JP2014118197A - 容器本体と蓋体とからなる包装用容器 - Google Patents

容器本体と蓋体とからなる包装用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】互いに積み上げることができて、機械的なラベル貼付も円滑に行うことのできる包装用容器を提供すること。
【解決手段】ラベル貼付面11の周囲に、当該ラベル貼付面11に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部と、この傾斜部の外端から下方に垂下する垂下部とからなる被嵌凹部12を形成し、天面の周囲に、当該天面に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部と、立ち上がり側壁の上端部とからなり、平面視で被嵌凹部12に対応する嵌合凸部を形成するとともに、嵌合凸部と被嵌凹部12の断面形状をそれぞれ対応させて、段積み時に嵌合し得るようにしたこと。
【選択図】図8

Description

本発明は、包装用容器に関し、特に、容器本体と蓋体とからなって互いに積み上げることのできる包装用容器に関するものである。
容器本体と蓋体とからなる包装用容器であって、互いに積み上げることのできるものは、例えば、特許文献1や特許文献2等にて数多く提案されてきている。この種の、容器本体と蓋体とからなる包装用容器は、小売店において、中身を詰めた状態で、かつ複数を積み上げた状態で展示あるいは陳列するのに非常に便利なものである。
また、この種の、容器本体と蓋体とからなる包装用容器にあっては、中身の内容や製造者名、食品等では製造年月日又は加工年月日や消費期限又は賞味期限等の義務表示事項を表示したラベルを別途貼付する必要がある。このようなラベルは、中身をよく見せるために、蓋体に貼付するプライスラベルとは別に、容器本体の底面外側に貼付することがある。
実開平5−10269号公報、要約、代表図 実用新案登録第3108134号掲載公報、要約、代表図
特許文献1には、「めん類等の食品を安全、衛生的に運搬できうる密封性の高い積み重ね容器」を目的とした「積み重ね容器」が提案されており、この「積み重ね容器」は、図14に示すように、「外蓋(1)に空気穴(2)を設け、更に外蓋(1)には耳片(4)とリブ(3)を有し本体(5)の底面にもリブ(6)を設け外蓋(1)と本体(5)が重ねられるようになし、且外蓋(1)のリブ(3)と本体(5)のリブ(6)のあいだには空所(7)を有する」ものである。
この特許文献1の「積み重ね容器」は、「外蓋1に空気穴2を設け、密封性を高め更に耳片4により衛生的に外蓋1を取りはずせる。そして外蓋、本体共リブを設けたことにより積み重ねができ、仮に空気穴2より吹き零れたとしても空所7を設けたことにより本体5の低面を汚すことなく運搬できる」ものとなっていると考えられる。
しかしながら、この特許文献1の「積み重ね容器」は、図14に示すように、外蓋(1)と本体(5)が重ねられるようにするため、外蓋(1)のリブ(3)が本体(5)のリブ(6)に嵌め込める構造のものとしてあって、外蓋(1)のリブ(3)が天面の中央付近にあり、その断面形状が逆コ字状であるため、外蓋(1)を透明にした場合、リブ(3)が余分な凹凸形状となってしまい、一般消費者が中身全体を瞬時に確認する事は困難となる。さらに、リブ(3)(6)は、外蓋(1)の天面中央付近から急激な立ち上がり(ほぼ垂直)で形成されているため、シート成形においては、成形再現性が悪くなってしまい、リブ(3)(6)が各々対応する形状に成形されず、積み重ねの性能を損なってしまう虞があった。
一方、特許文献2の「果実果菜用容器」は、「果実果菜の詰め合わせ作業を簡便にスピーディに、見栄えよく行えるようにし、流通過程や店頭展示における損傷や劣化を最小限に防止し、安全性を高めることができる果実果菜用容器を提供する」ことを目的としてなされ、図15に示すように、「容器本体1の底面2を周縁から中央部に向かい内凹湾曲の下り傾斜面とし、中間部には底段部を設け、貫通孔3を形成した中央部を底外方への突部4とし、孔周縁部に内突縁部5を形成し、蓋10の天面11を底面に沿う内湾曲の凹傾斜面とし、その中央部に貫通孔12を形成し、この貫通孔は上側に同形容器を積み重ねたときに、上段容器の突部4が嵌合し得る大きさの貫通孔、又は突部4が嵌合可能な凹陥部として形成し、底面の周縁部付近には、同形容器を複数段に積み重ねたときに下段容器の蓋周縁部外側に接合し得るように下方に突出した脚部7を設けた」ものである。
