JP2014107954A - 共用操作棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒使用することなく作業することが可能な共用操作棒を提供する。
【解決手段】共用操作棒1は、操作棒本体2の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部と、作業者が操作棒本体を把持する把持部4とを有し、把持部は、操作棒本体の軸方向に伸縮自在に構成されており、操作棒本体に続いて一体に形成される固定部41と、固定部の周囲を覆うように筒状に形成され固定部の外周面に沿って移動する可動部42と、可動部を固定部に固定する固定手段45とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、全長が伸縮可能に形成された共用操作棒に関する。
間接活線作業においては、作業に見合った先端工具を共用操作棒の先端部に接続して作業している(特許文献1参照)。
また共用操作棒には、作業者が把持する部分が長く形成された長尺のものと、短く形成された短尺のものとがあり、作業内容によって双方の共用操作棒を使い分けており、例えば、長尺のものは重い先端工具を使用するときに共用操作棒を安定させるために用い、短尺のものは、作業箇所が狭い場合に用いている。
特開2012−161116号公報
しかしながら、上述の通り作業内容によって長尺のものと、短尺のものとを使い分けているため、作業箇所に両方の共用操作棒を持ち込まなくてはならず、作業箇所が狭くなる問題や持ち運びに不便な問題がある。
また、高所作業車を使用して間接活線作業を行う場合には、作業者が搭乗するバケット内に使用していない共用操作棒を立て掛けており、特に、長尺の共用操作棒は、作業者の前方を塞ぎ作業範囲を狭める問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒使用することなく作業することが可能な共用操作棒を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る共用操作棒は、操作棒本体の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部と、作業者が前記操作棒本体を把持する把持部と、を有し、前記把持部は、前記操作棒本体に続いて一体に形成される固定部と、前記固定部の周囲を覆うように筒状に形成され前記固定部の外周面に沿って移動する可動部と、前記可動部を前記固定部に固定する固定手段と、を有することを特徴としている。
把持部が固定部の外周面に沿って移動する可動部と、前記可動部を固定部に固定する固定手段と、を有することで、共用操作棒の把持部を自由に伸縮させることができ、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができる。特に、高所作業車のバケットに使用していない共用操作棒を立て掛ける場合には、作業者の前方を塞ぐこともなくなるため、作業を円滑に進めることができる。
可動部は、バネによって操作棒本体の伸張方向に付勢され、固定手段は、前記可動部が収縮方向に最も移動した状態を固定する収縮側固定手段を備えるようにしてもよい。
固定手段は、収縮側固定手段を備えることで、把持部を最も縮めた状態で固定することで、操作部本体の全長を短くした状態を維持することができ、収縮側固定手段を解除することにより、バネにより把持部を伸ばすことが可能となる。
固定手段は、可動部が伸張方向に最も移動した状態を固定する伸張側固定手段をさらに備えるようにしてもよい。
可動部が伸張側固定手段を備えることで、不意に把持部の端部が押されることにより伸びた状態から縮むことを防止することができ、作業者の手が固定部と可動部との間に挟まれることを防止することが可能となる。
固定手段によって可動部が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、操作棒本体の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低いようにしてもよい。
操作棒本体の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くされることで、バケットの壁面から共用操作棒がはみ出すことがないため、共用操作棒により作業者の作業範囲を広くすることが可能となる。
可動部は、伸張方向の一端に間接活線工具の接続部と接続可能に形成されたジョイント部が形成されるようにしてもよい。
可動部にジョイント部が形成されることで、種々の工具を共用操作棒に接続することが可能となる。
以上述べたように、本発明の共用操作棒によれば、固定部の周囲を覆うように筒状に形成され操作棒本体の軸方向の前後に移動する可動部と、前記可動部を前記固定部に固定する固定手段と、を有することで、共用操作棒の把持部を伸縮させることができ、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができ、作業の効率性を高めることができる。特に、高所作業車のバケットにおいて作業をする場合には、バケットの壁面から共用操作棒がはみ出すこともなくなるため、作業を円滑に進めることができ、作業時間の短縮を図ることが可能となる。
