JP2014116931A - 信号処理装置および信号処理システム - Google Patents

信号処理装置および信号処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014116931A
JP2014116931A JP2013233693A JP2013233693A JP2014116931A JP 2014116931 A JP2014116931 A JP 2014116931A JP 2013233693 A JP2013233693 A JP 2013233693A JP 2013233693 A JP2013233693 A JP 2013233693A JP 2014116931 A JP2014116931 A JP 2014116931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
input
processing
channel
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013233693A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Sato
航一郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2013233693A priority Critical patent/JP2014116931A/ja
Publication of JP2014116931A publication Critical patent/JP2014116931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/005Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for combining the signals of two or more microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/02Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for preventing acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/04Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for correcting frequency response
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2410/00Microphones
    • H04R2410/01Noise reduction using microphones having different directional characteristics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2410/00Microphones
    • H04R2410/05Noise reduction with a separate noise microphone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2420/00Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/12Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for distributing signals to two or more loudspeakers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】配線が煩雑にならず、データ多重化の処理が不要であり、かつデータバス線を別途用意する必要もない信号処理装置を提供する。
【解決手段】FPGA11Aは、第1入出力端子13Aの第1チャンネル以外のサブチャンネルの1つと、第2入出力端子14Aの当該サブチャンネルに対応するチャンネルに隣接する他チャンネルと、を物理的に接続する。例えば、第1入出力端子13Aの第2チャンネルと、第2入出力端子14Aの第1チャンネルと、を接続し、第1入出力端子13Aの第3チャンネルと、第2入出力端子14Aの第2チャンネルと、を接続し、第1入出力端子13Aの第4チャンネルと、第2入出力端子14Aの第3チャンネルと、を接続し、第1入出力端子13Aの第5チャンネルと、第2入出力端子14Aの第4チャンネルと、を接続する。
【選択図】図1

