JP3212799B2 - 折曲げ加工装置 - Google Patents
折曲げ加工装置Info
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- JP3212799B2 JP3212799B2 JP15727794A JP15727794A JP3212799B2 JP 3212799 B2 JP3212799 B2 JP 3212799B2 JP 15727794 A JP15727794 A JP 15727794A JP 15727794 A JP15727794 A JP 15727794A JP 3212799 B2 JP3212799 B2 JP 3212799B2
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- Japan
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- calculating means
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
り、更に詳細にはダイの底部からパンチ先端までの距離
D値を演算して制御する制御装置を備えた折曲げ加工装
置に関する。
底部からパンチ先端までの距離D値を演算して制御する
制御装置を備えたものとして、例えば特公平1−209
27号公報などが知られている。この上記公報において
は、最終D値を求めるべく、限定されたデータベースを
基にして次式の実験式より構成されている。
用性をもたせるためδ1 ,δ3 が機械系のたわみ、
δ2 ,δ4 が材料の性質、δ5 がその他の要因である種
々の要因を付加していた。
来の制御では、限定されたデータベースであるため、汎
用性において欠けており、多種多様な曲げ条件すべてに
対応できないケースがある。例えば、実験を行った以外
の板厚、材質に対しては本データベースから得られる実
験式を利用すると、満足のいく曲げ精度が得られない。
張力パラメータしかなく不完全なデータベースであっ
た。また、所望の曲げ精度を得るべく補正すべてを逐一
パラメータの変更を行い加工を続けているから、試し曲
げ回数が多くなりタクトタイムが長いという問題があっ
た。
対する曲げ角度精度の向上を図ると共に、補正回数の削
減を図った折曲げ加工装置を提供することにある。
にこの発明の折曲げ加工装置は、上部テーブルの下部に
設けられたパンチと下部テーブルの上部に設けられたダ
イとを前記上部,下部テーブルの一方を往復動せしめる
ことにより前記パンチとダイとの協働でワークに折曲げ
加工を行う折曲げ加工装置において、前記ダイの底部か
らパンチ先端までの距離D値を演算して制御する制御装
置が、ワークの材質、抗張力、板厚、曲げ長さ、ダイの
V幅、ダイの肩R、ダイ角度、パンチの先端R、先端角
度、曲げ角度、オフセットなどを入力せしめる入力手段
と、この入力手段入力されたデータによりパンチ先端に
おけるワークの巻き付きを判定するワーク巻付き判定手
段と、このワーク巻き付き判定手段の結果に基づき巻き
付きあるいは巻きつかないと判定された際にスプリング
バック量を求めるスプリングバック量演算手段と、この
スプリングバック量演算手段で演算されたスプリングバ
ック量と目標角度の大小によりエアーベンドまたはボト
ミングを判定するエアーバンド,ボトミング判定手段
と、このエアーベンド,ボトミング判定手段によりエア
ーベンドを判定した場合ワーク挾み込み角度を求めるワ
ーク挾み込み角度演算手段と、このワーク挾み込み角度
演算手段で演算されたワーク挾み込み角度時の加圧力を
演算するワーク挾み込み時加圧力演算手段と、ワーク挾
み込み角度時のテーブル移動位置を演算するワーク挾み
込み角度時テーブル移動位置演算手段と、で構成されて
いることを特徴とするものである。
挾み込み角度時加圧力演算手段で演算されたワーク挾み
込み角度時加圧力を基にして装置自体の機械系のたわみ
を求める機械系たわみ演算手段と、前記ワーク挾み込み
角度時テーブル移動位置演算手段で演算されたワーク挾
み込み角度時テーブル移動位置と前記機械系たわみ演算
手段で演算された機械系たわみにより最終テーブル位置
を求める最終テーブル位置演算手段と、を備えているこ
とが望ましいものである。
設けられたパンチと下部テーブルの上部に設けられたダ
イとを前記上部,下部テーブルの一方を往復動せしめる
ことにより前記パンチとダイとの協働でワークに折曲げ