図1は、共用操作棒の全体を示した正面図であり、(a)は、把持部が縮んだ状態を示す正面図であり、(b)は、把持部が伸びた状態を示す正面図である。 図2は、収縮側固定手段の動作を示す把持部の拡大断面図であり、(a)は、収縮側固定手段の固定が解除されている把持部を示す図であり、(b)は、収縮側固定手段の固定がされているときの把持部を示す図であり、(c)は、収縮側固定手段の固定を解除するときの把持部を示す図である。 図3は、伸張側固定手段の動作を示す把持部の拡大断面図であり、(a)は、は、伸張側固定手段の固定がされているときの把持部を示す図であり、(b)は、伸張側固定手段の固定を解除するときの把持部を示す図である。
以下、本発明の共用操作棒について、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、共用操作棒1は、操作棒本体2の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部3と、作業者が操作棒本体2を把持する把持部4と、を有して構成されている。
操作棒本体2は、上下方向に延びる円柱状の部材であり、操作棒本体2の軸方向の上部に位置する上側棒部21と、上側棒部21の下方に位置する中間棒部22と、作業者が手で握ることが可能な径に形成された下側棒部23とが一体に形成され、FRP(繊維強化プラスチック)等の絶縁体素材により構成されている。
操作棒本体2の上側棒部21の軸方向の端部には、電力設備の間接活線作業のために用いられる種々の先端工具が装着可能な先端部3が形成されている。
先端部3は、円柱状に形成された嵌合部31と、操作棒本体2の軸を中心として外方に向かって左右に突出形成された係合突起32と、嵌合部31の上面に設けられ嵌合部31内に収納されたバネ(図示せず)によって上方に付勢された付勢部33と、を有して構成されている。
操作棒本体2の上側棒部21と中間棒部22との間には、円錐台状に形成され、上側棒部21に付着した雨水が中間棒部22および下側棒部23に沿って流れるのを阻止する雨切りツバ10が設けられている。
操作棒本体2の中間棒部22と下側棒部23との間には、作業者が所定位置より先端方向の操作棒本体2を握ることを防止する限界ツバ11が設けられている。なお、限界ツバ11は、作業者の注意を引くように赤色などに着色されていることが望ましい。
操作棒本体2の上側棒部21と中間棒部22との間には、高電圧に対する注意喚起のための保護表示部12が設けられている。保護表示部12は、プラスチック等の絶縁体のもので、表面が黄色に着色されている。
なお、保護表示部12と限界ツバ11との間には、限界ツバ11の軸方向のズレを防止するツバ止め17が設けられている。
下側棒部23には、作業者が操作棒本体2を把持する把持部4が形成され、把持部4は、操作棒本体2に続いて一体に形成される固定部41と、固定部41の周囲を覆うように円筒状に形成され固定部41の外周面に沿って移動する可動部42と、可動部42を固定部41に固定する固定手段45と、を有しており、操作棒本体2の軸方向に伸縮自在に構成されている。
固定部41は、円筒状に形成されるもので、可動部42に挿通する挿通部41aと、挿通部41aよりも径が太く形成された段差部41bと、から構成されている。
可動部42は、その内側に固定部41の挿通部41a全体を収容可能に収容部42aが形成され、また、外周面の端部には間接活線工具の接続部と接続可能に形成されたジョイント部42bが形成されている。
収容部42aは、一端が開口し、固定部41の挿通部41aの外周面に沿って円筒状に形成され、その径が挿通部41aの外径よりも僅かに大きく形成されている。
また、収容部42aの開口端に対峙して形成される底面42cには、固定部41の挿通部41aと同等の径に形成されたコイルバネ5が設けられている。したがって、固定部41の挿通部41aの挿通側端部41cと、収容部42aの底面42cとの間にコイルバネ5が設けられることになるため、可動部42はコイルバネ5によって操作棒本体2の伸張方向に付勢される。
固定手段45は、可動部42が収縮方向に最も移動し固定部41の挿通部41a全体を覆った状態を固定する収縮側固定手段46と、可動部42が伸張方向に最も移動し固定部41の挿通部41aのほとんどが露出された状態を固定する伸張側固定手段47とを備えている。
収縮側固定手段46は、図2に示すように、可動部42に形成された係止凹部42dに、固定部41の段差部41bに設けられた爪部6を係止することで、可動部42を固定するものである。
爪部6は、作業者が押下可能に形成された頭頂部61と、頭頂部61に続いて形成された棒状部62とから構成され、固定部41の段差部41bに形成された爪収容部41dに設けられている。
