JP2003290462A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003290462A
JP2003290462A JP2002097059A JP2002097059A JP2003290462A JP 2003290462 A JP2003290462 A JP 2003290462A JP 2002097059 A JP2002097059 A JP 2002097059A JP 2002097059 A JP2002097059 A JP 2002097059A JP 2003290462 A JP2003290462 A JP 2003290462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game board
rail
ball
game
firing rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002097059A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nakamura
誠 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2002097059A priority Critical patent/JP2003290462A/ja
Publication of JP2003290462A publication Critical patent/JP2003290462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発射レールと案内レールとの相対位置を安定
させることができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 遊技領域10aへ球を案内する外レール
(案内レール)12を有する遊技盤10が内枠3に支持
されており、外レール12の先端部12aを指向して延
設された発射レール22を有する発射レールユニット2
0は遊技盤10の下側で内枠3に固定されている。この
発射レールユニット20に設けられた発射レールベース
21の対向部21aは、遊技盤10の下端部に重なりつ
つ対向して配置されているので、発射レールユニット2
0に対する遊技盤10の配置位置を対向部21aで相対
的に制限することができる。よって、遊技盤10に設け
られた外レール11と、発射レールユニット20に設け
られた発射レール22との相対位置を安定させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機等に
代表される弾球式の遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、パチンコ機においては、発射レ
ールの延設方向に沿って発射される球は、案内レールに
沿って弧を描いて上昇して遊技領域に投入される。この
遊技領域は、遊技盤の一面(前面)に略円形に形成され
ており、案内レールは、遊技領域の下端付近から上端に
渡って遊技領域の周囲を囲繞する壁状に形成されて遊技
盤の前面に固定されている。また、発射レールは、遊技
盤の下方に配置された発射レール支持用の発射レールベ
ースに固定されている。 【0003】遊技盤と発射レールベースとは、合成樹脂
を成形して形成された内枠に取着されており、その内枠
には、パチンコ機の球の発射や賞球の払い出し等を制御
する制御基板や機構部品等も取着されている。遊技盤
は、内枠に対して着脱自在に構成されており、遊技盤の
みを取り外して変更することにより、釘の配置や役物が
異なる新しい機種が低コストで提供されるようになって
いる。 【0004】ここで、発射レールと案内レールとの相対
位置は、ばらつきを低減して安定したものとすることが
好ましい。即ち、多数のパチンコ機を製造した場合、発
射レールと案内レールとの相対位置にばらつきがなけれ
ば、発射レールから発射された球が案内レールに着弾す
る着弾位置がばらつかず、発射レールから発射される球
を一定の飛び量で遊技領域へ安定して投入することがで
きる。一方、発射レールと案内レールとの相対位置がパ
チンコ機毎にばらつくと、案内レールに着弾する球の着
弾位置がばらついて、発射レールから発射される球を一
定の飛び量で遊技領域へ安定して投入することができな
い。遊技領域へ向けて発射された球が時として遊技領域
に到達しない場合が生じると、遊技者の不満感を募ら
せ、又は遊技者に不利益を被らせて遊技者の遊技意欲を
減衰させることも生じるので、パチンコ機では、発射レ
ールと案内レールとの相対位置ばらつきを極力低減させ
ることが好ましいのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
るパチンコ機の内枠は、一般に合成樹脂により成形され
るので、成形条件のばらつき等により形状が安定し難い
ものである。このため、内枠に取着される遊技盤と発射
レールベースとの相対位置を安定させることが難しく、
ひいては、遊技盤に固定された案内レールと、内枠に固
定された発射レールとの相対位置を安定させることがで
きないという問題点があった。 【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、発射レールと案内レールとの相
対位置を安定させることができる遊技機を提供すること
を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、一面に遊技領域を有して
略平板状に形成されると共にその遊技領域へ球を案内す
る案内レールを有する遊技盤と、その遊技盤を支持する
支持枠と、その支持枠に止着されると共に前記遊技盤に
設けられた案内レールの一端部を指向して延設された発
射レールを有する発射レール部材とを備え、その発射レ
