JP2009187009A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ローラ表面またはベルトへ汚れが付着すること、ローラ表面またはベルトへ(擦れ)傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度(の出力)がばらつく(不安定になる)ことを解消する定着装置およびその定着装置を含む画像形成装置を提供する。
【解決手段】この発明の実施の一形態は、第1の回転体の軸方向の中央の温度を第1の回転体に非接触で検出する第1および第2の温度検出機構、第1の回転体の軸方向の端部であって、支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の温度検出機構、第2の回転体の軸方向の中央の温度を第2の回転体に非接触で検出する第4および第5の温度検出機構、を含む。支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の検出機構は、第1の回転体に接してもよい。
【選択図】図3
【解決手段】この発明の実施の一形態は、第1の回転体の軸方向の中央の温度を第1の回転体に非接触で検出する第1および第2の温度検出機構、第1の回転体の軸方向の端部であって、支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の温度検出機構、第2の回転体の軸方向の中央の温度を第2の回転体に非接触で検出する第4および第5の温度検出機構、を含む。支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の検出機構は、第1の回転体に接してもよい。
【選択図】図3
Description
この発明は、熱溶融性のトナーをシート媒体に固定する定着装置および画像形成装置に関する。
MFP(Multi-Functional peripheral)と称される画像形成装置が広く普及している。
MFPの多くは、静電的に形成した画像を熱溶融性のトナーで現像して得たトナー像を加熱してシート媒体に固定する。このとき、通常、シート媒体とトナー像に、一定以上の圧力を印加する。
シート媒体とトナーに一定以上の圧力を印加するため、トナー(トナー像)を支持するシート媒体(及びシート媒体上のトナー)は、互いの軸線を実質的に平行に配列した2本のローラの互いに接する周面間を移動する。一方のローラまたは2本のローラは、ベルト状であってもよい。
2以上の温度センサが、2本のローラあるいはベルトの特定の位置の温度を計測する。
温度センサの少なくとも1つは、ローラの軸方向の概ね中央あるいはベルトの駆動軸の軸線に沿った概ね中央の温度を計測する。
温度センサの(他の)少なくとも1つは、ローラの軸方向の端部あるいはベルトの駆動軸の軸方向の端部の温度を計測する。
なお、ヒートローラもしくはベルト側が、非接触センサ2個と接触センサ1個、プレスローラ側が非接触センサ1個と接触センサ1個という、ヒートローラまたはベルト側およびプレスローラ側のいずれにおいても、少なくとも1つのセンサが接触型である例が広く知られている。
例えば、特許文献1(先行技術文献)は、ローラの軸方向の概ね中央、端部及び端部であってトナー像が存在しないエッジ部の温度を、少なくとも3つの温度センサで計測することを開示する。
特許文献1は、1つ以上の温度センサが、非接触型であることを否定しないが、非接触型であることが必須のセンサあるいは非接触型とすることが好ましいセンサに関する詳細な記載は見あたらない。
なお、接触型の温度センサを用いる場合、ローラ表面あるいはベルトへ汚れが付着すること、ローラ表面あるいはベルトへ(擦れ)傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度(の出力)がばらつく(不安定になる)ことは、周知である。
また、センサがローラ表面またはベルトと接することによりローラ表面またはベルトに生じる汚れがシート媒体に付着しないよう、(ローラ表面またはベルトに)クリーニングパッドを取付けることは、周知である。
この発明の目的は、ローラ表面またはベルトへ汚れが付着すること、ローラ表面またはベルトへ(擦れ)傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度(の出力)がばらつく(不安定になる)ことを解消する定着装置および画像形成装置を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、支持体上の現像剤と接する第1の回転体と、支持体および支持体上の現像剤に圧力を与える第2の回転体と、第1の回転体の温度を高める第1の加熱機構と、第2の回転体の温度を高める第2の加熱機構と、第1の回転体の軸方向の中央の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第1の温度検出機構と、第1の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第2の温度検出機構と、第1の回転体の軸方向の端部であって、支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の温度検出機構と、第2の回転体の軸方向の中央の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第4の温度検出機構と、第2の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第5の温度検出機構と、を有することを特徴とする定着装置を提供するものである。
