JP2006158045A - セグメント式ステータ構造、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セグメントコイルの製作コストを下げ、設備コストを削減し得るセグメント式ステータ構造、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】複数のスロット25aを放射線状に備えるステータコア25と、スロット25aに備えられた複数の導体セグメント15の端部を把持して捻り、他の導体セグメント15の端部と接合し、導体セグメント15が接合されることにより環状に整列してなるセグメント式ステータ構造において、直線状であり長さの異なる複数の導体セグメント15が、スロット25aに差し込まれ、ステータコア25の軸方向の両端面から出た導体セグメント15の飛び出し部の長さが、ステータコア25の外周側ではステータコア25の軸方向に長く、ステータコア25の内周側ではステータコア25の軸方向に短くなるように配置され、接合された導体セグメント15の端部が、ステータコア25の両端面に放射線状に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動機に関し、特に導体セグメントの形状、及び導体セグメント式ステータ構造、及びセグメント式ステータ製造方法に関する。
様々の機器に電動機が搭載されるようになって来た今日、電動機の高機能化、小型化、軽量化等が、強く要望されている。特に環境保護や省資源化などが叫ばれる現状において、自動車には従来の内燃機関に変えて、又はこれと併用して、原動機として電動機が用いられるようになってきた。
自動車用の原動機として用いられる場合、搭載スペースが制限されるために、高出力でかつ小型で軽量であることを要求される。更に、従来の内燃機関と併用して用いる場合には、内燃機関と原動機の両方を車載する必要があるためにその小型化は切望されている。
また、近年において、燃費向上が可能であり、低排出ガス化が出来うる技術として注目され、内燃機関と原動機の両方を車載する車種が増えつつある中で、そのコスト削減には大きな期待が寄せられている。
電動機又は発電機の小型化の1つの手法として、ステータコアの磁極間の空間であるスロットの有効利用が挙げられ、スロットの断面積に対する導線断面積の占有率を高める、特開2000−166150号公報(以下、特許文献1とする)のような方法が知られている。
特許文献1の方法は、図10に示すようにステータコア110のスロット125に装備された固定子巻線は複数の電気導体により構成され、各スロット125の内側には絶縁インシュレータ124が設けられ、偶数本(本実施形態では4本)の電気導体が収容されている。また、1のスロット125内の4本の電気導体は、ステータコア110の径方向に関して内側から内端層、内中層、外中層、外端層の順で一列に配列されている。
1のスロット125内の内端層の電気導体131aaは、ステータコア110の時計回り方向に向けて磁極ピッチ離れた他のスロット125内の外端層の電気導体131baと対をなしている。同様に、1のスロット125内の内中層の電気導体132aaはステータコア110の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット125内の外中層の電気導体132baと対をなしている。そして、これらの対をなす電気導体は、図11に示すようにステータコア110の軸方向の一方の端面側において連続線を用いることにより、ターン部131c、ターン部132cを経由することで接続される。
したがって、ステータコア110の一方の端面側においては、外中層の電気導体132baと内中層の電気導体132aaとを接続する連続線を、外端層の電気導体131baと内端層の電気導体131aaとを接続する連続線が囲むこととなる。このように、ステータコア110の一方の端面側においては、対をなす電気導体の接続部としてのターン部132cが、同じスロット125内に収容された他の対をなす電気導体の接続部としてのターン部131cにより囲まれる。外中層の電気導体132baと内中層の電気導体132aaとの接続により中層コイルエンドが形成され、外端層の電気導体131baと内端層の電気導体131aaとの接続により端層コイルエンドが形成される。
一方、1のスロット125内の内中層の電気導体132aaは、ステータコア110の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット125内の内端層の電気導体131abとも対をなしている。同様に、一のスロット125内の外端層の電気導体131bbは、ステータコア110の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット125内の外中層の電気導体132baとも対をなしている。そして、これらの電気導体はステータコア110の軸方向の他方の端面側において接合により接続される。
したがって、ステータコア110の他方の端面側においては、外端層の電気導体131bbと外中層の電気導体132baとを接続する外側接合部133bと、内端層の電気導体131baと内中層の電気導体132aaとを接続する内側接合部133aとが、径方向および周方向に互いにずれた状態で配置されている。外端層の電気導体131bbと外中層の電気導体132baとの接続、および内端層の電気導体131baと内中層の電気導体132aaとの接続により、異なる同心円上に配置された2つの隣接層コイルエンドが形成される。
さらに、図11に示すように、内端層の電気導体131aaと外端層の電気導体131baとが、一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる大セグメント131により提供される。そして、内中層の電気導体132aaと外中層の電気導体132baとが一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる小セグメント132により提供される。基本となるU字状の導体セグメント130は、大セグメント131と小セグメント132によって形成される。各セグメント131、132は、スロット125内に収容されて軸方向に沿って延びる部分を備えるとともに、軸方向に対して所定角度傾斜して延びる斜行部131fa、131ga、132fa、132gaを備える。これら斜行部によって、ステータコア110から軸方向の両端面に突出するコイルエンドが形成されている。
これら、導体セグメント130に用いられる導線は、角柱状の形状をしており、円柱状の導線を用いてコイルを形成するよりも、空間占有率が高くなる。
従って、巻線によって形成されるステータコアよりも小型化が実現でき、重量も軽量化できるというメリットがある。
しかしながら近年、ハイパワーの高級車にも電動機、発電機等を車載し内燃機関と併用する傾向にあり、更に小型化と高性能化が要求されており、具体的には巻き数を多くするといった方法をとる必要がある。特許文献1の方法を採用した場合、内端層と外端層、内中層と外中層を共通とする導体セグメント130はターン部で全体が重なるようにして配置されているため、組み立て性も悪く、巻き数を増やすと必然的にターン部の厚みが増大し、高出力化と小型化を両立する事は難しかった。したがって、特許文献2のような方式が考えられている。
