JP2014114147A - 記録媒体の厚さ検出装置、画像形成装置及び記録媒体の厚さ検出方法、並びに、その厚さ検出方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

記録媒体の厚さ検出装置、画像形成装置及び記録媒体の厚さ検出方法、並びに、その厚さ検出方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の位置を検出する検出手段が切り換わった場合でも、記録媒体の厚さを検出することができる厚さ検出装置又は厚さ検出方法を提供すること。
【解決手段】記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出装置であって、駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出手段とを有し、前記算出手段は、一の検出手段から他の検出手段に切り換わった場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体の厚さ検出装置及び厚さ検出方法に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置では、多様な記録媒体を使用する場合がある。また、画像形成装置では、形成される画像の品質を確保するために、記録媒体の種類、大きさ、厚さ等に対応した画像形成条件で画像を形成する。画像形成装置は、例えば電子写真方式によって画像を形成する場合に、記録媒体の厚さに応じて転写条件や定着条件を最適化する。このとき、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する前に、記録媒体の厚さを検出する。
特許文献1には、ローラ対で構成される搬送部材と、ローラ対に挟まれた記録媒体によって変位する変位部材と、変位部材の変位量に基づいて記録媒体の厚さを検出する厚さ検出部とを有する媒体厚検出装置(画像形成装置)に関する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、記録媒体の搬送時と非搬送時とで検出手段(検出センサなど)を切り換えて記録媒体の厚さを検出する場合に、検出手段の切り換え前後の基準値が異なるために、記録媒体の厚さを検出できない場合があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、記録媒体の位置を検出する検出手段が切り換わった場合でも、記録媒体の厚さを検出することができる厚さ検出装置又は厚さ検出方法を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係る記録媒体の厚さ検出装置によれば、記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出装置であって、駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出手段とを有し、前記算出手段は、一の検出手段から他の検出手段に切り換わった場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する、ことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る記録媒体の厚さ検出方法によれば、記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出方法であって、駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送ステップと、前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出ステップとを含み、前記算出ステップは、前記検出ステップで一の検出手段から他の検出手段に切り換えた場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する、ことを特徴とする。
本発明に係る記録媒体の厚さ検出装置又は記録媒体の厚さ検出方法によれば、記録媒体を検出する検出手段が切り換わった場合でも、記録媒体の厚さを検出することができる。
本発明の実施形態に係る記録媒体の厚さ検出装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体の厚さ検出装置の検出結果の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体の厚さ検出装置の動作の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体の厚さ検出装置の連続搬送時の検出結果の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の動作の一例を説明するフローチャート図である。
記録媒体の位置を検出することによって、記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出装置を用いて、本発明の限定的でない例示の実施形態を説明する。本発明は、以後に説明する厚さ検出装置以外でも、媒体供給装置、重送検出装置及び搬送媒体検出装置、並びに、画像形成装置、記録装置、被写機、複合機、プリンタ、スキャナ、プロッタ、ファクシミリ、ファックス及びその他記録媒体を用いるもの(装置、機器、ユニット、システムなど)であれば、いずれのものにも用いることができる。また、本発明に係る厚さ検出装置が検出することができる記録媒体には、紙、用紙、薄紙、厚紙及び記録紙、並びに、OHPシート、合成樹脂フィルム、金属薄膜及びその他その表面に画像等を記録することができる媒体を含む。
