JPH0614517A - ステッピングモータ - Google Patents
ステッピングモータInfo
- Publication number
- JPH0614517A JPH0614517A JP19130692A JP19130692A JPH0614517A JP H0614517 A JPH0614517 A JP H0614517A JP 19130692 A JP19130692 A JP 19130692A JP 19130692 A JP19130692 A JP 19130692A JP H0614517 A JPH0614517 A JP H0614517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- stepping motor
- pole plate
- magnetic pole
- pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PM型(permanent mag
net)のステッピングモータに関し、ステピングモー
タの組立工数及び組立時間の削減を図る。 【構成】 ステータ磁極板7のドーナツ状をした円板部
12の内周縁であって磁極片13、13、・・・が形成
されていない部分に切欠14、14、・・・を形成し、
ボビン6の両端のフランジ部10の内周縁に上記切欠に
嵌合するガイド片11、11、・・・を形成する。
net)のステッピングモータに関し、ステピングモー
タの組立工数及び組立時間の削減を図る。 【構成】 ステータ磁極板7のドーナツ状をした円板部
12の内周縁であって磁極片13、13、・・・が形成
されていない部分に切欠14、14、・・・を形成し、
ボビン6の両端のフランジ部10の内周縁に上記切欠に
嵌合するガイド片11、11、・・・を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なステッピングモー
タに関する。詳しくは、マグネット回転型のステッピン
グモータに関し、ステッピングモータの組立工数及び組
立時間の削減を図ることができる新規なステッピングモ
ータを提供しようとするものである。
タに関する。詳しくは、マグネット回転型のステッピン
グモータに関し、ステッピングモータの組立工数及び組
立時間の削減を図ることができる新規なステッピングモ
ータを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のステッピングモータに使用
されるコアの一例を示すものである。
されるコアの一例を示すものである。
【0003】aはコアであり、コアaは扁平な糸巻状の
ボビンbと該ボビンbを上下方向から挟むように位置し
た2枚のステータ磁極板c、cとボビンbに巻回された
コイルdとからなる。
ボビンbと該ボビンbを上下方向から挟むように位置し
た2枚のステータ磁極板c、cとボビンbに巻回された
コイルdとからなる。
【0004】ボビンbの上面及び下面にはそれぞれ2つ
の位置決め突起e、e、・・・が突設され、また、ステ
ータ磁極板c、cには上記位置決め突起e、e、・・・
が嵌挿される位置決め孔f、f、・・・が形成されてい
る。
の位置決め突起e、e、・・・が突設され、また、ステ
ータ磁極板c、cには上記位置決め突起e、e、・・・
が嵌挿される位置決め孔f、f、・・・が形成されてい
る。
【0005】また、ステータ磁極板c、cは上方から見
てドーナツ状を為し、その内周縁から下方又は上方に向
かって多数の磁極片g、g、・・・が突設され、該磁極
片g、g、・・・は周方向に等間隔に形成されている。
てドーナツ状を為し、その内周縁から下方又は上方に向
かって多数の磁極片g、g、・・・が突設され、該磁極
片g、g、・・・は周方向に等間隔に形成されている。
【0006】このようなステータ磁極板c、cはその磁
極片g、g、・・・がボビンbの中心孔に挿入された状
態でボビンbを上下から挟むように配置され、ステータ
磁極板c、cの位置決め孔f、fにボビンbの位置決め
突起e、eが嵌挿されてボビンbに対して位置決めされ
ている。
極片g、g、・・・がボビンbの中心孔に挿入された状
態でボビンbを上下から挟むように配置され、ステータ
磁極板c、cの位置決め孔f、fにボビンbの位置決め
突起e、eが嵌挿されてボビンbに対して位置決めされ
ている。
【0007】ボビンbに対して位置決めされた2枚のス
テータ磁極板c、cは、その上側のステータ磁極板cの
磁極片g、g、・・・と下側のステータ磁極板cの磁極
片g、g、・・・とが適宜間隔を空けて交互に周方向に
配列され、また、隣接する磁極片gとgとの間隔がすべ
てにおいて同じになるようになっている。
テータ磁極板c、cは、その上側のステータ磁極板cの
磁極片g、g、・・・と下側のステータ磁極板cの磁極
片g、g、・・・とが適宜間隔を空けて交互に周方向に
配列され、また、隣接する磁極片gとgとの間隔がすべ
