JP2014093539A - 給電路切替装置及び給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルオープン障害時に、給電復旧のためのブランチ局から枝伝送路の給電路への給電を不要にする。
【解決手段】給電路切替装置121は、給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーRL1を備える。リレーRL1は、無励磁状態で給電路と接地とを接続し、励磁状態で給電路と接地とを接続しない。
【選択図】図3

Description

本明細書で論じられる実施態様は、給電路切替装置及び給電システムに関する。
図1は、海底ケーブルシステム900の概略図である。一点鎖線で表す給電路が陸上端局装置911と915間に設けられる。931及び932は、給電路に給電電流を流す給電装置である。この給電路によって、破線で表す通信回線の途中にある中継器941〜944に対する給電を行っている。
また、この通信回線に分岐器921〜923を設けることで、陸上端局装置911から915へ至る通信線路から分岐した通信回線に接続する陸上端局装置912〜914に対する信号伝送が可能になる。なお、以下の説明において、陸上端局装置912〜914のように通信回線から分岐した通信回線に接続する陸上端局装置を「ブランチ局」と表記することがある。
給電路にケーブルオープン障害が発生すると中継器941〜944に給電されなくなるので中継器941〜944は動作せず、全てのブランチ局に対して伝送を行うことができなくなる。「ケーブルオープン障害」とは、給電線が海水に接地しない障害である。一方、「ケーブルシャント障害」とは、給電線が海水に接地する障害である。
先行技術の例として、主たる海底ケーブル中継伝送路である主伝送路から少なくとも1つ以上の枝伝送路を分岐接続してなる海底ケーブル分岐伝送路が知られている。枝伝送路は、途中に中継器を含まない海底ケーブル無中継伝送路であって、通常状態において主伝送路の給電路が相互に接続され、かつ接地から絶縁されている。枝伝送路の給電路は、分岐点において接地されており、枝伝送路の給電路に流す電流の方向によって主伝送路の給電路の一方を選択的に接地し、かつ他の給電路を枝伝送路の給電路に切り替え接続させてこれを保持し、この切り替え状態で切り替え時の電流と異なる方向の電流を枝伝送路に流すことによって再び通常状態に復帰させる。
なお関連する技術として、海底ケーブルシステム用給電装置を有する第1、第2の端局と、これら端局間に複数直列に接続された海底中継器と、これら海底中継器の任意の間に接地されたN個の分岐装置と、それぞれの海底分岐装置と第3〜第N+2の端局とを結ぶ海底中継器を含まない海底テーブルとを有する海底ケーブルシステム給電方式が知られている。第3〜第N+2の端局は、各々海底テーブルシステム用給電路を設置可能とするスイッチを備える。
特開平1−220531号公報 実開平4−36339号公報
分岐器とブランチ局との間は比較的距離が短いため、無中継伝送となっていることが多き。すなわち、分岐器とブランチ局との間に中継局は必要なく、ブランチ局から給電路に給電する必要はない。しかし、上記の先行関連技術では、主伝送路の給電路の給電を復旧する際にブランチ局から枝伝送路の給電路に給電するため、ブランチ局にも給電装置を設置する。
本明細書に開示される装置又はシステムは、給電復旧のためのブランチ局から枝伝送路の給電路への給電を不要にすることを目的とする。
装置の一観点によれば、給電路切替装置が与えられる。給電路切替装置は、給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備える。リレーは、無励磁状態で給電路と接地とを接続し、励磁状態で給電路と接地とを接続しない。
システムの一観点によれば、給電路と、両端給電により給電路に給電する給電装置と、給電路に挿入された給電路切替装置を備える給電システムが与えられる。給電路切替装置は、給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備える。リレーは、無励磁状態で給電路と接地とを接続し、励磁状態で給電路と接地とを接続しない。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、給電復旧のためのブランチ局から枝伝送路の給電路への給電が不要になる。
海底ケーブルシステムの概略図である。 海底ケーブルシステムの構成例を説明するための図である。 海中分岐装置の第1例の構成を説明する為の図である。 (A)〜(C)は、図3の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 海中分岐装置の第2例の構成を説明する為の図である。 (A)及び(B)は、システム起動時における図5の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 システム起動時における図5の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図5の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図5の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図5の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 海中分岐装置の第3例の構成を説明する為の図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図11の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図11の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 障害発生時における図11の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 海中分岐装置の第4例の構成を説明する為の図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図15の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。 (A)及び(B)は、障害発生時における図15の海中分岐装置の動作の一例を説明するための図である。
<1.第1実施例>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図2は、給電システムの一例が適用された海底ケーブルシステムの構成例を説明するための図である。海底ケーブルシステム100は、陸上端局装置111〜117と、海中分岐装置121〜125と、給電装置131及び132を備える。以下に説明する添付図面において、図中の破線は通信回路を示し、一点鎖線は給電路を示す。
海中分岐装置121〜125は、給電路切替装置の一例である。以下の説明では、海底ケーブルシステムの陸上端局装置の間に設けられた中継器に給電する給電システムの例示を使用する。ただし、この例示は、本明細書に記載される給電システムが海底ケーブルシステムのみに限定して適用されることを意図するものではない。本明細書に記載される給電システムは、様々な用途のシステムの給電に適用可能である。
陸上端局装置111及び海中分岐装置121との間、海中分岐装置121及び122の間、並びに海中分岐装置122及び123の間は、通信回路の途中に中継器が設けられた有中継区間である。同様に、海中分岐装置123及び124の間、及び海中分岐装置124及び125の間、並びに海中分岐装置125及び陸上端局装置117の間も有中継区間である。
海中分岐装置121〜125は、陸上端局装置111と陸上端局装置117を接続する主通信回線を分岐する。陸上端局装置112〜116は、海中分岐装置121〜125によりそれぞれ主通信回線から分岐された枝通信回線に接続するブランチ局である。本実施例では、例えば、通信回路は光ファイバーであり、海中分岐装置121〜125は、通信回路を流れる光信号の分離及び多重するOADM装置(Optical add-drop multiplexer、光分岐挿入装置)を備えていてよい。変形例では、通信回路は光ファイバー以外の他の伝送媒体を使用するものであってもよい。
本実施例では、海中分岐装置121〜125と陸上端局装置112〜116とをそれぞれ接続する枝通信回線は途中に中継器が設けられない無中継区間であってよい。変形例では、これら枝通信回線の一部又は全部が有中継区間であってもよい。
陸上端局装置111及び117の間に給電路が設けられ、給電装置131及び132は、両端給電により給電路に給電電流を流す。通常運転状態での給電電流の向きが、陸上端局装置111から陸上端局装置117へ向かう方向である場合を想定する。陸上端局装置111及び117の間の主通信回線に設けられた中継器941〜944は、給電路によって給電される。
図3は、海中分岐装置121の第1例の構成を説明する為の図である。海中分岐装置122〜125も他の海中分岐装置121と同様の構成を有していてよい。また、図3の機能構成図は、本明細書において説明される海中分岐装置121の機能に関係する構成を中心に示している。海中分岐装置121は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。図5、図11及び図15に示す構成においても同様である。
海中分岐装置121は、リレーRL1と、給電回路201を備える。給電回路201は、給電路から電力を受電し海中分岐装置121内の各回路に電源を供給する。リレーRL1は、陸上端局装置111側の給電路と給電回路201との間に直列に接続される継電器である。rl1は、リレーRL1の接点であり、リレーRL1のコイルが励磁されない場合にNC端子とCOM端子が接続され、リレーRL1のコイルが励磁される場合にNO端子とCOM端子が接続される。リレーRL1のCOM端子は海中で接地され、NC端子は、給電回路201を経由して給電路に接続されている。
リレーRL1は方向特性を持たせた継電器であり、リレーRL1に対して直列に接続された給電路に、いずれか一方の向きの電流が流れた場合にコイルが励磁され、これと逆方向の電流が流れた場合にはコイルは励磁されない。本実施例では図示AからCに向かって給電電流が流れる場合にコイルが励磁される。Aは、例えば海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の給電路であり、Cは海中分岐装置121と122との間の給電路である。一方で、A〜Cに給電電流が流れないか、図示CからAに向かって給電電流が流れる場合にはコイルが励磁されない。