なお、以後の説明において、記録媒体の厚さ検出装置を単に厚さ検出装置と記す。また、以後の説明において、添付の全図面の記載の同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。更に、図面は、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
本発明の一実施形態に係る厚さ検出装置を用いて、下記に示す順序で本発明を説明する。
1.厚さ検出装置の構成
2.厚さを検出する動作
3.厚さ検出方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
4.実施例(画像形成装置)
(1.厚さ検出装置の構成)
図1及び図2を用いて、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置(以下、「厚さ検出装置100」という。)の構成を説明する。ここで、厚さ検出装置100は、本実施形態では、記録媒体の位置を検出することによって、記録媒体の厚さを検出する装置を意味する。
図1及び図2に示すように、厚さ検出装置100は、ローラ対11、12を用いて記録媒体Pを搬送する搬送手段10と、記録媒体Pの位置を検出する検出手段20と、厚さ検出装置100の動作を制御する制御手段30とを有する。なお、厚さ検出装置100は、搬送前の記録媒体Pを収納する供給手段(不図示)を更に有してもよい。厚さ検出装置100は、供給手段として、例えば給紙トレイ、手差トレイ又はその他複数の記録媒体を配置することができる部材を用いることができる。
搬送手段10は、記録媒体Pを搬送する手段である。搬送手段10は、複数のローラ対を用いて、ローラ対に記録媒体Pを挟み、且つ、ローラ対を回転して記録媒体Pを搬送する。搬送手段10は、本実施形態では、2つのローラ対11、12を備える。なお、本発明に用いることができる搬送手段10は、3つ以上のローラ対を備えてもよい。
ローラ対11、12は、回転駆動する駆動ローラ11a、12aと、駆動ローラ11a、12aに従動して回転される従動ローラ11b、12bとを備える。本実施形態に係る搬送手段10は、図1に示すように、駆動ローラ11a、12aと従動ローラ11b、12bとの間隙に記録媒体Pを挟み、駆動手段(不図示)によって駆動ローラ11a、12aを回転し、記録媒体Pを搬送方向Mpに移動(搬送)する。
また、本実施形態に係る搬送手段10は、従動ローラ11b、12bを駆動ローラ11a、12aに対して接離する方向(離反する方向)に移動可能に設けられている。すなわち、従動ローラ11b、12bは、押圧手段(不図示)によって駆動ローラ(11a、12a)に押圧されている。また、従動ローラ11b、12bは、ローラ対11、12に記録媒体Pを挟んだときに、駆動ローラ11a、12aから離反する方向Msに移動する。

検出手段20は、記録媒体Pの位置を検出する手段である。検出手段20は、本実施形態では、搬送手段10の従動ローラ11b、12bの位置を検出する検出手段21、22を備える。すなわち、検出手段20は、検出手段21を用いて従動ローラ11bの変位(位置)を検出すること、又は、検出手段22を用いて従動ローラ12bの変位(位置)を検出することによって、記録媒体Pの位置を検出する。なお、本発明に用いることができる検出手段20は、ローラ対の数に対応して3つ以上の検出手段を備えてもよい。
本実施形態に係る検出手段21、22は、図1に示すように、一定の間隔でスリットが刻まれたホイール21a、22aと、ホイール21a、22aのスリットを検出してホイール21a、22aの回転角を検出するセンサ21b、22bとを有する。また、検出手段21、22は、ホイール21a、22aの回転軸に一端が固定され、他端が従動ローラ11b、12bの回転軸に接する様に設けられているアーム21c、22cを有する。これにより、検出手段21、22は、アーム21c、22cを用いてホイール21a、22aを回転することによって、従動ローラ11b、12bの位置を検出することができる。
ここで、検出手段21は、例えば図1に示すように、そのローラ対11の間隙に記録媒体Pを挟んでいない場合に、駆動ローラ11aに押圧されている(接している)従動ローラ11bの位置を検出する。検出手段21は、例えば図2の時間t1からt2に示すように、従動ローラ12bの駆動ローラ12aに対する離間方向の変位を示す値を出力する。
また、検出手段22は、例えば図1に示すように、そのローラ対12の間隙に記録媒体Pを挟んでいる場合に、駆動ローラ12aから離れる方向に移動した従動ローラ12bの位置を検出する。すなわち、検出手段22は、アーム22cを矢印方向Msに押し上げ、従動ローラ12bの位置変動に応じて回転するホイール22aの回転位置をセンサ22bで検出する。検出手段22は、例えば図2の時間t2からt3に示すように、従動ローラ12bの駆動ローラ12aに対する離間方向の変位を示す値を出力する。
なお、検出手段20(21、22)は、従動ローラ(11b、12b)の位置を検出することが可能であれば、本実施形態に係る構成に限るものではない。また、検出手段20(21、22)は、例えばフォトセンサ、ロータリエンコーダ若しくはエンコーダセンサ、又は、光学式センサ、磁気式センサ、静電式センサ若しくは直動式センサなどを用いることができる。
検出手段20は、記録媒体Pの搬送時及び非搬送時のローラ対11の従動ローラ11b又はローラ対12の従動ローラ12bの位置を検出する。これにより、厚さ検出装置100(後述する算出手段32)は、記録媒体Pの厚さとして記録媒体Pの搬送時の従動ローラ11b若しくは12bの位置と非搬送時の従動ローラ11b若しくは12bの位置との差分(記録媒体の厚さ)を検出(算出)することができる。
