JP2012030887A - 蓋体およびその蓋体を備えた包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄手の合成樹脂シートを用いて成形した場合であっても、少なくとも端縁部では従来のものと同等の荷重に対する耐性(剛性)を持つことができ、かつ側壁部での透視性も確保することのできる蓋体と、その蓋体と容器本体とからなる包装用容器を提供すること。
【解決手段】蓋体10と容器本体40とからなる包装用容器Aにおいて、蓋体10は端縁部に凸条17が形成されている天板部11と天板部11から下方に向けて連接する側壁部12とを備えた蓋体10であり、蓋体10の側壁部12における天板部に形成した凸条17に連接している領域には、上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部20を複数個形成する。さらに、凸条17の第1のリブ凹部20の上端部に連続する部位にも第2のリブ凹部30を形成し、凸条を第2のリブ凹部30によって複数個所に分断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓋体とその蓋体を備えた包装用容器に関する。
近年では、弁当や惣菜等は、これを特定の包装用容器に入れて運搬や販売等がなされており、そのための包装用容器も多岐にわたって製造されている。この種の包装用容器としては、内容物を収容した後にラップをかけて内容物を保護するようにして用いられる、いわゆるトレーと、内容物を容器本体に収容した後に蓋をかぶせるようにした、いわゆるパックとに大別することができるが、いずれにおいても、衛生的であることから合成樹脂を使用して形成されたものが多く用いられている。
包装用容器を構成する容器本体や蓋体として、合成樹脂シート(例えばポリエチレンテレフタレートやOPS(延伸ポリスチレンシート)、ポリプロピレンなど)を材料とし、真空成形または圧空成形などの熱成形により製造されているものがある。このようなシート成形による包装用容器では、シート厚をより薄くすることで軽量化を図りながら、容器として必要とされる強度を備えるものが求められる。特に、容器本体と蓋体とからなる包装用容器の場合、容器本体に内容物を収容し蓋をした状態のものを、例えば3〜5段に積み重ねて運搬箱中に収納したり、陳列棚に陳列することが行われていることから、多段に積み重ねたときの上からの荷重に耐えるだけの強度を持つことが求められている。
また、包装用容器が全体として平面視で矩形状のものである場合、多段に積み重ねられた包装用容器群から1つの包装用容器を取り出そうとするとき、包装用容器の端縁近傍であって一側方に偏った部位を手で持って取り出されることが多い。そのような偏った位置で包装用容器を支持しようとすると、包装用容器には下方に向けて回動しようとするモーメントが生じるので、包装用容器を水平姿勢に維持しようとすると、指先に、荷重の重心位置で支持する場合と比較して、より大きな力が働くようになる。包装用容器を構成する蓋体には、そのような場合であっても、変形しないだけの強度(剛性)を持つことが求められる。
一方、シート成形品において、強度とシート厚とは基本的には背反する事項であり、同時に双方を満足することはできないので、蓋体あるいは容器本体の所望位置に上下方向の補強用リブを形成することで、薄手のシートを用いて軽量化を図りながら求められる強度を確保することが通常行われており、特許文献1あるいは特許文献2等にはその一例が記載されている。特許文献1、2に記載の包装用容器では、蓋体あるいは容器本体の側壁部に縦方向の補強リブを形成するようにしており、さらに、特許文献1では、蓋体の天板部の周縁全体に凸条を形成することで、蓋体の強度を確保するようにしている。
特開平11−171260号公報 特開2008−265767号公報
本発明者らは、シート成形された蓋体あるいは容器本体の強度向上のための研究および実験を継続して行ってきているが、その過程で、特許文献1あるいは特許文献2に記載されるように、蓋体あるいは容器本体の側壁部にリブを設けることである程度までは強度補強ができるものの、側壁部にのみにリブを設けても得られる補強効果は限定的であり、さらに軽量化しながら要求される強度を確保するには、さらに改善すべき余地のあることを知った。