図13は特許文献2に示される電動機の固定子220の構成の概略を示す構成図である。特許文献2の電動機の固定子220は、図示するように、複数のスロットが形成され鉄心として機能するステータコア222と、ステータコア222の複数のスロットに分布巻きされた三相の固定子巻線240とにより構成されている。
図14は固定子巻線240を構成する導体セグメント230の外観を示す斜視図であり、図15は図13における固定子巻線240の表示面の一部を拡大して示す拡大図である。固定子巻線240を構成する導体セグメント230は、図14に示すように、断面が扁平な略矩形形状の導体素線によりその断面の短辺が側面となるよう全体としては略U字形状に形成されており、更にその中央部にはねじれのないクランク形状部232が形成されている。固定子巻線240は、導体セグメント230をスロット225に差し込み、その両端である、端部234,端部236が近接して導体セグメント230が周回するよう折り曲げ、電気的に見たときに一本の導体素線により分布巻きされているように端部234を隣接する他の導体セグメント230の端部236と接合して構成されている。導体セグメント230のクランク形状部232は、図15に示すように、隣接する導体セグメント230に丁度重なるように、即ち、素線の幅だけずれるように、かつ、隣接するスロットの間隔の範囲内の長さとなるように形成されている。
このように、導体セグメント230のクランク形状部232を、素線の幅だけずれるように、ねじりが生じないように形成することにより、隣接する導体セグメント230に重ねる精度、即ち整列の精度を高くすることができる。
特許文献2の電動機によれば、断面が扁平な矩形形状の導体素線により全体として略U字形状に形成され、その中央部に素線の幅だけずれるように、且つ隣接するスロット225の間隔の範囲内の長さとなるよう形成されたクランク形状部232を有する導体セグメント230を用いて固定子巻線240を構成することにより、コイルエンド部における導体素線を高い精度で整列させることができる。この結果、コイルエンド部における径方向への膨らみを抑制することができ、電動機の小型化および軽量化を図ることができ、ターン数を多くすることもできる。もとより、高い占積率の高効率の電動機とすることができる。
しかしながら、特許文献2の方法では、1つの電動機を製作する場合において、U字型の導体セグメント230を複数種類必要とする。
これは、図13に示すステータコア222が略円環板状で、内側にくし歯形状に窪みが形成され放射線状にスロット225が備えられており、このスロット225のうち1つに導体セグメント230の片側の端部234を、反対側の端部236を少し離れた場所の別のスロット225に差し込む構成であるので、内周側から外周側へ行くほど長さが必要となり、結果、複数の種類の導体セグメント230が必要となる。
具体的には、図13に示す、内周側導体セグメント230aと、外周側導体セグメント230dは、第1スロット226に、片側である端部234aと端部234dを差し込み、第2スロット227に反対側である端部236aと端部236dを差し込むため、第1スロット226と第2スロット227を結ぶ円弧の長さが内周から外周へ行くほど長くなるので、導体セグメント230に必要とされる長さが異なる。
特許文献2のセグメントコイルは8列で構成されているが、それぞれの列ごとに円弧の長さは異なり、円弧の長さの違いだけでも複数種の導体セグメント230を用意する必要がある。
当然複数の複雑な形状をした導体セグメント230を用いる場合、略U字状の3次元形状を有しているため、加工コストがかかる。また、プレス等によって曲げられた導体セグメント230を、離れたスロットに片端ずつ挿入する必要があるので、精度の出た治具等で固定しながら慎重に挿入しなければならず、手間もかかり、リードタイムの延長、不良率の増加等に繋がる。
この課題を解決するためには、特許文献1に示されるような、ターン部を有しない直線形状に近い導体セグメントを用いてステータコアを作成する事も考えられる。
特許文献1には、この直線形状に近い導体セグメントを用いた具体的な技術開示は無いが、図12に示される直線形状に近い導体セグメントを略U字型の導体セグメントの変わりに用いる事で、導体セグメントの製造工程が簡略化され、設備設置面積も少なくて済むとされている。
具体的には、略直線状導体セグメント300はターン部を有しないことを特徴としており、屈曲部310、311を有し、ステータコア222に挿入され、整列される。次に、捻り機によって捻られて屈曲部312、313が作られ、溶接等の工程を経ると想定される。
よって、ステータコアに挿入される前の形状については、溶接部320、第1斜辺部321、挿入部322、屈曲部310、及び屈曲部311を有する。このうち溶接部320の長さは、ステータコアのスロットのどの位置に挿入されるものでも同一であるが、第1斜辺部321は、ステータコアのスロットの位置によって長さが異なる必要があり、それに伴って、屈曲部310及び屈曲部311の角度は異なる必要がある。同様の理由で挿入部322の長さも異なる。
また、ステータコアのスロットに挿入後、捻られることによって屈曲部312及び屈曲部313が形成される。ステータコアの中に入る埋没部324の長さは、ステータコアのスロットのどの位置に入る直線状導体セグメント300でも全て同一であるが、第2斜辺部323はステータコアの入る位置によって異なり、それに伴って、屈曲部312及び屈曲部313の角度も異なる必要がある。
このような構成であると想定されるため、略U字状の導体セグメントを用いる場合よりも、導体セグメントの自体の構造が単純化され、それによって製作工程の簡略化に貢献し、リードタイムの短縮等に繋がることが期待できる。また、整列機に関しては、挿入部322が直線であるので、直線状導体セグメント300全てで共通の整列機にてまかなう事ができる可能性がある。
特開2000−166150号公報 特開2003−18778号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示される従来技術では(1)製作コストがかかる(2)設備コストがかかるという問題を抱えていた。
(1)特許文献1や特許文献2に開示される略U字型の導体セグメントを用いる方法である場合、導体セグメントは略U字型の3次元形状を有しているため、コイルに巻かれた原材料から切出した後、プレス等を利用して、必要とする形状に加工する必要がある。
更に、特許文献2の例をあげるならば、導体セグメント230をプレス成形する場合、端部234と端部236の相対距離や長さ、クランク形状部232の成形など、困難な加工が多い上に、ステータコアに組み付ける際に端部234に端部236を異なるスロットに入れなければならない点、組み付け後TIGで溶接しなければならない点等、形状精度を要求する為、部品のコストが高くつくという問題がある。
