JP2014111504A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピックアップローラがリタードローラに連動する方式において、ピックアップローラからの負荷の影響を受けないよう構成し、連続給送時のシート間隔の安定化を図ったシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート給送部は、ピックアップローラ1により送り出されたシートを搬送するフィードローラ2、及び、フィードローラ2に圧接した状態でトルクリミッタを介してシート給送方向と逆方向にシートを戻す回転力を付与されるリタードローラ3を有する分離ローラ対を有している。更にシート給送部は、シートをシート給送方向に送り出す際のリタードローラ3の回転をピックアップローラ1に伝達する回転伝達機構と、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接する分離圧を、ピックアップローラ1からリタードローラ3に伝わる反力に応じて切り換える分離圧変更部とを有している。
【選択図】図3
【解決手段】シート給送部は、ピックアップローラ1により送り出されたシートを搬送するフィードローラ2、及び、フィードローラ2に圧接した状態でトルクリミッタを介してシート給送方向と逆方向にシートを戻す回転力を付与されるリタードローラ3を有する分離ローラ対を有している。更にシート給送部は、シートをシート給送方向に送り出す際のリタードローラ3の回転をピックアップローラ1に伝達する回転伝達機構と、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接する分離圧を、ピックアップローラ1からリタードローラ3に伝わる反力に応じて切り換える分離圧変更部とを有している。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、レーザビームプリンタ及び複合機等の画像形成装置に備えられたシート給送装置、及びこれを備える画像形成装置に関する。
画像形成装置に備えられたシート給送装置では、シート間隔を一定に保って給送することが、生産性(単位時間当たりの画像形成枚数)の向上のために求められている。
従来、シートを給送する方向と逆方向に回転するリタードローラを用いた分離方式があり、この分離方式において生産性を向上させるために、次の構成が提案されている。
このリタードローラを用いた分離方式は、ピックアップローラによりシートを送り出し、フィードローラとリタードローラとでシートを一枚ずつ分離して給送する構成である。リタードローラは、トルクリミッタを介してシートを給送する方向とは逆方向に回転駆動が伝達されており、複数枚のシートがフィードローラとリタードローラの分離ニップ部に入り込んだ場合には、リタードローラが逆回転してシートを一枚ずつに分離する。また、フィードローラとリタードローラの分離ニップ部で一枚のシートを給送している場合には、給送しているシートに従動してシートを送る方向に回転する。
そして、このリタードローラを用いた分離方式において、生産性を向上させるために、リタードローラがシートに従動しているときに、リタードローラの従動回転をピックアップローラに伝達してピックアップローラを回転させる。これにより、先行シートの後端がピックアップローラの位置を通過した後に連続して次のシートをピックアップローラが給送して次のシートの先端を分離ニップ部の位置まで移動する(特許文献1参照)。
この特許文献1記載のリタードローラを用いた分離方式では、シートを連続給送中に給送されるシートの先端位置(シート間隔)のばらつきを解消することができる。即ち、この技術では、リタードローラがシートを給送する方向に回転しているときは、ピックアップローラに回転が伝達されてシートを送り出す方向に回転する。また、リタードローラがシートを給送する方向と逆方向に回転又は停止しているときは、ピックアップローラがシートを給送しない。これにより、連続給送時において、先のシートにリタードローラが従動している状態ではピックアップローラが回転し続ける。そのため、次のシートが先のシートと隙間なく連続的に送られて、次のシートの先端がフィードローラとリタードローラ間の分離ニップ部で停止させられる。そのため、シートの連続給送時に、シートの先端を常に分離ニップ部に位置させることができ、シートの間隔を一定にすることが可能となる。これにより、生産性の向上を図ることができる。
しかし、特許文献1記載の技術では、リタードローラの回転にピックアップローラを連動させる方式であるため、連動時のピックアップローラが次シートを送り出すときの負荷がリタードローラに作用してしまう。すなわち、ピックアップローラがシートから受ける反力が負荷であり、その負荷が連動させる機構を介してリタードローラに不必要な力を加えてしまう。そのため、リタードローラのシートに対する圧接力(分離圧)を低下させてリタードローラとシートの間でスリップを起こすことがあり、その場合、シートの給送不良やリタードローラの早期摩耗などの問題を起こすおそれがあった。
本発明は、ピックアップローラがリタードローラの回転に連動する方式において、ピックアップローラからの負荷により分離圧が低下しないように構成したシート給送装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートをシート給送方向に送り出す給送ローラと、前記給送ローラで送り出されたシートを搬送する搬送ローラ、及び、前記搬送ローラに圧接可能に設けられ、トルクリミッタを介してシート給送方向と逆方向にシートを戻す回転力を付与される分離ローラ、を有する分離ローラ対と、前記分離ローラ対により分離されたシートにより前記分離ローラが連れ回りしているときの前記分離ローラの回転を前記給送ローラに伝達する回転伝達部と、前記回転伝達部により前記分離ローラの回転が前記給送ローラに伝達されているときに、前記分離ローラを前記搬送ローラに圧接する分離圧を増加させる分離圧変更部と、を有することを特徴とする。
本発明によると、ピックアップローラがリタードローラの回転に連動する方式において、ピックアップローラからの負荷により分離圧が低下しないようにすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について例示的に詳しく説明する。なお、この実施形態に記載される構成部品の形状、それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施形態に限定される趣旨のものではない。
