JP2014089383A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部の定着温度に定着ローラの軸方向の温度ムラがあっても、定着した画像の情報を正しく検出し、その検出結果を基に画像形成条件を決定することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着部の下流側に設けられたトナー濃度センサ120を含む検出部230を備え、この検出部230による画像調整用パターン像の検出結果を基づいて画像形成部40の画像形成条件を決定する制御を行う際に、定着温度検出部220によって定着部80の軸方向における複数の箇所の温度を検出する。そして、この定着温度検出部220による温度検出値を基に、制御部210は、検出部230の検出領域を定着温度が所望の温度となる場所に設定し、当該場所で検出部230による画像調整用パターン像の情報の検出が行われるようにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、静電気を用いて画像の形成を行う特性上、本装置の使用環境における温度、湿度等の環境条件の変動や、感光体や現像剤等の経時的な劣化、即ち耐久性の変化によって画像の濃度や線幅、印字位置が変動してしまうために、安定した画像の形成を行うことができない。
これを防止するために、環境条件の情報や耐久性の情報、さらには、画像調整用パターン像の情報を検出して、画像を形成する条件(以下、「画像形成条件」と記述する)にフィードバックすることにより、形成する画像の安定化を図る制御(以下、「画像安定化制御」と記述する)が行われている(例えば、特許文献1参照)。ここで、「画像調整用パターン像」とは、画像調整のために専用に形成するパターン画像である。この画像安定化制御を行うことにより、画像の形成を不安定にする要因が存在しても、画像を安定して形成することができる。
上記の画像安定化制御として、一般的に、2つの方式が知られている。その1つは、中間転写ベルトの対向部に設置されたトナー濃度センサによって、中間転写ベルト上に形成された未定着の画像調整用パターン像のトナー濃度を検出する方式(以下、「画像安定化制御方式(1)」と記述する)である。もう1つは、定着部以降の用紙搬送部に設置されたトナー濃度センサによって、用紙に定着した画像調整用パターン像のトナー濃度を検出する方式(以下、「画像安定化制御方式(2)」と記述する)である。
安定化制御方式(1)は、トナー濃度センサが2次転写部の下流側であって、中間転写ベルトと対向するように設置されていることから、2次転写部や定着部で生じた変動分を検出して画像形成条件にフィードバックすることができない。これに対して、画像安定化制御方式(2)は、画像安定化制御方式(1)では検出することができない、2次転写部や定着部で生じた変動分についても検出して、画像形成条件にフィードバックすることができるため、画像安定化制御方式(1)に比べて高画質化を図ることができる。
しかしながら、画像安定化制御方式(2)の場合、トナー濃度センサによって、用紙に定着した画像の色や濃度等の情報を検出する際に、定着部を通過した直後に検出すると、サーモクロミズム現象の影響により、ユーザーが見る画像品質に比べて色が変わってしまう場合がある。ここで、「サーモクロミズム現象」とは、熱によってトナーの色が変わる現象である。そして、このサーモクロミズム現象の影響を補正する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−39036号公報 特開2011−186087号公報
ところで、種々の要因によって、定着部の定着ローラの軸方向(即ち、用紙の搬送方向と直交する方向)に温度ムラが生じる場合がある。そして、定着部の定着ローラの軸方向に温度ムラがあると、この温度ムラによるサーモクロミズム現象への影響が生じる。
つまり、定着部の軸方向の温度ムラによるサーモクロミズム現象の影響により、トナー濃度センサでの色検出が不正確になり、画像安定化制御方式(2)による制御を行っても、出力画像(プリント画像)の色が適正にならず、画像品質が低下する場合がある。
本発明は、定着部の定着ローラの軸方向に温度ムラがあっても、定着した画像の情報を正しく検出し、その検出結果を基に画像形成条件を決定することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
画像調整用パターン像を用いて画像形成条件を決定する画像形成装置であって、
用紙に定着した画像調整用パターン像の情報を検出する検出部と、
用紙に画像調整用パターン像を定着する定着部の定着ローラの軸方向の温度を検出する複数のセンサを有する定着温度検出部と、
定着温度検出部による温度検出値に基づいて、検出部が画像調整用パターン像の情報を検出する検出領域を、定着部の温度が所望の温度となる場所に設定し、検出部により当該検出領域で検出された情報を用いて前記画像形成条件を決定する制御部と、
を備える。
上記の構成の画像形成装置において、検出部による画像調整用パターン像の情報の検出結果に基づいて画像形成条件を決定する制御を行う際に、定着温度検出部によって定着部の定着ローラの軸方向における複数の箇所の温度を検出する。そして、制御部による制御の下に、複数の箇所の温度検出値に基づいて、検出部の検出領域を、定着温度が所望の温度となる場所に対応して設定する。これにより、定着部の軸方向の温度ムラによるサーモクロミズム現象の影響を受けない領域での画像調整用パターン像の情報の検出結果を基に画像形成条件が決定されることになる。
