JP2014106439A - 台紙なしラベル連続体およびその巻取り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工程を簡素化しながら部品点数が増加しないようにして、最内周のべた付きを無くすことができる台紙なしラベル連続体およびその巻取り方法を提供する。
【解決手段】
基材20と、基材20の表面20aに剥離剤層21と、基材20の裏面20bに粘着剤層22とを設けて台紙なしラベル連続体10を形成する。台紙なしラベル連続体10の巻取り側端部10aに、折返し長さを少なくとも巻き取った内周の長さよりも長くして、折り返した際に粘着剤層22同士を貼り合わせるための折返し部13を設ける。台紙なしラベル連続体10を巻き取る際に、折返し部13を巻取り先端10cとして全体的に同一方向に巻き取る。これにより、巻き取った台紙なしラベル連続体10の内周面に、巻取り側端部10aの剥離剤層21を露出させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、台紙なしラベル連続体およびその巻取り方法に関する。
支管を省いたコアレス仕様の台紙なしラベル連続体では、支管コストを無くして安価な台紙なしラベル連続体を提供できる。この場合、ロール状に巻き取った最内周に粘着剤層が露出してべた付くことになる。このため、台紙なしラベル連続体の巻取り側端部の粘着剤層に、最内周の少なくとも1周目以上の長さを有する剥離台紙を仮着し、この剥離台紙で内周面を覆ってべた付かないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−233884号公報
しかしながら、特許文献1の台紙なしラベル連続体では、支管が省かれているとはいえ、別途設けた剥離台紙を巻取り側端部に仮着する必要がある。このため、剥離台紙を仮着する工程が余分に必要になってしまうとともに、別途設けた剥離台紙によって部品点数が増加してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、工程を簡素化しながら部品点数が増加しないようにして、最内周のべた付きを無くすことができる台紙なしラベル連続体およびその巻取り方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基材と、前記基材の表面に設けた剥離剤層と、前記基材の裏面に設けた粘着剤層とを有し、複数枚の台紙なしラベルを帯状に連続させてロール状に巻き取る台紙なしラベル連続体であって、前記台紙なしラベル連続体の巻取り側端部に、折返し長さを少なくとも巻き取った内周の長さに比して長くなるように形成するとともに折り返した際に前記粘着剤層同士の貼り合わせを可能とした折返し部を有し、前記折返し部を巻取り先端として全体的に同一方向に巻き取ったことを特徴とする台紙なしラベル連続体である。
請求項2に記載の発明は、前記折返し部から折り返した前記巻取り側端部の折返し先端部を更に折返して、再折返し部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の台紙なしラベル連続体である。
請求項3に記載の発明は、前記再折返し部は、前記巻取り側端部に、前記折返し部を境にして一定の距離を隔てて前記折返し部と平行に一対の第1の折り線を設け、かつ、前記一対の第1の折り線が前記台紙なしラベル連続体の一側辺に交わる点から前記折返し部より遠ざかる方向に、それぞれ所定角度をもって他側辺に向かって傾斜する一対の第2の折り線を設け、前記巻取り側端部を前記折返し部から折り返した状態で、前記第2の折り線から谷折り方向に折り返すとともに、前記第1の折り線から更に谷折り方向に折り返したことを特徴とする請求項2に記載の台紙なしラベル連続体である。
請求項4に記載の発明は、前記折返し部は、前記台紙なしラベル連続体の幅方向に延びるミシン目もしくは折り目線もしくはハーフカット線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の台紙なしラベル連続体である。