Description

この発明は、信号処理装置および信号処理システムに関する。
従来、複数の機器を接続する場合、中心となる機器に対し、複数の周辺機器を集中して接続するスター接続や、周辺機器同士を接続するカスケード接続が存在する。
また、データバス線とは別にコントロール信号線を設けることで、多数の機器を接続可能にしたモジュール連結システムも提案されている(特許文献1を参照)。
特開2011−15106号公報
スター接続では、中心となる機器に、周辺装置の数だけ接続ポートが必要になる。また、周辺装置の数が増えるほど配線も煩雑になる。
カスケード接続では、中心となる機器にポートが1つだけでよく、外観上も配線が煩雑になることがないが、データの多重化が必要になり、各周辺装置においてソフトウェア上の処理が必要になり、各周辺機器に負荷がかかるとともに周辺装置毎の遅延が累積される。
また、特許文献1の装置は、データバス線が別途必要になるという課題がある。
そこで、この発明は、配線が煩雑にならず、データ多重化の処理が不要であり、かつデータバス線を別途用意する必要もない信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明の信号処理装置は、複数チャンネルの信号を入出力する第1入出力部と、複数チャンネルの信号を入出力する第2入出力部と、前記複数チャンネルの信号のうち、第1チャンネルの信号を入出力し、対応する処理を行う処理部と、前記第1入出力部の第1チャンネルと、前記処理部と、を物理的に接続するとともに、前記第1入出力部の第1チャンネル以外のサブチャンネルの1つと、前記第2入出力部のうち当該サブチャンネルに対応するチャンネルに隣接する他チャンネルと、を物理的に接続する物理回路と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、第1入出力部に入力された第1チャンネルの信号は、自装置の処理部に入力され、第1入出力部に入力されたサブチャンネル(例えば第2チャンネル)の信号は、第2入出力部のうち当該サブチャンネルに隣接した他チャンネル(例えば第1チャンネル)の信号として他装置に出力されることになる。
このような信号処理装置を複数接続する場合において、いずれか1つの信号処理装置の第1入出力部をホスト装置に接続し、各装置の第2入出力部と第1入出力部と、を接続すると、外観上はカスケード接続でありながらデータ多重化の処理が不要になり、別途データバス線を設けることも不要になる。以下、この点について、説明する。
例えば、ホスト装置に第1信号処理装置を接続し、当該第2信号処理装置に第1信号処理装置を直列に接続した場合において、ホスト装置から第1チャンネルおよび第2チャンネルの信号が出力される場合について説明する。第1信号処理装置において、ホスト装置から出力される第1チャンネルの信号は、上記物理回路によって処理部に出力される。また、ホスト装置から出力される第2チャンネルの信号は、物理回路によって第2入出力部の第1チャンネルから出力される。したがって、第2信号処理装置において、第1入出力部から入力された第2チャンネルの信号は、処理部に出力されることになる。
さらに接続機器の数が増えた場合も同様である。例えば、第2信号処理装置に第3信号処理装置をさらに直列に接続した場合において、ホスト装置からさらに第3チャンネルの信号を出力する場合について説明する。この場合、第1信号処理装置において、ホスト装置から出力される第3チャンネルの信号は、物理回路によって、第2入出力部の第2チャンネルから出力される。第2信号処理装置において、第1信号処理部から出力される第3チャンネルの信号は、物理回路によって、第2入出力部の第1チャンネルから出力される。したがって、第3信号処理装置において、第1入出力部から入力された第3チャンネルの信号が処理部に出力されることになる。
よって、本発明の信号処理装置は、中心となる機器に、周辺装置の数だけ接続ポートを設ける必要もなく、配線も煩雑にならず、データの多重化も不要であり、データバス線を別途用意する必要もない。さらに、本発明の信号処理装置は、ホスト装置に最も近い装置から順に各チャンネルが物理的に割り当てられるため、どの装置にどのデータを送受信するか、等の情報が不要である。この場合、各装置の接続順を入れ替えたとしても、それぞれの装置に適切なチャンネルの信号が入出力される。例えば、第1信号処理装置と第2信号処理装置を入れ替えた場合、ホスト装置に接続される装置が第2信号処理装置となるため、当該第2信号処理装置に第1チャンネルの信号が入出力されることになる。
なお、前記処理部は、音声信号を出力する音声信号処理部であり、前記音声信号処理部から出力された音声信号が前記第1入出力部の第1チャンネルから出力され、前記第2入出力部の前記他チャンネルから入力された音声信号が前記第1入出力部の前記サブチャンネルから出力されることが好ましい。このように、本発明の信号処理装置は、マイクユニットとして用いる場合に好適である。例えば、従来のカスケード接続では、ホスト装置に近いマイクユニットほど他マイクユニットから多チャンネルの音声信号が入力されるため、処理負荷が高くなるが、本発明の信号処理装置は、チャンネル数が増えたとしても各マイクユニットの処理負荷が変わることはない。
また、前記物理回路は、シリアルデータとパラレルデータとを変換する変換部を有し、前記第1入出力部および前記第2入出力部は、前記複数チャンネルの信号をシリアルデータで入出力し、前記処理部は、前記第1チャンネルの信号をパラレルデータで入出力することが好ましい。
この場合、装置間はシリアルデータが入出力されるため、チャンネル数が増えたとしても装置間の信号線が増えることがない。
また、本発明のホスト装置は、前記音声処理装置が用いる音声処理プログラムを保持した不揮発性メモリを備え、前記ホスト装置が、前不揮発性メモリから前記音声処理用プログラムを一定の単位ビットに分割して読み出し、前記単位ビットを各音声処理装置が受け取る順に配列したシリアルデータを作成し、前記音声処理装置へ前記シリアルデータを送信し、各音声処理装置は、音声を収音するマイクロフォンと、一時記憶用メモリと、前記マイクロフォンが収音した音声を処理する処理部と、を備え、前記シリアルデータから自己が受け取るべき単位ビットデータを抜き出して受け取り、抜き出した前記単位ビットデータを前記一時記憶用メモリに一時記憶し、前記処理部は、前記一時記憶用メモリに一時記憶された前記単位ビットデータを結合した音声処理プログラムに応じた処理を行い、当該処理後の音声を前記ホスト装置に送信する。
このように、マイクユニットには予め動作用のプログラムを内蔵せず、ホスト装置からプログラムを受信して、一時記憶メモリに一時記憶してから動作を行うことで、マイクユニット側に予め多数のプログラムを記憶させておく必要がなくなる。また、新たな機能を追加する場合に、各マイクユニットのプログラム書き換え処理は不要であり、ホスト装置側の不揮発性メモリに記憶されているプログラムを変更するだけで、新たな機能を実現することができる。なお、マイクユニットを複数接続する場合、全てのマイクユニットに同じプログラムを実行させてもよいが、マイクユニット毎に個別のプログラムを実行させることも可能である。
例えば、ホスト装置にスピーカが存在した場合において、最もホスト装置に近いマイクユニットにはエコーキャンセラのプログラムを実行させ、ホスト装置から遠いマイクユニットにはノイズキャンセラのプログラムを実行させる、等の態様が可能である。なお、本発明の信号処理システムでは、仮にマイクユニットの接続位置を変更した場合であっても、接続位置毎に適したプログラムが送信される。例えば、最も近いマイクユニットには、必ずエコーキャンセラのプログラムが実行される。したがって、どの位置にどのマイクユニットを接続するのか、ユーザが意識する必要はない。
また、ホスト装置は、接続されるマイクユニットの数に応じて、送信するプログラムを変更することも可能である。接続されるマイクユニットの数が1つの場合は当該マイクユニットのゲインを高く設定し、マイクユニットの数が複数の場合は、各マイクユニットのゲインを相対的に低く設定する。
あるいは、各マイクユニットが複数のマイクを備えている場合、マイクアレイとして機能させるためのプログラムを実行させる態様も可能である。
また、各マイクユニットは、自己が受け取るべき単位ビットデータを抜き出して受け取り、抜き出した前記単位ビットデータを一時記憶用メモリに一時記憶し、一時記憶用メモリに一時記憶された単位ビットデータを結合した音声処理プログラムに応じた処理を行うことにより、マイクユニットの数が増えて送信するプログラムの数が増えたとしてもマイクユニット間の信号線の数が増えることがない。
また、各音声処理装置は、前記処理後の音声を一定の単位ビットに分割して上位に接続された音声処理装置に送信し、各音声処理装置は協同して送信用シリアルデータを作成し、前記ホスト装置に送信する。これにより、マイクユニットの数が増えてチャンネル数が増えたとしてもマイクユニット間の信号線の数が増えることがない。
また、音声処理装置は、異なる収音方向を有する複数のマイクロホンと、音声レベル判定手段とを有し、前記ホスト装置は、各音声処理装置が前記音声処理用プログラムを受け取ったことを確認した後、各音声処理装置に向けて試験用音波を発し、各音声処理装置は、マイクロホンに入力された前記試験用音波のレベルを判定し、判定結果となるレベルデータを一定の単位ビットに分割して上位に接続された音声処理装置に送信し、各音声処理装置が協同してレベル判定用シリアルデータを作成する。この場合、スピーカから各マイクユニットのマイクロホンに至るエコーのレベルをホスト装置で把握することができる。
また、音声処理プログラムは、更新されるフィルタリング係数を有するエコーキャンセルプログラムからなり、該エコーキャンセルプログラムは前記フィルタリング係数の数を決めるパラメータ部を有し、前記ホスト装置は、各音声処理装置から受けとったレベルデータから各音声処理装置のフィルタリング係数の数を変更し、各音声処理装置へフィルタリング係数の数を変更するための変更パラメータを定め、変更パラメータは一定の単位ビットに分割されて前記単位ビットを各音声処理装置が受け取る順に配列した変更パラメータ用シリアルデータを作成し、前記各音声処理装置へ前記変更パラメータ用シリアルデータを送信する態様とすることも可能である。
この場合、ホスト装置に近く、エコーのレベルが高くなるマイクユニットには、フィルタ係数の数(タップ数)を多くしたり、ホスト装置に遠く、エコーのレベルが低くなるマイクユニットには、タップ数を短くしたりすることができる。
また、音声処理プログラムは、前記エコーキャンセルプログラム、若しくは非線形処理によりエコーを除去するエコーサプレッサプログラムであり、前記ホスト装置は、前記レベルデータから各音声処理装置へ送信するプログラムを前記エコーキャンセルプログラム若しくはエコーサプレッサプログラムのいずれかに定める態様とすることも可能である。
この場合、ホスト装置に近く、エコーのレベルが高いマイクユニットには、エコーキャンセラを実行させ、ホスト装置に遠く、エコーのレベルが低いマイクユニットには、ノイズキャンセラを実行させることができる。
本発明によれば、配線が煩雑にならず、かつデータ多重化の処理が不要である。
図1(A)は、ホスト装置(親機)の構成を示すブロック図であり、図1(B)は、マイクユニット2A(子機)の構成を示すブロック図である。 図2(A)は、エコーキャンセラの構成を示す図であり、図2(B)は、ノイズキャンセラの構成を示す図である。 エコーサプレッサの構成を示す図である。 図4(A)は、本発明の信号処理システムの別の接続態様を示す図であり、図4(B)は、ホスト装置の外観斜視図であり、図4(C)は、マイクユニットの外観斜視図である。 図5(A)は、信号接続を示した概略ブロック図であり、図5(B)は、マイクユニット2Aの構成を示す概略ブロック図である。 シリアルデータとパラレルデータを変換する場合の信号処理装置の構成を示した概略ブロック図である。 図7(A)は、シリアルデータとパラレルデータの変換を示す概念図であり、図7(B)は、マイクユニットの信号の流れを示す図である。 各マイクユニットからホスト装置に信号を送信する場合の信号の流れを示す図である。 ホスト装置1から各マイクユニットに個別の音声信号処理プログラムを送信する場合の信号の流れを示す図である。 信号処理システムの動作を示したフローチャートである。 応用例に係る信号処理システムの構成を示すブロック図である。 応用例に係る子機の外観斜視図である。 応用例に係る子機の構成を示すブロック図である。 試験用音波を発してレベル判定を行う場合の動作を示すフローチャートである。 子機のエコーキャンセラを特定する場合の動作を示すフローチャートである。 ホスト装置でエコーサプレッサを構成する場合のブロック図である。 図17(A)及び図17(B)は、ホスト装置および子機の配置の変形例を示した図である。
図1(A)は、ホスト装置1(親機)の構成を示すブロック図であり、図1(B)は、マイクユニット2A(子機)の構成を示すブロック図である。各マイクユニットのハードウェア構成は全て同一であり、図1(B)においては、代表してマイクユニット2Aの構成および機能について説明する。なお、本実施形態では、A/D変換の構成は省略し、特に記載が無い限り各種信号はデジタル信号であるものとして説明する。
図1(A)に示すように、ホスト装置1は、通信インタフェース(I/F)11、CPU12、RAM13、不揮発性メモリ14、およびスピーカ102を備えている。
CPU12は、不揮発性メモリ14からアプリケーションプログラムを読み出し、RAM13に一時記憶することで、種々の動作を行う。例えば、上述したように、各マイクユニットから音声信号を入力し、ネットワークを介して接続された他のホスト装置に各音声信号を個別に送信する。
不揮発性メモリ14は、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)等からなる。不揮発性メモリ14には、音声処理プログラム(以下、本実施形態においては音声信号処理プログラムと言う。)が記憶されている。音声信号処理プログラムは、各マイクユニットの動作用プログラムである。例えば、エコーキャンセラの機能を実現するプログラムや、ノイズキャンセラの機能を実現するプログラム、ゲイン制御を実現するプログラム等、様々な種類のプログラムが存在する。
CPU12は、不揮発性メモリ14から所定の音声信号処理プログラムを読み出し、通信I/F11を介して各マイクユニットに送信する。なお、音声信号処理プログラムは、アプリケーションプログラムに内蔵されていてもよい。
マイクユニット2Aは、通信I/F21A、DSP22A、およびマイクロホン(以下、マイクとも言う。)25Aを備えている。
