JP2017070152A - 避雷器保持用絶縁操作棒 - Google Patents

避雷器保持用絶縁操作棒 Download PDF

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裕之 森山
Hiroyuki Moriyama
裕之 森山
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Abstract

【課題】安全かつ操作が容易な避雷器保持用絶縁操作棒を提供する。【解決手段】絶縁操作棒10は、絶縁操作棒本体1と可動外筒2を備える。又、絶縁操作棒10は、把持装置3と軸棒4を備える。可動外筒2は、絶縁操作棒本体1の軸方向にスライド自在に、絶縁操作棒本体1に連結している。把持装置3は、磁器碍管70を底部側から把持できる。軸棒4は、その基端部が絶縁操作棒本体1の内部で、可動外筒2に連結している。把持装置3は、複数の指部31fを有するフィンガーチャック31、中空円筒状のヘッド32、及び、キャップ部材33を有する。絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を絶縁操作棒本体1の先端部側に移動した状態では、フィンガーチャック31に設けた複数の爪部31nが磁器碍管70の最下段の窪み7dを把持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、避雷器保持用絶縁操作棒に関する。特に、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線作業できる絶縁操作棒などの間接活線作業用工具を用いて、避雷器(LA:lightning arrester)を取り付け又は撤去するための避雷器保持用絶縁操作棒の構造に関する。
高圧配電線を無停電状態で配電工事する活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を行なっている。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事できる。
一般に、柱上変圧器などの配電機器と接地間には、避雷器を設置している。避雷器は、サージ防護素子を内蔵している。そして、避雷器は、雷などにより生ずる過度的な異常高電圧から配電機器を保護している。
図7は、避雷器の一例による構成を示す正面図である。図8は、避雷器の装柱状態を示す正面図である。
図7を参照すると、避雷器7は、軸方向に複数の襞7gと窪み7dを交互に連設した円筒状の磁器碍管70で構成している。磁器碍管70の内部には、ZnO素子などを収容している。磁器碍管70の上部には、ZnO素子と電気的に接続する線路側端子71を配置している。磁器碍管70の下部には、ZnO素子と電気的に接続する接地側端子72を配置している。
図7を参照すると、磁器碍管70の上部には、線路側端子71を保護する絶縁キャップ7cを着脱自在に取り付けている。又、磁器碍管70の下部には、支持バンド7bを装着している。
図8を参照すると、図示しない電柱は、その上部に腕金Aを水平状態に固定している。避雷器7は、支持バンド7b及びアレスタ取り付け金具7aを介して、腕金Aに支持されている。
図7又は図8に示した避雷器7は、電線直結タイプであり、高圧配電線を線路側端子71に直結できる。一方、図示しないLAコネクタ接続タイプの避雷器は、高圧配電線の端末に接続したLAコネクタを避雷器本体に着脱自在に接続できる。
ところで、直接活線工法により、LAコネクタを避雷器本体に着脱すると、感電の心配があることから、間接活線工法により、LAコネクタを避雷器本体に着脱自在なLAコネクタ用着脱工具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるLAコネクタ用着脱工具は、高圧配電線を外周方向から導入自在に外周の一部を開口した円筒状の外スリーブと、外スリーブの内壁に接着したゴム板と、先端部を外スリーブの外周に連結した長尺の絶縁操作棒と、を備え、絶縁操作棒を操作して、外スリーブの内部にLAコネクタを導入すると、ゴム板がLAコネクタの外周を把持できるので、LAコネクタを安全かつ容易に取り付け又は撤去できる、としている。
特開2005−198459号公報
図7又は図8を参照して、避雷器7を腕金Aから撤去、又は、避雷器7を腕金Aに取り付ける電気工事が必要になることがある。これらの場合、停電状態を回避するため、無停電状態で電気工事が行われる、いわゆる活線工事が実施される。
図7又は図8を参照して、絶縁手袋などを用いた直接活線工事で避雷器7を腕金Aから着脱するためには、図示しない高圧の架空配電線と接触しないように、予め、架空配電線に防具(図示せず)を取り付ける必要があった。しかし、この防具の取り付けには、時間を要するという問題があった。
特許文献1によるLAコネクタ用着脱工具は、間接活線工法により、LAコネクタを避雷器本体に着脱できるが、避雷器を腕金に取り付け、又は、避雷器を腕金から撤去するには、適していないという問題がある。
