JP2014105483A - 橋梁の架設装置および橋梁の架設方法 - Google Patents

橋梁の架設装置および橋梁の架設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】橋桁の送り出しの安全性をより高め、橋桁下の交通に与える影響をより抑え、かつ工事工程の短縮化および工事費の低減化をより図ること。
【解決手段】橋桁102Aを橋脚101の上方で橋軸方向に送り出すことで橋桁102Aを所定の橋脚101A間に掛け渡す橋梁の架設装置において、橋脚101の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し橋脚101の幅よりも大きい間隔を有して橋脚101の幅方向の両側に配置される軌条2と、各軌条2に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部31、および移動部31から橋脚101よりも高い位置に配置されて橋桁102Aの送り方向の後端が取り付けられる取付部32を有する移動ベント3と、軌条2とは別に橋脚101に添って固定されており橋桁102Aが橋脚101Aに配置される高さと近似する上方の高さ位置において橋桁102Aの下面を支持する送り機構と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、橋梁における桁を架設するための橋梁の架設装置および橋梁の架設方法に関する。
橋梁を架設するにあたり、送り出し架設方法がある。この方法は、一般に、送出しヤードに台車設備を設置し、橋桁を支持しながら台車設備を推進させることで橋桁を送り出している。ここでは、台車設備が橋脚上を通過するため、橋桁は台車設備の高さ分を上げ越した状態で送り出す必要があり、送出し完了後に、上げ越し分の橋桁を降下させる降下作業が生じている。橋桁の降下作業は、降下用架台、降下用ジャッキからなる降下設備を橋脚上などに設置し、その上に搭載した橋桁を所定の位置まで降下させる作業である。しかし、橋桁下に道路がある場合、降下作業の期間中は橋桁下の道路を通行止めする必要があるため、迂回路やその沿道に交通障害をもたらし、これにより交通事故災害のリスクを高めるおそれがある。また、橋桁下の道路を通行止めした場合、迂回路や沿道に渋滞を発生させ、物流の効率低下、時間的損失や自動車排気ガスの増加など、社会的損失が大きい。
また、橋桁の降下作業において、橋桁の降下前は、高さ1m〜5m程度の降下設備(ジャッキで下から受ける場合や吊り下げる場合がある)で支持された不安定な状態となるため、地震などによる水平力発生時は、落橋による災害リスクが高まる。また、橋桁の降下時は、ジャッキのみで橋桁の自重を受け持ち、当該ジャッキのシリンダを伸縮させながら橋桁を降下させるため、さらに不安定な状態となる。しかも、橋脚への橋桁の架設時に、降下設備にひずみが蓄積されている場合には、降下中にひずみが開放されて水平力が作用し、事故につながるおそれがある。
さらに、橋桁の降下は、降下設備(降下架台、降下用ジャッキ)の設備損料、設備の組立・解体・輸送費および降下作業など、多大な設備と労務からなり、多くのコストが発生する。また、上記の降下作業(設備組立・解体作業、降下作業)は、多くの日数を所要し、工事工程への影響が大きい。
従来、例えば、特許文献1に記載の送り出し架設工法は、送り出し後の橋桁の降下作業を省略でき、交通規制時間を大幅に短縮することを目的としている。この送り出し架設工法は、橋桁の架設予定地点を挟んで両側に橋脚を立設し、橋桁を送り出す側の橋脚より後方に間隔をあけ固定ベントを立設し、固定ベント上に跨って送り出し設備を設置し、送り出し設備上で橋桁を後方へ順次直列に連結するとともに、先頭の橋桁の先端上部に手延べ機の基端部を連結して前方へ張り出させる。一方、橋桁を送り出す側の橋脚の反対側の橋脚側は、当該橋脚より後方に間隔をあけて橋脚を立設し、それらの橋脚上に跨って橋桁を後方へ直列に連結して設置しておく。そして、送り出し設備上の橋桁を、台車を介して前方へ送り出し、手延べ機を備えた先頭の橋桁が反対側の橋脚上に設置されている既設橋桁に到達した状態で、双方の橋桁を突き合わせて連結した後、先頭の橋桁から手延べ機を撤去する。
なお、例えば、特許文献2に記載の橋桁の送り出し工法は、架設時間の短縮を図り、人為的ミスの発生を防止することを目的としている。この橋桁の送り出し工法は、前後方向に配置された複数の送出し台車に橋桁を載せて支持し、その送出し台車の走行軌条に沿った移動により、橋桁を一方の橋脚から他方の橋脚へ送り出すことによって架設する橋桁の送出し工法において、送出し台車がそれぞれ複数の鉛直ジャッキを介して橋桁を支持するものであり、橋桁の送出し中に当該鉛直ジャッキの各反力を送出し台車ごとに比較して、任意に設定された設計値との差の絶対値が最も大きい鉛直ジャッキを選定し、選定した鉛直ジャッキの反力が所定の制御値を超えた場合に当該鉛直ジャッキのストロークを自動調整することを繰り返しながら移動する。
特開2006−28733号公報 特開2003−278114号公報
上述した特許文献1の送り出し架設工法は、橋桁を送り出す側の橋脚より後方に、固定ベントを立設し、固定ベント上に跨って送り出し設備を設置している。送り出し設備は、送り出し方向に延在する軌条設備と、軌条設備に走行可能に載置された台車とを有する。すなわち、特許文献1の送り出し架設工法における固定ベントは、台車および軌条設備を橋脚の上端近傍の位置に設置し、かつ台車および軌条設備を介して橋桁を支えるような大がかりな設備となる。このため、固定ベントについての設備損料、設備の組立・解体・輸送費など、多大な設備と労務が必要となり、多くの日数を所要し、工事工程への影響が大きい問題は解消されない。しかも、特許文献1の送り出し架設工法は、送り出し設備上で橋桁を後方へ順次直列に連結しており、不安定な送り出し設備上での橋桁の連結作業となるため、落橋による災害リスクが高まる問題も解消されない。さらに、特許文献1の送り出し架設工法は、送り出し途中で台車設備を盛り替える必要があり、この際、橋桁の送り出し作業を一旦止めなければならないため、架設する橋桁下に道路がある場合、道路を通行止めする時間が長くなり、迂回路やその沿道に交通障害をもたらし、これにより交通事故災害のリスクを高める問題、迂回路や沿道に渋滞を発生させ、物流の効率低下、時間的損失や自動車排気ガスの増加など、社会的損失が大きくなる問題も解消されない。
