JP2014100740A - 加工機におけるパンチの最終デプス検出装置および最終デプス検出方法 - Google Patents

加工機におけるパンチの最終デプス検出装置および最終デプス検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの材料特性にばらつきがある場合でも、ワークの材料特性にばらつきに応じてパンチの最終デプスを補正し、正確なベンディング加工を行うことができるようになる。
【解決手段】 ダイとパンチによりワークを挟んでワークの曲げ加工を行う加工機において、ワークの材料特性を、実際値と公称値とに区別し、加工動作中に実際の材料特性を判別して、ワークに合わせた最適の動作目標値を再計算し、その再計算した最適の動作目標値に合わせてパンチを動作させてワークの曲げ加工を行う構成となっている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ワークを曲げ加工するベンディングマシンにおけるピンチング位置から曲げ加工が終了する位置であるパンチの最終デプス検出装置およびパンチ最終デプス検出方法に関し、特に、ワークの材料特性にばらつきがある場合でも、ワークの材料特性にばらつきに応じてパンチの基準デプスを補正し、正確なベンディング加工を行いうるパンチ最終デプス検出装置およびパンチ最終デプス検出方法に関するものである。
一般に、従来のベンディングマシン等の板状のワーク(材料)を曲げ加工する加工機においては、ワークがダイとパンチとによって挟み込まれるピンチング位置(ワーク上面の位置)を検出し、その検出されたピンチング位置に基づいて、ピンチング位置から曲げ加工が終了する位置であるパンチ最終デプスを計算し、そのパンチ最終デプスまでパンチを押し込んでベンディング加工を行うようになっていた。
なお、パンチのデプスとワークの曲げ角度とは、密接に関係しており、正確な角度のベンディング加工を行うためには、正確なパンチ最終デプスを求めることが重要であった。
特開平6−134524号公報 特開2000−140943号公報 特開平8−24955号公報
しかしながら、加工されるワークには、板厚や材料定数等のワーク変形特性があり、そのワーク変形特性にはばらつきがあるため、求められたデプスで曲げ加工をしても、その曲げ角度がワークによって変化してしまい、精度誤差となってしまう問題点があった。
従来、このように曲げ角度が安定しない場合には、オペレータが、加工後に精度を確認し、誤差が出るたびに、NC装置にフィードバックして最終デプスの補正を行うようにしており、オペレータに負荷がかかり、作業効率が低下してしまうものであった。
また、従来、ワーク変形特性として、塑性変形領域の材料特性を調べるために、引っ張り試験を行っていた。
ところが、この引張り試験は、規格に合わせての試験片の切り出し、マイクロゲージによる板厚の測定、ひずみゲージの貼り付け、引張り試験機による引張り試験を行わなければならず、多くの手間と高価な装置が必要となるものであった。
また、従来、加工中に材料特性を測定する手法として、せん断加工を使った影響係数による材料特性予測があった。
ところが、せん断加工において検出された個々のブランク材の材料特性を、曲げ加工で使用するには、ブランク材個々に個別管理をする必要があり、管理が煩雑となる問題点があった。
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、第1および第2の曲げ工具によりワークを挟んで前記ワークの曲げ加工を行う加工機において、
前もって
(1)複数種類のワークに対して材料試験を行い、その応力とひずみの関係を求め、
(2)前記応力とひずみの関係を用いてワークに基づく加工モデルを計算して特定箇所のひずみと加工荷重の関係をもとめ、
(3)さらに、材料に依存しないワークの加工荷重と応力との関係式を算出しておき、
その後に、前記加工荷重と応力との関係式と前記曲げ加工を行うワークにおけるひずみと加工荷重の値に基づいて、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求めることを特徴とする加工機である。
請求項2に係る発明は、さらに、前記材料定数および加工条件に基づいて、前記ワークの曲げ加工における前記第2の曲げ工具の最終位置を算出し、その第2の曲げ工具の最終位置に基づいて、前記ワークの曲げ加工が行われることを特徴とする請求項1に記載の加工機である。
請求項3に係る発明は、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求める工程が、前記第2の曲げ工具の基準位置を設定し、曲げ加工動作中における前記特定個所のひずみと加工荷重の測定を行い、その特定個所のひずみと加工荷重の測定値と前記のワークにおける加工荷重と応力との関係の近似式とから、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係からなる材料定数を計算することからなることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の加工機である。
請求項4に係る発明は、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求める工程が、前記第2の曲げ工具の基準位置を設定し、曲げ加工動作中におけるストロークと加工荷重の測定を行い、前記曲げ加工を行うワークの前記特定個所のひずみの値をストロークひずみ換算式により求め、その特定個所のひずみと加工荷重の値と前記ワークにおける加工荷重と応力との関係の近似式とから、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係からなる材料定数を計算することからなることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の加工機である。
請求項5に係る発明は、第1および第2の曲げ工具によりワークを挟んで前記ワークの曲げ加工を行う加工機において、
