JP2632905B2 - 伝送路の給電線の切替回路 - Google Patents

伝送路の給電線の切替回路

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JP2632905B2 JP63069829A JP6982988A JP2632905B2 JP 2632905 B2 JP2632905 B2 JP 2632905B2 JP 63069829 A JP63069829 A JP 63069829A JP 6982988 A JP6982988 A JP 6982988A JP 2632905 B2 JP2632905 B2 JP 2632905B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、中継主伝送路の途中に分岐接続された枝伝
送路を有する伝送路の給電路の切替方法および切替回路
に関する。
(従来の技術) 第5図は中継主伝送路の途中に分岐接続された枝伝送
路を有する伝送路、例えば海底ケーブル伝送路の最も基
本的な構成図である。同図において、端局AおよびB間
を接続している海底中継伝送路、すなわち主伝送路1の
途中には端局Cへの枝伝送路3が分岐接続されている。
主伝送路1および枝伝送路3はそれぞれ光ファイバ4お
よび太線で示す給電機7からなる光ケーブル10で構成さ
れ、光ファイバ4の間には適当な間隔で複数の中継器8
が接続されるとともに、この中継器8には給電線7から
給電が施されている。
端局AおよびBはそれぞれ給電装置PaおよびPbを有
し、この給電装置PaおよびPbはそれぞれ主伝送路1の給
電線7の両端に接続され、これにより主伝送路1の給電
線7は給電装置Paおよび給電装置Pbにより両端から正お
よび負極性の定電流源により定電流給電されている。ま
た、端局Cも給電装置Pcを有し、該給電装置Pcは枝伝送
路3の給電機7の一端に接続されるとともに、枝伝送路
3の他端は海中接地され、これにより枝伝送路3の給電
線7は給電装置Pcにより正または負極性の定電流源によ
り片側給電されている。
なお、枝伝送路3が分岐接続される主伝送路1の分岐
接続点Doとし、また給電線7のうち、端極Aから分岐接
続点Doまでの給電線7を給電線7aとし、分岐接続点Doか
ら端局Bまでの給電線7を給電線7bとし、枝伝送路3の
給電線7を分岐給電線7cとする。また、海底ケーブル伝
送路の給電方式は、一般に大地帰路方式であり、給電路
用のケーブルとしては通常1本の導体しか設けられてい
ない。
このように構成される伝送路が正常に機能するために
は、信号の伝送路である光ファイバ4ばかりでなく、各
給電線7も完全でなければならないことは当然である。
仮に、前記分岐接続点Doと端局Aまたは端局Bとの間で
障害が発生した場合には、給電線7aおよび給電線7bの経
路は給電できなくなる。この結果、主伝送路1の通信は
不可能になり、また端局Cを含む枝伝送路3の全区間で
通信ができなくなる。
このような問題を解決し、常に非障害区間の通信を確
保するためには、分岐接続点Doに海中分岐装置を設け、
この海中分岐装置によって主伝送路1および枝伝送路3
の給電路を相互に切り替えられるようにしておく必要が
ある。
第6図はこのような給電路の切替機能を有した海中分
岐装置Dを前記分岐接続点Doに設けた場合の構成図であ
る。この海中分岐装置Dは、端局Aからの給電線7a、端
局Bからの給電線7bおよび端局Cからの分岐給電線7cの
各端部が接続されたスイッチユニット15および該スイッ
チユニット15を制御する切替制御ユニット17を有する。
スイッチユニット15は、端局A、端局Bおよび端局Cか
らの給電線7a、給電線7bおよび分岐給電線7cのうちのい
ずれか2本を相互に接続すると共に、残りの1本の給電
線を海中接地線に接続するように構成されている。切替
制御ユニット17は、制御線13a、13bおよび13cをそれぞ
れ介して端局A、端局Bおよび端局Cに接続されてい
る。切替制御ユニット17は、前記制御線を介していずれ
かの端局からの制御に基づいてスイッチユニット15を制
御して、給電線のうちいずれかの2本を相互に接続し、
残りの給電線を接地するかを制御している。
なお、第6図には、矢印11によって各給電路を介して
中継器8に供給される給電電流の流れ方向が示されてい
るが、中継器8は所定の方向の給電電流によってのみ動
作するように構成され、第6図の構成では、図示の矢印
11の方向の給電電流によってのみ動作するようになって
いる。
このように構成される給電路7a,7b,7cおよび海中分岐