加工を行う折曲げ加工装置において、前記ダイの底部か
らパンチ先端までの距離D値を演算して制御する制御装
置が、ワークの材質、抗張力、板厚、曲げ長さ、ダイの
V幅、ダイの肩R、ダイ角度、パンチの先端R、先端角
度、曲げ角度、オフセットなどを入力せしめる入力手段
と、この入力手段で入力されたデータによりパンチ先端
におけるワークの巻き付きを判定するワーク巻付き判定
手段と、このワーク巻付き判定手段の結果に基づき巻き
付きあるいは巻きつかないと判定された際にスプリング
バック量を求めるスプリングバック量演算手段と、この
スプリングバック量演算手段で演算されたスプリングバ
ック量と目標角度の大小によりエアーベンドまたはボト
ミングを判定するエアーベンド,ボトミング判定手段
と、このエアーベンド,ボトミング判定手段によりボト
ミングを判定した場合ワーク挾み込み角度を求めるワー
ク挾み込み角度演算手段と、このワーク挾み込み角度演
算手段で演算されたワーク挾み込み角度時の加圧力を演
算するワーク挾み込み時加圧力演算手段と、ボトミング
領域におけるエアーベンドとの境界荷重を求める第1境
界荷重演算手段と、エアーベンド領域における境界荷重
を求める第2境界荷重演算手段と、第1境界荷重演算手
段で演算された境界荷重を第2境界荷重演算手段で演算
された境界荷重にシフトさせることによりボトミング時
の所要荷重を演算する所要荷重演算手段と、前記ワーク
挾み込み角度演算手段で演算されたワーク挾み込み角度
に基づきワーク挾み込み角度時テーブル移動位置を求め
るワーク挾み込み角度時テーブル移動位置演算手段と、
ボトム領域におけるエアーベンド領域との境界値を求め
る第1境界値演算手段と、エアーベンド領域における境
界値を求める第2境界値演算手段と、前記第1境界演算
手段で演算された境界値を第2境界値演算手段で演算さ
れた境界値にシフトさせるボトミング時のテーブル移動
位置を求めるボトミング時テーブル移動位置演算手段
と、で構成されていることを特徴とするものである。
算手段で演算された所要荷重に基いて装置自体の機械系
たわみを求める機械系たわみ演算手段と、前記ボトミン
グ時テーブル移動位置演算手段で演算されたボトミング
時テーブル移動位置と機械系たわみ演算手段で演算され
た機械系たわみにより最終テーブル位置を求める最終テ
ーブル位置演算手段と、を備えてなることが望ましいも
のである。
り、パンチとダイとの協働でワークに折曲げ加工を行う
際には、ワークの材質、抗張力、板厚などの種々なデー
タを入力手段から取り込ませて記憶せしめる。次いで巻
付き判定手段でパンチ先端におけるワークの巻き付きを
判定する。
リングバック量演算手段でスプリングバック量を求め
る。次いで、エアーベンド,ボトミング判定手段でエア
ーベンドであるかボトミングであるかどうか判定する。
み角度演算手段でワーク挾み込み角度を求めると共にこ
のワーク挾み込み角度時の加圧力をワーク挾み込み時加
圧力演算手段で求める。またワーク挾み込み角度時テー
ブル移動位置をワーク挾み込み時テーブル移動位置演算
手段で求める。このテーブル移動値をD値としてして折
曲げ加工が行われる。
にはスプリングバック量演算手段でスプリングバック量
を求め、またワーク挾み込み角度演算手段でワーク挾み
込み角度を求める。この求められたワーク挾み込み角度
時の加圧力をワーク挾み込み角度時加圧力演算手段で求
める。
領域におけるエアーベンドとの境界荷重を求めると共に
第2境界荷重演算手段でエアーベンド領域における境界
荷重を求める。そして第1境界荷重演算手段で演算され
た境界荷重を第2境界荷重演算手段で演算された境界荷
重にシフトさせて所要荷重を所要荷重演算手段で求め
る。
算手段でワーク挾み込み角度に基づきワーク挾み込み角
度時テーブル移動位置を求め、第1境界値演算手段でボ
トム領域におけるエアーベンド領域との境界値を求める
と共に第2境界値演算手段でエアーベンド領域における
境界値を求め、ボトミング時テーブル移動位置演算手段
で第1境界値演算手段で演算された境界値を第2境界値
演算手段で演算された境界値にシフトさせてボトミング
時のテーブル移動位置を求める。このボトミング時のテ
ーブル移動位置をD値として制御して折曲げ加工が行わ
れる。
に説明する。
ての例えばプレスブレーキ1は、左右に立設されたサイ
ドフレーム3を備えており、このサイドフレーム3の前
側上部には上部テーブル5が固定されていると共にサイ