DSP22Aは、揮発性メモリ23Aおよび音声信号処理部24Aを備えている。なお、この例では、揮発性メモリ23AがDSP22Aに内蔵されている態様を示しているが、揮発性メモリ23Aは、DSP22Aとは別に設けられていてもよい。音声信号処理部24Aは、本発明の処理部に相当し、マイク25Aで収音した音声をデジタル音声信号として出力する機能を有する。
ホスト装置1から送信される音声信号処理プログラムは、通信I/F21Aを介して揮発性メモリ23Aに一時記憶される。音声信号処理部24Aは、揮発性メモリ23Aに一時記憶された音声信号処理プログラムに応じた処理を行い、マイク25Aが収音した音声に係るデジタル音声信号をホスト装置1に送信する。例えば、ホスト装置1からエコーキャンセラのプログラムが送信された場合、マイク25Aが収音した音声から、エコー成分を除去してからホスト装置1に送信する。このように、各マイクユニットでエコーキャンセラのプログラムを実行すると、ホスト装置1において通信会議用のアプリケーションプログラムを実行する場合に好適である。
揮発性メモリ23Aに一時記憶された音声信号処理プログラムは、マイクユニット2Aへの電源供給が絶たれた場合に消去される。マイクユニットは、起動毎に都度、必ずホスト装置1から動作用の音声信号処理プログラムを受信してから動作を行う。マイクユニット2Aが、通信I/F21Aを介して電源供給を受ける(バスパワー駆動する)ものであれば、ホスト装置1に接続された場合にのみ、ホスト装置1から動作用のプログラムを受信し、動作を行うことになる。
上述のように、ホスト装置1において通信会議用のアプリケーションプログラムを実行する場合には、エコーキャンセラ用の音声信号処理プログラムが実行され、録音用のアプリケーションプログラムを実行する場合は、ノイズキャンセラの音声信号処理プログラムが実行される。あるいは、各マイクユニットで収音した音声をホスト装置1のスピーカ102から出力するために、拡声用のアプリケーションプログラムを実行する場合には、ハウリングキャンセラ用の音声信号処理プログラムが実行される、という態様も可能である。なお、ホスト装置1において録音用のアプリケーションプログラムを実行する場合は、スピーカ102は不要である。
図2(A)を参照して、エコーキャンセラについて説明する。図2(A)は、音声信号処理部24Aがエコーキャンセラのプログラムを実行した場合の構成を示すブロック図である。図2(A)に示すように、音声信号処理部24Aは、フィルタ係数設定部241、適応フィルタ242、および加算部243から構成される。
フィルタ係数設定部241は、音響伝達系(ホスト装置1のスピーカ102から各マイクユニットのマイクに至る音響伝搬経路)の伝達関数を推定し、推定した伝達関数で適応フィルタ242のフィルタ係数を設定する。
適応フィルタ242は、FIRフィルタ等のデジタルフィルタを含んでいる。適応フィルタ242は、ホスト装置1から、当該ホスト装置1のスピーカ102に入力される放音信号FEを入力し、フィルタ係数設定部241に設定されたフィルタ係数でフィルタ処理して、擬似回帰音信号を生成する。適応フィルタ242は、生成した擬似回帰音信号を加算部243へ出力する。
加算部243は、適応フィルタ242から入力された擬似回帰音信号をマイク25Aの収音信号NE1から差し引いた収音信号NE1’を出力する。
フィルタ係数設定部241は、加算部243から出力された収音信号NE1’と放音信号FEとに基づいて、LMSアルゴリズム等の適応アルゴリズムを用いてフィルタ係数の更新を行う。そして、フィルタ係数設定部241は、更新したフィルタ係数を適応フィルタ242に設定する。
次に、ノイズキャンセラについて、図2(B)を参照して説明する。図2(B)は、音声信号処理部24Aがノイズキャンセラのプログラムを実行した場合の構成を示すブロック図である。図2(B)に示すように、音声信号処理部24Aは、FFT処理部245、ノイズ除去部246、推定部247、およびIFFT処理部248から構成される。
FFT処理部245は、収音信号NE’Tを周波数スペクトルNE’Nに変換する。ノイズ除去部246は、周波数スペクトルNE’Nに含まれるノイズ成分N’Nを除去する。ノイズ成分N’Nは、推定部247により周波数スペクトルNE’Nに基づいて推定される。
推定部247は、FFT処理部245から入力された周波数スペクトルNE’Nに含まれるノイズ成分N’Nを推定する処理を行う。推定部247は、音声信号NE’Nのあるサンプルタイミングにおける周波数スペクトル(以下、音声スペクトルと称す。)S(NE’N)を順次取得するとともに、一時記憶する。推定部247は、この取得および記憶した複数回の音声スペクトルS(NE’N)に基づいて、ノイズ成分N’Nの或るサンプルタイミングにおける周波数スペクトル(以下、ノイズスペクトルと称す。)S(N’N)を推定する。そして、推定部247は、推定したノイズスペクトルS(N’N)をノイズ除去部246へ出力する。
例えば、或るサンプリングタイミングTでのノイズスペクトルをS(N’N(T))とし、同サンプリングタイミングTでの音声スペクトルをS(NE’N(T))として、直前のサンプリングタイミングT−1でのノイズスペクトルをS(N’N(T−1))とする。また、α,βは、忘却定数であり、例えば、α=0.9、β=0.1となる。ノイズスペクトルS(N’N(T))は、次の式1で表すことができる。
S(N’N(T))=αS(N’N(T−1))+βS(NE’N(T))・・・式1
このように、音声スペクトルに基づいてノイズスペクトルS(N’N(T))を推定することで、暗騒音等のノイズ成分を推定することができる。なお、推定部247は、マイク25Aが収音した収音信号のレベルが低い状態(無音状態)の場合のみ、ノイズスペクトルの推定処理を行うものとする。
ノイズ除去部246は、FFT処理部245から入力された周波数スペクトルNE’Nからノイズ成分N’Nを除去して、ノイズ除去後の周波数スペクトルCO’NをIFFT処理部248へ出力する。具体的には、ノイズ除去部246は、音声スペクトルS(NE’N)と、推定部247から入力されたノイズスペクトルS(N’N)との信号レベル比を算出する。ノイズ除去部246は、算出した信号レベル比が閾値以上の場合、音声スペクトルS(NE’N)を線形出力する。また、ノイズ除去部246は、算出した信号レベル比が閾値未満の場合、音声スペクトルS(NE’N)を非線形出力する。
IFFT処理部248は、ノイズ成分N’Nを除去した後の周波数スペクトルCO’Nを時間軸に逆変換して生成した音声信号CO’Tを出力する。
また、音声信号処理プログラムは、図3に示すようなエコーサプレッサのプログラムを実現することも可能である。エコーサプレッサは、図2(A)に示したエコーキャンセラの後段において、当該エコーキャンセラで除去しきれなかったエコー成分を除去するものである。エコーサプレッサは、図3に示すように、FFT処理部121、エコー除去部122、FFT処理部123、進捗度算出部124、エコー生成部125、FFT処理部126、およびIFFT処理部127から構成される。
FFT処理部121は、エコーキャンセラから出力された収音信号NE1’を周波数スペクトルに変換する。この周波数スペクトルは、エコー除去部122および進捗度算出部124に出力される。エコー除去部122は、入力された周波数スペクトルに含まれる残留エコー成分(エコーキャンセラで除去しきれなかったエコー成分)を除去する。残留エコー成分は、エコー生成部125により生成される。
エコー生成部125は、FFT処理部126から入力された擬似回帰音信号の周波数スペクトルに基づいて残留エコー成分を生成する。残留エコー成分は、過去に推定した残留エコー成分と、入力された擬似回帰音信号の周波数スペクトルに所定の係数を乗算したものと、を加算することにより求める。この所定の係数は、進捗度算出部124によって設定される。進捗度算出部124は、FFT処理部123から入力された収音信号NE1(前段のエコーキャンセラによりエコー成分が除去される前の収音信号)と、FFT処理部121から入力された収音信号NE1’(前段のエコーキャンセラによりエコー成分が除去された後の収音信号)とのパワー比を求める。進捗度算出部124は、当該パワー比に基づいた所定の係数を出力する。例えば、適応フィルタ242の学習が全く行われていない場合には、上記所定の係数を1とし、適応フィルタ242の学習が進んだ場合には、所定の係数を0とし、適応フィルタ242の学習が進むほど所定の係数を小さくして、残留エコー成分を小さくする。そして、エコー除去部122は、エコー生成部125で算出された残留エコー成分を除去する。IFFT処理部127は、エコー成分を除去した後の周波数スペクトルを時間軸に逆変換して出力する。
なお、これらのエコーキャンセラのプログラム、ノイズキャンセラのプログラム、およびエコーサプレッサのプログラムは、ホスト装置1で実行することも可能である。特に、各マイクユニットがエコーキャンセラのプログラムを実行しつつ、ホスト装置がエコーサプレッサのプログラムを実行することも可能である。
なお、本実施形態の信号処理システムでは、接続されるマイクユニットの数に応じて、実行する音声信号処理プログラムを変更することも可能である。例えば、接続されるマイクユニットの数が1つの場合は当該マイクユニットのゲインを高く設定し、マイクユニットの数が複数の場合は、各マイクユニットのゲインを相対的に低く設定する。
あるいは、各マイクユニットが複数のマイクを備えている場合、マイクアレイとして機能させるためのプログラムを実行する態様も可能である。この場合、ホスト装置1に接続される順番(位置)に応じて、マイクユニット毎に異なるパラメータ(ゲイン、遅延量等)を設定することができる。
このように、本実施形態のマイクユニットは、ホスト装置1の用途に応じて、種々の機能を実現することができる。このような多種多様な機能を実現する場合であっても、マイクユニット2Aには、予めプログラムを記憶させておく必要がなく、不揮発メモリが不要である(あるいは容量が小さく済む)。
なお、本実施形態では、一時記憶用メモリの一例として、RAMである揮発性メモリ23Aを示したが、マイクユニット2Aへの電源供給が絶たれた場合に内容が消去されるものであれば揮発性メモリに限らず、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。この場合、例えば、マイクユニット2Aへの電源供給が絶たれた場合やケーブルが差し替えられた場合に、DSP22Aは、フラッシュメモリの内容を消去する。なお、この場合、マイクユニット2Aへの電源供給が絶たれた時にDSP22Aがフラッシュメモリの内容を消去するまでの電源を一時的に確保するキャパシタ等を設ける。
また、製品販売時には想定されていなかった新たな機能を追加する場合に、各マイクユニットのプログラム書き換え処理は不要であり、ホスト装置1の不揮発性メモリ14に記憶されている音声信号処理プログラムを変更するだけで、新たな機能を実現することができる。
さらに、マイクユニット2A〜マイクユニット2Eは、全て同じハードウェアを有するため、どのマイクユニットをどの位置に接続するのか、ユーザが意識する必要はない。
例えば、最もホスト装置1に近いマイクユニット(例えばマイクユニット2A)にはエコーキャンセラのプログラムを実行させ、ホスト装置1から遠いマイクユニット(例えばマイクユニット2E)にはノイズキャンセラのプログラムを実行させる場合において、仮にマイクユニット2Aとマイクユニット2Eの接続を入れ替えた場合、最もホスト装置1に近いマイクユニット2Eに必ずエコーキャンセラのプログラムが実行され、最もホスト装置1から遠いマイクユニット2Aにノイズキャンセラのプログラムが実行される。
各マイクユニットは、図4(A)に示すように、各マイクユニット同士が直列に接続され、いずれか1つのマイクユニット(マイクユニット2A)が、ホスト装置1に接続されるカスケード型接続されている。
図4(A)の例では、ホスト装置1は、ケーブル331を介してマイクユニット2Aに接続されている。マイクユニット2Aおよびマイクユニット2Bは、ケーブル341を介して接続されている。マイクユニット2Bおよびマイクユニット2Cは、ケーブル351を介して接続されている。マイクユニット2Cおよびマイクユニット2Dは、ケーブル361を介して接続されている。マイクユニット2Dおよびマイクユニット2Eは、ケーブル371を介して接続されている。
図4(B)は、ホスト装置1の外観斜視図であり、図4(C)は、マイクユニット2Aの外観斜視図である。図4(C)においては、マイクユニット2Aを代表して図示し、説明を行うが、全てのマイクユニットは、同じ外観および構成を有する。図4(B)に示すように、ホスト装置1は、直方体形状の筐体101Aを有し、筐体101Aの側面(正面)にスピーカ102が設けられ、筐体101Aの側面(背面)に通信I/F11が設けられている。マイクユニット2Aは、直方体形状の筐体201Aを有し、筐体201Aの側面にマイク25Aが設けられ、筐体201Aの正面に第1入出力端子33Aおよび第2入出力端子34Aが設けられている。なお、図4(C)では、マイク25Aが背面、右側面、および左側面の3つの収音方向を有する例を示している。ただし、収音方向はこの例に限るものではない。例えば、3つのマイク25Aを平面視して120度間隔で並べて円周方向に収音する態様であってもよい。マイクユニット2Aは、第1入出力端子33Aにケーブル331が接続され、当該ケーブル331を介してホスト装置1の通信I/F11に接続されている。また、マイクユニット2Aは、第2入出力端子34Aにケーブル341が接続され、当該ケーブル341を介してマイクユニット2Bの第1入出力端子33Bに接続されている。なお、筐体101Aおよび筐体201Aの形状は直方体形状に限るものではない。例えば、ホスト装置1の筐体101Aが楕円柱であり、マイクユニット2Aの筐体201Aが円柱形状であってもよい。
本実施形態の信号処理システムは、外観上は図4(A)に示すカスケード型接続の態様でありながら、電気的にはスター型接続の態様を実現することも可能である。以下、この点について、説明する。
図5(A)は、信号接続を示した概略ブロック図である。各マイクユニットのハードウェア構成は全て同一である。まず、代表して図5(B)を参照して、マイクユニット2Aの構成および機能について説明する。
マイクユニット2Aは、図1(A)に示したDSP22Aに加えて、FPGA31A、第1入出力端子33Aおよび第2入出力端子34Aを備えている。
FPGA31Aは、図5(B)に示すような物理回路を実現する。すなわち、FPGA31Aは、第1入出力端子33Aの第1チャンネルと、DSP22Aとを物理的に接続する。
