JP2014103560A5 - - Google Patents
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Description
本明細書に開示される発明は、原稿を搬送して読み取る画像読取装置に関する。
従来、原稿を搬送して読み取る画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1)。画像読取装置では、搬送される原稿の厚みが厚くなると、原稿に曲がり癖がついたり、ジャムが発生するなどの問題が生じる。そのため、従来から、搬送される原稿の厚さを検出し、検出した原稿の厚さによって搬送経路を切り換える技術が用いられている。
原稿を搬送して読み取る画像読取装置では、原稿の厚みだけではなく、原稿の原稿サイズによっても問題が発生することがある。例えば、画像読取装置の搬送経路に沿って、上流側から給紙トレイに載置された原稿を、一枚ずつ搬送経路へと送り出す供給ローラ、第1搬送ローラ、第2搬送ローラがこの順に配置されている装置を考える。この画像読取装置では、原稿の搬送方向における原稿長が搬送経路に沿った供給ローラと第1搬送ローラとの間の距離よりも長く、搬送経路に沿った第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間の距離よりも長い場合に、これらのローラを用いて原稿を搬送することができる。
搬送経路に沿って搬送される原稿は、第1搬送ローラ及び第2搬送ローラから搬送方向の推進力を受ける一方、供給ローラから搬送方向と逆方向の抑止力を受けることで、しわなどの発生が抑制された状態で搬送される。そのため、原稿が供給ローラと離反する際には、それまで供給ローラから受けていた抑止力から開放されることから、瞬間的に原稿の搬送速度が上昇する事象が生じる。
この場合において、原稿の原稿長が搬送経路に沿った供給ローラと第2搬送ローラの間の搬送距離よりも短いと、当該原稿が供給ローラから離反する際に、当該原稿が第1搬送ローラのみ当接する。一方、原稿の原稿長が搬送距離以上であると、当該原稿が供給ローラから離反する際に、当該原稿が第1搬送ローラ及び第2搬送ローラに当接する。そのため、原稿の原稿長が搬送距離よりも短い原稿では、原稿の原稿長が搬送距離以上の原稿に比べて、原稿が供給ローラから離反する際の瞬間的な原稿の搬送速度の上昇が抑制されにくく、その結果、原稿の一部分に読み取りができない領域が生じる問題が発生する。このように、原稿を搬送して読み取る画像読取装置では、原稿の原稿サイズによって、原稿の一部分に読み取りができない領域が生じる問題が生じる。
本明細書では、原稿を搬送して読み取る画像読取装置において、読み取りができない領域の発生を抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、原稿が載置される載置部と、前記載置部に載置された前記原稿に接触して回転し、前記原稿を一枚ずつ搬送経路へと送り出す供給ローラと、第1搬送ローラと第2搬送ローラとを有し、前記供給ローラによって前記搬送経路へと送り出された前記原稿を前記第1搬送ローラ、前記第2搬送ローラの順に用いて前記搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送された前記原稿が排出される排出部と、前記搬送経路上の前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の読取位置に配置され、前記搬送部によって搬送される前記原稿を前記読取位置で主走査方向に読み取る画像読取部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送経路に沿った搬送方向における前記原稿の原稿長が、前記搬送経路に沿った前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の第1搬送距離以上の長さを有し、前記搬送経路に沿った前記供給ローラと前記第2搬送ローラとの間の第2搬送距離よりも短い第1原稿種であるか、前記第2搬送距離以上の長さを有する第2原稿種であるかを判断する判断処理と、前記判断処理における判断結果が第1原稿種である場合に、前記判断結果が第2原稿種である場合に比べて、前記原稿が前記供給ローラから離反する離反タイミングにおける前記原稿の搬送速度を遅くして搬送させる搬送制御処理と、前記搬送制御処理により搬送される前記原稿を前記画像読取部に読み取らせる読取処理と、を実行する。
この画像読取装置では、原稿の原稿長を装置固有の第1搬送距離及び第2搬送距離と比較し、第1原稿種と判断された原稿の離反タイミングにおける搬送速度を、第2原稿種と判断された原稿に対して遅くして搬送させる。第1原稿種の原稿は、原稿長が第2搬送距離より短く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラに当接していないことから、原稿長が第2搬送距離よりも長く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラに当接している第1原稿種の原稿に比べて、離反タイミングにおいて搬送速度が上昇しやすい。この画像読取装置では、第1原稿種の原稿に対して、第2原稿種の原稿よりも離反タイミングにおける搬送速度を遅くするので、第1原稿種の原稿において離反タイミングにおける搬送速度の上昇を抑制することができ、搬送速度の瞬間的な上昇による読み取りができない領域の発生を抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、前記搬送制御処理において、前記原稿の搬送速度を減速させる減速命令を出力して、前記離反タイミングにおける前記原稿の搬送速度を遅くする構成としても良い。
この画像読取装置によれば、減速命令を出力して離反タイミングにおける原稿の搬送速度を遅くするので、離反タイミングにおける原稿の搬送速度を限定的に遅くすることができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、前記搬送制御処理において、前記離反タイミングに前記減速命令を出力する構成としても良い。
一般に搬送速度が変化する場合は、搬送速度が一定の場合に比べて画像読取部が読み取った読取データの画質が低下しやすい。この画像読取装置によれば、離反タイミングにおいて減速命令を出力するので、原稿の読み取り開始から離反タイミングまでの間において、読取データの画質の低下を抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記搬送制御処理には、前記原稿が第1原稿種である場合に、前記原稿が第2原稿種である場合に比べて前記原稿の搬送速度を遅く設定する設定処理と、前記設定処理の設定により前記原稿を搬送する搬送処理と、を含む構成としても良い。