本発明によれば、定着部の定着ローラの軸方向に温度ムラがあっても、当該温度ムラの影響を抑えて、定着した画像の情報を正しく検出し、その検出結果を基に画像形成条件を決定することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。 画像調整用パターン像の一例であるトナーパッチ像を示す図である。 階調特性の概念図である。 サーモクロミズム現象の影響によって色が変わる様子を示す図である。 定着温度の彩度との関係を示す図である。 用紙が冷えた通常の状態とサーモクロミズム現象が生じている状態での、定着温度と色の関係を示す図である。 定着部の定着温度に軸方向の温度ムラが発生する要因の一つについて説明する図である。 トナーパッチ像の検出領域の設定などの制御を行う制御系の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1についての説明図である。 用紙を定着部の軸方向に移動させる機構の一例を示す斜視図である。 実施例1の具体的な処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2についての説明図である。 実施例2の具体的な処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の変形例についての説明図である。 実施例3についての説明図である。 実施例3の具体的な処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明や各図において、同一要素または同一機能を有する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
[画像形成装置の構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。本実施の形態では、複写機に適用する場合を例に挙げている。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部80と、制御基板90とを有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。このランプLからの照射光に基づく原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の周知の画像処理を施して、制御基板90に搭載されたRAM(不図示)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したデータであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、ユーザーによってセットされる、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有している。したがって、ここでは、第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45とを有している。感光体41は、不図示の駆動モータによる駆動の下に回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与えることにより感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いて、感光体41上に形成された静電潜像を現像する。トナーは、画像を形成する粒子である。キャリアは、現像部44内でのトナーとの混合において摩擦帯電によりトナーに適正な電荷を与える機能と、感光体41と対向する現像領域にトナーを搬送する機能と、感光体41上の静電潜像にトナーが忠実に現像できるように現像電界を形成する機能とを持っている。この現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面には、イエローのトナー像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
クリーニング部45は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写体の一例である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータによる駆動の下に、感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転する。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと逆極性の電圧を印加させることで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が、中間転写ベルト50の表面に順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合うことによってカラー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50には、ベルトクリーニング装置53が対向している。このベルトクリーニング装置53は、用紙Sへのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向の下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって搬送されてきた用紙Sを中間転写ベルト50に接触させることにより、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、対向ローラ52に圧接されている。