JP2014094046A - 上部発射式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発射装置を遊技機上部に配置した遊技機において、遊技媒体の発射位置と遊技領域に段差などの障害が生じない上部発射式遊技機を提供する。
【解決手段】上部発射装置12を本体枠2に対して前後方向可動に配置し、上部発射装置12で遊技盤を本体枠2側に固定する。上部発射装置12を本体枠2に対して上下方向のヒンジで前後方向へ可動に取付け、遊技機に対して前後方向後方に上部発射装置12が移動した時、遊技盤を上部発射装置12と本体枠2とで挟持して、遊技機を本体枠2へ固定する。
【選択図】図13−1

Description

本発明は、打球を発射する発射装置が遊技機の上部に配置されている遊技機に関する。
パチンコ遊技に使用する遊技機の発射装置は通常遊技機の下部に配置され、遊技球は発射レールを通って遊技領域に打ち出される。しかし、遊技球の発射位置から遊技領域まで距離が離れている為、遊技球が遊技領域まで到達せずにファール球となってしまうことがある。
従来技術として、遊技盤面の拡大や、ファール球の防止等を目的として、遊技球の発射装置を遊技機上部に配置したパチンコ遊技機がある(例えば特許文献1、2及び3)。
特許文献1に記載のパチンコ遊技機は、上部発射の遊技機であり、遊技領域を拡大し且つ狙った位置に遊技球を高精度に発射でき、ファール球や戻り球を発生させないようにすることを目的としたパチンコ遊技機である。
また、特許文献2に記載の遊技機は、上部発射ではあるが、発射装置へ遊技球を送り出す機構を特徴としている。
特許文献3に記載のパチンコ機の発射装置は、発射装置を遊技機上部に配置し、遊技球を1球ずつ確実に発射させることを目的としているものである。
特開2008−200268号公報 特開2007−676号公報 特開2002−346067号公報
従来、パチンコ機において本体枠に対する遊技盤の取付け固定は、本体枠の左辺内側に遊技盤の左辺を嵌め込むように左辺上下2箇所にある位置決め部材に遊技盤の左端部を係合し、右端部を回動して遊技盤を本体枠に収める。そして本体枠右辺の上下2箇所にある遊技盤係止部に遊技盤の右端部に取付けられている遊技盤留め具を固定し、遊技盤を取付けている。
上記のように、本体枠に対し左辺の上下2箇所の係合と、右辺の上下2箇所の固定により、遊技盤は安定して固定されるが、従来の遊技機では、本体枠下辺にある遊技盤よりも下方に配置された発射装置の発射レールと、遊技盤の下端部との境界部分を遊技球が走行するので、本体枠に遊技盤固定具を配置して本体枠に対して遊技盤を前後方向に引き寄せ、前記遊技球が走行する箇所に段差などの障害が生じないようにしている。
上部発射式遊技機であっても、発射された遊技球は、発射装置の発射口と遊技盤の境界部分を走行するものであるから、その境界部分に遊技球が走行する際の障害となるもの(段差等)が発生しないようにしなければならない。
しかし前記の刊行物に記載される従来技術は、上部発射装置に関するものではあっても、前記境界部分に段差などの障害が生じることの無いよう、発射装置と遊技盤との境界箇所を平滑にするための技術的な開示がない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、発射装置を遊技機上部に配置した遊技機において、遊技球の発射位置と遊技領域との間に段差などの障害が生じない上部発射式遊技機を提供することにある。
この場合に、本体枠上部に前記遊技盤固定具を取付けるのが好ましいが、左上部は外枠に本体枠を取り付けるためのヒンジや、本体枠に扉枠を取り付けるピンによる軸着構造や、本体枠に遊技盤を係合する位置決め部材などが複雑に存在している箇所の為、新たに遊技盤固定具を設けることに困難がある。また、上部発射装置に発生する可能性がある遊技球の球ガミの解決等のメンテナンスが出来ることも必要である。
[手段1]
遊技領域が区画形成された遊技盤と、
遊技盤が嵌め込まれて収容される本体枠と、
本体枠の上部に配置されて遊技領域に遊技球を発射する上部発射装置と、を有した上部発射式遊技機において、
上記課題を解決するために、
上部発射装置を、前記本体枠に対して可動に配置し、前記上部発射装置で前記遊技盤の一部を前記本体枠に固定する構造を採用する。