通常運転状態で陸上端局装置111から陸上端局装置117へ向かう方向に給電電流が流れていると、リレーRL1のコイルが励磁されNC端子とCOM端子が接続される。このため、給電路はリレーRL1の接点rl1で接地されない。
給電路にケーブルオープン障害が発生すると、給電装置131及び132は給電を停止する。この結果、給電電流が途絶えるため、リレーRL1のコイルが励磁されなくなりNC端子とCOM端子が接続される。このため、接点rl1を経由して給電路と接地とが接続される。
その後、給電装置131及び132は極性を反転して給電を再開する。リレーRL1のコイルは方向特性のため励磁されず、給電路は、接点rl1を経由して接地に接続された状態を維持する。このため、接地された海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の区間に給電電流を流すことができる。同様に海中分岐装置125と陸上端局装置117との間の区間にも給電電流が流れる。この結果、これらの区間において中継器への給電が復旧し、部分的な区間において信号伝送を復旧することが可能になる。
図4の(A)〜図4の(C)は、海中分岐装置121の動作の一例を説明するための図である。図中の接点rl11は、NC端子とCOM端子の接続状態を示す。図4の(A)の通常運転状態では、陸上端局装置111から陸上端局装置117へ向かう方向に給電電流500が流れる。リレーRL1のコイルが励磁されているため給電路は接点rl1を介して接地に接続されない。
図4の(B)では、給電路にケーブルオープン障害が発生する。給電装置131及び132が給電を停止するとリレーRL1のコイルが励磁されなくなり、NC端子とCOM端子が接続される。給電路は、接点rl1を経由して接地に接続される。
図4の(C)では、給電装置131及び132は極性を逆にして給電を再開する。リレーRL1のコイルは励磁されず給電路は接地に接続された状態を維持する。このため、接地された海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の区間に給電電流501を流すことができる。
本実施例によれば、ケーブルオープン障害のために給電電流が途絶えても、海中分岐装置で給電路を接地に接続することができるため、陸上端局装置と海中の接地との間で給電経路を確保することができる。また、ブランチ局から枝伝送路の給電路への給電を行わなくても、給電路の復旧を行うことができる。
<2.第2実施例>
図5は、海中分岐装置121の第2例の構成を説明する為の図である。図3に示す構成要素と同様の構成要素に図3で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。海中分岐装置121は、光分岐器202と、変換回路203と、コマンド抽出回路204と、リレー制御回路205と、ラッチリレーRLaを備える。
光分岐器202は、通信回線を流れる光信号を分岐する。変換回路203は、光分岐器202が分岐した光信号を電気信号に変換する。コマンド抽出回路204は、海中分岐装置121に対するコマンド信号を電気信号から抽出する。このコマンド信号には、ラッチリレーRLaをセットするRLaセット信号と、ラッチリレーRLaをリセットするRLaリセット信号が含まれる。
リレー制御回路205は、コマンド抽出回路204からRLaセット信号を受信すると、ラッチリレーRLaをセットするためのリレーコイルRLa−Sにパルス信号を与え、ラッチリレーRLaをセットする。コマンド抽出回路204からRLaリセット信号を受信すると、ラッチリレーRLaをリセットするためのリレーコイルRLa−Rにパルス信号を与え、ラッチリレーRLaをリセットする。
ラッチリレーRLaは、リレーRL1の接点rl1による給電路と接地との接続を開閉制御し、リレーRL1の励磁状態に関わらず給電路と接地との接続を開放する。rlAは、ラッチリレーRLaの接点であり、ラッチリレーRLaがセットされるとNO端子とCOM端子が接続され、ラッチリレーRLaがリセットされるとNC端子とCOM端子が接続される。接点rlAのNO端子は接点rl1のCOM端子に接続され、接点rlAのCOM端子は海中で接地されている。
海底ケーブルシステム100の初期状態、すなわち給電路に給電電流が流れる前は、ラッチリレーRLaはリセットされている。このため、給電前に接点rl1のNC端子とCOM端子が接続されても接点rlAのNO端子とCOM端子に接続されておらず給電路は接地に接続されない。他の海中分岐装置122〜125でも同様である。このため、給電開始時に海中分岐装置121〜125で給電路が接地に接続されず、給電装置131及び132による両端給電を開始できる。
その後、給電路に給電電流が流れリレーRL1のコイルが励磁すると、接点rl1のNO端子とCOM端子が接続し接点rl1のNC端子とCOM端子の間が切断される。その後、給電電流が定格電流まで上昇すると、リレー制御回路205が動作を開始する。陸上端局装置111が光信号経由でRLaセット信号を海中分岐装置121〜125へ送信すると、ラッチリレーRLaがセットされ、海中分岐装置121〜125のそれぞれで接点rlAのNO端子とCOM端子が接続する。
