JPH08195944A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH08195944A
JPH08195944A JP7176205A JP17620595A JPH08195944A JP H08195944 A JPH08195944 A JP H08195944A JP 7176205 A JP7176205 A JP 7176205A JP 17620595 A JP17620595 A JP 17620595A JP H08195944 A JPH08195944 A JP H08195944A
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JP
Japan
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screen
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display
image data
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Pending
Application number
JP7176205A
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English (en)
Inventor
Shigenori Morikawa
重則 森川
Yuichiro Irie
雄一郎 入江
Shigeki Kurahashi
成樹 倉橋
Shingo Komata
伸五 小俣
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/555,183 priority patent/US5867209A/en
Publication of JPH08195944A publication Critical patent/JPH08195944A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
    • H04M11/068Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors using time division multiplex techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/147Communication arrangements, e.g. identifying the communication as a video-communication, intermediate storage of the signals

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  • Signal Processing (AREA)
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高品位な画像を送受信すると共に、使い勝手の
よい小型軽量で拡張性に富んだテレビ電話装置を提供す
る。 【解決手段】NCU部95又は入力端子を介して画像及び
音声の両データを取込み、各データ毎にRAM933 ,96
2 に記憶させる。画像データを画像圧縮伸長回路934 で
符号化して圧縮する一方、音声データを音声圧縮伸長回
路963 で符号化して圧縮し、モデム部98で画像及び音声
の両データを変調し、アナログ公衆回線を介して通話相
手側に伝送する。通話相手側から送られてきた画像及び
音声の両データをNCU部95を介して取込み、モデム部
98でこれら両データを分離復調した後、各データ毎にR
AM933 ,962 に記憶させ、画像データを画像圧縮伸長
回路934 で復号化して伸長し、音声データを音声圧縮伸
長回路963 で復号化して伸長し、外部接続されたテレビ
受像機に画像を表示しながら既存の電話機で会話する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーの間欠静止
画の画像データを音声データと共に伝送するテレビ電話
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時における高度情報化社会の発達に伴
い、大容量の各種情報を高速に伝送する通信媒体に対す
る需要がますます増加している。そこで、このような需
要に対応すべく、1988年にTTC(Telecom
munication Technology Com
ittee:(社)電信電話技術委員会)の標準通信方
式としてJJ−40.10「アナログ電話帯域静止画像
通信方式」が制定され、これにより通信回線を介して白
黒の画像データを相互に授受することが可能となってお
り、その後、1989年にTTCの標準通信方式が改定
され、白黒の画像データのみならず、カラーの画像デー
タを授受することも可能となり、これらのTTCの標準
通信方式に沿ったテレビ電話装置が種々開発されてい
る。
【0003】テレビ電話装置は、接続する通信網の種類
と画像及び音声の伝送機能の種類によって、例えば、ア
ナログ公衆回線に接続して白黒静止画像やカラー静止画
像を伝送するもの、また、カラー動画像を伝送するもの
等があり、音声による説明だけでは相手に伝わりにくい
情報を見せて伝達することができるというメリットや、
相手の表情を見ながら通話が行えるというメリット等が
あることから普及が有望視されている。
【0004】例えば、アナログ公衆回線に接続して白黒
静止画像を伝送する白黒静止画テレビ電話装置では、画
像データを圧縮することなく、そのまま伝送する方式を
採っており、例えば、1画面が100×160画素で6
4階調(6ビット)の白黒画像データを扱う場合、10
0×160×6=960,000ビットのデータを約
8,740bps(Bit Per Second)程
度の伝送速度で伝送していたため、1画面分の画像デー
タの伝送に約11秒の時間を要していた。
【0005】このように、画像データは情報量が多く、
そのままの形で処理するにはメモリ容量、通信速度等の
関係から、蓄積型の目的以外では実用的でない。そこ
で、伝送する画像データ及び音声データを、例えば1/
20から1/100程度に圧縮して伝送することによ
り、アナログ電話帯域を利用して、2〜10枚/秒程度
のカラー動画像の送信・受信を可能とした動画テレビ電
話装置がある。
【0006】この画像データの圧縮伝送は、きわめて膨
大な量のデータを伝送するため、多少の伝送遅れが発生
しても通話の進行に対する影響があまり大きくない、可
変長符号化方式(例えば、CCITT勧告H.261に
基づく可変長符号化方式等)が一般に使われている。
【0007】一方、音声データの圧縮伝送では、音声デ
ータをデジタル化することにより、平均ビット長を圧縮
することができるが、一般に、最大ビット長が保証され
ないエントロピー圧縮(例えば、ハフマン符号化等)を
音声信号に適用すると、エントロピー圧縮によって音声
信号が長いビット長に生成されてしまった場合、音声信
号に大きな伝送遅れが発生し、通話の進行に対する影響
が大きくなるため、固定化ビット長で符号化して伝送し
ている。
【0008】なお、このようなアナログ通信網に接続さ
れるテレビ電話装置では、画像データと音声データとを
多重化して送受信する通信機能を有しており、その接続
される通信網に対する通信手順と、その通信手順に基づ
いて通信信号に付加して送受信される画像データと音声
データの符号化処理に関しては、ITU−T勧告等によ
って通信網の種類毎に規定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかして、従来のテレ
ビ電話装置は、例えばUSP5,077,784号に記
載されているように、電話機とカメラと表示装置が一体
となっているものが多く、そのため表示部が小さくな
り、複数の画面を同時に表示すると見にくいという問題
がある。
【0010】また、USP4,985,911号に記載
されているように、既存の電話機に着脱可能に接続され
るテレビ電話装置もある。この場合も、やはり表示部が
小さくなり、複数の画面を同時に表示すると見にくい。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、複数の画面
を同時に表示するテレビ電話装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1) 画像データ及び音声データを取込む取込手段
と、上記取込手段により取込まれた画像データ及び音声
