JP6187218B2 - 画像形成装置および電圧設定方法 - Google Patents

画像形成装置および電圧設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6187218B2
JP6187218B2 JP2013256124A JP2013256124A JP6187218B2 JP 6187218 B2 JP6187218 B2 JP 6187218B2 JP 2013256124 A JP2013256124 A JP 2013256124A JP 2013256124 A JP2013256124 A JP 2013256124A JP 6187218 B2 JP6187218 B2 JP 6187218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
patch
density
charging voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013256124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015114477A (ja
Inventor
靖典 茂永
靖典 茂永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013256124A priority Critical patent/JP6187218B2/ja
Publication of JP2015114477A publication Critical patent/JP2015114477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6187218B2 publication Critical patent/JP6187218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像形成装置および電圧設定方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
上記画像形成装置においては、非画像部にトナーが付着する、いわゆる「地カブリ」という現象が生じる場合がある。特に長時間使用による現像剤の劣化時や、高温高湿時等の環境条件が悪いときにこの現象が顕著に現れる。
地カブリを生じさせないためには、カブリマージンを制御する必要がある。カブリマージンとは、感光体の表面電位(感光体における未露光部電位)と現像バイアス電位の直流成分との電位差(絶対値)である。このカブリマージンが大きくなるように、帯電電位及び現像バイアス電位を設定することにより、地カブリの発生を抑制することができる。
ただし、帯電装置における性能のばらつき、環境変動等によって、感光体の表面電位を所望の電位に制御することは容易でない。そのため、感光体の表面電位を測定する表面電位計を感光体付近に搭載し、表面電位計の測定結果に基づき帯電装置の帯電電圧を変更することによって、感光体の表面電位を所望の電位に制御することが行われている。しかし、表面電位計を画像形成装置に搭載するとコストが増加してしまう。
そこで、表面電位計が搭載されていない画像形成装置において、感光体の表面電位を予測し、その予測結果に基づき帯電装置の帯電電圧を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の技術では、所定の基準画像を感光ドラム上に形成し、画像濃度検知センサにより検知された当該基準画像の検出値に応じて、帯電装置の出力値を補正する。
特開平11−65237号公報
ところで、上記画像形成装置では、画像形成時に稼動する各部のモーターや定着ヒーター、電源等の様々な熱源で発生する熱により、装置の各部で熱膨張を生じる。その結果、画像形成装置の内部に配置された露光装置では、熱膨張の影響を受けて各光学部品の位置変化やレンズの屈性率の変化を生じるため、感光体位置で結像していたレーザー光がピントズレを起こしてしまう。
上記特許文献1に記載の技術において、レーザー光のピントズレが起きると、感光ドラムの露光潜像の径が太くなり、基準画像の検出値が変化してしまう。そのため、帯電装置の出力値を正しく補正することができず、ひいては感光体の表面電位を正しく制御することができない。よって、カブリマージンを所望の値に制御することができず、地カブリの発生を抑制することができないという問題があった。たとえ、レーザー光のピントズレ量が調整公差の範囲内であっても、ピントズレが起きてしまっている以上、感光体の表面電位を正しく制御することができず、地カブリが発生するおそれはある。
本発明の目的は、露光装置においてピントズレが起きても、地カブリの発生を抑制することが可能な画像形成装置および電圧設定方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
帯電部材に帯電電圧を印加することにより像担持体の表面を帯電する帯電部と、
前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
現像部材に現像電圧を印加することにより前記像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部と、
を有し、
前記帯電部材に印加される帯電電圧と前記現像部材に印加される現像電圧との電位差を複数の異なる値に変化させながら、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より大きい第1パッチ画像、および、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より小さい第2パッチ画像を前記像担持体上に形成する画像形成部と、
