JP2014112611A - 巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法 - Google Patents

巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの巻線部とそれらを繋ぐ継線部が形成されても、余分なスペースの発生を防ぐことが可能な巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法を提供すること。
【解決手段】巻線構造体200は、第1巻線部21と、第1巻線部21と同じ巻線方向に巻回されている第2巻線部23と、第1巻線部21と第2巻線部23を接続する継線予定部22Aとを備え、継線予定部22Aは、第1巻線部21と第2巻線部23の間の間隔を規定する間隔規定部222と、一端側が間隔規定部222に対し連なり他端側が第1巻線部21の軸線方向の一方側で第1巻線部21に連なる第1連結部221と、一端側が間隔規定部222に対し連なり他端側が第2巻線部23の軸線方向の他方側で第2巻線部23に連なる第2連結部223とを有し、第1連結部221と第2連結部223の少なくとも一方は、合計略180度捩じることによって捩じり部となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法に関する。
自然エネルギを利用した発電装置、電源装置、およびモータにて自動車の車輪を駆動させる駆動装置では、力率改善やノイズ除去のために、電気回路にコイル部品(リアクトル)が用いられている。このようなコイル部品では、大電流化に対応させると共に占積率の向上を目的として、平角線を用いるものが一般的である。かかる平角線を用いたコイル部品としては、特許文献1に示すものがある。
特許第3398855号公報(図4〜図6参照)
特許文献1の構成では、第1巻線部(第一コイル部)と第2巻線部(第二コイル部)との間の部分(継線部)に、捻じり部が存在し、その捻じり部により、平角線を流れる電流が、第1巻線部と第2巻線部とで互いに逆となるように設けられている。
ここで、特許文献1のような捩じり部の存在するコイル巻線20Pの平面図を、図15に示す。また、捩じり部が存在するコイル部品10Pの部分的な側面図を図16に示す。図15に示すような捩じり部25Pが存在する場合、図16に示すように、平角線Hの幅と同程度のスペースがリング状のコア31Pの内側(リング孔30P)に余分に必要となる。このような余分なスペースが必要になる分だけ、コイル部品10Pの寸法が大きくなり、それによりコイル部品10Pの小型化が図れないものとなっている。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、平角線を加工して2つの巻線部とそれらを繋ぐ継線部が形成された際に、継線部の存在によっては余分なスペースの発生を防ぐことが可能な巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明の巻線構造体の一側面は、平角線が巻回されることにより形成される第1巻線部と、第1巻線部に連なる平角線が巻回されることにより形成されると共に、第1巻線部と同じ巻線方向に巻回されている第2巻線部と、第1巻線部と第2巻線部の間に位置し、これらを接続する継線予定部と、を備え、継線予定部は、第1巻線部と第2巻線部の間の間隔を規定する間隔規定部と、一端側が間隔規定部に対し連なると共に、他端側が第1巻線部の軸線方向の一方側で第1巻線部に連なる第1連結部と、一端側が間隔規定部に対し連なると共に、他端側が第2巻線部の軸線方向の他方側で第2巻線部に連なる第2連結部と、を有し、第1連結部および第2連結部の少なくとも一方は、合計略180度捩じることによって捩じり部となる、ことを特徴としている。
また、本発明の巻線構造体の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1巻線部と第2巻線部の巻数は同等に設けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明の巻線構造体の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1連結部および第2連結部は、間隔規定部に対し第1巻線部の巻線方向と同じ方向にエッジワイズ曲げをなして連なると共に、第1連結部および第2連結部のいずれか一方が、略180度捩じることによって捩じり部となる、ことが好ましい。
また、本発明の巻線構造体の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1連結部および第2連結部は、その延伸方向が間隔規定部と同じ方向であると共に、第1連結部および第2連結部のいずれも、同じ方向にそれぞれ略90度捩じることによって捩じり部となる、ことが好ましい。
さらに、本発明の巻線構造体の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1巻線部のうち第1連結部とは反対側の第1端末と、第2巻線部のうち第2連結部とは反対側の第2端末とは、それらの先端側が同じ向きに向かうように延伸している、ことが好ましい。
また、本発明の巻線構造体の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1巻線部のうち継線予定部とは反対側の第1端末と、第2巻線部のうち継線予定部とは反対側の第2端末とは、それぞれの先端側が互いに逆向きに向かうように延伸している、ことが好ましい。
さらに、本発明の別の発明であるコイル巻線は、上述した巻線構造体を用いると共に、第1連結部が第1巻線部から離間する方向に延伸するように第1連結部と第1巻線部との間の境界部分が折り曲げられていると共に、第2連結部が第2巻線部から離間する方向に延伸するように第2連結部と第2巻線部との間の境界部分を折り曲げられていて、これらの折り曲げによって継線予定部から継線部が形成されている、ことが好ましい。