間接活線工法により避雷器を確実に保持して、避雷器を腕金に取り付け、又は、避雷器を腕金から撤去する、安全かつ操作が容易な避雷器保持用絶縁操作棒が求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、間接活線工法により避雷器を確実に保持して、避雷器を腕金に取り付け、又は、避雷器を腕金から撤去する、安全かつ操作が容易な避雷器保持用絶縁操作棒を提供することを目的とする。
本発明者は、避雷器の底部を把持自在なフィンガーチャックを絶縁操作棒本体の先端部に設け、絶縁操作棒本体の軸方向にスライド自在な可動外筒を絶縁操作棒本体の下部に設け、可動外筒を操作すると、複数の爪部が開閉することで、避雷器の底部を確実に把持できると考え、これに基づいて、以下のような新たな避雷器保持用絶縁操作棒を発明するに至った。
(1)本発明による避雷器保持用絶縁操作棒は、軸方向に複数の襞と窪みを交互に連設した円筒状の磁器碍管で構成した避雷器を下方から保持する避雷器保持用絶縁操作棒であって、内部に空洞を有する長尺の円筒状の絶縁操作棒本体と、前記絶縁操作棒本体の外周を囲い、前記絶縁操作棒本体の軸方向にスライド自在に、前記絶縁操作棒本体に連結した可動外筒と、前記絶縁操作棒本体の先端部に配置され、前記磁器碍管を底部側から把持自在な把持装置と、前記絶縁操作棒本体の内部に進退自在に配置され、基端部が前記絶縁操作棒本体の内部で前記可動外筒に連結し、先端部が前記把持装置に向かって延びている軸棒と、を備え、前記把持装置は、円筒部の底部が前記軸棒の先端部と連結し、前記円筒部の底部と反対側に前記円筒部から延在し、前記磁器碍管を底部側から導入自在に、先端部の爪部が遠心方向に放射状に拡がった状態で配置された複数の指部を有するフィンガーチャックと、前記絶縁操作棒本体の先端部に固定し、前記指部が導入される溝部を内周面に有し、この溝部の底面が前記指部の外面に当接自在な傾斜面を形成している中空円筒状のヘッドと、複数の前記指部を移動自在に、前記ヘッドの中央開口を封鎖し、前記磁器碍管を上面に載置自在な円盤状のキャップ部材と、を有し、前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を前記絶縁操作棒本体の先端部側に移動した状態では、前記指部が前記溝部の傾斜面にスライドして、前記磁器碍管の窪みを外周方向から把持自在に、複数の前記爪部の先端縁を縮径し、前記絶縁操作棒本体に対して、前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を前記絶縁操作棒本体の基端部側に移動した状態では、前記指部が前記溝部の傾斜面から離反して、前記磁器碍管から解放自在に、複数の前記爪部の先端縁を拡径する。
(2)本発明による避雷器保持用絶縁操作棒は、前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を所定の位置で停止した状態を保持できるロック装置を更に備えることが好ましい。
(3)前記ロック装置は、前記絶縁操作棒本体の中心部に向かって進退自在に前記可動外筒に配置され、軸部の外周にラック歯を連設した操作ボタンと、前記操作ボタンが前記可動外筒の外面から突出する方向に力を付勢する付勢部材と、前記可動外筒の内部に回転自在に保持され、前記操作ボタンの軸部に噛み合うピニオンと、前記絶縁操作棒本体の中心部に向かって進退自在に前記可動外筒に配置され、前記ピニオンに噛み合うラック歯を連設した軸部を有し、前記ピニオンを介在して、前記操作ボタンの進退運動が伝動されるロックピンと、前記絶縁操作棒本体の軸方向に連設し、前記ロックピンの先端部が係止自在な複数の係止穴と、を含んでいることが好ましい。
(4)前記フィンガーチャックは、絶縁性を有する合成樹脂からなることが好ましい。
本発明による避雷器保持用絶縁操作棒は、避雷器の底部を把持自在なフィンガーチャックを絶縁操作棒本体の先端部に設け、絶縁操作棒本体の軸方向にスライド自在な可動外筒を絶縁操作棒本体の下部に設け、可動外筒を操作すると、フィンガーチャックに設けた複数の爪部が開閉することで、避雷器の底部を確実に把持できるので、安全かつ容易に避雷器を保持できる。