また、FPGA31Aは、第1入出力端子33Aの第1チャンネル以外のサブチャンネルの1つと、第2入出力端子34Aの当該サブチャンネルに対応するチャンネルに隣接する他チャンネルと、を物理的に接続する。例えば、第1入出力端子33Aの第2チャンネルと、第2入出力端子34Aの第1チャンネルと、を接続し、第1入出力端子33Aの第3チャンネルと、第2入出力端子34Aの第2チャンネルと、を接続し、第1入出力端子33Aの第4チャンネルと、第2入出力端子34Aの第3チャンネルと、を接続し、第1入出力端子33Aの第5チャンネルと、第2入出力端子34Aの第4チャンネルと、を接続する。第2入出力端子34Aの第5チャンネルは、どこにも接続されていない。
このような物理回路により、ホスト装置1の第1チャンネルの信号(ch.1)は、マイクユニット2AのDSP22Aに入力される。また、図5(A)に示すように、ホスト装置1の第2チャンネルの信号(ch.2)は、マイクユニット2Aの第1入出力端子33Aの第2チャンネルから、マイクユニット2Bの第1入出力端子33Bの第1チャンネルに入力され、DSP22Bに入力される。
第3チャンネルの信号(ch.3)は、第1入出力端子33Aの第3チャンネルからマイクユニット2Bの第1入出力端子33Bの第2チャンネルを経て、マイクユニット2Cの第1入出力端子33Cの第1チャンネルに入力され、DSP22Cに入力される。
同様の構造により、第4チャンネルの音声信号(ch.4)は、第1入出力端子33Aの第4チャンネルからマイクユニット2Bの第1入出力端子33Bの第3チャンネル、およびマイクユニット2Cの第1入出力端子33Cの第2チャンネルを経て、マイクユニット2Dの第1入出力端子33Dの第1チャンネルに入力され、DSP22Dに入力される。第5チャンネルの音声信号(ch.5)は、第1入出力端子33Aの第5チャンネルからマイクユニット2Bの第1入出力端子33Bの第4チャンネル、マイクユニット2Cの第1入出力端子33Cの第3チャンネル、およびマイクユニット2Dの第1入出力端子33Dの第2チャンネルを経て、マイクユニット2Eの第1入出力端子33Eの第1チャンネルに入力され、DSP22Eに入力される。
これにより、外観上はカスケード型接続でありながら、ホスト装置1から各マイクユニットに個別の音声信号処理プログラムを送信することができる。この場合、ケーブルを介して直列に接続された各マイクユニットは、着脱自在とすることができ、接続順を考慮する必要がない。例えば、最もホスト装置1に近いマイクユニット2Aにエコーキャンセラのプログラムを送信し、最もホスト装置1から遠いマイクユニット2Eにノイズキャンセラのプログラムを送信する場合において、仮にマイクユニット2Aとマイクユニット2Eの接続位置を入れ替えた場合に各マイクユニットに送信されるプログラムについて説明する。この場合、マイクユニット2Eの第1入出力端子33Eは、ケーブル331を介してホスト装置1の通信I/F11と接続され、第2入出力端子34Eは、ケーブル341を介してマイクユニット2Bの第1入出力端子33Bと接続される。マイクユニット2Aの第1入出力端子33Aは、ケーブル371を介してマイクユニット2Dの第2入出力端子34Dに接続される。すると、マイクユニット2Eにエコーキャンセラのプログラムが送信され、マイクユニット2Aにノイズキャンセラのプログラムが送信される。このように、接続順を入れ替えたとしても、最もホスト装置1に近いマイクユニットに必ずエコーキャンセラのプログラムが実行され、最もホスト装置1から遠いマイクユニットにノイズキャンセラのプログラムが実行される。
なお、ホスト装置1は、各マイクユニットの接続順序を認識し、接続順序およびケーブルの長さに基づいて、自装置から一定の距離以内のマイクユニットにはエコーキャンセラのプログラムを送信し、自装置から一定の距離を超えたマイクユニットには、ノイズキャンセラのプログラムを送信することも可能である。ケーブルの長さは、例えば、専用のケーブルを用いる場合には、予めホスト装置にケーブルの長さに関する情報を記憶しておく。また、各ケーブルに識別情報を設定して、識別情報とケーブルの長さに関する情報を記憶し、使用されている各ケーブルから識別情報を受信することで、使用されている各ケーブルの長さを知ることも可能である。
なお、ホスト装置1は、エコーキャンセラのプログラムを送信する時に、自装置に近いエコーキャンセラにはフィルタ係数の数(タップ数)を増加して残響の長いエコーにも対応できるようにし、自装置から遠いエコーキャンセラにはフィルタ係数の数(タップ数)を減少することが好ましい。
また、自装置から一定の距離以内のマイクユニットにはエコーキャンセラのプログラムに代えて、非線形処理を行うプログラム(例えば上述のエコーサプレッサのプログラム)を送信し、エコーキャンセラでは除去しきれないエコー成分が発生する場合であっても、当該エコー成分を除去する態様とすることも可能である。また、本実施形態では、マイクユニットは、ノイズキャンセラまたはエコーキャンセラのいずれかを選択するよう記載されているが、ホスト装置1に近いマイクユニットにはノイズキャンセラおよびエコーキャンセラの双方のプログラムを送信し、ホスト装置1から遠いマイクユニットにはノイズキャンセラのプログラムのみを送信してもよい。
図5(A)および図5(B)に示した構成によれば、各マイクユニットからホスト装置1に音声信号を出力する場合も同様に、各マイクユニットから各チャンネルの音声信号を個別に出力することができる。
また、この例では、FPGAで物理回路を実現する例を示したが、上述の物理回路を実現できるものであれば、FPGAに限るものではない。例えば、専用のICを予め用意しておいてもよいし、あらかじめ配線を施しておいてもよい。また、物理回路に限らず、ソフトウェアでFPGA31Aと同様の回路を実現する態様であってもよい。
次に、図6は、シリアルデータとパラレルデータを変換する場合のマイクユニットの構成を示した概略ブロック図である。図6においては、マイクユニット2Aを代表して図示し、説明を行うが、全てのマイクユニットは、同じ構成および機能を有する。
この例では、マイクユニット2Aは、図5(A)および図5(B)に示したFPGA31Aに代えて、FPGA51Aを備えている。
FPGA51Aは、上述したFPGA31Aに相当する物理回路501A、シリアルデータとパラレルデータとを変換する第1変換部502Aおよび第2変換部503Aを備えている。
この例では、第1入出力端子33Aおよび第2入出力端子34Aは、複数チャンネルの音声信号をシリアルデータとして入出力する。DSP22Aは、第1チャンネルの音声信号をパラレルデータで物理回路501Aに出力する。
物理回路501Aは、DSP22Aから出力された第1チャンネルのパラレルデータを第1変換部502Aに出力する。また、物理回路501Aは、第2変換部503Aから出力された第2チャンネルのパラレルデータ(DSP22Bの出力信号に相当する。)、第3チャンネルのパラレルデータ(DSP22Cの出力信号に相当する。)、第4チャンネルのパラレルデータ(DSP22Dの出力信号に相当する。)、および第5チャンネルのパラレルデータ(DSP22Eの出力信号に相当する。)を第1変換部502Aに出力する。
図7(A)は、シリアルデータとパラレルデータの変換を示す概念図である。パラレルデータは、図7(A)の上欄に示すように、同期用のビットクロック(BCK)と、ワードクロック(WCK)と、各チャンネル(5チャンネル)の信号SDO0〜SDO4と、からなる。
シリアルデータは、同期信号とデータ部分と、からなる。データ部分には、ワードクロックと、各チャンネル(5チャンネル)の信号SDO0〜SDO4と、誤り訂正符号CRCと、が含まれている。
第1変換部502Aは、物理回路501Aから図7(A)上欄に示すようなパラレルデータが入力される。第1変換部502Aは、当該パラレルデータを図7(A)下欄に示すようなシリアルデータに変換する。このようなシリアルデータが第1入出力端子33Aに出力され、ホスト装置1に入力される。ホスト装置1は、入力されたシリアルデータに基づいて、各チャンネルの音声信号を処理する。
一方、第2変換部503Aは、マイクユニット2Bの第1変換部502Bから図7(A)下欄に示すようなシリアルデータが入力され、図7(A)上欄に示すようなパラレルデータに変換し、物理回路501Aに出力する。
そして、図7(B)に示すように、物理回路501Aによって、第2変換部503Aが出力するSDO0の信号は、SDO1の信号として第1変換部502Aに出力され、第2変換部503Aが出力するSDO1の信号は、SDO2の信号として第1変換部502Aに出力され、第2変換部503Aが出力するSDO2の信号は、SDO3の信号として第1変換部502Aに出力され、第2変換部503Aが出力するSDO3の信号は、SDO4の信号として第1変換部502Aに出力される。
したがって、図5(A)に示した例と同様に、DSP22Aの出力した第1チャンネルの音声信号(ch.1)は、ホスト装置1に第1チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Bが出力した第2チャンネルの音声信号(ch.2)は、ホスト装置1に第2チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Cが出力した第3チャンネルの音声信号(ch.3)は、ホスト装置1に第3チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Dが出力した第4チャンネルの音声信号(ch.4)は、ホスト装置1に第4チャンネルの音声信号として入力され、マイクユニット2EのDSP22Eが出力した第5チャンネルの音声信号(ch.5)は、ホスト装置1に第5チャンネルの音声信号として入力される。
図8を参照して、上述の信号の流れについて説明する。まず、マイクユニット2EのDSP22Eは、自装置のマイク25Eで収音した音声を音声信号処理部24Aで処理し、当該処理後の音声を単位ビットデータに分割したもの(信号SDO4)を物理回路501Eに出力する。物理回路501Eは、当該信号SDO4を第1チャンネルの信号とするパラレルデータとして、第1変換部502Eに出力する。第1変換部502Eは、当該パラレルデータをシリアルデータに変換する。当該シリアルデータは、図8の最下欄に示すように、ワードクロックから順に、先頭の単位ビットデータ(図中の信号SDO4)と、ビットデータ0(図中のハイフン「−」で示す。)と、誤り訂正符号CRCと、が含まれている。このようなシリアルデータが第1入出力端子33Eから出力され、マイクユニット2Dに入力される。
マイクユニット2Dの第2変換部503Dは、入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換し、物理回路501Dに出力する。そして、物理回路501Dは、当該パラレルデータに含まれる信号SDO4を第2チャンネルの信号として、DSP22Dから入力される信号SDO3を第1チャンネルの信号として、第1変換部502Dに出力する。第1変換部502Dは、図8の上から3欄目に示すように、信号SDO3をワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして挿入し、信号SDO4を2番目の単位ビットデータとするシリアルデータに変換する。また、第1変換部502Dは、この場合(信号SDO3が先頭であり、信号SDO4が2番目である場合)の誤り訂正符号CRCを新たに生成し、当該シリアルデータに付与して出力する。
このようなシリアルデータが第1入出力端子33Dから出力され、マイクユニット2Cに入力される。マイクユニット2Cにおいても同様の処理が行われる。その結果、マイクユニット2Cは、信号SDO2をワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして挿入し、信号SDO3を2番目の単位ビットデータとし、信号SDO4を3番目の単位ビットデータとし、新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。当該シリアルデータは、マイクユニット2Bに入力される。マイクユニット2Bにおいても同様の処理が行われる。その結果、マイクユニット2Bは、信号SDO1をワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして挿入し、信号SDO2を2番目の単位ビットデータとし、信号SDO3を3番目の単位ビットデータとし、信号SDO4を4番目の単位ビットデータとし、新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。当該シリアルデータは、マイクユニット2Aに入力される。マイクユニット2Aにおいても同様の処理が行われる。その結果、マイクユニット2Aは、信号SDO0をワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして挿入し、信号SDO1を2番目の単位ビットデータとし、信号SDO2を3番目の単位ビットデータとし、信号SDO3を4番目の単位ビットデータとし、信号SDO4を5番目の単位ビットデータとし、新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。そして、当該シリアルデータは、ホスト装置1に入力される。
このようにして、図5(A)に示した例と同様に、DSP22Aの出力した第1チャンネルの音声信号(ch.1)は、ホスト装置1に第1チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Bが出力した第2チャンネルの音声信号(ch.2)は、ホスト装置1に第2チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Cが出力した第3チャンネルの音声信号(ch.3)は、ホスト装置1に第3チャンネルの音声信号として入力され、DSP22Dが出力した第4チャンネルの音声信号(ch.4)は、ホスト装置1に第4チャンネルの音声信号として入力され、マイクユニット2EのDSP22Eが出力した第5チャンネルの音声信号(ch.5)は、ホスト装置1に第5チャンネルの音声信号として入力される。すなわち、各マイクユニットは、各DSPで処理された音声信号を、一定の単位ビットデータに分割して上位に接続されたマイクユニットに送信し、各マイクユニットは協同して送信用シリアルデータを作成することになる。
次に、図9は、ホスト装置1から各マイクユニットに個別の音声信号処理プログラムを送信する場合の信号の流れを示す図である。この場合、図8に示した信号の流れとは逆の処理がなされる。