この特許文献2の「果実果菜用容器」も、「容器本体1の底面2を周縁から中央部に向かい内凹湾曲の下り傾斜面とし、中間部には底段部を設け、貫通孔3を形成した中央部を底外方への突部4と」するものであるから、例えば容器本体の底面にラベルを貼付しようとすると、「貫通孔3を形成した中央部を底外方への突部4と」したことによって邪魔されて、容器本体1の底面にラベルの貼付を行うことを前提としていないと考えられる。
ところで、上記の「ラベル貼付」は、大量かつ短時間内に行わなければならないから、惣菜等の食品包装において容器の底面にラベルを大量に貼り付けるには、ラベル自動貼り付け機が一般的に用いられている。この機械によるラベル貼り付け方式としては、エアージェット方式とローラー方式が一般的である。
エアージェット方式は、ラベルを容器底面外面のラベル貼付面に進出させ、コンプレッサのエアー圧力で、ラベルを底面外面に吹きつけて貼付するラベル貼付方式である。しかし、エアージェット方式においては、ラベル貼付面がコンプレッサから遠い位置にあると、ラベル貼付面までラベルが届かず、ラベルが貼付されない又は部分的にしか貼付されないという問題が生じていた。
また、ローラー方式はプラテンローラとサーマルヘッドにより印字され剥離板で台紙から剥離されたラベルを、容器底面外面のラベル貼付面に進出させて貼付するラベル貼付方式である。しかし、このローラー方式はエアージェット方式と同様、ラベルに近接するよう容器底面外面のラベル貼付面を低い位置に設ける必要がある等、容器に形状的な制約があった。
まして、容器本体と蓋体とからなり、互いに積み上げることのできるようにしたい包装用容器にあっては、積み上げるようにするための構造と、機械的なラベル貼付を行えるようにする構造とが、互いに干渉し合わないようにする十分な工夫が必要になることになる。
そこで、本発明者等は、容器本体と蓋体とからなる包装用容器について、積み上げるようにするための構造と、機械的なラベル貼付を行えるようにする構造とが、互いに干渉し合わないようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、互いに積み上げることができて、機械的なラベル貼付も円滑に行うことのできる包装用容器を、簡単な構造によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「合成樹脂シートをシート成形した容器本体10、及び全体又は一部分が透明又は半透明の蓋体20からなり、底面中央外面にラベル貼付面11を形成した容器本体10に、立ち上がり壁21上に天面22を形成した蓋体20で段積み嵌合可能にした包装用容器100であって、
ラベル貼付面11の周囲に、当該ラベル貼付面11に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部12aと、この傾斜部12aの外端から下方に垂下する垂下部12bとからなる被嵌凹部12を形成し、
天面22の周囲に、当該天面22に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部23aと、立ち上がり側壁21の上端部21aとからなり、平面視で被嵌凹部12に対応する嵌合凸部23を形成するとともに、
嵌合凸部23と被嵌凹部12の断面形状がそれぞれ対応させて、段積み時に嵌合し得るようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
この請求項1に係る包装用容器100は、これを構成している容器本体10及び蓋体20を、合成樹脂シートをシート成形することにより形成したものであるから、非常に安価に提供できるものとなっている。また、この包装用容器100は、底面中央外面にラベル貼付面11を形成した容器本体10に、立ち上がり壁21上に天面22を形成した蓋体20を嵌合するようにしている。
