JP4406853B2 - 包装用密閉容器 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂シートにより形成されて食品等を入れるために使用する包装用密閉容器に関し、特に、容器本体に対して蓋体を内嵌合するようにした包装用密閉容器に関するものである。
容器本体に対して蓋体を内嵌合するようにした包装用容器は、所謂トレーにラップを掛けて密閉する容器に対して、内容物の充填を簡単に行えるものである。また、このような蓋体を容器本体に嵌合する包装用容器では、蓋体を上方に盛り上がらせることができるから、内容物の充填量を増大させることができるだけでなく、内容物の外部からの視認を十分なものとすることができることもあって、最近では種々なタイプのものが採用されてきている。
例えば、特許文献1に記載されている「包装用容器」は、「内嵌合容器であっても蓋を外しやすくするために、摘み片と容器本体の鍔部の構成を工夫した包装用容器を提供せんとする」ことを目的として、図13に示すような構成を有したものとして提案されている。
特開2002−037334号公報、段落0005、段落0006、図3
この特許文献1に記載された容器は、当該文献の段落0005の記載、及び図13に示すように、
「(凹段部4)の上側に外折れした鍔部5を形成し、鍔部5は、その上面を内外段違い状に形成し、内側部分は外側部分の凸面5aよりも若干低い凹面5bとなし、対向二隅部(図示)若しくは四隅部の鍔上面は両側辺の凸面5a,5aを分断して摘み片12の幅と略同じか以上の幅を持った隅凹面5cを形成」
したものであるが、「摘み片12の幅と略同じか以上の幅を持った隅凹面5c」が存在するため、十分な密閉性を有してはいないものとなっている。
つまり、この特許文献1の容器では、蓋体を容器本体に内嵌合したとき、「凸面5a,5aを分断して形成した隅凹面5c」から「摘み片12」が突出するから、この「摘み片12」により蓋体の開放開放操作が確実に行えるという効果を有してはいるものの、この「摘み片12」を突出させるための「隅凹面5c」から内部の空気が勢いよく吹き出し、この空気吹き出しに伴って内容物も吹き出すという可能性を秘めているものである。
それだけではなく、この特許文献1の段落0006に記載されているように、「蓋7は、天面8から下り傾斜した周底面9の下周縁にU字状に外折れした嵌合縁部10を形成し、この嵌合縁部10は、上記凹段部4の水平状面と当接する」ものであるため、内容物の一部が、嵌合縁部10と凹段部4との間に挟まって、この内容物を潰したり見栄えを悪くしたりすることがある。
特に、内容物として「ちりめんじゃこ」を対象とした場合、これが嵌合縁部10と凹段部4との間に挟まってしまうことは、「ちりめんじゃこ」を潰して形を異常なものにし、かつ無様な状態に広げてしまうことをも意味し、消費者の購買意欲をそぐことにもなる。また、ちりめんじゃこは少量で販売することが多く、そのための容器としては、図13に示したような所謂「深物」でなく、なるべく薄いものである必要がある。そして、このような包装用容器は、内容物を充填して販売する時に、複数のものを上下に積み上げる、所謂「多段積み」する必要があるが、その際に蓋体が外れたり全体の形が変化したりしないようにしなければならないものでもある。
そこで、本発明者は、この種の蓋体を容器本体に内嵌合する包装用容器について、完全密閉及び多段積みが行え、かつ内容物の挟み込みが極めて少ないものとするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、全体を薄型でしかも剛性の高いものとすることができて、内容物の挟み込みが極めて少なく、変形なく多段積みが行える包装用密閉容器を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「外周にて連続する被嵌合フランジ13を有する容器本体10と、被嵌合フランジ13に嵌合されることになる嵌合フランジ23の内側に形成した嵌合突条22により容器本体10に対して内嵌合され、嵌合フランジ23及び嵌合突条22が連続した蓋体20とを有する包装用密閉容器であって、
容器本体10の底面11と被嵌合フランジ13との間の一部に、蓋体20の嵌合突条22の底面が対向することになる段部15を複数形成するとともに、
段部15間であって、底面11と被嵌合フランジ13との間に位置する側壁12に、下から上方外側に向かって傾斜する傾斜面12aを形成し、この傾斜面12aによって、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間を多く存在させたことを特徴とする包装用密閉容器」
である。
すなわち、まず、請求項1に係る包装用密閉容器は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより一体成形した容器本体10と蓋体20とからなるものである。なお、図1及び図2に示すように、特に容器本体10については、その底面11から下方に突出する複数の脚部14を有したものとしたものである。以下の実施形態で例示する容器本体10は、図1に示すように、略四角形状に形成したものであり、その四隅にそれぞれ独立した脚部14を形成したものである。