ケーブルオープン障害が発生して給電が停止すると、リレーRL1のコイルが励磁されなくなり接点rl1のNC端子とCOM端子が接続する。一方で、ラッチリレーRLaはセットされた状態を維持するので、接点rlAのNO端子とCOM端子は接続したままである。このため、海中分岐装置121〜125の全てで給電路が接地に接続される。
その後、給電装置131及び132は極性を逆にして給電を再開すると、海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の区間に給電電流を流すことができる。海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の給電再開により、海中分岐装置121のリレー制御回路205が動作する。
海中分岐装置121及び122の間にケーブルオープン障害がない場合には、陸上端局装置111が光信号経由で海中分岐装置121へRLaリセット信号を送信する。海中分岐装置121のラッチリレーRLaがリセットされると、接点rlAのNO端子とCOM端子との間の切断により、給電路は海中分岐装置121で接地に接続されなくなる。
給電路は、隣の海中分岐装置122で接地に接続されているので、給電電流は海中分岐装置122に供給される。このように、海中分岐装置121のラッチリレーRLaのリセットにより海中分岐装置121及び122の間の区間にも給電電流501を流れる。
同様に、海中分岐装置122及び123の間にケーブルオープン障害がない場合には、海中分岐装置122のリレー制御回路205の動作後に、陸上端局装置111が海中分岐装置122のラッチリレーRLaをリセットする。
このように、主通信回線の一端の陸上端局装置111に近い海中分岐装置121、122…から順に、各々のラッチリレーRLaがリセットされる。同様に、主通信回線の他端の陸上端局装置117に近い海中分岐装置125…から順に、各々のラッチリレーRLaがリセットされる。こうすることにより障害発生区間を除く区間の給電路の復旧が可能になる。なお、陸上端局装置117に近い海中分岐装置125…には、陸上端局装置117がコマンド信号を送信してよい。
図6の(A)、図6の(B)及び図7は、システム起動時における図5の海中分岐装置121〜125の動作の一例を説明するための図である。図6の(A)、図6の(B)及び図7において、接点rl11〜rl51は、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rl1のNC端子とCOM端子の接続状態を示す。接点rl1A〜rl5Aは、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rlAのNO端子とCOM端子の接続状態を示す。図8の(A)、図8の(B)、図9の(A)、図9の(B)、図10の(A)及び図10の(B)においても同様である。
図6の(A)は、海底ケーブルシステム100の初期状態を示す。電路に給電電流が流れる前は、接点rl11〜rl51が閉じている。一方で、海中分岐装置121〜125のラッチリレーRLaはリセットされており、接点rl1A〜rl5Aが開いている。このため、海中分岐装置121〜125で給電路が接地に接続されず、給電装置131及び132による両端給電を開始できる。
図6の(B)に示すように給電路に給電電流500が流れると、接点rl11〜rl51が開く。給電電流500が定格電流まで上昇すると、海中分岐装置121〜125のリレー制御回路205が動作しコマンド信号の受信が可能になる。
陸上端局装置111〜117のいずれかから海中分岐装置121〜125へRLaセット信号を送信する。海中分岐装置121〜125のそれぞれで接点rl1A〜rl5Aが閉じ、図7に示す通常運転状態となる。
図8の(A)、図8の(B)、図9の(A)、図9の(B)、図10の(A)及び図10の(B)は、障害発生時における図5の海中分岐装置121〜125の動作の一例を説明するための図である。海中分岐装置123及び124の間でケーブルオープン障害が発生した場合を想定する。この状態を図8の(A)に示す。
障害発生により、給電装置131及び132は給電を停止する。この結果、接点rl11〜rl51が閉じる。一方で、接点rl1A〜rl5Aは閉じた状態を維持する。このため、海中分岐装置121〜125の全てで給電路が接地に接続される。
その後、給電装置131及び132は極性を逆にして給電を再開する。この状態を図8の(B)に示す。海中分岐装置121で給電路が接地と接続されているため、海中分岐装置121と陸上端局装置111との間の区間に給電電流510を流すことができる。同様に海中分岐装置125と陸上端局装置117との間の区間に給電電流511を流すことができる。
給電開始によりこれらの区間で中継器が動作すると、陸上端局装置111及び112の間、並びに陸上端局装置116及び117の間で光信号が疎通する。また、海中分岐装置121及び125のリレー制御回路205が動作する。
陸上端局装置111及び117は、それぞれ海中分岐装置121及び125に定格電流が流れ、その結果リレー制御回路205が動作しているか否かを判定する。陸上端局装置111及び117は、例えば、給電装置131及び132側での給電線と接地との電位差に応じて海中分岐装置121及び125に定格電流が流れているか否かを判断してよい。例えば、陸上端局装置111及び117は、給電装置131及び132側での給電線と接地との電位差が閾値以上の場合に、海中分岐装置121及び125に定格電流が流れていると判断し、電位差が閾値未満の場合に定格電流が流れてないと判断する。
