JP2691218B2 - 海中分岐給電路の構成法と海中分岐給電切替回路 - Google Patents

海中分岐給電路の構成法と海中分岐給電切替回路

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JP2691218B2 JP5237888A JP5237888A JP2691218B2 JP 2691218 B2 JP2691218 B2 JP 2691218B2 JP 5237888 A JP5237888 A JP 5237888A JP 5237888 A JP5237888 A JP 5237888A JP 2691218 B2 JP2691218 B2 JP 2691218B2
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俊介 堤
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は経済的かつ高信頼で保守性に優れた海底ケ
ーブル分岐伝送路を実現するための給電切替回路とこれ
を用いた給電路の構成法に関するものである。
「従来の技術」 近年光ファイバを伝送媒体とする光通信技術が実用化
され、我が国をはじめ世界各国で光ファイバによる通信
伝送路の建設が進められている。
この中で、太平洋横断ケーブル〔岩本喜直:本格的な
光海底通信への応用:日本の科学と技術1985年〕および
大西洋横断ケーブル〔P.K.RUNGE他:The SL Undeasea Li
ghtwave System:IEEE vol SAC-2 No.6 1984年〕につい
ては光ファイバケーブルが複数心の光ファイバで構成さ
れる特長を生かし、海中分岐装置を用いて日本−グアム
−ハワイあるいは米国−英国−仏国を結ぶ分岐伝送路を
建設する計画が示されている。しかし、分岐装置の詳細
は不明確であり、給電路切替回路および給電路の構成に
ついても明確でない。
海底光中継伝送方式の給電方式は一般に大地帰路方式
であり、ケーブルには1本の導体があり帰路には大地を
利用している。また、給電電圧は通常両端局から+と−
の極性で定電流で給電することにより、最大給電電圧を
片端から給電する場合の1/2で済むように構成してい
る。これを分岐伝送路に適用した場合、第4図に示すよ
うに端局A,B間は両端給電とし、一方端局Cと分岐装置
D間の給電路については分岐装置D側で海中アースに落
とし、端局Cから片端給電する構成が最も基本的な構成
と考えられる。
このような給電路構成で分岐装置DとAまたはB端局
との間で給電路に障害が発生した場合、A−B間の全中
継器が動作を停止することになるのでA−B間のみなら
ずB−CまたはA−C間も伝送不能となる。つまり、1
つの障害が障害区間のみならず全伝送路を障害に巻きこ
む欠点があった。
また、これまで、主伝送路の複数ケ所で分岐する場合
の給電路について、ケーブル障害時のバックアップ等を
考慮した給電路の構成について具体的に検討した例は見
当たらない。
信頼性が高く、経済的で保守運用性の高い海底分岐伝
送路を実現するには、正常動作時のことだけでなく、障
害時のことも十分考慮しておかなければならない。特
に、万一障害が発生しても、1)一次的に通信不能とな
る区間ができるだけ少ないこと、2)障害評定、障害修
理作業を安全に行うことができ、かつ、障害修理中も障
害区間以外の伝送路を効率よく運用できることが望まし
い。
この発明の目的は伝送路に障害が生じても一時的な通
信不能区間ができるだけ少なく、修理中も障害区間を除
く区間については通信が可能で、かつ、障害区間の修理
が安全に実施できる高信頼で経済性、保守運用性に優れ
た海底分岐伝送路を実現するための給電切替回路と給電
路の構成法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 請求項(1)の海中分岐給電路の構成法は、主海底伝
送路の途中に1本以上の支線が支線分岐個所に分岐接続
され、かつ上記主海底伝送路には主給電線が、上記支線
には支線給電線がそれぞれ設けられた海中分岐伝送路の
海中分岐給電路構成法において、 上記主給電線は上記支線分岐個所で切断されており、 上記支線分岐個所で、その両側の上記主給電線中の電
力の早く給電されてきた一方の主給電線を海中アースに
接続して、上記一方の主給電線の電力によりその支線分
岐個所の分岐装置を動作させ、上記支線給電線を上記他
方の主給電線に接続し、 受電中の上記一方の主給電線の給電が断になると、上