装置Dを有する従来の伝送路において、通常は第7図
(a)に示すように給電線7aおよび給電線7bを介して端
局Aから端局Bに給電が行われ、分岐接続点Doの海中接
地から分岐給電線7cを介して端局Cに給電が行われてい
る。また、ここで、例えば端局Bと分岐接続点Doとの間
の給電線7bに障害が発生した場合には、端局Aまたは端
局Cから制御線13aまたは13cを介して海中分岐装置Dの
切替制御ユニット17を制御し、該切替制御ユニット17の
制御によりスイッチユニット15を切替制御し、これによ
り第7図(b)に示すように給電線7aおよび分岐給電線
7cを接続し、端局Aから端局Cに給電を行うとともに、
給電線7bを接地し、障害の発生した分岐接続点Doと端局
Bとの間の区間以外の全ての端局Aから端局Cまでの非
障害区間における通信を確保できるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように構成される給電線および海中分岐装置
を有する従来の伝送路においては、例えば端局Aと分岐
接続点Doとの間の給電線7aに障害が発生した場合には、
切替制御ユニット17によってスイッチユニット15を制御
して、第7図(c)に示すように給電線7bおよび分岐給
電線7cを接続し、給電線7aを接地したとしても、分岐給
電機7cにおける給電電流の流れの方向が第6図で説明し
た矢印11の方向と逆になるために、該分岐給電線7cに設
けられている中継器8はすべて動作することができなく
なり、結果として端局Cと端局Bとの間の通信も確保で
きないという問題がある。
また、上述した従来の海中分岐装置Dは、スイッチユ
ニット15の回路構成が非常に複雑で非経済的であるとと
もに、また切替制御ユニット17は信号抽出や識別等の信
号処理機能のほかに、切替器の駆動や状態監視等の機能
を有するため、複雑で高価であるという問題がある。
本発明は、上記の鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、障害発生区間を除くすべての区間におけ
る通信を確保し、安全性および信頼性の高い経済的な伝
送路の給電線の切替方法および切替回路を提供すること
にある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を解決するため、本発明の伝送路の給電線の
切替方法は、中継主伝送路の途中に分岐接続された枝伝
送路を有する伝送路の給電線の切替回路であって、前記
枝伝送路の分岐接続点を中心として両側に分割される前
記主伝送路の給電路の分岐接続点側の各端部を互いに接
続する第1のスイッチ手段と、前記枝伝送路の給電路の
前記分岐接続点側の端部と前記第1のスイッチ手段との
間に接続された第2のスイッチ手段と、前記枝伝送路の
給電路に供給される第1の信号に応答して、前記分岐接
続点を中心として分割された一方の主伝送路の給電路の
分岐接続点側の端部を接地し、他方の主伝送路の給電線
の分岐接続点側の端部を前記枝伝送路の給電路の前記分
岐接続点側の端部に接続すべく前記第1および第2のス
イッチを切替制御し、前記枝伝送路の給電路に供給され
る第2の信号に応答して、前記分割された他方の主伝送
路の給電路の分岐接続点側の端部を接地し、一方の主伝
送路の給電路の分岐接続点側の端部を前記枝伝送路の給
電路の前記分岐接続点側の端部に接続すべく前記第1お
よび第2のスイッチを切替制御する制御手段とを有する
ことを要旨とする。
(作用) 本発明の伝送路の給電線の切替回路は、枝伝送路の給
電路に供給される第1の信号に応答して第1および第2
のスイッチを切替制御して、枝伝送路が接続される分岐
接続点を中心として分割された一方の主伝送路の給電路
の分岐接続点側の端部を接地し、他方の主伝送路の給電
路の分岐接続点側の端部を枝伝送路の給電路の分岐接続
点側の端部に接続し、前記枝伝送路の給電路に供給され
る第2の信号に応答して、第1および第2のスイッチを
切替制御して、分割された他方の主伝送路の給電路の分
岐接続点側の端部を接地し、一方の主伝送路の給電路の
分岐接続点側の端部を枝伝送路の給電路の分岐接続点側
の端部に接続している。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図(a)は本発明の一実施例に係る伝送路の給電
線の切替回路の回路図である。同図は端局Aおよび端局
B間を接続する例えば海底ケーブル伝送路を構成する主
伝送路1の給電線の途中の分岐接続点Doに海中分岐装置
Dxを設け、この海中分岐装置Dxを介して分岐給電線7xが
接続され、更に該分岐給電線7xを介して端局Cが接続さ
