JPH0799540A - 音声と映像と図形解析信号を扱う電話装置及びその作動方法 - Google Patents

音声と映像と図形解析信号を扱う電話装置及びその作動方法

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JPH0799540A
JPH0799540A JP6101724A JP10172494A JPH0799540A JP H0799540 A JPH0799540 A JP H0799540A JP 6101724 A JP6101724 A JP 6101724A JP 10172494 A JP10172494 A JP 10172494A JP H0799540 A JPH0799540 A JP H0799540A
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video
signal
data packet
audio
graphic analysis
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Application number
JP6101724A
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English (en)
Inventor
Anthony J Catanzaro
ジェイムズ カタンザロ アンソニー
Steven C Dzik
チャールズ ジック スティーブン
Charles Hull
ハル チャールズ
Mahendra Pratap
プラタップ マヘンドラ
Jerome Prestinario
プレスティナリオ ジェロメ
Minakanagurki V Ranganath
ベンカタスワミィ ランガナス ミナカナグルキ
John F Ribera
フランク リベラ ジョン
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AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/08Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems specially adapted for optional reception of entertainment or informative matter
    • H04M11/085Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems specially adapted for optional reception of entertainment or informative matter using a television receiver, e.g. viewdata system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/148Interfacing a video terminal to a particular transmission medium, e.g. ISDN

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ回線で音声、映像及び解析信号を同
時に送受信する装置。 【構成】 送信側の多機能電話機101から音声データ
パケットが第1の時間間隔の間に周期レートによりアナ
ログ回線102及び公衆交換電話ネットワークを経て送
信され、同じく多機能電話機101から映像データパケ
ット及び図式解析データパケットが音声データパケット
にインタリーブされて、第1の時間間隔に続く第2の時
間間隔の間に送信され、これにより音声データと映像デ
ータと図式解析データとが受信側の多機能電話機105
において同時に出力される。必要に応じて、装置全体の
制御用に制御データパケットが第2の時間間隔の間に送
信される。更に、音声データパケットが、多機能電話機
が101が映像送信モードにあるときに第1の周期レー
トで送信され、多機能電話機101が映像送信モードに
ないときに第1の周期レートよりも速い第2の周期レー
トで送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像データの伝送に関
し、詳しくは映像データ伴うオーディオ(音声)データ
及び図形解析(graphical annotation)データの伝送に
関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア技術はオーディオ(音
声)、ビデオ、静止映像、図形、テキスト及び解析の組
み合せデータのユ−ザ間での送達が見込める新生技術で
ある。今日、アナログのチップ/リング方式電話回線で
使用可能な静止映像通信端末が種々存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような製品の一例
としては、アナログ回線上で同時、実時間のカラービデ
オ及び音声通信の可能なAT&T「ビデオフォン250
0」がある。別の製品として、音声及び映像通信の可能
なソニー「PVT−115」があるが、音声と映像との
通信は同時ではなく、又図形解析送信はできない。
【0004】更に別の製品であるイメージデータ社の
「フォトフォン」は、図形解析を出力できるが、映像と
音声とを同時に送ることはできず、又外部電話インタフ
ェ−スを必要とする。コムテック・ラボ社の「ブィーワ
ン」は、音声と静止映像とを同時出力できるが、図形解
析の出力能力がない。
【0005】すなわち、アナログ回線上での音声と映像
と図形解析との同時送信の可能な端末装置が引続き求め
られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電話装
置が音声信号と映像信号と図形解析信号とを得て、これ
ら得られた音声信号と映像信号と図形解析信号との各々
が、交換式電話ネットワークとこの電話装置とを接続す
るアナログ回線上での同時送信用に、データパケット内
の別個の論理チャネルとして符号化される。
【0007】本発明の一態様によれば、第1手段が、上
記得られた音声信号を1群の音声データパケットに符号
化し、これら音声データパケットが、アナログ回線上で
周期的に送信される。上記得られた映像信号は1群の映
像データパケットとして符号化され、上記得られた図形
解析信号は1群の図形解析データパケットとして符号化
される。これら映像データパケットと図形解析データパ
ケットとは上記音声データパケットにインタリーブされ
て上記音声データパケットと共に上記アナログ回線上を
送信される。
【0008】上記音声データパケットは、第1時間間隔
の間に送信され、上記映像データパケット及び前記図形
解析データパケットは、この第1時間間隔に続く第2時
間間隔の間に送信される。端末装置操作用の制御信号
が、制御データパケットとして符号化され、第2時間間
隔の間に送信される。
【0009】本発明の別の態様によれば、音声データパ
ケットが、電話装置が映像送信モードにあるときに第1
周期レートで送信され、電話装置が映像送信モードにな
いときに第1周期レートよりも速い第2周期レートで送
信される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による電話装置として、機能
を強化して構成した多機能電話機(例えば101、10
5)を用いた通信システムを例示するブロック図であ
る。多機能電話機101は、アナログ回線(チップ/リ
ング回線)102、公衆交換電話ネットワーク103、
及びアナログ回線104を介して多機能電話機105に
接続される。多機能電話機101は、カメラ106又は
ドキュメントスキャナ107からビデオ入力を取得し、
若しくはビデオディスプレイ108上でビデオ映像を表
示する。
【0011】カメラ106はビデオムービーカメラ(カ
ムコーダ)又はスチルビデオカメラである。カメラ10
6は又、映像を撮影するために多機能電話機101から
取り外され、映像を送信するために多機能電話機101
に接続される。ビデオディスプレイ108は、テレビモ
ニタでもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)のモ
ニタでもよい。
【0012】図形解析装置114(例えばスタイラス、
マウス、又は同等品)は、表示されているビデオ映像に
図形解析を加えるのに用いられる。この解析信号も又、
アナログ回線上を多機能電話機101によって送信され
る。多機能電話機101は、音声電話機の通常の構成部
品であるダイヤルパッド、スピーカフォン、及び種々の
機能ボタンを有する。多機能電話機101は又、付随す
る図形解析を含む複数の映像と音声解析とを記憶するた
めのメモリを有する。
【0013】多機能電話機101及び105は両方共、
全ての動作モードについて全二重送受信モードで作動す
る。
【0014】後に詳細に述べるように、多機能電話機
は、最初に音声、映像、及び解析信号を取得後、音声信
号を1群の音声データパケットに符号化し、映像信号及
び図形解析信号を、それぞれのデータパケットに符号化
する。そして映像データパケット及び図形解析データパ
ケットは、音声データパケットにインタリーブされ、ア
ナログ回線上を周期レートで送信される。
【0015】受信側の多機能電話機105においては、
映像データパケット及び図形解析データパケットにイン