そして、2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62の位置は、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙Sの排出側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部80は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ81及び定着下ローラ82で構成されている。定着上ローラ81及び定着下ローラ82は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ81と定着下ローラ82との圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ81の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ81のローラ部が温められる。そして、定着上ローラ81のローラ部の熱が用紙Sへ伝達されることにより、用紙S上のトナー像が定着される。
用紙Sは、2次転写部60によってトナー像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ81と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラ81と定着下ローラ82とによる加圧と、定着上ローラ81のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部80の用紙Sの搬送方向の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースダウン排紙を行う場合、及び用紙Sの両面への画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転された用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。用紙Sの両面への画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転する。そして、表裏が反転された用紙Sは、再給紙路27によって再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側には、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[画像安定化制御について]
上述した電子写真方式の画像形成装置1では、形成する画像(出力画像)の濃度が目標濃度になるように、画像形成条件を調整する画像安定化制御が行われる。画像形成条件としては、帯電電圧、露光量、現像バイアス電圧などを例示することができる。この画像安定化制御は、中間転写ベルト50等の像担持体上や用紙S等の記録媒体上に画像調整用パターン像を形成し、この形成した画像調整用パターン像の濃度を検出部で検出し、その検出結果を画像形成条件にフィードバックし、画像形成条件に反映させることによって行われる。
画像調整用パターン像は、例えば、パッチ状のトナーパターン像(以下、「トナーパッチ像」と記述する)として中間転写ベルト50等の像担持体上や用紙S等の記録媒体上に形成される。ここでは、トナーパッチ像が用紙Sに記録される場合について説明する。トナーパッチ像は、トナー像の色に対応した、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のパッチ列からなる。
より具体的には、図2に示すように、トナーパッチ像TPは、YMCKの色ごとに、直線状に配列された複数のパッチ(パッチ列)から構成されている。そして、各色のパッチ列は、用紙S上に互いに隣接して形成される。なお、図2には、図面の簡略化のために、トナーパッチ像TPについて、例えばシアン(C)とブラック(K)の2色分のパッチ列を示している。
図2では、シアンのパッチ列の複数のパッチについては破線の四角で図示し、ブラックのパッチ列の複数のパッチについては実線の四角で図示している。そして、各色のパッチ列の複数のパッチは、トナー濃度が用紙Sの搬送方向において順に異なるように、即ち、搬送方向において順に薄くまたは濃くなるように配列されている。
トナーパッチ像TPは、用紙Sごとに規定される画像形成領域内に形成される。本例では、例えば用紙Sの幅方向(即ち、用紙Sの搬送方向と直交する方向)における中央部がトナーパッチ像TPの形成領域(画像調整用パターン像の形成領域)となっている。ただし、トナーパッチ像TPの形成領域については、用紙Sの画像形成領域内に限られるものではなく、当該画像形成領域外に設定する構成を採ることも可能である。なお、用紙Sの幅方向は、画像形成の際の主走査方向でもあり、用紙Sの搬送方向は、画像形成の際の副走査方向でもある。
一方、画像調整用パターン像、即ちトナーパッチ像TPの色や濃度等の情報を検出する検出部は、周知の光学的なトナー濃度センサを有する。前にも述べたように、トナー濃度センサの検出結果を画像形成条件に反映させる(フィードバックする)画像安定化制御には、画像安定化制御方式(1)と画像安定化制御方式(2)との2つの制御方式がある。