また、本発明の別の発明であるコイル巻線は、上述した巻線構造体を用いると共に、第1連結部が第1巻線部から離間する方向に延伸するように第1連結部と第1巻線部との間の境界部分が折り曲げられていると共に、第2連結部が第2巻線部から離間する方向に延伸するように第2連結部と第2巻線部との間の境界部分を折り曲げられていて、第1巻線部と第2巻線部とが軸線方向の同じ側に位置するように、第1連結部と間隔規定部との間の境界部分、および第2連結部と間隔規定部との間の境界部分が折り曲げられていて、これらの折り曲げによって継線予定部から継線部が形成されている、ことが好ましい。
さらに、本発明のコイル巻線の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1巻線部のうち継線部とは反対側の第1端末と、第2巻線部のうち継線部とは反対側の第2端末とは、それらの先端側が同じ向きに向かうように延伸していると共に、第1端末と第2端末のうちの一方側は、第1巻線部と第2巻線部とが向かい合う対向部位側に位置し、第1端末と第2端末のうちの他方側は、第1巻線部と第2巻線部とが向かい合わない外周側に位置している、ことが好ましい。
また、本発明の別の発明であるコイル部品は、上述したコイル巻線と、磁性材料から形成され、リング形状に設けられると共に、第1巻線部の中心孔および第2巻線部の中心孔に挿通されるコア体と、を具備することが好ましい。
さらに、本発明の別の発明であるコイル巻線の製造方法は、平角線からコイル巻線を形成するためのコイル巻線の製造方法であって、平角線を巻回することにより第1巻線部を形成する第1巻線工程と、平角線を第1巻線部と同じ巻線方向に巻回することにより第2巻線部を形成する第2巻線工程と、第1巻線部と第2巻線部の間の間隔を規定する間隔規定部と、一端側が間隔規定部に対し連なり他端側が第1巻線部の軸線方向の一方側で第1巻線部に連なる第1連結部と、一端側が間隔規定部に対し連なり他端側が第2巻線部の軸線方向の他方側で第2巻線部に連なる第2連結部と、を備える継線予定部を、第1巻線工程の後であって第2巻線工程の前に継線予定部形成工程と、継線予定部形成工程の後に、第1連結部および第2連結部の少なくとも一方を、合計略180度捩じる捩じり部形成工程と、第1連結部と第1巻線部との間の境界部分が折り曲げると共に、第2連結部と第2巻線部の境界部分を折り曲げて、継線予定部から継線部を形成する継線部形成工程と、を具備することが好ましい。
本発明によると、平角線を加工して2つの巻線部とそれらを繋ぐ継線部が形成された際に、継線部の存在によっては余分なスペースの発生を防ぐことが可能な巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る巻線構造体の形状を示す斜視図である。 図1の巻線構造体の形状を示す平面図である。 巻線構造体の製造方法を示し、(A)は曲げられる前の平角線が、長さL1だけ送り出された状態を示す図であり、(B)は長さL1だけ送り出された平角線が曲げられた状態を示す図である。 巻線構造体の製造方法を示し、(A)は継線予定部の第1連結部に対応する長さL2だけ平角線が送り出された状態を示す図であり、(B)は継線予定部の間隔規定部に対応する長さL3だけ平角線が送り出された状態を示す図である。 巻線構造体の製造方法を示し、(A)は第2連結部に対応する長さと第2巻線部の直線部とを合計した長さL4が送り出された状態を示す図であり、(B)は送り出された平角線が曲げられた状態を示す図である。 図1の巻線構造体から形成されたコイル巻線の形状を示す斜視図である。 図6に示すコイル巻線を製作する際の途中段階を示す斜視図である。 図1の巻線構造体とは異なる巻線構造体から形成されたコイル巻線の形状を示す斜視図である。 図8に示すコイル巻線を製作するための巻線構造体の形状を示す斜視図である。 図9の巻線構造体から図8に示すコイル巻線を製作する際の途中段階を示す斜視図であり、(A)は第1連結部を略90度捩じった状態を示し、(B)はさらに第2連結部を略90度捩じった状態を示す図である。 図9の巻線構造体から図8に示すコイル巻線を製作する際の途中段階を示す斜視図であり、(A)は第1連結部と間隔規定部の境界部分を折り曲げた状態を示し、(B)はさらに第2連結部と間隔規定部の境界部分を折り曲げた状態を示す図である。 コイル部品を構成するコアの形状を示す斜視図である。 図6に示すコイル巻線を用いて作製したコイル部品を示す斜視図である。 図8に示すコイル巻線を用いて作製したコイル部品を示す斜視図である。 従来のコイル部品の構成を示す平面図であり、継線部に捩じり部が存在する状態を示す平面図である。 従来のコイル部品の構成を示す部分的な側面図であり、捩じり部付近の構成を示す図である。 図6に示すコイル巻線の変形例を示す図であり、第2連結部に捩じり部を形成した状態を示す斜視図である。 図8に示すコイル巻線の変形例を示す図であり、第1連結部および第2連結部における略90度の捩じりの向きを図8とは逆向きとした状態を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る、コイル部品10(コイル部品10A,10B;図13および図14参照)について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、コイル部品10のコイル巻線20(コイル巻線20A,20B;図6および図8参照)を説明する場合、製造過程も含めて説明する。
