JPH08149130A - 映像コミュニケーションシステム - Google Patents

映像コミュニケーションシステム

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JPH08149130A
JPH08149130A JP6291257A JP29125794A JPH08149130A JP H08149130 A JPH08149130 A JP H08149130A JP 6291257 A JP6291257 A JP 6291257A JP 29125794 A JP29125794 A JP 29125794A JP H08149130 A JPH08149130 A JP H08149130A
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signal
video
terminal
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audio
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JP6291257A
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English (en)
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Tsuguhide Sakata
継英 坂田
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ会議を行う前に、事前に会議室の予
約、会議室への移動、資料の持ち込み等の準備をする必
要がなく、複数の参加者が夫々在席したままで、複数の
参加者による在席型の多地点テレビ会議を低コストで実
現する映像コミュニケーションシステムを提供すること
を目的とする。 【構成】 夫々が少なくとも映像及び音声に関する情報
を含む情報信号を送信或は受信する為の複数の端末装置
を接続可能で、夫々の端末装置における動作を同期させ
る為の基準同期信号を発生し、発生された基準同期信号
を接続された複数の端末装置に対して供給すると共に、
前記基準同期信号によって同期動作している複数の端末
装置から夫々出力される複数の情報信号を合成すること
により形成される伝送信号を伝送路を介して送信した
り、或は該伝送路を介して受信される伝送信号を前記複
数の端末装置に対して夫々供給したりするように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末装置間で、
映像・音声・データを伝送し合う映像コミュニケーショ
ンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の端末装置間で映像・音
声・データを伝送し合うシステムとして、テレビ電話や
テレビ会議システム等がある。
【0003】例えば、従来のテレビ会議システムには、
会議室型(ルーム・タイプ)、台車型(ロール・アバウ
ト・タイプ)及び卓上型(デスク・トップ・タイプ)等
があり、その用途や目的に応じて夫々のタイプのものが
使い分けられている。
【0004】まず、従来の会議室型テレビ会議システム
については、テレビ会議の参加者は、会議室内の所定の
会議机の回りに、ビデオカメラに向かって着席し、該ビ
デオカメラによって、参加者を撮影可能とすると共に、
参加者夫々の声については前記会議机上に設置され、参
加者全員の声を収音するために設けられた無指向性のマ
イクロフォンにより収音する様に構成されており、ま
た、該会議室には相手方の会議室から送られて来る相手
方の会議室内の撮影映像を表示するためのモニター装置
が参加者が前記会議机に着席した時に良く見える位置
(例えば、壁面上)に設置されている。
【0005】尚、前記ビデオカメラは所謂ズーム機能を
有すると共に、調整卓等により遠隔コントロール可能な
自動雲台上に設置されており、該調整卓を操作すること
により自動雲台によってビデオカメラをパン或はチルト
し、複数の参加者のうちの一部の参加者をクローズアッ
プして撮影することもできる様に構成されている。
【0006】以上の様な会議室型テレビ会議システム
が、当方及び相手方の両方に設置されることにより、複
数の参加者対複数の参加者による多数対多数形式のテレ
ビ会議を行うものである。また、台車型テレビ会議シス
テムについては、上述の会議室型のものと異なり、壁面
上等に設置されていたモニター装置をサイズ的には小さ
いものとすると共にキャスター付きの台車等により可搬
可能な様に工夫がされている。また、前記台車には、前
記小型のモニター装置の他にテレビ会議に必要なビデオ
カメラ、マイクロフォン、符号化/復号化装置(以下、
CODEC:コーデックと称す)、通信回線用インター
フェイス(I/F)等が収納されている。
【0007】以上の様な台車型テレビ会議システムは、
前記会議室型テレビ会議システムの様に、会議室型テレ
ビ会議システムが設置された会議室を用意しなくとも、
双方が一般的な会議室に上述の様な台車型テレビ会議シ
ステムを持ち込むことにより、簡単に多数対多数形式の
テレビ会議を行うことが可能となる。
【0008】また、卓上型テレビ会議システムについて
は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)
本体、パソコ用のディスプレイモニター装置、パソコン
入力用のキーボード及びマウス、手動雲台付きのビデオ
カメラ、卓上小型マイクロフォン等により構成されてお
り、更に該パソコン本体の拡張スロットにはコーデック
及び通信回線用I/Fを有する拡張ボードが装着され、
該パソコン上でテレビ会議用のソフトを走らせ、操作す
ることにより、テレビ会議を行うことができる様なシス
テムである。
【0009】尚、上述の卓上型テレビ会議システムにお
いて、システムの操作は前記パソコン入力用のキーボー
ドやマウスを使用して行われ、また、相手方より送られ
てくる動画映像の表示は、別途特別にモニター装置を使
用せずに、前記パソコン用のディスプレーモニター装置
を使用し、該モニター装置の表示画面上にウィンドウ表
示(オーバーレイ)の形式で表示する様に構成されてい
る。
【0010】以上の様な卓上型テレビ会議システムにお
いては、相手方も同様の卓上型のテレビ会議システムで
ある場合には、互いに会議室等に移動することなく、在
席のまま1人対1人形式のテレビ会議を行うことが可能
となり、また、相手方が会議室型または台車型のテレビ
会議システムを使用している場合には、在席のまま1人
対多数形式のテレビ会議が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記各形式の従来のテ
レビ会議システムにおいては、以下の様な欠点を有して
いた。
【0012】すなわち、会議室型或は台車型のテレビ会
議システムを使用する場合においては、何れも会議室の
利用が前提となる為、テレビ会議を行う前に、事前に会
議室の予約、会議室への移動、資料の持ち込み等の準備
が必要となり、該各種の準備に伴う時間的ロスや煩わし
さが発生してしまう。
【0013】一方、卓上型のテレビ会議システムを使用
する場合においては、会議室を利用せずに在席のまま会
議を行うことができる為、上述の様にテレビ会議を行う
前に、事前に会議室の予約、会議室への移動、資料の持
ち込み等の準備をする必要がなく、該各種の準備に伴う
時間的ロスや煩わしさは発生しないが、双方が卓上型テ
レビ会議システムを使用する場合には1人対1人形式で
しかテレビ会議を行うことができず、1人対多数形式の
テレビ会議を行う場合には、多数の参加者を要する側
は、前記会議室型或は台車型のテレビ会議システムを使
用する必要から、会議室を利用しなければならず、上述
の様な時間的ロスや煩わしさを解消することはできな
い。
【0014】また、会議室型や台車型のテレビ会議シス
テムにおいて、Multi point Contro
l Unit(以下、MCUと称す)を使用し、多地点
