JP2017060715A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供する。
【解決手段】パチスロ機1は、前面側に向けられた第1表示領域11aに、遊技における演出画像を表示可能な液晶表示装置11と、液晶表示装置11の第1表示領域11aとは異なる方向に向けられた第2表示領域150aに、遊技における演出画像を表示可能な側面液晶表示装置150と、フロントドア2b内に収容された側面液晶表示装置150を、第2表示領域150aの所定方向の側縁150b側から、フロントドア2b方に突出させる駆動装置200と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチスロ等の遊技機に関する。
従来、複数の図柄がそれぞれの表面に配された複数のリールと、遊技メダルやコイン等(以下、「メダル等」と言う)が投入され、遊技者によりスタートレバーが操作されたことを検出し、複数のリールの回転の開始を要求するスタートスイッチと、複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンが遊技者により押されたことを検出し、該当するリールの回転の停止を要求する信号を出力するストップスイッチと、複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、それぞれの駆動力を各リールに伝達するステッピングモータと、スタートスイッチ及びストップスイッチにより出力された信号に基づいて、ステッピングモータの動作を制御し、各リールの回転及びその停止を行うリール制御部と、を備え、スタートレバーが操作されたことを検出すると、乱数値に基づいて抽籤を行い、この抽籤の結果(以下、「内部当籤役」と言う)とストップボタンが操作されたことを検出したタイミングとに基づいてリールの回転の停止を行う、いわゆるパチスロと称される遊技機が知られている。
また、遊技機筐体枠内における遊技盤の演出領域に配置され、収納位置と演出位置との間で昇降可能に配置された可動式の演出装置としてのサブ液晶表示装置を備える遊技機が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、遊技機筐体枠内における演出領域において、サブ液晶表示装置が収納位置と演出位置との間で昇降することで、演出効果を高めることができる。
特開2015−97586号公報
しかしながら、上記特許文献1の遊技機では、元々、遊技者が注視している遊技機筐体枠内における演出領域において、サブ液晶表示装置が昇降するものであり、演出の意外性に欠けるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決し、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような遊技機を提供する。本発明の遊技機(例えば、後述のパチスロ機1等)は、前面側に向けられた第1表示領域(例えば、後述の第1表示領域11a等)に、遊技における演出画像を表示可能な第1表示手段(例えば、後述の液晶表示装置11等)と、前記第1表示手段の前記第1表示領域とは異なる方向に向けられた第2表示領域(例えば、後述の第2表示領域150a等)に、遊技における演出画像を表示可能な第2表示手段(例えば、後述の側面液晶表示装置150等)と、遊技機(例えば、後述のパチスロ機1のフロントドア2b等)内に収容された前記第2表示手段を、前記第2表示領域の所定方向の側縁(例えば、後述の側縁150b等)側から、前記遊技機の外方に突出させる駆動手段(例えば、後述の駆動装置200等)と、を備えることを特徴とする。
このような構成の遊技機は、第1表示手段と、第2表示手段と、駆動手段と、を備える。第1表示手段は、前面側に向けられた第1表示領域に、遊技における演出画像を表示可能である。第2表示手段は、第1表示手段の第1表示領域とは異なる方向に向けられた第2表示領域に、遊技における演出画像を表示可能である。駆動手段は、遊技機内に収容された第2表示手段を、第2表示領域の所定方向の側縁側から、遊技機の外方に突出させる。
これにより、前面側に第1表示領域が向けられた第1表示手段とは別に設けられ、第1表示領域とは異なる方向に向けられた第2表示領域に、遊技における演出画像を表示可能な第2表示手段を、所定方向の側縁側から、遊技機の外方に突出させる演出が可能となる。即ち、遊技者が前面に向けられた第1表示手段に意識を集中しているときに、あまり意識していない遊技機の両側から、第2表示手段が突出する意外性を有する演出が可能となる。したがって、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
本発明の遊技機は、前記構成に加えて、前記第2表示手段の前記所定方向の側縁は、前記遊技機における前記第2表示手段が突出する位置の外表面に沿った形状に形成されていることを特徴とする。
これにより、第2表示手段は違和感無く遊技機内に収容され、そして、あたかも遊技機の一部が突出し、演出画像を表示する意外性を有する演出が可能となる。したがって、より意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
本発明の遊技機は、前記構成に加えて、透光性の素材で形成され、前記遊技機の外方に突出した前記第2表示手段を覆う保護手段(例えば、後述の保護部材151等)を、更に備え、前記駆動手段は、前記保護手段を、前記第2表示手段とともに、前記遊技機内から前記遊技機の外方に突出させ、前記遊技機の外方から前記遊技機内に収容することを特徴とする。
これにより、遊技機の外方に突出した第2表示手段を、保護手段で覆うことが可能となる。また、保護手段は、第2表示手段とともに遊技機内に収容される。よって、遊技機の外方に第2表示手段を突出させる演出の意外性を損なうことなく、突出した第2表示手段が、例えば、遊技者等との接触により損傷するのを防止できる。したがって、表示手段の損傷を防止可能であるとともに、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