ール部材は、前記遊技盤の一部分に重なりつつ対向して
配置される対向部を備えている。 【0008】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、弾球遊技機の一種であるパチンコ機を用いて
説明する。図1は、本発明のパチンコ機1の斜視図であ
る。 【0009】パチンコ機1は、図1に示すように、略矩
形状に形成された木製の外枠2と、その外枠2と略同一
の外形形状に形成された内枠3とを備えている。内枠3
は、その左側(図1の左側)の上下2箇所で外枠2に軸
支されており、内枠3が外枠2に対して揺動可能に取着
されている。内枠3の前面には、その前面の上側を覆う
前面上扉4と、その下側を覆う前面下扉5とが設けられ
ており、これら前面上扉4及び前面下扉5とは、内枠3
の前面を開閉可能に取着されている。 【0010】前面上扉4には、その略中央部に略円形状
の開口4aが穿設されている。開口4aは、前面上扉4
の裏面に取着された透明なガラス板6によって覆われて
おり、そのガラス板6を介して、図示しない入賞口等を
有する遊技領域10a(図2参照)を遊技者が視認可能
に構成されている。 【0011】前面下扉5の前面には、球を貯留する上皿
7が、前方へ向けて突設されている。前面下扉5の下方
であって、前面枠2の下側部分には上皿7に貯留しきれ
なかった球を貯留するための下皿8が、上面を開放した
略箱状に形成されている。下皿8の右方(図1の右側)
には、球を遊技領域10aへ打ち込むために遊技者によ
って操作される操作ハンドル9が配設されている。 【0012】次に、図2及び図3を参照して、パチンコ
機1の内部構成について説明する。図2は、図1の矢印
II方向から見たパチンコ機1の前面上扉4及び前面下
扉5を開放した状態を示す正面図である。また、図3
(a)は、図2のIIIa−IIIa線におけるパチン
コ機1の断面図であり、図3(b)は、図2のIIIb
−IIIbにおけるパチンコ機1の断面図である。な
お、図2においては、遊技盤10の遊技領域10a内に
配置される釘、入賞口及び液晶ディスプレイ等の表示装
置等を省略して示しており、図3においては、一部の部
材を省略して主要部材のみを示している。 【0013】パチンコ機1の内部には、図2に示すよう
に、前面に遊技領域10aを有して正面視略矩形状に形
成されると共に遊技領域10aに球を案内する外側案内
レール(以下外レールと称す)12を有する遊技盤10
と、その外レール12の先端部12aを指向して延設さ
れた発射レール22を有する発射レールユニット20と
が設けられており、これら遊技盤10及び発射レールユ
ニット20は、内枠3に取着されている。 【0014】内枠3は、図2に示すように、合成樹脂を
成形して略矩形状に形成されており、遊技盤10を前面
に露出可能に穿設された開口部3aと、その開口部3a
の奥側(図2の紙面垂直方向奥側)に開口部3aの外形
より上側及び左右両側に幅広く開口した遊技盤支持部3
bとを備えている。開口部3aの外形は、遊技盤10の
外形より小さく形成されており、内枠3の裏面側から取
着される遊技盤10が開口部3aから前方へ擦り抜けな
いようになっている。 【0015】遊技盤支持部3bは、図3(b)に示すよ
うに、遊技盤10の上下幅より広く形成されると共に、
遊技盤10の左右方向(図3(b)の紙面垂直方向)の
幅より広く形成されている。また、遊技盤支持部3b
は、遊技盤10に穿設された嵌合穴10bへ後述する発
射レールベース21に設けられたピン23が嵌合されて
遊技盤10の位置が定められた後にも、遊技盤10に対
して隙間が設けられる大きさに形成されている。 【0016】具体的には、ピン23から遊技盤支持部3
bの下面までの距離LAが、部品成形時及び部品組付時
のばらつきによって距離LAが最も縮められた場合であ
っても、遊技盤10の嵌合穴10bから遊技盤10の下
面までの距離Laより確実に長くなるように、遊技盤支
持部3bの寸法が設定されている。また、ピン23から
遊技盤支持部3bの上面までの距離LBも、距離LAと
同様、遊技盤10の嵌合穴10bから遊技盤10の上面
までの距離Lbより確実に長くなるように、寸法設定が
されており、遊技盤10の左右の端面と遊技盤支持部3
bの左右の面との距離も同様に設定されている。よっ
て、遊技盤10の嵌合穴10bへピン23を嵌合して遊
技盤10を所定位置に配置した後も、遊技盤10の外縁
と遊技盤支持部3bとの間に全周にわたって隙間を設け
ることができる。 【0017】内枠3の開口部3aと遊技盤支持部3bと
の間には、図3(a)に示すように、遊技盤10の前面
側(図3(a)の左側)に対向して遊技盤10を支持す
る遊技盤支持面3cが形成されている。この遊技盤支持
面3cは、開口部3aの下方に形成されて発射レールユ
ニット20(発射レールベース21)を支持する発射レ
ールユニット支持面3dと略面一に形成されており、遊
技盤支持部3bに支持される遊技盤10の前面は、発射
レールユニット支持面3dと略面一に配置される。 【0018】ここで、本実施例のパチンコ機1は、発射
レールユニット支持面3dに取着される発射レールベー
ス21の上部(対向部21a)で遊技盤10の前面を支
持して遊技盤10の配置位置を制限するものである。こ
の遊技盤10の前面は、発射レールベース21を支持す
る発射レールユニット支持面3dと略面一に配置されて
いるので、平板状の発射レールベース21で、遊技盤1
0を支持すると共に発射レールユニット20を固定する
平面を形成することができる。よって、発射レールベー
ス21に段差を設けて遊技盤10の前面を支持する場合
に比べて発射レールベース21の加工コストを低減する
ことができる。 【0019】内枠3の裏面側には、遊技盤支持面3cに
当接して配置された遊技盤10の後方(図3(a)の右
側)への移動を規制するロック部材(図示せず)が複数
箇所に設けられており、そのロック部材で遊技盤10の