れている。端局A及び端局B間の給電線は分岐接続点Do
を中心として分割され、端局Aと分岐接続点Doとの間は
給電線7aで接続され、端局Bと分岐接続点Doとの間は給
電線7bで接続されている。これらの給電線7aおよび7bを
含む端局Aおよび端局B間を接続する主伝送路1および
分岐給電線7xを含む分岐接続点Doおよび端局C間を接続
する枝伝送路30は図においては給電線のみが簡略的に示
されているが、主伝送路1および枝伝送路30は第5図で
前述したと同様に給電線以外に通信用の光ファイバ等を
有している。
また、主伝送路1は中継伝送路であり、途中に中継器
8を複数有し、各給電線7a,7bから給電されているが、
枝伝送路30は無中継伝送路であり、中継器を有していな
い。更に、端局AおよびBはそれぞれ給電装置Paおよび
Pbを有し、この給電装置PaおよびPbはそれぞれ給電線7a
および給電線7bの各端局側の端部に接続され、これによ
り主伝送路1の給電線7aおよび7bは給電装置PaおよびPb
により両端から正および負極性の定電流源により定電流
給電されている。
海中分岐装置Dxは、分岐給電線7Xに直接接続された第
1の検流器21aおよび分岐給電線7xにコンデンサ25およ
び第1のダイオード27を介して接続された第2の検流器
21bを有するとともに、これらの第1の検流器21aおよび
第2の検流器21bの一方または両方に電流が流れたとき
動作するトランスファスイッチからなる第1のスイッチ
21cおよびメークスイッチからなる第2のスイッチ21dを
有し、給電線7aは第1のスイッチ21cの可動接点t−ブ
レーク接点b、第2のスイッチ21dおよび第1の検流器2
1aを介して分岐給電線7xに接続されている。
また、海中分岐装置Dxは、分岐給電線7xに直接接続さ
れた第3の検流器23aおよび分岐給電線7xにコンデンサ2
5および第2のダイオード29を介して接続された第4の
検流器23bを有するとともに、これらの第3の検流器23a
および第4の検流器23bの一方または両方に電流が流れ
たとき動作するトランスファスイッチからなる第3のス
イッチ23cおよびメークスイッチからなる第4のスイッ
チ23dを有し、給電線7bは第3のスイッチ23cの可動接点
t−ブレーク接点b、第4のスイッチ23dおよび第3の
検流器23aを介して分岐給電線7xに接続されている。
また、第1のスイッチ21cのメーク接点mと第3のス
イッチ23cのメーク接点mとは共通に海中接地されてい
る。第1のスイッチ21cのブレーク接点bと第3のスイ
ッチ23cのブレーク接点bとは共通に接続され、第2の
スイッチ21dおよび第4のスイッチ23dのメーク接点mに
接続されている。第2の検流器21bおよび第4の検流器2
3bの第1のダイオード27および第2のダイオード29に接
続されていない他端側は海中接地されている。
以上のように構成されたものにおいて、通常は各スイ
ッチ21c,21d,23c,23dは第1図(a)に示すような正常
状態に設定されていて、この正常状態において端局Aの
給電装置Paから給電線7a、海中分岐装置Dxの第1のスイ
ッチ21cの可動接点t−ブレーク接点b、第3のスイッ
チ23cのブレーク接点b−可動接点t、給電線7bを介し
て端局Bの給電装置Pbに給電電流が流れ、これにより各
中継器8が給電されているとともに、一方枝伝送路30は
無中継伝送路であるため、この正常状態においては枝伝
送路30の分岐給電線7xには給電電流は流れていない。こ
のような正常状態において、端局A、BおよびC間の全
ての伝送区間は正常に通信が行われている。
次に、伝送路に障害が発生した場合について説明す
る。
最初に、端局Aと分岐接続点Doとの間の主伝送路1に
障害が発生した場合、すなわち端局Aに接続された給電
線7aに障害が発生した場合について説明する。この場
合、給電線7aに障害が発生すると、主伝送路1の給電は
一旦停止するため、通信は全区間で不可能になる。この
場合、通常は障害の種別および位置の標定を行い、この
標定終了後、障害が発生しない非障害区間に給電するた
めに、まず、第1図(b)に示すように、端局Cの分岐
給電線7xに正極性の給電装置Pcを接続して、正極性の給
電電流を供給する。この正極性の給電電流は分岐給電線
7xからコンデンサ25、第1のダイオード27および第2の
検流器21bを介して接地点に向かって、コンデンサ25に
よって微分されたバルス電流として瞬時流れる。すなわ
ち、第2の検流器21bに瞬時電流が流れるため、これに
応答して第1のスイッチ21cおよび第2のスイッチ21dが
動作し、第1のスイッチ21cおよび第2のスイッチ21dは