[画像形成装置]
まず、図1を参照して、本実施の形態の電子写真方式の画像形成装置の概略構成について説明する。なお、図1は、画像形成装置100の断面図である。
まず、図1を参照して、本実施の形態の電子写真方式の画像形成装置の概略構成について説明する。なお、図1は、画像形成装置100の断面図である。
図1(a)に示すように、画像形成装置100は、画像形成部25と、積載されたシート束からシートSを画像形成部25に順次給送するシート給送装置98とを有している。
さらに、画像形成装置100は、画像形成部25に接続され、原稿から記載情報を読み取る画像読取部30と、画像形成部25で画像形成されて排出されるシートSを積載する排出トレイ40とを有している。また、画像形成装置100の内部には、装置の各部を制御する制御部120が設けられている。なお、制御部120は画像形成装置とシート給送装置の両方を制御してもよいし、画像形成装置だけを制御して、シート給送装置は別の制御部120A(図1(b)に図示)で制御をしてもよい。
画像形成部25は、シート給送装置98から送り出され、搬送ガイド201を介して画像形成プロセスユニット202に搬送されるシートSに、画像を形成する。画像形成プロセスユニット202は、電子写真方式によってシートSに画像(トナー像)を形成する。
具体的には、画像形成プロセスユニット202内に設けられた感光体ドラム203を帯電させ、レーザスキャナ204により感光体ドラム203に光照射して静電潜像を形成する。さらに、この静電潜像を現像器(不図示)でトナー像として現像し、このトナー像を、転写ローラ213を含む転写部によってシートSに転写する。
そして、トナー像が転写されたシートSは、定着装置205に搬送されて熱及び圧力を加えられることにより画像を定着される。このように画像定着されたシートSは、搬送路を切り替える切替え部材206の切り替えで、フェイスアップ搬送路207と、シートSの上下を反転させるスイッチバック搬送路208とのいずれかに送られる。
スイッチバック搬送路208に送られたシートSは、スイッチバック搬送ローラ対209によってその後端が反転切替え部材210を抜けるまで搬送される。その後、このシートSは、スイッチバック搬送ローラ対209の反転駆動により、これまでの後端側を先端側として上下反転した状態で搬送される。
この際、反転切替え部材210が切り替わることで、反転されたシートSは、フェイスダウン搬送路211に送られる。フェイスアップ搬送路207とフェイスダウン搬送路211とは、排出ローラ対212の手前で合流している。フェイスアップ搬送路207に案内されたシートSと、スイッチバック搬送路208からフェイスダウン搬送路211に案内されたシートSは、どちらも排出ローラ対212によって排出トレイ40上に排出されて積載される。
画像読取部30は、スキャナ部301と、自動原稿給送部(以下、「ADF」という)302とを有している。ADF302は、装置後方(図1の奥側)のヒンジ(不図示)を支点として開閉可能に構成されており、原稿台ガラス303上に原稿(不図示)をセットする際に開閉される。また、スキャナ部301は、移動可能な突起キャリッジ304を有し、原稿の記載情報を読み取るように構成されている。
スキャナ部301では、原稿台ガラス303上にセットされた原稿の記載情報を、突起キャリッジ304が水平方向に走査しながら読み取り、CCD305で光電変換する。ADF302は、原稿積載トレイ306上に積載される複数枚の原稿を、原稿給送ローラ307によって1枚ずつ分離給送し、スキャナ部301内で停止しているキャリッジ304の原稿読取位置308を通過させる。この通過時に、搬送中の原稿は、キャリッジ304によって記載情報を読み取られる。
まず、本実施の形態のシート給送装置を理解しやすくするために、図7(a)を参照して、本実施の形態の前提となるシート給送装置におけるシートSを給送するリタード方式のシート給送部について説明する。なお、図7(a)は、本実施の形態の前提となるシート給送装置のシート給送部を示す斜視図である。
図7(a)に示すシート給送部は、積載セットされたシートSを給送する(ピックアップする)ピックアップローラ(給送ローラ)1と、ピックアップされたシートSを搬送するフィードローラ(搬送ローラ)2とを有する。シート給送部は更に、フィードローラ2に対向配置されて複数シートを1枚ずつに分離して給送するリタードローラ(分離ローラ)3を有する。
フィードローラ2は、所定の給送タイミングに合わせて駆動源D1(図1(b)参照)から給送駆動力がフィードローラ軸7に供給されることによって回転駆動される。フィードローラ軸7は、シート給送方向(図7(a)の矢印A方向)と直交する幅方向に延在した状態で不図示の支持フレームにより回転自在に支持されている。
ピックアップローラ1は、フィードローラ2の回転駆動が、フィードローラ軸7に固定されたフィードローラギア11から、ピックアップローラギア列12に伝達されることによって回転駆動される。ピックアップローラギア列12は、ピックアップローラ軸26に固定されたピックアップギアと、ピックアップギアとフィードローラギア11との間に配置されるアイドラギアとから構成される。ピックアップローラ軸26は、フィードローラ軸7と平行に配置され、不図示の支持フレームにより回転自在に支持されている。
リタードローラ3は、リタードローラ軸5の一端に取り付けられており、リタードローラ軸5の他端は支持部21を支持点として傾動自在に支持されている。さらに、リタードローラ軸5は、リタードローラ3の近傍に設けられている支持部23に揺動可能に支持されている揺動部材24で支持されている。この構成により、リタードローラ軸5は、リタードローラ駆動軸6を中心に揺動可能に支持される。揺動部材24には、圧縮バネで構成されるリタード付勢バネ16が当接し、リタードローラ3をフィードローラ2側に向けて付勢して、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接させている。なお、支持部21及び支持部23は、給送機構の支持フレーム17に立設固定されている。