タリーブされた音声データパケットがアナログ回線を介
して受信され、復号化され、適切な装置へ出力される。
多機能電話機105は、映像信号及び解析信号をビデオ
ディスプレイ109又はパーソナルコンピュータ(P
C)113のディスプレイに表示する。
【0016】多機能電話機105は、ビデオ映像を、内
部メモリ、若しくはビデオフロッピーディスク112、
ビデオテープレコーダ111、又はPC113のハード
ディスク等の外部記憶装置に記憶させてもよい。又、多
機能電話機105が、表示された映像のハードコピーを
別のビデオ又はレーザプリンタ、若しくはPC113の
プリンタを介して出力するようにしてもよい。
【0017】尚、例示の目的で、それぞれ異なる外部装
置が送信側の多機能電話機101及び受信側の多機能電
話機105に接続されているものとして説明したが、ど
れか又は全ての外部装置を多機能電話機101又は10
5に接続するようにしてもよい。
【0018】以下、多機能電話機101及び105の間
の一般的な通信手順について簡単に説明する。多機能電
話機101のユ−ザが送受器を外し(オフフック)、多
機能電話機105の電話番号をダイヤルして通常のアナ
ログ音声接続を設立する。その後、発呼者と被呼者とが
音声会話を実行する。
【0019】音声接続が設立されると、発呼者又は被呼
者は、それぞれの多機能電話機の映像送信ボタンを押す
ことにより映像接続を設立することができる。映像送信
ボタンが押されると、設立されたプロトコルに従って各
多機能電話機が、アナログ音声接続モードからディジタ
ル映像接続モードに切り替わる。
【0020】ディジタル映像接続モードにおいては、音
声信号に加えて、カメラ106、ドキュメントスキャナ
107、又は内部メモリ(例えば前に記憶された映像)
から得られた映像信号が、公衆交換電話ネットワーク1
03を介して多機能電話機105に送られ、そこで映像
信号はモニタ(ビデオディスプレイ109)に表示さ
れ、音声信号はスピーカフォンを介してに出力される。
どちらの多機能電話機のユ−ザも、映像送信の一時停
止、又は取消ができる。
【0021】又本発明によれば、どちらの多機能電話機
のユ−ザも、音声通信の継続と、ビデオディスプレイ1
08又は109に表示されているビデオ映像に対する図
形解析の実行との両方でも片方でもできる。表示された
ビデオ信号についての図形解析実施の間になされたユ−
ザコメント(音声による解析)が図形解析と同期した状
態で確実に送られるように、どちらの側の端末からの音
声信号及び図形解析信号も、インタリーブ(相互中間挿
入)されたフォーマットで送受信される。
【0022】更に、もしビデオ映像がが記憶される場
合、オプションとして、付随する図形解析と音声による
解析とがこのビデオ映像と共に記憶される。図形解析
は、図形解析は、音声解析に付随させて、又は付随させ
ずに、別個に記憶される。これら記憶された映像及び図
形解析は、任意にアクセス又は表示することができる。
音声又は映像電話呼は、送受器をかける(置く)ことに
よって音声電話呼の通常の仕方で終結される。
【0023】図2は、本発明実施状態を説明するのに便
利な電話装置としての多機能電話機(例えば符号10
1)のブロック図である。多機能電話機は、ビデオ入力
装置231(例えばカメラ106)からアナログビデオ
信号を受信してビデオ出力装置232(例えばビデオデ
ィスプレイ109)にアナログビデオ信号を出力するア
ナログビデオ信号プロセッサ220を有する。これらの
アナログ信号は、標準NTSC又はPAL方式のビデオ
フォーマットによる通常のアナログビデオ信号である。
【0024】アナログビデオ信号プロセッサ220は
又、解析装置233(例えばペンマウス)から図形解析
信号を受信する。アナログビデオ信号プロセッサ220
はディジタル信号プロセッサ(DSP)221、入出力
(I/O)ポ−ト制御装置222、NTSC/PALビ
デオ信号符号器/復号器(コーデック)227、並びに
DSPが用いるデータとプログラムとを記憶するための
RAM223、ROM224、及びVRAM(フレ−ム
バッファ)225からなるメモリを有する。
【0025】ビデオ信号は、ビデオ入力装置231によ
って生成され、復号器227によって復号化され、アナ
ログ/ディジタル(A/D)変換器226によってディ
ジタル信号に変換され、フレ−ムバッファ(VRAM)
225に記憶され、DSP221によって処理される。
又、解析装置233から受信された図形解析信号は、I
/Oポ−ト制御装置222を介してDSP221に結合
されて、ここで処理される。
【0026】DSP221は、周知の写真映像用映像圧
縮国際基準JPEGを用いた、後に述べる映像強調処理
によって、映像信号を圧縮する。DSP221は又、周
知のチェーン符号化処理により図形解析信号を符号化し
て圧縮する。そして映像信号と解析信号とには、後に述
べる手順を用いて相互付随関係が与えられる。この組み
合わされた情報は、パス235を経てホストプロセッサ
260へ送られる。DSP221は、ビデオ信号入力装
置231から受信されたビデオ信号の処理を制御する映
像マネージャープログラムを利用する。
【0027】通常のディスプレイマネージャープログラ
ムが、ビデオ信号出力装置232(例えばビデオディス
プレイ)に出力されるテキスト又は図形若しくはそれら
の両方、の処理及び表示を制御する。解析マネージャー
プログラム(図12)が、解析装置233から受信され
た解析信号の処理を制御する。周辺マネージャープログ
ラムが、多機能電話機に接続された解析装置233、プ
リンタ110、及びPC113にインタフェ−スするI
/Oポ−ト制御装置222を制御する。
【0028】PC234とDSP221とがパラレルポ
−トを介して接続される。PC上でのマイクロソフトウ
インドウ3.1 のアプリケーションソフトウエアの動作
が、ROMに常駐する基本的なパラレルポ−トドライバ
及び他のユーティリティプログラムによってサポートさ
れる(マイクロソフトウインドウ3.1 はマイクロソフ
ト社の商標)。このPCアプリケーションが、この作業
についてパラレルポ−トを初期化し立ち上げる。
【0029】DSP221が、ウインドウプログラムに
用いられるビットマップ映像用にJPEG相互交換ファ
イルフォーマットと .BPMファイルフォーマットとの
間の変換を行う。映像がPCに転送されると、この映像
に対して多機能電話機はもはや制御を行わず、PCのア
プリケーションプログラムが引き継ぐ。
【0030】ユ−ザは、PCディスクから映像を検索し
て映像ウインドウに取り出す。この映像は、合意された
フォーマット(例えば、.BPM) でビデオ信号プロセ
ッサ220にダウンロードされる。映像がビデオプロセ
ッサ221に入ると、この映像は、ビデオ入力装置23
1(例えば、ビデオムービーカメラ)から来たかのよう
に取り扱われる。
【0031】音声信号プロセッサ240は、スピーカフ
ォン251又は送受器から音声信号を受信する。この音
声信号は、標本採取(サンプリング)(例えば20ms
ごとに)され、アナログ/ディジタル(A/D)符号器
/復号器(コーデック)242によってディジタル化さ
れ符号化され、ディジタル信号プロセッサ(DSP)2
41によって圧縮され処理されて 6.8Kb/s圧縮デ
ィジタル信号となり、パス243に出力される。
【0032】DPS241は、コ−ド励起線形予測プラ
ス(CELPプラス)アルゴリズムを用いて受信音声信
号を圧縮する。このアルゴリズムは、音声(スピーチ)
パラメータを抽出するもので、抽出されたパラメータ
は、各1バイトの17個のパラメータに変換される。す
なわち、各20msの音声が17バイトの1個のディジ
タル音声信号となる。DSP241が、オーディオマネ
ージャープログラムを用いて音声信号処理の制御を行
う。
【0033】ホストプロセッサ260は、ホストプロセ
ッサ260の機能を実行するために用いられるデータ及
びプログラムをそれぞれ記憶するためのプロセッサ26
1、RAM260、及びROM263を有する。ホスト
プロセッサ260は、音声信号プロセッサ240からパ
ス243を介して圧縮ディジタル音声信号を受信し、又
アナログビデオ信号プロセッサ220からパス235を
介して受信されたディジタル化された圧縮映像信号及び
解析信号を、JPEGインタフェ−ス265を介して受
信する。
【0034】ホストプロセッサ260は更に、キーパッ
ドユニット252(図3)及びスイッチフック253に
おけるユ−ザの入力に応答して、キーパッドプロセッサ
258からパス254を介して制御信号を受信する。こ
れらのユ−ザ入力(例えばボタン押し下げ)は、多機能
電話機101と公衆交換電話ネットワークとのアナログ
音声モード又はディジタル通信接続を設立するために用
いられる。
【0035】プロセッサ252aは、音声電話マネージ
ャープログラムを用いてキーパッドユニット252及び
スピーカフォン251の動作を制御する。ホストプロセ
ッサ260は、パス264を介してモデム280にディ
ジタル音声及び映像信号を出力する。
【0036】モデム280は、ディジタル信号プロセッ
サ(DSP)281、A/D変換符号器/復号器(コー
デック)282、アナログインタフェ−ス回路283、
及びデータポンプ(CAMIL2)284を有する。モ
デム280のDSP281は、モデムマネージャープロ
グラムの制御を受けて作動する。DSP281は、標準
のV.32 BISモデム(2800ボー(baud)及
び3200ボーで多次元符号化を行うための拡張付き)
を用いて9.6、14.4、18.8、及び19.2kbp