また、この包装用容器100では、ラベル貼付面11の周囲に、当該ラベル貼付面11に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部12aと、この傾斜部12aの外端から下方に垂下する垂下部12bとからなる被嵌凹部12を形成し、天面22の周囲に、当該天面22に連続して湾曲または傾斜する傾斜部23aと、立ち上がり側壁21の上端部21aとからなり、平面視で被嵌凹部12と同じ形状の嵌合凸部23を形成したのであるから、これらの被嵌凹部12及び嵌合凸部23とラベル貼付面11とは、互いに干渉し合わない位置関係となっている。
なお、「下方に垂下する」とは、必ずしも鉛直下方とは限らないものであり、斜め下方に垂れ下がる場合もある。
換言すれば、容器本体10側の被嵌凹部12と、蓋体20側の嵌合凸部23とは、例えば図7に示すように、複数の当該包装用容器100を積み上げる際に互いに嵌合させ合うものであり、これによって、上側の包装用容器100が下側の包装用容器100に対して位置ズレを生じないようにするものである。これらの被嵌凹部12と嵌合凸部23とは、ラベルが機械的に貼付されることになるラベル貼付面11とは全く異なった位置関係に形成されていることになっているから、積み上げるようにするための構造と、機械的なラベル貼付を行えるようにする構造とが、互いに干渉し合わないものとなっているのである。
さらに、包装用容器100のラベル貼付面11は被嵌凹部12よりも低い位置に設けられているため、ラベル自動貼り付け機に高い機械適正を示すのである。例えばローラー方式でラベル貼付を行う場合、ラベル貼付面11をラベルに近い位置に設ける事が可能となる。また、エアージェット方式の場合、ラベル貼付面11がコンプレッサのエアー発射口に近くなり、高いエアー圧力をラベルに吹きかける事が出来る。そのため、包装用容器100は、ラベルが貼付されなかったり、又は部分的にしか貼付されなかったり、ラベルがラベル自動貼り付け機の方に張り付いてしまったりすることもないのである。
勿論、この請求項1に係る包装用容器100においては、嵌合凸部23を平面視で被嵌凹部12に対応する形状とするとともに、嵌合凸部23と被嵌凹部12の断面形状をそれぞれ対応させたので、複数の当該包装用容器100を積み上げる際に互いに嵌合させ合わせたときに隙間が生じないのであり、上下の包装用容器100が嵌合凸部23と被嵌凹部12とで嵌合されていて、互いにズレることはないのである。
さらに、本発明は特許文献1のように、蓋体20の天面22の中央付近に断面逆コ字状のリブを形成しておらず、その天面には余分な凹凸形状が形成されていない。そのため、一般消費者が包装用容器100の中身全体を瞬時に確認する事が容易となる。しかも、嵌合凸部23は、特許文献1のように天面中央付近から垂直に立ちあがっておらず、シート成形における成形再現性は高い。そのため、嵌合凸部23と被嵌凹部12が常に各々対応する形状に成形され、積み重ねの性能を損なうことがない。
従って、この請求項1に係る包装用容器100は、互いに積み上げることができて、機械的なラベル貼付も円滑に行うことができ、内部の視認、つまり、容器の中身全体を瞬時に確認できるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の包装用容器100について、
「容器本体10の被嵌凹部12の外側に、下端面13aがラベル貼付面11より下方となり、内部が当該容器本体10内に開口する接地部13を形成したこと」
である。
この請求項2に係る包装用容器100では、容器本体10の被嵌凹部12の外側に接地部13を形成して、この接地部13の下端面13aがラベル貼付面11より下方となり、内部が当該容器本体10内に開口するようにしたのであるから、図8に示すように、ラベル貼付面11が当該包装用容器100を載置した棚表面や机の上から高さH1だけ離れることになる。
換言すれば、この請求項2の包装用容器100では、ラベル貼付面11に貼付されたラベルが棚や机の表面から引き離されるのであるから、ラベルが汚損されたり印字がスレて消えたりしないことになる。
また、ラベル貼付面11を含む容器底面全体が接地部13よりも底上げ状に高くなっているため、食品等の内容物を高い位置に盛り付ける事が可能であり、容器全体にぎっしり詰めたようなボリューム感を、一般消費者に訴求する事が可能としている。
従って、この請求項2の包装用容器100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、ラベルの保護や内容物の底上げ効果が行えるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の包装用容器100について、