前記ワークの材料特性を、実際値と公称値とに区別し、加工動作中に実際の材料特性を判別して、前記ワークに合わせた最適の動作目標値を再計算し、その再計算した最適の動作目標値に合わせて前記第1の曲げ工具あるいは第2の曲げ工具を動作させて前記ワークの曲げ加工を行うことを特徴とする加工機である。
本発明によれば、ワークの材料特性にばらつきがある場合でも、ワークの材料特性にばらつきに応じてパンチの最終デプスを補正し、正確なベンディング加工を行うことができるようになる。
本発明を実施した加工機(ベンディングマシン)の概略を示す説明図である。 図1に示したダイとパンチ回りの概略図である。 図1に示したベンディングマシン7の制御装置9に関する概略構成を示すブロック図である。 図3に示したパンチ最終デプス検出装置によるパンチ最終デプス検出動作のフローチャートである。 図3に示したパンチ最終デプス検出装置によるパンチ最終デプス検出動作の説明図である。 本発明による加工機(ベンディングマシン)の他の実施形態におけるダイとパンチ回りの概略図である。 図6に示した他の実施形態におけるベンディングマシン7の制御装置9に関する概略構成を示すブロック図である。 図6に示した他の実施形態における動作のフローチャートである。 図6に示した他の実施形態における動作の説明図である。 図6に示した他の実施形態における動作説明のためのグラフ図である。 図6に示した他の実施形態における動作の説明図である。 図6に示した他の実施形態における動作説明のためのグラフ図である。
図1は、本発明を実施した加工機(第1実施形態)の概略を示す全体斜視図であり、図2は、図1に示したダイとパンチ回りの概略図であり、図3は、図1に示したベンディングマシン7の制御装置9の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この加工機(ベンディングマシン)7は、下部に設けられた第1の曲げ工具としてのダイ7aに対して、上部に設けられた第2の曲げ工具としてのパンチ7bをD軸方向D(図2参照)に沿ってスライド動作させることにより、ダイ7aとパンチ7bとの間に搬入されたワーク(材料)を、ダイ7aとパンチ7bとによって曲げ加工するように構成されている。
そして、図2および図3に示すように、このベンディングマシン7には、パンチ7bの上部に設けられてパンチ7bに加わった圧力を検出するための圧力センサー12(図3に示す)と、パンチ7bの上部に設けられてパンチ7bのD軸上のスライド位置を検出するためのD軸エンコーダ16(図3に示す)とが設けられている。
また、ベンディングマシン7は、この加工機全体の制御をつかさどる制御装置9を有しており、その制御装置9には、所定画像の表示を行うと共に、オペレータからの指示を入力する入力表示部11が設けられている。
そして、制御装置9の制御の基に、入力表示部11により入力設定された曲げ加工動作に従い、ワークの曲げ加工が行われるが、ここでは、後述するパンチの最終デプス(パンチの最終押し込み位置あるいはパンチの最終位置)検出が行われ、その検出された補正最終デプスにより曲げ加工が行われる。
この制御装置9は、前述した圧力センサー12あるいはD軸エンコーダ16よりの検知結果に基づいて、補正最終デプス量を検出するパンチ最終デプス検出装置としても機能するようになっている。
図3に示すように、ベンディングマシン7の制御装置9は、ROM13およびRAM15がバスを介して接続されたCPU17を有しており、CPU17には、さらに、バスを介して、上述した圧力センサー12、入力部と表示部とを兼ねる上記入力表示部11、D軸エンコーダ16、データベース19が接続されている。
また、上記CPU17には、バスを介して、パンチ7bの装着された上部テーブルを上下に駆動するためのシリンダ27を駆動するためのドライバ25も接続されるようになっている。
ここでは、CPU17が、入力表示部11よりのオペレータからの設定や指示に従い、データベース19内のパンチやダイのデータおよび製品形状データや被加工部材(ワークW)のデータを用いると共に、ROM13よりのコンピュータプログラムに従ってRAM15を用いて、後述するようにパンチの最終デプス(パンチの押し込み量)の検出を行うと共に、入力設定された曲げ加工動作を行うようになっている。
次に、図4および図5を参照してパンチ最終デプス検出装置の動作について説明する。
図4は、図3に示したパンチ最終デプス検出装置によるパンチ最終デプス検出動作のフローチャートであり、図5は、図3に示したパンチ最終デプス検出装置によるパンチ最終デプス検出動作の説明図である。
なお、このパンチ最終デプス検出動作は、上述したように、CPU17が、ROM13よりのコンピュータプログラムに従ってRAM15を用いて行うようになっている。
ここで、パンチ7bの最終デプスSTについて説明すると、まず、ピンチング位置とは、ワークWがダイ7aとパンチ7bとによって挟み込まれる位置のことであり、より詳しく説明すると、ピンチング位置とは、ダイ7a上に載置された板厚tのワークWの上面にパンチ7bの下端が接触した状態で、金型原点位置とパンチ7bの下端との間の距離である。ここで、金型原点位置とは、ダイ7aとパンチ7bとが接触した状態でのパンチ7bの下端位置である。
従って、ダイ7aとパンチ7bとが接触した状態でのパンチ7bの下端位置をD軸エンコーダ16で前もって検出して金型原点位置を得ておき、ワークWの上面にパンチ7bの下端が接触したとされる位置をD軸エンコーダ16で検出することによってピンチング位置が得られる。
そして、パンチ7bの最終デプスSTは、ピンチング位置から、パンチ7bが下降して曲げ加工が終了する位置となる。
まず、動作モードがパンチ最終デプス検出モードとなると、図4のステップ101において、材料(ワーク)の加工シミュレーションを行い、材料の影響係数を求める。
すなわち、所定の金型および所定の板厚のワークが設定され、m種類の応力−ひずみ関係を有するワークで加工シミュレーションが行われ、i個のストローク位置Siに対する過重Fと最大ひずみεが各材料ごとに、以下の式に基づいて算出される。なお、ここで、上記i個のストローク位置Siに対する過重Fと最大ひずみεを、前もって計算しておき、データベース19に記憶しておき、そのデータベース19を参照してデータを取得するようにしても良い。
Fmi = f(Si)
{Fmi , Si }