前記第1パッチ画像および第2パッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度検出部と、
前記画像形成部にて変化させた複数の帯電電圧値のうち、前記パッチ濃度検出部により検出された前記第1パッチ画像の濃度が所定濃度である場合の帯電電圧値を特定する特定部と、
前記特定部により特定された帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に、前記像担持体上に形成され前記パッチ濃度検出部により検出された前記第2パッチ画像の濃度に基づいて、前記露光部のピントズレ量を推定する推定部と、
前記推定部により推定された前記ピントズレ量に基づいて、前記電位差が所定範囲に含まれるように、前記帯電電圧および前記現像電圧の少なくとも一方の設定値を変更する設定変更部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る電圧設定方法は、
帯電部材に帯電電圧を印加することにより像担持体の表面を帯電する帯電部と、
前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
現像部材に現像電圧を印加することにより前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を付着して可視像を形成する現像部と、
を有する画像形成部を備える画像形成装置の電圧設定変更方法であって、
前記帯電部材に印加される帯電電圧と前記現像部材に印加される現像電圧との電位差を複数の異なる値に変化させながら、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より大きい第1パッチ画像、および、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より小さい第2パッチ画像を前記像担持体上に形成させ、前記第1パッチ画像および第2パッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度検出部から検出値を取得する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて変化させた複数の帯電電圧値のうち、前記パッチ濃度検出部により検出された前記第1パッチ画像の濃度が所定濃度である場合の帯電電圧値を特定する第2のステップと、
前記第1のステップにおいて前記第2のステップにより特定された帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に、前記像担持体上に形成され前記パッチ濃度検出部により検出された前記第2パッチ画像の濃度に基づいて、前記露光部のピントズレ量を推定する第3のステップと、
前記第3のステップにより推定された前記ピントズレ量に基づいて、前記電位差が所定範囲に含まれるように、前記帯電電圧および前記現像電圧の少なくとも一方の設定値を変更する第4のステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1パッチ画像の濃度に加えて、第2パッチ画像の濃度に基づいて推定された露光部のピントズレ量も考慮して、帯電電圧と現像電圧との電位差(カブリマージン)が所定電位差となるように制御される。よって、露光部(露光装置)においてピントズレが起きても、地カブリの発生を抑制することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本発明に係る実施の形態を示す画像形成ユニットの構成を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の電圧設定処理を示すフローチャートである。 ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像の例を示す図である。 ピントズレ量とシャドウパッチ画像の濃度検出値との対応関係を示す図である。 ピントズレ量に応じてカブリマージンとハイライトパッチ画像の濃度検出値との対応関係を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成装置1の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、及び制御部100を備える。なお、制御部100は、本発明の「特定部」、「推定部」および「設定変更部」として機能する。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411(本発明の「露光部」に対応)、現像装置412(本発明の「現像部」に対応)、感光体ドラム413(本発明の「像担持体」に対応)、帯電装置414(本発明の「帯電部」に対応)、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。帯電装置414は、いわゆるスコロトロン帯電装置であって、放電電極、安定板及びメッシュ状のグリッド電極を備える。帯電装置414は、安定板に外囲された放電電極に−4〜−6[kV]程度の高電圧を印加すると共に、グリッド電極(本発明の「帯電部材」に対応)に例えば−800[V]のグリッド電圧(本発明の「帯電電圧」に対応)を印加することによってコロナ放電を発生させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。現像装置412は、図3に示すように、感光体ドラム413と対向するように回転可能に設けられた現像ローラー430(本発明の「現像部材」に対応)を有する。現像動作時には、現像バイアス電源(図示せず)から所定の現像バイアス(本発明の「現像電圧」に対応)が現像ローラー430に印加される。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
