JP2014084447A - 繊維製品用の液体洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果をより高められる繊維製品用の液体洗浄剤を提供する。
【解決手段】(A)成分:非イオン性界面活性剤と、(B)成分:3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上と、(C)成分:環状デキストリンと、を含有することよりなる。前記(C)成分は、高度分岐環状デキストリンであることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤に関する。
近年、清潔志向の高まりから、繊維製品用の液体洗浄剤には、繊維製品に付着した汚れを除去すること(洗浄効果)に加え、繊維製品から発生する不快な臭気を除去したり(除臭効果)、繊維製品から不快な臭気が発生するのを防止したりすること(防臭効果)が求められている(以下、除臭効果及び防臭効果を合わせて消臭効果という)。
繊維製品から発せられる不快な臭気は、繊維製品に付着した微生物が、繊維製品の乾燥中や保管中に増殖することに起因することが多い。
一般に、陽イオン性界面活性剤は殺菌効果を有するため、陽イオン性界面活性剤を配合することで、繊維製品に付着した微生物を除去する試みがなされている。しかし、液体洗浄剤の洗浄効果を高めるために陰イオン性界面活性剤を併用すると、陽イオン性界面活性剤の殺菌効果が十分に発揮されないという問題があった。加えて、陽イオン性界面活性剤が配合された洗浄剤は、微生物由来の臭気を抑制するには効果があるものの、多様な臭気成分に対する消臭効果を満足できるものではなかった。
こうした問題に対し、従来、除臭効果又は防臭効果の向上が図られた繊維製品用の液体洗浄剤が提案されている。
例えば、過酸化水素と、シクロデキストリンと、特定の非イオン性界面活性剤とを含有する衣料用液体漂白剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の発明によれば、消臭機能と塗布洗浄力との向上が図られている。
特開2011−225743号公報
しかしながら、繊維製品用の液体洗浄剤には、消臭効果のさらなる向上が求められている。
そこで、本発明は、良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果をより高められる繊維製品用の液体洗浄剤を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、非イオン性界面活性剤と、環状デキストリンと、特定のアミン化合物又は特定のアンモニウム化合物とを組み合わせることで、良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果に優れる液体洗浄剤を得られることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明の繊維製品用の液体洗浄剤は、(A)成分:非イオン性界面活性剤と、(B)成分:3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上と、(C)成分:環状デキストリンとを含有することを特徴とする。
前記(C)成分は、高度分岐環状デキストリンであることが好ましい。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤によれば、良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果をより高められる。
(繊維製品用の液体洗浄剤)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤(以下、単に液体洗浄剤ということがある)は、(A)成分:非イオン性界面活性剤と、(B)成分:3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上と、(C)成分:環状デキストリンとを含有する。
液体洗浄剤の粘度(25℃)は、特に限定されないが、10〜150mPa・sが好ましい。粘度が上記下限値以上であれば、取り扱い性が良好であり、上記上限値以下であれば、塗布洗浄の際に、被洗物である繊維製品への浸透性が高まる。
なお、液体洗浄剤の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)により測定される値(測定条件:ロータNo.2、回転数30rpm、10回転後の粘度)である。
液体洗浄剤のpHは4〜9が好ましく、4〜8がより好ましい。pHが上記範囲内であれば、液安定性のさらなる向上を図れる。pH(25℃)は、pHメーター(HM−30G、東亜ディーケーケー株式会社製)等により測定される値である。
<(A)成分:非イオン性界面活性剤>
(A)成分は、非イオン性界面活性剤である。液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで良好な洗浄力を発揮できる。
(A)成分としては、特に限定されず、例えば、脂肪酸アルキルエステル、高級アルコール、アルキルフェノール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アルキルエステル又は高級アミン等のアルキレンオキシド付加体;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキルアミンオキシド、アルケニルアミンオキシド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグルコシド等が挙げられる。中でも、下記一般式(a1)で表されるポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤(以下、(a1)成分ということがある)が好ましい。
−X−(EO)(PO)−R ・・・(a1)
(a1)式中、Rは炭化水素基である。
の炭素数は8〜22であり、好ましくは10〜18である。炭素数が上記範囲内であれば、洗浄力をより高められる。
は、不飽和結合を有していてもよいし、有していなくてもよい。
としては、アルキル基又はアルケニル基が好ましい。
は、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。
としては、1級又は2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等に由来する炭化水素基が挙げられる。
は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基である。
がアルキル基である場合、Rの炭素数は1〜3が好ましい。
がアルケニル基である場合、Rの炭素数は2〜3が好ましい。
Xは、O、COO、CONH等の官能基である。
(a1)式中、XがOの場合、(a1)成分は、アルキルエーテル型非イオン性界面活性剤である。
XがOの場合、洗浄力向上の観点から、Rは、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜20のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜20のアルケニル基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜18のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜18のアルケニル基がより好ましい。XがOの場合、Rは水素原子が好ましい。