なお、以下の説明においては、コイル巻線20および巻線構造体200の軸線方向をZ方向とし、そのZ方向において端末部211(後述)から継線部22(継線予定部22A;後述)に向かう側をZ1側、それとは反対側をZ2側とする。また、端末部233および端末部211が延伸する方向をX方向とし、第1巻線部21(後述)に対して端末部211が突出している側(図2等参照)をX2側、それとは逆側をX1側とする。また、図6および図8に示すコイル巻線20、図13および図14に示すコイル部品10においては、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とし、第1巻線部21に対して第2巻線部23が位置する側をY2側とし、それとは逆側をY1側とする。
また、以下の説明では、コイル部品10A、10Bのそれぞれを区別する必要がない場合には、コイル部品10と称呼する。また、コイル巻線20A〜20Dについても、それぞれを区別する必要がない場合には、コイル巻線20と称呼する。同様に、巻線構造体200A,200Bについても、それぞれを区別する必要がない場合には、巻線構造体200と称呼する。
<巻線構造体200Aの形成について>
最初に、コイル巻線20の製造途中で形成される、巻線構造体200Aの形成について説明する。
図1は、巻線構造体200Aを示す斜視図である。図2は、巻線構造体200Aを示す平面図である。この巻線構造体200Aは、第1巻線部21、継線予定部22A、第2巻線部23を備えている。
図1、図2に示すような巻線構造体200Aを形成する場合、まず、ボビンやリール等のような平角線Hが巻回されている供給源から、平角線Hを引き出して、曲げ加工装置(図示省略)に平角線Hをセットする。その後に、図3(A)に示すように、曲げ加工装置の送りユニット(図示省略)を作動させて、平角線Hを所定の長さL1だけ送り出す。
このとき、平角線Hは、後述する図1の第1巻線部21における端末部211と、直線部213aとを合計した長さL1が送り出され、その送り出しにより、図1における曲げ部212aに対応する部分が、図3(A)に示す曲げ加工装置の曲げ加工部位Mに位置する。曲げ加工部位Mには、曲げ加工装置の加工ユニットPを構成する内側治具P1と外側治具P2が配置されている。内側治具P1は、平角線Hの曲げを行う際の内周側に配置されていて、外側治具P2は、平角線Hの曲げを行う際の外周側に配置されている。
そして、曲げ加工装置の加工ユニットPを作動させると、図3(B)に示すように、内側治具P1の外周面に平角線Hが倣うようにして、平角線Hの曲げ加工がなされる。この曲げ加工では、平角線Hの長手(延伸)方向および幅方向が略90度曲げられるが、平角線Hの厚み方向は、ほとんど変わらない(曲げられない)状態となる。この曲げ加工により、図1および図2に示す第1巻線部21における端末部211(第1端末に対応)と、直線部213aとが、一体的な状態で形成される。なお、以下の説明では、「略90度」には、90度そのものや、90度と同等の角度も含まれるものとする。
以下、同様の要領にて、曲げ加工装置の送りユニットの作動による平角線Hの送り出しと、曲げ加工装置の加工ユニットPの作動による曲げ加工を順次施す。それにより、4つの曲げ部212a〜212dと4つの直線部213a〜213dとを備える、矩形状に巻回された(いわゆるエッジワイズ巻きの)第1巻線部21が形成される(第1巻線工程に対応)。
第1巻線部21を形成した後に、曲げ加工装置の送りユニットを作動させて、図4(A)に示すように、曲げ部212bに連続するようにして、直線部213cと、継線予定部22Aの第1連結部221とを合計した長さL2が送り出す。このとき、送り出し部位の終端が、曲げ加工部位Mに位置するようにする。その後に、曲げ加工装置の加工ユニットPを作動させ、その後に平角線Hの曲げ加工を行う。このときのエッジワイズ曲げの向きは、第1巻線部21を形成するときと同じ向きである。それにより、第1巻線部21の直線部213cに連続する第1連結部221が形成される。
また、第1連結部221を形成した後に、曲げ加工装置の送りユニットを作動させて、図4(B)に示すように、間隔規定部222に対応する長さL3だけ平角線Hを送り出す。そして、送り出し部位の終端が、曲げ加工部位Mに位置するようにする。その後に、曲げ加工装置の加工ユニットPを作動させて、平角線Hの曲げ加工がなされる。このときのエッジワイズ曲げの向きも、第1巻線部21を形成するときと同じ向きである。それにより、第1連結部221に連続する間隔規定部222が形成される。
次に、間隔規定部222を形成した後に、曲げ加工装置の送りユニットを作動させて、図5(A)に示すように、第2連結部223に対応する長さ(第2連結部223の長さは、第1連結部221と同等)と、第2巻線部23の直線部232aとを合計した長さL4が送り出され、第2巻線部23の曲げ部231aに対応する部分が、曲げ加工装置の曲げ加工部位Mに位置するようにする。そして、曲げ加工装置の加工ユニットを作動させて、平角線Hの曲げ加工を行う。このときのエッジワイズ曲げの向きも、第1巻線部21を形成するときと同じ向きである。それにより、図5(B)に示すように、第2連結部223と、直線部232aとが、一体的な状態で形成される。
なお、第1連結部221と、間隔規定部222と、第2連結部223とは、第1巻線部21と第2巻線部23とを接続する継線予定部22Aを構成する。継線予定部22Aは、後述するような折り曲げ、または折り曲げと捩じりを施すことにより、継線部22となる部分である。また、このようにして継線予定部22Aを形成する工程は、継線予定部形成工程に対応する。
以後は、第1巻線部21を形成したのと同様の要領にて、曲げ加工装置の送りユニットの作動による平角線Hの送り出しと、曲げ加工装置の加工ユニットの作動による曲げ加工を順次施す。それにより、4つの曲げ部231a〜231dと4つの直線部232a〜232dとを備える、矩形状に巻回された(いわゆるエッジワイズ巻きの)第2巻線部23が形成される(第2巻線工程に対応)。なお、第2巻線部23を形成するときのエッジワイズ曲げの向きも、第1巻線部21を形成するときと同じ向きである。
