照)に引回され、さらに、第1のリード線端末保持部に引回される。口出し部品6の両側のリード線端末保持部14(第2のリード線端末保持部)に配線される電源リード線8は、口出し部品6が備えている外側の溝(図3参照)にそれぞれ引回され、さらに、第2のリード線端末保持部に引回される。ここで、第2のリード線端末保持部に配線される2本の電源リード線8のどちらか一方は、第1のリード線端末保持部に配線される電源リード線8の外側を引回される(図9参照)。図9は、電源リード線8が引回された状態のリード線配線部品1(固定子側)を示す図である。
被覆を剥かれた電源リード線8の芯線は、それぞれのリード線端末保持部14より所定の距離離れた芯線保持部24に、固定子10にリード線配線部品1が組付けられた際に固定子10の端子12と芯線とが近接するように保持される(図4参照)。
また、端子12と芯線とを挟み込む電極の空間確保のために、電極逃がし用の凹部23をリード線配線部品1に設けている。端子12と芯線とを挟み込む電極の空間は、固定子10にリード線配線部品1が組付けられた後に行われる、芯線と端子12をスポット溶接する作業のために必要となる。なお、凹部23を設けたことにより、電源リード線8は、リード線配線部品1のリード線配線面21(図3参照)よりもさらに固定子10側に引回される。また、位置ずれ防止突起25が電極逃がし用の凹部23の近くに設けられている。この位置ずれ防止突起25により、電源リード線8の軸方向の位置決めがなされる。
また、図2に示すように、リード線配線部品1は、反固定子側の面に略台形状の台座19を複数個備える。これらの台座19の反固定子側端面がモールド成形時に金型に当接することにより、固定子組立30の軸方向の位置決めが可能となる。また、台座19を略台形状としたことにより、台座19がモールド固定子の外部に表出される面積を少なくするとともに、台座19の座屈強度を高めることができる。
また、リード線配線部品1の固定子10の内周側には、基板11を組付けるための爪部31および溝部32を含んだ基板保持部15が設けられている(図3、図6、図7など参照)。基板保持部15には、回転子の位置検出回路を実装した基板11(図8参照)が組付けられる。図8に示したように、基板11は、対角線上の角を面取りされた略長方形状で、一方の長辺にはリード線配線部品1を係り止めするための溝部35を備え、他方の長辺にはリード線配線部品1に組み付けた際に位置決めとなるよう一部が切欠かれた切欠き部36を備える。
また、リード線配線部品1の基板保持部15は、基板11の溝部35に係り止めされる爪部31と、基板11の組付け時に基板11の一部が切欠かれた長辺が嵌め込まれる溝部32とを備える。基板11の切欠き部36と、基板保持部15の溝部32の嵌めあいによって、モールド成形時の成形圧によるリード線配線部品1と基板11が移動や変形するのを抑制できるようになり、モールド電動機の品質向上を図ることができる。また、リード線配線部品1の基板保持部15が備える溝部32に基板11の一部が切欠かれた長辺を挿入しながら基板11をリード線配線部品1に組み付けることにより、基板11をリード線配線部品1に容易に組付けることができる。上記の構造により基板11に不用意に大きな位置決めを設ける必要がないので、基板11の面積を縮小することができ、基板11の取り数が増加し、電動機の低コスト化を図ることができる。
なお、製造時には、基板11が組付けられた後、基板11とセンサリード線7のボードインコネクタ80を半田で接合する。センサリード線7は口出し部品6の電源リードが配線された面とは反対面に、口出し部品6に向って引回される。
基板11を組付ける爪部31は、図2や図5に示すように、複数の薄肉連結部28により、リード線配線部品1のドーナツ状の本体1aと接続されている。そのため、モールド成形時に基板11が受ける成形圧を分散させることができる。薄肉連結部28は、上述した連結部38と同様に、軸方向の面積を狭小化するための穴を有し、軸方向の成形圧を低減する構成となっている。
薄肉連結部28は、反固定子側に突出し形成された突起29を備え、モールド成形時に突起29がモールド金型90に当接することにより基板11の軸方向の位置決め及びズレ防止が可能となる(図2,図5参照)。
また、口出し部品6は、2種のリード線保持部品を保持するための係り止め部、すなわち、電源リード線保持部品4を保持するための係り止め部26aと、センサリード線保持部品5を保持するための係り止め部26bとを備えている。上記の突起17は係り止め部26bに接続されている。