εmi = f(Si)
{εmi , Si }

続いて、各最大ひずみεに対する応力σmiが、上記材料の応力−ひずみ関係より、以下の式に基づいて算出される。

σmi = f(εmi)
{σmi , εmi }

以上のように算出された各ストロークにおける応力と荷重との関係を用いて、材料の影響係数ECiが、以下の式に基づいて算出される。
Figure 2014100740
ここで、上記計算処理は、制御装置9のCPU17により、入力表示部11よりのオペレータからの設定や指示に従い、データベース19内のパンチやダイのデータおよび製品形状データや被加工部材(ワークW)のデータを用いると共に、ROM13よりのコンピュータプログラムに従ってRAM15を用いて行うようにしても良いし、制御装置9に他のコンピュータを接続し、そのコンピュータで行って制御装置9へデータ転送するようにしても良い。
次に、ステップ103において、ワークの加工情報から、基準デプスを算出して設定する。
すなわち、制御装置9のCPU17により、データベース19からのパンチやダイのデータおよび製品形状データ(曲げ角度、曲げ長さ等)や被加工部材(ワークW)のデータ(板厚、材質等)に基づいて、基準デプス(第一目標位置)が算出される。ここで、基準デプス(第一目標位置)とは、図5に示すように、曲げ加工におけるパンチ7bの最終下降位置PDであり、上記パンチやダイのデータおよび製品形状データ(曲げ角度、曲げ長さ等)や被加工部材(ワークW)のデータ(板厚、材質等)に基づいて一般的な方法で算出される。
次に、ステップ105において、加工モードに移り、加工中におけるワークWの板厚を測定する。
すなわち、一般の板厚測定器によって、加工中のワークWの板厚が測定され、その測定値が、入力表示部11を介して入力され、RAM15あるいはデータベース19等の記憶部に記憶される。
次に、ステップ107において、加工中において、圧力センサー12によりパンチ7bにかかる荷重を測定する。
すなわち、圧力センサー12によって、加工中にパンチ7bにかかる荷重が検出され、その検出値が、入力表示部11を介して入力され、RAM15あるいはデータベース19等の記憶部に記憶される。
次に、ステップ109において、加工中において、D軸エンコーダ16によってパンチ7bのD軸上のスライド位置を検出する。
すなわち、D軸エンコーダ16によって、加工中におけるパンチ7bのD軸上のスライド位置が検出され、その検出値が、入力表示部11を介して入力され、RAM15あるいはデータベース19等の記憶部に記憶される。
次に、ステップ111において、圧力センサー12によって検出されたパンチ7bにかかる荷重およびD軸エンコーダ16によって検出されたパンチ7bのD軸上のスライド位置に基づいてワークWの上面位置を演算する。
すなわち、制御装置9のCPU17により、記憶部よりのパンチ7bにかかる荷重検出値およびパンチ7bのD軸上のスライド位置検出値に基づいて、ワークWの上面位置P0が算出される。ここで、ワークWの上面位置とは、ダイ7a上に載置されたワークWの上面位置であり、記憶部よりの荷重検出値およびスライド位置検出値に基づいて一般的な方法で算出される。
次に、ステップ113において、D軸エンコーダ16によってパンチ7bのD軸上のスライド位置Piをサンプリングしながら、パンチ7bがワークWの上面位置P0から移動した距離である実ストローク量を演算する。
すなわち、制御装置9のCPU17により、D軸エンコーダ16によって検出されたスライド位置Piがサンプリングされ、検出された材料上面位置P0から、実際にパンチが移動した実ストローク量Siが、以下の式によって演算される。
Si = P0 - Pi - Mi
ここで、Miは、各ストローク位置における機械のたわみ量で、機械形状、曲げ位置、曲げ長さ、荷重から計算される。
次に、ステップ115において、実際にパンチが移動した実ストローク量Siごとにおけるパンチ7bにかかる荷重Fiを圧力センサー12によって検出し、その荷重Fiおよびステップ101において求めた材料の影響係数ECiから応力σiを求め、その応力σiの変化から材料定数を求める。
