JP2010099310A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の取付作業が簡単に行なえその作業性が良く、また、取着具を固着するのみで済み、制作上の手間が省かれ、製作コストも低廉になし得る遊技機を提供する。
【解決手段】取着具15が、遊技盤固定領域5に固着される支持部材17とこれに軸着される固定部材18とからなり、支持部材17には固定部材18の軸着部28に達する軸杆22を配設し、軸杆22に弾発手段25により常に軸着部28の外周縁に圧接される平板部材24を外嵌し、固定部材18は軸着部28から延びる押圧板部29と作用板部30とを有し、軸着部28の外周縁に、押圧板部29側の一端が外側へ膨出する弧状に湾曲すると共に平板部材24を圧接させることにより押圧板部29が遊技盤固定領域5の取付面に配置される遊技盤4を押圧する直線縁面31bを形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技盤を遊技機本体の遊技盤固定領域に着脱自在に装着するようにした遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあっては、遊技盤の取り付け・取り外しが楽に行なえることから該遊技盤を遊技機本体の前面にその前側から着脱自在に装着するようにしたものがある。更に詳しく説明すると、この種パチンコ遊技機は、遊技機本体の前面に遊技盤固定領域が形成され、該遊技盤固定領域の一側に遊技盤の一側を挿入する挟着部が形成されると共に該遊技盤固定領域の他側に取着具が設けられている。該取着具としてはロックピンが用意される。また、同じ側の遊技盤面に嵌合部が装着され、これに対応位置して前記遊技盤固定領域にロック用の孔が開設されている。
そして、前記遊技盤固定領域における一側の狭着部に遊技盤の一側を挿入すると共に遊技盤の他側を遊技盤固定領域側へ押し付け、更に遊技盤の側縁部を手で支えた状態で前記遊技盤の嵌合部に前側からコイルバネと共にロックピンを挿通すると共にその先端部を遊技盤固定領域に開設されたロック用の孔に挿入する。さらに、該ロックピンを所定方向へ回動させてロックすることにより、遊技盤を固定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−19647号公報(第3−4頁、図1、図2)
しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、遊技盤固定領域に遊技盤を配置し、遊技盤の一側を遊技盤固定領域の挟着部に挿入すると共に遊技盤の側縁部を手で支えた状態で、取着具であるロックピンを嵌合孔へ差し込みロックして遊技盤を固定することになる。このように、遊技盤を固定するに該遊技盤を手で支えてなくてはならず、しかも、ロックピンを嵌合孔へ挿入してロックするといった面倒な手間が必要になり、遊技盤の取付作業としては未だ余分な作業を強いられるという感が残る。また、ロックピンを挿通するために遊技盤面に嵌合部を設けたり、遊技盤固定領域にロック用の孔を開設するといった余分な作業を強いられ、制作上の手間が多く掛かるばかりか、これに伴い製作コストも高くなるといった課題が有る。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、遊技盤の取付作業がワンタッチ式に簡単に行なえその作業性が良く、また、取着具を遊技盤固定領域に固着するのみで済み、制作上の手間を極力省くことができ、製作コストも低廉になし得る遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技機は、遊技機本体に遊技盤を配置固定する遊技盤固定領域が形成され、前記遊技盤固定領域の側縁部に前記遊技盤を固定する取着具が設けられた遊技機であって、前記取着具は、前記遊技盤固定領域の取付面に固着される支持部材と該支持部材に取着され回動自在に軸着される固定部材とからなり、前記支持部材には先端が前記固定部材の軸着部に達する軸杆を配設し、前記軸杆に弾発手段により常に前記固定部材の軸着部の外周縁に圧接される平板部材を外嵌し、前記固定部材は前記軸着部から一方へ延設される押圧板部と該軸着部から他方へ延設される作用板部とを有し、前記固定部材における軸着部の外周縁に、前記押圧板部側の一端が外側へ膨出する弧状に湾曲すると共に前記平板部材を圧接させることにより前記押圧板部が前記遊技盤固定領域の取付面に配置される前記遊技盤を押圧する直線縁面を形成したことを特徴とする。