この発明の一つの実施の形態によれば、全ての温度センサが非接触型である場合は、ベルトのトナーと接する面およびプレスローラの表面に傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度出力が不安定になることを解消する。
また、ローラ表面またはベルトに、トナーが転移することを抑止するためのクリーニングパッドを取り付ける要求が解消するため、センサがローラ表面またはベルトと接することにより、ベルトのトナーと接する面およびプレスローラの表面に傷が生じる可能性を、一層低減できる。なお、全ての温度センサが非接触型である場合には、万一のジャム処理や、特定の搬送制御(特別なしーと媒体)等との関連において、定着ユニットのローラ、もしくはベルトに逆転の要求があった場合、センサの搬送向き(センサは、通常、順回転方向または非逆転方向の力で、ローラまたはベルトに押しつけられている)を考慮する必要がなくなる。
さらに、ヒートローラとプレスローラとの間の所定の位置においてヒートローラの表面の温度を検知する温度センサが接触型であってもよい場合、ベルトの内側に、温度センサの温度検知要素のみが位置する配列が可能となる。従って、ハーネス他がベルトやローラに触れる、あるいはベルトとローラとの間に巻きつく、もしくはローラに巻きつく等の好ましくない事象が起きることを抑止できる。
従って、MFP(画像形成装置)の大きさが、小型になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、この発明が適用可能な画像形成装置(MFP、Multi-Functional Peripheral)の概略を示す。
図1に示す画像形成装置101は、画像情報を、例えば“ハードコピー”あるいは“プリントアウト”と称されるトナー像がシート媒体に定着する状態の“画像出力”として出力する画像形成部本体1、画像形成部本体1に対して画像出力に用いられる任意サイズの用紙(出力媒体)を供給可能な用紙供給部3、画像形成部本体1において画像形成される対象である画像情報を、画像情報を保持した読み取り対象物(以下原稿と称する)から画像データとして取り込む画像読取部5を含む。
画像読取部5は、詳述しないが、原稿を支持する原稿テーブル(原稿ガラス)5aと画像情報を画像データに変換する画像センサ、例えばCCDセンサを含む。画像読取部5は、説明を省略する照明装置からの照明光を原稿テーブル5aにセットされた原稿に照射して得られる反射光を、CCDセンサで画像信号に変換する。
画像形成部本体1は、潜像を保持する第1〜第4の感光体ドラム11a〜11d、感光体ドラム11a〜11dが保持する潜像に現像剤、すなわちトナーを供給して現像する現像装置13a〜13d、感光体ドラム11a〜11dが保持するトナーの像を順に保持する転写ベルト15、感光体ドラム11a〜11dに残るトナーを個々の感光体ドラム11a〜11dから取り除くクリーナー17a〜17d、転写ベルト15が保持するトナー像を、シート媒体すなわち普通紙、あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等のシート状の媒体に転写する転写装置19、トナー像が移動したシート媒体に、トナー像を固定する定着ユニット111および感光体ドラム11a〜11dに潜像を形成する露光装置21等を含む。
第1〜第4の現像装置13a〜13dは、減法混色によりカラー画像を得るために用いるY(黄色)、M(鮮赤色)、C(深紫色)およびBk(黒色)の任意の色のトナーを収容し、感光体ドラム11a〜11dのそれぞれが保持する潜像を、Y、M、CおよびBkのいずれかの色で可視化する。各色の順は、画像形成プロセスや、トナーの特性に応じて、所定の順に決定する。
転写ベルト15は、第1〜第4の感光体ドラム11a〜11dおよび対応する現像装置13a〜13dが形成した各色のトナー像を、(トナー像の形成の)順に保持する。
用紙供給部3は、トナー像が移動するためのシート媒体を、所定のタイミングで、転写装置19に供給する。
複数のカセットスロット31に位置する詳述しないカセットは、任意のサイズのシート媒体を収容する。詳述しない画像形成動作に応じ、ピックアップローラ33が対応するカセットからシート媒体を取り出す。シート媒体のサイズは、画像形成に際して要求のある倍率および画像形成部本体1が形成するトナー像の大きさに対応する。
分離機構35は、ピックアップローラ33がカセットから取り出すシート媒体が2枚以上になることを阻止する(1枚に分離する)。