すなわち、制御装置9のCPU17により、圧力センサー12によって検出された実ストローク量Siごとにおけるパンチ7bにかかる荷重Fiおよび前もって求められた材料の影響係数ECiから、以下の式により応力σiが演算される。
σi = ECi * Fi
そして、制御装置9のCPU17により、 ワーク情報の公称材料情報から、i個のストローク位置Sに対する最大ひずみεが以下の式により算出される。この式がストロークひずみ換算式となる。(またはデータベースを参照してデータが取得される)
εi = f(Si)
{εi , Si }
この結果より各ひずみに対する応力データが決まり、以下のような材料特性が得られ、その材料特性から、材料定数が得られる。
{σi , εi }
次に、ステップ117において、上記パンチやダイのデータおよび製品形状データ(曲げ角度、曲げ長さ等)や被加工部材(ワークW)のデータ(板厚、材質等)および測定されたワークWの板厚および材料定数に基づいて、パンチの最終デプス(第二目標位置)を演算する。
すなわち、制御装置9のCPU17により、上記パンチやダイのデータおよび製品形状データ(曲げ角度、曲げ長さ等)や被加工部材(ワークW)のデータ(板厚、材質等)および測定されたワークWの板厚および材料定数に基づいて、加工力の作用により発生する外部モーメントと、ワーク内部に発生する、材料定数から計算される内部曲げモーメントとのつりあい式から、ダイ内の材料の曲率を求め、材料の曲げ形状を求めた後、パンチの最終デプス(第二目標位置)が計算される。
次に、ステップ119において、そのパンチの最終デプス(第二目標位置)の値までパンチが下降され、ワークWの曲げ加工が行われる。
このように、本実施形態によれば、ワークの材料特性にばらつきがある場合でも、ワークの材料特性にばらつきに応じてパンチの最終デプスを補正し、ワークWの曲げ加工を行うので、正確なベンディング加工を行うことができるようになる。
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、以下のように適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
次に、図6〜図12を参照して、本願発明の他の実施形態について説明する。
図6は、本願発明の他の実施形態におけるダイとパンチ回りの概略図であり、図7は、本願発明の他の実施形態におけるベンディングマシンの制御装置9の概略構成を示すブロック図である。
この加工機(ベンディングマシン)7は、図1に示した第1実施形態と同様に、下部に設けられた第1の曲げ工具としてのダイ7aに対して、上部に設けられた第2の曲げ工具としてのパンチ7bをD軸方向D(図6参照)に沿ってスライド動作させることにより、ダイ7aとパンチ7bとの間に搬入されたワークW(材料)を、ダイ7aとパンチ7bとによって曲げ加工するように構成されている。
そして、図6および図7に示すように、このベンディングマシン7には、パンチ7bの上部に設けられてワークWに加わった荷重圧力を検出するための荷重センサー14(図7に示す)と、パンチ7bの上部に設けられてパンチ7bのD軸上のスライド位置を検出するためのD軸エンコーダ16(図3に示す)とが設けられている。
そして、図6に示すように、ひずみ測定カメラ31が、ダイ7aの上部における、パンチ7bの先端に対向する位置に設けられ、パンチ7bの先端が当接するワークWの上面に対向するワークWの特定個所(図9のX)のひずみを測定するようになっている。
また、ベンディングマシン7は、この加工機全体の制御をつかさどる制御装置9を有しており、その制御装置9には、所定画像の表示を行うと共に、オペレータからの指示を入力する入力表示部11が設けられている。
そして、制御装置9の制御の基に、入力表示部11により入力設定された曲げ加工動作に従い、ワークの曲げ加工が行われるが、ここでは、後述するパンチの最終位置(パンチの最終押し込み位置あるいはパンチの最終デプス)検出が行われ、その検出された補正最終位置により曲げ加工が行われる。
図7に示すように、ベンディングマシン7の制御装置9は、ROM13およびRAM15がバスを介して接続されたCPU17を有しており、CPU17には、さらに、バスを介して、上述した荷重センサー14、入力部と表示部とを兼ねる上記入力表示部11、D軸エンコーダ16、データベース19、ひずみ測定カメラ31が接続されている。