また、この際、前記軸杆の外周面に前記平板部材の近傍に位置させて複数の環状溝を刻設することが好ましい。
遊技機本体の前面にその前側から遊技盤を配置固定する遊技盤固定領域が形成され、前記遊技盤固定領域の一側に前記遊技盤の一側を挿入する狭着部が設けられると共に該遊技盤固定領域の他側に該遊技盤の他側を固定する取着具が設けられた遊技機にあっては、前記取着具は、前記遊技盤固定領域の取付面に固着される支持部材と該支持部材に取着され回動自在に軸着される固定部材とからなり、前記支持部材には先端が前記固定部材の軸着部に達する軸杆を配設し、前記軸杆に弾発手段により常に前記固定部材の軸着部の外周縁に圧接される平板部材を外嵌し、前記固定部材は前記軸着部から一方へ延設される押圧板部と該軸着部から他方へ延設される作用板部とを有し、前記固定部材における軸着部の外周縁に、前記平板部材を圧接させることにより前記押圧板部が前記遊技盤固定領域の前方へ突出しかつ前記作用板部が該遊技盤固定領域の中央部側へ突出して前記遊技盤と干渉する状態となる弧状縁面と、前記弧状縁面と連なり前記平板部材を圧接させることにより前記押圧板部が前記遊技盤固定領域の取付面に配置される前記遊技盤の前面を押圧する直線縁面と、を形成したことを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、取着具が、遊技盤固定領域の取付面に固着される支持部材と該支持部材に取着され回動自在に軸着される固定部材とからなり、該支持部材には先端が固定部材の軸着部に達する軸杆を配設し、該軸杆に弾発手段により常に固定部材の軸着部の外周縁に圧接される平板部材を外嵌し、固定部材は軸着部から一方へ延設される押圧板部と該軸着部から他方へ延設される作用板部とを有し、固定部材における軸着部の外周縁に、押圧板部側の一端が外側へ膨出する弧状に湾曲すると共に平板部材を圧接させることにより押圧板部が前記遊技盤固定領域の取付面に配置される遊技盤を押圧する直線縁面を形成してなる。よって、遊技機本体の遊技盤固定領域に遊技盤を配置し、該遊技盤の側縁部をそのまま遊技盤固定領域の前面に押し付けることにより、一方の作用板部が押されつつ固定部材が回動し他方の押圧板部が遊技盤を押圧する。しかも、この押圧状態では、軸杆に外嵌した平板部材が固定部材の軸着部の外周縁における直線縁部を押圧して固定部材を保持することになる。これにより、遊技盤の取付作業がワンタッチ式に簡単に行なえその作業性が良く、また、取着具を遊技盤固定領域に固着するのみでその取付が完了し、制作上の手間を極力省くことができ、製作コストも低廉になし得るという効果がある。
また、軸杆の外周面に前記平板部材の近傍に位置させて複数の環状溝を刻設するようにすれば、固定部材が回動動作することにより弾発手段に抗して平板部材に力が加えられ、平板部材が該軸杆に対して傾斜した状態で該軸杆に沿って無用にずれる危険性があるとしても、平板部材に開設され軸杆が挿通される軸孔の周縁角部が前記環状溝に係合してそのずれ動作を邪魔する。よって、平板部材が軸杆に沿って無用にずれることが防止される。仮に、平板部材が軸杆に沿ってずれると、固定部材が勝手に回動して遊技盤が緩みガタツキが生じ固定し難くなるからである。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球機、パチスロ機等の遊技機に適用されるが、この内、本発明はパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。