(a1)式中、XがCOOの場合、(a1)成分は脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤である。XがCOOの場合、洗浄力向上の観点から、Rは、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数9〜21のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数9〜21のアルケニル基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数11〜17のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数11〜17のアルケニル基がより好ましい。XがCOOの場合、Rは、炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。
(a1)式中、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。
nは、EOの平均繰り返し数(即ち、エチレンオキシドの平均付加モル数)を表す3〜20の数であり、5〜18の数が好ましい。nが上記上限値超では、HLB値が高くなりすぎて、洗浄力が低下する傾向にある。nが上記下限値未満では、(a1)成分自体の原料臭気が劣化しやすくなる傾向にある。
mは、POの平均繰り返し数(即ち、プロピレンオキシドの平均付加モル数)を表す0〜6の数であり、0〜3の数が好ましい。mが上記上限値超では、液体洗浄剤の高温下での保存安定性が低下する傾向にある。
EOとPOとは混在して配列してもよく、EOとPOとは、ランダム状に付加していてもよく、ブロック状に付加していてもよい。
(a1)成分において、EO又はPOの繰り返し数の分布は特に限定されず、(a1)成分を製造する際の反応方法によって変動しやすい。
EO又はPOの繰り返し数の分布は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の一般的なアルカリ触媒を用いて、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドを原料(1級又は2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等)に付加させた際には、比較的広い分布となる傾向にある。
EO又はPOの繰り返し数の分布は、例えば、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドを原料に付加させた際には、比較的狭い分布となる傾向にある。
(a1)成分としては、例えば、三菱化学株式会社製のDiadol(商品名、C13(Cは炭素数を示す。以下同様。))、Shell社製のNeodol(商品名、C12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコールに対して、12モル相当、又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214又はCO−1270(商品名)等の天然アルコールに対して、12モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol TO7、BASF社製);ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、9モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XP90、BASF社製);ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XL70、BASF社製);ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、6モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XA60、BASF社製);炭素数12〜14の第2級アルコールに対して、9モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:ソフタノール90、ソフタノール150、株式会社日本触媒製);ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸メチルエステル(EO15モル))等が挙げられる。
これらの(A)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(A)成分の含有量は、10〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、より高い洗浄力を発揮でき、上記上限値以下であれば、液安定性を高められる。
<(B)成分:3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上>
(B)成分は、3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上である。液体洗浄剤は、(B)成分を含有することで、被洗物への(C)成分の吸着量を高めて、消臭効果をより高められる。
≪3級アミン化合物≫
3級アミン化合物としては、例えば、下記一般式(b1)で表される化合物(以下、(b1)成分ということがある)が挙げられる。
Figure 2014084447
((b1)式中、R10は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜27の炭化水素基を表し、ヒドロキシル基及びアミノ基からなる群より選ばれた1種の置換基を有していてもよく、炭素鎖中に連結基を有していてもよい。R11は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜25の炭化水素基を表し、ヒドロキシル基を有していてもよく、炭素鎖中に連結基を有していてもよい。R12は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、又はオキシエチレン基の平均繰り返し数1〜25の(ポリ)オキシエチレン基を表す。)
10の炭素数は16〜22が好ましい。R10は、不飽和結合を有していてもよい。
10が有してもよい連結基としては、アミド基、エステル基、エーテル基等が挙げられ、中でも、アミド基、エステル基が好ましい。なお、置換基や連結基の炭素数は上述のR10の炭素数には含まれない(以降において同じ)。中でも、R10としては、−R13−W(式中、R13は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキレン基であり、Wは−NHCO−R14又は−OOC−R15であり、R14は炭素数7〜23の炭化水素基であり、R15は炭素数11〜23の炭化水素基である。)が好ましい。
14としては、炭素数7〜21の炭化水素基が好ましい。R14は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、不飽和結合を有していてもよい。
15としては、炭素数12〜20の炭化水素基が好ましい。R15は、直鎖でもよく、分岐鎖でもよく、不飽和結合を有していてもよい。
11の炭素数は、1〜4が好ましい。
11は、不飽和結合を有していてもよい。
11が有してもよい連結基としては、アミド基、エステル基、エーテル基が挙げられる。
11としては、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が好ましい。
12としては、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が好ましい。
(b1)成分の中でも、下記一般式(b1−1)で表される化合物が好ましい。(b1−1)式で表される化合物は、繊維製品への吸着性に優れるためである。
Figure 2014084447
(b1−1)式中、R16及びR17は、それぞれ独立して、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、又は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基である。
18は、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキレン基である。