に設置されている複数のテレビ会議システムを結ぶこと
により、多地点テレビ会議を行うことが可能であるが、
この場合においても、会議室の使用が必須である為、上
述の様な問題は解消されず、卓上型のテレビ会議システ
ムにおいて、前記MCUを使用し、多地点に設置されて
いる複数の卓上型のテレビ会議システムを結ぶことによ
り、多地点の複数の人間による在席型の多地点テレビ会
議を行うことができるが、前記MCUはそれ自体が高価
な装置であり、しかも、該MCUにより接続する回線の
数は、当該テレビ会議に参加する人数分必要となる為、
回線の使用料がかさんでしまうといった新たな問題が発
生してしまう。
【0015】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するために為されたもので、テレビ会議を行う前に、
事前に会議室の予約、会議室への移動、資料の持ち込み
等の準備をする必要がなく、複数の参加者が夫々在席し
たままで、複数の参加者による在席型の多地点テレビ会
議を低コストで実現することができる映像コミュニケー
ションシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の映像コミュニケーションシステムは、夫々
が少なくとも映像及び音声に関する情報を含む情報信号
を送信或は受信する為の複数の端末装置と、前記複数の
端末装置を接続可能で、夫々の端末装置における動作を
同期させる為の基準同期信号を発生し、発生された基準
同期信号を接続された複数の端末装置に対して供給する
と共に、前記基準同期信号によって同期動作している複
数の端末装置から夫々出力される複数の情報信号を合成
することにより形成される伝送信号を伝送路を介して送
信したり、或は該伝送路を介して受信される伝送信号を
前記複数の端末装置に対して夫々供給したりする伝送信
号中継装置とを有することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】上述の構成により、テレビ会議を行う前に、事
前に会議室の予約、会議室への移動、資料の持ち込み等
の準備をする必要がなく、複数の参加者が夫々在席した
ままで、複数の参加者による在席型の多地点テレビ会議
を低コストで実現することができる様になる。
【0018】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例について
説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例としての映像
コミュニケーションシステム全体の構成を示す図であ
る。尚、本実施例においては、双方が夫々4台の端末装
置を有するテレビ会議システムを使用して、複数の参加
者対複数の参加者による在席型の多地点テレビ会議を行
う場合を想定し、以下説明を行うものとする。
【0020】図1において、1〜4は夫々、本映像コミ
ュニケーションシステムにより複数の参加者対複数の参
加者による在席型の多地点テレビ会議を行う場合に、該
テレビ会議の当方の参加者が夫々各自の座席において使
用する端末装置、10は各端末装置1〜4より送信され
る画像及び音声情報を合成する為の合成装置、5〜8は
夫々各端末装置と合成装置とを接続し、画像及び音声情
報を伝送する為の同軸ケーブルによる通信線、9は前記
合成装置に設置されている前記通信線に対する入出力イ
ンターフェース、11は各端末装置夫々に設置されてい
る前記通信線に対する入出力インターフェース、12は
伝送する動画像情報や音声情報を符号化或は復号化する
為のコーデック、13はISDN(Integrate
d Services Digital Networ
k)等のディジタル回線に符号化された情報データを所
定のフォーマットに基づいて相手方の端末装置送信した
り、相手方から送信されて来る情報データを受信したり
する為のディジタル回線用I/Fである。尚、ISDN
を介してテレビ会議を行う相手方側も上述の様に図1に
示したものと同様の構成のテレビ会議システムが設置さ
れている。
【0021】次に、図1に示した端末装置1〜4及び合
成装置10について詳細に説明する。
【0022】図2は端末装置及び合成装置の構成を示す
ブロック図であり、同図において、14は撮像用光学レ
ンズ、15はCCD等の撮像素子、16はサンプル・ホ
ールド(S/H)回路、17はカメラプロセス回路、1
8はNTSCエンコーダ、19は前記撮像素子15を駆
動する為のタイミングパルスを発生するタイミングパル
ス発生器、20は同期信号発生器(SSG)、21はカ
メラ部の動作を制御する為のマイクロコンピュータ(マ
イコン)、22は加算回路、23は75Ω駆動アンプ、
24は音声信号を入力する為の音声信号入力端子、25
は入力音声信号増幅用アンプ、26は音声FM変調器、
27は音声信号を出力する為の音声信号出力端子、28
は出力音声信号増幅用アンプ、29は減算回路、30は
音声FM復調器、31は音声信号用の帯域通過フィルタ
ー(BPF)、32は本端末装置から合成装置へ伝送信
号を送信する為の伝送信号送信端子、33は映像信号を
出力する為の映像信号出力端子、34は75Ω駆動アン
プ、35は同期信号分離回路、36は映像信号用の低域
通過フィルター(LPF)、37は合成装置から本端末
装置へ送信される伝送信号を受信する為の伝送信号受信
端子、100は図1に示すコーデック12において復号
化された映像信号を受信する為の映像信号受信端子、1
01は図1に示すコーデック12において復号化された
音声信号を受信する為の音声信号受信端子、102図1
のコーデック12に対して映像信号を送信する為の映像
信号送信端子、103は図1のコーデック12に対して
音声信号を送信する為の音声信号送信端子、104はマ
ルチ画像合成回路、105はNTSCデコーダ、106
は映像信号用の低域通過フィルター(LPF)、107
は第1の端末装置から本合成装置へ送信される伝送信号
を受信する為の伝送信号受信端子、108は音声FM復
調器、109は音声信号用の帯域通過フィルター(BP
F)、110は75Ω駆動アンプ、111は加算回路、
112は75Ω駆動アンプ、113は本合成装置から第
1の端末装置へ伝送信号を送信する為の伝送信号送信端
子、114は音声FM変調器、115は音声合成回路、
116はNTSCデコーダ、117は映像信号用の低域
通過フィルター(LPF)、118は第2の端末装置か
ら本合成装置へ送信される伝送信号を受信する為の伝送
信号受信端子、119は音声FM復調器、120は音声
信号用の帯域通過フィルター(BPF)、121は75
Ω駆動アンプ、122は本合成装置から第2の端末装置
へ伝送信号を送信する為の伝送信号送信端子、123は
NTSCデコーダ、124は映像信号用の低域通過フィ
ルター(LPF)、125は第3の端末装置から本合成
装置へ送信される伝送信号を受信する為の伝送信号受信
端子、126は音声FM復調器、127は音声信号用の
帯域通過フィルター(BPF)、128は75Ω駆動ア
ンプ、129は本合成装置から第3の端末装置へ伝送信
号を送信する為の伝送信号送信端子、130はNTSC
デコーダ、131は映像信号用の低域通過フィルター
(LPF)、132は音声FM復調器、133は音声信
号用の帯域通過フィルター(BPF)、134は第4の
端末装置から本合成装置へ送信される伝送信号を受信す
る為の伝送信号受信端子、135は75Ω駆動アンプ、
136は本合成装置から第4の端末装置へ伝送信号を送
信する為の伝送信号送信端子、137は切り換えスイッ
チである。
【0023】以下、上述の様な図2に示した構成の動作
について説明するが、まずは、映像信号の処理動作につ
いてから説明する。
【0024】ところで、本実施例においては、システム
の立ち上げ動作として、まず、マルチ画像合成回路10
4内の同期信号発生器173(後述の図3参照)から発
生される基準同期信号によって各端末装置のカメラ部を
同期動作させる。すなわち、マルチ画像合成回路104
内の同期信号発生器173(後述の図3参照)より出力
される基準同期信号を、切り換えスイッチ137、加算
回路111、75Ω駆動アンプ112、121、12
