JPH07135612A - 画像信号変換装置、sstv信号復調装置及び映像信号復調装置 - Google Patents

画像信号変換装置、sstv信号復調装置及び映像信号復調装置

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JPH07135612A
JPH07135612A JP5304575A JP30457593A JPH07135612A JP H07135612 A JPH07135612 A JP H07135612A JP 5304575 A JP5304575 A JP 5304575A JP 30457593 A JP30457593 A JP 30457593A JP H07135612 A JPH07135612 A JP H07135612A
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signal
digital
analog
output signal
delay
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JP5304575A
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Yoshiichi Nishimura
芳一 西村
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TASUKO DENKI KK
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TASUKO DENKI KK
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
    • H04N11/04Colour television systems using pulse code modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/002Special television systems not provided for by H04N7/007 - H04N7/18
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/12Systems in which the television signal is transmitted via one channel or a plurality of parallel channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the television signal
    • H04N7/122Systems in which the television signal is transmitted via one channel or a plurality of parallel channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the television signal involving expansion and subsequent compression of a signal segment, e.g. a frame, a line

Abstract

(57)【要約】 【目的】 SSTV信号をS/N比良く且つ直線性良く
復調できる画像信号変換装置を提供する。 【構成】 入力されたアナログSSTV(Slow Scan Te
levision)信号は、AGC回路4によってその信号レベ
ルが略一定とされた後、A/D変換器6においてディジ
タル信号に変換されてDSP(Digital Signal Process
or)7に読み込まれ、ROM8から読み出された信号処
理プログラムによって、DSP7においてSSTV信号
の角周波数が算出され、さらに、その角周波数の単位時
間当たりの変化が算出されることで、SSTV信号が復
調されるようになっており、復調された信号はビデオフ
レームメモリ9に蓄積されると共に、コンポジットエン
コーダ10でアナログ信号に再生され、モニタTV受像
機3でモニタできるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号変換装置及び
この画像信号変換装置に用いられる復調装置に係り、特
に、SSTV(Slow Scan Television)信号の復調及び
ビデオ信号のSSTV信号への変換等を行う画像信号変
換装置、SSTV信号を復調するSSTV信号復調装置
及びビデオ信号を静止画像として復調する映像信号復調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】SSTVは低速度の走査画面による画像
通信の一手段であり、画像信号はSCFM信号であるの
で、通常のテレビジョン信号に比して帯域幅が小さくて
済み、このため、アマチュア無線等において多く用いら
れている。ところで、SSTVにおいて使用されるビデ
オカメラの出力信号は、一般にいわゆるコンポジットの
NTSC信号が多く、SSTV信号として送信するに
は、このようなビデオ信号をSSTVの規格に合致した
信号形式に変換する必要がある。また、SSTV信号を
ビデオ端子入力を有するテレビ受像機で見るためには、
逆にNTSC信号に変換する必要があり、このような機
能を果たす装置として、いわゆるスキャンコンバータと
通称されているところのSSTV信号変換装置がある。
【0003】このような従来のSSTV信号変換装置の
典型的な構成は、先ず、ビデオカメラの出力信号をSS
TV信号に変換する部分では、ビデオカメラの出力信号
であるコンポジットビデオ信号からアナログのままで色
信号、輝度信号及び同期信号を復調し、輝度信号及び色
信号からアナログのRGB信号を取り出し、その後、こ
のアナログのRGB信号をディジタル信号に変換してビ
デオメモリに記憶しておき、必要に応じてメモリから取
り出してアナログ信号に変換した後にSSTV信号に変
換するというものであった。
【0004】また、他の構成としては、コンポジット信
号のサブキャリア又はその整数倍の周期を有するサンプ
リングクロックでコンポジット信号をメモリへ取り込む
ような構成のものがあった。一方、SSTV信号の復調
は、先ず、SSTV信号をリミッターに通してゼロクロ
スポイントを検出することにより行うものが一般的であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにコンポジット信号を一旦アナログRGB信号に分
解し、その後、ディジタル信号に変換してメモリに記憶
するような構成では、回路の規模が大きくなり、高価な
装置となるという問題があった。また、タイムベースコ
レクタによる時間軸誤差が補正されていないヘテロダイ
ンタイプのVTR出力信号を従来の装置において取り込
み、サブキャリアに同期した信号をサンプリングに使用
すると映像にジッタを生じてしまうので、必ずタイムベ
ースコレクタを通したものでなければ扱えないという問
題があった。
【0006】さらに、従来の装置において、SSTV信
号の復調は、リミッタを通してレベルを均一にした後、
そのゼロクロスポイントを検出することにより復調を行
うゼロ交差検波を用いて行うようになっていたが、リミ
ッタに入力される信号が微弱である場合には、リミッタ
のレベルバランスが影響してS/N比の良い復調が困難
となるという問題があった。またさらに、リミッタを通