第1図(a)に示す状態から第1図(b)に示す状態に
作動する。
この結果、障害が発生した給電線7aは第1のスイッチ
21cの可動接点t−メーク接点mを介して接地されると
ともに、端局Bの給電線7bは第3のスイッチ23cの可動
接点t−ブレーク接点b、第2のスイッチ21d、第1の
検流器21aおよび分岐給電線7xを介して端局Cの給電装
置Pcに接続され、これにより端局Cの給電装置Pcから分
岐給電線7x、第1の検流器21a、第2のスイッチ21d、第
3のスイッチ23cおよび給電線7bを介して端局Bの給電
装置Pbに給電電流が流れることになるため、端局Aと分
岐接続点Doとの間の障害にも関わらず、端局Bと端局C
との間は給電線7b、海中分岐装置Dx、分岐給電線7xを介
して流れる給電電流により通信可能となるのである。
なお、上記動作において、分岐給電線7xに給電装置Pc
を接続したとき、第2の検流器21bにはコンデンサ25を
介して微分波形の瞬時電流が流れて、第2の検流器21b
は瞬時動作するのみであるが、該第2の検流器21bが瞬
時動作したときに、第1のスイッチ21cおよび第2のス
イッチ21dがすぐに動作することにより第2のスイッチ2
1dおよび第3のスイッチ23cを介して第1の検流器21aに
保持電流が流れ、これにより保持されるので、第1の検
流器21aおよび第2のスイッチ21dは第1図(b)に示す
動作状態を障害期間中動作保持することができるのであ
る。
また、障害が発生した給電線7aは、海中分岐装置Dxに
おいて第1のスイッチ21cを介して接地されるため、障
害区間には端局Bから給電が誘起されることが全くない
ので、修理中のケーブルに不用な電圧が誘起される心配
がなく、安全に修理作業を行うことができる。
このようにして修理を行った後は、端局Cまたは端局
Bからの給電のうち少なくとも一方を停止すれば、第1
の検流器21aに電流が流れなくなるため、第1のスイッ
チ21cおよび第2のスイッチ21dは第1図(a)に示す初
期の正常状態に戻ることができる。
次に、端局Bと分岐接続点Doとの間の主伝送路1、す
なわち給電線7bに障害が発生した場合について説明す
る。この場合にも、障害が発生すると、主伝送路1の給
電は一旦停止するため、通信は全区間で不可能になる
が、第1図(c)に示すように、端局Cの分岐給電線7x
に負極性の給電装置Pcを接続して、負極性の給電電流を
供給する。この負極性の給電電流は分岐給電線7xからコ
ンデンサ25、第2のダイオード29および第4の検流器23
bを介して接地点に向かって、コンデンサ25によって微
分されたパルス電流として瞬時流れる。この結果、第3
のスイッチ23cおよび第4のスイッチ23dが動作し、第3
のスイッチ23cおよび第4のスイッチ23dは第1図(a)
に示す状態から第1図(c)に示す状態に作動する。
この結果、障害が発生した給電線7bは第3のスイッチ
23cの可動接点t−メーク接点mを介して接地されると
ともに、端局Aの給電線7aは第1のスイッチ21cの可動
接点t−ブレーク接点b、第4のスイッチ23d、第3の
検流器23aおよび分岐給電線7xを介して端局Cの給電装
置Pcに接続され、これにより端局Aの給電装置Paから給
電線7a、第1のスイッチ21c、第4のスイッチ23d、第3
の検流器23aおよび分岐給電線7xを介して端局Cの給電
装置Pcに給電電流が流れることになるため、端局Bと分
岐接続点Doとの間の障害にも関わらず、端局Aと端局C
との間は、給電線7a、海中分岐装置Dx、分岐給電線7xを
介して流れる給電電流により通信可能となるのである。
なお、上記動作において、第4の検流器23bの瞬時動
作に対して第4のスイッチ23dの動作により第3の検流
器23aが保持する動作は前述の場合と同様である。
また、障害が発生した給電線7bは、第3のスイッチ23
cを介して接地されるため、修理中のケーブルに不用な
電圧が誘起される心配がなく、安全に修理作業を行うこ
とができる。
このようにして修理を行った後は、前述と同様に端局
Aまたは端局Cからの給電のうち少なくとも一方を停止
すれば、各スイッチは第1図(a)に示す初期の正常状
態に戻ることができる。
第2図は、第1図で使用した第1の検流器21a、第2
の検流器21b、第1のスイッチ21cおよび第2のスイッチ
21d、または第3の検流器23a、第4の検流器23b、第3
のスイッチ23cおよび第4のスイッチ23dを構成する2回
路2接点電磁リレーの構成を示す図である。
同図に示す電磁リレーは、鉄心31の上に捲回されたそ
れぞれ前記第1の検流器21aおよび第2の検流器21bに対
