JPH10276415A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH10276415A
JPH10276415A JP9208777A JP20877797A JPH10276415A JP H10276415 A JPH10276415 A JP H10276415A JP 9208777 A JP9208777 A JP 9208777A JP 20877797 A JP20877797 A JP 20877797A JP H10276415 A JPH10276415 A JP H10276415A
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JP
Japan
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program
mode
image
videophone
telephone
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Application number
JP9208777A
Other languages
English (en)
Inventor
Rei Hamada
玲 浜田
Yuichiro Irie
雄一郎 入江
Masatoshi Watanuki
正敏 綿貫
Shigeki Kurahashi
成樹 倉橋
Seiya Kato
誠也 加藤
Iku Yoshida
郁 吉田
Takeshi Takita
猛 滝田
Shigenori Morikawa
重則 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、本来の仕様を実現したプログラムを
特定用途を実現したカスタムプログラムに簡単に変更で
きるテレビ電話装置を提供する。 【解決手段】本来の仕様動作を標準仕様プログラムによ
り実行するようにしたテレビ電話装置41に設けられた
ディップスイッチ611のスイッチ番号3をオン状態に
設定することにより、標準仕様プログラムを、特定用途
を実現したカスタムプログラムに切り替えられるように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データと同時
に画像データを送受信するテレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時における高度情報化社会の発達に伴
い、大容量の各種情報を高速に伝送する通信媒体に対す
る需要がますます増加している。
【0003】そこで、このような需要に対応すべく、1
988年にTTC(Telecommunicatio
n Technology Comittee:(社)
電信電話技術委員会)の標準通信方式としてJJ−4
0.10「アナログ電話帯域静止画像通信方式」が制定
され、これにより通信回線を介して白黒の画像データを
相互に授受することが可能となり、その後の1989年
にTTCの標準通信方式が改定され、白黒の画像データ
のみならず、カラーの画像データを授受することも可能
となり、これらのTTCの標準通信方式に沿ったテレビ
電話装置が種々開発されている。
【0004】ところで、このようなテレビ電話装置で
は、アナログ公衆網でも音声・画像の同時伝送を可能に
したものも考えられており、これらの装置は、デジタル
信号処理技術により画像情報及び音声情報を圧縮して情
報量を削減するとともに、デジタルかされた画像情報、
音声情報及び制御情報を多重化して伝送することによ
り、高品位の画像付き通話を実現している。
【0005】そして、これらデジタル信号群を多重化す
る処理には、汎用マイクロコンピュータなどの内蔵コン
ピュータが用いられ、場合によっては、データ圧縮など
の演算処理も内蔵コンピュータが用いられることがあ
る。さらに、内蔵コンピュータによりハードウェア各部
の制御、ヒューマンインタフェースの制御、例えばスイ
ッチに反応して表示状態を変更する処理なども行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
内蔵コンピュータは、予め動作仕様が決められており、
このため、仮に監視装置として使用する場合など、特定
用途に動作させたいような場合は、内蔵コンピュータの
プログラムを変更することが必要となる。しかし、内蔵
コンピュータのプログラムを変更する明白な手段は、内
蔵メモリ部品を交換することであるが、これには人手を
必要とするとともに、元の内蔵メモリ部品を無駄にして
しまう、つまり、本来の仕様を実現したプログラムを特
定用途を実現したプログラムに変更するたびに、内蔵メ
モリ部品を交換するのでは、無駄な労力と時間を要する
という問題があった。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、本来の仕様を実現
したプログラムを特定用途を実現したカスタムプログラ
ムに簡単に変更できるテレビ電話装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
本来の仕様動作を標準仕様プログラムにより実行するよ
うにしたテレビ電話装置において、スイッチ操作により
上記標準仕様プログラムを特定用途のカスタムプログラ
ムに切換可能にしたことを特徴とする。
【0009】このような構成とすれば、スイッチ操作の
みで特定用途のカスタムプログラムに切換えできるの
で、取扱いが容易で、柔軟性に富んだ使用に対応するこ
とができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、さらにデータ入出力端子を介して外部
機器を接続可能とし、該外部機器とのデータ入出力を上
記カスタムプログラムにより制御可能にしたことを特徴
とする。
【0011】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、外部機器の制御を特定用途の
カスタムプログラムによっても行なうことができる。
【0012】請求項3記載の発明は、本来の仕様動作を
標準仕様プログラムにより実行するようにしたテレビ電
話装置において、上記標準仕様プログラムにより実行さ
れる通信状況に基づいて上記標準仕様プログラムを特定
用途のカスタムプログラムに切換可能にしたことを特徴
とする。
【0013】このような構成とすれば、カスタムプログ
ラムへの切換えをハードウェア的な手段によらず、標準
仕様プログラム実行時の通信状況というソフトウェア的
な手段により実現できる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、通信状況は、通信エラーに相当するもので
あることを特徴とする。
【0015】このような構成とすれば、上記請求項3記
載の発明の作用に加えて、特に通信エラーに相当する場
合にカスタムプログラムへの切換えを行なうよう自動設
定することができるので、例えば通信エラーの発生頻度
に応じてエラーの現在状態を表示するカスタムプログラ
ムに切換えるなど、柔軟性に富んだ使い勝手のよいもの
とすることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、通信状況は、操作エラーに相当するもので
あることを特徴とする。
【0017】このような構成とすれば、上記請求項3記
載の発明の作用に加えて、特に操作エラーに相当する場
合にカスタムプログラムへの切換えを行なうよう自動設
定することができるので、例えば操作エラーの発生頻度
に応じて装置の操作マニュアルを表示するカスタムプロ
グラムに切換えるなど、柔軟性に富んだ使い勝手のよい
ものとすることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、上記請求項3記載
の発明において、上記通信状況は、電話着呼の際の呼出
回数に相当するものであることを特徴とする。
【0019】このような構成とすれば、上記請求項3記
載の発明の作用に加えて、着呼した場合の応答状態によ
って自動的にカスタムプログラムに切換えるなど、より
柔軟性に富んだ、用途の広い使用法を構築することがで
きる。
【0020】請求項7記載の発明は、上記請求項3また
は6記載の発明において、上記特定用途のカスタムプロ
グラムは、自動的に画像を撮影して発呼側に送信する監
視動作プログラムであることを特徴とする。
【0021】このような構成とすれば、上記請求項3ま
たは6記載の発明の作用に加えて、テレビ電話を監視装
置としても使用することができ、さらに用途の広い使用
法を構築することができる。
【0022】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、外部画像入力端子をさらに具備し、上
記監視動作プログラムは、発呼側からの要求により画像
入力経路を切換設定することを特徴とする。
【0023】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、外部接続したカメラで撮影し
た画像も適宜発呼側から切換えて監視することができ、
より有用な監視装置とすることができる。
【0024】請求項9記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、上記監視動作プログラムは、発呼側か
らの要求により撮影する画像の精細度を切換設定するこ
とを特徴とする。
【0025】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、必要に応じた精細度の画像を
適宜発呼側から切換えて監視することができ、より有用
な監視装置とすることができる。
【0026】請求項10記載の発明は、上記請求項6記
載の発明において、上記呼出回数は可変設定可能とした
ことを特徴とする。
【0027】このような構成とすれば、上記請求項6記
載の発明の作用に加えて、電話の呼出回数の多寡により
カスタムプログラムの開始タイミングを任意に設定する
ことができ、使用者の使い勝手に合わせることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下本発明を適用したテレビ電話
装置の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0029】図1は同実施の形態に係るテレビ電話装置
41の外観斜視図であり、図2(a)は同テレビ電話装
置41の背面図、図2(b)は同平面図、図2(c)は