本発明によれば、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の機能フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の外部構造を示す全体斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の主制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の副制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側面液晶表示装置及び駆動装置を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側面液晶表示装置及び駆動装置を説明する図である。 本発明の他の実施の形態に係る遊技機(パチンコ)の外観を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る遊技機(パチンコ)の主制御回路及び副制御回路の構成を示すブロック図である。
<パチスロ機の機能フロー>
本発明の一実施の形態を示す遊技機であるパチスロ機について説明する。はじめに、図1を参照して、遊技機の実施の形態に係る機能フローについて説明する。
本実施の形態のパチスロ機では、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いる。なお、遊技媒体としては、メダル以外にも、コイン、遊技球、遊技用のポイントデータ又はトークン等を適用することもできる。
所定の開始条件として、遊技者によりメダルが投入され、スタートレバーが操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
内部抽籤手段は、抽出された乱数値に基づいて抽籤を行い、内部当籤役を決定する。この内部抽籤手段は、後述する主制御回路が担う。内部当籤役の決定により、後述の入賞判定ラインに沿って表示を行うことを許可する図柄の組合せが決定される。なお、図柄の組合せの種別としては、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスの作動等といった特典が遊技者に与えられる「入賞」に係るものと、それ以外のいわゆる「ハズレ」に係るものとが設けられている。
また、スタートレバーが操作されると、複数のリールの回転が行われる。その後、遊技者により所定のリールに対応するストップボタンが押されると、リール停止制御手段は、内部当籤役とストップボタンが押されたタイミングとに基づいて、該当するリールの回転を停止する制御を行う。
パチスロ機では、基本的に、ストップボタンが押されたときから規定時間(190msec又は75msec)内に、該当するリールの回転を停止する制御が行われる。本実施形態では、この規定時間内にリールの回転に伴って移動する図柄の数を「滑り駒数」と呼ぶ。規定時間が190msecである場合には、滑り駒数の最大数を図柄4コマ分に定め、規定時間が75msecである場合には、滑り駒数の最大数を図柄1コマ分に定める。
リール停止制御手段は、入賞に係る図柄の組合せ表示を許可する内部当籤役が決定されているときは、通常、190msec(図柄4コマ分)の規定時間内に、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止させる。また、リール停止制御手段は、例えば、第2種特別役物であるチャレンジボーナス(CB)及びCBを連続して作動させるミドルボーナス(MB)の動作時には、1つ以上のリールに対して、規定時間75msec(図柄1コマ分)内に、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止させる。さらに、リール停止制御手段は、遊技状態に対応する各種規定時間を利用して、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されないようにリールの回転を停止させる。
こうして、複数のリールの回転がすべて停止されると、入賞判定手段は、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが、入賞に係るものであるか否かの判定を行う。この入賞判定手段は、後述する主制御回路が担う。入賞判定手段により入賞に係るものであるとの判定が行われると、メダルの払い出し等の特典が遊技者に与えられる。パチスロ機では、以上のような一連の流れが1回の遊技として行われる。このような内部抽籤手段、リール停止制御手段及び入賞判定手段は、後述する制御手段としての主制御回路が担う。
また、パチスロ機では、前述した一連の流れの中で、液晶表示装置及び側面液晶表示装置などの画像表示装置により行う映像の表示、駆動装置による側面液晶表示装置の移動、各種ランプにより行う光の出力、スピーカにより行う音の出力、あるいはこれらの組合せを利用して様々な演出が行われる。
スタートレバーが操作されると、上述した内部当籤役の決定に用いられた乱数値とは別に、演出用の乱数値(以下、演出用乱数値)が抽出される。演出用乱数値が抽出されると、演出内容決定手段は、内部当籤役に対応づけられた複数種類の演出内容の中から今回実行するものを抽籤により決定する。
演出内容が決定されると、演出実行手段は、リールの回転開始時、各リールの回転停止時、入賞の有無の判定時等の各契機に連動させて対応する演出を実行する。このように、パチスロ機では、内部当籤役に対応づけられた演出内容を実行することによって、決定された内部当籤役(言い換えると、狙うべき図柄の組合せ)を知る機会又は予想する機会が遊技者に提供され、遊技者の興味の向上を図ることができる。このような演出内容決定手段及び演出実行手段は、後述する演出制御手段としての副制御回路が担う。
<パチスロ機の構造>
次に、図2を参照して、本実施形態におけるパチスロ機の外観構造について説明する。