8、135、伝送信号送信端子113、122、12
9、136を経て、伝送信号として4台の端末装置に対
して夫々送信する。
【0025】そして、上述の様に送信された伝送信号は
通信線としての同軸ケーブルを経て、各端末装置に供給
され、例えば第1の端末装置の場合には伝送信号受信端
子37に印加され、該伝送信号受信端子37から受信さ
れた伝送信号からは、例えば遮断周波数が4.2MHz
に設定されている映像信号用の低域通過フィルター36
により、マルチ画像合成信号成分が分離され、分離され
たマルチ画像合成信号成分からは同期信号分離回路35
において前述の様にマルチ画像合成回路104内の同期
信号発生器173から発生される基準同期信号としての
水平同期信号及び垂直同期信号が分離され、分離された
水平同期信号及び垂直同期信号により、同期信号発生回
路20における各種同期信号の発生動作をリセットする
ことにより、前記マルチ画像合成回路104内の同期信
号発生器173から出力される基準同期信号に同期し
て、第1の端末装置のカメラ部は動作する様になる。
【0026】尚、この様な端末装置におけるカメラ部の
同期動作は、第2〜第4の各端末装置においても同様に
行われており、以上の様にして第1〜第4の全ての端末
装置におけるカメラ部は、合成装置のマルチ画像合成回
路104から出力される基準同期信号に同期して動作す
ることになる。
【0027】以上の様にして、基準同期信号により同期
動作された同期信号発生器20から発生される水平同期
信号、垂直同期信号を含む各種同期信号は、タイミング
パルス発生器19、サンプル・ホールド回路16、カメ
ラプロセス回路17、NTSCエンコーダ18に供給さ
れ、該タイミングパルス発生器19から発生される各種
タイミングパルスによって撮像素子15を駆動すること
により、該撮像素子15からは撮影用光学レンズ14を
介して該撮像素子15の撮像面上に結像される参加者の
映像に対応した電気(映像)信号が出力される。
【0028】そして、撮像素子15から出力される映像
信号は、次段のサンプル・ホールド回路16において例
えば相関二重サンプリング法に基づき、サンプル・ホー
ルドされ、カメラプロセス回路17においては、前記サ
ンプル・ホールド回路16より供給される映像信号に対
して、前記撮像素子15の撮像面上に設置されているオ
ンチップカラーフィルターに対応した色分離処理、γ変
換等、各種のカメラ信号処理が為されることにより、輝
度信号(Y)と色差信号(R−Y,B−Y)とが形成さ
れ、出力される。
【0029】以上の様にして、カメラプロセス回路17
において形成された輝度信号と色差信号とは、NTSC
エンコーダ18に供給され、該NTSCエンコーダ18
においては、供給される輝度信号と色差信号を用いて例
えばNTSCカラーテレビジョン方式に準拠した複合カ
ラービデオ信号が形成され、形成された複合カラービデ
オ信号は、加算回路18にて、後述する様に音声FM変
調器26から出力される音声FM信号が加算された後、
75Ω駆動回路23、伝送信号送信端子32を経て、合
成装置の伝送信号受信端子107に送られる。
【0030】尚、同様の動作により、第2〜第4の各端
末装置からは夫々同様の音声FM信号が加算された複合
カラービデオ信号が送られ、各々の端末装置に対応する
伝送信号受信端子118、125、134に送られる。
【0031】そして、上述の様に伝送信号受信端子10
7、118、125、134を介して合成装置に供給さ
れる音声FM信号が加算されている複合カラービデオ信
号は、例えば遮断周波数が4.2MHzに設定されてい
る映像信号用の低域通過フィルター106、117、1
24、131により、複合カラービデオ信号成分のみが
分離され、分離された複合カラービデオ信号はNTSC
デコーダ105、116、123、130に送られ、該
NTSCデコーダ105、116、123、130にお
いて夫々、輝度信号成分(Y)と色差信号成分(R−
Y,B−Y)とに分けられた後、各成分毎にマルチ画像
合成回路104に送られる。
【0032】図2に示すマルチ画像合成回路104は、
図4に示す様に第1〜第4の端末装置から夫々供給され
る複合カラービデオ信号に対応した各端末装置を操作し
ている参加者の動画映像をマルチ画像表示する為のマル
チ画像合成信号を形成するもので、その詳細な構成は図
3に示す様に構成されている。
【0033】図3において、150〜153は各々前記
図2のNTSCデコーダ105、116、123、13
0から出力される輝度信号成分が供給される輝度信号入
力端子、154〜157はR−Y信号入力端子、158
〜161はB−Y信号入力端子、166は切り換えスイ
ッチ、167〜181はクランプ回路、182はサンプ
ルホールド回路、168はA/D変換器、169、17
0はフィールドメモリ、171はディジタル・アナログ
(D/A)変換器、172は前記D/A変換器171か
ら出力される信号からクロック信号成分を除去する為の
低域通過フィルター、173は基準同期信号発生器、1
74はメモリコントロール回路、175はNTSCエン
コーダ、176、177は図3に点線枠で示す回路構成
と同一の機能を有する回路ブロック、178はマルチ画
像合成信号出力端子である。
【0034】ところで、図3に示す162〜165は、
夫々後段のアナログ・ディジタル(A/D)変換器16
8において行われるA/D変換において、折り返しの発
生を防止する為、該A/D変換の前に行う高域周波数を
抑圧する為の低域通過フィルターで、例えばその遮断周
波数は3MHzに設定されている。
【0035】すなわち、本実施例では、図3に示すA/
D変換器168において、前記切り換えスイッチ166
から出力される各端末装置から供給される複合カラービ
デオ信号に対応した画像を、後述の様にモニター装置の
表示画面上にフルサイズ表示する場合には、4fsc
(fscはカラー副搬送波周波数で、複合カラービデオ
信号がNTSCカラーテレビジョン方式に対応している
場合には、3.579545MHzに設定されている)
のサンプリング周波数にてA/D変換し、また、各端末
装置から夫々供給される複合カラービデオ信号に対応し
た画像を縮小し、縮小された4つの画像を図4に示す様
に合成し、モニター装置の表示画面上に4画面マルチ画
表示する場合には、2fscのサンプリング周波数にて
A/D変換する様に構成されており、この場合ナイキス
ト周波数はfscとなり、該A/D変換において折り返
しが発生しないようにする為、A/D変換を行う前に遮
断周波数が3.58MHz近辺に設定されている折り返
しを除去する為の低域通過フィルターによって周波数帯
域を制限する必要があるからである。
【0036】以下、図3に示した構成に基づいて、マル
チ画像合成回路の動作について説明する。
【0037】まず、輝度信号の処理について説明する。
前述の様に、図2に示すNTSCデコーダ105、11
6、123、130から夫々供給される4系統の輝度信
号は各々低域通過フィルター162〜165を介した
後、各々クランプ回路167〜181に供給され、該ク
ランプ回路167〜181では、同期信号発生器173
から供給されるクランプパルスに従ってクランプ処理が
施された後、切り換えスイッチ166において、後述の
如き図5に示すスイッチの切り換えロジックに従って切
り換えて次段のサンプル・ホールド回路182に出力さ
れる。
【0038】尚、上述の様に各クランプ回路167〜1
81におけるクランプ動作は、前記同期信号発生器17
3から出力される同一のクランプパルスに同期して行わ
れているが、これは、前述の様にシステムの動作の初期
段階において、第1〜第4の各端末装置におけるカメラ
部が全て、図3の同期信号発生器173より発生される
水平同期信号及び垂直同期信号に同期して動作する様に
制御しているからである。
【0039】また、上記切り換えスイッチ166におけ
るスイッチの切り換えロジックは、図5に示す様に、4
fscのサンプリング周波数に従って輝度信号をサンプ
リングした場合、奇数番目の水平走査期間(第1フィー
ルドにおける奇数番目の水平走査期間)中は、各サンプ