パッチ濃度検出部416は、濃度検出センサー(IDCセンサー)であり、図3に示すように、トナー像が中間転写ベルト421に一次転写される一次転写位置P1よりも感光体ドラム413の回転方向上流側で、現像装置412による現像位置P2よりも下流側に、感光体ドラム413に対向して配置される。つまり、現像装置412によって感光体ドラム413に形成されたトナー像が中間転写ベルト421に一次転写される前に、このトナー像の濃度を検出できるようにパッチ濃度検出部416は配置される。パッチ濃度検出部416は、例えば、感光体ドラム413の主走査方向略中央に配置される。
なお、パッチ濃度検出部416の配置位置は上述した態様に限定されない。つまり、感光体ドラム413上に形成されたパッチ画像(後述するハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像)の濃度を検出できるように配置されれば良い。
パッチ濃度検出部416は、現像装置412の現像動作時において地カブリの発生を抑制するために、カブリマージンを所望の電位に制御する際に用いられる。カブリマージンとは、感光体ドラム413の表面電位(感光体ドラム413における未露光部電位)と、現像ローラー430に印加される現像バイアス(直流成分)との電位差である。パッチ濃度検出部416は、感光体ドラム413に形成されたパッチ画像の濃度を検出し、検出した濃度を制御部100に出力する。
パッチ濃度検出部416には、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの発光素子と、フォトダイオード(PD:Photodiode)などの受光素子とを備え、パッチ画像の濃度を検出する反射型の光センサーを適用することができる。パッチ画像の濃度は、パッチ画像への入射光量をI0、パッチ画像からの反射光量をIとしたとき、−log(I/I0)で表される。この式から明らかなように、感光体ドラム413上に形成されたパッチ画像の濃度が高いほど反射光量Iは小さく、パッチ濃度検出部416から出力されるセンサー出力値(濃度)は大きくなる。逆に、感光体ドラム413上に形成されたパッチ画像の濃度が低いほど反射光量Iは大きく、パッチ濃度検出部416から出力されるセンサー出力値は小さくなる。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部100からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421(本発明の「像担持体」に対応)の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
図4は、画像形成装置1の電圧設定動作例を示すフローチャートである。電圧設定動作は、現像剤が新品に交換された場合(つまり、トナーの帯電量がほぼ決まった値である場合)、カブリマージンを所望の電位に制御するための動作である。ステップS100の処理は、画像形成装置1の操作部22を介してユーザーにより上記電圧設定動作を実行するための調整ボタンが押下されることにより開始する。
まず、制御部100は、画像形成部40を制御し、グリッド電極(帯電部材)に印加する帯電電圧(Vg)を複数の異なる値に変化させながら、ハイライトパッチ画像(本発明の「第1パッチ画像」に対応)およびシャドウパッチ画像(本発明の「第2パッチ画像」に対応)を感光体ドラム413上に形成させる(ステップS100)。パッチ濃度検出部416は、感光体ドラム413上に形成されたハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像の濃度を検出する。本実施の形態では、制御部100は、帯電電圧を−760〜−840[V]まで20[V]毎に変化させる。つまり、制御部100は、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を形成させる際のカブリマージンを20[V]毎に変化させる(現像バイアスは一定)。なお、グリッド電極(帯電部材)に印加する帯電電圧(Vg)を一定にして、現像バイアスを複数の異なる値に変化させながら、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を感光体ドラム413上に形成させても良い。
ハイライトパッチ画像は、図5Aに示すように、大きさが8×8ドットである四角形状の白画像(本発明の「白色部」に対応)内に、大きさが2×2ドットである四角形状の黒画像(本発明の「有色部」に対応)を配置した6つの単位ハイライトパッチ画像を隣接して並べた画像である。シャドウパッチ画像は、図5Bに示すように、大きさが9×9ドットである四角形状の黒画像内に、大きさが4×4ドットである四角形状の白画像を配置した6つの単位シャドウパッチ画像を隣接して並べた画像である。
なお、本実施の形態では、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像として、ドットパターンを用いているが、ラインパターンを用いても良い。また、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を構成する黒画像および白画像のドット形状として、四角形状以外のドット形状を用いても良い。また、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像は、白画像と黒以外の有色画像とから構成しても良い。要は、ハイライトパッチ画像は、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より大きい画像であれば良い。また、シャドウパッチ画像は、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より小さい画像であれば良い。