一方、特許文献1の直線形状に近い導体セグメントを用いた場合、直線に切出した導体セグメントを、成形機にて一部折り曲げするだけで済むようになる。しかし、曲げ部の精度を出す事はかなりの困難性を有するので、形状が単純になった分、略U字型の導体セグメントを用いる方法と比較してコストダウンになるとは考えられるが、十分な効果を発揮しているとはいえない。
従って、特許文献1や特許文献2に開示される方法では導体セグメントの製作にコストがかかるという問題があった。
(2)また、特許文献1や特許文献2に開示される略U字型の導体セグメントを用いる方法である場合、複雑な形状を有するが故に図16に示すような工程にて整列、組み付けを要することになる。具体的には、直線切出端末加工工程150、成形機151、整列機152、コイル送入機153、セグメント捻り機154、反転機155等であり、それぞれの種類の導体セグメントにそれぞれ専用の成形機151と整列機152が必要となる。従って、1つのステータコイルを製作するのに、複数の成形機151と整列機152を必要とする。その結果、設備のイニシャルコストが嵩み、かつ導体セグメント230をステータコア222に組み付けるための設備設置面積を多く必要とする。
一方、特許文献1の直線形状に近い導体セグメントを用いた場合、直線に切出した導体セグメントを、成形機にて一部折り曲げするだけで済むが、ステータコアの中に入れる場所によって、その第1斜辺部321の長さが異なり、屈曲部310、311の曲げる角度が異なるため、必要とする曲げ治具等が異なる必要があり、それぞれで段取り替えを行うか、種類別に成形機を用意する必要がある。
よって、導体セグメントの形状が簡単になった分、成形の製造工程が簡略化されることにより成形機自体が小型化される可能性はあるものの、成形機の数に増減は無いものと判断できる。
仮に1台のプレス成形機で複数の導体セグメントを成形できる工夫があったにせよ、1つのスロットに入る隣り合う導体セグメントは、ステータコアの周方向に対して反対側に屈曲してスロットに納められる必要があり、ステータコアのスロットに収められる位置によって形状が異なるため、整列機に渡される際に並べ替えを行う等の手間が発生すると考えられる。この場合、別途の選別機構を設けなければならず、その後の工程にて整列機を共有化できるとしても、必ずしも設備削減に繋がらない可能性がある。もっとも、整列機の共有化に関しては、全ての導体セグメントを1つの整列機で整列させていくことを考えると、リードタイムの問題から、必ずしも効率が良くなるとはいえない。
結果的に、特許文献1や特許文献2に開示される方法では、導体セグメントの形状的特長により、導体セグメントの種類の数に応じて設備が必要であり、かつ多くの設備設置面積を必要とするという問題があった。
つまり、特許文献1及び特許文献2に示されるような従来技術では、略U字型の導体セグメントを用いてセグメントコイルを製作する、あるいは、直線形状に近い導体セグメントを用いてセグメントコイルを製作するので、複雑で高精度の加工を要求されて、リードタイムの短縮や、不良率等の低下が難しく、セグメントコイルの製作コストを削減することが困難であるという問題があった。また、複数種の導体セグメント用の成形機、整列機等の設備を用意する必要があり、複数種の導体セグメント用の成形機等の設備を用意する必要があると考えられ、設備の設置面積が大きくなる等の問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、安価な導体セグメントを採用することによってセグメントコイルの製作コストを下げ、またその設備コストを削減し得るセグメント式ステータ構造、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るセグメント式ステータ構造、及びその製造方法は、以下に示す通りである。
(1)複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ構造において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントを把持して周方向に捻って屈曲させ、捻られた前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されることを特徴とする。
(2)(1)に記載されたセグメント式ステータ構造において、前記導体セグメントの両端部又は片端部の角部に切り欠き部を有し、前記導体セグメントが接合された状態で、前記切り欠き部が接合面の外側にくることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載するセグメント式ステータ構造において、前記導体セグメントが、絶縁インシュレータを備えた状態で前記スロットに備えられていることを特徴とする。
(4)(1)又は(2)に記載する電動機構造において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが一定の間隔を保持して整列した状態で、インサート成形によって前記絶縁インシュレータを成形して導体セグメント集合体を成し、前記スロットに前記導体セグメント集合体が差し込まれて成ることを特徴とする。
(5)複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ製造方法において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントの一方を、内径側より外形側の高さの低い環状の段差を有した治具に押し当てて高さを極め、前記導体セグメントの他方を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、さらに屈曲した側を、平面を有した治具に押し当てて位置を極め、逆側の前記導体セグメントの端部を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されるように構成することを特徴とする。
本発明に係るセグメント式ステータ構造、及びその製造方法の作用効果について説明する。
本発明に係るセグメント式ステータ構造、及びその製造方法においては、
(1)複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ構造において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントを把持して周方向に捻って屈曲させ、捻られた前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されるので、複数の高精度で3次元形状に曲げられた導体セグメントを用意する代わりに、単純形状である直線状で長さの異なる導体セグメントを用いることができ、形状が単純化することで加工費を抑えることができる。また、導体セグメントの長さをステータコアの外周側では長く、内周側では短くする事で、捻った後、接続相手の導体セグメントの先端同士の位置が揃い、溶接不良を低減できる。