裏面を係止して遊技盤10は内枠3に着脱可能に取着さ
れる。 【0020】内枠3の開口部3aの左側には、図示しな
いヒンジ部材が設けられており、そのヒンジ部材によっ
て、図2に示すように、前面上扉4及び前面下扉5とが
内枠3の前面を開放可能に取着されている。内枠3の前
面には、下皿8、操作ハンドル9、球発射装置30及び
ファール球受け部材32等が取着され、内枠3の裏面に
は、パチンコ機1の球の発射や賞球の払い出し等を制御
する制御基板や機構部品等(図示せず)が取着されてい
る。 【0021】遊技盤10は、図2に示すように、木製の
平板を正面視略正方形状に切削加工して形成されてお
り、その左右の端部及び上端部が内枠3の遊技盤支持面
3cに支持されている。この遊技盤10には、その前面
に円弧状に敷設された帯状の内側案内レール(以下内レ
ールと称す)11と、その内レール11の外側に敷設さ
れると共に球を遊技領域10aに案内する帯状の外レー
ル12と、内レール11の下方で左右に2つ並んで遊技
盤10に軸支されたロック部材14,14とを備えてい
る。 【0022】遊技盤10には、図2に示すように、内レ
ール11及び外レール12に囲繞された正面視略円形状
の遊技領域10aが形成されている。この遊技領域10
aには、図示しない釘、入賞口及び液晶ディスプレイ等
が設けられており、外レール12に沿って遊技領域10
aの上方へ投入された球の行方に基づいた遊技が行われ
る。遊技領域10aの下側には、ハズレ球を遊技領域1
0aから遊技盤10の裏面側へ排出する出口10cが形
成されている。また、遊技盤10の下端部には、図3
(b)に示すように、発射レールベース21の上端部か
ら遊技盤10側へ向けて突設されたピン23に嵌合され
る嵌合穴10bが穿設されている。 【0023】ロック部材14,14は、図3(a)に示
すように、発射レールベース21の上端部より上側で遊
技盤10に回動可能に軸支されると共に、その回動軸か
ら下方へ向けて延設された先端部が発射レールベース2
1の上端部前面(図3(a)の左側)に重ねられてい
る。このロック部材14,14は、発射レールベース2
1と遊技盤10との前後方向の相対位置を安定させるた
めのものであり、発射レールベース21に対して遊技盤
10が後方へずれて配置されることを制限するものであ
る。ロック部材14,14は、遊技盤10に回動可能に
軸支されているので、ロック部材14,14を回動して
遊技盤10の前面に重ねられていたロック部材14,1
4の先端部を次第に上方へ移動し、発射レールベース2
1の上端部前面に対する係合を解除することができる。 【0024】なお、このロック部材14,14は、必ず
しも2つ設ける必要はなく、1つであっても3つ以上で
あっても良い。また、ロック部材14,14は必ずしも
遊技盤10に設ける必要はなく、発射レールベース21
に設けても良い。更に、ロック部材14,14の代わり
に、発射レールベース21又は遊技盤10のうちいずれ
か一方の部材を貫通して他方の部材に固定されるねじ
や、少なくともいずれか一方の部材を貫通するボルトと
そのボルト先端を固定するナットとを設けて遊技盤10
と発射レールベース21との相対位置を安定させても良
い。 【0025】2つのロック部材14,14の間には、図
2に示すように、遊技盤10の外縁に一端が接続された
線分15が印刷されており、この線分15は、発射レー
ルベース21に穿設された窓21bに対向して設けられ
ている。線分15は、遊技盤10と発射レールユニット
20との相対位置を確認するためのものであり、線分1
5と遊技盤10の外縁との交点が相対位置を確認するた
めの目印として使用される。 【0026】ここで、遊技盤10の前面における所定の
一点を目印として形成するためには、例えば遊技盤10
の下側の縁及び左側の縁から所定距離だけ離間した位置
に十字の目印を形成する等、2つの距離を測定して遊技
盤10の前面における所定の一点を目印として形成する
ことができるが、本実施例では、遊技盤10の外縁に接
続された線分15で目印を形成しているので、遊技盤1
0の外縁を1の基準とし、遊技盤10の左右方向の距離
だけを測定して目印を形成することができる。よって、
遊技盤10の前面における所定の一点を目印として形成
するためのコストを低減することができる。また、線分
15は、遊技盤10の前面に印刷して形成されているの
で、遊技盤10の前面に機種名や絵柄等の印刷を施す行
程で線分15を設けることができ、目印を低コストで形
成することができる。 【0027】遊技盤10の前面に配置されるガラス板6
は、図2に示すように、前面上扉4の内側に額縁状に形
成された鉄製のガラス枠4bに支持されて、略矩形状に
形成されている。このガラス板6は、前面上扉4によっ
て内枠3の前面が閉鎖された状態で内レール11及び外
レール12に近接して配置されるものであり、遊技領域
10aへ投入された球が遊技領域10aから前方へ飛び
出して流出することが防止されている。 【0028】発射レールユニット20は、球発射装置3
0の打球ハンマ31によって打撃される球を外レール1
2の先端部12aへ案内する部材である。この発射レー
ルユニット20は、金属板にて形成された発射レールベ
ース21と、その発射レールベース21の前面(図2の
紙面垂直方向手前側)に正面視左上がりに固定された発
射レール22と、発射レールベース21の上端部で遊技
盤10側へ向けて突設されたピン23と、発射レール2
2の右側端部に近接して設けられた合成樹脂製の球スト
ッパ部材24とを備えている。 【0029】発射レール22は、図3(a)に示すよう
に、ステンレスの平板を略M字状に屈曲して形成されて
おり、球を案内するV字状の球案内溝と、球案内溝の両
側から下方に突設された前後一対の板部とを備えてい
る。発射レール22の板部は、図2に示すように、3箇
所で下方へ突出して形成されており、その突出した部位
に螺着された3本のビス26によって、発射レール22
