JP2014103259A - 太陽電池、太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

太陽電池、太陽電池モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受光領域を確保しながら電極のコンタクト性を高め、光電変換効率の高い太陽電池を得ること。
【解決手段】pn接合を有する半導体基板(n型単結晶シリコン基板1)の第1又は第2の面に第1および第2の電極を備えた太陽電池であって、半導体基板の第1および第2の面の少なくとも一方はテクスチャー面を構成し、第1および第2の電極の少なくとも一方は、テクスチャー面に形成された、めっき層からなる集電電極8a,8bを含み、集電電極8a,8bは、透光性絶縁膜に開口された開口部9a,9bに形成され、透光性絶縁膜7a,7bは、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部1Tの高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもち、開口部9a,9bに形成された集電電極8a,8bの厚みが前記透光性絶縁膜7a,7bの厚み以下であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池、太陽電池モジュールおよびその製造方法に係り、特に、細線化が可能なめっき電極を用いた結晶系太陽電池に関する。
従来、結晶系シリコン太陽電池としては、最も一般的な受光面側に拡散による不純物ドープ層を形成した拡散型太陽電池、アモルファスシリコンなどの薄膜により不純物ドープ層を形成したヘテロ接合太陽電池、裏面側に基板と同じ導電型および異なる導電型の不純物ドープ層をくし型に配置した裏面接合型太陽電池があり、いずれの型の太陽電池も量産レベルで製造されている。
拡散型の太陽電池には、光吸収率を高めるべく表面にテクスチャーが形成された、厚さ200μm程度のp型単結晶シリコン基板などの結晶系シリコン基板が用いられる。そして、当該基板の受光面側に、n型拡散層、反射防止膜および表面電極(例えば、櫛型銀(Ag)電極)を順次形成し、また、裏面電極(例えば、アルミニウム(Al)電極)をスクリーン印刷によって当該基板の非受光面側に形成した後、800℃程度の高温で焼成することによって一般に製造されている。かかる焼成では、表面電極および裏面電極の溶媒分が揮発すると共に、当該基板の受光面側において櫛型Ag電極が反射防止膜を突き破ってn型拡散層に接続され、また、当該基板の非受光面側においてAl電極の一部のAlが当該基板に拡散して裏面電界層(BSF:Back Surface Field)を形成する。
また、より変換効率を向上させるためのセル構造として、特許文献1〜3には結晶シリコン基板に薄い真性半導体薄膜を介して不純物ドープ層からなる接合或いはBSF層を形成するヘテロ接合太陽電池技術が開示されている。この構造では不純物ドープ層を薄膜で形成することにより不純物ドープ層の濃度分布を自由に設定でき、また不純物ドープ層が薄いため膜中でのキャリアの再結合や光吸収を抑制することができる。また、間に挿入した真性半導体層は接合間の不純物拡散を抑制し、急峻な不純物プロファイルをもつ接合を形成することができるため、良好な接合界面形成により高い開放電圧を得ることができる。さらに真性半導体層、不純物ドープ層は200℃程度の低温で形成できるため、基板の厚みが薄くても熱により基板に生じるストレスや、基板の反りを低減することができる。また、熱により劣化しやすい結晶系シリコン基板に対しても基板品質の低下を抑制することが期待できる。この方式の太陽電池における電極は、ヘテロ接合部の特性低下を防ぐため、低温焼結型Ag電極を用いて200℃以下で形成される。
上述したように、これらの太陽電池のグリッド電極とバス電極からなる集電電極は主としてスクリーン印刷法による銀やアルミニウムを用いているが、このスクリーン印刷法による電極の線幅は80μm程度以上あり、受光面の電極の存在による光損失は大きい。また、印刷用のペーストを焼成させて形成した配線は小粒子の集合体であり、ガラス成分や樹脂成分を含むため、比抵抗が純金属の銀に対し数倍程度である。このため、細線化すると配線抵抗、接触抵抗の増大を招くという問題があった。
また、スクリーン印刷以外の電極として、めっきによる電極形成方法も多く検討されている。拡散接合上に窒化シリコン(SiN)などの反射防止膜が形成された従来の拡散型太陽電池ではこのSiN膜にレーザーを照射する方法等を用いて電極形成部が開口され、露出した拡散層に無電解めっき、電解めっき等を行うことによりめっき電極が形成される。また、ヘテロ接合型太陽電池では透光性導電膜上にSiNや酸化シリコン(SiO2)などの絶縁膜等が形成され、この絶縁膜をパターニングにより開口し、露出した透光性導電膜にめっき電極が形成される(特許文献4、5)。これらの太陽電池で絶縁膜を介してめっきを行うとめっきが等方的に成長するため、横方向に広がり開口部よりも線幅の太い電極となる。特許文献6ではMOCVDで形成されたコンタクト部に掘り込みを入れてその中でめっき電極を成長させることにより、横への広がりをなくして細線化させるという技術が開示されている。
特公平7−95603号公報(特許第2132527号) 特許第2614561号公報 特許第3469729号公報 特開2000-058885号公報 特開2011-199045号公報 特開2012-023232号公報
しかしながら、上述したように、上記特許文献4,5に示した技術では、以下のような問題があった。すなわち、薄いパターニングマスクである絶縁体膜の開口部にめっきを施すと、めっき厚がパターニングマスク厚より厚くなる領域で、下地の開口部に対し縦方向に加えて横方向にも成長する。このため、実際に下地と接触する面積に比べて光をさえぎる電極幅が大きくなるという欠点があった。一方、特許文献6ではMOCVDで形成されたコンタクト部に掘り込みを入れてその中でめっき電極を成長させることにより、横への広がりをなくして細線化させるという発明がなされている。しかしながら、グリッド電極として有効な10μm以上の厚みのMOCVD膜を形成するにはプロセス時間が非常に長くかかる上、このMOCVD膜は光透過性がないために電極部周辺以外の部分を再度エッチング除去する必要もあり工程が複雑になる。このため、この方法は、量産には不向きであるという課題があった。