[手段2]
上部発射式遊技機において上部発射装置は、左右方向の一辺側が上下方向の上部発射装置用ヒンジで本体枠側に軸支されることによって、本体枠に対して可動に配置されたものとする。
[手段3]
上部発射式遊技機において上部発射装置は、本体枠との間に固定具を有し、上部発射装置を閉じた状態で固定具により上部発射装置を前記遊技盤の一部とともに本体枠へ固定できることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一つに記載の上部発射式遊技機。
[手段4]
上部発射式遊技機において上部発射装置と本体枠間の固定具は、上部発射装置の基板となるプレートを貫通して本体枠にねじ込まれるネジとする。
[手段5]
上部発射式遊技機において前記固定具としてのネジは、工具なしに回動できるネジとする。
[手段6]
上部発射式遊技機において扉枠の裏面側に弾性部材を備え、扉枠を閉じる際に遊技盤と上部発射装置とを押圧固定する構造とする。
[手段7]
上部発射式遊技機において、遊技機に封入した遊技球を循環させて使用する封入球式遊技機とする。
本発明によれば、上部発射装置で遊技盤の一部を本体枠へ固定するので、遊技球の発射位置と、遊技領域との境界部分に、遊技球が走行する際に段差などの障害が生じず、上部発射装置から遊技盤への遊技球の走行がスムーズになる。
また、上部発射装置は可動の為、遊技盤装着時に遊技盤の左端部を差込む際の移動経路から外れた位置に上部発射装置を配置できるので、遊技盤を本体枠に取付ける操作が容易である。又、上部発射装置は可動で、取付け位置から移動させ後面側の部材を目視できるので、前記のように球ガミ等の問題が発生したときのメンテナンスも容易に行うことが出来る。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機及びパチンコ機に併設された精算機を示す正面図である。 扉枠を外して示す遊技機の正面図である。 パチンコ機を構成する本体枠を示す正面斜視図である。 パチンコ機を構成する本体枠を示す背面斜視図である。 上部発射装置と封入球交換ユニットと球集合部とを示す斜視図である。 上部発射装置と配列通路と球溜り部と球揚送装置とを示す右側面図である。 上部発射装置と発射領域とを示す遊技盤の前方下方から遊技盤の上部を見上げた視線による斜視図である。 上部発射装置の正面図である。 上部発射装置の正面左斜視図である。 上部発射装置を構成する発射部と球送り部とを示す正面右斜視図(プレートを取り除いてある)である。 上部発射装置を示す正面左斜視図(プレートを取り除いてある)である。 扉枠を外して示す遊技機における上部発射装置の開状態を示す図である。 扉枠を外して示す遊技機の縦断面の一部を概略で示す右側図である。 図2のA−Aに沿った断面見通し図の一部を概略で示す図である。 上部発射装置におけるプレートの接合部と、遊技盤におけるパネルホルダの迫出し部が当接している状態を示した斜視図である。 (A)〜(C)はそれぞれ第一及び第二の発射待機球検出スイッチによる球検出に基づいた遊技球の送り込み制御を示す説明図である。 上部発射装置を示した斜視図(第2の実施例)である。
[遊技機の概要]
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係るパチンコ機1(封入球式遊技機)は、ホール(パチンコ遊技場)における現状の島設備に設置可能となっており、遊技内容は周知のパチンコ機と同様である。しかし、島設備の球供給機構や球排出機構を用いることがない遊技機となっている。即ち本実施形態に係るパチンコ機1では、遊技機内に予め封入された遊技球を用いて遊技を行うようになっている。そして、精算システム等を介してカード等の記憶媒体から入力された貸球数のデータに基づく遊技球の数(持球数のデータ)に対応して遊技球が発射可能となり、遊技球を発射すると、発射された遊技球の数に対応して持球数のデータが減算される。