この画像読取装置によれば、第1原稿種と第2原稿種で原稿の搬送速度を各々設定するので、離反タイミングを含む原稿の搬送期間全体に亘って、第1原稿種の原稿の搬送速度を第2原稿種の原稿の搬送速度に比べて遅くすることができる。
また、上記の画像読取装置では、前記供給ローラは、前記搬送経路の前記主走査方向の搬送領域のうちの一部分に設けられ、前記第1搬送ローラは、前記搬送領域の全域に設けられるとともに前記主走査方向において複数のローラを有し、前記制御部は、前記原稿が、前記第1搬送ローラにおいて基準数以下のローラにより搬送される幅狭原稿種であるか、前記第1搬送ローラにおいて前記基準数より多くのローラにより搬送される幅広原稿種であるかを判断するプレ判断処理を更に実行し、前記プレ判断処理において、前記原稿が幅狭原稿種であると判断した場合に、前記判断処理を実行する構成としても良い。
離反タイミングにおける原稿の搬送速度の上昇は、原稿の主走査方向における原稿幅にも起因する。一般に、原稿幅が比較的狭く、主走査方向に並んだ基準数以下のローラにより搬送される幅狭原稿種の原稿は、原稿幅が比較的広く、主走査方向に並んだ基準数より多くのローラにより搬送される幅広原稿種の原稿に比べて、離反タイミングにおける瞬間的な原稿の搬送速度の上昇が抑制されにくく、原稿に読み取りができない領域が発生しやすい。
この画像読取装置では、原稿が幅広原稿種である場合に、原稿長を用いた判断処理を実行するので、離反タイミングにおける瞬間的な原稿の搬送速度の上昇が抑制されにくい幅広原稿種であり、かつ第1原稿種の原稿において、瞬間的な原稿の搬送速度の上昇を抑制することができ、読み取りができない領域の発生を抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記排出部は、第1排出部と第2排出部を有し、前記搬送経路は、前記第2搬送ローラの下流側において第1搬送経路と、第2搬送経路とに分岐し、前記搬送部は、前記幅狭原稿種の原稿を前記第1搬送経路を用いて前記第1排出部に搬送し、前記幅広原稿種の原稿を第2搬送経路を用いて前記第2排出部に搬送する構成としても良い。
一般に、幅狭原稿種の原稿は、幅広原稿種の原稿に比べて原稿長が短い。この画像読取装置によれば、比較的原稿長の短い幅狭原稿種の原稿を、第1搬送経路を用いて搬送することができ、比較的原稿長の長い幅広原稿種の原稿を、第2搬送経路を用いて搬送することができる。
また、上記の画像読取装置では、更に、操作部を備え、前記制御部は、前記判断処理において、前記操作部を介して受け付けた前記原稿の原稿サイズに基づいて、前記原稿の原稿長を検知し、原稿種を判断する構成としても良い。
この画像読取装置では、読取処理に先だって実行される判断処理において、操作部を介して受け取った原稿サイズから原稿の原稿長を検出し、原稿の原稿種を判断するので、原稿を読み取るに先だって、原稿の原稿種を判断することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記原稿は、定型サイズの原稿であり、かつ、前記原稿の原稿長は、前記搬送経路に沿った前記供給ローラと前記読取位置との間の第3搬送距離よりも長く、前記制御部は、前記判断処理において、前記画像読取部が前記原稿の前記搬送方向先端を読み取った先端読取データに基づいて、前記原稿の原稿長を検出し、原稿種を判断する構成としても良い。
この画像読取装置では、原稿の搬送方向先端を読み取った先端読取データから原稿の原稿長を検出し、原稿の原稿種を判断するので、原稿の原稿種を正確に判断することができる。
本明細書によって開示される画像読取装置では、原稿を搬送して読み取る画像読取装置において、読み取りができない領域の発生を抑制することができる。
<実施形態1>
実施形態1を、図1ないし図8を用いて説明する。
実施形態1を、図1ないし図8を用いて説明する。
1.画像読取装置の機械的構成
図1に示すように、画像読取装置1は、使用者により給紙トレイ2に載置された複数の原稿Gを排紙トレイ4に搬送するとともに、搬送中の原稿Gを本体部3に含まれる第1CIS30及び第2CIS32を用いて読み取るシートフィードスキャナである。給紙トレイ2は、載置部の一例であり、排紙トレイ4は、排出部の一例である。また、第1CIS30及び第2CIS32は、画像読取部の一例である。
図1に示すように、画像読取装置1は、使用者により給紙トレイ2に載置された複数の原稿Gを排紙トレイ4に搬送するとともに、搬送中の原稿Gを本体部3に含まれる第1CIS30及び第2CIS32を用いて読み取るシートフィードスキャナである。給紙トレイ2は、載置部の一例であり、排紙トレイ4は、排出部の一例である。また、第1CIS30及び第2CIS32は、画像読取部の一例である。
画像読取装置1の本体部3には、給紙トレイ2と排紙トレイ4を接続する搬送経路22が設けられており、この搬送経路22の周辺に、給紙ローラ40と、分離パッド42と、第1搬送ローラ44と、第2搬送ローラ46と、切換板48と、第1CIS30と、第2CIS32と、フロントセンサ(以下、Fセンサ)13と、リアセンサ(以下、Rセンサ)14と、を備える。給紙ローラ40は、供給ローラの一例である。
給紙ローラ40は、給紙トレイ2に載置された原稿Gに当接して回転し、給紙トレイ2に載置された原稿Gを本体部3の内部へと送り出す。この際、原稿Gは、分離パッド42の摩擦力により各原稿G毎に分離され、搬送経路22へと送り出される。
給紙トレイ2には、給紙トレイ2に載置された原稿Gを介してお互いに対向する吸入ローラ50及び吸入パッド52が設けられている。吸入ローラ50及び吸入パッド52は、給紙ローラ40及び分離パッド42が給紙トレイ2に載置された原稿Gを搬送経路22へと送り出すのを補助する。
搬送ローラ44、46は、モータM(図3参照)により駆動され、本体部3の内部へと引き込まれた原稿Gを搬送経路22に沿って搬送する。搬送経路22において、第1搬送ローラ44は、第2搬送ローラ46よりも上流側に載置されている。本実施形態の画像読取装置1で搬送可能な原稿Gの搬送経路22に沿った原稿長は搬送経路22に沿った第1搬送ローラ44と第2搬送ローラ46の間の距離(第1搬送距離L1)よりも長い。
第1CIS30は、搬送経路22上の第1搬送ローラ44と第2搬送ローラ46との間の第1読取位置Y1に配置され、搬送される原稿Gの一方の面を第1読取位置Y1で読み取る。また、第2CIS32は、搬送経路22上の第1読取位置Y1と第2搬送ローラ46との間の第2読取位置Y2に配置され、搬送される原稿Gの裏面を第2読取位置Y2で読み取る。
本実施形態の画像読取装置1で搬送可能な原稿Gの原稿長は、また、搬送経路22に沿った給紙ローラ40と第1読取位置Y1の間の第3搬送距離L3(図2参照)よりも長い。そのため、第1CIS30は、給紙ローラ40によって搬送される原稿Gの搬送方向における先端を読み取る。以下、原稿Gの原稿長から第3搬送距離L3を差し引いた距離を、当該原稿Gの搬送基準距離LKと呼ぶ。
第2搬送ローラ46は、原稿Gを排紙トレイ4に排出する。第2搬送ローラ46の搬送経路22を挟んで対向する位置に、切換板48が配置されている。切換板48は、その姿勢が、排紙トレイ4Aへと続くストレートパス(以下、Sパス)22Aに沿った第1姿勢F1と、排紙トレイ4Bへと続くUターンパス(以下、Uパス)22Bに沿った第2姿勢F2とに切り替わる。Sパス22Aは、第1搬送経路の一例であり、Uパス22Bは、第2搬送経路の一例である。また、排紙トレイ4Aは、第1排出部の一例であり、排紙トレイ4Bは、第2排出部の一例である。
Sパス22A及びUパス22Bは、搬送経路22が第2搬送ローラ46に上流側から到達する位置Z3よりも下流側であって、搬送経路22が切換板48と対向する位置Z4において搬送経路22が分岐してなる。Sパス22Aは、略直線状に設けられており、名刺やハガキなどの小型原稿の搬送に用いられる。また、Uパス22Bは、その一部が第2搬送ローラ46に沿って曲線状に設けられており、A4サイズ原稿などの大型原稿の搬送に用いられる。
排紙トレイ4Aは、本体部3の外側ケースの一部をなすトレイ板54によって構成される。また、排紙トレイ4Bは、本体部3上部の外側ケースによって構成されている。また、トレイ板54は、本体部3に対して回動可能に構成されており、図1に実線で示す閉状態から、図1に二点鎖線で示す開状態に回動することで、排紙トレイ4Bを構成する。切換板48は、トレイ板54の状態に連動して姿勢が切り替わり、トレイ板54が閉状態となると第2姿勢F2となり、トレイ板54が開状態となると第1姿勢F1となる。また、本体部3には、トレイ板54の開閉状態を検出するトレイ板検知センサ15が設けられている。トレイ板検知センサ15は、トレイ板54が閉状態の場合にオンし、トレイ板54が開状態の場合にオフする。
切換板48が図1に二点鎖線で示す第1姿勢F1である場合、原稿GはSパス22Aに沿って搬送され、排紙トレイ4Aに排紙される。一方、切換板48が図1に実線で示す第2姿勢F2である場合、原稿GはUパス22Bに沿って搬送され、排紙トレイ4Bに排紙される。つまり、吸入ローラ50と給紙ローラ40と第1搬送ローラ44と第2搬送ローラ46とによって、給紙トレイ2に載置された原稿Gを搬送経路22に沿って搬送する搬送部56が形成されている。
Fセンサ13は、給紙トレイ2内の検出位置Y3に配置され、給紙トレイ2に原稿Gが載置された場合にオンし、給紙トレイ2に原稿Gが載置されていない場合にオフする。Rセンサ14は、搬送経路22において第1搬送ローラ44と第1読取位置Y1との間の検出位置Y4に配置され、原稿Gが搬送経路22上の検出位置Y4を通過する場合にオンし、原稿Gが検出位置Y4を通過していない場合にオフする。つまり、Rセンサ14は、検出位置Y4を通過する原稿Gを検出する。
更に、画像読取装置1には、搬送方向D2においてFセンサ13と同じ検出位置Y3に配置され(図2参照)、給紙トレイ2に載置された原稿Gが大型原稿である場合にオンし、小型原稿である場合にオフする原稿サイズ検知センサ16、装置内の温度Tを検出する温度センサ17、電源スイッチや各種設定ボタンからなり、使用者からの操作指令等を受け付ける操作部11(図3参照)、LEDや液晶ディスプレイからなり画像読取装置1の状況を表示する表示部12(図3参照)等が設けられている。
図2に本体部3の内部を上面視して示すように、搬送経路22は、主走査方向D1において所定の幅を有しており、原稿Gは搬送経路22に連続する給紙トレイ2に載置される際に、主走査方向D1において中央基準で載置される。そして、原稿Gは、搬送経路22を搬送される際に、大型原稿では、搬送経路22の主走査方向D1の幅領域を示す搬送領域Hの全域を用いて搬送され、小型原稿では、搬送領域Hの中央の一部領域である中央領域MHのみを用いて搬送される。中央領域MHは、主走査方向の搬送領域のうちの一部分の一例である。以下、搬送領域Hのうち、中央領域MHより右側の領域を右側領域RHと呼び、中央領域MHより左側の領域を左側領域LHと呼ぶ。
トレイ板54は、主走査方向D1の幅が中央領域MHの幅と略等しく設定されている。そのため、トレイ板54によって構成される排紙トレイ4Aには、中央領域MHのみを用いて搬送された小型原稿が排出される。Fセンサ13及びRセンサ14は、検出位置Y3の中央領域MHの主走査方向D1における中央近傍に配置されており、原稿サイズ検知センサ16は、検出位置Y3の左側領域LHであって、中央領域MHとの境界近傍に配置されている。
吸入ローラ50及び給紙ローラ40は、主走査方向において各々が1つのローラによって構成されており、中央領域MHに配置されている。その一方、第1搬送ローラ44及び第2搬送ローラ46は、主走査方向において各々が同一の回転軸周りに同期して回転する3つのローラによって構成されており、その3つのローラが右側領域RH、中央領域MH、左側領域LHにそれぞれ配置されている。
そのため、図6に破線で示す名刺や一点鎖線で示すハガキなどの小型原稿は、第1搬送ローラ44及び第2搬送ローラ46を用いて搬送される際に、中央領域MHに配置された各々1つのローラを用いて搬送される。その一方、図6に二点鎖線で示すA4サイズ原稿などの大型原稿は、各々1つのローラより多くの3つのローラによって搬送される。1つのローラは、基準数以下のローラの一例であり、3つのローラは、基準数より多くのローラの一例である。
2.画像読取装置の電気的構成
図3に示すように、画像読取装置1は、中央処理装置(以下、CPU)20、ROM26、RAM27、デバイス制御部23、第1アナログフロントエンド(以下、AFE)24、第2AFE25、搬送部駆動回路28を備え、これらにバス19を介して、操作部11、表示部12、及び各種センサ13〜17が接続されている。図3に点線21で示すように、CPU20と、ROM26と、RAM27を含めたものは、制御部の一例である。
図3に示すように、画像読取装置1は、中央処理装置(以下、CPU)20、ROM26、RAM27、デバイス制御部23、第1アナログフロントエンド(以下、AFE)24、第2AFE25、搬送部駆動回路28を備え、これらにバス19を介して、操作部11、表示部12、及び各種センサ13〜17が接続されている。図3に点線21で示すように、CPU20と、ROM26と、RAM27を含めたものは、制御部の一例である。
ROM26には、画像読取装置1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU20は、ROM26から読み出したプログラムに従って各部の制御を行うとともに、後述する搬送読取処理を実行する。また、ROM26には、当該画像読取装置1の第1搬送距離L1、第2搬送距離L2、及び中央領域MHの幅H0が記憶されている他、画像読取装置1で搬送可能な各原稿サイズの搬送基準距離LKが記憶されている。
デバイス制御部23は、CIS30、32に接続されており、CPU20からの命令に基づいて読取制御信号をCIS30、32に送信する。CIS30、32は、デバイス制御部23からの読取制御信号に基づいて原稿Gの一方の面又は他方の面を読み取る。
第1AFE24は、第1CIS30に接続されており、第1CIS30から出力されるアナログ信号の読取データをデジタル信号、つまり階調データの読取データに変換する。第1AFE24は、変換した階調データを、バス19を介してRAM27に記憶する。第2AFE25は、第2CIS32に接続されており、第2CIS32から出力されるアナログ信号の読取データをデジタル信号の読取データに変換し、バス19を介してRAM27に記憶する。
搬送部駆動回路28は、モータMに接続され、CPU20から入力されるパルス信号に基づいてモータMを回転駆動する。モータMは、パルス信号の1パルスで、1ステップの回転角度分、回転駆動する。モータMが1ステップ分駆動すると、搬送部56を構成する各ローラが所定角度回転し、搬送経路22上を原稿Gが所定距離だけ搬送される。CPU20は、原稿Gを搬送する際に、搬送部駆動回路28にパルス信号を送信し、これに従って搬送部56は、そのパルス信号のパルスの数に所定距離を掛けた距離だけ原稿Gを搬送する。以後、CPU20がモータMに送信するパルス信号のパルスの数を、ステップ数と呼ぶ。
搬送部56では、搬送経路22に沿って搬送される原稿Gにしわが発生するのを抑制するため、給紙ローラ40によって搬送経路22へと送り出された原稿Gが第1搬送ローラ44及び第2搬送ローラ46によって搬送され始めると、図10に示すように、第1搬送ローラ44は、搬送方向D2に原稿Gを進める推進力F1を与え、第2搬送ローラ46は、搬送方向D2に原稿Gを進める推進力F3を与え、給紙ローラ40は、搬送方向D2への推進を阻害する抑制力F2を与える。
図10Aに示すように、A4サイズ原稿などの大型原稿では、3つの第1搬送ローラ44を用いて搬送されることから、原稿Gは、少なくとも3つの推進力F1と1つの抑制力F2を受けて搬送される。その一方、図10Bに示すように、名刺などの小型原稿では、1つの第1搬送ローラ44を用いて搬送されることから、原稿Gは、1つの推進力F1と1つの抑制力F2を受けて搬送される。つまり、小型原稿は、大型原稿に比べて原稿Gの搬送に用いられる第1搬送ローラ44及び第2搬送ローラ46の数が少ないことから、推進力と抑制力との合力において抑制力F2の影響が大きい。
そのため、図6に破線で示す名刺や一点鎖線で示すハガキなどの小型原稿では、原稿Gが給紙ローラ40から離反する離反タイミングにおいて、給紙ローラ40の抑制力F2が消失することの影響が、図6に二点鎖線で示すA4サイズ原稿などの大型原稿に比べて大きい。その結果、小型原稿では、離反タイミングにおいて、原稿Gの搬送速度が大型原稿に比べて瞬間的に上昇しやすい。
また、小型原稿のうち、図6に破線で示す名刺などのように原稿長が第2搬送距離L2よりも短い第1原稿種の原稿Gでは、原稿Gが位置Z3に到達する前に、原稿Gが給紙ローラ40から離反する。その一方、小型原稿のうち、図6に一点鎖線で示すハガキなどのように原稿長が第2搬送距離L2以上の長さを有する第2原稿種の原稿Gでは、原稿Gが位置Z3に到達した後に、原稿Gが給紙ローラ40から離反する。
つまり、第2原稿種の原稿Gでは、離反タイミングにおいて第1搬送ローラ44及び第2搬送ローラ46によって搬送される一方、第1原稿種の原稿Gでは、離反タイミングにおいて第1搬送ローラ44のみによって搬送される。
図10Aに示すように、第2原稿種の原稿Gなどの原稿長が第2搬送距離L2よりも長い原稿Gでは、離反タイミングにおいて第1搬送ローラ44からの推進力F1及び第2搬送ローラ46からの推進力F3を受ける。その一方、図10Bに示すように、第1原稿種の原稿Gなどの原稿長が第2搬送距離L2以下の原稿Gでは、離反タイミングにおいて第2搬送ローラ46からの推進力F3を受けない。従って、第1原稿種の原稿Gは、第2原稿種の原稿Gに比べて、離反タイミングにおいて受ける推進力が小さく、離反タイミングにおいて、抑制力F2が消失することの影響が大きい。
そのため、第1原稿種の原稿Gでは、離反タイミングにおいて、原稿Gの搬送速度が第2原稿種の原稿Gに比べて瞬間的に上昇しやすい。その結果、原稿Gのうち、離反タイミングに読取位置Y1、Y2に存在していた領域では、CIS30、32によって読み取りができない事態が生じる。
このように、画像読取装置1では、原稿Gの原稿長が第2搬送距離L2よりも短いか否か等によって、原稿Gに読み取りができない領域が生じる。本実施形態の画像読取装置1では、後述する搬送読取処理において、原稿Gの原稿長に応じて、離反タイミングにおける原稿Gの搬送速度を低下させる処理を含む。
3.搬送読取処理
次に、図4ないし図7を参照して、原稿Gの搬送読取処理について説明する。本実施形態では、第1CIS30を用いて原稿Gの一方の面を読み取る形態について説明する。図4は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する搬送読取処理のフローチャートを示す。CPU20は、Fセンサ13を用いて給紙トレイ2に原稿Gが載置されたことが確認され、操作部11を介して使用者から原稿Gの搬送読取指示が入力されると、処理を開始する。
次に、図4ないし図7を参照して、原稿Gの搬送読取処理について説明する。本実施形態では、第1CIS30を用いて原稿Gの一方の面を読み取る形態について説明する。図4は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する搬送読取処理のフローチャートを示す。CPU20は、Fセンサ13を用いて給紙トレイ2に原稿Gが載置されたことが確認され、操作部11を介して使用者から原稿Gの搬送読取指示が入力されると、処理を開始する。
CPU20は、搬送読取処理を開始すると、搬送読取指示に併せて受け付けた原稿Gの種類や原稿Gの読取面などの読取設定を受け付ける(S2)。次に、CPU20は、トレイ板検知センサ15と原稿サイズ検知センサ16の状態を確認する。CPU20は、まず、トレイ板検知センサ15がオンしているかを確認し、トレイ板検知センサ15がオンしている場合(S4:YES)、つまり、トレイ板54が閉状態の場合に、原稿GがUパス22Bに沿って搬送されることを検知する。
次に、CPU20は、原稿サイズ検知センサ16がオンしているか否かを確認する(S6)。原稿サイズ検知センサ16がオンしている場合(S6:YES)、Uパス22Bに沿って搬送される原稿Gが大型原稿であることから、トレイ板検知センサ15と原稿サイズ検知センサ16の状態に矛盾が生じていない。CPU20は、この場合に、原稿GがUパス22Bに沿って搬送されることを示すUパスフラグをオンし(S10)、後述する読取処理を実行する(S18)
一方、CPU20は、原稿サイズ検知センサ16がオフしている場合(S6:NO)、Uパス22Bに沿って搬送される原稿Gが小型原稿であることを検知する。Uパス22Bに沿って小型原稿が搬送されると、Uパス22Bの第2搬送ローラ46に沿った曲線部分においてジャムが発生しやすい。そのため、CPU20は、この場合に、原稿Gの搬送を開始する前に、「トレイ板が閉じているので、トレイ板を開けて下さい。」との旨のエラーメッセ−ジを表示部12に表示させ(S12)、搬送読取処理を終了する。
また、CPU20は、トレイ板検知センサ15がオフしている場合(S4:NO)、つまり、トレイ板54が開状態の場合に、原稿GがSパス22Aに沿って搬送されることを検知し、次に、原稿サイズ検知センサ16がオンしているか否かを確認する(S8)。原稿サイズ検知センサ16がオフしている場合(S8:NO)、Sパス22Aに沿って搬送される原稿Gが小型原稿であることから、トレイ板検知センサ15と原稿サイズ検知センサ16の状態に矛盾が生じていない。CPU20は、この場合に、原稿GがSパス22Aに沿って搬送されることを示すSパスフラグをオンし(S14)、後述する読取処理を実行する(S18)。
一方、CPU20は、原稿サイズ検知センサ16がオンしている場合(S8:YES)、Sパス22Aに沿って搬送される原稿Gが大型原稿であることを検知する。Sパス22Aに沿って大型原稿が搬送されると、原稿Gを排紙トレイ4Bに排出することができずにジャムが発生する。そのため、CPU20は、原稿Gの搬送を開始する前に、「トレイ板が開いているので、トレイ板を閉じて下さい。」との旨のエラーメッセ−ジを表示部12に表示させ(S16)、搬送読取処理を終了する。
次に、読取処理について説明する。図5に、読取処理のフローチャートを示す。読取処理において、CPU20は、まず、搬送部56に対して原稿Gの搬送を指示する(S22)。この際、CPU20は、搬送設定に基づく一定の搬送速度を用いて原稿Gを搬送する。次に、CPU20は、S2において検出した原稿Gの原稿サイズに対応する搬送基準距離LKを、ROM26から読み出す(S24)。
CPU20は、原稿Gの搬送を開始すると、Rセンサ14を用いて搬送中の原稿Gの位置を検出する(S26:NO)。CPU20は、Rセンサ14がオンし、原稿Gの先端が検出位置Y4に到達したことを検出すると(S26:YES)、搬送経路22に沿った検出位置Y4と第1読取位置Y1の間の距離に相当する第1ステップ数PAだけ原稿Gを更に搬送させ(S28)、第1CIS30に対して原稿Gの読み取りを指示する(S30)。
次に、CPU20は、S2において設定された原稿種の原稿幅を、ROM26に記憶された中央領域MHの幅H0と比較する(S32)。CPU20は、原稿Gの原稿幅が中央領域MHの幅H0よりも長い場合(S32:NO)、原稿GがA4サイズ原稿などの大型原稿であると判断する。この場合、CPU20は、搬送設定に基づく一定の搬送速度で原稿Gを搬送させて原稿Gを読み取らせる。
一方、CPU20は、原稿Gの原稿幅が中央領域MHの幅H0以下の長さを有する場合(S32:YES)、原稿Gが名刺やハガキなどの小型原稿であると判断する。CPU20は、原稿Gが小型原稿であると判断した場合に、更に、S2において設定された原稿種の原稿長を、ROM26に記憶された第1搬送距離L1及び第2搬送距離L2と比較する(S34)。
CPU20は、原稿Gの原稿長が第1搬送距離L1以上及び第2搬送距離L2以上の長さを有している場合(S34:NO)、原稿Gが第2原稿種の原稿Gであると判断する。この場合、CPU20は、大型原稿であると判断した場合と同様に、搬送設定に基づく一定の搬送速度で原稿Gを搬送させて原稿Gを読み取らせる。
一方、CPU20は、原稿Gの原稿長が第1搬送距離L1以上の長さを有し、第2搬送距離L2よりも短い場合(S34:YES)、原稿Gが第1原稿種の原稿Gであると判断する。CPU20は、原稿Gが第1原稿種の原稿Gであると判断した場合に、原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を低下させるために、搬送部56に対して搬送停止命令を出力する処理(S36〜S42)を実行する。搬送停止命令は、減速命令の一例である。
具体的には、CPU20は、Rセンサ14がオンしてからS24で読み出した搬送基準距離LKだけ原稿Gを搬送させ、(S36:NO)、原稿Gが搬送基準距離LK搬送されると、搬送停止命令を出力する(S38)。前述したように、搬送基準距離LKは、原稿Gの原稿長から第3搬送距離L3を差し引いた距離に設定されていることから、搬送停止命令を出力するタイミングは、離反タイミングと略同一である。更に詳細には、原稿Gが給紙ローラ40から離反する位置Z5(図2参照)は、給紙ローラ40が載置された位置Z1よりも僅かに下流側であることから、搬送停止命令を出力するタイミングは、離反タイミングの直前のタイミングとなる(図7参照)。
図7に示すように、搬送停止命令が出力されると、搬送部56は原稿Gの搬送速度を低下し、離反タイミングにおける搬送速度が、搬送設定に基づく搬送速度よりも低下する。CPU20は、搬送速度の低下時も原稿Gの読み取りを継続させる。ROM26には、CIS30、32が読み取る読取データの副走査方向D2における拡大又は縮小倍率を示す副走査倍率であって搬送速度の低下時におけるもの、つまり、搬送速度の低下時における副走査倍率の変化を示す減速テーブルが記憶されており、CPU20は、搬送速度の減速時において、当該減速テーブルを用いて原稿Gの読み取りを継続させる。
CPU20は、搬送部駆動回路28を介して搬送部56の停止、つまり、原稿Gの搬送速度がゼロとなることを監視する(S40:NO)。CPU20は、搬送部56が停止すると(S40:YES)、搬送部56を再度駆動させるための搬送駆動命令を出力する(S42)。
図7に示すように、搬送駆動命令が出力されると、原稿Gの搬送速度は搬送設定に基づく一定の搬送速度となるまで上昇する。CPU20は、搬送速度の上昇時も原稿Gの読み取りを継続させる。ROM26には、CIS30、32の副走査倍率であって搬送速度の上昇時におけるもの、つまり、搬送速度の上昇時における副走査倍率の変化を示す加速テーブルが記憶されており、CPU20は、搬送速度の上昇時において、当該加速テーブルを用いて原稿Gの読み取りを継続させる。
CPU20は、Rセンサ14がオフするまで原稿Gの読み取りを継続させる(S44:NO)。CPU20は、Rセンサ14がオフし、原稿Gの搬送方向における後端が検出位置Y4に到達したことを検出すると(S44:YES)、搬送部56を用いて原稿Gを更に第1ステップ数PAだけ搬送させて(S46)、原稿Gの表面の読み取りを停止させる(S48)。
次に、CPU20は、Fセンサ13を用いて給紙トレイ2に未読取の原稿Gが残っているかを検出する(S50)。CPU20は、未読取の原稿Gが残っている場合(S50:YES)、S26からの処理を繰り返す。一方、未読取の原稿Gが残っていない場合(S50:NO)、原稿Gを原稿サイズに基づいた排紙トレイ4に排紙して原稿Gの搬送を停止し(S52)、読取処理及び搬送読取処理を終了する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の画像読取装置1では、原稿Gが第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断し、第1原稿種と判断された原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を、第2原稿種と判断された原稿Gに対して遅くして搬送させる。第1原稿種の原稿Gは、原稿長が第2搬送距離L2より短く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラ46に当接していないことから、原稿長が第2搬送距離L2よりも長く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラに当接している第2原稿種の原稿Gに比べて、離反タイミングにおいて搬送速度が上昇しやすい。
(1)本実施形態の画像読取装置1では、原稿Gが第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断し、第1原稿種と判断された原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を、第2原稿種と判断された原稿Gに対して遅くして搬送させる。第1原稿種の原稿Gは、原稿長が第2搬送距離L2より短く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラ46に当接していないことから、原稿長が第2搬送距離L2よりも長く、離反タイミングにおいて第2搬送ローラに当接している第2原稿種の原稿Gに比べて、離反タイミングにおいて搬送速度が上昇しやすい。
この画像読取装置では、第1原稿種の原稿Gに対して、第2原稿種の原稿Gよりも離反タイミングにおける搬送速度を遅くする。搬送速度を遅くすると、搬送速度が瞬間的に上昇しても、搬送速度が到達する最高速度が搬送速度を遅くしない場合に比べて遅くなり、搬送速度の瞬間的な上昇により原稿Gが搬送される距離が短く抑制される。従って、CPU20がCIS30、32を用いて所定の周期で原稿Gを読み取る際に、原稿Gが予定された距離よりも多く搬送されて読み取りができない領域、あるいは読取データの画質が低下する領域が発生することを抑制することができる。
(2)本実施形態の画像読取装置1では、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を遅くする際に、搬送停止命令を出力するので、離反タイミングにおける原稿の搬送速度を限定的に遅くすることができる。本実施形態の画像読取装置1では、略離反タイミングに、更に詳細には、離反タイミングの直前のタイミングにおいて搬送停止命令を出力するので、原稿Gの読み取り開始から離反タイミングまでの間において、搬送速度の低下により読取データの画質が低下することを抑制することができる。
(3)本実施形態の画像読取装置1では、原稿Gが第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断するに先立って、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断し、小型原稿であると判断された原稿Gに対して、第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断する。小型原稿は、原稿幅が中央領域MHの幅H0より短く、離反タイミングにおいて1つの第1搬送ローラ44にしか当接していないことから、原稿幅が中央領域MHの幅H0よりも長く、離反タイミングにおいて3つの第1搬送ローラ44に当接している大型原稿に比べて、離反タイミングにおいて搬送速度が上昇しやすい。
この画像読取装置では、比較的搬送速度が上昇しにくい大型原稿に対しては、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断せず、比較的搬送速度が上昇しやすい小型原稿に対してのみ、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断する。そのため、原稿サイズに基づいて搬送速度が上昇しやすい原稿Gに対して、選択的に搬送速度の上昇を抑制するので、読み取りができない領域、あるいは読取データの画質が低下する領域が発生することを効果的に抑制することができる。
(4)本実施形態の画像読取装置1では、読取処理に先だって検出された読取設定から、読み取りの対象となる原稿Gの原稿サイズを検出する。そのため、読取処理においては、当該検出した原稿サイズから、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるか、あるいは第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図4、8を用いて説明する。本実施形態は、読取処理において、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を低下させるために、離反タイミングを含む原稿Gの搬送期間全体の搬送速度を、第2原稿種の原稿Gに比べて低下させる点で、実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
実施形態2を、図4、8を用いて説明する。本実施形態は、読取処理において、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を低下させるために、離反タイミングを含む原稿Gの搬送期間全体の搬送速度を、第2原稿種の原稿Gに比べて低下させる点で、実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.搬送読取処理
図4に示すように、CPU20は、搬送読取処理を開始すると、搬送読取指示に併せて読取設定を受け付ける(S2)。本実施形態でも、読取設定において、原稿Gの読取面が原稿Gの表面に設定されている。CPU20は、S4からの処理を実行し、所定の場合に(S6:YES、S8:NO)読取処理を実行する。
図4に示すように、CPU20は、搬送読取処理を開始すると、搬送読取指示に併せて読取設定を受け付ける(S2)。本実施形態でも、読取設定において、原稿Gの読取面が原稿Gの表面に設定されている。CPU20は、S4からの処理を実行し、所定の場合に(S6:YES、S8:NO)読取処理を実行する。
図8に、本実施形態の読取処理のフローチャートを示す。読取処理において、CPU20は、まず、S2において設定された原稿種の原稿幅を、ROM26に記憶された中央領域MHの幅H0と比較する(S62)。CPU20は、原稿Gの原稿幅が中央領域MHの幅H0よりも長い場合(S62:NO)、原稿GがA4サイズ原稿などの大型原稿であると判断する。この場合、CPU20は、S2において検出した搬送設定から解像度を読み出し、基準の解像度と比較する(S64、66)。本実施形態の画像読取装置1では、基準の解像度が600dpiに設定されている。
CPU20は、読み出した解像度と基準の解像度を比較し、これらの値が等しい場合には(S64:YES)、原稿Gの搬送速度を第2搬送速度に設定する(S68)。また、CPU20は、読み出した解像度が基準の解像度よりも大きい場合には(S64:NO、S66:YES)、原稿Gの搬送速度を第2搬送速度よりも低速度の第3搬送速度に設定する(S70)。また、CPU20は、読み出した解像度が基準の解像度よりも小さい場合には(S64:NO、S66:NO)、原稿Gの搬送速度を第2搬送速度よりも高速度の第1搬送速度に設定する(S72)。
一方、CPU20は、原稿Gの原稿幅が中央領域MHの幅H0以下の長さを有する場合(S62:YES)、原稿Gが名刺やハガキなどの小型原稿であると判断する。CPU20は、原稿Gが小型原稿であると判断した場合に、更に、S2において設定された原稿種の原稿長を、ROM26に記憶された第1搬送距離L1及び第2搬送距離L2と比較する(S74)。
CPU20は、原稿Gの原稿長が第1搬送距離L1以上及び第2搬送距離L2以上の長さを有している場合(S74:NO)、原稿Gが第2原稿種の原稿Gであると判断する。この場合、CPU20は、原稿Gの搬送速度を第2搬送速度に設定する(S76)。
一方、CPU20は、原稿Gの原稿長が第1搬送距離L1以上の長さを有し、第2搬送距離L2よりも短い場合(S74:YES)、原稿Gが第1原稿種の原稿Gであると判断する。CPU20は、原稿Gが第1原稿種の原稿Gであると判断した場合に、原稿Gの搬送速度を第2搬送速度よりも低速度の第4搬送速度に設定する(S78)。なお、第4搬送速度は、第2搬送速度よりも低速度に設定されていれば、第3搬送速度よりも高速度に設定されていても、第3搬送速度よりも低速度に設定されていてもよい。
CPU20は、原稿Gの搬送速度を設定すると、当該設定された搬送速度を用いて原稿Gの搬送を指示する(S80)。CPU20は、原稿Gの搬送を指示すると、Rセンサ14を用いて搬送中の原稿Gの位置を検出する(S82:NO)。CPU20は、Rセンサ14がオンし、原稿Gの先端が検出位置Y4に到達したことを検出すると(S82:YES)、搬送部56を用いて原稿Gを更に第1ステップ数PAだけ搬送させ(S84)、第1CIS30に対して原稿Gの読み取りを指示する(S86)。なお、原稿Gの読み取りを開始してからの処理は、実施形態1と同一であり、重複した説明を省略する。
2.本実施形態の効果
本実施形態の画像読取装置1では、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を遅くする際に、第1原稿種と第2原稿種で原稿Gの搬送速度を各々設定し、かつ、第1原稿種の原稿Gの搬送速度を第2原稿種の原稿Gの搬送速度よりも遅く設定する。そのため、離反タイミングを含む原稿Gの搬送期間に亘って、第1原稿種の原稿Gの搬送速度を第2原稿種の原稿Gの搬送速度に比べて遅くすることができるとともに、原稿Gの搬送期間に搬送速度の変化が生じることを抑制することができる。
本実施形態の画像読取装置1では、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を遅くする際に、第1原稿種と第2原稿種で原稿Gの搬送速度を各々設定し、かつ、第1原稿種の原稿Gの搬送速度を第2原稿種の原稿Gの搬送速度よりも遅く設定する。そのため、離反タイミングを含む原稿Gの搬送期間に亘って、第1原稿種の原稿Gの搬送速度を第2原稿種の原稿Gの搬送速度に比べて遅くすることができるとともに、原稿Gの搬送期間に搬送速度の変化が生じることを抑制することができる。
<実施形態3>
実施形態3を、図9を用いて説明する。本実施形態は、読取処理において、原稿Gの原稿サイズを、原稿Gの先端を読み取って取得した原稿Gの先端読取データから検出する点で、読取設定から検出する実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
実施形態3を、図9を用いて説明する。本実施形態は、読取処理において、原稿Gの原稿サイズを、原稿Gの先端を読み取って取得した原稿Gの先端読取データから検出する点で、読取設定から検出する実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
本実施形態では、読取設定において、原稿Gの読取面が原稿Gの表面に設定されている。また、本実施形態では、原稿Gとして、名刺やハガキ、A4サイズ原稿など、原稿幅から原稿長が推定される、いわゆる定型サイズの原稿Gを読み取りの対象とする。
1.搬送読取処理
図9に、本実施形態の読取処理のフローチャートを示す。読取処理において、CPU20は、第1CIS30に対して原稿Gの読み取りを指示すると(S30)、予め定められた先端読取範囲に亘って原稿Gを読み取らせ、先端読取データを取得させる(S92)。CPU20は、取得した先端読取データから原稿Gの原稿幅を検出し、当該原稿幅から原稿Gの原稿長を推定する(S94)。