まず、ホスト装置1は、不揮発性メモリ14から、各マイクユニットに送信する音声信号処理プログラムを一定の単位ビットデータに分割して読み出し、単位ビットデータを各マイクユニットが受け取る順に配列したシリアルデータを作成する。シリアルデータは、ワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして信号SDO0、2番目の単位ビットデータとして信号SDO1、3番目の単位ビットデータとして信号SDO2、4番目の単位ビットデータとして信号SDO3、5番目の単位ビットデータとして信号SDO4、および誤り訂正符号CRCが付与されている。当該シリアルデータがまずマイクユニット2Aに入力される。マイクユニット2Aでは、当該シリアルデータから先頭の単位ビットデータである信号SDO0が抜き出され、当該抜き出された単位ビットデータがDSP22Aに入力され、揮発性メモリ23Aに一時記憶される。
そして、マイクユニット2Aは、ワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして信号SDO1、2番目の単位ビットデータとして信号SDO2、3番目の単位ビットデータとして信号SDO3、4番目の単位ビットデータとして信号SDO4、および新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。5番目の単位ビットデータは0(図中のハイフン「−」)とされる。当該シリアルデータがマイクユニット2Bに入力される。マイクユニット2Bでは、先頭の単位ビットデータである信号SDO1がDSP22Bに入力される。そして、マイクユニット2Bは、ワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして信号SDO2、2番目の単位ビットデータとして信号SDO3、3番目の単位ビットデータとして信号SDO4、および新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。当該シリアルデータがマイクユニット2Cに入力される。マイクユニット2Cでは、先頭の単位ビットデータである信号SDO2がDSP22Cに入力される。そして、マイクユニット2Cは、ワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして信号SDO3、2番目の単位ビットデータとして信号SDO4、および新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。当該シリアルデータがマイクユニット2Dに入力される。マイクユニット2Dでは、先頭の単位ビットデータである信号SDO3がDSP22Dに入力される。そして、マイクユニット2Dは、ワードクロックに続く先頭の単位ビットデータとして信号SDO4、および新たな誤り訂正符号CRCを付与したシリアルデータを出力する。最後に、当該シリアルデータがマイクユニット2Eに入力され、先頭の単位ビットデータである信号SDO4がDSP22Eに入力される。
この様にして、ホスト装置1に接続されているマイクユニットには必ず先頭の単位ビットデータ(信号SDO0)が送信され、2番目に接続されているマイクユニットには必ず2番目の単位ビットデータ(信号SDO1)が送信され、3番目に接続されているマイクユニットには必ず3番目の単位ビットデータ(信号SDO2)が送信され、4番目に接続されているマイクユニットには必ず4番目の単位ビットデータ(信号SDO3)が送信され、5番目に接続されているマイクユニットには必ず5番目の単位ビットデータ(信号SDO4)が送信される。
そして、各マイクユニットは、単位ビットデータを結合した音声信号処理プログラムに応じた処理を行う。この場合においても、ケーブルを介して直列に接続された各マイクユニットは、着脱自在とすることができ、接続順を考慮する必要がない。例えば、最もホスト装置1に近いマイクユニット2Aにエコーキャンセラのプログラムを送信し、最もホスト装置1から遠いマイクユニット2Eにノイズキャンセラのプログラムを送信する場合において、仮にマイクユニット2Aとマイクユニット2Eの接続位置を入れ替えると、マイクユニット2Eにエコーキャンセラのプログラムが送信され、マイクユニット2Aにノイズキャンセラのプログラムが送信される。このように、接続順を入れ替えたとしても、最もホスト装置1に近いマイクユニットに必ずエコーキャンセラのプログラムが実行され、最もホスト装置1から遠いマイクユニットにノイズキャンセラのプログラムが実行される。
次に、図10のフローチャートを参照して、ホスト装置1および各マイクユニットの起動時の動作について説明する。ホスト装置1のCPU12は、マイクユニットが接続され、当該マイクユニットの起動状態を検知すると(S11)、不揮発性メモリ14から所定の音声信号処理プログラムを読み出し(S12)、通信I/F11を介して各マイクユニットに送信する(S13)。このとき、ホスト装置1のCPU12は、上述のように音声信号処理プログラムを一定の単位ビットデータに分割し、単位ビットデータを各マイクユニットが受け取る順に配列したシリアルデータを作成して、マイクユニットへ送信する。
各マイクユニットは、ホスト装置1から送信された音声信号処理プログラムを受信し(S21)、一時記憶する(S22)。このとき、各マイクユニットは、シリアルデータから自己が受け取るべき単位ビットデータを抜き出して受け取り、抜き出した単位ビットデータを一時記憶する。マイクユニットは、一時記憶した単位ビットデータを結合し、結合した音声信号処理プログラムに応じた処理を行う(S23)。そして、各マイクユニットは、収音した音声に係るデジタル音声信号をホスト装置1に送信する(S24)。このとき、各マイクユニットの音声信号処理部が処理したデジタル音声信号は、一定の単位ビットデータに分割されて上位に接続されたマイクユニットに送信され、各マイクユニットが協同して送信用シリアルデータを作成し、当該送信用シリアルデータをホスト装置に送信する。
なお、この例では、最小ビット単位でシリアルデータに変換しているが、例えば1ワード毎に変換する等、最小ビット単位の変換に限るものではない。
また、仮に、接続されていないマイクユニットが存在した場合、信号がないチャンネルが存在する場合(ビットデータが0となる場合)であっても、当該チャンネルのビットデータは削除せずに、シリアルデータ内に含めて伝送する。例えば、マイクユニットの数が4つであった場合、必ず信号SDO4はビットデータが0となるが、当該信号SDO4は削除されずにビットデータ0の信号として伝送される。したがって、どの装置がどのチャンネルに対応する装置であるか、接続関係を考慮する必要もなく、どの装置にどのデータを送受信するか、等のアドレス情報も不要であり、仮に各マイクユニットの接続順を入れ替えたとしても、それぞれのマイクユニットから適切なチャンネルの信号が出力される。
このようにして、装置間をシリアルデータで伝送する構成とすれば、チャンネル数が増えたとしても装置間の信号線が増えることがない。なお、マイクユニットの起動状態を検知する検知手段は、ケーブルの接続を検知することで起動状態を検知することができるが、電源投入時に接続されているマイクユニットを検出してもよい。また、使用中に新たなマイクユニットが追加された場合は、ケーブルの接続を検知し、起動状態を検知することもできる。この場合は、接続済みマイクユニットのプログラムを消去し、再度本体からすべてのマイクユニットへ音声処理プログラムを送信することもできる。
次に、図11は、応用例に係る信号処理システムの構成図である。応用例に係る信号処理システムでは、直列接続された子機10A〜子機10Eと、子機10Aに接続された親機(ホスト装置)1と、を備えている。図12は、子機10Aの外観斜視図である。図13は、子機10Aの構成を示すブロック図である。この応用例では、ホスト装置1は、ケーブル331を介して子機10Aに接続されている。子機10Aおよび子機10Bは、ケーブル341を介して接続されている。子機10Bおよび子機10Cは、ケーブル351を介して接続されている。子機10Cおよび子機10Dは、ケーブル361を介して接続されている。子機10Dおよび子機10Eは、ケーブル371を介して接続されている。子機10A〜子機10Eは、同じ構成からなる。したがって、以下の子機の構成の説明では、子機10Aを代表して説明する。各子機のハードウェア構成は全て同一である。
なお、ホスト装置1は、図14のフローチャートに示すように、スピーカ102から各子機に向けて試験用音波を発して各子機に当該試験用音波のレベルを判定させることも可能である。
まず、ホスト装置1は、子機の起動状態を検知すると(S51)、不揮発性メモリ14からレベル判定用プログラムを読み出し(S52)、通信I/F11を介して各子機に送信する(S53)。このとき、ホスト装置1のCPU12は、レベル判定用プログラムを一定の単位ビットデータに分割し、単位ビットデータを各子機が受け取る順に配列したシリアルデータを作成して、子機へ送信する。
各子機は、ホスト装置1から送信されたレベル判定用プログラムを受信する(S71)。レベル判定用プログラムは、揮発性メモリ23Aに一時記憶する(S72)。このとき、各子機は、シリアルデータから自己が受け取るべき単位ビットデータを抜き出して受け取り、抜き出した単位ビットデータを一時記憶する。そして、各子機は、一時記憶した単位ビットデータを結合し、結合したレベル判定用プログラムを実行する(S73)。
そして、ホスト装置1は、レベル判定用プログラムを送信してから所定時間経過後に試験用音波を発する(S54)。各子機の係数決定部220は、音声レベル判定手段として機能し、複数のマイクロホンMICa〜マイクロホンMICmに入力された試験用音波のレベルを判定する(S74)。係数決定部220は、判定結果となるレベル情報(レベルデータ)をホスト装置1に送信する(S75)。レベルデータは、複数のマイクロホンMICa〜マイクロホンMICmそれぞれについて送信してもよいし、子機毎に最大レベルを示したレベルデータのみを送信してもよい。なお、レベルデータは、一定の単位ビットデータに分割して上位に接続された子機に送信されることにより、各子機が協同してレベル判定用シリアルデータを作成することになる。
次に、ホスト装置1は、各子機からレベルデータを受信する(S55)。ホスト装置1は、受信したレベルデータに基づいて、各子機に送信すべき音声信号処理プログラムを選択し、これらプログラムを不揮発性メモリ14から読み出す(s56)。例えば、試験用音波のレベルが高い子機は、エコーのレベルが高いと判断し、エコーキャンセラのプログラムを選択する。また、試験用音波のレベルが低い子機は、エコーのレベルが低いと判断し、ノイズキャンセラのプログラムを選択する。そして、ホスト装置1は、読み出した音声信号処理プログラムを各子機に送信する(s57)。以後の処理は、図10に示したフローチャートと同じであるため、説明を省略する。
なお、ホスト装置1は、受信したレベルデータに基づいてエコーキャンセラのプログラムにおける各子機のフィルタ係数の数を変更し、各子機へフィルタ係数の数を変更するための変更パラメータを定めてもよい。例えば、試験用音波のレベルが高い子機にはタップ数を増加し、試験用音波のレベルが低い子機にはタップ数を減少する。この場合、ホスト装置1は、この変更パラメータを一定の単位ビットデータに分割して、単位ビットデータを各子機が受け取る順に配列した変更パラメータ用シリアルデータを作成し、各子機へ送信する。
なお、エコーキャンセラは、各子機における複数のマイクロホンMICa〜マイクロホンMICmのそれぞれについて備える態様とすることも可能である。この場合、各子機の係数決定部220は、複数のマイクロホンMICa〜マイクロホンMICmのそれぞれについてレベルデータを送信する。
また、上述のレベル情報IFo10A〜レベル情報IFo10Eには、各子機におけるマイクロホンの識別情報が含まれていてもよい。
この場合、図15に示すように、子機は、最大パワーの収音信号を検出し、当該最大パワーの収音信号のレベル情報を生成したとき(S801)、最大パワーが検出されたマイクロホンの識別情報をレベル情報に含めて送信する(S802)。
そして、ホスト装置1は、各子機からレベル情報を受信し(S901)、最大レベルとなるレベル情報を選択したときに、当該選択されたレベル情報に含まれているマイクロホンの識別情報に基づいて当該マイクロホンを特定することで、使用されているエコーキャンセラを特定する(S902)。ホスト装置1は、特定されたエコーキャンセラを使用している子機に対して、当該エコーキャンセラに関係する各信号の送信リクエストを行う(S903)。
そして、子機は、送信リクエストを受信した場合(S803)、ホスト装置1に対して、指定されたエコーキャンセラから擬似回帰音信号、収音信号NE1(前段のエコーキャンセラによりエコー成分が除去される前の収音信号)、および収音信号NE1’(前段のエコーキャンセラによりエコー成分が除去された後の収音信号)の各信号を送信する(S804)。
ホスト装置1は、これら各信号を受信し(S904)、受信した各信号をエコーサプレッサに入力する(S905)。これにより、エコーサプレッサのエコー生成部125には、特定されたエコーキャンセラの学習進捗度に応じた係数が設定されるため、適切な残留エコー成分を生成することができる。
なお、図16に示すように、進捗度算出部124は、音声信号処理部24A側に設ける態様とすることも可能である。この場合、ホスト装置1は、図15のS903において、特定したエコーキャンセラを使用している子機に対して、学習進捗度に応じて変化する係数の送信をリクエストする。子機は、S804において、進捗度算出部124で算出される係数を読み出し、ホスト装置1に送信する。エコー生成部125では、受信した係数および擬似回帰音信号に応じて残留エコー成分が生成される。
次に、図17は、ホスト装置および子機の配置に関する変形例を示した図である。図17(A)は、図11に示した接続態様と同じであるが、子機10Cがホスト装置1に最も遠く、子機10Eがホスト装置1に最も近くなる例を示している。すなわち、子機10Cおよび子機10Dを接続するケーブル361が曲げられて子機10Dおよび子機10Eがホスト装置1に近づくようになっている。
一方、図17(B)の例では、子機10Cがケーブル331を介してホスト装置1に接続されている。この場合、子機10Cは、ホスト装置1から送信されたデータを分岐して子機10Bおよび子機10Dに送信する。また、子機10Cは、子機10Bから送信されたデータと、子機10Dから送信されたデータと、自装置のデータと、をまとめてホスト装置1に送信する。この場合も、直列接続された複数の子機のいずれか1つにホスト装置が接続されていることになる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明してきたが、本発明の精神、範囲または意図の範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
1…ホスト装置
2A,2B,2C,2D,2E…マイクユニット
11…通信I/F
12…CPU
13…RAM
14…不揮発性メモリ
21A…通信I/F
22A…DSP
23A…揮発性メモリ
24A…音声信号処理部
25A…マイク