また、陸上端局装置111及び117は、海中分岐装置121及び125やリレー制御回路205が所定の応答信号を送信するか否かに応じて定格電流が流れているか否かを判断してよい。
海中分岐装置121に定格電流が流れている場合に陸上端局装置111は、海中分岐装置121へRLaリセット信号を送信する。海中分岐装置125に定格電流が流れている場合に陸上端局装置117は、海中分岐装置125へRLaリセット信号を送信する。変形例では、陸上端局装置111及び117は定格電流が流れているか否かを判定せずに、連続してRLaリセット信号を送信しつづけてもよい。リレー制御回路205が動作していなければRLaリセット信号が廃棄されるだけだからである。
海中分岐装置121及び125のラッチリレーRLaがリセットされると、接点rl1A及びrl5Aが開く。この状態を図9の(A)に示す。接点rl1A及びrl5Aが開くことにより、給電路は海中分岐装置121及び125で接地に接続されなくなる。すると図9の(B)に示すように、給電電流512及び513が、それぞれ海中分岐装置122及び124に流れ込む。
給電電流512及び513により、陸上端局装置111と海中分岐装置122の間の区間と陸上端局装置117と海中分岐装置124の間の区間で中継器が動作すると、陸上端局装置111及び113の間、陸上端局装置115及び117の間で光信号が疎通する。また、海中分岐装置122及び124のリレー制御回路205が動作する。
次に、陸上端局装置111は、海中分岐装置122に定格電流が流れているか否かを判定する。海中分岐装置122に定格電流が流れている場合に陸上端局装置111は、海中分岐装置122へRLaリセット信号を送信する。海中分岐装置122のラッチリレーRLaがリセットされると接点rl2Aが開く。この状態を図10の(A)に示す。接点rl2Aが開くことにより、図10の(B)に示すように、給電電流514及び513が、それぞれ海中分岐装置122及び124に流れ込む。
給電電流514により、陸上端局装置111と海中分岐装置123の間の区間で中継器が動作すると、陸上端局装置111及び114の間で光信号が疎通する。以上により、障害が発生した海中分岐装置123及び124の間の区間を除いて、陸上端局装置111〜114の間と、陸上端局装置115〜117の間の通信が可能になる。
本実施例によれば、リレーRL1の接点rl1による給電路と接地との接続を開閉制御するラッチリレーRLaを設けることにより、海底ケーブルシステム100の初期状態における海中分岐装置での給電路の接地を防ぐ。
本実施例によれば、障害復旧時に極性を反転して給電した際に、リレーRL1の不励磁により給電路が接地と接続されることを防ぐことができる。これにより、障害区間の両端以外の海中分岐装置での給電路の接地を防ぎ、障害区間以外での給電普及が可能になる。
<3.第3実施例>
図11は、海中分岐装置121の第3例の構成を説明する為の図である。図5に示す構成要素と同様の構成要素に図5で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。海中分岐装置121は、ラッチリレーRLbを備える。
ラッチリレーRLbは、給電路と接地との接続を開閉制御する。rlBは、ラッチリレーRLbの接点であり、ラッチリレーRLbがセットされるとNO端子とCOM端子が接続され、ラッチリレーRLbがリセットされるとNC端子とCOM端子が接続される。
接点rlBは、リレーRL1の接点rl1及びラッチリレーRLbの接点rlAの直列接続回路の両端間の接続を開閉制御する。このため、接点rlBのNO端子は接点rl1のNC端子に接続され、接点rlBのCOM端子は接点rlAのCOM端子に接続されている。
コマンド抽出回路204により抽出されるコマンド信号には、ラッチリレーRLbをセットするRLbセット信号と、ラッチリレーRLbをリセットするRLbリセット信号が含まれる。リレー制御回路205は、コマンド抽出回路204からRLbセット信号を受信すると、ラッチリレーRLbをセットするためのリレーコイルRLb−Sにパルス信号を与え、ラッチリレーRLbをセットする。コマンド抽出回路204からRLbリセット信号を受信すると、ラッチリレーRLbをリセットするためのリレーコイルRLb−Rにパルス信号を与え、ラッチリレーRLbをリセットする。
海底ケーブルシステム100の初期状態では、ラッチリレーRLaと同様にラッチリレーRLbもリセットされている。また通常運転状態でも、ラッチリレーRLbはリセットされている。
ケーブルシャント障害が発生した場合には、陸上端局装置111〜117のいずれは、海中分岐装置121〜125のうち障害発生箇所の両端の海中分岐装置に対して、RLbセット信号を送信する。この結果、接点rl1の状態に関わらず接点rlBにより給電路は接地に接続される。このため、障害発生箇所の両端で給電路は接地に接続されるので、障害発生区間への給電が停止されて障害の修理作業を安全に行うことができる。