この脚部14は、底面11から下方に膨出するものであるから、その中に「ちりめんじゃこ」等の細かい収納物が入り込まないようにするために、非常に幅狭く(約1〜2mm、深さ約4mm)なるようにしてある。この脚部14を幅狭なものとするためには、合成樹脂シートを真空または圧空成形する際に、図2の図示下方から圧力が掛かるようにする成形を行うのである。そして、各脚部14を形成するための突起を、図2の図示上側になる型に形成しておく、つまり「オス金型」とするのである。
このような脚部14が底面11から均等に突出していることによって、容器本体10の底面11側における剛性が確保されることになるだけでなく、後述する蓋体20の天板21の外周に十分嵌り込むことができて、当該包装用密閉容器の多段積みを安定した状態で行えるようにするのである。
そして、この包装用密閉容器では、各脚部14と容器本体10側の被嵌合フランジ13との間に、図1、図2、図5、図7及び図8に示すように、蓋体20の嵌合突条22の底面が対向することになる段部15が複数形成してある。これらの段部15は、蓋体20上に別の包装用密閉容器が段積みされたときの力によって当接した嵌合突条22の底面を受けるものであり、その直下にある脚部14とともに、容器本体10や蓋体20の変形を防止できる剛性を確保しているものでもある。
各段部15は、各脚部14に対応する位置に形成してあるから、これら段部15の間には、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間が多く存在していることになる。つまり、容器本体10に蓋体20を嵌合させる時の空気の逃げ道が、例えば図13に示したものに比較して大きく取られているのである。従って、容器本体10に対する蓋体20の嵌合操作時に、収納物が飛び出すことは殆どなくなるのである。
一方、蓋体20について見てみると、図3及び図4に示すように、この蓋体20は、容器本体10側の被嵌合フランジ13に嵌合されることになる嵌合フランジ23と、この嵌合フランジ23の内側に形成した嵌合突条22を有しているものであり、この嵌合突条22により容器本体10に対して内嵌合されるものである。そして、嵌合突条22及び嵌合フランジ23は、図3に示すように、当該蓋体20の外周部分において完全に連続したものであり、嵌合フランジ23が内嵌合されることになる容器本体10側の被嵌合フランジ13も完全に連続したものである。この結果、当該蓋体20を容器本体10に内嵌合したときには、図10及び図11に示すように、当該包装用密閉容器は完全な密閉状態となるのである。
また、この蓋体20にあっては、容器本体10の底面11の隅部に脚部14を形成したから、これら各脚部14上に嵌合突条22を形成できることになり、その結果、天板21を大きく、つまり広い面積を有するものとすることができているのである。このため、この包装用密閉容器は、例えば、収納物であるちりめんじゃこの様子を外から十分視認できるものとしているのである。
なお、この包装用密閉容器については、その各脚部14と段部15との境界部分に、当該容器本体10の外方に膨出するスタック用突起16が形成してある。
すなわち、この包装用密閉容器では、図1及び図5に示すように、スタック用突起16を各脚部14と段部15との境界部分に形成してある。このスタック用突起16は、収納物を入れる前の容器本体10を、図12に示すように、多数積み重ねておくのであるが、その時の各容器本体10の嵌まり込みを防止するものである。
各スタック用突起16は、図12に示したように、その上側になる容器本体10側の底面11を支えることになり、上側の容器本体10の他の部分が、下側の容器本体10の他の部分に嵌り込むのを防止するものである。そして、このスタック用突起16は、各脚部14と段部15との境界部分に形成されるものであるから、各脚部14と段部15の剛性をさらに向上させる役目も果たしているのであり、しかも段部15の幅内に収めた状態で形成してあるので、段部15の剛性を高めるものでもある。
これにより、このスタック用突起16を設けた包装用密閉容器では、各容器本体10同士を多段積みしたときの重なり(ブロッキング)を防止できるものともなっているのである。
そして、本発明に係る包装用密閉容器では、各脚部14に対応する位置に段部15が形成してあって、しかも各段部15間であって、底面11と被嵌合フランジ13との間に位置する側壁12に、下から上方外側に向かって傾斜する傾斜面12aが形成してあるから、各段部15の間の傾斜面12aには、例えば図11に示すように、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間が多く存在していることになる。つまり、容器本体10に蓋体20を嵌合させる時の空気の逃げ道が、例えば図13に示したものに比較して大きく取られているだけでなく、収納物が挟み込まれる部分の存在も極めて少なくなっているのである。
従って、本発明に係る包装用密閉容器は、容器本体10及び蓋体20の全体が薄型でしかも剛性の高いものとなっているのであり、内容物の挟み込みが極めて少なく、変形なく多段積みが行えるものとなっているのであり、内容物の挟み込みを極力防止できるものともなっているのである。