10は、下記一般式(b1−10)又は(b1−11)で表される基である。
Figure 2014084447
(b1−10)式中、R19は、直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23の炭化水素基であり、直鎖又は分岐鎖の炭素数16〜22の炭化水素基が好ましい。
(b1−11)式中、R20は、直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜23の炭化水素基であり、直鎖又は分岐鎖の炭素数16〜22の炭化水素基が好ましい。
19及びR20は、それぞれ独立して、飽和炭化水素基でもよく、不飽和炭化水素基でもよい。
(b1)成分としては、例えば、カプリル酸ジメチルアミノプロピルアミド、カプリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドジアルキル3級アミン;パルミチン酸ジエタノールアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエタノールアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドジアルカノール3級アミン;パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルジアルキル3級アミン;ラウリルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、ヤシアルキルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、硬化牛脂アルキルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化牛脂アルキルアミン(ライオンアクゾ株式会社製、商品名:ETHOMEEN HT/14等)等が挙げられる。中でも、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンとステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンとを併有することがより好ましい。この場合、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミン/ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンで表される質量比は、1/9〜5/5が好ましく、2/8〜4/6がより好ましい。
(b1)成分としては、市販のものでもよいし、下記の方法により製造されたものでもよい。
例えば、長鎖脂肪族アミドジアルキル3級アミン等の脂肪族アミドアルキル3級アミンは、以下の方法により製造される。脂肪酸又は脂肪酸誘導体(脂肪酸低級アルキルエステル、動物性油脂もしくは植物性油脂等)と、ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとを縮合反応させ、その後、未反応のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンを減圧又は窒素ブローにて留去することにより脂肪族アミドアルキル3級アミンを製造できる。
前記の脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸や、これらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライド等が挙げられ、中でも、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸やベヘニン酸が好ましい。これらの脂肪酸及び脂肪酸誘導体は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
前記のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとしては、ジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミンや、ジエチルアミノエチルアミン等が挙げられ、中でも、ジメチルアミノプロピルアミンが好ましい。
ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し、0.9〜2.0倍モルが好ましく、1.0〜1.5倍モルがより好ましい。
反応温度は、100〜220℃が好ましく、150〜200℃がより好ましい。反応温度を100℃以上にすることで、反応速度を適度に保つことができる。
長鎖脂肪族エステルジアルキル3級アミン等の脂肪族エステルアルキル3級アミンは、脂肪酸又は脂肪酸誘導体(脂肪酸低級アルキルエステル、動物性油脂もしくは植物性油脂等)と、ジアルキルアミノアルコールとを縮合反応させ、その後、未反応のジアルキルアミノアルコールを減圧又は窒素ブローにて留去することにより製造することができる。
前記の脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、上述の「脂肪族アミドアルキル3級アミン」で用いられる脂肪酸又は脂肪酸誘導体と同様である。
前記のジアルキルアミノアルコールとしては、ジステアリルアミノアルコール、ジミリスチルアミノアルコール、ジオレイルアミノアルコール等が挙げられる。
ジアルキルアミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対して、0.1〜5.0倍モルが好ましく、0.3〜3.0倍モルがより好ましく、0.9〜2.0倍モルがさらに好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。
反応温度は、100〜220℃が好ましく、120〜180℃がより好ましい。上記範囲であると、適切な反応速度を維持しつつ、生成物である3級アミン化合物の着色を抑制できる。
上記以外の(b1)成分の製造条件は、使用する原料の種類等により適宜決定され、例えば、反応時の圧力は常圧下でも減圧下でもよく、反応時に窒素等の不活性ガスを吹き込むことにより導入してもよい。
原料として脂肪酸を用いる場合には、硫酸やp−トルエンスルホン酸等の酸触媒を用いることで、低い反応温度で短時間に効率よく反応を進行できる。脂肪酸誘導体を用いる場合には、ナトリウムメチラート、水酸化カリウムや水酸化ナトリウム等のアルカリ触媒を用いることで、低い反応温度で短時間に効率よく反応を進行できる。
得られる(b1)成分の融点が高い場合には、ハンドリング性を向上させるため、生成物をフレーク状又はペレット状に成形したり、生成物をエタノール等の有機溶媒に溶解し液状にすることが好ましい。
3級アミン化合物は、(b1)成分の塩であってもよい。(b1)成分の塩としては、(b1)成分を酸で中和した酸塩等が挙げられる。中和に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、ポリアクリル酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸等が挙げられる。
これらの3級アミン化合物は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
≪4級アンモニウム化合物≫
4級アンモニウム化合物としては、例えば、下記一般式(b2)で表される化合物(以下、(b2)成分ということがある)が挙げられる。
Figure 2014084447
