JP2020029267A - ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、帯状の紙シートである包装用帯紙の表裏面には宣伝広告のためや情報告知のための印刷が全面に施されているものの特に注目を惹くような形態ではないためにユーザーに訴える力が弱いという欠点があり、しかも、包装用帯紙を解舒する形態も巻いた紙シートを単にゆるめて引っ張るだけの動作であるために通常の巻紙の解舒動作に過ぎずそこにユーザーの注目を集めるような形態ではなかった。【解決手段】この発明は、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の巻取りシート間に連続ゴミ袋体の幅員よりも細幅に形成した包装用帯紙の前後長さ略後半部分を巻き込むと共に、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体から包装用帯紙を除去するために包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が、包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されるように構成したことを特徴とする。【選択図】図9
Description
この発明は、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の表面から包装用帯紙を解舒するために接着剤で接着した包装用帯紙部分の始端を剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が剥離されて、包装用帯紙の解舒に従い包装用帯紙裏面の中央表層が細幅帯に剥離されるように構成したロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造に関する。
従来、合成樹脂製のゴミ収納袋としては、連続の筒状フイルム袋を巻き取った形態で流通している。
すなわち、これらの連続ゴミ袋体は、棒状に巻き取っているために巻取り形状を保持するため巻取り周面を帯状の紙シートで巻いて端部を接着剤で接着して巻止めをするように構成している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
しかも、連続袋の巻取り周面に巻いた包装用帯紙は単に連続袋の巻取り外周面を約一周分だけ囲繞するように巻かれているのではなく、包装用帯紙の約半分長さの後半部分は連続ゴミ袋体の巻取り袋体シート間に挟持して袋体シートと一体に巻いており、包装用帯紙の約半分長さの前半部分は連続ゴミ袋体の巻取り袋体の最外周面を約一周だけ囲繞して包装用帯紙の始端部を巻取り袋体の最外周面に巻いた包装用帯紙表面に接着止めしている。
かかる連続ゴミ袋体の包装用帯紙の巻構造においては、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体を使用するためにロール巻き状態から一袋分を解舒して切り離す際にまず包装用帯紙を取外す必要がある。
そのためには包装用帯紙の始端部の接着部分を連続ゴミ袋体の巻取り袋体表面に巻いた包装用帯紙から剥離しそのまま包装用帯紙を連続ゴミ袋体の巻取り袋体表面から解舒していき、同時に連続した巻取り袋体も一袋分だけ解舒して次の袋体との継ぎ目で切断して連続袋から一枚分のゴミ袋体を得るように構成されている。
このように合成樹脂製のゴミ収納袋としては連続の筒状フイルム袋を巻き取った形態で流通しているため巻取り形状を保持するため巻取り外周面を帯状の紙シートで巻いて端部を接着剤で接着している。
しかも、帯状の紙シートの略半分は、連続ゴミ袋体の巻取り袋体シート間に挟持して袋体シートと一体に巻いている。
従って、帯状の紙シートである包装用帯紙の表裏面には宣伝広告のためや情報告知のための印刷が全面に施されているものの特に注目を惹くような形態ではないためにユーザーに訴える力が弱いという欠点があり、しかも、包装用帯紙を解舒する形態も巻いた紙シートを単にゆるめて引っ張るだけの動作であるために通常の巻紙の解舒動作に過ぎずそこにユーザーの注目を集めるような形態ではなかった。
この発明では、印刷された帯状の紙シートの包装用帯紙をゴミ収納袋に沿って先端部から剥離しながら巻き取り形態を解舒をする際に、包装用帯紙始端部の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の中央部の細幅帯を包装用帯紙の裏面中央表層から容易に剥離されるように構成して包装用帯紙の解舒過程で裏面表層の中央部の細幅帯がロール状に巻き取った連続ゴミ袋体外周に残ったまま包装用帯紙が解舒されることになり多角的にユーザーの注目を惹く形態にして印刷の宣伝広告機能を格段に向上することができる連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造を提供せんとするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明は、