データを通信回線に送信するとともに、通信回線から画
像データ及び音声データを受信する通信制御手段と、上
記通信制御手段により受信された画像データ及び音声デ
ータまたは上記取込手段により取込まれた画像データ及
び音声データを出力する出力手段とを具備したテレビ電
話装置において、上記通信制御手段は、通信回線に接続
する第1の入出力端子と、外部電話機に着脱可能に接続
する第2の入出力端子とを備えて該通信回線と外部電話
機との間に介在するように設けられ、上記出力手段は、
画像データを着脱可能な外部表示装置に出力する映像出
力端子と、上記通信制御手段により受信された画像デー
タまたは上記取込手段により取込まれた画像データを編
集して、表示画面を複数の領域に分割して1つの画面に
複数の画像を表示させる画像データを上記映像出力端子
に出力する表示制御手段とを具備するようにしたもので
ある。
【0012】上記のような構成とすれば、通信回線と既
存の外部電話機及び外部表示装置に接続するだけで、受
信された画像データまたは取込んだ画像データを編集
し、当該外部表示装置の表示画面を複数の領域に分割し
て1つの画面に複数の画像を表示させることができる。
【0013】(2) 上記(1)項において、上記取込
手段は外部マイクを接続するマイク入力端子を有し、外
部マイクからの音声データを取込む手段を有するように
したものである。
【0014】上記のような構成とすれば、上記(1)項
に加えて、外部マイクからの音声データをも取込んで伝
送させることが可能となるので、その外部マイクを使っ
て複数の人の声や外部の音声を入力して、その音声を通
話相手側に伝えることができる。
【0015】(3) 上記(1)項において、上記出力
手段は外部スピーカを接続する音声出力端子を有し、外
部スピーカへ音声データを出力する手段を有するように
したものである。
【0016】上記のような構成とすれば、上記(1)項
に加えて、外部スピーカを接続可能としたため、通話相
手側や双方の音声を外部スピーカより音声出力して、そ
の音声を複数の人が聞くことができる。
【0017】(4) 上記(1)項において、上記外部
表示装置はテレビジョン受像機であり、上記出力手段は
該テレビジョン受像機の画面に画像データを表示させ、
該テレビジョン受像機のスピーカで音声データを報音さ
せる手段を有するようにしたものである。
【0018】上記のような構成とすれば、上記(1)項
に加えて、外部表示装置を既存のテレビジョン受像機と
し、テレビ電話装置に設けられた音声出力端子とテレビ
ジョン受像機の音声入力端子とを接続して、テレビジョ
ン受像機の大きな画面とスピーカからテレビ電話装置の
画像と音声とを出力することができ、特に一体型のテレ
ビ電話装置では実現不可能な大型の画面を活かして多彩
な画面表示を行なうことができる。
【0019】(5) 自画像と相手画像の画像データを
送受信するテレビ電話装置において、表示画面を複数の
領域に分割し、精細度の異なる画像データを1つの画面
の異なる領域に表示する表示制御手段を有するようにし
たものである。
【0020】上記のような構成とすれば、表示画面を複
数の領域に分割し、精細度の異なる画像データを1つの
画面の異なる領域に表示することで、精細度の異なる自
画像と相手画像を同時に表示して、見比べて会話するこ
とできるため、便利で操作性が向上する。また、通信状
況に応じて簡易画像を先に送信した後、時間をかけて精
細画像を送信するなど、種々のパターンで画像データを
伝送して、それらをわかりやすく表示することができ
る。さらに、自画像の画像データを自分の表示画面で見
ることができるため、画像の取込みが正常か否か、ある
いは、通話相手側に送られる自画像のチェックができ
る。
【0021】(6) 上記(5)項において、上記表示
制御手段は、表示画面を4つの領域に分割し、第1の領
域に自画像の第1の精細度の画像を表示させ、第2の領
域に自画像の第2の精細度の画像を表示させ、第3の領
域に相手画像の第1の精細度の画像を表示させ、第4の
領域に相手画像の第2の精細度の画像を表示させるよう
にしたものである。
【0022】上記のような構成とすれば、上記(5)作
用に加えて、表示画面を4つの領域に分割し、自画像の
第1の精細度の画像、自画像の第2の精細度の画像、相
手画像の第1の精細度の画像及び相手画像の第2の精細
度の画像を同時に表示させるので、画像同士の比較が容
易となり、操作性が向上する。
【0023】(7) 上記(5)または(6)項におい
て、上記第1の精細度の画像は間欠動画であり、第2の
精細度の画像は静止画であるようにしたものである。上
記のような構成とすれば、上記(5)または(6)項に
加えて、第1の精細度の画像を間欠動画とし、第2の精
細度の画像を静止画としたので、必要に応じて高品位な
画像あるいは画質は低下するが動きのある臨場感に富ん
だ画像を送受信して表示させることができる。
【0024】(8) 上記(6)項において、上記表示
制御手段は、上記4つの領域のうち、未使用の領域を単
一の色で表示させる手段を有するようにしたものであ
る。上記のような構成とすれば、上記(6)項に加え
て、上記4つの領域のうち、未使用の領域を単一の色で
表示させるため、なんらかの意図に基づいた操作により
画像が表示されない場合にはその意図を色で表現するこ
とができ、使い勝手のよいものとすることができる。
【0025】(9) 自画像と相手画像の画像データを
通信回線を介して送受信し、自画像または相手画像を画
面に表示させる表示制御手段を備えたテレビ電話装置に
おいて、上記表示制御手段は、表示画面全体に1つの画
像を表示させるフル画面表示手段と、表示画面を複数の
領域に分割して互いに異なる画像を表示させるマルチ画
面表示手段と、表示画面の1部分に縮小画像を子画面と
して表示させる親子画面表示手段とを具備するようにし
たものである。
【0026】上記のような構成とすれば、フル画面表
示、マルチ画面表示及び親子画面表示を適宜必要に応じ
て切換えることにより、その通話状態に適した多彩な画
面表示状態とすることができる。
【0027】(10) 上記(9)項において、上記親
子画面表示手段は、通信回線の接続前と接続後とで子画
面の表示形態を変えるようにしたものである。上記のよ
うな構成とすれば、上記(9)項に加えて、上記親子画
面表示では通信回線の接続前と接続後とで子画面の表示
形態を変えるため、通信回線の接続状態を視覚的に容易
に判断することができる。
【0028】(11) 上記(5)乃至(10)項のい
ずれかにおいて、通信回線に接続する第1の入出力端子
と、外部電話機に着脱自在に接続する第2の入出力端子
とを備えて該通信回線と外部電話機との間に介在するよ
うに設けられる通信制御手段をさらに備え、上記表示制
御手段は、画像データを着脱可能な外部表示装置に出力
する映像出力端子と、画像データを上記映像出力端子に
出力する出力手段とを具備するようにしたものである。
【0029】上記のような構成によれば、上記(5)乃
至(10)項に加えて、通信回線と既存の外部電話機及
び外部表示装置に接続するだけで、小型軽量で拡張性に
富んだ簡易型のテレビ電話装置を実現することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明をテレビ電話装置に
適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説
明する。なお、以下、通信回線としては一般アナログ公
衆回線(PSTN)を使用するものとする。
【0031】図1は本実施の形態に係るテレビ電話装置
41の外観斜視図であり、図2(a)は同テレビ電話装
置41の背面図、図2(b)は同平面図、図2(c)は
同正面図、図2(d)は同側面図、図2(e)は同底面
図である。
【0032】図1及び図2において、テレビ電話装置4
1は、その前面に画像を取込むための円筒状のカメラブ
ロック42を備え、そのカメラブロック42には、入力
画像取込調整用のフォーカス調整レバー43、画角調整
用のレンズ切換レバー44、画像の取込みを禁止するレ
ンズカバーレバー45、及び画像を取込むためのカメラ
レンズ部46を備えている。
【0033】また、上記以外に装置前面部には、テレビ
電話の開始時と終了時とに使用するスタート/ストップ
ボタン47、このスタート/ストップボタン47に組込
まれた使用状態を示すためのLED(Light Em
itting Diode)48、テレビ電話装置41
を後述するリモコンからの信号によって制御するための
リモコン受光部49を備えている。
【0034】また、本実施の形態のテレビ電話装置41
の背面には、図2(a)に示すように電話回線への接続
端子(6極4芯)51、既存の電話機との接続端子(4
極4芯)52、外部からの画像と音声とを取込むための