図1において、画像安定化制御方式(1)は、2次転写部62の下流側であって、中間転写ベルト50と対向するように設置されたトナー濃度センサ110によって、中間転写ベルト50上に形成された未定着の画像調整用パターン像のトナー濃度を検出するという方式である。画像安定化制御方式(2)は、定着部80以降の用紙搬送部に対向するように設置されたトナー濃度センサ120によって、用紙Sに定着した画像調整用パターン像のトナー濃度を検出するという方式である。
画像安定化制御方式(1)で用いられるトナー濃度センサ110は、中間転写ベルト50上に形成された画像について、ある特定の位置の濃度をスポット的に検出する光学センサである。これに対し、画像安定化制御方式(2)で用いられるトナー濃度センサ120は、用紙Sに定着した画像の情報を用紙Sの幅方向(即ち、用紙Sの搬送方向と直交する方向)の全域に亘って検出可能な光学センサである。
具体的には、トナー濃度センサ120は、例えば、用紙Sの幅方向の全域に亘って画素が直線状に配置されたセンサ(いわゆるラインセンサ)と、用紙Sに定着した画像に対して光を照射する光源と、当該光源から発せられた光に基づく、定着した画像からの反射光をラインセンサに導く光学系とを有する構成となっている。ラインセンサとしては、CCD型のイメージセンサであってもよいし、CMOS型(MOS型を含む)のイメージセンサであってもよい。
この種のトナー濃度センサ120は、インラインセンサと呼称される場合がある。トナーパッチ像TPのトナー濃度を検出する検出部は、ラインセンサを含むトナー濃度センサ120の他に、当該トナー濃度センサ120の画素単位のセンサ出力を処理する信号処理部を有し、用紙Sに定着した画像に関して、色情報や印字位置情報などを用紙Sの幅方向の全域に亘って、即ちスポット的にではなく、エリア的に検出することができる構成となっている。
そして、この検出部は、用紙Sの幅方向における検出領域を任意に設定することが可能な構成となっている。具体的には、例えば、ラインセンサの特定の領域の画素を選択して、他の領域の画素を非選択としたり、信号処理部での信号処理の際に、ラインセンサの特定の領域の画素の信号を出力して、他の領域の画素の信号を非出力としたりすることにより、特定の領域を検出領域として設定することができる。
上述したように、定着した画像を用紙Sの幅方向の全域に亘って検出可能なトナー濃度センサ120を用いる画像安定化制御方式(2)は、例えば2次転写部60や定着部80で生じた変動分を含む、より多くの画像の情報を検出し、画像形成条件に反映させることができる。したがって、画像安定化制御方式(2)は、2次転写部60や定着部80で生じた変動分を検出できない画像安定化制御方式(1)に比べて高画質化を図ることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置1では、画像安定化制御方式(1)および画像安定化制御方式(2)の両方式を採用している。ただし、画像安定化制御方式(1)の採用は必須ではない。すなわち、本発明は、少なくとも画像安定化制御方式(2)を採用する画像形成装置に対して適用することができる。
ここで、画像安定化制御方式(2)の制御について、図3に示す階調特性の概念図を用いて説明する。この階調特性の概念図において、横軸が画像データの入力階調を、縦軸がトナー濃度センサ120の濃度検出値をそれぞれ表している。
図3において、実線で示す特性が狙いの階調特性を表している。この狙いの階調特性に対して、定着部80の定着温度のムラなどの種々の要因によって、トナー濃度センサ120の濃度検出値が、破線で示す特性のように、例えば、低階調側では低濃度側に変動し、高階調側では高濃度側に変動することになる。
画像安定化制御方式(2)では、トナー濃度センサ120の濃度検出値から補正値を算出し、画像形成部40の画像形成条件にフィードバックする制御が行われる。この制御の際に算出する補正量は、図3に実線で示す狙いの階調特性に対する、トナー濃度センサ120が実際に検出する濃度検出値の差分(図中矢印の長さ)に相当する。
ところで、種々の要因により、定着部80の定着ローラ(図1の定着上ローラ81および定着下ローラ82)の軸方向(以下、単に「定着部の軸方向」と記述する場合もある。)に温度ムラが生じる場合がある。そして、定着部80の軸方向の温度ムラがあると、この温度ムラによるサーモクロミズム現象の影響が生じる。
ここで、定着に関する画像の色変化の2つの現象について、図4および図5を用いて説明する。
用紙Sにトナーを定着した直後では、画像に熱を加えることにより、サーモクロミズム現象の影響によってトナーの色が一時的に変化する。サーモクロミズム現象は、熱を加えるとその加熱温度によって、物質の分子構造が平面構造から四面体構造のように変化して電子配置が変わってしまい、同じ物質でも光を吸収する波長が変わるために起こる。サーモクロミズム現象は、可逆現象であるため、熱が下がると本来の色に戻り、画像の色も安定する。図4に、この様子、即ちサーモクロミズム現象の影響によって色が変わる様子を示す。
用紙Sにトナーを定着する際に、定着温度が高いと、用紙Sの繊維へのトナーの溶け方(つぶされ方)が変わるので、トナー層内部での吸収の度合いが変化して色が変わる。一般に、高い温度で定着したときほど彩度が上がる。これは電子写真特有の現象である。図5に、定着温度と彩度との関係を示す。
[サーモクロミズム現象の影響について]
ここで、サーモクロミズム現象の影響について、用紙Sが冷えた通常の状態とサーモクロミズム現象が生じている状態での、定着温度と色の関係を示す図6を用いてより具体的に説明する。
図6において、●印は定着直後、サーモクロミズム現象により、画像の色が大きく変わっている状態を示している。また、■印は定着後に用紙Sが冷えて、サーモクロミズム現象の影響がなくなった状態を示している。この■印が示す状態が、ユーザーが見る画像の品質と言うことになる。