「ラベル貼付面11の外面を平坦にしたこと」
である。
この請求項3に係る包装用容器100では、図2に示すように、ラベル貼付面11の外面を平坦にしたものであるが、「平坦」の意味は、このラベル貼付面11の外側(図2では図示下側)に向かって突出するもの、つまりラベルの貼付に邪魔になるものが何もない状態のことを言う。図2では、このラベル貼付面11に、容器本体10内に凹む内方突起16が形成してある例が示してあるが、この内方突起16は外側に向かって突出するものではなく、ラベルの貼付側からみれば小さな凹みであるから、ラベルの貼付に支障を来たすものではない。
この請求項3に係る包装用容器100において、ラベル貼付面11の外面を平坦にしたのであるから、例えば前述のエアージェット方式やローラー方式によりラベルを機械的に貼付しようとするとき、何等の支障も受けることなく貼付作業が行えるのであり、ラベルが貼付されなかったり、又は部分的にしか貼付されなかったり、ラベルがラベル自動貼り付け機の方に張り付いてしまったりすることもないのである。
従って、この請求項3に係る包装用容器100は、上記請求項1または2に係るそれと同様な機能を発揮する他、ラベル貼付面11の外面について、ラベルの貼付に支障を来たす突起の存在しないものとなっていて、機械的なラベル貼付が支障なく行えるものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装用容器100について、
「被嵌凹部12を構成している垂下部12b、及び嵌合凸部23を構成している立ち上がり側壁21の上端部21aの、鉛直線に対する各々の角度α及びβを、0°〜45°の範囲としたこと」
である。
この請求項4の包装用容器100では、図10及び図11に示すように、被嵌凹部12を構成している垂下部12bの、鉛直線に対する角度αを、0°〜45°の範囲とし(図10参照)、嵌合凸部23を構成している立ち上がり側壁21の上端部21aの、鉛直線に対する角度βを、0°〜45°の範囲とし(図11参照)たものであり、これにより、積み上げるようにするための構造(被嵌凹部12及び嵌合凸部23の構造)と、機械的なラベル貼付を行えるようにする構造(容器本体10におけるラベル貼付面11)とが、互いに干渉し合わないようになっているのである。
ここで、垂下部12bの、鉛直線に対する角度αと、立ち上がり側壁21の上端部21aの、鉛直線に対する角度βとを、各々0°〜45°の範囲としなければならないのは、次の理由による。本発明に係る包装用容器100を構成している容器本体10及び蓋体20は、合成樹脂シートをシート成形することによって成形されるもの、つまり「型」を使用して成形されるものであるため、「型抜き」を考慮しなければならないからである。特に、シート成形では、薄手の合成樹脂シートを材料としているため、型抜き時に型の一部が引っ掛かった場合には、製品に傷をつけることになる。シート成形品について、その型抜きの方向に対して型の一部が入り込む部分を、「アンダーカット部」といっている。
以上のようなアンダーカット部が生じないようにするために、被嵌凹部12における上記角度α、及び嵌合凸部23における上記角度βの最小値を0°とする必要があるのである。一方、これらの角度α及びβの最大値が45°である必要があるのは、これ以上大きいと、容器本体10の被嵌凹部12内に蓋体20の嵌合凸部23を嵌合させた場合に、両者の「引っ掛かり」が小さくなって、下側の包装用容器100に対して上側の包装用容器100が少しでも傾斜すると簡単に滑り落ちてしまうからである。
後述する実施形態では、これらの角度α及びβを、それぞれ10°としており、アンダーカットが生じない状態で型抜きを容易にし、しかも、被嵌凹部12及び嵌合凸部23の間の引っ掛かりを確実にできて、複数の包装用容器100を積み上げが安定して行えるようにしている。
従って、この請求項4に係る包装用容器100は、上記請求項1〜3のいずれかに係るそれと同様な機能を発揮する他、容器本体10の被嵌凹部12、及び蓋体20の嵌合凸部23にアンダーカット部がなく、被嵌凹部12及び嵌合凸部23の嵌合をしっかりと行えるものとなっているのである。
以上の通り、本発明においては、