映像入力端子53、音声入力端子54、マイク入力端子
55、外部への画像/音声を出力するための映像出力端
子56、音声出力端子57が設けられている。
【0035】また、これ以外に、マイク入力及び音声入
力の音量を制御をするための、マイク入力レベル調整つ
まみ58、ライン入力レベル調整つまみ59が設けられ
ている。
【0036】さらに、電源関係では、AC電源入力端子
60と主電源スイッチ61とを備えている。図3は上記
図1及び図2で示したテレビ電話装置41を制御するた
めのリモコン62を示すものであり、図3(a)は上面
図、図3(b)は正面図である。図3(a)において、
上面部にはテレビ電話装置41を制御するための赤外線
を変調したリモコン制御信号を発するリモコン送信部6
3が設けられている。
【0037】また、図3(b)に示すリモコン62に
は、各種操作キーが配列されており、キーボードの機能
を切換えてキーの数以上の操作を行えるようにしたファ
ンクションキー64、マルチ画面の選択や「YES」を
選択する場合のマルチ画面/YES選択キー65、子画
面の選択や「NO」を選択する場合の子画面/NO選択
キー66、データを保存する場合の保存キー67、画像
データ等を取込む場合の取込キー68、マルチ画面を選
択した場合に各画面を選択する画面選択キー69、保存
している画像データ等を削除する場合の削除キー70、
カメラブロック42から取込んだ画像と映像入力端子5
3から入力される画像とを切換えるカメラ/ビデオ選択
キー71、カメラ等で取込んだ画像データ等を送信する
送信キー72、テレビ電話の通話相手側を呼出す場合の
呼出キー73、テレビ電話装置41の所定の動作を開始
させ、あるいは停止させるスタート/ストップキー74
などを備えている。
【0038】図4(a)乃至図4(c)は上記した構成
のテレビ電話装置を既存の電話機、テレビジョン受像機
(以下、テレビと略称する)、通信回線(この場合、一
般加入者回線)に接続した接続構成図である。
【0039】図4(a)はテレビ電話接続前の状態を示
しており、電話機の親機84が接続ケーブル83を介し
て電話回線82に接続されている。図4(a)におい
て、81は接続前のテレビであり、85は上記親機84
と通信を行なう電話機の子機である。
【0040】図4(b)はテレビ電話接続後の状態を示
す図であり、電話機(親機)84に接続していた接続ケ
ーブル83を本実施の形態のテレビ電話装置41の電話
回線接続端子51(図2)に接続し、接続ケーブル81
bを介してテレビ電話装置41の電話機接続端子52に
電話機(親機)84を接続している。さらに、AVコー
ド81aを介してテレビ電話装置41の映像出力端子5
6、音声出力端子57にテレビ81を接続している。ま
た、電源入力端子60にはACコードが接続されて電力
が供給される。
【0041】このような接続状態において、図2に示す
本体背面の主電源スイッチ61をオンにすると、イニシ
ャライズを実行して接続完了となる。図4(c)はテレ
ビ電話装置41をテレビ81と電話機86とに接続し
て、通話相手側のテレビ電話装置と一般アナログ公衆回
線(PSTN)87を介して画像データ及び音声データ
の送受信を行なう場合の基本構成図である。
【0042】この場合、接続ケーブル83を本実施の形
態のテレビ電話装置41の電話回線接続端子51(図
2)に接続し、接続ケーブル81bを介してテレビ電話
装置41の電話機接続端子52に電話機86を接続して
いる。さらに、AVコード81aを介してテレビ電話装
置41の映像出力端子56、音声出力端子57にテレビ
81を接続している。また、電源入力端子60にはAC
コードが接続されて電力が供給される。通話相手側にお
いても同様の接続状態とする。
【0043】次に図5により上記テレビ電話装置41内
の回路構成について説明する。同図に示す如くテレビ電
話装置41は、カメラ部91、ビデオ回路部92、ビデ
オ処理部93、ビデオ表示部94、NCU(Netwo
rk Control Unit)部95、音声処理部
96、CPU(Central Processing
Unit)部97、モデム(MODEM,MOdul
ation andDEModulation)部9
8、キー・LED99およびリモコン62よりなってい
る。
【0044】カメラ部91は、テレビ電話装置41に周
囲の画像を取込むためのもので、レンズ911、CCD
(Charge Coupled Device)91
2、CCDドライバー913、A/D変換器、D/A変
換器、フィルタ等からなるアナログLSI(図では「A
D/DA」と示す)914、色処理の為のDSP(Di
gital Signal Processor)91
5より構成している。
【0045】ここで、レンズ911は、ガラス又はプラ
スチックからなる光学レンズであり、CCD912は、
レンズ911によって結像された光の強度に基づいた電
気信号を発生するものである。そして、この発生した電
気信号をドライバー913で増幅し、アナログLSI9
14でA/D変換するもので、このA/D変換された画
像デジタルデータは、DSP915により色処理が施さ
れた後、再びアナログLSI914によりD/A変換さ
れ、ビデオ信号として出力されるようにしている。
【0046】ビデオ回路部92は、同期分離、フィルタ
ー等のディスクリート回路であり、入力として、カメラ
部91と画像入力端子から入力があり、リモコン62か
らの制御により、これらの2つの入力の切換を行なうよ
うにしている。そして、このビデオ回路部92で入力処
理されたビデオ信号は、ビデオ処理部93の入力信号と
して与えられる。
【0047】ビデオ処理部93は、A/D変換器、D/
A変換器、PLL回路、フィルター回路等からなるアナ
ログLSI931、画像入力制御回路932、RAM
(Random Access Memory)93
3、画像圧縮・伸張回路934から構成している。
【0048】そして、ビデオ回路部92により同期分離
の後、輝度、色差信号は、各々アナログLSI931に
より、A/D変換され、デジタルデータとして、画像入
力制御回路932のコントロールに従って各々RAM9
33に一時記憶される。このRAM933に一時記憶さ
れた入力画像データは、後述するCPU部97からの命
令により、画像入力制御回路932から順次読み出さ
れ、画像圧縮・伸張回路934に送出されるようにして
いる。
【0049】画像圧縮・伸張回路934は、入力画像を
所定の符号化方式、すなわち取り扱う画像の種類(この
場合、静止画)に応じて、例えばJPEG(Joint
Photographic Coding Expe
rts Group)アルゴリズムにより8×8画素ブ
ロック毎のDCT(Discrete CosineT
ransform:離散コサイン変換)量子化、ハフマ
ン符号化などにより、圧縮・符号化処理を実行するもの
で、処理後のデータを順次RAM933に書込むように
している。また、画像圧縮・伸張回路934は、圧縮・
符号化された画像データを上記とは逆に復号化、伸張す
る機能をも有し、RAM933に画像圧縮・量子化、符
号化されたデータを、順次読出し、復号化、逆量子化、
伸張処理を行ない、順次RAM933に書込むようにも
している。これにより、RAM933は、入力画像デー
タ、圧縮画像データ、伸張画像データのそれぞれの記憶
領域に記憶しており、各々の領域を画像入力制御回路9
32によりコントロールされるようになっている。
【0050】ビデオ表示部94は、表示制御回路94
1、RAM942、OSDC(OnScreen Di
splay Cotroler)943より構成してい
る。表示制御回路941は、後述するCPU部97から
の命令により、RAM933に一時記憶されている入力
画像また伸張画像をRAM942に順次転送し、これら
の画像を表示仕様に応じて補間、間引きを行なって出力
画像信号を生成し、RAM942に一時記憶させるよう
にしている。また、CPU部97からの命令により、O
SDC943に内蔵されている文字ROM(Read
Only Memory)を読出し、RAM942に一
時記憶されている出力画像信号と合成し、アナログLS
I931に送出するようにもしている。アナログLSI
931はこのデジタル信号をD/A変換し、ビデオ出力
信号として、画像出力端子に出力する。
【0051】NCU部95は、電話回線と電話機とを切
換えるための制御と、モデム部インタフェース、及び電
話機への音声出力信号を同時に外部出力するための回
路、電話機からの音声入力信号と外部音声入力、マイク
入力信号を合成するための回路等からなるディスクリー
ト回路である。そして、電話機からの音声入力信号、外
部からの音声入力信号、外部マイク入力端子からの音声