本発明は上述した課題を解決するものであり、橋桁の送り出しの安全性をより高め、橋桁下の交通に与える影響をより抑え、かつ工事工程の短縮化および工事費の低減化をより図ることのできる橋梁の架設装置および橋梁の架設方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の橋梁の架設装置は、橋桁を橋脚の上方で橋軸方向に送り出すことで前記橋桁を所定の橋脚間に掛け渡す橋梁の架設装置において、前記橋脚の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し前記橋脚の幅よりも大きい間隔を有して前記橋脚の幅方向の両側に配置される軌条と、各前記軌条に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部、および前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に配置されて前記橋桁の送り方向の後端が取り付けられる取付部を有する移動ベントと、前記軌条とは別に前記橋脚に添って固定されており前記橋脚に配置される高さと近似する上方の高さ位置において前記橋桁の下面を支持する送り機構と、を備えることを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、送り機構が、橋脚に配置される高さと近似する上方の高さ位置において橋桁の下面を支持し、これとは別に設けられた軌条に沿って移動する移動ベントにより橋桁を送り出すため、安定した送り出しを行うことができ、橋脚への橋桁の大がかりな降下作業も要さない。この結果、橋桁の送り出しの安全性をより高め、かつ工事工程を短縮化して橋桁の下の交通に与える影響をより抑えることができる。特に、この橋梁の架設装置によれば、軌条と送り機構とを別に配置し、軌条を橋脚の高さよりも低い位置に配置している。そして、軌条を支持する設備を低い位置に設置することで当該設備に係る設備損料、設備の組立・解体・輸送費などを低減することができる。しかも、送り機構を橋脚に添って固定することで当該送り機構を支持する設備を橋脚周りにのみ配置することになるため、当該設備に係る設備損料、設備の組立・解体・輸送費などを低減することができる。この結果、工事工程の短縮化および工事費の低減化をより図ることができる。
また、第2の発明の橋梁の架設装置は、第1の発明において、前記移動ベントの取付部が、各前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に立設された各支柱部と、前記橋脚の上方を幅方向で跨ぐように各前記支柱部の上端を繋ぐ梁部と、前記梁部に設けられて前記橋桁の送り方向の後端を支持する支持部と、を有することを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、移動ベントの取付部は、各支柱部と梁部とにより、橋脚の幅方向の両側に配置される各軌条に沿って移動し、かつ橋脚を跨ぐ門型に構成されるため、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第3の発明の橋梁の架設装置は、第2の発明において、前記支持部が、高さ方向に変位する高さ調整機構と、前記橋桁を送り出す水平方向に変位する水平調整機構と、前記水平調整機構に設けられ高さ方向の変位を許容する滑り機構と、を有することを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、高さ調整機構の高さ方向の変位を、滑り機構により水平調整機構が妨げないようにして、高さ調整機構および水平調整機構による変位の調整ができる。この結果、橋桁を後端で支えることにより受ける反力を調整することができ、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第4の発明の橋梁の架設装置は、第3の発明において、前記高さ調整機構に設けられて高さ方向の鉛直反力を検出する鉛直反力検出部と、前記鉛直反力の検出結果を表示部に表示するとともに、前記鉛直反力が所定範囲から外れる場合に前記高さ調整機構を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、高さ方向の鉛直反力を自動的に検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、高さ方向の鉛直反力を管理することができる。そして、鉛直反力が所定範囲から外れる場合に高さ調整機構を自動的に制御し、取付部に係る橋桁高さ方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第5の発明の橋梁の架設装置は、第3の発明において、前記水平調整機構に設けられて送り出し方向の水平反力を検出する水平反力検出部と、前記水平反力の検出結果を表示部に表示するとともに、前記水平反力が所定範囲から外れる場合に前記水平調整機構を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、送り方向の水平反力を自動的に検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、送り方向の水平反力を管理することができる。そして、水平反力が所定範囲から外れる場合に水平調整機構を自動的に制御し、取付部に係る橋桁の送り方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第6の発明の橋梁の架設装置は、第1〜第3の何れか1つの発明において、前記移動ベントに設けられて当該移動ベントの鉛直に対する傾きを検出する傾斜検出部と、前記傾きの検出結果を表示部に表示するとともに、前記傾きが所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、移動ベントの傾きを自動的に検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、移動ベントの傾きを管理することができる。そして、傾きが所定範囲から外れる場合に移動部による移動速度を自動的に制御することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第7の発明の橋梁の架設装置は、第1〜第3の何れか1つの発明において、前記移動部の移動量を検出する移動部移動量検出部と、前記橋桁の移動量を検出する橋桁移動量検出部と、前記移動部の移動量の検出結果、および前記橋桁の移動量の検出結果を表示部に表示するとともに、双方の移動量の差が所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この橋梁の架設装置によれば、移動部の移動量、および橋桁の移動量を自動的に検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、双方の移動量を管理することができる。そして、双方の移動量の差が所定範囲から外れる場合に移動部による移動速度を自動的に制御することで、より安定した送り出しを行うことができる。