複数の搬送ローラ37は、分離機構35が1枚に分離したシート媒体をアライニングローラ39に向けて送る。
アライニングローラ39は、転写装置19が転写ベルト15からトナー像を転写する(トナー像が(転写位置で)移動する)タイミングに合わせて、シート媒体を転写装置19と転写ベルト15が接する転写位置に送る。
定着ユニット111は、画像情報に対応するトナー像をシート媒体に定着し、画像出力(ハードコピーまたはプリントアウト)として、画像読取部5と画像形成部本体1との間の空間に位置するストック部51に送る。
転写ベルト15は、転写ベルト15に残るトナー(以下、廃トナーと称する)を保持し、ベルト面の移動に従い、所定位置に、廃トナーを移動する。転写ベルト15と所定の位置で接するベルトクリーナー41は、転写ベルト15のベルト面が保持する廃トナーを転写ベルト15から除去する。
図2は、図1に示した画像形成送置101が含む定着ユニット111を、回転軸に直交する方向から見た状態を示す。図3は、図2に示した定着ユニットを、回転軸に平行な方向から見た状態を模式的に示す。図4は、図3に示した定着ユニットの温度センサの取り付け位置を一覧として示す。
図2及び図3が示すが、定着ユニット111は、第1〜第3の回転体(ローラ体)121、123および125を含む。第1〜第3の回転体121、123および125の軸線は、互いに平行であり、それぞれの軸線は、実質的に同一な面(円筒面または平面)上に位置する。第1〜第3の回転体121、123および125のうちの両隣りに他の回転体が位置しない回転体の一方(121または125)と残りの回転体123は、両回転体の外周を覆うベルト131の内側に位置する。例えば、ベルト131は、第1の回転体121と第2の回転体123を覆う。ベルト131は、第1の回転体121または第2の回転体123のいずれかが回転することで、自身のベルト面の任意の位置が所定方向に移動する。ベルト131の表面は、他の1本の回転体(この例では第3の回転体)125に接する。従って、ベルト131は、第3の回転体125の回転の結果、ベルト面の任意の位置が所定方向に移動する構成でもよい。
ベルト131と接する回転体(この例では第3の回転体)125とベルト131の内側に位置する回転体のうちベルト131と回転体が接する位置から離れた側の回転体(この例では第1の回転体)121は、加熱機構(ヒータ要素)141および143を伴う。
加熱機構141および143は、例えば第1および第3の回転体の内側に位置する。加熱機構141および143は、第1および第3の回転体の外側に位置してもよい。加熱機構141および143は、例えばランプまたは誘導コイルを含む。また、加熱機構141および143の少なくとも一方がランプで他の一方が誘導コイルであっても構わない。また、加熱機構141および143がランプである場合、1つの回転体に2以上のランプが位置することを許容する。さらに、1つの回転体に2以上のランプが位置する場合、ランプの発熱領域が回転体の軸方向において、異なる配列を許容する。すなわち、任意のランプの発熱領域が、回転体の軸方向について他のランプの発熱領域とオフセットしている。従って、回転体は、回転体の軸方向に温度分布を獲得する。
またさらに、加熱機構141および143が誘導コイルである場合、1つのコイルユニットが電気的に、すなわち共振回路の構成として、2以上の単位コイルを含むことを許容する。なお、加熱機構141および143が誘導コイルであって2以上の単位コイルを含む場合、少なくとも2つが回転体またはベルトの軸方向に沿って直列に位置することを許容する。
以下、第1の回転体121をヒートローラと称する。第2の回転体123を定着ローラと称する。なお、第3の回転体125をプレスローラと称する。
従って、ベルト131は、ヒートローラ(第1の回転体)121とプレスローラ(第3の回転体)125が呈する熱を獲得する。
定着ユニット111は、少なくとも5つ(第1〜第5)の温度センサ151、153、155、157および159を含む。
第1の温度センサ151は、例えばヒートローラ121の軸方向の実質的に中央において、ベルト131の温度を検知する。第2の温度センサ153は、例えばヒートローラ121の軸方向の実質的中央と軸方向の端部との間の所定の位置において、ベルト131の温度を検知する。第3の温度センサ155は、例えばヒートローラ121の軸方向の実質的端部であって、ベルト131上においてトナー像が位置しない区間(または領域)の温度を検知する。第1〜第3の温度センサ151、153および155は、いずれも温度検出の対象であるベルト131と接しない非接触型である。
第4の温度センサ157は、プレスローラ125の軸方向の実質的に中央において、プレスローラ125の表面の温度を検知する。第5の温度センサ159は、プレスローラ125の軸方向の実質的端部であって、ベルト131との間を移動するシート媒体上のトナー像が位置することのない区間(領域)の表面の温度を検知する。なお、詳細な説明は省略するが、プレスローラ125の軸方向の実質的中央と軸方向の端部との間の所定の位置において、プレスローラ125の表面の温度を検知する第6のセンサ、をさらに含むことを許容する。第4および第5の温度センサ157および159は、いずれも温度検出の対象であるプレスローラ125の表面と接しない非接触型である。