具体的には、検出手段20は、例えば図2に示すように、従動ローラ11b若しくは12bの位置(軸)の変位量を検出する。ここで、従動ローラ11b若しくは12bの位置の変位量は、記録媒体Pの厚さに応じて変化する。なお、検出手段20は、例えば図2に示すように、ローラ対又はその軸の偏心成分の影響等によって、周期的に変動する場合がある。この場合、検出手段20(厚さ検出装置100)は、出力値から偏心成分等を取り除いた値(図中の点線)を検出結果(出力値)として、出力してもよい。
制御手段30は、厚さ検出装置100の各構成に動作を指示し、各構成の動作を制御する手段である。制御手段30は、記録媒体Pを検出するための検出手段を選択する選択手段31と、記録媒体Pの厚さを算出する算出手段32とを含む。
制御手段30は、搬送手段10の動作を制御することによって、記録媒体Pを搬送(移動、搬入、搬出、挟持、固定など)する動作を制御する。制御手段30は、検出手段20の動作を制御することによって、記録媒体Pを検出する動作を制御する。制御手段30は、選択手段31の動作を制御することによって、検出手段20を選択する動作を制御する。制御手段30は、算出手段32の動作を制御することによって、記録媒体Pの厚さを算出する動作を制御する。
制御手段30は、公知の技術のCPU( Central Processing Unit )及びメモリ( ROM、RAM )等を含む演算処理装置で構成してもよい。また、制御手段30は、例えば予め記憶されているプログラム(制御プログラム、アプリケーション等)を用いて、厚さ検出装置100の各構成の動作を制御してもよい。更に、制御手段30は、入力手段(不図示)から入力された情報等に基づいて、厚さ検出装置100の各構成の動作を制御してもよい。
選択手段31は、記録媒体Pを検出するための検出手段を選択する手段である。選択手段31は、検出手段20(本実施形態では検出手段21、22)について、搬送中の記録媒体Pを検出するための検出手段を選択する。算出手段32は、記録媒体Pの厚さを算出する手段である。算出手段32は、検出手段20が検出した搬送時及び非搬送時の従動ローラ(11b又は12b)の位置(例えば図2に示す出力値)に基づいて、記録媒体Pの厚さを算出する。なお、選択手段31及び算出手段32の動作は、後述する(2.厚さを検出する動作)で説明する。
(2.厚さを検出する動作)
図3及び図4を用いて、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100が連続的に搬送される複数の記録媒体Pの厚さを夫々検出する動作の一例を説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る厚さ検出装置100(図1)は、搬送ステップとして、先ず、ステップS301において、複数の記録媒体Pを連続的に搬送することを開始する。具体的には、厚さ検出装置100は、ローラ対11、12(搬送手段10)を用いて、ローラ対11、12に記録媒体Pを順次挟みながら、駆動ローラ11a、12aを回転し、記録媒体Pを搬送方向Mpに搬送する(図1)。
搬送開始後、厚さ検出装置100は、ステップS302に進む。
次に、ステップS302において、厚さ検出装置100は、検出ステップとして、ローラ対11等に挟まれた記録媒体Pの位置を検出する。具体的には、厚さ検出装置100は、検出手段20を用いて、記録媒体Pを挟んでいるローラ対11又は12の従動ローラ11b又は12bの位置を検出する。厚さ検出装置100(検出手段20)は、例えば図4に示すように、連続的に搬送される記録媒体Pがローラ対11等に順次挟まれるときの従動ローラ11b又は12bの変位を、検出センサの出力値として順次検出する。
検出開始後、厚さ検出装置100は、ステップS303に進む。
次いで、ステップS303において、厚さ検出装置100は、選択ステップとして、記録媒体Pの位置を検出する検出手段を切り換えるか否かを選択する。具体的には、厚さ検出装置100は、選択手段31(制御手段30)を用いて、搬送中の記録媒体Pを検出するための検出手段20(本実施形態では、検出手段21又は22)を選択する。ここで、選択手段31は、複数の記録媒体Pを連続で搬送する場合に、記録媒体Pを連続で搬送している搬送路に対応して検出手段20を切り換えるか否かを選択することができる。また、選択手段31は、複数の記録媒体Pを連続で搬送する場合で、搬送している記録媒体Pの供給手段(例えば給紙トレイ)を変更したときに、変更した供給手段に対応して検出手段20を切り換えるか否かを選択してもよい。なお、選択手段31は、厚さ検出装置100に入力された情報(例えば記録媒体の種類等の情報、閾値の情報)を更に用いて、検出手段20を切り換えるか否かを判断(選択)してもよい。
検出手段20の切り換えを選択した場合には、厚さ検出装置100は、ステップS304に進む。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、ステップS306に進む。厚さ検出装置100(選択手段31)は、連続的に搬送される記録媒体の検出時において、例えば図4に示すように時間t(n)aのタイミングで、検出手段20を検出手段21から検出手段22に切り換える。
ステップS304において、厚さ検出装置100は、制御手段30を用いて、検出手段20の動作が正常であるか否かを判断する。具体的には、制御手段30は、予め厚さ検出装置100に入力された情報(例えば検出手段20の仕様又は動作に関する情報)を用いて、切り換え後の検出手段20の動作が正常であるか否かを判断することができる。