sのデータレートを得る。
【0037】モデム280は、急速起動プロセスを用い
ることによって映像交換動作の開始までのユ−ザの待ち
時間を最短化させる。この目的のために、フェーズロッ
ク・ループを含む、回線特性表示プロセスによる通常の
起動方法が用いられる。
【0038】モデム280のアナログインタフェ−ス回
路283は、パス256を介してパワースイッチユニッ
ト255からディジタルインタフェ−ス制御信号を受信
する。ディジタルインタフェ−ス制御信号は、ユ−ザが
送信ボタン310(図3)を押したことに応答して送ら
れる信号で、この信号によってモデム280のディジタ
ル接続モード設立が可能化され、その結果として公衆交
換電話ネットワークを介してのディジタルデータの送信
が可能となる。
【0039】DSP281は、コーデック282とデー
タポンプ284とを制御して、パス264を介して受信
されたディジタル及び音声信号からディジタルデータ信
号を生成させる。このディジタルデータ信号は、パス2
58を介してチップ/リング(T/R)回線インタフェ
−ス回路290に出力される。モデム280は、送信ボ
タンの作動に応答して、開始信号を、公衆交換電話ネッ
トワーク103を介して被呼側すなわち他端の多機能電
話機に送る。
【0040】この開始信号によって、公衆交換電話ネッ
トワーク103内のエコー抑圧及び等化の機能を使用不
能化させる。このディジタル接続セットアップの間は、
音声が無音(ミュート)化される。被呼側の多機能電話
機におけるモデムは、常に開始信号受信を待つ聴取状態
に置かれる。
【0041】モデム280は、送信について最高のデー
タレート(すなわち 19.2kb/sを利用しようと試
みる。もしアナログ回線(例えば102)が最高データ
レートを取り扱うことができない場合には、モデム28
0は、許容可能なエラーレート状態が得られるまで、順
次すぐ下のデータレートの利用を試みる。このような例
は、例えば回線に雑音が多い、又は発呼側と被呼側とで
電話装置の仕様が同一でない等の場合に生じる。
【0042】T/R回線インタフェD−ス回路290
は、多機能電話機101をアナログ回線102と公衆交
換電話ネットワーク103とにインタフェ−スする。T
/R回線インタフェ−ス回路290は又、自動応答回路
291を介してキーパッドユニット252の回路に接続
される。パワースイッチユニット255は、パス259
を介してプロセッサ252aから受信された制御信号に
制御されて作動する。一方、プロセッサ252aはホス
トプロセッサ260に制御されて作動する。
【0043】多機能電話機101が音声モードで接続さ
れているとき(すなわちビデオ送信ボタンが押されてい
ないとき)には、スピーカフォン251からの音声信号
は、パワースイッチユニット255を介しパス257を
経てT/R回線インタフェ−ス回路290に結合され
る。ビデオディジタル接続モードの間は、パワースイッ
チユニット255が、スピーカフォン251からの音声
信号のパス257上での出力を妨げるように作動する。
【0044】代わりに、スピーカフォン251からの音
声信号は、音声信号プロセッサ240及びホストプロセ
ッサ260によって処理され、映像信号と共にモデム2
80を介して出力される。
【0045】パワースイッチユニット255は、プロセ
ッサ252aの制御の下にパス256を介しディジタル
インタフェ−ス制御信号を用いてモデム280の動作を
制御する。このディジタルインタフェ−ス制御信号は、
ユ−ザによるビデオ送信ボタンの操作に応答してプロセ
ッサ252aによって生成される信号である。
【0046】次に図3を参照して、多機能電話機101
のキーパッドユニット252について説明する。キーパ
ッドユニット252及びスピーカフォン251の動作
は、音声電話マネージャープログラムを用いてプロセッ
サ252aによって制御される。ダイヤルパッドボタン
301、スピーカフォン302、音量調整ボタン30
3、「保留」(ホールド)ボタン304、「無音」(ミ
ュート)ボタン305、及び「再ダイヤル」ボタン30
6が、それぞれの周知の機能を行う。
【0047】「送信」ボタン310は、映像電話機の動
作モードをアナログ音声呼モードからディジタル呼モー
ドに変えるのに用いられる。接続を設立させる動作中
は、この「送信」ボタンに付随する発光ダイオード(L
ED)が点滅し、接続が成功するとLEDは点灯状態の
ままとなる。「取消」ボタン311は、「送信」ボタン
310の効果を取り消すのに用いられる。すなわち、
「取消」ボタン311は、「送信」ボタン310が押す
つもりでないのに不注意に押されたときに用いられる。
【0048】そして「取消」ボタン311により、映像
送受信が停止され音声送信は継続するが、呼はディジタ
ルモードに留まるという状態が得られる。「フラッシ
ュ」ボタン307は、多機能電話機101の動作をアナ
ログ音声モードに戻す。
【0049】「記憶」ボタン313は、現在表示されて
いる映像を次に利用可能なメモリ所在位置に記憶するの
に用いられる。この映像を記憶後にもし残りの利用可能
な映像記憶スペースが別の追加映像を記憶するのに要す
るスペースより少ない場合には、警告メッセ−ジ及びア
ドバイス/ヘルプメッセ−ジが表示される。
【0050】「消去」ボタン312は、現在表示されて
いる映像のメモリからの消去を行う。もし受信された映
像が離れた場所からのものである場合には、受信バッフ
ァの内容が消去される。もし映像電話機がローカルビデ
オモードにある場合には、「消去」ボタン312を押し
ても何の効果も生じない。
【0051】「メニュー」ボタン314を押すと、メニ
ューが表示される。メニューによって、ユ−ザが種々の
オプション及び映像管理機能をセットアップすることが
可能となる。メニュー項目を選択するには、ダイヤルパ
ッドボタン301がカーソルボタンとして用いられる。
【0052】「メモリ」ボタン315を押すと、多機能
電話機101に記憶されている全ての映像の表示が可能
である。「次」ボタン316と「前」ボタン317とで
ユ−ザが、記憶されている映像のうちから表示したい映
像を選択できる。
【0053】「最後入」ボタン318は、離れた側から
最後の受信された映像を表示するのに用いられる。「プ
レビュー」ボタン319は、生ビデオ入力と入力ビデオ
のフレ−ム静止とを切り換えるトグルスイッチである。
【0054】[多機能電話機送信動作]図1〜図3、図
4、図5、図8〜図11を併せ参照して多機能電話機の
動作について説明する。多機能電話機は最初に、ステッ
プ401に示すようにオンフック状態にある。ステップ
403において、多機能電話機はユ−ザの送受器持ち上
げ又はスピーカフォンボタン302押し下げに応答し
て、オフフック状態に変わる。
【0055】ステップ405において、もしダイヤル音
(ト−ン)が受信されない場合、ユ−ザは、送受器を受
台に戻すか又はスピーカフォンボタン302を押し下げ
るかして多機能電話機をオンフック状態(ステップ40
1)に戻す。もしダイヤルト−ンが受信された場合は、
ステップ407においてユ−ザは、ダイヤルパッドボタ
ン301を用いて手動で、又は再ダイヤルボタン306
を用いて自動で、被呼者の電話番号をダイヤルする。
【0056】ステップ409において、もし被呼者が呼
に応答しない場合、発呼者は、多機能電話機をオンフッ
ク状態(ステップ401)に戻す。もし被呼者が呼に応
答した場合は、被呼者所在地と発呼者所在地との間にア
ナログ音声モードの接続が設立される。このアナログ音
声モードの接続は、発呼者の多機能電話機と被呼者の多
機能電話機又は通常電話機との間に設立される。以下の
説明においては、発呼者及び被呼者の両方が多機能電話
機を用いる場合を仮定する。
【0057】ステップ413において、もし発呼者又は
被呼者のいずれかが映像送信を望まない場合、ステップ
414に示すように発呼者又は被呼者のいずれかが会話
終結を望むまで、通常のアナログ音声信号を用いて音声
会話が続く。
【0058】ステップ413において、もし発呼者が被
呼者所在場所へ映像を送信しようと決めた場合には、次
のステップ415においてユ−ザがビデオソース(源)
を選択し、ステップ416において、送信ボタン310
を押す。前に述べたように、ビデオソースは、カメラ1
06(例えばビデオムービーカメラ)又はドキュメント
スキャナ107である。ステップ417において音声接
続が無音化され、多機能電話機が V.25アンサート−
ンを発する。
【0059】その後、多機能電話機101のモデム28
0が V.32BIS起動シーケンス信号を発する。前に
述べたように、この起動信号は公衆交換電話ネットワー
ク103におけるエコー抑圧及び等化の機能を使用不能
化させる。ステップ419において、もしビデオ接続が
成功しない場合、アナログ音声モードが戻り、適切なメ
ッセ−ジが、モニタであるビデオディスプレイ108上
に表示される。
【0060】もしビデオ接続が成功しない場合には、物
理層処理ステップ421及び423が実行される。ステ
ップ421においては、被呼者及び発呼者それぞれの多
機能電話機が相互に通信連絡を取り両者間の通信にとっ
て最適のデータレートを設立する。前に述べたように、
モデムは、最高のデータレートでディジタル接続を設立
しようとする。このセットアップ時間中、音声は無音化
される。
【0061】ステップ423において、発呼者及び被呼
者の多機能電話機は、標準のハイレベルデータリンク制
御(HDLC)プロトコルシーケンスを用いてリンク層
「LAPBプラス」を設立する。ステップ425におい