定着部80の下流側に設置してあるトナー濃度センサ120によって定着した画像の色や濃度等の情報を検出する際に、定着部80を用紙Sが通過した直後では、サーモクロミズム現象の影響により、ユーザーが見る画像の品質に比べて画像の色が変わってしまう。具体的には、サーモクロミズム現象により、図6に示すように、定着温度に関係なく、彩度が高くなる方向に画像の色が変わる。
また、定着部80にも定着ローラ(81,82)の軸方向の温度差が存在し、この軸方向の温度ムラによって、サーモクロミズム現象の影響の度合いも変化するため、画像の色がさらに変わってしまう。具体的には、定着温度の軸方向の温度ムラにより、図6に示すように、定着温度が低い領域では彩度が低くなる(図中矢印の長さが短くなる)方向に、定着温度が高い領域では彩度が高くなる(図中矢印の長さが長くなる)方向に画像の色が変わる。
[軸方向の温度ムラが発生する要因について]
ここで、定着部80の軸方向の温度ムラが発生する要因の一つについて、ユーザーが実際に画像形成装置1を使用する状況例で説明する。
定着部80の軸方向の温度ムラが発生する状況例として、小幅サイズの用紙S1を大量に定着部80の定着ローラに通紙した後、大幅サイズの用紙S2を定着部80の定着ローラに通紙する場合を例示することができる。
このような状況例では、小幅サイズの用紙S1を大量に定着部80の定着ローラに通紙していると、定着部80の定着温度が軸方向において変わる。具体的には、図7(A)に示すように、用紙S1が通過する定着部80の定着ローラの中央部の領域では、用紙に熱が吸収されるため定着温度が低くなり、用紙S1が通過しない定着部80の定着ローラの両端部の領域では、用紙に熱が吸収されないために定着温度が高くなる。
このように、定着部80の軸方向に温度ムラが生じた状態で大幅サイズの用紙S2を定着部80に通紙すると、図7(B)に示すように、定着温度が高いところを通過した用紙S2の幅方向の端部の色が濃くなり、定着温度が低いところを通過した用紙S2の幅方向の中央部の色が薄くなる。
そして、この用紙S2上の画像がトナー濃度センサ120で検出され、その検出結果が画像形成条件にフィードバックされることによって濃度調整が行われる。この状態で通常の画像を形成すると、例えば用紙の端部に形成される潜像に供給するトナーの量を少なくするような画像形成条件に変更されているため、図7(C)に示すように、用紙S2の幅方向の端部の色が薄くなってしまうという不具合が発生する。
そこで、本実施の形態に係る画像形成装置1では、定着部80の下流側に設けられた検出部による検出結果を画像形成条件に反映させるフィードバック制御を行う際に、先ず、定着部80の定着ローラの軸方向における複数の箇所の温度を定着温度検出部によって検出する。
そして、定着温度検出部による温度検出値に基づいて、定着温度が所望の温度となる場所に位置するトナーパッチ像TPを検出するように、検出部がトナーパッチ像TPを検出する検出領域(以下、単に「検出部の検出領域」と記述する)を設定し、この設定した領域でのトナーパッチ像TPの検出結果を基に画像形成条件を決定する。つまり、トナーパッチ像TPの検出部による検出結果を、画像形成部40の画像形成条件にフィードバックし、当該画像形成条件に反映させるようにする。
図8は、トナーパッチ像TPの検出領域の設定などの制御を行う制御系の構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、本例に係る制御系200は、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを含む画像形成部40と、制御部210と、定着温度検出部220と、トナー濃度センサ120を含む検出部230とから構成されている。
制御部210は、画像形成装置1のシステム全体を制御する制御部でもあり、例えばマイクロコンピュータによって構成することができる。ただし、制御部210については、マイクロコンピュータからなる構成に限られるものではなく、ハードウェアからなる構成とすることも可能である。
定着温度検出部220は、定着部80の定着ローラ(図1の定着上ローラ81および定着下ローラ82)の軸方向における複数の箇所の温度を検出するために複数の定着温度センサ、本例では、当該軸方向に並んで設置された5個の定着温度センサ221〜225を備えている。定着温度センサ221〜225としては、周知の温度センサを用いることができる。
制御部210は、5個の定着温度センサ221〜225の温度検出値に基づいて、定着温度が所望の温度となる場所に位置するトナーパッチ像TPを検出するように検出部230の検出領域を設定する。制御部210はさらに、この設定した領域でのトナーパッチ像TPの検出結果を画像形成部40の画像形成条件に反映させることによって当該画像形成条件を決定する。
制御部210は、上記の2つの機能の他に、制御の形態に応じて、次のような2つの機能を持つ場合もある。その1つは、後述する実施例1の制御の場合に、用紙Sを搬送する位置を、定着部80の軸方向、即ち用紙Sの搬送方向と直交する方向に変更(制御)する機能である。他の1つは、後述する実施例2の制御の場合に、画像形成部40による用紙Sへのトナーパッチ像TPの形成位置を、定着部80の軸方向に変更(制御)する機能である。
検出部230は、トナー濃度センサ120の他に、当該トナー濃度センサ120の画素単位のセンサ出力を処理する信号処理部121を有し、用紙Sに定着した画像に関して、色情報や印字位置情報などを用紙Sの幅方向の全域に亘ってエリア的に検出することができる。