(2)(1)に記載されたセグメント式ステータ構造において、前記導体セグメントの両端部又は片端部の角部に切り欠き部を有し、前記導体セグメントが接合された状態で、前記切り欠き部が接合面の外側にくるので、導体セグメントをスロットに差し込み易く、また捻り加工時に位置決めしやすくなり、かつ溶接時にクランプし易くする等のメリットがある。
(3)(1)又は(2)に記載するセグメント式ステータ構造において、前記導体セグメントが、絶縁インシュレータを備えた状態で前記スロットに備えられているので、導体セグメントを等間隔に並べることができ、スロット内において導体セグメントの絶縁皮膜が剥がれる事を防止できる。
(4)(1)又は(2)に記載する電動機構造において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが一定の間隔を保持して整列した状態で、インサート成形によって前記絶縁インシュレータを成形して導体セグメント集合体を成し、前記スロットに前記導体セグメント集合体が差し込まれて成るので、組み付け時に直接、細い導体セグメントを一本ずつ差し込む必要がなくなり、設備コストが削減できる。
(5)複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ製造方法において、直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントの一方を、内径側より外形側の高さの低い環状の段差を有した治具に押し当てて高さを極め、前記導体セグメントの他方を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、さらに屈曲した側を、平面を有した治具に押し当てて位置を極め、逆側の前記導体セグメントの端部を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されるように構成するので、複数の高精度で3次元形状に曲げられた導体セグメントを用意する代わりに、単純形状である直線状で長さの異なる導体セグメントにてステータコアが構成され、加工費を抑えることができ、直線状の導体セグメントの高さをそろえる事が容易である。又、外注製作する場合には、形状的にかさばらなくなり、搬送費及び保管費用をも抑えることが可能である。内作する場合にも複雑な形状の導体セグメントを製作する必要がなくなり、設備のイニシャルコストの低減などにも繋がる。
以下、本発明のセグメント式ステータ構造、及びその製造方法を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施例の絶縁インシュレータ10に、導体セグメント15がセットされた正面図である。図2は本実施例の絶縁インシュレータ10に、導体セグメント15がセットされた斜視図であり、絶縁インシュレータ10に設けられた導体セグメント15の差し込み穴の形状が分かるように描かれている。
図2に示す絶縁インシュレータ10は、直方体のボディであり、長方形の貫通した差込み孔10bを一列に多数有している(本事例では1つの絶縁インシュレータ10が12本保持する)。そして、この差し込み孔10bに角柱状である導体セグメント15を差し込み、12本の導体セグメント15が並行に保持可能なように作られている。また、隣の導体セグメント15との絶縁を確保し、かつ絶縁インシュレータ10が製造可能で必要強度を持つように、壁10cの厚みは0.3mm程度としてある。絶縁インシュレータ10の材質は、絶縁性、耐熱性等を考慮して、PPSを採用している。
絶縁インシュレータ10の直方体のボディ側面上部付近には突起10aを備え、スロット25aに差し込んだ際に抜け留めとして機能する。
導体セグメント15は銅製の角柱状部材であり、切り欠き部15cを両端もしくは片端に有し、外側にエナメルの絶縁被覆が成されている。その両端又は片端に有した切り欠き部15cは、絶縁インシュレータ10の中に差し込み易くする等の目的で設けられている。
この効果は、捻り加工をする際に、捻り機に取り付けられている治具への案内になり、また、溶接時に位置決め兼アースとなる治具の取り付けの際においても、同様の効果を奏する。さらに、溶接時、溶接によって導体セグメント15が溶ける量が少なくなることにより、溶けて横に広がり隣接する導体セグメント15と導通してしまうことも防ぐ効果がある。
なお、片端部のみに切り欠き部15cのある導体セグメント15は、端子に接続させるために、片端は未加工のままである。また、導体セグメント15の両端は、溶接部を設けるために機械にて切削処理され、絶縁被覆がはがされている。
この絶縁インシュレータ10に、切り欠き部15cを両端もしくは片端に有した導体セグメント15を差し込み、導体セグメント集合体20を成す。
絶縁インシュレータ10に導体セグメント15を差し込む際には、長さの違う導体セグメント15を絶縁インシュレータ10の端から順に差し込んでゆく。そして、長さの違う導体セグメント15を絶縁インシュレータ10の両端部から同じ長さだけ導体セグメント15が出るように差し込み、片側に注目してみると、端から順に長さの違う導体セグメント15が整列した状態で絶縁インシュレータ10に保持される。
なお、絶縁インシュレータ10に導体セグメント15を差し込む際には、切り欠き部15cが施されているために、切り欠き部の断面に案内されて絶縁インシュレータ10に挿入することが容易であり、スムーズに挿入が行える。
なお、手順としては、ステータコア25のスロット25a内に絶縁インシュレータ10を全て挿入した後に、導体セグメント15をスロット25aに差し込まれた状態の絶縁インシュレータ10に1本ずつ順に差し込んでいく方法も考えられる。
また、導体セグメント15を所定の間隔に並べた状態で、インサート成形によって絶縁インシュレータ10を成形して、導体セグメント集合体20を製作してしまう方法も考えられる。実際に、絶縁インシュレータ10を製造する方法はインサート成形等の方法によることになり、ダミーの絶縁インシュレータ10を必要な間隔に並べた上で成形し、最後に離型するといった手順を踏むので、本物の絶縁インシュレータ10を並べてそのまま成形してしまえば、離型する必要は無くなる。この方法を用いれば、絶縁インシュレータ10の切断工程を同じ工程に持ってくる必要がなくなる上に、絶縁インシュレータ10の成形時に、後に導体セグメント15を差し込むクリアランス等を考慮して成形する必要が無い。
更に言えば、絶縁インシュレータ10単体で成形する場合に比べ、絶縁インシュレータ10と導体セグメント15を一体に成形すれば、後者のほうが絶縁インシュレータ10と導体セグメント15のクリアランス分だけ導体セグメント15を太くする事が可能となる。僅かな差ではあるが、電動機は更なる高性能化を要求されており、大電流を流す必要性があるため、断面積を大きくする事は抵抗を少なくすると同時に発熱を抑える等の意味でも有効となる。