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の巻取りシート間に連続ゴミ袋体の幅員よりも細幅に形成した包装用帯紙の前後長さ略後半部分を巻き込むと共に、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の外表面に包装用帯紙の前後長さ略前半部分を略一周分囲繞し、包装用帯紙の始端部を略一周分囲繞した包装用帯紙の前後長さ略前半部分に重ね略中央部分で接着剤を介して剥離自在に接着し、この接着部分を包装用帯紙の裏面接着ポイントとし、しかも、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体から包装用帯紙を除去するために包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が、包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されるように構成したことを特徴とする連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造を提供せんとするものである。
本発明によれば、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の巻取りシート間に連続ゴミ袋体の幅員よりも細幅に形成した包装用帯紙の前後長さ略後半部分を巻き込むと共に、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の外表面に包装用帯紙の前後長さ略前半部分を略一周分囲繞し、包装用帯紙の始端部を略一周分囲繞した包装用帯紙の前後長さ略前半部分に重ね略中央部分で接着剤を介して剥離自在に接着し、この接着部分を包装用帯紙の裏面接着ポイントとし、しかも、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体から包装用帯紙を除去するために包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が、包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されるように構成したことにより、包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離すると包装用帯紙の裏面接着ポイントに連続する裏面表層の細幅帯が包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されることになるために、予め包装用帯紙の裏面の中央部分が剥離された痕跡が残り、従って、この細帯状の痕跡を境として左右に分離した情報印刷が見れることになり、単に一面に印刷された形態に比較してユーザーに情報関心を持たせることができる効果がある。
また、包装用帯紙を解舒してしまうまで裏面接着ポイントに連続する裏面表層の細幅帯は連続ゴミ袋体の周面を巻いた状態で残存することになるために包装用帯紙の解舒動作の中で特異な中央細幅帯がユーザーの注目を惹くことになりこの細幅帯表面に濃い目の印刷情報を予め表示しておけば剥離された細幅帯の剥離面に印刷情報が透けて見えることになり包装用帯紙の裏面の左右の印刷情報以外にその境目の細幅帯にも印刷情報を視覚的に視認することができる効果がある。
この発明の要旨は、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の巻取りシート間に連続ゴミ袋体の幅員よりも細幅に形成した包装用帯紙の前後長さ略後半部分を巻き込むと共に、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の外表面に包装用帯紙の前後長さ略前半部分を略一周分囲繞し、包装用帯紙の始端部を略一周分囲繞した包装用帯紙の前後長さ略前半部分に重ね略中央部分で接着剤を介して剥離自在に接着し、この接着部分を包装用帯紙の裏面接着ポイントとし、しかも、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体から包装用帯紙を除去するために包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が、包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されるように構成したことを特徴とする。
以下、本発明に係るロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造の実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1及び図2は包装用帯紙により包装されたロール状の連続ゴミ袋体を示す外観斜視図、図3は包装用帯紙により包装されたロール状の連続ゴミ袋体の幅方向中央部における模式的断面図、図4及び図5は包装用帯紙の解舒過程を示す外観斜視図、図6乃至図8は包装用帯紙の解舒過程を示すロール状の連続ゴミ袋体の幅方向中央部における模式的断面図、図9乃至図12は包装用帯紙の解舒過程を示す外観斜視図、図13は包装用帯紙の裏面を示す背面図である。