上述の目的を達成するために、第8の発明の橋梁の架設方法は、橋脚の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し前記橋脚の幅よりも大きい間隔を有して前記橋脚の幅方向の両側に配置される軌条と、各前記軌条に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部、および前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に配置されて橋桁の送り方向の後端が取り付けられる取付部を有する移動ベントと、前記軌条とは別に前記橋脚に添って固定されており前記橋脚に配置される高さと近似する上方の高さ位置において前記橋桁の下面を支持する送り機構と、を備える架設装置により、前記橋桁を前記橋脚の上方で橋軸方向に送り出すことで前記橋桁を所定の橋脚間に掛け渡す橋梁の架設方法において、前記取付部に係る高さ方向の鉛直反力を検出する工程と、前記鉛直反力の検出結果を表示部に表示する工程と、前記鉛直反力が所定範囲から外れる場合に前記取付部に係る前記橋桁の高さ方向の位置を調整する工程と、を含むことを特徴とする。
この橋梁の架設方法によれば、高さ方向の鉛直反力を検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、高さ方向の鉛直反力を管理することができる。そして、鉛直反力が所定範囲から外れる場合に取付部に係る橋桁高さ方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第9の発明の橋梁の架設方法は、第8の発明において、前記取付部に係る送り出し方向の水平反力を検出する工程と、前記水平反力の検出結果を表示部に表示する工程と、前記水平反力が所定範囲から外れる場合に前記取付部に係る前記橋桁の送り方向の位置を調整する工程と、を含むことを特徴とする。
この橋梁の架設方法によれば、送り方向の水平反力を検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、送り方向の水平反力を管理することができる。そして、水平反力が所定範囲から外れる場合に取付部に係る橋桁の送り方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第10の発明の橋梁の架設方法は、第8または第9の発明において、前記移動ベントの鉛直に対する傾きを検出する工程と、前記傾きの検出結果を表示部に表示する工程と、前記傾きが所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を調整する工程と、を含むことを特徴とする。
この橋梁の架設方法によれば、移動ベントの傾きを検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、移動ベントの傾きを管理することができる。そして、傾きが所定範囲から外れる場合に移動部による移動速度を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
また、第11の発明の橋梁の架設方法は、第8〜第10の何れか1つの発明において、前記移動部の移動量を検出する工程と、前記橋桁の移動量を検出する工程と、前記移動部の移動量の検出結果、および前記橋桁の移動量の検出結果を表示部に表示する工程と、双方の前記移動量の差が所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を調整する工程と、を含むことを特徴とする。
この橋梁の架設方法によれば、移動部の移動量、および橋桁の移動量を検出し、その結果を表示部に表示する。この結果、オペレータは、常時、双方の移動量を管理することができる。そして、双方の移動量の差が所定範囲から外れる場合に移動部による移動速度を調整することで、より安定した送り出しを行うことができる。
本発明によれば、橋桁の送り出しの安全性をより高め、橋桁下の交通に与える影響をより抑え、かつ工事工程の短縮化および工事費の低減化をより図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る橋梁の概略側面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る橋梁の概略平面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設工程図である。 図4は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設工程図である。 図5は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設工程図である。 図6は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設工程図である。 図7は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の正面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の平面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大側面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大側面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大正面図である。 図12は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の制御系を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の制御を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の制御を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の制御を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態に係る橋梁の架設装置の制御を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る橋梁の概略側面図であり、図2は、本実施形態に係る橋梁の概略平面図である。