図12の(A)、図12の(B)、図13の(A)、図13の(B)及び図14は、障害発生時における図11の海中分岐装置121〜125の動作の一例を説明するための図である。図12の(A)、図12の(B)、図13の(A)、図13の(B)及び図14において、接点rl11〜rl51は、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rl1のNC端子とCOM端子の接続状態を示す。接点rl1A〜rl5Aは、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rlAのNO端子とCOM端子の接続状態を示す。接点rl1B〜rl5Bは、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rlBのNO端子とCOM端子の接続状態を示す。
図12の(A)は、障害発生前の通常運転状態を示す。陸上端局装置111及び117の間の区間の給電路に給電電流500が流れている。海中分岐装置123及び124の間でケーブルシャント障害が発生した場合を想定する。この状態を図12の(B)に示す。ケーブルシャント障害が発生しても給電線が海水に接地しているために、片端給電によって給電が継続され信号伝送に支障は生じない。
陸上端局装置111〜117のいずれかが、障害発生箇所の両端の海中分岐装置123及び124に対して、RLbセット信号を送信する。この状態を図13の(A)に示す。この結果、接点rl3B及びrl4Bが閉じ、海中分岐装置123及び124で給電路が接地に接続する。この結果、陸上端局装置111から海中分岐装置123までの区間に給電電流510が流れ、陸上端局装置117から海中分岐装置124までの区間に給電電流511が流れる。海中分岐装置123及び124の間の区間では給電が停止する。
海中分岐装置124に対する陸上端局装置111側からの給電電流が途切れるため、陸上端局装置111側の給電路と給電回路201との間に設けられた海中分岐装置124のリレーRL1は無励磁状態となる。この結果、接点rl41が閉じる。
図13の(B)は、障害の修理作業が完了した時の状態を示す。陸上端局装置111〜117のいずれかが、障害発生箇所の両端の海中分岐装置123及び124に対してRLbリセット信号を送信する。この結果、接点rl3B及びrl4Bが開く。接点rl41及びrl4Aが閉じていることにより、給電装置131から海中分岐装置124の接地点まで給電電流512が流れ、海中分岐装置124の接地点から給電装置132まで給電電流513が流れる。
陸上端局装置111側から海中分岐装置124へ給電電流512が流れることにより、海中分岐装置124のリレーRL1は励磁状態となる。この状態を図14に示す。リレーRL1は励磁状態となることにより、接点rl41が開いて給電電流512及び513が切断される。給電路が海中分岐装置124で接地に接続されなくなることにより、給電装置131と給電装置132との間に給電電流514が流れ、両端給電が行われる通常運転状態に戻る。
本実施例によれば、ケーブルシャント障害発生時に、リレーRL1の励磁状態に関わらず障害区間への給電を停止し、障害の修理作業を安全に行うことが可能になる。
<4.第4実施例>
図13の(B)及び図14を参照して説明したように、第3実施例ではケーブルシャント障害の修理完了に伴うラッチリレーRLbのリセット時に、リレーRL1の接点rl41に給電電流512及び513が流れた状態で接点rl41を開く。このため、例えば給電電流512及び513がリレーRL1の定格開閉電流より大きければ、リレーRL1が損傷する恐れがある。
第4実施例では、ケーブルシャント障害の修理完了に伴うラッチリレーRLbのリセット時に、給電電流512及び513が流れた状態でリレーRL1の接点が開く状態を回避する。
図15は、海中分岐装置121の第4例の構成を説明する為の図である。図11に示す構成要素と同様の構成要素に図11で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。海中分岐装置121は、ラッチリレーRL2を備える。
リレーRL2は、陸上端局装置117側の給電路と給電回路201との間に直列に接続される継電器である。リレーRL2は、ラッチリレーRLbの接点rlBと陸上端局装置117側の給電装置132との間に設けられ、リレーRL1は、接点rlBと陸上端局装置111側の給電装置131との間に設けられる。
リレーRL2は、リレーRL1と同様に方向特性を持たせた継電器であり、リレーRL1のコイルが励磁される方向の電流が給電路に流れた場合にリレーRL2のコイルが励磁され、これと逆方向の電流が流れた場合にはコイルは励磁されない。本実施例ではリレーRL1と同様に、図示AからCに向かって給電電流が流れる場合にコイルが励磁される。一方で、A〜Cに給電電流が流れないか、図示CからAに向かって給電電流が流れる場合にはコイルが励磁されない。
rl2は、リレーRL2の接点であり、リレーRL2のコイルが励磁されない場合にNC端子とCOM端子が接続され、リレーRL2のコイルが励磁される場合にNO端子とCOM端子が接続される。接点rl2のNC端子及びCOM端子は、リレーRL1の接点rl1のNC端子及びCOM端子、及びラッチリレーRLaのNO端子及びCOM端子と直列に接続される。例えば、リレーRL2のNC端子はリレーRL1のCOM端子に接続され、リレーRL2のCOM端子は、ラッチリレーRLaのNO端子に接続されている。