連続ゴミ袋体は袋本体の底部をシールしてシール部の下方に千切り部を形成し、この千切り部を千切ることにより各ゴミ袋の切断を行うと共に、次の連続ゴミ袋体の開口部を形成する。
このようにして連続して連なる多数の袋体を巻き取ることにより巻回した巻状連続ゴミ袋体を形成する。
そして、かかる巻状連続ゴミ袋体100は取引現場では、図1に示すように、その周面を包装用帯紙Aで巻いて巻き状態の解舒を阻止している。
本発明はかかる包装用帯紙Aの構造に関するものであり、図1及び図3に示すように連続ゴミ袋体100の幅員Dよりも細幅dに形成した包装用帯紙の前後長さの略後半部分40を連続ゴミ袋体100のロール間に巻き込む。
しかも、包装用帯紙Aの前後長さの略前半部分10は、図2及び図3に示すように、ロール状の連続ゴミ袋体100の外周に略一周分囲繞し、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体100の外表面に包装用帯紙Aの始端部11は略一周分囲繞した包装用帯紙の略前半部分10に重ね包装用帯紙Aの略中央部分20で接着部21により剥離自在に接着する。この接着部21を包装用帯紙の接着ポイント22とする。
更には、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体100から包装用帯紙Aを除去するために包装用帯紙Aの始端部11を接着ポイント22から剥離する際に、包装用帯紙Aの接着ポイント22から連続する包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31が包装用帯紙裏面30の中央表層に剥離形成されるように構成している。
かかる包装用帯紙Aは、帯状の薄紙であって、インキ滲みを防止すると共に表面強度を確保するためのコーティング処理が表裏面全域に施されている。
すなわち、包装用帯紙Aの帯紙本体は、表面全体を補強コーティング処理された表側印刷層と、裏面全体を補強コーティング処理された裏側印刷層と、表側印刷層と裏側印刷層との間を結合する表裏面結合層と、より構成している。
かかる補強コーテイング処理としては、クレー、カリオンといった粘土質、炭酸カルシウムなどの水溶性高分子と澱粉や樹脂などの接着剤とからなるコーティング材を帯紙本体の表裏面に塗布処理する方法を採用している。
換言すれば、包装用帯紙Aにおいて、表側印刷層と裏側印刷層とはコーティング材とパルプなどの紙繊維とで形成すると共に表側印刷層と裏側印刷層との間の表裏面結合層は紙繊維で形成している。
また、包装用帯紙Aの表裏面結合層は、表側印刷層と裏側印刷層とを互いに接着する層薄の接着バインダーで構成してもよい。
すなわち、包装用帯紙Aは、別体に形成した表裏面コーティング処理された薄紙同士をその間に接着バインダーを介在して重合形成することにより、表面側から裏面側にかけて、表側印刷層、コート層、接着バインダー層、コート層、裏側印刷層の5層積層構造とし、コート層と接着バインダー層との剥離をしやすく構成することも一案である。
また、接着部21の接着剤は、包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31が包装用帯紙裏面30の中央表層に剥離形成できる接着力を有するものであれば、特に限定されることはない。
具体的には、接着ポイント22は、包装用帯紙Aの表裏面同士の間の結合力、すなわち表側印刷層と裏側印刷層との間の表裏面結合層の結合力よりも強い接着力を有する接着剤を介して、包装用帯紙Aの表面(表側印刷層)に面接着するとともに包装用帯紙Aの裏面(裏側印刷層)に面接着して形成している。
このような接着剤としては、例えば、天然ゴム系、デンプン系などの天然系接着剤、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、クロロプレンゴム系、酢酸ビニル樹脂系、ニトロセルロース系、ポリビニルアルコール系の合成系接着剤を採用することができる。
また、包装用帯紙Aの表裏面の幅方向中央において、裏面30(裏側印刷受容層)にのみ包装用帯紙Aの長手方向に沿った2つのガイド線を並行に形成することとしてもよい。これにより包装用帯紙裏面30の中央表層から2つの切込み直線の間で同切込み直線に沿った短冊長方形状の表層細幅帯31が剥離形成される。なお、ガイド線は、折返し筋線であったり、直線又はミシン目などの切り込み線であってもよい。
このような構成の包装用帯紙Aの前後長さの略後半部分40を連続ゴミ袋体100のロール間に巻き込んでいるために包装用帯紙Aを除去するために包装用帯紙Aの始端部11を接着ポイント22から剥離すると、包装用帯紙Aの接着ポイント22から連続する包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31が包装用帯紙裏面30の中央表層から剥離形成された状態となる。
