JP2007244520A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者において、誤操作を回避しつつ、容易に設定操作が可能な音量調整スイッチを提供する。
【解決手段】 遊技機の遊技盤5の背面側に、装着台20を固定し、サブ制御基板ボックス111を装着する。サブ制御基板ボックス111には、主制御基板ボックス131を回動可能に装着する。サブ制御基板ボックス111の下側には、下方に開口している凹部114を設け、節度感を持ってスライドする音量調整スイッチ113を取り付ける。主制御基板ボックス131が閉じている時は、音量調整スイッチ113が隠れるため、誤操作が回避される。主制御基板ボックス131を開けば、音量調整スイッチ113を容易に操作することができる。凹部114が下側に開口しているため、主制御基板ボックス131を閉じたままでも、下方から手指を挿入して、音量調整スイッチ113を操作することも可能である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機において、遊戯中に出力される音量を調整するための音量調整スイッチの構造に関する。
パチンコ機などの遊技機は、遊技中に音楽や音声を出力する演出を行う。遊技機は、この音声出力の音量を調整するための機構を備えている。パチンコ機には、全体の制御を司る主制御基板の他、これらの演出を制御するためのサブ制御基板が備えられており、音量を調整するための機構は、このサブ制御基板に設けられている。特許文献1は、サブ制御基板上に、スライド式のスイッチと、回転式の音量調整摘みとを設け、これらのスイッチの組み合わせで広い範囲で音量の微調整が可能な遊技機を開示している。
遊技機の音量調整は、ユーザが調整するものではなく、遊技機が設置されたホールの係員によって行われる。遊技機は遊技面を備えた内枠等が開閉可能となっているため、係員は、この内枠を開けて、サブ制御基板に備えられたスイッチを操作して、音量を調整することができる。上述の主制御基板とサブ制御基板は重ね合わせられ、内枠を開けた時、サブ制御基板が主制御基板の陰に隠れるように配置されるのが通常である。特許文献1では、この状態でも音量調整が可能となるよう、音量調整スイッチが主制御基板の陰に隠れないように、スイッチの位置、および主制御基板とサブ制御基板の配置が決められている。
特開2004−255059号公報
音量調整は、頻繁に行われるものではなく、遊技機をホールに設置する際に音量調整を行った後は、不要となるのが通常である。遊技中に異常が生じた場合などには、異常への対処として、係員は内枠を開けることがあるが、この場合でも、音量調整スイッチを操作する必要性はない。しかしながら、特許文献1記載の構造では、異常への対処時に係員の手が音量調整スイッチに触れたり引っかかったりして誤って音量調整を変えてしまうおそれがある。誤って音量調整が変更された場合には、係員は、特許文献1では本来不要であるはずの音量調整を改めて行う必要が生じる。
また、遊技機は、複数の同機種をまとめてホールに設置するのが通常である。このような場合には、複数台の音量調整を行う必要がある。同機種であれば、音量調整スイッチの設定は、ほぼ同一となるはずであるから、音量調整スイッチは、同一の設定を簡易に実現できる構造となっていることが好ましい。
従来技術では、音量調整のし易さという、遊技機の音量調整スイッチとしてはそれほど重要ではない要素が重視されており、逆に、誤って操作してしまうおそれや、複数台を簡易に同一の設定とするための構造という要素が軽視されていた。上述の通り、遊技機の音量調整スイッチに要求されるべきは後者である。本発明は、遊技機の音量調整スイッチに対して本来重視されるべき要素を考慮したスイッチ構造を提供することを目的とする。
本発明は、発射機によって打ち出された遊技球を所定の入賞口に入賞させる遊技に用いる遊技機、例えばパチンコ機を対象とする。この遊技機は、直立して配置された遊技盤と、遊技中に音声出力を含む演出を制御するサブ制御基板と、サブ制御基板にコマンドを出力しながら全体の制御を司る主制御基板とを備えている。サブ制御基板は、サブ制御基板ボックスに収納され、主制御基板は主制御基板ボックスに収納されている。遊技機には、賞球の払出を制御する払出制御基板、およびこれを収納する払出制御基板ボックスを備えても良い。