以上、詳述した通り、本発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「外周にて連続する被嵌合フランジ13を有する容器本体10と、被嵌合フランジ13に嵌合されることになる嵌合フランジ23の内側に形成した嵌合突条22により容器本体10に対して内嵌合され、嵌合フランジ23及び嵌合突条22が連続した蓋体20とを有する包装用密閉容器であって、
容器本体10の底面11と被嵌合フランジ13との間の一部に、蓋体20の嵌合突条22の底面が対向することになる段部15を複数形成するとともに、
段部15間であって、底面11と被嵌合フランジ13との間に位置する側壁12に、下から上方外側に向かって傾斜する傾斜面12aを形成し、この傾斜面12aによって、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間を多く存在させたこと」
にその主たる構成上の特徴があり、これにより、この包装用密閉容器は、容器本体10及び蓋体20の全体を薄型でしかも剛性の高いものとすることができ、内容物の挟み込みが極めて少なく、変形なく多段積みが行えるのである。
特に、本発明に係る包装用密閉容器は、嵌合突条22及び嵌合フランジ23が、当該蓋体20の外周部分において完全に連続したものであり、嵌合フランジ23が内嵌合されることになる容器本体10側の被嵌合フランジ13も完全に連続したものであるから、当該蓋体20を容器本体10に内嵌合したときに、完全な密閉状態とすることができるのである。
本発明の包装用密閉容器を構成する容器本体の平面図である。 同容器本体の、右半分を断面で示した正面図である。 同包装用密閉容器を構成する蓋体の平面図である。 同蓋体の縦断面図である。 図1に示した容器本体の要部拡大平面図である。 同容器本体の部分拡大縦断面図である。 図1中の2−2線にそってさらに拡大してみた、同容器本体の部分断面図である。 図1中の1−1線にそってさらに拡大してみた、同容器本体の部分断面図である。 各段部の直上に形成してあるエア抜きを示す容器本体の部分拡大図である。 図1中の1−1線にそってみた本発明に係る包装用密閉容器の縦断面図である。 図1中の2−2線にそってみた本発明に係る包装用密閉容器の縦断面図である。 多数の容器本体を多段積みしたときの様子を示す部分拡大縦断面図である。 従来の技術を示す分解斜視図である。
次に、以上のように構成した本発明を、図面に示した実施の形態である包装用密閉容器について説明すると、この包装用密閉容器は、図1及び図2に示した容器本体10と、図3及び図4に示した蓋体20とからなるものである。これらの容器本体10及び底面11は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより一体的に形成したものであり、使用する合成樹脂シートは、収納物が外からよく見えるようにするために、透明または半透明なものを採用している。
本発明に係る包装用密閉容器を構成している容器本体10は、図1及び図2に示したように、容器本体10の底面11の隅部に下方に膨出させた複数の脚部14を形成するとともに、これらの脚部14と被嵌合フランジ13との間に、蓋体20の嵌合突条22の底面が対向することになる段部15を複数形成したことものである。この実施形態で例示する容器本体10は、図1に示すように、略四角形状に形成したものであり、図2、図10、及び図11に示したように、その四隅に各脚部14をそれぞれ独立した状態で形成したものである。
この脚部14は、合成樹脂シートを成形する際に、この合成樹脂シートが型の突起の回りを包み込むようにすることにより形成したものであり、図10等に示すように、底面11から下方に膨出するものである。また、この脚部14内に「ちりめんじゃこ」等の細かい収納物が入り込まないようにするために、この脚部14は、非常に幅狭く(約1〜2mm、深さ約4mm)なるようにしてある。
このような脚部14は、底面11から均等に突出させてあることによって、容器本体10の底面11側における剛性を確保しているだけでなく、当該包装用密閉容器の多数を段積みしたとき、下側の蓋体20の天板21の外周を包むように嵌り込むものである。特に、実施例のような四角形状の容器本体10及び蓋体20であれば、各脚部14が蓋体20の天板21を完全に包み込むから、当該包装用密閉容器の多段積みを安定させることができるのである。
また、この容器本体10では、各脚部14と被嵌合フランジ13との間に、図1、図2、図5、図7及び図8に示すように、蓋体20の嵌合突条22の底面が対向することになる段部15が形成してある。この段部15は、蓋体20上に別の包装用密閉容器が段積みされたときの力によって当接した嵌合突条22の底面を受けるものであり、その直下にある脚部14とともに、容器本体10や蓋体20の変形を防止できる剛性を確保する。