同正面図、図2(d)は同側面図、図2(e)は同底面
図である。
【0030】図1及び図2において、テレビ電話装置4
1は、その前面に画像を取込むための円筒状のカメラブ
ロック42を備え、そのカメラブロック42には、入力
画像取込調整用のフォーカス調整レバー43、画角調整
用のレンズ切換レバー44、画像の取込みを禁止するレ
ンズカバーレバー45、及び画像を取込むためのカメラ
レンズ部46を備えている。
【0031】また、上記以外に装置前面部には、テレビ
電話の開始時と終了時とに使用するスタート/ストップ
ボタン47、このスタート/ストップボタン47に組込
まれた使用状態を示すためのLED(Light Em
itting Diode)48、テレビ電話装置41
を後述するリモコンからの信号によって制御するための
リモコン受光部49を備えている。
【0032】また、本実施の形態のテレビ電話装置41
の背面には、図2(a)に示すように電話回線への接続
端子(6極4芯)51、既存の電話機との接続端子(4
極4芯)52、外部からの画像と音声とを取込むための
映像入力端子53、音声入力端子54、マイク入力端子
55、外部への画像/音声を出力するための映像出力端
子56、音声出力端子57、データ入出力端子571が
設けられている。
【0033】また、これ以外に、マイク入力及び音声入
力の音量を制御をするための、マイク入力レベル調整つ
まみ58、ライン入力レベル調整つまみ59が設けられ
ている。
【0034】さらに、電源関係では、AC電源入力端子
60と主電源スイッチ61とを備えている。
【0035】さらにまた、テレビ電話装置41の底面に
は、図2(d)に示すようにテレビ電話装置41の動作
の初期設定を行なうためのディップスイッチ611を設
けている。
【0036】図3は上記図1及び図2で示したテレビ電
話装置41を制御するためのリモコン62を示すもので
あり、図3(a)は上面図、図3(b)は正面図であ
る。図3(a)において、上面部にはテレビ電話装置4
1を制御するための赤外線を変調したリモコン制御信号
を発するリモコン送信部63が設けられている。
【0037】また、図3(b)に示すリモコン62に
は、各種操作キーが配列されており、キーボードの機能
を切換えてキーの数以上の操作を行なえるようにしたフ
ァンクションキー64、マルチ画面の選択や「YES」
を選択する場合のマルチ画面/YES選択キー65、子
画面の選択や「NO」を選択する場合の子画面/NO選
択キー66、データを保存する場合の保存キー67、画
像データ等を取込む場合の取込キー68、マルチ画面を
選択した場合に各画面を選択する画面選択キー69、保
存している画像データ等を削除する場合の削除キー7
0、カメラブロック42から取込んだ画像と映像入力端
子53から入力される画像とを切換えるカメラ/ビデオ
選択キー71、カメラ等で取込んだ画像データ等を送信
する送信キー72、テレビ電話の通話相手側を呼出す場
合の呼出キー73、テレビ電話装置41の所定の動作を
開始させ、あるいは停止させるスタート/ストップキー
74などを備えている。
【0038】図4(a)乃至図4(c)は上記した構成
のテレビ電話装置を既存の電話機、テレビジョン受像機
(以下、テレビと略称する)、通信回線(この場合、一
般加入者回線)に接続した接続構成図である。
【0039】図4(a)はテレビ電話接続前の状態を示
しており、電話機の親機84が接続ケーブル83を介し
て電話回線82に接続されている。図4(a)におい
て、81は接続前のテレビであり、85は上記親機84
と通信を行なう電話機の子機である。
【0040】図4(b)はテレビ電話接続後の状態を示
す図であり、電話機(親機)84に接続していた接続ケ
ーブル83を本実施の形態のテレビ電話装置41の電話
回線接続端子51(図2)に接続し、接続ケーブル81
bを介してテレビ電話装置41の電話機接続端子52に
電話機(親機)84を接続している。さらに、AVコー
ド81aを介してテレビ電話装置41の映像出力端子5
6、音声出力端子57にテレビ81を接続している。ま
た、電源入力端子60にはACコードが接続されて電力
が供給される。
【0041】このような接続状態において、図2に示す
本体背面の主電源スイッチ61をオンにすると、初期化
処理を実行して接続完了となる。
【0042】図4(c)は、テレビ電話装置41には、
テレビ81、電話機86の他に外部機器として、例えば
パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称す
る)88を接続し、また、通話相手側のテレビ電話装置
41′には、テレビ81′、電話機86′の他に外部機
器としてカメラ89′を接続し、これらテレビ電話装置
41、41′を一般アナログ公衆回線(PSTN)87
に接続し、画像、音声データの送受信を行なうようにし
ている。
【0043】この場合、接続ケーブル83を本実施の形
態のテレビ電話装置41の電話回線接続端子51(図
2)に接続し、接続ケーブル81bを介してテレビ電話
装置41の電話機接続端子52に電話機86を接続し、
AVコード81aを介してテレビ電話装置41の映像出
力端子56、音声出力端子57にテレビ81を接続し、
さらにケーブル(RS−232C)81cを介してテレ
ビ電話装置41のデータ入出力端子571にパソコン8
8を接続している。また、電源入力端子60にはACコ
ードが接続されて電力が供給される。
【0044】また、テレビ電話装置41′側についても
同様であり、ここではテレビ電話装置41側と同符号に
は、ダッシュを付して示している。
【0045】次に、図5により上記テレビ電話装置41
内の回路構成について説明する。同図に示す如くテレビ
電話装置41は、カメラ部91、ビデオ回路部92、ビ
デオ処理部93、ビデオ表示部94、NCU(Netw
ork Control Unit)部95、音声処理
部96、CPU(Central Processin
g Unit)部97、モデム(MODEM,MOdu
lation andDEModulation)部9
8、インタフェース100、キー・LED99、ディッ
プスイッチ611及びリモコン62よりなっている。
【0046】カメラ部91は、テレビ電話装置41に周
囲の画像を取込むためのもので、レンズ911、CCD
(Charge Coupled Device)91
2、CCDドライバー913、A/D変換器、D/A変
換器、フィルタ等からなるアナログLSI(図では「A
D/DA」と示す)914、色処理の為のDSP(Di
gital Signal Processor)91
5より構成している。ここで、レンズ911は、ガラス
またはプラスチックからなる光学レンズであり、CCD
912は、レンズ911によって結像された光の強度に
基づいた電気信号を発生するものである。そして、この
発生した電気信号をドライバー913で増幅し、アナロ
グLSI914でA/D変換するもので、このA/D変
換された画像デジタルデータは、DSP915により色
処理が施された後、再びアナログLSI914によりD
/A変換され、ビデオ信号として出力されるようにして
いる。
【0047】ビデオ回路部92は、同期分離、フィルタ
ー等のディスクリート回路であり、入力として、カメラ
部91と画像入力端子から入力があり、リモコン62か
らの制御により、これらの2つの入力の切換を行なうよ
うにしている。そして、このビデオ回路部92で入力処
理されたビデオ信号は、ビデオ処理部93の入力信号と
して与えられる。
【0048】ビデオ処理部93は、A/D変換器、D/
A変換器、PLL回路、フィルター回路等からなるアナ
ログLSI931、画像入力制御回路932、RAM
(Random Access Memory)93
3、画像圧縮・伸張回路934から構成している。
【0049】そして、ビデオ回路部92により同期分離
の後、輝度、色差信号は、各々アナログLSI931に
より、A/D変換され、デジタルデータとして、画像入
力制御回路932のコントロールに従って各々RAM9
33に一時記憶される。このRAM933に一時記憶さ
れた入力画像データは、後述するCPU部97からの命
令により、画像入力制御回路932から順次読み出さ
れ、画像圧縮・伸張回路934に送出されるようにして
いる。
【0050】画像圧縮・伸張回路934は、入力画像を
所定の符号化方式、すなわち取り扱う画像の種類(この
場合、静止画)に応じて、例えばJPEG(Joint
Photographic Coding Expe
rts Group)アルゴリズムにより8×8画素ブ
ロック毎のDCT(Discrete CosineT
ransform:離散コサイン変換)量子化、ハフマ
ン符号化などにより、圧縮・符号化処理を実行するもの
で、処理後のデータを順次RAM933に書込むように
している。また、画像圧縮・伸張回路934は、圧縮・
符号化された画像データを上記とは逆に復号化、伸張す
る機能をも有し、RAM933に画像圧縮・量子化、符
号化されたデータを、順次読出し、復号化、逆量子化、
伸張処理を行ない、順次RAM933に書込むようにも
している。これにより、RAM933は、入力画像デー
タ、圧縮画像データ、伸張画像データのそれぞれの記憶
領域に記憶しており、各々の領域を画像入力制御回路9
32によりコントロールされるようになっている。
【0051】ビデオ表示部94は、表示制御回路94
1、RAM942、OSDC(OnScreen Di
splay Cotroler)943より構成してい
る。表示制御回路941は、後述するCPU部97から
の命令により、RAM933に一時記憶されている入力
画像また伸張画像をRAM942に順次転送し、これら
の画像を表示仕様に応じて補間、間引きを行なって出力
画像信号を生成し、RAM942に一時記憶させるよう
にしている。また、CPU部97からの命令により、O
SDC943に内蔵されている文字ROM(Read
Only Memory)を読出し、RAM942に一
時記憶されている出力画像信号と合成し、アナログLS
I931に送出するようにもしている。アナログLSI
931はこのデジタル信号をD/A変換し、ビデオ出力
信号として、画像出力端子に出力する。
【0052】NCU部95は、電話回線と電話機とを切
換えるための制御と、モデム部インタフェース、及び電
話機への音声出力信号を同時に外部出力するための回
路、電話機からの音声入力信号と外部音声入力、マイク
入力信号を合成するための回路等からなるディスクリー
ト回路である。そして、電話機からの音声入力信号、外