遊技機のサブ制御基板には、音量を調整するための音量調整スイッチが、設けられている。音量調整スイッチには、摘み、スライド式のスイッチ、押しボタン式のスイッチなど種々の型のスイッチを適用可能である。これらのスイッチは、操作部分、即ち摘み、スライド部材、押しボタンなどを、それぞれ基板表面に突出した状態で設けられる。音量調整スイッチの操作部分は、サブ制御基板ボックスからも露出しており、外部から操作可能となっている。このサブ制御基板ボックスおよび主制御基板ボックスは、遊技盤の遊技面の裏側から見た場合に、基板の表面を手前側にして、奥にサブ制御基板ボックス、手前に主制御基板ボックスとなるよう重ねて配置される。主制御基板ボックスは、音量調整スイッチを覆う形状をなしている。音量調整スイッチは、サブ制御基板ボックスの基板表面に突出して設けられているから、音量調整スイッチは主制御基板ボックスの陰に隠れることになり、このままでは容易には操作できない状態となっている。
ただし、主制御基板ボックスは、遊技機に取り付けた状態で、サブ制御基板ボックスに対して相対的に回動可能に取り付けられる。この回動の可動範囲は、主制御基板ボックスを開いた状態で音量調整スイッチを視認しながら操作可能な範囲となっている。つまり、係員は、必要に応じて主制御基板ボックスを開ければ、音量調整スイッチを視認しながら調整することができる。本発明の構造によれば、主制御基板ボックスを閉じている時には、音量調整スイッチが主制御基板ボックスで隠されているため、音量調整スイッチに対する誤操作を回避できる。
音量調整スイッチは、サブ制御基板の任意の場所に取付可能であるが、中央付近よりも周辺近傍に取り付けることが好ましい。中央付近では、主制御基板ボックスを開かないと音量調整スイッチを操作し得ないのに対し、周辺近傍の場合には、主制御基板ボックスの周辺から手指を挿入することにより、主制御基板ボックスを開くまでなく操作することが可能となるからである。特に、音量調整スイッチは、サブ制御基板の下側の辺の近傍に取り付けることが好ましい。主制御基板ボックスが開閉するヒンジ機構が設けられている場合には、ヒンジ機構に対向する側辺の近傍に取り付けても良い。遊技機における各基板その他の構成部品の配置上、サブ制御基板の下側または側方であれば、手指を挿入して音量調整スイッチを調整できるだけの空隙を設けられる可能性が高いからである。この場合、手指を挿入しての調整を可能とするため、主制御基板ボックスおよびサブ制御基板ボックスの少なくとも一方は、主制御基板ボックスとサブ制御基板ボックスとを重ねた状態で、音量調整スイッチの周辺に、音量調整スイッチを操作可能な大きさで外方に開口する空隙を形成する凹部を有する形状とすることが好ましい。スイッチが下側の辺や側辺近傍に設けられている場合には、それぞれ下方または側方に開口させればよい。こうすることにより、この空隙に手指を挿入して音量調整スイッチを操作することが可能となる。空隙は、スイッチの操作が可能な大きさとすることが必要であり、スイッチの形式や大きさに応じて設定することができる。
本発明の音量調整スイッチは、節度感のあるスイッチとすることが好ましい。こうすることにより、音量調整スイッチを視認できない場合でも、容易に所定の状態に設定できる。従って、同機種の複数台の遊技機の音量調整スイッチの設定を行う場合の作業負荷を軽減することができる。節度感のあるスイッチを利用する場合には、操作性の観点から、スライド式のスイッチが好ましい。
本発明において、サブ制御基板ボックスは、音量調整スイッチの背面側に少なくとも一本の手指でサブ制御基板ボックスを支持可能な間隙を設けて取り付けることが好ましい。こうすることで、サブ制御基板ボックスを挟むようにして、手指を安定させ、音量調整スイッチを容易に操作することが可能となる。
遊技機には、所定条件下で開口する可動片を備える少なくとも一つの可変入賞装置または演出用の表示パネルを備えてもよい。この場合、サブ制御基板ボックスの上下方向の寸法は主制御基板ボックスの上下方向の寸法よりも小さくすることが好ましい。この形状で、サブ制御基板ボックスおよび主制御基板ボックスを下側の辺をそろえて配置すれば、主制御基板ボックスに覆われた部分のうち、サブ制御基板ボックスの上方に間隙ができ、ここに可変入賞装置または表示パネルの一部を配置することが可能となる。従って、装置内のスペースを有効活用して、各構成部品を配置することができるとともに、可変入賞装置または表示パネルの大型化を図ることができる。この構造においては、更に、払出制御基板ボックスを、主制御基板ボックスおよびサブ制御基板ボックスの下側に配置することが好ましい。