この構成により、リタードローラ3は、リタードローラ駆動軸6の軸心を中心として揺動してフィードローラ2に圧接するように構成される。リタードローラ駆動軸6は、リタードローラ軸5と平行に配置されている。そして、リタードローラ駆動軸6に設けられているトルクリミッタギア9とリタードローラ軸5に固定されているギア10とが噛み合うことによって、リタードローラ駆動軸6の駆動がリタードローラ軸5に伝達可能に連結されている。トルクリミッタギア9は、リタードローラ駆動軸6に連結されたトルクリミッタ4に取り付けられているギアである。なお、トルクリミッタ4は、駆動源D2(図1(b)参照)からリタードローラ3に駆動を伝達する駆動伝達経路中に配置されればよい。
トルクリミッタ4の駆動伝達力(リミット値)は、使用されるシートのシート間の摩擦力よりも大きく設定され、且つ、シートとフィードローラ2との間の摩擦係数による摩擦力よりも小さくなるように設定されている。そのため、フィードローラ2とリタードローラ3間の分離ニップ部20に進入するシートSが1枚の場合又はシートSが進入していない場合には、トルクリミッタ4による駆動伝達が切れるため、リタードローラ3は、フィードローラ2の回転に連れ回る。この連れ回り回転は、シートを分離するための回転方向とは逆方向である。また、分離ニップ部20内にシートSが2枚以上進入した場合、リタードローラ3は、駆動力の伝達がトルクリミッタにより切れることが無いため、シート給送方向と逆の方向に回転して、2枚以上進入したシートSを1枚ずつに分離する。
リタードローラ3はフィードローラ2に対して、分離圧(リタード圧)Nで当接して分離ニップ部20を形成している。この分離圧はリタードローラ3によるシートの分離状態に応じて変化する。まず、リタードローラ3は、駆動が伝達されていない非動作時には、リタード付勢バネ16によってフィードローラ2に静圧(N=N_0)で付勢されている。
リタードローラ3は、リタードローラ駆動軸6から駆動が伝達されている時には、トルクリミッタギア9とギア10の噛み合い部分でトルクリミッタ4の駆動負荷Tによりフィードローラ2側に付勢される「食い込む」。そのため、静圧(N=N_0)よりも大きな分離圧(N=N_f)でリタードローラ3がフィードローラ2に圧接されている。またリタードローラ3は、駆動が伝達されている状態でシートを分離している時には、分離動作時の分離圧(N=N_R)にてフィードローラ2側に付勢されている。
このリタードローラ3がフィードローラ2に「食い込む」ということについて説明する。リタードローラ軸5に駆動源D2から駆動が伝達されているときに、トルクリミッタギア9とギア10の噛み合い箇所において、トルクリミッタ4の駆動負荷Tによりモーメントが発生する。このモーメントは、揺動部材24を、リタードローラ駆動軸6を中心としてリタードローラ軸5が図7(a)の上方に押し上げられる方向の力である。このモーメントが、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接させる力となり、これが「食い込む」ということである。なお、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接させる力を発生させるモーメントは、リタードローラ3を揺動させる支点となるリタードローラ駆動軸6が、分離ニップ部の下流側に配置されているためである。
さらに、図7(b)を参照して、本発明の前提となるシート給送装置におけるリタードローラ3の回転にピックアップローラ1が連動する構成について説明する。なお、図7(b)は、本発明の前提となるシート給送部を示す斜視図である。
図7(b)に示すシート給送部では、リタードローラ3の回転をピックアップローラ1に伝達する連動駆動ギア列15が配設されている。この連動駆動ギア列15は、リタードローラ3がフィードローラ2又は搬送されているシートに連れ回りしているときにはピックアップローラ1に、シートを給送する方向に回転させるための構成である。そして、リタードローラ軸5の連れ回り回転が、連動駆動ギア列15、フィードローラギア11及びピックアップローラギア列12を介して、ピックアップローラ軸26上のピックアップローラ1に伝達される。
この機構により、先行するシートの後端がピックアップローラ1を通過した時点で、次のシート(以下、次シートという)をピックアップローラ1で搬送開始することができる。この結果、次シートの先端は、常に分離ニップ部20で次シートの給送開始タイミングを待つことが可能となる。
しかし、この連動時には、ピックアップローラ1はシートから負荷を受け、その負荷Tsが、ピックアップローラギア列12、フィードローラギア11及び連動駆動ギア列15を介して伝達されてしまい、リタードローラ3に負荷となって加わる。この負荷Tsは、リタードローラ3がフィードローラ2に圧接(食い込む)する方向のモーメントに対して抵抗となるように働くため、リタードローラ3とフィードローラ2との分離圧が大幅に低下してしまう。そのため、この負荷によりシートの給送不良及びローラ等の摩耗が発生する恐れがある。そこで、以下に説明する本実施の形態により、これらの問題を解決している。
<第1の実施形態>
第1の実施形態のシート給送装置について図1及び図2を用いて説明する。シート給送装置98は、シート給送部99とシート収納庫101を備えている。画像形成装置100において、画像形成されるシートSは、シート給送部99によってシート収納庫101から1枚ずつ画像形成部25へ搬送される。画像形成部25では、シート給送部99から給送されるシートに画像を形成する。なお、上述した前提の構成と相当する構成については、同じ符号を付している。
第1の実施形態のシート給送装置について図1及び図2を用いて説明する。シート給送装置98は、シート給送部99とシート収納庫101を備えている。画像形成装置100において、画像形成されるシートSは、シート給送部99によってシート収納庫101から1枚ずつ画像形成部25へ搬送される。画像形成部25では、シート給送部99から給送されるシートに画像を形成する。なお、上述した前提の構成と相当する構成については、同じ符号を付している。
図1(b)は、本実施の形態のシート給送装置の動作を制御するための制御ブロック図であり、制御部120Aには、後述する、センサSE、駆動源D1,D2、昇降モータMが接続されている。