((b2)式中、R22及びR24は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜25の炭化水素基、又はオキシエチレン基の平均繰り返し数1〜25の(ポリ)オキシエチレン基を表す。R22又はR24は、置換基を有していてもよいし、連結基を有していてもよい。R21は、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜25の炭化水素基であり、置換基を有していてもよいし、連結基を有していてもよい。R23は、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜3のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又はオキシエチレン基の平均繰り返し数1〜25の(ポリ)オキシエチレン基を表す。Zは対イオンを表す。)
22、R24は、それぞれ独立に、不飽和結合を有していてもよい。
22、R24が有してもよい置換基としては、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボニル基等が挙げられる。
22、R24が有してもよい連結基としては、アミド基、エステル基、エーテル基等が挙げられ、中でもエステル基が好ましい。
22、R24としては、水素原子、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、連結基としてエステル基を有する炭素数1〜25のアルキル基が好ましく、水素原子、メチル基がより好ましい。
21は、不飽和結合を有していてもよい。
21の炭素数は、10〜22が好ましく、16〜22がより好ましい。
21が有してもよい置換基は、R22が有してもよい置換基と同様である。
21が有してもよい連結基は、R22が有してもよい連結基と同様である。連結基としては、エステル基が好ましい。
23としては、水素原子、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜3のアルキル基、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基が好ましく、水素原子、メチル基がより好ましい。
で表される対イオンとしては、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等のハロゲン原子イオンや、RSO (式中、Rは、炭素数1〜3のアルキル基であり、より好ましくはメチル基である。)で表されるイオン等が挙げられ、中でも、塩素イオンが好ましい。
(b2)成分としては、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、セトステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドや、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド等のモノアルキルアンモニウム塩;モノエステルアンモニウム塩、ジエステルアンモニウム塩、トリエステルアンモニウム塩等のアルカノールアミンエステル4級塩又はこれらの混合物等が挙げられる。中でも、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドとベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドとアルカノールアミンエステル4級塩との混合物が好ましい。
4級アンモニウム化合物は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
これらの(B)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分としては、(b1)成分又はその塩が好ましい。(b2)成分は、保存安定性を低下させる傾向にある。
液体洗浄剤中の(B)成分の含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、洗浄後の被洗物への(C)成分の吸着量を高めて、被洗物に対する消臭効果をより高められる。上記上限値超としても、それに見合う(C)成分の吸着量の向上が見られず、経済的に不利となる。
液体洗浄剤中、(A)成分/(B)成分で表される質量比(以下、A/B比ということがある)は、1/1〜300/1が好ましく、3/1〜200/1がより好ましい。A/B比が上記下限値未満では、繊維製品への(B)成分の吸着量が低下するおそれがあり、上記上限値超では、後述する洗浄液中における(B)成分の分散性が低下するおそれがある。
<(C)成分:環状デキストリン>
(C)成分は、環状デキストリンである。液体洗浄剤は、(C)成分を含有することで、被洗物に対する消臭効果を発揮できる。
(C)成分としては、分子内に1以上の環状構造を有するデキストリンであればよく、例えば、シクロデキストリン、高度分岐環状デキストリンが挙げられ、中でも、高度分岐環状デキストリンが好ましい。
シクロデキストリンとしては、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等が挙げられる。これらシクロデキストリンは、γ、β、αの順で分子量当たりの内容積が大きい。分子量当たりの内容積が大きいほど捕捉する能力が高いので、汚れを捕捉しやすく、洗浄力、消臭効果を高められると考えられる。従って、シクロデキストリンとしては、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンが好ましい。安価に入手でき、液体洗浄剤の製造コストを抑えることができる点では、β−シクロデキストリンが好ましい。
α−シクロデキストリンとしては、セルデックスA−100(商品名、日本食品化工株式会社製)等、β−シクロデキストリンとしては、セルデックスB−100(商品名、日本食品化工株式会社製)等、γ−シクロデキストリンとしては、CAVAMAX(R) W8 Food(商品名、株式会社シクロケム製)等が挙げられる。
高度分岐環状デキストリンは、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有するグルカンである。内分岐環状構造部分は、α−1,4−グルコシド結合とα−1,6−グルコシド結合とで形成される環状のグルカン鎖であり、外分岐構造部分は、内分岐環状構造部分に結合した非環状のグルカン鎖で構成される。このような高度分岐環状デキストリンは、クラスターデキストリンとも呼ばれる。
高度分岐環状デキストリンは、分子内に内分岐環状構造部分を1つ有し、この内分岐環状構造部分に多数の非環状のグルカン鎖が結合した重量平均重合度2500程度のものを主に含む。
高度分岐環状デキストリンの重合度は、50〜10000が好ましく、50〜5000がより好ましい。
高度分岐環状デキストリンの分子量は、例えば、3万〜100万が好ましい。
高度分岐環状デキストリンの内分岐環状構造部分の重合度は、例えば、10〜100が好ましい。
高度分岐環状デキストリンの外分岐構造部分の重合度は、例えば、40以上が好ましい。
高度分岐環状デキストリンの外分岐構造部分を構成する各グルカン鎖の重合度は、例えば、平均で10〜20が好ましい。
高度分岐環状デキストリンは、例えば、デンプンを原料として、ブランチングエンザイムという酵素を作用させて製造される。
原料であるデンプンは、グルコースがα−1,4−グルコシド結合によって直鎖状に結合したアミロースと、α−1,6−グルコシド結合によって分岐した構造をもつアミロペクチンとからなる。アミロペクチンは、クラスター構造が多数連結された巨大分子である。
ブランチングエンザイムは、動植物、微生物に広く分布するグルカン鎖転移酵素であり、アミロペクチンのクラスター構造の継ぎ目部分に作用し、これを環状化する反応を触媒する。
高度分岐環状デキストリンとしては、特開平8−134104号公報に記載された、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有し、重合度が50〜10000の範囲にあるグルカンが挙げられる。高度分岐環状デキストリンは、上記の通り特定の構造を有し、かつ重合度(分子量)が大きいものであり、α−シクロデキストリン(グルコース単位=6)、β−シクロデキストリン(グルコース単位=7)、γ−シクロデキストリン(グルコース単位=8)等、グルコースが6〜8個結合した一般的なシクロデキストリンとは異なる。