この検出部230は、例えば、ラインセンサの特定の領域の画素を選択したり、信号処理部121での信号処理の際に、特定の領域の画素の信号を出力したりすることで、用紙Sの幅方向における検出領域を任意に設定することが可能な構成となっている。
制御部210による検出部230の検出領域の設定が終了すると、画像形成部40によるトナーパッチ像TPの形成および用紙Sに定着したトナーパッチ像TPの検出部230による検出が行われる。
このとき、定着温度が所望の温度となる場所に位置するトナーパッチ像TPを検出するように検出部220の検出領域が設定されているために、定着部80の軸方向の温度ムラによるサーモクロミズム現象の影響を受けない領域でトナーパッチ像TPの検出が行われる。そして、制御部210は、検出部230によるトナーパッチ像TPの検出結果を、画像形成部40の画像形成条件に反映させる(フィードバックする)ことにより、当該画像形成条件を決定する。
上述したように、定着部80の軸方向の複数箇所の温度検出値に基づいて、定着温度が所望の温度となる場所に位置するトナーパッチ像TPを検出するように検出部230の検出領域を設定することにより、トナーパッチ像TPの検出を定着部80の軸方向の温度ムラによるサーモクロミズム現象の影響を受けない領域で行うことができる。これにより、サーモクロミズム現象が生じている状態で、定着部80の軸方向に温度ムラが存在していても、当該温度ムラの影響を抑えて、定着した画像の情報を正しく検出し、その検出結果を画像形成条件に反映させることができる。
なお、本例では、定着温度検出部220について、5個の定着温度センサ221〜225によって定着部80の軸方向における5箇所の温度を検出する構成としたが、これに限られるものではない。例えば、定着温度センサの数をさらに増やして、定着部80の軸方向におけるより多くの箇所の温度を検出することにより、定着部80の軸方向における定着温度の検出精度を上げることができる。
以下に、本実施の形態の具体的な実施例(実施例1乃至実施例3)について説明する。
(実施例1)
図9は、実施例1についての説明図である。実施例1では、定着部80の軸方向に設置した例えば5個の定着温度センサ221〜225によって軸方向の定着温度を検出する。そして、定着温度センサ221〜225の温度検出値の、定着部80の軸方向の分布に応じて、定着温度が所望の温度に最も近い場所を特定し、その特定した場所に検出部230の検出領域を設定する。
また、検出部230の検出領域の設定に対応して、定着温度が所望の温度に最も近い場所にトナーパッチ像TPが位置するように、用紙Sを搬送する位置を定着部80の軸方向に変更する。この用紙Sの搬送位置の変更により、検出部230は、所望の温度で定着部80に定着されたトナーパッチ像TPを検出できることになる。
検出部230の検出領域の設定およびこれに対応する用紙Sの搬送位置の変更にあたっては、5個の定着温度センサ221〜225の温度検出値について次の演算処理、即ち所望の温度に対する差分を求める演算処理を行う。
|定着温度センサ1の温度検出値−所望の温度|
|定着温度センサ2の温度検出値−所望の温度|
|定着温度センサ3の温度検出値−所望の温度|
|定着温度センサ4の温度検出値−所望の温度|
|定着温度センサ5の温度検出値−所望の温度|
この演算処理は、後述する実施例2,3においても同様に実行される。そして、演算結果が最も0に近い、即ち温度検出値が所望の温度に最も近い定着温度センサの場所にトナーパッチ像TPが位置するように、用紙Sを搬送する位置を定着部80の軸方向に変更する。このようにして、用紙Sの搬送位置を定着部80の軸方向に変更してから、当該用紙Sを定着部80に通す。
図9の例は、用紙Sの幅方向における中央の領域をトナーパッチ像TPの基準形成領域とし、定着温度センサ4の温度検出値が所望の温度に最も近いと特定されたときに、定着温度センサ4の場所にトナーパッチ像TPの形成領域が位置するように、用紙Sの搬送位置を定着部80の軸方向(黒塗りの矢印で示す方向)に変更する例となっている。
この用紙Sの搬送位置を変更する際に、トナーパッチ像TPの形成領域の用紙Sの幅方向における中心位置が、定着温度センサ4のほぼ中心になるようにするのが好ましい。本例の場合には、トナーパッチ像TPのシアン(C)のパッチ列とブラック(K)のパッチ列の境界が、定着温度センサ4の中心にくるように、用紙Sの搬送位置の変更が行われている。
検出部230によるトナーパッチ像TPの情報の検出にあたっては、トナーパッチ像TPの基準形成領域が定着温度センサ4の場所になるように、用紙Sを定着部80の軸方向に動かしてから、当該用紙Sを定着部80に通すことになる。
実施例1の場合は、用紙Sを搬送する位置を定着部80の軸方向に変更する必要があることから、図8の制御部210は、用紙Sの搬送位置を定着部80の軸方向に変更する制御も行うことになる。この用紙Sの搬送位置の変更については、用紙Sが2次転写部60を出てから定着部80に入るまでの搬送経路中において実行できればよい。
一例として、定着部80の上流側の搬送経路中に、図10に示すように、前後の搬送ローラ301,302と、これら搬送ローラ301,302に掛け渡された無端状の搬送ベルト303とからなる搬送機構300を、搬送方向と直交する方向において移動可能に設ける。そして、搬送機構300を不図示のスライド機構によって移動(スライド)させることにより、用紙Sの搬送位置を定着部80の軸方向に変更することができる。搬送機構300としては、上面のサイズが少なくとも用紙Sの最大サイズに対応した大きさのものであればよい。