図2に示すように、シート給送部99は、シート収納庫101のシート給送方向下流に配置され、シート積載板(シート積載部)102に積載されたシートSをシート給送方向Aに送り出す給送ローラとしてのピックアップローラ1を有している。シート給送部99は、ピックアップローラ1により送り出されたシートSを搬送する搬送ローラとしてのフィードローラ2と、フィードローラ2と圧接可能に設けられた、分離ローラとしてのリタードローラ3とを有している。フィードローラ2は、駆動モータ等の駆動源D1(図1(b)参照)からの駆動をフィードローラ軸7から受けてシートを給送する方向に回転する。リタードローラ3は、フィードローラ2に圧接して分離ニップ部20を形成し、シートを給送する方向とは逆方向(シートを戻す方向)に回転が付与されるように、トルクリミッタ4を介して駆動が駆動源D2(図1(b)参照)から伝達されている。
フィードローラ2とリタードローラ3から構成される分離ローラ対の分離ニップ部20に1枚のシートSが進入したときはトルクリミッタ4により駆動伝達が遮断される。そのため、リタードローラ3は、シートを介してフィードローラ2の回転に追従してシートを給送する方向に連れ回り回転する。更にリタードローラ3は、複数枚のシートSが進入したときは1枚のみが送り出されるように他のシートSをシート給送方向と逆方向に戻すように回転する。
なお、フィードローラ2及びリタードローラ3を駆動する駆動源D1,D2は、それぞれ別個のモータであってもよいし、一つのモータからの駆動をそれぞれのローラに複数の駆動伝達経路で伝達するように構成してもよい。この場合には、駆動伝達経路に配置したクラッチにより、それぞれのローラの回転を制御する。
シート給送部99では、ピックアップローラ1と、フィードローラ2及びリタードローラ3から構成される分離ローラ対によって、シート束Sの最上位のシートSが1枚ずつ分離されて給送される。シート積載板102(図1(a)参照)は、昇降モータM(図1(b)参照)からの駆動力を受けて昇降動作するように構成されている。シート積載板102上(シート積載部上)に積載されたシートSの最上面が所定位置に達すると、ピックアップローラ1が最上位のシートSに当接し、ピックアップローラ1、フィードローラ2及びリタードローラ3によるシートを分離給送が可能な状態となる。シート収納庫101がシート給送部99から引き出されたとき、シート積載板102はその自重により下降する。それに伴い、積載されているシート束Sも下降し、給送可能な位置から離間する。
図1に示すように、シート収納庫101からシート給送部99により分離給送されたシートは、シート給送部99の下流に配置されたシート搬送部を構成する搬送ローラ対150により画像形成部25に向けて搬送される。搬送ローラ対150の下流には、シートを検知するセンサSE(図1(b)参照)が配置されており、センサSEの検知に基づいて制御部120Aは、駆動源D1を停止させてフィードローラ2の駆動を停止する。そのため、搬送ローラ対150でシートが搬送されているときには、フィードローラ2は、駆動伝達が遮断されているため、シートに追従して従動回転する。また、リタードローラ3は、トルクリミッタ4が切れることによりシートに追従して連れ回りする。なお、リタードローラ3には、シートを給送している動作中は、駆動源D2からの駆動は常時伝達されて、必要に応じて分離動作を行う。
シート給送部99は、リタードローラ3からピックアップローラ1に回転を伝達する回転伝達部(回転伝達ギア列)としての回転伝達機構27を備えている。この回転伝達機構27は、リタードローラ3がシートSに連れ回りする際のリタードローラ3の回転をピックアップローラ1に伝達して、ピックアップローラ1を、シートを給送する方向に回転させる。また、シート給送部99は、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接して発生する分離圧を、ピックアップローラ1からリタードローラ3に伝わる反力に応じて変更される分離圧変更部(分離圧変更ギア列)を構成する変更機構を備えている。
図2に示すように、回転伝達機構27は、シートを給送する方向Aと逆方向に回転するリタードローラ3の回転を、ピックアップローラ1に伝達するギア列から構成されている。このギア列は、連動ギア14と、連動駆動ギア13と、連動駆動ギア列15と、ワンウェイクラッチ11aを介してフィードローラ軸7に取り付けられたフィードローラギア11と、ピックアップローラギア列12とにより構成されている。連動ギア14は、ワンウェイ機構であるワンウェイクラッチ14aを介してリタードローラ軸5における支持部21側の端部に設けられている。連動駆動ギア13は、リタードローラ駆動軸6に回転可能に支持され、リタードローラ駆動軸6の回転とは関係なく回転することができ、両側にはギア部が形成されている。そして、連動駆動ギア13のギア部は、連動ギア14及び、連動駆動ギア列15とそれぞれ噛み合っている。また、フィードローラギア11は、ワンウェイクラッチ11aを介して、フィードローラ軸7に接続されていて、フィードローラ2がシートを給送するための方向に回転のみをフィードローラ軸7から伝達され、ピックアップローラギア列12に回転を伝達する。
変更機構33は、回転伝達機構27のギア列の一部で構成されており、ワンウェイクラッチ14aを介して連結された連動ギア14と、連動駆動ギア13と、を備えている。この変更機構33は、連動時の分離圧が通常時の分離圧よりも高くなるように変更させるための構成である。通常時とは、駆動源D1から駆動が伝達されているフィードローラ2の回転に伴ってシートを介してリタードローラ3が連れ回り回転している状態である。このときには、ピックアップローラ1も、ピックアップローラギア列12を介してフィードローラ軸7からの駆動が伝達されて、シートを給送する方向に回転している。また連動時とは、回転伝達機構27により、搬送ローラ対150で搬送されているシートS1(図3参照)によるリタードローラ3の連れ回りの回転がピックアップローラ1を連動回転させて、後続のシートS2を分離ニップ部20に送り出しが可能なときである。
なお、分離時の分離圧は、連動時の分離圧及び通常時の分離圧よりも低くなる。分離時とは、フィードローラ2とリタードローラ3間の分離ニップ部20に進入した複数枚のシートSのうちの1枚をフィードローラ2によってシート給送方向Aに送り出すと共に他のシートSをリタードローラ3で逆方向に戻すときである。
