JP2002043985A - 音響エコーキャンセラー装置 - Google Patents

音響エコーキャンセラー装置

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JP2002043985A
JP2002043985A JP2000224143A JP2000224143A JP2002043985A JP 2002043985 A JP2002043985 A JP 2002043985A JP 2000224143 A JP2000224143 A JP 2000224143A JP 2000224143 A JP2000224143 A JP 2000224143A JP 2002043985 A JP2002043985 A JP 2002043985A
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JP
Japan
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signal
acoustic echo
input
echo canceller
unit
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Application number
JP2000224143A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kajiwara
和彦 梶原
Takehiro Matsuda
岳洋 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の運用後に発生すると想定される入出力
レベルの再調整を迅速に完了できるとともに、複数地点
での会議における調整も全て遠隔で行えるようにするこ
とによって、相手側の拡声環境に変更があった場合でも
容易に対応できる音響エコーキャンセラー装置を提供す
ること。 【解決手段】 音響エコーキャンセラー装置20は、他の
音響エコーキャンセラー装置の操作情報を入力する操作
表示部25と、この操作情報から操作情報を生成する信号
生成部51と、この操作情報を所定の信号形式に変換する
とともに送信する信号送出部44と、所定の信号形式によ
って送信された操作情報を分析して操作情報を生成する
信号分析部52と、この操作情報に基づいて各部を制御す
る制御部53とを備え、操作表示部25によって操作した操
作情報を他の音響エコーキャンセラー装置に送信するよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声の双方向通信
における音響エコー障害を除去する音響エコーキャンセ
ラー装置に関し、特に、出力する音声信号および入力す
る音声信号の信号レベルを制御する音響エコーキャンセ
ラー装置に関するものである。
【従来の技術】従来、音響エコーキャンセラー装置1
は、図21に示すように、通信回線によって送信された音
声信号を受信する受信部2と、受信した音声信号を拡声
する拡声部3と、音声信号を入力するマイクロホンを有
する入力部4と、入力部によって入力された音声信号を
通信回線に送信する送出部5と、拡声された音声信号が
反響路(以下、音響エコーパスという)を経由してマイ
クロホンに入力されることにより発生する反響信号(以
下、音響エコーという)を入力部4に入力された音声信
号から除去する信号処理部6とを備え、拡声する音声信
号およびにマイクロホンによって入力された音声信号の
レベル調整を行うボリューム調整つまみを設け、各音声
信号のレベル調整を行うようになっている。
【0002】このレベル調整つまみは、機械的な構造を
有し、回転調整させることによって、各音声信号の信号
レベルを変化させるようになっており、一度設定すると
そのレベルを半固定的に設定することができるようにな
っている。
【0003】また、このような音響エコーキャンセラー
装置1は、運用する中で拡声音量の変更、マイクロホン
位置の変更などが行われて音響エコーパスが変化して
も、音響エコーパスが変化する毎に、信号処理部6の音
響エコーの処理を行う適応フィルタの係数が更新される
ようになっており、常に最適な音響エコー処理を行える
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような音響エコーキャンセラー装置であっては、双方向
通信を行う場合、通信回線によって、複数の音響エコー
キャンセラー装置を設置し、各設置場所において、各々
の音響エコーキャンセラー装置の設定、すなわち、それ
ぞれの音響エコーキャンセラー装置の信号処理部に入力
する音声信号のレベル調整を行う必要があった。
【0005】具体的には、各設置場所に、それぞれ、音
響エコーキャンセラー装置の設定作業を行う担当者を置
き、戻るエコー消去残量を別の通信手投を用いて確認を
行いながら、それぞれの信号レベルを最適値に調整して
いた。特に、複数地点で双方向通信によって会議を行う
場合、この調整作業は、煩雑なものとならざるを得なか
った。
【0006】また、音響エコーパスが変化して音響エコ
ーパスが変化する毎に、音響エコーの処理を行う適応フ
ィルタの係数が更新されるようになっていても、音響エ
コーパスが変化することによって、拡声音量レベルおよ
びマイクロホンの入力レベルが変化し、信号処理部に入
力される音声信号が、フィルタの適応範囲を超えるとい
う問題があった。すなわち、信号処理部に入力される音
声信号が、フィルタの適応範囲を越えると、エコー消去
量が極端に劣化するので、その都度、拡声音量レベルお
よびマイク入力レベルを再調整する必要があった。
【0007】本発明は、上記のような調整作業を容易に
行うことができ、相手側の拡声環境に変更があった場合
でも容易に対応できる音響エコーキャンセラー装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明の請求項1記載の音響エコーキャンセラー装
置は、通信回線に接続され、前記通信回線から少なくと
も音声信号を含む信号を受信する受信手段と、前記受信
手段によって受信した前記音声信号を出力する出力手段
と、前記通信回線に送信する音声信号を入力する入力手
段と、前記受信手段によって受信した前記音声信号に基
づき、前記出力手段によって出力された前記音声信号が
反響路を経由して前記入力手段に入力されることにより
発生する反響信号を推定する擬似反響信号生成手段と、
前記擬似反響信号を用いて前記入力手段によって入力さ
れた前記音声信号から前記反響信号を除去する信号処理
手段と、前記信号処理手段によって処理された前記音声
信号を前記通信回線に送信する送信手段とを備えた音響
エコーキャンセラー装置において、前記出力手段から出
力する前記音声信号および前記入力手段から入力され前
記信号処理手段に出力する前記音声信号の信号レベルを
制御する入出力信号制御手段と、前記入出力信号制御手
段を制御する制御信号を出力する制御手段とを備え、前
記受信手段が、前記通信回線から送信された前記制御信
号を受信するようにした構成を有している。
【0009】この構成により、受信手段が、この音響エ
コーの消去量が劣化したことを確認することができる通
信先の音響エコーキャンセラー装置から送信された出力
手段から出力される音声信号および入力手段に入力され
る音声信号の信号レベルを制御する制御信号を受信する
ことができるので、相手先の音響エコーキャンセラー装
置によって、出力手段から出力される音声信号および入
力手段に入力される音声信号の信号レベルを調整するこ
とができる。
【0010】音響エコーキャンセラー装置の反響信号の
除去処理の状態は、互いに通信している相手側において