は発射レールベース21の前面に固定されている。 【0030】発射レールベース21は、金属板にて形成
されており、その左右方向の長さが発射レール22より
も長く形成されると共に、その上下幅が発射レール22
よりも広く形成されている。発射レールベース21の上
側の縁は、遊技盤10の下端より上方に配置されてお
り、発射レールベース21の上部には、遊技盤10の下
端部に重なりつつ対向する横長略矩形状の対向部21a
が形成されている。 【0031】対向部21aの長手方向に沿った略中央部
は、図2に示すように、上方へ突出して形成されてお
り、その上方へ突出した部位には円柱状のピン23が圧
入されている。このピン23は、図3(b)に示すよう
に、遊技盤10側へ向けて突設されており、遊技盤10
に設けられた嵌合穴10bに嵌合されて、遊技盤10と
発射レールユニット20とを正面視の上下方向及び左右
方向の位置を定めるためのものである。なお、このピン
23は、必ずしも発射レールベース21に設ける必要は
なく、遊技盤10に設けても良い。この場合には、遊技
盤10から発射レールベース21に向けてピンを突設
し、そのピンに対向する発射レールベース21の所定位
置に嵌合穴を穿設すれば良い。また、ピン23は、必ず
しも1つだけ設ける必要はなく2つ以上設けても良い。
遊技盤10と発射レールユニット20との相対位置を2
箇所で安定させることにより、遊技盤10と発射レール
ベース21とが相対的に傾いて固定されることを防止す
ることができる。 【0032】発射レールベース21における対向部21
aの右方には、図2に示すように、正面視略円状に形成
された窓21bが形成されている。この窓21bは、遊
技盤10と発射レールベース21との相対位置が設計値
と一致する場合に、遊技盤10に印刷された線分15の
下端が窓21bの中心に位置するように穿設されてい
る。 【0033】また、発射レールベース21は、図2に示
すように、内枠3の発射レールユニット支持面3dに複
数のビス25で固定されている。この複数のビス25
は、発射レール22の延設方向に沿って発射レール22
の上下に点在して配設されている。また、発射レール2
2の両端部の上下にビス25が設けられており、内枠3
の成形時に生じる発射レールユニット支持面3dの反り
や変形等は、発射レールベース21を内枠3に固定する
ことで矯正される。また、発射レール22の上側に設け
られたビス25は、発射レールベース21の上端部に形
成された対向部21aと発射レール22との間に設けら
れており、対向部21aが遊技盤10に押されても発射
レール22の配置位置がずれないようになっている。こ
こで、発射レール22の両端部とは、発射レール22の
長手方向に沿った略中央で発射レール22を区切った場
合の両端側を表すものであり、両端からの距離により定
めた所定の範囲を表すものではないものとする。 【0034】発射レールベース21における発射レール
22の固定箇所には、図3(b)に示すように、筒状の
ボス部材27が圧入されている。このボス部材27の両
端面にはねじ穴が穿設されており、ビス26がねじ穴に
螺着されることにより、発射レール22が発射レールベ
ース21に固定されている。 【0035】発射レールベース21の正面視右下側(図
2の右下側)端部には、発射レール22にセットされた
球の落下を防止する球支持部材24が発射レールベース
21に螺着されている。また、発射レール22の右側
(図2の右側)端部と球支持部材24との間には、球発
射装置30に敷設された打球ハンマ31の先端部(槌
先)31aが配置されている。 【0036】球発射装置30は、遊技者による操作ハン
ドル9の操作に基づいて作動する発射モータや発射モー
タの出力軸に設けられたカムの駆動に連動して発射レー
ル22の一端部にセットされた球を打撃する打球ハンマ
31等を備えている。打球ハンマ31は、通常時には、
図示しないばねにより打球ハンマ31を図2の反時計回
り方向へ回動させる方向へ付勢されており、発射レール
22と球支持部材24との間に先端部12aが配置され
た状態(図2の状態)となっている。遊技者による操作
ハンドル9の操作に基づいて発射モータの出力軸が回転
すると、その出力軸に設けられたカムの回転に連動し
て、打球ハンマ31の先端部31aは図2の時計回り方
向へ傾動し、発射モータの回転量が所定量に達するとカ
ムと打球ハンマ31との係合が解除されて、ばね力によ
り打球ハンマ31が球を打撃するようになっている。 【0037】ファール球受け部材32は、打球ハンマ3
1により打撃された球のうち遊技領域10e内に送球さ
れなかったファール球を下皿8へ案内するための部材で
ある。このファール球受け部材32には、図2に示すよ
うに、上方(図2の上側)が開放した皿状に形成された
受け部32aと、その受け部32aの一部に上下方向に
穿設された通路32bとが設けられており、その通路3
2bにより受け部32aと下皿8とが連通されている。
発射レール22から発射された球のうち、外レール12
の先端部12aに届かない球や、外レール12に沿って
上方へ案内されても遊技領域10aにまで到達しない球
は、発射レール22の左側(図2の左側)端部と外レー
ル12の先端部12aとの間からファール球として落下
する。ファール球は、ファール球受け部材32の受け部
32a上に落下し通路32bを経由して下皿8へと送ら
れる。 【0038】次に、図2及び図3を参照して、遊技盤1
0及び発射レールユニット20を内枠3に取着する方法
について説明する。まず、発射レールベース21に発射
レール22や球支持部材24等を螺着して発射レールユ
ニット20とし、その発射レールユニット20の発射レ
ールベース21を内枠3の発射レールユニット支持面3
dに当接させて複数のビス25で固定する。発射レール
ベース21は、発射レール22の延設方向に沿って発射
レール22の上下に点在した箇所で発射レールユニット
支持面3dに密着して固定されるので、内枠3の成形時