図3に示すように、こうしてできた導体セグメント集合体20を、ステータコア25の軸方向の両端面から出た導体セグメント15の飛び出し部の長さが、ステータコア25の内周側よりも外周側のほうが長くなるように、ステータコア25のスロット25a内に挿入する。結果、スロット25a内にステータコア25の径方向に一列に導体セグメント15が整列され、ステータコア25の両端面から突き出した導体セグメント15の先端が略すり鉢状の凹面を形成する。
この様にステータコア25の中心部から外側に向けて、導体セグメント15の出ている長さが順に高くなるように、導体セグメント集合体20が差し込まれるのは、次の工程で捻られた際に、ステータコア25の内周側から外周側にかけて形成される列の、どの列の導体セグメント15であっても、捻られた後に同じだけの溶接シロ15d(図6参照)が取れるように配慮したからである。
次に、それぞれの導体セグメント集合体20を図4のような略X字状になるように、片端を固定して、他端を把持して周方向に捻る。この際、導体セグメント集合体20内の隣り合う導体セグメント15同士、つまり径方向に隣り合う導体セグメント15が離れるように捻ってあるので、互いに接触するようなことはなくなる。
また、スロット25a同士で隣り合う導体セグメント15同士は、同じ方向に捻られるが、高さでかわすことによって隙間が出来、結果的にお互いに接触する事はない。なお、万が一接触した場合にも、表面に絶縁被覆のエナメルが施されているので、短絡してしまうようなことはない。
片端を捻った後は、反対側も捻り、導体セグメント集合体20単体で見ると、絶縁インシュレータ10に中央を分断された略X字状に捻られることとなる。
詳細に見れば、最終的に端子がつけられるステータコア25の軸方向の面をリード側、反対側を反リード側とし、ステータコア25のスロット25aに差し込まれた状態の第1導体セグメント集合体20aの備える導体セグメントを、ステータコア25の内側より、第1導体セグメント15a1、第2導体セグメント15a2、第3導体セグメント15a3、第4導体セグメント15a4、第5導体セグメント15a5、第6導体セグメント15a6、第7導体セグメント15a7、第8導体セグメント15a8、第9導体セグメント15a9、第10導体セグメント15a10、第11導体セグメント15a11、第12導体セグメント15a12とし、捻られた後、対になる第2導体セグメント集合体20bの、導体セグメントは、ステータコア25の内側より、第1導体セグメント15b1、第2導体セグメント15b2、第3導体セグメント15b3、第4導体セグメント15b4、第5導体セグメント15b5、第6導体セグメント15b6、第7導体セグメント15b7、第8導体セグメント15b8、第9導体セグメント15b9、第10導体セグメント15b10、第11導体セグメント15b11、第12導体セグメント15b12とすると、以下のように捻られる。
第1導体セグメント集合体20aの第1導体セグメント15a1の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第12導体セグメント15b12の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られる。
第1導体セグメント集合体20aの第2導体セグメント15a2の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第3導体セグメント15b3の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第4導体セグメント15a4の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第5導体セグメント15b5の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第6導体セグメント15a6の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第7導体セグメント15b7の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第8導体セグメント15a8の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第9導体セグメント15b9の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第10導体セグメント15a10の反リード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第11導体セグメント15b11の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
なお、第1導体セグメント集合体20aの第3導体セグメント15a3、第5導体セグメント15a5、第7導体セグメント15a7、第9導体セグメント15a9、第11導体セグメント15a11、第12導体セグメント15a12の反リード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L2上に来るように捻られる。
一方、第1導体セグメント集合体20aの第2導体セグメント15a2のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第1導体セグメント15b1のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られる。
第1導体セグメント集合体20aの第4導体セグメント15a4のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第3導体セグメント15b3のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第6導体セグメント15a6のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第5導体セグメント15b5のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第8導体セグメント15a8のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第7導体セグメント15b7のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第10導体セグメント15a10のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第9導体セグメント15b9のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
第1導体セグメント集合体20aの第12導体セグメント15a12のリード側の一端と、第2導体セグメント集合体20bの第11導体セグメント15b11のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L1上に来るように捻られて付き合わせられる。