[外観構造]
図2は、パチスロ機1の外部構造を示す斜視図である。
図2に示すように、パチスロ機1は、外装体2を備えている。外装体2は、リールや回路基板等を収容する筐体としてのキャビネット2aと、キャビネット2aに対して開閉自在に取付けられたフロントドア2bとを有している。キャビネット2aの両側面には、把手2cが設けられている(図2では一側面の把手2cのみを示す)。この把手2cは、パチスロ機1を運搬するときに手をかける凹部である。
キャビネット2aの内部には、複数(例えば21個)の図柄が周方向に沿って所定の間隔をあけて表示された複数(本実施の形態では3つ)のリール3L,3C,3Rが収容されている。
以下、各リール3L,3C,3Rを、それぞれ左リール3L、中リール3C、右リール3Rという。各リール3L,3C,3Rは、円筒状に形成されたリール本体と、リール本体の周面に装着された透光性のシート材を有している。上述の複数(例えば21個)の図柄は、前述のシート材の表面に描かれている。
フロントドア2bは、ドア本体9と、遊技における演出画像を表示可能な第1表示手段としての液晶表示装置11と、遊技における演出画像を表示可能な第2表示手段としての側面液晶表示装置150を備えている。ドア本体9は、ヒンジ(不図示)を用いてキャビネット2aに開閉自在に取り付けられている。ヒンジは、パチスロ機1の前方からドア本体9を見た場合に、ドア本体9における左側の端部に設けられている。
液晶表示装置11は、例えば、前面側(パチスロ機1の正面側であり、遊技者に対向する面)に形成された第1表示領域11aに遊技上の演出に係る画像や遊技に関する情報を表示するようフロントドア2bのドア本体9の上部に取り付けられている。液晶表示装置11は、映像の表示による演出を実行する他、例えば遊技機のカスタマイズや遊技履歴等の遊技台情報を表示することができる。また、液晶表示装置11には、遊技場の管理者の操作に応じて、ホールメニューが表示される。この場合、液晶表示装置11をタッチパネルで構成し、ホールメニューにおいて、管理者が操作可能なボタン等を表示することができる。
側面液晶表示装置150は、一対で設けられ、前面側(パチスロ機1の正面側であり、遊技者に対向する面)に形成された第1表示領域11aとは異なる方向(例えば、前面背面方向と直交する方向)に向けられた第2表示領域150aに遊技上の演出に係る画像や遊技に関する情報を表示する。また、一対の側面液晶表示装置150は、液晶表示装置11の互いに対向する側縁(例えば、前面側から視て左右の側縁)近傍であって、フロントドア2bのドア本体9の前面側側縁近傍に、それぞれ取り付けられている。
また、フロントドア2bの前面側側縁近傍には、側面液晶表示装置150が挿通する側面液晶表示装置用開口部2dが形成されている。そして、詳細は後述するが、側面液晶表示装置150は、フロントドア2b内に収容された状態から、フロントドア2bの内部に設けられた駆動装置200により、側面液晶表示装置用開口部2dを挿通し、第2表示領域150aの所定方向の側縁(例えば、前面側の側縁)側から、フロントドア2bの外方に突出する。一対の側面液晶表示装置150の第2表示領域150aは、フロントドア2bの外方に突出した状態において、第1表示領域11aを挟んで互いに対向するように配置され、フロントドア2bの前面側で遊技する遊技者が視認可能である。また、側面液晶表示装置150は、映像の表示による演出を実行する他、例えば遊技機のカスタマイズや遊技履歴等の遊技台情報を表示することができる。また、側面液晶表示装置150には、遊技場の管理者の操作に応じて、ホールメニューが表示される。この場合、側面液晶表示装置150をタッチパネルで構成し、ホールメニューにおいて、管理者が操作可能なボタン等を表示することができる。
また、フロントドア2bは、3つのリール3L,3C,3Rの一部を視認させることが可能な表示窓4を有する。表示窓4は、3つのリール3L,3C,3Rに対応する3つの左表示窓4L,中表示窓4C,右表示窓4Rによって構成されている。
これら表示窓4L,4C,4Rは、正面(遊技者側)から見て、3つのリール3L,3C,3Rの配置領域と重畳する位置に設けられ、かつ、3つのリールより手前(遊技者側)に位置するように設けられる。したがって、遊技者は、表示窓4L,4C,4Rを介して、表示窓4の背後に設けられた3つのリール3L,3C,3Rを視認することができる。
本実施形態では、表示窓4L,4C,4Rは、その背後に設けられた対応するリールの回転が停止したとき、各リールに描かれた複数種類の図柄のうち、連続して配置された3つの図柄を表示できる大きさに設定されている。すなわち、表示窓4L,4C,4Rの枠内には、リール毎に上段、中段及び下段の各領域が設けられ、各領域に1個の図柄が表示される。そして、本実施形態では、左リール3Lの中段領域、中リール3Cの中段領域、及び、右リール3Rの中段領域を結ぶラインを、入賞か否かの判定を行う入賞判定ラインとして定義する。
また、上述したリール3L,3C,3R及び液晶表示装置11の前面側には、保護ガラス6が配設されている。これにより、リール3L,3C,3R及び液晶表示装置11を遊技者が直接触れることができないようになっている。
ドア本体9の中央には、台座部12が形成されている。この台座部12には、遊技者の操作対象となる各種装置(メダル投入口13、MAXベットボタン14、1ベットボタン15、スタートレバー16、ストップボタン17L,17C,17R、選択ボタン、決定ボタン等)が設けられている。
メダル投入口13は、遊技者によって外部からパチスロ機1に投下されるメダルを受け入れるために設けられる。すなわち、メダル投入口13は、遊技者によってメダルが投入されるためのものである。メダル投入口13から投入されたメダルは、予め設定された枚数(例えば3枚)を上限として1回の遊技に使用され、予め設定された枚数を超えた分は、パチスロ機1の内部に預けることができる(いわゆるクレジット機能)。
