JP2010161145A - 多連式ボビン - Google Patents

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Abstract

【課題】ボビンへの巻線タクトや電子部品への実装タクトを低減することができるとともに、複数個のコイルを個別に任意位置に実装することを可能とする巻線用のボビンを提供する。
【解決手段】多連式ボビン100は、巻線部12をそれぞれ有する複数個の分割ボビン10(10a,10b,10c,10d)が互いに分離可能に巻軸方向(Z軸方向)に連結されているとともに、巻軸方向に対する分割ボビン10同士の回転角度が可変である。そして、隣接する一の分割ボビン10と他の分割ボビン10との回転角度を変化させることにより、当該一の分割ボビン10の端子部14と当該他の分割ボビン10の端子部14との間の巻線長Lが変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多連式ボビンに関する。
複数個のコイルを個別に実装して用いる各種の電子部品が知られている。一例として、光ピックアップやモータの駆動コイルを挙げることができる。
従来、複数個のコイルを得るにあたっては、主として、ボビンと同数のチャック治具にボビンを一つずつ装着して、巻線機により個別にワイヤを巻回する方式が採用されていた。
一方、複数個のボビンを巻軸方向に連結した多連式ボビンに関しても種々の発明が提供されている。
下記特許文献1には、二分割された磁性コアをボビンとしてそれぞれワイヤを予め巻線しておき、これらを180度対向して連結することで、一本の長尺コアを形成する発明が記載されている。
また、下記特許文献2から4には、可撓性の部材やヒンジで連結された複数個のボビンを一直線上に配置した状態でワイヤを巻回し、ボビン同士を90度または180度折り曲げてから実装する多関節ボビンの発明が記載されている。
特開2005−11889号公報 実開平5−82014号公報 特開2008−28315号公報 実開昭58−131607号公報
しかしながら、上記特許文献1の発明は、短尺のボビンにワイヤを巻回し、これを一体に組み合わせて長尺のボビンを得るものであって、複数個のコイルを任意位置に個別に実装して用いるものではない。また、上記特許文献2から4に記載の発明は多関節ボビンに関するものであってボビン同士は互いに離間しないため、巻成されたコイルを電子部品の任意位置に実装することはできない。
したがって、複数個のコイルを電子部品の任意位置に実装するにあたっては、上述のように個々のボビンに対して個別にワイヤを巻回してコイルを作製し、各コイルから伸びるワイヤ端部をそれぞれ個別に電子部品に絡げて実装していた。
このため、コイルの作製にあたってはチャック治具に対するボビンの取り付けおよび取り外しを含む巻線タクトが甚大であり、電子部品に対するコイルの実装にあたっても各コイルのワイヤ端部を絡げる実装タクトが甚大であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ボビンへの巻線タクトや電子部品への実装タクトを低減することができるとともに、複数個のコイルを個別に任意位置に実装することを可能とする巻線用のボビンを提供するものである。
本発明の多連式ボビンは、巻線部をそれぞれ有する複数個の分割ボビンが互いに分離可能に巻軸方向に連結されているとともに、前記巻軸方向に対する前記分割ボビン同士の回転角度が可変であることを特徴とする。
上記発明によれば、複数個の分割ボビンを巻軸方向に連結した多連式ボビンに対して、巻線機により一括してワイヤを巻回することができるため、ボビン(分割ボビン)一つあたりの巻線タクトを低減することができる。また、本発明の多連式ボビンによれば、複数個の分割ボビンがワイヤにより電気的に直列に接続されて一連のコイル部品を構成する。このため、電子部品に対してコイル部品を実装するに際して絡げるべきワイヤ端部の数は、一連のコイル部品の両端にあたる端部のみとなるため、実装タクトを低減することができる。
そして、本発明の多連式ボビンは、隣接する分割ボビン同士の回転角度を変更した状態で互いに連結することができる。よって、かかる回転角度を変えて互いに連結した多連式ボビンにワイヤを巻回することにより、各分割ボビンの巻き始め位置と巻き終わり位置を変えることなく、分割ボビン同士の間の巻線長を変化させることができる。このため、電子部品におけるボビン(分割ボビン)の実装間隔に応じて分割ボビン同士の回転角度を予め調整して互いに連結しておくことにより、種々の電子部品に実装可能なコイル部品を共通の多連式ボビンによって提供することができる。