なお、第2巻線部23の最後の曲げ加工を施すと、第2巻線部23における端末部233(第2端末に対応)と、直線部232bとが、一体的な状態で形成される。それにより、図1および図2に示すような、巻線構造体200Aが形成される。
<コイル巻線20の形成について>
次に、コイル巻線20の形成について説明する。巻線構造体200Aからは、図6に示すようなコイル巻線20Aが形成される。また、後述する巻線構造体200Bからは、図8に示すようなコイル巻線20Bが形成される。
(図6に示すタイプのコイル巻線20Aの形成について)
まず、図6に示すようなタイプのコイル巻線20Aを形成する場合について説明する。図6に示すようなコイル巻線20Aを形成する場合、図7に示すように、第1連結部221を略180度捩じる。ここで、図1および図7(A)に示すように、第1連結部221を捩じる前の状態では、第2巻線部23は、第1巻線部21の巻終わり側(Z1側)に位置し、互いに重なる配置となっている。そのため、第1連結部221を捩じる場合、第1巻線部21と第2巻線部23とが干渉しない方向に捩じることとなる。
そのような干渉しない方向に捩じるために、図7(A)では、X2側からX1側を見たときに、第1巻線部21に対して第2巻線部23を、反時計回りに略180度捩じる。それにより、図7(B)に示すように、第1連結部221に捻じり部が形成される(捩じり部形成工程に対応)。
続いて、第1連結部221の第1巻線部21に対する境界部分、および第2連結部223の第2巻線部23に対する境界部分を折り曲げる。このとき、2つの境界部分を別々に折り曲げるようにしても良い。しかしながら、図7(B)から明らかなように、折り曲げる2つの境界部分は、第1巻線部21および第2巻線部23のX2側に位置している。このため、2つの境界部分を同時に折り曲げるようにしても良い。
このようにして、境界部分を折り曲げると、図7(B)に示すような継線予定部22Aに捩じり部が形成されたものから、図6に示すようなコイル巻線20Aが形成される。また、かかる折り曲げの工程は、継線部形成工程に対応する。それにより、継線予定部22Aから形成される継線部22は、第1巻線部21および第2巻線部23に対して立ち上がった状態に設けられている。
なお、第1連結部221と第1巻線部21の境界部分、および第2連結部223と第2巻線部23の境界部分を折り曲げる場合、第1巻線部21および第2巻線部23を構成する平角線Hに対して略90度折り曲げるものとしても良い。しかしながら、第1巻線部21および第2巻線部23を構成する平角線Hの表面および裏面は、XY平面に平行ではなく、平角線Hの厚み分に対応する角度をXY平面になしている。そのため、上述した境界部分の略90度の折り曲げは、XY平面に対して略90度をなすように折り曲げるものとしても良い。この点は、後述するように図8および図11等において、第1連結部221と第1巻線部21の境界部分を折り曲げる場合、および第2連結部223と第2巻線部23の境界部分を折り曲げる場合についても同様である。
以上のような折り曲げにより、図6に示すようなコイル巻線20が形成される。
(図8に示すコイル巻線20Bの形成について)
次に、図8に示すようなコイル巻線20Bを形成する場合について説明する。
図8に示すようなコイル巻線20Bを形成する場合、図6に示す巻線構造体200Aとは異なる巻線構造体200Bが用いられる。図6に示す巻線構造体200Aでは、継線予定部22Aには、エッジワイズ曲げを行う部位が存在し、そのエッジワイズ曲げを行う部位は、第1連結部221と間隔規定部222の間、および間隔規定部222と第2連結部223の間となっている。
しかしながら、図8に示すコイル巻線20Bでは、継線部22にエッジワイズ曲げを行った部位が存在しておらず、第1連結部221と間隔規定部222の境界部分、および間隔規定部222と第2連結部223との境界部分は、折り曲げている。加えて、第1連結部221と第2連結部223を略90度捩じっている。
このようなコイル巻線20Bを形成するための巻線構造体200Bを図9に示す。図9に示すように、巻線構造体200Bの継線予定部22Bは、第1巻線部21と第2巻線部23との間で、直線状に設けられている。すなわち、第1連結部221と、間隔規定部222と、第2連結部223とが直線状に連なって継線予定部22Bを構成している。しかも、継線予定部22Bは、直線部213cと直線部232dと同じ方向に延伸している。
なお、巻線構造体200Bを形成する場合、図1の巻線構造体200と比較して、エッジワイズ曲げの回数が低減され、継線予定部22Bを形成する際の(継線予定部形成工程での)平角線Hの送り出しの寸法が異なっている。しかしながら、その他の部分を形成する場合には、巻線構造体200Bは、巻線構造体200Aと同様に形成することができるので、その説明は省略する。
以下に、図9のような巻線構造体200Bから図8に示すコイル巻線20Bを形成する場合、まず、図10(A)に示すように、継線予定部22Bのうち、第1連結部221を、略90度捩じる(捩じり部形成工程に対応)。このときの捩じる向きは、捩じる前よりも第2巻線部23がY2側に位置する向きとなり、図10(A)のようにX2側からX1側を見たときには、反時計回りに捩じる状態となる。
ここで、第1連結部221を略90度捩じる場合、間隔規定部222や第1巻線部21の直線部213cが捩じられないようにする必要がある。そのため、第1連結部221と直線部213cとの境界部分と、間隔規定部222と第1連結部221との境界部分とを抑えて、捩じるようにすることが好ましい。