本実施形態に係る橋梁は、例えば、図1および図2に示すように、下部工として複数の橋脚101が橋軸方向に沿って立設され、当該橋脚101上に橋軸方向に沿って上部工である橋桁102が掛け渡される。また、本実施形態の橋梁では、一部の橋桁102A(図1および図2において実線で示し、他の橋桁102を一点鎖線で示す)の下方に、橋軸方向で交差する道路103が設けられている。橋桁102Aは、道路103を橋軸方向で挟む橋脚101Aに掛け渡されている。橋脚101(101A)は、鋼材、鉄筋コンクリート、鋼コンクリート複合材などにより構成される。橋桁102(102A)は、主に、橋軸方向に連続する床版102aと桁部102bとを有し、鋼材、鉄筋コンクリート、鋼コンクリート複合材などにより構成される。橋梁の架設は、橋脚101が先に施工され、当該橋脚101の上に橋桁102を掛け渡しつつ連結して行う。本実施形態では、道路103の上方に掛け渡される橋桁102Aを橋脚101上で橋軸方向に送り出し、橋脚101Aに掛け渡す送り出し架設工法が適用される。なお、本実施形態では、一部の橋桁102Aの下方に道路103が設けられている例を示しているが、道路103以外に、例えば、鉄道などの交通網や河川が設けられている場合もある。また、本実施形態において、図2では、上下線の2つに分けられた橋梁を示している。
図3〜図6は、本実施形態に係る橋梁の架設工程図である。また、図7は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の正面図であり、図8は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の平面図であり、図9は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大側面図であり、図10は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大側面図であり、図11は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の一部拡大正面図である。
上述したような橋梁を架設するにあたり、まず、図3に示すように、橋脚101(101A)の橋軸方向の脇に添って固定ベント1を設ける。固定ベント1は、その上端に、橋軸方向に転動する送り機構11が固定される。送り機構11は、例えば、エンドレスローラを有し、その上面で橋桁102Aの桁部102bを受け、橋軸方向への送りを案内する。この送り機構11の上面(エンドレスローラの上面)は、橋脚101Aの上端に設けられて橋桁102Aを支持する支承(図示せず)の上面からの高さに対して数cmだけ上方に設定されている。すなわち、橋桁102Aは、支承(図示せず)の上面からの高さに対して数cmだけ上方であり橋脚101Aに取り付けられる高さに近似する高さ位置で送られる。また、送り機構11は、ジャッキを有し、橋桁102Aの桁部102bを受けるエンドレスローラの上面の高さを変えられるように構成されている。なお、送り機構11は、固定ベント1以外に、図3に示す橋脚101Aに仮設ブラケット1’を設け、この仮設ブラケット1’に固定されてもよい。
さらに、図3に示すように、軌条2を設ける。軌条2は、橋脚101の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し、橋脚101の幅よりも大きい間隔を有して橋脚101の幅方向の両側に平行に配置される。本実施形態の軌条2は、図7に示すように、橋脚101の幅方向の両側にそれぞれ配置されているとともに、2本の軌条部2aが幅方向で併設して構成されている。この軌条2は、本実施形態では、図3に示すように、地面104に配置されている。そして、図8および図9に示すように、地面104が掘られた部分に砕石21が敷設され、その上に敷鉄板(図示せず)が置かれ、その上に覆工板22が置かれた上に軌条2が配置される。なお、軌条2は、例えば、橋脚101が水上に立設され、地面104に設置できない場合、仮桟橋やベント設備(図示せず)を用いて設置してもよい。
次に、図4に示すように、軌条2上に移動ベント3を配置する。移動ベント3は、軌条2に沿って移動可能に構成されている。この移動ベント3についての詳細は後述する。
次に、図4に示すように、橋桁102Aを固定ベント1の送り機構11の上面に載置する。橋桁102Aは、橋軸方向に複数に分割された状態で組み立てられて架設現場に運搬され、当該架設現場にて橋軸方向が連結されて形成される。そして、クレーンなどにより吊り上げられて固定ベント1の送り機構11の上面に載置される。そして、橋桁102Aにおける橋軸方向に沿う送り方向の後端に、移動ベント3に固定する。また、橋桁102Aにおける橋軸方向に沿う送り方向の前端に、送り方向に延在する手延機4を固定する。
次に、図5に示すように、移動ベント3により、橋桁102Aの後端を押すようにして橋桁102Aを橋軸方向に送り出す。
次に、図6に示すように、橋桁102Aを各橋脚101Aに掛け渡される所定の位置に送り出した状態で送り出しを止める。その後、各橋脚101Aに設けた支承(図示せず)の上に橋桁102Aを数cm下げて載置し、移動ベント3および手延機4を橋桁102Aから外し、この橋桁102Aを橋脚101Aに固定する。その後、図1に示すように、固定ベント1(仮設ブラケット1’)および軌条2を解体する。その後は、図1に示すように橋桁102Aの前後に他の橋桁102を連結して橋梁を完成させる。
以下、移動ベント3について説明する。上述したように、移動ベント3は、橋桁102Aにおける橋軸方向に沿う送り方向の後端に固定され、軌条2を橋軸方向に移動することで橋桁102Aの後端を押すようにして橋桁102Aを橋軸方向に送り出すものである。この移動ベント3は、移動部31および取付部32を有する。
移動部31は、軌条2に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる。移動部31は、図8および図9に示すように、軌条2の上に配置される移動機構31aを有する。本実施形態の移動機構31aは、それ自体が推進手段46(図12参照)となる横移動装置として構成されている。この移動機構31aは、一方の軌条2の各軌条部2aに対して2つずつ配置されて計4つ設けられる。1つの軌条部2aに配置された2つの移動機構31aは、軌条部2aの延在方向に沿って設けられ連結材31bで連結される。また、各軌条部2aに配置された移動機構31aは、その上に各軌条部2aを跨ぐように幅方向に延在して配置される一対の第一支持鋼材31cで連結される。さらに、各第一支持鋼材31cは、その上に橋軸方向に延在して配置される一対の第二支持鋼材31dで連結される。さらに、各第二支持鋼材31dは、その上に幅方向に延在して配置される一対の第三支持鋼材31eで連結される。また、第二支持鋼材31dは、推進手段46(図12参照)となる牽引装置31fが設けられる。牽引装置31fは、軌条2の先端部に先端が固定されたワイヤ31gの後端が挿通されこれを牽引し推進力を生ずる。