Claims (9)

  1. 複数チャンネルの信号を入出力する第1入出力部と、
    複数チャンネルの信号を入出力する第2入出力部と、
    前記複数チャンネルの信号のうち、第1チャンネルの信号を入出力し、対応する処理を行う処理部と、
    前記第1入出力部の第1チャンネルと、前記処理部と、を物理的に接続するとともに、前記第1入出力部の第1チャンネル以外のサブチャンネルの1つと、前記第2入出力部のうち当該サブチャンネルに対応するチャンネルに隣接する他チャンネルと、を物理的に接続する物理回路と、
    を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記処理部は、音声信号を出力する音声信号処理部であり、
    前記音声信号処理部から出力された音声信号が前記第1入出力部の第1チャンネルから出力され、前記第2入出力部の前記他チャンネルから入力された音声信号が前記第1入出力部の前記サブチャンネルから出力されることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記物理回路は、シリアルデータとパラレルデータとを変換する変換部を有し、
    前記第1入出力部および前記第2入出力部は、前記複数チャンネルの信号をシリアルデータで入出力し、
    前記処理部は、前記第1チャンネルの信号をパラレルデータで入出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の信号処理装置を複数接続してなる信号処理システムであって、
    いずれか1つの信号処理装置の前記第1入出力部が、ホスト装置に接続され、
    各装置の前記第2入出力部が、他装置の前記第1入出力部に接続される
    信号処理システム。
  5. 前記ホスト装置は、前記音声処理装置が用いる音声処理プログラムを保持した不揮発性メモリを備え、
    前記ホスト装置が、前不揮発性メモリから前記音声処理用プログラムを一定の単位ビットに分割して読み出し、前記単位ビットを各音声処理装置が受け取る順に配列したシリアルデータを作成し、前記音声処理装置へ前記シリアルデータを送信し、
    各音声処理装置は、音声を収音するマイクロフォンと、一時記憶用メモリと、前記マイクロフォンが収音した音声を処理する処理部と、を備え、
    前記シリアルデータから自己が受け取るべき単位ビットデータを抜き出して受け取り、抜き出した前記単位ビットデータを前記一時記憶用メモリに一時記憶し、
    前記処理部は、前記一時記憶用メモリに一時記憶された前記単位ビットデータを結合した音声処理プログラムに応じた処理を行い、当該処理後の音声を前記ホスト装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の信号処理システム。
  6. 前記各音声処理装置は、前記処理後の音声を一定の単位ビットに分割して上位に接続された音声処理装置に送信し、各音声処理装置は協同して送信用シリアルデータを作成し、前記ホスト装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の信号処理システム。
  7. 前記音声処理装置は、異なる収音方向を有する複数のマイクロホンと、音声レベル判定手段とを有し、
    前記ホスト装置は、各音声処理装置が前記音声処理用プログラムを受け取ったことを確認した後、各音声処理装置に向けて試験用音波を発し、
    各音声処理装置は、マイクロホンに入力された前記試験用音波のレベルを判定し、判定結果となるレベルデータを一定の単位ビットに分割して上位に接続された音声処理装置に送信し、各音声処理装置が協同してレベル判定用シリアルデータを作成する請求項5または6に記載の音声処理システム。
  8. 前記音声処理プログラムは、更新されるフィルタリング係数を有するエコーキャンセルプログラムからなり、該エコーキャンセルプログラムは前記フィルタリング係数の数を決めるパラメータ部を有し
    前記ホスト装置は、各音声処理装置から受けとったレベルデータから各音声処理装置のフィルタリング係数の数を変更し、各音声処理装置へフィルタリング係数の数を変更するための変更パラメータを定め、変更パラメータは一定の単位ビットに分割されて前記単位ビットを各音声処理装置が受け取る順に配列した変更パラメータ用シリアルデータを作成し、前記各音声処理装置へ前記変更パラメータ用シリアルデータを送信する請求項7に記載の音声処理システム。
  9. 前記音声処理プログラムは、前記エコーキャンセルプログラム、若しくは非線形処理によりエコーを除去するエコーサプレッサプログラムであり、
    前記ホスト装置は、前記レベルデータから各音声処理装置へ送信するプログラムを前記エコーキャンセルプログラム若しくはエコーサプレッサプログラムのいずれかに定めることを特徴とする請求項7または8に記載の音声処理システム。
JP2013233693A 2012-11-12 2013-11-12 信号処理装置および信号処理システム Pending JP2014116931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013233693A JP2014116931A (ja) 2012-11-12 2013-11-12 信号処理装置および信号処理システム