に生じる発射レールユニット支持面3dの反りや変形等
が矯正されて、内枠3に発射レールベース21を安定し
て固定することができる。 【0039】発射レールユニット20を内枠3に固定し
た後、遊技盤10を内枠3に取着する。まず、遊技領域
10aを前面側へ向けた遊技盤10を内枠3の裏面側
(図3(b)の右側)から遊技盤支持部3bに嵌め込
み、遊技盤10の嵌合穴10bをピン23に一致させ
る。次に、遊技盤10の嵌合穴10bにピン23を嵌め
合わつつ遊技盤10を更に前面側へと移動する。遊技盤
10は、その左右方向及び上下方向の配置位置がピン2
3の位置によって定められる。ここで、遊技盤10の取
付位置が内枠3によって定められると、内枠3の成形ば
らつきや内枠3に対する発射レールユニット20の組付
ばらつき等によって発射レールユニット20と遊技盤1
0との相対位置がずれてしまう。パチンコ機1では、発
射レールユニット20に設けられたピン23で遊技盤1
0の配置位置が定められるので、成形時や組付時のばら
つきに関係なく、発射レールユニット20と遊技盤10
との相対位置を合わせることができる。よって、発射レ
ールユニット20に設けられた発射レール22と遊技盤
10に設けられた外レール12との左右方向及び上下方
向の相対位置を安定させることができる。 【0040】続いて、遊技盤10を更に前面側へ移動し
て遊技盤10の前面を内枠3の遊技盤支持面3cに当接
させる。更に、遊技盤10の下端部に設けられた2つの
ロック部材14,14を回動して、遊技盤10の下端部
前面と発射レールベース21の対向部21aとを重ね合
わせて固定する。内枠3の反りやねじれ等の変形により
遊技盤10の下面と発射レールベース21との相対位置
が前後方向(図3(a)の左右方向)でずれていても、
遊技盤10と発射レールベース21とが固定されること
により、内枠3の変形が矯正されてそれらの相対位置ず
れが低減する。 【0041】具体的には、内枠3の変形によって、遊技
盤10に対して発射レールベース21が後方(図3
(a)の右方)にずれている場合には、遊技盤10の下
端部が発射レールベース21の対向部21aを前方へ押
さえ付け、内枠3の変形が矯正される。一方、内枠3の
変形によって、遊技盤10に対して発射レールベース2
1が前方(図3(a)の左方)にずれている場合には、
発射レールベース21の対向部21aに係合するロック
部材14,14がその対向部21を後方へ押さえ付け、
内枠3の変形が矯正される。よって、遊技盤10と発射
レールベース21との相対位置を安定させることがで
き、ひいては、発射レールベース21に固定された発射
レール22と遊技盤10に設けられた外レール12との
前後方向の相対位置を安定させることができる。 【0042】遊技盤10を内枠3に固定した後は、遊技
盤10と発射レールユニット20との相対位置が適正で
あるか否かを確認する。この確認は、図2に示す発射レ
ールベース21の対向部21aに設けられた窓21b
と、遊技盤10に印刷された線分15の下端との相対位
置を視認して確認する。窓21bの中心に線分15の下
端が位置していれば遊技盤10と発射レールベース21
との相対位置が設計上の配置位置と一致した良好な状態
である。一方、窓21bの枠に線分15の下端が近づい
ていたり、窓21bの枠外に線分15の下端が位置して
いれば、遊技盤10と発射レールベース21との相対位
置が設計上の配置位置からずれた状態である。このよう
に、遊技盤10と発射レールベース21との相対位置を
簡易に視認することができるので、位置ずれの程度を遊
技盤10の取付作業者に認識させ、遊技盤10の取着後
にその配置位置を調整し直す必要があるか否かの判断材
料とすることができる。 【0043】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機1は、遊技盤10と発射レールベース21との相対位
置を安定させることができるので、多数のパチンコ機1
を製造しても、発射レールユニット20に設けられた発
射レール22と遊技盤10に設けられた外レール12と
の相対的な位置ばらつきを低減することができる。従っ
て、発射レール22から発射された球が外レール12に
着弾する着弾位置が安定して、発射レール22から発射
される球を一定の飛び量で遊技領域10aへ安定して投
入することができる。 【0044】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良
が可能であることは容易に推察できるものである。 【0045】例えば、上記実施例では、発射レールユニ
ット20は、発射レールベース21、発射レール22、
ピン23及び球支持部材24を別部品でそれぞれ形成し
たが、必ずしも別部品で形成する必要はなく、発射レー
ルユニット20を合成樹脂により一体成形しても良い。
構成部品を低減して低コストで発射レールユニットを製
造できると共に、発射レールベース21と発射レール2
2との組付ばらつきを低減して発射レールユニット20
と遊技盤10との相対位置を更に安定させることができ
る。 【0046】また、上記実施例では、パチンコ機として
本発明を説明したが、アレパチ、雀球などの別の弾球式
の遊技機で本発明を実施するようにしても良い。 【0047】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記発射レール部材は、前記発射
レールを支持する発射レール支持部材を備えており、前
記対向部は、その発射レール支持部材に形成されている
ことを特徴とする遊技機1。発射レールに対向部が形成
されると、遊技盤と発射レール部材との相対位置がずれ
て対向部が遊技盤を支持したときに、遊技盤から付与さ
れる押し力により発射レールが変形し、発射レールから
発射された球が案内レールの所定位置に着弾しなくな
り、遊技機毎に球の飛び量が変化する。遊技機1によれ
ば、発射レール支持部材に対向部が形成されているの