ドフレーム3の前側下部には図示省略の左右に設けられ
た油圧シリンダにより上下動自在な下部テーブル7が設
けられている。
設けられていると共に下部テーブル7の上部にはパンチ
Pと相対向してダイDが設けられている。また、サイド
フレーム3間において前後方向(図11において左右方
向)へ移動自在なバックゲージ9が設けられている。ま
たサイドフレーム3の側面にはプレスブレーキ1を制御
せしめる制御装置11が設けられている。
レーキ1を制御してバックゲージ9を前後方向へ移動せ
しめて所望の位置に位置決めしワークの一端を突き当て
停止せしめる。この状態において図示しない左右の油圧
シリンダを作動せしめて下部テーブル7を上下動せしめ
ることにより、パンチPとダイDとの協働でワークに折
曲げ加工が行われることになる。
際の制御装置11の構成ブロック図が示されている。図
1において制御装置11はCPU13を備えており、こ
のCPU13には、ワークの材質、ワーク角度の内アー
ル(IR)、抗張力(S)、板厚(t)、曲げ長さ
(B)、ダイDのV幅(V)、ダイDの肩R(DR)、
ダイDの角度(DA)、パンチPの先端R(PR)、パ
ンチPの先端角度(PA)、曲げ角度(A)、オフセッ
ト(BP)などのデータを入力せしめるキーボードなど
からなる入力手段15が接続されていると共にこの入力
手段15で入力された上記種々のデータを記憶せしめて
おくデータ・メモリ17が接続されている。
手段19、スプリングバック量演算手段21、エアーベ
ンド,ボトミング判定手段23、ワーク挾み込み角度演
算手段25、ワーク挾み込み角度時加圧力演算手段2
7、ワーク挾み込み角度時テーブル移動位置演算手段2
9、機械系たわみ演算手段31および最終D値演算手段
33が接続されている。
の制御装置11の構成ブロック図が示されている。図2
において図1における部品と同じ部品には同一符号を符
して説明を省略する。図2において、CPU13には第
1境界荷重演算手段35、第2境界荷重演算手段37、
所要荷重演算手段39、ワーク挾み込み角度時テーブル
移動位置演算手段41、第1境界値演算手段43、第2
境界値演算手段45およびボトミングテーブル移動位置
演算手段47が接続されている。
9ではデータ・メモリ17に記憶されている金型条件を
取り込ませてワークがパンチPの先端に巻き付くか否か
の判断を行う。例えば図3(A)に示されているよう
に、ワークWの材質をSPCCとし、ダイDのV幅を6
mm、パンチPの先端Rを1.0mmでワークWがパンチP
の先端に巻き付くのを判断すると共に、図3(B)に示
されているように、ワークWの材質をSPCCとし、ダ
イDのV幅を6mm、パンチPの先端Rを0.2mmでワー
クWがパンチPの先端に巻き付かないのを判断する。す
なわち、パンチPの先端R(PR)がワークWの角度で
ある内アール(IR)より大きい場合(PR≧IR)に
は巻き付きと判断し、パンチPの先端R(PR)がワー
クWの角度である内アール(IR)より小さい場合(P
R<IR)には巻き付かないと判断する。
巻き付きの場合には、次式に示す塑性理論式によりスプ
リングバック量ΔAa2を演算する。
パンチ先端R,t:板厚,K′:材料係数、ψ1 :巻き
付き角度、θ:曲げ角度とする。
種々の値を変えて同様に、スプリングバック量ΔAa1を
演算する。
3では、次式よりエアーベンドかボトミングかの判定を
行う。
ック量,DA:ダイDの角度とする。
ンド、上記(3)式が満足する場合にはボトミングであ
ると判定する。
は、図4(A),(B)に示されているように、ワーク
挾み角度(Aa2,Aa1)を次式により演算すする。
ック量とする。
ではワーク挾み込み角度Aa2(Aa1)時の加圧力(荷
重)BFa2(BFa1)を次式の塑性理論式により演算す
る。
て同様に演算する。
置演算手段29では、ワーク挾み込み角度テーブル移動
位置da2(da1)を次式の塑性理論式により演算する。
1 ):積分関数,t:板厚とする。
えて同様に演算する。
の塑性理論式によりテーブルたわみδ6 ,バル角度J,
アゴ開きGおよび金型たわみTを演算する。
B:曲げ長さ,K1 〜K4 :機械定数,K:たわみ定数
とする。
式において、BFa2をBFa1に置き変えて演算する。
は図5に示されているように、CAD情報により塑性力
学を応用して演算してもよい。
21では次式の塑性理論式によりスプリングバック量Δ
Ab2(ΔAb1)を演算する。
パンチPの先端R,t:板厚,K′:材料定数,ψ1 :