入力信号は、合成されて処理する音声処理部96へ送ら
れる。逆に音声処理部96からの出力信号は、電話機及
び音声出力端子へ出力される。
【0052】音声処理部96は、CODEC961、R
AM962、音声圧縮・伸張回路963より構成してい
る。CODEC961は、フィルターA/D変換器、D
/A変換器よりなっていて、上記NCU部93からの音
声信号(アナログ信号)をA/D変換して順次RAM9
62に一時記憶するようにしている。音声圧縮・伸張回
路963は、RAM962に一時記憶されたデジタル音
声データを、例えば、CELP(Code−Excit
ed Linear Prediction)アルゴリ
ズムにより、一定時間の入力データに対して、分析する
手段、分析されたパラメータにより波形合成する手段、
入力波形及び合成波形の誤差算出手段等による所定の符
号化方式によって圧縮・符号化処理を実行し、その圧縮
音声データをRAM962に一時記憶するようにしてい
る。
【0053】逆にRAM962に圧縮・符号化された圧
縮音声データは、音声圧縮・伸張回路963により復号
化、伸張処理され順次CODEC961によりD/A変
換されて、NCU部95を通り電話機への音声出力又は
音声出力端子に出力するようにもしている。
【0054】CPU部97は、CPU971、RAM9
72、GA(Gate Array)973により構成
している。CPU971は、本テレビ電話装置内の各部
を制御する各種制御信号をバスを介して各部に出力する
とともに、接続される通信回線の接続に応じた通信制御
プログラムを実行するものである。
【0055】また、CPU971は、カメラ部91また
は外部画像入力端子より入力された画像が圧縮・符号化
されてRAM933に一時記憶されている画像圧縮デー
タと、電話機又は外部音声入力、マイク入力からの音声
信号が圧縮・符号化されてRAM962に一時記憶され
ている音声圧縮データとを多重化し、画像・音声圧縮デ
ータとしてバスを介して後述するモデム部98に出力す
る。
【0056】逆にCPU971は、通話相手側のテレビ
電話装置(41′)から多重化して送信される画像・音
声データを受信し、これが後述するモデム部98により
復調されて入力されると、復調された画像・音声データ
を分離処理し、画像圧縮データとバスを介して上記RA
M933に出力するとともに、圧縮音声データをバスを
介してRAM962に出力する。
【0057】RAM972は、CPU971により実行
されるプログラム処理において利用されるプログラムデ
ータや、圧縮した画像及び音声データ等を格納する半導
体メモリである。
【0058】GA973は、CPU971周辺のランダ
ムロジックをまとめたもので、例えば、本テレビ電話装
置を制御するリモコン62からの入力信号取込回路等を
有している。
【0059】モデム部98は、変調、復調の制御を行な
うDSP981、A/D変換器、D/A変換器、フィル
ター及びNCUの制御とCPU I/Fと行なうAFE
(Analog Front End)982、ROM
983、RAM984により構成している。
【0060】DSP981及びAFE982は、CPU
971より送られてくる多重化された画像・音声圧縮デ
ータを、通信回線で伝送可能な伝送信号(アナログ信
号)に変換・送信する変調器(モジュレータ Modu
lator)としての機能と、逆に通信回線を介して送
られてきた伝送信号(アナログ信号)を、再びCPU9
71で解読可能なデジタル信号に戻す復調器(デモジュ
レータ demodulator)としての機能を備え
たものであり、NCU95によって利用する通信回線と
して一般加入者回線での使用が可能となっている。
【0061】ROM983はDSP981で利用するプ
ログラムやデータ等を格納する半導体メモリである。R
AM984は、DSP981で実行するプログラムをR
OM983よりブートして格納する目的と、DSP98
1が実行するプログラム処理において利用するプログラ
ムデータや、送受信データバッファ等で使用する半導体
メモリである。
【0062】なお、本実施の形態におけるモデム部98
及びNCU部95は、アナログ公衆回線での伝送速度1
4,400bps(bit per second)が
可能となっており、処理単位としては、画像データ、音
声データまたは制御データを各パケット構成として時分
割伝送を行い、1画面分の(通常)画像データを約3.
5秒に1コマの割合で間欠動画像として伝送し、また精
細画像データの場合は、約30秒かけて静止画として伝
送するようにしている。
【0063】次に、このようなテレビ電話装置41によ
る画像データ及び音声データの送受信を図6(a),
(b)により説明する。この場合、送信データおよび受
信データは、画像データ、音声データおよび制御データ
をパケット構成で時分割伝送を行なっている。各々のデ
ータにはヘッダ及びCRC符号が追加されるため、実際
に伝送して有効な画像データは約7,000bps、音
声データも約7,000bpsである。
【0064】すなわち、画像データとして、例えば1画
面が112×128画素で4096色(12bit)の
カラー画像データを扱う場合、1画面の画像データ量
は、112×128×12=172,032ビット(=
約21.5キロバイト)となり、画像圧縮処理により、
約1/7にデータ圧縮することで、24,500ビット
の画像データとし、この24,500ビットを1秒に伝
送できるビット数(約7,000ビット)で割った時
間、すなわち24,500÷7,000=3.5秒に1
コマの割合で間欠動画を伝送する。したがって、実際に
は、172,032ビットを3.5で割って求められる
49,152ビットの画像データを約1/7に圧縮して
約7,000ビットの画像データとして伝送している。
【0065】一方、音声データは量子化ビット数12ビ
ット、サンプリング周波数8KHzでサンプリングした
デジタルデータとして扱い、この12×8,000=9
6,000ビットの音声データを約1/14に圧縮して
約7,000ビットの音声として伝送している。
【0066】図6は多重化符号の構成を示すものであ
り、本実施例ではV.32bisモデムのため、多重化
符号を送受信双方で行なっている。次いで、上記のよう
に構成された本発明の一実施例のいくつかの動作例につ
いて説明する。
【0067】以下、本発明の一実施例における基本的な
動作を図7乃至図15により説明する。まず、このテレ
ビ電話装置41における画像データと音声データの送信
処理及び受信処理について、図5を参照しながら説明す
る。これらの処理は同時に並行して実行するため、以下
では、送信処理を画像送信処理と音声送信処理とにそれ
ぞれ分け、また、受信処理を画像受信処理と音声受信処
理とにそれぞれ分けて説明する。 (画像送信処理)画像送信処理では、カメラ部91のレ
ンズ911によってCCD912の受光面に結像された
光の強度に基づいて電気信号を発生し、この発生した電
気信号をドライバー913で増幅して、アナログLSI
914でA/D変換する。
【0068】このA/D変換されたデジタル値の画像デ
ータは、DSP915により色処理が施され、再びアナ
ログLSI914によりD/A変換されることで、カメ
ラ部91で撮像された画像データがビデオ信号としてビ
デオ回路部92に出力される。
【0069】ビデオ回路部92では、ビデオ信号を同期
分離した後、輝度信号、色差信号を、各々アナログLS
I931によりA/D変換し、デジタルデータとして画
像入力制御回路932のコントロールに従って各々RA
M933に一時記憶する。
【0070】RAM933に一時記憶された入力画像デ
ータは、後述するCPU部94からの命令により、画像
入力制御回路932から順次読出され、画像圧縮伸張回
路934に送出される。
【0071】画像圧縮伸張回路934は、入力画像を所
定の符号化方式、すなわち、取り扱う静止画像に応じた
JPEGアルゴリズムにより、8×8画素ブロック毎の
DCT量子化、ハフマン符号化により、圧縮・符号化処
理を実行し、処理後のデータを順次RAM933に書込
んでいく。
【0072】この圧縮された画像データはバスを介して
CPU971に読取られる。CPU971では、この画
像データに画像ヘッダを付け、バスを介してモデム部9
8に送出する。モデム部98は、このデータにCRC符
号を付加し、変調した後にNCU部95より通話相手側
に伝送させる。 (音声送信処理)音声送信処理では、テレビ電話装置4
1外部の電話機の親機84(または子機85)のハンド
セットの受話器から入力される音声データがNCU部9
5を介して音声処理部96に入力され、音声処理部96
のCODEC961でアナログ音声データをA/D変換
して順次RAM962に一時記憶する。
【0073】そして、音声圧縮伸張回路963では、R