図1は本発明に係るパチンコ遊技機であって透明板保持枠を開いた状態の斜視図、図2は同遊技盤を外した状態の斜視図である。パチンコ遊技機Pは縦長長方形状の機枠1を有し、該機枠1の前側に本体枠2を開閉自在に装着して遊技機本体3が形成される。該遊技機本体3すなわち本体枠2の前面に、遊技盤固定領域5として遊技盤4を前側から嵌め込んで固定する凹窪部が形成される。遊技盤固定領域5は周囲を残して後面が開放しており、遊技盤4の後面に装着され該後面から後方へ突出する盤面部品や制御基板ボックスが干渉しないようになっている。遊技盤4の前面には、渦巻き状に敷設された内側・外側ガイドレール6a,6bにより囲われるようにして遊技部4aが形成される。
図示は省略するが、前記遊技部4aには、例えばその中央に文字、数字等の図柄を変動表示する変動表示装置が配設される。また、その下方に遊技部4aに打ち込まれた遊技球が入賞することにより変動表示装置に表示される図柄を変動させる始動入賞口が配置され、更に、その下方に一度に多くの入賞球を発生する大型の入賞装置が配置される。遊技部4aの中央下縁に、遊技部4aに打ち込まれた遊技球であっていずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球をアウト球として遊技盤4の裏側へ排出するアウト球口7が設けられている。遊技盤4の一側、すなわち遊技盤固定領域5に遊技盤4を配置し該遊技盤4を前側から見たときの右側、の両端角部はいずれも切り欠かれて凹部8a,8bが設けられている。これは、後記する遊技盤4の取着具15が介入するためである。
前記遊技機本体3の本体枠2の一側に、遊技盤4の前面を覆う透明板保持枠9が軸着される。該透明板保持枠9は、額縁状に形成されると共に該透明板保持枠9にはガラス板または合成樹脂板からなる透明板10が装着される。また、透明板保持枠9の下方に打球発射位置(図示せず。)に供給する遊技球を貯留する球受皿11が装着され、その一側に遊技部4aに打ち込まれる遊技球の打球力を調整するための打球力調整ハンドル12が装着されている。
次に、遊技盤固定領域5について説明する。図3に示すように遊技盤固定領域5の凹窪部内の横幅は、嵌合して取り付けられる遊技盤4が前側から見て左右方向にはずれない幅を有し、凹窪部内の取付面である下部底面に遊技盤4の下端面4bを載せる水平な載置台13が設けられる。また、凹窪部内の一側、すなわちパチンコ遊技機Pを正面から見て左側、に上下に位置して遊技盤4の一側を挿入するための挟着片14,14が設けられている。詳しくは、本体枠2の側縁すなわち遊技盤固定領域5における取付面である側縁部2aの前面と挟着片14の後面との間の間隔が挟着部14aとなり、遊技盤4の厚み寸法とほぼ一致する。一方、反対側すなわち右側の取付面である側縁部2aの前面に、同じく上下に位置して遊技盤4の他側を固定する取着具15,15が設けられている。
前記取着具15は、金属製からなり、前記遊技盤固定領域5の一側上下部にそれぞれ対称的に配置固定される。そこで、両取着具15は同じ構成であるので、下に位置する取着具15について説明する。図4(イ)(ロ)に示すように該取着具15は、遊技盤固定領域5の側縁部2aの前面にビス16止めして固着される支持部材17と該支持部材17に取着される固定部材18とからなる。支持部材17は、側縁部2aの前面に当接する一対の取付板19,19を有し、両取付板19,19の対向する側縁に直角に折れ曲がりかつ平行に配置される側片20a,20aが設けられる。また、両側片20a,20aは、その間に配置される連結片20bにより連接される。これにより、支持部材17を前記側縁部2aの前面に取り付けたとき、両側片20a,20aの前面と上面が開放されることになる。両側片20a,20aにおける開放側の前側角部間に水平な横軸21が差し渡され、該横軸21に前記固定部材18がこの場合は鉛直面内、すなわち両側片20a,20aと平行な面内、で自在に回動するように軸着される。