ケーブルシャント障害発生時にラッチリレーRLbがセットされることにより、リレーRL1及びRL2のうち、障害発生区間側の給電路に接続されたリレーのコイルには給電電流が流れなくなり無励磁状態になる。しかし、障害発生区間の反対側に接続されたリレーのコイルには、ラッチリレーRLbの接点rlBにより接続された接地と給電装置との間に流れる給電電流が流れて励磁状態になる。
この結果、リレーRL1の端子rl1及びリレーRL2の端子rl2の直列接続が閉じないので、これらの端子に給電電流は流れない。この結果、第3実施例のようにラッチリレーRLbのリセット時に、給電電流が流れた状態で接点rl1及びrl2を開くことが回避される。
図16の(A)、図16の(B)、図17の(A)及び図17の(B)は、障害発生時における図15の海中分岐装置121〜125の動作の一例を説明するための図である。図16の(A)、図16の(B)、図17の(A)及び図17の(B)において、接点rl112〜rl512は、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rl1及びrl2の直列接続の開閉状態を示す。接点rl1A〜rl5Aは、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rlAのNO端子とCOM端子の接続状態を示す。接点rl1B〜rl5Bは、それぞれ海中分岐装置121〜125の接点rlBのNO端子とCOM端子の接続状態を示す。
図16の(A)は、障害発生前の通常運転状態を示す。陸上端局装置111及び117の間の区間の給電路に給電電流500が流れている。海中分岐装置123及び124の間でケーブルシャント障害が発生した場合を想定する。この状態を図16の(B)に示す。
陸上端局装置111〜117のいずれかが、障害発生箇所の両端の海中分岐装置123及び124に対して、RLbセット信号を送信する。この状態を図17の(A)に示す。この結果、接点rl3B及びrl4Bが閉じ、海中分岐装置123及び124で給電路が接地に接続する。この結果、陸上端局装置111から海中分岐装置123までの区間に給電電流510が流れ、陸上端局装置117から海中分岐装置124までの区間に給電電流511が流れる。海中分岐装置123及び124の間の区間では給電が停止する。
海中分岐装置124に対する陸上端局装置111側からの給電電流が途切れるため、海中分岐装置124のリレーRL1は無励磁状態となる。しかし、陸上端局装置117側からの給電電流511が流れているためリレーRL2は励磁状態となる。このため、接点rl41は開いた状態を維持する。この結果接点rl41には給電電流が流れない。
図17の(B)は、障害の修理作業が完了時の状態を示す。陸上端局装置111〜117のいずれかが、障害発生箇所の両端の海中分岐装置123及び124に対してRLbリセット信号を送信する。この結果、接点rl3B及びrl4Bが開く。給電装置131と給電装置132との間に給電電流512が流れ、両端給電が行われる通常運転状態に戻る。
本実施例によれば、ケーブルシャント障害の修理完了に伴うラッチリレーRLbのリセット時に、給電電流が流れた状態でリレーRL1又はRL2の接点が開く状態が回避される。この結果、給電電流が流れたまま接点を開放したときに損傷が生じるおそれを軽減する。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備え、
前記リレーは、無励磁状態で前記給電路と接地とを接続し、励磁状態で前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする給電路切替装置。
(付記2)
前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地との接続を開放可能なラッチリレーを備えることを特徴とする付記1に記載の給電路切替装置。
(付記3)
前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地とを接続可能なラッチリレーを備えることを特徴とする付記1に記載の給電路切替装置。
(付記4)
前記ラッチリレーを制御するための制御信号を受信する受信部と、
前記制御信号に従って前記ラッチリレーを制御するリレー制御回路と、
を備えることを特徴とする付記2又は3に記載の給電路切替装置。
(付記5)
前記リレーを第1リレーとして、
前記第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となる第2リレーを備え、
前記給電路は両端給電によって給電され、
前記第1リレーのリレーコイルは、前記ラッチリレーの接点と前記給電路の両端のうち一方の端との間に設けられ、
前記第2リレーのリレーコイルは、前記ラッチリレーの接点と前記給電路の両端のうち他方の端との間に設けられ、
前記第1リレー及び前記第2リレーは、前記第1リレー及び前記第2リレーが無励磁状態の場合に前記給電路と接地とを接続し、前記第1リレー及び前記第2リレーのいずれかが励磁状態の場合に前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする付記3に記載の給電路切替装置。
(付記6)
給電路と、
両端給電により前記給電路に給電する給電装置と、
前記給電路に挿入された給電路切替装置と、
を備え、