ここで、本実施の形態のシート給送装置の原理について、図6(a)〜(c)のグラフを参照して説明する。各グラフにおける縦軸にはリタードローラ3による分離圧をとり、横軸にはピックアップローラ1の負荷をとっている。
図7(b)に示す前提の構成では、分離圧とトルクリミッタ値の搬送条件を基に考えると、リタードローラ3に加わる負荷は、ピックアップローラ1からの負荷Tsによってトルクリミッタ値が増えた状態とも置き換えられる。そのため、図6(b)に示すように、搬送条件は、搬送不良領域にかかって搬送不利な状態となり、搬送不良を起こす可能性が高まる。ピックアップローラ1からの負荷Tsは、ピックアップローラ1がシートを給送しているときに、シートから受ける負荷(反力)である。
一方、本実施の形態の構成では、連動時におけるリタードローラ3に加わるピックアップローラ1からの負荷Tsが、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接させる方向に加わるためことにより、連動時に通常の分離圧よりも大きなっている。即ち、図6(a)に示すように、連動時の分離圧をN_x、通常時の分離圧をN_fとすると、N_f<N_xとしている。これにより、ピックアップローラ1の連動時にも適正は搬送条件を満たしている。なお、このときの分離圧Nは、連動時の搬送抵抗(搬送方向負荷)をF_1、ローラとシート間の摩擦係数をμとすると、F_1<μNとなるような値である必要がある。
ここで、図6(c)に示した連動時と通常時の分離圧を等しくした場合(N_f=N_x)について考える。この場合、通常時の分離圧N_fが大きくなることで、耐重送性が低下する。このように、耐重送性と連動時の必要圧とが両立しなければ成立しないことが分かる。しかし、その条件は困難であり、先に述べた連動時と通常時の分離圧をそれぞれに発生させる必要があることが分かる。
さらに本実施の形態について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。なお、図3は、シート給送部99の動作について示す動作断面図である。
通常時の分離圧をN_f、連動時の分離圧をN_x、連動時の搬送抵抗(搬送方向負荷)をF_1、ローラとシート間の摩擦係数をμとするとき、N_f<N_x、F_1<μNの条件を満たすように設定する。これにより、リタードローラ3の揺動中心周りにピックアップローラ1からの負荷Tsが生じ、そのピックアップローラ1の負荷Tsが、リタードローラ3をフィードローラ2に圧接するように揺動させる。この動作を説明する。ピックアップローラ1の負荷Tsは、ピックアップローラギア列12、フィードローラギア11、連動駆動ギア列15、連動駆動ギア13に伝達される。このとき、連動駆動ギア13と連動ギア14との噛み合い箇所において、ピックアップローラ1からの負荷により、揺動部材24に、リタードローラ駆動軸6を中心としてリタードローラ軸5を上方に押し上げるモーメントが加わる。そして、このモーメントにより、リタードローラ3がフィードローラ2に圧接する方向に力が加わる(食い込み力が発生する)。
このように、連動時には、ピックアップローラ1からの負荷Tsによる食い込み力が発生するため、リタードローラ3には、駆動源D2から駆動がトルクリミッタ4を介して伝達されているときの食い込み力が合わさって、大きな食い込み力となる。これにより、連動時には、リタードローラ3の分離圧が低下することがなくなる。
なお、変更機構33は、シートを分離するためのリタードローラ3の逆転時に圧変動が発生しないようにするため、トルクリミッタギア10に、逆転時に回転力をトルクリミッタギア9側に伝達しないようにするワンウェイクラッチが内蔵されている。
なお、変更機構33は、連動時にのみリタードローラ3に、ピックアップローラ1の負荷Tsによる食い込み力が発生するようにする必要がある。すなわち、通常時には、ピックアップローラ1の負荷Tsによるリタードローラ3に食い込み力が発生しないようにする。このための構成を説明する。連動駆動ギア列15のギア比は、通常時と連動時との駆動分割をするために、連動時のリタードローラ周速(搬送速度)Vcとピックアップローラ周速(搬送速度)Vaとが、Va<Vcとなるように設定される。つまり、分離圧変更部としての変更機構33は、連動時におけるリタードローラ3のシート給送速度をVc、連動時におけるピックアップローラ1のシート給送速度をVaとするとき、Va<Vcを満たすように設定する。
上記周速差により、通常時にはピックアップローラ1がシートを給送する方向に回転していても、リタードローラ3には食い込み力が発生しない。これは、連動ギア14とリタードローラ軸5との間に遮断部としてのワンウェイクラッチ14aが設けられているためである。この構成により、通常時には、リタードローラ軸5の回転速度(周速)が、連動駆動ギア列15を介して伝達される回転による連動ギア14を回転させる速度よりも遅い。そのため、ピックアップローラ1からの負荷Tsによりギアの噛み合い部分でモーメントが発生することがない。このため、連動時以外には、リタードローラ3には、ピックアップローラ1の負荷Tsによる食い込み力が発生しないため、トルクリミッタ4による食い込み力により分離圧がN_fで安定する。
また、連動時には、分離ニップ部20に次シートS2(図3)をピックアップローラ1で搬送できる周速関係にある必要がある。図3に示すように、ピックアップローラ1のシート接触位置から分離ニップ部20位置までの距離をL_ab、シート積載板上のシートの先端位置から分離ニップ部20位置までの距離をL_ebとするとき、L_ab/Vc≧L_eb/Vaと設定される。
即ち、連動時におけるリタードローラ3のシート給送速度をVc、連動時におけるピックアップローラ1のシート給送速度をVaとする。更に、ピックアップローラ1のシート接触位置から分離ニップ部20までの距離をL_ab、シート積載板102上のシートの先端位置から分離ニップ部20までの距離をL_ebとする。このとき、変更機構33は、L_ab/Vc≧L_eb/Vaとなるように設定する。
なお、通常時は、フィードローラ2の周速(搬送速度)Vbとピックアップローラ1の周速(搬送速度)Vaとが同等になることが必要である。従って、フィードローラギア11は、ワンウェイクラッチ11aを介してフィードローラ軸7と連結されている。これにより、フィードローラ軸7の駆動がピックアップローラギア列12を介してピックアップローラ1に伝達され、回転伝達機構27からのリタードローラ3の回転の影響を受けることがない。