部からの音声入力信号、外部マイク入力端子からの音声
入力信号は、合成されて処理する音声処理部96へ送ら
れる。逆に音声処理部96からの出力信号は、電話機及
び音声出力端子へ出力される。
【0053】音声処理部96は、CODEC961、R
AM962、音声圧縮・伸張回路963より構成してい
る。CODEC961は、フィルターA/D変換器、D
/A変換器よりなっていて、上記NCU部93からの音
声信号(アナログ信号)をA/D変換して順次RAM9
62に一時記憶するようにしている。音声圧縮・伸張回
路963は、RAM962に一時記憶されたデジタル音
声データを、例えば、CELP(Code−Excit
ed Linear Prediction)アルゴリ
ズムにより、一定時間の入力データに対して、分析する
手段、分析されたパラメータにより波形合成する手段、
入力波形及び合成波形の誤差算出手段等による所定の符
号化方式によって圧縮・符号化処理を実行し、その圧縮
音声データをRAM962に一時記憶するようにしてい
る。
【0054】逆にRAM962に圧縮・符号化された圧
縮音声データは、音声圧縮・伸張回路963により復号
化、伸張処理され順次CODEC961によりD/A変
換されて、NCU部95を通り電話機への音声出力また
は音声出力端子に出力するようにもしている。
【0055】CPU部97は、CPU971、RAM9
72、GA(Gate Array)973及びフラッ
シュメモリ974により構成している。CPU971
は、本テレビ電話装置内の各部を制御する各種制御信号
をバスを介して各部に出力するとともに、接続される通
信回線の接続に応じた通信制御プログラムを実行するも
ので、ここでは、キー入力部や表示部からなるキー・L
ED99及び本テレビ電話装置の動作設定などの初期設
定を行なうディップスイッチ611を接続している。
【0056】また、CPU971は、カメラ部91また
は外部画像入力端子より入力された画像が圧縮・符号化
されてRAM933に一時記憶されている画像圧縮デー
タと、電話機または外部音声入力、マイク入力からの音
声信号が圧縮・符号化されてRAM962に一時記憶さ
れている音声圧縮データとを多重化し、画像・音声圧縮
データとしてバスを介して後述するモデム部98に出力
する。
【0057】逆にCPU971は、通話相手側のテレビ
電話装置41′から多重化して送信される画像・音声デ
ータを受信し、これが後述するモデム部98により復調
されて入力されると、復調された画像・音声データを分
離処理し、画像圧縮データとバスを介して上記RAM9
33に出力するとともに、圧縮音声データをバスを介し
てRAM962に出力する。
【0058】RAM972は、CPU971により実行
されるプログラム処理において利用されるプログラムデ
ータや、圧縮した画像及び音声データ等を格納する半導
体メモリである。
【0059】GA973は、CPU971周辺のランダ
ムロジックをまとめたもので、例えば、本テレビ電話装
置を制御するリモコン62からの入力信号取込回路等を
有している。
【0060】フラッシュメモリ974は、CPU971
の拡張プログラムなどを記憶しておく、半導体メモリで
ある。
【0061】モデム部98は、変調、復調の制御を行な
うDSP981、A/D変換器、D/A変換器、フィル
ター及びNCUの制御とCPU971とのインタフェー
スを行なうAFE(Analog Front En
d)982、ROM983、RAM984により構成し
ている。
【0062】DSP981及びAFE982は、CPU
971より送られてくる多重化された画像・音声圧縮デ
ータを、通信回線で伝送可能な伝送信号(アナログ信
号)に変換・送信する変調器(モジュレータ Modu
lator)としての機能と、逆に通信回線を介して送
られてきた伝送信号(アナログ信号)を、再びCPU9
71で解読可能なデジタル信号に戻す復調器(デモジュ
レータ demodulator)としての機能を備え
たものであり、NCU95によって利用する通信回線と
して一般加入者回線での使用が可能となっている。
【0063】ROM983はDSP981で利用するプ
ログラムやデータ等を格納する半導体メモリである。R
AM984は、DSP981で実行するプログラムをR
OM983よりブートして格納する目的と、DSP98
1が実行するプログラム処理において利用するプログラ
ムデータや、送受信データバッファ等で使用する半導体
メモリである。
【0064】なお、本実施の形態におけるモデム部98
及びNCU部95は、アナログ公衆回線での伝送速度1
4,400bps(bit per second)が
可能となっており、処理単位としては、画像データ、音
声データまたは制御データを各パケット構成として時分
割伝送を行ない、1画面分の(通常)画像データを約
3.5秒に1コマの割合で間欠動画像として伝送し、ま
た精細画像データの場合は、約30秒かけて静止画とし
て伝送するようにしている。
【0065】インタフェース100は、RS−232C
のドライバレシーバ回路で、RS−232Cのコネクタ
を有するとともに、パソコン88やカメラ89′を接続
し、ATコマンドなどのCPU971への入力データ、
フラッシュメモリ974へのCPU971の拡張プログ
ラムの入力データ、CPU971やビデオ処理部93か
らの画像データなどのデータの入出力を行なうものであ
る。
【0066】次に、このようなテレビ電話装置41によ
る画像データ及び音声データの送受信を図6(a),
(b)により説明する。この場合、送信データ及び受信
データは、画像データ、音声データ及び制御データをパ
ケット構成で時分割伝送を行ななっている。各々のデー
タにはヘッダ及びCRC符号が追加されるため、実際に
伝送して有効な画像データは約7,000bps、音声
データも約7,000bpsである。
【0067】すなわち、画像データとして、例えば1画
面が112×128画素で4096色(12bit)の
カラー画像データを扱う場合、1画面の画像データ量
は、112×128×12=172,032ビット(=
約21.5キロバイト)となり、画像圧縮処理により、
約1/7にデータ圧縮することで、24,500ビット
の画像データとし、この24,500ビットを1秒に伝
送できるビット数(約7,000ビット)で割った時
間、すなわち24,500÷7,000=3.5秒に1
コマの割合で間欠動画を伝送する。したがって、実際に
は、172,032ビットを3.5で割って求められる
49,152ビットの画像データを約1/7に圧縮して
約7,000ビットの画像データとして伝送している。
【0068】一方、音声データは量子化ビット数12ビ
ット、サンプリング周波数8KHzでサンプリングした
デジタルデータとして扱い、この12×8,000=9
6,000ビットの音声データを約1/14に圧縮して
約7,000ビットの音声として伝送している。
【0069】図6は多重化符号の構成を示すものであ
り、本実施例ではV.32bisモデムのため、多重化
符号を送受信双方で行なっている。
【0070】次いで上記のように構成した本実施の形態
の動作を説明する。
【0071】まず、図2に示すテレビ装置41の底面に
設けられたディップスイッチ611を設定する。このデ
ィップスイッチ611の内容は、予め図7に示すように
取り決めてあり、オン/オフの設定を変えることで、プ
ログラム動作を異なるものに変更できるようにしてい
る。
【0072】この場合、ディップスイッチ611は、ス
イッチ番号1がオンの場合「操作者の操作によらず、リ
ング検出時に自動的にオフフックする動作モード」、オ
フの場合「自動着信しない動作モード」に設定され、同
様に、スイッチ番号2がオンの場合「自動着信時、操作
者の操作によらず、自動的にネゴモードに移行する動作
モード」、オフの場合「自動ネゴ動作しない動作モー
ド」、スイッチ番号3がオンの場合「カスタムソフトウ
ェア動作モード」、オフの場合「標準仕様ソフトウェア
動作モード」にそれぞれ設定可能にしている。
【0073】なお、スイッチ番号1,2による設定は、
スイッチ番号3によるカスタムソフトウェア動作モード
の一例としても実現できるので、ここでは複数のスイッ
チを持つ場合の使用例として挙げるに止め、以下の説明
ではスイッチ番号3の場合に関する処理についてのみ述
べることとする。
【0074】この状態から装置の電源を投入すると、図
8に示すメインルーチンのフローチャートが実行され
る。この場合、CPU971は、内部RAM、外部RA
Mをクリアし、各デバイスのリセットを行なう(ステッ
プ801)。次いで、ディップスイッチ611の設定状
態を読取る(ステップ802)。ここでは、スイッチ番
号3がオンの「カスタムソフトウェア動作モード」が設
定状態が読取られるものとする。
【0075】そして、動作モードによって異なる初期化
を行なう(ステップ803)。この場合は、モード設定
定数を設定すると共に、標準仕様ソフトウェアにないプ
ログラムモジュールをRAM972にロードする。
【0076】図13は、かかる初期化のフローチャート
を示している。まず、ディップスイッチ611のスイッ
チ番号3の設定状態から分岐される(ステップ130
1)。この場合、スイッチ番号3がオフならば、何も行
なわず図8のメインルーチンにリターンするが、ここで
は、スイッチ番号3がオンなので、カスタムソフトウェ
アのプログラムモジュールをフラシュメモリ974から
RAM972へロードする(ステップ1302)。この
場合、フラッシュメモリ974の領域先頭には、図16
に示すようにヘッダデータ領域974a、コメントデー
タ領域974b、リザーブド領域974cからなるヘッ
ダ情報が付されている。そして、このヘッダの値を読む
ことにより、フラッシュメモリ974のプログラム領域
に画像ファイルなどの誤ったデータが書込まれても、こ
の誤りを判別して、ロード失敗として安全に処理を続け
られるようになっている。
【0077】次に、RAM972へのロードが成功した
かを判断する(ステップ1303)。この場合、プログ
ラムが存在しないなどの理由でロードに失敗した時は、
図8のメインルーチンにリターンするが、ここでは、モ
ード設定を行なわないため、その後は、標準仕様ソフト
ウェアの動作が実行される。ロードに成功した場合は、
動作モードをカスタムモードにセットし(ステップ13
04)、必要があればカスタムソフトウェアモードのた
めの初期化を行なう(ステップ1305)。ここでの初
期化ルーチンは、上記ステップ1302でRAM972