特に、包装用帯紙Aの始端部11を引き上げた際の引き上げ応力は、接着ポイント22において、包装用帯紙Aの包装用帯紙裏面30と接着部21と接合始端に集中することとなるために、包装用帯紙Aの表面ではなく裏面に表層細幅帯31の剥離始端が引き裂き形成されることとなる。換言すれば、接着ポイント22は、包装用帯紙Aの裏面での表層細幅帯31の形成を可能とした裏面剥離ポイントである。
すなわち、包装用帯紙Aを始端部11の接着ポイント22から剥離し、ロール状の連続ゴミ袋体100から包装用帯紙Aを解舒していくと、図4及び図5に示すように、包装用帯紙裏面30から剥離された表層細幅帯31はロール状の連続ゴミ袋体100のロール表面を巻いた状態で包装用帯紙Aの終端位置まで連なっていく。なお、表層細幅帯31は、始端で接着部21を介して包装用帯紙Aの中央部分20に接着した状態である。
このように、表層細幅帯31は包装用帯紙裏面30から剥離し包装用帯紙裏面30の始端部11から終端部12まで包装用帯紙裏面30から剥離されていき、図6に示すように、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体100周面に巻いた包装用帯紙Aの略前半部分10の解舒が完了する。
次いで、図7に示すように、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体100の巻取りシート101の間に挟持された包装用帯紙Aの略後半部分40を連続ゴミ袋体100の巻取りシート101と共に解舒して、最終的には連続ゴミ袋体100の巻取りシート101から完全に抜き取り去った状態として連続ゴミ袋体100の包装解舒が終了する。
しかも、巻取りシート101の間に挟持された包装用帯紙Aの略後半部分40を連続ゴミ袋体100の巻取りシート101と共に解舒する際に包装用帯紙Aの略後半部分40においては、包装用帯紙Aの略前半部分10から剥離した包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31がそのまま連なって包装用帯紙裏面30から剥離されていき、図8及び図11に示すように、最終的に包装用帯紙Aの最終端(終端部12)まで剥離されて包装用帯紙Aの解舒が完了される。
かかる包装用帯紙Aの解舒の過程で、包装用帯紙表面から剥離した包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31は包装用帯紙Aの始端部11に連なって包装用帯紙Aと一体に剥離されていくと同時に、表層細幅帯31が剥離された後の包装用帯紙裏面30の剥離痕跡32は表層剥離のためその分薄紙になって、図9及び図11に示すように、包装用帯紙Aの裏面30の左右欄に印刷した広告等の情報表示部51の左右区別帯となる。
また、かかる包装用帯紙Aの解舒の過程で剥離した包装用帯紙裏面30の表層細幅帯31は包装用帯紙Aの始端部11に連なって剥離されていくためこの剥離過程において包装用帯紙Aの表裏面に印刷された情報印刷表示52は次のように機能表示される。
すなわち、包装用帯紙Aの表側一面には通常の情報印刷が一面にわたって行われるが、包装用帯紙Aの裏面には、図9及び図11に示すように、包装用帯紙Aの解舒により包装用帯紙裏面30に形成された表層細幅帯31の剥離痕跡32が形成される。
しかも、表層細幅帯31は包装用帯紙Aの始端部11に連なって包装用帯紙Aの解舒にともない剥離されていくために、かかる剥離の実態に合致した情報印刷表示52が行われる。
すなわち、包装用帯紙Aの裏面30には、図9及び図11に示すように左右に分かれて左右印刷情報帯50、50’が印刷されていることになり、表層細幅帯31が剥離された後の包装用帯紙裏面30の剥離痕跡32は左右印刷情報帯50、50’の区分帯となって包装用帯紙裏面30の情報印刷53をすっきりとした左右2区分帯の印刷情報に見える効果がある。
また、包装用帯紙Aの裏面30の表層細幅帯31は、剥離過程において包装用帯紙Aの終端部12に至るまでの間、すなわち表層細幅帯31おける包装用帯紙A表面の接着ポイント22位置の接着始端31bと包装用帯紙A裏面30の帯紙との結合位置の結合終端31cとの間で、図6及び図7に示すように連続ゴミ袋体100のロール外面に巻き付いた状態で形成される。
すなわち、包装用帯紙Aの解舒過程において表層細幅帯31を接着始端31bと結合終端31cとの間で連続ゴミ袋体100を結束する結束バンドとして機能させることにより、ロール状の連続ゴミ袋体100からの巻取りシート101の偏奇方向への不用意な解舒引き出しを防止して、ロール形態を保持したロール状の連続ゴミ袋体100から巻取りシート101を安定して引き出すことができる。
その結果、引き出される巻取りシート101に伴って、図9及び図10に示すように包装用帯紙Aが巻取りシート101裏面の中央位置に整然と配置された状態で解舒されていき、包装用帯紙Aの裏面30の左右印刷情報帯50、50’を確実に現出してユーザーへの情報報知を確実に行うことができる効果がある。
また、包装用帯紙Aの裏面中央で剥離した表層細幅帯31自体は、包装用帯紙Aの始端部11から終端部12まで連なった薄紙細幅状になっている。