正常であると判断した場合には、厚さ検出装置100は、ステップS305に進む。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、ステップS308に進む。厚さ検出装置100(制御手段30)は、例えば図4に示すように時間t(n)aのタイミングで検出手段20を切り換えた場合に、切り換え前後の出力値(T(n−1)及びT(n))を比較する。これにより、厚さ検出装置100(制御手段30)は、検出手段20の動作が正常であるか否かを判断することができる。また、厚さ検出装置100(制御手段30)は、例えば図4に示すように時間t(n)aのタイミングで検出手段20を切り換えた場合に、切り換え後の出力値(T(n))のみを用いて、検出手段20(検出手段22)の動作が正常であるか否かを判断してもよい。
ステップS305において、厚さ検出装置100は、算出ステップとして、記録媒体Pの非搬送時の検出手段20の出力値(以下、「基準値」という。)を更新する。具体的には、厚さ検出装置100は、選択ステップで一の検出手段から他の検出手段に切り換えた場合に、切り換え後の他の検出手段を用いて、非搬送時の位置を新たに検出する。次に、厚さ検出装置100は、算出手段32(制御手段30)を用いて、新たに検出した非搬送時の位置を基準値として記憶する。
これにより、本実施形態に係る厚さ検出装置100は、記録媒体を検出する検出手段が切り換わった場合でも、切り換え後の検出手段に対応する基準値に更新することができる。すなわち、厚さ検出装置100は、他の検出手段が新たに検出した非搬送時の位置を基準値とすることができる。このため、厚さ検出装置100は、一の検出手段から他の検出手段に切り換えた場合で、切り換え前後で基準値が異なる場合でも、後述するステップS306において、新たに検出した非搬送時の位置(基準値)に基づいて記録媒体の厚さを正確に算出(検出)することができる。
その後、厚さ検出装置100は、ステップS306に進む。厚さ検出装置100(算出手段32)は、例えば図4に示すように時間t(n)aのタイミングで検出手段20を切り換えた場合に、切り換え後の出力値(T(n))を基準値とすることができる。
ステップS306において、厚さ検出装置100は、算出ステップとして、記録媒体Pの厚さを算出(検出)する。具体的には、厚さ検出装置100は、算出手段32(制御手段30)を用いて、記録媒体Pの厚さとして、記録媒体Pの搬送時及び非搬送時の従動ローラ11b等の位置の差分を算出する。
その後、厚さ検出装置100は、ステップS307に進む。厚さ検出装置100(算出手段32)は、例えば図4に示すように時間t(n)aのタイミングで検出手段20を切り換えた場合に、切り換え後の出力値(T(n)及びT(n)p)の差分(絶対値)に対応する値を記録媒体の厚さとすることができる。
ステップS307において、厚さ検出装置100は、ステップS306で算出した記録媒体Pの厚さを出力(記憶)する。厚さ検出装置100は、例えば内蔵する記憶手段で算出結果を記憶してもよい。
その後、厚さ検出装置100は、ステップS308に進む。
ステップS308において、厚さ検出装置100は、記録媒体Pの厚さを検出する動作を終了するか否かを判断する。厚さ検出装置100は、例えば制御手段30を用いて、厚さ検出装置100に入力される情報等に基づいて、記録媒体Pの厚さを検出する動作を終了するか否かを判断することができる。
動作を終了する場合には、厚さ検出装置100は、図中のENDに進み、記録媒体Pの厚さを検出する動作を終了する。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、ステップS302に戻る。
(3.プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体)
本発明の実施形態に係る厚さ検出方法のプログラムPrによれば、記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出方法であって、駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送ステップと、前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出ステップとを含み、前記算出ステップは、前記検出ステップで一の検出手段から他の検出手段に切り換えた場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する、ことを特徴とする記録媒体の厚さ検出方法を実行する。また、プログラムPrによれば、前記算出ステップは、前記一の検出手段から前記他の検出手段に切り換わった場合であって、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置と先に検出した非搬送時の前記従動ローラの位置との差分が所定の閾値以下のときに、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置を用いて前記厚さを算出する、ことを特徴とする記録媒体の厚さ検出方法を実行してもよい。これらの構成によれば、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100と同等の効果が得られる。
また、本発明は、上記プログラムPrを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体Mdとしてもよい。上記プログラムPrを記録した記録媒体Mdは、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk−ROM)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)及びその他コンピュータ読み取り可能な媒体、並びに、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリ、メモリカード、HDD(Hard Disc Drive)及びその他コンピュータ読み取り可能なものを用いることができる。また、上記プログラムPrは、ネットワーク(インターネット等の電気通信回線など)を介してダウンロードされ、インストールされるものであってもよい。