て、もしステップ421及び423が成功しなかったと
判断される場合、アナログ音声モードが戻る。ステップ
425において、もしステップ421及び423が成功
と判断される場合は、リンク層は完成で、ステップ42
7において、ネットワーク層X.25 が設立される。そ
の後、再起動表示メッセ−ジが送られ、多機能電話機は
確認メッセ−ジを待つ。
【0062】ステップ429においてもしステップ42
7が成功しなかったと判断されると、アナログ音声モー
ドが再設立される。ステップ429においてもしステッ
プ427が成功と判断されると、ネットワーク層は完成
で、ステップ431(図5)において、オフフックディ
ジタル通信モードが設立され、多機能電話機の音声及び
映像信号送信準備が完了し、多機能電話機は今、アプリ
ケーション層シーケンスにある。
【0063】ステップ432において、もしフラッシュ
ボタン307が押されると、プロセスはステップ411
(図4)に戻り、もし押されない場合にはステップ43
3が実行される。
【0064】ステップ433において、多機能電話機
が、映像が送信されることになっているかどうかを定め
る。もしユ−ザが映像の送信ボタンを押さなかった場
合、映像は送信されず、ステップ435及び437にお
いて、プロセッサ261が高速音声更新レート(図8の
符号600映像のない場合の送信シーケンスを参照)で
音声データパケットを送る。
【0065】ステップ437において、音声信号(ステ
ップ440において生成)が音声パケットに符号化され
て、別に符号化された制御信号パケット(ステップ43
8において生成)に、又は符号化された解析信号パケッ
ト(ステップ439において生成)に、あるいはこれら
の両方にインタリーブされ、アナログ回線102を介し
て送られる。
【0066】この、音声信号パケットと解析信号パケッ
トとのインタリーブ処理の結果、これら2種類の信号の
間がほぼ同期することとなる。その後、プロセスはステ
ップ432に戻る。
【0067】ここで図8を参照すると、もし映像送信が
ない(ステップ433において映像送信コマンドが送ら
れない)場合、ディジタル化された音声信号サンプルが
第1予め定められたレート(本例では40ms)で周期
的に(時間長さAの間)セットされることが判る。
【0068】前に述べたように、音声信号プロセッサ2
40が、20msのアナログ音声信号ごとに1個の17
バイトのディジタル化された音声信号サンプルを形成す
る。ディジタル信号プロセッサ(DSP)241から
の、2個の20msのアナログ音声信号長さを表す2個
の17バイトのディジタル化された音声信号サンプル
が、プロセッサ261によって図9の1個の音声データ
パケット送信メッセ−ジ710にパッケージされる。
【0069】次に、図7を参照して、アプリケーション
層パケットメッセ−ジについて説明する。符号710
は、リンク層の音声データパケット送信メッセ−ジで、
1個の「LAPBプラス」と複数の音声フレ−ム(ステ
ップ440において生成されステップ437において送
られる)とを有する。
【0070】音声フレ−ムの構成を符号720に示す。
音声フレ−ムは、フラッグセグメント721、アドレス
セグメント722、制御セグメント723、データセグ
メント724、エラー点検セグメント725、及びフラ
ッグセグメント726からなる。
【0071】フラッグセグメント721は長さ1バイト
で、これによってフレ−ムが識別される。アドレスセグ
メント722は2バイトのアドレスフィールドで、これ
によって音声フレ−ムが識別される。制御セグメント7
23は長さ1バイトで、流れ制御信号を与え、フレ−ム
形式をデータ又は制御として定義する。エラー点検セグ
メント725は、エラー点検の目的で1個の2バイトの
周期的冗長コ−ド(CRC)を有する。音声フレ−ム
は、そのCRC中にエラーが検出された場合には廃棄さ
れる。
【0072】データセグメント724は長さ34バイト
で、2個の17バイトの音声サンプルを有する。もう1
個のフラッグセグメント726は長さ1バイトで、これ
で音声フレ−ム720が完結する。則ち、音声フレ−ム
720は、41バイトの長さとなる。
【0073】もしデータ送信レートを14.4Kbps
と仮定すると、音声フレ−ム720の送信には約23m
sの時間がかかる。図8において、音声フレ−ム720
は、映像データのない場合の送信シーケンス600のう
ちのセグメントA(601)を占める。したがって、次
の音声フレ−ム又はメッセ−ジ603が送られることに
なるまでに17ms(セグメントB(602))が残
る。このセグメントBは、解析又は制御信号(それぞれ
ステップ439又は438で生成)を送るのに用いられ
る。
【0074】もしユ−ザが1個以上のボタンを押す場
合、これらのボタンに対応する機能信号はキーパッドの
プロセッサ252aによって1個以上のバイトを用いて
符号化され、ステップ437又は438において、セグ
メントBの制御フレ−ムの一部として(制御フィールド
723はこれが制御メッセ−ジであることを表示す
る)、セグメントAの音声フレ−ム720と共に送られ
る。
【0075】制御メッセ−ジフレ−ムは音声フレ−ム7
20と同じフォーマットを有し、データセグメント72
4はディジタル化された音声でなく制御データを含む。
【0076】更に、ステップ439において、もし図形
解析信号がユ−ザによって生成される場合(後に図11
を参照して説明する)、この解析信号は、セグメントB
内の別の解析フレ−ムメッセ−ジとしてこれ独自で送信
できる。なお、解析信号及び制御信号は両方共、セグメ
ントB内の別個のフレ−ムメッセ−ジとして送られる。
なお又、制御フィールド723は、データフィールド7
24が制御データか又は解析データかを指定する。
【0077】もしセグメントB(602)内に制御信号
及び解析信号の両方を送る十分な時間長さがない場合、
これらの信号のうちの1つは次のセグメントB(60
4)において送信される。
【0078】図5のステップ433に戻って、もしプロ
セッサ261が、ユ−ザが映像送信を望むと判断した場
合、多機能電話機101は100msの音声信号更新レ
ートを用いる。そしてステップ442において、音声送
信が映像データ送信と共に、図8の符号610で示すよ
うに実行される。
【0079】100msの周期的音声信号更新レートを
用いるということは、各5個の音声信号サンプルがセグ
メントA(611、613、616等)ごとに周期的に
送られ、映像データ、制御信号、又は解析信号がセグメ
ントB(612、614、616等)ごとに送られるこ
とを意味する。
【0080】送信方法としては、2個の音声信号サンプ
ルが40msごとに送られるのではなく、5個の音声信
号サンプルが100msごとに送られるので、受信側の
多機能電話機での音声品質は少し低くなる。なお、音声
信号サンプルは全て送信されるのであって、品質低下と
いっても、共に送信される映像又は解析信号との同期が
少しずれるだけである。
【0081】映像データ同時送信モードにおいては、プ
ロセッサ261が、セグメントAにおいて送信する前に
まず各20msの5個の音声信号サンプルを集める。し
たがって、図9のデータフィールドのサイズは、5×1
7バイトすなわち85バイトである。図8の符号611
において、セグメントAの全長は92バイトで、送信に
約51msの時間がかかる。そして、残りの49msが
セグメントB(612)における映像、制御、又は解析
信号送信用に用いられる。
【0082】符号620に示すように、第1セグメント
B(612)には制御信号621の送信要求が含まれる
(図5のステップ433)。又、もし離れた多機能電話
機によって適切に受け入れ確認がされた場合には、映像
送信コマンド622も含まれる(図5のステップ44
9)。
【0083】次の5個の音声信号サンプルがセグメント
A(613)で送信された後、映像パケットがセグメン
トB(614、616等)によって送られる。符号63
0に、5個の映像パケット(映像パケット1〜5)を含
む一般的なセグメントBを示す。5個の映像パケットが
送られた後、ホストプロセッサ260は、これらパケッ
トが適切に受信された旨の受信確認を待つ。
【0084】X.25 によって要求される適切な受信確
認プロトコルが得られるように、映像パケットは各々、
図10に示すネットワーク層フォーマットの映像、解
析、及び監視メッセ−ジパケット構造810を用いて送
信される。映像データは、1回に12バイトずつ送られ
(ユ−ザデータ817)、残るフィールド811〜81
6用に必要なのは4バイトである。
【0085】ここで図10を参照して符号810に示す
映像、解析、及び監視メッセ−ジのパケット構造につい
て説明する。メッセ−ジ810は、グループフレ−ム見
出し(GFID)811、論理グループ812、論理チ
ャネル813、送信シーケンス814、受信シーケンス
815、Mビット816、及びユ−ザデータ817のフ
ィールドからなる複数のセグメントで構成される。
【0086】グループフレ−ム見出し811は、グルー
プフレ−ム番号を識別特定する。論理グループ812
は、信号ソース(源)のグループ番号を識別特定する。
論理チャネル813は、複数のチャネル形式のうちの1
つを指定する。これらのチャネル形式は、独自の2進数
によって各々識別される監視、映像、又は解析の形式で
ある。
【0087】論理チャネル813の形式は、このメッセ
−ジフレ−ム810に含めて送信されるユ−ザデータフ
ィールド817の形式を識別特定する。したがって、も