棒状部62は、先端に断面が三角形状の突起63が形成され、頭頂部61と先端との間に形成される中間部64が先端に向かって鋭角に形成されている。
また、爪収容部41dにおいては棒状部62にバネ65が換装され、頭頂部61がバネ65によって外方に向かって付勢されている。
したがって、可動部42を縮めるように移動させることで、爪部6突起63が係止凹部42dと係止し可動部42が固定されることになる。また、頭頂部61を押下することにより、突起63が下がり係止凹部42dから爪部6が外れるため、固定が解除される。
なお、固定手段45によって可動部42が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、操作棒本体2の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くなるように把持部4が形成されている。
伸張側固定手段47は、図3に示すように、固定部41に形成された嵌合凹部41eに、ボルト状に形成されたピン8を嵌合することで、可動部42を固定するものである。
ピン8は、作業者が挟持可能に形成された頭頂部81と、頭頂部81に続いて形成された棒状部82とから構成され、可動部42に形成されたピン収容部42eに設けられている。
また、棒状部82の頭頂部81近傍にはバネを換装するための装着部83が形成されており、ピン収容部42eにおいては装着部83にバネ9が換装され、頭頂部81がバネ9によって内側に向かって付勢されている。
したがって、可動部42を伸ばすように移動させることで、ピン8の棒状部82が嵌合凹部41eと嵌合し可動部42が固定されることになる。また、作業者がピン8の頭頂部81を挟持し、嵌合凹部41eから引き抜くことにより、固定が解除される。
以上のように、本発明の共用操作棒1によれば、固定部41の周囲を覆うように筒状に形成され操作棒本体2の軸方向の前後に移動する可動部42と、可動部42を固定部41に固定する固定手段45と、を有することで、共用操作棒1の把持部4を伸縮させることができ、長尺の共用操作棒1と、短尺の共用操作棒1と、の両方の共用操作棒1使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒1を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができ、作業の効率性を高めることができる。特に、高所作業車のバケットにおいて作業をする場合には、バケットの壁面から共用操作棒1がはみ出すこともなくなるため、作業を円滑に進めることができ、作業時間の短縮を図ることが可能となる。
また、固定手段45は、収縮側固定手段46を備えることで、把持部4を最も縮めた状態で固定することで、操作棒本体2の全長を短くした状態を維持することができ、収縮側固定手段46を解除することにより、バネにより把持部4を伸ばすことが可能となる。
さらに、可動部42が伸張側固定手段47を備えることで、不意に把持部4の端部が押されることにより伸びた状態から縮むことを防止することができ、作業者の手が固定部41と可動部42との間に挟まれることを防止することが可能となる。
操作棒本体2の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くされることで、バケットの壁面から共用操作棒1がはみ出すことがないため、共用操作棒1により作業者の作業範囲を広くすることが可能となる。
可動部42にジョイント部42bが形成されることで、種々の工具を共用操作棒1に接続することが可能となる。なお、種々の工具には、例えば、共用操作棒1の全長を長くする足し棒などが挙げられる。
1 共用操作棒
2 操作棒本体
3 先端部
4 把持部
41 固定部
42 可動部
45 固定手段
46 収縮側固定手段
47 伸張側固定手段
本発明は、全長が伸縮可能に形成された共用操作棒に関する。
間接活線作業においては、作業に見合った先端工具を共用操作棒の先端部に接続して作業している(特許文献1参照)。
また共用操作棒には、作業者が把持する部分が長く形成された長尺のものと、短く形成された短尺のものとがあり、作業内容によって双方の共用操作棒を使い分けており、例えば、長尺のものは重い先端工具を使用するときに共用操作棒を安定させるために用い、短尺のものは、作業箇所が狭い場合に用いている。
特開2012−161116号公報
しかしながら、上述の通り作業内容によって長尺のものと、短尺のものとを使い分けているため、作業箇所に両方の共用操作棒を持ち込まなくてはならず、作業箇所が狭くなる問題や持ち運びに不便な問題がある。