次に、図10(B)に示すように、継線予定部22Bのうち、第2連結部223を、略90度捩じる(捩じり部形成工程に対応)。このときの捩じる向きは、捩じる前よりも第2巻線部23がZ2側に位置する向きとなり、図10(A)のようにX2側からX1側を見たときには、反時計回りに捩じる状態となる。なお、この捩じりによって、第2巻線部23のZ方向における位置は、第1巻線部21と同等となる。
次に、図11(A)に示すように、第1連結部221と間隔規定部222の境界部分を略90度折り曲げる。図10(B)から図11(A)に移行するような折り曲げでは、第1巻線部21が第2巻線部23に対して、時計回りに回転するように境界部分を折り曲げる。
次に、図11(B)に示すように、第2連結部223と間隔規定部222の境界部分を略90度折り曲げる。図11(A)から図11(B)に移行するような折り曲げでは、第2巻線部23が第1巻線部21に対して、時計回りに回転するように境界部分を折り曲げる。
次に、第1連結部221と直線部213cとの境界部分、および第2連結部223と直線部232dとの境界部分を、折り曲げる。それにより、図8に示すようなコイル巻線20Bが形成される。なお、以上のような折り曲げる工程は、継線予定部形成工程に対応する。
なお、図10(A)に示すような第1連結部221を捩じるのよりも先に、図10(B)に示すような第2連結部223を捩じるようにしても良い。また、図11(A)に示すような第1連結部221と間隔規定部222の境界部分を略90度折り曲げるのよりも先に、図11(B)に示すような第2連結部223と間隔規定部222の境界部分を略90度折り曲げるようにしても良い。また、図10(A),(B)に示すような捩じりを行う部位の形成よりも先に、図11(A),(B)および図8に示すような折り曲げを行う部位の形成を先に行うようにしても良い。
また、第1連結部221と間隔規定部222の境界部分の折り曲げは、図11(A)とは逆に、第2巻線部23が第1巻線部21に対して、反時計回りに回転するように境界部分を折り曲げるようにしても良い。このとき、第2連結部223と間隔規定部222の境界部分の折り曲げは、図11(B)とは逆に、第2巻線部23が第1巻線部21に対して、反時計回りに回転するように境界部分を折り曲げることになる。このような折り曲げを行うと、第1巻線部21と第2巻線部23の位置が、図8に示すものと左右逆になる。しかし、それ以外の構成がコイル巻線20Bと同様のコイル巻線20を形成することが可能となる。
<コイル巻線20を用いたコイル部品10の形成について>
以上のようなコイル巻線20(コイル巻線20A,20B)を用いて、コイル部品10を形成する場合、コイル巻線20の形成とは別途で、図12に示すようなコア31を形成する。コア31は、側面視した場合の形状がU字形状となるもの(いわゆるカットコア)であり、かかるU字形状のコア31を2つ突き合わせることにより、リング形状のコア体30(図13、図14参照)が形成される。なお、以下では、リング状のコア体30の中心側に位置する孔を、リング孔30Aとする。
コア31は、磁性材料から形成されているが、そのような磁性材料としては、ケイ素鋼鈑を重ね合せたものや、鉄系材料、パーマロイ、センダスト、アモルファス等の金属磁性体または酸化物磁性体があるが、これらの各種磁性体の混合物であっても良く、あるいはこれらの各種磁性体の複合材料であっても良い。
図12に示すように、本実施の形態では、コア31は、次のような断面形状に設けられている。すなわち、矩形状の四隅を、小さな矩形で切り欠いた、切欠部31aが存在する形状に設けられている。このような切欠部31aの存在により、第1巻線部21の曲げ部212a〜212dおよび第2巻線部23の曲げ部231a〜231dが、コア31と干渉するのを防止可能となっている。
以上のようなコア31を2つ突き合わせる前に、一方のコア31に、コイル巻線20を保持させる。このとき、コア31の脚部31bが、コイル巻線20の第1巻線部21および第2巻線部23のそれぞれの中心孔24を挿通する状態とする。
その後に、2つのコア31のうちの他方のコア31を、一方のコア31に突き合わせるようにする。このとき、他方のコア31の脚部31bは、第1巻線部21および第2巻線部23のそれぞれの中心孔24を挿通する状態とする。
そして、一方のコア31と、他方のコア31の突き合わせ状態を維持するようにする。このような突き合わせ状態の維持のために、たとえばコア31の突き合わせ面同士を接合する接着剤を用いても良く、その他の締結手段によってコア31同士の突き合わせ状態を維持するようにしても良い。
以上のようにして、図13および図14に示すようなコイル部品10が製作される。なお、図13に示すコイル部品10Aは、図6に示すコイル巻線20Aを用いたものであり、図14に示すコイル部品10Bは、図8に示すコイル巻線20Bを用いたものである。
<効果>
以上のような構成の巻線構造体200、コイル巻線20、コイル部品10およびコイル巻線20の製造方法によると、継線部22が存在しても、その継線部22の存在によって、コア体30のリング孔30Aが大きくなるのを防止可能となる。すなわち、図15に示す従来のコイル巻線20Pのように、第1巻線部21Pと第2巻線部23Pとをつなぐ継線部22Pに捩じり部25Pが存在している場合、図16に示すように、リング孔30Pの寸法は、捩じり部25Pが収まるように、大きくなる。この場合、捩じり部25PのZ方向における最大の長さは、平角線Hの幅と同程度となっている。このため、リング孔30Pには余分なスペースが必要となり、その分だけコイル部品10Pの全体では、そのスペース分だけ、大きくなる。
しかしながら、上述した図13、図14に示すコイル部品10では、リング孔30Aには捩じり部25Pが位置しない構成となっている。それにより、捩じり部25Pの存在による余分なスペースが不要となり、リング孔30Aの寸法を小さくすることが可能となる。そのため、コイル部品10の寸法を小さくすることが可能となる。