本発明においては、必ずしも上述した全ての特徴が備えられている必要はなく、上述の特徴の一部を省略してもよいし、適宜、組み合わせて適用してもよい。
本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)について以下の順序で説明する。
A.全体構成:
B.遊技領域の構造:
C.背面構造:
D.基板ボックス構造:
A.全体構成:
図1は実施例としてのパチンコ機1の全体構成を示す斜視図である。外枠2、本体枠3、前面枠4を開いた状態を示した。図の煩雑化を回避するため、遊技領域の装飾部材は図示を省略した。外枠2、本体枠3、前面枠4は、ヒンジ機構7、36によって、開閉可能に連結されている。
外枠2は、上下左右の木製の枠材によって縦長四角形の枠状に形成されている。外枠2は、樹脂やアルミニウム等の軽金属によって形成してもよい。外枠2の前側下部には、本体枠3の下面を受ける下受板6が設けられている。
本体枠3は、下受板6の上側にはまる形状となっている。本体枠3の外形を規定する前枠体11は、合成樹脂材製の矩形枠である。前枠体11の前下部左側にはスピーカ装着板17およびスピーカ18が装着されている。下部には、遊技球の発射レール19が傾斜して装着されている。前枠体11の下には下部前面板30が装着されている。下部前面板30の略中央部には、遊技球を貯留する下皿31が設けられ、右側には操作ハンドル32が設けられ、左側寄りには灰皿33が設けられている。下皿31には、遊技球を下方に排出するための球排出レバー34が配設されている。
本体枠3には、遊技盤5が取り付けられている。遊技盤5は、本体枠3に前方から嵌込み可能な四角板状をなしている。遊技盤5の前面(以下、「盤面」と呼ぶこともある)には、遊技球をガイドする外レール76、内レール77を備えた案内レール78が設けられている。案内レールの内側が遊技領域37となる。発射レール19と案内レール78との間には、発射時の勢いが不十分で案内レール78を逆戻りしてきた遊技球を下皿31に排出するための隙間が設けられている。
前面枠4はヒンジ機構36によって開閉可能に装着されている。前面枠4には、遊技盤5の遊技領域37に合わせて略円形の開口窓38が形成されている。前面枠4の後側には開口窓38よりも大きな矩形の窓枠39が設けられ、ガラス板、透明樹脂板等の透明板50が装着されている。
前枠体11の自由端側には、外枠2、本体枠3、前面枠4を閉状態で施錠するための施錠装置70が装着されている。施錠装置70の本体枠施錠フック72は、外枠2の閉止具71に係合することで、外枠2と本体枠3とを施錠する。扉施錠フック74は、前面枠4の閉止具73と係合して、前面枠4と本体枠3とを施錠する。これらの施錠および解錠は、シリンダー錠75の鍵操作で可能である。
B.遊技領域の構造:
図2は遊技領域37の構成を示す拡大正面図である。遊技領域37内には適宜位置に風車90が設けられている。多数の障害釘もゲージ配列されているが、図示を省略した。遊技領域37のほぼ中央には、可変入賞装置91が設けられている。
可変入賞装置91は額縁状の装飾体を有し、その上縁部または左右側縁部には、遊技盤5に沿って流下する遊技球を可変入賞装置91の裏側に取り込んだ後に、可変入賞装置91の途中または下縁部から再び遊技盤面に放出するための通路(以下、「ワープ通路」と称する)が設けられている。
可変入賞装置91の上方には、可変入賞装置内に遊技球を取り込むための役物用入賞口92が開閉可能に備えられている。可変入賞装置91の内部中央には、揺動可能な第一転動演出装置95が備えられている。役物用入賞口92から取り込まれた遊技球は、第一転動演出装置95の揺動に応じて図中左右いずれかの方向に転動し、右端または左端から放出される。