てにおいて同じになるようになっている。
【0008】しかして、このようなコアaは図示しない
ケース体内に同軸上に上下2段に配置されて、コアa、
aの中心空間内に外周面が周方向にN極とS極とが交互
に着磁された図示しないマグネットが位置され、該マグ
ネットが回転軸を介してケース体の両端に回転自在に支
持される。
ケース体内に同軸上に上下2段に配置されて、コアa、
aの中心空間内に外周面が周方向にN極とS極とが交互
に着磁された図示しないマグネットが位置され、該マグ
ネットが回転軸を介してケース体の両端に回転自在に支
持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のステッピングモータにあっては、ボビンbに
ステータ磁極板cを取り付ける際にステータ磁極板cの
位置決め孔f、fにボビンbの位置決め突起e、eを嵌
挿して位置決めを行うが、これら位置決め孔f、fと位
置決め突起e、eとが2つづつしかなく、これらを嵌合
するには両者の周方向における向きを一致させた状態に
しなければならず、向きを一致させるという工数が必要
となり組立工数が余分にかかるという問題があった。
うな従来のステッピングモータにあっては、ボビンbに
ステータ磁極板cを取り付ける際にステータ磁極板cの
位置決め孔f、fにボビンbの位置決め突起e、eを嵌
挿して位置決めを行うが、これら位置決め孔f、fと位
置決め突起e、eとが2つづつしかなく、これらを嵌合
するには両者の周方向における向きを一致させた状態に
しなければならず、向きを一致させるという工数が必要
となり組立工数が余分にかかるという問題があった。
【0010】また、ステータ磁極板c、cの磁極片gと
gとの間隔を一定にするためには位置決め孔f、fと位
置決め突起e、eとの嵌合にガタツキがあってはなら
ず、また、そのために位置決め孔f、fと位置決め突起
e、eとの寸法を両者の嵌合いにガタツキがないように
すると、嵌合作業に時間がかかってしまい、更に、組立
工程において時間がかかってしまうという問題があっ
た。
gとの間隔を一定にするためには位置決め孔f、fと位
置決め突起e、eとの嵌合にガタツキがあってはなら
ず、また、そのために位置決め孔f、fと位置決め突起
e、eとの寸法を両者の嵌合いにガタツキがないように
すると、嵌合作業に時間がかかってしまい、更に、組立
工程において時間がかかってしまうという問題があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ステッピ
ングモータは、上記した課題を解決するために、ステー
タ磁極板のドーナツ状をした円板部の内周縁であって磁
極片が形成されていない部分に切欠を形成し、ボビンの
両端のフランジ部の内周縁に上記切欠に嵌合するガイド
片を形成したものである。
ングモータは、上記した課題を解決するために、ステー
タ磁極板のドーナツ状をした円板部の内周縁であって磁
極片が形成されていない部分に切欠を形成し、ボビンの
両端のフランジ部の内周縁に上記切欠に嵌合するガイド
片を形成したものである。
【0012】
【作用】従って、本発明ステッピングモータによれば、
ボビンのガイド片をステータ磁極板の切欠部に嵌合する
だけで、両者の位置決めを行うことができるため、ボビ
ンの中心孔にステータ磁極板の磁極片を挿入し、ステー
タ磁極板を周方向に僅かに動かせば容易にガイド片と切
欠部との位置合わせを行うことができ、依って、ステッ
ピングモータの組立工数及び組立時間の削減を図ること
ができる。
ボビンのガイド片をステータ磁極板の切欠部に嵌合する
だけで、両者の位置決めを行うことができるため、ボビ
ンの中心孔にステータ磁極板の磁極片を挿入し、ステー
タ磁極板を周方向に僅かに動かせば容易にガイド片と切
欠部との位置合わせを行うことができ、依って、ステッ
ピングモータの組立工数及び組立時間の削減を図ること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明ステッピングモータの詳細を
添付図面に示した実施例に従って説明する。
添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0014】図中1はステッピングモータであり、円筒
状のケース体2と該ケース体2内に上下2段に配置され
た2つのドーナツ状をしたコア3、3と上記ケース体2
にこれを貫通し回転自在に支持された回転軸4と回転軸
4に支持され上記コア3、3の中心空間に位置されたロ
ーターマグネット5等から成る。
状のケース体2と該ケース体2内に上下2段に配置され
た2つのドーナツ状をしたコア3、3と上記ケース体2
にこれを貫通し回転自在に支持された回転軸4と回転軸
4に支持され上記コア3、3の中心空間に位置されたロ
ーターマグネット5等から成る。
【0015】コア3は扁平な糸巻状のボビン6と該ボビ
ン6を挟むように位置した2枚のステータ磁極板7、7