また本発明の多連式ボビンにおいては、より具体的な実施の態様として、前記分割ボビンが、前記巻軸方向と交差する方向に突出する端子部を有してもよい。
また本発明の多連式ボビンにおいては、より具体的な実施の態様として、前記分割ボビンが、他の分割ボビンと連結するための、前記巻軸方向に突出して形成された突起部を有してもよい。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
本発明の多連式ボビンによれば、個々のボビンへの巻線タクトを低減し、これにワイヤを巻回して得られる複数個のコイルを電子部品の任意位置に実装することができるとともに、電子部品への実装タクトを低減することが可能である。
本発明の実施形態にかかる多連式ボビンの一例を示す斜視図である。 実施形態にかかる分割ボビン同士の回転角度を変更した多連式ボビンの斜視図である。 (a)は実施形態にかかる分割ボビンの後方斜視図であり、(b)はその前方斜視図である。 実施形態にかかるコイル部品の斜視図である。 実施形態にかかるコイル部品が実装された電子部品の一例を示す斜視図である。 第一変形例にかかる多連式ボビンの斜視図である。 第二変形例にかかる多連式ボビンの斜視図である。 第三変形例にかかる多連式ボビンの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、本実施の形態では図示のように、巻軸方向をZ軸方向とする直交三軸(X,Y,Z)方向を規定して説明する。しかし、これは構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
はじめに、本実施形態の多連式ボビン100の概要について説明する。
図1、2に示すように、本実施形態の多連式ボビン100は、巻線部12をそれぞれ有する複数個の分割ボビン10(10a,10b,10c,10d)が互いに分離可能に巻軸方向(Z軸方向)に連結されているとともに、巻軸方向に対する分割ボビン10同士の回転角度が可変である。
次に、本実施形態の多連式ボビン100について詳細に説明する。
多連式ボビン100は、Z軸を回転軸AXとするチャック治具210によって回転駆動されて、巻線機の巻線ノズル(図示せず)によりワイヤ130(図4、5を参照)が巻回される部材である。
多連式ボビン100は、複数個の分割ボビン10(10a,10b,10c,10d)を巻軸方向に一体に連結してなる。連結される分割ボビン10の個数は特に限定されない。複数個の分割ボビン10は、互いに同一形状であっても、相違してもよい。
図1、2に示す本実施形態では、互いに同一形状をなす4個の分割ボビン10をZ軸方向に連結してなる多連式ボビン100を例示している。
分割ボビン10の材料は特に限定されず、磁性材料、樹脂などの成型材料、または、樹脂などの成型材料に磁性粉末を混合した混合材料を一例として用いることができる。
また、分割ボビン10は、巻線部12と、その巻軸方向両端に設けられた鍔部21,22とを備えている。
巻線部12はワイヤ130が巻回される長さ領域であり、巻軸方向(Z軸方向)に沿って延在している。鍔部21,22は、巻線部12をX−Y方向に拡径して形成されたフランジ部であり、巻回されたワイヤ130の巻き弛みを防止する。また、鍔部21,22は、分割ボビン10同士が連結された際に、隣接する他の分割ボビン10の鍔部22,21と互いに当接する。
本実施形態の巻線部12、鍔部21,22のXY平面(横断面)形状は、いずれも角丸正方形状をなしている。
図3(a)に示すように、本実施形態の分割ボビン10(10b〜10d)は、他の分割ボビン10(10a〜10c)と連結するための、巻軸方向(Z軸方向)に突出して形成された突起部16(161〜164)を有している。
本実施形態では、一方の鍔部22から突出して、正方格子状に離間して配置された4つの柱状の突起部16が形成されている。
そして、他方の鍔部21から巻線部12(図1、2を参照)の内部にかけて、隣接する他の分割ボビン10の突起部16と嵌合する凹部18が穿設されている。
本実施形態の凹部18は、4つの突起部16とそれぞれ嵌め合いに形成された4つのコーナー部19(191〜194)を含む略矩形凹状に形成されている。
より具体的には、本実施形態の突起部16は同一寸法の円柱状であり、コーナー部19は突起部16に対応して湾曲形状をなしている。