図10に示す電源リード線保持部品4は、口出し部品6の係り止め部26aに掛けられる足41と、リブ42とを備え、足41の先端には、突起41aが設けられている。突起41aが係り止め部26aに当接することにより、電源リード線保持部品4の軸方向の位置決めがなされる。電源リード線保持部品4は、口出し部品6に電源リード線8が配線された後に、足41が口出し部品6の係り止め部26aに係り止められて組付けられる。電源リード線保持部品4が口出し部品6に係り止められたとき、リブ42が口出し部品6に当接することにより、電源リード線8がリード線口出し部2の外側に表出する開口の量を抑えることができる。また、足41の突起41aの反対側には切欠き部41bが設けられている。電源リード線保持部品4が口出し部品6に係り止められたとき、切欠き部41bは、口出し部品6を越えてセンサリード線保持部品5側へ達し、複数(5本)存在するセンサリード線7のうち、口出し部品6の外側に配線されている2本のセンサリード線7の円周方向の位置を保持するためのガイドとして作用する。
図11に示すセンサリード線保持部品5は、口出し部品6の係り止め部26bに掛けられる、L字型の足51を備える。センサリード線保持部品5は、口出し部6にセンサリード線7が配線された後に、口出し部品6の係り止め部26bに係り止められて組付けられる。
本実施の形態の固定子組立30では、センサリード線7および電源リード線8をリード線配線部品1のそれぞれの面で引回す。すなわち、センサリード線7は、リード線配線部品1の反固定子側(図2に示した側)の面で引回し、電源リード線8は、リード線配線部品1の固定子側(図3に示した側)の面で引回す。これにより、組立てが容易となり組立てにかかるコストの低減が図れるとともに、組立てが容易になることに伴い品質の向上が図れる。また、電源リード線8を固定子側の面に設けられた突起22aで保持して、軸方向の位置ずれを防止するので、品質の向上が図れる。
また、リード線配線部品1が、2種類の係り止め部26aおよび26bを有し、係り止め部26aが電源リード線8を保持し、係り止め部26bがセンサリード線7を保持する。そのため、各リード線をリード線配線部品1に強固に組み付けることが可能となり、信頼性の向上に伴う品質の向上が図れる。さらに、電源リード線保持部品4の足41(切欠き部41b)をセンサリード線7の保持にも使用することで、組立てが容易になるとともにコストの低減が図れる。また、組立てが容易になることに伴い品質の向上が図れる。
上記のような構成にてセンサリード線7および電源リード線8が配線されたリード線配線部品1を電動機の固定子10に組付け、リード線配線部品1の取付け足13より突出した、固定子10の絶縁部83のピン81を、熱溶着、超音波溶着、等を実施して固定すると、センサリード線7および電源リード線8が組付けられた固定子組立30が得られる(図1)。
また、図1に示した固定子組立30を、BMC(バルクモールディングコンパウンド)等の熱硬化性樹脂のモールド樹脂でモールド成形すると、図14に示したモールド固定子60が得られる。さらに、モールド固定子60の開口部62に回転子(図示せず)およびブラケット74を組み込むことにより、図15および図16に示したモールド電動機70が得られる。
モールド固定子60をモールド成形する際、固定子組立30のリード線口出し部2は、モールド成形の圧力により固定子10の中心から径外側に押し出される。そのため、リード線口出し部2は、固定子鉄心82に接触することなく、その位置が維持される。よって、モールド成形時に各リード線が接触した状態で固定されることがなく、各リード線が接触する部分に空隙が生じることもない。従って、リード線口出し部2とモールド樹脂との隙間や界面から浸入した水が、各リード線の空隙を伝わって基板11に到ることがない。その結果、モールド固定子60の品質の向上が図れる。
また、固定子10をモールド金型に設置した際、絶縁内壁83bの反結線側に形成された突起(図示せず)は、モールド金型に形成された設置部で支えられる。この設置部は、例えば、固定子鉄心82の内径寸法より若干大きい外径の段付き部や、金型芯金部の開口部設置面から固定子10側に突状に延びる複数の爪や、金型芯金部の近傍のブラケット設置面から固定子鉄心82の内径とは繋がらない状態で延びる複数の突起などである。