また、発射された遊技球が遊技領域内の入賞口に入賞して賞球(遊技球)が発生した場合、実際の遊技球を払い出すことはなく、持球数のデータに賞球の数が加算される。また、持球数のデータが「0」になると、遊技球の発射ができない状態となる。この状態でカード等の記憶媒体に記憶された金額のデータや貯球のデータ等に基づいて、持球数のデータに数値(貸球数)が加算されると、再び遊技球の発射が可能となる。また、発射された遊技球は、遊技機内で回収されて再び発射位置に送られ遊技機内で循環するようになっている。即ち、本実施形態に係るパチンコ機1は、遊技領域に発射された遊技球を回収して、再び遊技に供給する封入球式遊技機である。
[遊技機の概要]
先ず、図1乃至図4を参照して実施例1のパチンコ機1を構成する本体枠2(図3)と扉枠3(図1)について説明する。尚、図1のパチンコ機1には外部装置としての精算機4が併設されている。
パチンコ機1は、矩形枠状に構成されてホール側の島設備に設置される外枠1a(図12)と、該外枠に開閉自在に軸支され且つ遊技盤5(図2)を装着し得る本体枠2と、該本体枠2に開閉自在に軸支される扉枠3と、を備えて構成されている。
本体枠2及び扉枠3よりも下側の位置において、外枠1aの前面に装飾カバー6が取付けられており、扉枠3及び装飾カバー6によって外枠1aの前面が完全に閉鎖されるようになっている。また、外枠、本体枠2及び扉枠3は、上端が略揃うようにそれぞれが配置されると共に、外枠1aの左辺に設けたヒンジ7(図3)で本体枠2が回転可能に軸支されており、外枠1aに対して本体枠2の右辺を前側へ移動することで本体枠2が開状態となるようになっている。扉枠3は本体枠2に対してピンで回転可能に取り付けられており、扉枠3の右辺を前側へ移動することで開状態となるようになっている。
[扉枠3]
扉枠3は、遊技盤5の遊技球が打ち込まれる遊技領域8を遊技者が視認し得る遊技窓9と、該遊技窓9の下方に配置され且つ遊技者の操作に基づいて遊技領域8に遊技球の打ち込みを行う打球ハンドル10を有する。遊技窓9には、本体枠2に対して扉枠3を閉塞した状態で、本体枠2側に装着される遊技盤5の前面(遊技領域8)を視認可能に被覆する透明板11が取り付けられている。打球ハンドル10は、遊技者の回動操作に基づいて、本体枠2の左上方に取り付けられた打球発射装置(上部発射装置12という)の発射ソレノイド13(図5参照)を駆動することで、遊技領域8への遊技球の打ち込みを行うようになっている。なお、打球ハンドル10は、回動操作するとONとなるマイクロスイッチ(図示しない)と、該マイクロスイッチがONとなっている状態で押圧操作するとマイクロスイッチがOFF状態となる発射停止スイッチと打球ハンドル10の外周表面に施された導電性のメッキを介して遊技者の打球ハンドル10への接触を検知するタッチスイッチを備えている。上部発射装置12については後述する。
なお、扉枠3と本体枠2とは扉枠3の右下隅部に配置された鍵装置に鍵を差し込んで一方に回動することにより、扉枠3を本体枠2に対して開放することができるようになっている。
[タッチパネル部14]
扉枠3には、遊技窓9の下方部分(非封入球式となる周知のパチンコ機の上皿に相当する部分)に横長に形成されたタッチパネル部14が設けられている。タッチパネル部14には、残度数、遊技機持球数、端球数が表示される。
ここで、残度数とは、精算機4で利用するカードに記憶された金額に相当する値のことであり、遊技者持球数とは、球貸を行ったことにより遊技者に貸し出された球数と遊技を行った結果として遊技者が獲得した賞球数との合計のことである。
タッチパネル部14には、遊技者により操作可能とされた球貸指令入力手段としての球貸ボタンと、遊技者により操作可能とされた精算指令入力手段としての精算ボタンとが表示される。球貸ボタンは、遊技を行うための持球の貸し出しを指示するものである。また、精算ボタンは、パチンコ遊技を終了して精算を指示するものである。
また、タッチパネル部14には更に遊技者により操作可能とされた端球数表示指令入力手段としての端球数表示ボタンが表示される。ここで端球数とは、遊技者持球数を景品交換の際に特殊景品1つに相当する球数で除した場合の余り球数のことである。タッチパネル部14は、端球数表示ボタンにより端球数の表示を指示した際に、例えば、「端球だけを打ち込みますか」等のメッセージ表示も行える。端球数表示ボタンと共に対話質問形式のメッセージが表示され、また、遊技者がはい・いいえのいずれかを応答するための選択入力を行うためのYESボタンとNOボタンとがそれぞれ表示される。