請求項5に記載の発明は、基材と、前記基材の表面に設けた剥離剤層と、前記基材の裏面に設けた粘着剤層とを有し、複数枚の台紙なしラベルを帯状に連続させてロール状に巻き取る台紙なしラベル連続体の巻取り方法であって、前記台紙なしラベル連続体の巻取り側端部に、折返し長さが、少なくとも巻き取った内周の長さよりも長くなる位置に折返し部を設ける折返し部形成工程と、前記巻取り側端部を、前記折返し部から折り返して前記粘着剤層同士を貼り合わせる折返し工程と、前記折返し部を巻取り先端として、前記台紙なしラベル連続体を全体的に同一方向に巻き取る巻取り工程と、を備えたことを特徴とする台紙なしラベル連続体の巻取り方法である。
本発明の台紙なし連続体によれば、折返した巻取り側端部の剥離剤層が最内周となり、かつ、台紙なしラベル連続体を全体的に同一方向に巻き取るため、工程を簡素化しながら部品点数が増加しないようにして、最内周のべた付きを無くすことができる。
本発明の台紙なし連続体によれば、折り返した巻取り側端部の折返し先端部に再折返し部を設けたので、この再折返し部が補強部分となって支管が無くても巻き取った台紙なしラベル連続体の内周の強度を保つことができる。
本発明の台紙なし連続体によれば、第1の折り線および第2の折り線から順次折り返すことにより、再折返し部に二重の折返し部分を設けることができるため、台紙なしラベル連続体の内周の補強効果をより高めることができる。
本発明の台紙なし連続体の巻取り方法によれば、折返し部形成工程、折返し工程および巻取り工程の一連の工程によって、工程を簡素化しながら部品点数が増加しないようにして、最内周のべた付きを無くす台紙なしラベル連続体を効率良く製造できる。
実施形態の台紙なしラベル連続体の巻取り状態を示す外観斜視図である。 台紙なしラベル連続体を展開した巻取り側端部の拡大断面図である。 台紙なしラベル連続体を巻き取る手順を(a)〜(e)に順を追って概略的に示す説明図である。 図3(c)中I−I線に沿った拡大断面図である。 図3(d)中II−II線に沿った拡大断面図である。 図3(e)中III−III線に沿った拡大断面図である。 台紙なしラベル連続体に再折返し部を設ける工程を(a)〜(d)に順を追って概略的に示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の台紙なしラベル連続体10を示す。この台紙なしラベル連続体10とは、基材20の片面に塗布された粘着剤の露出面に台紙(剥離紙)が設けられないタイプのことである。
台紙なしラベル連続体10は、複数枚の台紙なしラベル11を帯状に連続させて形成してあり、各台紙なしラベル11は、ラベルミシン目12から切り離しができるようになっている。同図では、帯状の台紙なしラベル連続体10をロール状に巻き取った状態で示してあり、このようにロール状に巻き取った状態で台紙なしラベル連続体10は市場に流通し、購入者はロール状の台紙なしラベル連続体10を図外のプリンタにセットして用いる。また、本実施形態の台紙なしラベル連続体10は、これを巻き取る際に巻芯となる支管が用いられない。
台紙なしラベル連続体10は、図2に示すように、基材20と、この基材20の表面(図中下面)20aに設けた剥離剤層21と、基材20の裏面(図中上面)20bに設けた粘着剤層22と、少なくとも三層構造によって構成してある。
基材20としては、例えば、上質紙、コート紙、アート紙を素材とした紙基材や、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)を素材とした合成樹脂フィルムを用いることができる。また、これらの素材以外にも、上述した合成樹脂を複数種類組み合わせたシート、合成樹脂フィルムと紙基材とを合わせた複合シートであってもよく、更には、感熱式の印刷が可能なサーマル紙であってもよい。
剥離剤層21としては、例えば、紫外線硬化型のシリコーン、熱硬化型のシリコーン、溶剤型のシリコーン、アルキルペンダントポリマー、フッ素系などの剥離剤を用いることができる。
粘着剤層22としては、例えば、エマルジョン系(粘着剤を水に分散したもの)、ソルベント系(粘着剤を溶剤に溶解したもの)、ホットメルト系(熱可塑性を利用したもの)などの粘着剤を用いることができる。材質としては、合成ゴム系や天然ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系などの粘着剤が挙げられる。粘着剤の粘着力は用途に応じて任意に設定される。