また、電解めっきを行う下地として無電解めっきによるシード層を用いることがあるが、この無電解めっきによりシード層を形成する工程はめっき前処理として開口部に選択的に触媒を塗布してめっきを成長させるものである。しかしながら、テクスチャー構造を持つ表面にSiNやSiOなどの絶縁膜を形成し、開口部にめっきを行おうとするとテクスチャーの凹凸により触媒が開口部以外の絶縁膜上にも残るため絶縁膜上にも無電解めっきが成長してしまうなどの不良が生じることがあった。また電解めっきを行う際にもテクスチャー頂点やテクスチャー底部、膜の欠陥部分などを介してめっきが成長してしまうなどの課題があり、開口部のみにめっき成長させるのは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、受光領域を確保しながら電極のコンタクト性を高め、光電変換効率の高い太陽電池を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、pn接合を有する半導体基板の第1又は第2の面に第1および第2の電極を備えた太陽電池であって、前記半導体基板の第1および第2の面の少なくとも一方はテクスチャー面を構成し、前記第1および第2の電極の少なくとも一方は、前記テクスチャー面に形成された、めっき層からなる集電電極を含み、前記集電電極は、透光性絶縁膜に開口された開口部に形成され、前記透光性絶縁膜は、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもち、前記開口部に形成された集電電極の厚みが前記透光性絶縁膜の厚みと同程度以下であることを特徴とする。
本発明によれば、厚い絶縁体フィルムと開口部にめっき層からなる電極をもつことにより電極を細線化することができ、基板中への光の透過量を増やすことができるために太陽電池特性を向上させることができるという効果を奏する。さらに、基板の厚さが薄い場合にも、透光性絶縁膜による補強効果によって、基板強度を高めることができる。また基板にわれや欠けが発生した場合でも透光性絶縁膜により基板が分断される事は無い。また、めっき層を含む電極は粘性があり、さらには、テクスチャー面を構成する凹凸部にめっき層が形成されているため、接触面積が大きく電極と基板との密着性が良好である。従って、簡単には分断されないため、割れや欠けが発生しても太陽電池特性が大きく低下しない。
図1−1は、本発明の実施の形態1のヘテロ接合型太陽電池のセル構造の断面を示す図である。 図1−2は、本発明の実施の形態1のヘテロ接合型太陽電池のセル構造の受光面を示す図である。 図1−3は、本発明の実施の形態1のヘテロ接合型太陽電池のセル構造の受光面とは反対側の裏面を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1のヘテロ接合型の太陽電池のセル構造を示す要部拡大断面図である。 図3−1は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−2は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−3は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−4は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−5は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−6は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図3−7は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図4は、実施の形態1の太陽電池の形成プロセスのフローチャートを示す図である。 図5−1は、本発明にかかる実施の形態1のヘテロ接合型の太陽電池モジュールの実装工程を示す図である。 図5−2は、本発明にかかる実施の形態1のヘテロ接合型の太陽電池モジュールの実装工程を示す図である。 図6は、本発明にかかる実施の形態1のヘテロ接合型の太陽電池モジュールを示す断面図である。 図7−1は、本発明にかかるヘテロ接合型の太陽電池モジュールの実装工程の変形例を示す図である。 図7−2は、本発明にかかるヘテロ接合型の太陽電池モジュールの実装工程の変形例を示す図である。 図8−1は、本発明の実施の形態2の拡散型太陽電池のセル構造の断面を示す図である。 図8−2は、本発明の実施の形態2の拡散型太陽電池のセル構造の受光面を示す図である。 図8−3は、本発明の実施の形態2の拡散型太陽電池のセル構造の受光面とは反対側の裏面を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2の拡散型の太陽電池のセル構造を示す要部拡大断面図である。 図10−1は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−2は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−3は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−4は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−5は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−6は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−7は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図10−8は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスの工程断面図である。 図11は、実施の形態2の太陽電池の形成プロセスのフローチャートを示す図である。 図12は、比較例1の太陽電池のセル構造を示す要部拡大断面図である。 図13は、比較例2の太陽電池のセル構造を示す要部拡大断面図である。
以下に、本発明にかかる太陽電池、太陽電池の製造方法、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
