JP2014120733A - 太陽電池モジュール、並びに、窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隣接する2つの発電領域の間に絶縁領域を設けて、発電領域間を離間させ、絶縁領域の内側にセル導電部材35を敷設し、2つの発電領域との間に常に所定の間隔を維持するようにセル導電部材35を這わし、前記2つの発電領域内の間の電極層間を電気的に直列に接続する構成とする。こうすることによって、発電領域内にセル導電部材が進入することがないので、絶縁フィルムをセル導電部材35の下に敷かなくても裸導線のセル導電部材35を設置することができる。
【選択図】図7
Description
太陽電池モジュールを複数接続した発電システムにおいては、低コスト化と同時にメンテナンスの容易さが求められており、太陽電池モジュール間の配線の単純化も重要な課題である。また、発電システムの直流出力電圧を200V程度に設定することにより、インバータでの交流変換の際の効率が良くなるので、太陽電池モジュールの1枚当りの出力電圧を200V程度に高電圧化し、全ての太陽電池モジュールを並列に接続することに対する市場要求もある。
特許文献1に記載の太陽電池モジュール100においては、図23,図24のようにガラス基板102上に透明導電膜103と非晶質半導体層105(発電層)と裏面金属電極膜106が積層されている。また、太陽電池モジュール100は、このガラス基板102上の積層体が、溝によって複数の光電変換素子107(単セル),107,・・・に分離されており、それぞれ隣接する光電変換素子107,107同士は、電気的に直列に接続されている。さらに、太陽電池モジュール100は、図23のように、それぞれの光電変換素子107,107,・・・が、集積方向に延びた分割溝108によって2分割されており、2つのセルストリング110a、110b(特許文献1のユニットセルに対応)を形成している。
また、本発明の構成によれば、発電に寄与する複数の発電領域と、隣接する発電領域を電気的に絶縁する絶縁領域を有し、前記発電領域は、前記積層体を有する領域であり、前記絶縁領域は、前記隣接する発電領域に挟まれる領域である。すなわち、積層体を含んだ発電領域が少なくとも2つ存在し、これらの発電領域の間に絶縁領域が介在することによって、発電領域の積層体間が電気的に縁切りされている。
そして、本発明の構成によれば、積層体と別体の導電部材を有し、当該導電部材によって、隣接する発電領域内の電極層間を電気的に直列接続されている。すなわち、隣接する発電領域内の積層体の一部を構成する電極層の間を導電部材によって電気的に接続している。具体的には、隣接する発電領域のうち一方の発電領域の第1電極層と、他方の発電領域の第2電極層とが、導電部材を介して電気的に直列接続されている。そのため、太陽電池モジュール1枚当りの出力電圧を高めることができる。
さらに、本発明の構成によれば、前記導電部材は、絶縁領域の内側に敷設されて、隣接する発電領域の間を這っている。言い換えると、導電部材は、発電領域を避けるように延びており、絶縁領域内において、常に発電領域と所定の間隔を空けて配されている。すなわち、導電部材は、発電領域に挟まれる領域では絶縁領域内にのみ敷設されており、発電領域に進入していない。そのため、発電領域内の積層体に導電部材が接触してショートするおそれがなく、上記した特許文献1の太陽電池モジュールのように、たとえ裸導線の導電部材を使用したとしても、絶縁フィルムを導電部材の下に敷く必要がない。それ故に、特許文献1の太陽電池モジュールの製造工程に比べて、絶縁フィルムを貼り付ける工程を減らすことが可能であり、作業時間の短縮も可能である。また、絶縁フィルムを貼り付ける工程を減らすことが可能であるため、製造工程の自動化が行いやすい。さらに、絶縁フィルムを省略することができるため、材料コストの削減も可能である。
また、発電領域内の透過経路においては、導電部材が存在しないため、光入射面、裏面のどちら側の面から見ても、絶縁フィルムが重なったり、内部配線が斜め配置されている様子が見えることで外観を損なったりすることがない。
複数の開口の総面積が基材の面積の3パーセント未満になると、太陽光の透過量が少なすぎて、採光機能をあまり付加させることができず、基材の面積の60パーセントを超えると、太陽光の透過量が多すぎて、発電機能を十分に発揮することができない場合がある。
そして、本発明の構成によれば、基材及び保護基材は、ともにガラス製の基板であり、基材と保護基材の面積は、異なっている。例えば、基材側から太陽光を集光する場合は、基材の面積を保護基材の面積よりも大きくし、基材側を外部空間側に設置することによって、外部空間(太陽光の入射側)からの水分等が基材と保護基材との間に浸入することを防止することができる。同様に、例えば、保護基材側から太陽光を集光する場合は、保護基材の面積を基材の面積よりも大きくし、保護基材側を外部空間側に設置することによって、外部空間(太陽光の入射側)からの水分等が基材と保護基材との間に進入することを防止することができる。