また、取付部32は、移動部31から橋脚101よりも高い位置に配置されて橋桁102Aの送り方向の後端が取り付けられる。取付部32は、図8に示すように、支柱部321、梁部322、および支持部323を有する。
支柱部321は、各軌条2の上方に延在し橋脚101よりも高い位置に立設される。支柱部321は、図8および図9に示すように、移動部31における第二支持鋼材31dと第三支持鋼材31eとに2本ずつ計4本の支柱鋼材321aの下端が結合される。各支柱鋼材321aは、橋脚101よりも高い位置に立設され、その途中が相互に水平材および斜材にて連結され、その上端に架台321bが固定される。
梁部322は、図8に示すように、幅方向に延在して設けられ、その両端が各支柱部321の上端の架台321bに固定される。このため、梁部322は、橋脚101の上方を幅方向で跨ぐように配置される。そして、取付部32は、一対の支柱部321および梁部322により橋脚101を跨ぐ門型に形成される。なお、梁部322は、後述の支持部323を設けることができれば、橋脚101の上方を幅方向で跨ぐように配置されていなくてもよい。
支持部323は、図7および図8に示すように、梁部322に設けられ、橋桁102Aの送り方向の後端を支持する。支持部323は、梁部322の延在方向である幅方向において、複数(本実施形態では2つ)設けられている。この支持部323は、図10に示すように、連結部323a、後方桁323b、高さ調整機構323c、水平調整機構323d、および滑り機構323eを有する。
連結部323aは、橋桁102Aの後端であって桁部102bに連結されるブロックを構成する。連結部323aは、図7および図10に示すように、推進手段46(図12参照)となる牽引装置323fが設けられる。牽引装置323fは、橋桁102Aの送り方向の前側となる橋脚101Aの上端部に先端が固定されたワイヤ323gの後端が挿通されこれを牽引し推進力を生ずる。
後方桁323bは、橋軸方向に延在して設けられ、当該橋軸方向である橋桁102Aの送り方向の先端部が、連結部323aの上面に連結される。また、後方桁323bは、その後端部が、梁部322側に支持される。具体的には、後方桁323bは、その後端部が、高さ調整機構323c、水平調整機構323d、および滑り機構323eにより梁部322側に支持される。
高さ調整機構323cは、高さ(鉛直)方向に変位するもので、鉛直ジャッキとして構成されている。高さ調整機構323cは、図10および図11に示すように、後方桁323bの下面と、梁部322の上面との間に設けられており、連結部323aおよび後方桁323bを介して橋桁102Aの高さ方向の鉛直反力V1を受ける。そして、高さ方向に変位する(伸縮する)ことで、連結部323aおよび後方桁323bを介して橋桁102Aの後端の高さ方向の位置を変位させ、鉛直反力V1を調整する。この高さ調整機構323cは、複数設けられた支持部323の1つにおいて、橋軸方向および幅方向に2つずつ計4つ設けられている。
水平調整機構323dは、橋軸方向である橋桁102Aの送り出し方向に変位するもので、水平ジャッキとして構成されている。水平調整機構323dは、図10に示すように、梁部322の橋軸方向の両側を挟むように後方桁323bの下面から下方に延在されるブラケットと、梁部322の橋軸方向の両面との間に設けられており、連結部323aおよび後方桁323bを介して橋桁102Aの送り方向の水平反力V2を受ける。そして、送り方向に変位する(伸縮する)ことで、連結部323aおよび後方桁323bを介して橋桁102Aの後端の送り方向の位置を変位させ、水平反力V2を調整する。この水平調整機構323dは、複数設けられた支持部323の1つにおいて、橋軸方向および幅方向に2つずつ計4つ設けられている。
滑り機構323eは、水平調整機構323dにおける梁部322との間に設けられ、高さ方向の変位を許容する。滑り機構323eは、例えば、フッ素樹脂加工が施された板材が、橋軸方向で重ね合わされており、これにより高さ方向の変位を許容する。なお、滑り機構323eは、金属板とゴム板とが橋軸方向で交互に重ね合わされたものであってもよい。すなわち、滑り機構323eは、高さ方向の変位を滑りにより許容することで、高さ調整機構323cにおける高さ方向の変位(連結部323aおよび後方桁323bを介した橋桁102Aの高さ方向の変位)を許容する。
図12は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の制御系を示すブロック図である。また、図13〜図16は、本実施形態に係る橋梁の架設装置の制御(橋梁の架設方法)を示すフローチャートである。
図12に示すように、上述した移動ベント3は、鉛直反力検出部41と、水平反力検出部42と、傾斜検出部43と、移動部移動量検出部44と、橋桁移動量検出部45とを有する。鉛直反力検出部41は、高さ調整機構323cに設けられて高さ方向の鉛直反力V1を検出する。水平反力検出部42は、水平調整機構323dに設けられて送り出し方向の水平反力V2を検出する。傾斜検出部43は、支柱部321の上端部に設けられた傾斜計(図10参照)からなり、移動ベント3の傾きθ(橋軸方向の傾き)を検出する。移動部移動量検出部44は、移動部31に設けられた光波測距儀やエンコーダなどからなり、移動ベント3の移動部移動量D1を検出する。橋桁移動量検出部45は、橋桁102Aに設けられた光波測距儀やエンコーダなどからなり、橋桁102Aの橋桁移動量D2を検出する。
鉛直反力検出部41が検出した鉛直反力V1、水平反力検出部42が検出した水平反力V2、傾斜検出部43が検出した傾きθ、移動部移動量検出部44が検出した移動部移動量D1、および橋桁移動量検出部45が検出した橋桁移動量D2は、制御部40に入力される。制御部40は、高さ調整機構323c、水平調整機構323d、推進手段(移動機構31a、牽引装置31f、および牽引装置323f)46に接続され、これらを制御する。なお、推進手段46は、移動機構31a、牽引装置31f、および牽引装置323fの他、図には明示しないが、水平ジャッキを用いて1ストロークずつ盛り替えて移動するものや、ウィンチで引いて移動するものや、自走台車設備で移動するものや、大型搬送車を用いて移動するものなどであってもよい。また、制御部40は、表示部47が接続され、鉛直反力V1、水平反力V2、傾きθ、移動部移動量D1、および橋桁移動量D2を表示部47に表示するとともに、高さ調整機構323c、水平調整機構323d、推進手段(移動機構31a、牽引装置31f、および牽引装置323f)の制御状態を表示部47に表示する。また、制御部40は、報知手段48が接続されている。報知手段48は、ブザーやランプや表示部47における表示などがある。また、制御部40は、橋桁102Aを移動ベント3により送り出す場合に、鉛直反力V1が許容される所定範囲である鉛直反力許容範囲、水平反力V2が許容される所定範囲である水平反力許容範囲、傾きθが許容される所定範囲である傾き許容範囲、および移動部移動量D1と橋桁移動量D2との差が許容される所定範囲である移動量差許容範囲ΔDが予め記憶されている。