巻き付き角度,θ:曲げ角度;DA:ダイDの角度とす
る。
ーク挾み込み角度(Ab2,Ab1)を次式により演算す
る。
ック量とする。
演算手段27では、次式の塑性理論式により、ボトミン
グ時ワーク挾み込み加圧力(荷重)BFb2″(B
Fb1″)を演算する。
端R,t:板厚とする。荷重BFb1″を演算する場合に
はAb2の代りにAb1を使用して行う。
演算手段37では、次式により境界荷重BFb2′(BF
b1′),BFa2′(BFa2′)が演算される。
所要荷重BFb2(BFb1)が演算される。
領域との関係において、エアーベンド,ボトミングの加
圧力(荷重)計算式において例えば91度を境に不連続
な状態となる場合があり、所要荷重演算手段39ではボ
トミング計算式をエアーベンド計算式にシフトさせて所
要荷重BFb2(BFb1)を演算する。なぜなら、ボトミ
ング計算式はエアーベンドの誤差要因や、図7に示した
ようにワークWのダイ肩からの滑り込み、ワークWの変
形具合いといった種々の不確定要素が多く、エアーベン
ド側にシフトした方がより曲げ制度のよい所要荷重が求
められるためである。
置演算手段41では次式の塑性理論式より挾み込み角度
時テーブル移動位置db2″(db1″)が求められる。
オーバベント量とする。db1″も同様にして求められ
る。
性理論式により境界値db2′(db1′)が求められる。
0の値とする。
(6)式において、θ:ダイ角度と、A=DA(ダイ角
度)のψ1 =f(A)(但しψ:巻き付き角度)を入力
して、境界値da2′(da1′)が求められる。
段47では、次式によりdb2(db1)が求められる。
ブル移動位置演算手段41では図8に示されているよう
に、ボトミング計算式によりワーク挾み込み角度時テー
ブル移動位置db2″となり、前記第1境界値演算手段4
3、第2境界値演算手段45では、ボトミング計算式、
エアーベント計算式によりそれぞれボトム領域における
エアーベンド領域との境界値db2′、エアーベンド領域
における境界値da2′となる。また、前記ボトミング時
テーブル移動位置演算手段47では図8に示されている
ように、境界値db2′を境界値da2にシフトさせること
によりボトミング時のテーブル移動位置db2となる。
ンチPの先端までのD値を決める動作を図9および図1
0に示したフローチャートを基に説明すると、まずステ
ップS1で入力手段15からワークWの材質、抗張力、
板厚など種々のデータを入力してデータ,メモリ17に
一旦記憶せしめる。ステップS2でワーク巻き付き判定
手段19でワークWがパンチPの先端に巻き付くか否か
の判定を行う。すなわちPR≧IRであればパンチPの
先端がワークWに巻き付いたと判定すると共に、PR<
IRであればパンチPの先端がワークWに巻き付かない
と判定する。
る場合には、ステップS3でスプリングバック量演算手
段21でスプリングバック量ΔAa2を演算する。ステッ
プS4でエアーベンド・ボトミング判定手段23でエア
ーベンドか、ボトミングかを判定する。すなわち、前記
(2)式を満足すればエアーベンド、(3)式を満足す
ればボトミングと判定する。
段25で前記(4)式によりワーク挾み込み角度Aa2を
演算する。ステップS6でワーク挾み込み角度時加圧力
演算手段27で前記(5)式によりワーク挾み込み角度
加圧力BFa2を演算する。ステップS7でワーク挾み込
み角度時テーブル移動位置演算手段29で前記(6)式
によりワーク挾み込み角度時テーブル移動位置da2を演
算する。そして、機械系たわみを考慮しない場合には、
このワーク挾み込み角度時テーブル移動位置da2をD値
として終了する。
プS8で左右の油圧シリンダの荷重を演算する。すなわ
ち、前記BFa2、オフセット量BPより左右の油圧シリ
ンダの荷重BFL ,BFR を演算する。ステップ9で機
械系たわみ演算手段31で前記(7)〜(10)式より
種々の機械系たわみを演算する。ステップS10で最終
D値演算手段33で、D=da2+δ6 +J+G+Tで最
終D値が演算される。この演算された最終D値で左右の
油圧シリンダを制御して下部テーブル7を上下動せしめ
ることにより、多種多様な曲げ条件に対する曲げ角度精
度の向上を図ることができると共に補正回数の削減を図
ることができる。
でなくボトミングと判定された場合には、図10のフロ
ーチャートに基いて処理される。すなわち、図10にお
いて、ステップS11では図2におけるスプリングバッ
