JPS6122473Y2 - - Google Patents

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JPS6122473Y2
JPS6122473Y2 JP1080178U JP1080178U JPS6122473Y2 JP S6122473 Y2 JPS6122473 Y2 JP S6122473Y2 JP 1080178 U JP1080178 U JP 1080178U JP 1080178 U JP1080178 U JP 1080178U JP S6122473 Y2 JPS6122473 Y2 JP S6122473Y2
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JP
Japan
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stator
fitted
band
hole
bobbin
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JP1080178U
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JPS54115502U (ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プレス加工によつて成形した固定子
ポールの2個と、その励磁源となる2個のボビン
巻コイルと、外周が均等に多極着磁されたうえ回
転可能に軸支されたマグネツトロータとを備えて
なる小形同期電動機の構造に関するもので、特に
組立ての簡易化による量産性の向上を図つたもの
である。
プレス加工によつて成形した固定子ポールと、
その励磁源となるボビン巻コイルと、多極着磁さ
れたマグネツトロータとを組立てて構成される小
形電動機、例えば小形2相同期電動機において
は、従来、第5図に断面図を示すように、函体5
1の内周に対を成す固定子磁極53−1,53−
2と、これに挟持される形で配設した巻線54−
1,54−2とより成る固定子部組を同軸状に2
個並設し、前記函体51の開口端に取付板52を
嵌着し、両者の嵌合部位でカシメ固着する構成、
あるいは、第6図に断面図を示すように、2組の
固定子部組を形成する夫々1個の磁極53−2は
所定の相関配置で互いに背中合せに例えばスポツ
ト溶接等で固着され、夫々の磁極53−2は、巻
線54−1又は54−2を挟んで対を成す別の固
定子磁極53−1の内周面に圧入嵌着され、圧入
固着される一方の固定子磁極53−1に取付板5
2がスポツト溶接等で固着される構成、が採用さ
れていた。固定子の内周面に同軸状に配設される
回転子54は、第5図従来例では両側軸支、第6
図従来例では片側軸支となつているが、軸支の構
成は任意である。
しかしながら、このような従来構成では、固定
子側の構成がカシメやスポツト溶接、圧入固着
等、塑性変形や溶着を利用する構成となるため、
夫々の工程で特別な設備と固着のための作業が附
加されることが明らかであり、又、製品化の過程
や製品完成後の時点で解体を必要とする際には、
組立前の初期状態を再現することが困難で、部品
によつては再利用できないものも生じるなど、歩
留り低下を来す要因が多く、量産性が悪かつた。
本考案の目的は、組立て時のスポツト溶接やカ
シメ圧入等の工程を不要とし、個々の部品をビル
ドアツプ式に組立て、最後にバンドで固定して完
成品とすることのできる、量産性のよいバンド固
定式小形同期電動機を提供するにある。
本考案の特徴は、プレス加工によつて成形され
た固定子ポールの2個と、その励磁源となる2個
のボビン巻コイルと、外周部が多極着磁されて回
転可能に軸支されるマグネツトロータとを備えて
なる小形同期電動機において、2個の固定子ポー
ル5,5′〔符号は後述第1図、第2図参照〕が
一方に設けた穴部と他方に設けた押出し部により
相対的に半周だけ回転した位置で背合せに嵌合し
ており、ボビン巻コイル4,4′をそれぞれ組込
んだ固定子ケース3,3′と上記固定子ポール
5,5′とがそれぞれ位置決め用に設けた一方の
切欠部と他方の突出部とで嵌合しており、片持ち
構造の軸受1を固定したフランジ2と出力側固定
子ケース3とが位置決め用に設けた一方の穴部と
他方の押出し部とにより嵌合しており、中子8を
介してマグネツトロータ6を固定した回転子軸7
が出力とは反対側の固定子ケース3′の内径孔か
ら挿入されて前記軸受1で軸支されており、弾性
を持つ板材をコの字状に折曲げて作つたバンド1
1の両先端部をさらにコの字状に内側に曲げた最
先端の爪状折曲げ部が前記フランジ2にあけた穴
に係合されており、このバンド11の中央部が出
力とは反対側の固定子ケース3′の内径孔部の蓋
となると同時にネームプレートをも兼ねている構
造とするにある。
以下図面により本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例電動機の断面図、第
2図はその組立て順序を説明するための展開図、
第3図は第1図電動機の一部を切断展開して示し
た斜視図、第4図は固定子ポールの拡大斜視図で
ある。図面において、1は軸受、2はフランジ
(取付板)、3は出力側の固定子ケース、3′は出
力側とは反対側の固定子ケース、4及び4′はそ
れぞれボビン巻コイル、5及び5′はそれぞれ固
定子ポールである。また、6はマグネツトロー
タ、7は回転子軸、8は中子、9はスプリングワ
ツシヤ、10はリング状ワツシヤ、11はバンド