[本体枠2]
本体枠2は、矩形枠状の外枠1a内に丁度収まるように、額縁状の嵌合枠部15と、周壁部16とを有する箱状である(図3、図4)。嵌合枠部15はその前面側に遊技盤5を嵌め込んで収容するための方形状の収容開口部17を有する。収容開口部17の奥には内側に張り出す張出壁18が一体に形成されている(図3、図12)。背面は裏カバーで閉じられる。本体枠2に対して扉枠3を閉塞すると、本体枠2に収容された遊技盤5の前面(遊技領域8)が扉枠3の遊技窓9を通して見える。
収容開口部17の下方には封入球交換ユニット収容部19が形成されており、封入球交換ユニット20を前方から着脱することができる。封入球交換ユニット20を交換すれば、循環使用される全封入球を清浄な遊技球に交換することができる。
また、本体枠2には図3、図5、図6に見られるように、上部発射装置12、球集合部21、球揚送装置22、球溜り部23及び配列通路24が設けられている。
球集合部21は封入球交換ユニット20を通過した遊技球を受け、球揚送装置22の基部に誘導する部分であって(図5)、クリーニング装置や不良球を検出し排出する装置等を備えている。
球揚送装置22は、この実施例において送り上げモータによって駆動されるスクリュー25を用いており、基部に到達した遊技球がスクリュー25によって上方に揚送される。
球揚送装置22の上端には球溜り部23が配置されていて、球揚送装置22から送り出される遊技球を一時的に貯留する。球溜り部23は球揚送装置22による遊技球の送り上げが不規則になっても上部発射装置12への遊技球の供給に不足が生じないようにするためのバッファの役割をする。
球溜り部23に続いて配列通路24が上部発射装置12との間に設けられる。配列通路24では上部発射装置12に遊技球が連続して供給されるように球溜り部23から送りこまれた遊技球を所定数ずつ供給する構造となっている。例えば、図14に示すように「へ」の字型に屈曲された配列通路24の頂点から下がった位置に発射待機球検出スイッチ26、27が配置され(図14A)、これらスイッチ26,27で3個の遊技球の存在を検出することができる。
そして、発射待機球検出スイッチ26、27が遊技球を検出しない時、球溜り部23から新たな遊技球が3個ずつ供給される(同図B、C)。
なお、前記球揚送装置22はスクリューに限らずベルト機構を採用しても良い。ベルト機構で球集合部21から送られた遊技球は上部発射装置12まで、球溜り部23の遊技球通じて送り込まれる。送り揚げモータは、ベルト機構の左右方向中央下部にギアを設けた状態で配置されるものとし、揚送モータの駆動によって前記ベルト機構が稼動し、一球ずつ球溜り部23に遊技球を揚送するようになっている。
[上部発射装置]
上部発射装置12は球送り部28と発射部29とからなる(図6)。
球送り部28は、配列通路24から到達する遊技球を受け入れ、発射部29の発射用ハンマー30(図11)の打球位置へ球切部材32で遊技球を1球ずつ確実に送り出すための部分である。
発射部29は、図9に示すように発射用ハンマー30、発射ソレノイド13、保持部材33、発射時ストッパー34、戻り時ストッパー35、発射球確認スイッチ36、上部発射装置用ヒンジ37及び発射口38を有する。これらの部材はプレート39(この実施例において金属板)を基板としてこれに取り付けられている。発射口38は、発射用ハンマー30の先端部に対向して形成されており、この部分に前記保持部材33が取り付けられている。保持部材33は球切部材32によって打球位置に送り出された1個の遊技球を保持する部材である。発射用ハンマー30により打ち出された遊技球は発射口38から遊技領域8へ発射される。発射球確認スイッチ36は、発射用ハンマー30によって打ち込まれる遊技球の有無を検出すると共に、発射球確認スイッチ36による遊技球の検出が非検出に切り換わることで、遊技球1個が発射用ハンマー30によって発射されたことを検出するようになっている。
プレート39は上部発射装置12を可動とする為に本体枠2に対し上下方向の上部発射装置用ヒンジ37で開閉可能に取り付けられている。プレート39は上部発射装置用ヒンジ37を軸としてプレート39を手前に開くことができる(図9、12)。