本発明の一実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒の全体構成を示す正面図である。 前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒の先端部側の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す図であり、図3(A)は、把持装置の平面図、図3(B)は、把持装置の正面図である。 前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる可動外筒及びロック装置の構成を示す図であり、図4(A)は、可動外筒及びロック装置の縦断面図、図4(B)は、可動外筒及びロック装置の正面図、図4(C)は、可動外筒及びロック装置の平面図である。 前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す縦断面図であり、フィンガーチャックに設けた複数の爪部が開いた状態図である。 前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す縦断面図であり、フィンガーチャックに設けた複数の爪部が閉じた状態図である。 避雷器の一例による構成を示す正面図である。 避雷器の装柱状態を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[避雷器保持用絶縁操作棒の構成]
最初に、本発明の一実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒の全体構成を示す正面図である。図2は、前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒の先端部側の構成を示す斜視分解組立図である。
図3は、前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す図であり、図3(A)は、把持装置の平面図、図3(B)は、把持装置の正面図である。
図4は、前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる可動外筒及びロック装置の構成を示す図であり、図4(A)は、可動外筒及びロック装置の縦断面図、図4(B)は、可動外筒及びロック装置の正面図、図4(C)は、可動外筒及びロック装置の平面図である。
図5は、前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す縦断面図であり、フィンガーチャックに設けた複数の爪部が開いた状態図である。図6は、前記実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒に備わる把持装置の構成を示す縦断面図であり、フィンガーチャックに設けた複数の爪部が閉じた状態図である。
なお、従来技術で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、説明を省略する場合がある。
(全体構成)
図1から図6を参照すると、本発明の一実施形態による避雷器保持用絶縁操作棒(以下、絶縁操作棒と略称する)10は、長尺の円筒状の絶縁操作棒本体1と可動外筒2を備えている。又、絶縁操作棒10は、把持装置3と軸棒4を備えている。
図2又は図6を参照すると、絶縁操作棒10は、軸方向に複数の襞7gと窪み7dを交互に連設した円筒状の磁器碍管70で構成した避雷器7を下方から保持できる。
図1又は図2及び図4から図6を参照すると、絶縁操作棒本体1は、内部に空洞を有している。図1又は図4を参照すると、可動外筒2は、絶縁操作棒本体1の外周を囲っている。そして、可動外筒2は、絶縁操作棒本体1の軸方向にスライド自在に、絶縁操作棒本体1に連結している。
図1から図3及び図5又は図6を参照すると、把持装置3は、絶縁操作棒本体1の先端部に配置されている。そして、把持装置3は、磁器碍管70を底部側から把持できる(図2又は図6参照)。
図1又は図2及び図4から図6を参照すると、軸棒4は、絶縁操作棒本体1の内部に進退自在に配置されている。軸棒4は、その基端部が絶縁操作棒本体1の内部で、可動外筒2に連結している(図4(A)参照)。又、軸棒4は、その先端部が把持装置3に向かって延びている(図5又は図6参照)。
図1から図3及び図5又は図6を参照すると、把持装置3は、複数の指部31fを有するフィンガーチャック31、中空円筒状のヘッド32、及び、円盤状のキャップ部材33を有している。
図2又は図5及び図6を参照すると、フィンガーチャック31は、有底の円筒部31cと複数の指部31fで構成している。円筒部31cは、その底部が軸棒4の先端部と連結している(図5又は図6参照)。複数の指部31fは、円筒部31cの底部と反対側に、円筒部31cから延在している。又、複数の指部31fは、磁器碍管70を底部側から導入自在に、先端部の爪部31nが遠心方向に放射状に拡がった状態で配置されている(図5参照)。フィンガーチャック31は、絶縁性を有する合成樹脂からなることが好ましい。
図1から図3及び図5又は図6を参照すると、ヘッド32は、絶縁操作棒本体1の先端部に固定している。又、ヘッド32は、指部31fが導入される溝部32dを内周面に有している(図2参照)。そして、溝部32dの底面は、指部31fの外面に当接自在な傾斜面32sを形成している(図6参照)。
図2又は図5及び図6を参照すると、キャップ部材33は、複数の指部31fを移動自在に、ヘッド32の中央開口を封鎖している。そして、キャップ部材33は、磁器碍管70を上面に載置できる(図6参照)。