AM962に一時記憶したデジタル音声データを、例え
ばCELPアルゴリズムにより一定時間の入力データに
対して分析する手段、分析されたパラメータにより波形
合成する手段、入力波形及び合成波形の誤差算出手段等
による所定の符号化方式によって、バスを介しての入力
データに対して圧縮(符号化)処理を実行し、その圧縮
音声データをRAM962に一時記憶させる。
【0074】この圧縮された音声データは、バスを介し
て上記CPU971に読取られ、CPU971は、これ
に音声ヘッダを付加し、バスを介してモデム部98に送
る。モデム部98では、このデータにCRC符号を付加
し、変調した後にNCU部95より通話相手側に伝送さ
せる。 (画像受信処理)画像受信処理では、電話回線を通して
送られてきた変調データをNCU部95を介してモデム
部98に送出する。モデム部98によって復調された受
信データは、バスを介してCPU971が読取る。CP
U971は、受信データ中の画像ヘッダの有無を判別
し、画像データである場合は、バスを介してビデオ処理
部93のRAM933に一時格納し、該RAM933か
ら画像圧縮・量子化・符号化されたデータを順次読出し
ながら、画像圧縮伸張回路934によって復号化、逆量
子化、伸張処理を行ない、順次RAM933に書込んで
いく。
【0075】RAM933に一時記憶されている入力画
像データまたは伸張画像データは、表示制御回路941
によってCPU部97からの命令によりRAM942に
順次転送され、表示仕様に応じて補間、間引きが行なわ
れて出力画像信号が作成され、RAM942に一時記憶
させる。表示仕様の一例としては、上記図9(c)の相
手画像105に示したものである。
【0076】また、CPU部97からの命令により、O
SDC943に内蔵されている文字ROMを読出して、
RAM942に一時記憶された出力画像信号と合成し、
アナログLSI931に送出する。アナログLSI93
1では、このデジタル信号をD/A変換し、ビデオ回路
部92を介してビデオ出力信号として画像出力する。 (音声受信処理)音声受信処理では、電話回線を通して
送られてきた変調データをNCU部95を介してモデム
部98によって復調する。復調された受信データは、バ
スを介してCPU971が読取る。CPU971は、受
信データ中の音声ヘッダの有無を判別し、音声データで
ある場合は、バスを介して一時的にRAM962に圧縮
(符号化)された圧縮音声データを格納した後、音声圧
縮伸張回路963により伸張(復号化)処理を実行し、
その伸張音声データを順次CODEC961によりD/
A変換し、NCU部95を通って電話機の親機84(ま
たは子機85)のハンドセットの受話器、あるいは図2
(a)の音声出力端子57へと出力させる。
【0077】次いで、図7及び図8のフローチャートに
より本実施の形態全体の処理内容を説明する。まずテレ
ビ電話装置41の電源が投入されると、初期設定が行な
われ(ステップB100)、各種フラグをリセットし、
あるいは画面表示をオフする。その後、電話機のオフフ
ック状態が検出されるまで待機する(ステップB10
1)。
【0078】次にこのテレビ電話装置41の操作を行な
う操作者によって上記図4(b)に示したようにテレビ
電話装置41に接続された電話機の親機84(または子
機85)のハンドセットが持ち上げられてオフフック状
態が検出されると、NCU部95を介して電話機からの
オフフック信号を監視していたモデム部98がバスを介
してCPU部97のCPU971にオフフックを知らせ
る。
【0079】このCPU971は、オフフック状態を検
出すると(ステップB101)、通常切られているビデ
オ回路92の電源をオンさせて画像表示をオンさせる
(ステップB102)。
【0080】このとき、カメラ部91では、画像入力動
作として自画像を簡易画像として取込み、その画像を画
面の所定位置に表示されるように画像出力動作を行な
う。この時の操作者自らの自画像の出力は、図9(a)
に示すようにテレビジョン受像機81の表示画面101
中の右下隅に、1/16のサイズの小画面102で親子
画面表示される(ステップB103)。
【0081】ここで、テレビ電話によって通話したい場
合は、操作者が図1のテレビ電話装置41の前面に付い
ているスタート/ストップボタン47または図3に示し
たリモコン62のスタート/ストップキー74を通話相
手側と双方で押下する必要がある。
【0082】このため、スタート/ストップボタン47
やスタート/ストップキー74が押下されたか否かを判
断し(ステップB104)、押下されていない場合は、
ステップB105でオンフックか否かを判断する。ステ
ップB105で、ハンドセットが上げられたままの状
態、すなわち、オンフックでない場合は、上記ステップ
B102に戻る。また、ハンドセットが置かれた状態、
すなわち、オンフックであれば上記初期状態のステップ
B100に戻る。
【0083】また、上記ステップB104で、ハンドセ
ットが上げられた状態でスタート/ストップボタン47
やスタート/ストップキー74が押下されたと判断する
と、再び自画像の取込みが開始され、図9(b)に示す
ように、表示画面101中の右下の1/4画面に自画像
103が表示され(ステップB106)、これと同時に
モデム部98によるネゴシエーションが開始され(ステ
ップB107)、画面表示は上記図9(b)に示した如
く表示画面101中にネゴシエーションの実行経過時間
表示104が約12秒間表示され、時間の経過とともに
上記図9(c)に示すように変化する(ステップB10
8)。
【0084】このように、本実施の形態では、ハンドセ
ットのオフフック状態だけでは簡易画像による自画像を
取込んで1/16の画面サイズで画像表示させるが、ス
タート/ストップボタン47やスタート/ストップキー
74が押下されて、通話相手側に対して回線接続のため
のネゴシエーションが開始されると1/4の画面サイズ
で自画像が表示されることから、自画像の表示画面サイ
ズを見るだけで、回線接続動作に入ったか否かを知るこ
とができる。
【0085】次に、ステップB109では、モデム部9
8によるネゴシエーションが終了したか否かを監視し
(ステップB109)、ネゴシエーションが終了した場
合は、次段のステップB110において、自画像の精細
画像を取込むためにリモコン62に設けられる取込キー
68が押下されたか否かを判断する。
【0086】ここで、取込キー68が押下された場合
は、自画像の精細画像を取込んでテレビジョン受像機8
1の表示画面101上に表示する(ステップB11
1)。図10は所望の精細画像を自画像として取込む場
合の表示画面101での表示状態を例示するものであ
り、まず、その対象物の画像を簡易画像表示画面に映し
て、アングルや位置を調整する。
【0087】例えば、自画像に代えて、映像入力端子5
3に接続されたVTRやビデオカメラを使って精細画像
を取込む場合は、図3(b)に示すリモコン62のカメ
ラ/ビデオ選択キー71を押下して入力を変更する。こ
れにより、図10(a)に示すように、簡易画像として
取込まれたカメラ画像106が表示画面101中の右下
に表示される。この図10(a)の図では、カメラ画像
106の位置がずれているため、対象物の像が欠けてい
る。このため、画面を見ながらアングルや位置を調整し
て、図10(b)のように1/4画面の中央に移動させ
る。
【0088】そして、この状態でリモコン62の取込キ
ー68を押下すると、そのキー68が押される度に取込
まれた精細画像のカメラ画像107が、図10(c)に
示すように、ディスプレイ画面の右上の分割画面に表示
される。
【0089】また、上記ステップB110で取込キー6
8が押下されないと判断した場合は何も行なわず、ステ
ップB112で今度はリモコン62に設けられた送信キ
ー72が押されたか否かを判断する。
【0090】この送信キー72は、前段で取込んだ自画
像の精細画像の画像データを通話相手側に送信する場合
のトリガーとなるキーである。送信キー72が押された
場合は、ステップB113でTRNSフラグを「1」に
して、送信開始の最初の状態を表示した後(ステップB
114)、通話相手側からの応答信号により精細画像の
画像データの受信が開始されたか否かを判断する(ステ
ップB115)。
【0091】このステップB114で取込まれた所望の
精細画像の画像データは上記図10(c)と同様であ
り、図示する如く、送信したい精細画像のカメラ画像1
07が分割画面右上の精細画像表示画面に表示されてい
る時に、リモコン62の送信キー72を押下する。する
と、その時点で簡易画像データの送信中であっても、簡
易画像データの送信動作が中断され、精細画像データの
送信が優先される。