また、本発明の窓によれば、短絡しにくく、外観にも優れる。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、太陽電池モジュール1の上下の位置関係は、図2の姿勢を基準に説明する。すなわち、基板42側が下であり、保護基板5側が上である。
また、太陽電池モジュール1を平面視したときの図7の姿勢を縦横の位置関係とする。なお、図面は、理解を容易にするために全体的に実際の大きさ(長さ、幅、厚さ)に比べて誇張して描写している。
なお、本実施形態の太陽電池2は、基板42側から光を取り込み発電する太陽電池を採用している。
電池領域8は、四角形状の領域であり、発電機能を有する領域である。
セル除去領域9は、環状の領域であり、窓として使用する際に窓枠等を取り付け可能な領域である。
発電領域10,11には、図4,図5,図7のように、それぞれ縦方向l及び横方向sにおいて第1電極層43と、発電層45と、第2電極層46からなる単セル15が複数並列されている。
本実施形態の発電領域10,11では、4つの単セル15を縦方向lに配列して、第1電極層43を経由して電気的に直列に接続されてセルストリング16,18を形成している。
そして、本実施形態では、発電領域10内には、セルストリング16が横方向sに3つ並んでセルストリング群60を形成しており、発電領域11内には、セルストリング18が横方向sに3つ並んでおり、セルストリング群61を形成している。
接続領域13は、発電領域10,11内のセルストリング群60,61の第1電極層43と電気的に接続される第1接続部30a,30bを有している。
接続領域14は、発電領域10,11内のセルストリング群60,61の第2電極層46と電気的に接続される第2接続部31a,31bを有している。
孤立部17は、図5のように第1電極層43と発電層45と第2電極層46が積層されて形成されており、孤立部17内の発電層45は、駆動時に非発電となっており、発電に寄与しない。
具体的には、太陽電池2は、図4のように、縦方向lにおいて、部分的に第1電極層43を除去した第1電極層分離溝20と、部分的に発電層45を除去した発電層分離溝21と電極接続溝22,23と、部分的に発電層45と第2電極層46の双方を除去したセル分離横溝24を有しており、これらの溝によって複数の区画に分離されている。
また、太陽電池2は、図5のように横方向sにおいて、発電層45と第2電極層46の双方を除去したセル分離縦溝25及び固定溝28と、第1電極層43と発電層45と第2電極層46の3層を除去した絶縁分離溝26,27を有しており、これらの溝によって複数の区画に分離されている。
まず、縦方向lに注目すると、第1電極層分離溝20は、図4のように基板42上に積層された第1電極層43を分離する溝である。第1電極層分離溝20は横方向に延びており、電池領域8全体を横断している。
また、第1電極層分離溝20内には図4のように発電層45の一部が進入しており、発電層45は第1電極層分離溝20の底部で基板42と直接接触している。すなわち、それぞれの単セル15内の第1電極層43間を、発電層45によって電気的に切り離している。第1電極層分離溝20は、所定の間隔を空けて並設されており、それぞれ縦方向lに均等に設けられている。
電極接続溝23は、図4のように、接続領域14(図6(b)参照)に設けられた溝であって、第1電極層43上に積層された発電層45を分離する溝である。
すなわち、隣接する単セル15間の第1電極層43と第2電極層46は、発電層分離溝21の内部を経由して物理的に接続されている。
すなわち、各セルストリング16,18では、セル分離横溝24によって、発電層45及び第2電極層46が単セル15ごとに物理的に切り離されており、第1電極層43を介して、縦方向lに隣接する単セル15間が電気的に接続されて形成されている。
また、セル分離横溝24の一部は、図8のように、孤立部17を通過している。すなわち、孤立部17の発電層45と第2電極層46も除去している。そのため、孤立部17は、縦方向に並んで配されており、表面に凹部が形成されている。
横方向sに並設される各セルストリング16(16a,16b,16c)では、発電層45及び第2電極層46が単セル15ごとに物理的に切り離されており、第1電極層43を介して、横方向sに隣接する単セル15間が電気的に接続されている。
同様に、各セルストリング18(18a,18b,18c)では、発電層45及び第2電極層46が単セル15ごとに物理的に切り離されており、第1電極層43を介して、横方向sに隣接する単セル15間が電気的に接続されている。
また、絶縁分離溝26,27は、互いに平行となっている。発電領域10,11の面積を十分に確保する観点から、絶縁分離溝26,27間の幅(孤立部17の幅)は、セル導電部材35の幅の1.1倍以上3倍以下であることが好ましく、1.5倍以上2.5倍以下であることがより好ましい。