そして、隣接する他の分割ボビン10の突起部16をコーナー部19にそれぞれ嵌合させることにより、分割ボビン10同士はZ軸まわりに互いに回転不可能に連結される。
よって、多連式ボビン100をチャック治具210によって回転軸AXまわりに回転させてワイヤ130を巻線部12に巻回する際に、チャック治具210の巻回トルクやワイヤ130の巻き締まりなどによって分割ボビン10同士の回転角度が不測に変化することがない。
また、分割ボビン10の突起部161〜164が正方格子状に配置されていることから、隣接する分割ボビン10同士の回転角度を90度ごとに変化させて、突起部16とコーナー部19とを嵌合させることができる。
ここで、分割ボビン10同士の回転角度とは、巻軸方向(Z軸方向)に対する、当該分割ボビン10同士の捩れ角をいう。
すなわち、本実施形態の分割ボビン10同士の回転角度は複数通りより選択可能である。より具体的には、本実施形態の場合は分割ボビン10同士の回転角度が4通りより選択可能であり、すなわち、少なくとも3以上より選択可能である。
また、連結された複数個の分割ボビン10のうち少なくとも一方の端部に位置する分割ボビン10は、巻軸方向を回転軸AX方向とするチャック治具210を装着するための装着部を有している。
本実施形態では、分割ボビン10aの凹部18が装着部を兼用している。すなわち、本実施形態のチャック治具210は回転軸AXに対して直交する断面(横断面)の形状が略矩形であり、凹部18に対して嵌め合いに嵌合する。そして、分割ボビン10aにおける凹部18はチャック治具210を取り付けるための装着部として機能し、分割ボビン10b〜10dにおける凹部18は、分割ボビン10a〜10cの突起部16を嵌合する連結部として機能する。これにより、同一形状に形成された分割ボビン10a〜10dは互いに連結して多連式ボビン100を構成するとともに、多連式ボビン100をチャック治具210によって軸回転させることができ、部品点数が抑えられる。
本実施形態の分割ボビン10は、巻線部12の中心を巻軸方向に貫通する通孔17を備えている。通孔17は、分割ボビン10同士を連結して多連式ボビン100を構成した状態で連通する。かかる通孔17には、チャック治具210の先端部や搬送治具などの各種治具を挿通することができる。
なお、後述するように、分割ボビン10同士の連結態様や、多連式ボビン100に対するチャック治具210の装着態様は種々の変更が可能である。
複数個の分割ボビン10を連結してなる多連式ボビン100には、巻軸方向の一方側(基端側)から他方側(先端側)にかけて、各分割ボビン10の巻線部12に対して一本のワイヤ130がひと続きに巻回される。なお、本実施形態において、多連式ボビン100やチャック治具210の基端側とは図1、2に示すZ軸座標が小さい側をいい、先端側とはZ軸座標が大きい側をいう。
これにより、本実施形態の多連式ボビン100によれば、複数個の分割ボビン10を個別にチャック治具210に着脱することなく、当該複数個の分割ボビン10を一括してチャック治具210に装着してワイヤ130を巻回することができる。このため、一個あたりの分割ボビン10への巻線タクトを低減することができる。
分割ボビン10は、巻軸方向(Z軸方向)と交差する方向に突出する端子部14(141,142,143)を有している。本実施形態では、略矩形状の鍔部22の一辺に対し面内方向の外向きに並んで3つの端子部141〜143が形成されている。
よって、隣接して連結される分割ボビン10同士の回転角度を調整することにより、巻軸方向に並ぶ端子部14の突出方向を、図1のように統一することもでき、また図2のように不統一とすることもできる。
そして、図1、2に示すように、本実施形態の多連式ボビン100においては、隣接する一の分割ボビン10と他の分割ボビン10との回転角度を変化させることにより、当該一の分割ボビン10の端子部14と当該他の分割ボビン10の端子部14との間の巻線長が変化する。
図1、2にそれぞれ示す本実施形態の多連式ボビン100に対してワイヤ130(図4、5を参照)を巻回する態様を説明する。
多連式ボビン100は、チャック治具210を用いて図示のようにZ軸まわりに右ネジ方向に回転させるものとする。そして、空間に静置した巻線機の巻線ノズルにより、分割ボビン10aから分割ボビン10b、分割ボビン10c、分割ボビン10dの順にワイヤ130を巻回する。これにより、巻線ノズルから供給されるワイヤ130は、多連式ボビン100に対して左ネジ方向に巻き付きながら+Z方向に進行することとなる。図1、2に、本実施形態におけるワイヤ130の進行方向を太矢印にて示す。