【0092】上記ステップB112で送信キー72が押
されないと判断した場合は、ステップB116で上記T
RNSフラグが「1」か否かを調べ、TRNSフラグが
「1」でないとき、すなわち、精細画像が転送中でない
場合は、自画像を取込んで1/4画面表示を行なって
(ステップB117)、ステップB115に進む。
【0093】また、上記したステップB116でTRN
Sフラグが「1」の場合、すなわち精細画像が転送中で
ある場合は、ステップB118で送信状態を表示する。
図10(d)は上記図10(c)に対応したこのときの
表示画面101での表示状態を例示するものであり、精
細画像データが送信中であることを示す送信マーク10
8が精細画像107上に表示される。これにより、操作
者は、所望の精細画像の画像データが通話相手側へ送信
されていることを一目で理解することができる。
【0094】こうした送信状態の表示処理後、自分の精
細画像の画像データの送信が終了したか否かを判断して
(ステップB119)、送信中の場合は、何もせずにス
テップB115に進み、送信が終了した場合は、TRN
Sフラグを「0」にして(ステップB120)、送信終
了の表示を行なって(ステップB121)、ステップB
115に進む。
【0095】ステップB115では、相手からの精細画
像の受信が開始されたか否かを判断し、精細画像の画像
データの受信が開始された場合は、RCVフラグ(受信
フラグ)を「1」にセットし(ステップB122)、受
信開始の最初の表示を行なう(ステップB123)。
【0096】図11は上記図10(c),(d)の精細
画像の送信動作により通話相手側で精細画像が受信され
る際の画面状態を示す図である。図11に示される表示
画面110は、通話相手側のテレビ電話装置の表示画面
を見たものであり、図11(a)の表示画面110の右
下には、相手の自画像111が表示され、左上には、先
に送られてきた簡易画像の被写体112が表示されてい
る。
【0097】この表示の後は、ステップB124で再び
オンフックされたか否かを判断する。また、上記ステッ
プB115において、精細画像の受信が開始されない場
合は、RCVフラグが「1」か否かを調べる(ステップ
B125)。ここで、RCVフラグが「0」の場合、す
なわち、通話相手側から精細画像の画像データが送られ
ていない通常の受信状態では、通話相手側の簡易画像の
画像データ1枚分全てを受信したか否かを判断し(ステ
ップB126)、1枚の受信が終了したときのみ送られ
てきた相手画像を図9(d)に示すように1/4画面上
に表示して(ステップB127)、ステップB124に
進む。
【0098】また、上記ステップB126で、相手画像
1枚の受信が終了していない場合には、何もせずにステ
ップB124に進む。また、上記ステップB125でR
CVフラグが「1」の場合、すなわち、通話相手側から
精細画像の画像データが受信中の状態では、その受信状
態を画面上に表示する(ステップB128)。
【0099】図11(b)は上記図11(a)に対応し
たこのときの通話相手側での画面状態を示す図であり、
表示画面110の左下の分割画面に表示される。この受
信状態では、精細画像の受信中にブロック単位で送られ
てきた画像113が「受信中」の文字と合わせて分割画
面中の上部から順に表示されると共に、データ受信の実
行経過時間表示114が時間の経過に伴って順次変化し
ながら約30秒間表示される。
【0100】このステップB128の表示処理後、相手
方の精細画像1枚全ての受信が終了したか否かが判断さ
れる(ステップB129)。ここで、受信が終了してい
る場合は、RCVフラグをクリアして「0」とし(ステ
ップB130)、受信終了の表示を行なって(ステップ
B131)、通話相手側から送られてきた精細画像の画
像データに基づいて表示を行ない(ステップB13
2)、ステップB124に進む。
【0101】図11(c)は上記図11(b)に対応し
たこのときの通話相手側での画面状態を示す図であり、
上記図11(b)における画像113の「受信中」の文
字及び実行経過時間表示114が消えたことにより、受
信が終了したことが分かるようになっている。
【0102】また上記ステップB129で、受信が終了
していないと判断した場合は、何もせずにステップB1
24に進む。ステップB124では、ハンドセットがオ
ンフックされたか否か判断し、受話器が上げられている
オンフックでない状態では、上記したステップB110
に戻る。また、ハンドセットが置かれたオンフック状態
の場合は、上記ステップB100の初期状態に戻る。
【0103】なお、本実施の形態では、ハンドセットが
置かれてオンフック状態になると、テレビ電話装置41
の電源が自動的にオフとなり、テレビジョン受像機81
に出力されていた画像データ出力がなくなるため、表示
画面101での表示が消える。
【0104】以上述べたように、本発明の一実施例のテ
レビ電話装置では、通話相手側の顔を見ながら電話する
ことができるというテレビ電話装置本来の特長を生かし
つつ、既存の電話機や家庭用のテレビジョン受像機が使
え、一体型のテレビ電話装置では実現不可能な大画面に
より画面を分割して充分実用に耐える複数の画像をマル
チ表示できるとともに、装置本体を小型かつ軽量で低コ
スト化することができ、結果として高品位な画像伝送を
実現することができる。
【0105】次に、図12により他の表示例を説明す
る。すなわち、画像の送受信処理による上記図9乃至図
11で説明したのと同様の図12(a)に示すマルチ画
面表示の状態から、図12(b)に示すフル画面表示の
状態、図12(c)に示すピクチャーインピクチャー画
面(親子画面)表示の状態に自由に移行できるものであ
る。
【0106】ここで、図12(a)に示す4画面に分割
されたマルチ画面表示の、(1)が簡易画像、(2)が
精細画像、(3)が受信した簡易画像、(4)が受信し
た精細画像であるものとする。すなわち、(1)の簡易
画像は、画像の取込時間や伝送時間が短く、精細度の低
い画像であって、内蔵カメラや外部入力の画像を左右反
転して表示する。通常時に通話相手側に送信される画像
は、この簡易画像である。
【0107】(2)の精細画像は、画像の取込時間や伝
送時間が簡易画像に比べて長くなるが、精細度の高い緻
密な画像であって、カメラから取込まれた精細画像やメ
モリに記録された精細画像を表示する。通話相手側に精
細画像を送信する場合は、この(2)で表示されている
精細画像が送信される。
【0108】(3)の受信した簡易画像は、通話相手側
から送られてくる簡易画像を表示するものである。この
簡易画像は、通話相手側から平均3.5秒毎に間欠的に
送られてくる間欠動画である。
【0109】(4)の受信した精細画像は、通話相手側
から送られてくる静止画の精細画像を表示するものであ
る。このように、マルチ画面表示を行なって自画像と相
手画像、さらには、精細度の異なる画像を同時に画面表
示し、相互に画像を見比べながら、楽しく会話している
際に、図12(a)に示すマルチ画面の4画像の中か
ら、特に興味のある1画像を選択して図12(b)に示
すようにフル画面表示として拡大表示させることができ
る。
【0110】この図12(b)では、上記(4)の受信
した精細画像を取出して拡大表示したものである。これ
により、細かい画像内容まで見やすくなるとともに、1
つの画像に注目して会話するため、集中することができ
る。もちろん、上記(4)以外にも(1)の簡易画像、
(2)の精細画像、(3)の受信した簡易画像をそれぞ
れ選択して拡大表示することもできる。
【0111】さらに、上記図9(a)に示した動作初期
の親子画面のように図12(c)に示すピクチャーイン
ピクチャー(PinP)画面表示に移行することもでき
る。この場合、親画面(フル画面)の隅に子画面を追加
表示することにより、2画面表示を行なう状態に移行す
るもので、この親画面と子画面に表示する画像を変える
ことにより、種々の組合せパターンで画像表示すること
ができる。例えば、本動作例では、上記した(1)から
(4)までの各画像の組合せを「親画面の画像+子画面
の画像」のパターンで表わした場合、 「親:(1)簡易画像 +子:(3)受信した簡易画像」 「親:(2)精細画像 +子:(1)簡易画像」 「親:(2)精細画像 +子:(3)受信した簡易画像」 「親:(3)受信した簡易画像 +子:(1)簡易画像」 「親:(4)受信した精細画像 +子:(1)簡易画像」 「親:(4)受信した精細画像 +子:(3)受信した簡易画像」 などが考えられ、上記いずれかの組合せで主画面をフル
画面とし、従画面が子画面となるように状況に応じて選
択することができる。図12(c)は上記した最後のパ
ターン「(4)受信した精細画像+(3)受信した簡易
画像」の場合であり、共に相手画像のみを表示してい