また、基板42は、面状に広がりをもっている。具体的には、多角形又は円形をしており、四角形であることが好ましい。本実施形態では、長方形状の基板を採用している。
導電部材3には、セルストリング群60,61間を電気的に接続するセル導電部材35と、セルストリング群60,61と端子ボックス6間を電気的に接続する端子導電部材36,37がある。
縦断部38は、孤立部17に載置可能な部位であり、横断部39と横断部40は、接続領域14,13に載置可能な部位である。
横断部39と横断部40は、縦断部38から互いに離反する方向に延びている。すなわち、横断部39と横断部40は、延伸方向は逆向きである。
横断部33は、接続領域13,14に載置可能な部位であり、立設部34は、保護基板5の挿通孔50,51内を挿通可能な部位である。端子導電部材36の立設部34の先端部(横断部33側と反対側の端部)は、図3のように端子ボックス6と接続可能となっている。
封止部材4の材質は、絶縁性及びガス封止性を備えていれば特に限定されないが、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/酢酸ビニル/トリアリルイソシアヌレート(EVAT)、ポリビニルブチラート(PVB)、ポリイソブチレン(PIB)等の熱可塑樹脂に、パーオキサイド化合物等の架橋剤を添加したものなどが採用できる。
本実施形態の封止部材4は、絶縁性及びガス封止性の他に、接着機能も備えている。
また、本実施形態では、端子ボックス6のうち、一方の端子ボックス6aは、正極端子として機能し、他方の端子ボックス6bは、負極端子として機能する。
保護基板5は、基板42と相似形状をしており、面積が異なる。保護基板5の面積は、電池領域8(図6(a)参照)全域を覆うことができる大きさであって、基板42の面積に比べて一回り小さい。具体的には、保護基板5の面積は、基板42の面積の85パーセント以上98パーセント未満であることが好ましく、基板42の面積の90パーセント以上95パーセント未満であることが特に好ましい。
挿通孔50,51は、太陽電池モジュール1を組み立てた際に、発電領域10,11以外の領域に位置している。具体的には、挿通孔50は、図3のように第1接続部30aから横方向s外側(基板42の縁側)に少しずれた位置にあり、挿通孔51は、第2接続部31bから横方向s外側(基板42の縁側)に少しずれた位置にある。
なお、本実施形態では、基本的に太陽電池2のセル除去領域9については、基板全面に製膜した後、レーザースクライブまたは機械研磨を行うことにより得る。ただし、予め基板周囲をマスクテープ等で覆っておき、第2電極層46形成後にマスクを除去して得ても良い。
このとき、第1電極層分離溝20は、基板42の横辺に平行になるように延びている。
このとき、第1電極層分離溝20内に発電層45が成膜されて、第1電極層分離溝20内が発電層45で満たされるとともに、この基板の電池領域8全体に発電層45が積層される。
このとき、発電層分離溝21及び電極接続溝22,23は、基板42の横辺に平行になるように延びている。
このとき、発電層分離溝21及び電極接続溝22,23内に第2電極層46が成膜されて、発電層分離溝21及び電極接続溝22,23内が第2電極層46で満たされるとともに、この基板の電池領域8全体に第2電極層46が積層される。発電層分離溝21及び電極接続溝22,23の底部で第1電極層43と第2電極層46が接触した状態で固着し、第1電極層43と第2電極層46が物理的に接続される。
なお、セル分離横溝24とセル分離縦溝25を形成する工程と絶縁分離溝26,27を形成する工程は同時に行っても良い。また、順序も問わない。
セル分離縦溝25及び絶縁分離溝26,27は、基板42の縦辺に対して平行に形成されており、電池領域8内全体を縦断している。セル分離縦溝25は、単セル15間の境界部位であって、かつ、セルストリング16a,16bの境界部位、セルストリング16b,16cの境界部位にそれぞれ形成されている。絶縁分離溝26,27は、セルストリング群60と孤立部17の境界部位、孤立部17とセルストリング群61の境界部位にそれぞれ形成されている。
このとき、端子導電部材36は、太陽電池2の第1接続部30a上に載置されており、横断部33と第1接続部30aが固定用接着材55を介して一体的に固定されている。端子導電部材37は、太陽電池2の第2接続部31b上に載置されており、横断部33と第2接続部31bが固定用接着材55を介して一体的に固定されている。
端子導電部材36,37の立設部34,34は、図3のように基板面に対して直交方向に立設されている。
セル導電部材35は、太陽電池2の第2接続部31aと、孤立部17と、第1接続部30bに亘って載置されており、横断部39と第2接続部31a、縦断部38と孤立部17、横断部40と第1接続部30bが固定用接着材55を介して一体的に固定されている。すなわち、第2接続部31aと第1接続部30bは、セル導電部材35によって物理的に接続された状態となっている。