また、各分割ボビン10に対しては、端子部141を巻き始めとし、端子部143を巻き終わりとしてワイヤ130を巻回する。すなわち、分割ボビン10(たとえば分割ボビン10a)が備える端子部141に対してワイヤ130を所定ループ数(M1回)だけ絡げた後に、当該分割ボビン10の巻線部12に対してワイヤ130を所定巻回数(N回)に亘って巻回する。その後、端子部143に対してワイヤ130を所定ループ数(M2回)だけ絡げて仮固定をおこなう。これにより、たとえば分割ボビン10aの鍔部22および分割ボビン10bの鍔部21を跨いでワイヤ130を分割ボビン10bに巻回する際に、分割ボビン10aにおける巻き弛みが防止される。
つぎに、巻線ノズルは、+Z方向に隣接する他の分割ボビン10(たとえば分割ボビン10b)の端子部141まで右ネジ方向または左ネジ方向にワイヤ130を進行させる。そして、当該端子部141に対してワイヤ130を所定ループ数(M1回)だけ絡げた後に、上記と同様の巻回を繰り返す。
一の分割ボビン10の端子部143から他の分割ボビン10の端子部141までワイヤ130を引き回す際には、端子部141と端子部143との間に設けられた端子部142を用いてワイヤ130をガイドしてもよい。
以上により、本実施形態の多連式ボビン100を構成する各分割ボビン10の巻線部12に対して、チャック治具210の着脱を伴わずに一連の巻回工程によりワイヤ130を巻回することができる。
ここで、図1に示す多連式ボビン100では、すべての分割ボビン10a〜10dにおける端子部141〜143の突出方向が互いに揃えられている。すなわち、図1の多連式ボビン100における分割ボビン10同士の回転角度はゼロである。
本実施形態の多連式ボビン100の場合、分割ボビン10同士の回転角度は、基端側に位置する分割ボビン10における端子部14の突出方向から、その先端側に隣接する他の分割ボビン10における端子部14の突出方向までの、巻軸(Z軸)まわりの角度として規定される。
かかる多連式ボビン100の場合、基端側の分割ボビン10(分割ボビン10a〜10c)における巻き終わり位置(端子部143)と、その先端側に隣接する次の分割ボビン10(分割ボビン10b〜10d)における巻き始め位置(端子部141)との間の巻線長L(図4を参照)は、いずれの分割ボビン間においても共通となる。
一方、図2に示す本実施形態の多連式ボビン100の場合、隣接する分割ボビン10同士の回転角度が一定ではなく、分割ボビン10同士の間の巻線長Lが部位により相違する。
具体的には、図2の多連式ボビン100では、分割ボビン10aと分割ボビン10bとの間、および分割ボビン10cと分割ボビン10dとの間の回転角度は、ともにZ軸まわりに−90度である。これに対し、分割ボビン10bと分割ボビン10cとの間の回転角度は、Z軸まわりに±180度である。
このため、一の分割ボビン10の巻き終わり位置(端子部143)から、その先端側に隣接する他の分割ボビン10の巻き始め位置(端子部141)までの巻線長Lを比較すると以下の関係となる。
分割ボビン10bから分割ボビン10cまでの巻線長L(巻線長Lbc)>分割ボビン10aから分割ボビン10bまでの巻線長L(巻線長Lab)=分割ボビン10cから分割ボビン10dまでの巻線長L(巻線長Lcd
そして、巻線長Lbcは、巻線長Labや巻線長Lcdに比べて、巻線部12の一辺の長さ分だけ長くなる。
図1に示す多連式ボビン100と比較して、図2のように隣接する分割ボビン10ごとに端子部14の突出方向を相違させることにより、巻線ノズルを用いてワイヤ130を端子部141〜143に絡げる際の巻線処理が容易となる。
すなわち、図1に示す多連式ボビン100のように端子部14の突出方向が各分割ボビン10で共通の場合、巻線ノズルを端子部14の周囲に相対回転させてワイヤ130をこれに絡げる際に、隣接する他の分割ボビン10の端子部14との干渉が問題となる。
ここで、近年のボビン(分割ボビン10)は、その小型化・薄型化の進展により、各分割ボビン10の厚み寸法(Z軸寸法)が1mm程度またはそれ以下の場合がある。このため、図1の分割ボビン10(たとえば、分割ボビン10a)の端子部14の周囲に巻線ノズルを公転させてワイヤ130をこれに絡げる場合、至近に隣接する他の分割ボビン10(たとえば、分割ボビン10b)の端子部14が巻線ノズルに容易に干渉して問題となる。