また、一般に、シート成形された蓋体あるいは容器本体は透明性があり内容物を外から透視できる利点があることから、食材の包装用容器等として商品価値の高いものとして用いられているところ、特許文献1あるいは特許文献2に記載のように、多数個の半円筒形状あるいは棒状あるいは菱形のリブを側壁部に多数形成したものは、リブ部分での光の屈折の関係で内部視認性が低下する場合があり、商品価値を損なう場合があることも経験した。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、より薄手の合成樹脂シートを用いて成形した場合であっても、少なくとも端縁部では従来のものと同等の荷重に対する耐性(剛性)を持つことができ、かつ側壁部での透視性も確保することのできる蓋体と、その蓋体と容器本体とからなる包装用容器を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく、さらに研究と実験を行うことにより、側壁部に上端部と下端部との長さが異なる略台形状をなす凹状リブを形成すること、天板部の端縁部に凸条を設けて該凸条部分にも側壁部に形成した凹状リブに連続する凹状リブを形成すること、そして、凸条部分に形成した凹状リブによって凸条部分をその頂部領域も含めて複数の領域に分断すること、とによって、単に側壁部のみに補強リブを形成する場合と比較して、荷重に対する耐性を向上させることができること、さらに、それに加えて透視性も十分に確保できることを知見した。本発明は上記の知見に基づいてなされたものである。
第1の発明は、少なくとも対向する両端縁部に凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されていることを特徴とする蓋体である。
第2の発明は、少なくとも対向する両端縁部に凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部が短くされた略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されていることを特徴とする蓋体である。
第3の発明は、上記の蓋体とその蓋体が着脱自在に装着される容器本体とからなる包装用容器である。
第4の発明は、少なくとも対向する両端縁部には凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されている蓋体と容器本体とが連接部を介して一体に成形されてなることを特徴とする包装用容器である。
上記の各発明において、蓋体は合成樹脂のシート成形によって形成される。本発明による蓋体は、側壁部が上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部を有することに加えて、天板部の少なくとも対向する両端縁部に形成した凸条が第2のリブ凹部によって部分的に分断されていることにより、後の実施例に示すように、そのような第2のリブ凹部を有しないものと比較して、上方からの荷重に対する耐性(圧縮強度)が、少なくとも端縁部近傍では10〜50%程度向上する。換言すれば、本発明による蓋体は、同じ厚さのシートで成形された従来の蓋体と比較して、同じ大きさの圧縮荷重に対して、少なくとも対向する両端縁部においてその変形量は小さく、剛性が高くなる。
そのために、従来のシートよりも比較して薄手のシートを用いて蓋体を成形しても、成形された蓋体は従来品と同程度の圧縮強度(剛性)を持つことができ、軽量化できるので、環境にも優しい容器とすることができる。
また、第1のリブ凹部は、正面視で略台形状であり、従来側壁部に形成されていた半円筒形状あるいは棒状のリブと比較して、側壁部と平行な平面を多く持つことができる。そのために、透視性が大きく低下することもない。
本発明による包装用容器は、上記した蓋体を備えることで、少なくとも蓋体の対向する両端縁部近傍での剛性が大きくなり、10〜50%程度、その強度を向上させることができる。そのために、多段に段積みしたときに発生する上からの荷重による変形を、従来の蓋体を用いる場合と比較して抑制することができる。また、包装用容器の端縁部近傍を指で把持して持ち上げるときの蓋体の変形量も、従来の蓋体を用いる場合と比較して抑制することができる。このことは、包装用容器平面視で矩形状、特にほぼ長方形をなす形状の場合に、その短手方向の端縁部において、特に効果的に発現する。さらに、前記のように蓋体の透視性が低下することもないので、内容物を収容した包装用容器の商品価値も大きく向上する。
なお、本発明による蓋体において、対向する端縁部(好ましくは短手方向の対向する端縁部)だけでなく、天板部の全周にわたって凸条が形成されていてもよい。その場合には、全体の剛性が一層高くなり、外力によって変形するのをさらに抑え込むことができる。しかし、全周にわたって凸条が形成されていると、蓋体の天板部と側壁部とにわたって商品シール等を貼り付けるときの自由度が低下するので、少なくとも長手方向の周縁の一部には、凸条を形成しないことが望ましい。
本発明による包装用容器は、上記第3の発明のように、蓋体と容器本体とが別体になっているものでもよく、上記第4の発明のように、両者が連接部を介して一体に成形されている、いわゆるフードパックでもよい。いずれの場合も、蓋体はその周縁下部に容器本体に対する嵌合部を持つことは好ましく、それにより、蓋をしたときの密封性をより確実に確保することができる。
上記のように、本発明によれば、従来よりも薄手の合成樹脂シートを用いて蓋体を成形しても、少なくともその対向する両端縁部において従来と同程度の圧縮強度(剛性)を持つ蓋体が得られる。蓋体が平面視でほぼ長方形をなす形状の場合には、その短手方向の両端縁部において特に効果が大きい。それにより、蓋体の軽量化とその成形材料の節減が可能となる。また、本発明による包装用容器は軽量でありながら、多段に積み重ねしたときや包装用容器を手に取ろうとしたときの変形を抑制することができ、かつ蓋体は高い透視性を持つので、商品価値の高い包装用容器が得られる。