して得られた復調信号は、ディジタル線形信号処理には
適さないので、復調信号のディジタル処理ができないと
いう問題もあった。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、コンポジト信号を一旦ア
ナログRGB信号に分解することなくディジタル信号処
理が行える画像信号変換装置を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、タイムベースコレクタを通さ
ないヘテロダインVTR信号であっても安定良好な再生
画像を得ることのできる画像信号変換装置を提供するこ
とにある。さらに、本発明の他の目的は、微弱なSST
V信号をも安定確実に復調することのできる画像信号変
換装置を提供することにある。またさらに、本発明の他
の目的は、従来のリミッタを使用することなくSSTV
信号の復調が可能な画像信号変換装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る画像信号変換装置は、少なくとも、低速走査方式のア
ナログテレビジョン信号をディジタル信号に変換するア
ナログ/ディジタル変換手段と、前記アナログ/ディジ
タル変換手段の出力信号から画像情報を復調する復調手
段と、を具備すると共に、前記低速走査方式のアナログ
テレビジョン信号の入力レベルを略一定の範囲とする入
力レベル調節手段を、前記アナログ/ディジタル変換手
段の前段に設けてなるものである。特に、入力レベル調
節手段は、外部入力されるゲイン制御用電圧信号により
増幅度が変化する電圧可変ゲイン増幅器と、入力信号の
平均レベルに対応する電圧信号を前記電圧可変ゲイン増
幅器のゲイン制御用信号として出力する平均レベル検出
器と、を具備してなるものが好適である。また、特に、
復調手段は、アナログ/ディジタル変換手段の出力信号
から低速走査方式のテレビジョン信号の角周波数を検出
する角周波数検出手段と、前記角周波数検出手段により
検出された角周波数の単位時間当たりの変化量を検出す
る変化量検出手段と、を具備してなるものが好適であ
る。
【0009】請求項3記載の発明に係るSSTV信号復
調装置は、少なくとも、外部入力されるゲイン制御用電
圧信号により増幅度が変化する電圧可変ゲイン増幅器
と、入力信号の平均レベルに対応する電圧信号を前記電
圧可変ゲイン増幅器のゲイン制御用信号として出力する
平均レベル検出器と、を具備してなるものである。
【0010】請求項5記載の発明に係るSSTV信号復
調装置は、少なくとも、低速走査方式のアナログテレビ
ジョン信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディ
ジタル変換手段と、前記アナログ/ディジタル変換手段
の出力信号にヒルベルト変換を施すヒルベルト変換手段
と、前記アナログ/ディジタル変換手段の出力信号に対
して前記ヒルベルト変換手段が有する入力信号に対する
遅延時間と同量の遅延を与える第1の遅延手段と、前記
ヒルベルト変換手段の出力信号と、前記第1の遅延手段
の出力信号との比についてのアークタンジェントを演算
して前記低速走査方式のテレビジョン信号の角周波数に
対応する信号を発生する位相角検出手段と、前記位相角
検出手段の出力信号に一定時間の遅延を施す第2の遅延
手段と、前記第2の遅延手段の出力信号と前記位相角検
出手段の出力信号との差により前記低速走査方式のテレ
ビジョン信号の周波数変化を検出する位相角変化検出手
段と、を具備してなるものである。
【0011】請求項6記載の発明に係る画像変換装置
は、少なくとも、低速走査方式のアナログテレビジョン
信号をディジタル信号に変換する第1のアナログ/ディ
ジタル変換手段と、前記第1のアナログ/ディジタル変
換手段の出力信号から画像情報を復調する復調手段と、
アナログコンポジットビデオ信号を当該ビデオ信号に含
まれる色副搬送波信号とは非同期でディジタル信号に変
換する第2のアナログ/ディジタル変換手段と、前記第
2のアナログ/ディジタル変換手段の信号を記憶保持す
ると共に、外部からディジタルコンポーネントビデオ信
号が入力された際、記憶保持されているデータを当該デ
ィジタルコンポーネントビデオ信号に書き換える記憶保
持手段と、前記記憶保持手段から読み出された信号から
クロマ信号成分を抽出するクロマ信号抽出手段と、前記
記憶保持手段の出力信号に対して前記クロマ信号抽出手
段が有する入力信号に対する遅延時間と同量の遅延を与
える第1の遅延手段と、前記クロマ信号抽出手段の出力
信号と前記第1の遅延手段の出力信号とから輝度信号を
抽出するY/C分離手段と、前記クロマ信号抽出手段の
出力信号にヒルベルト変換を施すヒルベルト変換手段
と、前記クロマ信号抽出手段の出力信号に対して前記ヒ
ルベルト変換手段が有する入力信号に対する遅延時間と
同量の遅延を与える第2の遅延手段と、前記Y/C分離
手段の出力信号と、前記ヒルベルト変換手段の出力信号
と、前記第2の遅延手段の出力信号とから、前記アナロ
グコンポジットビデオ信号に含まれるバースト信号と前
記第2のアナログ/ディジタル変換手段によりディジタ
ル変換されたディジタルコンポジットビデオ信号との位
相差を演算する位相演算手段と、前記ヒルベルト変換手
段の出力信号と、前記第2の遅延手段の出力信号と、前
記位相演算手段の出力信号とから、色差信号を抽出する
クロマデコード手段と、前記Y/C分離手段の出力信号
と、前記クロマデコード手段の出力信号とから、マトリ
クス演算によりコンポーネント信号を算出して前記記憶
保持手段に出力するマトリクス演算手段と、を具備して
なるものである。
【0012】請求項7記載の映像信号変換装置は、少な
くとも、アナログコンポジットビデオ信号を当該ビデオ
信号に含まれる同期信号とは非同期でディジタル信号に
変換するアナログ/ディジタル変換手段と、前記アナロ
グ/ディジタル変換手段の信号を記憶保持すると共に、
外部からディジタルコンポーネントビデオ信号が入力さ
れた際、記憶保持されているデータを当該ディジタルコ
ンポーネントビデオ信号に書き換える記憶保持手段と、
前記記憶保持手段から読み出された信号からクロマ信号
成分を抽出するクロマ信号抽出手段と、前記記憶保持手
段の出力信号に対して前記クロマ信号抽出手段が有する
入力信号に対する遅延時間と同量の遅延を与える第1の
遅延手段と、前記クロマ信号抽出手段の出力信号と前記
第1の遅延手段の出力信号とから輝度信号を抽出するY
/C分離手段と、前記クロマ信号抽出手段の出力信号に
ヒルベルト変換を施すヒルベルト変換手段と、前記クロ
マ信号抽出手段の出力信号に対して前記ヒルベルト変換
手段が有する入力信号に対する遅延時間と同量の遅延を
与える第2の遅延手段と、前記Y/C分離手段の出力信
号と、前記ヒルベルト変換手段の出力信号と、前記第2
の遅延手段の出力信号とから、前記アナログコンポジッ
トビデオ信号に含まれるバースト信号と前記アナログ/
ディジタル変換手段によりディジタル変換されたディジ
タルコンポジットビデオ信号との位相差を演算する位相
演算手段と、 前記ヒルベルト変換手段の出力信号と、
前記第2の遅延手段の出力信号と、前記位相演算手段の
出力信号とから、色差信号を抽出するクロマデコード手
段と、前記Y/C分離手段の出力信号と、前記クロマデ
コード手段の出力信号とから、マトリクス演算によりR
GBのコンポーネント信号を算出して前記記憶保持手段
に出力するマトリクス演算手段と、を具備してなるもの
である。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明において、アナログで入力