以上により、本発明の実施形態に係る記録媒体の厚さ検出装置100によれば、制御手段30(選択手段31、算出手段32)を用いて、記録媒体を検出する検出手段20が切り換わった場合でも、記録媒体の厚さを検出(算出)することができる。また、本実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、選択手段31が一の検出手段から他の検出手段を選択した場合に、他の検出手段を用いて非搬送時の位置を新たに検出することができる。更に、本実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、他の検出手段を用いて非搬送時の位置を新たに検出することができるので、算出手段32を用いて新たに検出した非搬送時の位置に基づいて記録媒体の厚さを算出することができる。
すなわち、本実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、記録媒体の搬送時と非搬送時の検出手段の検出結果を用いて記録媒体の厚さを検出する場合で、検出手段が搬送時と非搬送時とで異なるときでも、記録媒体の厚さを誤検出することを防止することができる。また、本実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、記録媒体の搬送時と非搬送時の検出手段の検出結果を用いて記録媒体の厚さを検出する場合で、検出手段が搬送時と非搬送時とで異なるときでも、記録媒体の厚さを正確に検出することができる。
実施形態に係る厚さ検出装置100を含む画像形成装置100Eの実施例を用いて、本発明を説明する。ここで、画像形成装置は、本実施例では、電子写真方式の装置である。また、画像形成装置は、本実施例では、用紙の表面に画像を形成する。なお、本発明を用いることができる画像形成装置は、電子写真方式に限定されるものではない。
(画像形成装置の構成)
図5を用いて、本実施例に係る画像形成装置100Eの構成を説明する。なお、本実施例に係る画像形成装置100Eの構成は実施形態に係る厚さ検出装置100の構成を含むため、異なる部分を主に説明する。
図5に示すように、本実施例に係る画像形成装置100Eは、画像形成手段101として、各色に対応する複数の感光体110、帯電装置111、露光装置112、現像装置113を有する。また、画像形成装置100Eは、中間転写ベルト120、2次転写ローラ130、定着装置140、クリーニング装置114等を有する。更に、画像形成装置100Eは、画像を形成する用紙を収納及び供給する供給手段160、並びに、原稿に記載(形成)された画像(画像データ)を読み取る読取装置181及び原稿を搬送する自動原稿送り装置(ADF)182などを更に有する。
画像形成装置100Eは、本実施例では、画像形成手段101として異なる色のトナー像を形成する感光体110等で構成される複数の現像部を備え、供給手段160に収納されている記録媒体にカラー画像を形成する。
帯電装置111は、回転する感光体110の表面を一様に帯電させるものである。露光装置112は、例えばADF182にセットされた原稿を読取装置181が読み取った画像データ等に基づいて、感光体110の表面を露光して静電潜像を生成するものである。現像装置113は、現像剤を用いて感光体110表面の静電潜像を現像してトナー像を形成するものである。
中間転写ベルト120は、画像形成手段101(複数の現像部)でそれぞれ異なる色のトナー像を形成した後に、回転するトナー像を重ねて転写されるものである。ここで、中間転写ベルト120に転写されたトナー像は、中間転写ベルト120と2次転写ローラ130との間の2次転写部にて、供給手段160からローラ対151等により搬送される用紙に2次転写される。
定着装置140は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧するものである。ここで、加熱及び加圧されたトナー像は、用紙の表面に固定される。
クリーニング装置114は、トナー像を中間転写ベルト120に転写した後の感光体110を清掃するものである。画像形成装置100Eは、クリーニング装置114を用いて、感光体110表面の転写残トナーを除去することによって、次回の画像形成に備える。
供給手段160は、画像を形成する用紙を収納及び供給する手段である。供給手段160は、本実施例では、複数の供給トレイ161、162、163及び164を備える。
本実施例に係る画像形成装置100Eは、実施形態に係る厚さ検出装置100を含む。また、本実施例に係る画像形成装置100Eは、厚さ検出装置100を用いて、画像を形成される用紙の厚さを検出する。更に、本実施例に係る画像形成装置100Eは、厚さ検出装置100を用いて検出した厚さに応じて、例えば2次転写条件、定着条件等の設定を行う。これにより、本実施例に係る画像形成装置100Eは、用紙の厚さに対応した良好な画像を用紙上に形成することができる。
本実施例に係る画像形成装置100Eは、搬送手段10として、搬送ローラ150を備える。また、画像形成装置100Eは、検出手段20として、検出センサ150Sを備える。更に、画像形成装置100Eは、制御手段30の選択手段31及び算出手段32として、エンジン制御部30Eのプロセス条件設定部141及び厚さ算出部142を備える。
搬送ローラ150は、本実施例では、複数の供給トレイ161、162、163及び164に対応してローラ対151、152、153及び154を夫々備える。検出センサ150Sは、本実施例では、複数の供給トレイ161、162、163及び164(ローラ対151、152、153及び154)に検出部(不図示)を夫々備える。制御手段30(エンジン制御部30E等)は、後述するで(画像形成装置の機能)で説明する。