で、遊技盤から発射レールに直接的に負荷がかからず、
発射レール支持部材に遊技盤を支持させることができ
る。よって、遊技盤から付与される押し力による発射レ
ールの変形を抑制することができるので、発射レールか
ら発射された球を案内レールの所定位置へ安定して着弾
させることができ、各遊技機の球の飛び量を安定させる
ことができる。 【0048】なお、発射レール支持部材は、発射レール
とは別に形成したものであっても良く、或いは、合成樹
脂を使用して発射レールと一体に成形したものであって
も良い。また、発射レール支持部材は、複数の部材を接
合して形成したものであっても良く、例えば、発射レー
ルを支持する部材と、対向部を形成する部材とを別々に
形成し、それらを接合して形成したものであっても良
い。 【0049】遊技機1において、前記発射レール支持部
材は、前記発射レールの長さと略同一長さ以上に形成さ
れて前記発射レールを支持すると共に少なくともその発
射レールの両端部の上下で前記支持枠に固定されている
ことを特徴とする遊技機2。弾球式の遊技機にあって
は、発射レールの一端部にセットされた球が発射装置に
よって打撃されることにより球が発射レールから発射さ
れる。このため、遊技機が遊技場に設置された後には発
射レールに衝撃力や摩擦力が絶え間なく加わって、破損
や変形等による交換が必要となり易い。しかしながら、
発射レールの取付状態は球の飛び量に直接影響するの
で、発射レールの交換作業は、熟練度を要する作業とな
っている。遊技機2によれば、発射レール支持部材は、
発射レールの両端部の上下で支持枠に固定されているの
で、支持枠に対する発射レールの取付位置を安定させる
ことができる。よって、発射レールの交換作業に未熟な
作業者であっても、支持枠に対して発射レール部材(発
射レール)を安定して固定することができる。 【0050】遊技機1又は2において、前記発射レール
支持部材は、前記支持枠に固定される固定部を、前記対
向部と前記発射レールとの間に少なくとも1以上備えて
いることを特徴とする遊技機3。遊技盤の位置ずれによ
って遊技盤から対向部へ押し力が加えられると、固定部
と対向部との間にはその押し力により発射レール支持部
材に変形が生じて支持枠に対する位置ずれが生じる。一
方、固定部よりも対向部から離間した位置では固定部が
支持枠に固定されていることにより、遊技盤からの押し
力による変形や位置ずれが生じ難い。遊技機3によれ
ば、発射レール支持部材は、対向部と発射レールとの間
に少なくとも1以上の固定部を備えているので、固定部
より対向部から離間して設けられる発射レールは、遊技
盤からの押し力による変形や位置ずれが生じ難く、例え
ば発射レールにセットされた球を打撃する槌先が球を打
ち損じる等、発射レールの位置ずれや変形による球飛び
不具合の発生を抑制することができる。 【0051】遊技機1から3のいずれかにおいて、前記
支持枠は、前記遊技盤の遊技領域が形成された前面を支
持する遊技盤支持面と、その遊技盤支持面と略面一に形
成されると共に前記発射レール部材を支持する発射レー
ル部材支持面とを備えており、前記発射レール支持部材
は、金属板で形成されると共にその一面に前記対向部が
形成されたものであることを特徴とする遊技機4。遊技
盤の前面を支持する遊技盤支持面が、発射レール部材支
持面と略面一に形成されるので、支持枠に支持された遊
技盤の前面は、発射レール部材支持面と略面一に配置さ
れる。このため、平板状に形成された発射レール支持部
材の一面で、遊技盤に対向する対向部と、発射レール部
材支持面(支持枠)に支持される平面とを形成すること
ができる。よって、発射レール支持部材に段差を設ける
等の加工コストを低減して、発射レール部材に対向部を
低コストで形成することができる。 【0052】請求項1記載の遊技機又は遊技機1から4
のいずれかにおいて、前記発射レール部材又は前記遊技
盤のうち少なくとも一方には、前記遊技盤の一部分が前
記対向部から離間する1の方向への前記遊技盤の移動を
阻止する阻止手段を備えており、その阻止手段は、所定
の操作により前記1の方向への前記遊技盤の移動を許容
するものであることを特徴とする遊技機5。遊技盤の一
部分が対向部へ近接する方向への遊技盤の配置位置は、
対向部で相対的に制限される一方、遊技盤の一部分が対
向部から離間する方向への遊技盤の配置位置は、阻止手
段によって遊技盤の移動が阻止されて制限される。即
ち、遊技盤と対向部とが対向する方向に沿った両方向に
対する配置位置を制限することができるので、遊技盤に
設けられた案内レールと支持枠に設けられた発射レール
との相対位置を更に安定させることができる。また、阻
止手段は、所定の操作により1の方向への遊技盤の移動
を許容するものであるので、一旦移動が阻止された遊技
盤の移動阻止を必要に応じて許容させることができる。
よって、阻止手段が設けられた遊技機であっても、遊技
盤のみを取り外して新しい機種に簡易に更新することが
できる。 【0053】なお、阻止手段としては、発射レール部材
又は遊技盤のうちいずれか一方の部材を貫通して他方の
部材に固定されるねじや、少なくともいずれか一方の部
材を貫通するボルトとそのボルト先端を固定するナット
との組み合わせであっても良く、又は、発射レール部材
又は遊技盤のうちいずれか一方の部材に回動可能に軸支
され回動操作に応じて他方の部材に係合或いは係合解除
されるロック部材であっても良い。 【0054】請求項1記載の遊技機又は遊技機1から5
のいずれかにおいて、前記対向部には、所定形状に形成
された第1の目印が設けられると共に、前記遊技盤にお
けるその第1の目印に対向した所定位置には、所定形状
に形成された第2の目印が設けられることを特徴とする
遊技機6。支持枠に対して着脱可能な遊技盤にあって
は、その遊技盤の外形を、遊技盤を嵌合させるために支
持枠に穿設される嵌合部に対して全周にわたって隙間が
設けられる大きさに設定することにより、遊技盤着脱時