また、継線部22を形成するに当たっては、図1に示すような、継線予定部22Aを有する巻線構造体200が用いられている。しかも継線予定部22Aには、第1連結部221と第2連結部223とが設けられていて、これら第1連結部221と第2連結部223の存在により、間隔規定部222を、第1巻線部21および第2巻線部23から十分に離すことが可能となる。そのため、間隔規定部222をリング孔30Aに位置させずに、リング孔30Aから離れた位置に位置させることができ、リング孔30Aの寸法を小さくすることが可能となる。それにより、コア体30の寸法を小さくすることが可能となり、コイル部品10の寸法を小さくすることも可能となる。また、間隔規定部222をコア体30と干渉させない配置を実現可能となる。
また、図6に示すコイル巻線20Aでは、図6に示すように第1連結部221を略180度捩じり、図8に示すコイル巻線20Bでは、図8に示すように第1連結部221と第2連結部223の2つを合計略180度捩じっている。このため、第1巻線部21と第2巻線部23のエッジワイズ曲げの向きを同じとする場合であっても、第1巻線部21と第2巻線部23の巻線の形態を同様とすることが可能となる。具体的には、第1巻線部21においては、第1連結部221は図6および図8においてX2側かつY2側に位置し、同様に第2巻線部23においては、第2連結部223は図6および図8においてX2側かつY2側に位置していて、同様の巻線の形態を実現可能となっている。
加えて、本実施の形態では、第1巻線部21と第2巻線部23の巻数を同等とすることも可能である。このようにする場合には、第1巻線部21と第2巻線部23の特性を同等とすることが可能となる。それにより、たとえば第1巻線部21と第2巻線部23のうち巻線数が多い方が先に磁気飽和する、といった事態が生じるのを防止可能となる。
また、本実施の形態のコイル部品10では、コイル巻線20の第1巻線部21と第2巻線部23とを平面視した範囲内に、継線部22を収める配置とすることも可能である。それにより、コイル部品10の省スペース化を実現することが可能となる。
また、上述の実施の形態では、巻線構造体200は、第1巻線部21、継線予定部22Aおよび第2巻線部23の全てのエッジワイズ曲げの向きは、同じ向きとなっている。このため、巻線構造体200の形成が容易となる。ここで、エッジワイズ曲げの向きが逆となる場合には、平角線Hをセットする向きを、表裏逆にする等の手間が発生したり、曲げ加工装置の構成が複雑になる等する。しかしながら、上述のように、巻線構造体200において、エッジワイズ曲げの向きが全て同じ向きとなっているので、加工の際の手間を省略可能となる。また、複雑な構成の曲げ加工装置を用いずに済む。
また、上述の実施の形態では、図6に示すように、第1連結部221および第2連結部223は、間隔規定部222に対し第1巻線部21の巻線方向と同じ方向にエッジワイズ曲げをなして連なると共に、第1連結部221が、略180度捩じることによって捩じり部となるように構成することもできる。このように構成する場合には、巻線構造体200Aを形成した後に、平角線Hを折り曲げる回数を低減することが可能となる。また、捩じり部も1箇所のみに形成される。そのため、コイル巻線20Aおよびコイル部品10Aを製作する際の工数を低減することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、図9に示すように、第1連結部221および第2連結部223は、その延伸方向が間隔規定部222と同じ方向であると共に、第1連結部221および第2連結部223のいずれも、同じ方向にそれぞれ略90度捩じることによって捩じり部となるように構成することもできる。このように構成する場合には、第1連結部221、間隔規定部222および第2連結部223を、直線状に設けることが可能となり、継線予定部22Aの形成が容易となる。
また、本実施の形態では、図1および図2に示すように、巻線構造体200Aにおいては、第1巻線部21のうち第1連結部221とは反対側の端末部211と、第2巻線部23のうち第2連結部223とは反対側の端末部233とは、それらの先端側が同じ向き(X1からX2に向かう向き)に延伸している。このため、巻線構造体200Aを用いて、図6に示すようなコイル巻線20Aが形成されると、端末部211,233の向きを同じ向きとすることが可能となる。加えて、端末部211と端末部233とをY方向において離すことが可能となる。このため、コイル部品10Aの実装が容易となると共に、実装に際して、これらの端末部211,233の間でショートが発生するのを防止可能となる。
さらに、本実施の形態では、図9に示すように、巻線構造体200Bにおいては、端末部211と端末部233とは、それぞれの先端側が互いに逆向きに向かうように延伸している。このため、巻線構造体200Bを用いて、図8に示すようなコイル巻線20Bが形成されると、端末部211,233の向きを同じ向きとすることが可能となる。加えて、端末部211と端末部233とをY方向において離すことが可能となる。このため、コイル部品10Bの実装が容易となると共に、実装に際して、これらの端末部211,233の間でショートが発生するのを防止可能となる。
また、本実施の形態では、図6に示すように、コイル巻線20Aが形成されると、第1連結部221が第1巻線部21から離間する方向(Z方向)に延伸するように第1連結部221と第1巻線部21との間の境界部分が折り曲げられている。加えて、第2連結部223が第2巻線部23から離間する方向(Z方向)に延伸するように第2連結部223と第2巻線部23との間の境界部分を折り曲げられている。そして、これらの折り曲げによって継線予定部22Aから継線部22が形成されている。このため、上述のような折り曲げを行うことで、間隔規定部222を直線部213dのZ1側に位置させることができ、コア31と干渉しない配置とすることも可能となる。