この機構によるシート搬送動作と分離圧Nとの関係について図3及び図5(b)を参照して説明する。なお、図5(b)は、本実施の形態に係るシート搬送と分離圧との関係を解説する図である。
1枚目のシートSが、シート収納庫101からピックアップローラ1によって分離ニップ部20に送り出され、フィードローラ2によって、搬送パス下流に配置された搬送ローラ対150に搬送される。搬送ローラ対150によって1枚目のシートSが搬送を開始されてセンサSEがシートの先端を検知すると、制御部120Aにより駆動源D1が制御されてフィードローラ2の駆動が切断される。そして、1枚目のシートS1は、搬送ローラ対150によってフィードローラ2とリタードローラ3間の分離ニップ部20から引き抜かれて搬送される。
1枚目のシートS1が、フィードローラ2とリタードローラ3から構成される分離ローラ対(2,3)にピックアップ搬送され、その後端がピックアップローラ1を通過するまでは、分離圧Nは、通常時の分離圧N_fとなる。すなわち、トルクリミッタ4の負荷Tによる食い込み力によりリタードローラ3がフィードローラ2に圧力N_fで圧接している。
そして、1枚目のシートS1の後端がピックアップローラ1を通過すると、1枚目のシートに連れ回りしているリタードローラ3の回転が連動駆動ギア列15を介して伝達されているピックアップローラ1により2枚目のシートが送り出される。これにより、2枚目のシートS2の搬送が開始される。このとき、ピックアップローラ1側から作用する負荷Tsによる食込み力により、分離圧Nは、通常時の分離圧N_fから連動時の分離圧N_xに増加する。
1枚目シートS1の後端側と2枚目シートS2先端側との一部が重なった状態で、2枚目シートS2の先端が分離ニップ部20まで送り出される。重なって分離ニップ部20に到達した2枚目のシートS2は、リタードローラ3の分離機能によって、先端部を分離ニップ部20で停止され、1枚目のシートS1は、下流の搬送ローラ対150によって引き抜かれて搬送される。このときの分離圧Nは、分離時の分離圧N_Rとなる。
1枚目シートS1の後端が分離ニップ部20を通過すると、駆動源D1は停止しているため、2枚目のシートS2は、分離ニップ部20にて次の給送開始タイミングまで待機する。このときの分離圧Nは、停止時(待機時)の静圧の分離圧N_0となる。なお、分離時分離圧N_Rは、リタードローラ3の揺動支点の位置などにより食い込み力が発生するため、静圧の分離圧N_0よりも大きく、通常時の分離圧N_fよりも小さい値となっている。
2枚目シートS2の給送が開始されると、1枚目のときと同様に、3枚目のシートに対しても連動駆動列の効果により、分離ニップ部20まで先端を搬送する。以降のシートについても、繰り返しこの動作が行われ、シートの給送スタート位置はシートの先端が分離ニップ部20に位置する。
次に、各分離圧の設定の仕方を説明する。通常時の分離圧N_fは、以下の各値に基づいて設定される。各値として、静圧の分離圧N_0、トルクリミッタ値T、リタードローラ動作時半径r、支持部21からリタードローラ3までの距離L(図4(b)参照)、支持部21からトルクリミッタギア10までの距離l(図4(b)参照)とする。更に各値として、リタードローラ軸5側のトルクリミッタギアピッチ円半径b、リタードローラ軸(分離ローラ軸)5の回転中心5aとリタード駆動軸(分離ローラ駆動軸)6の揺動中心6aとの間の距離(所定距離)aとする。
連動時の分離圧N_xは、通常時の分離圧N_fに加え、以下の各値に基づいて設定される。各値として、連動駆動ギア列15を介して伝わるピックアップローラ負荷Ts、リタードローラ軸支点である支持部21から連動ギア14までの距離ls(l_s)(図4(b)参照)、リタードローラ軸5側のトルクリミッタギアピッチ円半径b_sとする。更に、リタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6間の距離aとする。
フィードローラ2とリタードローラ3とを結ぶ中心線と、リタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6とを結ぶ中心線との角度をリタード食込み角θとすると、分離圧N_1は、次式(1)のように表わすことができる。
このときの分離圧N_1は、搬送方向負荷F_1、ローラとシート間の摩擦係数μとすると、F_1<μN_xとなるような値である必要がある。なお、分離圧N_f(Nf)、N_R(NR)は、次式(2)、(3)のように表わすことができる。
これらの式に基づいて、各分離圧を設定する。
本実施形態では、ピックアップローラ1とリタードローラ3との連動を行いながら、ピックアップローラ1からの負荷に応じてリタードローラ3による分離圧が、通常時、連動時、分離時、待機時に夫々応じた圧として変更される。これにより、給送開始時においてシート先端を常に分離ニップ部20に安定に位置させることができると共に、連続給送時のシート間隔が一定となるように制御して安定した連続給送を行うことができる。
なお、本実施形態では、回転伝達部としてギア列を用いたが、回転伝達部には、ギア列に限らず、ベルト等の摩擦等に基づく他の伝達部を用いることも可能である。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について図4を参照して説明する。なお、図4(a)は、本実施形態におけるシート給送装置98(図1(a)参照)に備えられたシート給送部99を示す斜視図、図4(b)は、本実施形態におけるリタードローラ支持構造について解説する図である。
次に、本発明に係る第2の実施形態について図4を参照して説明する。なお、図4(a)は、本実施形態におけるシート給送装置98(図1(a)参照)に備えられたシート給送部99を示す斜視図、図4(b)は、本実施形態におけるリタードローラ支持構造について解説する図である。
すなわち、第1の実施形態での説明と同様に、連動時の分離圧N_1は、支持部21からトルクリミッタギア10までの距離l、支持部21から連動ギア14までの距離l_sで設定することができる。
動作条件F_1<μN_xを満たすために、l<l_sとしたい場合がある。この場合、第1の実施形態の構成では、逆転駆動を伝えるリタードローラ駆動軸6上に固定されたトルクリミッタ4及びトルクリミッタギア9を通過して駆動を伝達する必要がある。しかし、リタードローラ駆動軸6の同軸上で逆転駆動するトルクリミッタ4を通過して順回転方向の回転を伝える連動駆動ギア列15を配置することはできない。