定着ユニット111は、ベルト131とプレスローラ(第3の回転体)125との間に一定の圧力を保持する。従って、ベルト131とプレスローラ125との間を通過するシート媒体が保持するトナー像は、獲得した圧力で、シート媒体に定着する。
定着ユニット111における全ての温度センサ非接触型であることは、ベルト131のトナーと接する面およびプレスローラ125の表面に傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度出力が不安定になることを解消する。また、ローラ表面またはベルトに、トナーが転移することを抑止するためのクリーニングパッドを取り付ける要求が解消するため、センサがローラ表面またはベルトと接することにより、ベルト131のトナーと接する面およびプレスローラ125の表面に傷が生じる可能性を、一層低減する。
なお、全ての温度センサが非接触型である場合には、万一のジャム処理や、特定の搬送制御(特別なシート媒体)等との関連において、定着ユニットのローラ、もしくはベルトに逆転の要求があった場合、センサの搬送向き(センサは、通常、順回転方向または非逆転方向の力で、ローラまたはベルトに押しつけられている)を考慮する必要がなくなる。
図5は、図1に示した画像形成送置101が含む定着ユニットを、回転軸に平行な方向から見た別の実施の形態を模式的に示す。図6は、図5に示した定着ユニットの温度センサの取り付け位置をまとめて示す。
図5が示す定着ユニット211は、図2が示す定着ユニット111と実質的に等しい第1〜第3の回転体(ローラ体)121、123および125を含む。また、ベルト131が同様に位置する。さらに、図2が示す定着ユニット111と実質的に等しい加熱機構141および143を含む。
図5が示す定着ユニット211は、少なくとも5つ(第1〜第5)の温度センサ151、153、157、159および261を含む。
第1の温度センサ151、第2の温度センサ153、第4の温度センサ157および第5の温度センサ159は、図2が示す定着ユニット111と実質的に等しい非接触型である。
例えばヒートローラ121の軸方向の実質的端部であって、ベルト131上においてトナー像が位置しない区間(領域)の温度を検知する第3の温度センサ261は、温度検知要素263を含む。
温度検知要素263は、図7が示す例に則り、ベルト131の内側、かつローラ121とローラ123の軸線相互間距離および両ローラの直径により決まるヒートローラ121と定着ローラ123との間の空間(隙間)に、位置する。温度検知要素263は、ホルダ265が支持する。ホルダ265は、詳細な説明を省略するが、支点265aを中心として旋回する。これにより、温度検出要素263が、例えばヒートローラ121の表面に接する。
定着ユニット211は、ベルト131とプレスローラ(第3の回転体)125との間に一定の圧力を保持する。従って、ベルト131とプレスローラ125との間を通過するしーと媒体状のトナーは、獲得した圧力で、しーと媒体に定着する。
定着ユニット211は、ベルト131の任意の位置を移動するとともにベルト131の張力を維持するヒートローラ(第1の回転体)121と定着ローラ(第2の回転体)123との間の所定の位置においてヒートローラ121の表面の温度を検知する第3の温度センサ261が接触型であることにより、ベルト131の内部の空間に温度検知要素263(第3の温度センサ261)を取り付ける(挿入する)ことが難しい(上述の空間が小さい(狭い))場合に、センサの検知部(温度検出要素263)のみをベルト131の内側に位置することが容易である。
従って、第3の温度センサ261のホルダ265および図示しないが、温度検知要素263(第3の温度センサ261)と接続するハーネス等は、ベルト131(上述の空間)の外側に位置する。
これにより、回転体であるヒートローラやベルトにセンサのハーネス等が巻き込まれる恐れがなくなる。従って、MFPが小型になる。
なお、定着ユニット211(あるいは111)のベルト131の幅(軸方向長さ)は、305〜330mmである。
この幅は、MFP(画像形成装置101)の仕様上の最大の画像形成可能な用紙の幅(例えば、320mm)に対して+10mmであり、画像形成の最大幅(305mm)以上である。
このような構成をとることにより、全ての温度センサが非接触型である場合は、ベルト131のトナーと接する面およびプレスローラ125の表面に傷が生じること、センサの検出面にトナーが付着することに起因して検出結果である温度出力が不安定になることを解消する。
また、ローラ表面またはベルトに、トナーが転移することを抑止するためのクリーニングパッドを取り付ける要求が解消するため、センサがローラ表面またはベルトと接することにより、ベルト131のトナーと接する面およびプレスローラ125の表面に傷が生じる可能性を、一層低減できる。なお、全ての温度センサが非接触型である場合には、万一のジャム処理や、特定の搬送制御(特別なしーと媒体)等との関連において、定着ユニットのローラ、もしくはベルトに逆転の要求があった場合、センサの搬送向き(センサは、通常、順回転方向または非逆転方向の力で、ローラまたはベルトに押しつけられている)を考慮する必要がなくなる。