高度分岐環状デキストリンとしては、クラスターデキストリン(登録商標、グリコ栄養食品株式会社製)が挙げられる。
液体洗浄剤中の(C)成分の含有量は、特に限定されないが、含有量が高まるほど液体洗浄剤の粘度が増加し、容器からの排出性が悪化し使用性が悪くなる傾向にある。このため、液体洗浄剤中の(C)成分の含有量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜5質量%がより好ましく、0.1〜5質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、消臭効果をより高められ、上記上限値以下であれば、使用性を良好にできる。
液体洗浄剤中、(A)成分/(C)成分で表される質量比(以下、A/C比ということがある)は、2/1〜50/1が好ましく、10/3〜20/1がより好ましい。A/C比が上記下限値未満では、後述する洗浄液における(C)成分の分散性が低下し、洗浄力が低下するおそれがある。上記上限値超では、(C)成分を配合したことの効果が十分に発揮されないおそれがある。
液体洗浄剤中、(B)成分/(C)成分で表される質量比(以下、B/C比ということがある)は、1/10〜13/1が好ましく、1/5〜1/1がより好ましい。B/C比が上記範囲内であれば、(B)成分と(C)成分とが良好に複合体を形成し、この複合体が被洗物に対してより吸着しやすくなる。
<任意成分>
液体洗浄剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(C)成分以外の任意成分を含有できる。
≪任意界面活性剤≫
液体洗浄剤は、(A)〜(B)成分を除く界面活性剤(任意界面活性剤)を含有できる。
任意界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、中でも、陰イオン性界面活性剤が好ましい。液体洗浄剤は、陰イオン性界面活性剤を併有することで、再汚染防止効果と液安定性とをより高められる。加えて、液体洗浄剤は、陰イオン性界面活性剤を併有することで、タンパク質汚れに対する洗浄力の向上と、すすぎ性の向上とを図れる。
陰イオン性界面活性剤としては、従来公知のものが用いられ、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、α−オレフィンスルホン酸塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩等、SO基又はSO基を有する陰イオン性界面活性剤;高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型陰イオン性界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型陰イオン性界面活性剤等が挙げられ、中でも、SO基又はSO基を有する陰イオン性界面活性剤が好ましい。
陰イオン性界面活性剤の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
これらの陰イオン性界面活性剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、直鎖アルキル基の炭素数が10〜14のものがより好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜20のアルキル基、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜20のアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したもの(即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩は、炭素数10〜20のものが好ましく、炭素数14〜17のものがより好ましく、2級アルカンスルホン酸塩がさらに好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、脂肪酸残基の炭素数が10〜20のものが好ましい。
SO基又はSO基を有する陰イオン性界面活性剤の中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩が好ましい。
液体洗浄剤中の陰イオン性界面活性剤の含有量は、0質量%超20質量%以下が好ましく、1〜15質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば陰イオン性界面活性剤を含有する効果が発揮されやすく、上記上限値以下であれば、低温(例えば、5℃以下)での液安定性が良好なためである。
(A)成分と陰イオン性界面活性剤との組み合わせとしては、(a1)式中のRが炭素数8〜22(好ましくは炭素数10〜18)の直鎖の炭化水素基、XがO、nが5〜15、mが0、RがHであるアルコールエトキシレートと、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩との組み合わせが好ましい。
液体洗浄剤が陰イオン性界面活性剤を含有する場合、(A)成分/陰イオン性界面活性剤で表される質量比は、10/2〜45/2が好ましく、6/1〜45/2がより好ましい。上記範囲内であれば、皮脂汚れに対する洗浄力をより高められる。
液体洗浄剤が陰イオン性界面活性剤を含有する場合、(A)成分と陰イオン性界面活性剤との合計量は、液体洗浄剤中、10〜80質量%が好ましく、10〜60質量%がより好ましい。
≪水≫
液体洗浄剤は、水を含有するのが好ましい。
液体洗浄剤中の水の含有量は、25〜85質量%が好ましく、35〜75質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、使用性が良好となり、洗浄液への分散性を高められ、上記上限値以下であれば、液体洗浄剤中の(A)〜(C)成分の含有量が十分になり、少ない量で好適な洗浄力を発揮しやすくなる。
≪シリコーン化合物≫
液体洗浄剤は、シリコーン化合物を含有してもよい。
シリコーン化合物としては、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。シリコーン化合物は、被洗物の柔軟性やしわ除去を主目的に配合される。
アミノ変性シリコーンとしては、官能基としてアミノ基を有していれば、特に限定されるものではない。また、アミノ基が導入されていれば、他の官能基が導入されていてもよい。
商業的に入手可能なアミノ変性シリコーン化合物としては、東レ・ダウコーニング株式会社製のBY16−871、BY16−853U、FZ−3705、SF8417、BY16−849、FZ−3785、BY16−890、BY16−208、BY16−893、FZ−3789、BY16−878、BY16−891、SM−8904等が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、官能基としてポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基を有していれば、特に限定されるものではない。また、ポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基が導入されていれば、他の官能基が導入されていてもよい。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、下記一般式(I)で表される化合物が好ましい。
Figure 2014084447
(I)式中、R30は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキレン基である。アルキレン基の炭素数が前記範囲内にあれば、工業的に合成しやすい。R31は、直鎖もしくは分岐した炭素数1〜4のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数2〜4のアルケニル基、又は水素原子である。アルキル基又はアルケニル基の炭素数が前記範囲内であれば、シリコーン化合物の流動性がよく取り扱いが容易である。