容易に確認することができる。したがって、出力手段か
ら出力される音声信号の反響信号が変化し、出力手段か
ら出力される音声信号と、入力手段に入力される音声信
号との信号レベルが、信号処理手段の反響信号の除去処
理の適応範囲を超え、音響エコー消去量が極端に劣化し
たとしても、相手先の音響エコーキャンセラー装置によ
って、容易に、各信号レベルを最適に調整することがで
きる。
【0011】また、本発明の請求項2記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項1記載の発明において、前
記入出力制御手段に入力される前記音声信号の各信号レ
ベルを操作する操作手段と、前記操作手段に入力された
前記操作情報をアドレスを付与して格納する格納手段と
を有し、前記操作手段によって前記アドレスを指定する
ことにより、前記制御手段が、予め前記格納手段に格納
された前記操作情報を読み出して前記制御信号を出力す
るようにしたした構成を有している。
【0012】この構成により、予め格納手段に格納され
た操作情報を操作手段によってアドレスを指定するのみ
によって、入出力制御手段を制御することができるの
で、複数の制御をする場合であっても、または、複雑な
操作を行う場合であっても、アドレスを指定するだけ
で、容易に、かつ、正確に、入出力信号制御手段を制御
することができる。
【0013】また、本発明の請求項3記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項2記載の発明において、前
記操作手段が、予め前記格納手段に格納する前記操作情
報を設定するようにした構成を有している。
【0014】この構成により、操作手段によって、予め
格納手段に操作情報を設定することができるとともに、
既に格納されている操作情報も、追加、削除および変更
など編集することができるので、音響エコーキャンセラ
ー装置の設置条件、使用方法などの状況に合わせて、操
作情報を設定することができる。
【0015】また、本発明の請求項4記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項2または3記載の発明にお
いて、前記格納手段に格納される前記操作情報を外部よ
り設定するための外部入力手段を設けた構成を有してい
る。
【0016】この構成により、容易に、外部より操作情
報の登録、変更および削除などの設定をすることができ
る。
【0017】また、本発明の請求項5記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項4記載の発明において、前
記信号処理手段および前記制御手段を動作させるプログ
ラムを格納するプログラム格納手段を有し、前記プログ
ラム格納手段に格納される前記プログラムを前記外部入
力手段から入力することによって設定するようにした構
成を有している。
【0018】この構成により、容易に、外部より信号処
理手段および制御手段を動作させるプログラムの登録、
変更および削除などの設定をすることができる。
【0019】また、本発明の請求項6記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項1乃至5の何れかに記載の
発明において、前記入出力信号制御手段の前記各音声信
号の前記信号レベル制御を前記各音声信号に所定の係数
を乗算させることによって制御するようにした構成を有
している。
【0020】この構成により、所定の係数によって各信
号レベルを制御することができるので、レベル調整の設
定および管理を容易にすることができる。
【0021】また、本発明の請求項7記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の
発明において、前記入出力信号制御手段によって、変更
された前記各音声信号の信号レベルを、前記各音声信号
の信号レベルが変更される毎に、前記変更された信号レ
ベル値を格納する信号レベル格納手段を設けた構成を有
している。
【0022】この構成により、常に、最適に設定された
信号レベルをバックアップすることができるので、信号
レベルの調整に異常があったり、電源投入後など、格納
されている各音声信号の信号レベルを呼び出すことによ
って、常に、最適に設定された信号レベルに制御するこ
とができる。
【0023】また、本発明の請求項8記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の
発明において、前記制御手段によって出力される前記制
御信号を前記通信回線に送信する送信手段を備えた構成
を有している。
【0024】この構成より、音声信号を通信している場
合、通信先に通信先の出力手段から出力される音声信号
および入力手段に入力される音声信号の信号レベルを制
御する制御信号を送信することができる。音響エコーキ
ャンセラー装置の反響信号の除去処理の状態は、互いに
通信している相手側において容易に確認することができ
るので、音響エコーの消去量が劣化したことを確認した
通信先の音響エコーキャンセラー装置に、通信先の音響
エコーキャンセラー装置の出力手段から出力される音声
信号および入力手段に入力される音声信号の信号レベル
を制御する制御信号を送信することができる。
【0025】この結果、容易に、通信先の音響エコーキ
ャンセラー装置の入出力信号の各信号レベルを最適に調
整することができる。
【0026】また、本発明の請求項9記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項8記載の発明において、前
記送信手段が前記制御信号を送信するとき、前記制御信
号を送信する送信先の識別情報を前記制御信号とともに
送信するようにした構成を有している。
【0027】この構成により、複数の音響エコーキャン
セラー装置を通信回線によって接続し、複数の音響エコ
ーキャンセラー装置によって通信を行うような場合に、
各音響エコーキャンセラー装置毎に、識別情報を付与
し、この識別情報とともに、操作情報を送信することが
できるので、複数の中から特定の音響エコーキャンセラ
ー装置を制御できる。
【0028】また、本発明の請求項11記載の音響エコー
キャンセラー装置は、請求項9または10記載の発明にお
いて前記制御信号を外部より入力する制御信号入力手段
を設け、前記制御信号入力手段によって入力された前記
制御信号を前記送信手段を介して前記通信回線に送信す
るようにした構成を有している。
【0029】この構成により、制御手段によって制御信
号を送信することができないときに外部機器によって制
御信号を送信することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0031】[第1実施形態]図1〜4は、本発明に係る
音響エコーキャンセラー装置の第1実施形態を示す図で
あり、この音響エコーキャンセラー装置は、複数の遠隔
地に設置されている音響エコーキャンセラー装置と電話
公衆網回線などの通信回線によって接続されるテレビ会
議システムなどの音声通信を行う通信システムに適用さ
れる。
【0032】まず、構成を説明する。
【0033】図1に示す音響エコーキャンセラー装置20
は、通信回線によって受信した音声信号を出力するとと
もに、通信回線を介して他の音響エコーキャンセラー装
置に出力する音声信号を入力し、音声信号を相互に通信
するようになっている。
【0034】また、音響エコーキャンセラー装置20は、
受信した音声信号の出力が、音響エコーパスを経由し、
音響エコーキャンセラー装置20に入力されることにより
発生する反響信号(以下、音響エコーという)を入力し