また、側片20a,20a間の連結片20bの内側面に鉛直な軸杆22が突設され、その先端部に前記横軸21が串通されている。軸杆22には、該軸杆22を軸孔23に挿通して平板部材24が外嵌される。前記軸孔23の内径は軸杆22の外径より少し大きく、平板部材24が軸杆22に対して少し傾ける(例えば、軸杆22に対して75〜80度)ことができるようになっている。しかも、平板部材24の一側は、傾け易いようにL字状に屈曲させてある。更に、軸杆22には、平板部材24と連結片20bとの間に位置して弾発手段としての圧縮スプリング25が回装される。これにより、平板部材24が、常に固定部材18側へ付勢されることになる。
図4(ハ)に示すように前記軸杆22における固定部材18側の外周面に、平板部材24の近傍に位置しかつ該平板部材24の位置よりも連結片20b側へ所定の範囲に亘り複数の環状溝26が刻設される。本実施の形態では、例えば、環状溝26は断面V溝であって溝幅が0.5mm、溝間の寸法が3.0mmに設定され、2本周設されている。これは、圧縮スプリング25により付勢されている平板部材24が固定部材18の回動動作により軸杆22に沿って押された場合、該平板部材24が傾くことによりその軸孔23の周縁角部23aがいずれかの環状溝26に引っ掛かり、該平板部材24の無用なずれを防止するためである。ちなみに、後記するように固定部材18で遊技盤4を固定した場合、平板部材24が軸杆22に沿って自由にずれてしまうと、遊技盤4をしっかりと固定するという本来の機能が果たせなくなる可能性がある。
前記固定部材18は、対向する同じ形状の側板18a,18aと両側板18a,18a間に配置される中間板18bとによりコ字型をなし、各側板18aの中央部に前記横軸21が挿通される通孔27を開設した略円形状の軸着部28が設けられる。そして、該軸着部28を挟んで一方へ押圧板部29が一体に延設され、該軸着部28から他方へ作用板部30が一体に延設されている。これにより、固定部材18が横軸21を中心として鉛直面内で自在に回動するようになる。前記押圧板部29と作用板部30とのなす角は、鈍角であって約120度が好適である。また、この場合、作用板部30が支持部材17の取付板19側に位置している。
前記固定部材18における軸着部28の外周縁には、弧状縁面31aと該弧状縁面31aと連なるようにして直線縁面31bが形成される。よって、直線縁面31bの押圧板部29側の一端は外側へ膨出する弧状に湾曲すると共にこれに連続して弧状縁面31aが形成されることになる。この場合、横軸21の中心から直線縁面31bまでの距離よりも横軸21の中心から前記一端の弧面及びこれと連なる弧状縁面31aまでの距離の方が長く設定されている。そこで、平板部材24が弧状縁面31aに当接しているときは、押圧板部29が回動し支持部材17の取付板19から遠ざかって該取付板19とほぼ直交する位置にあり、作用板部30が該取付板19とほぼ平行となる位置にある。一方、平板部材24が直線縁面31bに当接すると、押圧板部29が回動して支持部材17に近づき取付板19とほぼ平行な位置にあり、作用板部30は該取付板19とほぼ直交する位置にくるようになっている。
本発明にあっては、遊技盤4裏面の所定位置、この場合遊技盤4を前から見て右側の裏面に電気的な接続部として多数の配線(図示せず。)を接続したコネクター32が設けられる。また、遊技盤固定領域5における取付面には、前記コネクター32と対向位置して該コネクター32と接続できるコネクター33が取り付けられている。これら両コネクター32,33は、遊技盤4を遊技盤固定領域5に前側から押し込むことにより自動的に接続され、逆に、遊技盤4を前側へ押し出すとその接続が外されることになる。