第一転動演出装置95の右端には、大当り入賞口93又はハズレ入賞口94、および回転しながら遊技球をこれらの入賞口93、94の何れかに導く第三転動演出装置101が備えられている。第一転動演出装置95の左端には、遊技球を図中右方向に向かって押打する第二転動演出装置100が設けられ、第一転動演出装置95の下側には、押打された遊技球を第三転動演出装置101に案内するための第四転動演出装置102が備えられている。
可変入賞装置91の内側には演出表示装置115が配設されている。演出表示装置115には、動画等の画像、或いは可動部材の動作等による演出表示が行われる。演出表示装置115としては、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示装置、及びCRT等を用いることができる。
可変入賞装置91の下方には、第二始動入賞口97と、その左右に配置された一対の第一始動入賞口96、一般入賞口98が設けられている。第一始動入賞口96に遊技球が入球すると役物用入賞口92は、所定間隔で一回開閉動作する。第二始動入賞口97に遊技球が入球すると役物用入賞口92は、所定間隔で二回開閉動作する。
C.背面構造:
図3はパチンコ機1の背面構造を示す説明図である。合成樹脂製の本体枠3には、遊技盤装着枠9および機構装着枠10が一体成型されている。機構装着枠10の上側には、遊技球を蓄えておき、遊技機内に供給するための球タンク41Tが装着されている。球タンク41Tには、傾斜したタンクレール41が装着されており、遊技球は、タンクレール41を転がって、払出装置40に供給される。タンクレール41の右側には、遊技機からホールコンピュータに種々の情報を送信するための外端板45が装着されている。
タンクレール41の下方は、先に説明した可変入賞装置91が設けられている。タンクレール41から落下した遊技球でショートが起きたりしないよう、可変入賞装置91の背面には、半透明の合成樹脂製の後カバー42が取り付けられている。後カバーの下方には、主制御基板130を収納した主制御基板ボックス131が配置されている。主制御基板130には、検査時に基板検査装置のコネクタを差し込むための検査用コネクタ104が露出して取り付けられている。
主制御基板ボックス131の陰には、サブ制御基板110を収納するサブ制御基板ボックス111が配置されている。サブ制御基板110は、遊技中の音声、映像の出力による演出を制御するための制御基板である。サブ制御基板110は、遊技盤装着枠9に取り付けられたボックス装着台20に装着されている。
主制御基板ボックス131の下方には、払出制御基板105を収納した払出制御基板ボックス106が配置されている。また、主制御基板ボックス131の斜め下には、インタフェース基板107を収納したインタフェース基板ボックス108が配置されている。インタフェース基板107とは、外部に設けられた球貸機と払出制御基板105とを接続するためのインタフェースを提供する基板である。遊技盤装着枠9の下方には、遊技球を発射するための発射ハンマーを駆動する発射モータ43を備えた発射装置44が装着されている。
後述する通り、本実施例では、サブ制御基板110に音量を調整するための音量調整スイッチが設けられている。背面構成(図4)で示す通り、サブ制御基板110は、その大部分が主制御基板130によって覆われており、この状態では、音量調整スイッチを調整することは困難である。以下では、音量調整スイッチの周辺構造について、詳細に説明をする。
図4は遊技盤5の背面構造を示す斜視図である。サブ制御基板ボックス111、主制御基板ボックス131の取付状態を分かりやすく示すため、可変入賞装置91等は省略した状態で示した。説明の便宜上、以下では、遊技領域となる正面方向を奥と呼び、背面側を手前と呼ぶこともある。
図示する通り、遊技盤5の背面には、背面に突出するボックス装着台20が固定されている。サブ制御基板ボックス111は、この装着台20に図中矢印Aに示すように、手前側に回動可能に取り付けられる。主制御基板ボックス131は、サブ制御基板ボックス111に回動可能に装着されている。回動可能とするための機構については、後述する。