なお、第1導体セグメント集合体20aの第11導体セグメント15a11、第3導体セグメント15a3、第5導体セグメント15a5、第7導体セグメント15a7、第9導体セグメント15a9、第11導体セグメント15a11のリード側の一端は、ステータコア25の中心から出る放射線L2上に来るように捻られる。
図5には、ステータコア25に差し込まれ、捻られた後の導体セグメント15の先端が、放射線状に整列している様子であり、図6は図5のA部の斜視図である。
図4では、導体セグメント集合体20単体で説明したが、実際に複数の隣り合う導体セグメント集合体20が別の導体セグメント集合体20と(本実施例では8スロット離れた導体セグメント集合体20同士が対になる)対になるように捻られるので、図6のように複雑な形状となる。
そして、導体セグメント15の先端は、導体セグメント集合体20の片側から長さが順に長くなるように構成されているので、捻られた後にステータコア25の中心から出る放射線上に並ぶこととなり、その高さは揃えられる。
このように、両端を捻られた導体セグメント集合体20は、別のスロット25aに収められる導体セグメント集合体20と、リード側、反リード側でそれぞれの導体セグメント15毎に対になる導体セグメント15と、溶接シロ15dの部分にてTIG溶接される。溶接シロ15dは、導体セグメント15が定寸に切断される際に、被覆剥がし加工が施されており、絶縁被覆を持たない銅の地肌がむき出した状態となっている。
溶接される事で、導体セグメント15は図5に示すように環状に整列し、スロット25aごとに差し込まれている48個の導体セグメント集合体20が3相の電気回路を構成する。
そして、このように3相分の導体セグメントが溶接されステータ構造式コイルが出来上がり、端子部を接合する。そして、TIG溶接部を含んだ溶接シロ15dが被覆されていない状態であるので、紛体塗装によって絶縁処理を行った後、コイルにワニスを含浸させて固着し完成する。
上述の導体セグメント15の捻りについては、導体セグメント集合体20の形状的特長より、セグメント捻り装置にも工夫が必要となる。本発明であるステータ構造式コイルの製造方法は、その点を考慮したものである。
セグメント捻り装置に関しては、本出願人が出願した特開2004−282947号公報にその構成が開示されており、その一部を発明のセグメント式ステータ構造を持つセグメントコイルが製作可能なように対応させたものである。
このセグメント捻り装置は、所定位置に保持されたステータコア25の有する導体セグメント15の端部を保持し、捻るための複数の捻り円環と、複数の捻り円環の交換を行う円盤状治具交換装置と、捻り円環に対して着脱自在に設けられ、円盤状治具交換装置によって交換され装着された捻り円環を軸方向に移動させて導体セグメント15の端部に係合させた後、捻り円環を軸方向に上昇させつつ周方向に回転させる着脱式駆動機構と、ステータコア25の位置決めを上部から押さえ、かつ捻り円環で捻る際に導体セグメント15が変形しないように保持するカフサ機構等を有している。
本実施例によるセグメントコイルを、上述の設備にて製作するには、図7または図8に示すような、導体セグメント押さえ機構が必要となる。
この機構は、導体セグメント15の高さを決める上で重要であり、ステータコア25を設備に設置したのち、導体セグメント15の先端を段付治具60または平面治具61によって、上から押さえ、位置をきめる機構であり、上部からは段付治具60または平面治具61にて、下部からは捻り円環にて圧力を加える事で、精度良い捻りが実現できる。
導体セグメント押さえ機構はステータコア25の備える導体セグメント集合体20の状態によって使用する治具が異なる。図7に示す、捻る前の導体セグメント集合体20を押さえる段付治具60と、図8に示す、捻られた後の平らになった面を抑える平面治具61の2種である。それぞれ状態によって、それに適した形の治具を用いて端を押さえて高さを規制することで、捻った後の導体セグメント15の先端高さをそろえ、溶接時に導体セグメント15の先端のばらつきが少ないので、溶接不良を減少させる効果がある。
次に、第1捻り機53の動作に関して説明する。両側を捻る必要があるが、最初は、反リード側を捻る場合の説明をする。
まず、ステータコア25を所定位置にセットする。セグメント捻り装置にステータコア25を所定位置に投入したステータコア25を保持し、カフサ内径ガイドを降下させてステータコア25の内側にセットする。
次に、図7に示すように、段付治具60を待機位置から降ろして、必要な高さにセットする。
なお、ステータコア25の保持する導体セグメント15は、各スロット25aに12列あるが、狭い範囲に密に存在する導体セグメント15の先端をそれぞれ把持して一度に捻る事は、スペース的に困難である。そこで、一度に捻る導体セグメント15は4本であり、最初の捻り円環では2、3、4、5列目を把持して同時に捻り、次の捻り円環では6、7、8、9列目を把持して同時に捻り、最後の捻り円環では1、10、11、12列目を把持して同時に捻る。
次に、同様の工程を経てリード側も捻る。装置は段取り換えを行って同じ装置にて捻っても良いし、搬送して別の装置にて捻るのでもかまわない。ここでは、説明の都合上、第1捻り機53とは別の第2捻り機55で捻ることとする。
まず、ステータコア25を所定位置にセットする。第2捻り機55にステータコア25を所定位置に投入した後、ステータガイドを降下させてステータコア25を保持する。
次に、図8に示すように、平面治具61を待機位置から降ろして、必要な高さにセットする。
次に捻り円環をセットする。なお、一度に捻る導体セグメント15はリード側と同様に4本であり、最初の捻り円環では1、2、3、4列目を把持して同時に捻り、次の捻り円環では5、6、7、8列目を把持して同時に捻り、最後の捻り円環では9、10、11、12列目を把持して同時に捻る。
次に、ステータ構造式コイルの製造工程について説明する。
図9は、本発明の電動機の製造工程について図示されており、巻線切出端末加工工程50、絶縁インシュレータ挿入工程51、コアへの挿入工程52等からなり、下工程の捻り工程等へと引き渡すレイアウトになっている。
巻線切出端末加工工程50では、コイルに巻いた銅線を所定長さに直線切出しし、導体セグメント15として、切り欠き部15cを追加し、絶縁被覆を剥離する。
絶縁インシュレータ挿入工程51では、絶縁インシュレータ10に導体セグメント15を長さが順に長くなるように挿入していく。この際、絶縁インシュレータ10は、導体セグメント15が抜け落ちない程度の公差に製作されているので、導体セグメント集合体20が製作された後、所定の形状が維持される。
コアへの挿入工程52では、送り機56から投入されたステータコア25に対して上部から導体セグメント集合体20をスロット25aに差し込んでゆく。全てのスロット25aに導体セグメント集合体20を差し込んだ後、次の工程に引き渡す。
第1捻り機53(リード側)では、内径側より外形側の高さの低い環状の段差を有した、段付治具60の下方にステータコア25を配置し、ステータコア25の下方から、導体セグメント15の先端を把持し、上方の段付治具60に押し当てながら捻ることで、一定の高さに揃う様に導体セグメント15を捻ることが可能になる。