(画像形成装置の機能)
図6を用いて、本実施例に係る画像形成装置100Eの機能を説明する。
図6に示すように、エンジン制御部30Eは、プロセス条件設定部141、厚さ算出部142及び記憶部143を備える。プロセス条件設定部141は、給紙部40の給紙タイミング、定着部60の定着温度、画像形成部50におけるトナー像の作成条件等のプロセス条件を、形成する画像データ、厚さ算出部142によって算出される用紙の厚さ等に応じて適宜設定する。厚さ算出部142は、搬送ローラ150における用紙の非搬送時及び搬送時の検出センサ150Sの検出結果に基づいて、用紙の厚さを算出する。厚さ算出部142における用紙の厚さ算出方法については後述する。記憶部143は、記憶手段としての一例であり、上記した様に例えばHDD,ROM,RAM等で構成され、検出センサ157の出力値等を記憶する。
コントローラ制御部30Cは、画像形成装置100の各部の制御、及び操作表示部70の制御を行う。
なお、制御手段30(エンジン制御部30E及びコントローラ制御部30C)は、CPU( Central Processing Unit )、ROM( Read Only Memory )及びRAM( Random Access Memory)等を備えてもよい。
ここで、CPUは、OSやプログラムを記憶手段から読み出して実行することで、種々の機能を提供する。また、CPUは、ROMに格納されている制御プログラム等を用いて論理演算等を行い、各手段の制御やデータの演算、加工などを行う。ROMは、制御プログラム及び動作条件等を格納する。RAMは、プログラムを実行する際に必要なデータを一時保管する作業メモリ(キャッシュメモリ)である。RAMは、CPUが論理演算等する場合に、ワークエリアとして用いられる。
本実施例に係る画像形成装置100Eは、給紙部40、画像形成部50、定着部60、操作表示部70、ネットワークI/F部80、記録媒体I/F部90等を用いて、夫々の機能を実現する。
具体的には、給紙部40は、画像形成装置100Eの供給手段160及び用紙を給紙する搬送ローラ150等を用いて、画像形成タイミングに合わせて用紙を給紙搬送する。画像形成部50は、感光体110、帯電装置111、現像装置113等を用いて、感光体110の表面に形成したトナー像を用紙に転写する。定着部60は、加熱ローラ及び加熱ローラに接触する加圧ローラ等を用いて、加熱ローラ及び加圧ローラの間を搬送される用紙を加熱及び加圧し、用紙にトナー像を定着(固定)させる。操作表示部70は、各種操作キー(例えば液晶ディスプレイ等のディスプレイ、LED等のランプ等)を用いて、画像形成装置100Eの複写、プリント、スキャナ等各機能の使用時に必要な操作、用紙の種別指定操作等を入力される。ここで、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や画像形成装置100Eからユーザに通知する各種情報を表示してもよい。
ネットワークI/F部80は、ネットワークを介して接続される通信機能を有する周辺機器を用いて、画像形成装置100Eのインターフェース機能を実現する。ここで、ネットワークは、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN( Local Area Network )、WAN( Wide Area Network )等である。
記録媒体I/F部90は、記録媒体とのインターフェース機能を実現する。画像形成装置100Eは、記録媒体I/F部90を介して、記録媒体90Mの読み取り及び/又は書き込みを行う。画像形成装置100Eは、記録媒体90Mとして、フレキシブルディスク、CD、DVD( Digital Versatile Disk )、SDメモリカード( SD Memory card )、USBメモリ( Universal Serial Bus memory )等を用いることができる。
(画像形成装置の画像を形成する動作)
図7を用いて、本実施例に係る画像形成装置100Eが用紙に画像を形成する動作を説明する。
図7に示すように、本実施例に係る画像形成装置100E(図5)は、画像形成開始時に、搬送ステップとして、先ず、ステップS1−1において、複数の用紙を連続的に搬送することを開始する。具体的には、画像形成装置100Eは、搬送ローラ150及び供給手段160を用いて、供給トレイ161等に収納された用紙をローラ対151等に挟みながら、ローラ対151等を回転し、用紙を搬送方向(画像形成手段101の方向)に搬送する。搬送開始後、画像形成装置100Eは、ステップS1−2に進む。
次に、ステップS1−2において、画像形成装置100Eは、搬送中の用紙を検出する検出センサ150Sに不具合が発生しているか否かを判断する。具体的には、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141(エンジン制御部30E)を用いて、エンジン制御部30Eの記憶部143に記憶されている情報に基づいて、検出センサ150Sに不具合が発生しているか否かを判断することができる。検出センサ150Sに不具合が発生していると判断した場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−12に進む。それ以外の場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−3に進む。