本実施例のサブ制御基板ボックス111の高さは、主制御基板ボックス131よりも低い。両者は、下側の辺をそろえて配置されているため、サブ制御基板ボックス111の上方には、遊技盤5と主制御基板ボックス131との間に、図示する空間SPができる。本実施例では、先に図3で示したように、この空間SPに可変入賞装置91の一部が収納される。可変入賞装置91に代えて、演出用の表示パネルの一部を収納するようにしてもよい。いずれにしても、サブ制御基板ボックス111の上方に空間を形成するように、サブ制御基板ボックス111と主制御基板ボックス131の形状および配置を決定することにより、遊技盤の中央に配置されるべき可変入賞装置91や表示パネルのサイズを大型化することができる。
D.基板ボックス構造:
図5は主制御基板ボックス131、サブ制御基板ボックス111の構造を示す説明図である。図の上段の斜視図に示す通り、主制御基板ボックス131は、サブ制御基板ボックス111に対して矢印Bの方向に開くことができる。サブ制御基板ボックス103の下方には、音量調整スイッチ113が設けられている。主制御基板ボックス131を開くと、音量調整スイッチ113を視認することが可能となる。
サブ制御基板ボックス111には、音量調整スイッチ113の周辺に凹部114が形成されている。従って、主制御基板ボックス131は、閉じた状態でも、音量調整スイッチ113と干渉しない。また、凹部114は下方に開口しているため、主制御基板ボックス131を閉じた状態でも、凹部114の下側から手指を挿入して音量調整スイッチ113を操作することは可能である。
主制御基板ボックス131を閉じると、図の中段に示す状態となる。サブ制御基板110には、図中の左側に上下2カ所に、下側に向けて突起112が形成されている。この突起112が、遊技盤5に固定された装着台20の手前に設けられた装着孔20Hに挿入されることにより、サブ制御基板ボックス111は主制御基板ボックス131と共に、装着台20に回動可能に取り付けられる。装着台20は遊技盤5よりも所定距離dだけ手前にサブ制御基板ボックス111を保持する形状となっている。従って、装着台20に取り付けた状態で、サブ制御基板ボックス111の奥には、所定距離dに応じた空隙が形成される。この空隙によって、係員は、サブ制御基板ボックス111を指で挟むようにしながら音量調整スイッチ113を操作することが可能となる。所定距離dは任意に設定可能であるが、手指で挟めるようにするため、少なくとも指が一本挿入できる程度の空隙を形成できる寸法とすることが好ましい。
図6はサブ制御基板111の裏の空隙を示す説明図である。図6(a)には、遊技盤5の背面図を示し、図6(b)にはI−I断面図を示した。サブ制御基板111は装着台20によって遊技盤5の背面から距離dだけ離れて保持されている。また、サブ制御基板111の高さが主制御基板131よりも低くなっているため、遊技盤5の背面側に可変入賞装置等を配置するための空間SPが効率的に形成されている。
図6(c)には、サブ制御基板111の下部(図6(b)の円で示した部分)の拡大図を示した。音量調整スイッチ113が取り付けられている断面においては、サブ制御基板111の下辺は装着台20の下辺よりも下側に位置している。従って、図示するように音量調整スイッチ113の真裏に手指を挿入可能な空隙が形成される。このため、係員はサブ制御基板111の背面を手指で支持することで、音量調整スイッチ113を手指で挟むようにしながら、安定して操作することが可能となっている。
図7はサブ制御基板ボックス111の形状を示す説明図である。図7(a)は正面図を示し、図7(b)は底面図を示している。図示する通り、サブ制御基板ボックス111の左側には上下に突起112U、111Lが形成されている(両者を「突起112」と総称する)。この突起112は、図5で示した通り、装着台20の装着孔20Hに挿入することができる。
突起112U、111Lの右側には、手前方向、即ち紙面表方向に突出して上下に装着孔117U、117L(両者を「装着孔117」と総称する)が設けられている。装着孔117は、主制御基板ボックス131に形成された突起を受けるための部材である。主制御基板ボックス131の突起をこの装着孔117に挿入することによって、主制御基板ボックス131はサブ制御基板110に対して相対的に回動可能に装着される。