次に、制御部100は、パッチ濃度検出部416により検出されたハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像の濃度検出値(平均濃度検出値)を取得する(ステップS120)。次に、制御部100は、ステップS100において変化させた複数の帯電電圧値のうち、パッチ濃度検出部416によるハイライトパッチ画像の濃度検出値が所定電圧(本実施の形態では、3.8[V])である場合の帯電電圧値(例えば、−760[V])を特定する(ステップS140)。なお、現像バイアスを複数の異なる値に変化させながら、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を感光体ドラム413上に形成させた場合、ハイライトパッチ画像の濃度検出値が所定電圧である場合の現像バイアス値を特定する。
ここで、所定電圧を3.8[V]としているのは、露光装置411にピントズレが生じていない画像形成装置1(管理された、標準となる画像形成装置1)において、カブリマージンが地カブリの発生しない100[V](目標値)である条件下で、パッチ濃度検出部416によるハイライトパッチ画像の濃度検出値が3.8[V]であるからである。つまり、露光装置411にピントズレが生じていない画像形成装置1において、ステップS140にて特定した帯電電圧値をグリッド電極の帯電電圧として設定しておけば、カブリマージンが100[V]となり、地カブリの発生を抑制することができる。
次に、制御部100は、ステップS140において特定された帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に感光体ドラム413上に形成されたシャドウパッチ画像について、パッチ濃度検出部416による濃度検出値が0.45[V]以上0.50[V]以下であるか否かについて判定する(ステップS160)。この判定の結果、濃度検出値が0.45[V]以上0.50[V]以下である場合(ステップS160、YES)、制御部100は、露光装置411に生じているピントズレ量が0[μm](ピントズレなし)であると推定する(ステップS180)。
一方、濃度検出値が0.45[V]以上0.50[V]以下でない場合(ステップS160、NO)、制御部100は、濃度検出値が0.35[V]以上0.45[V]未満であるか否かについて判定する(ステップS220)。この判定の結果、濃度検出値が0.35[V]以上0.45[V]未満である場合(ステップS220、YES)、制御部100は、露光装置411に生じているピントズレ量が±50[μm]であると推定する(ステップS240)。
一方、濃度検出値が0.35[V]以上0.45[V]未満でない場合(ステップS220、NO)、つまり濃度検出値が0.25[V]以上0.35[V]未満である場合、制御部100は、露光装置411に生じているピントズレ量が±100[μm]であると推定する(ステップS280)。
本実施の形態では、露光装置411に生じているピントズレ量の調整公差が±100[μm]であるため、ピントズレ量が0[μm]、±50[μm]または±100[μm]の何れかであるかに応じて処理を分けている。図6は、ピントズレ量とシャドウパッチ画像の濃度検出値との対応関係を示す図である。制御部100は、図6の対応関係を示す情報を参照することにより、シャドウパッチ画像の濃度検出値から露光装置411に生じているピントズレ量を推定することができる。なお、現像バイアスを複数の異なる値に変化させながら、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を感光体ドラム413上に形成させた場合、ステップS140において特定された現像バイアス値の現像バイアスが印加された場合に感光体ドラム413上に形成されたシャドウパッチ画像の濃度検出値に基づいて、露光装置411に生じているピントズレ量を推定しても良い。
図6の対応関係を示す情報は、露光装置411にピントズレが生じていない画像形成装置1を使用し、予め露光装置411のピントズレ量に対するシャドウパッチ画像の濃度検出値を確認して作成され、記憶部72に記録される。図6に示すように、露光装置411のピントズレ量の絶対値が増大するに従い、シャドウパッチ画像の濃度検出値は増大する。露光装置411にピントズレが起きると、シャドウパッチ画像の白画像の再現性が悪化するため、シャドウパッチ画像を感光体ドラム413上に形成する際、シャドウパッチ画像作成用の画像データと比べて、黒画像の面積が増大するとともに、白画像の面積が減少するからである。
ステップS180にて露光装置411のピントズレ量が0[μm]であると推定した後、制御部100は、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)の値を補正するために用いられる変数(Vg’)に0[V]を代入する(ステップS200)。
また、ステップS240にて露光装置411のピントズレ量が±50[μm]であると推定した後、制御部100は、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)の値を補正するために用いられる変数(Vg’)に−20[V]を代入する。