応するコイル33および35を有するとともに、鉄心31の両
端に近接して配設されたそれぞれ前記第1のスイッチ21
cおよび第2のスイッチ21dに対応する第1および第2の
スイッチ37および39を有している。また、第1のスイッ
チ37は可動接点t、ブレーク接点b、メーク接点mから
なるトランスファ接点で構成され、第2のスイッチ39は
可動接点t、メーク接点mから構成されている。両スイ
ッチの可動接点tはそれぞればね41,43によって引張さ
れ、第1のスイッチ37の可動接点tはブレーク接点bに
接触し、第2のスイッチ39の可動接点tはメーク接点m
から離されている。
このように構成された電磁リレーは、コイル33または
35の一方または両方に電流が流れると、電磁吸引力を発
生するので、これにより各スイッチの可動接点tがメー
ク接点m側に引き寄せられ、これにより可動接点tとメ
ーク接点mは閉じるのである。
前述した第1図では、主伝送路1に1つの分岐給電線
7xが接続された最も簡単な分岐伝送路の形態であるが、
分岐給電線7xが複数接続された場合も、基本的には第1
図の場合と同様であり、何等不都合なく適用である。
第3図はこのような多重分岐伝送路に本発明を適用し
た場合の他の実施例の回路図である。
同図においては、端局Aおよび端局Bを接続する主伝
送路1の途中に複数の海中分岐装置Dx−1,……,Dx−i,D
x−i+1,……,Dx−nを接続し、これらの各海中分岐装
置を介して分岐給電線7x−1,……,7x−i,7x−i+1,…
…7x−nを接続し、これらの各分岐給電線の各端部に端
局C1,……,Ci,Ci+1,……,Cnを接続したものである。前
記複数の海中分岐装置Dx−iは、すべて前記第1図に示
す海中分岐装置Dxと全く同じ構成および作用である。
今、第4図に障害点Xとして示すように、海中分岐装
置Dx−iと海中分岐装置Dx−i+1との間の主伝送路1
に障害が発生した場合には、端局Ciに負極性の給電装置
Pc−iを接続し、端局Ci+1に正極性の給電装置Pc−i
+1を接続すれば、前述したように海中分岐装置Dx−i
の第3のスイッチ23cおよび第4のスイッチ23dが図示の
ように動作するとともに、また海中分岐装置Dx−i+1
の第1のスイッチ21cおよび第2のスイッチ21dが図示の
ように動作する。この結果、図において太線で示すよう
に端局Aから端局Ciに給電電流が流れ、これにより端局
Aから端局Ciまでの間は通信可能となり、また更に端局
Ci+1から端局Bまでの間も通信可能となり、障害が発
生した端局Ciと端局Ci+1との間のみが通信不能とな
り、この間の給電線は端局Ciの第3のスイッチ23cおよ
び端局Ci+1の第1のスイッチ21cを介して接地され、
安全性が確保されている。
また、障害修理が終了した後は、端局Aまたは端局Ci
および端局Bまたは端局Ci+1からの給電を一旦停止す
れば、第3図に示す通常の正常状態に戻ることができ
る。
なお、伝送路の障害には、種々の障害、例えば信号伝
送路である光ファイバ等に損失増や切断が生じるもの、
給電路の絶縁が破壊されて中継器への電力供給が停止す
るもの、中継器の内部回路に異常が発生するもの等の場
合が種々考えられる。この場合、漁労や摩耗等によって
多く発生するのは給電路の絶縁障害である。これは、光
ファイバ等の信号伝送路にも障害がある場合には、修理
をするまで全く対処のすべはないが、多くの場合、信号
伝送路には全く異常のない場合である。それは、今まで
に提案され、実用化されている全ての海底光ケーブル
(例えば、Y.Negishi;Design of Deep−Sea Submari
ne Optical Fiber Cable,IEEE SAC−2,No.6,1984年
参照)の構造から見ても光ファイバ等の信号伝送路が強
固な殻構造によって防護されていることからもわかる。
このように給電路のみに障害を発生し、信号伝送路には
全く異常がない場合にあっても中継伝送路の場合には、
給電方向が逆となって給電がかけられないために通信が
不可能である。しかしながら、無中継伝送路であれば、
中継器がなく、給電が不要であるため、信号伝送には全
く支障がなく、そのまま通信を継続することができる利
点があり障害区間を含むすべての端局間で通信を確保で
きる可能性が非常に高くなり、公衆サービスを支障なく
提供できるという効果がある。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、給電線を有す
る無中継伝送路で枝伝送路を構成し、主伝送路に障害が
発生したとき、枝伝送路の分岐接続点を中心として障害