サブ制御基板110の右下には、音量調整スイッチ113が設けられている。本実施例では、音量調整スイッチ113は、大中小の3段階の位置に節度感を持って、左右にスライドするスイッチとした。節度感があるため、係員は手探りの状態でも、音量調整スイッチ113を大中小いずれかの位置に容易に設定することが可能である。音量調整スイッチ113は、節度感のあるスライド式のスイッチに限定する必要はなく、連続的に移動可能なスライド式のスイッチとしてもよいし、摘み、押しボタンなどを用いても良い。
音量調整スイッチ113の周辺には、凹部114が形成されている。凹部114の幅wは約28mm、高さhは約10mmとした。サブ制御基板ボックス111の厚さtは約25mmであり、手前面から音量調整スイッチ113までの深さdsは約9mmである。凹部114が存在することにより、音量調整スイッチ113の周囲には、主制御基板ボックス131が閉じた状態でも、上述の寸法に相当する空隙が確保される。従って、係員は、サブ制御基板ボックス103の下側から手指を挿入して音量調整スイッチ113を操作することが可能である。凹部114の寸法は任意に設定可能であるが、音量調整スイッチ113のタイプ、大きさに応じて、このような操作ができる程度の寸法としておくことが好ましい。
図8は主制御基板ボックス131を装着した状態でのサブ制御基板を示す説明図である。図8(a)に正面図を示し、図8(b)にII−II断面図を示した。サブ制御基板ボックス111の高さHsは、主制御基板ボックス131の高さHmよりも低い。この高さの差違によって、サブ制御基板ボックス111に主制御基板ボックス131を重ねて装着すると、先に図4に示した空間SPが形成される。
図8(b)に示すように、主制御基板ボックス131の左側には突起133が形成されており、これがサブ制御基板ボックス111の装着孔117(図7も参照)に挿入されることで、主制御基板ボックス131は回動可能となっている。また、右下の拡大図に示すように、音量調整スイッチ113と主制御基板ボックス131との間には、主制御基板ボックス131を閉じた状態でも、凹部114によって、深さdsの空隙が形成されるため、この空隙を利用して、音量調整スイッチ113を矢印SD方向に移動させることが可能である。
以上で説明した実施例の構造によれば、主制御基板ボックス131を閉じた状態では、音量調整スイッチ113は主制御基板ボックス131の陰に隠れている。従って、係員が外枠を開いて遊技機の異常に対処している時に誤って音量調整スイッチ113を操作するなどの弊害を回避することができる。
主制御基板ボックス131を開けば、音量調整スイッチ113を視認することができるため、係員は容易にその設定を行うことができる。また、音量調整スイッチ113は主制御基板130を閉じたままでも、下方から手指を挿入することで操作可能となっているため、複数台の同一機種をまとめて設定する場合には、主制御基板ボックス131を各台ごとに開くまでなく、手探りで容易に同一の設定とすることができる。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
実施例としてのパチンコ機1の全体構成を示す斜視図である。 遊技領域37の構成を示す拡大正面図である。 パチンコ機1の背面構造を示す説明図である。 遊技盤5の背面構造を示す斜視図である。 主制御基板ボックス131、サブ制御基板ボックス111の構造を示す説明図である。 サブ制御基板111の裏の空隙を示す説明図である。 サブ制御基板ボックス111の形状を示す説明図である。 主制御基板ボックス131を装着した状態でのサブ制御基板を示す説明図である。
符号の説明
1…パチンコ機
2…外枠
3…本体枠
4…前面枠
5…遊技盤
6…下受板
7…ヒンジ機構
9…遊技盤装着枠
10…機構装着枠
11…前枠体
17…スピーカ装着板
18…スピーカ
19…発射レール
20…ボックス装着台
20H…装着孔
30…下部前面板
31…下皿
32…操作ハンドル
33…灰皿
34…球排出レバー
36…ヒンジ機構
37…遊技領域
38…開口窓
39…窓枠
40…払出装置
41…タンクレール
41T…球タンク
42…後カバー
43…発射モータ
44…発射装置
45…外端板
50…透明板
70…施錠装置
71…閉止具
72…本体枠施錠フック
73…閉止具
74…扉施錠フック
75…シリンダー錠
76…外レール
77…内レール
78…案内レール
90…風車
91…可変入賞装置
92…役物用入賞口
93…入賞口
94…ハズレ入賞口
95…第一転動演出装置