とボビン6に巻回されたコイル8とからなる。
ン6を挟むように位置した2枚のステータ磁極板7、7
とボビン6に巻回されたコイル8とからなる。
【0016】ボビン6は円筒状をした巻回部9と該巻回
部9の上端及び下端から外方へ突設されたフランジ部1
0、10と該フランジ部10、10の内周縁に等間隔に
上方又は下方に向かって突設されたガイド片11、1
1、・・・等から成り、このようなボビン6は合成樹脂
で一体に形成されている。
部9の上端及び下端から外方へ突設されたフランジ部1
0、10と該フランジ部10、10の内周縁に等間隔に
上方又は下方に向かって突設されたガイド片11、1
1、・・・等から成り、このようなボビン6は合成樹脂
で一体に形成されている。
【0017】フランジ部10の外径は上記ケース体2の
内径と略同じか又は稍小さく形成されている。
内径と略同じか又は稍小さく形成されている。
【0018】ガイド片11は平面で見て円弧状を為しボ
ビン6の半径方向から見て矩形状を為し、その上下方向
の寸法、即ち、フランジ部10の上面又は下面からの突
出量はステータ磁極板7の肉厚と略同じに形成されてい
る。
ビン6の半径方向から見て矩形状を為し、その上下方向
の寸法、即ち、フランジ部10の上面又は下面からの突
出量はステータ磁極板7の肉厚と略同じに形成されてい
る。
【0019】ガイド片11、11、・・・はその大きさ
が全て同じ大きさで、一のガイド片11とこれに隣接す
るガイド片11との間の周方向における間隔が各ガイド
片11、11、・・・の周方向の大きさと一致するよう
に形成されている。
が全て同じ大きさで、一のガイド片11とこれに隣接す
るガイド片11との間の周方向における間隔が各ガイド
片11、11、・・・の周方向の大きさと一致するよう
に形成されている。
【0020】また、ガイド片11、11、・・・はボビ
ン6の上側のものとと下側ものとでは周方向にズレた位
置に形成され、上側のガイド片11、11、・・・は下
側のガイド片11、11、・・・が形成されていない位
置に、また、下側のガイド片11、11、・・・は上側
のガイド片11、11、・・・が形成されていない位置
にそれぞれ対応するように形成されている。
ン6の上側のものとと下側ものとでは周方向にズレた位
置に形成され、上側のガイド片11、11、・・・は下
側のガイド片11、11、・・・が形成されていない位
置に、また、下側のガイド片11、11、・・・は上側
のガイド片11、11、・・・が形成されていない位置
にそれぞれ対応するように形成されている。
【0021】ステータ磁極板7は鉄製の板状で平面形状
が上記ボビン6のフランジ部10と略同じドーナツ状を
した円板部12と該円板部12の内周縁に等間隔に磁極
片13、13、・・・が上方又は下方に向かって突設さ
れている。
が上記ボビン6のフランジ部10と略同じドーナツ状を
した円板部12と該円板部12の内周縁に等間隔に磁極
片13、13、・・・が上方又は下方に向かって突設さ
れている。
【0022】磁極片13は平面で見て円弧状を為し円板
部12の半径方向から見て縦長な台形を為し、その上下
方向の寸法は上記ボビン6の巻回部9の長さよりも短く
形成されている。
部12の半径方向から見て縦長な台形を為し、その上下
方向の寸法は上記ボビン6の巻回部9の長さよりも短く
形成されている。
【0023】磁極片13、13、・・・は、その大きさ
が全て同じ大きさで、各磁極片13の基端部における幅
が上記ガイド片11の周方向の大きさと同じに形成さ
れ、また、各磁極片13の外側面を結んでできる円の直
径が上記ボビン6の巻回部9の内径と略同じか又は稍小
さく形成されている。
が全て同じ大きさで、各磁極片13の基端部における幅
が上記ガイド片11の周方向の大きさと同じに形成さ
れ、また、各磁極片13の外側面を結んでできる円の直
径が上記ボビン6の巻回部9の内径と略同じか又は稍小
さく形成されている。
【0024】また、一の磁極片13とこれに隣接する磁
極片13との間の周方向における間の間隔は各磁極片1
3、13、・・・の基端部の周方向における幅と同じに
形成されている。
極片13との間の周方向における間の間隔は各磁極片1
3、13、・・・の基端部の周方向における幅と同じに
形成されている。
【0025】14、14、・・・は上記ステータ磁極板
7の円板部12の内周縁であって磁極片13、13、・
・・の各間に形成された切欠であり、該切欠14は平面
で見て内方に開口した円弧状を為し、上記ガイド片11
の平面で見た形状と略同じに形成されていて、従って、
ボビン6にステータ磁極板7が取着されたときにボビン
6のガイド片11、11、・・・が磁極片13、13、
・・・間の切欠14、14、・・・に略ぴったり嵌合さ
れる。
7の円板部12の内周縁であって磁極片13、13、・
・・の各間に形成された切欠であり、該切欠14は平面
で見て内方に開口した円弧状を為し、上記ガイド片11
の平面で見た形状と略同じに形成されていて、従って、