Yは、(ポリ)オキシアルキレン基を示す。
pは、10〜10000の整数、qは、1〜1000の整数である。p及びqが前記範囲内であれば、被洗物に柔軟性を付与しやすい。p、qが付された各構成単位の順序は、(I)式と異なっていてもよい。
商業的に入手可能なポリエーテル変性シリコーンとしては、東レ・ダウコーニング株式会社製のSH3772M、SH3775M、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、SF8421、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222、信越化学工業株式会社製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017、GE東芝シリコーン株式会社製のTSF4450、TSF4452等が挙げられる。
シリコーン化合物は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中、シリコーン化合物の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜3質量%がより好ましい。シリコーン化合物の含有量が上記下限値以上であれば、被洗物に良好な柔軟性を与えたり、被洗物のしわを良好に除去できる。シリコーン化合物の含有量を上記上限値超としても、それに見合う効果の向上が見られず、経済的にも不利となる。
≪溶剤≫
液体洗浄剤は、溶剤を含有してもよい。
溶剤としては、炭素数2〜4の一価アルコール、炭素数2〜4の多価アルコール及びR40−(OR41OH(式中、R40は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基であり、R41は炭素数2〜4のアルキレン基であり、sは平均繰り返し数を表す1〜5の数である。)で表されるグリコールエーテル系溶剤からなる群から選択されるものである。
炭素数2〜4の1価アルコールとしては、例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等が挙げられる。
炭素数2〜4の多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
40−(OR41OHで表されるグリコールエーテル系溶剤としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
これらの中でも、液体洗浄剤の流動性、臭気の穏やかな点や原料の入手のしやすさから、エタノール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
上記の溶剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の溶剤の含有量は、5〜25質量%が好ましく、6〜23質量%がより好ましく、7〜21質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、液体洗浄剤の流動性が良好となり、ゲル化せず、使用性をより高められる。上記上限値超としても、それに見合う液流動性の改善効果は見られず、経済的にも不利になる。
≪安定化剤≫
液体洗浄剤は、安定化剤を含有してもよい。安定化剤は、液体洗浄剤の液安定性をより高めるために用いられる。安定化剤としては、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量約200〜5000のポリエチレングリコール等のグリコール類、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸塩、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)、尿素等、いわゆる減粘剤又は可溶化剤が挙げられる。
液体洗浄剤中の安定化剤の含有量は、例えば、0.01〜15質量%が好ましい。
≪金属イオン捕捉剤≫
液体洗浄剤は、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、酒石酸、クエン酸等の金属イオン捕捉剤を、例えば、0.1〜20質量%含有できる。
≪酸化防止剤≫
液体洗浄剤は、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤を、例えば、0.01〜2質量%含有できる。
≪防腐剤≫
液体洗浄剤は、イソチアゾロン液(例えばローム・アンド・ハース社製のケーソンCG(商品名))等の防腐剤を、例えば0.001〜1質量%含有できる。
≪品質向上剤≫
液体洗浄剤は、洗浄力向上や安定性向上等を目的として、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、N,N−ジメチルモノエタノールアミン等のアルカノールアミン等のアルカリビルダー、pH調整剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、酵素、移染防止剤、再汚染防止剤(例えばマレイン酸とオレフィン系モノマーとの共重合体、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等)、パール剤、ソイルリリース剤等の品質向上剤を含有できる。
酵素としては、従来、液体洗浄剤に含有される酵素が用いられ、例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼ等が挙げられる。
プロテアーゼとしては、プロテアーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる商品名Savinase16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL、Everlase 16L TypeEX、Everlase Ultra 16L、Esperase 8L、Alcalase 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase 48L、ジェネンコア社から入手できる商品名Purafect L、Purafect OX,Properase L等が挙げられる。
アミラーゼとしては、アミラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる商品名Termamyl 300L、Termamyl Ultra 300L、Duramyl 300L、Stainzyme 12L、Stainzyme Plus 12L、ジェネンコア社から入手できる商品名Maxamyl、天野製薬株式会社から入手できる商品名プルラナーゼアマノ、生化学工業株式会社から入手できる商品名DB−250等が挙げられる。
リパーゼとしては、リパーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる商品名Lipex 100L、Lipolase 100L等が挙げられる。
セルラーゼとしては、セルラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる商品名Endolase 5000L、Celluzyme 0.4L、Carzyme 4500L等が挙げられる。
マンナナーゼとしては、マンナナーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる商品名Mannaway 4L等が挙げられる。
酵素は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。液体洗浄剤中の酵素の含有量は、例えば、0.1〜3質量%が好ましい。
≪着香剤≫
液体洗浄剤は、着香剤を含有してもよい。着香剤としては、例えば、特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A〜Dや、特開2009−108248号公報に記載の香料a〜d等が挙げられる。