リング周期毎に図中の接点AとBとの間で切り換えて接
続し、偶数番目の水平走査期間(第1フィールドにおけ
る偶数番目の第2水平走査期間)中は、各サンプリング
周期毎に図中の接点CとDとの間で切り換えて接続する
様に制御される。
【0040】そして、以上の様に切り換え動作が制御さ
れている切り換えスイッチ166から出力される輝度信
号は、前記同期信号発生器173より出力されるサンプ
ルホールドパルスに基づき動作するサンプルホールド回
路182においてサンプルホールドされることにより、
不用な切り換えノイズ(前記切り換えスイッチ166に
おける切り換え動作により発生するノイズ)が除去され
た後、A/D変換器168に供給される。
【0041】そして、A/D変換器168においてサン
プリング周波数4fscに基づいてディジタル信号に変
換され、第1のフィールドメモリ169に供給される。
【0042】図6は図3のフィールドメモリ169、1
70に対する輝度信号のサンプルデータの書き込み及び
読み出し動作時におけるメモリコントロール回路174
のアドレス制御を説明する為、フィールドメモリに対す
る各フィールドメモリにおけるメモリ領域に書き込まれ
るサンプルデータを可視的に示した図で、以下、図6に
基づき各フィールドメモリに対するサンプルデータの書
き込み及び読み出し動作について説明する。
【0043】尚、メモリコントロール回路174におい
て行われる第1のフィールドメモリ169に対するサン
プルデータの書き込み時のアドレス制御は、図6に示す
様に、全メモリ領域を4つの領域に分割し、前記図5に
示すサンプル点Aで示す輝度信号のサンプルデータを図
中の左上の1/4のメモリ領域に対して各サンプルデー
タの入力順に順次書き込み、前記図5に示すサンプル点
Bで示す輝度信号のサンプルデータを図中の右上の1/
4のメモリ領域に対して各サンプルデータの入力順に順
次書き込み、同様に図5に示すサンプル点C、Dで示す
輝度信号のサンプルデータを図中の左下及び右下の1/
4のメモリ領域に対して夫々、各サンプルデータの入力
順に順次書き込む様にアドレス制御される。
【0044】そして、上述の様に、1フィールド期間を
経て、前記第1のフィールドメモリ169に対するサン
プルデータの書き込みが完了すると、メモリコントロー
ル回路174からの指示により、今までサンプルデータ
の書き込みを行っていた第1のフィールドメモリ169
を、書き込まれたサンプルデータを読み出す動作に切り
換え、サンプルデータが書き込まれた第1のフィールド
メモリ169に対し、各水平走査線の順番に対応した順
序に従ってアドレス制御をすることにより、該第1のフ
ィールドメモリ169に書き込まれたサンプルデータを
読み出すと共に、第2のフィールドメモリ170に対す
るサンプルデータの書き込み動作が開始され、該第2の
フィールドメモリ170においては前記第1フィールド
メモリ169におけるサンプルデータの書き込み動作と
同様の書き込み動作が行われ、1フィールド期間を経
て、前記第2のフィールドメモリ170に対するサンプ
ルデータの書き込みが図7に示す様に完了すると、前記
メモリコントロール回路174からの指示により、今ま
でサンプルデータの書き込みを行っていた第2のフィー
ルドメモリ170を、書き込まれたサンプルデータを読
み出す動作に切り換え前記第1フィールドメモリ169
におけるサンプルデータの読み出し動作と同様の読み出
し動作が行われると共に、サンプルデータの読み出しを
行っていた前記第1のフィールドメモリ170に対して
再びサンプルデータの書き込み動作が開始され、以後、
この様にして第1のフィールドメモリ169と第2のフ
ィールドメモリ170においてサンプルデータの書き込
み動作と読み出し動作とが交互に繰り返されることによ
り、前記図4に示す様なマルチ画像合成輝度信号に対応
したサンプルデータが次段のD/A変換器171に供給
される。
【0045】ところで、上述の実施例においては、フィ
ールドメモリに対するサンプルデータの書き込み時には
前記図6、図7にて説明した様なアドレス制御を行い、
読み出し時には、サンプルデータが書き込まれたフィー
ルドメモリに対し、各水平走査線の順番に対応した順序
に従ってアドレス制御をすることにより書き込まれてい
るサンプルデータを読み出す様にしたが、例えば書き込
み時には前記切り換えスイッチ166から出力される前
記図5に示す様なサンプルデータをそのままフィールド
メモリに書き込み、読み出し時に前記図6、図7に相当
するアドレス制御を行ない、フィールドメモリに書き込
まれているサンプルデータの読み出しを行う様にしても
同様にマルチ画像合成輝度信号を形成することができ
る。
【0046】以上の様に、フィールドメモリ169、1
70から1フィールド期間毎に交互に出力されるマルチ
画像合成輝度信号は、1フィールド分毎に交互にD/A
変換器171に供給され、ここでアナログ信号に変換さ
れた後、低域通過フィルター172においてクロック信
号成分が除去され、NTSCエンコーダ175に供給さ
れる。
【0047】一方、R−Y信号及びB−Y信号は、図3
の回路ブロック176、177において夫々、上述の様
な輝度信号と同様な処理が為され、マルチ画像合成R−
Y信号と、マルチ画像合成B−Y信号とが該回路ブロッ
ク176、177から夫々出力され、前記NTSCエン
コーダ175に供給される。
【0048】そして、上記NTSCエンコーダ175に
おいては、上述の様にして形成されたマルチ画像合成輝
度信号、マルチ画像合成R−Y信号、マルチ画像合成B
−Y信号及び同期信号発生器173から供給される水平
同期信号及び垂直同期信号とから、マルチ画像合成複合
カラービデオ信号が形成され、マルチ画像合成信号出力
端子178から出力される。以上がマルチ画像合成回路
104の動作の説明である。
【0049】図2に示す様に、マルチ画像合成回路10
4から出力されるマルチ画像合成複合カラービデオ信号
は、切り換えスイッチ137に供給され、また、該切り
換えスイッチ137には、前記図1に示すコーデック1
2からテレビ会議の相手方側から送信されてくるビデオ
信号が映像信号受信端子100を介して供給されてお
り、例えばパソコン用のキーボードやマウス等を操作す
ることにより、該切り換えスイッチ137の接続を選択
的に切り換えることで、当方側の4台の端末装置から送
信される映像信号をマルチ画像合成回路104において
マルチ画像合成することにより形成されるマルチ画像合
成複合カラービデオ信号と、相手方側の4台の端末装置
から送信される映像信号をマルチ画像合成回路において
マルチ画像合成することにより形成されるマルチ画像合
成複合カラービデオ信号とを次段の加算回路111に対
して選択的に出力することができる。
【0050】一方、前記マルチ画像合成回路104から
出力されるマルチ画像合成複合カラービデオ信号は、7
5Ω駆動アンプ110、映像信号送信端子102を介し
て図1のコーデック12に対しても送信されており、該
コーデック12において符号化された後、ディジタル回
線用I/F13、ISDNを介して相手方側にも送信さ
れている。
【0051】前述の様に切り換えスイッチ137から出
力されたマルチ画像合成複合カラービデオ信号は加算回
路111において、後述の様にして音声FM変調器11
4から供給される音声FM信号が加算されることにより
伝送信号とされた後、75Ω駆動アンプ112、12
1、128、135、伝送信号送信端子113、12
2、129、136を介して各端末装置に送信され、各
端末装置の伝送信号受信端子(図2の37参照)に供給
される。
【0052】図2において、端末装置の伝送信号受信端
子37に供給される音声FM信号が加算されたマルチ画
像合成カラービデオ信号は、遮断周波数が4.2MHz
に設定されている低域通過フィルター36において、マ
ルチ画像複合カラービデオ信号成分のみが抽出され、該
信号は75Ω駆動アンプ34を介して、映像信号出力端
子33を介して、不図示の専用モニター装置或はパソコ
ンのビデオ・オーバーレイ・ボード等に供給され、前者
の場合はモニター装置上の表示画面にマルチ画像合成カ
