JP2019080431A - アースフック - Google Patents
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Description
図5に示すように、従来のアースフック50は、接地金具51がアース線52を介して接続される頭部金具53が操作棒54の先端に設置された構造となっている。
操作棒54は、頭部金具53を電路に取り付ける作業を行う際に、作業者が把持する部分であり、電気絶縁性を有する材料によって形成されている。頭部金具53は、操作棒54の一端に同軸状に固設された回転棒と、この回転棒の先端に設けられた雄ネジに螺合する歯車を覆うように、操作棒54の一端に設置される金属カバー55と、この金属カバー55に一端が枢着され上記歯車を介して上記回転棒の回転が伝達されて金属カバー55の一部とともに電線等の接地対象物を挟持可能に開閉する開閉フック56と、からなる。
そのため、上述のような電路にアースフックを取り付ける場合には、例えば、図6に示すような放電器具57を用いて、電路から予め残留電荷を放電させる作業を行うことが義務付けられている。放電器具57は、絶縁棒58の一端にフック状の頭部金具59が設置され、この頭部金物59にアース線60を介してワニグチクリップ等の接地金具61が接続されるとともに、大きな電気抵抗を有する放電用抵抗部材(図示せず)がアース線60の途中に介装された構造となっている。なお、放電用抵抗部材の抵抗値は、例えば、3キロオームである。
このように、放電器具はアースフックと一緒に使用する場合が多いため、別々に持ち歩いたり、保管したりするのでは効率が悪い。特に、放電器具の用意を忘れ、アースフックの取付け作業のみを行った場合には、前述の事故を引き起こす危険性がある。
このような構造によれば、抵抗器放電と直接接地放電を1本のアース棒で行うことができるため、使用上の利便性や安全性が向上する。
この場合、接地対象物に高電圧の大きな電荷が残留していたとしても、固定アームと可動アームによって接地対象物を挟持する前に、その電荷は放電用抵抗部材を通ってゆっくり放電される。したがって、火花放電は生じない。
また、固定アームと可動アームによって接地対象物を挟持した状態では、放電用抵抗部材を通らずに放電が行われるという作用を有する。
このような構造のアースフックにおいては、第1の発明の作用に加え、把持部から手を放しても棒状体が筒状体の長手方向に沿って勝手に移動しないように拘束されるという作用を有する。また、棒状体を回動する回数に応じて、固定アームに対する可動アームの回動角度が変化するという作用を有する。
このような構造のアースフックにおいては、第1の発明又は第2の発明の作用を有することに加え、固定アームと可動アームのいずれかに接地対象物が接触した場合でも2種類の放電経路が形成されるという作用が確実に発揮される。
操作棒3は、電気絶縁性を有する材料によって形成されており、一端に頭部金具2が設けられた筒状体4に対し、円筒軸を中心として回転可能に棒状体5が内挿された構造となっている。棒状体5は、一端に把持部6が設けられるとともに、他端にスピンドル7が設けられている。また、頭部金具2には、スピンドル7を突出させるための貫通穴が筒状体4の開口部に連通するように形成されている。なお、棒状体5とスピンドル7は絶縁体(図示せず)により絶縁されている。
したがって、把持部6を操作して棒状体5を所定の方向へ回転させると、スピンドル7が筒状体4の長手方向に沿って前進又は後退する。その結果、可動アーム10が固定アーム9に対して開閉する。
また、筒状体4の側面には、取付金具14が設けられており、この取付金具14には、アース線15を介して接地金具16が接続されている。また、取付金具14と頭部金具2には、連結金具17,17を介して放電用抵抗部材18がそれぞれ電気的に接続されている。
図3に示すように、まず、ステップS1において、接地金具16を設備の接地板等のアースがとれる箇所に取り付ける。このとき、電線13を介して電気的に接続された固定アーム9及び可動アーム10は、連結部8、放電用抵抗部材18、取付金具14及びアース線15を介して接地金具16と導通した状態になっている。したがって、ステップS2において、図4(a)に示すように、固定アーム9又は可動アーム10を電線22に接触させると、電線22の残留電荷は、矢印Jで示す経路を通って放電される。このとき、放電用抵抗部材18によって残留電荷の急激な移動が抑制されるため、火花放電は発生しない。
最後に、ステップS5において、作業の邪魔にならないようにアース線15を束ねた後、ステップS6において、アースフック1を設置した箇所に接地標識を取り付ける。
このように、アースフック1を用いることによれば、放電作業後に接地作業を行うという作業手順を間違うおそれがないため、安全性が向上する。また、アースフック1は、従来のアースフックとは異なり、放電器具を別に持ち運ぶ必要がないため、利便性が高い。
ただし、本実施例で示したようにスピンドル7が筒状体4の内周面の雌ネジ部に螺合する構造であれば、把持部6から手を放しても棒状体5が筒状体4の長手方向に沿って移動しないように筒状体4によって拘束される。この場合、棒状体5が移動しないように把持部6を常に手で掴んでおく必要はないため、作業性が良い。また、可動アーム10が勝手に開いて、接地対象物からアースフック1が外れてしまうこともないため、安全である。さらに、棒状体5を回動する回数に応じて、固定アーム9に対する可動アーム10の回動角度が変化するという作用を有する。したがって、接地対象物が所定の力で挟持されるように、固定アーム9に対する可動アーム10の回動角度を微調整することができる。
Claims (3)
- 一端に把持部を有する棒状体と、この棒状体が内挿される筒状体からなる絶縁操作棒と、可動アームと固定アームを有して前記筒状体の先端に設けられた頭部金具と、を備えたアースフックにおいて、
前記可動アームの基端に第1の軸体を中心として回動自在に一端が連結される棒状の橋絡部材と、
前記筒状体の側面に設けられる取付金具と、
この取付金具にアース線を介して接続される接地金具と、
前記頭部金具と前記取付金具を電気的に接続する放電用抵抗部材と、を備え、
前記頭部金具には、
前記筒状体の前記先端近傍の側面から延設される連結部と、
前記橋絡部材を前記筒状体の長手方向へ沿ってスライド自在に保持する保持部と、
前記筒状体の開口部に連通し前記棒状体の他端が挿通される貫通穴と、が設けられ、
前記固定アームは、前記連結部の先端から延設され、
前記可動アームは、前記固定アームとともに接地対象物を先端側で挟持可能に前記連結部に軸支され、
前記棒状体の前記他端は前記頭部金具の前記開口部から突出するとともに、前記連結部に軸支された箇所と前記基端の間において第2の軸体を中心として回動自在に前記可動アームに連結され、
前記可動アームは、前記筒状体に対する前記棒状体のスライド運動に伴って回動し、
前記橋絡部材は、前記可動アームと前記固定アームの前記先端同士が所定の間隔以下に近接した場合に前記取付金具に対して端部が当接可能に設置されたことを特徴とするアースフック。 - 前記筒状体は、内周面に雌ネジ部が形成された円筒体であり、
前記棒状体は、前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のアースフック。 - 可撓性を有する電線を介して前記可動アームの前記基端と前記固定アームが電気的に接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアースフック。
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- 2017-10-24 JP JP2017205625A patent/JP6886639B2/ja active Active
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