液体洗浄剤中の着香剤の含有量は、例えば、0.1〜1質量%が好ましい。
≪着色剤≫
液体洗浄剤は、着色剤を含有してもよい。着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青色1号、青色205号、緑色3号、ターコイズP−GR(いずれも商品名)等の汎用の色素や顔料が挙げられる。
液体洗浄剤中の着色剤の含有量は、例えば、0.00005〜0.005質量%が好ましい。
≪乳濁剤≫
液体洗浄剤は、乳濁剤を含有してもよい。乳濁剤としては、ポリスチレンエマルション、ポリ酢酸ビニルエマルション等が挙げられ、通常、固形分30〜50質量%のエマルションが好適に用いられる。エマルションの乳濁剤としては、ポリスチレンエマルション(商品名:サイビノールRPX−196 PE−3、固形分40質量%、サイデン化学株式会社製)等が挙げられる。
液体洗浄剤中の乳濁剤の含有量は、0.01〜0.5質量%が好ましい。
≪エキス類≫
液体洗浄剤は、エキス類を含有してもよい。エキス類としては、イヌエンジュ、ウワウルシ、エキナセア、コガネバナ、キハダ、オウレン、オールスパイス、オレガノ、エンジュ、カミツレ、スイカズラ、クララ、ケイガイ、ケイ、ゲッケイジュ、ホオノキ、ゴボウ、コンフリー、ジャショウ、ワレモコウ、シャクヤク、ショウガ、セイタカアワダチソウ、セイヨウニワトコ、セージ、ヤドリギ、ホソバオケラ、タイム、ハナスゲ、チョウジ、ウンシュウミカン、ティーツリー、バーベリー、ドクダミ、ナンテン、ニュウコウ、ヨロイグサ、シロガヤ、ボウフウ、オランダヒユ、ホップ、ホンシタン、マウンテングレープ、ムラサキタガヤサン、セイヨウヤマハッカ、ヒオウギ、ヤマジソ、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、バラン、スギ、ギレアドバルサムノキ、ハクセン、ホウキギ、ミチヤナギ、ジンギョウ、フウ、ツリガネニンジン、ヤマビシ、ヤブガラシ、カンゾウ、セイヨウオトギリソウ等の植物エキス等が挙げられる。
液体洗浄剤中のエキス類の含有量は、0〜0.5質量%が好ましい。
≪pH調整剤≫
液体洗浄剤のpHを所望の値とするために、pH調整剤を配合してもよい。ただし、上述した各成分のみで液体洗浄剤が所望のpHとなる場合は、pH調整剤を用いなくてもよい。
pH調整剤としては、例えば、硫酸、塩酸等の酸性化合物;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性化合物が挙げられる。液体洗浄剤の経時安定性を高める観点から、pH調整剤としては、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンが好ましく、硫酸、水酸化ナトリウムがより好ましい。
これらのpH調整剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(液体洗浄剤の製造方法)
液体洗浄剤の製造方法としては、(A)〜(C)成分及び必要に応じて任意成分を水等の分散媒に分散する方法が挙げられる。例えば、(C)成分及び必要に応じて任意成分を水の一部に分散し、次いで、(A)成分及び(B)成分を分散する。その後、任意のpHに調整し、水の残部を加えて、液体洗浄剤を得る。
(液体洗浄剤の使用方法)
液体洗浄剤の使用方法(洗浄方法)は、一般的な液体洗浄剤の使用方法と同様である。例えば、液体洗浄剤を被洗物と共に水に入れ、洗濯機で洗浄する方法、液体洗浄剤を被洗物に直接塗布する方法、液体洗浄剤を水に溶解して洗浄液とし、この洗浄液に被洗物を浸漬する方法等が挙げられる。また、液体洗浄剤を被洗物に塗布し、適宜放置した後、洗濯機等を用いて洗浄してもよい。
被洗物としては、特に限定されないが、例えば、衣料、布帛、シーツ、カーテン、絨毯等の繊維製品が好ましい。
以上、説明した通り、本発明の液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで優れた洗浄力を発揮できる。
加えて、液体洗浄剤は、(B)〜(C)成分を併有することで、(A)成分により発揮される洗浄力を損なわず、被洗物に対する消臭効果をより高められる。
(B)〜(C)成分を併有することで、良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果をより高められる理由は明らかではないが、以下のように推測する。
(C)成分の一部は、臭気成分や汚れを捕捉した状態で洗浄液中に分散され、洗浄液の排水に伴い排出される。このため、本発明の液体洗浄剤を用いて被洗物を洗浄することで、臭気成分や汚れを被洗物から良好に除去できる。
加えて、(C)成分の一部は、(B)成分と複合体を形成し、この複合体が被洗物に吸着しやすくなる。被洗物に複合体として吸着した(C)成分は、例えば、以下の(1)〜(3)のような臭気の原因物質を捕捉する。
(1)洗浄後の被洗物に残存した臭気成分。
(2)洗浄後の被洗物を部屋干しした際に発生する臭気成分。
(3)被洗物の使用時(例えば、衣料を着用した際)に発生する汗臭等の臭気成分。
そして、(C)成分は、捕捉した臭気成分を容易に脱着しないため、洗浄後の被洗物に対して優れた消臭効果を発揮できると考えられる
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
<(A)成分>
A−1:天然アルコールCO−1270(商品名、プロクター・アンド・ギャンブル社製)に対して平均12モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(表中、LMALと記載)。下記調製例1で調製されたもの。
≪調製例1≫A−1の合成
天然アルコールCO−1270を224.4gと、30%NaOH水溶液2.0gとを耐圧型反応容器中に仕込み、容器内を窒素置換した。次に温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、容器内を160℃まで昇温して反応液を得た。次いで、反応液を攪拌しながらエチレンオキシド(ガス状)610.2gを、反応液中に徐々に加えた。この時、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら、エチレンオキシドを吹き込み管で加えた。
エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。
次に、温度を100℃以下に冷却した後、反応物の1%水溶液のpHが約7になるように、70%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、A−1を得た。
A−2:天然アルコールCO−1214(商品名、プロクター・アンド・ギャンブル社製)に対して平均15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(表中、LMAOと記載)。下記調製例2で調製されたもの。
≪調製例2≫A−2の合成
224.4gの天然アルコールCO−1270を861.2gの天然アルコールCO−1214とし、エチレンオキシドを760.6gとした以外は、調製例1と同様にしてA−2を得た。
A−3:脂肪酸メチルエステルアルコキシレート(表中、MEEと記載)。C1123CO(OCHCHOCHとC1327CO(OCHCHOCHとの質量比で8/2の混合物、t=平均15、ナロー率33質量%。下記調製例3で合成されたもの。
なお、ナロー率は、アルキレンオキシド付加体の分布の割合を示すものであり、特開2011−137112号公報に記載の方法により求めた値である。
≪調製例3≫A−3の合成
特開2000−144179号公報に記載の実施例における製造例1に準じて製造した。