そして、図13に示すように、制御部40は、橋桁102Aの送り出し途上において、鉛直反力検出部41による鉛直反力V1の検出結果を入力し(ステップS1)、表示部47に表示する(ステップS2)。さらに、制御部40は、鉛直反力検出部41が検出した鉛直反力V1が所定範囲であれば(ステップS3:Yes)、本制御を終了し、ステップS1に戻って再び鉛直反力検出部41による鉛直反力V1の検出結果を入力する。一方、制御部40は、鉛直反力検出部41が検出した鉛直反力V1が所定範囲から外れる場合(ステップS3:No)、報知手段48によりその旨を報知するとともに、高さ調整機構323cを制御し、取付部32における橋桁102Aの高さ方向の位置を調整する(ステップS4)。その後、制御部40は、ステップS1に戻って再び鉛直反力検出部41による鉛直反力V1の検出結果を入力し、ステップS2にて表示し、ステップS3にて検出結果を確認する。
また、図14に示すように、制御部40は、橋桁102Aの送り出し途上において、水平反力検出部42による水平反力V2の検出結果を入力し(ステップS11)、表示部47に表示する(ステップS12)。さらに、制御部40は、水平反力検出部42が検出した水平反力V2が所定範囲であれば(ステップS13:Yes)、本制御を終了し、ステップS11に戻って再び水平反力検出部42による水平反力V2の検出結果を入力する。一方、制御部40は、水平反力検出部42が検出した水平反力V2が所定範囲から外れる場合(ステップS13:No)、報知手段48によりその旨を報知するとともに、水平調整機構323dを制御し、取付部32における橋桁102Aの送り方向の位置を調整する(ステップS14)。その後、制御部40は、ステップS11に戻って再び水平反力検出部42による水平反力V2の検出結果を入力し、ステップS12にて表示し、ステップS13にて検出結果を確認する。
また、図15に示すように、制御部40は、橋桁102Aの送り出し途上において、傾斜検出部43による傾きθの検出結果を入力し(ステップS21)、表示部47に表示する(ステップS22)。さらに、制御部40は、傾斜検出部43が検出した傾きθが所定範囲であれば(ステップS23:Yes)、本制御を終了し、ステップS21に戻って再び傾斜検出部43による傾きθの検出結果を入力する。一方、制御部40は、傾斜検出部43が検出した傾きθが所定範囲から外れる場合(ステップS23:No)、報知手段48によりその旨を報知するとともに、移動部31の推進手段46を制御し、移動部31による移動ベント3の移動速度を調整する(ステップS24)。その後、制御部40は、ステップS21に戻って再び傾斜検出部43による傾きθの検出結果を入力し、ステップS22にて表示し、ステップS23にて検出結果を確認する。
また、図16に示すように、制御部40は、橋桁102Aの送り出し途上において、移動部移動量検出部44による移動部移動量D1の検出結果、および橋桁移動量検出部45による橋桁移動量D2の検出結果を入力し(ステップS31)、表示部47に表示する(ステップS32)。さらに、制御部40は、移動部移動量D1と橋桁移動量D2との差ΔDが所定範囲であれば(ステップS33:Yes)、本制御を終了し、ステップS31に戻って再び移動部移動量検出部44による移動部移動量D1の検出結果、および橋桁移動量検出部45による橋桁移動量D2の検出結果を入力する。一方、制御部40は、移動部移動量D1と橋桁移動量D2との差ΔDが所定範囲から外れる場合(ステップS33:No)、報知手段48によりその旨を報知するとともに、移動部31の推進手段46を制御し、移動部31による移動ベント3の移動速度を調整する(ステップS34)。その後、制御部40は、ステップS31に戻って再び移動部移動量検出部44による移動部移動量D1の検出結果、および橋桁移動量検出部45による橋桁移動量D2の検出結果を入力し、ステップS32にて表示し、ステップS33にて検出結果を確認する。
このように、本実施形態の橋梁の架設装置は、橋桁102Aを橋脚101の上方で橋軸方向に送り出すことで橋桁102Aを所定の橋脚101A間に掛け渡す橋梁の架設装置において、橋脚101の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し橋脚101の幅よりも大きい間隔を有して橋脚101の幅方向の両側に配置される軌条2と、各軌条2に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部31、および移動部31から橋脚101よりも高い位置に配置されて橋桁102Aの送り方向の後端が取り付けられる取付部32を有する移動ベント3と、軌条2とは別に橋脚101(101A)に添って固定されており橋脚101Aに配置される高さと近似する上方の高さ位置において橋桁102Aの下面を支持する送り機構11と、を備える。
この橋梁の架設装置によれば、送り機構11が、橋脚101Aに配置される高さと近似する上方の高さ位置において橋桁102Aの下面を支持し、これとは別に設けられた軌条2に沿って移動する移動ベント3により橋桁102Aを送り出すため、安定した送り出しを行うことが可能であり、橋脚101Aへの橋桁102Aの大がかりな降下作業も要さない。この結果、橋桁102Aの送り出しの安全性をより高め、かつ工事工程を短縮化して橋桁102Aの下の交通に与える影響をより抑えることが可能になる。特に、本実施形態の橋梁の架設装置によれば、軌条2と送り機構11とを別に配置し、軌条2を橋脚101の高さよりも低い位置に配置している。そして、軌条2を支持する設備を低い位置に設置することで当該設備に係る設備損料、設備の組立・解体・輸送費などを低減することが可能になる。しかも、送り機構11を橋脚101(101A)に添って固定することで当該送り機構11を支持する設備を橋脚101(101A)周りにのみ配置することになるため、当該設備に係る設備損料、設備の組立・解体・輸送費などを低減することが可能になる。この結果、工事工程の短縮化および工事費の低減化をより図ることができる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、移動ベント3の取付部32が、各移動部31から橋脚101よりも高い位置に立設された各支柱部321と、橋脚101の上方を幅方向で跨ぐように各支柱部321の上端を繋ぐ梁部322と、梁部322に設けられて橋桁102Aの送り方向の後端を支持する支持部323と、を有する。