された低速走査方式のテレビジョン信号のレベルは、入
力時に大きなレベルの変動があってもレベル調節手段に
より略一定の範囲とされるので、この後のディジタル線
形処理が可能となり、従来のようなリミッタによる信号
レベルの調整が不要となるものである。
【0014】請求項3記載の発明においては、アナログ
で入力された低速走査方式のテレビジョン信号のレベル
は、入力時に大きなレベルの変動があっても、平均レベ
ル検出器により算出された平均のレベルに応じて電圧可
変ゲイン増幅器で設定されたゲインで増幅されることに
より、略一定の範囲におさまることとなり、その結果、
その後のディジタル線形処理が容易となるものである。
【0015】請求項5記載の発明においては、ディジタ
ル信号化された低速走査方式のテレビジョン信号がヒル
ベルト変換手段によりヒルベルト変換されることによ
り、元の信号と90度の位相差を有する信号となり、位
相角検出手段においてヒルベルト変換手段を通過した信
号とヒルベルト変換手段を通過しない信号との比に対す
るアークタンジェントを演算することで、元の信号の角
周波数が算出される。そして、この角周波数の単位時間
当たりの変化を検出するため、位相角変化検出手段に
は、位相角検出手段の出力信号に一定時間の遅延が施さ
れた信号と、遅延が施されない位相角検出手段の出力信
号とが印加され、これらの差を演算することで、角周波
数の変化が検出されることとなり、低速走査方式のテレ
ビジョン信号の復調が実現されるものである。
【0016】請求項6及び7記載の発明においては、デ
ィジタル信号化されたコンポジットビデオ信号がクロマ
信号抽出手段を通過することによってクロマ信号が抽出
され、このクロマ信号とディジタル信号化されたコンポ
ジットビデオ信号とがY/C分離手段に印加され、差分
が演算される結果、輝度信号が得られる。そして、この
輝度信号と、さらにヒルベルト変換手段によって90度
位相差の生じた2つのクロマ信号とから、位相演算手段
においてバースト信号に対する第2のアナログ/ディジ
タル変換手段のサンプリングの位相が算出され、クロマ
デコード手段においては、この位相と、相互に90度の
位相差を有する2つのクロマ信号とから色差信号が算出
される。そして、マトリクス演算手段において、先の輝
度信号とクロマデコード手段の出力である色差信号と
で、マトリクス演算が行われる結果、コンポーネントビ
デオ信号が得られることとなるものである。
【0017】
【実施例】以下、図1乃至図5を参照しつつ請求項1乃
至7記載の発明の一実施例を説明する。ここで、図1は
請求項1記載の発明に係る画像信号変換装置の一実施例
を示す構成図、図2は請求項2記載の発明に係る画像信
号変換装置及び請求項3記載の発明に係るSSTV信号
復調装置の一実施例を示す構成図、図3は請求項4記載
の発明に係る画像信号変換装置及び請求項5記載の発明
に係るSSTV信号復調装置の一実施例を示す構成図、
図4は請求項6記載の発明に係る画像信号変換装置及び
請求項7記載の発明に係る映像信号変換装置の一実施例
を示す構成図、図5は色差信号を抽出する原理を説明す
るためのベクトル線図である。尚、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0018】先ず、図1を参照しつつ画像信号変換装置
について説明する。この画像信号変換装置は、SSTV
信号変換部1とビデオ信号変換部2とを有してなるもの
で、SSTV信号変換部1は外部から入力されたSST
V信号をモニタTV受像機3に映し出すために必要な信
号処理を行い、一方、ビデオ信号変換部2は外部から入
力されたビデオ信号をモニタTV受像機3に映し出すた
めに必要な信号処理を施す共に、このビデオ信号をSS
TV信号に変換するものである。
【0019】SSTV信号変換部1(図1において二点
鎖線で囲まれた部分)は、入力レベル調節手段としての
AGC回路4と、第1のローパスフィルタ(以下、「第
1のLPF」と言う。)5と、ディジタル/アナログ変
換手段としてのA/D変換器6と、ディジタル信号処理
用プロセッサ(以下「DSP]と言う。)7と、読み出
し専用メモリ(以下「ROM」と言う。)8と、ビデオ
フレームメモリ9と、コンポジットエンコーダ10と、
を具備して構成されるものである。尚、本実施例におけ
るA/D変換器6、ROM8、ビデオフレームメモリ9
及びコンポジットエンコーダ10は、後述するビデオ信
号変換部2と共通的に使用される構成となっている。
【0020】AGC回路4は、外部から入力されるSS
TV信号がレベル変動を伴うことがあるので、そのよう
なレベル変動を除去して略一定の出力レベルとして後段
の回路に出力するもので、これにより後段における信号
処理を安定確実に行うことができるようになる。第1の
LPF5は、SSTV信号に含まれる偽信号を除去し、
本来必要なSSTV信号を得るためのローパスフィルタ
である。A/D変換器6は、第1のLPF5を介して入
力されたアナログのSSTV信号を、ディジタル信号に
変換するものである。
【0021】DSP7は、ディジタル信号処理専用のI
C化されたいわゆるプロセッサであり、図示しないが乗
算器、アキュムレータ、ALU(Arithmetic and Logic
Unit)、データ記憶用RAM、I/Oポート等を有し
てなり、命令はマイクロプログラム的であり、1命令で
複数処理が可能で、各命令実行時間が高速で且つ1マシ
ン・サイクルで実行される等の特徴を有しているもの
で、それ自体は公知・周知のものである。
【0022】本実施例のDSP7は、ROM8に記載さ
れたプログラムを実行することによって、A/D変換器
6から出力されたディジタルSSTV信号をビデオフレ
ームメモリ9に蓄積するに必要な演算処理を施し、ビデ
オフレームメモリ9にディジタル映像信号として書き込
む機能を果たしている。尚、本実施例におけるDSP7
は、ビデオ信号変換部2と共用されており、後述するよ
うにビデオ信号変換部2の一部を構成するものでもあ
る。
【0023】ビデオフレームメモリ9は、ディジタル化
された映像信号を記憶するもので、本実施例では一画面
分の信号の蓄積が可能となっている。尚、このビデオフ
レームメモリ9に代わってフィールドメモリとしても勿
論よいものである。そして、コンポジットエンコーダ1
0は、ビデオフレームメモリ9から出力されたディジタ
ル画像信号をアナログのコンポジット信号に変換するも
ので、この出力はモニタTV受像機3に入力されること
で、静止画面として映し出されるようになっている。
尚、本実施例においては、上述したDSP7、ROM8
及びビデオフレームメモリ9によって、復調手段が構成
されたものとなっている。
【0024】一方、ビデオ信号変換部2(図1において
一点鎖線で囲まれた部分)は、バッファ増幅器11と、
書込タイミング発生器12と、上述したSSTV信号変
換部1と共用されるA/D変換器6、DSP7、ビデオ
フレームメモリ9、ROM8及びコンポジットエンコー
ダ10と、D/A変換器13と、第2のローパスフィル
タ(以下、「第2のLPF」と言う。)14と、を具備
してなるものである。バッファ増幅器11は入力された
ビデオ信号を緩衝増幅してA/D変換器6及び書込タイ
ミング発生器12へそれぞれ出力する。そして、A/D
変換器6は入力されたアナログビデオ信号をディジタル
信号に変換しDSP7へ出力する。
【0025】書込タイミング発生器12は、A/D変換
器6によりディジタル化されたビデオ信号を、DSP7
を介してビデオフレームメモリ9に書き込む際に必要な