た音声信号から除去し、この音声信号を通信回線に出力
するようになっている。
【0035】この音響エコーキャンセラー装置20は、図
1に示すように、通信回線に接続され、通信回線から伝
送された音声信号を受信する回線受信部21と、同様にし
て、通信回線に接続され、通信回線に音声信号を送信す
る回線送信部22と、音響エコー除去処理を行う信号処理
部23と、信号処理部23において音響エコー除去処理を行
うプログラムが格納されている副記憶部24と、各部を操
作する操作情報を入力する操作表示部25と、操作表示部
25によって入力された情報に基づいて各部を制御する主
制御部26と、主制御部26の動作プログラムを格納する主
記憶部27と、通信回線より受信した音声信号を出力する
信号出力端子29と、通信回線に出力する音声信号を入力
する信号入力端子28と、信号出力端子29に出力する音声
信号の信号レベルおよび信号入力端子28から入力された
音声信号の信号レベルを制御する入出力信号制御部30
と、入出力信号制御部30において制御された音声信号を
増幅して信号出力端子29に出力する出力増幅部31と、信
号入力端子28において入力された音声信号を増幅して入
出力信号制御部30に出力する入力増幅部32とを備えてい
る。
【0036】回線受信部21、回線送信部22、操作表示部
25、主制御部26および入出力信号制御部30は、それぞ
れ、本発明に係る受信手段、送信手段、操作手段、制御
手段および入出力信号制御手段を構成し、信号処理部23
は、本発明に係る擬似反響信号生成手段および信号処理
手段を構成している。
【0037】回線受信部21および回線送信部22は、例え
ば、ISDN回線(Integral Service Digital Networ
k)などのデジタル通信網に接続され、アナログ信号を
デジタル信号に変換(以下、A/D変換という)、また
は、デジタル信号をアナログ信号に変換(以下、D/A
変換という)する符合化、復号化を行うCODECなど
の図示しない回線端末装置との信号の入出力を調整する
機能を有している。
【0038】また、この回線受信部21および回線送信部
22は、この回線端末装置が規定する信号線配置、信号レ
ベル、周波数帯域、コネクタ形状などの接続条件を満た
すようになっている。
【0039】回線受信部21は、回線端末装置から受信し
たアナログ信号をデジタル信号に変換して、信号処理部
23に出力するようになっており、回線送信部22は、信号
処理部23によって音響エコー消去処理された信号を受け
取り、アナログ信号に変換して回線端末装置に送信する
ようになっている。
【0040】信号処理部23は、音響エコーを消去するた
めの適応フィルタを有し、このフィルタ係数の算出、擬
似反響信号(以下、擬似音響エコー信号という)の生成
などの信号処理動作を行うようになっている。この信号
処理を行うプログラムは、副記憶部24に記憶されてお
り、電源投入後の初期化動作時に、副記憶部24からこの
プログラムを読み出して音響エコー消去処理を実行する
ようになっている。
【0041】副記憶部24には、信号処理部23で実行され
る信号処理プログラムの他、信号処理で更新された処理
係数データも格納するようになっている。
【0042】操作表示部25は、主制御部26を介して、各
部を操作する操作情報を入力するようになっており、例
えば、10キーを備え、この10キーを入力することによっ
て入力された情報を主制御部26に出力するようになって
いる。
【0043】また、この操作表示部25は、同様にして、
通信回線によって接続された他の音響エコーキャンセラ
ー装置を操作するようになっている。
【0044】主制御部26は、操作表示部25からの操作情
報を解釈し、制御信号にして、音響エコーキャンセラー
装置20全体の機能動作を制御するとともに、表示情報を
操作表示部25に出力するようになっている。
【0045】主制御部26の動作プログラムは、主記憶部
27に記憶されており、電源投入後の初期化動作時に主記
憶部27からこのプログラムを読み出して各処理を実行す
るようになっている。この主記憶部27は、副記憶部24と
ともに、本発明に係るプログラム格納手段を構成してい
る。
【0046】また、主制御部26は、操作表示部25からの
操作情報を解釈し、各部を制御する制御信号を生成する
とともに、他の音響エコーキャンセラー装置に、この制
御信号を所定の信号形式を有する信号に変換して送信す
るようになっている。主制御部26は、所定の信号形式を
有する信号、例えば、電話公衆網回線であれば、DTM
F(Dual Tone Multi Frequencies)信号を生成するよ
うになっており、操作表示部25より操作された操作情報
から制御信号を生成して、さらにDTMF信号に変換し
て回線送信部22より通信回線に送信するようになってい
る。
【0047】また、主制御部26は、回線受信部21おい
て、受信した信号に含まれる制御信号(DTMF信号)
を検出して、制御信号を生成し、この制御信号によって
本音響エコーキャンセラー装置20の各部の制御を行うよ
うになっている。
【0048】入出力信号制御部30は、通信回線より受信
した音声信号、および、通信回線に送信する音声信号の
信号レベルを制御するとともに、それぞれの音声信号を
A/D変換、D/A変換するようになっており、音声信
号のレベル制御は、主制御部26からの制御信号に行われ
るようになっている。
【0049】出力増幅部31は、入出力信号制御部30よっ
て出力された音声信号を増幅し、信号出力端子29に出力
するようになっており、また、入力増幅部32は、信号信
号入力端子28より入力される音声信号を増幅して入出力
信号制御部30に出力するようになっている。また、この
出力増幅部31は、出力信号端子28とともに、本発明に係
る出力手段を構成し、この入力増幅部32は、入力信号端
子29とともに、本発明に係る入力手段を構成している。
【0050】次に、図2を用いて、主制御部26、回線受
信部21および回線送信部22の詳細な構成を説明する。こ
こで、通信回線は、ISDN回線とし、操作情報を変換
する信号形式をDTMF信号とする。
【0051】回線受信部21には、接続される機器との電
気的、かつ、機械的な整合を確保するための回線インタ
ーフェース(以下、回線I/Fという)41と、通信回線
からの受信信号からDTMF信号を検出する信号検出部
42とを備えている。
【0052】また、回線送信部22には、同様にして、回
線I/F43と、音声信号および制御信号を変換したDT
MF信号を回線I/F43に送出する信号送出部44とを備
えている。
【0053】主制御部26には、操作情報に基づき生成さ
れた制御信号をDTMF信号に変換し、信号送出部44に
送出する信号生成部51と、信号検出部42で検出されたD
TMF信号を分析して制御信号を生成する信号分析部52
と、本音響エコーキャンセラー装置20全体の制御を行う
制御部53とを備えており、制御部53は、主記憶部27に操
作情報を書き込み、読み出しするようになっている。
【0054】次に、図3、図4を用いて、本実施形態に
おける他の音響エコーキャンセラー装置から送信された
制御信号を受信したときの制御動作について説明する。
なお、回線受信部21において、受信された音声信号は、
直接、信号検出部42によって、信号処理部23に出力する
ようになっている。
【0055】まず、図3を用いて、他の音響エコーキャ
ンセラー装置から制御信号を受信してから、処理を終了
するまでの動作について説明する。
【0056】まず、通信回線から伝送された信号を回線
受信部21において受信し(ステップS1)、この受信し
た信号に、DTMF信号が有るか無いかを信号検出部42
によって分析して判断を行う(ステップS2)。DTM