また、本実施の形態では、図8に示すように、第1連結部221がZ方向に延伸するように第1連結部221と第1巻線部21との間の境界部分が折り曲げられていると共に、同じく第2連結部223がZ方向に延伸するように第2連結部223と第2巻線部23との間の境界部分を折り曲げられている。加えて、第1巻線部21と第2巻線部23とが軸線方向の同じ側に位置するように、第1連結部221と間隔規定部222との間の境界部分、および第2連結部223と間隔規定部222との間の境界部分が折り曲げられ、これらの折り曲げによって継線予定部22Aから継線部22が形成されている。このため、継線予定部22Aに対して、折り曲げと捩じりを施すことにより、継線部22を形成することが可能となる。加えて、捩じりを施す場合には、捩じる角度を、第1連結部221と第2連結部223に分散することが可能となる。そのため、第1連結部221と第2連結部223の寸法が短い場合でも、十分に捩じることが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施の形態に係る巻線構造体200、コイル巻線20、コイル部品10およびコイル巻線20の製造方法について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、第1巻線部21および第2巻線部23は、矩形状に巻回されている。しかしながら、第1巻線部21および第2巻線部23は、矩形状に巻回される構成には限られず、円形状、楕円形状、三角形状他の多角形状のように、その他の形状に巻回されても良い。
また、上述の実施の形態においては、図6に示すように、第1連結部221に捩じり部が形成される場合について説明している。しかしながら、図17に示すコイル巻線20Cのように、捩じり部は、第2連結部223に形成するようにしても良い。このように形成しても、図6に示すコイル巻線20Aと同等の機能を発揮させることが可能となる。
なお、図17に示すようなコイル巻線20を形成する場合には、継線部22のエッジワイズ曲げの向きは、第1巻線部21と第2巻線部23とは異なる向きとなっている。しかしながら、図17のように構成しても、間隔規定部222をコア体30のリング孔30Aに位置させない構成とすることは可能であり、捩じり部の存在による余分なスペースが不要となり、リング孔30Aの寸法を小さくすることが可能となる。そのため、コイル部品10の寸法を小さくすることは可能となる。
また、上述の実施の形態においては、図10(A)に示すように、継線予定部22Bのうち、第1連結部221を、捩じる前よりも第2巻線部23がY2側に位置する向きに捩じっている。しかしながら、図10(A)に示す第1連結部221を略90度捩じる向きと、図10(B)に示す第2連結部223を略90度捩じる向きとを逆向きとしても良い。この場合、さらに図11(A),(B)と同様の向きに折り曲げを行うことにより、図18に示すようなコイル巻線20Dを形成することが可能となる。図18に示すコイル巻線20Dでは、第1連結部221と第2連結部223とを略90度捩じる向きが、図8に示すものとは逆向きとなっている。
なお、図18に示すコイル巻線20Dにおいては、第1連結部221と間隔規定部222の境界部分の折り曲げは、図11(A)とは逆に、第2巻線部23が第1巻線部21に対して、反時計回りに回転するように境界部分を折り曲げるようにしても良い。このとき、第2連結部223と間隔規定部222の境界部分の折り曲げは、図11(B)とは逆に、第2巻線部23が第1巻線部21に対して、反時計回りに回転するように境界部分を折り曲げることになる。このような折り曲げを行うと、第1巻線部21と第2巻線部231の位置が、図8に示すものと左右逆になる。しかし、それ以外の構成がコイル巻線20Bと同様のコイル巻線20を形成することが可能となる。
また、上述の図6、図8、図17および図18に示すコイル巻線20A〜20Dにおいては、第1連結部221と第1巻線部21との間の境界部分、および第2連結部223と第2巻線部23との間の境界部分を略90度折り曲げるようにしている。しかしながら、折り曲げる角度は略90度に限られるものではなく、斜めに折り曲げるようにしても良い。斜めに折り曲げる場合、間隔規定部222とコア体30との間のスペースを大きく確保することが可能となる。
本発明の巻線構造体、コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法は、電気機器の分野において利用することができる。
10、10A,10B…コイル部品
20、20A〜20D,20P…コイル巻線
21、21P…第1巻線部
22、22A、22P…継線部
23、23P…第2巻線部
24…中心孔
25P…捩じり部
30…コア体
30A、30P…リング孔
31…コア
31a…切欠部
31b…脚部
200,200A,200B…巻線構造体
211…端末部(第1端末に対応)
212a〜212d…曲げ部
213a〜213d…直線部
221…第1連結部
222…間隔規定部、223…第2連結部
231a〜231d…曲げ部
233…端末部(第2端末に対応)
H…平角線
M…加工部位
P…加工ユニット
P1…内側治具
P2…外側治具

Claims (11)

  1. 平角線が巻回されることにより形成される第1巻線部と、
    前記第1巻線部に連なる前記平角線が巻回されることにより形成されると共に、前記第1巻線部と同じ巻線方向に巻回されている第2巻線部と、
    前記第1巻線部と前記第2巻線部の間に位置し、これらを接続する継線予定部と、
    を備え、
    前記継線予定部は、
    前記第1巻線部と前記第2巻線部の間の間隔を規定する間隔規定部と、