このため、図13に示すように、表層細幅帯31の表側、すなわち、包装用帯紙Aの裏面30において始端部11の接着ポイント22から連なる表層細幅帯31該当部分の表側に上下左右真逆の印刷情報31aを印刷しておけば、図9乃至図12に示すように表層細幅帯31が剥離された場合に薄紙故に表層細幅帯31表側の上下左右真逆表示の印刷情報31aは薄紙裏側から透けて印刷情報が視認できる状態になる。
すなわち、包装用帯紙Aを解舒に伴い形成される表層細幅帯31の裏面からは、図9、図10及び図12に示すように表側に印刷した印刷情報31aが透けて視認できる状態となり、包装用帯紙Aから分離した表層細幅帯31という立体的な紙片に目立つ状態で透けて見える細幅状の印刷情報31aを表示することができることになりユーザーに思わぬ情報報知が行える効果がある。
なお、上述してきた実施例は表層細幅帯31や剥離痕跡32を包装用帯紙Aの裏面に形成する態様であるが、これら表層細幅帯31や剥離痕跡32は包装用帯紙Aの表面に形成した場合であっても剥離痕跡32による情報印刷53の区分表示効果や、表層細幅帯31による情報報知効果を得ることができる。
具体的には、包装用帯紙Aを解舒する際に包装用帯紙Aの中央部分20の表面と接着部21との接合始端部に爪を引っ掛けるなどして包装用帯紙Aの始端部11とともに接着部21ごと引き上げることにより、包装用帯紙Aの表面で剥離始端を形成し、同剥離始端から連なって表層細幅帯31を形成することができる。
以上、説明してきたように、本発明によれば、包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離すると包装用帯紙の裏面接着ポイントに連続する裏面表層の細幅帯が包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されることになるために、予め包装用帯紙の裏面の中央部分が剥離された痕跡が残り、従って、この細帯状の痕跡を境として左右に分離した情報印刷が見れることになり、単に一面に印刷された形態に比較してユーザーに情報関心を持たせることができる効果がある。
また、包装用帯紙を解舒してしまうまで裏面接着ポイントに連続する裏面表層の細幅帯は連続ゴミ袋体の周面を巻いた状態で残存することになるために包装用帯紙の解舒動作の中で特異な中央細幅帯がユーザーの注目を惹くことになりこの細幅帯表面に濃い目の印刷情報を予め表示しておけば剥離された細幅帯の剥離面に印刷情報が透けて見えることになり包装用帯紙の裏面の左右の印刷情報以外にその境目の細幅帯にも印刷情報を視覚的に視認することができる効果がある。
A 包装用帯紙
10 前半部分
20 中央部分
21 接着部
30 包装用帯紙裏面
31 表層細幅帯
32 剥離痕跡
40 後半部分
50 左右印刷情報帯
51 情報表示部
100 巻状連続ゴミ袋体
101 巻取りシート
10 前半部分
20 中央部分
21 接着部
30 包装用帯紙裏面
31 表層細幅帯
32 剥離痕跡
40 後半部分
50 左右印刷情報帯
51 情報表示部
100 巻状連続ゴミ袋体
101 巻取りシート
Claims (1)
- ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の巻取りシート間に
連続ゴミ袋体の幅員よりも細幅に形成した包装用帯紙の前後長さ略後半部分を巻き込むと共に、
ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体の外表面に包装用帯紙の前後長さ略前半部分を略一周分囲繞し、
包装用帯紙の始端部を略一周分囲繞した包装用帯紙の前後長さ略前半部分に重ね略中央部分で接着剤を介して剥離自在に接着し、この接着部分を包装用帯紙の裏面接着ポイントとし、
しかも、ロール状に巻き取った連続ゴミ袋体から包装用帯紙を除去するために包装用帯紙の始端部を裏面接着ポイントから剥離する際に、包装用帯紙の裏面接着ポイントから連続する裏面表層の細幅帯が、包装用帯紙裏面の中央表層から細幅帯状に剥離されるように構成したことを特徴とする連続ゴミ袋体の包装用帯紙構造。
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Cited By (2)
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CN111776832A (zh) * | 2020-07-16 | 2020-10-16 | 湖北亿纬动力有限公司 | 一种极片收卷方式及薄膜分切收卷装置 |
RU204211U1 (ru) * | 2021-03-01 | 2021-05-14 | Виталий Васильевич Воронов | Упаковка рулона мягкой тары из полимерной пленки |
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2018
- 2018-08-20 JP JP2018154020A patent/JP2020029267A/ja active Pending
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