本発明による蓋体および蓋体と共に用いる容器本体の一例を分離した状態で示す斜視図。 蓋体と容器本体が一体となった本発明による包装用容器の一例を示す斜視図。 蓋体を端縁部側から見た側面図。 図3でのIV−IV線に沿って切断した断面を示す図。 本発明による蓋体の他の例を端縁部側から見た側面図。
以下、本発明による蓋体および包装用容器の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明による包装用容器Aは蓋体10と容器本体40とで構成される。この例において、蓋体10は透明なOPS等の合成樹脂シートを熱成形することで作られており、容器本体40は着色された合成樹脂シートを熱成形することで作られている。容器本体40は発泡樹脂成形品であってもよい。
蓋体10は平面視で略長方形状であり、天板部11と該天板部11の周縁部から下方に連接する側壁部12を備える。図3および図4にも示すように、側壁部12の下端の全周は略U字状の凹溝部13とされており、該凹溝部13の外側上端部には水平方向のフランジ14が形成されている。該フランジ14は適所につまみ部として機能する突片15を有している。また、凹溝部13の底部近傍には、容器本体40と内勘合するための外側への膨出部16が全周にわたって形成されている。
蓋体10は、少なくとも対向する短手方向の両端縁部に、適宜高さに上方へ突出する凸条17を有している。図示の例で、凸条17は、天板部11の短手方向の側縁全部と長手方向の側縁の一部にまで連続して形成されており、長手方向の側縁は凸条のない領域を有している。なお、本発明では、天板部11の「端縁部」とは、1つの側縁とその両端に繋がる側縁の一部を含んだ領域をいう。図示の例で、長手方向の側縁に凸条のない領域を設けたのは、天板部11から側壁部12に亘るようにして商品シール等を確実に貼り付けることができるようにするためであって、これに限らず、天板部11の全周縁に亘るようにして、あるいは一方の長手方向の側縁の一部だけを除くようにして、凸条17を形成してもよい。
蓋体10の側壁部12であって、少なくとも天板部11に形成した凸条17に連接している領域には、図3に示すように、正面から見たときに、上端部が短くされた略台形状の第1のリブ凹部20が、側壁部12の面から内側に所定距離だけ陥入するようにして形成されている。すなわち、第1のリブ凹部20は、上端部が短くされた正面視で略台形状の底板部21と、該底板部21の左右側縁と側壁部12とを接続する側面部22とで構成され、水平方向断面は略U字状をなしている。好ましくは、前記底板部21と隣接する側壁部12とは互いにほぼ平行に位置するようにされる。
さらに、天板部11に形成した前記凸条17における前記第1のリブ凹部20の上端部に連続する部位には、第1のリブ凹部20に連続するようにして第2のリブ凹部30が形成されており、図示のように、第2のリブ凹部30は凸条17の頂部にも亘っている。それによって、前記凸条17は部分的に分断されている。換言すれば、凸条17は第2のリブ凹部30の数だけの頂部を含めた形状の凹嵌部を間隔をおいて有している。
図1に示す蓋体10において、凸条17が形成されていない天板部11の側縁に連接する側壁部12の領域にも、第1のリブ凹部20と同様のリブ凹部が形成されている。しかし、この領域に形成されるリブ凹部は省略することもできる。
容器本体40は、内容物収容部41と、該内容物収容部41の周囲に形成した立ち上がり壁42と、把持部43とを備える。立ち上がり壁42の形状は、蓋体10に形成した凹溝部13の外側壁の形状とほぼ一致した形状とされており、垂直断面では末広がり形状であって、その上端部の内寸法は蓋体10の凹溝部13に形成した膨出部16の外寸法よりもわずかに小さくされている。
上記の包装用容器Aの使用態様を説明する。図1に示すように、蓋体10と容器本体40とを分離した状態で、容器本体40の内容物収容部41に食品等の内容物を収容する。その後で、図2に示すように、容器本体40に蓋体10を取り付ける。取り付けるに当たっては、蓋体10の凹溝部13に形成した膨出部16が、容器本体40における立ち上がり壁42の上端部を乗り越えるようにして容器本体40内に入り込み、いわゆる内嵌合状態で蓋体10が容器本体40に取り付けられるので、密封性の高い包装用容器が得られる。
内容物を収容することで重たくなった包装用容器Aが多段に積み重ねられて、運搬箱中に収納され、また、陳列棚に陳列される。その際に、前記したように、下位に位置する包装用容器には大きな上からの荷重がかかる。また、積み重ねられた包装用容器の群から1つの包装用容器Aを取り出すときに、蓋体10の端縁部近傍に集中した力がかかり変形しやすくなる。しかし、本発明による蓋体10は上記した構成を備えており、その変形が抑制される。