タイミング及びアドレスを、バッファ増幅器11を介し
て入力されたビデオ信号の同期信号を基に発生し、ビデ
オフレームメモリ9に入力するものである。DSP7
は、A/D変換器6によってディジタル化されたビデオ
信号に後述するような処理を施すことによって、最終的
にはビデオフレームメモリ9へRGBの各成分に分解さ
れたいわゆるコンポーネントビデオ信号を記憶させる機
能等を果たすものである。
【0026】そして、ビデオフレームメモリ9に記憶さ
れたRGBのコンポーネントビデオ信号は、先に説明し
たSSTV信号変換部1と同様に所望に応じて読み出さ
れ、コンポジットエンコーダ10によってアナログビデ
オ信号に戻されて、モニタTV受像機3に静止画像とし
て映し出すことができるようになっている。
【0027】一方、D/A変換器13は、後述するよう
にビデオフレームメモリ9から読み出され、DSP7に
よってディジタルSSTV信号に変換された信号を入力
し、これをアナログのSSTV信号に変換するものであ
る。そして、第2のLPF14は、D/A変換されたア
ナログSSTV信号に含まれる偽信号を除去するもので
ある。
【0028】次に、上記構成における本装置の動作につ
いて説明する。先ず、本装置の動作を概括的に述べれ
ば、SSTV信号を入力して復調し、これをモニタTV
受像機3に出力する機能と、ビデオ信号を入力してこれ
をSSTV信号に変換して出力する機能と共に、入力さ
れたビデオ信号をモニタTV受像機3へ静止画面として
出力する機能とを有しているものである。初めに、SS
TV信号の復調機能について説明すれば、SSTV信号
が外部から入力されると、図示されない検出処理回路に
よってDSP7がSSTV信号であることを判断するよ
うになっており、その結果、切替スイッチ15は、DS
P7によって接点A側へ切り替えられることとなる。
【0029】外部から入力されたSSTV信号は、AG
C回路4において、略一定の信号レベルとされた後、第
1のLPF5によって偽信号が除去され切替スイッチ1
5を介してA/D変換器6へ入力される。そして、A/
D変換器6によってアナログSSTV信号からディジタ
ルSSTV信号へ変換される。このディジタルSSTV
信号は、DSP7内部に取り込まれ、そこでRGBのコ
ンポ−ネントビデオ信号に変換され、その後ビデオフレ
ームメモリ9に書き込まれる。
【0030】ビデオフレームメモリ9に書き込まれたR
GBのコンポーネントビデオ信号は、DSP7の制御命
令に従って、順次に読み出されてコンポジットエンコー
ダ10に入力される。そして、アナログビデオ信号に変
換されてモニタTV受像機3へ入力され、静止画像とし
て視認することが可能となるようになっている。
【0031】次に、ビデオ信号のSSTV信号への変換
動作及びモニタTV受像機3への出力動作について説明
する。本装置にコンポジットビデオ信号が入力される
と、DSP7の検出動作により切替スイッチ15は、接
点B側へ自動的に切り替えられて、コンポジットビデオ
信号の入力状態となる。入力されたコンポジットビデオ
信号は、バッファ増幅器11を経てA/D変換器6に入
力されてディジタルビデオ信号に変換され、書込タイミ
ング発生器12で発生されたタイミングに同期して一旦
ビデオフレームメモリ9に書き込まれる。
【0032】このビデオフレームメモリ9に一時的に書
き込まれたディジタルビデオ信号は、DSP7の内部へ
読み込まれてRGBのコンポーネントビデオ信号にデコ
ードされる。そして、RGBのコンポーネントビデオ信
号は、DSP7により再びビデオフレームメモリ9に書
き込まれる。したがって、この時点におけるビデオフレ
ームメモリ9内部のデータは、ディジタルコンポジット
ビデオ信号からRGBのコンポーネントビデオ信号に変
わることとなる。
【0033】そして、DSP7によりビデオフレームメ
モリ9に記憶されたRGBのコンポーネントビデオ信号
が読み出されてコンポジットエンコーダ10に入力さ
れ、先のSSTV信号の場合と同様にしてモニタTV受
像機3に静止画像として映し出されるようになってい
る。
【0034】一方、図示されない送信開始スイッチを押
下すると、DSP7の制御によってビデオフレームメモ
リ9から先のRGBのコンポーネントビデオ信号が読み
出されてDSP7内部に読み込まれることとなる。DS
P7内部では、読み込まれたRGBのコンポーネントビ
デオ信号を、ディジタルのSSTV信号に変調してD/
A変換器13へ出力する。そして、ディジタルSSTV
信号はD/A変換器13によりアナログSSTV信号に
変換され、第2のLPF14において偽信号が除去され
た後に外部へ出力されるようになっている。
【0035】次に、図2を参照しつつ請求項2及び3載
の発明の一実施例について説明する。先ず、このSST
V信号復調装置の機能を概括的に述べれば、本装置は信
号レベルの変動を伴って外部から入力されたSSTV信
号を、均一な信号レベルとすることにより、その後のデ
ィジタル線形信号処理を可能とするものである。そし
て、この装置は、先に図1に示されたAGC回路4、第
1のLPF5及びA/D変換器6から構成される部分に
相当するもので、図1に示された装置においては、先の
該当部分をこのSSTV復調装置に置き換えることも可
能である。
【0036】このSSTV信号復調装置は、電圧可変ゲ
イン増幅器16、平均レベル検出器17、ローパスフィ
ルタ18及びA/D変換器19を具備してなるものであ
る(図2参照)。ローパスフィルタ18及びA/D変換
器19は、基本的に図1で説明した第1のLPF5及び
A/D変換器6と同一の構成、機能を有するものである
ので、ここでの説明は省略することとする。
【0037】電圧可変ゲイン増幅器16は、平均レベル
検出器17から入力される電圧信号に応じてその増幅度
が可変されるようになっているものである。平均レベル
検出器17は入力されたSSTV信号の平均レベルを検
出するもので、この検出電圧は先の電圧可変ゲイン増幅
器16に対していわゆるAGC電圧の役割を果たすもの
である。すなわち、平均レベル検出器17の検出電圧の
増大に伴い、電圧可変ゲイン増幅器16の増幅度は、減
少するように構成されており、この電圧可変ゲイン増幅
器16と平均レベル検出器17とでいわゆるフォワード
AGCが構成されるようになっているものである。
【0038】上述のようにしてSSTV信号を電圧可変
ゲイン増幅器16に通すことにより、入力時に微弱な信
号であっても、従来のようにリミッタに通す場合に比し
て良好なS/NのSSTV信号を得ることができ、この
後のディジタル線形処理が可能となり、良好な復調が行
われることとなる。
【0039】また、従来A/D変換の前にリミッタを設
けていたが、この場合、広いダイナミックレンジを確保
しようとしても、自ずから限界があり、高レベル入力側
又は低レベル入力側のいずれかを、ある程度犠牲にして
レベル設定を行わなければならなかったので、SSTV
信号が比較的大きなフェージングを伴う場合などは、直
線性の良い復調が実現できなかった。これに対して、本
実施例の復調装置では、リミッタそのものを使用してい
ないので、上述のような従来の問題は生ずることがな
く、フェージングを伴うSSTV信号であっても高精度
の復調が行われることとなる。
【0040】図3には請求項4及び5記載の発明の一実
施例が示されており、以下同図を参照しつつこの実施例
を説明する。先ず、このSSTV信号復調装置の機能を
概括的に述べれば、この装置は外部入力されたSSTV
信号をディジタル化し、ディジタル領域でSSTV信号
の復調を行うものである。また、このSSTV信号復調