さらに、ヒートローラとプレスローラとの間の所定の位置においてヒートローラの表面の温度を検知する温度センサが接触型であってもよい場合、ベルトの内側に、温度センサの温度検知要素のみが位置する配列が可能となる。従って、ハーネス他がベルトやローラに触れる、あるいはベルトとローラとの間に巻きつく、もしくはローラに巻きつく等の好ましくない事象が起きることを抑止できる。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
1…画像形成部本体、3…用紙供給部、5…画像読取部、11a〜11d…第1〜第4の感光体ドラム、13a〜13d…現像装置、15…転写ベルト、17a〜17d…クリーナー、19…転写装置、111,211…定着ユニット、121,123,125…第1〜第3の回転体(ローラ体)、131…ベルト、141,143…加熱機構(ヒータ要素)、151,153,155,157,159…温度センサ(非接触)、261…温度センサ(接触)、263…温度検出要素、265…ホルダ。
Claims (21)
- 支持体上の現像剤と接する第1の回転体と、
支持体および支持体上の現像剤に圧力を与える第2の回転体と、
第1の回転体の温度を高める第1の加熱機構と、
第2の回転体の温度を高める第2の加熱機構と、
第1の回転体の軸方向の中央の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第1の温度検出機構と、
第1の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第2の温度検出機構と、
第1の回転体の軸方向の端部であって、支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の温度検出機構と、
第2の回転体の軸方向の中央の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第4の温度検出機構と、
第2の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第5の温度検出機構と、
を有することを特徴とする定着装置。 - 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体に非接触に設けられることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体と接触して設けられることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体の軸方向の任意の位置を移動するとともに前記第1の加熱機構を含む第3の回転体と、
前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体に張力を与える第4の回転体と、をさらに有することを特徴とする請求項2記載の定着装置。 - 前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体の軸方向の任意の位置を移動するとともに前記第1の加熱機構を含む第3の回転体と、
前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体に張力を与える第4の回転体と、をさらに有することを特徴とする請求項3記載の定着装置。 - 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体の内側で、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間に位置することを特徴とする請求項5記載の定着装置。
- 前記第3の温度検出機構は、温度検出要素を含み、温度検出要素と接続するハーネス部材は、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間の外側に位置することを特徴とする請求項6記載の定着装置。
- 前記第3の温度検出機構は、温度検出要素を含み、温度検出要素を支持する要素は、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間の外側に位置することを特徴とする請求項6記載の定着装置。
- 前記第1および第2の加熱機構の少なくとも一方は、ランプまたは誘導加熱ヒータを含むことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記第1および第2の加熱機構の少なくとも一方が誘導加熱ヒータである場合、前記第1または第2の回転体の周面に沿って外側から設けられることを特徴とする請求項9記載の定着装置。