また、上記CPU17には、バスを介して、パンチ7bの装着された上部テーブルを上下に駆動するためのシリンダ27を駆動するためのドライバ25も接続されるようになっている。
ここでは、CPU17が、入力表示部11よりのオペレータからの設定や指示に従い、データベース19内のパンチやダイのデータおよび製品形状データや被加工部材(ワークW)のデータを用いると共に、ROM13よりのコンピュータプログラムに従ってRAM15を用いて、後述するようにパンチの最終位置(パンチの最終デプス)の検出を行うと共に、入力設定された曲げ加工動作を行うようになっている。
次に、図8〜図12を参照してパンチの最終位置検出の動作について説明する。
図8は、本願発明の他の実施形態におけるパンチの最終位置検出の動作のフローチャートであり、本願発明の他の実施形態におけるパンチの最終位置検出の動作の説明図である。
なお、このパンチの最終位置検出の動作は、上述したように、CPU17が、ROM13よりのコンピュータプログラムに従ってRAM15を用いて行うようになっている。
本願発明の他の実施形態におけるパンチの最終位置検出の動作の主な特徴は、以下の通りである。
実際に加工する加工材料(ワーク)は、材料特性において、実際値と公称値とは違う値を持っており、これらの違いを公称板厚t、公称材料特性(応力ひずみデータあるいは塑性係数: C、 加工硬化指数: n)と実板厚t’、実材料特性(特定材料の応力ひずみデータあるいは塑性係数: C’、 加工硬化指数: n’)とに区別し、加工動作中に制御装置9で実材料特性を判別して、材料に合わせた最適の動作目標値(パンチの最終位置)を再計算し、その再計算したパンチの最終位置に基づいて加工動作を行うことによって、材料のバラツキによる角度のバラツキを防止できるようにしたものである。
ここでは、特定の金型と公称板厚での加工を想定し、m種類材料(例えば、SPCC、SPHC、SUS304、SUS430、A1100、A5052 etc.)の公称材料特性(応力ひずみデータ値又は、公称塑性係数: C, 公称加工硬化指数: n)、公称板厚t、金型情報より各材料ごとの加工時の荷重と特定箇所のひずみを算出し、これらの情報を使って、応力と加工荷重の関連を表す式(またはデータベース)を作成し、この式(またはデータベース)を使って最終的に、実材料(未知の材料)を加工したときの荷重−ひずみ関係または荷重−ストローク関係から、その加工している材料の応力−ひずみ関係を予測するようにしている。
ここで、パンチ7bの最終位置D(図11参照)について説明する。まず、ピンチング位置とは、ワークWがダイ7aとパンチ7bとによって挟み込まれる位置のことであり、より詳しく説明すると、ピンチング位置とは、ダイ7a上に載置された板厚tのワークWの上面にパンチ7bの下端が接触した状態で、金型原点位置とパンチ7bの下端との間の距離である。ここで、金型原点位置とは、ダイ7aとパンチ7bとが接触した状態でのパンチ7bの下端位置である。
従って、ダイ7aとパンチ7bとが接触した状態でのパンチ7bの下端位置をD軸エンコーダ16で前もって検出して金型原点位置を得ておき、ワークWの上面にパンチ7bの下端が接触したとされる位置をD軸エンコーダ16で検出することによってピンチング位置が得られる。
そして、パンチ7bの最終位置Dは、ピンチング位置から、パンチ7bが下降して曲げ加工が終了する最終位置となる。
図8のステップ201において、前工程として、材料(ワーク)の加工シミュレーションを行い、材料の応力と加工荷重の関係の近似式を求める。
この材料の応力と加工荷重の関係の近似式の計算は、材料定数の予測計算を高速化するために、予め、外部の演算装置を使って行われ、このように、事前に応力と加工荷重の関係の近似式を計算して置くことによって、短時間で加工中に材料定数の予測が可能となる。
なお、この材料の応力と加工荷重の関係の近似式の計算は、制御装置9によって行っても良い。
次に、材料の応力と加工荷重の関係の近似式の計算の内容について説明する。
一般的に塑性変形における材料特性Mは、材料の応力σ、ひずみεの関係によって表され、この情報は引っ張り試験によって得られる。
{ εi , σi } (1)