F信号を検出しなかったときは、制御動作を終了する。
【0057】また、DTMF信号が検出されたときは、
まず、信号分析部52に、DTMF信号を転送し(ステッ
プS3)、DTMF信号から操作情報を抽出して、制御
部53において、各部を制御させる制御信号を生成する
(ステップS4)。
【0058】次いで、制御部53は、生成された制御信号
を入出力信号制御部30に出力し(ステップS5)、入出
力信号制御部30は、入力された制御信号を判断して(ス
テップS6)以下の制御を行う。
【0059】入出力信号制御部30において、通信回線か
ら受信した音声信号の出力レベルを減少させる制御信号
が入力されたときは、信号出力端子29に音声信号を出力
する際に、所定の信号レベルに出力レベルを減少させ、
出力レベルを増加させる制御信号が入力されたときは、
信号出力端子29に音声信号を出力する際に、所定の信号
レベルに出力レベルを増加させ(ステップS7)、制御
動作を終了する。
【0060】また、入出力信号制御部30において、信号
入力端子28から入力された音声信号の通信回線および信
号処理部23に出力する出力レベルを減少させる制御信号
が入力されたときは、信号処理部23に音声信号を出力す
る際に、所定の信号レベルに出力レベルを減少させ、出
力レベルを増加させる制御信号が入力されたときは、信
号処理部23に音声信号を出力する際に、所定の信号レベ
ルに出力レベルを増加させ(ステップS7)、制御動作
を終了する。
【0061】また、検出したDTMF信号から抽出した
操作情報が、予め処理内容に登録されていない場合は、
処理を行わず処理を終了する。
【0062】このように、他の音響エコーキャンセラー
装置から送信された操作情報によって、入出力信号制御
部30を制御するようになっている。
【0063】次に、図4を用いて、他の音響エコーキャ
ンセラー装置に制御信号を送信する制御信号送信動作に
ついて説明する。なお、図4は、通信相手側の音響エコ
ーキャンセラー装置を遠隔制御するための制御信号を送
信するまでの動作を示すフローチャートである。
【0064】まず、操作表示部25によって10キーなどに
よって操作情報を入力すると(ステップS11)、主制御
部26において、この操作情報を検出し(ステップS1
2)、この操作情報から操作を解釈して制御信号を生成
する(ステップS13)。
【0065】次いで、信号生成部51によって、この制御
信号をDTMF信号に変換し、信号送出部44に出力する
(ステップS14)。
【0066】最後に、信号送出部44において、このDT
MF信号を送信する(ステップS15)。
【0067】このように、他の音響エコーキャンセラー
装置に、操作情報を送信するようになっている。
【0068】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、他の音響エコーキャンセラー装置によって、信号出
力端子29から出力される音声信号と、信号入力端子28に
入力される音声信号との信号レベルを調整することがで
きる。また、他の音響エコーキャンセラー装置の信号処
理部23に入力される音声信号を制御することができると
ともに、通信回線を介して、制御信号を双方で送受信す
ることができ、互いに制御を行えるという効果を得るこ
とができる。
【0069】この結果、音響エコーキャンセラー装置
が、音声信号を通信している場合、スピーカなどによっ
て出力される音声信号と、マイクロホンなどによって入
力される音声信号との信号レベルが変化することによ
り、信号処理手段の反響信号の除去処理の適応範囲を超
え、音響エコー消去量が極端に劣化したとしても、この
音響エコーの消去量が劣化したことを確認することがで
きる通信相手の音響エコーキャンセラー装置によって、
容易に、反響信号の除去処理における信号レベルを最適
に調整することができる。
【0070】なお、本実施形態において、信号生成部51
において、操作表示部25から入力された操作情報から制
御信号を生成し、この制御信号をDTMF信号に変換す
るとともに、信号送出部44を介して、このDTMF信号
を他の音響エコーキャンセラー装置に送信するようにな
っているが、図5に示すように、外部入力部100を設
け、信号送出部44に、信号生成部51から出力されるDT
MF信号の他に、外部入力部100からのDTMF信号を
入力するようにしてもよい。
【0071】この場合、信号送出部44は、外部入力端子
61からの入力を許可するかどうかの切換を行うようにな
っており、例えば、この外部入力部100に、一般電話機
を接続し、主制御部26からの制御によって外部入力部10
0からの信号入力を許可し、外付けしている一般電話機
のDTMF信号を通信回線に送信するようになってい
る。この結果、予め制御信号が変換されたDTMF信号
を把握することができれば、一般電話機から直接、制御
信号に対応するDTMF信号を送信することができるの
で、信号生成部51において、DTMF信号が生成できな
いとき、または、信号生成部51が利用できない状況下に
あっても、他の音響エコーキャンセラー装置に制御信号
を送信することができる。また、この外部入力部100
は、本発明に係る制御信号入力手段を構成している。
【0072】[第2実施形態]図1、6〜8は、本発明に
係る音響エコーキャンセラー装置の第2実施形態を示す
図であり、この音響エコーキャンセラー装置は、複数の
遠隔地に設置されている音響エコーキャンセラー装置と
電話公衆網回線などの通信回線によって接続されるテレ
ビ会議システムなどの音声通信を行う通信システムに適
用される。
【0073】なお、本実施形態は、第1実施形態の音響
エコーキャンセラー装置において、他の音響エコーキャ
ンセラー装置に制御信号を送信するときに、主記憶部27
に、予め操作する操作情報を格納しておき、この操作情
報を呼び出すだけで、他の音響エコーキャンセラー装置
に制御信号を送信するようになっている。このため、遠
隔制御するための複雑な操作も、操作情報を予め記憶さ
せておくことにより、その記憶されているアドレスを指
定するだけ、制御信号を送信できるようになっている。
この他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一
部材には同一番号を付して説明を省略する。
【0074】まず、図6、7を用いて、他の音響エコー
キャンセラー装置に制御信号を送信するとき、操作情報
を格納する主記憶部27について説明する。なお、図6
は、主制御部26の構成を示す図、図7は、主記憶部27に
記憶されている情報の配置例を示すメモリーマッピング
である。また、主記憶部27は、本発明に係る格納手段を
構成している。
【0075】図6に示すメモリーマッピングは、主制御
部26のプログラムを格納しているプログラム領域61と、
アドレスと操作情報とを対応させるための情報テーブル
62と、反響信号を除去するように信号処理の各種設定を
格納している設定情報領域63とから構成されている。
【0076】次に、図8を用いて、他の音響エコーキャ
ンセラー装置に操作情報を送信するとき、操作情報を格
納しておき、必要に応じて読み出して送信する動作(以
下、操作情報送信動作という)について説明する。な
お、図8は、操作情報送信動作を示すフローチャートで
ある。
【0077】まず、操作表示部25の10キーを操作、すな
わち操作情報が格納されているアドレスが入力されると
(ステップS21)、このアドレス情報を基にして、主記
憶部27の情報テーブル62から操作情報を取得する(ステ
ップS22)。上記アドレス情報には、操作情報の参照数
も記述されているために同時に複数の操作情報を取得す
ることができる。
【0078】次いで、取得した操作情報を、信号生成部