前記取着具15は、遊技盤固定領域5の取付面である側縁部2aの前面の上下部にそれぞれ対称的に配置固定されるが、具体的には上下部の両取着具15,15が、支持部材17の取付板19を側縁部2aの前面に当接してビス16止めして固着される。この状態では、押圧板部29よりも作用板部30の方が側縁部2aに近い側に位置している。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは上記構成からなり、次に遊技盤4を遊技盤固定領域5に取り付けて固定する方法を説明する。この場合、上部の取着具15も同様な動作をなす関係上、下部の取着具15を主として説明する。まず、透明板保持枠3を開放した状態で、図5(イ)に示すように固定部材18を前側へ回動させ、軸着部28の弧状縁面31aが平板部材24に当接した状態にする。これにより押圧板部29が前側に回動してほぼ水平に位置し、かつ作用板部30がほぼ鉛直に位置することになる。この際、平板部材24の前側を少し上に持ち上げ該平板部材24を軸杆22に対し傾けると、固定部材18が回動し易くなる。なお、このとき上部の取着具15にあっては作用板部30が下方へ垂下し、下部の取着具15にあっては作用板部30が上方へ起立する。この状態で、遊技盤固定領域5の前側に遊技部4aが前側を向くようにして遊技盤4を配置し、下部の載置台13の上面に遊技盤4の下端面4bを載せる。
そして、図3に示すように遊技盤4を横方向へずらせて、該遊技盤4の一側縁を遊技盤固定領域5の一側に設けられた挟着部14aに差し込む。次に、図5(ロ)に示すように遊技盤4の他側縁を遊技盤固定領域5の取付面側へ押し込む。この際、上下部の各取着具15は遊技盤4の凹部8a,8b内に位置することから、遊技盤4の動作に支障の生ずることはない。また、遊技盤4を押し込むことにより、遊技盤4の裏面下端部が作用板部30と係合して該作用板部30を後側へ押す。これに伴い、固定部材18が後方へ回動して押圧板部29が起立してくる。この間、平板部材24が圧縮スプリング25の付勢により固定部材18における軸着部28の弧状縁面31aに圧接しているので、固定部材18は回動し易くしかもがたつくことなく滑らかに動作する。
図5(ハ)に示すように遊技盤4が遊技盤固定領域5の取付面に圧接され停止した状態では、平板部材24が軸着部28の直線縁面31bに当接することになり、今度は押圧板部29が遊技盤4の前面を後側へ押すことになる。これにより、遊技盤4がしっかりと固定される。この際、正確には、平板部材24は軸着部28の直線縁面31bにぴったりと当接することはなく、後側に少し隙間が空く程度が良い。これにより、遊技盤4が遊技盤固定領域5に取り付けられた後も、押圧板部29が平板部材24に加勢され遊技盤4を後方へ押し続けるので、その押圧力が緩むことがない。逆に、圧縮スプリング25の付勢に抗して平板部材24が傾いて退こうとしても、平板部材24の軸孔23の周縁角部23aが、軸杆22の外周面に刻設されたいずれかの環状溝26に嵌りその後退動作を規制するので、平板部材24がずれることがない。よって、遊技盤4の緩みやガタツキが防止される。また、同時に前記遊技盤4側のコネクター32と遊技機本体3側である遊技盤固定領域5側のコネクター33とが合致して接続される。これにより、遊技盤4面に装着され電飾された各盤面部品が、カラフルな色で点灯または点滅して遊技の興趣を盛り上げる。このように、遊技盤4の取り付けと同時に両コネクター32,33が接続されることになり至便である。
遊技盤固定領域5から遊技盤4を取り外すには、平板部材24を固定部材18側へ少し傾けた状態で、固定部材18の中間板18bの先端に設けられた摘み34を持って押圧板部29を前側へ回動させる。これによって、平板部材24の軸着部28における直線縁面31bから弧状縁面31aへの移行がスムーズになり、平板部材24と直線端面31bとが外れ、同時に図5(ハ)鎖線に示すように今度は作用板部30が遊技盤4の裏面下端に当接して遊技盤4を前側へ押し出す。これに伴い、前記遊技盤4側のコネクター32と遊技盤固定領域5側のコネクター33も自動的に外される。この状態で、遊技盤4を引っ張り挟着部14aから遊技盤4の一側を抜く。このようにして遊技盤4が取り外せる。