この応力とひずみデータの近似式を下式とする。
Figure 2014100740
(ここで、塑性係数: C, 加工硬化指数: nは材料特性を表すパラメータとしてMと総称する)

なお、その他にも
Figure 2014100740
の一次式で近似することも可能である。(ここで、a,Yは材料特性を表すパラメータとしてMと総称する)

そして、外部の演算装置を使って、特定の金型情報と公称板厚情報tと、材料特性M(塑性係数: C, 加工硬化指数: nまたは、応力ひずみデータ{ σi , εi })より、図9に示すように、FEM(有限要素法による加工シミュレーション)を用いて、加工荷重F(単位曲げ長さあたり)から特定箇所XのひずみεXを算出する。(なお、塑性力学計算でも可能である)
ここで、特定箇所Xは、図9に示すように、パンチ7bの先端が当接するワークWの上面に対向するワークWの特定個所となっている。
Figure 2014100740
ここで、加工モデル:加工荷重Fと、特定箇所XのひずみεXとし、特定箇所Xはひずみの大きいところの方が、検出しやすく、測定精度が高くなる(例えばパンチ直下の最外層)。よって、特定箇所Xは、計算可能で、その後の加工ストローク中に測定又は予測できる点(複数点又は領域含む)であれば、特にその位置を限定しない。

なお、このステップ201においては、m種類の材料を選定する。これは最終的に予測する未知の材料として可能性のある範囲のなかから、代表的な材料を選ぶ。数が多ければその後の近似計算のサンプル数が多くなるので予測精度が向上する。

これらの材料の引っ張り試験を行い、m種類の応力σ、ひずみεの関係を測定する。

{ εmi , σmi } (5)

この応力とひずみデータは、m種類の材料ごとに近似式(累乗近似)を下式とする。
(2)より
Figure 2014100740
(ここで、塑性係数: Cm, 加工硬化指数: nmはm種類の材料特性を表すパラメータとしてMmと総称する)

なお、その他にも
Figure 2014100740
の一次式で近似することも可能である。(ここで、am,Ymはm種類の材料特性を表すパラメータとしてMmと総称する)

そして、m種類の材料を(3)加工モデルで、特定箇所Xの各m種類の材料のひずみεXmをm種類の材料ごとに求めると、
(3)より、
Figure 2014100740
となり、ひずみεXより、m種類の各材料ごとの加工荷重Fmを求める式に変換し下式となる。
Figure 2014100740
そして、曲げ加工のひずみは、円周方向の単軸ひずみだと仮定すると、特定箇所Xの円周方向のひずみεXとその位置での円周方向の応力の関係は下式となる。
Figure 2014100740
ここで、特定箇所XのひずみεXにおける加工ストローク途中のひずみをそれぞれεXiとすると、以下のようになり、
Figure 2014100740
(8)より、以下のようになる。

Xi, Fmi } (10)

(なお、このデータは実験で実際に加工を行い、加工荷重Fと特定箇所のひずみを測定して求めてもよい)

(9)より、

XiXmi } (11)

(10)(11)より、
εXiのときの応力σXmiと加工荷重Fmiの関係が求まる。

Xmi, Fmi } (12)

i個の各ひずみεXiごとに、m種類の材料の応力σXmiと加工荷重Fmiの関係に対して近似式を作成すると、i個の近似式が作成できる。これによって、各ひずみεXiごとに、材料に依存しない応力と加工荷重の関係式が作成できる。
Figure 2014100740
この近似式を加工前に計算しておけば、以下のステップにおいて加工中に得られる、未知の材料のi個の特定位置のひずみε’Xiと加工荷重F’iから、応力−ひずみ関係(材料定数)を求めることができる。
なお、種々の材料の特定位置のひずみε’Xiと加工荷重F’iから、応力−ひずみ関係を求めた具体例を、図10に示す。
この(13)式を求めるまでの計算時間は、FEMの場合、特定の加工モデルでの一つの材料の計算時間(0.1〜1H)×m種類の材料となり、数時間の時間がかかることから、加工中にこれらの計算を行うよりは、事前に計算することが有効となる。
ただし、将来的には計算時間が早くなり、内部演算装置にて加工中に“材料定数予測式の計算”を含めて行う事ができる可能性もある。
次に、図8のステップ203において、パンチ7bの基準位置(基準デプス)Dの設定が行われる。
すなわち、公称板厚、公称材料特性(応力−ひずみデータの平均値又は、公称塑性係数: C, 公称加工硬化指数: n)、パンチ情報、ダイ情報、曲げ角度、曲げ長さ等のワークの加工情報によって、所定位置を算出し、図11に示すように、その所定位置より一定量手前の位置を基準位置(第一目標位置)Dと設定する。なお、この基準位置(第一目標位置)Dの設定方法については、特開平8−24955(段落番号0036、0037等:ここでは、基準位置はテーブル移動位置となっている)に詳しく記載されているので、説明は省略する。
このステップ201、203までが前工程となる。
次に、図8のステップ205において、基準位置(第一目標位置)を目標値として、1ストロークの加工動作が開始され、ステップ207において、この1ストロークの加工動作中における特定箇所のひずみと加工荷重の測定が行われる。
すなわち、ひずみ測定カメラ31と荷重センサー14より、以下のように、特定位置のひずみε’Xiにおける実加工荷重F’iが測定され、F’iは単位曲げ長さあたりの荷重に換算される。
以降、’が付いている変数は未知の材料の加工を行った時の実測値を表すものとす
る。

{ ε’Xi ,F’i } (14)

次に、ステップ209において、材料定数の計算が行われる。
すなわち、まず、加工中にダイ7aの中にセットしたひずみ測定カメラ31と荷重センサー14より、加工中の各ひずみにおける加工荷重が測定され、式(13)(14)より、応力−ひずみ関係(材料定数)が、以下の近似式により計算される。


{σ’i , ε’i } (15)

この応力とひずみデータの近似式は、
(16)より、
Figure 2014100740

(ここで、塑性係数: C’, 加工硬化指数: n’は実際に加工している実材料特性を表すパラメータとしてM’と総称する)