この橋梁の架設装置によれば、移動ベント3の取付部32は、各支柱部321と梁部322とにより、橋脚101の幅方向の両側に配置される各軌条2に沿って移動し、かつ橋脚101を跨ぐ門型に構成されるため、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、支持部323が、高さ方向に変位する高さ調整機構323cと、橋桁102Aを送り出す水平方向に変位する水平調整機構323dと、水平調整機構323dに設けられ高さ方向の変位を許容する滑り機構323eと、を有する。
この橋梁の架設装置によれば、高さ調整機構323cの高さ方向の変位を、滑り機構323eにより水平調整機構323dが妨げないようにして、各機構323c,323dによる変位の調整が可能になる。この結果、橋桁102Aを後端で支えることにより受ける反力を調整することができ、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
なお、橋桁102Aを送る途上において橋桁102Aには、高さ方向や送り方向への変形が生じるが、支持部323に設けた高さ調整機構323cによる高さ方向の変位の調整および水平調整機構323dによる送り方向の変位の調整により、橋桁102Aの変形による変位が移動部31や取付部32に伝達される事態を防ぐことができる。一方、移動部31や取付部32では、軌条2を配置した地盤の不陸や沈下により変位が生じ得るが、支持部323に設けた高さ調整機構323cによる高さ方向の変位の調整および水平調整機構323dによる送り方向の変位の調整により、移動部31や取付部32に生じた変位が橋桁102Aに伝達される事態を防ぐことができる。この結果、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、高さ調整機構323cに設けられて高さ方向の鉛直反力V1を検出する鉛直反力検出部41と、鉛直反力V1の検出結果を表示部47に表示するとともに、鉛直反力V1が所定範囲から外れる場合に高さ調整機構323cを制御する制御部40と、を備える。
さらに、本実施形態の橋梁の架設方法は、取付部32に係る高さ方向の鉛直反力V1を検出する工程と、鉛直反力V1の検出結果を表示部47に表示する工程と、鉛直反力V1が所定範囲から外れる場合に取付部32に係る橋桁102Aの高さ方向の位置を調整する工程と、を含む。
この橋梁の架設装置および橋梁の架設方法によれば、高さ方向の鉛直反力V1を自動的に検出し、その結果を表示部47に表示する。この結果、オペレータは、常時、高さ方向の鉛直反力V1を管理することが可能になる。そして、鉛直反力V1が所定範囲から外れる場合に高さ調整機構323cを自動的に制御し、取付部32に係る橋桁102Aの高さ方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、水平調整機構323dに設けられて送り出し方向の水平反力V2を検出する水平反力検出部42と、水平反力V2の検出結果を表示部47に表示するとともに、水平反力V2が所定範囲から外れる場合に水平調整機構323dを制御する制御部40と、を備える。
さらに、本実施形態の橋梁の架設方法は、取付部32に係る送り出し方向の水平反力V2を検出する工程と、水平反力V2の検出結果を表示部47に表示する工程と、水平反力V2が所定範囲から外れる場合に取付部32に係る橋桁102Aの送り方向の位置を調整する工程と、を含む。
この橋梁の架設装置および橋梁の架設方法によれば、送り方向の水平反力V2を自動的に検出し、その結果を表示部47に表示する。この結果、オペレータは、常時、送り方向の水平反力V2を管理することが可能になる。そして、水平反力V2が所定範囲から外れる場合に水平調整機構323dを自動的に制御し、取付部32に係る橋桁102Aの送り方向の位置を調整することで、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、移動ベント3に設けられて当該移動ベント3の鉛直に対する傾きθを検出する傾斜検出部43と、傾きθの検出結果を表示部47に表示するとともに、傾きθが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を自動的に制御する制御部40と、を備える。
さらに、本実施形態の橋梁の架設方法は、移動ベント3の鉛直に対する傾きθを検出する工程と、傾きθの検出結果を表示部47に表示する工程と、傾きθが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を調整する工程と、を含む。
この橋梁の架設装置および橋梁の架設方法によれば、移動ベント3の傾きθを自動的に検出し、その結果を表示部47に表示する。この結果、オペレータは、常時、移動ベント3の傾きθを管理することが可能になる。そして、傾きθが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を制御し調整することで、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
また、本実施形態の橋梁の架設装置は、移動部31の移動量(移動部移動量)D1を検出する移動部移動量検出部44と、橋桁102Aの移動量(橋桁移動量)D2を検出する橋桁移動量検出部45と、移動部31の移動量D1の検出結果、および橋桁102Aの移動量D2の検出結果を表示部47に表示するとともに、双方の移動量D1,D2の差ΔDが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を制御する制御部40と、を備える。
さらに、本実施形態の橋梁の架設方法は、移動部31の移動量(移動部移動量)D1を検出する工程と、橋桁102Aの移動量(橋桁移動量)D2を検出する工程と、移動部31の移動量D1の検出結果、および橋桁102Aの移動量D2の検出結果を表示部47に表示する工程と、双方の移動量D1,D2の差ΔDが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を調整する工程と、を含む。