実施の形態1.
図1−1〜図1−3は、本発明にかかるヘテロ接合型の太陽電池の実施の形態1のセル構造を示す図、図2は当該太陽電池の要部拡大断面図である。図1−1は、断面を示す図、図1−2は、受光面を示す図、図1−3は、受光面とは反対側の裏面を示す図である。太陽電池を構成するn型単結晶シリコン基板1の受光面1Aには、互いに直交するように配置されたグリッド電極8aGおよび表バス電極8aBからなる集電電極8aが設けられている。太陽電池を構成するn型単結晶シリコン基板1の裏面1Bには互いに直交するように配置されたグリッド電極8bG及び裏バス電極8bBからなる集電電極8bが設けられている。
本実施の形態では、透光性絶縁膜7a,7bに開口された開口部9a,9bに形成され集電電極8a、8bが、テクスチャー面に形成された、めっき層からなる。そしてこの透光性絶縁膜は、膜厚t1がテクスチャー面を構成する凹凸部1Tの高さh0よりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ。またこの集電電極8a、8bは、厚みt2が透光性絶縁膜7a,7bの厚みt1と同程度以下である。
本実施の形態において形成したセル構造は図1−1〜図1−3および図2に示すとおりであるが、n型単結晶シリコン基板1両面に、CVD法などにより形成された、i型の非晶質シリコン層2,3と、さらにその上層に形成されたp型非晶質シリコン層4(受光面)、n型非晶質シリコン層5(裏面)が成膜されている。これらp型非晶質シリコン層4およびn型非晶質シリコン層5上に透光性導電膜6a,6b、透光性絶縁膜7a,7bが形成されている。そして透光性絶縁膜7a,7bに形成された開口部9a,9bに露呈する透光性導電膜6a,6bからめっき層が形成され、集電電極8a、8bを構成する。めっき層は下地めっき層としてのNi無電解めっき層Umと、Cu電解めっき層Mmとの2層構造で構成される。
このようにして形成された太陽電池では、太陽電池の受光面側から、pn接合面(n型単結晶シリコン基板1とp型非晶質シリコン層4との接合面)をもつn型単結晶シリコン基板1に光が照射されると、ホールと自由電子とが生成される。ここで短波長の光は基板の受光面に近い位置で吸収され、長波長の光は基板の裏面近くあるいは裏面で反射して再度基板内で吸収される。pn接合部の電界の作用により、生成された自由電子はn型単結晶シリコン基板1に向かって移動し、ホールはp型非晶質シリコン層4に向かって移動する。これにより、n型単結晶シリコン基板1は電子が過剰となり、p型非晶質シリコン層4はホールが過剰となって光起電力が発生する。この光起電力は、pn接合を順方向にバイアスする向きに生じ、n型単結晶シリコン基板1に接続した裏面側の集電電極8bがマイナス極となり、p型非晶質シリコン層4に接続した受光面側の集電電極8aがプラス極となって、不図示の外部回路に電流が流れる。
以上のように、本実施の形態の太陽電池においては、パターンめっきを行う際の保護膜として、光透過率が大きく、テクスチャー高さより十分に厚い透光性絶縁膜を用いる。その際、めっき厚を開口部の表面凹凸高さより大きく、且つ透光性絶縁膜の厚みより薄くなるように形成する。かかる構成により、電極を構成するめっき層の膜厚がパターニングされた透光性絶縁膜の厚さより薄いことにより、開口部から横へのはみ出しが無く細い電極を形成できる。従って、光の取り込み量の増大をはかることができ、変換効率の高い太陽電池を得ることができる。また、基板表面のテクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも透光性絶縁膜の膜厚が厚くなるように形成することにより、透光性絶縁膜の表面を平滑に保つことができる。このため、無電解めっきによるシード層を形成する際には電極形成領域である開口部のみに触媒を付着させることができ、透光性絶縁膜上の電極パターン以外の領域へのめっき層の形成を抑制することができる。
また、めっきにより形成された電極は、テクスチャー面のような凹凸部があっても凹凸部の表面全面からめっき層が成長し、凹凸部表面全体でめっき層に接触している。このため基板と電極を構成するめっき層との密着性が向上し、接触抵抗を低く保つことができる。さらに、基板の厚さが薄い場合にも補強膜となり、基板強度を高めることができるだけでなく、太陽電池モジュールの製造工程において基板にわれや欠けが発生した場合でも透光性絶縁膜により基板が分断されない。また、この透光性絶縁膜を形成した太陽電池は、透光性絶縁膜の光透過率が大きいため、透光性絶縁膜を除去することなくそのまま太陽電池モジュールに組み込むことが可能である。
この太陽電池の形成プロセスの工程断面図を図3−1〜図3−7に、フローチャートを図4に示す。まず、図3−1に示すように、100mm□で比抵抗1Ωcmの(100)n型単結晶シリコン基板1に対し、アルカリ溶液中でスライス時のワイヤーソーダメージを除去した(S101)。その後、図3−2に示すように、イソプロピルアルコールを添加したアルカリ溶液中に浸漬し、異方性エッチングを施すことにより、このn型単結晶シリコン基板1の第1および第2の面(受光面1A,裏面1B)両面にテクスチャー面を構成する凹凸部1Tを形成した(S102)。この凹凸部1Tは、ピラミッド状の凹凸部1Tがランダムに配置するテクスチャー面を形成構成している。この際、ピラミッド底部からピラミッド頂点までの高さが最大10μm程度となるようにテクスチャー条件を調整した。
その後、n型単結晶シリコン基板1をRCA洗浄によりクリーニングするとともに、希フッ酸で表面酸化膜除去を施し、13.56〜60MHzのRFプラズマCVDチャンバで約2〜3nmの酸素ドープi型非晶質シリコン層2を形成した。その際成膜条件はRF出力20〜100mW/cm、基板温度100〜200℃、ガス圧400〜600Paの雰囲気下で、反応ガスの流量をシランSH410〜100sccm、水素H2500〜1000sccm、炭酸ガスCO25〜20sccmとした。
続いて、13.56〜60MHzのRFプラズマCVDチャンバで、膜厚約20nmのp型非晶質シリコン層4をi型非晶質シリコン層2上に形成した(S103)。その際成膜条件はRF出力20〜100mW/cm、基板温度100〜200℃、ガス圧400〜600Paの雰囲気下で、反応ガスの流量をシラン5〜50sccm、水素500〜2000sccm、1%に水素希釈したジボランB2610〜50sccmとした。
つぎに、13.56〜60MHzのRFプラズマCVDチャンバで、膜厚約2nm〜3nmのi型非晶質シリコン層3をn型単結晶シリコン基板1の裏面である第2の面1Bに形成した。RF出力20〜100mW/cm、基板温度100〜200℃、ガス圧400〜600Paの雰囲気下で、反応ガスの流量をシラン10〜100sccm、水素500〜1000sccmとした。
さらに、13.56〜60MHzのRFプラズマCVDチャンバで、膜厚約20nmの高濃度不純物ドープ層であるn型非晶質シリコン層5をi型非晶質シリコン層3上に形成してn型単結晶シリコン基板1の第2の面1B側にBSF構造を形成した(S104)。成膜条件はRF出力20〜100mW/cm、基板温度100〜200℃、ガス圧400〜600Paの雰囲気下で、反応ガスの流量をシラン5〜50sccm、水素50〜200sccm、1%に水素希釈したホスフィンPH310〜50sccmとした。
その後、フォーミングガス(水素5%含有の不活性ガス雰囲気)中で200℃10分間の熱処理を行った。
次に、表面の透光性導電膜6aとして、p型非晶質シリコン層4上に約70〜90nmの厚みを有するITO(酸化インジウム錫)をスパッタリング法により形成した(S105)。また裏面である第2の面1Bの透光性導電膜6bとして、n型非晶質シリコン層5上にも約70〜90nmの厚みを有するITO(酸化インジウム錫)をスパッタリング法により形成した(図3−3:S106)。
その後、受光面1A側、裏面1B側すなわち第1および第2の面の両方の表面にフィルムラミネータにより透光性絶縁膜7a,7bとして厚さ20μmのフィルム状の感光性樹脂を貼り付けた(図3−4:S107)。感光性樹脂はフォトレジストと同様にフォトリソグラフィ(写真製版)によりパターニングが可能なフィルムであり、液晶デバイスのプロセスに用いられている。この透光性絶縁膜の透過率は全光線透過率が95%以上、望ましくは98%以上であることが望ましい。このような透光性絶縁膜としては例えば日立化成工業製のMBシリーズなどを用いることができる。この感光性樹脂に露光して幅30μmのグリッド電極8aGと幅1mmのバス電極8aBに相当する開口部をもつ露光マスクを受光面1A側に転写し、現像液で現像することにより感光性樹脂上にパターンを形成した。そして裏面1B側にも同様にしてグリッド電極8bGとバス電極8bBに相当する開口部をもつパターンを形成した。(図3−5:S108)。パターニングフィルム厚は最初にn型単結晶シリコン基板1上に形成したピラミッド状テクスチャーを構成する凹凸部1Tの高さより厚くなるように選択される。本実施の形態ではピラミッド状テクスチャーを構成する凹凸部1Tの最大高さ10μmに対し、フィルム厚を20μmとした。フィルム厚をピラミッド状テクスチャーを構成する凹凸部1Tより厚くすることによりピラミッド状テクスチャー上に貼り付けてもフィルム表面は平滑となっていた。また、30μm幅のグリッドパターンにより形成された開口部9a,9bは若干設計寸法よりも広がり、35μmとなっていた。
その後、透光性絶縁膜7a,7bの開口部9a,9bに露呈した透光性導電膜6a,6bに無電解めっきにより下地めっき層としてのNi無電解めっき層Umを施した。Niめっき層はパラジウムを触媒として成長するため、Niめっき前処理として開口した基板の表裏全面をそのままパラジウム触媒液に浸漬した(S109)。パラジウム触媒は正イオンとして触媒液に分散しているため、酸化物である透光性導電膜6a,6bに吸着しやすいとともに、物理的に掘り込み状となっている上に凹凸構造となっている開口部9a,9bに選択的に吸着され下地めっき層としてのNi無電解めっき層Umが形成される(図3−6:S110)。一方、開口部9a,9b以外の透光性絶縁膜7a,7bの表面は平滑になっているため、パラジウム触媒が付着しない構造となっている。その後、同じく表裏全面を無電解Niめっき液に浸したところ、開口部9a,9bのみに選択的にNi無電解めっき層Umが成長した。Niめっきは温度70℃で行い、約1μmの厚みとなるように浸漬時間を調整した。
その後、このn型単結晶シリコン基板1を硫酸銅系の電解Cuめっき浴に浸漬し、Ni無電解めっき層Umからなる下地めっき層が形成されたバス電極8aB、及び8bBの各々にマイナス、アノード電極にプラスの電圧を印加して両面同時に電解Cuめっきを行い、Cu電解めっき層Mmを形成した(図3−7:S111)。Cuめっきは1A/dm2の電流下で行い、Cuめっき厚がフィルムの表面より若干薄く、透光性絶縁膜7a,7bからの電極のはみ出しが無いような厚みに調整された。さらに、Cu電解めっき層表面の酸化を防ぐため、Snの置換めっきを行った。これらの工程により形成された集電電極8a,8bの電極幅は透光性絶縁膜7a,7bの開口幅と同じ35μmであった。
比較例1として、図12に要部拡大断面図を示すように、透光性導電膜形成後めっき電極形成前までは本実施の形態と同様のプロセスでサンプルを形成し、その上に電極幅が80μm、高さが40μmで本実施の形態と同じ本数をもつAgのグリッド電極を集電電極8a、8bとしてスクリーン印刷により形成した。Agペーストは低温焼結型のものを用い、印刷後200℃で焼結した。集電電極108a、108b以外は前記実施の形態1と同様である。
このようにして形成された本実施の形態のCu/Niめっき層からなる集電電極8a,8bを形成したサンプルと、印刷Agによるサンプルは各々はんだをコーティングした銅リボンのタブ線80を貼り付けた後、さらに60μmのEVA樹脂フィルムなどの透光性樹脂50を介して受光面は太陽電池用カバーガラス(第1の基板60)に、裏面は裏面反射シート(第2の基板70)で挟み(図5−1)に貼り付けることにより(図5−2)、図6に断面図を示すように、太陽電池モジュール100を作製した。
まず、透光性のガラス基板からなる第1の基板60の上に透光性樹脂50を設置する。その透光性樹脂50には、タブ線80を貼り付けた配線付き太陽電池10を設置する。配線付き太陽電池10は、所定の枚数の太陽電池10を並列させて、隣り合う太陽電池10同士をはんだ付き銅リボンなどのタブ線80により接続することにより作製する。配線付き太陽電池10は、各太陽電池10の裏面を上にして、透光性樹脂50を介して第1の基板60上に設置する。
配線付き太陽電池10の上には、さらに透光性樹脂50および裏面反射シート(第2の基板70)を設置する。図5−1には、図の上部から順に、第1の基板60、透光性樹脂50、配線付き太陽電池10、透光性樹脂50および裏面反射シート(第2の基板70)を重ね合わせた状態を示している。
これらの部材を圧着させた状態で加熱処理を施すことにより、図5−2に示すように、配線付き太陽電池10が封止された透光性樹脂50と、第1の基板60と、第2の基板70とが一体化された太陽電池モジュール100が作製される。上記のめっき法を用いた電極形成方法により形成された集電電極を備える太陽電池10を用いることで、高い発電効率を持つ太陽電池モジュールを得ることができる。
太陽電池モジュールの作製における加熱および圧着の処理には、ラミネータと称される真空加熱圧着装置を使用することが望ましい。ラミネータは、第1の基板60や裏面側の裏面反射シート(第2の基板70)を加熱変形させ、さらにこれらを熱硬化させることにより一体化させるとともに透光性樹脂50に太陽電池10を封止する。このとき、太陽電池の裏面に形成した透光性絶縁膜7a、7bが密着性を高めるのに極めて有効である。
真空加熱圧着装置は、減圧環境下において、各部材を加熱および圧着させる。これにより、第1の基板60および透光性樹脂50間、透光性樹脂50および配線付き太陽電池10間、配線付き太陽電池10および透光性樹脂50間、透光性樹脂50および裏面側の裏面反射シート(第2の基板70)間のいずれについても、空隙や気泡の残留を防ぎ、各部材を均一な圧力で圧着させることができる。
真空加熱圧着装置での加熱および圧着の処理は、200℃以下、望ましくは150℃から200℃の温度下で実施する。加熱および圧着の処理における温度は、透光性樹脂50および透光性絶縁膜7a、7bの材質等により適宜変更可能であるものとする。
第1の基板60としては、例えばガラス基板を使用している。第1の基板60は、太陽光を透過可能であれば良く、ガラス以外の材質からなるものとしても良い。透光性樹脂50は、エチレンビニルアセテート系、ポリビニルブチラール系、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系、オレフィン系、ポリエステル系、シリコン系、ポリスチレン系、ポリカーボネート系およびゴム系等の樹脂のうちの一つあるいは複数を含む。透光性樹脂50は、太陽光を透過可能であれば、ここで挙げる以外のいずれの材質を使用するものであっても良いものとする。
裏面側の第2の基板70としては、ポリエステル系、ポリビニル系、ポリカーボネート系およびポリイミド系等の樹脂のうちの一つあるいは複数からなるシートを使用する。第2の基板は、太陽電池モジュール100の保護に十分な強度、耐湿性および耐候性を有するものであれば、ここで挙げる以外のいずれの材質からなるものであっても良い。この裏面側の第2の基板70は、必ずしも透光性でなくてもよく、強度、耐湿性および耐候性を向上させるために、樹脂材料のみならず、金属箔材料を貼り合わせた複合材料からなるものとしても良い。また、第2の基板70は、裏面反射シートとして、高い反射率を持つ金属材料(金属基板)や、高い屈折率を持つ透光性部材を、蒸着等により樹脂材料に貼り合わせたもの等、剛性基板としても良い。
太陽電池モジュールの端面は、ラミネート加工の密着性を向上させ、外部からの水分等の浸入を防ぐために、ゴム系樹脂部材等からなるテープにより保護することとしても良い。ゴム系樹脂部材としては、例えば、ブチルゴム等を使用する。さらに、太陽電池モジュールは、構造体としての取り扱い易さに鑑み、外周を囲うフレーム(図示せず)を設けることとしても良い。フレームは、例えば、アルミニウムや、アルミニウム合金等の金属部材を用いて構成する。
各々の太陽電池モジュールの電流―電圧特性を評価した。その結果、本実施の形態におけるCu/Niめっき層を電極とした太陽電池モジュールと、図12に示した比較例1の印刷Agを電極とした太陽電池モジュールの開放電圧、フィルファクターは同等の値であった。そして、短絡電流については、めっきを電極とした本実施の形態における太陽電池モジュールの方が、約0.6mA/cm2高いことを確認した。これはグリッド電極幅が80μmのAg電極に比べて35μmに細くなったことによりシャドーロスが低減したことに起因している。
以上のように本実施の形態1の太陽電池を用いることで、基板の厚さが薄い場合にも透光性絶縁膜が開口部を除く全面に形成されているため、太陽電池モジュールの製造工程において基板にわれや欠けが発生した場合でも透光性絶縁膜により基板が分断される事は無い。まためっきによる電極は粘性があり、簡単には分断されないため、割れや欠けが発生しても太陽電池特性が大きく低下しない。
なお、透光性絶縁膜は若干の短波長光吸収をもつため、モジュール化する前の単体セルの状態ではフィルムを貼り付けることにより若干の短絡電流の低下があるが、透光性絶縁膜を剥離した場合はモジュール化しなくても電極幅が低減した分の短絡電流の増加が得られる。しかしながら、透光性絶縁膜の短波長の光吸収はモジュール化した場合のEVAフィルムの吸収に対し大きくはないため、モジュール化した場合には電極幅およびシャドーロスが低減した分の短絡電流差が得られる。
以上のように、本実施の形態1は、透光性絶縁膜を用いた受光面構造をもつ太陽電池セルをヘテロ接合型の太陽電池セルに用いた構造であり、透光性絶縁膜、透光性導電膜、半導体ドープ層がこの順で屈折率が大きくなることにより、光閉じ込め効果が向上する。
変形例.
なお、本実施の形態では透光性絶縁膜を貼り付けたままモジュールを作製したが、この透光性絶縁膜はアルカリ溶液や有機溶媒によって剥離してもよい。この例を図7−1および図7−2に示す。透光性絶縁膜を剥離しているだけで、他は図5−1および図5−2に示した実装工程と同様であるため、ここでは説明を省略するが、同一部位には同一符号を付した。
この例によれば、透光性絶縁膜は若干の短波長光吸収をもつため、モジュール化する前の単体セルの状態ではフィルムを貼り付けることにより若干の短絡電流の低下があるが、透光性絶縁膜を剥離した場合はモジュール化しなくても電極幅が低減した分の短絡電流の増加が得られる。しかしながら、透光性絶縁膜の短波長の光吸収はモジュール化した場合のEVAフィルムの吸収に対し大きくはないため、モジュール化した場合には電極幅およびシャドーロスが低減した分の短絡電流差を得ることができる。
実施の形態2.
次に本発明の実施の形態2として、拡散型の太陽電池について説明する。図8−1〜図8−3は、本発明にかかるヘテロ接合型の太陽電池の実施の形態1のセル構造を示す図、
図9は当該太陽電池の要部拡大断面図である。図8−1は、断面を示す図、図8−2は、受光面を示す図、図8−3は、受光面とは反対側の裏面を示す図である。図10−1〜図10−8は本実施の形態のセル構造の形成プロセスを示す工程断面図であり、図11はフローチャートである。受光面側および裏面側は図1−2、図1−3に示した、実施の形態1のヘテロ接合型の太陽電池の受光面(第1の面21A)および裏面(第2の面21B)と同様であるのでここでは説明を量略する。太陽電池を構成するp型単結晶シリコン基板21の受光面である第1の面21Aには、互いに直交するように配置されたグリッド電極28aGおよび表バス電極28aBからなる集電電極28aが設けられている。太陽電池を構成するp型単結晶シリコン基板21の裏面である第2の面21Bには、グリッド電極28bGおよび裏バス電極28bBからなる集電電極28bが設けられている。
本実施の形態では、透光性絶縁膜27a,27bに開口された開口部29a,29bに形成され集電電極28a,28bが、テクスチャー面に形成された、めっき層からなる。ここでも集電電極28a,28bは、下地めっき層としてのNi無電解めっき層Umと、Au電解めっき層Mmとの2層構造で構成される。そしてこの透光性絶縁膜は、膜厚がテクスチャー面を構成する凹凸部21Tの高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ。またこの集電電極28a,28bは、厚みが透光性絶縁膜27a,27bの厚みと同程度以下である。
この太陽電池の製造方法について説明する。まず、156mm□で比抵抗1Ωcmの(100)のp型単結晶シリコン基板(ウエハ)21に対し、アルカリ溶液中でスライス時のワイヤーソーダメージを除去した(図10−1:S201)。その後、イソプロピルアルコールを添加したアルカリ溶液中に浸漬し、p型単結晶シリコン基板21の両面にピラミッド状のテクスチャーを形成した(図10−2:S202)。この際、ピラミッド底部からピラミッド頂点までの高さが最大10μm程度となるようにテクスチャー条件を調整した。
その後、POClガス雰囲気下900℃で熱処理することにより基板と逆導電型の接合層としてリン拡散層からなるn型拡散層を形成し、表面に形成されたリンガラスを除去した。その後p型単結晶シリコン基板21の裏面のn型拡散層を弗酸と硝酸の混合液により除去した。この際、受光面側のリン拡散層は保護することによりn型拡散層22aとして残した(S203)。さらに裏面側をRCA洗浄により洗浄し、ボロンの拡散ペーストを塗布するとともに900℃で熱処理することにより裏面にp型拡散層22bを形成した(図10−3:S204)。その後、受光面側および裏面の両方に反射防止膜、兼パッシベーション膜としてシランとアンモニアを原料とするプラズマCVDでシリコン窒化膜24a,24bを形成した(図10−4:S205)(S206)。受光面側および裏面側のシリコン窒化膜24a,24bは各々80nmの膜厚となるように形成した。
その後、実施の形態1と同様に受光面側、裏面側の両方の表面にフィルムラミネータにより透光性絶縁膜27a,27bとして厚さ20μmのフィルム状の感光性樹脂(感光性フィルム)を貼り付けた(S207)。この感光性樹脂に露光して幅30μmのグリッド電極と幅1mmのバス電極をもつ露光マスクを転写し、現像液で現像することにより感光性樹脂上に電極パターンを形成した(図10−5:S208)。パターニングフィルム厚は最初にp型単結晶シリコン基板21上に形成したピラミッド状テクスチャーの高さより厚くなるように選ばれる。本実施の形態ではピラミッド状テクスチャーの最大高さ10μmに対し、フィルム厚を20μmとした。フィルム厚をピラミッド状テクスチャーより厚くすることにより、ピラミッド状テクスチャー上に貼り付けてもフィルム表面は平滑となっていた。また、30μm幅のグリッドパターンにより形成された開口部は若干設計寸法よりも広がり、35μmとなっていた。その後、p型単結晶シリコン基板21両面を10%フッ酸に浸してフィルム開口部のシリコン窒化膜を除去した(図10−6:S209)。
その後、開口したp型単結晶シリコン基板21にNi無電解めっきを施した。Ni無電解めっきはパラジウムを触媒として成長するため、Niめっき前処理としてフィルム開口したp型単結晶シリコン基板21の表裏全面をそのままパラジウム触媒液に浸漬した(S210)。パラジウム触媒は正イオンとして触媒液に分散しているため、酸化物である透光性導電膜に吸着しやすいとともに、物理的に掘り込み状となっている上に凹凸構造となっているフィルム開口部に選択的に吸着する(図10−7:S211)。逆に開口部以外のフィルム表面は平滑になっているためパラジウム触媒が付着しない構造となっている。その後同じく表裏全面を無電解Niめっき液に浸したところ、開口部のみに選択的にNiめっきが成長した。Niめっきは温度70℃で行い、約1μmの厚みとなるように浸漬時間を調整した。
その後、p型単結晶シリコン基板21を硫酸銅系の電解Cuめっき浴に浸漬し、無電解Niめっきが形成されたバス電極28aB、及び28bBの各々にマイナス、アノード電極にプラスの電圧を印加して両面同時に電解Cuめっきを行った(図10−8:S212)。Cuめっきは1A/dm2の電流下で行い、Cuめっき厚がフィルムの表面より若干薄くフィルムからの電極のはみ出しが無いような厚みに調整された。さらに、Cu電解めっき層表面の酸化を防ぐため、Snの置換めっきを行った。これらの工程により形成された集電電極28a,28bの電極幅はフィルム開口幅と同じ35μmであった。
比較例2として、図13に要部拡大断面図を示すように、p型単結晶シリコン基板21両面にシリコン窒化膜を形成した後、シリコン窒化膜用のエッチングペーストにより上記のメッキパターンと同様の受光面および裏面側開口部を形成し、受光面には高温焼結型のAgペースト、裏面にはアルミペーストを塗布するとともに焼成炉にて800℃で焼成し、集電電極28a、28bを形成し、サンプルを形成した。集電電極28a、28b以外は前記実施の形態2と同様である。
本実施の形態のCu/Ni集電電極を形成したサンプルと、比較例の印刷Ag/印刷アルミによるサンプルは各々はんだをコーティングした銅リボンのタブ線を貼り付けた後、さらに60μmのEVA樹脂フィルムを介して受光面は太陽電池用カバーガラスに、裏面はバックシートに貼り付けることにより太陽電池モジュールを作製した。
各々の太陽電池モジュールの電流―電圧特性を評価した。その結果、本実施の形態におけるCu/Niめっきを電極とした太陽電池モジュールと印刷Agを電極とした比較例2の太陽電池モジュールの開放電圧、フィルファクターは同等の値であった。そして、短絡電流については、めっきを電極とした本実施の形態におけるモジュールの方が、約0.6mA/cm2高いことを確認した。これはグリッド電極幅が80μmのAg電極に比べて35μmに細くなったことによりシャドーロスが低減したことに起因している。
以上のように、透光性絶縁膜を用いた受光面構造をもつ太陽電池セルを拡散型の太陽電池セルに用いても有効であることがわかる。透光性絶縁膜、反射防止膜、半導体不純物ドープ層がこの順で屈折率が大きくなることにより、光閉じ込め効果が向上する。
また、拡散型の太陽電池セルについても第1及び第2の基板間に挟んで太陽電池モジュールを製造することができる。この場合の太陽電池モジュールの構造および実装方法については、前記実施の形態1で説明したヘテロ接合型の太陽電池モジュールの構造および実装方法と同様であるためここでは説明を省略する。
なお、前記実施の形態1,2ではいずれも透光性絶縁膜としてフィルム状の感光性樹脂を用いたが、フィルムではなく塗布膜を用いてもよいことは言うまでもなく、感光性を持たない透光性絶縁膜を用い、フォトリソグラフィによりパターニングしてもよい。
また、前記実施の形態1,2ではいずれも、Ni無電解めっき層などからなる下地めっき層を形成した後にCuなどのめっき層を形成したが、単層のめっき層でもよい。さらにまた、透光性絶縁膜の開口にめっき層を形成する集電電極構造は、めっき層を形成する集電電極構造は、受光面側電極となる8a、28a、或いは裏面電極となる8b、28bのいずれか一方にのみ用いても良い。
実施の形態1,2では集電電極8a,8b、28a,28bとしてNi無電解めっき層UmとCu電解めっき層Mmとを用いたが、Cu電解めっき層の代わりにAg電解めっき層を用いても良い。めっき電極は印刷電極に比べて結晶性が良く密度が高いため、電極の断面積が小さくても配線抵抗を保つ事ができる。
また実施の形態1,2ではフィルム開口幅および電極幅を35μm、透光性絶縁膜の膜厚を20μm、電極厚を20μmとしたが、めっき厚t2が透光性絶縁膜の膜厚t1以下、且つ配線の平均断面積が400μm以上となる範囲で電極幅が20〜80μm、めっき厚が10〜50μmの範囲で選ぶことができる。この範囲であれば電気めっきにより現実的な時間で電極形成が可能となるとともに、グリッド電極として接触抵抗および配線抵抗を小さく抑えることができる。また、電極幅が80μm以下であることにより銀ペーストなどを用いた従来のグリッド電極よりも細線のため、光の取り込み量を従来の太陽電池よりも増やす事ができる。
また、透光性絶縁膜の厚みt1はテクスチャーの高さh1より大きい必要があるが、表面の平滑性を得るためには透光性絶縁膜の厚みt1をテクスチャーの高さh1よりも10μm以上大きくすることが望ましい。本実施の形態の太陽電池は電極幅が小さくてもフィルファクターが得られるのは、めっきにより形成された電極はテクスチャーのような凹凸があっても凹凸の表面全面にめっき膜が接触しているため、接触抵抗を低く保つことができるためである。
なお、実施の形態1,2では、透光性絶縁膜として、それ自体に光硬化性、或いは光軟化性の機能を持つものを選択することにより、太陽電池上に形成した後、他のレジストを用いることなく写真製版によりパターニングすることが可能となる。
また、実施の形態1,2では、電気めっきのシード層として無電解めっき層からなるめっき下地層を用いることにより、電気めっきと下地である透光性導電膜、或いは不純物ドープ半導体層などの下地の抵抗率に依存せず、配線パターンのすべてにおいて電気めっきの際の膜厚分布を小さく押さえることができる。
さらにまた、実施の形態1,2では、無電解めっきによる下地めっき層を、Niを主成分とする金属とすることにより、太陽電池セルの不純物ドープ層や透光性導電膜などの電極の下地となる材料との密着性を保つ事ができる。
また、太陽電池を構成する半導体基板としては、異方性エッチングによりテクスチャが形成される結晶系半導体基板が望ましいが、他の方法でテクスチャ面を形成した半導体基板を用いた太陽電池についても適用可能である。つまり、集電電極形成面に凹凸部が存在する電池構造の場合一般に適用可能な方法である。
以上のように、本発明にかかる太陽電池、太陽電池モジュールおよびその製造方法は、太陽電池の高効率化に有用であり、特に、薄型基板を用いた太陽電池に適している。
1 n型単結晶シリコン基板、2,3 i型非晶質シリコン層、4 p型非晶質シリコン層、5 n型非晶質シリコン層、6a,6b 透光性導電膜、7a,7b 透光性絶縁膜、8a,8b 集電電極、8aG,28aG グリッド電極、8aB,28aB 表バス電極、8bG,28bG グリッド電極、8bB,28bB 裏バス電極、9a,9b 開口部、Um 無電解Niめっき層(下地めっき層)、Mm Cu電解めっき層、10 太陽電池、21 p型単結晶シリコン基板、22 n型拡散層、22b p型拡散層、24a,24b シリコン窒化膜、27a,27b 透光性絶縁膜、28a,28b 集電電極、50 樹脂フィルム、60 第1の基板、70 裏面反射シート、80 タブ線、100 太陽電池モジュール、108a,108b 集電電極、128a,128b 集電電極。

Claims (20)

  1. pn接合を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の第1又は第2の面に形成された第1および第2の電極とを備えた太陽電池であって、
    前記半導体基板の第1および第2の面の少なくとも一方は凹凸部を有するテクスチャー面を構成し、
    前記第1および第2の電極の少なくとも一方は、前記テクスチャー面に形成された、めっき層からなる集電電極を含み、
    前記集電電極は、透光性絶縁膜に開口された開口部に形成され、
    前記透光性絶縁膜は、膜厚が前記凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもち、
    前記開口部に形成された集電電極の厚みが前記透光性絶縁膜の厚み以下であることを特徴とする太陽電池。
  2. 前記第1および第2の電極は、それぞれ前記第1および第2の面に、相対向して設けられ、前記透光性絶縁膜は前記開口部を除く、前記第1又は第2の面全体を覆うように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記半導体基板は、第1および第2の面がテクスチャー面を構成しており、
    前記第1および第2の電極の両方が、前記透光性絶縁膜の前記開口部に形成されためっき層を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池。
  4. 前記透光性絶縁膜は感光性樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池。
  5. 前記めっき層は、Cu或いはAgの電解めっき層を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池。
  6. 前記めっき層は、電極幅が20〜80μm、めっき厚が10〜50μmである請求項5に記載の太陽電池。