ラービデオ信号に対応したマルチ画像をそのまま表示
し、後者の場合は前記ビデオ・オーバー・レイ・ボード
によりパソコンのディスプレイモニター装置上の表示画
面にマルチ画像合成カラービデオ信号に対応したマルチ
画像をオーバーレイの形式で、ウィンドウ表示する様に
することにより、当方側或は相手方の4台の端末装置よ
り送信されてくる映像信号を夫々の端末装置においてマ
ルチ画像として表示することができる様になる。
【0053】次に、音声信号の処理動作について説明す
る。
【0054】図2において、音声信号入力端子24に
は、不図示のマイクロフォンが接続される様に構成され
ており、例えば、第1の端末装置を操作する参加者が話
す音声は、接続された前記マイクロフォンにより電気信
号に変換され音声信号として出力され、該音声信号は前
記音声信号入力端子24を介し、入力音声信号増幅アン
プ25にて増幅された後、音声FM変調器26に供給さ
れる。
【0055】該音声FM変調器26においては、供給さ
れる音声信号を例えば4.5MHzを中心とする狭周波
数帯域にFM変調することにより、音声FM信号を形成
し、形成された音声FM信号は、加算回路22において
前述の様にNTSCエンコーダ18から供給されている
複合カラービデオ信号に加算され、75Ω駆動アンプ2
3、伝送信号送信端子32を介して、合成装置10に出
力される。
【0056】また、上述の第1の端末装置における音声
信号処理動作と同様にして、第2〜第4の各端末装置に
おいても音声信号の処理が為され、各端末装置からは同
様に音声FM信号が加算された複合カラービデオ信号が
出力され、前記合成装置の伝送信号受信端子107、1
18、125、134に供給されている。
【0057】そして、上述の様に合成装置10の伝送信
号受信端子107、118、125、134を介して各
端末装置から供給される音声FM信号が加算されている
複合カラービデオ信号は、例えば中心周波数が4.5M
Hzに設定されている音声信号用の帯域通過フィルター
109、120、127、133により、音声FM信号
成分のみが分離され、分離された音声FM信号は音声F
M復調器108、119、126、132によりFM復
調された後、各々音声合成回路115に送られる。
【0058】図2に示す音声合成回路115は、図8に
示す様に構成されている。
【0059】図8に示す様に音声合成回路115は、オ
ペアンプ206、207により構成されており、入力端
子201〜204からは当方側の第1〜第4の端末装置
から送信される音声信号が入力され、入力端子205か
らは前記図1に示すコーデック12から供給されるテレ
ビ会議の相手方側から送信されてくる音声信号が入力さ
れており、前記第1〜第4の端末装置から夫々送信され
る音声信号と、相手方側の4台の端末装置から送信され
る音声信号を音声合成回路において音声合成することに
より形成される音声合成信号とは前記オペアンプ207
において全加算されることにより音声合成信号として出
力端子209より図2に示す音声FM変調器114に出
力され、また、前記第1〜第4の端末装置から送信され
る音声信号はオペアンプ206において加算され、出力
端子208、音声信号送信端子103を介して図1のコ
ーデック12に対して送信され、該コーデック12にお
いて符号化された後、ディジタル回線用I/F13、I
SDNを介して相手方側にも送信されている。
【0060】そして、音声合成回路115の出力端子2
09より出力される音声合成信号は音声FM変調器11
4において、例えば4.5MHzを中心とする狭周波数
帯域にFM変調することにより、音声合成FM信号とし
て加算回路111に供給され、該加算回路111におい
て前述の様にしてマルチ画像合成回路104より供給さ
れているマルチ画像合成カラービデオ信号と加算される
ことにより伝送信号とされた後、75Ω駆動アンプ11
2、121、128、135、伝送信号送信端子11
3、122、129、136を介して各端末装置に送信
され、各端末装置の伝送信号受信端子(図2の37参
照)に供給される。
【0061】図2において、例えば、第1の端末装置の
伝送信号受信端子37に供給される音声FM信号が加算
されたマルチ画像合成カラービデオ信号からは、中心周
波数が4.5MHzに設定されている音声信号用の帯域
通過フィルター31により音声合成FM信号成分のみが
分離され、分離された音声合成FM信号は音声FM復調
器30により、FM復調された後、減算回路29に送ら
れる。
【0062】上記減算回路29には、前述の様に、第1
の端末装置を操作する参加者が話す音声を不図示のマイ
クロフォンによって収音することにより、該マイクロフ
ォンより発生される音声信号が音声信号入力端子24、
入力音声信号増幅アンプ25を介して供給されており、
該減算回路29において、前記音声FM復調器30から
供給される音声合成信号(すなわち、当方側の第1〜第
4の端末装置から夫々送信される音声信号と相手方側か
ら送信される音声信号とを加算合成した信号)から、当
該第1の端末装置のマイクロフォンにより発生される音
声信号が減算されることにより、第1の端末装置自身に
よって送信している音声信号がキャンセルされる。
【0063】尚、第2〜第4の端末装置においても同様
に、各々端末装置の減算回路において、各々の端末装置
自身が送信している音声信号がキャンセルされる。
【0064】そして、減算回路29より出力される音声
合成信号は出力音声信号増幅用アンプ28において増幅
された後、音声信号出力端子27を介してに出力され、
該音声信号出力端子27より出力される音声合成信号
は、不図示の専用モニター装置或はパソコンのオーディ
オ・プロセス・ボード等に供給されることにより、前者
の場合はモニター装置のスピーカーによって再生し、後
者の場合は前記オーディオ・プロセス・ボードによりパ
ソコンのスピーカー装置によって再生することにより、
自分の端末装置を除く本テレビ会議に参加している端末
装置が夫々送信している音声信号に対応した音声(例え
ば、第1の端末装置の場合は、第2〜第4の端末装置に
おける話者の音声及び相手方側の4台の端末装置におけ
る話者の音声とが加算合成された音声)を再生し、確認
することができる様になる。
【0065】以下、図9及び図10を用いて本映像コミ
ュニケーションシステムにおける端末装置の他の実施例
について説明する。
【0066】図9は、本映像コミュニケーションシステ
ムにおける端末装置をパソコンの拡張スロットに直接装
填され、パソコンに内蔵可能な様に構成された拡張ボー
ドとして実現する場合の一例を示す図である。尚、図9
において、前記図2に示す構成と同様の構成要素につい
ては、同一の符番を付し、説明を省略する。
【0067】図9において、40はカメラヘッド部の映
像信号出力端子、41はカメラヘッド部の電力入力端
子、42はカメラヘッド部の同期信号入力端子、43は
拡張ボード部の映像信号入力端子、44は拡張ボード部
の電力出力端子、45は拡張ボード部の同期信号出力端
子、46はパソコンの拡張スロットを介して該パソコン
より供給されるDC電源からカメラヘッド部の回路を駆
動するのに必要な所定のDC電圧を形成する為のDC−
DCコンバーター、47は端末装置のマイコンとパソコ
ンの拡張スロットとの間のバスインターフェース回路、
48は拡張ボード部とパソコンの拡張スロットとを接続
する為の拡張ボード入出力端子、49は本実施例におけ
るカメラヘッド部、50は前記カメラヘッド部49と所
定のケーブルで接続される本実施例における拡張ボード
部である。
【0068】本実施例においては、端末装置のカメラヘ
ッド部を分離独立させ、例えばパソコン用のディスプレ
イモニター装置の上に設置できる様に構成することによ
り、小型化を図ると共に、該カメラヘッド部以外の部分
については、拡張ボード部上に実装し、パソコンの拡張
スロットに装填できる様に構成し、画像の表示、音声の
再生及びシステムの操作については、パソコン用のディ
スプレイモニター装置、パソコンのキーボード等を使用
する様な構成の型式のものである。
【0069】ところで、本実施例においては、パソコン
用の拡張ボード部として、例えばデスクトップ型コンピ