これに対し、図2に示す多連式ボビン100の場合、隣接する分割ボビン10の端子部14の突出方向が異なるため、分割ボビン10(たとえば、分割ボビン10a)の端子部14にワイヤ130を絡げる際の巻線ノズルは、隣接する他の分割ボビン10(たとえば、分割ボビン10b)の端子部14と容易には接触しない。
より具体的には、図2に示す多連式ボビン100の場合、分割ボビン10aと同方向に端子部14が突出するのは分割ボビン10dである。そして、分割ボビン10bおよび10cの厚み寸法だけ、分割ボビン10aの端子部14と分割ボビン10dの端子部14とはZ軸方向に離間している。したがって、分割ボビン10aの端子部14の周囲に巻線ノズルを公転させてワイヤ130を絡げるに際して、分割ボビン10bおよび10cの厚み寸法がクリアランスとなるため、分割ボビン10dの端子部14と巻線ノズルとが干渉する問題は生じない。
本実施形態の多連式ボビン100に巻回されるワイヤ130には、絶縁層に被覆された導電線を広く用いることができる。
このうち、絶縁層の表面に熱融着性または溶剤融着性の融着層を二重塗装してなる融着線を好適に用いることができる。ワイヤ130に融着線を用いることにより、多連式ボビン100の巻線部12にワイヤ130を巻回した状態でこれを融着固定して巻き弛みを防止することができる。
ここで、多連式ボビン100を構成する各分割ボビン10は、ワイヤ130が巻回された状態で互いに分離可能である。そして、突起部16および凹部18(ともに図3を参照)による分割ボビン10同士の嵌合を外して互いに分離した場合に、上記の巻線長L(Lab,Lbc,Lcd)は、隣り合う分割ボビン10同士の間に存在するワイヤ130の非巻回長さ(自由長さ)となる。
なお、分割ボビン10同士の距離を伸長するため、端子部141または端子部143にそれぞれ所定ループ数(M1回またはM2回)ずつ絡げられたワイヤ130の一部または全部をほどいて、ワイヤ130の自由長さを延長してもよい。
これにより、複数個のボビン(分割ボビン10)に対して共通の巻回数(N回転)でワイヤ130を巻回した、互いに連結された一連のコイルを含む多連式のコイル部品110を得ることができる。なお、ワイヤ130に融着線を用いた場合にも、端子部141および端子部143に対して融着固定されて塊状となったワイヤ130の端部の一部または全部を剥離させて、自由長さとすることが可能である。
<コイル部品>
巻軸方向に互いに連結された複数の分割ボビン10に対して一本のワイヤ130を巻回し、任意でこれを融着固定した後に、当該分割ボビン10同士を分離することによって、本実施形態のコイル部品110を得ることができる。
図4に示すように、本実施形態のコイル部品110は、巻線部12をそれぞれ有するとともに巻軸方向(Z軸方向)に対する互いの回転角度が可変にて連結可能な複数個のボビン(分割ボビン10)に対し、連続した一本のワイヤ130が巻回されてなる。
そして、本実施形態のコイル部品110は、3個以上のボビン(分割ボビン10)を備えるとともに、隣接する分割ボビン10同士の間のワイヤ130の自由長さが互いに相違する。
より具体的には、本実施形態のコイル部品110を構成する分割ボビン10aと分割ボビン10bとの間の巻線長Labは、分割ボビン10cと分割ボビン10dとの間の巻線長Lcdと同等である。そして、これらの巻線長に対して、分割ボビン10bと分割ボビン10cとの間の巻線長Lbcは、巻線部12の一辺長分だけ長い。
また、各コイル部品110は同一形状をなし、ワイヤ130が共通の巻回数で巻回されていることから、互いのインダクタンス特性は共通である。
<コイル部品の製造方法>
以下、本実施形態のコイル部品110の製造方法(以下、本方法という場合がある。)について説明する。
はじめに、本方法の概要について説明する。
本方法は、巻軸方向に延在する巻線部12および巻軸方向と交差する方向に突出する端子部14をそれぞれ有する複数個のボビン(分割ボビン10)に対して、連続した一本のワイヤ130を巻回してなるコイル部品110の製造方法に関する。
そして、本方法は、準備工程と巻回工程と分離工程とを含む。
準備工程は、隣接するボビン(分割ボビン10)同士における端子部14の突出方向が互いに相違する回転角度にてボビン(分割ボビン10)を巻軸方向に連結する工程である。
巻回工程は、各ボビン(分割ボビン10)に対して端子部14にワイヤ130を絡げるとともに巻線部12にワイヤ130を巻回する工程である。