尚、上部発射装置用ヒンジ37の配置位置は、本体枠2と扉枠3とを回動可能に連結しているヒンジ7に対して、遊技盤5を本体枠2に対して着脱する際に上部発射装置12が遊技盤5を差込み装着の邪魔とならない角度まで開くことができる位置となっている(例えば120度)。
図5に示すように遊技球の循環経路は、前記の封入球交換ユニット20、球集合部21、球揚送装置22、球溜り部23、配列通路24、上部発射装置12、遊技領域8を経由するものである。上部発射装置12から遊技領域8の発射領域40(図7)に発射された遊技球は遊技領域を上方から下方へ流下し、入賞口41あるいはアウト口42を経て封入球交換ユニット20に戻る。
[遊技盤]
本体枠2の嵌合枠部15には遊技盤5が装着される。この実施例において遊技盤5はパネルホルダ43に透明パネル板44を取り付け、その前面に前構成部材45を取り付けて透明パネル板44を固定した構造となっている(図12)。
この遊技盤5に従来の内レールに相当するものは無く、前構成部材45の内周面上部を遊技球走行面46(図7)としている。
遊技盤5の左上隅部は前記上部発射装置12の形態に合わせて切欠き47(図12)が形成されている。切欠き47は前構成部材45から遊技領域8の透明パネル板44の一部に達している。透明パネル板44が切り欠かれた箇所には上部発射装置12の前記発射口38が臨んでおり、図7に示すように発射口38から上方の遊技球走行面46に沿った発射口38近辺の遊技領域8が発射領域40である。したがって上部発射装置12の発射用ハンマー30によって打ち出された遊技球は、発射領域40では前構成部材45の遊技球走行面46に案内される。
尚、前記切欠き47においてパネルホルダ43の切欠きは前構成部材の切欠きよりも小さく、正面から見てパネルホルダ43の一部が切欠き47の内側に迫出した迫出し部48となっている(図12、図13−3)。
そして、上部発射装置12の前記プレート39には固定具49が前後方向に貫通して装着されており、その固定具49の先端は上部発射装置12を閉じたとき本体枠2の前記張出壁18(図13−1、図13−2、図13−3)のネジ受け部材50に着脱可能に装着される。前記固定具49は先端部にネジを有すると共に頭部は比較的大きく形成されており、工具を利用せずに固定具49を着脱ができるものとする(コインなどの簡単な部材を利用しても良い)。
ネジ受け部材50は例えば金属平板にナットを溶着した構造などであり、ビスなどで張出壁18に固定される。
図13−1、図13−2、図13−3に示すように、上部発射装置12を貫通して固定具49をネジ受け部材50に装着すると、プレート39によって本体枠2に対して遊技盤が固定される。この時プレート39の当接部39a(図13−1)は、遊技盤5の切欠き47から迫出している迫出し部48に当接して、迫出し部48を本体枠2側に押圧して固定する。
このことにより、上部発射装置12の発射口38と遊技領域8の位置関係がガタなく一定に定まり、発射口38と遊技領域8との間に遊技球が走行する際の障害となる段差等が生じない。
また、固定具49をネジ受け部材50から外せば、プレート39を、上部発射装置用ヒンジ37を中心に手前に開くことができ、遊技盤5を本体枠2の嵌合枠部15へ嵌め込む際の邪魔にならない。
さらに、球送り部28や発射部29における球ガミ等のメンテナンス作業を容易に行うことが出来る。
また、図15(実施例2)に示すように、扉枠3の裏面側にクッション等の弾性材を配置し、扉枠3を閉じる際に遊技盤5と上部発射装置12とを押し付け固定する構造とすることもできる。以下、説明する。
扉枠3の裏面側における上部発射装置12と当接する箇所にクッション51を設け、扉枠3を閉塞することにより、クッション51で上部発射装置12に配置したクッション受板52を押しつけ上部発射装置12を本体枠2側に固定する。この時プレート39は遊技盤5の前記切欠き47から迫出している迫出し部48に当接して迫出し部48を本体枠2側に押圧するので遊技盤5は本体枠2に固定される。
即ち、上部発射装置12の発射口38と遊技領域8の位置関係がガタなく一定に定まる。
さらに、発射用ハンマー30の打ち出し動作による振動があっても、発射口38と遊技領域8の位置関係はガタなく安定して維持される。