ュータ用のISA−BUS、EISA−BUS、PCI
−BUS、Nu−BUS等の各種BUSに接続可能なも
のを想定しているが、ラップトップ型或はノートブック
型のコンピュータ用のICカード・インターフェース・
スロットに接続可能なものとしても良い。
【0070】図10は、本映像コミュニケーションシス
テムにおける端末装置をカメラヘッド部とアダプター部
とを夫々分離独立させて構成し、前記図9に示した実施
例の様にパソコンを使用せずに、該アダプター部に専用
の操作部、マイクロフォン接続端子、テレビモニター装
置接続端子等を備えた端末アダプターユニットとして実
現する場合の一例を示す図である。尚、図10におい
て、前記図2及び図9に示す構成と同様の構成要素につ
いては、同一の符番を付し、説明を省略する。
【0071】図10において、51は端末アダプター本
体、52はカメラヘッド部や端末アダプター本体内の各
部に電力を供給するための電力供給回路、53は操作入
力部、54は外部電源入力端子である。
【0072】本実施例においては、端末装置のカメラヘ
ッド部を分離独立させ、例えば専用のテレビモニター装
置の上に設置できる様にすることにより、小型化を図る
と共に、該カメラヘッド部以外の部分についてはアダプ
ター部本体として1つの筺体内に収納する様に構成し、
画像の表示、音声の再生については該アダプター部に接
続される専用のテレビモニターにより行い、また、シス
テムの操作については、該アダプター部に設けられた専
用の操作部や不図示のリモコン装置等により操作する様
に構成されており、パソコンのキーボードやマウス等の
操作に不慣れなユーザーには好適で、しかも可搬性に優
れた型式のものである。
【0073】以上、説明したように、本発明の第1の実
施例としての映像コミュニケーションシステムによれ
ば、夫々が各自の端末装置を使用してテレビ会議に参加
する複数の参加者の映像及び音声をマルチ画像化及び音
声合成化することにより多重化し、伝送する様に構成し
たことにより、会議室等への移動を伴わずに、各種の時
間的なロスを防ぐことができる在席型のテレビ会議を複
数の参加者対複数の参加者にて実現することができる。
【0074】また、本システムによりISDNを使用し
てテレビ会議を行う場合には、夫々の側のテレビ会議参
加者グループにおいては、各端末装置が同軸ケーブルで
接続される様に構成されているため、使用するISDN
の回線数は各側のテレビ会議参加者グループどうしを接
続するのに必要な数(本実施例の場合には1本)で済む
為、回線使用料は節約することができる。
【0075】更に、各端末装置から非同期で映像信号が
送信される場合には、マルチ画像合成に使用するメモリ
の記憶容量は、接続される端末装置の数の増加に伴って
増加し、システムを実現する為に非常にコストがかかっ
ていたが、本システムにおいては、各端末装置のカメラ
部は、合成装置から送信される基準同期信号に同期して
動作する様に構成されている為、各端末装置からは所定
のタイミングで映像信号が送信される為、マルチ画像合
成に使用するメモリの記憶容量を抑えることができる
為、システムの実現が低コストで済む。
【0076】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例について説明する。
【0077】図11は本発明の第2の実施例としての映
像コミュニケーションシステム全体の構成を示す図、図
12は図11におけるマルチ画像合成回路の構成を示す
ブロック図、図13は図11における音声合成回路の構
成を示すブロック図であり、各図において前記図2、図
3、図8に示す構成と同様の構成要素については、同一
の符番を付し、説明を省略する。
【0078】尚、本実施例は、複数の参加者対複数の参
加者による在席型のテレビ会議を行う映像コミュニケー
ションシステムにおいて、更に、該テレビ会議に参加し
ている複数の参加者の内の話者を検知し、該話者の映像
を自動的に拡大表示する機能を付加したものである。
【0079】図11に示す様に、前記第1の実施例と本
実施例との相違点は、音声合成回路138内の検知回路
において検知され、出力される話者検知信号をマルチ画
像合成回路137に送り、話者の映像を拡大表示する為
に前記マルチ画像合成回路137におけるマルチ画像合
成動作を制御する様に構成されている。
【0080】次に、本実施例におけるマルチ画像合成回
路及び音声合成回路の構成について図12及び図13を
用いて説明する。
【0081】図12は本実施例のマルチ画像合成回路の
構成を示すブロック図で、図12において、182〜1
85は、夫々後段のA/D変換器168において行われ
るA/D変換において、折り返しの発生を防止する為、
該A/D変換の前に行う高域周波数を抑圧する為の低域
通過フィルターで、例えばその遮断周波数は6MHzに
設定されている。
【0082】すなわち、本実施例ではA/D変換器16
8において、各端末装置か供給される複合カラービデオ
信号に対応した画像を、後述の様にモニター装置の表示
画面上にフルサイズ表示する場合には、4fscのサン
プリング周波数にてA/D変換する様に構成されてお
り、この場合ナイキスト周波数は2fsc(複合カラー
ビデオ信号がNTSCカラーテレビジョン方式に対応し
ている場合には、7.16MHzである。)となり、該
A/D変換において折り返しが発生しない様にする為、
A/D変換を行う前に遮断周波数が7.16MHz以下
に設定されている低域通過フィルターによって周波数帯
域を制限する必要があるからである。
【0083】また、図12において、186〜189は
クランプ回路、190は切り換えスイッチであり、該切
り換えスイッチ190の切り換え制御は、前記切り換え
スイッチ166の様に4fscのサンプリングクロック
に従って前記図5に示す様な切り換え制御を行うものと
は異なり、図中の接点A、B、C、Dのうちの何れか1
つを後述するスイッチ制御回路193からの指示に従っ
て選択的に切り換えて接続するものである。
【0084】また、191、192も切り換えスイッチ
であり、後述するスイッチ制御回路193からの指示に
従って、テレビ会議に参加している複数の参加者の中に
話者がいない間は、該複数の参加者の映像をマルチ画像
表示する為に、切り換えスイッチ191を前記切り換え
スイッチ166側の接点を接続すると共に、前記A/D
変換器168より出力されるサンプルデータが前記フィ
ールドメモリ169、170を介して前記D/A変換器
171に供給される様に、切り換えスイッチ192によ
って前記フィールドメモリ169、170と前記D/A
変換器171とを接続し、該テレビ会議に参加している
複数の参加者の中の誰かが話している間は、話者の映像
をフルサイズ表示する為に、切り換えスイッチ191を
前記切り換えスイッチ190の側の接点を接続すると共
に、前記A/D変換器168より出力されるサンプルデ
ータが前記フィールドメモリ169、170をバイパス
する様に、切り換えスイッチ192によって前記A/D
変換器168とD/A変換器171とを直接接続する様
に接続動作が制御されている。
【0085】また、193はスイッチ制御回路であり、
後述する様に音声合成回路138内の検知回路から発生
される話者の有無に関する情報と話者がいる場合に該話
者を特定する情報(すなわち、参加者がA〜Dの4人で
あった場合、A〜Dの中の何れかを示す情報)とにより
構成される検知信号に基づき、切り換えスイッチ190
〜192のスイッチ接続動作を制御している。194は
音声合成回路138内の検知回路から出力される上記検
知信号を入力する為の検知信号入力端子である。
【0086】尚、図12においては、輝度信号成分を処
理する回路のみを示しているが、第2の実施例における
マルチ画像合成回路は、前記図3に示す第1の実施例に
おけるマルチ画像合成回路と同様に、色差信号成分(す
なわち、R−Y信号成分とB−Y信号成分)を処理する
為の回路も備えており、その回路の構成及び動作につい
ては、図12に示す輝度信号成分を処理する回路と同様
であるので、ここでは色差信号成分を処理する為の回路