この橋梁の架設装置および橋梁の架設方法によれば、移動部31の移動量(移動部移動量)D1、および橋桁102Aの移動量(橋桁移動量)D2を自動的に検出し、その結果を表示部47に表示する。この結果、オペレータは、常時、双方の移動量D1,D2を管理することが可能になる。そして、双方の移動量D1,D2の差ΔDが所定範囲から外れる場合に移動部31による移動速度を自動的に制御し調整することで、より安定した送り出しを行うことが可能になる。
1 固定ベント
1’ 仮設ブラケット
2 軌条
3 移動ベント
11 送り機構
31 移動部
32 取付部
321 支柱部
322 梁部
323 支持部
323c 高さ調整機構
323d 水平調整機構
40 制御部
41 鉛直反力検出部
42 水平反力検出部
43 傾斜検出部
44 移動部移動量検出部
45 橋桁移動量検出部
46 推進手段
47 表示部
48 報知手段
101,101A 橋脚
102A 橋桁

Claims (11)

  1. 橋桁を橋脚の上方で橋軸方向に送り出すことで前記橋桁を所定の橋脚間に掛け渡す橋梁の架設装置において、
    前記橋脚の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し前記橋脚の幅よりも大きい間隔を有して前記橋脚の幅方向の両側に配置される軌条と、
    各前記軌条に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部、および前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に配置されて前記橋桁の送り方向の後端が取り付けられる取付部を有する移動ベントと、
    前記軌条とは別に前記橋脚に添って固定されており前記橋脚に配置される高さと近似する上方の高さ位置において前記橋桁の下面を支持する送り機構と、
    を備えることを特徴とする橋梁の架設装置。
  2. 前記移動ベントの取付部が、
    各前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に立設された各支柱部と、
    前記橋脚の上方を幅方向で跨ぐように各前記支柱部の上端を繋ぐ梁部と、
    前記梁部に設けられて前記橋桁の送り方向の後端を支持する支持部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の架設装置。
  3. 前記支持部が、
    高さ方向に変位する高さ調整機構と、
    前記橋桁を送り出す水平方向に変位する水平調整機構と、
    前記水平調整機構に設けられ高さ方向の変位を許容する滑り機構と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の橋梁の架設装置。
  4. 前記高さ調整機構に設けられて高さ方向の鉛直反力を検出する鉛直反力検出部と、
    前記鉛直反力の検出結果を表示部に表示するとともに、前記鉛直反力が所定範囲から外れる場合に前記高さ調整機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の架設装置。
  5. 前記水平調整機構に設けられて送り出し方向の水平反力を検出する水平反力検出部と、
    前記水平反力の検出結果を表示部に表示するとともに、前記水平反力が所定範囲から外れる場合に前記水平調整機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の架設装置。
  6. 前記移動ベントに設けられて当該移動ベントの鉛直に対する傾きを検出する傾斜検出部と、
    前記傾きの検出結果を表示部に表示するとともに、前記傾きが所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の橋梁の架設装置。
  7. 前記移動部の移動量を検出する移動部移動量検出部と、
    前記橋桁の移動量を検出する橋桁移動量検出部と、
    前記移動部の移動量の検出結果、および前記橋桁の移動量の検出結果を表示部に表示するとともに、双方の移動量の差が所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の橋梁の架設装置。
  8. 橋脚の高さよりも低い位置で橋軸方向に沿って延在し前記橋脚の幅よりも大きい間隔を有して前記橋脚の幅方向の両側に配置される軌条と、各前記軌条に沿って橋軸方向に移動可能に設けられる移動部、および前記移動部から前記橋脚よりも高い位置に配置されて橋桁の送り方向の後端が取り付けられる取付部を有する移動ベントと、前記軌条とは別に前記橋脚に添って固定されており前記橋脚に配置される高さと近似する上方の高さ位置において前記橋桁の下面を支持する送り機構と、を備える架設装置により、前記橋桁を前記橋脚の上方で橋軸方向に送り出すことで前記橋桁を所定の橋脚間に掛け渡す橋梁の架設方法において、
    前記取付部に係る高さ方向の鉛直反力を検出する工程と、
    前記鉛直反力の検出結果を表示部に表示する工程と、
    前記鉛直反力が所定範囲から外れる場合に前記取付部に係る前記橋桁の高さ方向の位置を調整する工程と、
    を含むことを特徴とする橋梁の架設方法。
  9. 前記取付部に係る送り出し方向の水平反力を検出する工程と、
    前記水平反力の検出結果を表示部に表示する工程と、
    前記水平反力が所定範囲から外れる場合に前記取付部に係る前記橋桁の送り方向の位置を調整する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の橋梁の架設方法。
  10. 前記移動ベントの鉛直に対する傾きを検出する工程と、
    前記傾きの検出結果を表示部に表示する工程と、
    前記傾きが所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を調整する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の橋梁の架設方法。
  11. 前記移動部の移動量を検出する工程と、
    前記橋桁の移動量を検出する工程と、
    前記移動部の移動量の検出結果、および前記橋桁の移動量の検出結果を表示部に表示する工程と、
    双方の前記移動量の差が所定範囲から外れる場合に前記移動部による移動速度を調整する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8〜10の何れか1つに記載の橋梁の架設方法。
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