装置は、図1で示された装置において、DSP7を用い
てソフトウェア的に行っていた復調処理部分を、いわゆ
るハードウェアによって構成したものに相当するもの
で、図1に示された装置におけるSSTV変換部1のD
SP7、ROM8及びビデオフレームメモリ6を除いた
部分をこのSSTV信号復調装置に置き換え得るもので
ある。
【0041】このSSTV信号復調装置は、アナログ/
ディジタル変換手段としてのA/D変換器20と、ヒル
ベルト変換手段としてのヒルベルトフィルタ21と、第
1の遅延手段としての第1の遅延素子(図3において
「遅延素子」と記載)22と、位相角検出手段としての
位相角検出器23と、第2の遅延手段としての第2の遅
延素子(図3においては「遅延素子」と記載)24と、
位相角検出手段としての位相角変化検出器25と、を具
備してなるものである。A/D変換器20は入力された
アナログSSTV信号をディジタルSSTV信号に変換
するもので、ディジタル化されたSSTV信号はヒルベ
ルトフィルタ21及び第1の遅延素子22に、それぞれ
入力されるようになっている。尚、本実施例において
は、ヒルベルトフィルタ21、第1の遅延素子22及び
位相角検出器23が請求項4記載の角周波数検出手段
を、第2の遅延素子24及び位相角変化検出器25が請
求項4の変化量検出手段を、それぞれ構成するようにな
っている。
【0042】ヒルベルトフィルタ21は、入力されたデ
ィジタル信号の位相を90度移相するためのものであ
る。第1の遅延素子22はヒルベルトフィルタ21で生
ずる信号遅延を補償し、ヒルベルトフィルタ21を通過
したディジタルSSTV信号と、ヒルベルトフィルタ2
1を通過しないディジタルSSTV信号とが、同時に位
相角検出器23に入力されるようにするためのものであ
る。
【0043】位相角検出器23は、上述のヒルベルトフ
ィルタ21を通過した信号と、第1の遅延素子22を通
過した信号とを入力し、これら2つの信号からアークタ
ンジェント(Tan-1)を演算することにより信号の位
相角を算するものである(詳細は後述)。算出された位
相角信号の一部は、第2の遅延素子24によりnサンプ
ル遅延されて位相角変化検出器25に入力される一方、
一部は第2の遅延素子24を経ずに位相角変化検出器2
5に直接加えられるようになっている(図3参照)。
【0044】位相角変化検出器25は、位相角検出器2
3の出力信号から第2の遅延素子24の出力信号を減算
することで、位相差の単位時間当たりの変化を算出して
SSTV信号の復調を行うものである。
【0045】次に、位相角検出器23におけるアークタ
ンジェントの演算と、位相角変化検出器25における演
算処理からSSTV信号の復調がなされる原理について
説明する。先ず、ヒルベルトフィルタ21へ入力される
信号がy=Asinωt(Aは振幅を表す定数、ωは角
周波数、tは時間を、それぞれ表している。)で表され
るものとする。また、ヒルベルトフィルタ21の出力信
号をxとすれば、この信号はヒルベルト変換により先の
入力信号yの位相を90度違えたものであるので、x=
Acosωtと表される。
【0046】ここで、信号yと信号xとの比は次のよう
に表される。すなわち、y/x=Asinωt/Aco
sωt=tanωtとなり、これよりωt=tan
-1(y/x)を得る。今、ある時刻t0を基準として微
少時間Δt経過した際の位相角の変化Δωを求めると、
Δω=ω(t0+Δt)−ωt0=ωΔt=tan-1(y
1/x1)−tan-1(y0/x0)となる。尚、y1,x1
は時刻(t0+Δt)における信号y,xの値、y0,x
0は時刻t0における信号y,xの値である。そして、Δ
tは一定であるので、上述のΔω(位相角検出器23の
出力)は、入力信号の角周波数ωに比例することとな
る。したがって、位相角変化検出器25において、位相
角検出器23の出力信号の単位時間当たりの変化を検出
することで、SSTV信号が復調されることとなる。
【0047】上記構成における本復調装置の動作を概括
的に説明すれば、先ず、アナログで入力されたSSTV
信号は、最初にA/D変換器20において、ディジタル
信号に変換され、第1の遅延素子22と、ヒルベルトフ
ィルタ21とにそれぞれ入力される。位相角検出器23
においては、互いに90度の位相差を有する2つのディ
ジタルSSTV信号からアークタンジェント(Ta
-1)を演算することにより、位相角が算出されて電圧
信号として出力される。そして、その出力の一部は位相
角変化検出器25へ、一部は第2の遅延素子24で一定
時間遅延された後に位相角変化検出器25へ入力される
こととなる。
【0048】そして、位相角変化検出器25において、
先の位相角検出器23から直接入力された信号と第2の
遅延素子24からの信号の差分から単位時間当たりの位
相差の変化量が演算される。この位相差の単位時間当た
りの変化量は、SSTV信号を復調したものに相当し、
結局、位相角変化検出器25の出力に、SSTV信号の
復調信号がディジタル信号として得られることとなる。
【0049】尚、最初にも述べたように、この装置は、
図1に示された装置において、DSP7を用いてソフト
ウェア的に行っていた復調処理の部分を、いわゆるハー
ドウェアによって構成したものに相当するもので、図1
に示された装置におけるSSTV信号変換部1の該当す
る部分をこのSSTV信号復調装置に置き換えてもよい
ものである。尚、その際の動作は、基本的に上述した動
作と変わるところがないので、ここでの説明は省略す
る。
【0050】図4には請求項6及び7記載の発明の一実
施例が示されており、以下同図を参照しつつこの実施例
について説明する。先ず、図4に示された映像信号復調
装置の機能を概括的に述べれば、この映像信号復調装置
は外部入力されたコンポジットビデオ信号をディジタル
信号化し、1フレーム分のデジタルビデオ信号としてビ
デオフレームメモリに蓄積し、所望によりモニタTV受
像機3に静止画像として映せるようにするものである。
【0051】この映像信号復調装置は、図1に示された
装置において、DSP7を用い、ソフトウェア的に行っ
ていたビデオ信号の復調処理の部分を、いわゆるハード
ウェア的に構成したものに相当するもので、図1に示さ
れた装置における当該ビデオ信号の復調処理部分をこの
映像信号復調装置によって置き換え得るものである。
【0052】この映像信号復調装置は、アナログ/ディ
ジタル変換手段としてのA/D変換器26と、書込タイ
ミング発生器27と、ビデオフレームメモリ28と、第
1の遅延手段としての第1の遅延素子(図4おいては
「遅延素子」と略記)29と、クロマ信号抽出手段とし
てのバンドパスフィルタ(以下、「BPF」と言う。)
30と、Y/C分離手段としてのY/C分離器31と、
第2の遅延手段としての第2の遅延素子(図4において
は「遅延素子」と略記)32と、ヒルベルト変換手段と
してのヒルベルトフィルタ33と、位相演算手段として
の位相演算器34と、クロマデコード手段としてのクロ
マデコーダ35と、マトリクス演算手段としてのマトリ
クス演算器36と、読出タイミング発生器37と、コン
ポジットエンコーダ38と、を具備してなるものであ
る。これら構成要素の内、A/D変換器26、書込タイ
ミング発生器27、ビデオフレームメモリ28及びコン
ポジットエンコーダ38は、図1に示されたもの(A/
D変換器6、書込タイミング発生器12、ビデオフレー
ムメモリ9及びコンポジットエンコーダ10)と基本的
に同一の機能を果たすものであるので、ここでの詳細な
説明は省略する。また、ヒルベルトフィルタ33も図3
に示されたものと基本的に同一の機能であるのでここで