し論理チャネルが監視形式メッセ−ジを表示する場合、
監視データはデータフィールド817内にある。監視コ
マンドの例としては、キーボタン押し下げ、セット能力
の交換、及び映像送信許可のメッセ−ジが挙げられる。
図形解析信号については別の項で後に述べる。
【0088】送信シーケンス814は、このメッセ−ジ
810についての識別番号である。受信シーケンス81
5は、他端(反対側)の電話端末から最後に正しく受信
されたメッセ−ジは何であるかを他端に伝えるものであ
る。Mビット816は、別のフレ−ムが続くことを示す
継続表示ビットである。
【0089】ネットワーク層メッセ−ジであるメッセ−
ジ810によって、多機能電話機105が最後に正しく
受信した映像メッセ−ジパケットが何であるかを多機能
電話機101が知ることが可能となる。したがって、正
しく受信されなかった映像パケットとそれに続くパケッ
トとが、次のセグメントBの間に送られる次の5個の映
像パケットの一部として再送信される。
【0090】例えば、図6において、映像パケット1〜
5が前のセグメントB(614)で送られ、パケット4
にエラーがあった場合、次のセグメントB(616)に
おいてホストプロセッサ260が、パケット4及び5を
再送し続いて新しい映像パケット6、7、及び8を送
る。
【0091】図10に戻って、ネットワーク層メッセ−
ジ810は、12バイトの映像パケット8171個と4
バイトのネットワーク層オーバヘッド(フィールド81
1〜816)からなるようにフォーマットされる。そし
てこのネットワーク層メッセ−ジ810は、リンク層メ
ッセ−ジである音声フレ−ム720のデータフィールド
724になる。したがって、リンク層メッセ−ジ720
は、映像データモードにおいて映像パケット当り23バ
イト(16+7(オーバヘッド分))を有することとな
る。
【0092】図8の符号630に示すように、映像パケ
ットは、5個まで1個のセグメントB(614)の間に
送信可能である。その後、送信側(発呼側)の多機能電
話機は、他端(被呼側)の多機能電話機からの受信確認
信号を待つ。
【0093】代わりに、符号640に示すように、セグ
メントBには映像パケット、制御信号、及び解析信号の
組み合せを入れることもできる。
【0094】図5に戻って、ステップ443において、
発呼側の多機能電話機が、映像メッセ−ジ送信要求を発
して被呼側多機能電話機からの許可付与メッセ−ジを待
つ。ステップ445において、もし許可が拒否された場
合、ステップ447において発呼側多機能電話機のモニ
タにメッセ−ジが表示される。ステップ445において
もし許可が付与された場合は、ステップ449におい
て、映像送信開始コマンドが送られ、多機能電話機が映
像パケットを送信する。
【0095】次にステップ451において、もし受信確
認信号が他端から受信されない場合、ステップ449が
繰り返される。もし受信確認信号が受信された場合、ス
テップ453において、1群の映像パケット(本例では
5個)が送られる(前に図8の符号630を参照して述
べた通り)。
【0096】ステップ455において、多機能電話機1
01が肯定的な受信確認を待つ。ステップ457におい
て、もし X.25エラーメッセ−ジが受信されない場
合、ステップ459において、次の5個の映像パケット
が送信される。
【0097】もし X.25エラーメッセ−ジが受信され
た場合、ステップ461において、(前に図8の符号6
10を参照して述べたように)最後に正しく受信された
映像パケットに続く全てのパケットを含む5個の映像パ
ケットが送信される。
【0098】ステップ463において、映像の終を表示
する映像終了マーカが検出されたかどうかが定められ
る。もし映像終了マーカが検出されない場合、プロセス
はステップ449に戻る。もし映像終了マーカが検出さ
れた場合は、ステップ465において、多機能電話機が
映像送信終了コマンドを送る。
【0099】その後、ステップ467において、もし受
信確認信号が受信されない場合、ステップ465が繰り
返される。そうでなく、受信確認信号が受信された場合
には、ステップ469において、適切なメッセ−ジがモ
ニタに出力され、多機能電話機はディジタルモードに留
まる。その後、もしユ−ザが別の映像送信を望む場合、
プロセスはステップ432に戻る。
【0100】[多機能電話機受信動作]図6及び図7を
参照して、受信モードにおける多機能電話機の動作につ
いて説明する。図6のステップ501において、多機能
電話機は最初にオンフック状態にある。ステップ503
において、多機能電話機はユ−ザの送受器持ち上げ又は
スピーカフォンボタン302押し下げに応答して、又は
音声電話プロセッサへのソフトウエア制御信号を介して
ユ−ザの送受器持ち上げを電気的にシミュレートする自
動応答回路の動作に応答して、入呼に返答するためにオ
フフック状態に変わる。
【0101】多機能電話機を、自動応答回路291を用
いて自動応答モードにしておくと、T/R回線インタフ
ェ−ス回路における入来呼出信号に応答してオフフック
状態が生じる。
【0102】更に、もし多機能電話機がディジタル接続
の終結を検知した場合、自動的にオンフック状態に戻
る。ステップ505において、発呼者所在場所と被呼者
所在場所との間にアナログ音声モード接続が設立され
て、音声会話が開始される。
【0103】ステップ507において、多機能電話機が
信号を受信し、 V.25アンサートーンを探す。もしア
ンサートーンが検出されない場合、ステップ509にお
いて、音声会話が完了したかどうかが定められる。もし
完了していない場合、プロセスはステップ505に戻
る。もし音声会話が完了した場合、ステップ501のオ
ンフック状態に戻る。
【0104】もしアンサートーンが検出された場合に
は、多機能電話機はディジタル接続モードに入る。ステ
ップ511において映像接続が始まる。受信側多機能電
話機において音声は無音化され、 V.25生成ト−ンが
出され、多機能電話機は、 V.32びS接続シーケンス
に従う。
【0105】ステップ513において、多機能電話機
は、物理層接続が成功したかどうかを定める。もし成功
しなかった場合、プロセスはステップ505に戻る。も
し接続が成功した場合は、ステップ515において送信
側及び受信側の多機能電話機のモデム間で最適データレ
ートの折衝取り決めが行われ、レートが設立される。
【0106】ステップ517において、標準のHDLC
プロトコルシーケンスを用いて、リンク層「LAPBプ
ラス」が設立される。ステップ519において、リンク
層の設立が成功したかどうかが定められる。成功しなか
ったと判断される場合、多機能電話機は、ステップ50
5のアナログ接続音声モードに戻る。
【0107】ステップ519において、成功と判断され
る場合は、ステップ521において、ネットワーク層
X.25 が設立される。そして多機能電話機は、再起動
表示信号を送り、他端の多機能電話機からの確認メッセ
−ジを待つ。ステップ523において、もしネットワー
ク層が設立されなかったと判断された場合、多機能電話
機はステップ505のアナログ接続音声モードに戻る。
【0108】ステップ523において、もしネットワー
ク層が設立されたと判断される場合、ステップ525に
おいて、多機能電話機はディジタルデータの送受信の準
備ができた状態となる。この状態を、オフフックディジ
タルモードと称する。
【0109】ステップ527において、もし映像を受信
することになっていない場合、ステップ529において
受信側の多機能電話機は、高速音声更新レートモードに
入る(前に図8の符号600を参照して述べた通り)。
この高速音声更新レートモード(ステップ531)にお
いて、音声パケットは、制御又は解析信号、あるいはそ
の両方にインタリーブされて40msごとに送信され
る。
【0110】ステップ535において、音声データパケ
ット信号が音声信号プロセッサ240によって処理さ
れ、スピーカフォン251へ出力され、ステップ534
においては、制御データパケット信号がホストプロセッ
サ260によって処理される。又、ステップ533にお
いて、解析データパケット信号が、ビデオ用ディジタル
信号プロセッサ(DSP)221によって、図12に示
すように処理される。
【0111】ステップ527において、もし映像を受信
することになっている場合は、ステップ536におい
て、受信側の多機能電話機が、低速音声更新レートモー
ドに入る(前に図8の符号610を参照して述べた通
り)。図7に移り、ステップ537において、多機能電
話機は、音声パケットを受信して復号化と圧縮解凍を行
い、得られた音声信号を多機能電話機のスピーカフォン
/送受器に送る。
【0112】ステップ538において、多機能電話機
は、他端の多機能電話機からの映像送信要求が検出され
るかどうかを監視する。このステップ538は、映像送
信要求信号が受信されるまで継続する。もし映像送信要
求信号が受信された場合、多機能電話機は、映像受信モ
ードに入る。ステップ539において、映像受信機がオ
ンになっているかどうかが定められる。もし映像受信機
がオンになっていない場合、プロセスはステップ538
に戻り、そうでない場合には、プロセスはステップ54
1に移る。
【0113】ステップ541において、多機能電話機
が、映像パケット信号送信の許可を出す。ステップ54
3において、多機能電話機が、映像送信開始コマンドを
待つ。ステップ545において、映像送信開始コマンド
が受信されたかどうかが定められる。もし受信されない
場合、プロセスはステップ543に戻る。