51に転送し(ステップS23)、第1実施形態のようにD
TMF信号に変換し、通信回線に送出する(ステップS
24)。
【0079】以上説明したように、本実施の形態では、
遠隔制御するための複雑な操作情報を予め格納させてお
くことにより、その格納されているアドレスを指定する
だけで、他の音響エコーキャンセラー装置に操作情報を
送信できるので、複雑な操作を行う場合であっても、容
易に、かつ、正確に操作情報を送信することができる。
【0080】[第3実施形態]図1、9〜12は、本発明に
係る音響エコーキャンセラー装置の第3実施形態を示す
図であり、この音響エコーキャンセラー装置は、複数の
遠隔地に設置されている音響エコーキャンセラー装置と
電話公衆網回線などの通信回線によって接続されるテレ
ビ会議システムなどの音声通信を行う通信システムに適
用される。
【0081】なお、本実施形態は、第2実施形態の音響
エコーキャンセラー装置において、操作表示部25によっ
て、他の音響エコーキャンセラー装置に送出する予め主
記憶部に格納されている操作情報を追加、削除および変
更を行う点に特徴があり、この他は、第2実施形態と同
様であるため、同一部材には同一番号を付して説明を省
略する。
【0082】まず、図9、10を用いて、主記憶部27に、
予め格納されている操作情報の追加、削除および変更に
ついて説明する。
【0083】図9に示すように、本実施形態では、主制
御部26と主記憶部27との間に操作情報制御部71が組み込
まれている。この操作情報制御部71は、操作情報を前記
主記憶27に書き込みおよび読み出しを行う際のメモリー
アドレスの変換と、書き込み、読み出しのためのビット
制御を行うようになっている。
【0084】次に、図10に操作表示部25の構成の示す。
本実施形態の操作表示部25は、図10に示すように、キー
入力部と表示部とから構成され、キー入力部には、数
値、記号キー並びに実行および記憶などの操作キーを配
すようになっており、表示部には、数値を表示可能なL
EDと操作状態を表示するLEDを配すようになってい
る。
【0085】次に、図11、12を用いて、操作表示部25の
キー操作の動作について説明する。
【0086】まず、図11のフローチャートを用いて、操
作情報の登録動作について説明する。ここで、図11で
は、通信相手側の音響エコーキャンセラー装置の入力信
号レベルを減少させるための操作情報を登録する操作を
示している。なお、操作対象を示す操作情報を*14(入
力レベルを示す)、操作内容を示す操作情報を*23(現
状より3ポイントレベルダウン)、記憶番号を示す操作
情報を#8とする。
【0087】まず、操作表示部25の入力キーを使用し
て、入力操作を実行する(ステップS31)。
【0088】次いで、記憶キーを入力し(ステップS3
2)、記憶番号を基に主記憶部27に形成されている情報
テーブル62に書き込むためのアドレスに変換動作を行う
(ステップS33)。
【0089】次いで、キー入力された操作対象、操作内
容を示す操作情報を生成し(ステップS34)、主記憶部
27に転送する(ステップS35)。最後に、転送された操
作情報を主記憶部27に格納して(ステップS36)、動作
を終了させる。
【0090】一方、上記の記憶キーを入力せずに実行キ
ーを入力した場合(ステップS37)は、第2実施形態の
動作において説明したように、操作情報から制御信号を
生成し(ステップS38)、制御信号をDTMF信号に変
換して通信回線に送信する(ステップS39)。
【0091】次に、図12のフローチャートを用いて、操
作情報の削除動作について説明する。ここで、図12で
は、通信相手側の他の音響エコーキャンセラー装置の入
力信号レベルを減少させるための操作情報を削除する操
作を示している。なお、操作対象を示す操作情報を*14
(入力レベルを示す)、操作内容を示す操作情報を*23
(現状より3ポイントレベルダウン)、記憶番号を示す
操作情報を#8とする。
【0092】まず、図10に示す削除キーを入力すると
(ステップS41)、記憶番号を基に主記憶部27に形成さ
れている情報テーブル62に書き込むためのアドレスに変
換動作を行う(ステップS42)。
【0093】次いで、このアドレスを手掛かりにして主
記憶部27に形成されている情報テーブル62より、格納さ
れている操作情報のサイズなどを示す記憶情報を取得す
る(ステップS43)。
【0094】次いで、取得した記憶情報を基に空欄デー
タを主記憶部27に転送する(ステップS44)。最後に、
空欄データを主記憶部27に格納して(ステップS45)、
動作を終了する。
【0095】一方、削除キーを入力せずに確認キーを入
力した場合(ステップS46)は、主記憶部27の情報テー
ブル62より記憶情報を取得し(ステップS47)、操作表
示部25に情報を転送して(ステップS48)、記憶情報を
表示し(ステップS49)、動作を終了する。以上説明し
たように、本実施の形態によれば、予め格納手段に操作
情報を設定することができるとともに、既に格納されて
いる操作情報も、追加、削除および変更など編集するこ
とができるので、各音響エコーキャンセラー装置の設置
条件などの状況に合わせて、操作情報を設定し、容易
に、他の音響エコーキャンセラー装置の制御を行うこと
ができる。
【0096】[第4実施形態]図1、2、13、14は、本発
明に係る音響エコーキャンセラー装置の第4実施形態を
示す図であり、この音響エコーキャンセラー装置は、複
数の遠隔地に設置されている音響エコーキャンセラー装
置と電話公衆網回線などの通信回線によって接続される
テレビ会議システムなどの音声通信を行う通信システム
に適用される。
【0097】なお、本実施形態は、第1実施形態の音響
エコーキャンセラー装置の入出力信号制御部において、
制御する音声信号をデジタル信号によって、処理する点
に特徴があり、この他の点は、第1実施形態と同様であ
るため、同一部材には同一番号を付して説明を省略す
る。
【0098】図13に示すように、入出力信号制御部30
は、入力増幅部32から入力される音声信号をA/D変換
するA/D変換部81と、A/D変換部81において、デジ
タル信号に変換された音声信号の信号レベルを制御する
第1乗算部82と、信号処理部23から出力されるデジタル
音声信号の信号レベルを制御する第2乗算部83と、第2
乗算部83において、制御されたデジタル音声信号をD/
A変換するD/A変換部84とを備えている。
【0099】第1乗算部82では、デジタル変換された信
号に信号処理部23から指示される係数を乗じて、信号処
理部23に出力するようになっており、第2乗算部83で
は、信号処理部23から指示される係数を乗じてD/A変
換部84に出力するようになっている。
【0100】第1乗算部82および第2乗算部83におい
て、演算に用いられる係数は、信号処理部23から取得す
るようになっており、操作表示部25からのキー入力によ
る信号レベルの制御信号は、信号処理部23によって係数
に変換されて、それぞれの乗算部82、83に出力するよう
になっている。
【0101】また、副記憶部24は、例えば、不揮発性の
フラッシュメモリを用い、電源が遮断されても現在の係
数情報を格納するようになっている。このため、初期動
作および再起動されたときなど電源が投入されると、こ
の係数情報が予め格納されている副記憶部24は、信号処
理部23に係数情報を出力し、信号処理部23において係数
に変換して、それぞれの乗算部82、83に出力するように
なっている。
【0102】次に、図14を用いて、副記憶部24に格納さ
れている係数情報について説明する。
【0103】図14に示すように、副記憶部24は、プログ
ラム領域85と、係数領域86とから構成され、係数領域86