の説明は省略することとする。
【0053】BPF30は、ビデオフレームメモリ28
より読み出されたディジタルビデオ信号から色副搬送波
で変調されているクロマ信号を取り出すための帯域通過
型フィルタであり、FIR(Finite impulse response
system)型のフィルタが用いられている。第1の遅延素
子29は上述のBPF30が有する通過信号に対する遅
延時間と同一の遅延量を有する遅延素子であり、ビデオ
フレームメモリ28から読み出されたディジタルビデオ
信号と、BPF30の出力であるクロマ信号とを時間遅
れなしにY/C分離器31に入力するために設けられて
いるものである。
【0054】Y/C分離器31は、第1の遅延素子29
を介してビデオフレームメモリ28から入力されたビデ
オ信号よりクロマ信号を減算することによって、輝度信
号Yを得るもので、この輝度信号Yは位相演算器34及
びマトリクス演算器36に入力されるようになってい
る。位相演算器34は、Y/C分離器31の出力信号で
ある輝度信号Yと、第2の遅延素子32を通過したクロ
マ信号と、ヒルベルトフィルタ33によってBPF30
から出力されたクロマ信号に対して90度の位相差を有
するクロマ信号と、を入力信号としている。そして、こ
の位相演算器34は、これらの入力信号を基に、サンプ
リング位相に対するバースト位相の位相角ψについて、
SINψ及びCOSψを算出するものである(詳細は後
述)。
【0055】クロマデコーダ35は、相互に90度の位
相差を有する2つのクロマ信号と、位相演算器34の出
力であるSINψ及びCOSψとを入力し、色差信号
U,Vを復調するものである(詳細は後述)。マトリク
ス演算器36は、Y/C分離器31の出力である輝度信
号と、クロマデコーダ35の出力である2つの色差信号
U,Vとを入力し、こらら3つの信号を用いてマトリク
ス演算を行い、RGBのコンポーネントビデオ信号を得
るものである(詳細は後述)。尚、本実施例において
は、書込タイミング発生器27、ビデオフレームメモリ
28及び読出タイミング発生器37が記憶保持手段を構
成するようになっている。
【0056】次に、上記構成における本映像信号復調装
置の動作を説明する。先ず、外部から入力されるアナロ
グのコンポジットビデオ信号は、A/D変換器26にお
いてディジタル信号に変換され、書込タイミング発生器
27で発生された書込タイミングに従ってビデオフレー
ムメモリ28に書き込まれる。したがって、ビデオフレ
ームメモリ28に書き込まれるディジタル信号は、輝度
信号、色信号のみならず、同期信号及びバースト信号を
も含んだものであり、コンポジットビデオ信号そのもの
をディジタル信号化したものが書き込まれるようになっ
ている。また、書込タイミング発生器27は、コンポジ
ットビデオ信号に含まれる同期信号を基にビデオフレー
ムメモリ28にA/D変換器26の出力信号を書き込む
タイミングとアドレスデータを発生する。尚、本装置に
使用されるサンプリング周波数及び位相は、コンポジッ
トビデオ信号に含まれるサブキャリアのそれとは非同期
に設定されている。これは、後述するようにヘテロダイ
ン方式のVTRから出力されたビデオ信号であっても直
接入力できるようにするためである。
【0057】ビデオフレームメモリ28にA/D変換器
26より一画面分のディジタルコンポジトビデオ信号が
入力された後、この信号は読出タイミング発生器37が
発生するタイミングにしたがって再び読み出され、第1
の遅延素子29及びBPF30にそれぞれ入力される。
そして、Y/C分離器31において、第1の遅延素子2
9を介して入力されたコンポジットビデオ信号から、B
PF30で得られたクロマ信号を減算することによっ
て、輝度信号Yが得られ、位相演算器34とマトリクス
演算器36とにそれぞれ入力されることとなる。
【0058】一方、BPF30から得られたクロマ信号
は、第2の遅延素子32とヒルベルトフィルタ33とに
よって、相互に90度の位相差のある2つのクロマ信号
として位相演算器34及びクロマデコーダ35に入力さ
れる。そして、クロマデコーダ35においては、この2
つのクロマ信号と、位相演算器34から入力されるサン
プリング位相に対するバースト位相の位相角についての
SIN及びCOSの値とから、2つの色差信号U,Vが
復調されることとなる(詳細は後述)。
【0059】そして、マトリクス演算器36において、
輝度信号Yと色差信号U,Vとから、マトリクス演算を
行うことによってRGBのコンポーネントビデオ信号が
得られる。そして、このコンポーネントビデオ信号は、
ビデオフレームメモリ28に書き込まれ、コンポジット
エンコーダ38によりコンポジットビデオ信号に変換さ
れてモニタTV受像機3に静止画像として映し出すこと
ができるようになっている。
【0060】次に、図5を参照しつつ位相演算器34及
びクロマデコーダ35における動作原理について詳述す
る。先ず、本実施例のA/D変換器26は、外部から入
力されたコンポジットビデオ信号のサブキャリア周波数
fscの4倍の周波数でサンプリングを行っているが、こ
のサンプリング信号は先に述べたようにサブキャリアと
は非同期としているので、バースト信号の位相に対して
図5(a)に示されたように、位相角ψ(一定ではなく
サンプリングの度毎で変化する)を生ずる。尚、図5に
おいて、Bはバースト信号を、aはQ軸におけるバース
ト信号の成分を、それぞれ示している。
【0061】このバースト位相に対する位相角ψを有す
るビデオ信号が、ヒルベルトフィルタ33を通過する
と、図5(b)に示されたようにバースト信号は同図
(a)の時の位相に対して90度遅れ位相となる。尚、
bはQ軸におけるBの成分である。ここで、仮にサンプ
リング位相がQ軸上のXの位置にあったとすると、2つ
の直交する信号(I,Q)におけるバースト信号の成分
a,bは、下記する式で求められる。すなわち、a=B
sinψ及びb=Bcosψである。
【0062】したがって、sinψ=a/B,cosψ
=b/Bとなるが、B=√(a2+b2)の関係から、s
inψ=a/√(a2+b2),cosψ=b/√(a2
+b2)としてsinψ及びcosψが求められる。本
実施例においては、位相演算器34において、輝度信号
Y、第2の遅延素子32の出力信号及びヒルベルトフィ
ルタ33の出力信号から、上述のsinψ及びcosψ
の算出が行われている。
【0063】クロマ信号についても、上述したバースト
信号の場合と同様にヒルベルト変換を適用することによ
り、I,Q軸成分を求めることができる。そして、これ
をU,V軸成分として検出するために次のような処理を
施すことが必要となる。すなわち、始めにその概略を言
えば、図5(a)に示されたI/Q軸を−ψだけ、回転
させることでI,Q軸成分からU,V軸成分を得ること
ができる。具体的には、先ず、I軸におけるサンプリン
グ値をX、Q軸におけるサンプリング値をYとすれば、
クロマ信号を表すベクトル量Zは複素数表現を用いてZ
=X+iYと表される。
【0064】一方、上述のX,YをそれぞれU,V軸へ
変換した後の値を、それぞれx,yとすれば、U,V軸
空間におけるクロマ信号を表すベクトル量zは、z=x
+iyと表現できる。したがって、前述したように互い
に位相角ψのあるベクトル量Zとベクトル量zとの間に
は、z=Ze-iψの関係式が成立する。さらに、この関
係式は、z=Z(cos(−ψ)+isin(−ψ)と
展開でき、先のベクトル量Z及びzを表す関係式を代入
して変形すれば、次式が得られる。すなわち、x+iy
=(Xcosψ+Ysinψ)+i(Ycosψ−Xs