なお、その他にも
Figure 2014100740
の一次式で近似することも可能である。(a’,Y’は実材料特性を表すパラメータとしてM’と総称する)
次に、ステップ211において、パンチ7bの最終位置Dの計算が行われる。
すなわち、実板厚又は公称板厚、式(15)(16)で算出した材料定数(応力ひずみデータ値又は、実塑性係数:C’, 実加工硬化指数: n’)、パンチ情報、ダイ情報、曲げ角度、曲げ長さの情報より、図11に示すように、最終位置決め位置Dが算出される。
なお、この最終位置決め位置Dの計算方法については、特開2000−140943に詳しく記載されているので、説明は省略する。
そして、ステップ213において、ステップ211において計算されたパンチ7bの最終位置へパンチ7bが移動され位置決めが行われる。
このステップ205〜213までが1ストローク加工動作となる。
なお、上記位置決めされたパンチ7bの最終位置に基づいて、ワーク(材料)の実加工動作が行われる。
以下に、本願発明の他の実施形態に沿って行われた具体例について図12のグラフ図を参照して説明する。
図12のグラフ図は、公称板厚3.2mmの鉄鋼材を目標角度90°で曲げ加工し、その角度を測定した結果である。
未知の鉄鋼材料としてSPCC,SECC,SS400,SPHC,SS400酸洗材、SPHC酸洗材を用意し、また曲げ加工方向を板の圧延方向に対して、垂直と並行の方向で加工したときの曲げ角度を測定した。
図12において、▲は公称板厚と公称材料(すべて同じ鉄鋼材料とする)で計算される同じ最終デプスで加工したときの角度を表し、■はそれぞれの材料を測定した実板厚と、公称材料(すべて同じ鉄鋼材料とする)で計算される異る最終デプスで加工したときの角度を表し、○はそれぞれの材料を測定した実板厚と、本特許の仕組みに従ってそれぞれの材料の応力−ひずみ関係を予測し、その実材料特性に基づいた最終デプスで加工したときの角度を表し、▲は目標角度90°に対して、95.91〜91.51のバラツキを表し、
■は目標角度90°に対して、93.98〜90.4のバラツキを表し、○は目標角度90°に対して、90.41〜89.7のバラツキを表している。
このグラフから、実板厚と、実材料特性を個別に予測しているためにバラツキ、絶対精度誤差共に小さくなっていることが判り、よって実板厚と、実材料特性を予測して考慮することの効果が示されている。
また、加工している未知の材料の板厚が公称板厚と異なる板厚(実板厚)であった場合、加工前(ステップ203とステップ205の間)に、板厚測定器によって材料の実板厚t’ を測定する、又は、ノギス、マイクロメータ等で事前に材料の実板厚t’ を測定し、この実板厚を最終位置の演算において、公称板厚の代わりに使用することもでき、これによってさらに予測精度を高めることもできる。また、ピンチング位置と金型原点位置と金型パラメータより算出することも可能である。
7 加工機(ベンディングマシン)
7a ダイ
7b パンチ
9 制御装置
11 入力表示部
12 圧力センサー
13 ROM
15 RAM
16 軸エンコーダ
19 データベース
25 ドライバ
27 シリンダ
31 ひずみ測定カメラ

Claims (5)

  1. 第1および第2の曲げ工具によりワークを挟んで前記ワークの曲げ加工を行う加工機において、
    前もって
    (1)複数種類のワークに対して材料試験を行い、その応力とひずみの関係を求め、
    (2) 前記応力とひずみの関係を用いてワークに基づく加工モデルを計算して特定箇所のひずみと加工荷重の関係をもとめ、
    (3) さらに、材料に依存しないワークの加工荷重と応力との関係式を算出しておき、
    その後に、前記加工荷重と応力との関係式と前記曲げ加工を行うワークにおけるひずみと加工荷重の値に基づいて、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求めることを特徴とする加工機。
  2. さらに、前記材料定数および加工条件に基づいて、前記ワークの曲げ加工における前記第2の曲げ工具の最終位置を算出し、その第2の曲げ工具の最終位置に基づいて、前記ワークの曲げ加工が行われることを特徴とする請求項1に記載の加工機。
  3. 前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求める工程が、前記第2の曲げ工具の基準位置を設定し、曲げ加工動作中における前記特定個所のひずみと加工荷重の測定を行い、その特定個所のひずみと加工荷重の測定値と前記のワークにおける加工荷重と応力との関係の近似式とから、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係からなる材料定数を計算することからなることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の加工機。
  4. 前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係を材料定数として求める工程が、前記第2の曲げ工具の基準位置を設定し、曲げ加工動作中におけるストロークと加工荷重の測定を行い、前記曲げ加工を行うワークの前記特定個所のひずみの値をストロークひずみ換算式により求め、その特定個所のひずみと加工荷重の値と前記ワークにおける加工荷重と応力との関係の近似式とから、前記曲げ加工を行うワークの応力とひずみとの関係からなる材料定数を計算することからなることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の加工機。
  5. 第1および第2の曲げ工具によりワークを挟んで前記ワークの曲げ加工を行う加工機において、
    前記ワークの材料特性を、実際値と公称値とに区別し、加工動作中に実際の材料特性を判別して、前記ワークに合わせた最適の動作目標値を再計算し、その再計算した最適の動作目標値に合わせて前記第1の曲げ工具あるいは第2の曲げ工具を動作させて前記ワークの曲げ加工を行うことを特徴とする加工機。
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