このように、固定子10がモールド金型の設置部で支えられるため、モールド成形時に固定子10の外周部を金型(規制部材)で支える必要が無い。従って、モールド固定子60の外郭には、固定子鉄心82とモールド樹脂との間の境界面が形成されることがない。
さらに、モールド金型90の突起91で固定子10を支える場合、モールド固定子60をモールド金型90に設置したときでも、絶縁内壁83bの反結線側に形成された突起(図示せず)が固定子鉄心82の内径側に表出することがなくなり、水の浸入に対する抑制効果をより高めることができる。
図15および図16において、モールド固定子60には、ブラケット74を用いて、回転子のシャフト72と防水キャップ71とEリング73とが組付けられる。防水キャップ71はシャフト72とブラケット74との間からの水の浸入を防ぐためのものである。このことにより、生産性が良く、これに伴い品質が良く、かつ、コスト低減を図ることが可能なモールド電動機70が得られる。
次に図17を用いてモールド電動機70の製造工程を説明する。
(1)ステップ1:固定子鉄心82を製造する。併せて、リード線配線組立40とリード線配線部品1とを製造する。
(2)ステップ2:固定子鉄心82に巻線84が施される。併せて、リード線配線部品1にリード線配線組立40の電源リード線8が配線される。このとき電源リード線8の芯線が芯線保持部24まで引回される。併せて、電源リード線保持部品4が製造される。
(3)ステップ3:リード線配線部品1に電源リード線保持部品4を組付ける。併せて、基板11を製造する。
(4)ステップ4:リード線配線部品1に基板11を組付ける。基板保持部15に組付けられた基板11には、ボードインコネクタ80の端子が半田付けされる。併せて、センサリード線保持部品5を製造する。
(5)ステップ5:リード線配線部品1にセンサリード線保持部品5を組付ける。
(6)ステップ6:固定子10にリード線配線部品1を組付け、リード線配線部品1の取付け足13から出るピン81を熱溶着し、固定子10の端子12と電源リード線8の芯線をスポット溶接する。
(7)ステップ7:固定子組立30をモールド成形してモールド固定子60を製造する。併せて、回転子、ブラケット74等の部品を製造する。
(8)ステップ8:モールド固定子60に回転子などを組付けてモールド電動機70を製造する。
図18には、本発明の実施の形態に係るモールド電動機70を内蔵した空気調和機100が示されている。空気調和機100は、室内機200と、室内機200に接続される室外機300とを備える。室内機200および室外機300には、送風機の駆動源としてモールド電動機70が設けられている。なお、モールド電動機70を室内機200および室外機300に設置する際には、モールド固定子60の外周側から径外側に延びる複数の取付け足61(図14参照)が使用される。このようにモールド電動機70を空気調和機100の主要部品である送風機用電動機として用いることで、送風機用電動機の固定子内部への水の浸入が抑制され、低コストで品質の良い空気調和機100を得ることができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係るモールド固定子60は、回転子の位置検出回路を構成する電子部品が実装された基板11と、固定子10の巻線84に電力を供給する電源リード線8と基板11に接続されるセンサリード線7とが配線されるリード線配線部品1と、リード線配線部品1の径内側に設けられ、モールド固定子60のモールド成形において、リード線配線部品1が取付けられた状態の固定子10である固定子組立30とモールド金型90の位置決めを行うための位置決め部18と、を備える。これにより、モールド金型90に固定される口出し部品6と固定子組立30のリード線が略同一直線上に位置決めされる。すなわち、モールド金型90に固定子が回転方向にずれてセットされ、口出し部品6との角度がずれるのを防止し、センサリード線7が引っ張られて基板11のはんだ部に負荷がかかるのを抑制することができる。また、モールド成形時の樹脂圧により固定子10に回転方向の力が加わった際には回転止めの役割を果たすことができる(モールド成形時の樹脂圧により固定子10が回転するのを防止できる)。
また、位置決め部18を固定子内径側に備えるようにしたので、固定側のモールド金型90から突出した突起91に対して固定子組立30を挿入または当接させることができる。そのため、目視しながらの挿入や、自動設備を用いた際の位置決めなどが容易となり、作業性が向上し、加工費の低減が図れる。