MAXベットボタン14及び1ベットボタン15は、パチスロ機1の内部に預けられているメダルから1回の遊技に使用する枚数を決定するために設けられる。なお、図2には示さないが、台座部12には、精算ボタンが設けられる。この精算ボタンは、パチスロ機1の内部に預けられているメダルを外部に引き出す(排出する)ために設けられる。
スタートレバー16は、遊技者の操作に応じて全てのリール(3L,3C,3R)の回転を開始させるためのものであり、開始操作手段を構成する。
ストップボタン17L,17C,17Rは、それぞれ、左リール3L、中リール3C、右リール3Rに対応付けて設けられ、遊技者の操作に応じて対応する各リールの回転を停止させるためのものである。これらストップボタン17L,17C,17Rは、停止操作手段を構成する。
また、これらストップボタン17L,17C,17Rは、液晶表示装置11や側面液晶表示装置150に表示される情報に関する操作を行う際に用いられるようになっており、例えば、液晶表示装置11や側面液晶表示装置150の表示画面上における選択操作を行う際に用いられる。以下、ストップボタン17L,17C,17Rを、それぞれ左ストップボタン17L、中ストップボタン17C、右ストップボタン17Rという。
選択ボタン及び決定ボタンは、液晶表示装置11や側面液晶表示装置150の表示画面上における各種操作を行う際に用いられる。
また、台座部12には、7セグメントLED(LightEmittingDiode)からなる7セグ表示器28が設けられている。この7セグ表示器28は、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ機1の内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報をデジタル表示する。
ドア本体9の下部には、メダル払出口21、メダル受皿22、スピーカ23L,23R等が設けられている。メダル払出口21は、後述のホッパー装置43の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル受皿22は、メダル払出口21から排出されたメダルを貯める。また、スピーカ23L,23Rは、演出内容に対応する効果音や楽曲等の音を出力する。
<パチスロ機の電気的構成>
次に、パチスロ機1の電気的構成について、図3を参照して説明する。図3は、パチスロ機1の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、パチスロ機1は、キャビネット2aに配設された主制御基板41と、フロントドア2bに配設された副制御基板42とを有している。主制御基板41には、リール中継端子板51と、設定用鍵型スイッチ52と、キャビネット側中継基板53と、ドア中継端子板54と、電源装置44の電源基板44bとが電気的に接続されている。
リール中継端子板51は、各リール3L,3C,3Rのリール本体の内側に配設されている。このリール中継端子板51は、各リール3L,3C,3Rのステッピングモータ(不図示)に電気的に接続されており、主制御基板41からステッピングモータに出力される信号を中継する。設定用鍵型スイッチ52は、パチスロ機1の設定を変更する際又はパチスロ機1の設定を確認する際に使用する。
キャビネット側中継基板53には、外部集中端子板56と、ホッパー装置43と、メダル補助収納庫スイッチ57とが電気的に接続されている。このキャビネット側中継基板53は、主制御基板41から外部集中端子板56、ホッパー装置43、メダル補助収納庫スイッチ57に出力される信号を中継する。つまり、外部集中端子板56、ホッパー装置43及びメダル補助収納庫スイッチ57は、キャビネット側中継基板53を介して主制御基板41に接続されている。
外部集中端子板56は、キャビネット2aに取り付けられており、メダル投入信号、メダル払出信号及びセキュリティ信号などの信号をパチスロ機1の外部へ出力するために設けられている。
メダル補助収納庫スイッチ57は、図示しないメダル補助収納庫を貫通している。このメダル補助収納庫スイッチ57は、メダル補助収納庫がメダルで満杯になっているか否かを検出する。
電源装置44の電源基板44bには、電源スイッチ44aが接続されている。この電源スイッチ44aは、パチスロ機1に必要な電源を供給するときにONにする。
ドア中継端子板54には、メダルセンサ46、ドア開閉監視スイッチ61、BETスイッチ62、精算スイッチ63、スタートスイッチ64、ストップスイッチ基板65、遊技動作表示基板66、選択スイッチ67、決定スイッチ68及び副中継基板69が接続されている。つまり、メダルセンサ46、ドア開閉監視スイッチ61、BETスイッチ62、精算スイッチ63、スタートスイッチ64、ストップスイッチ基板65、遊技動作表示基板66、選択スイッチ67、決定スイッチ68及び副中継基板69は、ドア中継端子板54を介して主制御基板41に接続されている。
メダルセンサ46は、メダルが図示しないセレクタ内を通過したことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。ドア開閉監視スイッチ61は、フロントドア2bの開閉を報知するためのセキュリティ信号をパチスロ機1の外部へ出力する。BETスイッチ62は、MAXベットボタン14及び1ベットボタン15(図2参照)が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。
精算スイッチ63は、精算ボタン(不図示)が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。スタートスイッチ64は、スタートレバー16が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。
ストップスイッチ基板65は、回転しているリールを停止させるための回路と、停止可能なリールをLEDなどにより表示するための回路を構成する基板である。このストップスイッチ基板65には、ストップスイッチが設けられている。ストップスイッチは、各ストップボタン17L,17C,17Rが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。