分離工程は、ワイヤ130が巻回されたボビン(分割ボビン10)同士を互いに分離する工程である。
つぎに、本方法を詳細に説明する。
準備工程では、図2に例示されるように、複数個の分割ボビン10を連結して多連式ボビン100を得る。連結される分割ボビン10の個数は、一式のコイル部品110として用いられるボビン数と同数でもよく、または相違してもよい。そして、隣接する分割ボビン10同士の少なくとも一組において、端子部14の突出方向を互いに相違させる。
巻回工程では、連結された複数個の分割ボビン10の各巻線部12に対してワイヤ130を巻回する。巻回工程の途中、分割ボビン10の端子部14に対してワイヤ130を絡げて仮固定してもよい。
ワイヤ130が融着線の場合には、熱処理または溶剤処理などにより、巻回されたワイヤ130を互いに融着固定してもよい。
分離工程では、ワイヤ130が巻回された各分割ボビン10を互いに分離する。なお、端子部14に絡げられたワイヤ130の一部または全部や、巻線部12に巻回されたワイヤ130の一部をほどいて自由長さとしてもよい。
以上により、複数個のボビン(分割ボビン10)がワイヤ130で連結されたコイル部品110を得ることができる。
<電子部品>
本実施形態のコイル部品110を実装してなる電子部品120について説明する。
図5に示すように、本実施形態の電子部品120は、突起部16(161〜164:図3を参照)に対応する取付凹部126を備えている。そして、電子部品120は、突起部161〜164を取付凹部126にそれぞれ嵌合させることによりコイル部品110を実装してなる。
すなわち、本実施形態のコイル部品110は、分割ボビン10同士を連結するための突起部16を用いて電子部品120に実装される。これにより、電子部品120に対する分割ボビン10の正確な位置決めが可能であるとともに、分割ボビン10を電子部品120に仮固定するなどの作業が不要となって実装作業が容易となる。
電子部品120として、図5では光ピックアップを例示するが、複数個のボビンをワイヤ130で連結したコイル部品110を実装して用いる装置であれば特に限定されるものではない。一例としてモータやアンテナ、音響装置などでもよい。
本実施形態の電子部品120は略直方体形状をなし、±Z方向に対向する装着面121、122に4個の分割ボビン10(10a〜10d)が2個ずつ実装されている。なお、説明のため、図5では分割ボビン10aを電子部品120の装着面121から離間させた状態を示している。そして、分割ボビン10a〜10dに通電することにより、図示しない永久磁石との間に生じる電磁力によって電子部品120は駆動される。
分割ボビン10aと分割ボビン10bは互いに隣接して装着面121に装着され、分割ボビン10cと分割ボビン10dは互いに隣接して装着面122に装着されている。このため、分割ボビン10aと分割ボビン10b、および分割ボビン10cと分割ボビン10dの実装間隔に比べて、分割ボビン10bと分割ボビン10cの実装間隔は長い。
これに対し、図4に図示した本実施形態のコイル部品110は、巻線長Lbcが巻線長Labや巻線長Lcdよりも長く構成されている。したがって、電子部品120にコイル部品110を実装した場合に、ワイヤ130の自由長さに過不足がない。
このように、本実施形態の多連式ボビン100およびコイル部品110によれば、分割ボビン10のインダクタンス特性を共通化しつつ、ボビン(分割ボビン10)間のワイヤ130の自由長さを適切に調整することができる。
また、コイル部品110のボビン(分割ボビン10)は、ワイヤ130により接続された他のボビン(分割ボビン10)と連結するための、巻軸方向に突出して形成された突起部16(図3を参照)を有している。
このため、電子部品120の取付凹部126に対して突起部16を嵌合させることにより、各分割ボビン10を容易に実装することができる。
また、コイル部品110の両端に位置する分割ボビン10aおよび分割ボビン10dからそれぞれ延出するワイヤ130の端部131、132(図4を参照)は、電子部品120の給電端子(図示せず)に絡げて固定する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
たとえば上記実施形態において、分割ボビン10の巻線部12、鍔部21,22の横断面形状は、角丸正方形状であるが、本発明はこれに限られない。たとえば、図6に示す第一変形例にかかる多連式ボビン100のように長方形でもよく、図7に示す第二変形例にかかる多連式ボビン100のように六角形でもよい。また、図8に示す第三変形例にかかる多連式ボビン100のように円形断面でもよい。