  7. 前記めっき層は、下地層として無電解めっき層を含むことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池。
  8. 前記無電解めっき層は、Niを主成分とする金属層であることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池。
  9. 前記透光性絶縁膜の下層に、前記透光性絶縁膜より屈折率が大きく、前記半導体基板よりも屈折率の小さい反射防止膜が配置され、下層に拡散型の太陽電池が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の太陽電池。
  10. 前記透光性絶縁膜の下層に、ヘテロ接合型の太陽電池が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の太陽電池。
  11. 少なくとも一部にテクスチャー面を有する第1の面と、第2の面とを有する、第1導電型を有する半導体基板と、前記半導体基板の一方の面に第2導電型の半導体層を形成しpn接合を形成する工程と、
    前記半導体基板の第1又は第2の面に第1および第2の電極を形成する工程とを含む太陽電池の製造方法であって、
    前記第1の電極を形成する工程は、
    前記第1の面のテクスチャー面に当接するように、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ、透光性絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性絶縁膜に写真製版により開口部を形成する工程と、
    前記開口部に、前記透光性絶縁膜の厚み以下の厚みを有するめっき層を形成する工程とを含む太陽電池の製造方法。
  12. 前記第1および第2の電極は、それぞれ前記第1および第2の面に、相対向して設けられ、
    前記透光性絶縁膜を形成する工程は、前記開口部を除く、前記第1又は第2の面全体を覆うように透光性樹脂膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  13. 前記半導体基板は、第1および第2の面がテクスチャー面を構成しており、
    前記第1および第2の電極を形成する工程は、
    前記第1および第2の面のテクスチャー面に当接するように、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ、透光性絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性絶縁膜に写真製版により開口部を形成する工程と、
    前記開口部に、前記透光性絶縁膜の厚み以下の厚みを有するめっき層を形成する工程とを含む請求項12に記載の太陽電池の製造方法。
  14. 前記透光性絶縁膜を形成する工程は感光性樹脂を含む樹脂層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の太陽電池の製造方法。
  15. 前記めっき層を形成する工程は、電解めっき法によりCu或いはAgめっき層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の太陽電池の製造方法。
  16. 前記めっき層を形成する工程は、下地層として無電解めっき層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項15に記載の太陽電池の製造方法。
  17. 前記無電解めっき層は、Niを主成分とする金属層であることを特徴とする請求項16に記載の太陽電池の製造方法。
  18. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の太陽電池と、
    前記太陽電池の受光面側および裏面側に配された第1の透光性基板および第2の基板と、
    前記第1の透光性基板および第2の基板の間に、前記太陽電池の接続配線を前記めっき層に当接させた状態で前記透光性絶縁膜とともに前記太陽電池を封止する封止樹脂とを備えたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  19. 少なくとも一部にテクスチャー面を有する第1の面と、第2の面とを有する、第1導電型を有する半導体基板と、前記半導体基板の一方の面に第2導電型の半導体層を形成しpn接合を形成する工程と、
    前記半導体基板の第1又は第2の面に第1および第2の電極を形成する工程とを含む太陽電池を第1の透光性基板および第2の基板の間に接続配線を前記めっき層に当接させた状態で前記透光性絶縁膜とともに前記太陽電池を封止する封止工程とを含む太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記第1の電極を形成する工程は、
    前記第1の面のテクスチャー面に当接するように、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ、透光性絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性絶縁膜に写真製版により開口部を形成する工程と、
    前記開口部に、前記透光性絶縁膜の厚み以下の厚みを有するめっき層を形成する工程とを含み、
    前記透光性絶縁膜を剥離することなく、前記封止樹脂内に封じ込めるようにしたことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  20. 少なくとも一部にテクスチャー面を有する第1の面と、第2の面とを有する、第1導電型を有する半導体基板と、前記半導体基板の一方の面に第2導電型の半導体層を形成しpn接合を形成する工程と、
    前記半導体基板の第1又は第2の面に第1および第2の電極を形成する工程とを含む太陽電池を第1の透光性基板および第2の基板の間に接続配線を前記めっき層に当接させた状態で前記透光性絶縁膜とともに前記太陽電池を封止する封止工程とを含む太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記第1の電極を形成する工程は、
    前記第1の面のテクスチャー面に当接するように、膜厚が前記テクスチャー面を構成する凹凸部の高さよりも大きく、凹凸がなく平滑な表面をもつ、透光性絶縁膜を形成する工程と、
    前記透光性絶縁膜に写真製版により開口部を形成する工程と、
    前記開口部に、前記透光性絶縁膜の厚み以下の厚みを有するめっき層を形成する工程とを含み、
    前記封止工程に先立ち、前記透光性絶縁膜を剥離する工程を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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