遊技動作表示基板66は、メダルの投入を受け付けるとき、3つのリール3L,3C,3Rが回動可能なとき及び再遊技を行うときに、投入されたメダルの枚数を7セグ表示器28に表示させるための基板である。この遊技動作表示基板66には、7セグ表示器28とLED70が接続されている。LED70は、例えば、遊技の開始を表示するマークや再遊技を行うマークなどを点灯させる。
選択スイッチ67は、選択ボタンが遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41及び副中継基板69に出力する。決定スイッチ68は、決定ボタンが遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41及び副中継基板69に出力する。
副中継基板69は、副制御基板42と主制御基板41とを接続する配線を中継する。また、副中継基板69は、副制御基板42と副制御基板42の周辺に配設された複数の基板とを接続する配線を中継する。すなわち、副中継基板69には、副制御基板42と、サウンドI/O基板71と、LED基板72と、24hドア開閉監視ユニット74と、駆動制御基板78とが電気的に接続されている。
副制御基板42は、ドア中継端子板54と副中継基板69を介して主制御基板41に接続されている。また、副制御基板42は、副中継基板69を介して、サウンドI/O基板71と、LED基板72と、24hドア開閉監視ユニット74と、駆動制御基板78とに電気的に接続されている。
サウンドI/O基板71は、スピーカ23L,23Rへの音声の出力を行う。LED基板72は、副制御回路101(図5参照)の制御により実行される演出に応じて、光源の一具体例を示すLED群25を発光させて、点滅パターンを表示する。
24hドア開閉監視ユニット74は、フロントドア2bの開閉の履歴を保存する。また、24hドア開閉監視ユニット74は、フロントドア2bを開放したときに、液晶表示装置11にエラー表示を行うための信号を副制御基板42(副制御回路101)に出力する。
駆動制御基板78は、副制御回路101(図5参照)の制御により実行される演出に応じて、駆動装置200を駆動させる。駆動装置200は、駆動制御基板78によって駆動制御されることで後述する側面液晶表示装置150を移動させる。
副制御基板42には、ロムカートリッジ基板76と、液晶中継基板77とが接続されている。ロムカートリッジ基板76は、演出用の画像(映像)、音声、光(LED群25)、駆動装置200の駆動及び通信のデータを管理するための基板である。液晶中継基板77は、副制御基板42と、液晶表示装置11及び側面液晶表示装置150と、を接続する配線を中継する基板である。
<主制御回路>
次に、主制御基板41により構成される主制御回路91について、図4を参照して説明する。図4は、パチスロ機1の主制御回路91の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、制御手段としての主制御回路91は、主制御基板41上に設置されたマイクロコンピュータ92を主たる構成要素とし、遊技の進行を制御するものである。マイクロコンピュータ92は、メインCPU93、メインROM94及びメインRAM95により構成される。
メインROM94には、メインCPU93により実行される制御プログラム、データテーブル、後述する副制御回路101に対して各種制御指令(コマンド信号)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAM95には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
メインCPU93には、クロックパルス発生回路96、分周器97、乱数発生器98及びサンプリング回路99が接続されている。クロックパルス発生回路96及び分周器97は、クロックパルスを発生する。メインCPU93は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器98は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路99は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
メインCPU93は、リールインデックスを検出してから各リール3L,3C,3Rのステッピングモータに対してパルスを出力した回数をカウントする。これにより、メインCPU93は、各リール3L,3C,3Rの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理する。
なお、リールインデックスとは、リールが一回転したことを示す情報である。このリールインデックスは、例えば、発光部及び受光部を有する光センサと、各リール3L,3C,3Rの所定の位置に設けられ、各リール3L,3C,3Rの回転により発光部と受光部との間に介在される検知片を備えたリール位置検出部(不図示)により検出する。
ここで、各リール3L,3C,3Rの回転角度の管理について、具体的に説明する。ステッピングモータに対して出力されたパルスの数は、メインRAM95に設けられたパルスカウンタによって計数される。そして、図柄1つ分の回転に必要な所定回数(例えば16回)のパルスの出力がパルスカウンタで計数される毎に、メインRAM95に設けられた図柄カウンタが1ずつ加算される。図柄カウンタは、各リール3L,3C,3Rに応じて設けられている。図柄カウンタの値は、リール位置検出部(不図示)によってリールインデックスが検出されるとクリアされる。
つまり、本実施の形態では、図柄カウンタを管理することにより、リールインデックスが検出されてから図柄何個分の回転が行われたのかを管理するようになっている。したがって、各リール3L,3C,3Rの各図柄の位置は、リールインデックスが検出される位置を基準として検出される。