の作業性が向上する。一方、遊技盤の外縁と支持枠の嵌
合部との間に全周にわたって隙間が設けられると、支持
枠に遊技盤を取り付ける位置が安定せず、支持枠に固定
される発射レールと遊技盤に設けられた案内レールとの
相対位置を安定させることが難しい。 【0055】遊技機6によれば、発射レール部材と遊技
盤との相対位置が所定位置からずれると、そのずれ量に
応じて第1の目印と第2の目印との相対位置がずれるの
で、それら目印を視認して発射レール部材と遊技盤との
相対位置のずれ量を確認することができると共に、遊技
盤を取り付ける時にそれら目印を視認しつつ遊技盤を支
持枠に支持させることにより所定位置に遊技盤を容易に
配置することができる。なお、所定形状に形成された第
1の目印及び第2の目印としては、各部材に所定形状の
起伏や凹み或いは穴等を成形し若しくは加工して形成さ
れた目印であっても良く、又は、印刷や塗装等により所
定形状の点や線等を着色して形成された目印であっても
良い。 【0056】遊技機6において、前記第2の目印は、前
記遊技盤の外縁に接続された線分で形成されており、前
記第1の目印は、少なくとも前記第2の目印として形成
された線分と前記遊技盤の外縁との交点に対向する位置
に穿設された貫通穴で形成されていることを特徴とする
遊技機7。遊技盤における所定の一点を目印として形成
するためには、例えば矩形状に形成された遊技盤の下側
の縁及び左側の縁から所定距離だけ離間した位置に目印
を形成する等、2つの距離を測定して一点を目印とする
ことができるが、この目印は、遊技盤外縁の2箇所を基
準として形成しなければならないので加工や検査に要す
るコストが増大する。 【0057】遊技機7によれば、第2の目印は、遊技盤
の外縁に接続された線分で形成されているので、その遊
技盤の外縁を1の基準とすることができる。よって、所
定の一点を目印として形成するために必要とする基準を
1箇所とすることができ、加工や検査に要するコストを
半減することができる。また、第1の目印として形成さ
れた貫通穴は、第2の目印として形成された線分と遊技
盤の外縁との交点に対向する位置に穿設されているの
で、貫通穴の外周に対する、線分と遊技盤外縁との交点
の配置位置から、発射レール部材と遊技盤との相対位置
のずれ量を確認することができる。なお、第2の目印
は、遊技盤の前面に着色された線分で形成されるもので
あっても良い。遊技盤の前面には、通常、機種名や絵柄
等が印刷又は塗装等されているので、遊技盤の前面に着
色される第2の目印を遊技盤に印刷等を施す行程で設け
ることができ、第2の目印を低コストで形成することが
できる。また、第1の目印とする貫通穴は、略矩形状、
略楕円形状又は略円形状などいずれの形状であっても良
い。 【0058】請求項1記載の遊技機又は遊技機1から7
のいずれかにおいて、前記対向部又は前記遊技盤の一部
分のうち少なくともいずれか一方に設けられると共に前
記遊技盤の面方向に沿って突設された突起と、他方に設
けられると共に前記突起を嵌合可能に形成された嵌合穴
とを備えていることを特徴とする遊技機8。対向部又は
遊技盤の一部分のうち少なくともいずれか一方に設けら
れた突起が、他方に設けられた嵌合穴に嵌合された状態
では、対向部が設けられた発射レール部材に対する遊技
盤の位置が定められるので、発射レール部材と遊技盤と
の相対位置を更に安定させることができる。 【0059】遊技機8において、前記支持枠は、前記遊
技盤の外形より大きく形成されて前記遊技盤を嵌合可能
に形成された遊技盤嵌合部を備えており、その遊技盤嵌
合部は、前記突起が前記嵌合穴に嵌合された状態で前記
遊技盤の外縁に対して隙間が設けられる大きさに形成さ
れていることを特徴とする遊技機9。対向部又は遊技盤
の一部分のうち少なくともいずれか一方に設けられた突
起が他方に設けられた嵌合穴に挿通されると、対向部を
有する発射レール部材に対する遊技盤の位置が定められ
る。このため、突起と嵌合穴とが設けられていない、従
来の遊技機と同程度の隙間が設けられる大きさに遊技盤
嵌合部の大きさが定められると、遊技盤と支持枠との間
に設けられた隙間だけでは不十分となって、遊技盤の着
脱時に遊技盤の外縁と支持枠とが擦られたり、遊技盤が
支持枠に干渉して組み付けられないといった不具合を生
じることがある。遊技機9によれば、突起を嵌合穴に挿
通させた状態で、遊技盤の外縁に対して隙間が設けられ
る大きさに遊技盤嵌合部が形成されているので、遊技盤
の着脱時に遊技盤の外縁と支持枠とが擦られたり、遊技
盤が支持枠に干渉して組み付けられないといった不具合
を未然に防止することができる。 【0060】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機である
ことを特徴とする遊技機10。中でも、パチンコ機の基
本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドル
の操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技
領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作
動口を通過)することを必要条件として、表示装置にお
いて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停
止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の出力
時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞
装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞
可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみ
ならず、磁気カードへ書き込まれる情報等も含む)が付
与されるものが挙げられる。 【0061】 【発明の効果】 請求項1記載の遊技機によれば、発射
レール部材に設けられた対向部が、遊技盤の一部分に重
なりつつ対向して配置されているので、発射レール部材
に対する遊技盤の配置位置を対向部で相対的に制限する
ことができる。よって、遊技盤に設けられた案内レール
と、支持枠に設けられた発射レールとの相対位置を安定
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例におけるパチンコ機の斜視図
である。 【図2】 図1の矢印II方向から見たパチンコ機の前
面上扉及び前面下扉を開放した状態を示す正面図であ
る。 【図3】 (a)は、図2のIIIa−IIIa線にお
けるパチンコ機の断面図であり、(b)は、図2のII
Ib−IIIb線におけるパチンコ機の断面図である。 【符号の説明】 1 パチンコ機(遊技機) 3 内枠(支持枠) 10 遊技盤 10a 遊技領域 12 外レール(案内レール) 20 発射レールユニット(発射レール部材) 21a 対向部 22 発射レール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成15年1月20日(2003.1.2
0) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一面に遊技領域を有して略平板状に形成
されると共にその遊技領域へ球を案内する案内レールを
有する遊技盤と、その遊技盤を支持する支持枠と、その
支持枠に止着されると共に前記遊技盤に設けられた案内
レールの一端部を指向して延設された発射レールを有す
る発射レール部材とを備えた遊技機において、 前記発射レール部材は、前記遊技盤の配置位置を相対的
に制限するものであることを特徴とする遊技機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一面に遊技領域を有して略平板状に形成
    されると共にその遊技領域へ球を案内する案内レールを
    有する遊技盤と、その遊技盤を支持する支持枠と、その
    支持枠に止着されると共に前記遊技盤に設けられた案内
    レールの一端部を指向して延設された発射レールを有す
    る発射レール部材とを備えた遊技機において、 前記発射レール部材は、前記遊技盤の一部分に重なりつ
    つ対向して配置される対向部を備えていることを特徴と
    する遊技機。
JP2002097059A 2002-03-29 2002-03-29 遊技機 Pending JP2003290462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097059A JP2003290462A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097059A JP2003290462A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003010220A Division JP2003290461A (ja) 2003-01-17 2003-01-17 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003290462A true JP2003290462A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29239806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097059A Pending JP2003290462A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003290462A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094046A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Daiichi Shokai Co Ltd 上部発射式遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094046A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Daiichi Shokai Co Ltd 上部発射式遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6748467B2 (ja) 遊技機
JP4640998B2 (ja) 弾球遊技機
JP2023025803A (ja) 遊技機
JP6744348B2 (ja) 遊技機
JP2022001272A (ja) 遊技機
JP2003290462A (ja) 遊技機
JP2008183225A (ja) 遊技機
JP2003290461A (ja) 遊技機
JP4255933B2 (ja) 遊技機
JP2006122482A (ja) パチンコ機
JP5424501B2 (ja) 遊技機
JP6860251B1 (ja) 遊技機
JP4826753B2 (ja) 遊技機
JP2006187327A (ja) 遊技機
JP4401946B2 (ja) 遊技機
JP5689775B2 (ja) 遊技機
JP2008246056A (ja) 遊技台
JP6533504B2 (ja) 遊技機
JP2023025810A (ja) 遊技機
JP5273410B2 (ja) 遊技機
JP2023025818A (ja) 遊技機
JP2939198B2 (ja) 弾球遊技機
JP5152763B2 (ja) 遊技機
JP2006175035A (ja) 遊技機
JP2023025815A (ja) 遊技機