96…第一始動入賞口
97…第二始動入賞口
98…一般入賞口
100…第二転動演出装置
101…第三転動演出装置
102…第四転動演出装置
104…検査用コネクタ
105…払出制御基板
106…払出制御基板ボックス
107…インタフェース基板
108…インタフェース基板ボックス
110…サブ制御基板
111…サブ制御基板ボックス
112…突起
112U…突起
113…音量調整スイッチ
114…凹部
115…演出表示装置
117、117U、117L…装着孔
130…主制御基板
131…主制御基板ボックス
133…突起

Claims (6)

  1. 発射機によって打ち出された遊技球を所定の入賞口に入賞させる遊技に用いる遊技機であって、
    直立して配置された遊技盤と、
    遊技中に音声出力を含む演出を制御するサブ制御基板を収納したサブ制御基板ボックスと、
    前記サブ制御基板にコマンドを出力しながら全体の制御を司る主制御基板を収納した主制御基板ボックスとを有し、
    前記サブ制御基板には、音量を調整するための音量調整スイッチが基板表面に突出して設けられており、
    前記サブ制御基板ボックスは、前記音量調整スイッチが露出する形状をなしており、
    前記サブ制御基板ボックスおよび主制御基板ボックスは、前記遊技盤の遊技面の裏側から見た場合に、基板の表面を手前側にして、奥にサブ制御基板ボックス、手前に主制御基板ボックスとなるよう重ねて配置されており、
    前記主制御基板ボックスは、前記音量調整スイッチを覆う形状をなすとともに、前記遊技機に取り付けた状態で、前記サブ制御基板ボックスに対して相対的に回動可能に取り付けられており、該回動の可動範囲は、該主制御基板ボックスを開いた状態で前記音量調整スイッチを視認しながら操作可能な範囲となっている遊技機。
  2. 発射機によって打ち出された遊技球を所定の入賞口に入賞させる遊技に用いる遊技機であって、
    直立して配置された遊技盤と、
    遊技中に音声出力を含む演出を制御するサブ制御基板を収納したサブ制御基板ボックスと、
    前記サブ制御基板にコマンドを出力しながら全体の制御を司る主制御基板を収納した主制御基板ボックスとを有し、
    前記サブ制御基板には、周辺近傍に音量を調整するための音量調整スイッチが基板表面に突出して設けられており、
    前記サブ制御基板ボックスは、前記音量調整スイッチが露出する形状をなしており、
    前記サブ制御基板ボックスおよび主制御基板ボックスは、前記遊技盤の遊技面の裏側から見た場合に、基板の表面を手前側にして、奥にサブ制御基板ボックス、手前に主制御基板ボックスとなるよう重ねて配置されており、
    前記主制御基板ボックスおよびサブ制御基板ボックスの少なくとも一方は、該主制御基板ボックスとサブ制御基板ボックスとを重ねた状態で、前記音量調整スイッチの周辺に、該音量調整スイッチを操作可能な大きさで外方に開口する空隙を形成する凹部を有する形状をなしている遊技機。
  3. 請求項2記載の遊技機であって、
    前記音量調整スイッチは、節度感のあるスイッチである遊技機。
  4. 請求項3記載の遊技機であって、
    前記音量調整スイッチは、スライド式のスイッチである遊技機。
  5. 請求項2〜4いずれか記載の遊技機であって、
    前記サブ制御基板ボックスは、前記音量調整スイッチの背面側に少なくとも一本の手指で該サブ制御基板ボックスを支持可能な間隙を設けて取り付けられている遊技機。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の遊技機であって、
    所定条件下で開口する可動片を備える少なくとも一つの可変入賞装置または演出用の表示パネルを備え、
    前記サブ制御基板ボックスの上下方向の寸法は主制御基板ボックスの上下方向の寸法よりも小さく、
    前記サブ制御基板ボックスおよび主制御基板ボックスは、下側の辺をそろえて配置されており、
    前記主制御基板ボックスに覆われた部分のうち、前記サブ制御基板ボックスの上方の間隙に、前記可変入賞装置または前記表示パネルの一部が配置される遊技機。
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