である。電動機組立ては次のように行なわれる。
軸受1をフランジ2のバーリング部に圧入固定
させ、フランジ2の2個所の円形押出し部に出力
側固定子ケース3の2個所の穴を嵌合させ、これ
にて軸受1の回転子軸(第1図の7)が入る貫通
孔部と出力側固定子ケース3のポール内径との同
芯度を出し、次にボビン巻コイル4を固定子ケー
ス3に組み込む。この時ボビン巻コイル4のリー
ド線は、固定子ケース3に予め設けてあるリード
線用切欠部より外部に出す。次に固定子ポール5
を固定子ケース3に組み込む。このとき、固定子
ケース3と固定子ポール5の角度位置決めは、固
定子ポール5の外径部に設けた2個所(これは3
個所でも差支えない)の押出し部を固定子ケース
3の2個所の切欠部に嵌合させることで行なう。
この押出し部または切欠部は、幅が違えてあり、
ある1個所での嵌合しかできないようにしてあ
る。
次に、2つの固定子ポール5と5′とを背合せ
で半周回転させた位置で、それぞれに設けた穴部
と押出し部を嵌合させることで位置決めして組立
てる。この場合、固定子ポール5には、第4図に
拡大して示すように、穴部と押出し部とが1つず
つ180度離れた位置に設けられている。
次に、フエライトマグネツト等よりなる、外周
に均等に多極着磁してあるマグネツトロータ6と
回転子軸7とを、樹脂または非磁性金属よりなる
中子8で固定したものを、第1図に示すように、
スプリングワツシヤ9とリング状ワツシヤ10を
介して、軸受1の貫通孔に挿入して組込む。
最後に、弾性のある板材で作成したバンド11
の最先端部の爪状折曲げ部をフランジ2の2個所
の切欠部の溝穴に押込むことでバンド11を掛け
る。バンド11の中央部には2個所の押出し部分
が作つてあり、この押出し部分を出力側とは反対
側の固定子ケース3′の内径孔にはめ込ませて、
バンド11で押し付けることでバンド11を固定
する。このドンド11は、固定子ケース3′の内
径孔部をふさぐ働きをするとともに、回転子軸7
の後側部の度当りもさせ、かつ、第2図11に示
すように、プレス刻印したネームプレートをも兼
ねさせる。
以上説明したように、本考案によれば、カシメ
やスポツト溶接、圧入固着等を用いないで、ビル
ドアツプ式の組立てだけで完成品とする構成であ
ることから、溶着、圧入等による部品相互間固定
での変形や歪に起因する精度の劣化を除くことが
できると共に量産性を大幅に向上させることがで
き、さらに、製品化の過程や製品完成後に解体を
必要とする際には組立前の初期状態を再現するこ
とが容易にできる構成であるので、部品の歩留り
を高めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例断面図、第2図はそ
の組立て順序説明用展開図、第3図は第1図の一
部を切断展開して示した斜視図、第4図は第1図
及び第2図中の固定子ポールの拡大斜視図、第5
図および第6図はそれぞれ従来技術の問題点を説
明するための断面図である。 符号の説明、1……軸受、2……フランジ、
3,3′……固定子ケース、4,4′……ボビン巻
コイル、5,5′……固定子ポール、6……マグ
ネツトロータ、7……回転子軸、8……中子、9
……スプリングワツシヤ、10……リング状ワツ
シヤ、11……バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス加工によつて成形された固定子ポールの
    2個と、その励磁源となる2個のボビン巻コイル
    と、外周部が多極着磁されて回転可能に軸支され
    るマグネツトロータとを備えてなる小形同期電動
    機において、2個の固定子ポール5,5′が一方
    に設けた穴部と他方に設けた押出し部により相対
    的に半周だけ回転した位置で背合せに嵌合してお
    り、ボビン巻コイル4,4′をそれぞれ組込んだ
    固定子ケース3,3′と上記固定子ポール5,
    5′とがそれぞれ位置決め用に設けた一方の切欠
    部と他方の突出部とで嵌合しており、片持ち構造
    の軸受1を固定したフランジ2と出力側固定子ケ
    ース3とが位置決め用に設けた一方の穴部と他方
    の押出し部とにより嵌合しており、中子8を介し
    てマグネツトロータ6を固定した回転子軸7が出
    力とは反対側の固定子ケース3′の内径孔から挿
    入されて前記軸受1で軸支されており、弾性を持
    つ板材をコの字状に折曲げて作つたバンド11の
    両先端部をさらにコの字状に内側に曲げた最先端
    の爪状折曲げ部が前記フランジ2にあけた穴に係
    合されており、このバンド11の中央部が出力と
    は反対側の固定子ケース3′の内径孔部の蓋とな
    ると同時にネームプレートとも兼ねていることを
    特徴とするバンド固定式小形同期電動機。
JP1080178U 1978-02-02 1978-02-02 Expired JPS6122473Y2 (ja)

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JPS54115502U JPS54115502U (ja) 1979-08-14
JPS6122473Y2 true JPS6122473Y2 (ja) 1986-07-05

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ID=28824053

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