実施例1の具体的な処理の流れについて、図11のフローチャートを用いて説明する。この処理は、制御部210による制御の下に実行される。
トナー濃度センサ120を含む検出部230の検出結果に基づいて画像形成条件を決定する制御を行うにあたって、先ず、定着温度検出部220により、定着部80の軸方向における複数箇所の定着温度を検出する(ステップS11)。
次に、定着温度検出部220の例えば5個の定着温度センサ221〜225の温度検出値の各々について、先述した演算処理、即ち所望の温度に対する差分を求める演算処理を行う(ステップS12)。次いで、定着温度センサ221〜225の温度検出値に基づく定着部80の軸方向の温度分布に応じて、定着温度が所望の温度に最も近い場所を特定し、その特定した場所に検出部230の検出領域を設定する(ステップS13)。
次に、画像形成部40において、用紙Sの基準形成領域にトナーパッチ像TPを形成する(ステップS14)。次に、トナーパッチ像TPが形成された用紙Sが定着部80に入る前に、検出部230の検出領域の設定に対応して、定着温度が所望の温度になっている場所にトナーパッチ像TPが位置するように、用紙Sを搬送する位置を定着部80の軸方向に変更する(ステップS15)。
次に、定着部80の下流側に配置されたトナー濃度センサ120を含む検出部230により、用紙Sに定着したトナーパッチ像TPについての色や濃度等の情報を検出する(ステップS16)。次いで、検出部230の検出結果を画像形成部40の画像形成条件へフィードバックすることによって画像形成条件を決定する(ステップS17)。
(実施例2)
図12は、実施例2についての説明図である。実施例2でも実施例1と同様に、定着部80の軸方向に設置した例えば5個の定着温度センサ221〜225によって軸方向の定着温度を検出する。そして、定着温度センサ221〜225の温度検出値に基づく定着部80の軸方向の温度分布に応じて、定着温度が所望の温度に最も近い場所を特定し、その特定した場所に検出部230の検出領域を設定する。
また、実施例2では、検出部230の検出領域の設定に対応して、定着温度が所望の温度に最も近い場所にトナーパッチ像TPが位置するように、用紙Sに形成するトナーパッチ像TPの配置を定着部80の軸方向に変更する。
用紙Sに形成するトナーパッチ像TPの配置の変更は、画像形成部40で扱うトナーパッチ像TPの画像データを変更することによって実現できる。このトナーパッチ像TPの配置の変更により、検出部230は、定着部80の定着温度が所望の温度となる場所に位置するトナーパッチ像TPを検出できることになる。
検出部230の検出領域の設定およびこれに対応するトナーパッチ像TPの配置の変更にあたっては、5個の定着温度センサ221〜225の温度検出値について、所望の温度に対する差分を求めるための、実施例1で説明した演算処理が行われる。
図12の例は、用紙Sの幅方向における中央の領域をトナーパッチ像TPの基準形成領域とし、定着温度センサ4の温度検出値が所望の温度に最も近いとしたとき、定着温度センサ4の場所にトナーパッチ像TPの形成領域が位置するように、画像形成部40で形成するトナーパッチ像TPの配置を定着部80の軸方向に変更する例となっている。
このトナーパッチ像TPの配置を変更する際に、トナーパッチ像TPの形成領域の用紙Sの幅方向における中心位置が、定着温度センサ4のほぼ中心になるようにするのが好ましい。本例の場合には、トナーパッチ像TPのシアン(C)のパッチ列とブラック(K)のパッチ列の境界が、定着温度センサ4の中心にくるように、用紙S上におけるトナーパッチ像TPの配置の変更が行われている。
実施例2の具体的な処理の流れについて、図13のフローチャートを用いて説明する。この処理は、制御部210による制御の下に実行される。
トナー濃度センサ120を含む検出部230の検出結果に基づいて画像形成条件を決定する制御を行うにあたって、先ず、定着温度検出部220により、定着部80の軸方向における複数箇所の定着温度を検出する(ステップS21)。
次に、定着温度検出部220の例えば5個の定着温度センサ221〜225の温度検出値の各々について、所望の温度に対する差分を求める演算を行う(ステップS22)。次いで、定着温度センサ221〜225の温度検出値に基づく定着部80の軸方向の温度分布に応じて、定着温度が所望の温度に最も近い場所を特定し、その特定した場所に検出部230の検出領域を設定する(ステップS23)。
次に、検出部230の検出領域の設定に対応して、定着温度が所望の温度に最も近い場所にトナーパッチ像TPが位置するように、用紙Sに形成するトナーパッチ像TPの配置(形成領域)を定着部80の軸方向に変更する(ステップS24)。次いで、画像形成部40において、変更した形成領域にトナーパッチ像TPを形成する(ステップS25)。
次に、定着部80の下流側に配置されたトナー濃度センサ120を含む検出部230により、用紙Sに定着したトナーパッチ像TPについての色や濃度等の情報を検出する(ステップS26)。次いで、検出部230の検出結果を画像形成部40の画像形成条件へフィードバックすることによって画像形成条件を決定する(ステップS27)。
(実施例2の変形例)
なお、実施例2では、定着温度センサ4の温度検出値が所望の温度に最も近いとしたとき、定着温度センサ4の場所にトナーパッチ像TPの形成領域が位置するように、トナーパッチ像TPのパッチ列の配置を同じ方向に一様に変更する制御となっている。ただし、この制御は一例であり、これに限られるものではない。