ところで、台紙なしラベル連続体10を製造する際、まず、幅広のラベル連続体を太巻きしたロールの巻取り終端部を引き出しながら所望の幅に裁断して小分けし、その小分けしたラベル連続体を図外の小巻機の巻取り軸に一定の長さで巻き取って小巻する。この小巻によって図1に示したロール状の台紙なしラベル連続体10が形成される。そして、図3(a)に示すように、台紙なしラベル連続体10を太巻きロールから引き出して小分けした状態では、その引き出した先端部分が小巻する際の巻取り側端部10aとなる。尚、図3(a)〜(c)においては、粘着剤層22を上面、剥離剤層21を下面とし、その厚さは、便宜上省略している。
ここで、図3(b)に示すように、台紙なしラベル連続体10の巻取り側端部10aには、折返し長さL(図3(c)参照)が、例えば、少なくとも巻き取った内周10b(図3(d)参照)の長さlよりも長くなるようにして(L≧l)折り返す折返し部13を設けてある。そして、巻取り側端部10aを折返し部13から折り返した際に、巻取り側端部10aの粘着剤層22と折り返して重複する粘着剤層22とが互いに貼り合わされるようになっている。すなわち、粘着剤層22同士を貼り合わせることによって巻取り側端部10aの外面を非粘着状態にしている。
折返し部13は、本実施形態では、台紙なしラベル連続体10の幅方向に延びるミシン目13mによって形成してある。尚、折返し部13は、ミシン目13mに限ることなく、V字溝や薄肉部など折り返しを容易にする構造であればよい。例えば、所定の歯を押し付けて形成する折り目線や、切断刃でラベルの厚さ方向に所定深さまで切り込んで形成するハーフカット線でもよい。
このように、巻取り側端部10aを、折返し部13から図3(b)中矢印α方向に折り返すことにより、粘着剤層22同士が貼り合わされる。このとき、折り返した巻取り側端部10aの上面は剥離剤層21となっており、この剥離剤層21が、ロール状に巻き取った台紙なしラベル連続体10の最内周となる。
そして、図3(d)に示すように、台紙なしラベル連続体10を、折返し部13を巻取り先端10cとして全体的に同一方向(図3(d)、(e)中矢印β方向)に巻き取り、所望の長さを巻き取ることにより図1に示したロール状の台紙なしラベル連続体10が完成する。
次に、台紙なしラベル連続体10およびその巻取り方法について説明する。図3(a)〜(e)は、太巻きロールから小分けした台紙なしラベル連続体10を小巻機の巻取り軸に巻き取る一連の工程を示し、図3(a)は、小分けした台紙なしラベル連続体10が帯状に引き出された状態を示す。
図3(b)は、折返し部形成工程を示し、台紙なしラベル連続体10の巻取り側端部10aに、折返し長さLが、少なくとも巻き取った内周の長さlよりも長くなる位置に折返し部13を設ける。その後、図3(c)の折返し工程に移行して、巻取り側端部10aを、折返し部13から折り返して粘着剤層22同士を貼り合わせる(図4参照)。その後、図3(d)、(e)の巻取り工程に移行する。
上記巻取り工程は、まず、図3(d)および図5に示すように、貼り合わせた巻取り側端部10aを内側に巻き込みながら小巻機の巻取り軸にβ方向に巻き付ける。このとき、折返し部13が巻取り先端10cとなる。次に、図3(e)および図6に示すように、巻取り側端部10aを巻取り軸に巻き付けた状態で、台紙なしラベル連続体10を全体的に同一方向βに巻き取っていく。そして、台紙なしラベル連続体10を所定長さ(所望の台紙なしラベル11枚数)巻き取った時点で台紙なしラベル連続体10を裁断する(図示せず)。尚、図4〜図6の断面図は、理解し易いように台紙なしラベル連続体10の厚さを拡大して示してある。
本実施形態の台紙なしラベル連続体10によれば、台紙なしラベル連続体10を大巻ロールから引き出して小巻する際に、巻取り側端部10aを折返し部13から折り返して、巻取り側端部10aの粘着剤層22と台紙なしラベル連続体10の一般部分の粘着剤層22とを貼り合わすようになっている。このように巻取り側端部10aを粘着剤層22側に折り返すことにより折返し部13が先端となり、この折返し部13を巻取り先端10cとして形成した後は、台紙なしラベル連続体10の巻取り方向は小巻機の巻取り軸の回転方向βと同一方向βに巻き取ることができる。
このとき、台紙なしラベル連続体10の内周10bには、折返し長さLを内周の長さlよりも長くとったことにより、折り返した巻取り側端部10aの剥離剤層21を露出させ、非粘着状態にすることができるので、支管を用いない台紙なしラベル連続体10の最内周がべた付くのを防止できる。また、台紙なしラベル連続体10の巻取り軸への巻き取りは、巻き始め当初から終わりまで全体的に同一方向βでよいため、巻取り操作を簡単にして小巻機の構造を簡素化できる。更に、最内周のべた付き防止は、台紙なしラベル連続体10の一部である巻取り側端部10aで行われるため、部品点数が増加するのを防止できる。
また、本実施形態によれば、折返し部13が台紙なしラベル連続体10の幅方向に延びるミシン目13mとなっている。このため、連続した複数枚の台紙なしラベル11の切離し部をラベルミシン目12で形成した場合に、その切離し用のラベルミシン目12をラベル加工機やミシン目形成装置などで形成する際に、ラベルミシン目12を形成する一連の工程で折返し部13のミシン目13mを簡単に形成できる。
尚、ミシン目13mは、台紙なしラベル11の長さ単位のピッチをもって形成されるが、そのラベルミシン目12を利用して折返し部13とすることができる。この場合、折返し部13として用いるラベルミシン目12は、台紙なしラベル連続体10の先端から台紙なしラベル連続体10の内周の長さよりも長くなる方向に最も近いラベルミシン目12が用いられる。
更に、本実施形態によれば、台紙なしラベル連続体10を巻き取るにあたって、折返し部形成工程で、台紙なしラベル連続体10の巻取り側端部10aに折返し部13を設け、次の折返し工程で、巻取り側端部10aを折り返して粘着剤層22同士を貼り合わせ、次の巻取り工程で、折返し部13を巻取り先端10cとして台紙なしラベル連続体10を全体的に同一方向に巻き取るようになっている。従って、これら一連の工程によって、台紙なしラベル連続体10を巻き取る工程を簡素化しながら部品点数が増加しないようにして、最内周のべた付きを無くす台紙なしラベル連続体10を効率良く製造できる。
尚、本実施形態では、各台紙なしラベル11の切離し部としてラベルミシン目12を予め設けておく場合を述べたが、このようにラベルミシン目12を形成することなく、プリンタに設けた切断装置などで台紙なしラベル11毎に切り離すようにした台紙なしラベル連続体10であってもよい。
図7は他の実施形態を示し、前記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態は、図7(d)に示すように、折返し部13から折り返した巻取り側端部10aの折返し先端部10dに、この折返し先端部10dを更に折返して再折返し部14を設けるようになっている。
本実施形態の再折返し部14は、図7(a)〜(d)に示す工程を経て形成される。図7(a)は、図3(a)に相当しており、巻取り側端部10aを折返し部13から折り返す前の状態である。尚、図7は図3とは左右逆に示してある。
再折返し部14を形成するにあたって、まず、図7(a)に示すように、巻取り側端部10aに、折返し部13を境(対称軸)にして一定の距離Dを隔てて折返し部13と平行に一対の第1の折り線15a、15bを設ける。尚、一定の距離Dは、図7(c)、(d)で詳しく述べるが、再折返し部14の折り代に相当する。勿論、折返し部13は、台紙なしラベル連続体10の長手方向に対して直角となっている。
そして、一対の第1の折り線15a、15bが台紙なしラベル連続体10の一側辺10E1に交わる点P1、P2から折返し部13より遠ざかる方向に、それぞれ所定角度θをもって他側辺10E2に向かって傾斜する一対の第2の折り線16a、16bを設ける。本実施形態ではθを45度としてあるが、必ずしも45度に限られるものではない。
第1の折り線15a、15bおよび第2の折り線16a、16bは、折り目線またはハーフカット線で形成される。折り目線は、所定の歯を押し付けて形成される。ハーフカット線は、切断刃でラベルの厚さ方向に所定深さまで切り込んで形成される。尚、第1の折り線15a、15bおよび第2の折り線16a、16bは、プリンタで印刷する場合にデザイン面で制約がなければミシン目であってもよい。尚さらに、第1の折り線15a、15bおよび第2の折り線16a、16bは、折り目線、ハーフカット線、ミシン目などを場所に応じて使い分けることもできる。
次に、図7(b)に示すように、巻取り側端部10aを折返し部13から折り返す。この状態は、図3(b)に相当する。このとき、折返し部13を対称軸として一対設けられた第1の折り線15a、15bは互いに重なり合うとともに、一対設けられた第2の折り線16a、16bも互いに重なり合う。