    一端側が前記間隔規定部に対し連なると共に、他端側が前記第1巻線部の軸線方向の一方側で前記第1巻線部に連なる第1連結部と、
    一端側が前記間隔規定部に対し連なると共に、他端側が前記第2巻線部の軸線方向の他方側で前記第2巻線部に連なる第2連結部と、
    を有し、
    前記第1連結部および第2連結部の少なくとも一方は、合計略180度捩じることによって捩じり部となる、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  2. 請求項1記載の巻線構造体であって、
    前記第1巻線部と前記第2巻線部の巻数は同等に設けられている、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  3. 請求項1または2記載の巻線構造体であって、
    前記第1連結部および第2連結部は、前記間隔規定部に対し前記第1巻線部の巻線方向と同じ方向にエッジワイズ曲げをなして連なると共に、
    前記第1連結部および前記第2連結部のいずれか一方が、略180度捩じることによって捩じり部となる、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  4. 請求項1または2記載の巻線構造体であって、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、その延伸方向が前記間隔規定部と同じ方向であると共に、
    前記第1連結部および前記第2連結部のいずれも、同じ方向にそれぞれ略90度捩じることによって捩じり部となる、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  5. 請求項3記載の巻線構造体であって、
    前記第1巻線部のうち前記第1連結部とは反対側の第1端末と、前記第2巻線部のうち前記第2連結部とは反対側の第2端末とは、それらの先端側が同じ向きに向かうように延伸している、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  6. 請求項4記載の巻線構造体であって、
    前記第1巻線部のうち前記継線予定部とは反対側の第1端末と、前記第2巻線部のうち前記継線予定部とは反対側の第2端末とは、それぞれの先端側が互いに逆向きに向かうように延伸している、
    ことを特徴とする巻線構造体。
  7. 請求項3または5記載の巻線構造体を用いると共に、
    前記第1連結部が前記第1巻線部から離間する方向に延伸するように前記第1連結部と前記第1巻線部との間の境界部分が折り曲げられていると共に、
    前記第2連結部が前記第2巻線部から離間する方向に延伸するように前記第2連結部と前記第2巻線部との間の境界部分を折り曲げられていて、
    これらの折り曲げによって前記継線予定部から継線部が形成されている、
    ことを特徴とするコイル巻線。
  8. 請求項4または6記載の巻線構造体を用いると共に、
    前記第1連結部が前記第1巻線部から離間する方向に延伸するように前記第1連結部と前記第1巻線部との間の境界部分が折り曲げられていると共に、
    前記第2連結部が前記第2巻線部から離間する方向に延伸するように前記第2連結部と前記第2巻線部との間の境界部分を折り曲げられていて、
    前記第1巻線部と前記第2巻線部とが前記軸線方向の同じ側に位置するように、前記第1連結部と前記間隔規定部との間の境界部分、および前記第2連結部と前記間隔規定部との間の境界部分が折り曲げられていて、
    これらの折り曲げによって前記継線予定部から継線部が形成されている、
    ことを特徴とするコイル巻線。
  9. 請求項7または8記載のコイル巻線であって、
    前記第1巻線部のうち前記継線部とは反対側の第1端末と、前記第2巻線部のうち前記継線部とは反対側の第2端末とは、それらの先端側が同じ向きに向かうように延伸していると共に、
    前記第1端末と前記第2端末のうちの一方側は、前記第1巻線部と前記第2巻線部とが向かい合う対向部位側に位置し、前記第1端末と前記第2端末のうちの他方側は、前記第1巻線部と前記第2巻線部とが向かい合わない外周側に位置している、
    ことを特徴とするコイル巻線。
  10. 請求項7から9のいずれか1項に記載のコイル巻線と、
    磁性材料から形成され、リング形状に設けられると共に、前記第1巻線部の中心孔および前記第2巻線部の中心孔に挿通されるコア体と、
    を具備することを特徴とするコイル部品。
  11. 平角線からコイル巻線を形成するためのコイル巻線の製造方法であって、
    前記平角線を巻回することにより第1巻線部を形成する第1巻線工程と、
    前記平角線を前記第1巻線部と同じ巻線方向に巻回することにより第2巻線部を形成する第2巻線工程と、
    前記第1巻線部と前記第2巻線部の間の間隔を規定する間隔規定部と、一端側が前記間隔規定部に対し連なり他端側が前記第1巻線部の軸線方向の一方側で前記第1巻線部に連なる第1連結部と、一端側が前記間隔規定部に対し連なり他端側が前記第2巻線部の軸線方向の他方側で前記第2巻線部に連なる第2連結部と、を備える継線予定部を、前記第1巻線工程の後であって前記第2巻線工程の前に継線予定部形成工程と、
    前記継線予定部形成工程の後に、前記第1連結部および第2連結部の少なくとも一方を、合計略180度捩じる捩じり部形成工程と、
    前記第1連結部と前記第1巻線部との間の境界部分が折り曲げると共に、前記第2連結部と前記第2巻線部の境界部分を折り曲げて、前記継線予定部から継線部を形成する継線部形成工程と、
    を具備することを特徴とするコイル巻線の製造方法。
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