る。
【0112】このように、本動作例のテレビ電話装置に
おける表示画面の特徴は、マルチ画面表示を行なって自
画像と相手画像だけでなく、精細度の異なる画像をも同
時に表示することにあるが、上記したようにマルチ画面
に表示された画像を抜き出してフル画面表示やPinP
画面表示をも選択できるようにすることにより、なお一
層便利で見やすい画面を構成することができる。
【0113】また、本動作例のテレビ電話装置では、例
えば図10(a)に示したように4画面に分割して、自
画像と相手画像を表示している以外の未使用分割画面領
域をブルーバックで表示するようにしている(ハッチン
グ部分)。これは、バックの色を所定の色で表示するこ
とにより、未使用分割画面領域内に文字等を表示する場
合に文字とバックとでコントラストがとれるため、視認
性良く表示できる利点がある。
【0114】また、未使用分割画面領域に色を付ける場
合、全領域を同一の色で表示したり、分割画面の機能
(例えば、表示する画面の位置が決まっている場合な
ど)に応じて色分けしてもよい。これにより、分割領域
の色を見ただけで分割画面の機能を容易に理解すること
ができる。さらに、上記のように機能別に色分けする場
合は、分割画面領域全部に色を付けるのではなく、当該
色で縁取りするなど、当該領域内の一部だけ色を付ける
ようにしても同様の効果が得られる。
【0115】以上述べたように、本実施の形態でのテレ
ビ電話装置は、自画像や相手画像ばかりでなく精細度の
異なる画像なども同時に表示することができるため、画
像を見比べながら会話することができ、便利で、操作性
を向上することができる。
【0116】なお、本発明は電話機及びテレビジョン受
像機に着脱可能に接続するテレビ電話装置に適用して好
適であるが、電話機あるいは画像表示装置を一体に設け
たテレビ電話装置にも適用することができる。
【0117】また、上記実施の形態では表示画面を4分
割してものを例示しているが、これに限定されるもので
はない。また、テレビ電話装置間を接続するのはアナロ
グ公衆回線に限らず、ISDN等他の通信回線でもよ
い。その他、画像データや音声データの圧縮方式、伝送
フォーマット等が例示のものに限定されないことは言う
までもない。
【0118】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、テレ
ビ電話装置において、1つの表示画面に複数の画像を様
々な形態で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るテレビ電話装置の
外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係るテレビ電話装置の背面、平
面、正面、側面及び底面を示す図。
【図3】同実施の形態に係るリモコンの外観構成を示す
図。
【図4】同実施の形態に係るテレビ電話装置の接続構成
を示す図。
【図5】同実施の形態に係るテレビ電話装置の回路構成
を示すブロック図
【図6】同実施の形態に係る多重化符号の構成を示す図
である。
【図7】同実施の形態の動作に係る処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図8】同実施の形態係る処理内容を示すフローチャー
ト。
【図9】同実施の形態係る画面表示状態を例示する図。
【図10】同実施の形態に係る画面表示状態を例示する
図。
【図11】同実施の形態に係る画面表示状態を例示する
図。
【図12】同実施の形態に係る画面表示状態を例示する
図。
【符号の説明】
41,41′…テレビ電話装置 42…カメラブロック 43…フォーカス調整レバー 44…レンズ切換レバー 45…レンズカバーレバー 46…カメラレンズ部 47…スタート/ストップボタン 48…LED 49…リモコン受光部 51…電話回線接続端子 52…電話機接続端子 53…映像入力端子 54…音声入力端子 55…マイク入力端子 56…映像出力端子 57…音声出力端子 58…マイク入力レベル調整つまみ 59…ライン入力レベル調整つまみ 60…AC電源入力端子 61…主電源スイッチ 62…リモコン 63…リモコン送信部 64…ファンクションキー 65…マルチ画面/YES選択キー 66…子画面/NO選択キー 67…保存キー 68…取込キー 69…画面選択キー 70…削除キー 71…カメラ/ビデオ選択キー 72…送信キー 73…呼出キー 74…スタート/ストップキー 81,81′…テレビジョン受像機 81a…AVコード 81b,83…接続ケーブル 82…電話回線 84…親機 85…子機 86,86′…電話機 87…一般アナログ公衆回線(PSTN) 91…カメラ部 92…ビデオ回路部 93…ビデオ処理部 94…ビデオ表示部 95…NCU部 96…音声処理部 97…CPU部 98…モデム部 99…キー・LED 911…レンズ 912…CCD 913…CCDドライバー 914,931…アナログLSI(AD/DA) 915…DSP 932…画像入力制御回路 933,942,962,972,984…RAM 934…画像圧縮・伸張回路 941…表示制御回路 943…OSDC 961…CODEC 963…音声圧縮・伸張回路 971…CPU 973…GA 981…DSP 982…AFE 983…ROM
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】例えば、アナログ公衆回線に接続して白黒
静止画像を伝送する白黒静止画テレビ電話装置では、画
像データを圧縮することなく、そのまま伝送する方式を
採っており、例えば、1画面が100×160画素で6
4階調(6ビット)の白黒画像データを扱う場合、10
0×160×6=96,000ビットのデータを約8,
740bps(Bit Per Second)程度の
伝送速度で伝送していたため、1画面分の画像データの
伝送に約11秒の時間を要していた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】画像圧縮・伸張回路934は、入力画像を
所定の符号化方式、すなわち取り扱う画像の種類(この
場合、静止画)に応じて、例えばJPEG(Joint
Photographic Coding Expe
rts Group)アルゴリズムにより8×8画素ブ
ロック毎のDCT(Discrete CosineT
ransform:離散コサイン変換)量子化、ハフマ
ン符号化などにより、圧縮・符号化処理を実行するもの
で、処理後のデータを順次RAM933に書込むように
している。また、画像圧縮・伸張回路934は、圧縮・
符号化された画像データを上記とは逆に復号化、伸張す
る機能をも有し、RAM933に記憶されている画像圧
縮・量子化、符号化されたデータを、順次読出し、復号
化、逆量子化、伸張処理を行ない、順次RAM933に
書込むようにもしている。これにより、RAM933
は、入力画像データ、圧縮画像データ、伸張画像データ
のそれぞれの記憶領域に記憶しており、各々の領域を画
像入力制御回路932によりコントロールされるように
なっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】ビデオ表示部94は、表示制御回路94
1、RAM942、OSDC(OnScreen Di
splay Cotroler)943より構成してい
る。表示制御回路941は、後述するCPU部97から
の命令により、RAM933に一時記憶されている入力
画像データまたは伸張画像データをRAM942に順次
転送し、これらの画像を表示仕様に応じて補間、間引き
を行なって出力画像信号を生成し、RAM942に一時
記憶させるようにしている。また、CPU部97からの
命令により、OSDC943に内蔵されている文字RO
M(ReadOnly Memory)から文字パター
ンデータを読出し、RAM942に一時記憶されている
出力画像信号と合成し、アナログLSI931に送出す
るようにもしている。アナログLSI931はこのデジ
タル信号をD/A変換し、ビデオ出力信号として、画像
出力端子に出力する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】音声処理部96は、CODEC961、R
AM962、音声圧縮・伸張回路963より構成してい
る。CODEC961は、フィルターA/D変換器、
D/A変換器よりなっていて、上記NCU部93からの
音声信号(アナログ信号)をA/D変換して順次RAM
962に一時記憶するようにしている。音声圧縮・伸張
回路963は、RAM962に一時記憶されたデジタル
音声データを、例えば、CELP(Code−Exci
ted Linear Prediction)アルゴ