また、ステップS280にて露光装置411のピントズレ量が±100[μm]であると推定した後、制御部100は、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)の値を補正するために用いられる変数(補正量Vg’)に−40[V]を代入する。
最後に、制御部100は、グリッド電極の帯電電圧について設定を行う(ステップS320)。具体的には、制御部100は、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)に、ステップS200,S260またはS300において値が代入された変数(補正量Vg’)の値を加算した電圧値をグリッド電極の帯電電圧として設定する。ステップS320の処理が完了した後、画像形成装置1は図4における処理を終了する。
ジャストピントである場合(露光装置411のピントズレ量が0[μm]である場合)と比べてピントズレが生じている場合は、ハイライトパッチ画像の黒画像の再現性が悪化するため、ハイライトパッチ画像の濃度検出値は増大する。露光装置411にピントズレが起きると、ハイライトパッチ画像を感光体ドラム413上に形成する際、ハイライトパッチ画像作成用の画像データと比べて、黒画像の面積が増大するとともに、白画像の面積が減少するからである。したがって、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)はピントズレによる誤差を含んでおり、ピントズレ量に応じた帯電電圧(Vg)の補正が必要となる。
図7は、ピントズレ量に応じてカブリマージンとハイライトパッチ画像の濃度検出値との対応関係を示す図である。図7に示すように、ハイライトパッチ画像の濃度検出値がステップS140にて用いた所定電圧(3.8[V])である場合におけるカブリマージンは、露光装置411のピントズレ量が±50[μm]、±100[μm]と増大するに従って、それぞれ80[V]、60[V]に低下する。上述したように、ピントズレが生じている場合に、ハイライトパッチ画像の濃度検出値が増大するという影響を受けるからである。
例えば、露光装置411のピントズレ量が±50[μm]である場合、ハイライトパッチ画像の濃度検出値が所定電圧(3.8[V])となるカブリマージンは80[V]となっており、カブリマージンの目標値である100[V]から20[V]低い値である。そこで、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)に、シャドウパッチ画像を用いて推定したピントズレ量(±50[μm])に応じた補正量Vg’(−20[V])を加算した値を帯電電圧値として設定する。これにより、カブリマージンが目標値の100[V](=80[V]+20[V])となり、露光装置411にピントズレが生じていても、地カブリの発生を抑制することができる。同様に、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)に、シャドウパッチ画像を用いて推定したピントズレ量(±100[μm])に応じた補正量Vg’(−40[V])を加算した値を帯電電圧値として設定することにより、地カブリの発生を抑制することができる。
図7の対応関係を示す情報は、露光装置411にピントズレが生じていない画像形成装置1を使用し、予め露光装置411のピントズレ量が0[μm]、±50[μm]または±100[μm]である条件下において、カブリマージンを複数の異なる値に変化させた場合におけるハイライトパッチ画像の濃度検出値を確認して作成され、記憶部72に記録される。
なお、本実施の形態では、露光装置411のピントズレ量が0[μm]、±50[μm]または±100[μm]の何れかであると判断して帯電電圧(Vg)を補正する例について説明したが、露光装置411のピントズレ量が0[μm]、±25[μm]、±50[μm]、±75[μm]または±100[μm]の何れかであると判断して(つまり、ピントズレ量の推定精度を向上させて)帯電電圧(Vg)を補正しても良い。この場合、図7の対応関係を示す情報を作成するため、露光装置411にピントズレが生じていない画像形成装置1を使用し、予め露光装置411のピントズレ量が0[μm]、±25[μm]、±50[μm]、±75[μm]または±100[μm]である条件下において、カブリマージンを複数の異なる値に変化させた場合におけるハイライトパッチ画像の濃度検出値を確認しておく。
また、本実施の形態では、露光装置411のピントズレ量に応じて帯電電圧(Vg)を補正する例について説明したが、帯電電圧(Vg)の代わりに、現像ローラー430に印加される現像バイアスを補正しても良い。この場合、補正量の符号は逆となる。例えば、露光装置411のピントズレ量が±50[μm]である場合、ステップS140において特定した帯電電圧(Vg)に補正量Vg’(−20[V])を加算した値を帯電電圧値として設定する代わりに、予め設定されている現像バイアスから補正量Vg’(−20[V])を減算した値を現像バイアス値として新たに設定する。もちろん、露光装置411のピントズレ量に応じて帯電電圧(Vg)および現像バイアスの両方を補正しても良い。要は、カブリマージンが所定電位差(本実施の形態では、100[V])となるように、帯電電圧(Vg)および現像バイアスの少なくとも一方の設定値を変更すれば良い。さらに言えば、カブリマージンが地カブリの生じない所定範囲(本実施の形態では、100±10[V])に含まれるように、帯電電圧(Vg)および現像バイアスの少なくとも一方の設定値を変更しても良い。