図1又は図6を参照して、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を絶縁操作棒本体1の先端部側に移動した状態では、指部31fが溝部32dの傾斜面32sにスライドして、磁器碍管70の窪み7dを外周方向から把持自在に、複数の爪部31nの先端縁を縮径できる(図6参照)。
図1又は図5を参照して、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を絶縁操作棒本体1の基端部側に移動した状態では、指部31fが溝部32dの傾斜面32sから離反して、磁器碍管70から解放自在に、複数の爪部31nの先端縁を拡径できる(図5参照)。
図1から図6を参照すると、実施形態による絶縁操作棒10は、避雷器7の底部を把持自在なフィンガーチャック31を絶縁操作棒本体1の先端部に設け、絶縁操作棒本体1の軸方向にスライド自在な可動外筒2を絶縁操作棒本体の下部に設け、可動外筒2を操作すると、フィンガーチャック31に設けた複数の爪部31nが開閉することで、避雷器7の底部を確実に把持できるので、安全かつ容易に避雷器7を保持できる。
(ロック装置の構成)
次に、絶縁操作棒10に備わるロック装置5の構成を説明する。図1又は図4を参照すると、絶縁操作棒10は、ロック装置5を更に備えている。ロック装置5は、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を所定の位置で停止した状態を保持できる。
図1又は図4を参照すると、ロック装置5は、操作ボタン51と圧縮コイルばねである付勢部材52を含んでいる。又、ロック装置5は、ピニオン53、ロックピン54、及び、絶縁操作棒本体1の軸方向に連設した複数の係止穴1hを含んでいる。
図4を参照すると、操作ボタン51は、絶縁操作棒本体1の中心部に向かって進退自在に可動外筒2に配置されている。又、操作ボタン51は、軸部51sの外周にラック歯を連設している(図4(A)参照)。
図4を参照すると、付勢部材52は、操作ボタン51を外装している。そして、付勢部材52は、操作ボタン51が可動外筒2の外面から突出する方向に力を付勢している。図4(A)に示した状態では、軸部51sにEリング51eが嵌合しているので、操作ボタン51は、可動外筒2から脱落することなく、停止している。
図4を参照すると、ピニオン53は、可動外筒2の内部に回転自在に保持されている。又、ピニオン53は、操作ボタン51の軸部51sに噛み合っている。ピニオン53は、操作ボタン51の進退運動を回転運動に変換できる。
図4(A)を参照すると、ロックピン54は、絶縁操作棒本体1の中心部に向かって進退自在に可動外筒2に配置されている。ロックピン54は、ピニオン53に噛み合うラック歯を連設した軸部54sを有している。そして、ロックピン54は、ピニオン53を介在して、操作ボタン51の進退運動が伝動される。
図4(A)を参照すると、絶縁操作棒本体1は、ロックピン54の先端部が係止自在な複数の係止穴1hを開口している。図4(A)に示した状態から、付勢部材52の付勢力に抗して、操作ボタン51を押すと、ロックピン54を絶縁操作棒本体1から後退できる。そして、ロックピン54と係止穴1hの係合状態を解除できる。これにより、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を移動できる。
図4(A)を参照して、操作ボタン51を押した状態から操作ボタン51を解放すると、付勢部材52の付勢力で操作ボタン51を突出できる。操作ボタン51が突出すると、これに連動して、ロックピン54を絶縁操作棒本体1に向かって進出できる。ロックピン54を係止穴1hに係合できる。これにより、可動外筒2を所定の位置で停止した状態を保持できる。
図4(A)を参照すると、軸棒4は、その基端部に円板部材41を固定している。円板部材41は、絶縁操作棒本体1の軸方向に移動自在に、絶縁操作棒本体1の内部に配置されている。円板部材41は、その外周に一対の雌ねじ41fを設けている。一対の雌ねじ41fは、相反する向きに向かって配置されている。
図4を参照すると、雌ねじ41fには、可動外筒2を介して止めねじ41sを締結している。これにより、円板部材41と可動外筒2を一体で移動できる。なお、絶縁操作棒本体1には、止めねじ41sが移動自在な長穴(図示せず)を開口している。
[避雷器保持用絶縁操作棒の作用]
次に、実施形態による絶縁操作棒10の操作方法を説明しながら、絶縁操作棒10の作用及び効果を説明する。
最初に、図1又は図4を参照して、操作ボタン51を押して、ロックピン54と係止穴1hの係合状態を解除する。次に、図1を参照して、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を絶縁操作棒本体1の基端部側に移動して、図6に示すように、複数の爪部31nの先端縁を拡径する。