記他方の主給電線を上記支線給電線から離して海中アー
スに接続して、上記他方の主給電線の電力によりその支
線分岐個所の分岐装置を動作させ、上記支線給電線の電
力を上記一方の主給電線に接続する。
請求項(2)の海中分岐給電切替回路は、2本の海底
ケーブルの主給電線a、bのそれぞれを、支線給電線c
または海中アースのどちらかに接続するための1×2の
経路切替スイッチSa、Sbを上記主給電線a、bの分岐装
置側端末に配備し、上記切替スイッチSa及びSbのアース
側端子と上記海中アース間にそれぞれ上記切替スイッチ
Sbを駆動する電磁回路K1及び上記切替スイッチSaを駆動
する電磁回路K2をそれぞれ配置することにより、最初に
通電した上記主給電線a、bいずれかの給電線が優先的
に上記海中アースに接続され、同時にもう一方の主給電
線が上記支線給電線cに強制的に接続される。
「実施例」 第1図はこの発明の分岐装置のアース優先型給電切替
回路の1実施例を説明する図である。このアース優先型
給電切替回路は図に示していないが、分岐装置に設けら
れ、この分岐装置は主海底伝送路の途中で支線を分岐接
続するものである。その分岐装置の両側の海底伝送路に
主給電線a、bが、支線に支線給電線cがそれぞれ設け
られている。主給電線a、bの各1端は切替スイッチS
a、Sbの可動子に接続され、切替スイッチSa、Sbの各一
方の固定子は支線給電線cの1端に接続され、切替スイ
ッチSaの他方の固定子は切替スイッチSb駆動用の電磁コ
イルK1を通じて海中アースEに接続され、切替スイッチ
Sbの他方の固定子は切替スイッチSa駆動用の電磁コイル
K2を通じて海中アースEに接続される。切替スイッチS
a、Sbは無給電時にはいずれも各主給電線a、bを海中
アースEに接続している。主給電線a、bの各他端は端
局A、端局B又は端局A、端局B側の分岐装置に接続さ
れ、支線給電線cの他端は端局C又は端局C側の分岐装
置に接続されている。
このような構成となっているので、例えば最初に端局
A又は端局A側の隣接する分岐装置と分岐装置との間
で、主給電線a−切替スイッチSa−電磁コイルK1−海中
アースE−大地帰路の給電経路で、端局A側から分岐装
置に給電して分岐装置を動作させると、その給電経路に
ある電磁コイルK1の作用により、切替スイッチSbが動作
し、主給電線bは強制的に支線給電線cに接続され、支
線給電線c−主給電線b−端局B側の隣接する分岐装置
の切替スイッチSa−端局B側の隣接する分岐装置の電磁
コイルK1−端局B側の隣接する分岐装置の海中アースE
−大地帰路の給電経路で、端局C側から分岐装置を経由
して端局B側の隣接する分岐装置に給電して隣接する分
岐装置を動作させる。同様にして最初に端局B又は端局
B側の隣接する分岐装置と分岐装置との間で、主給電線
b−切替スイッチSb−電磁コイルK2−海中アースE−大
地帰路の給電経路で、端局B側から分岐装置に給電して
分岐装置を動作させると、その給電経路にある電磁コイ
ルK2の作用により、切替スイッチSaが動作し、主給電線
aは強制的に支線給電線cに接続され、支線給電線c−
主給電線a−端局A側の隣接する分岐装置の切替スイッ
チSb−端局A側の隣接する分岐装置の電磁コイルK2−端
局A側の隣接する分岐装置の海中アースE−大地帰路の
給電経路で、端局C側から分岐装置を経由して端局A側
の隣接する分岐装置に給電して隣接する分岐装置を動作
させる。
このようにこの発明によって、主給電線a、bいずれ
かの最初に通電した主給電線を優先的に海中アースEに
接続する給電経路で優先された主給電線から給電され、
同時にもう一方の主給電線を強制的に支線給電線cに接
続し、この主給電線を通して支線給電線cの電流を隣接
する分岐装置に給電するアース優先型給電切替回路を実
現できる。
第2図はこの発明の海中分岐給電路構成法を説明する
図であって、A、Bは主伝送路(図示せず)の両端局、
Ciは主伝送路に分岐接続された各支線(図示せず)の端
局、Diはその各分岐接続点に設けられた各分岐装置で、
端局A、B間の図に示していない主伝送路に沿って主給
電線a、bが設けられ、主給電線a、bは各分岐装置Di
の位置で切断され、又各分岐装置Diに接続された支線に
支線給電線Ciがそれぞれ設けられる。Eiは各分岐装置の
海中アースE、Siは各分岐装置に配置された給電切替回
路で第1図に1例を示した本発明のアース優先型給電切
替回路であり、各支線給電線Ciが各給電切替回路Siに接
続されている。
このような構成となっているので、例えば両端局A,B