には、メモリーバンク番号、乗算部種類およびその乗算
部の係数情報が格納されている。
【0104】例えば、電源投入後の起動時には、副記憶
部24内のメモリーバンク1に記憶されている第1乗算部8
2および第2乗算部83の係数が、信号処理部23によって
読み出され、それぞれの乗算部82、83に出力されるよう
になっている。
【0105】メモリーバンクは、第1メモリーバンクお
よび第2メモリーバンクの2つ形成されており、通常
は、同じ係数情報を格納するようになっている。
【0106】一方、他の音響エコーキャンセラー装置か
ら送信された操作情報を受信したとき、この操作情報を
基に信号処理部23では、乗算部用の係数を生成して、こ
の係数を第1乗算部82、第2乗算部83に出力するととも
に、第2メモリーバンクは、この係数の情報を格納する
ようになっている。
【0107】また、操作表示部25でキー入力された操作
情報が入力されたとき、前記主制御部26で制御信号に変
換し、更に、信号処理部23で乗算器用の係数が生成さ
れ、上記通信回線より遠隔地から送信された制御信号を
受信したときも、同様に、第2メモリーバンクは、この
係数の情報を格納するようになっている。
【0108】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、所定の係数によって各信号レベルを制御することが
できるので、本音響エコーキャンセラー装置によるレベ
ル調整と、他の音響エコーキャンセラー装置の遠隔制御
によるレベル調整とにより、異なって制御されたとして
も、この係数を管理することによって、共通の係数処理
を行うことができるとともに、信号レベルの格納および
再現を行う構成が簡素化できる。また、入出力レベル調
整を所定の係数によって制御できるため、遠隔制御で
は、調整用係数を伝送することにより、容易に実行する
ことできる。
【0109】また、第1メモリーバンクに第2メモリー
バンクの数値が反映されるのは電源を切断する時の終了
処理時に行われる。この手順の目的は、第1メモリーバ
ンクに記憶された係数が何らかの原因で異常な数値とな
った時点で音響エコーキャンセラー装置の電源を切り、
再投入すると元の状態に復帰できる。したがって、常
に、最適に設定された信号レベルをバックアップするこ
とができるので、信号レベルの調整に異常があったり、
電源投入後など、格納されている各音声信号の信号レベ
ルを呼び出すことによって、常に、最適に設定された信
号レベルにすることができる。
【0110】[第5実施形態]図1、15、16は、本発明に
係る音響エコーキャンセラー装置の第5実施形態を示す
図であり、この音響エコーキャンセラー装置は、複数の
遠隔地に設置されている音響エコーキャンセラー装置と
電話公衆網回線などの通信回線によって接続されるテレ
ビ会議システムなどの音声通信を行う通信システムに適
用される。
【0111】なお、本実施形態は、第2実施形態および
第3実施形態の音響エコーキャンセラー装置において、
パソコンなどの外部制御機器により、主記憶部および副
記憶部に格納されている音響エコーキャンセラー装置の
動作プログラムおよび操作・制御プログラムを読み出
し、書き込み可能な通信インターフェース(以下、通信
I/Fという)を設けた点に特徴があり、その他の構成
は、第2実施形態および第3実施形態と同様であるた
め、同一部材には同一番号を付して説明を省略する。
【0112】まず、構成を説明する。
【0113】図15に示すように、本実施形態の音響エコ
ーキャンセラー装置20は、制御部53に、通信I/F110
が接続されており、外部機器より通信用端子111を介し
て、通信データの通信を行うようになっており、通信I
/F110は、外部機器との接続を行うための電気的条件
と機械的条件を備えている。この通信I/F110は、本
発明に係る外部入力手段を構成している。
【0114】通信I/F110は、外部機器と実際に通信
を行うための制御機能と制御部53と通信を行う機能を有
しており、制御部53は、主記憶部27および副記憶部24の
プログラム領域に対してプログラムを書き込みおよび読
み出すようになっている。また、主記憶部27および副記
憶部24には、それぞれ、図15に示すように、2つのプロ
グラム領域が形成されている。
【0115】次に、外部機器からの音響エコーキャンセ
ラー装置20にプログラムの書き込み動作について説明す
る。なお、図16は、書き込み動作における外部機器およ
び音響エコーキャンセラー装置20の各動作を示すフロー
チャートである。
【0116】まず、外部機器に書き込み指示が入力され
ると(ステップS51)、音響エコーキャンセラー装置20
は、その指示を受けて書き込みモードに遷移する(ステ
ップS52)とともに、外部機器は、プログラム書き込み
フラグをセットする(ステップS53)する。
【0117】次いで、音響エコーキャンセラー装置20
は、プログラム書き込みの指示を受け、書き込み対象、
すなわち、主記憶部27および副記憶部24を設定し、外部
機器に対して、完了通知を送信する(ステップS54)。
【0118】次いで、外部機器は、この完了通知を受信
すると、プログラムの転送を開始し(ステップS55)、
音響エコーキャンセラー装置20は、このプログラムを設
定した記憶部のプログラム領域2に書き込みを実行する
(ステップS56)。
【0119】次いで、音響エコーキャンセラー装置20
は、このプログラムの書き込みが終了する(ステップS
57)と、終了の応答を外部機器に送信する(ステップS
58)。
【0120】このような手順でプログラムの書き込みが
終了すると外部機器は、音響エコーキャンセラー装置20
に対して、書き込んだプログラムの読み出しを指示し
て、そのプログラムを取得する以下の動作を行う。
【0121】まず、外部機器は、音響エコーキャンセラ
ー装置20に対して、読み出しを指示する(ステップS5
9)。
【0122】外部機器によって読み込みの指示が入力さ
れると、音響エコーキャンセラー装置20は、その指示を
受けて読み込みモードに遷移する(ステップS60)とと
もに、音響エコーキャンセラー装置20は、プログラム領
域2によりプログラムの読み出しを開始する(ステップ
S61)。
【0123】次いで、外部機器は、この完了通知を受信
すると、プログラムの受信を開始する(ステップS62)
とともに、音響エコーキャンセラー装置20は、このプロ
グラムを設定した記憶部の読み込みを実行する(ステッ
プS63)。
【0124】次いで、音響エコーキャンセラー装置20
は、このプログラムの読み出しが終了する(ステップS
64)と、終了の応答を外部機器に送信する(ステップS
65)。
【0125】次いで、外部機器は、取得したプログラム
と送出したプログラムを比較し(ステップS66)、一致
したら(ステップS67)、書き込みを完了して書きこみ
完了通知を音響エコーキャンセラー装置20に出力する
(ステップS68)。一致していない場合は、再度書きこ
み手順を繰り返す(ステップS51)。
【0126】最後に、書きこみ完了通知を受け取った音
響エコーキャンセラーは、プログラム領域2の内容をプ
ログラム領域1にコピーを実行する(ステップS69)。
【0127】以上の手順により、音響エコーキャンセラ
ーは電源の再投入を行えば、新たなプログラムで起動す
ることができるようになっている。
【0128】以上の説明により、本実施形態によれば、
外部機器によって、主記憶部27および副記憶部24に格納
されるプログラムまたはデータを容易に、かつ、設定す
ることができる。
【0129】なお、本実施形態では、副記憶部24および
主記憶部27にプログラムを格納するようになっている
が、主記憶部27に格納される操作情報を同様な方法によ
って格納するようにしてもよい。
【0130】[第6実施形態]図1、2、17〜20は、本発
明に係る音響エコーキャンセラー装置の第6実施形態を
示す図であり、この音響エコーキャンセラー装置は、複
数の遠隔地に設置されている音響エコーキャンセラー装
置と電話公衆網回線などの通信回線によって接続される
テレビ会議システムなどの音声通信を行う通信システム
に適用される。
【0131】なお、本実施形態は、第1実施形態の音響
エコーキャンセラー装置において、操作情報を送信先の
音響エコーキャンセラー装置の識別情報とともに、送信
するようになっており、同一回線上に複数の音響エコー
キャンセラー装置が接続されている場合であっても、指
定した音響エコーキャンセラー装置の制御が行えるよう
になっている。
【0132】また、本実施形態では、この識別情報を用
いて、他の音響エコーキャンセラー装置の設定情報を取
得するようになっている。
【0133】この識別情報は、本実施形態では、番号を
用いるようになっており(以下、識別番号という)、各
音響エコーキャンセラー装置に、異なる番号を付与する
ようになっている。
【0134】各音響エコーキャンセラー装置のこの他の
構成は、第1実施形態と同様であるため、同一部材には
同一番号を付して説明を省略する。
【0135】ここで、本実施形態においては、音響エコ
ーキャンセラー装置を複数用意し、各音響エコーキャン
セラー装置20に、回線端末装置122および拡声装置123を
接続するとともに、各音響エコーキャンセラー装置を通
信回線を介して接続することによって構成される通信シ
ステムを用いて説明する。
【0136】まず、通信システムの構成を説明する。
【0137】図17に示す通信システム120は、通信回線1
21に回線端末装置122を介して、各音響エコーキャンセ
ラー装置20a、20b、20cが接続されているとともに、
音響エコーキャンセラー装置20から出力された音声信号
を拡声するスピーカおよびアンプと、音響エコーキャン
セラー装置20に音声信号を入力するマイクロホンとを備
えている拡声装置123に各音響エコーキャンセラー装置2
0a、20b、20cが接続されている。このため、各音響
エコーキャンセラー装置20a、20b、20cは、双方向に
音声信号を通信できるようになっているとともに、各音
響エコーキャンセラー装置20a、20b、20cを他の音響
エコーキャンセラー装置20a、20b、20cによって制御
できるようになっている。
【0138】次に、識別番号を用いた各音響エコーキャ
ンセラー装置20a、20b、20cの動作について説明す
る。
【0139】例えば、音響エコーキャンセラー装置20a
によって、音響エコーキャンセラー装置20cの入力信号
レベルを調整する場合、音響エコーキャンセラー装置20
aから音響エコーキャンセラー装置20cに入力信号レベ
ルを調整する操作情報とともに、音響エコーキャンセラ
ー装置20cを示す送信先識別番号(以下、IDという)
と、自身の送信元IDと送信するようになっている。
【0140】この場合、同一の回線121上で双方向の通
信をしているため、音響エコーキャンセラー装置20bに
おいても、この操作情報を受信するが、音響エコーキャ
ンセラー装置20bは、送信先IDが自身に設定されてい
るIDと一致しないために処理を行わないようになって
いる。
【0141】また、音響エコーキャンセラー23cは、受
信した送信先IDが自身に設定されているIDと一致し
ているので受信した操作情報を処理して入力信号レベル
の調整を行うようになっている。
【0142】この各音響エコーキャンセラー装置20a、
20b、20cの各IDは、例えば、第1実施形態に示すよ
うに、主記憶装置27内に格納しておき、主制御部26にお
いてIDの判断処理を行うようになっている。
【0143】次に、図18、19、20を用いて、各音響エコ
ーキャンセラー装置20a、20b、20cにおいて、他の音
響エコーキャンセラー装置20の設定情報の取得動作につ
いて説明する。なお、図18は、2台の音響エコーキャン
セラー装置20における設定情報取得動作を説明するため
の図であり、図19は、この取得動作を示すフローチャー
トである。
【0144】例えば、音響エコーキャンセラー装置20a
において、音響エコーキャンセラー装置20bの設定情報
を取得する場合、以下のように動作するようになってい
る。
【0145】ここで、音響エコーキャンセラー装置20a
のIDを025、音響エコーキャンセラー装置のIDを026
とする。
【0146】まず、音響エコーキャンセラー装置20aの
操作表示部25において、設定情報を取得する音響エコー
キャンセラー装置20bのID(以下、送信先IDとい
う)と、設定情報の要求の指示をキー入力する(ステッ
プS71)。
【0147】次いで、入力された設定情報を要求する操
作情報(以下、設定情報要求コマンドという)により、
この設定情報要求コマンドおよび送信先IDを音響エコ
ーキャンセラー装置20aから音響エコーキャンセラー装
置20bに送信する(ステップS72)。
【0148】次いで、音響エコーキャンセラー装置20b
では、送信先IDが一致するので、送信された設定情報
要求コマンドを受信する(ステップS73)。
【0149】次いで、この設定情報要求コマンドを受信
した音響エコーキャンセラー装置20bは、音響エコーキ
ャンセラー装置20aからの要求処理を実行し、指示され
た設定情報を各部より取得する(ステップS74)。
【0150】次いで、音響エコーキャンセラー装置20b
は、受信した送信元ID(音響エコーキャンセラー20a
のID)を送信先IDに設定し(ステップS75)、音響
エコーキャンセラー装置20b自身のIDと取得した設定
情報を通信回線41に送信する(ステップS76)。
【0151】最後に、音響エコーキャンセラー装置20a
は、音響エコーキャンセラー装置20bから送信された設
定情報その他を受信し(ステップS77)、この情報を応
答情報として操作表示部25に表示する(ステップS7
8)。
【0152】また、図20は、設定情報要求コマンドを受
信した音響エコーキャンセラー装置20bの内部の応答処
理の動作を説明するための図である。
【0153】設定情報要求コマンドは、回線受信部21で
検出され、制御信号分析部52に出力されるようになって
いる。ここでは、IDの一致確認と操作情報の分析を行
い、音響エコーキャンセラー装置20bの設定情報の取得
という操作情報を抽出するようになっている。
【0154】抽出された操作情報は、制御部53に出力さ
れ、主記憶部27、副記憶部24によって、それぞれの設定
情報を取得して信号生成部51に送るようになっており、
信号生成部51では、IDの設定と取得した設定情報を操
作情報としてDTMF信号に変換して回線送信部22を介
して通信回線に送信するようになっている。
【0155】以上の説明により、本実施の形態によれ
ば、同一回線上に複数の音響エコーキャンセラー装置が
接続されていても指定した任意の装置に対して制御を行
うことができるとともに、任意の音響エコーキャンセラ
ー装置の操作情報を取得確認できる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音響エコ
ーキャンセラー装置は、他の音響エコーキャンセラー装
置によって、音響キャンセラー装置から出力される音声
信号と、音響エコーキャンエラー装置に入力される音声
信号との信号レベルを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音響エコーキャンセラー装置の第
1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形