にロードされたモジュールの一部が用いられる。そし
て、図8のメインルーチンにリターンされる。
【0078】図8では次に各動作モードによる処理を行
なう(ステップ804)。図14は、カスタムソフトウ
ェアモードのメインルーチンのフローチャートを示して
いる。この場合、まずカスタムモードであるか否かを判
断し(ステップ1401)、カスタムモードでなけれ
ば、直ちに図8のメインルーチンにリターンされるが、
ここでは、カスタムモードになっているので、続いてカ
スタムプログラム固有の処理が実行される(ステップ1
402)。つまり、RAM972にロードされたモジュ
ールのアドレスがコールされ、カスタムプログラム処理
が実行される。その処理実行後に上記図8のメインルー
チンにリターンされる。
【0079】この場合、図14に示した処理は、図8の
無限ループ中に存在することにより、動作モードによる
初期化の後は、常にここでの処理が行われるようにな
る。
【0080】次に図8に戻って、本テレビ電話装置41
の状態により変化する値(以下、モード)に応じて、ロ
ーカルモード、アナログモード、ネゴシエーションモー
ド、テレビ電話モード(ステップ806〜ステップ80
9)のいずれかに分岐される(ステップ805)。この
場合、初期状態のモードは、ローカルモードであるが、
各モードはサブルーチンの形態を採っており、必ずメイ
ンルーチンに戻るようになっている。
【0081】ステップ806のローカルモードでは、図
9に示すフローチャートが実行される。このローカルモ
ードは、テレビ電話を行なう前の単体動作を可能にした
モードである。
【0082】この場合、パソコン88を接続したデータ
入出力端子571に対する処理について述べると、ま
ず、RS−232Cポートに対する処理を行ない(ステ
ップ901)、ローカルモードでのタスク処理を行なう
(ステップ902)。この処理としては、例えばカメラ
部91により撮像した画像データをビデオ回路92に取
込み、ビデオ表示部94に転送しビデオ出力信号に変換
してテレビ81に表示する場合がある。
【0083】次に、電話機86のフック状態(またはパ
ソコン88からのコマンド)を監視し(ステップ90
3)、フックが降りていれば、テレビ電話装置41やリ
モコン62でのキー操作の状態を読取る処理を行ない
(ステップ904)、その後に上記図8のメインルーチ
ンにリターンする。
【0084】一方、上記ステップ903でフックが上が
っていると判断すると、その時の電話機86が呼出し中
かどうかを判断し(ステップ905)、呼出し中である
と判断した場合には応答側、そうでなければ、呼出側の
設定を行なう(ステップ906,907)。これらの設
定は、後述するネゴシエーションモードで用いられる。
そして、モードをアナログモードに変更設定して(ステ
ップ908)、上記図8のメインルーチンにリターンす
る。
【0085】次に、アナログモードでは、図10に示す
フローチャートが実行される。このアナログモードは、
電話機86のフックが上がった状態のことである。この
場合、上述したローカルモードとほぼ同じであるが、フ
ックの監視とスタート操作された時の処理が異なってい
る。
【0086】この場合も、RS−232Cポートに対す
る処理を行ない(ステップ1001)、ローカルモード
でのタスク処理を行なう(ステップ1002)。次に、
電話機86のフック状態(またはパソコン88からのコ
マンド)を監視し(ステップ1003)、フックが降り
ていれば、モードをローカルモードに変更設定して(ス
テップ1005)、上記図8のメインルーチンにリター
ンする。
【0087】一方、上記ステップ1003でフックが上
がっていると判断した場合には、本テレビ電話装置41
やリモコン62でのキー操作の状態を読取る処理を行な
い(ステップ1004)、本テレビ電話装置41のスタ
ート/ストップボタン47またはリモコン62のスター
ト/ストップキー74の操作を検出して(ステップ10
06)、操作があった場合にのみ、モードをネゴモード
に変更設定した上で(ステップ1007)、図8のメイ
ンルーチンにリターンする。
【0088】次に、ネゴシエーションモードでは、図1
1に示すフローチャートが実行される。このネゴシエー
ションモードは、アナログ電話状態からテレビ電話に移
行するときに互いのテレビ電話装置がデジタル信号によ
り繋がるために、モデム部98が、上述したハンドシェ
イクを行なう場合の動作を示している。
【0089】この場合、RS−232Cポートに対する
処理を行ない(ステップ1101)、モデム部98のチ
ェックを行なった後(ステップ1102)、このモデム
部98でのハンドシェイクが終了したかを判断する(ス
テップ1103)。ここでハンドシェイクが終了してい
れば、次にネゴシエーションが成功したか否かを判断し
(ステップ1104)、成功していれば、モードをテレ
ビ電話モードに変更設定して(ステップ1105)、図
8のメインルーチンにリターンする。
【0090】また、ネゴシエーションに失敗していた場
合には、モードを再度アナログモードに変更設定してか
ら図8のメインルーチンにリターンする。
【0091】一方、ステップ1103でハンドシェイク
が未だ終了していないと判断したなければ、電話機86
のフック状態(またはパソコン88からのコマンド)を
監視し(ステップ1107)、フックが降りていると判
断すると、モードをローカルモードに変更設定してから
(ステップ1108)、図8のメインルーチンにリター
ンし、フックが上がっていると判断した際には、本テレ
ビ電話装置41やリモコン62でのキー操作の状態を読
取る処理を行ない(ステップ1109)、それから図8
のメインルーチンにリターンする。
【0092】次に、テレビ電話モードでは、図12に示
すフローチャートが実行される。
【0093】この場合、RS−232Cポートに対する
処理を行ない(ステップ1201)、続いてデータの受
信処理を行なう(ステップ1202)。この場合の受信
処理は、相手から受信したデータ処理が、このときの通
信速度に遅れないように行なう必要がある。次に、相手
に送るべき画像データの作成と相手から送られてきた画
像データの処理を行なう(ステップ1203)。同様
に、音声についても処理を行ない(ステップ120
4)、データを回線に乗せて送出するための処理を行な
う(ステップ1205)。そして、他のモードと同様に
タスク処理を行ない(ステップ1206)、電話機86
のフック状態を監視して(ステップ1207)、フック
が降りていれば、モードをローカルモードに変更設定し
てから(ステップ1208)、図8のメインルーチンに
リターンする。
【0094】また、フックが上がっていれば、本テレビ
電話装置41やリモコン62でのキー操作の状態を読取
る処理を行なった後(ステップ1209)、図8のメイ
ンルーチンにリターンする。
【0095】次に、図14のフローチャートで実行され
るカスタムプログラム処理を実現するための例を説明す
る。
【0096】この場合、前提として、標準仕様のソフト
ウェアはRS−232Cポートを通じて外部に接続した
パソコン88からコマンドを受取り、動作する機能を持
つものとする。この場合、RS−232Cの入出力ポー
トとコマンドの入出力バッファは、直接結び付けられて
いる。
【0097】カスタムプログラムモードによりテレビ電
話装置を制御する方法としては、以下の(A)〜(C)
の方法を用いれば、フロー本体を標準仕様ソフトウェア
と共有していても充分に自由度の高い操作が可能にな
る。
【0098】まず、(A)の方法は、変数の値を読むこ
とにより、現在の状態を認識する。(B)の方法は、標
準仕様ソフトウェア内にRS−232Cの入出力とコマ
ンドの入出力バッファの結び付けを切り離すフラグを設
け、このフラグ有効時に、カスタムプログラムからコマ
ンドを発行したり、RS−232Cの入出力を行なった
りすることが自由にできるようにする。(C)の方法で
は、標準仕様ソフトウェア内の標準仕様ソフトウェアモ
ードでの動作の一部を禁止するフラグを設け、このフラ
グ有効時は標準仕様ソフトウェアの動作に妨害されるこ
となく、カスタムプログラムが所望の動作を行なうこと
ができるようにする。ここでのフラグの具体例として
は、標準の画面文字表示を禁止するフラグ、標準リモコ
ン動作を禁止するフラグなどがある。
【0099】次に、具体例として、監視カメラを遠隔制
御する場合を説明する。この場合、図4(c)に示すよ
うに、テレビ電話装置41には、外部機器としてパソコ
ン88、テレビ電話装置41′には、外部機器としてカ
メラ89′を接続している。そして、これらテレビ電話
装置41、41′のいずれの動作モードも、カスタムソ
フトウェアモードであり、両者には異なるカスタムプロ
グラムが書込まれているものとする。なお、プログラム
の書込み後は、テレビ電話装置41側のパソコン88は
取去って構わない。
【0100】この状態から、テレビ電話装置41側に操
作者がいて、リモコン62の所定のキーを操作し(この
場合、テレビ電話装置41は、標準のリモコン動作は禁
止されている。)、テレビ電話装置41′に対して電話
をかける。この場合、ダイヤルコマンドが内部から発行
される。また、別のリモコンキーの操作により、テレビ
電話装置41′に対して、情報をパケットとして転送す
る情報転送コマンドが内部から発行される。
【0101】無人のテレビ電話装置41′側では、テレ
ビ電話装置41から電話がかかってくれば自動着信し、
自動的に上述したネゴシエーションモードの動作をスタ
ートする。さらに、テレビ電話装置41からの制御パケ
ットを受取ると、その内容によってRS−232Cポー
トに接続したカメラ89′に対し、その仕様に従ったコ
マンド文字列を送出する。
【0102】これによりカメラ89′側では、ズーム倍
率を切換えるなどの操作を行ない、所望の監視画像をテ
レビ電話装置41′、PSTN87を経由してテレビ電
話装置41に伝送するようになる。
【0103】最後に、フラッシュメモリ974に保存さ
れるカスタムプログラムの書換えを説明する。この場
合、書換手順はRS−232Cの入出力ポートからコマ
ンドによって起動される。そして、手順が開始される
と、図15に示すフローチャートでプログラムの書換え
が行なわれる。
【0104】すなわち、まず、テレビ電話装置41が特
権モードに設定されているかどうかチェックする(ステ
ップ1501)。ここでの特権モードの設定は、RS−
232C経由のコマンドなどの手段により事前に行なっ
ておくものとする。特権モードでない場合はそのまま以
下の処理を実行せずにそのサブルーチンを終了して元の