inψ)である。これをマトリックス形式にすると下記
する数式1の如くとなる。
【0065】
【数1】
【0066】cosψ及びsinψは、前述したように
位相演算器34の出力として得られるもので、また、X
及びYはヒルベルトフィルタ33の出力及び第2の遅延
素子32の出力として得られるもので、クロマデコーダ
35はこれらの入力信号から上述の数式1で示されたマ
トリクス演算を行っている。そして、数式1における
x,yがクロマデコーダ35での演算出力である色差信
号U、Vとなる(図4参照)。
【0067】この実施例における映像信号復調装置で
は、既述したようにサンプリング信号を敢えてバースト
に同期させていないので、TBC(Time Base Corecto
r)を介さずに入力されたヘテロダイン方式のビデオ信
号であっても、モニタTV受像機3で映像ジッタ等の不
都合を生ずることなく、安定した画像を得ることができ
る。すなわち、ヘテロダイン方式のビデオ信号は、原理
的に水平走査周波数が揺らぐという欠点がある。したが
って、このビデオ信号に含まれる同期信号にサンプリグ
信号を同期させると、サンプリング周波数も変動を生
じ、ビデオフレームメモリ28にA/D変換器26を介
して読み込まれるビデオ信号の水平方向のサンプル数が
最悪時には1ライン毎に異なる畏れがある。
【0068】映像ジッタは、このようなサンプリング数
の異なるビデオ信号を再生した際に生じる画面の揺らぎ
であるが、本実施例では上述のようにサンプリング信号
をバースト信号に同期させていないので、ヘテロダイン
方式のビデオ信号であっても安定した静止画像が再現で
きるのである。この映像信号復調装置は、ヘテロダイン
方式のビデオ信号であっても、直接取り込めるので、従
来のように、ヘテロダイン方式のビデオ信号における水
平走査周波数の揺らぎにより生ずる問題を回避するため
に、時間軸の補正を行うTBC(Time Base Corector)
を通したり、また、予めRGBに分解してその後にディ
ジタル処理を施すような必要がなくなるものである。
【0069】本実施例において、ビデオフレームメモリ
28は、一画面分のデータを蓄積するものであったが、
必ずしも一画面分である必要はなく、数画面分のデータ
を蓄積できるようにしても良いことは勿論である。ま
た、本実施例においては、ビデオフレームメモリ28に
RGBのコンポーネントビデオ信号を記憶保持するよう
にしたが、必ずしも、RGBのコンポーネントビデオ信
号である必要はなく、他の形式のコンポーネントビデオ
信号(例えば、Y、U、V等)であってもよいものであ
る。
【0070】さらに、最初にも述べたように、この映像
信号復調装置は、図1に示された装置において、DSP
7を用い、ソフトウェア的に行っていたビデオ信号の復
調処理の部分を、いわゆるハードウェア的に構成したも
のに相当するもので、図1に示された装置における当該
ビデオ信号の復調処理部分をこの映像信号復調装置によ
って置き換えてもよいものである。尚、その際の動作に
ついては、基本的に上述した動作と変わるところがない
ので、ここでの説明は省略する。
【0071】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明によれば、入
力された低速走査方式のテレビジョン信号のレベルが略
一定の範囲になるように構成することにより、従来と異
なりリミッタを不要としているので、ディジタル線形信
号処理が可能となり、レベル変動を伴う入力信号であっ
ても、S/N比の良い復調が可能となるという効果を奏
するものである。
【0072】請求項4記載の発明によれば、従来のいわ
ゆるゼロクロス法を用いることなく復調が行えるように
構成すると共に、請求項1乃至3記載の発明と同様に入
力信号のレベルを略一定の範囲とした後にディジタル線
形処理を施すように構成することにより、従来の装置に
おいてリミッタのレベルバランスに起因して生じていた
微弱な入力信号に対する復調性能の劣化、S/N比の低
下などの問題を生ずることがなく、例えデビエーション
が広い入力信号に対しても精度の良い復調が可能とな
り、また、入力段にリミッタを用いていないので直線性
の良い復調ができるという効果を奏するものである。
【0073】請求項5記載の発明によれば、従来のいわ
ゆるゼロクロス法を用いることなく復調が行えるように
構成することにより、デビエーションが広い入力信号に
対しても精度の良い復調が可能となり、また、入力段に
リミッタを用いていないので直線性の良い復調ができる
という効果を奏するものである。
【0074】請求項6及び7記載の発明によれば、入力
されたコンポジットビデオ信号の同期信号とは非同期で
入力信号をディジタル信号化し、その後の復調処理にお
いては、バースト信号とサンプリング位相との差を算出
し、その値を用いてクロマ信号から色差信号を復調する
ように構成することにより、ヘテロダイン方式のVTR
信号であっても、何ら前処理を施すことなく直接入力し
て復調が可能となると共に、従来のようにサブキャリア
に同期させてヘテロダイン方式のVTR信号を取り込ん
だ際に生ずるような映像ジッタが回避できるという効果
を奏するものである。また、サブキャリアに同期した信
号を生成するための回路が不要となりそれだけ回路構成
が簡易となるという効果を奏するものである。さらに、
ライン毎にバースト位相を検出できるので、ジッタに対
して迅速な応答が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明に係る画像信号変換装置
の一実施例を示す構成図である。
【図2】 請求項2記載の発明に係る画像信号変換装置
及び請求項3記載の発明に係るSSTV信号復調装置の
一実施例を示す構成図である。
【図3】 請求項4記載の発明に係る画像信号変換装置
及び請求項5記載の発明に係るSSTV信号復調装置の
一実施例を示す構成図である。
【図4】 請求項6記載の発明に係る画像信号変換装置
及び請求項7記載の発明に係る映像信号変換装置の一実
施例を示す構成図である。
【図5】 色差信号を抽出する原理を説明するためのベ
クトル線図である。
【符号の説明】
1…SSTV信号変換部、 2…ビデオ信号変換部、
4…AGG回路、 9…ビデオフレームメモリ、 10
…コンポジットエンコーダ、 12…書込タイミング発
生器、 16…電圧可変ゲイン増幅器、 17…平均レ
ベル検出器、 21…ヒルベルトフィルタ、 23…位
相角検出器、 25…位相角変化検出器、31…Y/C
分離器、 34…位相演算器、 35…クロマデコー
ダ、 36…マトリクス演算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、低速走査方式のアナログテ
    レビジョン信号をディジタル信号に変換するアナログ/
    ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段の出力信号から画像
    情報を復調する復調手段と、を具備する画像信号変換装
    置であって、 前記低速走査方式のアナログテレビジョン信号の入力レ
    ベルを略一定の範囲とする入力レベル調節手段を、前記
    アナログ/ディジタル変換手段の前段に設けたことを特
    徴とする画像信号変換装置。
  2. 【請求項2】 入力レベル調節手段は、外部入力される
    ゲイン制御用電圧信号により増幅度が変化する電圧可変
    ゲイン増幅器と、 入力信号の平均レベルに対応する電圧信号を前記電圧可
    変ゲイン増幅器のゲイン制御用信号として出力する平均