の構成は図示せず、また、動作の説明も省略する。
【0087】図13は本実施例における音声合成回路の
構成を示すブロック図で、図13において、210〜2
13はダイオード、コンデンサー、抵抗等で構成される
音声信号の包絡線検波回路、214は切り換えスイッ
チ、215はマイクロコンピュータ(マイコン)で、A
/D変換器を内蔵し、話者の有無に関する情報と話者が
いる場合に該話者を特定する情報(すなわち、参加者が
A〜Dの4人であった場合、A〜Dの中の何れかを示す
情報)とにより構成される検知信号を発生する様に構成
されており、216は前記マイコン215から出力され
る検知信号を出力する為の検知信号出力端子である。
【0088】以下、本発明の第2の実施例の動作につい
て説明する。
【0089】本システムにおいて、当方側の第1〜第4
の端末装置からは図13に示す音声合成回路138に夫
々入力端子201〜204を介して音声信号が送信され
る様に構成されており、該第1〜第4の端末装置を使用
してテレビ会議に参加している4人の参加者の中の誰が
話し始めると、図13の包絡線検波回路210〜213
からは該話者の話に対応する音声信号のレベルに応じた
検波信号が発生される。
【0090】そして、包絡線検波回路210〜213か
ら発生される検波信号は切り換えスイッチ214に供給
され、マイコン215は該切り換えスイッチ214を所
定の周期で順次切り換え(例えば、図中の接点A→B→
C→D→A・・・の順番)、包絡線検波回路210〜2
13から夫々発生される検波信号を取り込み、内蔵され
ているA/D変換器により取り込まれた検波信号をディ
ジタル化し、該データが示すレベルが所定のレベルに達
しているか否かをチェックすることにより、各包絡線検
波回路210〜213における検波信号を発生状態を監
視し、第1〜第4の端末装置を使用して本テレビ会議に
参加している4人の参加者のうちの誰が話し始めたかを
検知し、話者の有無に関する情報と話者がいる場合に該
話者を特定する情報(すなわち、参加者がA〜Dの4人
であった場合、A〜Dの中の何れかを示す情報)とによ
り構成される検知信号を検知信号出力端子216に対し
て発生する。
【0091】例えば、第3の端末装置を使用して本テレ
ビ会議に参加している参加者が話し始めると、包絡線検
波回路212からは該話に対応する音声信号のレベルに
応じた検波信号が切り換えスイッチ214に供給され、
マイコン215は該切り換えスイッチ214を介して取
り込む検波信号のレベルをチェックすることにより、第
3の端末装置を使用して本テレビ会議に参加している参
加者が話し始めたことが検知され、該マイコン215か
らは第3の端末装置を使用して本テレビ会議に参加して
いる参加者Cが話を始めたことを示す検知信号を検知信
号出力端子216を介してマルチ画像合成装置137に
対して出力する。
【0092】そして、図13に示す音声合成回路138
の検知信号出力端子216より出力された検知信号は、
図12に示すマルチ画像合成回路137の検知信号入力
端子194を介して入力され、スイッチ制御回路193
に供給される。
【0093】スイッチ制御回路193は、前述の様に、
前記音声合成回路138から供給される第3の端末装置
を使用して本テレビ会議に参加している参加者Cが話を
始めたことを示す検知信号に従って、切り換えスイッチ
190を図中の接点Cに接続することにより、サンプル
ホールド回路182に対して第3の端末装置から送信さ
れる参加者Cの映像を示す輝度信号を供給し、切り換え
スイッチ166側の接点に接続されている切り換えスイ
ッチ191を切り換えスイッチ190側の接点に切り換
えて接続すると共に、フィールドメモリ169、170
とD/A変換器171とを接続している切り換えスイッ
チ192を、A/D変換器168とD/A変換器171
とを直接接続する様に切り換え、A/D変換器168か
ら出力される参加者Cの映像を示す輝度信号のサンプル
データをフィールドメモリ169、170をバイパスさ
せ、D/A変換器171に直接供給することにより、そ
れまで、本テレビ会議に参加している4人の参加者の映
像をマルチ画像表示していたモニター装置の表示画面
は、参加者Cの映像を画面いっぱいに表示する“フルサ
イズ表示”に切り換わり、テレビ会議に参加している複
数の参加者が誰も話していない間は、該複数の参加者の
映像をマルチ画像表示し、誰かが話し始めると該話者の
映像がフルサイズ表示されることになる。
【0094】以上説明した様に、本発明の第2の実施例
としての映像コミュニケーションシステムによれば、複
数の参加者による在席型のテレビ会議において、誰も発
言していない時には、参加者全員の映像がマルチ画像に
て表示され、誰かが発言をすると話者がフルサイズの画
面に拡大され、表示される為、話者の表情や口元の動き
がより分かりやすく表示される為、話者の発言内容を他
の参加者に、より正確に伝えることができる様になる。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、従
来の問題点を解決し、テレビ会議を行う前に、事前に会
議室の予約、会議室への移動、資料の持ち込み等の準備
をする必要がなく、複数の参加者が夫々在席したまま
で、複数の参加者による在席型の多地点テレビ会議を低
コストで実現することができる映像コミュニケーション
システムを提供することができる様になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての映像コミュニケ
ーションシステム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の端末装置及び合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2のマルチ画像合成回路の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明におけるマルチ画像表示の一例を示す図
である。
【図5】図3のマルチ画像合成回路の切り換えスイッチ
166における切り換えロジックを示す図である。
【図6】図3の第1フィールドメモリに対する各フィー
ルドメモリにおけるメモリ領域に書き込まれるサンプル
データを可視的に示した図である。
【図7】図3の第2フィールドメモリに対する各フィー
ルドメモリにおけるメモリ領域に書き込まれるサンプル
データを可視的に示した図である。
【図8】図2の音声合成回路の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】本映像コミュニケーションシステムにおける端
末装置をパソコンの拡張スロットに直接装填することに
より、パソコンに内蔵可能な様に構成された拡張ボード
として実現する場合の一例を示す図である。
【図10】本映像コミュニケーションシステムにおける
端末装置をパソコンを使用せずに端末アダプターユニッ
トとして実現する場合の一例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例としての映像コミュニ
ケーションシステム全体の構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例におけるマルチ画像合
成回路の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施例における音声合成回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜4 端末装置 10 合成装置 104、137 マルチ画像合成回路 115、138 音声合成回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が少なくとも映像及び音声に関する
    情報を含む情報信号を送信或は受信する為の複数の端末
    装置と、 前記複数の端末装置を接続可能で、夫々の端末装置にお
    ける動作を同期させる為の基準同期信号を発生し、発生
    された基準同期信号を接続された複数の端末装置に対し