さらに詳説すると、絶縁領域12においては、図8のように、縦断部38の一部は、孤立部17の第1電極層43に近接した状態で接着されており、上記したように孤立部17の表面には、セル分離横溝24及び固定溝28によって凹凸が形成されているため、アンカー効果によって、孤立部17と縦断部38の一体化強度が高められている。
なお、上記した固定用接着材55の材料は、いずれも導電性接着材を使用しており、具体的には、非鉛はんだ、または、導電ペーストを使用している。固定用接着材55は連続して形成されていなくてもよく、ドット状に離散的に形成されていてもよい。
このとき、少なくとも電池領域8においては、隙間無く、封止部材4が圧着されて被覆している。そのため、封止機能を十分に確保することができる。
また、封止部材4の貫通孔52,53内に端子導電部材36,37の立設部34,34が挿通されている。
このとき、端子ボックス6は、図7のように保護基板5上に設置されており、発電領域10,11の外側に位置している。具体的には、端子導電部材36と接続される端子ボックス6aは、セル除去領域9内にあって、第1接続部30aの近傍に位置しており、端子導電部材37と接続される端子ボックス6bは、セル除去領域9内にあって、第2接続部31bの近傍に位置している。
このとき、ケーブル保護部材7は発電領域10,11の外側に位置している。具体的には、ケーブル保護部材7は、セル除去領域9内であって、かつ、保護基板5を縦断するように設けられている。
以上のようにして、太陽電池モジュール1は製造される。
セル分離横溝24、セル分離縦溝25、絶縁分離溝26,27によって形成された第2電極層46の開口の総面積は、基板42の面積の3パーセント以上60パーセント以下を占めていることが好ましく、5パーセント以上40パーセント以下を占めていることがより好ましい。第2電極層46の総面積が基板42の面積の3パーセント未満になると、太陽光の透過量が少なすぎて、採光機能をあまり付加させることができず、基板42の面積の60パーセントを超えると、太陽光の透過量が多すぎて、発電機能を十分に発揮することができない。
通常、窓上に配置されたひさしや、外部にある電線などが窓部に対して影を作った場合には、当該影の延伸方向は、水平方向を向くことが多い。そのため、水平方向にセルストリング16,18が延びた姿勢で設置されると、特定のセルストリング16,18全体に影が重なる場合がある。このとき、太陽電池内では、この影部に位置した単セルで全ての発電電力が消費されて過熱され、当該単セルが破壊されるホットスポット現象が生じる可能性がある。また、ホットスポット現象に至らなくても、太陽電池モジュール全体の出力がゼロになる可能性がある。そこで、水平方向に対して交差する方向にセルストリング16,18が延びた姿勢で取り付けることによって、特定のセルストリング16,18全体に影が重なることがなく、このような不具合を防止することができる。
このとき、第1実施形態の太陽電池モジュール1の製造方法とは異なり、電極接続溝22,23を形成していない。
なお、セル分離横溝24を形成する工程と、絶縁分離溝26,27を形成する工程と、導線接続溝81,82を形成する工程は同時に行っても良い。また、順序も問わない。
このとき、第1接続部30及び第2接続部31では、固定用接着材55の一部が導線接続溝81,82内に進入しており、第1電極層43と導電部材3が物理的に接続されている。
以上のようにして、太陽電池モジュール80は製造される。
第2実施形態の太陽電池モジュール80であれば、セル分離横溝24を形成する工程と、セル分離縦溝25を形成する工程を別工程にして、発電に寄与しないセル分離縦溝25を形成する工程を行う前に太陽電池の出力を測定し品質を確認することができるため、不良品をその時点で排除することができ、生産効率を向上させることができる。
このとき、発電領域10,11とセル導電部材35との接触を確実に防止する観点から、絶縁溝70の幅W2は、セル導電部材35の幅W1の1.1倍以上20倍以下であることが好ましく、1.5倍以上10倍以下であることがより好ましく、5倍以上10倍以下であることが特に好ましい。
また、セル導電部材35と絶縁溝70の内壁部(発電領域10,11の内側端部)の間隔は、5mm以上10mm以下であることが好ましく、6.5mm以上8.5mm以下であることがより好ましい。
この場合、図17のように保護基板5の面積を基板42の面積よりも大きくして、基板42の外側に端子ボックス6を備える構成とすることが好ましい。要するに、発電領域10,11の外側に端子ボックス6を設置する構成であることが好ましい。
この場合、セル導電部材35の数に合わせて孤立部17を形成することが好ましい。
この場合、セル分離縦溝76は、第1電極層43、発電層45、第2電極層46の全てを除去して形成され、横方向の単セル15間は電気的に絶縁されることとなる。