ボビン6にステータ磁極板7が取着されたときにボビン
6のガイド片11、11、・・・が磁極片13、13、
・・・間の切欠14、14、・・・に略ぴったり嵌合さ
れる。
【0026】このようなステータ磁極板7は、例えば、
鉄板を図4のような形状に打ち抜いた後、プレス加工に
より、破線で示す部分を折り曲げて磁極片13、13、
・・・を立設して形成される。
鉄板を図4のような形状に打ち抜いた後、プレス加工に
より、破線で示す部分を折り曲げて磁極片13、13、
・・・を立設して形成される。
【0027】そして、コア3はこのようなステータ磁極
板7、7をボビン6に取着して、ボビン6の巻回部9に
導線を巻回して形成される。
板7、7をボビン6に取着して、ボビン6の巻回部9に
導線を巻回して形成される。
【0028】即ち、先ず、磁極板7、7をそれぞれの磁
極片13、13、・・・を巻回部9の中心孔に挿入して
ボビン6を上下から挟みこむように位置させ、磁極板
7、7をボビン6のフランジ部10、10に接着剤にて
固定する。
極片13、13、・・・を巻回部9の中心孔に挿入して
ボビン6を上下から挟みこむように位置させ、磁極板
7、7をボビン6のフランジ部10、10に接着剤にて
固定する。
【0029】このとき、磁極板7、7のそれぞれの切欠
14、14、・・・にボビン6のガイド片11、11、
・・・を嵌合するようにし、これにより、上側の磁極板
7の磁極片13、13、・・・と下側の磁極板7の磁極
片13、13、・・・とが交互にかつ等間隔に位置され
る(図3参照)。
14、14、・・・にボビン6のガイド片11、11、
・・・を嵌合するようにし、これにより、上側の磁極板
7の磁極片13、13、・・・と下側の磁極板7の磁極
片13、13、・・・とが交互にかつ等間隔に位置され
る(図3参照)。
【0030】かかる嵌合は磁極片13、13、・・・及
び切欠14、14、・・・の形成数(この実施例では5
個である。)が多ければ多いほど周方向への移動量が少
なくても位置合わせができ容易になる。
び切欠14、14、・・・の形成数(この実施例では5
個である。)が多ければ多いほど周方向への移動量が少
なくても位置合わせができ容易になる。
【0031】このように2つの磁極板7、7が取着され
たボビン6の巻回部9に導線を巻回してコイル8を形成
し、コア3が形成される。
たボビン6の巻回部9に導線を巻回してコイル8を形成
し、コア3が形成される。
【0032】このように形成された2つのコア3、3は
一方のコア3のフランジ部10と他方のフランジ部10
とが重なるようにして上記ケース体2内に配置される。
一方のコア3のフランジ部10と他方のフランジ部10
とが重なるようにして上記ケース体2内に配置される。
【0033】ローターマグネット5は円筒状を為しその
外径が上記ボビン6の巻回部9の内径より稍小さく形成
され、また、その内径は回転軸4よりも大きく形成され
ていて、その外周面は周方向にN極とS極とが交互に着
磁されている。
外径が上記ボビン6の巻回部9の内径より稍小さく形成
され、また、その内径は回転軸4よりも大きく形成され
ていて、その外周面は周方向にN極とS極とが交互に着
磁されている。
【0034】そして、ローターマグネット5は、外径が
ローターマグネット5の内径と略同じで、内径が回転軸
4の軸径と略同じ円筒状をしたスリーブ15を介して回
転軸4に支持される。
ローターマグネット5の内径と略同じで、内径が回転軸
4の軸径と略同じ円筒状をしたスリーブ15を介して回
転軸4に支持される。
【0035】回転軸4はその両端部がケース体2の上下
両端部の中央部から上方及び下方に突出するようにそれ
ぞれ軸受け16、16を介して支持されて、これによ
り、マグネット5は2つのコア3、3の連通した中心孔
内に位置され、ケース体2及びコア3、3に対して回転
自在に支持される。
両端部の中央部から上方及び下方に突出するようにそれ
ぞれ軸受け16、16を介して支持されて、これによ
り、マグネット5は2つのコア3、3の連通した中心孔
内に位置され、ケース体2及びコア3、3に対して回転
自在に支持される。
【0036】図5及び図6はボビン6に形成されたガイ
ド片の変形例17を示すものである。
ド片の変形例17を示すものである。
【0037】このガイド片17は上記実施例におけるガ
イド片11と比較してボビン6の半径方向から見た形状
を異にするものである。
イド片11と比較してボビン6の半径方向から見た形状
を異にするものである。
【0038】具体的には、ガイド片17は上記ガイド片
11のその上縁の両角部が斜めに切除された如き形状を
為し、ガイド片17の両側縁18、18のうち、垂直部
18a、18aの高さがガイド片17の高さの略半分
で、その上縁両角部の傾斜縁18b、18bが垂直部1
8a、18aに対して適宜な角度、例えば30度で傾斜
するように形成されている。
11のその上縁の両角部が斜めに切除された如き形状を
為し、ガイド片17の両側縁18、18のうち、垂直部