一方の面の導体セグメント15を捻り終えたら、反転機54にステータコア25を渡し、反転させ、第2捻り機55(反リード側)に渡す。
反転機54によって反転されたステータコア25は、第1捻り機53が捻り終えた側の導体セグメント15の先端は平らになり、ステータコア25の上方から平面治具61をステータコア25に当てて、ステータコア25の下方から、導体セグメント15の先端を把持し、上方の平面治具61に押し当てながら捻る事で、一定の高さにそろうように導体セグメント15を捻ることが可能になる。
こうして、両側の導体セグメント15を捻り、導体セグメント集合体20の単体で見ると、図4の様に略X字状になり、導体セグメント15の端の高さが同じになったステータコア25を、図示しない溶接工程に引き渡す。
溶接工程では、導体セグメント15毎にアースが取れるように治具を設置し、TIG溶接機により溶接を行う。溶接対象である導体セグメント15は、前工程で捻り機に捻られた際に、対になる導体セグメント15同士がほぼ隙間の無い状態に隣接する位置に、また対になる導体セグメント15同士の隣接面とは逆側の面にお互いの切り欠き部15cが来る位置に捻られているので、溶接治具が挿入し易く、溶接時に入熱し易い。よって、溶接不良の低減が期待できる。
このように、両面の導体セグメント15を溶接する事で、3相の電気回路が構成される。
この後の工程で、端子部を接合し、TIG溶接部の絶縁処理を紛体塗装によって行った後、コイルにワニスを含浸させて固着し完成する。
このように、導体セグメントが3次元形状である略U字型、あるいは直線形状に近い場合には、その製作に巻線切出端末加工工程と成形工程と整列工程の3工程を必要とし、製品の曲げ精度を要求されたが、本発明の導体セグメント15は直線状であるので、巻線切出端末加工工程50のみで加工が可能で、加工精度は曲げ工程を必要としないので出し易い。よって、導体セグメント自体の加工コストを下げる事が可能となる。
また、本発明の導体セグメント15では、巻線切出端末加工工程50、絶縁インシュレータ挿入工程51、コアへの挿入工程52等を経て、下工程の第1捻り機53、反転機54、第2捻り機55からなる捻り工程へと引き渡すことができるので、従来技術で行われてきた、導体セグメントの種類ごとの成形機、整列機を用意する必要がなく、異なる巻き数の製品を流す場合でも、巻線切出端末加工工程50と絶縁インシュレータ挿入工程51を共通で使用できるため、イニシャルコストの削減化可能で、設備設置面積も大幅に減少させる事ができる。なおかつ、工程数の削減によってリードタイムの短縮が期待でき、設備のメンテナンス等の負荷軽減が期待できる。これらの効果により、さらなる製品コスト削減に繋がる。
上述したように、本実施例によるセグメント式ステータ構造によれば、以下の効果を奏する。
(1)複数のスロット25aを放射線状に備えるステータコア25と、スロット25aに備えられステータコア25の径方向に一列に配列された複数の導体セグメント15の、ステータコア25の軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の導体セグメント15の端部と接合し、導体セグメント15が接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ構造において、直線状であり長さの異なる複数の導体セグメント15が、スロット25aに差し込まれ、スロット25aに差し込まれてステータコア25の軸方向の両端面から出た導体セグメント15の飛び出し部の長さが、ステータコア25の外周側ではステータコア25の軸方向に長く、ステータコア25の内周側ではステータコア25の軸方向に短くなるように配置され、ステータコア25の軸方向の両端面から外に出た導体セグメント15を把持して周方向に捻って屈曲させ、捻られた導体セグメント15の端部を、他の導体セグメント15の端部と接合し、接合された導体セグメント15の端部が、ステータコア25の両端面に放射線状に配置されるので、複数の高精度で3次元形状に曲げられた導体セグメントを用意する代わりに、単純形状である直線状で長さの異なる導体セグメント15を用いることができ、形状が単純化することで加工費を抑えることができる。また、導体セグメント15の長さをステータコア25の外周側では長く、内周側では短くする事で、捻った後、接続相手の導体セグメント15の先端同士の位置が揃い、溶接不良を低減できる。
(2)(1)に記載されたセグメント式ステータ構造において、導体セグメント15の両端部又は片端部の角部に切り欠き部15cを有し、導体セグメント15が接合された状態で、前記切り欠き部15cが接合面の外側にくるので、導体セグメント15をスロット25aに差し込み易く、また捻り加工時に位置決めしやすくなり、かつ溶接時にクランプし易くする等のメリットがある。
(3)(1)又は(2)に記載するセグメント式ステータ構造において、導体セグメント15が、絶縁インシュレータ10を備えた状態でスロット25aに備えられているので、導体セグメント15を等間隔に並べることができ、スロット25a内において導体セグメント15の絶縁皮膜が剥がれる事を防止できる。
(4)(1)又は(2)に記載する電動機構造において、直線状であり長さの異なる複数の導体セグメント15が一定の間隔を保持して整列した状態で、インサート成形によって絶縁インシュレータ10を成形して導体セグメント集合体20を成し、スロット25aに導体セグメント集合体20が差し込まれて成るので、組み付け時に直接、細い導体セグメント集合体20を一本ずつ差し込む必要がなくなり、設備コストが削減できる。
(5)複数のスロットを放射線状に備えるステータコア25と、スロット25aに備えられステータコア25の径方向に一列に配列された複数の導体セグメント15の、ステータコア25の軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の導体セグメント15の端部と接合し、導体セグメント15が接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ製造方法において、直線状であり長さの異なる複数の導体セグメント15が、スロット25aに差し込まれ、スロット25aに差し込まれてステータコア25の軸方向の両端面から出た導体セグメント15の飛び出し部の長さが、ステータコア25の外周側ではステータコア25の軸方向に長く、ステータコア25の内周側ではステータコア25の軸方向に短くなるように配置され、ステータコア25の軸方向の両端面から外に出た導体セグメント15の一方を、内径側より外形側の高さの低い環状の段差を有した治具に押し当てて高さを極め、導体セグメント15の他方を把持して周方向に捻り、導体セグメント15の端部が放射線状に整列するように屈曲させ、さらに屈曲した側を、平面を有した治具に押し当てて位置を極め、逆側の導体セグメント15の端部を把持して周方向に捻り、導体セグメント15の端部が放射線状に整列するように屈曲させ、導体セグメント15の端部を、他の導体セグメント15の端部と接合し、接合された導体セグメント15の端部が、ステータコア25の両端面に放射線状に配置されるように構成するので、複数の高精度で3次元形状に曲げられた導体セグメントを用意する代わりに、単純形状である直線状で長さの異なる導体セグメント15にてステータコア25が構成され、加工費を抑えることができ、直線状の導体セグメント15の高さをそろえる事が容易である。又、外注製作する場合には、形状的にかさばらなくなり、搬送費及び保管費用をも抑えることが可能である。内作する場合にも複雑な形状の導体セグメントを製作する必要がなくなり、設備のイニシャルコストの低減などにも繋がる。