この場合、この空間内には、不活性ガスなどを充填することが好ましい。また、端部封止材57としては、ポリイソブチレンなどが採用できる。
この場合、孤立部の表面を占める凹凸の数が増えるので、よりアンカー効果が働き、一体性が高くなる。
3 導電部材
4 封止部材(封止用接着材)
6 端子ボックス(端子部)
10,11 発電領域
12 絶縁領域
15 単セル
16,18 セルストリング
17 孤立部
24 セル分離横溝(凹部,開口)
25 セル分離縦溝(開口)
26,27 絶縁分離溝(絶縁溝,開口)
28 固定溝(凹部,開口)
42 基板(基材)
43 第1電極層(電極層)
45 発電層
46 第2電極層(電極層)
47 光電変換素子(積層体)
55 固定用接着材
57 端部封止材(封止用接着材)
80 太陽電池モジュール
Claims (13)
- 面状に広がりをもった基材上に第1電極層と、発電層と、第2電極層を有した積層体を備えた太陽電池モジュールにおいて、
基材を平面視したときに、発電に寄与する複数の発電領域と、隣接する発電領域を電気的に絶縁する絶縁領域を有し、
前記発電領域は、前記積層体を有する領域であり、
前記絶縁領域は、前記隣接する発電領域に挟まれる領域であり、
導電部材を有し、
前記導電部材は、前記積層体と別体であって、前記隣接する発電領域内の電極層間を電気的に直列接続するものであり、
前記導電部材は、絶縁領域の内側に敷設されて、隣接する発電領域の間を這っていることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記絶縁領域は、少なくとも第1電極層又は第2電極層を有した孤立部を有し、
前記孤立部は、前記発電領域と電気的に絶縁されており、
前記導電部材は、孤立部上に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 前記孤立部は、凹部を有し、
前記孤立部と導電部材は、接着材によって接着されており、
接着材の一部は、前記凹部内に充填されていることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。 - 前記絶縁領域は、基材又は絶縁体を底部とする絶縁溝を有し、
前記孤立部と前記発電領域は、絶縁溝によって物理的に切り離されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。 - 前記発電領域は、少なくとも1つのセルストリングを有しており、
当該セルストリングは、第1電極層と、発電層と、第2電極層からなる単セルを複数備えており、
各単セルは、前記隣接する発電領域の並設方向に対して交差する方向に並設されており、かつ、自己の第1電極層又は第2電極層を介して隣接する単セルと電気的に直列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 発電領域のセルストリングの直列接続の方向は、隣接する発電領域のセルストリングの直列接続の方向と同一方向を向いていることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール。
- 前記発電領域のうち、少なくとも1つの発電領域は、複数のセルストリングを有しており、
前記複数のセルストリングのうち、隣接する2つのセルストリングに属するそれぞれの単セルは、電気的に並列に接続されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の太陽電池モジュール。 - 外部に対して発電した電気を出力可能な端子部を有し、
前記端子部は、前記発電領域の外側に位置していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 積層体を保護する保護基材と、保護基材を固定する封止用接着材を有し、
前記保護基材は、封止用接着材を介して基材に固定されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 前記発電領域は、前記積層体の積層方向に太陽光を透過可能な透過経路を有しており、
前記透過経路は、積層体の一部又は全部が除去された複数の開口を通過していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 前記透過経路は、複数の線状の開口を通過し、
前記線状の開口のうち少なくとも1つは、他の開口に対して交差していることを特徴とする請求項10に記載の太陽電池モジュール。 - 前記複数の開口の総面積は、基材の面積の3パーセント以上60パーセント以下を占めていることを特徴とする請求項10又は11に記載の太陽電池モジュール。
- 請求項10乃至12のいずれかに記載の太陽電池モジュールを使用する窓であって、
基材及び保護基材は、ともにガラス製の基板であり、
基材と保護基材の面積は異なっていることを特徴とする窓。
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