この段部15は、図1及び図5に示したように、各脚部14に対応する位置に形成してあるから、これら段部15の間には、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間が、例えば図11に示したように多く存在していることになる。つまり、容器本体10に蓋体20を嵌合させる時の空気の逃げ道が、例えば図13に示したものに比較して大きく取られているのである。
一方、蓋体20について見てみると、図3及び図4に示すように、この蓋体20は、容器本体10側の被嵌合フランジ13に嵌合されることになる嵌合フランジ23と、この嵌合フランジ23の内側に形成した嵌合突条22を有しているものであり、この嵌合突条22により容器本体10に対して内嵌合されるものである。そして、嵌合突条22及び嵌合フランジ23は、図3に示すように、当該蓋体20の外周部分において完全に連続したものであり、嵌合フランジ23が内嵌合されることになる容器本体10側の被嵌合フランジ13も完全に連続したものである。この結果、当該蓋体20を容器本体10に内嵌合したときには、図10及び図11に示すように、当該包装用密閉容器は、蓋体20の嵌合突条22全体に亘って密閉状態となるのである。
また、この蓋体20にあっては、容器本体10の底面11の隅部に脚部14を形成したから、これら各脚部14上に嵌合突条22を形成できることになり、その結果、天板21を広い面積を有するものとすることができ、例えば、収納物であるちりめんじゃこの様子が外から十分視認できる。
また、この包装用密閉容器を構成している容器本体10については、図5に拡大して示したように、その各脚部14と段部15との境界部分に、当該容器本体10の外方に膨出するスタック用突起16が形成してある。
このスタック用突起16は、収納物を入れる前の容器本体10を、図12に示すように、多数積み重ねておくのであるが、その時の各容器本体10の嵌まり込みを防止するものである。つまり、各スタック用突起16は、図12に示したように、その上側になる容器本体10側の底面11を支えることになり、上側の容器本体10の他の部分が、下側の容器本体10の他の部分に嵌り込むのを防止する、つまり各容器本体10同士を多段積みしたときの重なり(ブロッキング)を防止できるものである。
さらに、この包装用密閉容器を構成している容器本体10では、図7及び図8に示したように、各脚部14間であって、底面11と被嵌合フランジ13との間に、下から上方外側に向かって傾斜する傾斜面12aが形成してある。
この傾斜面12aは、各段部15の間の傾斜面12aに、例えば図11に示したように、蓋体20側の嵌合突条22の底面を受けることのない空間を多く形成するためのものであり、容器本体10に蓋体20を嵌合させる時の空気の逃げ道を形成するとともに、図11に示したように、蓋体20の嵌合突条22下に空間を積極的に形成して、収納物の挟み込みが極めて少ないようにするものである。
さらに、本実施形態の包装用密閉容器においては、図1、図5及び図9に示したように、その容器本体10の各段部15とその直上の被嵌合フランジ13との間にエア抜き17が形成してある。このエア抜き17は、前述したスタック用突起16と同様に、側壁12に該当する合成樹脂シートの一部を外部に膨出させることにより形成したものであり、図9に詳細に示したように、下方から上方に掛けて小さくなるようにしたものである。
このエア抜き17は、容器本体10に嵌合される蓋体20の嵌合突条22の直ぐ外側に位置することになるものであり、蓋体20を容器本体10に嵌合する際に、容器本体10内の空気を逃がすものである。そして、この空気の逃がしの際には、各エア抜き17の上端が図9に示したように小さくしてあるから、内容物がこのエア抜き17から飛び出すことは非常に少なくするものである。
また、このエア抜き17は、段部15の幅内に形成してあるスタック用突起16の近傍に形成したものであるから、この種の合成樹脂製容器のコーナー部に発生し易い「成形ジワ」を目立たなくするという機能も果たすものである。
なお、本実施形態の蓋体20においては、その各四隅部分につまみ部24が形成してあり、このつまみ部24を引くことにより、嵌合されていた蓋体20を容器本体10から外し易くしてある。
10 容器本体
11 底面
12 側壁
12a 傾斜面
13 被嵌合フランジ
14 脚部
15 段部
16 スタック用突起
17 エア抜き
20 蓋体
21 天板
22 嵌合突条
23 嵌合フランジ
24 つまみ部

Claims (1)

  1. 外周にて連続する被嵌合フランジを有する容器本体と、前記被嵌合フランジに嵌合されることになる嵌合フランジの内側に形成した嵌合突条により前記容器本体に対して内嵌合され、前記嵌合フランジ及び嵌合突条が連続した蓋体とを有する包装用密閉容器であって、
    前記容器本体の底面と被嵌合フランジとの間の一部に、前記蓋体の嵌合突条の底面が対向することになる段部を複数形成するとともに、
    前記各段部間であって、前記底面と被嵌合フランジとの間に位置する側壁に、下から上方外側に向かって傾斜する傾斜面を形成し、この傾斜面によって、蓋体側の嵌合突条の底面を受けることのない空間を多く存在させたことを特徴とする包装用密閉容器。
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