「合成樹脂シートをシート成形した容器本体10、及び全体又は一部分が透明又は半透明の蓋体20からなり、底面中央外面にラベル貼付面11を形成した容器本体10に、立ち上がり壁21上に天面22を形成した蓋体20で段積み嵌合可能にした包装用容器100であって、
ラベル貼付面11の周囲に、当該ラベル貼付面11に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部12aと、この傾斜部12aの外端から下方に垂下する垂下部12bとからなる被嵌凹部12を形成し、
天面22の周囲に、当該天面22に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部23aと、立ち上がり側壁21の上端部21aとからなり、平面視で被嵌凹部12に対応する嵌合凸部23を形成するとともに、
嵌合凸部23と被嵌凹部12の断面形状をそれぞれ対応させて、段積み時に嵌合し得るようにしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、互いに積み上げることができて、機械的なラベル貼付も円滑に行うことができ、さらに容器の中身全体を瞬時に確認できる包装用容器100を、簡単な構造によって提供することができたのである。
本発明に係る包装用容器100を構成している容器本体10の平面図である。 同容器本体10の、図1中の1−1線でみた横断面図である。 同容器本体10の、図1中の2−2線でみた縦断面図である。 本発明に係る包装用容器100を構成している蓋体20の平面図である。 同蓋体20の、図4中の4−4線でみた横断面図である。 同蓋体20の、図4中の5−5線でみた縦断面図である。 容器本体10に蓋体20を嵌合した状態の複数の包装用容器100を積み上げた状態の断面図である。 容器本体10と、これに係合される蓋体20との位置関係を示す部分拡大断面図である。 蓋体20の上に他の包装用容器100の容器本体10が嵌合されたときの部分拡大断面図である。 図2中の3−3線に沿って見た容器本体10の部分拡大断面図である。 図5中の6−6線に沿って見た蓋体20の部分拡大断面図である。 容器本体10の被嵌凹部12または蓋体20の嵌合凸部23にリブ14を形成した例を示す部分拡大斜視図である。 容器本体10の被嵌凹部12または蓋体20の嵌合凸部23に波部15を形成した例を示す部分拡大斜視図である。 特許文献1に提案されている包装用容器の部分破断正面図である。 特許文献2に提案されている包装用容器の縦断面図である。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である包装用容器100について説明すると、図1〜図3には包装用容器100を構成している容器本体10が、また、図4〜図6には包装用容器100を構成している蓋体20が示してある。これらの容器本体10及び蓋体20は、合成樹脂シートをシート成形することによって形成したものであるが、特に、蓋体20については、合成樹脂シートとして、全体又は一部分を透明または半透明のものを採用して、この蓋体20を通して当該包装用容器100内の視認が容易に行えるようにしている。
合成樹脂シートの材料としては、ポリエチレンテレフタレート、二軸延伸ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、ポリスチレンペーパーのような発泡素材等が採用される。また、この合成樹脂シートは、電子レンジ内にも入れられるように、タルクや炭酸カルシウム等のフィラーを添加させたものであってもよく、単層のもの、あるいは積層したものであっても、さらには成形の再現性をよくするためのソリッド素材であってもよい。
特に、蓋体20の合成樹脂シートとしては、包装用容器100内の視認をよくすべく全体又は一部分を透明または半透明とし、その材料をアモルファス―ポリエチレンテレフタレート、二軸延伸ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリプロピレンであることが好ましい。
なお、これらの合成樹脂シートの厚さは、容器本体10については、0.20〜1.00mmの範囲であり、より好ましくは、0.30〜0.60mmの範囲のものがよい。蓋体20については、0.15〜0.80mmの範囲であり、より好ましくは、0.17〜0.45mmの範囲のものがよい。