本実施の形態では、基本的に滑り駒数の最大数を図柄4個分に定めている。したがって、左ストップボタン17Lが押されたときに表示窓4の中段にある左リール3Lの図柄と、その4個先の図柄までの範囲内にある各図柄が、表示窓4の中段に停止可能な図柄となる。
<副制御回路>
次に、副制御基板42により構成される副制御回路101について、図5を参照して説明する。図5は、パチスロ機1の副制御回路101の構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、副制御部としての副制御回路101は、主制御回路91と電気的に接続されており、主制御回路91から送信されるコマンド信号に基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行うとともに、図3に示す液晶表示装置11、側面液晶表示装置150、駆動装置200、LED群25、スピーカ23L,23R等の周辺装置の制御を行うものである。副制御回路101は、基本的に、サブCPU102、サブRAM103、レンダリングプロセッサ104、描画用RAM105、ドライバ106を含んで構成されている。
サブCPU102は、主制御回路91(図4参照)から送信されたコマンド信号に応じて、ロムカートリッジ基板76に記憶されている制御プログラムに従い、音、光の出力、液晶表示装置11及び側面液晶表示装置150の表示制御及び駆動装置200のモータ250(図3参照)の駆動の制御を行う。ロムカートリッジ基板76は、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
プログラム記憶領域には、サブCPU102が実行する制御プログラムが記憶されている。例えば、制御プログラムには、主制御回路91(図4参照)との通信を制御するための主基板通信タスクや、演出用乱数値を抽出し、演出内容(演出データ)の決定及び登録を行うための演出登録タスクが含まれる。また、決定した演出内容に基づいて液晶表示装置11及び側面液晶表示装置150(図2参照)による映像の表示を制御する描画制御タスク、駆動装置200(図3参照)による側面液晶表示装置150の移動を制御する駆動制御タスク、LED群25(図3参照)等の光源による光の出力を制御するランプ制御タスク、スピーカ23L,23Rによる音の出力を制御する音声制御タスク等が含まれる。このように、副制御回路101は、駆動装置200を駆動制御する駆動制御手段の一例として機能する。
データ記憶領域は、各種データテーブルを記憶する記憶領域、各演出内容を構成する演出データを記憶する記憶領域、映像の作成に関するアニメーションデータを記憶する記憶領域が含まれている。また、BGMや効果音に関するサウンドデータを記憶する記憶領域、光の点消灯のパターンに関するランプデータを記憶する記憶領域等が含まれている。
サブRAM103は、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路91から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。
サブCPU102、レンダリングプロセッサ104、描画用RAM(フレームバッファを含む)105及びドライバ106は、演出内容により指定されたアニメーションデータに従って映像を作成し、作成した映像を液晶表示装置11に表示させる。また、サブCPU102は、演出内容により指定された駆動データに従って側面液晶表示装置150(図2参照)を移動する。
また、サブCPU102は、演出内容により指定されたサウンドデータに従ってBGMなどの音をスピーカ23L,23Rにより出力させる。また、サブCPU102は、演出内容により指定されたランプデータに従ってLED群25の点灯及び消灯を制御する。
<側面液晶表示装置及び駆動装置>
次に、側面液晶表示装置150及び駆動装置200について説明する。図6及び図7は、本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側面液晶表示装置及び駆動装置を説明する図である。図6は、側面液晶表示装置がフロントドア2b内に収容された状態を示している。図7は、側面液晶表示装置がフロントドア2bの外方に突出した状態を示している。
[側面液晶表示装置]
側面液晶表示装置150は、液晶表示装置11の第1表示領域11aとは異なる方向(例えば、第1表示領域11aが向けられた前面側に対して直交する方向)に向けられた第2表示領域150aに、遊技における演出画像を表示可能である。このような側面液晶表示装置150は、第1表示手段の第1表示領域とは異なる方向に向けられた第2表示領域に、遊技における演出画像を表示可能な第2表示手段の一例として機能する。
側面液晶表示装置150は、図6に示すフロントドア2b内に収容された状態から、駆動装置200により、フロントドア2bの側面液晶表示装置用開口部2dから、第2表示領域150aの所定方向の側縁(例えば、前面側の側縁)側から、フロントドア2bの外方に突出し、図7に示す状態となる。
また、側面液晶表示装置150の所定方向の側縁150b(例えば、前面側の側縁)は、フロントドア2bにおける側面液晶表示装置150が突出する位置である側面液晶表示装置用開口部2dが形成された部分の外表面に沿った形状に形成されている。
また、側面液晶表示装置150は、フロントドア2bの外方に突出する部分が、透光性の素材(例えば、アクリル樹脂やポリカーボネイト等)で形成された保護手段としての保護部材151に覆われている。なお、本実施形態では、保護部材は側面液晶表示装置150を覆っているが、これに限らず、フロントドア2bに直に取り付けるようにしてもよい。
[駆動装置]