ここで、図4(a),(b)を参照して、この問題に対処した本第2の実施形態の構成について説明する。すなわち、本実施形態では、図4(a)に示すように、上記課題に対処する構成として、リタードローラ駆動軸6の連動駆動ギア13に連結するアイドラギア18a及びアイドラギア18aを備えた軸18を配置する。軸18におけるアイドラギア18aと反対側の端部には、連動ギア22と噛合するギア18bが取り付けられている。
本実施形態では、両ローラ3,1の連動時の回転駆動は、リタードローラ軸5から、以下の経路でピックアップローラ軸26に伝達される。即ち、リタードローラ軸5上の連動ギア14、リタードローラ駆動軸6上の連動駆動ギア13、アイドラギア18a、リタードローラ駆動軸6上の連動ギア22、連動駆動ギア列15、フィードローラギア11、ピックアップローラギア列12を介して伝達される。
このように、連動駆動列を、リタードローラ駆動軸6を回転するように配置することで、l<l_sとする設定が可能になる。これにより、連動ギア14は、支持部21からの距離l_sが第1の実施形態の構成よりも長くされるため、より大きな食込み力である分離圧N_xとして設定することができ、より動作条件を満たし易くできる。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、リタードローラ軸5上の連動ギア14は、図4(b)のように内蔵されたワンウェイクラッチ14aにより、リタードローラ3が連れ回りするときのみ駆動をピックアップローラ1に伝達する。これに接続するリタードローラ駆動軸6上の端部に取り付けられた連動駆動ギア13は、アイドラギアであり、リタードローラ駆動軸6の逆転動作の有無に関係なく回転可能に取り付けられている。なお、分離圧は、第1の実施形態と同じ式で表わすことができる。
以上の本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について図5(a)を参照して説明する。なお、図5(a)は、本実施形態におけるシート給送装置の斜視図である。
次に、本発明に係る第3の実施形態について図5(a)を参照して説明する。なお、図5(a)は、本実施形態におけるシート給送装置の斜視図である。
すなわち、前述した第1及び第2の実施形態では、リタードローラ3は、支持部21を支持点(支点)としてリタードローラ駆動軸6に対して揺動可能に取り付けられていた。これに対し本実施形態では、リタードローラ3は、ホルダ19によってリタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6間の所定距離である距離a(図3参照)を一定に保持された状態で、リタードローラ駆動軸6を中心として回動可能に支持されている。
本実施形態でのリタードローラ3とピックアップローラ1との連動時の回転駆動は、リタードローラ軸5から、次のように伝達される。つまり、リタードローラ軸5から、リタードローラ軸5上の連動ギア14、リタードローラ駆動軸6上の連動駆動ギア13、連動駆動ギア列15、フィードローラギア11、ピックアップローラギア列12を介して、ピックアップローラ軸26に伝達される。リタードローラ軸5上の連動ギア14は、内蔵するワンウェイクラッチ14a(図4(b)参照)により、リタードローラ3が連れ回りするときのみ駆動をピックアップローラ1に伝達する。
以上の本実施形態では、リタードローラ3がリタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6間の距離aを一定に保持されてリタードローラ駆動軸6を中心に回動する。そのため、通常時の分離圧N_fは、第1、第2の実施形態における距離Lやlが存在せず、N_0、トルクリミッタ値T、リタードローラ軸5側のトルクリミッタギアピッチ円半径b、リタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6間の距離aで設定される。
同様に、連動時の分離圧N_xは、第1及び第2の実施形態における距離L、l、l_sが存在しないため、次のように設定される。つまり分離圧N_xは、N_fに加え、連動駆動ギア列15を介して伝わるピックアップローラ負荷Ts、リタードローラ軸5側のトルクリミッタギアピッチ円半径bs(b_s)、リタードローラ軸5とリタードローラ駆動軸6間の距離aで設定される。
以上の本構成においても、連動時の分離圧N_xは、F_1<μN_xとなる値である必要がある。前述した第1及び第2の実施形態と同様に、リタード食込み角をθとすると、連動時の分離圧N_x、通常時の分離圧N_f、分離動作時の分離圧N_Rは、次式(4)、(5)、(6)のように表わすことができる。
以上の本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
1…給送ローラ(ピックアップローラ)/2…搬送ローラ(フィードローラ)/3…分離ローラ(リタードローラ)/4…トルクリミッタ/5…分離ローラ軸(リタードローラ軸)/5a…回転中心/6…分離ローラ駆動軸(リタードローラ駆動軸)/6a…揺動中心/14a…遮断部,ワンウェイ機構(ワンウェイクラッチ)/20…分離ニップ部/25…画像形成部/27…回転伝達部,回転伝達ギア列(回転伝達機構)/33…分離圧変更部(変更機構)/98…シート給送装置/100…画像形成装置/102…シート積載部(シート積載板)/150…シート搬送部(搬送ローラ対)/A…シート給送方向/D2…駆動源/N…分離圧(リタード圧)/S…シート
Claims (15)
- シートを積載するシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートをシート給送方向に送り出す給送ローラと、
前記給送ローラで送り出されたシートを搬送する搬送ローラ、及び、前記搬送ローラに圧接可能に設けられ、トルクリミッタを介してシート給送方向と逆方向にシートを戻す回転力を付与される分離ローラ、を有する分離ローラ対と、
前記分離ローラ対により分離されたシートにより前記分離ローラが連れ回りしているときの前記分離ローラの回転を前記給送ローラに伝達する回転伝達部と、