[本実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1は、帯電電圧を複数の異なる値に変化させながら、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像を感光体ドラム413上に形成させ、ハイライトパッチ画像およびシャドウパッチ画像の濃度検出値をパッチ濃度検出部416から取得する。ハイライトパッチ画像の濃度が所定濃度(例えば、3.8[V])である場合の帯電電圧値を特定し、その帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に、感光体ドラム413上に形成されパッチ濃度検出部416により検出されたシャドウパッチ画像の濃度に基づいて露光装置411のピントズレ量を推定する。推定されたピントズレ量に基づいて、カブリマージンが所定電位差(例えば、100[V])となるように、帯電電圧の設定値を変更する。
このように構成した本実施の形態によれば、ハイライトパッチ画像の濃度に加えて、シャドウパッチ画像の濃度に基づいて推定された露光装置411のピントズレ量も考慮して、カブリマージンが所定電位差となるように制御される。よって、露光装置411においてピントズレが起きても、地カブリの発生を抑制することができる。また、感光体ドラム413の表面電位を測定する表面電位計を搭載する必要がなく、画像形成装置1のコストが増加することを防止することができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態では、感光体ドラム413が本発明の「像担持体」に対応する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中間転写ベルト421が本発明の「像担持体」に対応しても良い。また、画像形成装置1が中間転写ベルト421上のトナーを用紙Sに転写するための2次転写ベルトを備えている場合には、当該2次転写ベルトが本発明の「像担持体」に対応しても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
71 通信部
72 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
411 露光装置
412 現像装置
413 感光体ドラム
414 帯電装置
416 パッチ濃度検出部
430 現像ローラー

Claims (2)

  1. 帯電部材に帯電電圧を印加することにより像担持体の表面を帯電する帯電部と、
    前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
    現像部材に現像電圧を印加することにより前記像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部と、
    を有し、
    前記帯電部材に印加される帯電電圧と前記現像部材に印加される現像電圧との電位差を複数の異なる値に変化させながら、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より大きい第1パッチ画像、および、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より小さい第2パッチ画像を前記像担持体上に形成する画像形成部と、
    前記第1パッチ画像および第2パッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度検出部と、
    前記画像形成部にて変化させた複数の帯電電圧値のうち、前記パッチ濃度検出部により検出された前記第1パッチ画像の濃度が所定濃度である場合の帯電電圧値を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に、前記像担持体上に形成され前記パッチ濃度検出部により検出された前記第2パッチ画像の濃度に基づいて、前記露光部のピントズレ量を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された前記ピントズレ量に基づいて、前記電位差が所定範囲に含まれるように、前記帯電電圧および前記現像電圧の少なくとも一方の設定値を変更する設定変更部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 帯電部材に帯電電圧を印加することにより像担持体の表面を帯電する帯電部と、
    前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
    現像部材に現像電圧を印加することにより前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を付着して可視像を形成する現像部と、
    を有する画像形成部を備える画像形成装置の電圧設定変更方法であって、
    前記帯電部材に印加される帯電電圧と前記現像部材に印加される現像電圧との電位差を複数の異なる値に変化させながら、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より大きい第1パッチ画像、および、白色部と有色部とを含み当該白色部の面積が当該有色部の面積より小さい第2パッチ画像を前記像担持体上に形成させ、前記第1パッチ画像および第2パッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度検出部から検出値を取得する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて変化させた複数の帯電電圧値のうち、前記パッチ濃度検出部により検出された前記第1パッチ画像の濃度が所定濃度である場合の帯電電圧値を特定する第2のステップと、
    前記第1のステップにおいて前記第2のステップにより特定された帯電電圧値の帯電電圧が印加された場合に、前記像担持体上に形成され前記パッチ濃度検出部により検出された前記第2パッチ画像の濃度に基づいて、前記露光部のピントズレ量を推定する第3のステップと、