ク量を演算手段21で前記(11)式によりスプリング
バック量ΔAb2を演算する。
手段25で前記(12)式によりワーク挾み込み角度A
b2を演算する。ステップS13でワーク挾み込み角度時
加圧力演算手段27で前記(13)式によりワーク挾み
込み角度時の荷重BFb2″を演算する。ステップS14
で第1境界荷重演算手段35で前記(14)式によりボ
トミング側荷重BFb2′を演算し、ステップ15で第2
境界荷重演算手段37で前記(15)式によりエアーベ
ンド側荷重BFa2′を演算する。
前記(16)式により所要荷重BFb2を演算する。図6
においてはボトミング計算式をエアーベンド側にシフト
させる。ステップS17ではワーク挾み込み角度時テー
ブル移動位置演算手段41で前記式(17),(1
8),(19)によりワーク挾み込み角度時テーブル移
動位置db2″を演算し、ステップS18で前記式(2
0)により第1境界値演算手段43で境界D値db2′を
演算すると共に、ステップS19で第2境界値演算出4
5で前記式(6)を利用して境界D値da2′を演算し、
さらにステップS20でボトミング時テーブル移動位置
演算手段47で前記式(21)によりボトミング時テー
ブル移動位置db2を演算する。すなわち、図8におい
て、ボトミング計算式をエアーベンド計算式にシフトさ
せる。そして機械系たわみを考慮しない場合には、この
ワーク挾み込み角度時移動位置db2をD値として終了す
る。
プS21で左右の油圧シリンダの荷重を演算する。すな
わち、前記BFb2、オフセット量BPより左右の油圧シ
リンダの荷重BFL ,BFR を演算する。ステップS2
2で機械系たわみ演算手段31で前記(7)〜(10)
式より種々の機械系たわみを演算する。ステップS23
で最終D値演算手段33でD=db2+δ6 +J+G+T
で最終D値が演算される。この演算された最終D値で左
右の油圧シリンダを制御して下部テーブル7を上下動せ
しめることによりワークWを折曲げることができ、前述
と同じ効果を奏する。
クWに巻き付かないと判定された場合にも、ステップS
3〜S23までの要領に従って同様にΔAa1,BFa1,
da1,BF,ΔAb1,Ab1,BFb1″,BFb1′,BF
a1′,BFb1,db1″,db1′,da1′およびdb1を求
めてエアーベンド,ボトミング時のD値を演算すること
ができるので、詳細な説明を省略する。但し、スプリン
グバック量ΔAb1を求める前に仮荷重BFを求めるステ
ップが入るものである。
れることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。
ーブルを上下動せしめる例で説明したが、下部テーブル
を固定し上部テーブルを上下動せしめるようにしてもよ
い。
るように、この発明によれば、ダイの底部からパンチ先
端までの距離D値を正確に演算して制御することによ
り、多種多様な曲げ条件に対する曲げ角度精度の向上を
図ることができると共に、補正回数の削減を図ることが
できる。
御装置のエアーベンド時の構成ブロックである。
御装置のボトミング時の構成ブロックである。
するための説明図である。
ーベンドとボトミングとの関係を説明する説明図であ
る。
図である。
とボトミングとの関係を説明する説明図である。
置としてのプレスブレーキの側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上部テーブルの下部に設けられたパンチ
と下部テーブルの上部に設けられたダイとを前記上部,
下部テーブルの一方を往復動せしめることにより前記パ
ンチとダイとの協働でワークに折曲げ加工を行う折曲げ
加工装置において、前記ダイの底部からパンチ先端まで
の距離D値を演算して制御する制御装置が、ワークの材
質、抗張力、板厚、曲げ長さ、ダイのV幅、ダイの肩
R、ダイ角度、パンチの先端R、先端角度、曲げ角度、
オフセットなどを入力せしめる入力手段と、この入力手
段で入力されたデータによりパンチ先端におけるワーク
の巻き付きを判定するワーク巻き付き判定手段と、この
ワーク巻付き判定手段の結果に基づき巻き付きあるいは
巻きつかないと判定された際にスプリングバック量を求
めるスプリングバック量演算手段と、このスプリングバ
ック量演算手段で演算されたスプリングバック量と目標
の角度の大小によりエアーベンドまたはボトミングを判
定するエアーベンド、ボトミング判定手段と、このエア
ーベンド、ボトミング判定手段によりエアーベンドを判