メインルーチンにリターンする。このステップ1501
の処理は必須ではないが、システムの保安のために設け
てある。
【0105】特権モードであると判断すると、次にフラ
ッシュメモリ974の所定のカスタムプログラム領域に
RS−232C入出力ポートからプログラムコードを転
送する(ステップ1502)。そして、転送が正常に終
了したか否かを判断し(ステップ1503)、転送が正
常に終了していると判断すれば、フラッシュメモリ97
4のカスタムプログラム領域ヘッダに、カスタムプログ
ラムが存在していることを示すデータを書込む一方(ス
テップ1504)、転送が異常終了していると判断した
場合には、フラッシュメモリ974のカスタムプログラ
ム領域ヘッダに、カスタムプログラムが存在しないこと
を示すデータを書込む処理を実行し(ステップ150
5)、以上でこの処理を終了して、メインルーチンにリ
ターンする。
【0106】したがって、上記のようにすれば、データ
入出力ポートからカスタムプログラムを更新し、ディッ
プスイッチ611によりプログラムを切換えるようにで
きるので、従来のようにカスタムプログラムをROM交
換により入替えるものと比べて、取扱いが著しく容易
で、しかも柔軟性に富んだ使用方法を構築することがで
きる。
【0107】また、カスタムプログラムを実行するの
に、外部にパソコンなどを接続する必要がないので、デ
ータ入出力ポートに、例えばカメラなどを接続して他の
用途に利用することができる。
【0108】カスタムプログラムは、図8、図13及び
図15で説明したフローチャートからも明らかなよう
に、標準仕様プログラムの一部のみを変更するのみで、
フローチャートの大部分を共有しているので、複数のプ
ログラムが入っていても、メモリの消費を最小限に抑え
ることができる。
【0109】また、カスタムプログラムによるテレビ電
話装置の制御に、外部機器からのコマンドインターフェ
ースと同じコマンドセットを用いているため、カスタム
プログラムの開発手法の習得が容易となり、また、外部
機器制御によってカスタムプログラムのプロトタイピン
グがある程度可能になる。
【0110】フラッシュメモリの領域管理方法が統一さ
れるとともに、エラーチェックを行なうため、領域を安
全かつ自由に使うことができる。
【0111】なお、上述した第1の実施の形態では、テ
レビ電話装置41に、テレビ81、パソコン88ととも
に既存の電話機86を接続しているが、この電話機86
は接続しなくともよい。テレビ電話装置41のデータ入
出力端子571には、パソコン88、カメラ89′以外
にも、任意の通信ポートを持つ装置を接続してもよい。
【0112】また、上記通信経路は、アナログ公衆網以
外のデジタル公衆網、専用線、インターネット、無線な
どであってもよい。フラッシュメモリ974は、その他
の不揮発性メモリ(EEPROMやバッテリバックアッ
プ付きのRAM)やハードディスク、フロッピーディス
クなどであってもよい。
【0113】図8に示したメインルーチンのフローチャ
ートのステップ803での処理後に、標準仕様のソフト
ウェアとメインルーチンを共有し、ステップ804の内
部のみで動作モード固有の処理を行なっているが、図1
3のステップ1305の中で別個に用意した動作モード
固有のメインルーチンをジャンプし、図8の標準仕様の
メインルーチンにリターンしない方法を用いることもで
きる。
【0114】また、図8に示したメインルーチンのフロ
ーチャートのステップ803において、フラッシュメモ
リ974からRAMにプログラムを読込んでいるが(図
13のフローチャートで説明済み)、ここでは何もしな
いか、または動作モードの変数値の設定のみを行なって
もよい。
【0115】さらに、図8に示したフローチャートのス
テップ804において、フラッシュメモリ974からR
AMに読込んだプログラムを図14のフローチャートに
よってコールしているが、ここでは、単に動作モードに
より条件分岐し、動作モード固有の処理を行なってもよ
い。
【0116】また、図8に示したフローチャートのステ
ップ804において、動作モード固有の処理を行なって
いるが、固有の処理を行なう場所は、例えばローカルモ
ードの内部の様な、メインルーチン内の別の箇所でも構
わない。その場合は、ローカルモードの場合のみ固有の
処理を行なう場所になる。
【0117】カスタムプログラムの登録乃至更新は、図
15のフローチャートにより実行するものとして説明し
たが、遠隔操作でカスタムプログラムを登録ないし更新
するようにしてもよい。この場合、無人の遠隔端末を通
信回線を通じて更新できる効果がある。
【0118】同時に内蔵できるカスタムプログラムは、
1種類に限らず、複数のカスタムプログラム領域を持
ち、複数のディップスイッチでプログラムを選択するこ
とも可能である。
【0119】カスタムプログラムが書込まれるRAM上
の領域は、標準仕様プログラムの使用領域と一部重複し
てもよい。プログラムの切換えは、明示的なメモリのロ
ードによらず、仮想記憶式コンピュータの採用によっ
て、暗黙に実メモリの入替えを実現してもよい。
【0120】次に、本発明の第1の実施の形態に係る他
の動作例を説明する。
【0121】この他の動作例では、ハードウェア的な手
段によらず、通信内容や通信状態に基づいて標準仕様プ
ログラムからカスタムプログラムに切換えるソフトウェ
ア的な手段を採るものである。この場合、ハードウェア
構成は、すべて上述のものと同一であるが、ディップス
イッチ611はなくてもよい。また、カスタムプログラ
ムの書込み方法も、上述したものと同様である。
【0122】そして、このような他の動作例として、図
17に示すように、例えば、カメラ画像から天候を判断
してプログラムを切換えるプログラムも考えられる。こ
のメインルーチンのフローチャートは、図4に示すテレ
ビ電話装置41′で実行するプログラムを示している。
【0123】この場合、装置の電源を投入すると、その
当初に初期化され(ステップ1701)、次いでテレビ
電話装置41側より電話がかかってきたか否かをリンガ
の検出開始の有無で判断する(ステップ1702)。こ
こで、リンガ検出開始をしていないと判断した場合は、
以後、標準仕様プログラムによりテレビ電話装置41′
の状態により変化するモードに応じて、ローカルモー
ド、アナログモード、ネゴモード、テレビ電話モード
(ステップ1704〜ステップ1707)のいずれかに
分岐する(ステップ1703)。
【0124】また、ステップ1702でリンガ検出開始
をしたと判断した場合は、テレビ電話装置41′に電話
がかかって来たことになるので、その時点のカメラ8
9′への入力画像の明暗の度合いを算出し(ステップ1
708)、その明るさが所定のしきい値を上回るか否か
判断し(ステップ1709)、上回ると判断した場合に
は、晴天であるものとして、上記ステップ1703以降
の標準仕様プログラムが動作される。
【0125】一方、上記ステップ1709で、所定のし
きい値を下回ると判断した場合には、雨天または夜間で
あるものと判断して、フラッシュメモリ974に保存さ
れた画像を自動的に送信するためのカスタムプログラム
をRAM972にロードし(ステップ1710)、当該
カスタムプログラムのエントリ番号をコールすることに
より(ステップ1711)、カスタムプログラムを実行
するようになる。
【0126】したがって、このようにすれば、カスタム
プログラムへの切換えを人手をかけずにソフトウェア的
な手法によって自動的に行なわせることができる。
【0127】なお、カスタムプログラムへの切換時点を
判断する手段は、音声内容でもよい。具体例としては、
音声信号解析により話者の男女を識別し、より適した音
声圧縮方法に切換える方法などがある。
【0128】また、カスタムプログラムへの切換時点を
判断する手段としては、通信エラーの頻度を用いるもの
としてもよい。具体例としては、一定時間内にパケット
のCRCエラー回数が一定値を越えたら、エラーの現在
状況を画面に表示するカスタムプログラムに切換える方
法などがある。
【0129】さらに、プログラムの切換時点を判断する
手段としては、操作者の操作エラーの頻度を用いるもの
としてもよい。具体例として、一定時間内に間違ったリ
モコン操作を行なった回数が一定値を越えたら、操作マ
ニュアルの抜粋を画面に表示するカスタムプログラムに
切換える方法などがある。
【0130】(第2の実施の形態)以下本発明を適用し
たテレビ電話装置の第2の実施の形態を図面を参照して
説明する。
【0131】なお、テレビ電話装置の外観構成について
は上記図1及び図2と、テレビ電話装置を制御するため
のリモコンの外観構成については上記図3と、テレビ電
話装置を既存の電話機、テレビジョン受像機、パソコ
ン、及び通信回線に接続した構成については上記図4
と、テレビ電話装置内の回路構成については上記図5
と、そして、画像データ及び音声データの送受信で使用
する多重化符号の構成については上記図6とそれぞれ同
様であるものとし、同一部分には同一符号を付してその
図示及び説明は省略するものとする。
【0132】次いで本実施の形態の動作を説明する。
【0133】すなわち、ここでは図24(1)に示すよ
うに、電話機86とテレビ81とを接続したテレビ電話
装置41をPSTN87を介して、通信相手側のテレビ
81′とカメラ89′とを接続したテレビ電話装置4
1′と接続して、テレビ電話装置41側での操作によ
り、無人のテレビ電話装置41′側に接続されているカ
メラ89′で撮影した画像をテレビ電話装置41側のテ
レビ81で表示させる監視プログラムをカスタムソフト
ウェアの一例として実行させるもので、標準仕様のソフ
トウェアとカスタムプログラムとの切換設定は、上記図
7に示したようなディップスイッチ611の切換操作で
はなく、着呼側の電話機86′での呼出しのリンガー音
がある一定回数、例えば5回に達した時点で自動的にカ
スタムソフトウェアとしての監視プログラムを起動する
ようになるものである。
【0134】図18はメインルーチンのフローチャート
を示すもので、テレビ電話装置41側のCPU971
は、初期化処理として内部RAM、外部RAMをクリア
し、各デバイスのリセットを行なう(ステップ180
1)。次いで、各変数の値を設定した後(ステップ18
02)、スタート/ストップボタン47またはリモコン
62のスタート/ストップキー74が押圧操作されてい
るか否かを判断する(ステップ1803)。
【0135】ここで、操作されていると判断した場合に
は画像入力を外部カメラ、すなわちテレビ電話装置4