以上のように本発明は、遊技機本体3前面の遊技盤固定領域5にその前側から遊技盤4を配置し、遊技盤固定領域5の一側の挟着部14aに遊技盤4の一側を挿入すると共に該遊技盤4の他側をそのまま遊技盤固定領域5の他側前面に押し付けることにより、作用板部30が押されつつ固定部材18が回動し押圧板部29が遊技盤4の前面を押圧する。しかも、この押圧状態では、軸杆22に外嵌した水平板部24が固定部材18の軸着部28の外周縁における直線縁部31bを押圧して固定部材18を保持する。これにより、遊技盤4の取付作業がワンタッチ式に簡単に行なえ、しかも、その作業性が良い。また、取着具15を遊技盤固定領域5に固着するのみで済み、制作上の手間を極力省くことができ、製作コストも低廉になし得る。
また、軸杆22の外周面に前記平板部材24の近傍に位置させて複数の環状溝26を刻設するようにしているので、固定部材18が回動動作することにより弾発手段に抗して平板部材24に力が加えられ、該軸杆22に対して傾斜した状態で平板部材24が該軸杆22に沿って無用にずれる危険性があるとしても、平板部材24に開設され軸杆22が挿通される軸孔23の周縁角部23aが前記いずれかの環状溝26に係合してそのずれ動作を邪魔する。よって、平板部材24が軸杆22に沿って無用にずれることが防止される。
更に、遊技盤4裏面の所定位置に電気的な接続部としてのコネクター32を設け、遊技機本体3の遊技盤固定領域5に前記コネクター32と対向位置するようにして該コネクター32と接続できるコネクター33を取り付けるようにすれば、両コネクター32,33が手を煩わすことなく遊技盤4の脱着動作に合わせて自動的に接離できる。よって、例えばそれらコネクター32,33を別途作業者が手で接続又は外すという作業が省略されるばかりか安全でもある。
本発明にあっては、取着具15を遊技盤固定領域5の一側縁上下部にそれぞれ設けるようにしたが、可能であれば下部の一箇所であっても良い。また、各取着具15を固定部材18が鉛直面内で回動する向きで固着したが、水平面内で回動する向きで固着するようにしても良い。更に、遊技盤固定領域5の一側に挟着部14aを設けることなく、遊技盤4の周囲の4隅部を取着具15により固定するようにしても良い。更にまた、遊技盤4を遊技盤固定領域5にその後側から固定するようにしても良いことは勿論である。
本発明に係るパチンコ遊技機であって透明板保持枠を開いた状態の斜視図。 同遊技盤を外した状態の斜視図。 同本体枠の平面断面図。 (イ)は取着具の正面図、(ロ)は図4(イ)のX−X線断面図、(ハ)は軸杆の拡大斜視図。 (イ)(ロ)(ハ)は取着具の作用を示す要部の側面断面図。
符号の説明
3 遊技機本体
4 遊技盤
5 遊技盤固定領域
14a 挟着部
15 取着具
17 支持部材
18 固定部材
22 軸杆
24 平板部材
25 弾発手段(圧縮スプリング)
26 環状溝
28 軸着部
29 押圧板部
30 作用板部
31a 弧状縁面
31b 直線縁面
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (2)

  1. 遊技機本体に遊技盤を配置固定する遊技盤固定領域が形成され、前記遊技盤固定領域の側縁部に前記遊技盤を固定する取着具が設けられた遊技機であって、
    前記取着具は、前記遊技盤固定領域の取付面に固着される支持部材と該支持部材に取着され回動自在に軸着される固定部材とからなり、
    前記支持部材には先端が前記固定部材の軸着部に達する軸杆を配設し、前記軸杆に弾発手段により常に前記固定部材の軸着部の外周縁に圧接される平板部材を外嵌し、
    前記固定部材は前記軸着部から一方へ延設される押圧板部と該軸着部から他方へ延設される作用板部とを有し、
    前記固定部材における軸着部の外周縁に、前記押圧板部側の一端が外側へ膨出する弧状に湾曲すると共に前記平板部材を圧接させることにより前記押圧板部が前記遊技盤固定領域の取付面に配置される前記遊技盤を押圧する直線縁面を形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記軸杆の外周面に前記平板部材の近傍に位置させて複数の環状溝を刻設してなる請求項1記載の遊技機。
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