さて、以上のような材料によってシート成形した容器本体10は、図1〜図3に示したように、外面をラベル貼付面11とした底面と、この底面の周囲に形成した接地部13と、この接地部13の周囲に立ち上がる側壁、この側壁の上端の嵌合部10a、そしてこの嵌合部10aから広がるフランジ部とを有している。そして、この容器本体10では、ラベル貼付面11と接地部13との境界部分に被嵌凹部12が形成してある。
この容器本体10の底面は、実施形態の場合、接地部13を有することによって、接地部13の設置面から持ち上がったものとして形成してある。この接地部13は、図1に示したように、底面の全周に形成して実施してもよいが、当該容器本体10を支えるものであるから、部分的に形成して実施してもよいものである。本実施形態の接地部13は、図8に示したように、容器本体10の底面を高さH1だけ底上げするものであるが、このH1は、ラベル貼付面11へのラベル貼付を容易にするために14mm以下であることが好ましいが、本実施形態では9mm以下にしてある。尚、14mm以下としたのは、例えばローラー方式でラベル貼付を行う場合で、ローラーが届く最大の範囲である。さらに本実施例を9mm以下としたのは、ラベルが貼付されなかったり、又は部分的にしか貼付されなかったり、ラベルがラベル自動貼り付け機の方に張り付いてしまったりすることがない範囲だからである。
また、傾斜部12aが湾曲して立ち上がる場合、その断面のR設定が1〜5000であるであれば良く、より好ましくはR5〜50である。5000より大きくなると、ラベル貼付面11に平坦な面を形成出来なくなり、1より小さくなると、被嵌凹部12の底面からの高さを1mmに設定した場合、被嵌凹部12がアンダーカット形状になってしまうからである。
また、実施形態の容器本体10における底面には、図1及び図2に示したように、複数の内方突起16が形成してあるが、これらの各内方突起16は、文字通り容器本体10内方に向けて突出するようにシート成形したものである。各内方突起16は、容器本体10内に収納した食品等の物品が底面の内側に直接接触しないようにするものであり、容器本体10内に突出してはいるが、図2に示したように、ラベル貼付面11の外方に突出するものではなく、ラベル貼付面11の平坦性を確保している。
なお、この容器本体10の、例えば嵌合部10aには、複数のブロッキング防止突起17が形成してあるが、これらのブロッキング防止突起17は、多数の容器本体10を同じ向きに積み重ねたとき、互いに嵌合し合わないようするものである。また、図1に示したように、接地部13に多数のリブを形成してその剛性を高めるようにしているが、これらのリブの形状は種々変更できるものであり、またなくてもよいものである。
被嵌凹部12は、ラベル貼付面11の周囲に形成したもので、ラベル貼付面の周囲全周でも一部分であってもよく、図8〜図10に示したように、当該ラベル貼付面11に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部12aと、この傾斜部12aの外端から下方に垂下する垂下部12bとからなるものである。この被嵌凹部12の底面からの高さ、つまり図8中に示したH2の寸法は、1〜15mmであるとよく、特に、2〜10mmであるとより好ましい。1mmより低くなると積み上げに適した嵌合高さを確保できなくなり、15mmを越えるとシート成形によって成形するのが困難になってしまうからである。また、より好ましくは2〜10mmとしたのは、積み上げに適した嵌合高さと、シート成形の成形性を両立するのに最も適した範囲だからである。
また、この被嵌凹部12を構成している垂下部12bの、鉛直線に対する角度αは、0°〜45°の範囲とすることがよいが、本実施形態では、10°としてある。
さらに、この実施形態に係る被嵌凹部12の、容器本体10の内側から見た平面形状は平坦なものであるが、図12に示したように、リブ14を形成したり、図13に示したように、波部15を形成したりして実施してもよい。これらのリブ14または波部15は、当該被嵌凹部12の剛性を高めるものであり、当該被嵌凹部12を蓋体20側の嵌合凸部23に嵌合させる時または後に、容器本体10自体を変形させないようにすることができる。