駆動装置200は、フロントドア2bの内部において、一対の側面液晶表示装置150に対してそれぞれ設けられ、保護部材151に覆われた側面液晶表示装置150を、フロントドア2b内からフロントドア2bの外方に突出させ、フロントドア2bの外方からフロントドア2b内に収容する。駆動装置200は、ベース部210と、一対のラック220と、一対のピニオン230と、一対のガイド240と、一対のモータ250(図3参照)と、を備える。なお、本実施形態では、駆動装置200を構成するモータ250を一対として説明したが、これに限らず、例えば、下側のピニオン230のみにモータを設け、上側のピニオン230と下側のピニオン230を連動して作動させる連結機構を設けることで、モータの数を減らして、コストダウンを図るようにしてもよい。
ベース部210は、側面液晶表示装置150の背面側に配置され、側面液晶表示装置150を支持する。
一対のラック220は、ベース部210の上縁又は下縁にそれぞれ取り付けられ、側面液晶表示装置150がフロントドア2bの内外に移動する方向(前面背面方向)に延びている。一対のピニオン230は、一対のラック220とそれぞれ係合し、モータ250(図3参照)の駆動により回転する。
一対のガイド240は、側面液晶表示装置150がフロントドア2bの内外に移動する方向(前面背面方向)に延び、フロントドア2bに固定され、それぞれ保護部材151に覆われた側面液晶表示装置150の上縁又は下縁をスライド自在に支持する。
モータ250(図3参照)は、副制御回路101(図5参照)に制御された駆動制御基板78(図3参照)により駆動し、一対のピニオン230を同期させて回転させる。
駆動制御手段の一例である副制御回路101(図5参照)は、主制御回路91(図4参照)から送信されるコマンド信号に基づいて演出内容を決定し、決定した演出内容に応じて、複数のモータ250(図3参照)をそれぞれの所定方向に回転駆動して、一対のピニオン230を同期させて回転させる。なお、副制御回路101は、予め設定された演出内容に応じたステップ数だけモータ250(図3参照)を駆動してもよいし、フォトセンサを設けた場合には、このフォトセンサで検出した入力信号に基づき、側面液晶表示装置150の位置を検出し、検出した位置に応じてモータ250を駆動してもよい。
[駆動制御]
次に、駆動装置200による側面液晶表示装置150の動作について説明する。例えば、側面液晶表示装置150は、初期状態において、図6に示すように、フロントドア2b内に収容された状態で配置されている。この状態において、副制御回路101(図5参照)は、主制御回路91(図4参照)から送信されるコマンド信号に基づき決定した演出内容に応じて、複数のモータ250をそれぞれの所定方向に回転駆動する。これにより、一対のラック220と係合する一対のピニオン230が同期して回転する。すると、一対のラック220が取り付けられたベース部210に支持され、保護部材151に覆われた側面液晶表示装置150は、その上縁及び下縁が一対のガイド240に支持されながら、側縁150b側からフロントドア2bの外方に突出し、図7に示す状態となる。
副制御回路101(図5参照)は、駆動装置200により、一対の側面液晶表示装置150を同期させて、側面液晶表示装置150をフロントドア2bの内外に移動させてもよいし、演出内容に応じていずれか一方の側面液晶表示装置150のみをフロントドア2bの内外に移動させてもよい。
このように、駆動装置200は、遊技機内に収容された第2表示手段を、第2表示領域の所定方向の側縁側から、遊技機の外方に突出させる駆動手段の一例として機能する。また、駆動装置200は、保護手段を、表示手段とともに、遊技機内から遊技機の外方に突出させ、遊技機の外方から遊技機内に収容する駆動手段の一例として機能する。
[表示制御]
次に、副制御回路101による側面液晶表示装置150の表示制御について説明する。副制御回路101(図5参照)は、主制御回路91(図4参照)から送信されるコマンド信号に基づき決定した演出内容に応じて、駆動装置200(図6参照)の複数のモータ250をそれぞれの所定方向に回転駆動させるタイミングで、側面液晶表示装置150の第2表示領域150aに、演出画像を表示する制御を行う。
副制御回路101(図5参照)は、演出内容に応じて、一対の側面液晶表示装置150の第2表示領域150aに、同じ内容の演出画像を表示させてもよいし、互いに異なる演出画像を表示させてもよいし、互いに関連する演出画像を表示させてもよい。また、副制御回路101(図5参照)は、演出内容に応じて、側面液晶表示装置150の第2表示領域150aに、液晶表示装置11の第1表示領域11aに表示する演出画像と関連する演出画像を表示させてもよいし、第2表示領域150a及び第1表示領域11aを1つの画面とした演出画像を、第2表示領域150a及び第1表示領域11aに表示させてもよい。また、副制御回路101(図5参照)は、演出内容に応じて、第2表示領域150a及び第1表示領域11aに、それぞれ個別の演出画像を表示してもよい。
このように、副制御回路101(図5参照)は、第1表示手段及び第2表示手段を表示制御する表示制御手段の一例として機能する。
<他の実施形態に係る遊技機(パチンコ)>
本発明は、他の実施形態に係る遊技機(パチンコ)にも適用可能である。図8は、本発明の他の実施の形態に係る遊技機(パチンコ)の外観を示す斜視図である。図8に示すように、他の実施形態に係るパチンコ機1Aは、前面側(パチンコ機1Aの正面側であり、遊技者に対向する面)に形成された第1表示領域11aを有する液晶表示装置11とは別に、駆動装置200により、遊技機枠体内に収容された状態から、遊技機枠体の外方に突出する側面液晶表示装置150を備える。側面液晶表示装置150は、一対で設けられ、液晶表示装置11の第1表示領域11aとは異なる方向(例えば、前面背面方向と直交する方向)に向けられた第2表示領域150aに遊技上の演出に係る画像や遊技に関する情報を表示する。