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012248158 2012-11-12
JP2012248158 2012-11-12
JP2012249607 2012-11-13
JP2012249609 2012-11-13
JP2012249609 2012-11-13
JP2012249607 2012-11-13
JP2013233693A JP2014116931A (ja) 2012-11-12 2013-11-12 信号処理装置および信号処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014116931A true JP2014116931A (ja) 2014-06-26

Family

ID=50681709

Family Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013233694A Active JP6090121B2 (ja) 2012-11-12 2013-11-12 収音システム
JP2013233692A Active JP6090120B2 (ja) 2012-11-12 2013-11-12 信号処理システムおよび信号処理方法
JP2013233693A Pending JP2014116931A (ja) 2012-11-12 2013-11-12 信号処理装置および信号処理システム
JP2017021878A Active JP6330936B2 (ja) 2012-11-12 2017-02-09 ホスト装置およびマイクユニット
JP2017021872A Active JP6299895B2 (ja) 2012-11-12 2017-02-09 マイクユニット、ホスト装置、および信号処理システム

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013233694A Active JP6090121B2 (ja) 2012-11-12 2013-11-12 収音システム
JP2013233692A Active JP6090120B2 (ja) 2012-11-12 2013-11-12 信号処理システムおよび信号処理方法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017021878A Active JP6330936B2 (ja) 2012-11-12 2017-02-09 ホスト装置およびマイクユニット
JP2017021872A Active JP6299895B2 (ja) 2012-11-12 2017-02-09 マイクユニット、ホスト装置、および信号処理システム

Country Status (8)

Country Link
US (3) US9497542B2 (ja)
EP (3) EP3917161B1 (ja)
JP (5) JP6090121B2 (ja)
KR (2) KR20170017000A (ja)
CN (2) CN103813239B (ja)
AU (1) AU2013342412B2 (ja)
CA (1) CA2832848A1 (ja)
WO (1) WO2014073704A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047148A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 沖電気工業株式会社 多重化装置、多重化方法およびプログラム

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9699550B2 (en) 2014-11-12 2017-07-04 Qualcomm Incorporated Reduced microphone power-up latency
US9407989B1 (en) 2015-06-30 2016-08-02 Arthur Woodrow Closed audio circuit
CN107925819B (zh) * 2015-08-24 2020-10-02 雅马哈株式会社 声音拾取装置和声音拾取方法
US10014137B2 (en) 2015-10-03 2018-07-03 At&T Intellectual Property I, L.P. Acoustical electrical switch
US9704489B2 (en) * 2015-11-20 2017-07-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Portable acoustical unit for voice recognition
CN105940445B (zh) * 2016-02-04 2018-06-12 曾新晓 一种语音通信系统及其方法
DE102016113831A1 (de) * 2016-07-27 2018-02-01 Neutrik Ag Verkabelungsanordnung
US10387108B2 (en) * 2016-09-12 2019-08-20 Nureva, Inc. Method, apparatus and computer-readable media utilizing positional information to derive AGC output parameters
US10362412B2 (en) * 2016-12-22 2019-07-23 Oticon A/S Hearing device comprising a dynamic compressive amplification system and a method of operating a hearing device
CN106782584B (zh) * 2016-12-28 2023-11-07 北京地平线信息技术有限公司 音频信号处理设备、方法和电子设备
KR101898798B1 (ko) * 2017-01-10 2018-09-13 순천향대학교 산학협력단 다이버시티 기술을 적용한 주차보조용 초음파센서 시스템
CN106937009B (zh) * 2017-01-18 2020-02-07 苏州科达科技股份有限公司 一种级联回声抵消系统及其控制方法及装置
JP7051876B6 (ja) 2017-01-27 2023-08-18 シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッド アレイマイクロホンモジュール及びシステム
WO2018230062A1 (ja) * 2017-06-12 2018-12-20 株式会社オーディオテクニカ 音声信号処理装置と音声信号処理方法と音声信号処理プログラム
JP6983583B2 (ja) * 2017-08-30 2021-12-17 キヤノン株式会社 音響処理装置、音響処理システム、音響処理方法、及びプログラム
CN113766073B (zh) * 2017-09-29 2024-04-16 杜比实验室特许公司 会议系统中的啸叫检测
CN107818793A (zh) * 2017-11-07 2018-03-20 北京云知声信息技术有限公司 一种可减少无用语音识别的语音采集处理方法及装置
CN107750038B (zh) * 2017-11-09 2020-11-10 广州视源电子科技股份有限公司 音量调节方法、装置、设备及存储介质
CN107898457B (zh) * 2017-12-05 2020-09-22 江苏易格生物科技有限公司 一种团体无线脑电采集装置间时钟同步的方法
US11336999B2 (en) 2018-03-29 2022-05-17 Sony Corporation Sound processing device, sound processing method, and program
CN110611537A (zh) * 2018-06-15 2019-12-24 杜旭昇 利用声波传送数据的广播系统
US11694705B2 (en) 2018-07-20 2023-07-04 Sony Interactive Entertainment Inc. Sound signal processing system apparatus for avoiding adverse effects on speech recognition
CN111114475A (zh) * 2018-10-30 2020-05-08 北京轩辕联科技有限公司 用于车辆的mic切换装置及方法
JP7373947B2 (ja) * 2018-12-12 2023-11-06 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 音響エコーキャンセル装置、音響エコーキャンセル方法及び音響エコーキャンセルプログラム
CN109803059A (zh) * 2018-12-17 2019-05-24 百度在线网络技术(北京)有限公司 音频处理方法和装置
KR102602942B1 (ko) * 2019-01-07 2023-11-16 삼성전자 주식회사 오디오 정보 처리 장치의 위치에 기반하여 오디오 처리 알고리즘을 결정하는 전자 장치 및 방법
EP3918813A4 (en) 2019-01-29 2022-10-26 Nureva Inc. METHOD, APPARATUS AND COMPUTER-READABLE MEDIUM FOR CREATING AUDIO FOCUS AREAS DISSOCIATED FROM THE MICROPHONE SYSTEM FOR OPTIMIZING AUDIO EDITING AT PRECISE SPATIAL LOCATIONS IN A 3D SPACE
CN110035372B (zh) * 2019-04-24 2021-01-26 广州视源电子科技股份有限公司 扩声系统的输出控制方法、装置、扩声系统及计算机设备
JP7484105B2 (ja) 2019-08-26 2024-05-16 大日本印刷株式会社 チャック付き紙容器、その製造方法
CN110677777B (zh) * 2019-09-27 2020-12-08 深圳市航顺芯片技术研发有限公司 一种音频数据处理方法、终端及存储介质
CN110830749A (zh) * 2019-12-27 2020-02-21 深圳市创维群欣安防科技股份有限公司 一种视频通话回音消除电路、方法及会议平板
CN111741404B (zh) * 2020-07-24 2021-01-22 支付宝(杭州)信息技术有限公司 拾音设备、拾音系统和声音信号采集的方法
CN113068103B (zh) * 2021-02-07 2022-09-06 厦门亿联网络技术股份有限公司 一种音频配件级联系统
EP4231663A4 (en) 2021-03-12 2024-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd. ELECTRONIC AUDIO INPUT DEVICE AND OPERATING METHOD THEREFOR
CN114257908A (zh) * 2021-04-06 2022-03-29 北京安声科技有限公司 耳机的通话降噪方法及装置、计算机可读存储介质及耳机
CN114257921A (zh) * 2021-04-06 2022-03-29 北京安声科技有限公司 拾音方法及装置、计算机可读存储介质及耳机
CN113411719B (zh) * 2021-06-17 2022-03-04 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种麦克风级联系统、麦克风及终端

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048632A (ja) * 2004-03-15 2006-02-16 Omron Corp センサコントローラ
JP2006140930A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Sony Corp マイクシステムおよびマイク装置
JP2007334809A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp モジュール型電子機器

Family Cites Families (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596394U (ja) 1982-07-06 1984-01-17 株式会社東芝 会議用マイクロホン装置
JPH0657031B2 (ja) 1986-04-18 1994-07-27 日本電信電話株式会社 会議通話装置
EP0310456A3 (en) * 1987-10-01 1990-12-05 Sony Magnescale, Inc. Improvements in audio mixing
JPH0262606A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Fanuc Ltd Cncの診断方式
JP2562703B2 (ja) 1989-12-27 1996-12-11 株式会社小松製作所 直列制御装置のデータ入力制御装置
JPH04291873A (ja) 1991-03-20 1992-10-15 Fujitsu Ltd 電話会議システム
US5664021A (en) * 1993-10-05 1997-09-02 Picturetel Corporation Microphone system for teleconferencing system
JPH0983988A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Nec Eng Ltd テレビ会議システム
JPH10276415A (ja) 1997-01-28 1998-10-13 Casio Comput Co Ltd テレビ電話装置
US5966639A (en) * 1997-04-04 1999-10-12 Etymotic Research, Inc. System and method for enhancing speech intelligibility utilizing wireless communication
JP2000115373A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電話装置
US6785394B1 (en) * 2000-06-20 2004-08-31 Gn Resound A/S Time controlled hearing aid
JP2002043985A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音響エコーキャンセラー装置
JP3075809U (ja) * 2000-08-23 2001-03-06 新世代株式会社 カラオケ用マイク
JP4580545B2 (ja) * 2000-12-20 2010-11-17 株式会社オーディオテクニカ 赤外線双方向通信システム
US20030120367A1 (en) * 2001-12-21 2003-06-26 Chang Matthew C.T. System and method of monitoring audio signals
JP2004128707A (ja) * 2002-08-02 2004-04-22 Sony Corp 指向性を備えた音声受信装置およびその方法
JP4003653B2 (ja) 2003-02-07 2007-11-07 松下電工株式会社 インターホンシステム
EP1592282B1 (en) 2003-02-07 2007-06-13 Nippon Telegraph and Telephone Corporation Teleconferencing method and system
EP1482763A3 (en) * 2003-05-26 2008-08-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sound field measurement device
US7496205B2 (en) * 2003-12-09 2009-02-24 Phonak Ag Method for adjusting a hearing device as well as an apparatus to perform the method
KR100662187B1 (ko) 2004-03-15 2006-12-27 오므론 가부시키가이샤 센서 컨트롤러
JP3972921B2 (ja) 2004-05-11 2007-09-05 ソニー株式会社 音声集音装置とエコーキャンセル処理方法
CN1780495A (zh) * 2004-10-25 2006-05-31 宝利通公司 顶蓬麦克风组件
JPWO2006054778A1 (ja) 2004-11-17 2008-06-05 日本電気株式会社 通信システム、通信端末装置、サーバ装置及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラム
JP4258472B2 (ja) * 2005-01-27 2009-04-30 ヤマハ株式会社 拡声システム
US7995768B2 (en) 2005-01-27 2011-08-09 Yamaha Corporation Sound reinforcement system
JP4818014B2 (ja) 2005-07-28 2011-11-16 株式会社東芝 信号処理装置
US8335311B2 (en) 2005-07-28 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus capable of echo cancellation
WO2007028094A1 (en) * 2005-09-02 2007-03-08 Harman International Industries, Incorporated Self-calibrating loudspeaker
JP4701931B2 (ja) * 2005-09-02 2011-06-15 日本電気株式会社 信号処理の方法及び装置並びにコンピュータプログラム
JP2007174011A (ja) 2005-12-20 2007-07-05 Yamaha Corp 収音装置
JP4929740B2 (ja) 2006-01-31 2012-05-09 ヤマハ株式会社 音声会議装置
US20070195979A1 (en) * 2006-02-17 2007-08-23 Zounds, Inc. Method for testing using hearing aid
US8381103B2 (en) 2006-03-01 2013-02-19 Yamaha Corporation Electronic device
JP4844170B2 (ja) 2006-03-01 2011-12-28 ヤマハ株式会社 電子装置
CN1822709B (zh) * 2006-03-24 2011-11-23 北京中星微电子有限公司 一种麦克风回声消除系统
JP4816221B2 (ja) 2006-04-21 2011-11-16 ヤマハ株式会社 収音装置および音声会議装置
JP4872636B2 (ja) * 2006-12-07 2012-02-08 ヤマハ株式会社 音声会議装置、音声会議システムおよび放収音ユニット
JP5012387B2 (ja) 2007-10-05 2012-08-29 ヤマハ株式会社 音声処理システム
JP2009188858A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 National Institute Of Information & Communication Technology 音声出力装置、音声出力方法、及びプログラム
JP4508249B2 (ja) * 2008-03-04 2010-07-21 ソニー株式会社 受信装置および受信方法
WO2009007468A2 (en) * 2008-09-26 2009-01-15 Phonak Ag Wireless updating of hearing devices
JP5251731B2 (ja) 2009-05-29 2013-07-31 ヤマハ株式会社 ミキシングコンソールおよびプログラム
US8204198B2 (en) * 2009-06-19 2012-06-19 Magor Communications Corporation Method and apparatus for selecting an audio stream
US20110013786A1 (en) 2009-06-19 2011-01-20 PreSonus Audio Electronics Inc. Multichannel mixer having multipurpose controls and meters
JP5452158B2 (ja) * 2009-10-07 2014-03-26 株式会社日立製作所 音響監視システム、及び音声集音システム
US8792661B2 (en) * 2010-01-20 2014-07-29 Audiotoniq, Inc. Hearing aids, computing devices, and methods for hearing aid profile update
US8615091B2 (en) * 2010-09-23 2013-12-24 Bose Corporation System for accomplishing bi-directional audio data and control communications
EP2442587A1 (en) * 2010-10-14 2012-04-18 Harman Becker Automotive Systems GmbH Microphone link system
US8670853B2 (en) 2010-11-19 2014-03-11 Fortemedia, Inc. Analog-to-digital converter, sound processing device, and analog-to-digital conversion method
JP2012129800A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Sony Corp 情報理装置および方法、プログラム、並びに情報処理システム
JP2012234150A (ja) * 2011-04-18 2012-11-29 Sony Corp 音信号処理装置、および音信号処理方法、並びにプログラム
CN102324237B (zh) * 2011-05-30 2013-01-02 深圳市华新微声学技术有限公司 麦克风阵列语音波束形成方法、语音信号处理装置及系统
JP5789130B2 (ja) 2011-05-31 2015-10-07 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 管理装置
JP2012249609A (ja) 2011-06-06 2012-12-20 Kahuka 21:Kk 害獣類侵入防止具
JP5701692B2 (ja) 2011-06-06 2015-04-15 株式会社前川製作所 食鳥屠体の首皮取り装置及び方法
JP2013102370A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Sony Corp ヘッドホン装置、端末装置、情報送信方法、プログラム、ヘッドホンシステム
JP2013110585A (ja) 2011-11-21 2013-06-06 Yamaha Corp 音響機器
WO2013079993A1 (en) * 2011-11-30 2013-06-06 Nokia Corporation Signal processing for audio scene rendering
US20130177188A1 (en) * 2012-01-06 2013-07-11 Audiotoniq, Inc. System and method for remote hearing aid adjustment and hearing testing by a hearing health professional
US9204174B2 (en) * 2012-06-25 2015-12-01 Sonos, Inc. Collecting and providing local playback system information
US20140126740A1 (en) * 2012-11-05 2014-05-08 Joel Charles Wireless Earpiece Device and Recording System
US9391580B2 (en) * 2012-12-31 2016-07-12 Cellco Paternership Ambient audio injection
US9356567B2 (en) * 2013-03-08 2016-05-31 Invensense, Inc. Integrated audio amplification circuit with multi-functional external terminals

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048632A (ja) * 2004-03-15 2006-02-16 Omron Corp センサコントローラ
JP2006140930A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Sony Corp マイクシステムおよびマイク装置
JP2007334809A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp モジュール型電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047148A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 沖電気工業株式会社 多重化装置、多重化方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6090120B2 (ja) 2017-03-08
EP3917161B1 (en) 2024-01-31
EP3917161A1 (en) 2021-12-01
KR101706133B1 (ko) 2017-02-13
CN103813239A (zh) 2014-05-21
US20190174227A1 (en) 2019-06-06
US20160381457A1 (en) 2016-12-29
US9497542B2 (en) 2016-11-15
JP2017139767A (ja) 2017-08-10
EP3557880B1 (en) 2021-09-22
AU2013342412B2 (en) 2015-12-10
AU2013342412A1 (en) 2015-01-22
JP6090121B2 (ja) 2017-03-08
KR20150022013A (ko) 2015-03-03
CN107172538A (zh) 2017-09-15
JP2017108441A (ja) 2017-06-15
KR20170017000A (ko) 2017-02-14
CN103813239B (zh) 2017-07-11
JP6330936B2 (ja) 2018-05-30
EP2882202A1 (en) 2015-06-10
EP2882202B1 (en) 2019-07-17
JP2014116930A (ja) 2014-06-26
JP6299895B2 (ja) 2018-03-28
CN107172538B (zh) 2020-09-04
WO2014073704A1 (ja) 2014-05-15
JP2014116932A (ja) 2014-06-26
CA2832848A1 (en) 2014-05-12
US11190872B2 (en) 2021-11-30
EP2882202A4 (en) 2016-03-16
EP3557880A1 (en) 2019-10-23
US10250974B2 (en) 2019-04-02
US20140133666A1 (en) 2014-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6299895B2 (ja) マイクユニット、ホスト装置、および信号処理システム
JP5003531B2 (ja) 音声会議システム
JP5386936B2 (ja) 放収音装置
JP4946090B2 (ja) 収音放音一体型装置
JP6281493B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、測定方法、測定装置
JP4701962B2 (ja) 回帰音除去装置
CN112151051B (zh) 音频数据的处理方法和装置及存储介质
CN112509595A (zh) 音频数据处理方法、系统及存储介质
CN113424558B (zh) 智能个人助理
JP4655905B2 (ja) 回帰音除去装置
JP2010221945A (ja) 信号処理方法、装置及びプログラム
JP5725088B2 (ja) 収音装置及び放収音システム
JP2011114696A (ja) エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、エコーキャンセルプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170725