次に、図1又は図4を参照して、操作ボタン51を復帰して、図6に示すように、複数の爪部31nの先端縁を拡径した状態で、複数の爪部31nの内部に、磁器碍管70を底部側から導入する。次に、図5に示すように、キャップ部材33の上面に磁器碍管70を載置した状態で、絶縁操作棒本体1に対して、可動外筒2を絶縁操作棒本体1の先端部側に移動すると、複数の爪部31nの先端縁が縮径して、磁器碍管70の最下段の窪み7dを把持できる。これにより、絶縁操作棒10で避雷器7を確実に保持できる。
図1から図6を参照すると、実施形態による絶縁操作棒10は、避雷器7の底部を把持自在なフィンガーチャック31を絶縁操作棒本体1の先端部に設け、絶縁操作棒本体1の軸方向にスライド自在な可動外筒2を絶縁操作棒本体の下部に設け、可動外筒2を操作すると、フィンガーチャック31に設けた複数の爪部31nが開閉することで、避雷器7の底部を確実に把持できるので、安全かつ容易に避雷器7を保持できる。
本発明による避雷器保持用絶縁操作棒は、次のような効果が期待できる。
(1)避雷器を安定した状態で確実に保持できる。
(2)避雷器に限定することなく、他の円柱状機器にも使用できる。
(3)間接活線作業で実施できる作業の幅が広がる。
(4)作業者の作業位置が高くならなくて済む。
(5)高圧線に防具を取り付けなくても容易に作業ができる。
(6)直接活線作業をしなくて済むので安全である。
本発明による避雷器保持用絶縁操作棒は、電線直結タイプの避雷器に適用でき、LAコネクタ接続タイプの避雷器にも適用できる。
1 絶縁操作棒本体
2 可動外筒
3 把持装置
4 軸棒
7 避雷器
7d 窪み
7g 襞
10 絶縁操作棒(避雷器保持用絶縁操作棒)
31 フィンガーチャック
31c 円筒部
31f 指部
31n 爪部
32 ヘッド
32d 溝部
32s 傾斜面
33 キャップ部材
70 磁器碍管

Claims (4)

  1. 軸方向に複数の襞と窪みを交互に連設した円筒状の磁器碍管で構成した避雷器を下方から保持する避雷器保持用絶縁操作棒であって、
    内部に空洞を有する長尺の円筒状の絶縁操作棒本体と、
    前記絶縁操作棒本体の外周を囲い、前記絶縁操作棒本体の軸方向にスライド自在に、前記絶縁操作棒本体に連結した可動外筒と、
    前記絶縁操作棒本体の先端部に配置され、前記磁器碍管を底部側から把持自在な把持装置と、
    前記絶縁操作棒本体の内部に進退自在に配置され、基端部が前記絶縁操作棒本体の内部で前記可動外筒に連結し、先端部が前記把持装置に向かって延びている軸棒と、を備え、
    前記把持装置は、
    円筒部の底部が前記軸棒の先端部と連結し、前記円筒部の底部と反対側に前記円筒部から延在し、前記磁器碍管を底部側から導入自在に、先端部の爪部が遠心方向に放射状に拡がった状態で配置された複数の指部を有するフィンガーチャックと、
    前記絶縁操作棒本体の先端部に固定し、前記指部が導入される溝部を内周面に有し、この溝部の底面が前記指部の外面に当接自在な傾斜面を形成している中空円筒状のヘッドと、
    複数の前記指部を移動自在に、前記ヘッドの中央開口を封鎖し、前記磁器碍管を上面に載置自在な円盤状のキャップ部材と、を有し、
    前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を前記絶縁操作棒本体の先端部側に移動した状態では、前記指部が前記溝部の傾斜面にスライドして、前記磁器碍管の窪みを外周方向から把持自在に、複数の前記爪部の先端縁を縮径し、
    前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を前記絶縁操作棒本体の基端部側に移動した状態では、前記指部が前記溝部の傾斜面から離反して、前記磁器碍管から解放自在に、複数の前記爪部の先端縁を拡径する、避雷器保持用絶縁操作棒。
  2. 前記絶縁操作棒本体に対して、前記可動外筒を所定の位置で停止した状態を保持できるロック装置を更に備える請求項1記載の避雷器保持用絶縁操作棒。
  3. 前記ロック装置は、
    前記絶縁操作棒本体の中心部に向かって進退自在に前記可動外筒に配置され、軸部の外周にラック歯を連設した操作ボタンと、
    前記操作ボタンが前記可動外筒の外面から突出する方向に力を付勢する付勢部材と、
    前記可動外筒の内部に回転自在に保持され、前記操作ボタンの軸部に噛み合うピニオンと、
    前記絶縁操作棒本体の中心部に向かって進退自在に前記可動外筒に配置され、前記ピニオンに噛み合うラック歯を連設した軸部を有し、前記ピニオンを介在して、前記操作ボタンの進退運動が伝動されるロックピンと、
    前記絶縁操作棒本体の軸方向に連設し、前記ロックピンの先端部が係止自在な複数の係止穴と、を含んでいる、請求項2記載の避雷器保持用絶縁操作棒。
  4. 前記フィンガーチャックは、絶縁性を有する合成樹脂からなる、請求項1から3のいずれかに記載の避雷器保持用絶縁操作棒。
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