1′に接続されたカメラ89′からのもの、操作されて
いないと判断した場合には画像入力を内蔵カメラ、すな
わちテレビ電話装置41のカメラ部91で撮像したもの
として設定する(ステップ1804,1805)。
【0136】次に、本テレビ電話装置41の状態により
変化する値(以下、モード)に応じて、ローカルモー
ド、アナログモード、ネゴシエーションモード、テレビ
電話モード(ステップ1807〜ステップ1810)の
いずれかに分岐される(ステップ1806)。この場
合、初期状態のモードは、ローカルモードであるが、各
モードはサブルーチンの形態を採っており、必ずメイン
ルーチンに戻るようになっている。
【0137】ステップ1807のローカルモードでは、
図19に示すフローチャートが実行される。このローカ
ルモードは、テレビ電話を行なう前の単体動作を可能に
したモードである。
【0138】この場合、まず電話がなっている回数をカ
ウントするリンガーカウンタのカウント値を読取り(ス
テップ1901)、そのカウント値が一定回数nより多
いか否かを判断する(ステップ1902)。
【0139】該カウント値が一定回数に達していないと
判断した場合には、標準仕様ソフトウェアに従ってロー
カルモードでのタスク処理を行なう(ステップ190
3)。この処理としては、例えばカメラ部91により撮
像した画像データをビデオ回路92に取込み、ビデオ表
示部94に転送してビデオ出力信号に変換し、テレビ8
1に表示する場合がある。
【0140】次に、電話機86のフック状態(またはパ
ソコン88からのコマンド)を監視し(ステップ190
4)、フックが降りていれば(オンフック状態)、テレ
ビ電話装置41やリモコン62でのキー操作の状態を読
取る処理を行ない(ステップ1905)、その後に上記
図18のメインルーチンにリターンする。
【0141】一方、上記ステップ1904でフックが上
がっていると判断すると(オフフック状態)、その時の
電話機86が呼出し中かどうかを判断し(ステップ19
06)、呼出し中であると判断した場合には応答側、そ
うでなければ呼出側の設定を行なう(ステップ190
7,1908)。これらの設定は、後述するネゴシエー
ションモードで用いられる。そして、モードをアナログ
モードに変更設定して(ステップ1908)、上記図1
8のメインルーチンにリターンする。
【0142】また、上記ステップ1902で電話がなっ
ている回数をカウントするリンガーカウンタのカウント
値が一定回数に達していると判断した場合には、自動的
に標準仕様ソフトウェアからカスタムソフトウェアであ
る監視プログラムに自動的に切換設定するものとし、自
動応答フラグに“1”を設定すると共に、モードをアナ
ログモードに変更設定して(ステップ1910)、上記
図18のメインルーチンにリターンする。
【0143】次に、アナログモードでは、図20に示す
フローチャートが実行される。このアナログモードは、
電話機86のフックが上がった状態のことである。この
場合、上述したローカルモードとほぼ同じであるが、フ
ックの監視とスタート操作された時の処理が異なってい
る。
【0144】この場合も、まずローカルモードでのタス
ク処理を行なう(ステップ2001)。次に、自動応答
フラグに“1”が設定されているか否か判断し(ステッ
プ2002)、設定されていないと判断した場合には、
次に電話機86のフック状態(またはパソコン88から
のコマンド)を監視し(ステップ2003)、フックが
降りていれば、モードをローカルモードに変更設定して
(ステップ2005)、上記図18のメインルーチンに
リターンする。
【0145】一方、上記ステップ2003でフックが上
がっていると判断した場合には、本テレビ電話装置41
やリモコン62でのキー操作の状態を読取る処理を行な
い(ステップ2005)、本テレビ電話装置41のスタ
ート/ストップボタン47またはリモコン62のスター
ト/ストップキー74の操作を検出して(ステップ20
06)、操作があった場合にのみ、モードをネゴモード
に変更設定した上で(ステップ2007)、図18のメ
インルーチンにリターンする。
【0146】また、上記ステップ2002で自動応答フ
ラグに“1”が設定されていると判断した場合には、標
準仕様のソフトウェアではなく、カスタムソフトウェア
である監視プログラムに基づいた動作となっているもの
として、無条件にモードをネゴモードに変更設定した上
で(ステップ2007)、やはり図18のメインルーチ
ンにリターンする。
【0147】次に、ネゴシエーションモードでは、図2
1に示すフローチャートが実行される。このネゴシエー
ションモードは、アナログ電話状態からテレビ電話に移
行するときに互いのテレビ電話装置がデジタル信号によ
り繋がるために、モデム部98が、上述したハンドシェ
イクを行なう場合の動作を示している。
【0148】この場合、モデム部98のチェックを行な
った後(ステップ2101)、このモデム部98でのハ
ンドシェイクが終了したかを判断する(ステップ210
2)。ここでハンドシェイクが終了していれば、次にネ
ゴシエーションが成功したか否かを判断し(ステップ2
103)、成功していれば、モードをテレビ電話モード
に変更設定した後に(ステップ2104)、上記自動応
答フラグに“1”が設定されているか否か判断する(ス
テップ2105)。
【0149】そして、ここで自動応答フラグに“1”が
設定されていると判断した場合にのみ、カスタムソフト
ウェアである監視プログラムを実行するものとして、自
機側をホストモードにするべくホストモードフラグに
“1”を設定し(ステップ2106)、相手側を端末モ
ードにするためのコマンドを発行して(ステップ210
7)、図18のメインルーチンにリターンする。
【0150】この場合、コマンドを受けた相手側のテレ
ビ電話装置41′では、ホストモードフラグが“1”に
設定されることとなる。
【0151】また、上記ステップ2103でネゴシエー
ションに失敗したと判断した場合には、モードを再度ア
ナログモードに変更設定して(ステップ2108)、上
記図18のメインルーチンにリターンする。
【0152】一方、上記ステップ2102でハンドシェ
イクが未だ終了していないと判断した場合は、自動応答
フラグに“1”が設定されているか否か判断する(ステ
ップ2109)。
【0153】設定されていない場合、さらに電話機86
のフック状態(またはパソコン88からのコマンド)を
監視し(ステップ2110)、フックが降りていると判
断すると、モードをローカルモードに変更設定してから
(ステップ2111)、図18のメインルーチンにリタ
ーンする。
【0154】また、ステップ2110でフックが上がっ
ていると判断した際、あるいは上記ステップ2109で
自動応答フラグに“1”が設定されていると判断した際
には、本テレビ電話装置41やリモコン62でのキー操
作の状態を読取る処理を行ない(ステップ2112)、
それから図18のメインルーチンにリターンする。
【0155】なお、このネゴシエーションモードでは他
のモードで行なっているタスク処理を行なっていない
が、特にこれを禁止するものではなく、行なうこととし
ても一向に差し支えない。
【0156】次に、テレビ電話モードでは、図22に示
すフローチャートが実行される。
【0157】この場合、まずモデム部98によりデータ
の受信処理を行なう(ステップ2201)。この場合の
受信処理は、相手から受信したデータ処理が、このとき
の通信速度に遅れないように行なう必要がある。次に、
相手に送るべき画像データの作成と相手から送られてき
た画像データの処理を行なう(ステップ2202)。同
様に、音声についても処理を行ない(ステップ220
3)、データを回線に乗せて送出するための処理を行な
う(ステップ2204)。
【0158】その後、自動応答フラグに“1”が設定さ
れているか否か判断し(ステップ2205)、設定され
ていると判断した場合には、カスタムソフトウェアであ
る監視プログラムとして後に詳述する監視用のタスク処
理を実行する一方(ステップ2206)、設定されてい
ないと判断した場合には他のモードと同様の通常のタス
ク処理を実行する(ステップ2207)。
【0159】このステップ2207で通常のタスク処理
を実行した後に、電話機86のフック状態を監視し(ス
テップ2208)、フックが降りていれば、モードをロ
ーカルモードに変更設定してから(ステップ220
9)、図8のメインルーチンにリターンする。
【0160】また、フックが上がっていると判断した場
合、あるいは上記ステップ2206での監視用のタスク
処理を実行した後には、次いでホスト接続フラグに
“1”が設定されているか否かを判断し(ステップ22
10)、“1”が設定されている場合には本テレビ電話
装置41やリモコン62での監視のための特定キー操作
の状態を読取る処理を行なった後(ステップ221
1)、図18のメインルーチンにリターンする。
【0161】また、ステップ2210でホスト接続フラ
グに“1”が設定されていないと判断した場合には、本
テレビ電話装置41やリモコン62での通常のキー操作
の状態を読取る処理を行なった後(ステップ221
2)、図18のメインルーチンにリターンする。
【0162】次いで、上記ステップ2206における監
視用のタスク処理の一例を図23により説明する。
【0163】同図はカメラ89′を用いてテレビ電話装
置41′に行なわせるカスタムソフトしての監視プログ
ラムに基づいた監視タスク処理の内容を例示するフロー
チャートであり、その当初には監視モードが「0」
「1」「2」のいずれであるか判断する(ステップ23
01)。
【0164】ここで監視モードがその初期値である
「0」であると判断すると、カメラ89′による画像の
サンプリングを行なわせ(ステップ2302)、監視モ
ードを「+1」更新設定して「1」としてから(ステッ
プ2303)、図22のルーチンにリターンする。
【0165】また、上記ステップ2301において監視
モードが「1」であると判断すると、上記ステップ23
02で行なわせた画像のサンプリングが終了したかどう
かを判断し(ステップ2304)、終了していなければ
以下の処理を省略してサンプリングの終了を待機するべ
くそのまま図22のルーチンにリターンする。
【0166】また、ステップ2304で画像のサンプリ
ングが終了したと判断すると、次いで現在の画像の種類
が標準(HS)であるか高精細(HD)であるか判断す
る(ステップ2305)。
【0167】ここで、標準であると判断すると、画面に
おける表示位置を示す「0」乃至「3」の標準ポジショ