以上、本発明のセグメント式ステータ構造、及びその製造方法の実施形態について説明したが、
導体セグメント15は絶縁被覆されたものに限らない。絶縁被覆されていない、導体セグメント15を用いても、ステータコア25のスロット25aに備えられる状態では、絶縁インシュレータ10によって導体セグメント15の各々が絶縁され、最終的に樹脂モールド等の方法で絶縁を確保する事で全体としての絶縁が確保できる。
絶縁インシュレータ10の材質はPPSに限らない。薄さと絶縁性が確保できれば良い。
本実施例の、絶縁インシュレータ10に、導体セグメント15がセットされた正面図である。 本実施例の、絶縁インシュレータ10に、導体セグメント15がセットされた斜視図であり、絶縁インシュレータ10の形状が分かるように描かれている。 本実施例の、ステータコア25が備えるスロット25aに導体セグメント集合体20が挿入された状態である。 本実施例の、捻られた状態の導体セグメント集合体20を示した図である。通常は、ステータコア25にそなえるスロット25aに挿入された状態で捻られる。 本実施例の、ステータコア25に差し込まれ、捻られた後の導体セグメント15の先端が、放射線状に整列している様子である。 本実施例の、図5に示したA部の斜視図である。 本実施例の、捻る前の導体セグメント集合体20を押さえる段付治具の説明である。 本実施例の、捻られた後の平坦になった面を抑える平面状治具である。 本実施例の、工程を示す図である。 特許文献1の、ステータコア110のスロット125に、絶縁インシュレータ124と電気導体が備えられた状態の部分拡大図である。 特許文献1の、大セグメント131と小セグメント132の配置を表した立体図である。 特許文献1の直線形状に近い導体セグメントを略U字型の導体セグメントを示した斜視図である。 特許文献2の、電動機の固定子220の構成の概略を示す構成図である。 特許文献2の、固定子巻線240を構成する導体セグメント230の外観を示す斜視図である。 特許文献2の、図13における固定子巻線240の表示面の一部を拡大して示す拡大図である。 特許文献2の、工程を説明する図である。
符号の説明
10 絶縁インシュレータ
10a 突起
10b 差し込み孔
10c 壁
15 導体セグメント
15c 切り欠き部
15d 溶接シロ
20 導体セグメント集合体
20a 第1導体セグメント集合体
20b 第2導体セグメント集合体
25 ステータコア
25a スロット
50 巻線切出端末加工工程
51 絶縁インシュレータ挿入工程
52 挿入工程
53 第1捻り機
54 反転機
55 第2捻り機

Claims (5)

  1. 複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、
    前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ構造において、
    直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、
    前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、
    前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントを把持して周方向に捻って屈曲させ、
    捻られた前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、
    接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されることを特徴としたセグメント式ステータ構造。
  2. 請求項1に記載されたセグメント式ステータ構造において、
    前記導体セグメントの両端部又は片端部の角部に切り欠き部を有し、前記導体セグメントが接合された状態で、前記切り欠き部が接合面の外側にくることを特徴としたセグメント式ステータ構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するセグメント式ステータ構造において、
    前記導体セグメントが、前記絶縁インシュレータを備えた状態で前記スロットに備えられていることを特徴としたセグメント式ステータ構造。
  4. 請求項1又は請求項2に記載する電動機構造において、
    直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが一定の間隔を保持して整列した状態で、インサート成形によって前記絶縁インシュレータを成形して導体セグメント集合体を成し、
    前記スロットに前記導体セグメント集合体が差し込まれて成ることを特徴としたセグメント式ステータ構造。
  5. 複数のスロットを放射線状に備えるステータコアと、
    前記スロットに備えられ前記ステータコアの径方向に一列に配列された複数の前記導体セグメントの、前記ステータコアの軸方向の端面から外に出た端部を把持して捻り、他の前記導体セグメントの端部と接合し、前記導体セグメントが接合されることにより環状に整列してなるセグメントコイルを有するセグメント式ステータ製造方法において、
    直線状であり長さの異なる複数の前記導体セグメントが、前記スロットに差し込まれ、
    前記スロットに差し込まれて前記ステータコアの軸方向の両端面から出た前記導体セグメントの飛び出し部の長さが、前記ステータコアの外周側では前記ステータコアの軸方向に長く、前記ステータコアの内周側では前記ステータコアの軸方向に短くなるように配置され、
    前記ステータコアの軸方向の両端面から外に出た前記導体セグメントの一方を、内径側より外形側の高さの低い環状の段差を有した治具に押し当てて高さを極め、前記導体セグメントの他方を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、
    さらに屈曲した側を、平面を有した治具に押し当てて位置を極め、逆側の前記導体セグメントの端部を把持して周方向に捻り、前記導体セグメントの端部が放射線状に整列するように屈曲させ、
    前記導体セグメントの端部を、他の導体セグメントの端部と接合し、
    接合された前記導体セグメントの端部が、前記ステータコアの両端面に放射線状に配置されるように構成することを特徴としたセグメント式ステータ製造方法。
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