    レベル検出器と、を具備してなることを特徴とする請求
    項1記載の画像信号変換装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、外部入力されるゲイン制御
    用電圧信号により増幅度が変化する電圧可変ゲイン増幅
    器と、 入力信号の平均レベルに対応する電圧信号を前記電圧可
    変ゲイン増幅器のゲイン制御用信号として出力する平均
    レベル検出器と、を具備してなることを特徴とするSS
    TV信号復調装置。
  4. 【請求項4】 復調手段は、アナログ/ディジタル変換
    手段の出力信号から低速走査方式のテレビジョン信号の
    角周波数を検出する角周波数検出手段と、 前記角周波数検出手段により検出された角周波数の単位
    時間当たりの変化量を検出する変化量検出手段と、を具
    備してなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    信号変換装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、低速走査方式のアナログテ
    レビジョン信号をディジタル信号に変換するアナログ/
    ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段の出力信号にヒルベ
    ルト変換を施すヒルベルト変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段の出力信号に対して
    前記ヒルベルト変換手段が有する入力信号に対する遅延
    時間と同量の遅延を与える第1の遅延手段と、 前記ヒルベルト変換手段の出力信号と、前記第1の遅延
    手段の出力信号との比についてのアークタンジェントを
    演算して前記低速走査方式のテレビジョン信号の角周波
    数に対応する信号を発生する位相角検出手段と、 前記位相角検出手段の出力信号に一定時間の遅延を施す
    第2の遅延手段と、 前記第2の遅延手段の出力信号と前記位相角検出手段の
    出力信号との差により前記低速走査方式のテレビジョン
    信号の周波数変化を検出する位相角変化検出手段と、を
    具備してなることを特徴とするSSTV信号復調装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも、低速走査方式のアナログテ
    レビジョン信号をディジタル信号に変換する第1のアナ
    ログ/ディジタル変換手段と、 前記第1のアナログ/ディジタル変換手段の出力信号か
    ら画像情報を復調する復調手段と、 アナログコンポジットビデオ信号を当該ビデオ信号に含
    まれる色副搬送波信号とは非同期でディジタル信号に変
    換する第2のアナログ/ディジタル変換手段と、 前記第2のアナログ/ディジタル変換手段の信号を記憶
    保持すると共に、外部からディジタルコンポーネントビ
    デオ信号が入力された際、記憶保持されているデータを
    当該ディジタルコンポーネントビデオ信号に書き換える
    記憶保持手段と、 前記記憶保持手段から読み出された信号からクロマ信号
    成分を抽出するクロマ信号抽出手段と、 前記記憶保持手段の出力信号に対して前記クロマ信号抽
    出手段が有する入力信号に対する遅延時間と同量の遅延
    を与える第1の遅延手段と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号と前記第1の遅延手
    段の出力信号とから輝度信号を抽出するY/C分離手段
    と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号にヒルベルト変換を
    施すヒルベルト変換手段と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号に対して前記ヒルベ
    ルト変換手段が有する入力信号に対する遅延時間と同量
    の遅延を与える第2の遅延手段と、 前記Y/C分離手段の出力信号と、前記ヒルベルト変換
    手段の出力信号と、前記第2の遅延手段の出力信号とか
    ら、前記アナログコンポジットビデオ信号に含まれるバ
    ースト信号と前記第2のアナログ/ディジタル変換手段
    によりディジタル変換されたディジタルコンポジットビ
    デオ信号との位相差を演算する位相演算手段と、 前記ヒルベルト変換手段の出力信号と、前記第2の遅延
    手段の出力信号と、前記位相演算手段の出力信号とか
    ら、色差信号を抽出するクロマデコード手段と、 前記Y/C分離手段の出力信号と、前記クロマデコード
    手段の出力信号とから、マトリクス演算によりコンポー
    ネント信号を算出して前記記憶保持手段に出力するマト
    リクス演算手段と、を具備してなることを特徴とする画
    像変換装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも、アナログコンポジットビデ
    オ信号を当該ビデオ信号に含まれる色副搬送波信号とは
    非同期でディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
    ル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段の信号を記憶保持す
    ると共に、外部からディジタルコンポーネントビデオ信
    号が入力された際、記憶保持されているデータを当該デ
    ィジタルコンポーネントビデオ信号に書き換える記憶保
    持手段と、 前記記憶保持手段から読み出された信号からクロマ信号
    成分を抽出するクロマ信号抽出手段と、 前記記憶保持手段の出力信号に対して前記クロマ信号抽
    出手段が有する入力信号に対する遅延時間と同量の遅延
    を与える第1の遅延手段と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号と前記第1の遅延手
    段の出力信号とから輝度信号を抽出するY/C分離手段
    と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号にヒルベルト変換を
    施すヒルベルト変換手段と、 前記クロマ信号抽出手段の出力信号に対して前記ヒルベ
    ルト変換手段が有する入力信号に対する遅延時間と同量
    の遅延を与える第2の遅延手段と、 前記Y/C分離手段の出力信号と、前記ヒルベルト変換
    手段の出力信号と、前記第2の遅延手段の出力信号とか
    ら、前記アナログコンポジットビデオ信号に含まれるバ
    ースト信号と前記アナログ/ディジタル変換手段により
    ディジタル変換されたディジタルコンポジットビデオ信
    号との位相差を演算する位相演算手段と、 前記ヒルベ
    ルト変換手段の出力信号と、前記第2の遅延手段の出力
    信号と、前記位相演算手段の出力信号とから、色差信号
    を抽出するクロマデコード手段と、 前記Y/C分離手段の出力信号と、前記クロマデコード
    手段の出力信号とから、マトリクス演算によりコンポー
    ネント信号を算出して前記記憶保持手段に出力するマト
    リクス演算手段と、を具備してなることを特徴とする映
    像信号変換装置。
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