図7(c)、(d)は、再折返し部14の実質的な形成工程を示し、まず、図7(c)に示すように、第2の折り線16a、16bから谷折り方向(図7(b)中γ方向)に折り返す。この状態で、折返し先端部10dは台紙なしラベル連続体10の一側辺10E1から先端部10eが突出し(距離Dに相当)、このとき、第1の折り線15a、15bは一側辺10E1と一致する。次に、図7(d)に示すように、第1の折り線15a、15bから更に谷折り方向(図7(c)中δ方向)に折り返すことにより、先端部10eが台紙なしラベル連続体10の幅内に折り返されて再折返し部14が完成する。
従って、本実施形態によれば、巻取り側端部10aの折返し先端部10dに再折返し部14を設けたので、この再折返し部14が補強部分となり、支管が無くても図1に示すように巻き取った台紙なしラベル連続体10の内周10bの強度を保つことができる。例えば、Dを小さくとれば、L′は最内周よりも大きく確保できるが、強度が小さくなる。一方、大きくとれば強度は増大するが、L′が短くなる。従って、L′を確保しながら最大のDを形成するのが望ましい。
また、再折返し部14を、第1の折り線15a、15bおよび第2の折り線16a、16bから2度折りすることにより、台紙なしラベル10の幅内に折り返される先端部10eによって二重の折返し部分を設けることができるため、内周10b面の補強効果をより高めることができる。
勿論、本実施形態にあっても、台紙なしラベル連続体10の巻き取り時には、再折返し部14を先端として全体的に同一方向に巻き取ることになる。このとき、図7(d)中のL′部分の長さは、少なくとも台紙なしラベル連続体10の内周10bの長さを有している。
10 台紙なしラベル連続体
10a 巻取り側端部
10b 内周
10c 巻取り先端
10d 折返し先端部
10E1 一側辺
10E2 他側辺
11 台紙なしラベル
13 折返し部
14 再折返し部
15a、15b 第1の折り線
16a、16b 第2の折り線
20 基材
20a 基材の表面
20b 基材の裏面
21 剥離剤層
22 粘着剤層
L 折り返し長さ
P1、P2 一側辺に交わる点

Claims (5)

  1. 基材と、前記基材の表面に設けた剥離剤層と、前記基材の裏面に設けた粘着剤層とを有し、複数枚の台紙なしラベルを帯状に連続させてロール状に巻き取る台紙なしラベル連続体であって、
    前記台紙なしラベル連続体の巻取り側端部に、折返し長さを少なくとも巻き取った内周の長さに比して長くなるように形成するとともに折り返した際に前記粘着剤層同士の貼り合わせを可能とした折返し部を有し、前記折返し部を巻取り先端として全体的に同一方向に巻き取ったことを特徴とする台紙なしラベル連続体。
  2. 前記折返し部から折り返した前記巻取り側端部の折返し先端部を更に折返して、再折返し部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の台紙なしラベル連続体。
  3. 前記再折返し部は、前記巻取り側端部に、前記折返し部を境にして一定の距離を隔てて前記折返し部と平行に一対の第1の折り線を設け、かつ、前記一対の第1の折り線が前記台紙なしラベル連続体の一側辺に交わる点から前記折返し部より遠ざかる方向に、それぞれ所定角度をもって他側辺に向かって傾斜する一対の第2の折り線を設け、前記巻取り側端部を前記折返し部から折り返した状態で、前記第2の折り線から谷折り方向に折り返すとともに、前記第1の折り線から更に谷折り方向に折り返したことを特徴とする請求項2に記載の台紙なしラベル連続体。
  4. 前記折返し部は、ミシン目もしくは折り目線もしくはハーフカット線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の台紙なしラベル連続体。
  5. 基材と、前記基材の表面に設けた剥離剤層と、前記基材の裏面に設けた粘着剤層とを有し、複数枚の台紙なしラベルを帯状に連続させてロール状に巻き取る台紙なしラベル連続体の巻取り方法であって、
    前記台紙なしラベル連続体の巻取り側端部に、折返し長さが、少なくとも巻き取った内周の長さよりも長くなる位置に折返し部を設ける折返し部形成工程と、
    前記巻取り側端部を、前記折返し部から折り返して前記粘着剤層同士を貼り合わせる折返し工程と、
    前記折返し部を巻取り先端として、前記台紙なしラベル連続体を全体的に同一方向に巻き取る巻取り工程と、を備えたことを特徴とする台紙なしラベル連続体の巻取り方法。
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