から順次給電をかけていくと、優先的に給電端局とその
次の分岐装置の海中アース間で給電路が順次形成され、
最終的には第2図に示すように中央の2支線間を結ぶコ
の字型給電路と、支線と主伝送路の一部とで成るL字型
給電路との積み重ねとなる。
このような給電路の構成において、第3図(a)に示
すようにDi‐Di+1間で給電路障害が発生すると、切替回
路Siでのアース優先が解除されるためCi-1とCiを結ぶコ
の字形の給電系も一時的に解消し、Ci-1からCi+1の間が
一時的に不通となる。しかし、即座にCi-1から給電を開
始することにより第3図(b)に示すように、真の障害
区間Ci‐Ci+1を独立した給電区間として分離できる。こ
の結果、真の障害区間以外は即座に復旧できる他、障害
標定、障害修理作業を安全確実に実施できる。
このように、給電路が比較的短距離の小区間に分離さ
れているので、障害が発生しても、その瞬間通信不能に
なる区間は少なく、主伝送路が全て通信不能になること
はない。また、一時的に、障害区間以外に影響を受ける
区間があっても、真の障害区間以外は即座に復旧可能で
あり、また、障害修理中も障害区間を除く区間について
は通信が可能で、かつ、障害区間の修理が安全に実施で
きる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明に代表されるアース優
先型給電切替回路を用いて、この発明の分岐給電路の構
成とすれば、伝送路に障害が生じても一時的に通信不能
区間ができるだけ少なく、修理中も障害区間を除く区間
については通信が可能で、かつ、障害区間の修理が安全
に実施できる高信頼で経済性、保守運用性に優れた海底
分岐伝送路を実現できるので、方式構成および回線運用
上の経済的効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のアース優先型給電切替回路の1実施
例の説明図、第2図はこの発明による海中分岐給電路構
成法の1実施例の説明図、第3図(a)は第2図の海中
分岐給電路の障害の説明図、第3図(b)は第3図
(a)の障害に対する給電路の切替の説明図、第4図は
従来技術から容易に類推できる分岐給電方式の説明図で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−189025(JP,A) 特開 昭63−262923(JP,A) 特開 昭62−198227(JP,A) 特開 昭60−88912(JP,A) 特開 昭61−273026(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主海底伝送路の途中に1本以上の支線が支
    線分岐個所に分岐接続され、かつ上記主海底伝送路には
    主給電線が、上記支線には支線給電線がそれぞれ設けら
    れた海中分岐伝送路の海中分岐給電路構成法において、 上記主給電線は上記支線分岐個所で切断されており、 上記支線分岐個所で、その両側の上記主給電線中の電力
    の早く給電されてきた一方の主給電線を海中アースに接
    続して、上記一方の主給電線の電力によりその支線分岐
    個所の分岐装置を動作させ、上記支線給電線を上記他方
    の主給電線に接続し、 受電中の上記一方の主給電線の給電が断になると、上記
    他方の主給電線を上記支線給電線から離して海中アース
    に接続して、上記他方の主給電線の電力によりその支線
    分岐個所の分岐装置を動作させ、上記支線給電線の電力
    を上記一方の主給電線に接続することを特徴とする海中
    分岐給電路の構成方法。
  2. 【請求項2】2本の海底ケーブルの主給電線a、bのそ
    れぞれを、支線給電線cまたは海中アースのどちらかに
    接続するための1×2の経路切替スイッチSa、Sbを上記
    給電線a、bの分岐装置側端末に配置し、上記切替スイ
    ッチSa及びSbのアース側端子と上記海中アース間にそれ
    ぞれ上記切替スイッチSbを駆動する電磁回路K1及び上記
    切替スイッチSaを駆動する電磁回路K2をそれぞれ配置す
    ることにより、最初に通電した上記主給電線a、bいず
    れかの主給電線が優先的に上記海中アースに接続され、
    同時にもう一方の主給電線が上記支線給電線cに強制的
    に接続されることを特徴とする海中分岐給電切替回路。
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