ン情報に基づいて画像を送信する(ステップ230
6)。これにより、標準画像をテレビ81の画面を4分
割して順番に表示させることができる。その後、続いて
上記標準ポジション情報を「+1」更新設定し、「3」
を越えた場合には「3」を減じる処理を施しておく(ス
テップ2307)。
【0168】また、上記ステップ2305で現在の画像
の種類が高精細(HD)であると判断した場合には、そ
の高精細画像を送信する(ステップ2308)。
【0169】しかるに、上記ステップ2307あるいは
2308の処理後、監視モードを「+1」更新設定して
「2」とした後に図22のルーチンにリターンする。
【0170】さらに、ステップ2301において監視モ
ードが「2」であると判断すると、上記ステップ230
6または2308で行なわせた画像の送信が終了したか
どうかを判断し(ステップ2310)、終了していなけ
れば以下の処理を省略して送信の終了を待機するべくそ
のまま図22のルーチンにリターンする。
【0171】また、ステップ2310で画像の送信が終
了したと判断すると、次いで送信した画像の種類が標準
(HS)であるか高精細(HD)であるか判断する(ス
テップ2311)。
【0172】ここで、高精細であると判断した場合にの
み、その高精細画像をテレビ81′にて表示させ(ステ
ップ2312)、さらに監視モードを「+1」更新設定
して初期値の「0」とした後に図22のルーチンにリタ
ーンする。
【0173】次いで、上記図24(1)に示した接続状
態から上述した図18乃至図23の処理内容に基づいて
無人のテレビ電話装置41′側に接続されているカメラ
89′で撮影した画像をテレビ電話装置41側のテレビ
81で表示させる場合の操作と画面の表示状態について
説明する。
【0174】図24(2)はテレビ電話装置41からテ
レビ電話装置41′に対して発呼を行なっている状態を
示すもので、テレビ電話装置41′のNCU部95で
は、接続されている電話機86′によりリンガー音の鳴
動を行なうと共に、上記図19で説明したリンガーカウ
ンタにて鳴動した該リンガー音の数をカウントする。
【0175】このとき、発呼側のテレビ電話装置41で
は、内蔵のカメラ部91で得た画像をテレビ81の画面
右下部にて表示させている。
【0176】テレビ電話装置41′側に接続された電話
機86′のリンガー音が一定回数n、例えば5回に達し
た時点で、テレビ電話装置41′では上記図19のステ
ップ1902でこれを判断し、ステップ1910により
ローカルモードからアナログモードに移行すると共に、
自動応答フラグに“1”を設定し、自動着信動作をスタ
ートさせるもので、図24(3)に示すようにこのテレ
ビ電話装置41′では内蔵のカメラ部91で得た画像を
テレビ81′の画面右下部にて表示させる一方、同画面
左上部にて接続中の表示を行なう。
【0177】なお、このとき、テレビ電話装置41′側
に接続された電話機86′のリンガー音が一定回数に達
する前に電話機86′の送受話器をとって応答した場合
には、通常のテレビ電話に係る動作に移行する。
【0178】その後、図25(1)に示すようにテレビ
電話装置41′が自動着信動作をスタートすると同時に
発呼側であるテレビ電話装置41でリモコン62のスタ
ート/ストップキー74またはテレビ電話装置41本体
のスタート/ストップボタン47を操作する。
【0179】上記図20で示したアナログモードの処理
及び図21で示したネゴシエーションモードの処理を実
行し、一定時間、例えば18秒間程度のハンドシェイク
動作を終了してネゴシエーションが成功すると、図25
(2)に示すように監視対象となるテレビ電話装置4
1′側ではカメラ89′を用いて標準画像と高精細画像
の各サンプリング及び画像素子を自動的に繰返すように
なるもので、ハンドシェイク終了までの初期状態にの
み、内蔵のカメラ部91で得た標準画像をテレビ81画
面にて表示させる。
【0180】テレビ電話装置41′からの画像を受ける
発呼側のテレビ電話装置41では、接続しているテレビ
81の画面を図示する如く「1」〜「4」の4画面に分
割して表示する。このとき、音声は双方向で送受信する
ことができる。
【0181】また、上記図25(2)の状態において
は、図25(3)に示す如く発呼側のテレビ電話装置4
1でリモコン62のスタート/ストップキー74または
テレビ電話装置41本体のスタート/ストップボタン4
7を操作することにより、外部接続のカメラ89′と内
蔵のカメラ部91とを随時切換設定することができる。
【0182】さらに、図26(1),(2)に示す如く
発呼側であるテレビ電話装置41において、リモコン6
2のファンクションキー64とマルチ画面/YES選択
キー65、及び子画面/NO選択キー66等を操作する
ことにより、画像を標準画像と高精細画像とで切換設定
することができる。
【0183】この場合、図26(1)ではテレビ電話装
置41に接続したテレビ81で標準画像によるマルチ画
面表示を行なっており、その状態から上述したキー操作
により特定の標準画像を選択した上で高精細画像への切
換えを指示することにより、テレビ電話装置41′側が
当該画像を送信し終えてから一定時間、例えば30秒後
に、テレビ電話装置41で当該高精細画像が表示される
ようになる。
【0184】図26(2)に示すように高精細画像はマ
ルチ画面ではなく、テレビ81の全画面で表示されるよ
うになるもので、その後にリモコン62にて標準画像を
選択するまでは、連続して高精細画像が送られてくるこ
ととなる。この高精細画像の送信中でも、発呼側のテレ
ビ電話装置41でリモコン62のスタート/ストップキ
ー74またはテレビ電話装置41本体のスタート/スト
ップボタン47を操作することにより、テレビ電話装置
41′で外部接続のカメラ89′と内蔵のカメラ部91
とを随時切換設定させることができる。
【0185】そして、図26(3)に示すようにテレビ
電話装置41側に接続された電話機86の送受話器を置
くことで、上記のような監視のためのテレビ電話接続を
終了することができる。テレビ電話装置41′側では、
テレビ電話装置41側からの信号の制御データの有無に
よりこれを判断し、一定時間、例えば3秒後に自動的に
動作を終了設定する。
【0186】このように、発呼した相手側でのリンガー
音による呼出回数が一定値以上となった場合、すなわち
相手側が無人で応答がないと判断した場合に標準仕様の
ソフトウェアからカスタムソフトウェアである監視プロ
グラムを実行する動作に自動的に切換設定して相手側の
テレビ電話装置41′に外部接続したカメラ89′また
は内蔵のカメラ部91により画像を得て、監視を行なう
ことができる。
【0187】そのため、例えば同様のテレビ電話装置を
用いて出先から無人の自宅内を監視することができるな
ど、単なるテレビ電話による通話機能だけでなく、防犯
上もきわめて有用なテレビ電話装置を実現することがで
きる。
【0188】なお、上記図19のステップ1902で
は、電話がなっている回数をカウントするリンガーカウ
ンタのカウント値が一定回数nより多いか否かを判断す
るようにしていたが、この一定回数nは固定値ではな
く、任意に設定可能としてもよい。
【0189】図27はこの呼出回数nの設定を行なう設
定モードでの処理内容を示すもので、上記図19のステ
ップ1905におけるキー状態の読取処理時にリモコン
62の例えばファンクションキー64と呼出キー73と
の組合わせ操作により実行する。
【0190】その処理当初には、自動着信に移行するま
での呼出回数を増加(+)設定するためのキー、例えば
マルチ画面/YES選択キー65が押圧操作されたか否
か判断する(ステップ2701)。
【0191】ここでマルチ画面/YES選択キー65が
押圧操作されたと判断すると、該呼出回数値を一時的に
保持するxレジスタの値を「+1」更新設定し(ステッ
プ2702)、次いでその更新設定した値が最大値、例
えば「99」を越えていないか確認し(ステップ270
3)、越えてしまっていると判断した場合にのみ、あら
ためてその値を最大値である「99」に設定しなおした
後、次のキーサンプリングのために上記ステップ270
1に戻る。
【0192】また、ステップ2701でマルチ画面/Y
ES選択キー65が押圧操作されていないと判断した場
合には、次に自動着信に移行するまでの呼出回数を減少
(−)設定するためのキー、例えば子画面/NO選択キ
ー66が押圧操作されたか否か判断する(ステップ27
05)。
【0193】ここで子画面/NO選択キー66が押圧操
作されたと判断すると、該呼出回数値を一時的に保持す
るxレジスタの値を「−1」更新設定し(ステップ27
06)、次いでその更新設定した値が最小値、例えば
「1」を下回っていないか確認し(ステップ270
7)、下回っていると判断した場合にのみ、あらためて
その値を最小値である「1」に設定しなおした後、次の
キーサンプリングのために上記ステップ2701に戻
る。
【0194】また、上記ステップ2705で子画面/N
O選択キー66が押圧操作されていないと判断した場合
には、この設定モードを終了して元のメインルーチンに
復帰するためのキー、例えば保存キー67が押圧操作さ
れたか否か判断する(ステップ2709)。
【0195】ここで保存キー67が押圧操作されなかっ
た場合には、再度キーサンプリングを行なうべくステッ
プ2701に戻るが、保存キー67が押圧操作された場
合には、その時点でのxレジスタの値を自動着信に移行
する呼出回数nとして設定した後(ステップ271
0)、この設定モードの解除処理を実行し(ステップ2
711)、以上でこの図27の処理を終了してメインル
ーチンに復帰する。
【0196】このように、自動着信に移行するまでの上
記呼出回数値nを任意設定できるようにしたので、少な
い呼出回数で直ちに監視プログラムを開始させるか、あ
るいは非常に多くの呼出回数となった時点で始めて監視
プログラムを開始させるかを自由に設定できるようにな
り、使用者の必要に応じたものとすることができる。
【0197】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スイッチ
操作のみで特定用途のカスタムプログラムに切換えでき
るので、取扱いが容易で、柔軟性に富んだ使用に対応す
ることができる。
【0198】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、外部機器の制御を特定用
途のカスタムプログラムによっても行なうことができ
る。
【0199】請求項3記載の発明によれば、カスタムプ