    前記第3のステップにより推定された前記ピントズレ量に基づいて、前記電位差が所定範囲に含まれるように、前記帯電電圧および前記現像電圧の少なくとも一方の設定値を変更する第4のステップと、
    を有することを特徴とする電圧設定方法。
JP2013256124A 2013-12-11 2013-12-11 画像形成装置および電圧設定方法 Expired - Fee Related JP6187218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256124A JP6187218B2 (ja) 2013-12-11 2013-12-11 画像形成装置および電圧設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256124A JP6187218B2 (ja) 2013-12-11 2013-12-11 画像形成装置および電圧設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015114477A JP2015114477A (ja) 2015-06-22
JP6187218B2 true JP6187218B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=53528328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013256124A Expired - Fee Related JP6187218B2 (ja) 2013-12-11 2013-12-11 画像形成装置および電圧設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6187218B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000122356A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3199062B2 (ja) * 1999-07-28 2001-08-13 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP2003195579A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2009069469A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像濃度調整方法
JP4710964B2 (ja) * 2008-11-28 2011-06-29 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015114477A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5999113B2 (ja) 画像形成装置
JP6135640B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび濃度ムラ検出方法
US9606489B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, and density unevenness correction method
JP6307961B2 (ja) 画像形成装置
JP5924358B2 (ja) 画像形成装置
JP6256446B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび濃度ムラ補正方法
JP5928494B2 (ja) 画像形成装置
US9857746B2 (en) Image forming apparatus
JP2017112454A (ja) 画像読取装置および画像形成システム
JP2018151521A (ja) 画像形成装置
US9268255B2 (en) Image formation system and density controlling method
JP2018092101A (ja) 画像形成装置および入射角調整方法
JP6484992B2 (ja) 画像形成装置
JP6187218B2 (ja) 画像形成装置および電圧設定方法
JP5803599B2 (ja) 画像形成装置
JP6237185B2 (ja) 画像形成システム
JP6206453B2 (ja) 画像形成装置
JP2019078814A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6237184B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2013125190A (ja) 画像形成装置および画像形成条件変更方法
JP2018180058A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、補正制御方法および補正制御プログラム
JP2017223898A (ja) 画像形成装置
JP6049995B2 (ja) 画像形成装置
JP2013003342A (ja) 画像形成装置及び画像安定化制御方法
JP6855775B2 (ja) 画像形成装置および階調補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6187218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees