JP2017128420A - 自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置コストを上昇させることなく、かつ重送紙へダメージを与えることなく、ユーザーに重送紙の再読み取りを円滑に進めさせることができる自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】ADF110は、原稿搬送経路上において画像読取部ガラス221に対応する表面読取位置701のスキャナー101側に開口部が設けられている。通常時、スキャナー101は、画像読取部ガラス221の下方から開口部を通して原稿を読み取る。重送検出による原稿搬送停止後、ADF110が矢印B方向に開けられた際に、重送紙711、712が表面読取位置701よりも上流側にある場合には、重送紙711、712を搬送して開口部から排出する。【選択図】図7

Description

本発明は、自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿の重送が発生した際の復帰処理に関する。
近年、様々な機能を兼ね備えた複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)が広く普及しており、自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)が装備されているものも多い。ADFは、画像読取装置に組み込まれており、原稿トレイ上の原稿束から原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取りに供すると共に、読み取り後の原稿を1枚ずつ排紙トレイ上に積載するというものである。
ADFは、原稿束から誤って複数枚の原稿を重なり合った状態で送り出すことがある。このような重送が発生すると、読み取り面側に他の原稿が覆い被さっている原稿については正常に画像を読み取ることができない。
このため、例えば、原稿を透過した超音波の強度は原稿の枚数が1枚以上であるか或いは2枚以上であるかによって大きく異なることから、原稿の搬送路上に超音波センサーを配し、原稿を透過した超音波の強弱を監視することによって重送が検出されたら、搬送を停止すると共に重送の発生をユーザーに報知するADFが提案されている。
報知を承けたユーザーが重送紙を除去して原稿トレイにセットすれば、重送された原稿を正常に読み取ることができる。
特開2007−228184号公報
ADFが重送を検出して搬送を停止した後、重送紙の後端が原稿トレイ側に突出している場合、ユーザーは突出した重送紙を掴んでADFから引き抜くことができる。また、ADFの搬送カバーを開くと、重送紙を簡単に除去できる場合もあり、これらの場合には上記従来技術は有効であると考えられる。
しかしながら、原稿が連れ送りされることによって重送が発生した場合には重送紙どうしで先端が搬送方向にずれていることが多い。このような場合にはADF内部に重送された下流紙の先端が入り込んでいることがあり、搬送カバーを開いても簡単に取り除くことができない。また、強い力を加えて無理に原稿を引っ張り出そうすると、原稿に皺や破れなどのダメージを与えてしまうおそれがある。
このように、上記従来技術のように単に重送を報知しただけでは重送紙の再読み取りを円滑に進めることができない場合がある。また、当該問題を解決するためにADF自体の構成を複雑化させると(例えば、特許文献1を参照)、部品コストが上昇したり耐久性が低下したりする可能性があるので、既存のADFの装置構成のままで問題の解決を図るのが望ましい。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、装置コストを上昇させることなく、かつ重送紙へダメージを与えることなく、ユーザーに重送紙の再読み取りを円滑に進めさせることができる自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動原稿搬送装置は、装置本体が画像読取装置上に開閉可能に載置され、原稿束から原稿を繰り出して搬送し、原稿搬送経路上に設けられた開口部から前記画像読取装置に原稿を読み取らせる自動原稿搬送装置であって、原稿の重送を検出する重送センサーと、原稿の重送が検出されると原稿の搬送を停止する搬送停止手段と、前記原稿搬送経路における前記開口部よりも上流側の所定位置に原稿が到達したか否かを判定する原稿位置判定手段と、装置本体の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、前記重送によって原稿搬送を停止した際に当該原稿が前記所定位置に到達しておらず、その後、前記開状態が検出されたら、原稿を搬送して前記開口部から排出する搬送制御手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、既存の装置構成のみを用いて原稿を開口部から排出するので新たに部品を追加する必要がないので装置コストが上昇しない。また、重送紙は、ジャム紙とは異なって、スキューしたり原稿搬送経路に引っかかったりしておらず、正しい姿勢を保っているので、搬送してもダメージは加わらない。更に、重送紙のみが開口部から排出されるため、どの原稿が重送紙であるかがユーザーにとって明瞭になるので、重送紙の再読み取りを円滑に進めさせることができる。
この場合において、前記原稿位置判定手段は、前記原稿搬送経路における前記重送センサーよりも上流側に配置され、原稿を検出する通紙センサーを備えており、当該通紙センサーが原稿を検出してから前記重送が検出されるまでの経過時間によって前記到達の当否を判定してもよい。
また、前記搬送制御手段は、前記原稿を搬送しているときに前記閉状態を検出したら原稿の搬送を停止してもよい。
また、原稿搬送経路上の互いに異なる位置に配置され、それぞれ原稿を検出する複数のジャムセンサーと、原稿搬送経路上で隣り合うジャムセンサー間の検出時間の差が所定の閾値時間以上ならばジャムが発生したと判定するジャム判定手段と、を備え、前記搬送制御手段は、前記原稿搬送時には、画像読取時よりも原稿搬送速度を遅くするか、前記閾値時間を短くするかの少なくとも一方を行ってもよい。
また、前記搬送制御手段は、ジャムが発生したと判定された場合には前記原稿搬送を停止してもよい。
また、本発明に係る画像読取装置は、本発明に係る自動原稿搬送装置を備えることを特徴とし、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る画像読取装置を備えることを特徴とする。
(a)は本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の外観斜視図であり、(b)は(a)における矢印A方向から見た画像読取部100の側面図であって、ADF110を跳ね上げた状態が示されている。 ADF110の主要な構成を示す断面図である。 搬送カバー250を開いた状態のADF110を示す断面図である。 制御部122の主要な構成を示すブロック図である。 (a)は重送センサー204の構成を示すブロック図であり、(b)は重送センサーコントローラー410の入出力信号を例示するタイミングチャートである。 重送検出時の処理を示すフローチャートである。 (a)は原稿カバー(ADF110)を開けた状態を例示する外観斜視図であり、(b)は表面読取位置701から排出中の重送紙711、712を例示する断面図である。 重送紙排出処理を示すフローチャートである。 残留紙チェック処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置の構成
まず、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1(a)に示されるように、画像形成装置1は、所謂デジタルカラー複合機(MFP: Multi- Function Peripheral)であって、画像読取部100、画像形成部120及び給紙部130からなっており、画像読取部100には自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」という。)110が搭載されている。ADF110は、原稿束を載置するための原稿トレイ111や読み取り後の原稿を積載するための排紙トレイ112が設けられている。
画像読取部100は、更にスキャナー本体101と操作パネル102を備えている。操作パネル102は、液晶ディスプレイとタッチパッドとからなるタッチパネルやハードキーを備えており、重送発生の報知を含む情報表示を行ったり、ユーザーからの指示入力を受け付けたりする。操作パネル102にてユーザーが複写指示やスキャン指示をすると、原稿トレイに載置された原稿束からADF110が1枚ずつ原稿を給紙することによって、原稿読取部100が原稿を読み取る。
複数ページからなる原稿を複写する場合には、画像形成装置1のユーザーが、原稿トレイ111上に原稿束を載置して、操作パネル102を操作して複写指示をすると、ADF110は、原稿束から原稿を1枚ずつ送り出せる高さまで原稿トレイ111を上昇させる。画像読取部100は、ADFが送り出した原稿を1枚ずつ読み取って画像データを生成する。読み取りが完了した原稿は排紙トレイ112上に排出され、積載される。
画像形成部120は、画像読取部100から画像データを受け付けると、当該画像データに基づいてトナー像を形成する。給紙部130には、記録シートがサイズ毎に収容されており、画像形成時に画像形成部120に供給される。画像形成部120は、給紙部130から供給された記録シートにトナー像を転写し、熱定着した後、記録シートを排紙トレイ121上に排出する。
なお、図1(b)に示されるように、ADF110は画像読取部100に対して矢印B方向に揺動可能に軸支されている。画像読取部100は、ADF110を跳ね上げた状態で、プラテンガラス102上に載置された原稿を読み取ることができる。
また、画像読取部100がプラテンガラス102上に載置された原稿を読み取る際には、ADF110を原稿カバーとして用いることができ、原稿を上から押さえ付けるように閉じてもよい。ADF110の開閉状態は、原稿カバー開センサー140によって検知される。以下においては、ADF110を開けた状態を「原稿カバー開」といい、閉じた状態を「原稿カバー閉」という。
画像形成部120には、制御部122が内蔵されており、画像読取部100、画像形成部120及び給紙部130の動作を統括する。言うまでもなく、ADF110の動作についても制御部122が監視制御する。
[2]ADF110の構成
次に、ADF110の構成について、図2を参照しながら、原稿搬送動作に沿って順に説明する。
ADF110は、原稿を搬送する際に、まず給紙モーター(図示省略)を駆動制御することによって給紙ローラー201と分離ローラー対202とを回転駆動する。給紙ローラー201は、原稿束の最上部の原稿を給紙するためのローラーである。この給紙によって最上部の原稿に加えて最上部以外の原稿も連れ送りされることもある。分離ローラー対202を構成する2つのローラーのうち下方のローラーには、原稿の搬送を妨げる方向に所定のトルクが加えられている。このような構成によって、分離ローラー対202は、給紙ローラー201が複数枚の原稿を給紙してしまったときに、原稿を捌いて1枚ずつ搬送する。
原稿搬送方向における分離ローラー対202の下流側には、分離センサー203が配設されている。分離センサー203は、原稿の先端を検出することによって原稿の搬送が開始されたことを制御部122に通知すると共に、原稿の後端を検出して制御部122に通知することによって後続する原稿の給紙を開始させる。
また、分離ローラー対202の下流側には、重送センサー204も配設されている。重送センサー204は、一定の強度の超音波を発生させる送信側204aと、超音波を受信する受信側204bとからなっている。受信側204bで検出される超音波の強度から、送信側204aから受信側204bに至る超音波の伝搬経路を通過する原稿の枚数が1枚以下と2枚以上との何れであるか、換言すれば、重送の発生の有無が判別される。
重送された原稿を分離ローラー対202が捌き切れなかった場合には、重送センサー204が重送を検出して、その旨を制御部122に通知する。当該通知を受けた制御部122は直ちに原稿の搬送を停止する。
重送センサー204の下流側には、デスキューセンサー205が配設されている。デスキューセンサー205は、原稿の先端を検出して制御部122にその旨を通知する。これによって、デスキューローラー対206の回転駆動を開始するタイミングが設定される。また、デスキューセンサー205は、原稿の後端を検出して制御部122に通知する。これによって、制御部122は原稿のサイズ(原稿搬送方向における長さ)を検出する。
デスキューセンサー205の下流側には、デスキューローラー対206が配設されている。デスキューローラー対206は、デスキューセンサー205が原稿の先頭を検出してから所定時間が経過するまで停止しており、その後、回転駆動が開始される。停止しているデスキューローラー対206に先頭が突き当たった原稿を給紙ローラー201と分離ローラー対202とが搬送し続けると、分離ローラー対202からデスキューローラー対206に至る原稿搬送経路上に設けられた空間207内で原稿が撓むので、原稿のスキューが補正される。
詳述すると、まず、デスキューセンサー205が原稿の先頭を検出してから、停止しているデスキューローラー対206に当該原稿が到達するまでの距離に加えて、当該原稿を撓ませるための搬送距離(例えば、3mm)だけ当該原稿を搬送する。その後、所定のタイミングでデスキューモーター(図示省略)を駆動制御して、デスキューローラー対206の回転を開始させ、当該原稿を搬送させる。
なお、所定のタイミングとは、当該原稿と後続する原稿との紙間が所定の距離になるタイミングである。また、デスキューローラー対206を回転駆動する際には、併せて分離ローラー対202も回転駆動する。
デスキューローラー対206の下流側には、原稿搬送方向に沿って順に読取前ローラー207、読取前センサー208、読取中ローラー209、読取後ローラー211、排紙センサー212及び排紙ローラー213が配設されている。また、読取前センサー208から読取中ローラー209に至る原稿搬送経路上の画像読取ガラス221に対向する位置には開口部が設けられており、当該開口部及び画像読取ガラス221を介して原稿の表面が読み取られる表面読取位置になっている。
読取前センサー208が原稿の先端を検出して制御部122に通知を行うと、その所定時間後に、原稿の表面の画像読み取りが開始され、原稿サイズ分の画像が読み取られる。
具体的には、原稿は表面読取位置を通過する際に光源222に照明され、その反射光Lがミラー223、224、225を経由して、結像レンズ226によってラインセンサー227上に像を結び、撮像される。ラインセンサー227が出力した撮像信号は画像処理部288に画像処理され、画像データが生成される。
なお、ADF110を開いてプラテンガラス230上に原稿がセットされた状態においては、スライダー240が矢印C方向に移動しながらプラテンガラス230上の原稿を読み取ることもできる。スライダー240は、光源222並びにミラー223を内蔵しており、ミラー223による反射光Lは常にミラー224に入射して、ラインセンサー227に到達する。
読取中ローラー209から読取後ローラー211に至る原稿搬送経路上には裏面読取位置がある。両面読み取りの場合には、読取前センサー208の通知(又は表面の読み取り開始)から所定時間後に裏面の画像読み取りを開始して、裏面読取位置においてCCD(Charge Coupled Device)アレイセンサ210が原稿の裏面から原稿サイズ分の画像を読み取る。
排紙センサー212が原稿の先頭を検出したら、制御部122は、排紙ローラー213を回転駆動して、原稿の排出を行う。
以上のような原稿の搬送と読み取りとを原稿トレイ111上から原稿がなくなる(エンプティ)まで続けて、エンプティになったら最終原稿の読み取りと排出が完了したところで、全ローラーの回転を停止して原稿トレイ111を下降させる。なお、排出の完了は、最終原稿の後端を排紙センサー212が検出してから所定時間が経過したか否かによって判定される。
ADF110は、開閉自在な搬送カバー250を備えている。搬送カバー250を開いた状態では、図3に示されるように、分離ローラー対202とデスキューローラー対206とが何れも離間した状態になる。このため、重送紙が分離ローラー対202やデスキューローラー対206にのみ噛み込んでいる場合には、搬送カバー250を開くと容易に取り出すことができる。
一方、読取前ローラー207や、原稿搬送方向について読取前ローラー207よりも下流に配設されている読取中ローラー209等のローラーに重送紙が噛み込んでいる場合には、搬送カバー250を開いても重送紙がローラーに噛み込んだ状態を解消することができないので、無理に引き抜くと重送紙に皺ができたり破れたりするおそれがある。
なお、制御部122は、搬送カバー開センサー(図示省略)によって搬送カバー250の開閉状態を検出することができる。
[3]制御部122
次に、制御部122の構成について説明する。
図4に示されるように、制御部122は、CPU(Central Processing Unit)401やROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403等を内部バス406で接続した構成となっている。画像形成装置1に電源が投入されると、CPU401はROM402からプログラムを読み出して起動し、RAM403を作業用記憶領域として、HDD(Hard Disk Drive)405から読み出したプログラムを実行する。
NIC(Network Interface Card)404は、画像形成装置1がLAN(Local Area Network)等の通信網を介して他の装置と通信するためのプロトコル処理を実行する。CPU401は、NIC404を用いて、例えば印刷ジョブを受け付ける。タイマー406は、CPU401に時間を設定され、起動されると(以下、これらをまとめてタイマーを「セット」するという。)、設定された時間が経過した後、CPU401にタイマー割り込みを発生させる。タイマー割り込みを受けたCPU401は、所定の割り込み処理を実行する。
CPU401は、重送センサーコントローラー410を介して、重送センサー204を制御して超音波を発生させ、原稿の重送を検出する。CPU401は、給紙モーター411を制御して給紙ローラー201と分離ローラー対202とを回転駆動し、デスキューモーター412を制御してデスキューローラー206を回転駆動する。CPU401は、読取モーター413を制御して読取前ローラー207、読取中ローラー209及び読取後ローラー211を回転駆動し、排紙モーター414を制御して排紙ローラー213を回転駆動する。
CPU401は、分離センサー203やデスキューセンサー205、読取前センサー208、排紙センサー212の出力を参照して、給紙モーター411等を制御したり、操作パネル102を用いて画像形成装置1のユーザーに情報を提示したりする。CPU401は、原稿カバー開センサー140の出力を参照して、ADF110の開閉状態を判定する。また、CPU401は、搬送カバー開センサー415の出力を参照して、搬送カバー250の開閉状態を判定する。
更に、CPU401は、画像形成部120のみならず、スキャナー本体101や操作パネル102、給紙部130も監視制御する。
[4]重送センサー204
次に、重送センサー204について説明する。
重送センサー204は、超音波の透過性を利用したセンサーであって、搬送中の原稿が重なってセンサーを通過したことを検出することができる。
上述のように、重送センサー204は重送センサーコントローラー410に制御される。重送センサーコントローラー410は、図5(a)に示されるように、重送送信クロック変換回路501と重送受信回路502とを備えている。
CPU401が、重送送信クロック信号を重送送信クロック変換回路501に入力すると、重送送信クロック変換回路501は、重送送信クロック信号を受け付けると、超音波クロック信号を出力して、重送センサー204の送信側204aに所定の強度の超音波を発生させる。CPU401が重送送信クロック信号の入力を停止すると、重送送信クロック変換回路501は超音波クロック信号の出力を停止する。
重送センサー204の受信側204bは、送信側204aが発生させた超音波を受信して、受信した超音波の強度を表す重送検出信号を重送受信回路502に入力する。重送受信回路502は重送検出信号を受け付けると、重送検出アナログ信号に変換してCPU401に入力する。
図5(b)に示されるように、CPU401が重送送信クロック変換回路501に重送送信クロック信号を入力すると、重送受信回路502は重送検出アナログ信号を出力する。重送センサー204の送信側204aと受信側204bとの間に原稿が1枚もない場合、送信側204aが発生させた超音波はほとんど減衰することなく受信側204bに受信され、重送検出アナログ信号値は、例えば、約5Vになる。
また、送信側204aと受信側204bとの間に原稿が1枚だけある場合には、超音波が原稿に吸収されて少し減衰して受信側204bに受信され、重送検出アナログ信号値は、例えば、約4.5Vになる。
送信側204aと受信側204bとの間に原稿で2枚重なっている場合には、超音波は原稿に吸収されるだけでなく、原稿と原稿との間で反射した超音波どうしが干渉して振動エネルギーが大幅に相殺される。このため、重送検出アナログ信号値は、例えば、約1Vになる。なお、原稿が2枚重なっているときでも、3枚以上重なっているときでも、重送検出アナログ信号値は概ね同じである。
上述のように、送信側204aと受信側204bとの間に原稿が1枚もない場合と1枚だけある場合とでは、重送検出アナログ信号値の差が小さい。また、重送検出アナログ信号値は、環境変化や重送センサー204の個体差によっても変動し得るので、原稿が1枚だけであるか1枚もないかを確実に判別するのは必ずしも容易ではない。
このため、本実施の形態においては、原稿が「1枚以下である」か、「2枚以上である」か、すなわち重送の有無のみを判別するものとし、重送紙の枚数については判別しない。重送の有無は重送検出アナログ信号値が重送検出閾値(例えば、3V)を超えるか否かによって判定される。
[5]重送検出時の処理
次に、重送検出時の処理について説明する。
(5−1)メインルーチン
図6に示されるように、画像形成装置1のユーザーから操作パネル102にて原稿の複写又は読み取りの開始指示を受け付けると(S601:YES)、重送センサー204の送信側204aに超音波を発生させて重送監視を開始すると共に(S602)、給紙モーター411等を駆動して原稿搬送を開始する(S603)。
その後、重送を検出することなく(S604:NO)、指示された複写又は読み取りを完了した場合には(S611:YES)、ステップS601に進んで、次のユーザー指示を待つ。
複写又は読み取りの完了前に(S611:NO)、重送を検出した場合には(S604:YES)、給紙モーター411とデスキューモーター412とを停止させる(S604)。このようにすれば、重送紙の搬送を停止させることができるので、重送紙による紙詰まり(ジャム)の発生を防止することができる。
次に、読取前センサー208、読取中ローラー209及び排紙センサー212を参照して、原稿搬送方向におけるデスキューローラー対206よりも下流側に原稿(下流紙)があるか否かを判定する。下流紙は、重送紙とは別の原稿であって、重送はされていないので、下流紙がある場合には(S606:YES)、引き続き読取モーター413と排紙モーター414とを駆動して下流紙を搬送する。このようにすれば、下流紙については、画像を読み取って排出することができる。
その後、排紙センサー212の出力を監視して、下流紙が排紙トレイ112上に排出されたことを確認したら(S607:YES)、読取モーター413と排紙モーター414とを停止する(S608)。
また、下流紙がない場合には(S606:NO)、読み取ることができる原稿がないので、直ちに読取モーター413と排紙モーター414とを停止する(S608)。
その後、制御部122は、操作パネル102にて画像形成装置1のユーザーに重送が発生した旨を報知して(S609)、重送紙処理を実行する(S610)。重送紙を排出し終わったら、ステップS601に進んで、次のユーザー指示を待つ。
(5−2)重送紙排出処理
ADF110は、スキャナー本体101がプラテンガラス103上に載置された原稿を読み取る際の原稿カバーを兼ねている。重送紙排出処理においては、原稿カバー開センサー140の出力を監視して、ユーザーが原稿カバーを開けたことを検出すると、下記のように重送紙をADF110外へ排出する。
ADF110は、図7(a)に示されるように、原稿搬送経路上の表面読取位置701においてスキャナー本体101側に開口部を有している。原稿カバーを閉じた状態では、当該開口部がスキャナー本体101の画像読取ガラス221によって塞がれており、原稿が排紙トレイ112へ導かれる。また、スキャナー本体101は、画像読取部ガラス221の下方から当該開口部を通して原稿画像を読み取る。
原稿カバーを開いた状態で、デスキューモーター412と読取モーター413を駆動し続けて、図7(b)に示されるように、原稿搬送方向における表面読取位置701よりも上流側から重送紙711、712を搬送すると、重送紙711、712は表面読取位置701の開口部から排出される。
重送とは異なりジャムを検出したときは、原稿がスキューしたり、経路に引っかかったりして原稿の皺などができているなど、原稿の姿勢が悪くなっているため、ジャムした原稿を搬送し続けることはできない。しかし、重送を検出したときは、原稿は正しい姿勢を保っているので、重送紙の先端が表面読取位置701よりも上流側にあれば、重送紙を搬送することによって表面読取位置701の開口部から排出することができる。
このため重送紙排出処理においては、図8に示されるように、まず、重送紙の先端が表面読取位置701よりも5mm上流にある所定位置よりも更に上流側であるか否かを判定する。
ADF110においては、原稿搬送中にスキュー補正のためデスキューモーター412を一旦停止した後、原稿の搬送を再開するが、この搬送再開のタイミングから重送センサー204にて重送を検出するまでの経過時間を計時する。そして、計時した経過時間を用いて重送紙の搬送距離(原稿搬送経路に沿ってデスキューローラー対206から重送紙の先端までの距離)を算出して、原稿搬送経路に沿って重送紙の先端が表面読取位置701よりも5mm以上上流であるか否かを判定する。
5mm以上の余裕を設けた理由は、算出された搬送距離に誤差があったとしても、後述のように、上流側であると判定された重送紙を確実に表面読取位置(開口部)701から排出することができるようにするためである。
重送紙の先端が表面読取位置701よりも5mm以上上流側でないと判定された場合には(S801:NO)、重送紙を表面読取位置(開口部)701から排出できないので、残留ジャムを報知した後(S813)、上位ルーチンに復帰する。
重送紙の先端が表面読取位置701よりも5mm以上上流側であると判定された場合には(S801:YES)、原稿カバー開センサー140及び搬送カバー開センサー415を監視して、原稿カバーが開けられたのを検出した場合には(S802:YES)、デスキューモーター412と読取モーター413とを駆動して、重送紙の排出を開始する(S803)。
その後、読取前センサー208、原稿カバー開センサー140及び搬送カバー開センサー415を監視して、重送紙の後端が読取前センサー208を通過して読取前センサー208がオフしたら(S804:YES)、タイマー406をセットする(S805)。ここで、タイマー406には、重送紙の後端が表面読取位置701から完全に排出されるまでに要する時間がセットされる。
なお、読取センサー208がオフする前に(S804:NO)、「原稿カバー閉」又は「搬送カバー開」を検出したら(S811:YES)、重送紙を表面読取位置(開口部)701から排出し続けることができないので、デスキューモーター412と読取モーター413とを停止して重送紙の排出を停止し(S812)、操作パネル102にてユーザーに残留ジャムの発生を報知して(S813)、上位ルーチンに復帰する。
また、タイムアウトが発生する前に(S807:NO)、「原稿カバー閉」又は「搬送カバー開」を検出した場合も(S806:YES)、重送紙の排出を停止し(S812)、操作パネル102にてユーザーに残留ジャムの発生を報知して(S813)、上位ルーチンに復帰する。
タイムアウトが発生したら(S807:YES)、デスキューモーター412と読取モーター413とを停止させて重送紙の排出を終了し(S808)、原稿カバー開センサー140を監視する。その後、原稿カバー開センサー140にて原稿カバー(ADF110)が閉じられたことを検出したら(S809:YES)、残留紙チェック処理(S810)を実行した後、上位ルーチンへ復帰する。
(5−3)残留紙チェック処理(S810)
残留紙チェック処理においては、原稿搬送経路上、通紙センサー間に原稿が残っていないことを確認するために、給紙モーター411以外の搬送モーター(デスキューモーター412、読取モーター413及び排紙モーター414)を所定時間だけ駆動する。
この所定時間内に、デスキューローラー対204、読取前ローラー207、読取中ローラー209、読取後ローラー210及び排紙ローラー212が所定時間だけ回転している間に何れかの通紙センサー(分離センサー203、デスキューセンサー205、読取前センサー及び排紙センサー211)が残留紙によってオンしないか監視する。
ここで、所定時間とは、残留紙を検出するのに十分な時間であって、本実施の形態においては、原稿搬送経路上で隣り合う通信センサーどうしの距離のうち最も大きい距離を2倍した距離だけ残留紙を搬送するのに要する時間とした。このようにすれば、当該所定時間だけ残留紙を搬送すれば、何れかの通紙センサーで確実に残留紙を検出することができる。
制御部122は、残留紙を検出するために前記所定時間をタイマー406にセットして(S901)、給紙モーター411以外の搬送モーターの駆動を開始する(S902)。そして、タイムアウトが発生する前に(S904:NO)、何れかの通紙センサーがオンしたら(S903:YES)、搬送モーターの駆動を停止すると共に(S910)、操作パネル102にて残留ジャムの発生をユーザーに報知する(S911)。
残留ジャムを報知した後は、ユーザーが搬送カバー250を開いて残留紙を取り除くのを待つ。すなわち、搬送カバー開センサー415を監視して、搬送カバー250が開けられた後(S912:YES)、閉じられたのを検出したら(S913:YES)、ステップS901に進む。
何れの通紙センサーもオンすることなく(S903:NO)、タイムアウトが発生した場合には(S904:YES)、残留紙は無いと判断されるので、ユーザーから新たにコピー指示やスキャン支持を受け付けることができるように、待機状態に復帰する。
[6]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、重送センサーとして超音波を利用したセンサーを例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、他のセンサーを用いて重送を検出してもよい。例えば、分離ローラー対202のローラー軸にレーザー光を照射してその反射光を検出することによって重送を検出してもよい。重送の検出方向の如何に関わらず本発明の効果は同じである。
(2)上記実施の形態においては、画像形成装置1がデジタルカラー複合機である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、モノクロ複合機に本発明を適用してもよい。また、ADFを備えた複写装置や、更にファクシミリ通信機能を備えたファクシミリ装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置は、装置コストの上昇を抑えながら重送紙へのダメージを防止することができる装置として有用である。
1…………画像形成装置
100……画像読取部
110……自動原稿搬送装置
122……制御部
240……重送センサー
1501…表面読取位置

Claims (7)

  1. 装置本体が画像読取装置上に開閉可能に載置され、原稿束から原稿を繰り出して搬送し、原稿搬送経路上に設けられた開口部から前記画像読取装置に原稿を読み取らせる自動原稿搬送装置であって、
    原稿の重送を検出する重送センサーと、
    原稿の重送が検出されると原稿の搬送を停止する搬送停止手段と、
    前記原稿搬送経路における前記開口部よりも上流側の所定位置に原稿が到達したか否かを判定する原稿位置判定手段と、
    装置本体の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、
    前記重送によって原稿搬送を停止した際に当該原稿が前記所定位置に到達しておらず、その後、前記開状態が検出されたら、原稿を搬送して前記開口部から排出する搬送制御手段と、を備える
    ことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記原稿位置判定手段は、
    前記原稿搬送経路における前記重送センサーよりも上流側に配置され、原稿を検出する通紙センサーを備えており、
    当該通紙センサーが原稿を検出してから前記重送が検出されるまでの経過時間によって前記到達の当否を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記原稿を搬送しているときに前記閉状態を検出したら原稿の搬送を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 原稿搬送経路上の互いに異なる位置に配置され、それぞれ原稿を検出する複数のジャムセンサーと、
    原稿搬送経路上で隣り合うジャムセンサー間の検出時間の差が所定の閾値時間以上ならばジャムが発生したと判定するジャム判定手段と、を備え、
    前記搬送制御手段は、前記原稿搬送時には、画像読取時よりも原稿搬送速度を遅くするか、前記閾値時間を短くするかの少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記搬送制御手段は、ジャムが発生したと判定された場合には前記原稿搬送を停止する
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動原稿搬送装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の自動原稿搬送装置を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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