ログラムへの切換えをハードウェア的な手段によらず、
標準仕様プログラム実行時の通信状況というソフトウェ
ア的な手段により実現できる。
【0200】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明の効果に加えて、特に通信エラーに相当す
る場合にカスタムプログラムへの切換えを行なうよう自
動設定することができるので、例えば通信エラーの発生
頻度に応じてエラーの現在状態を表示するカスタムプロ
グラムに切換えるなど、柔軟性に富んだ使い勝手のよい
ものとすることができる。
【0201】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明の効果に加えて、特に操作エラーに相当す
る場合にカスタムプログラムへの切換えを行なうよう自
動設定することができるので、例えば操作エラーの発生
頻度に応じて装置の操作マニュアルを表示するカスタム
プログラムに切換えるなど、柔軟性に富んだ使い勝手の
よいものとすることができる。
【0202】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明の効果に加えて、着呼した場合の応答状態
によって自動的にカスタムプログラムに切換えるなど、
より柔軟性に富んだ、用途の広い使用法を構築すること
ができる。
【0203】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
3または6記載の発明の効果に加えて、テレビ電話を監
視装置としても使用することができ、さらに用途の広い
使用法を構築することができる。
【0204】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明の効果に加えて、外部接続したカメラで撮
影した画像も適宜発呼側から切換えて監視することがで
き、より有用な監視装置とすることができる。
【0205】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明の効果に加えて、必要に応じた精細度の画
像を適宜発呼側から切換えて監視することができ、より
有用な監視装置とすることができる。
【0206】請求項10記載の発明によれば、上記請求
項6記載の発明の効果に加えて、電話の呼出回数の多寡
によりカスタムプログラムの開始タイミングを任意に設
定することができ、使用者の使い勝手に合わせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るテレビ電話装
置の外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係るテレビ電話装置の背面、平
面、正面、側面及び底面を示す図。
【図3】同実施の形態に係るリモコンの外観構成を示す
図。
【図4】同実施の形態に係るテレビ電話装置の接続構成
を示す図。
【図5】同実施の形態に係るテレビ電話装置の回路構成
を示すブロック図
【図6】同実施の形態に係る多重化符号の構成を示す図
である。
【図7】同実施の形態に用いられるディップスイッチを
説明する図。
【図8】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図11】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図12】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図13】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図14】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図15】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図16】同実施の形態に係るフラッシュメモリの概略
領域構成を示す図。
【図17】同実施の形態に係る他の動作を説明するため
のフローチャート。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る動作を説明
するためのフローチャート。
【図19】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図20】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図21】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図22】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図23】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図24】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図25】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図26】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図27】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
41,41′…テレビ電話装置 42…カメラブロック 43…フォーカス調整レバー 44…レンズ切換レバー 45…レンズカバーレバー 46…カメラレンズ部 47…スタート/ストップボタン 48…LED 49…リモコン受光部 51…電話回線接続端子 52…電話機接続端子 53…映像入力端子 54…音声入力端子 55…マイク入力端子 56…映像出力端子 57…音声出力端子 571…データ入出力端子 58…マイク入力レベル調整つまみ 59…ライン入力レベル調整つまみ 60…AC電源入力端子 61…主電源スイッチ 611…ディップスイッチ 62…リモコン 63…リモコン送信部 64…ファンクションキー 65…マルチ画面/YES選択キー 66…子画面/NO選択キー 67…保存キー 68…取込キー 69…画面選択キー 70…削除キー 71…カメラ/ビデオ選択キー 72…送信キー 73…呼出キー 74…スタート/ストップキー 81,81′…テレビジョン受像機 81a…AVコード 81b,83…接続ケーブル 81c…ケーブル(RS−232C) 82…電話回線 84…親機 85…子機 86、86′…電話機 87…一般アナログ公衆回線(PSTN) 88…パソコン 89′…カメラ 90…電話機制御部 91…カメラ部 92…ビデオ回路部 93…ビデオ処理部 94…ビデオ表示部 95…NCU部 96…音声処理部 97…CPU部 98…モデム部 99…キー・LED 911…レンズ 912…CCD 913…CCDドライバー 914,931…アナログLSI(AD/DA) 915…DSP 932…画像入力制御回路 933,942,962,972,984…RAM 934…画像圧縮・伸張回路 941…表示制御回路 943…OSDC 961…CODEC 963…音声圧縮・伸張回路 971…CPU 972…RAM 973…GA 974…フラッシュメモリ 981…DSP 982…AFE 983…ROM 100…インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉橋 成樹 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 加藤 誠也 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 吉田 郁 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 滝田 猛 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 森川 重則 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本来の仕様動作を標準仕様プログラムに
    より実行するようにしたテレビ電話装置において、 スイッチ操作により上記標準仕様プログラムを特定用途
    のカスタムプログラムに切換可能にしたことを特徴とす
    るテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 さらにデータ入出力端子を介して外部機
    器を接続可能とし、該外部機器とのデータ入出力を上記
    カスタムプログラムにより制御可能にしたことを特徴と
    する請求項1記載のテレビ電話装置。
  3. 【請求項3】 本来の仕様動作を標準仕様プログラムに
    より実行するようにしたテレビ電話装置において、 上記標準仕様プログラムにより実行される通信状況に基
    づいて上記標準仕様プログラムを特定用途のカスタムプ
    ログラムに切換可能にしたことを特徴とするテレビ電話
    装置。
  4. 【請求項4】 上記通信状況は、通信エラーに相当する
    ものであることを特徴とする請求項3記載のテレビ電話
    装置。
  5. 【請求項5】 上記通信状況は、操作エラーに相当する
    ものであることを特徴とする請求項3記載のテレビ電話
    装置。
  6. 【請求項6】 上記通信状況は、電話着呼の際の呼出回
    数に相当するものであることを特徴とする請求項3記載
    のテレビ電話装置。
  7. 【請求項7】 上記特定用途のカスタムプログラムは、
    自動的に画像を撮影して発呼側に送信する監視動作プロ
    グラムであることを特徴とする請求項3または6記載の
    テレビ電話装置。
  8. 【請求項8】 外部画像入力端子をさらに具備し、 上記監視動作プログラムは、発呼側からの要求により画
    像入力経路を切換設定することを特徴とする請求項7記
    載のテレビ電話装置。
  9. 【請求項9】 上記監視動作プログラムは、発呼側から
    の要求により撮影する画像の精細度を切換設定すること
    を特徴とする請求項7記載のテレビ電話装置。
  10. 【請求項10】 上記呼出回数は可変設定可能としたこ
    とを特徴とする請求項6記載のテレビ電話装置。
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