態、第5実施形態および第6実施形態の系統図である。
【図2】第1実施形態、第4実施形態および第6実施形
態における主制御部、回線送信部および回線受信部の部
分系統図である。
【図3】第1実施形態における操作情報受信動作を示す
フローチャートである。
【図4】第1実施形態における操作情報送信動作を示す
フローチャートである。
【図5】第1実施形態において、外部入力部を設けたと
きの音響エコーキャンセラー装置の系統図である。
【図6】第2実施形態における主制御部の部分系統図で
ある。
【図7】第2実施形態における主記憶部に格納されてい
る情報の配置の一例を示すメモリーマッピングである。
【図8】第2実施形態における操作情報送信動作を示す
フローチャートである。
【図9】第3実施形態における主制御部の部分系統図で
ある。
【図10】第3実施形態における操作表示部の構成図であ
る。
【図11】第3実施形態における操作情報の登録動作を示
すフローチャートである。
【図12】第3実施形態における操作情報の削除動作を示
すフローチャートである。
【図13】第4実施形態における入出力信号制御部の部分
系統図である。
【図14】第4実施形態における副記憶部のメモリーマッ
ピングである。
【図15】(a)は、第5実施形態における主制御部およ
び通信I/Fの接続図であり、(b)は、第5実施形態
の主記憶部および副記憶部のメモリーマッピングである
【図16】第5実施形態におけるプログラム設定動作を示
すフローチャートである。
【図17】第6実施形態における複数の音響エコーキャン
セラー装置を接続して構成された通信システムの系統図
である。
【図18】第6実施形態における設定情報の取得動作を説
明するための図である。
【図19】第6実施形態における設定情報の取得動作を示
すフローチャートである。
【図20】第6実施形態における設定情報の取得動作の音
響エコーキャンセラー装置内部の動作を説明するための
図である。
【図21】従来の音響エコーキャンセラー装置の系統図で
ある。
【符号の説明】
21 回線受信部(受信手段) 22 回線送信部(送信手段) 23 信号処理部(擬似信号生成手段、信号処理手段) 24 副記憶部(信号レベル格納手段、プログラム格納
手段) 25 操作表示部(操作手段) 26 主制御部(制御手段、信号変換手段) 27 主記憶部(格納手段、プログラム格納手段) 28 信号入力端子(入力手段) 29 信号出力端子(出力手段) 30 入出力信号制御部(入出力信号制御手段) 31 出力増幅部(出力手段) 32 入力増幅部(入力手段) 100 外部入力部(制御信号入力手段) 110 通信I/F手段(外部入力手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続され、前記通信回線から
    少なくとも音声信号を含む信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記音声信号を出力する
    出力手段と、前記通信回線に送信する音声信号を入力す
    る入力手段と、前記受信手段によって受信した前記音声
    信号に基づき、前記出力手段によって出力された前記音
    声信号が反響路を経由して前記入力手段に入力されるこ
    とにより発生する反響信号を推定する擬似反響信号生成
    手段と、前記擬似反響信号を用いて前記入力手段によっ
    て入力された前記音声信号から前記反響信号を除去する
    信号処理手段と、前記信号処理手段によって処理された
    前記音声信号を前記通信回線に送信する送信手段とを備
    えた音響エコーキャンセラー装置において、前記出力手
    段から出力する前記音声信号および前記入力手段から入
    力され前記信号処理手段に出力する前記音声信号の信号
    レベルを制御する入出力信号制御手段と、前記入出力信
    号制御手段を制御する制御信号を出力する制御手段とを
    備え、前記受信手段が、前記通信回線から送信された前
    記制御信号を受信するようにしたことを特徴とする音響
    エコーキャンセラー装置。
  2. 【請求項2】 前記入出力制御手段に入力される前記音
    声信号の各信号レベルを操作する操作手段と、前記操作
    手段によって入力された前記操作情報をアドレスを付与
    して格納する格納手段とを有し、前記操作手段によって
    前記アドレスを指定することにより、前記制御手段が、
    予め前記格納手段に格納された前記操作情報を読み出し
    て前記制御信号を出力するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の音響エコーキャンセラー装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段が、予め前記格納手段に格
    納する前記操作情報を設定するようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の音響エコーキャンセラー装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段に格納される前記操作情報
    を外部より設定するための外部入力手段を設けたことを
    特徴とする請求項2または3記載の音響エコーキャンセ
    ラー装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段および前記制御手段を
    動作させるプログラムを格納するプログラム格納手段を
    有し、前記プログラム格納手段に格納される前記プログ
    ラムを前記外部入力手段から入力することによって設定
    するようにしたことを特徴とする請求項4記載の音響エ
    コーキャンセラー装置。
  6. 【請求項6】 前記入出力信号制御手段の前記各音声信
    号の前記信号レベル制御を前記各音声信号に所定の係数
    を乗算させることによって制御するようにした請求項1
    乃至5の何れかに記載の音響エコーキャンセラー装置。
  7. 【請求項7】 前記入出力信号制御手段によって、変更
    された前記各音声信号の信号レベルを、前記各音声信号
    の信号レベルが変更される毎に、前記変更された信号レ
    ベル値を格納する信号レベル格納手段を設けたことを特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の音響エコーキ
    ャンセラー装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段によって出力される前記制
    御信号を前記通信回線に送信する送信手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の音響エコ
    ーキャンセラー装置。
  9. 【請求項9】 前記送信手段が前記制御信号を送信する
    とき、前記制御信号を送信する送信先の識別情報を前記
    制御信号とともに送信するようにしたことを特徴とする
    請求項8記載の音響エコーキャンセラー装置。
  10. 【請求項10】 前記制御信号を外部より入力する制御信
    号入力手段を設け、前記制御信号入力手段によって入力
    された前記制御信号を前記送信手段を介して前記通信回
    線に送信するようにしたことを特徴とする請求項8また
    は9記載の音響エコーキャンセラー装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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