【0114】もし映像送信開始コマンドが受信された場
合は、ステップ547において、多機能電話機が映像デ
ータパケットの存在(受信)有無を検出する。もし映像
データパケットが受信されない場合、プロセスはステッ
プ547に戻り、受信された場合は、ステップ551に
進む。
【0115】ステップ551においては、受信されたパ
ケットにエラーがあったかどうかが定められる。もしエ
ラーがあった場合、ステップ553において多機能電話
機が、否定的な受信確認信号を送り、プロセスはステッ
プ547に戻る。もし受信された映像データパケットに
エラーがなかった場合は、多機能電話機は、映像データ
パケット終了信号が受信されるかどうかを監視する。
【0116】もし映像データパケット終了信号が受信さ
れない場合、ステップ557において、受信確認信号が
送られ、映像データパケットは、映像処理のため待ち行
列に記憶される。そしてプロセスはステップ547に戻
る。
【0117】もし映像データパケット終了信号が受信さ
れた場合は、ステップ559において受信確認信号が送
られ、映像信号プロセッサには受信終了が通知される。
その後、多機能電話機は、ディジタルモードにとどま
り、プロセスはステップ538に移る。
【0118】もしディジタルモードが終了する場合、多
機能電話機は、アナログ音声だけのモードに自動的には
いる。もし多機能電話機が自動応答モードにあり(人が
付いておらず)ディジタルモードが終了する場合、アナ
ログ音声モードはバイパスされ、オンフック状態が設立
される。
【0119】[解析]次に、図11を参照して多機能電
話機101の図形解析のローカル表示及び送信処理動作
について説明する。図形解析処理によって、表示された
映像上に点又は線の解析をユ−ザが追加し、又希望によ
り解析を後に選択的に抹消することが可能となる。
【0120】解析は、普通の方法で記憶され、そこで動
きは降りのチェーンに分割される。チェーン符号(コ−
ド)は、1つの要素から別の要素への位置の変化を表
す。解析の線幅は1個の画素よりも広いので、線幅はラ
ンレングス符号化を用いて符号化される。チェーン符号
は、解析曲線の前縁を表すのに用いられ、ランレングス
は、幅を表す。
【0121】以下の説明において、解析装置はマウス装
置であると仮定する。ステップ901において、マウス
装置が移動するか又はマウスボタンの1つが押されるか
した場合、マウス装置によって周期的に(20又は30
msごとに)割り込み信号が生成される。もしマウス装
置が移動した場合、タイマが起動し、ステップ902に
おいて、マウスデータが収集され、先入れ先出し解析待
ち行列903に記憶される。
【0122】マウスデータは、x及びy座標情報、並び
に左ボタン及び右ボタンの状態についての情報からなる
計3バイトの情報を有する。ステップ901及び902
は、データを収集して待ち行列に記憶できるように繰り
返し実行される。
【0123】ユ−ザが左ボタンの押し下げをゆるめると
きに、カーソルは線を引かず点を描くだけである。ステ
ップ904において、DSP221が、処理及び変換用
に、解析待ち行列903からデータバイトを順を追って
読み出す。色及び基点がセットされ、ステップ905に
おいてDSP221により、データサンプルが操作され
て、多機能電話機101に付随するビデオディスプレイ
108上で線引き、点描、及び抹消が行われる。
【0124】ステップ906において、多機能電話機が
ディジタルモードにあるか又はアナログモードにあるか
が定められる。もしディジタルモードにない場合、多機
能電話機はローカル表示映像モードにあり、解析はディ
スプレイ108上にローカルに表示される。もし多機能
電話機がディジタルモードにある場合は、ステップ90
7において、これが解析パケットの最初のサンプルであ
るかどうかが点検される。もしそうである場合、ステッ
プ908において、タイマが起動され、そうでない場合
は、ステップ909が実行される。
【0125】ステップ909においては、4個のサンプ
ルが収集されたかどうかが点検される。もし収集されて
いない場合、ステップ910においてタイマのセット時
間が経過したかどうかが点検される。もし経過していな
い場合、プロセスはステップ904に戻って次のサンプ
ルが収集される。この手順によって、解析サンプルの各
々がタイマのセット時間内に他端で受信されることが保
証される。すなわちこれによって、両方の多機能電話機
所在場所において解析データが確実に実時間表示される
ことになる。
【0126】もしステップ909において4個のサンプ
ルが収集されていると判断された場合、又はステップ9
10においてタイマのセット時間が経過した場合は、ス
テップ911においてタイマがリセットされる。ステッ
プ910においてタイマのセット時間が経過したときに
は、収集されたサンプル数は1より多いが4よりは少な
い。
【0127】ステップ912において、ステップ909
又は910で収集されたデータサンプルが、図10のメ
ッセ−ジパケット構造に示すようなネットワーク層パケ
ットにパッケージされる。ステップ913において、図
10のネットワーク層パケットは、図9の X.25メッ
セ−ジ内のデータフィールド724にパッケージされ
る。
【0128】ステップ913において、もし映像データ
が送信されることになっていない場合には、図5のステ
ップ439のデータ送信手順が実行される。この、映像
データのない送信モードにおいて、音声データパケット
は、図8の符号600に示すように解析データパケット
にインタリーブされて送信される。
【0129】もし映像データが送信されることになって
いる場合には、図5のステップ441以降のデータ送信
手順が実行される。映像データのある送信モードにおい
て、音声データパケットは、図8の符号610に示すよ
うに解析データパケットにインタリーブされて送信され
る。
【0130】次に、図12を参照して、多機能電話機の
解析受信動作に付いて説明する。ステップ1001にお
いて、他端の多機能電話機105が、図8の符号600
又は610に示すフォーマットのどちらか(送信側の多
機能電話機101によって定められる)による、図9の
X.25フォーマットの情報を受信する。本発明によ
り、送信側の多機能電話機がフォーマット(600又は
610)を選択し、受信側の多機能電話機が、送信側と
フォーマットについて折衝せずにフォーマットを即応的
(トランスパレント)に復号化する。もし映像データが
送信されなかった場合、解析データパケットは図8の符
号600に示す送信側の用いる送信フォーマットによっ
て音声でパケットにインタリーブされた状態で受信され
る。もし映像データが送信された場合、解析データパケ
ットは図8の符号610に示す送信側の用いる送信フォ
ーマットによって音声でパケットにインタリーブされた
状態で受信される。
【0131】ステップ1003において、図10の符号
810に示すフォーマットで受信された解析データパケ
ットは、ディジタル信号プロセッサ221によって復号
化される。ステップ1005において、解析データの項
目は先入れ先出し待ち行列1006(図2のRAM22
3)に記憶される。ステップ1007において、プロセ
ッサ221が待ち行列1006から次のデータ項目を順
を追って収集して処理し、ステップ1009において、
ディスプレイ(図2の符号232)上で線引き、点描、
及び抹消を行う。
【0132】[映像記憶]多機能電話機は、独特の「統
一ファイルフォーマット」をもちいる新方式の映像記憶
管理を行う。統一ファイルフォーマットは、映像全体を
識別するフィールドからなるデータ記憶ヘッダ、その映
像の小アイコン(走査検索及び選択用)、ビットマップ
化し圧縮した図形解析データ、及び付随する圧縮音声デ
ータ(メッセ−ジ添付、音声解析、及びその他の用途
用)を有する。このデータ記憶ヘッダは、より多くのデ
ータ形式、及び音声と図形解析との同期が組み入れ可能
なように十分な柔軟性を有する。
【0133】多機能電話機によって用いられる統一ファ
イルフォーマットは、次のフィールドを有する。
【0134】ヘッダ_サイズ:このフィールドはヘッダ
のサイズをバイト数で指定する。 ヘッダ_rev:このフィールドはバージョン数を指定
する。 ファイル_サイズ:このフィールドは統一ファイルの全
体サイズをバイト数で指定する。 映像_サイズ:このフィールドは圧縮映像データ中の全
体バイト数について指定する。
【0135】ps_サイズ:このフィールドは郵便切手
映像データのサイズをバイト数で示す。 解析_サイズ:このフィールドは図形解析データのサイ
ズをバイト数で指定する。 音声_サイズ:このフィールドは音声解析データのサイ
ズをバイト数で指定する。
【0136】原_x_サイズ:このフィールドは原映像
の幅を画素数で指定する。 原_y_サイズ:このフィールドは原映像の高さを画素
数で指定する。 x_サブサンプル:このフィールドは原映像の幅に沿っ
て行われたサブサンプリングを指定する。 y_サブサンプル:このフィールドは原映像の高さに沿
って行われたサブサンプリングを指定する。
【0137】x_オフセット:このフィールドは原映像
のx座標を画素数で指定する。 y_オフセット:このフィールドは原映像のy座標を画
素数で指定する。 ps_オフセット:このフィールドは郵便切手映像デー
タの始点についてのアドレスオフセットを指定する。 映像_オフセット:このフィールドは圧縮映像データの
始点についてのアドレスオフセットを指定する。
【0138】解析_オフセット:このフィールドは圧縮
解析データの始点についてのアドレスオフセットを指定