図9に、本実施形態の読取処理のフローチャートを示す。読取処理において、CPU20は、第1CIS30に対して原稿Gの読み取りを指示すると(S30)、予め定められた先端読取範囲に亘って原稿Gを読み取らせ、先端読取データを取得させる(S92)。CPU20は、取得した先端読取データから原稿Gの原稿幅を検出し、当該原稿幅から原稿Gの原稿長を推定する(S94)。
CPU20は、S94において検出した原稿Gの原稿幅を、ROM26に記憶された中央領域MHの幅H0と比較し、原稿Gが大型原稿であるか、小型原稿であるかを判断する(S96)。また、CPU20は、原稿Gが小型原稿であると判断した場合に(S96:YES)、更に、S94において推定した原稿Gの原稿長を、ROM26に記憶された第1搬送距離L1及び第2搬送距離L2と比較し、原稿Gが第1原稿種の原稿Gであるか、第2原稿種の原稿Gであるかを判断する(S98)。なお、これ以降の処理は、実施形態1と同一であり、重複した説明を省略する。
2.本実施形態の効果
本実施形態の画像読取装置1では、原稿Gの搬送方向先端を読み取った先端読取データから、読み取りの対象となる原稿Gの原稿幅を検出し、原稿サイズを検出する。読み取りの対象となる原稿Gを用いて取得された先端読取データから原稿サイズを検出するので、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるか、あるいは第1原稿種であるか第2原稿種であるかを正確に判断することができる。
本実施形態の画像読取装置1では、原稿Gの搬送方向先端を読み取った先端読取データから、読み取りの対象となる原稿Gの原稿幅を検出し、原稿サイズを検出する。読み取りの対象となる原稿Gを用いて取得された先端読取データから原稿サイズを検出するので、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるか、あるいは第1原稿種であるか第2原稿種であるかを正確に判断することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スキャナ機能を備えた画像読取装置1を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られず、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機であってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スキャナ機能を備えた画像読取装置1を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られず、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機であってもよい。
(2)上記実施形態では、画像読取装置1が1つのCPU20を有し、この1つのCPU20によって搬送読取処理等の各種処理が実行される例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、複数のCPUにより各部が構成されてもよければ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより各部が構成されてもよい。さらには、単数又は複数のCPU及びASICによって、各部が構成されてもよい。
(3)また、CPU20が実行するプログラムは必ずしもROM26に記憶されている必要はなく、CPU20自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていてもよい。
(4)上記実施形態では、画像読取装置1の搬送ローラ44、46の位置関係に基づいて、大型原稿の例としてA4サイズ原稿を用いて説明を行い、小型原稿の例として名刺、ハガキを用いて説明を行い、第1原稿種の原稿Gの例として名刺を用いて説明を行い、第2原稿種の原稿Gの例としてハガキを用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られるものではない。搬送ローラ44、46の位置関係の変更によっては、第1原稿種の原稿Gにハガキが含まれることがあり、小型原稿にA4サイズ原稿が含まれることがある。
(5)上記実施形態では、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断する際に、読取設定又は先端読取データから原稿サイズを検出する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られるものではない。原稿サイズ検知センサ16の状態に基づいて原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断してもよい。更には、原稿サイズ検知センサ16とトレイ板検知センサ15の状態に矛盾が生じていない場合には、原稿サイズ検知センサ16に代わってトレイ板検知センサ15の状態に基づいて原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断してもよい。
(6)上記実施形態では、まず、原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断し、小型原稿であると判断された原稿Gに対して、第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られるものではない。原稿Gが小型原稿であるか大型原稿であるかを判断せずに、読み取りの対象となる原稿Gの全てに対して第1原稿種であるか第2原稿種であるかを判断してもよい。
(7)上記実施形態では、第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を遅くする際に、搬送停止命令を出力する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られるものではない。搬送停止命令の代わりに減速命令を出力して第1原稿種の原稿Gの離反タイミングにおける搬送速度を遅くしてもよい。
1:画像読取装置、2:給紙トレイ、4A、4B:排紙トレイ、11:操作部、12:表示部、22:搬送経路、22A:Sパス、22B:Uパス、30、32:CIS、40:給紙ローラ、44:第1搬送ローラ、46:第2搬送ローラ、54:トレイ板、D1:主走査方向、D2:搬送方向(副走査方向)、H:搬送領域、L1:第1搬送距離、L2:第2搬送距離、L3:第3搬送距離
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (3)
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