また、高所作業車を使用して間接活線作業を行う場合には、作業者が搭乗するバケット内に使用していない共用操作棒を立て掛けており、特に、長尺の共用操作棒は、作業者の前方を塞ぎ作業範囲を狭める問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒使用することなく作業することが可能な共用操作棒を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る共用操作棒は、操作棒本体の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部と、作業者が前記操作棒本体を把持する把持部と、を有し、前記把持部は、前記操作棒本体に続いて一体に形成される固定部と、前記固定部の周囲を覆うように筒状に形成され前記固定部の外周面に沿って移動する可動部と、前記可動部を前記固定部に固定する固定手段と、を有し、前記可動部は、バネによって前記操作棒本体の伸張方向に付勢され、前記固定手段は、前記可動部が収縮方向に最も移動した状態を固定する収縮側固定手段と、前記可動部が伸張方向に最も移動した状態を固定する伸張側固定手段と、を1箇所ずつ備え、前記収縮側固定手段によって前記可動部が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、前記操作棒本体の全長は、短尺の共用操作棒と同等であり、また、前記伸長側固定手段によって前記可動部が伸長方向に最も移動した状態で固定されたとき、前記操作棒本体の全長は、長尺の共用操作棒と同等であることを特徴としている。
把持部が固定部の外周面に沿って移動する可動部と、前記可動部を固定部に固定する固定手段と、を有することで、共用操作棒の把持部を自由に伸縮させることができ、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒を使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができる。特に、高所作業車のバケットに使用していない共用操作棒を立て掛ける場合には、作業者の前方を塞ぐこともなくなるため、作業を円滑に進めることができる。
また固定手段は、収縮側固定手段を備えることで、把持部を最も縮めた状態で固定することで、操作部本体の全長を短くした状態を維持することができ、収縮側固定手段を解除することにより、バネにより把持部を伸ばすことが可能となる。
さらに、可動部が伸張側固定手段を備えることで、不意に把持部の端部が押されることにより伸びた状態から縮むことを防止することができ、作業者の手が固定部と可動部との間に挟まれることを防止することが可能となる。
収縮側固定手段は、可動部の内周面に形成された係止凹部と、係止凹部に係止可能に固定部に設けられた爪部と、により構成され、前記爪部は、前記固定部の周面よりも外側に配設されると共に押下可能に形成された頭頂部と、前記頭頂部に続いて前記固定部の内側に収容するように形成された棒状部とから構成され、前記棒状部は、先端に形成された突起と、前記頭頂部と前記突起との間に形成される鋭角に屈曲された中間部とを備え、前記棒状部の突起が前記係止凹部と係止することで前記可動部が前記固定部に対して固定され、伸長側固定手段は、前記固定部の周面に形成された嵌合凹部と、この嵌合凹部と嵌合可能に前記可動部に設けられたピンと、により構成され、前記ピンは、前記バネにより前記固定部に常時付勢され、前記可動部の外周面より外側に配設された頭頂部と、前記頭頂部に続いて前記可動部を貫通するように形成された棒状部とから構成され、前記ピンの棒状部が前記嵌合凹部と嵌合することで前記可動部が前記固定部に固定されるようにしてもよい。
固定手段によって可動部が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、操作棒本体の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低いようにしてもよい。
操作棒本体の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くされることで、バケットの壁面から共用操作棒がはみ出すことがないため、共用操作棒により作業者の作業範囲を広くすることが可能となる。
可動部は、伸張方向の一端に間接活線工具の接続部と接続可能に形成されたジョイント部が形成されるようにしてもよい。
可動部にジョイント部が形成されることで、種々の工具を共用操作棒に接続することが可能となる。
以上述べたように、本発明の共用操作棒によれば、固定部の周囲を覆うように筒状に形成され操作棒本体の軸方向の前後に移動する可動部と、前記可動部を前記固定部に固定する固定手段と、を有することで、共用操作棒の把持部を伸縮させることができ、長尺の共用操作棒と、短尺の共用操作棒と、の両方の共用操作棒を使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができ、作業の効率性を高めることができる。特に、高所作業車のバケットにおいて作業をする場合には、バケットの壁面から共用操作棒がはみ出すこともなくなるため、作業を円滑に進めることができ、作業時間の短縮を図ることが可能となる。