すなわち、図6に示す第一変形例の場合、分割ボビン10(10a〜10e)は、略長方形状の巻線部12と鍔部21,22を有している。そして、鍔部21から巻線部12の内部にかけて凹部18が穿設されており、分割ボビン10同士は互いに分離可能に連結される。
そして、第一変形例にかかる多連式ボビン100は、4個の突起部16(図6では図示せず)を上記実施形態のように正方格子状に配置し、凹部18を略正方形としている。これにより、図1、2に示す本実施形態の多連式ボビン100と同様に、隣接する分割ボビン10より突出する端子部14の回転角度が4通りより選択可能である。
図7に示す第二変形例の場合、分割ボビン10(10a〜10d)は、六角形状の巻線部12と鍔部21,22を有している。そして、鍔部21から巻線部12の内部にかけて六角形状の凹部18が穿設されており、分割ボビン10同士は互いに分離可能に連結される。
そして、第二変形例にかかる多連式ボビン100は、6個の突起部16(図7では図示せず)を六角格子状に配置して、隣接する他の分割ボビン10の凹部18と嵌合させる。これにより、分割ボビン10同士の回転角度は6通りより選択可能である。
図8に示す第三変形例の場合、分割ボビン10(10a〜10e)は、円形の横断面をもつ巻線部12と鍔部21,22を有している。そして、本変形例の分割ボビン10は、90度間隔で配置された4つの凹部18が鍔部21に穿設されている。また、鍔部22には、凹部18に対応する突起部16(図8では図示せず)が突出して形成されている。これにより、第三変形例にかかる多連式ボビン100は、上記実施形態と同様に、隣接する分割ボビン10より突出する端子部14の回転角度が4通りより選択可能である。
また、多連式ボビン100の端に位置する分割ボビン10(たとえば分割ボビン10a)における4個の凹部18は、チャック治具210(図1、2を参照)を掛合するための装着部として機能する。
また、本実施形態および上記各変形例にかかる多連式ボビン100に関しては、分割ボビン10同士が直接的に連結される態様を例示的に説明したが、本発明はこれに限られず、隣接する分割ボビン10同士の間に、スペーサ部材を介挿してもよい。
すなわち、コイル部品110を構成する分割ボビン10同士の間に、コイル部品110を構成しないスペーサ部材を挟み込んで多連式ボビン100を形成してもよい。そして、スペーサ部材を含む多連式ボビン100に対してワイヤ130を巻回し、その後にスペーサ部材を取り外して、分割ボビン10同士を分離する。
これにより、隣接する分割ボビン10の端子部14同士の、巻軸方向(Z軸方向)の距離を増大することができる。
また、上記多連式ボビン100では、隣接する分割ボビン10同士の回転角度を複数通りより離散的に選択可能としているが、本発明はこれに限られない。たとえば分割ボビン10同士を螺合させて連結させたり、任意の回転角度の分割ボビン10同士を緊締させたりして、回転角度を連続的に変化させてもよい。
また、上記多連式ボビン100では、互いに連結された分割ボビン10の一つ(たとえば分割ボビン10a)に対してチャック治具210によって回転トルクを与え、分割ボビン10同士は突起部16によってトルクを伝達することとしているが、本発明はこれに限られない。すなわち、多連式ボビン100とチャック治具210とが掛合する態様は任意である。たとえば、多連式ボビン100の通孔17にそれぞれキー溝を形成するとともに、チャック治具210を通孔17に貫通させて、各分割ボビン10に対してチャック治具210が回転トルクを与えてもよい。
そして、上記多連式ボビン100では、分割ボビン10に形成された突起部16が他の分割ボビン10の凹部18と嵌り合うことにより分割ボビン10同士が連結される態様を例示したが、本発明はこれに限られない。分割ボビン10の鍔部21,22をともに平坦に形成し、または鍔部21,22を非形成とし、分割ボビン10同士をピン等の連結具により互いに連結してもよい。
また、分割ボビン10の端子部14は、上記実施形態のように分割ボビン10の一辺のみから突出して形成されていても、または複数辺からそれぞれ、または複数辺にまたがって形成されていてもよい。