前記回転伝達部により前記分離ローラの回転が前記給送ローラに伝達されているときに、前記分離ローラを前記搬送ローラに圧接する分離圧を増加させる分離圧変更部と、
を有することを特徴とするシート給送装置。 - 前記回転伝達部が、前記分離ローラの連れ回り回転を前記給送ローラに伝達して、前記給送ローラがシートを給送する方向に回転しているときに、前記給送ローラがシートから受ける負荷が前記回転伝達部を介して前記分離圧変更部に伝達されて、前記分離ローラを前記搬送ローラに圧接する力を発生して分離圧を増加させることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
- 前記分離圧変更部は、前記回転伝達部により前記分離ローラの連れ回りにより前記給送ローラがシートを給送する方向に回転する連動時の分離圧を、前記搬送ローラと前記分離ローラの分離ニップ部に進入した複数枚のシートのうちの1枚を前記搬送ローラによってシート給送方向に送り出すと共に他のシートを前記分離ローラで逆方向に戻す分離時の分離圧よりも高くなるように変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
- 前記分離圧変更部は、前記分離時における前記分離ローラのシート給送方向と逆方向の回転を前記給送ローラに伝達しないように遮断する遮断部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 前記分離ローラを、前記分離ローラの回転中心からシート給送方向における下流に設けた揺動中心を支点として揺動可能となるように支持し、
前記分離ローラを駆動する駆動源から前記分離ローラの駆動伝達経路中に前記トルクリミッタを配置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記分離ローラは、駆動が伝達される分離ローラ駆動軸を中心として揺動可能に支持され、前記分離ローラが設けられている分離ローラ軸と前記分離ローラ駆動軸とを、前記トルクリミッタを介してギアにより連結して、前記分離ローラ駆動軸の駆動を、前記分離ローラ軸を介して前記分離ローラに伝達することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 前記回転伝達部は、前記分離ローラが設けられている分離ローラ軸から前記給送ローラに回転を伝達するギア列で構成され、
前記分離圧変更部は、前記ギア列に設けられ、前記分離ローラ軸に設けられたギアと、前記分離ローラに駆動を伝達する分離ローラ駆動軸に回転可能に設けられたギアとで構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記分離ローラの下流にシートを搬送するシート搬送部を配置し、前記シート搬送部によりシートの搬送が開始されると、前記トルクリミッタにより前記分離ローラがシートに連れ回り回転が可能となり、前記回転伝達部が前記分離ローラの回転を前記給送ローラに伝達することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 前記連動時における前記分離ローラのシート給送速度をVc、前記連動時における前記給送ローラのシート給送速度をVa、前記給送ローラのシート接触位置から前記分離ニップ部までの距離をL_ab、前記シート積載部上のシートの先端位置から前記分離ニップ部までの距離をL_ebとするとき、L_ab/Vc≧L_eb/Vaとなるように設定することを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
- シートを積載するシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートを給送するために、シートを給送する方向に回転するピックアップローラと、
前記ピックアップローラで送り出されたシートを給送するフィードローラと、
前記フィードローラに圧接した状態でトルクリミッタを介してシート給送方向と逆方向にシートを戻す回転力を付与されるリタードローラと、
前記リタードローラにより分離されたシートを搬送する搬送ローラ対と、
前記搬送ローラ対により搬送されているシートにより前記リタードローラが連れ回りしているときの前記リタードローラの回転を前記ピックアップローラに伝達する回転伝達ギア列と、
前記回転伝達ギア列により前記リタードローラの回転が前記ピックアップローラに伝達されているときに、前記リタードローラを前記フィードローラに圧接する分離圧を増加させる分離圧変更ギア列と、
を備えたことを特徴とするシート給送装置。 - 前記リタードローラに駆動を伝達するリタードローラ駆動軸を中心に前記リタードローラを支持するリタードローラ軸を揺動可能に支持し、前記リタードローラ駆動軸から前記リタードローラ軸に駆動を伝達するためのギア列を設け、駆動が伝達されている時に、駆動力によって前記リタードローラを前記フィードローラに圧接する分離圧を増加させることを特徴とする請求項10に記載のシート給送装置。
- 前記リタードローラに駆動を伝達するときの駆動力によって増加する分離圧と、前記分離圧変更ギア列により増加する分離圧とにより、前記リタードローラを前記フィードローラに圧接することを特徴とする請求項10又は11に記載のシート給送装置。
- 前記回転伝達ギア列は、前記リタードローラを支持するリタードローラ軸から前記ピックアップローラを支持するピックアップローラ軸に回転を伝達する複数のギアで構成され、
前記分離圧変更ギア列は、前記回転伝達ギア列の一部のギアにより構成されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記回転伝達ギア列は、連動時の前記リタードローラの周速が前記ピックアップローラの周速よりも大きくなるように設定されていて、前記回転伝達ギア列に、前記ピックアップローラからの駆動を前記リタードローラに伝達しないためのワンウェイ機構を設けることを特徴とする請求項13に記載のシート給送装置。
- 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2013221019A JP2014111504A (ja) | 2012-11-02 | 2013-10-24 | シート給送装置及び画像形成装置 |
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