実施例1、2の遊技領域8には、多数の障害釘(図示しない)と、入賞口等の各種入賞口等が設けられ、各種入賞口への入賞に応じて所定数の賞球が付与されるようになっている。なお、この実施例は封入球式遊技機なので、遊技球1個の打ち込みに応じて持球数のデータから「1」が減算される一方、各種入賞口への入賞に応じた賞球の数が持球数のデータに加算されて、これに対応する持球数がタッチパネル14上に表示される。
また、封入球式パチンコ機なので賞球の払い出しは行われず、出球数、入球数、差球数、持球数等は、実際の遊技球の個数ではなく、データ上の数値となる。即ち、実際に使用される遊技球は、循環使用される限られた所定数(例えば、50個もしくは75個)しかなく、持球数は、例えば、遊技領域8に発射される遊技球を検知してカウントした発射球数、遊技領域8に発射されて回収された遊技球を検知してカウントした回収球数、入賞した場合の賞球数、ホール側から借りた貸球数等の数値から入球数、出球数、差球数、持球数が得られる。
即ち、扉枠3を開放して遊技球が外に出てしまう等のトラブルがない限り、発射球数=回収球数となる。そして、入球数=回収球数=発射球数、出球数=賞球数(積算値)=入球数−貸球数(再プレイ球数)+持球数となり、持球数=貸球数(もしくは再プレイ持球数)+出球数−入球数、出球数−入球数=差球数、持球数=貸球数(もしくは再プレイ持球数)+差球数となる。このようにパチンコ機1による遊技は、完全にデータ上の数値として行われることになり、遊技球をこぼしたり、遊技球を下皿や上皿に残したりすることによる誤差が生じることがなく、整数単位で確実に管理可能となる。
尚、後述する上部発射装置12の構造では基本的にファール球は生じない。
尚、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
以上、封入球をカセット式に供給する封入球式遊技機について説明したが、前記上部発射装置12に関する構造は、カセットを使用しない封入球式遊技機についても使用できる。さらに、前記上部発射装置12に関する構造に限れば従来の実球が払い出される遊技機においても使用することができる。
さらに、上記実施例では前構成部材45とパネルホルダ及び透明パネル板44は別部材で構成しているが、これらを例えば接着によって一体化するか、或いは一体成形して、一つの部材として構成することもできる。
このように、透明パネル板44に前構成部材45やパネルホルダ43等を一体に形成すると、遊技盤5に切欠き47を設けたことによって、前構成部材45やパネルホルダ43が有していた枠構造(四辺がつながっている)が切断されてしまうことによるこれら部材の構造的な弱体化を抑止することが出来る。
1 パチンコ機
1a 外枠
2 本体枠
3 扉枠
4 精算機
5 遊技盤
6 装飾カバー
7 ヒンジ
8 遊技領域
9 遊技窓
10 打球ハンドル
11 透明板
12 上部発射装置
13 発射ソレノイド
14 タッチパネル部
15 嵌合枠部
16 周壁部
17 収容開口部
18 張出壁
19 封入球交換ユニット収容部
20 封入球交換ユニット
21 球集合部
22 球揚送装置
23 球溜り部
24 配列通路
25 スクリュー
26 発射待機球検出スイッチ
27 発射待機球検出スイッチ
28 球送り部
29 発射部
30 発射用ハンマー
31 球送りソレノイド
32 球切部材
33 保持部材
34 発射時ストッパー
35 戻り時ストッパー
36 発射球確認スイッチ
37 上部発射装置用ヒンジ
38 発射口
39 プレート
39a 当接部
40 発射領域
41 入賞口
42 アウト口
43 パネルホルダ
44 透明パネル板
45 前構成部材
46 遊技球走行面
47 切欠き
48 迫出し部
49 固定具
50 ネジ受け部材
51 クッション
52 クッション受板

Claims (1)

  1. 遊技領域が区画形成された遊技盤と、
    遊技盤が嵌め込まれて収容される本体枠と、
    本体枠の上部に配置されて遊技領域に遊技球を発射する上部発射装置と、を有し、
    上部発射装置は、前記本体枠に対して可動に配置されており、前記上部発射装置で前記遊技盤の一部を前記本体枠に固定することを特徴とする上部発射式遊技機。
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