また、リード線配線部品1の位置決め部18は反結線側(固定子側)に、モールド成形時にモールド金型90の半径方向の位置決めを行うセンターシャフト軸方向端面に当接する高さの突起18bを備える。これにより、モールド成形時に軸方向の位置決めがなされ、成形中の樹脂圧によって位置決め部18が変形してモールド内径部側に表出してしまうのを抑制できる。
また、位置決め部18は基板保持部15と対向する位置に設けられている。そのため、モールド電動機を空気調和機の室外機ユニットに対して軸水平に設置する際に、浸水対策のために下側に配線口出し部品が来るように取付けられると、位置決め部18が上側に配置されることになる。その結果、モールド電動機内部に水分が浸入したとしても、モールド成形時にモールド金型のセンターシャフトに当接していた面からの浸水を抑制できる。
また、位置決め部18はリード線配線部品1の本体1aに対して薄肉連結形状で連結されているので、モールド成形時に樹脂圧によって位置決め部18が変形し、モールド内径部側に表出してしまうのを抑制できる。
また、位置決め部18は、リード線配線部品1の本体1aに対して、モールド固定子をモールド成形する際のモールド樹脂による軸方向の樹脂圧を低減するための成形圧低減部を備えた連結部38を介して連結されているので、モールド成形時に樹脂圧によって位置決め部18が変形し、モールド内径部側に表出してしまうのを抑制できる。
以上のように、本発明は、モールド固定子、モールド電動機および空気調和機として有用である。
1 リード線配線部品、1a 本体、2 リード線口出し部、4 電源リード線保持部品、5 センサリード線保持部品、6 口出し部品、7 センサリード線、8 電源リード線、10 固定子、11 基板、12 端子、13 取付け足、13a,38a,38b 穴、14 リード線端末保持部、15 基板保持部、16 壁部、17,18b,29,41a,91 突起、18 位置決め部、18a 挿入穴、19 台座、21 リード線配線面、22 壁、23 凹部、24 芯線保持部、25 位置ずれ防止突起、26a,26b 係り止め部、27 リード線折り返しピン、28 薄肉連結部、30 固定子組立、31 爪部、32,35 溝部、34 ホールIC、36 切欠き部、38 連結部、40 リード線配線組立、41,51 足、42 リブ、60 モールド固定子、70 モールド電動機、71 防水キャップ、72 シャフト、73 Eリング、74 ブラケット、80 ボードインコネクタ、81 ピン、82 固定子鉄心、83 絶縁部、83a 絶縁外壁、83b 絶縁内壁、84 巻線、85 フック部、90 モールド金型、100 空気調和機、200 室内機、300 室外機。

Claims (7)

  1. 固定子と、回転子の位置検出回路が実装された基板とを含み、モールド樹脂に外郭が形成されたモールド固定子であって、
    前記固定子の軸方向の一端に取付けられ、センサリード線を前記位置検出回路まで配線する、ドーナツ形状のリード線配線部品と、
    前記リード線配線部品の径外側に前記リード線配線部品と別体で設けられ、前記センサリード線を前記固定子の外部に口出しするリード線口出し部と、
    前記リード線配線部品に、前記リード線配線部品の内径よりも中心側に設けられ、前記固定子をモールド成形する際に前記固定子とモールド金型の位置決めを行う位置決め部と、
    記位置決め部を前記リード線配線部品に連結し、成形圧低減部を有する連結部と、
    を備えるモールド固定子。
  2. 前記成形圧低減部は、前記連結部および前記位置決め部にかかる前記固定子の軸方向の圧力を逃す穴を有する請求項1に記載のモールド固定子。
  3. 前記位置決め部は、モールド金型の端面に設けられている突起を挿入する穴を有する請求項1または2記載のモールド固定子。
  4. 前記位置決め部は、モールド成形時にモールド金型の端面に当接する高さの突起を備える請求項1、2または3に記載のモールド固定子。
  5. 前記位置決め部は、前記基板の取付け位置に対向する位置に設けられている請求項1から4のいずれか一つに記載のモールド固定子。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のモールド固定子を用いたモールド電動機。
  7. 請求項6に記載のモールド電動機を送風機用電動機として搭載した空気調和機。
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