- 支持体上の現像剤と接する第1の回転体と、支持体および支持体上の現像剤に圧力を与える第2の回転体と、第1の回転体の温度を高める第1の加熱機構と、第2の回転体の温度を高める第2の加熱機構と、第1の回転体の軸方向の中央の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第1の温度検出機構と、第1の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第1の回転体に非接触で検出する第2の温度検出機構と、第1の回転体の軸方向の端部であって、支持体が搬送する現像剤が存在しない領域の温度を検出する第3の温度検出機構と、第2の回転体の軸方向の中央の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第4の温度検出機構と、第2の回転体の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、第2の回転体に非接触で検出する第5の温度検出機構と、を有することを特徴とする定着装置と、
支持体および支持体が保持する現像剤を第1の回転体と第2の回転体との間に移動する支持体移動機構と、
前記支持体が保持する現像剤像を画像情報に基づいて形成する現像剤像形成機構と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体に非接触に設けられることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体と接触して設けられることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体の軸方向の任意の位置を移動するとともに前記第1の加熱機構を含む第3の回転体と、
前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体に張力を与える第4の回転体と、をさらに有することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。 - 前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体の軸方向の任意の位置を移動するとともに前記第1の加熱機構を含む第3の回転体と、
前記第1の回転体の内側に位置し、前記第1の回転体に張力を与える第4の回転体と、をさらに有することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。 - 前記第3の温度検出機構は、前記第1の回転体の内側で、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間に位置することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
- 前記第3の温度検出機構は、温度検出要素を含み、温度検出要素と接続するハーネス部材は、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間の外側に位置することを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
- 前記第3の温度検出機構は、温度検出要素を含み、温度検出要素を支持する要素は、前記第3の回転体と前記第4の回転体との間の空間の外側に位置することを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
- 前記第1および第2の加熱機構の少なくとも一方は、ランプまたは誘導加熱ヒータを含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記第1および第2の加熱機構の少なくとも一方が誘導加熱ヒータである場合、前記第1または第2の回転体の周面に沿って外側から設けられることを特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
- トナー像を形成する手段と、
トナー像を保持したシート媒体を搬送する手段と、
トナー像をシート媒体に定着するもので、回転する第4の手段と、
トナー像をシート媒体に圧力を与えるもので、回転する第5の手段と、
前記第4の手段を加熱する第6の手段と、
前記第5の手段を加熱する第7の手段と、
前記第4の手段の軸方向の中央の温度を、前記第4の手段に非接触で検出する第8の手段と、
前記第4の手段の軸方向の中央と端部との間の特定の位置の温度を、前記第4の手段に非接触で検出する第9の手段と、
前記第4の手段の軸方向の端部であって、前記搬送する手段が搬送するトナーが存在しない領域の温度を検出する第10の手段と、
前記第5の手段の軸方向の中央の温度を、前記第5の手段に非接触で検出する第11の手段と、
前記第5の手段の軸方向の中央の中央と端部との間の特定の位置の温度を、前記第5の手段に非接触で検出する第12の手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
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