例えば、定着部80の定着温度が所望の温度に近い場所が2箇所、例えば定着温度センサ2の場所と定着温度センサ4の場所にあった場合には、両センサ2,4の場所にトナーパッチ像TPのパッチ列が分散するように、画像形成部40で形成されるトナーパッチ像TPの配置を定着部80の軸方向に変更する構成を採ることもできる。この例の場合、例えば図14に示すように、シアン(C)のパッチ列が定着温度センサ2の場所に、ブラック(K)のパッチ列が定着温度センサ4の場所にそれぞれ位置するように配置変更を行うようにすればよい。
(実施例3)
実施例1,2では、定着温度検出部220の定着温度センサ221〜225の温度検出値に基づいて、定着部80の軸方向における用紙Sの配送位置またはトナーパッチ像TPの形成位置および検出部220の検出領域を設定するようにしている。
これに対し、実施例3では、図15に示すように、画像調整用パターン像であるトナーパッチ像TPを用紙Sの全面に亘って形成する一方、トナー濃度センサ120を含む検出部220の検出領域のみを、定着温度が所望の温度に最も近い場所(領域)に設定する構成を採っている。この構成を採ることで、トナーの消費量が増えるものの、定着部80の軸方向に温度ムラが生じたとしても、当該軸方向において用紙Sの配送位置を変更したり、トナーパッチ像TPの形成位置を変更したりする処理が不要になるメリットがある。
実施例3の具体的な処理の流れについて、図16のフローチャートを用いて説明する。この処理は、制御部210による制御の下に実行される。
トナー濃度センサ120を含む検出部230の検出結果に基づいて画像形成条件を決定する制御を行うにあたって、先ず、定着温度検出部220により、定着部80の軸方向における複数箇所の定着温度を検出する(ステップS31)。
次に、定着温度検出部220の定着温度センサ221〜225の温度検出値の各々について、所望の温度に対する差分を求める演算を行う(ステップS32)。次いで、定着温度センサ221〜225の温度検出値についての、定着部80の軸方向の分布に応じて、定着温度が所望の温度に最も近い場所を特定し、その特定した場所に検出部230の検出領域を設定する(ステップS33)。
次に、画像形成部40において、用紙Sの全面に亘ってトナーパッチ像TPを形成する(ステップS34)。トナーパッチ像TPが形成された用紙Sは、画像形成部40から出力される。そして、定着部80において、加圧及び加熱によって用紙Sに対するトナー像の定着が行われる。
次に、定着部80の下流側に配置されたトナー濃度センサ120を含む検出部230により、用紙Sに定着したトナーパッチ像TPについての色や濃度等の情報を検出する(ステップS35)。次いで、検出部230の検出結果を画像形成部40の画像形成条件へフィードバックすることによって画像形成条件を決定する(ステップS36)。
なお、上記の実施の形態では、画像形成装置1として複写機に適用した場合を例に挙げて説明したが、この適用例に限られるものではない。すなわち、本発明は、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機など、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式の画像形成装置全般に対して適用可能である。また、本発明は、給紙ユニットが別ユニットとして設けられ、高速で画像を形成することができるいわゆるプロダクションプリント機にも適用可能である。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 30…画像読取部、40…画像形成部、 50…中間転写ベルト、 51…1次転写部、 60…2次転写部、80…定着部、 110,120…トナー濃度センサ、 200…制御系、210…制御部、 220…定着温度検出部、 221〜225…定着温度センサ、 230…検出部、 TP…トナーパッチ像

Claims (5)

  1. 画像調整用パターン像を用いて画像形成条件を決定する画像形成装置であって、
    用紙に定着した画像調整用パターン像の情報を検出する検出部と、
    用紙に前記画像調整用パターン像を定着する定着部の定着ローラの軸方向の温度を検出する複数のセンサを有する定着温度検出部と、
    前記定着温度検出部による温度検出値に基づいて、前記検出部が前記画像調整用パターン像の情報を検出する検出領域を、前記定着部の温度が所望の温度となる場所に設定し、前記検出部により当該検出領域で検出された情報を用いて前記画像形成条件を決定する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出部は、前記用紙の搬送方向と直交する方向の全域に亘って画素が直線状に配置されたセンサを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記定着温度検出部により検出された温度検出値に基づいて、前記用紙に形成される画像調整用パターン像の位置を前記定着ローラの軸方向に変位させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記定着温度検出部により検出された温度検出値に基づいて、前記定着部に搬送される用紙の位置を前記定着ローラの軸方向に変位させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像調整用パターン像は、前記用紙の全面に亘って形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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