18a、18aの高さがガイド片17の高さの略半分
で、その上縁両角部の傾斜縁18b、18bが垂直部1
8a、18aに対して適宜な角度、例えば30度で傾斜
するように形成されている。
【0039】しかして、磁極板7をボビン6に取着する
際に、磁極板7とボビン6とが周方向に多少ズレていて
も、ガイド片17、17、・・・の傾斜縁18b、18
b、・・・が切欠14、14、・・・の周方向の両内端
縁に接触して案内されるため、両者の位置決めが容易に
できる。
際に、磁極板7とボビン6とが周方向に多少ズレていて
も、ガイド片17、17、・・・の傾斜縁18b、18
b、・・・が切欠14、14、・・・の周方向の両内端
縁に接触して案内されるため、両者の位置決めが容易に
できる。
【0040】そして、ボビン6に位置決めされた磁極板
7はその切欠14、14、・・・の両内端縁がガイド片
17、17、・・・の両側縁18、18、・・・の垂直
部18a、18a、・・・と接触するため、両者の周方
向へのガタツキは生じない。
7はその切欠14、14、・・・の両内端縁がガイド片
17、17、・・・の両側縁18、18、・・・の垂直
部18a、18a、・・・と接触するため、両者の周方
向へのガタツキは生じない。
【0041】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ステッピングモータは、ドーナツ状をした円
板部の内周縁に周方向に等間隔で円板部に対して略垂直
に突設された複数の磁極片を有したステータ磁極板と筒
状をした巻回部の両端から外方へ向かって突設されたフ
ランジ部を有したボビンとを備えたステッピングモータ
であって、上記ステータ磁極板の内周縁のうち上記磁極
片が形成されていない部分に切欠部が形成されており、
また、ボビンのフランジ部の内周縁であって上記切欠部
に対応した位置に該切欠部に嵌合するガイド片が形成さ
れたことを特徴とする。
に、本発明ステッピングモータは、ドーナツ状をした円
板部の内周縁に周方向に等間隔で円板部に対して略垂直
に突設された複数の磁極片を有したステータ磁極板と筒
状をした巻回部の両端から外方へ向かって突設されたフ
ランジ部を有したボビンとを備えたステッピングモータ
であって、上記ステータ磁極板の内周縁のうち上記磁極
片が形成されていない部分に切欠部が形成されており、
また、ボビンのフランジ部の内周縁であって上記切欠部
に対応した位置に該切欠部に嵌合するガイド片が形成さ
れたことを特徴とする。
【0042】従って、本発明ステッピングモータによれ
ば、ボビンのガイド片をステータ磁極板の切欠部に嵌合
するだけで、両者の位置決めを行うことができるため、
ボビンの中心孔にステータ磁極板の磁極片を挿入し、ス
テータ磁極板を周方向に僅かに動かせば容易にガイド片
と切欠部との位置合わせを行うことができ、依って、ス
テッピングモータの組立工数及び時間の削減を図ること
ができる。
ば、ボビンのガイド片をステータ磁極板の切欠部に嵌合
するだけで、両者の位置決めを行うことができるため、
ボビンの中心孔にステータ磁極板の磁極片を挿入し、ス
テータ磁極板を周方向に僅かに動かせば容易にガイド片
と切欠部との位置合わせを行うことができ、依って、ス
テッピングモータの組立工数及び時間の削減を図ること
ができる。
【0043】尚、上記実施例において、磁極板の磁極片
の数とガイド片の数をそれぞれ5つとしたが、これに限
らず、幾つでも良く、また、磁極片の数とガイド片の数
とが同数である必要はなく、ボビンと磁極板とが正確に
位置決めされればよい。
の数とガイド片の数をそれぞれ5つとしたが、これに限
らず、幾つでも良く、また、磁極片の数とガイド片の数
とが同数である必要はなく、ボビンと磁極板とが正確に
位置決めされればよい。
【0044】また、上記実施例において示した具体的な
形状乃至構造は、本発明ステッピングモータの実施に当
たってのほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
形状乃至構造は、本発明ステッピングモータの実施に当
たってのほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
【図1】本発明ステッピングモータの実施の一例を示す
要部の分解斜視図である。
要部の分解斜視図である。
【図2】縦断断面図である。
【図3】要部の拡大斜視図である。
【図4】ステータ磁極板のプレス加工前の状態を示す平
面図である。
面図である。
【図5】図6と共にガイド片の変形例を示し、本図は拡
大断面図である。
大断面図である。
【図6】要部の拡大斜視図である。
【図7】従来のステッピングモータに使用されるコアの
一例を示す分解斜視図である。
一例を示す分解斜視図である。
1 ステッピングモータ 6 ボビン 7 ステータ磁極板 9 巻回部 10 フランジ部 11 ガイド片 12 円板部 13 磁極片 14 切欠部 17 ガイド片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なステッピングモー