次いで、ステップS1−3において、画像形成装置100Eは、搬送中の用紙を供給している供給トレイ161等が変更されたか否かを判断する。具体的には、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141を用いて、エンジン制御部30Eの記憶部143に記憶されている情報に基づいて、供給トレイ161等が変更されたか否かを判断することができる。供給トレイ161等が変更されたと判断した場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−4に進む。それ以外の場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−5に進む。
ステップS1−4において、画像形成装置100Eは、基準値(例えば非搬送時の出力値)を更新(削除)する。具体的には、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141又は厚さ算出部142(エンジン制御部30E)を用いて、エンジン制御部30Eの記憶部143に記憶されている前頁のローラ対151等(従動ローラ)の基準位置情報Tn−1を削除する。その後、画像形成装置100Eは、ステップS1−5に進む。なお、現在実行中の用紙への画像形成が1頁目である場合には、前頁の基準位置情報Tn−1は前回実行時の画像形成処理の最終ページの基準位置情報としてもよい。
ステップS1−5において、画像形成装置100Eは、基準値(例えば非搬送時の出力値)を更新(記憶)する。具体的には、画像形成装置100Eは、検出センサ150Sを用いて、搬送中の用紙を検出する。次に、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141又は厚さ算出部142(エンジン制御部30E)を用いて、基準値として搬送中の用紙を検出した出力値(基準位置情報Tn)を記憶部143に記憶する。その後、画像形成装置100Eは、ステップS1−6に進む。
ステップS1−6において、画像形成装置100Eは、基準位置情報Tn−1を記憶しているか否かを判断する。具体的には、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141を用いて、記憶部143に基準位置情報Tn−1が記憶されているか否かを判断することができる。基準位置情報Tn−1が記憶されていると判断した場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−7に進む。それ以外の場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−9に進む。
ステップS1−7において、画像形成装置100Eは、ステップS1−5で検出した出力値(Tn)が正常であるか否かを判断する。具体的には、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141を用いて、記憶部143に記憶されている基準位置情報Tnと基準位置情報Tn−1とを比較することによって、出力値(Tn)が正常であるか否かを判断することができる。
プロセス条件設定部141は、例えば基準位置情報Tnと基準位置情報Tn−1との絶対値の差分が所定の閾値K以下のときに、出力値(Tn)が正常であると判断してもよい。ここで、所定の閾値Kとは、検出センサ150Sの種類若しくは取り付け位置、又は、その他画像形成装置100E(又は厚さ検出装置100)の仕様に対応する値とすることができる。また、所定の閾値Kを、実験又は数値計算等で予め定められる値とすることができる。更に、所定の閾値Kは、変更可能な値であってもよい。所定の閾値Kは、例えば用紙の供給手段(トレイ)、画像形成装置100E(又は厚さ検出装置100)の周囲温度、画像形成装置100Eの印刷実行枚数に応じて変更される値であってもよい。
出力値(Tn)が正常であると判断した場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−9に進む。それ以外の場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−8に進む。
ステップS1−8において、画像形成装置100Eは、検出センサ150Sの不具合に関する情報を記憶部143に記憶する。その後、画像形成装置100Eは、ステップS1−12に進む。
ステップS1−9において、画像形成装置100Eは、検出センサ150Sが用紙の先端を検出するまで待機する。用紙の先端を検出後、記憶部143で検出センサ150Sの出力値(Tn+1)を記憶し、画像形成装置100Eは、ステップS1−10に進む。
ステップS1−10において、画像形成装置100Eは、用紙の厚さを算出する。具体的には、画像形成装置100Eは、厚さ算出部142を用いて、記憶部143に記憶されている基準位置情報Tnと基準位置情報Tn+1との差分を算出し、算出した差分に基づいて用紙の厚さを算出する。算出後、画像形成装置100Eは、ステップS1−11に進む。
ステップS1−11において、画像形成装置100Eは、プロセス条件設定部141及び画像形成手段101を用いて、用紙に画像を形成する。具体的には、画像形成装置100Eは、先ず、帯電装置111を用いて感光体110の表面を一様に帯電させ、露光装置112を用いて感光体110の表面に静電潜像を生成する。次に、画像形成装置100Eは、現像装置113を用いて感光体110表面の静電潜像を現像してトナー像を形成し、回転する中間転写ベルト120にトナー像を重ねて転写する。その後、画像形成装置100Eは、中間転写ベルト120に転写されたトナー像を用紙に転写し、定着装置140を用いて転写したトナー像を固定する。ここで、本実施例に係る画像形成装置100Eは、ステップS1−10で算出した用紙の厚さを更に用いて、例えば2次転写条件、定着条件等の設定を行うことで、常に良好な画像を用紙上に形成することができる。
画像形成後、画像形成装置100Eは、ステップS1−12に進む。