すなわち、蓋体10の側壁部12に形成される第1のリブ凹部20は上端部が短くされた略台形状であり、両側にハ字状に広がる一対の側面部22を有している。また、天板部11は凸条17を有し、該凸条は前記第1のリブ凹部20に繋がる第2のリブ凹部30によって複数個の領域に分断されている。前記ハ字状に広がる(すなわち、斜材となっている)一対の側面部22・22が側壁面12に並列して複数個存在することで、蓋体10の端縁部のコーナー部に作用する偏荷重に対して抵抗材となり、高い耐荷重性が得られると考えられる。また、そのことと、凸条が第1のリブ凹部20に繋がる第2のリブ凹部30によって複数個の領域に分断されていることとでも、蓋体10の端縁部のコーナー部近傍に作用する偏荷重に対する耐性も大きくなり、その領域での変形も抑制されると考えられる。
さらに、第1のリブ凹部20の前記した底板部21はほぼ平坦面であり光が屈折するのを抑制することができるので、第1のリブ凹部20での透視性が阻害されることもない。そのために、包装用容器Aに収容した食品などの商品価値を高めることができる。
図5は、本発明による蓋体の他の例を示している。この蓋体10Aは、蓋体10Aの側壁部12に形成される第1のリブ凹部20の形状が、正面から見たときに、上端部が長く、下端部が短くされた略台形状である点で、図1〜図4に示した蓋体10と相違している。そして、ここでも、天板部11の凸条17に形成される第2のリブ凹部30は、第1のリブ凹部20の上端部に連続するようにして形成されており、図示のように、第2のリブ凹部30は凸条17の頂部にも亘っている。他の構成は、図1〜図4に示した蓋体10と同じであり、対応する部材には同じ符号を付すことで、説明は省略する。この態様の蓋体10Aも、前記した蓋体10と同様に、高い圧縮強度と良好な透視性が得られることは、説明を要しない。
なお、上記の説明では、包装用容器Aを蓋体10(10A)と容器本体40とが別々の部材からなるものとして説明したが、本発明による包装用容器は、前記した特許文献2に記載されるように、蓋体10と容器本体40とが連接部を介して一体に成形されてなる形状の包装用容器であってもよいことは当然であり、その形態の包装用容器も本発明に含まれる。
本発明による蓋体について、圧縮強度の試験を行った。
[実施例]厚み0.25mmのOPSを熱成形して図1に示した形状の蓋体を得た。さらに、厚み0.4mmのポリプロピレンシートを熱成形して蓋体を内嵌合できる形状の容器本体を得た。蓋体を容器本体に嵌合させた状態で、蓋体の端縁部であるコーナーから5mmの位置に荷重をかけることで、蓋体のコーナー部の圧縮強度を測定した。装置には、AIKOH ENGINEERING(アイコーエンジニアリング)社製の荷重測定機(MODEL 131ODS)を用い、装置が荷重を感知してから、10ミリ圧縮した時の荷重を測定して圧縮強度とした。測定された圧縮強度は、770gfであった。
[比較例]実施例と同様に厚み0.25mmのOPSを熱成形して比較例の蓋体を得た。ただし、比較例の蓋体では前記した第2のリブ凹部30を凸条17に形成しなかった。比較例の蓋体に対して実施例と同様にして圧縮強度試験を行った。測定された圧縮強度は、590gfであった。
[考察]上記から、実施例の蓋体は比較例の蓋体と比較して、約30%の強度の向上が確認された。
A…包装用容器、
10、10A…蓋体、
11…天板部、
12…側壁部、
13…凹溝部、
16…凹溝部に形成した外側への膨出部、
17…蓋体の端縁部に形成した凸条、
20…蓋体の側壁部に形成された第1のリブ凹部、
21…第1のリブ凹部の底板部、
22…第1のリブ凹部の側面部、
30…天板部の凸条に形成された第2のリブ凹部、
40…容器本体。

Claims (4)

  1. 少なくとも対向する両端縁部に凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されていることを特徴とする蓋体。
  2. 少なくとも対向する両端縁部に凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部が短くされた略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されていることを特徴とする蓋体。
  3. 請求項1または2に記載の蓋体と前記蓋体が着脱自在に装着される容器本体とからなる包装用容器。
  4. 少なくとも対向する両端縁部に凸条が形成されている天板部と前記天板部から下方に向けて連接する側壁部とを備えた蓋体であって、前記側壁部であって少なくとも前記天板部に形成した凸条に連接している領域には上端部と下端部との長さが異なる略台形状の第1のリブ凹部が複数設けられており、前記凸条の前記第1のリブ凹部の上端部に連続する部位には第2のリブ凹部が凸条の頂部に亘って形成されており、前記凸条は前記第2のリブ凹部によって部分的に分断されている蓋体と容器本体とが連接部を介して一体に成形されてなることを特徴とする包装用容器。
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