前記給電路切替装置は、
前記給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備え、
前記リレーは、無励磁状態で前記給電路と接地を接続し、励磁状態で前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする給電システム。
(付記7)
前記給電装置が、前記第2方向に給電電流を流すことを特徴とする付記6に記載の給電システム。
(付記8)
複数の前記給電路切替装置が前記給電路に直列に挿入され、
前記給電路切替装置が、
前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地との接続を開放可能なラッチリレーと、
前記ラッチリレーを制御するための制御信号を受信する受信部と、
前記制御信号に従って前記ラッチリレーを制御するリレー制御回路と、
を備え、
前記給電システムが、前記制御信号を複数の前記給電路切替装置へ送信する信号送信装置を備え、
前記信号送信装置は、前記複数の給電路切替装置のうち前記給電装置に近い給電路切替装置から順に、前記給電路と接地との接続を開放する制御信号を送信することを特徴とする付記7に記載の給電システム。
(付記9)
前記信号送信装置は、前記給電路切替装置が定格電流を受電しているか否かを判定し、定格電流を受電するに至った後に該給電路切替装置に前記制御信号を送信することを特徴とする付記8に記載の給電システム。
(付記10)
前記信号送信装置は、前記給電装置における前記給電路と接地との電位差に応じて前記制御信号の送信タイミングを決定することを特徴とする付記9に記載の給電システム。
100 海底ケーブルシステム
111〜117 陸上端局装置
121〜125 海中分岐装置
131、132 給電装置
205 リレー制御回路
RL1、RL2 リレー
RLa、RLb ラッチリレー
rl1 リレーRL1の接点
rl2 リレーRL2の接点
rlA リレーRLaの接点
rlB リレーRLbの接点

Claims (7)

  1. 給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備え、
    前記リレーは、無励磁状態で前記給電路と接地とを接続し、励磁状態で前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする給電路切替装置。
  2. 前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地との接続を開放可能なラッチリレーを備えることを特徴とする請求項1に記載の給電路切替装置。
  3. 前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地とを接続可能なラッチリレーを備えることを特徴とする請求項1に記載の給電路切替装置。
  4. 前記リレーを第1リレーとして、
    前記第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となる第2リレーを備え、
    前記給電路は両端給電によって給電され、
    前記第1リレーのリレーコイルは、前記ラッチリレーの接点と前記給電路の両端のうち一方の端との間に設けられ、
    前記第2リレーのリレーコイルは、前記ラッチリレーの接点と前記給電路の両端のうち他方の端との間に設けられ、
    前記第1リレー及び前記第2リレーは、前記第1リレー及び前記第2リレーが無励磁状態の場合に前記給電路と接地とを接続し、前記第1リレー及び前記第2リレーのいずれかが励磁状態の場合に前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする請求項3に記載の給電路切替装置。
  5. 給電路と、
    両端給電により前記給電路に給電する給電装置と、
    前記給電路に挿入された給電路切替装置と、
    を備え、
    前記給電路切替装置は、
    前記給電路の第1方向に給電電流が流れる場合に励磁状態となり、前記第1方向と反対の第2方向に給電電流が流れる場合又は給電電流が流れない場合に無励磁状態となるリレーを備え、
    前記リレーは、無励磁状態で前記給電路と接地を接続し、励磁状態で前記給電路と接地とを接続しないことを特徴とする給電システム。
  6. 前記給電装置が、前記第2方向に給電電流を流すことを特徴とする請求項5に記載の給電システム。
  7. 複数の前記給電路切替装置が前記給電路に直列に挿入され、
    前記給電路切替装置が、
    前記リレーの励磁状態に関わらず、前記給電路と接地との接続を開放可能なラッチリレーと、
    前記ラッチリレーを制御するための制御信号を受信する受信部と、
    前記制御信号に従って前記ラッチリレーを制御するリレー制御回路と、
    を備え、
    前記給電システムが、前記制御信号を複数の前記給電路切替装置へ送信する信号送信装置を備え、
    前記信号送信装置は、前記複数の給電路切替装置のうち前記給電装置に近い給電路切替装置から順に、前記給電路と接地との接続を開放する制御信号を送信することを特徴とする請求項6に記載の給電システム。
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