タに関する詳しくは、PM型(permanent m
agnet)のステッピングモータに関し、ステッピン
グモータの組立工数及び組立時間の削減を図ることがで
きる新規なステッピングモータを提供しようとするもの
である。
タに関する詳しくは、PM型(permanent m
agnet)のステッピングモータに関し、ステッピン
グモータの組立工数及び組立時間の削減を図ることがで
きる新規なステッピングモータを提供しようとするもの
である。
Claims (4)
- 【請求項1】ドーナツ状をした円板部の内周縁に周方向
に等間隔で円板部に対して略垂直に突設された複数の磁
極片を有したステータ磁極板と円筒状をした巻回部の両
端から外方へ向かって突設されたフランジ部を有したボ
ビンとを備えたステッピングモータであって、上記ステ
ータ磁極板の内周縁のうち上記磁極片が形成されていな
い部分に切欠部が形成されており、また、ボビンのフラ
ンジ部の内周縁であって上記切欠部に対応した位置に該
切欠部に嵌合するガイド片が形成されたことを特徴とす
るステッピングモータ。 - 【請求項2】ステータ磁極板に形成された磁極片とボビ
ンに形成されたガイド片とが同数であることを特徴とす
る請求項1に記載のステッピングモータ。 - 【請求項3】ボビンのガイド片の周方向における両端縁
の先端部が先端へ行くに従い互いに近づくような傾斜縁
に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載のステッピングモータ。 - 【請求項4】ボビンのガイド片のフランジ部の外面から
の突出量がステータ磁極板の円板部の肉厚と略同じに形
成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項
3に記載のステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19130692A JPH0614517A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19130692A JPH0614517A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ステッピングモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614517A true JPH0614517A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16272371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19130692A Pending JPH0614517A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614517A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035254A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Hitachi Ltd | 電動機 |
JP2010041911A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Xiamen Dazhen Motor Co Ltd | 二相型のクロー式の永久磁石ステッピングモータ |
JP2013211967A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Minebea Co Ltd | ステッピングモータ |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19130692A patent/JPH0614517A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035254A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Hitachi Ltd | 電動機 |
JP2010041911A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Xiamen Dazhen Motor Co Ltd | 二相型のクロー式の永久磁石ステッピングモータ |
JP2013211967A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Minebea Co Ltd | ステッピングモータ |
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