図9は、本発明の他の実施の形態に係る遊技機(パチンコ)の主制御回路及び副制御回路の構成を示すブロック図である。パチンコ機1Aは、遊技の進行を制御する制御手段としての主制御部30がメインCPU31等を備え、この主制御部30に、特別図柄表示装置310、普通図柄表示装置311、特別図柄保留表示装置312、普通図柄保留表示装置313、カウントセンサ314、一般入賞球センサ315、通過球センサ316、始動入賞球センサ317、普通電動役物ソレノイド318、大入賞口ソレノイド319、バックアップクリアスイッチ320、払出・発射制御回路500、払出装置510、発射装置520等が接続されている。また、パチンコ機1Aは、主制御部30からコマンドが送信される副制御部80がサブCPU81、プログラムROM82、ワークRAM83、表示制御回路410、音声制御回路420、LED制御回路430、駆動制御回路440等を備える。表示制御回路410には、液晶表示装置11及び側面液晶表示装置150が接続されている。駆動制御回路440には、駆動装置200のモータ250が接続されている。
副制御部80は、上述の副制御回路101(図5参照)と同様の駆動装置200の制御により、側面液晶表示装置150(図8参照)を遊技機枠体内に収容された状態から、遊技機枠体の外方に突出させる。
また、副制御部80は、上述の副制御回路101(図5参照)と同様の制御により、側面液晶表示装置150の第2表示領域150a(図8参照)に、遊技における演出画像を表示制御する。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。パチスロ機1又はパチンコ機1Aによれば、前面側に第1表示領域11aが向けられた液晶表示装置11とは別に設けられ、第1表示領域11aとは異なる方向に向けられた第2表示領域150aに、遊技における演出画像を表示可能な側面液晶表示装置150を、所定方向の側縁側から、フロントドア2bの外方に突出させる演出が可能となる。即ち、遊技者が前面に向けられた液晶表示装置11に意識を集中しているときに、あまり意識していないフロントドア2bの両側から、側面液晶表示装置150が突出する意外性を有する演出が可能となる。したがって、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
また、パチスロ機1又はパチンコ機1Aによれば、側面液晶表示装置150の所定方向の側縁を、フロントドア2bにおける側面液晶表示装置150が突出する位置の外表面に沿った形状に形成したので、側面液晶表示装置150は違和感無くフロントドア2b内に収容され、そして、あたかもフロントドア2bの一部が突出し、演出画像を表示する意外性を有する演出が可能となる。したがって、より意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
また、パチスロ機1又はパチンコ機1Aによれば、フロントドア2b外方に突出した側面液晶表示装置150を、保護部材151で覆うことが可能となる。また、保護部材151は、側面液晶表示装置150とともにフロントドア2b内に収容される。よって、フロントドア2b外方に側面液晶表示装置150を突出させる演出の意外性を損なうことなく、突出した側面液晶表示装置150が、例えば、遊技者等との接触により損傷するのを防止できる。したがって、表示手段の損傷を防止可能であるとともに、意外性を有する演出により、演出効果を向上可能な遊技機を提供できる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態において、側面液晶表示装置150は、液晶表示装置11の前面側から視て左右の側縁近傍に設けているが、これに限らず、液晶表示装置11の前面側から視て上下の側縁近傍に設けてもよい。また、側面液晶表示装置150は、液晶表示装置11の側縁近傍に限らず、フロントドア2bの任意の位置に設けることができる。また、側面液晶表示装置150は、一対で設けているが、これに限らず、1台だけ設けてもよいし、3台以上の任意の台数を設けてもよい。
また、本実施形態において、側面液晶表示装置150は、側縁150bを側面液晶表示装置150の側面液晶表示装置用開口部2dが形成された部分の外表面に沿った形状に形成し、上端縁及び下端縁を直線形状に形成している。しかしながら、これに限らず、側面液晶表示装置150は、側縁150b、上端縁及び下端縁を、直線、屈曲、屈折等した任意の形状に形成してもよい。
また、本実施形態において、ベース部210の上縁及び下縁に一対のラック220を取り付け、それぞれ駆動力を付与しているが、これに限らず、ベース部210の上縁又は下縁のいずれか一方のみに駆動力を付与する構成としてもよい。また、駆動装置200は、ベース部210を省略し、側面液晶表示装置150や保護部材151にラック220を取り付け、駆動力を付与してもよい。また、駆動装置200は、側面液晶表示装置150を移動できれば、任意の構成とすることができる。
1 パチスロ機
1A パチンコ機
2b フロントドア
11 液晶表示装置
11a 第1表示領域
150 側面液晶表示装置
150a 第2表示領域
150b 側縁
151 保護部材
200 駆動装置

Claims (3)

  1. 前面側に向けられた第1表示領域に、遊技における演出画像を表示可能な第1表示手段と、
    前記第1表示手段の前記第1表示領域とは異なる方向に向けられた第2表示領域に、遊技における演出画像を表示可能な第2表示手段と、
    遊技機内に収容された前記第2表示手段を、前記第2表示領域の所定方向の側縁側から、前記遊技機の外方に突出させる駆動手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2表示手段の前記所定方向の側縁は、前記遊技機における前記第2表示手段が突出する位置の外表面に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 透光性の素材で形成され、前記遊技機の外方に突出した前記第2表示手段を覆う保護手段を、更に備え、
    前記駆動手段は、前記保護手段を、前記第2表示手段とともに、前記遊技機内から前記遊技機の外方に突出させ、前記遊技機の外方から前記遊技機内に収容することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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