図1は、共用操作棒の全体を示した正面図であり、(a)は、把持部が縮んだ状態を示す正面図であり、(b)は、把持部が伸びた状態を示す正面図である。 図2は、収縮側固定手段の動作を示す把持部の拡大断面図であり、(a)は、収縮側固定手段の固定が解除されている把持部を示す図であり、(b)は、収縮側固定手段の固定がされているときの把持部を示す図であり、(c)は、収縮側固定手段の固定を解除するときの把持部を示す図である。 図3は、伸張側固定手段の動作を示す把持部の拡大断面図であり、(a)は、は、伸張側固定手段の固定がされているときの把持部を示す図であり、(b)は、伸張側固定手段の固定を解除するときの把持部を示す図である。
以下、本発明の共用操作棒について、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、共用操作棒1は、操作棒本体2の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部3と、作業者が操作棒本体2を把持する把持部4と、を有して構成されている。
操作棒本体2は、上下方向に延びる円柱状の部材であり、操作棒本体2の軸方向の上部に位置する上側棒部21と、上側棒部21の下方に位置する中間棒部22と、作業者が手で握ることが可能な径に形成された下側棒部23とが一体に形成され、FRP(繊維強化プラスチック)等の絶縁体素材により構成されている。
操作棒本体2の上側棒部21の軸方向の端部には、電力設備の間接活線作業のために用いられる種々の先端工具が装着可能な先端部3が形成されている。
先端部3は、円柱状に形成された嵌合部31と、操作棒本体2の軸を中心として外方に向かって左右に突出形成された係合突起32と、嵌合部31の上面に設けられ嵌合部31内に収納されたバネ(図示せず)によって上方に付勢された付勢部33と、を有して構成されている。
操作棒本体2の上側棒部21と中間棒部22との間には、円錐台状に形成され、上側棒部21に付着した雨水が中間棒部22および下側棒部23に沿って流れるのを阻止する雨切りツバ10が設けられている。
操作棒本体2の中間棒部22と下側棒部23との間には、作業者が所定位置より先端方向の操作棒本体2を握ることを防止する限界ツバ11が設けられている。なお、限界ツバ11は、作業者の注意を引くように赤色などに着色されていることが望ましい。
操作棒本体2の上側棒部21と中間棒部22との間には、高電圧に対する注意喚起のための保護表示部12が設けられている。保護表示部12は、プラスチック等の絶縁体のもので、表面が黄色に着色されている。
なお、保護表示部12と限界ツバ11との間には、限界ツバ11の軸方向のズレを防止するツバ止め17が設けられている。
下側棒部23には、作業者が操作棒本体2を把持する把持部4が形成され、把持部4は、操作棒本体2に続いて一体に形成される固定部41と、固定部41の周囲を覆うように円筒状に形成され固定部41の外周面に沿って移動する可動部42と、可動部42を固定部41に固定する固定手段45と、を有しており、操作棒本体2の軸方向に伸縮自在に構成されている。
固定部41は、円筒状に形成されるもので、可動部42に挿通する挿通部41aと、挿通部41aよりも径が太く形成された段差部41bと、から構成されている。
可動部42は、その内側に固定部41の挿通部41a全体を収容可能に収容部42aが形成され、また、外周面の端部には間接活線工具の接続部と接続可能に形成されたジョイント部42bが形成されている。
収容部42aは、一端が開口し、固定部41の挿通部41aの外周面に沿って円筒状に形成され、その径が挿通部41aの外径よりも僅かに大きく形成されている。
また、収容部42aの開口端に対峙して形成される底面42cには、固定部41の挿通部41aと同等の径に形成されたコイルバネ5が設けられている。したがって、固定部41の挿通部41aの挿通側端部41cと、収容部42aの底面42cとの間にコイルバネ5が設けられることになるため、可動部42はコイルバネ5によって操作棒本体2の伸張方向に付勢される。
固定手段45は、可動部42が収縮方向に最も移動し固定部41の挿通部41a全体を覆った状態を固定する収縮側固定手段46と、可動部42が伸張方向に最も移動し固定部41の挿通部41aのほとんどが露出された状態を固定する伸張側固定手段47とを備えている。
収縮側固定手段46は、図2に示すように、可動部42に形成された係止凹部42dに、固定部41の段差部41bに設けられた爪部6を係止することで、可動部42を固定するものである。
爪部6は、作業者が押下可能に形成された頭頂部61と、頭頂部61に続いて形成された棒状部62とから構成され、固定部41の段差部41bに形成された爪収容部41dに設けられている。
棒状部62は、先端に断面が三角形状の突起63が形成され、頭頂部61と先端との間に形成される中間部64が先端に向かって鋭角に形成されている。
また、爪収容部41dにおいては棒状部62にバネ65が換装され、頭頂部61がバネ65によって外方に向かって付勢されている。
したがって、可動部42を縮めるように移動させることで、爪部6突起63が係止凹部42dと係止し可動部42が固定されることになる。また、頭頂部61を押下することにより、突起63が下がり係止凹部42dから爪部6が外れるため、固定が解除される。