が発生しない側の主伝送路の給電線を枝伝送路に接続
し、この接続された主伝送路と枝伝送路との間で給電を
行って通信を確保し、障害が発生した側の主伝送路の給
電線は分岐接続点において接地している。また更に、本
発明によれば、枝伝送路の給電路に供給される第1の信
号に応答して第1および第2のスイッチを切替制御し
て、枝伝送路が接続される分岐接続点を中心として分割
された一方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を
接地し、他方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部
を枝伝送路の給電路の分岐接続点側の端部に接続し、前
記枝伝送路の給電路に供給される第2の信号に応答し
て、第1および第2のスイッチを切替制御して、分割さ
れた他方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を接
地し、一方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を
枝伝送路の給電路の分岐接続点側の端部に接続してい
る。従って、枝伝送路で分割された何れの区間で障害が
発生したとしても、該障害発生区間を除く、他の全ての
区間の通信を確保することができるため、信頼性および
運用効率が高い伝送路を提供することができる。また、
障害発生区間は分岐接続点において接地されるので、障
害修理においても危険がなく、安全性が高い。更に、回
路構成も比較的簡単であるため、経済化および小型化を
図ることができ、実用上きわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る伝送路の給電線の切替
回路の回路図、第2図は第1図の回路に使用される電磁
リレーの構成図、第3図は分岐伝送路が複数接続された
場合の本発明の他の実施例の回路図、第4図は第3図の
実施例の作用を説明するための回路図、第5図および第
6図はそれぞれ従来の分岐伝送路および給電路の説明
図、第7図は第6図の分岐伝送路が障害になった場合の
給電路の構成図である。 1……主伝送路 7a,7b……給電線 7x……分岐給電線 8……中継器 21a……第1の検流器 21b……第2の検流器 21c……第1のスイッチ 21d……第2のスイッチ 23a……第3の検流器 23b……第4の検流器 23c……第3のスイッチ 23d……第4のスイッチ 25……コンデンサ 27、29……ダイオード A,B,C……端局 Dx……海中分岐装置 Pa,Pb,Pc……給電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池亀 昭 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−198227(JP,A) 特開 昭63−262923(JP,A) 特開 昭63−260324(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中継主伝送路の途中に分岐接続された枝伝
    送路を有する伝送路の給電線の切替回路であって、 前記枝伝送路の分岐接続点を中心として両側に分割され
    る前記主伝送路の給電路の分岐接続点側の各端部を互い
    に接続する第1のスイッチ手段と、 前記枝伝送路の給電路の前記分岐接続点側の端部と前記
    第1のスイッチ手段との間に接続された第2のスイッチ
    手段と、 前記枝伝送路の給電路に供給される第1の信号に応答し
    て、前記分岐接続点を中心として分割された一方の主伝
    送路の給電路の分岐接続点側の端部を接地し、他方の主
    伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を前記枝伝送路の
    給電路の前記分岐接続点側の端部に接続すべく前記第1
    および第2のスイッチを切替制御し、前記枝伝送路の給
    電路に供給される第2の信号に応答して、前記分割され
    た他方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を接地
    し、一方の主伝送路の給電路の分岐接続点側の端部を前
    記枝伝送路の給電路の前記分岐接続点側の端部に接続す
    べく前記第1および第2のスイッチを切替制御する制御
    手段と を有することを特徴とする伝送路の給電線の切替回路。
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