一方、蓋体20は、図4〜図6に示したように、順次下から、上記容器本体10のフランジ部に載置されることになるフランジ部と、このフランジ部の内側に形成してある係合部20aと、この係合部20aから立ち上がる立ち上がり側壁21と、この立ち上がり側壁21の上端部21aと、この上端部21aに支えられている天面22と、この天面22と上記立ち上がり側壁21との間に形成した嵌合凸部23とを備えたものである。
嵌合凸部23は、天面22の周囲に形成したものであり、周囲全周でも一部分であってもよく、当該天面22に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部23aと、立ち上がり側壁21の上端部21aとからなるものである。また、この嵌合凸部23は、図1と図4の比較で理解できるように、平面視で被嵌凹部12に対応するものである。「対応する」とは、形状について、被嵌凹部12と全く同じ形状か、被嵌凹部12への嵌合が可能な形状を有しており、嵌合時に各々が上下の位置関係にあるという意味である。
さらに、この嵌合凸部23の断面形状は、図7または図9に示したように、被嵌凹部12の断面形状に対応させたものである。この場合の「対応させる」とは、断面形状について、被嵌凹部12と全く同じか、被嵌凹部12への嵌合を隙間ができてもよいから可能にしたという意味である。従って、この嵌合凸部23は、複数の包装用容器100を段積みする場合に、被嵌凹部12に嵌合し得ることになる。
そして、この嵌合凸部23を構成している立ち上がり側壁21の上端部21aの、鉛直線に対する角度βは、0°〜45°の範囲とすることがよいが、本実施形態では、10°としてある。
また、実施形態のラベル貼付面11は外周形状が楕円形であるが、正円、長方形、正方形、六角、八角形の多角形でもよい。ラベル貼付面の面積はラベルが貼付可能するのに十分確保できる面積であればよい。尚、ラベル自体の大きさは10mm×10mm〜200mm×200mmの大きさであればよく、さらに、食品等の製造年月日又は加工年月日や消費期限又は賞味期限等の義務表示事項の表示に適した大きさは30mm×30mm〜90mm〜90mmである。
100 包装用容器
10 容器本体
10a 嵌合部
11 ラベル貼付面
12 被嵌凹部
12a 傾斜部
12b 垂下部
13 接地部
13a 下端面
14 リブ
15 波部
16 内方突起
17 ブロッキング防止突起
20 蓋体
20a 係合部
21 立ち上がり側壁
21a 上端部
22 天面
23 嵌合凸部
23a 傾斜部

Claims (4)

  1. 合成樹脂シートをシート成形した容器本体、及び全体又は一部分が透明又は半透明の蓋体からなり、底面中央外面にラベル貼付面を形成した前記容器本体に、立ち上がり壁上に天面を形成した前記蓋体で段積み嵌合可能にした包装用容器であって、
    前記ラベル貼付面の周囲に、当該ラベル貼付面に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部と、この傾斜部の外端から下方に垂下する垂下部とからなる被嵌凹部を形成し、
    前記天面の周囲に、当該天面に連続して湾曲または傾斜して立ち上がる傾斜部と、前記立ち上がり側壁の上端部とからなり、平面視で前記被嵌凹部に対応する嵌合凸部を形成するとともに、
    前記嵌合凸部と被嵌凹部の断面形状をそれぞれ対応させて、段積み時に嵌合し得るようにしたことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記容器本体の被嵌凹部の外側に、下端面が前記ラベル貼付面より下方となり、内部が当該容器本体内に開口する接地部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記ラベル貼付面の外面を平坦にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装用容器。
  4. 前記被嵌凹部を構成している垂下部、及び前記嵌合凸部を構成している立ち上がり側壁の上端部の、鉛直線に対する各々の角度α及びβを、0°〜45°の範囲としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装用容器。
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