    て供給すると共に、前記基準同期信号によって同期動作
    している複数の端末装置から夫々出力される複数の情報
    信号を合成することにより形成される伝送信号を伝送路
    を介して送信したり、或は該伝送路を介して受信される
    伝送信号を前記複数の端末装置に対して夫々供給したり
    する伝送信号中継装置とを有することを特徴とする映像
    コミュニケーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の端末装置は夫々、送信する映
    像情報を入力する為の映像情報入力手段と、送信する音
    声情報を入力する為の音声情報入力手段と、前記映像情
    報入力手段により入力される映像情報と前記音声情報入
    力手段により入力される音声情報とを多重することによ
    り情報信号を形成する為の情報信号形成手段とを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の映像コミュニケ
    ーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記映像情報入力手段は、端末装置を操
    作する操作者を撮像する為の撮像手段と、前記伝送信号
    中継装置から供給される基準同期信号に従って前記撮像
    手段の撮像動作を制御する撮像動作制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像コミュニケーシ
    ョンシステム。
  4. 【請求項4】 前記音声情報入力手段は、端末装置を操
    作する操作者が発する音声を収音し、収音された音声に
    対応した音声信号を発生する為の収音手段と、前記伝送
    信号中継装置から供給される伝送信号に含まれている音
    声信号を分離し、分離された音声信号から前記収音手段
    より発生される音声信号を減算する為の減算手段とを有
    することを特徴とする請求項2に記載の映像コミュニケ
    ーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記伝送信号中継装置は、接続されてい
    る前記複数の端末装置から夫々送信される複数の情報信
    号に含まれている映像信号を分離し、分離された複数の
    映像信号に対して縮小合成処理を施すことにより、マル
    チ画像合成信号を形成するマルチ画像合成手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像コミュニケーシ
    ョンシステム。
  6. 【請求項6】 前記伝送信号中継装置は、接続されてい
    る前記複数の端末装置から夫々送信される複数の情報信
    号に含まれている音声信号を分離し、分離された複数の
    音声信号に対して合成処理を施すことにより、音声合成
    信号を形成する音声合成手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載の映像コミュニケーションシステム。
  7. 【請求項7】 前記音声合成手段は、更に、前記複数の
    端末装置から夫々送信される複数の情報信号に含まれて
    いる音声信号から夫々分離される複数の音声信号を用い
    て、前記複数の端末装置を操作している複数の操作者の
    うち、何れの端末装置を操作している操作者が音声を発
    生しているかを検知し、検知信号を発生する為の話者検
    知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の映像
    コミュニケーションシステム。
  8. 【請求項8】 前記伝送信号中継装置は、更に、前記話
    者検知手段において発生される検知信号を入力し、前記
    入力された検知信号が何れかの端末装置を操作している
    操作者が音声を発生したことを知らせていない場合に
    は、接続されている前記複数の端末装置から夫々送信さ
    れる複数の情報信号から分離される複数の映像信号に対
    して縮小合成処理を施して出力し、前記入力された検知
    信号が何れかの端末装置を操作している操作者が音声を
    発生したことを知らせている場合には、接続されている
    前記複数の端末装置のうちの前記入力された検知信号が
    示す端末装置から送信される情報信号から分離される映
    像信号に対しては、前記縮小合成処理を施さずに出力す
    る様に構成されたマルチ画像合成手段を有することを特
    徴とする請求項7に記載の映像コミュニケーションシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記複数の端末装置は夫々、端末装置を
    操作する操作者を撮像し、撮像された映像に対応した映
    像信号を出力する為のカメラヘッドユニットと、前記カ
    メラヘッドユニットを接続可能なカメラヘッド接続端子
    と前記端末装置を操作する操作者が発する音声を収音し
    収音された音声に対応した音声信号を発生する為のマイ
    クロフォンを接続可能なマイクロフォン接続端子と前記
    カメラヘッド接続端子を介して入力される映像信号と前
    記マイクロフォン接続端子を介して入力される音声信号
    とを多重することにより前記伝送信号中継装置に対して
    送信する情報信号を形成する為の情報信号形成回路とが
    実装され前記カメラヘッドとは分離独立されている拡張
    ボードと、前記拡張ボードが装着可能な拡張スロットを
    有するコンピュータとを備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の映像コミュニケーションシステム。
  10. 【請求項10】 前記カメラヘッドユニット及び前記拡
    張ボードに実装されている回路は、該拡張ボードが装着
    されているコンピュータから電力が供給される様に構成
    されていることを特徴とする請求項9に記載の映像コミ
    ュニケーションシステム。
  11. 【請求項11】 前記複数の端末装置は夫々、端末装置
    を操作する操作者を撮像し、撮像された映像に対応した
    映像信号を出力する為のカメラヘッドユニットと、前記
    カメラヘッドユニットを接続可能なカメラヘッド接続端
    子と前記端末装置を操作する操作者が発する音声を収音
    し収音された音声に対応した音声信号を発生する為のマ
    イクロフォンを接続可能なマイクロフォン接続端子と前
    記カメラヘッド接続端子を介して入力される映像信号と
    前記マイクロフォン接続端子を介して入力される音声信
    号とを多重することにより前記伝送信号中継装置に対し
    て送信する情報信号を形成する為の情報信号形成回路と
    前記伝送信号中継装置から送信される伝送信号から映像
    信号と音声信号とを分離する分離回路と前記分離回路に
    より分離された映像信号を出力するテレビモニター装置
    が接続可能な映像信号出力端子と前記分離回路により分
    離された音声信号を出力するスピーカー装置が接続可能
    な音声信号出力端子と各種動作を指示する為の操作部と
    が前記カメラヘッドとは分離独立した単一の筺体内に収
    納されているアダプターユニットとを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の映像コミュニケーションシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記カメラヘッドユニット及び前記ア
    ダプターユニットに収納されている回路は、該アダプタ
    ーユニットの外部から供給されている電力が供給される
    様に構成されていることを特徴とする請求項11に記載
    の映像コミュニケーションシステム。
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