リズムにより、一定時間の入力データに対して、分析す
る手段、分析されたパラメータにより波形合成する手
段、入力波形及び合成波形の誤差算出手段等による所定
の符号化方式によって圧縮・符号化処理を実行し、その
圧縮音声データをRAM962に一時記憶するようにし
ている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】逆にRAM962に記憶されている圧縮・
符号化された圧縮音声データは、音声圧縮・伸張回路9
63により復号化、伸張処理され順次CODEC961
によりD/A変換されて、NCU部95を通り電話機へ
の音声出力又は音声出力端子に出力するようにもしてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、CPU971は、カメラ部91また
は外部画像入力端子より入力された画像が圧縮・符号化
されてRAM933に一時記憶されている圧縮画像デー
タと、電話機又は外部音声入力、マイク入力からの音声
信号が圧縮・符号化されてRAM962に一時記憶され
ている圧縮音声データとを多重化し、画像・音声圧縮デ
ータとしてバスを介して後述するモデム部98に出力す
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】逆にCPU971は、通話相手側のテレビ
電話装置(41′)から多重化して送信される画像・音
声データを受信し、これが後述するモデム部98により
復調されて入力されると、復調された画像・音声データ
を分離処理し、圧縮画像データとバスを介して上記RA
M933に出力するとともに、音声圧縮データをバスを
介してRAM962に出力する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】モデム部98は、変調、復調の制御を行な
うDSP981、A/D変換器、D/A変換器、フィル
ター及びNCUの制御とCPUとのインタフェースを
なうAFE(Analog Front End)98
2、ROM983、RAM984により構成している。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】そして、音声圧縮伸張回路963、RA
M962に一時記憶したデジタル音声データを、例えば
CELPアルゴリズムにより一定時間の入力データに対
して分析、分析されたパラメータにより波形合成
入力波形及び合成波形の誤差算出するなどの所定の符号
を行なうことによって、バスを介しての入力データに
対して圧縮(符号化)処理を実行し、その圧縮音声デー
タをRAM962に一時記憶させる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】RAM933に一時記憶されている入力画
像データまたは伸張画像データは、表示制御回路941
によってCPU部97からの命令によりRAM942に
順次転送され、表示仕様に応じて補間、間引きが行なわ
れて出力画像信号が作成され、RAM942に一時記憶
させる。表示仕様の一例としては、上記図9(d)の相
手画像105に示したものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】また、CPU部97からの命令により、O
SDC943に内蔵されている文字ROMから文字パタ
ーンデータを読出して、RAM942に一時記憶された
出力画像信号と合成し、アナログLSI931に送出す
る。アナログLSI931では、このデジタル信号をD
/A変換し、ビデオ回路部92を介してビデオ出力信号
として画像出力する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小俣 伸五 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ及び音声データを取込む取込
    手段と、 上記取込手段により取込まれた画像データ及び音声デー
    タを通信回線に送信するとともに、通信回線から画像デ
    ータ及び音声データを受信する通信制御手段と、 上記通信制御手段により受信された画像データ及び音声
    データまたは上記取込手段により取込まれた画像データ
    及び音声データを出力する出力手段と、を具備したテレ
    ビ電話装置において、 上記通信制御手段は、通信回線に接続する第1の入出力
    端子と、外部電話機に着脱可能に接続する第2の入出力
    端子とを備えて該通信回線と外部電話機との間に介在す
    るように設けられ、 上記出力手段は、画像データを着脱可能な外部表示装置
    に出力する映像出力端子と、上記通信制御手段により受
    信された画像データまたは上記取込手段により取込まれ
    た画像データを編集して、表示画面を複数の領域に分割
    して1つの画面に複数の画像を表示させる画像データを
    上記映像出力端子に出力する表示制御手段とを具備して
    いることを特徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 上記取込手段は外部マイクを接続するマ
    イク入力端子を有し、外部マイクからの音声データを取
    込む手段を有することを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビ電話装置。
  3. 【請求項3】 上記出力手段は外部スピーカを接続する
    音声出力端子を有し、外部スピーカへ音声データを出力
    する手段を有することを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビ電話装置。
  4. 【請求項4】 上記外部表示装置はテレビジョン受像機
    であり、上記出力手段は該テレビジョン受像機の画面に
    画像データを表示させ、該テレビジョン受像機のスピー
    カで音声データを報音させる手段を有していることを特
    徴とする請求項1記載のテレビ電話装置。
  5. 【請求項5】 自画像と相手画像の画像データを送受信
    するテレビ電話装置において、 表示画面を複数の領域に分割し、精細度の異なる画像デ
    ータを1つの画面の異なる領域に表示する表示制御手段
    を有することを特徴とするテレビ電話装置。
  6. 【請求項6】 上記表示制御手段は、表示画面を4つの
    領域に分割し、第1の領域に自画像の第1の精細度の画
    像を表示させ、第2の領域に自画像の第2の精細度の画
    像を表示させ、第3の領域に相手画像の第1の精細度の
    画像を表示させ、第4の領域に相手画像の第2の精細度
    の画像を表示させることを特徴とする請求項5記載のテ
    レビ電話装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の精細度の画像は間欠動画であ
    り、第2の精細度の画像は静止画であることを特徴とす
    る請求項5または6記載のテレビ電話装置。
  8. 【請求項8】 上記表示制御手段は、上記4つの領域の
    うち、未使用の領域を単一の色で表示させる手段を有し
    ていることを特徴とする請求項6記載のテレビ電話装
    置。
  9. 【請求項9】 自画像と相手画像の画像データを通信回
    線を介して送受信し、自画像または相手画像を画面に表
    示させる表示制御手段を備えたテレビ電話装置におい
    て、 上記表示制御手段は、 表示画面全体に1つの画像を表示させるフル画面表示手
    段と、 表示画面を複数の領域に分割して互いに異なる画像を表
    示させるマルチ画面表示手段と、 表示画面の1部分に縮小画像を子画面として表示させる
    親子画面表示手段とを具備していることを特徴とするテ
    レビ電話装置。
  10. 【請求項10】 上記親子画面表示手段は、通信回線の
    接続前と接続後とで子画面の表示形態を変えることを特
    徴とする請求項9記載のテレビ電話装置。
  11. 【請求項11】 通信回線に接続する第1の入出力端子
    と、外部電話機に着脱自在に接続する第2の入出力端子
    とを備えて該通信回線と外部電話機との間に介在するよ
    うに設けられる通信制御手段をさらに備え、 上記表示制御手段は、画像データを着脱可能な外部表示
    装置に出力する映像出力端子と、画像データを上記映像
    出力端子に出力する出力手段とを具備していることを特
    徴とする請求項5乃至10のいずれかに記載のテレビ電
    話装置。
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