また、図4、5では、本実施形態のコイル部品110として有芯のコイルを例示しているが、本発明はこれに限られない。すなわち、本発明の多連式ボビンの周囲にワイヤを巻回して複数個のコイルを巻成した後に、分割ボビンをコイルから抜去して空芯コイルを生成してもよい。この場合、分割ボビンには、巻軸方向の少なくとも一方側には鍔部を設けず、巻線部の周囲に巻成されたコイルから分割ボビンを巻軸方向に取り外し可能にするとよい。
言い換えると、本発明の多連式ボビンは、連結された分割ボビンに対してそれぞれワイヤを巻回して、互いに連結された複数個のコイルを生成するための部材であり、分割ボビン自体を電子部品に実装するか否かは任意である。また、分割ボビンを電子部品に実装する場合も、分割ボビンを磁性材料で作製してこれを磁性コアとして用いるか、または非磁性材料で作製してこれを単なる巻芯として用いるかに関しても任意である。
本発明の上記実施形態およびその変形例は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)巻線部をそれぞれ有する複数個の分割ボビンが互いに分離可能に巻軸方向に連結されているとともに、前記巻軸方向に対する前記分割ボビン同士の回転角度が可変であることを特徴とする多連式ボビン;
(2)前記分割ボビンが、前記巻軸方向と交差する方向に突出する端子部を有することを特徴とする上記記載の多連式ボビン;
(3)前記分割ボビンが、他の分割ボビンと連結するための、前記巻軸方向に突出して形成された突起部を有することを特徴とする上記記載の多連式ボビン;
(4)前記分割ボビン同士の前記回転角度が、複数通りより選択可能である上記記載の多連式ボビン;
(5)前記分割ボビン同士の前記回転角度が、少なくとも3以上より選択可能である上記記載の多連式ボビン;
(6)隣接する一の分割ボビンと他の分割ボビンとの前記回転角度を変化させることにより、前記一の分割ボビンの前記端子部と前記他の分割ボビンの前記端子部との間の巻線長が変化することを特徴とする上記記載の多連式ボビン;
(7)隣接する前記分割ボビン同士が、互いに回転不可能に連結されていることを特徴とする上記記載の多連式ボビン;
(8)連結された前記複数個の前記分割ボビンのうち少なくとも一方の端部に位置する前記分割ボビンが、前記巻軸方向を回転軸方向とするチャック治具を装着するための装着部を有する上記記載の多連式ボビン;
(9)巻線部をそれぞれ有するとともに巻軸方向に対する互いの回転角度が可変に連結可能な複数個のボビンに対し、連続した一本のワイヤが巻回されてなることを特徴とするコイル部品;
(10)前記ボビンが、前記ワイヤにより接続された他の前記ボビンと連結するための、前記巻軸方向に突出して形成された突起部を有することを特徴とする上記記載のコイル部品;
(11)前記突起部に対応する取付凹部を備えるとともに、前記突起部を前記取付凹部に嵌合させることにより前記コイル部品を実装してなる電子部品;
(12)巻軸方向に延在する巻線部および前記巻軸方向と交差する方向に突出する端子部をそれぞれ有する複数個のボビンに対して、連続した一本のワイヤを巻回してなるコイル部品の製造方法であって、隣接する前記ボビン同士における前記端子部の突出方向が互いに相違する回転角度にて前記ボビンを前記巻軸方向に連結する工程と、前記各ボビンに対して前記端子部に前記ワイヤを絡げるとともに前記巻線部に前記ワイヤを巻回する工程と、前記ワイヤが巻回された前記ボビン同士を互いに分離する工程と、を含む、コイル部品の製造方法。
10(10a〜10d) 分割ボビン
12 巻線部
14(141〜143) 端子部
16(161〜164) 突起部
17 通孔
18 凹部
19 コーナー部
21,22 鍔部
100 多連式ボビン
110 コイル部品
120 電子部品
121、122 装着面
126 取付凹部
130 ワイヤ
131、132 端部
210 チャック治具
AX 回転軸
L 巻線長

Claims (3)

  1. 巻線部をそれぞれ有する複数個の分割ボビンが互いに分離可能に巻軸方向に連結されているとともに、前記巻軸方向に対する前記分割ボビン同士の回転角度が可変であることを特徴とする多連式ボビン。
  2. 前記分割ボビンが、前記巻軸方向と交差する方向に突出する端子部を有することを特徴とする請求項1に記載の多連式ボビン。
  3. 前記分割ボビンが、他の分割ボビンと連結するための、前記巻軸方向に突出して形成された突起部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の多連式ボビン。
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