定した場合ワーク挾み込み角度を求めるワーク挾み込み
角度演算手段と、このワーク挾み込み角度演算手段で演
算されたワーク挾み込み角度時の加圧力を演算するワー
ク挾み込み時加圧力演算手段と、ワーク挾み込み角度時
のテーブル移動位置を演算するワーク挾み込み角度時テ
ーブル移動位置演算手段と、で構成されていることを特
徴とする折曲げ加工加工装置。 - 【請求項2】 前記ワーク挾み込み角度時加圧力演算手
段で演算されたワーク挾み込み角度時加圧力を基にして
装置自体の機械系のたわみを求める機械系たわみ演算手
段と、前記ワーク挾み込み角度時テーブル移動位置演算
手段で演算されたワーク挾み込み角度時テーブル移動位
置と前記機械系たわみ演算手段で演算された機械系たわ
みにより最終テーブル位置を求める最終テーブル位置演
算手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載
の折曲げ加工装置。 - 【請求項3】 上部テーブルの下部に設けられたパンチ
と下部テーブルの上部に設けられたダイとを前記上部,
下部テーブルの一方を往復動せしめることにより前記パ
ンチとダイとの協働でワークに折曲げ加工を行う折曲げ
加工装置において、前記ダイの底部からパンチ先端まで
の距離D値を演算して制御する制御装置が、ワークの材
質、抗張力、板厚、曲げ長さ、ダイのV幅、ダイの肩
R、ダイ角度、パンチの先端R、先端角度、曲げ角度、
オフセットなどを入力せしめる入力手段と、この入力手
段で入力されたデータによりパンチ先端におけるワーク
の巻き付きを判定するワーク巻き付き判定手段と、この
ワーク巻き付き判定手段の結果に基づき巻き付きあるい
は巻きつかないと判定された際にスプリングバック量を
求めるスプリングバック量演算手段と、このスプリング
バック量演算手段で演算されたスプリングバック量と目
標角度の大小によりエアーベンドまたはボトミングを判
定するエアーバンド、ボトミング判定手段と、このエア
ーベンド、ボトミング判定手段によりボトミングを判定
した場合ワーク挾み込み角度を求めるワーク挾み込み角
度演算手段と、このワーク挾み込み角度演算手段で演算
されたワーク挾み込み角度時の加圧力を演算するワーク
挾み込み時加圧力演算手段と、ボトミング領域における
エアーベンドとの境界荷重を求める第1境界荷重演算手
段と、エアーベンド領域における境界荷重を求める第2
境界荷重演算手段と、第1境界荷重演算手段で演算され
た境界荷重を第2境界荷重演算手段で演算された境界荷
重にシフトさせることによりボトミング時の所要荷重を
演算する所要荷重演算手段と、前記ワーク挾み込み角度
演算手段で演算されたワーク挾み込み角度に基づきワー
ク挾み込み角度時テーブル移動位置を求めるワーク挾み
込み角度時テーブル移動位置演算手段と、ボトム領域に
おけるエアーベンド領域との境界値を求める第1境界値
演算手段と、エアーベンド領域における境界値を求める
第2境界値演算手段と、前記第1境界演算手段で演算さ
れた境界値を第2境界値演算手段で演算された境界値に
シフトさせるボトミング時のテーブル移動位置を求める
ボトミング時テーブル移動位置演算手段と、で構成され
ていることを特徴とする折曲げ加工装置。 - 【請求項4】 前記荷重演算手段で演算された所要荷重
に基いて装置自体の機械系たわみを求める機械系たわみ
演算手段と、前記ボトミング時テーブル移動位置演算手
段で演算されたボトミング時テーブル移動位置と機械系
たわみ演算手段で演算された機械系たわみにより最終テ
ーブル位置を求める最終テーブル位置演算手段と、を備
えてなることを特徴とする請求項3記載の折曲げ加工装
置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15727794A JP3212799B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 折曲げ加工装置 |
US08/765,170 US5857366A (en) | 1994-07-08 | 1995-07-07 | Method of bending workpiece to target bending angle accurately and press brake for use in the same method |
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