ステップS1−12において、画像形成装置100Eは、用紙に画像を形成する動作を終了するか否かを判断する。画像形成装置100Eは、例えばエンジン制御部30E又はコントローラ制御部30Cを用いて、記憶部143(画像形成装置100E)に記憶されている情報等に基づいて、画像を形成する動作を終了するか否かを判断することができる。画像を形成する動作を終了する場合には、画像形成装置100Eは、図中のENDに進む。それ以外の場合には、画像形成装置100Eは、ステップS1−1に戻る。
以上の本発明の実施例に係る画像形成装置100Eによれば、実施形態に係る厚さ検出装置100と同様の効果を得ることができる。
以上により、本発明の好ましい記録媒体の厚さ検出装置に係る実施形態及び画像形成装置に係る実施例について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されるものではない。また、本発明は、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更することが可能である。
100 : 記録媒体の厚さ検出装置
100E: 画像形成装置
10 : 搬送手段
11、12: ローラ対
11a、12a: 駆動ローラ
11b、12b: 従動ローラ
20、21、22 : 検出手段
30 : 制御手段
31 : 選択手段
32 : 算出手段
101 : 画像形成手段
160 : 供給手段
P : 記録媒体
Pr : プログラム
Md : プログラムを記録した記録媒体
K : 所定の閾値
特開2008−247612号公報

Claims (9)

  1. 記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出装置であって、
    駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出手段と
    を有し、
    前記算出手段は、一の検出手段から他の検出手段に切り換わった場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する、
    ことを特徴とする記録媒体の厚さ検出装置。
  2. 前記算出手段は、前記一の検出手段から前記他の検出手段に切り換わった場合であって、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置と先に検出した非搬送時の前記従動ローラの位置との差分が所定の閾値以下のときに、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置を用いて前記厚さを算出する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体の厚さ検出装置。
  3. 複数の前記検出手段から搬送中の記録媒体を検出するための検出手段を選択する選択手段を更に有し、
    前記選択手段は、複数の前記記録媒体を連続で搬送する場合に、該記録媒体を連続で搬送している搬送路に対応して前記検出手段を切り換える、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の記録媒体の厚さ検出装置。
  4. 複数の前記検出手段から搬送中の記録媒体を検出するための検出手段を選択する選択手段を更に有し、
    前記選択手段は、複数の前記記録媒体を連続で搬送する場合で、搬送している該記録媒体の供給手段を変更したときに、変更した前記供給手段に対応して前記検出手段を切り換える、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の記録媒体の厚さ検出装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の記録媒体の厚さ検出装置と、
    搬送した前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 記録媒体の位置を検出することによって、前記記録媒体の厚さを検出する記録媒体の厚さ検出方法であって、
    駆動ローラと該駆動ローラに従動して回転される従動ローラとの間に前記記録媒体を挟んで、該駆動ローラを回転して該記録媒体を搬送する搬送ステップと、
    前記記録媒体の搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出した搬送時及び非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する算出ステップと
    を含み、
    前記算出ステップは、前記検出ステップで一の検出手段から他の検出手段に切り換えた場合に、前記他の検出手段が新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置に基づいて、前記厚さを算出する、
    ことを特徴とする記録媒体の厚さ検出方法。
  7. 前記算出ステップは、前記一の検出手段から前記他の検出手段に切り換わった場合であって、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置と先に検出した非搬送時の前記従動ローラの位置との差分が所定の閾値以下のときに、新たに検出した非搬送時の前記従動ローラの位置を用いて前記厚さを算出する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の記録媒体の厚さ検出方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の記録媒体の厚さ検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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