する。 音声_オフセット:このフィールドは圧縮音声データの
始点についてのアドレスオフセットを指定する。 映像_フォーマット:このフィールドは圧縮映像データ
と、原映像中の成分の数及び記述についての情報とにつ
いてのファイルフォーマットを指定する。
【0139】解析_フォーマット:このフィールドは圧
縮解析データについてのファイルフォーマットを指定す
る。 音声_フォーマット:このフィールドは圧縮音声データ
についてのファイルフォーマットを指定する。 予備1:このフィールドは将来の拡張に対して用いられ
る。
【0140】解析装置133(図1)を用いる図形解析
によって、呼の両端の多機能電話機所在場所にいるユ−
ザがモニタ画面上で特定の点を描き(又は指し)あるい
は線を引き、若しくはその両方の操作を行うことができ
る。カーソルは、モニタ上に表示されるほとんど全ての
背景映像上で可視状態にある。2つの側(すなわち呼の
両端)から操作されるカーソルは互いに区別が付けられ
ている。利用できる基本的図形解析機能は、点描、(小
さな)線引き、及び(小さな)区画の抹消である。
【0141】映像及び図形解析は、別個に独立して扱わ
れ、記憶時点が来るまでは互いに付随関係にはない。記
憶の間は、解析は映像の一部分となり、映像と共に送信
され、検索回収され、又は抹消される。画面上に現存す
る解析は、新たに入来する映像によって自動的に消去さ
れる。他端の画面を消去するには、他端の装置から消去
の許可を得る必要がある。
【0142】解析は、装置のどの通常モードにおいても
実行が可能である。しかし、解析の送信は、モードによ
って異なる仕方で扱われる。「オンフック」モードにお
いては、明らかに送信は不可能である。「オフフックア
ナログ」モードにおいても、解析はローカル操作のみで
送信はできない。「オフフックディジタル」モード(他
端を呼出後に映像送信ボタンを押したときに起動する)
では、解析は、データとして他端の多機能電話機へ送信
され、画面に実時間表示される。
【0143】発呼側及び被呼側の両方が、同時に線を引
くことができ、もしディジタル接続が維持されていれば
両方の画面に同じ線が表示される。各側での解析は、区
別して表示されてるが、抹消又は記憶のような動作は、
画面に表示される組み合せ解析データ上で行われう。
【0144】このように両側共、同時に解析を実行で
き、結果は両方の画面に示される。自分の側(ローカ
ル)のカーソル、解析、及び抹消は、縁を黒く内部を白
くした形で示される。又、他端のカーソル、解析、及び
抹消は、縁を白く内部を黒くした形で示される。
【0145】点描解析装置(マウス)入力は、他端に無
関係なこちら側だけのローカル動作として絶対座標に変
換され、ボタン押し下げが検出される。これらの入力
は、ローカル動作として解析を描き又は抹消するために
用いられる。もし映像接続があり且つ映像送信がない場
合、読み取り内容は4バイトにパッケージされて他端に
送られ、そこで同様に処理される。
【0146】画面消去用のキーパッドボタンは、ビデオ
映像及び解析に適用される。メニューを利用することに
より、ユ−ザは、解析だけ、映像だけ、又は映像及び解
析の両方を消去できる。更に、解析は以下に示すように
消去できる。
【0147】点描装置(マウス)の右ボタンは、「解析
抹消」ボタンとしてプログラムされている。右ボタンが
押されると、カーソルは小さな箱(ボックス)形(イレ
ーザと称する)に変わる。もしボタンを押したままマウ
スをドラッグすると、イレーザボックスの下に位置する
区域が抹消される。イレーザはローカルの解析と他端の
解析とを区別せず、単にイレーザボックスに重なった部
分のデータを抹消する(したがって、抹消されたデータ
の下にもし別のデータがあればそれが表に現れることに
なる)。
【0148】右ボタンをダブルクリックするとローカル
画面から全ての解析が消去されるが、他端についてはメ
ニューインタフェ−ス内のセットアップオプションに応
じて処理される。すなわち、他端による、解析消去の許
可を許可することも拒否することもできる。他端通話者
による解析消去許可は、いつでも変更可能である。
【0149】上に述べたように、メニューインタフェ−
スを用いることにより、ユ−ザは、映像だけ、解析だ
け、又は映像及び解析の両方を消去できる。解析は抹消
可能であるので、マウス読み取りシーケンスとしては記
憶されず、映像として扱われる。ユ−ザは、解析の実時
間送信をターンオフ及びターンオンすることができる。
これはローカル解析モードである。
【0150】マウス装置の両ボタンを一緒に抑えると、
画面上(オンスクリーン)のソフト機能キー列が呼び出
される。これらのキーのうちの1つは、「TEXT」と
いう名前が付けられている。このボタンを選択すると、
テキスト入力ボックス及びオンスクリーンの英数字キー
パッド(バックスペース及び改行キーを含む)が開かれ
る。ユ−ザは、テキストボックスに示されるキーパッド
から一度に1つの文字または数字を選択でき、又テキス
トボックスを移動し、又その大きさを変更することが可
能である。
【0151】多機能電話機は、多数の映像及び付随する
図形及び音声解析を記憶し再現する独特な能力を有す
る。3個のボタン、すなわち「メモリ」315、「次」
316、及び「前」317のボタンが、メモリ呼び出し
機能を補助する。もしユ−ザが関心のある特定のメモリ
映像を表示させたいと望む場合、次に示す一連の操作方
法が可能である。
【0152】すなわち、「メモリ」ボタンを用いてビデ
オソースとしてのメモリ映像を選択し、「次」及び
「前」と名前の付けられたボタンを用いて、映像につい
てのアクセスと表示を1回に1つずつ順を追って行い、
望む映像が視覚点検によって選択されるまで継続する方
法である。多機能電話機(又は他の類似の装置)は、符
号化され圧縮された形式でその内部メモリに映像を記憶
する。表示させるには、映像についてアクセスし、復号
化し、圧縮を解凍する必要がある。
【0153】もし映像が画面に表示されている場合に
は、映像送信ボタンを操作することにより画面上の映像
が他端の多機能電話機に送信される。送信動作が完了
後、ユ−ザは、「次」又は「前」ボタンを用いて別の映
像を選択してから映像送信ボタンを再度押すことによ
り、この別の映像を送信できる。
【0154】同様に、映像の記憶及び抹消動作もボタン
を押すことによって実行できる。なお、映像は、次に利
用可能なメモリ位置に記憶される。もし利用可能な空き
のメモリスロットがない場合、映像はメモリ内の「先入
れ」映像に重ね書きして記憶される。
【0155】したがって、映像メモリは、先入れ先出
し、すなわち最新に取り込まれた映像が記憶される方式
で円形バッファの手法によって動作する。抹消動作でメ
モリ内に空白部分が残るすことはない。メモリスロット
は抹消動作が行われる都度再構成される。
【0156】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0157】すなわち、本発明について特定のディジタ
ルデータ通信フォーマット(X.25) を用いて説明し
たが、他のディジタルデータフォーマットも利用が可能
である。これに加えて、上記実施例においては高速及び
低速音声更新(周期)レートをそれぞれ40及び100
msとなるように選択したが、これらの更新レートは、
装置についての望ましい動作特性に応じて利用される種
々のレートのうちの単なる代表例に過ぎない。
【0158】その上、送信用にグループ分けされた音声
データパケット、映像データパケット、及び解析データ
パケットの数も、音声更新レート及び他の望ましい装置
動作特性に応じて変わるものである。
【0159】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
ように解釈されるべきではない。
【0160】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、音
声データパケットが第1時間間隔の間に周期レートによ
り送信され、映像データパケット及び図形解析データパ
ケットが音声データパケットにインタリーブされて、第
1時間間隔に続く第2時間間隔の間に送信されるように
したので、受信側における音声データと映像データと図
形解析データとの、アナログ電話回線を介しての同時出
力が可能となる。したがって、音声、映像、及び図形解
析のデータパケット送信の効率の向上が図れる。
【0161】又、音声データパケットが、電話装置が映
像送信モードにないときには、映像送信モードにあると
きのデータレートよりも速いデータレートで送信される
ようにしたので、状況に応じて時間を有効に利用した更
に効率的なデータ送信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と、公衆交換電話ネットワークにおける
本発明の実施態様とを説明するブロック図である。
【図2】本発明による多機能電話機のブロック図であ
る。
【図3】図2の多機能電話機のキーパッドユニットのレ
イアウト図である。
【図4】図2の多機能電話機の送信動作を、図5と共に
説明する流れ図である。
【図5】図2の多機能電話機の送信動作を、図4と共に
説明する流れ図である。
【図6】図2の多機能電話機の受信動作を、図7と共に
説明する流れ図である。
【図7】図2の多機能電話機の受信動作を、図6と共に
説明する流れ図である。
【図8】本発明によって用いられる種々の送信手順を示
す説明図である。
【図9】音声データパケットのフォーマットを示す説明
図である。