なお、固定手段45によって可動部42が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、操作棒本体2の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くなるように把持部4が形成されている。
伸張側固定手段47は、図3に示すように、固定部41に形成された嵌合凹部41eに、ボルト状に形成されたピン8を嵌合することで、可動部42を固定するものである。
ピン8は、作業者が挟持可能に形成された頭頂部81と、頭頂部81に続いて形成された棒状部82とから構成され、可動部42に形成されたピン収容部42eに設けられている。
また、棒状部82の頭頂部81近傍にはバネを換装するための装着部83が形成されており、ピン収容部42eにおいては装着部83にバネ9が換装され、頭頂部81がバネ9によって内側に向かって付勢されている。
したがって、可動部42を伸ばすように移動させることで、ピン8の棒状部82が嵌合凹部41eと嵌合し可動部42が固定されることになる。また、作業者がピン8の頭頂部81を挟持し、嵌合凹部41eから引き抜くことにより、固定が解除される。
以上のように、本発明の共用操作棒1によれば、固定部41の周囲を覆うように筒状に形成され操作棒本体2の軸方向の前後に移動する可動部42と、可動部42を固定部41に固定する固定手段45と、を有することで、共用操作棒1の把持部4を伸縮させることができ、長尺の共用操作棒1と、短尺の共用操作棒1と、の両方の共用操作棒1を使用することなく作業することが可能となる。このため、共用操作棒1を使用しないときには、縮めて収納することで作業箇所を広くすることができ、持ち運びを容易にすることができ、作業の効率性を高めることができる。特に、高所作業車のバケットにおいて作業をする場合には、バケットの壁面から共用操作棒1がはみ出すこともなくなるため、作業を円滑に進めることができ、作業時間の短縮を図ることが可能となる。
また、固定手段45は、収縮側固定手段46を備えることで、把持部4を最も縮めた状態で固定することで、操作棒本体2の全長を短くした状態を維持することができ、収縮側固定手段46を解除することにより、バネにより把持部4を伸ばすことが可能となる。
さらに、可動部42が伸張側固定手段47を備えることで、不意に把持部4の端部が押されることにより伸びた状態から縮むことを防止することができ、作業者の手が固定部41と可動部42との間に挟まれることを防止することが可能となる。
操作棒本体2の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低くされることで、バケットの壁面から共用操作棒1がはみ出すことがないため、共用操作棒1により作業者の作業範囲を広くすることが可能となる。
可動部42にジョイント部42bが形成されることで、種々の工具を共用操作棒1に接続することが可能となる。なお、種々の工具には、例えば、共用操作棒1の全長を長くする足し棒などが挙げられる。
1 共用操作棒
2 操作棒本体
3 先端部
4 把持部
41 固定部
42 可動部
45 固定手段
46 収縮側固定手段
47 伸張側固定手段

Claims (5)

  1. 操作棒本体の軸方向の端部に種々の先端工具を取り付け可能に形成された先端部と、作業者が前記操作棒本体を把持する把持部と、を有し、
    前記把持部は、前記操作棒本体に続いて一体に形成される固定部と、前記固定部の周囲を覆うように筒状に形成され前記固定部の外周面に沿って移動する可動部と、前記可動部を前記固定部に固定する固定手段と、を有することを特徴とする共用操作棒。
  2. 前記可動部は、バネによって前記操作棒本体の伸張方向に付勢され、
    前記固定手段は、前記可動部が収縮方向に最も移動した状態を固定する収縮側固定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の共用操作棒。
  3. 前記固定手段は、前記可動部が伸張方向に最も移動した状態を固定する伸張側固定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の共用操作棒。
  4. 前記固定手段によって前記可動部が収縮方向に最も移動した状態で固定されたとき、前記操作棒本体の全長は、少なくとも、高所作業車のバケットの壁面の高さよりも低いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の共用操作棒。
  5. 前記可動部は、伸張方向の一端に間接活線工具の接続部と接続可能に形成されたジョイント部が形成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の共用操作棒。
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