【図10】映像、解析及び監視のデータパケットのフォ
ーマットを示す説明図である。
【図11】監視データパケットの送信動作を説明する流
れ図である。
【図12】監視データパケットの受信動作を説明する流
れ図である。
【符号の説明】
101、105 多機能電話機 102、104 アナログ回線(チップ/リング回線) 103 公衆交換電話ネットワーク 106 カメラ 107 ドキュメントスキャナ 108、109 ビデオディスプレイ 110 ビデオ/レーザプリンタ 111 ビデオテープレコーダ 112 ビデオフロッピーディスク 113、234 パーソナルコンピュータ(PC) 114、233 解析装置 220 アナログビデオ信号プロセッサ 221 (ビデオ)ディジタル信号プロセッサ(DS
P) 222 入出力(I/O)ポ−ト制御装置 223、262 RAM 224、263 ROM 225 VRAM(フレ−ムバッファ) 226 アナログ/ディジタル(A/D)変換器 227 NTSC/PALビデオ信号符号器/復号器
(コーデック) 231 ビデオ信号入力装置 232 ビデオ信号出力装置 235、243、254、256、257、258、2
59、264 パス 240 音声信号プロセッサ 241 (音声)ディジタル信号プロセッサ(DSP) 242 アナログ/ディジタル(A/D)符号器/復号
器(コーデック) 251、302 スピーカフォン 252 キーパッドユニット 252a プロセッサ 253 スイッチフック 255 パワースイッチユニット 260 ホストプロセッサ 261 プロセッサ 265 JPEGインタフェ−ス 280 モデム 281 ディジタル信号プロセッサ(DSP) 282 A/D変換符号器/復号器(コーデック) 283 アナログインタフェ−ス回路 284 データポンプ 290 チップ/リング(T/R)回線インタフェ−ス
回路 291 自動応答回路 301 ダイヤルパッドボタン 303 音量調整ボタン 304 「保留」(ホールド)ボタン 305 「無音」(ミュート)ボタン 306 「再ダイヤル」ボタン 307 「フラッシュ」ボタン 310 「送信」ボタン 311 「取消」ボタン 312 「消去」ボタン 313 「記憶」ボタン 314 「メニュー」ボタン 315 「メモリ」ボタン 316 「次」ボタン 317 「前」ボタン 318 「最後入」ボタン 319 「プレビュー」ボタン 600 映像データのない場合の送信シーケンス 610 映像データのある場合の送信シーケンス 710 音声データパケット送信メッセ−ジ(リンク層
メッセ−ジ) 720 音声フレ−ム(リンク層メッセ−ジ) 810 映像、解析、及び監視メッセ−ジパケット構造
(ネットワーク層メッセ−ジ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン チャールズ ジック アメリカ合衆国、08873 ニュージャージ ー、サマセット、ドリフトウッド ドライ ブ 102 (72)発明者 チャールズ ハル アメリカ合衆国、07719 ニュージャージ ー、ウォール、アダム ストリート 2921 (72)発明者 マヘンドラ プラタップ アメリカ合衆国、07735 ニュージャージ ー、クリフウッド ビーチ、ビーチ ドラ イブ 301 (72)発明者 ジェロメ プレスティナリオ アメリカ合衆国、08807 ニュージャージ ー、ブリッジウォーター、スチール ギャ ップ ロード 530 (72)発明者 ミナカナグルキ ベンカタスワミィ ラン ガナス アメリカ合衆国、07738 ニュージャージ ー、リンクロフト、リスク コート 6 (72)発明者 ジョン フランク リベラ アメリカ合衆国、07731 ニュージャージ ー、ハウエル、グレン アーデン ドライ ブ 12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号と映像信号と図形解析信号とを
    得る手段(440、431、439)と、 前記装置に接続されたアナログ回線上での第1レートに
    よる周期的送信のために、前記得られた音声信号を1群
    の音声データパケットに符号化する(441)の第1手
    段と、 前記得られた映像信号を1群の映像データパケットとし
    て符号化する(610)ための且つ、前記得られた図形
    解析信号を1群の図形解析データパケットとして符号化
    するための且つ、前記アナログ回線上でこれら映像デー
    タパケットと図形解析データパケットとを前記音声デー
    タパケットにインタリーブさせて送信する第2手段とか
    らなり、 前記第2手段による送信において、前記音声データパケ
    ットが、前記映像データパケットと前記図形解析データ
    パケットとにほぼ同期する状態で送信されることを特徴
    とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記音声データパケットが第1時間間隔
    の間に送信され、前記映像データパケット及び前記図形
    解析データパケットが、前記第1時間間隔に続く第2時
    間間隔の間に送信される、ことを特徴とする請求項1の
    装置。
  3. 【請求項3】 もし前記図形解析信号が予め定められた
    時間長さ内において変化する場合に図形解析信号サンプ
    ルを生成する(907ー913)ための且つ、各図形解
    析信号サンプルについて図形解析信号ブロックを形成す
    る手段をさらに有し、 前記各図形解析信号パケットが、複数の前記図形解析信
    号ブロックからなることを特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 映像データパケットと図形解析データパ
    ケットとにインタリーブされた音声データパケットを、
    前記装置に接続されたアナログ回線上で受信する(50
    1ー525)手段と、 前記受信された音声データパケットと映像データパケッ
    トと図形解析データパケットとを、前記装置からの出力
    用として音声信号と映像信号と図形解析とにそれぞれ復
    号化する(537、549、図12)の手段とを更に有
    することを特徴とする電話装置。
  5. 【請求項5】 前記受信された音声データパケットが、
    第1時間間隔の間に受信され、 前記映像データパケット及び前記図形解析データパケッ
    トが、前記第1時間間隔に続く第2時間間隔の間に受信
    される、ことを特徴とする請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 音声信号と映像信号と図形解析信号とを
    得る(440、431、439)手段と、 交換式電話ネットワークのアナログ回線上での同時送信
    用として、前記得られた音声信号と映像信号と図形解析
    信号との各々をデータパケット内の別個の論理チャネル
    として符号化する(610)手段とをさらに有すること
    を特徴とする電話装置。
  7. 【請求項7】 前記データパケットが、前記音声信号と
    前記図形解析信号とがほぼ同期することが確実になるよ
    うな順序で送信される、ことを特徴とする請求項6の装
    置。
  8. 【請求項8】 音声信号と映像信号と図形解析信号とを
    得る(440、431、439)ステップと、 前記電話装置に接続されたアナログ回線上での第1レー
    トによる周期的送信のために、前記得られた音声信号を
    1群の音声データパケットに符号化する(441)ステ
    ップと、 前記得られた映像信号を1群の映像データパケットとし
    て符号化する(610)ステップと、 前記得られた図形解析信号を1群の図形解析データパケ
    ットとして符号化する(610)ステップと、 前記アナログ回線上でこれら映像データパケットと図形
    解析データパケットとを前記音声データパケットとにイ
    ンタリーブさせて送信するステップと、からなることを
    特徴とする電話装置の作動方法。
  9. 【請求項9】 映像データパケットと図形解析データパ
    ケットとにインタリーブされた音声データパケットを、
    前記装置に接続されたアナログ回線上で受信する(50
    1ー525)ステップと、 前記受信された音声データパケットと映像データパケッ
    トと図形解析データパケットとを、前記装置からの出力
    用として音声信号と映像信号と図形解析とにそれぞれ同
    時に復号化する(537、549、図12)ステップと
    をさらに有し、 前記同時復号化により、前記電話装置から音声データと
    映像データと図形解析データとが同時に出力される、こ
    とを特徴とする電話装置の作動方法。
  10. 【請求項10】 音声信号と映像信号と図形解析信号と
    を得る(440、431、439)ステップと、 交換式電話ネットワークのアナログ回線上での同時送信
    用として、前記得られた音声信号と映像信号と図形解析
    信号との各々をデータパケット内の別個の論理チャネル
    として符号化する(610)ステップとを更に有するこ
    とを特徴とする電話装置の作動方法。
JP6101724A 1993-04-20 1994-04-18 音声と映像と図形解析信号を扱う電話装置及びその作動方法 Pending JPH0799540A (ja)

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