組成が2.5MgO・Al・wHOである水酸化アルミナ・マグネシウム(キョーワード300(商品名、協和化学工業株式会社製)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して、焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒を得た。焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、温度を180℃、圧力を3atm(0.3MPa)に維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、撹拌しながら反応させた。
得られた反応液を80℃に冷却し、水159gと、濾過助剤として活性白土及び珪藻土をそれぞれ5g添加した後、触媒を濾別して、A−3を得た。A−3のナロー率は、33質量%であった。
A−4:Lutensol TO−7(商品名、BASF社製)、C1327O(CHCHO)Hで表される分岐型アルコールの平均エチレンオキシド7モル付加物(表中、TAGと記載)。
A−5:ソフタノール50(商品名、株式会社日本触媒製)、C12〜14第2級アルコールのエチレンオキシド付加体(ポリオキシエチレンアルキルエーテル。表中、POEと記載。)。
<(B)成分>
B−1:カチナールMPAS−R(商品名、東邦化学工業株式会社製)。脂肪酸(C16/C18)ジメチルアミノプロピルアミド(ステアリン酸/パルミチン酸の質量比=7/3)(表中、C1618アミドアミンと記載)。
B−2:C1021CONH(CHN(CH、(表中、C10アミドアミンと記載)。下記調製例4で合成されたもの。
≪調製例4≫B−2の合成
還流冷却器を備えた1リットル四ツ口フラスコに、カプリン酸メチル260.9g(ライオンケミカル株式会社製、パステルM−10、分子量186)を仕込み、60℃にて窒素置換を2回行った。その後、フラスコ内を150℃に昇温し、ジメチルアミノプロピルアミン(分子量102)186g(カプリン酸メチルに対するモル比:1.30)をカプリン酸メチルに1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、185〜190℃に保持し、7時間熟成してB−2を得た。
B−3:アーカードT−800(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)、塩化アルキル(C16〜C18)トリメチルアンモニウム(表中、C18カチオンと記載)。
B−4:アーカード12−37W(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)、塩化アルキル(C12)トリメチルアンモニウム(表中、C12カチオンと記載)。
<(C)成分>
C−1:セルデックスA−100(商品名、日本食品化工株式会社製)、α−シクロデキストリン(表中、α−CDと記載)。
C−2:セルデックスB−100(商品名、日本食品化工株式会社製)、β−シクロデキストリン(表中、β−CDと記載)。
C−3:CAVAMAX(R) W8 Food(商品名、株式会社シクロケム製)、γ−シクロデキストリン(表中、γ−CDと記載)。
C−4:クラスターデキストリン(商品名、グリコ栄養食品株式会社製)、高度分岐環状デキストリン(表中、CCD)と記載。
<(C’)成分:(C)成分の比較品>
C’−1:赤玉デキストリンNo.4−C(商品名、日澱化學株式会社製)、白色デキストリン(表中、WDと記載)。
C’−2:赤玉デキストリンNo.103(商品名、日澱化學株式会社製)、黄色デキストリン(表中、YDと記載)。
≪任意界面活性剤≫
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(表中、LASと記載):ライポンLH−200(商品名、炭素数10〜14、平均分子量322、ライオン株式会社製)。
ヤシ脂肪酸:椰子脂肪酸(商品名、日油株式会社)。
<共通成分>
各組成における各成分の末尾に記載した「質量%」は、各例の液体洗浄剤中の含有量である。
≪組成I≫
ポリエーテル変性シリコーン:CF1188N(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)・・・0.25質量%。
安息香酸ナトリウム:安息香酸ナトリウム(東亞合成株式会社製)・・・0.5質量%。
クエン酸3ナトリウム:クエン酸ソーダ(商品名、マイルス社製)・・・0.13質量%。
エタノール:特定アルコール95度合成(商品名、日本アルコール販売株式会社製)・・・5.0質量%。
パラトルエンスルホン酸:PTS酸(商品名、協和発酵工業株式会社製)・・・1.0質量%。
イソチアゾロン液:ケーソンCG(商品名、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液、ローム・アンド・ハース社製)・・・0.01質量%。
マレイン酸とオレフィン系モノマーとのコポリマーのナトリウム塩(MA剤):ソカランCP9(商品名、分子量12000、BASF社製)・・・0.2質量%。
香料:特開2009−108248号公報に記載の香料a・・・0.3質量%。
水酸化ナトリウム:0.5質量%(液体洗浄剤をpH7にするのに必要な量)。
水:バランス(液体洗浄剤全体の量を100質量%にするための量)。
≪組成II≫
ポリエーテル変性シリコーン:CF1188N(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)・・・1.0質量%。
安息香酸ナトリウム:安息香酸ナトリウム(東亞合成株式会社製)・・・0.5質量%。
クエン酸3ナトリウム:クエン酸ソーダ(商品名、マイルス社製)・・・0.1質量%。
エタノール:特定アルコール95度合成(商品名、日本アルコール販売株式会社製)・・・7.5質量%。
パラトルエンスルホン酸PTS酸(商品名、協和発酵工業株式会社製)・・・1.0質量%。
ポリエチレングリコール:PEG#1000−L60(商品名、ライオン株式会社製)・・・1.0質量%。
イソチアゾロン液:ケーソンCG(商品名、ローム・アンド・ハース社製)・・・0.01質量%。
香料:特開2009−108248号公報に記載の香料a・・・1.0質量%。
水酸化ナトリウム:0.5質量%(液体洗浄剤をpH7にするのに必要な量)。
水:バランス(液体洗浄剤全体の量を100質量%にするための量)。
(評価方法)
<洗浄力>
全自動電気洗濯機(Haier社製、JW−Z23A)に、湿式人工汚染布(5cm×5cm)5枚と、市販の綿肌シャツ(BVD社製、綿100%)とを被洗物として投入した(綿肌シャツの投入量は被洗物の質量の合計が約800gとなるように調整した)。全自動電気洗濯機に各例の液体洗浄剤16mLを投入し、洗浄、すすぎ、脱水を順次行う洗濯処理を行った。洗濯処理の洗浄、すすぎ及び脱水の時間、洗浄及びすすぎの水量(低水位に設定、水量12L)に関しては、全自動電気洗濯機の標準設定を用いた。洗濯処理が施された汚染布(洗浄布)をろ紙に挟んで、アイロンで加熱して乾燥した。
未汚染布(汚れを付着させる前の布)、湿式人工汚染布、洗浄布の反射率を分光式色差計(日本電色工業株式会社製、SE2000)で測定し、得られた反射率から下記(i)式を用いて、洗浄率(%)を算出した。算出された洗浄率を下記評価基準に分類して、洗浄力を評価した。なお、反射率は、未汚染布、湿式人工汚染布及び洗浄布、各5枚の平均値である。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100 ・・・(i)
(i)中、K/Sは、(1−R/100)/(2R/100)である(ただし、Rは未汚染布、湿式人工汚染布、洗浄布の反射率(%)を示す。)。
≪評価基準≫
◎:洗浄率が70%以上。
○:洗浄率が65%以上70%未満。
△:洗浄率が60%以上65%未満。
×:洗浄率が60%未満。
<消臭効果I>
「<洗浄力>」で洗濯処理を施した洗浄布(アイロンで加熱する前)の臭気と、湿式人工汚染布の臭気とを官能評価により比較し、下記の評価基準により専門パネラー10名で採点した。10名の専門パネラーが採点した点数を平均し、平均点4点以上を◎、平均点3.5点以上4点未満を○、平均点3点以上3.5点未満を△、平均点3点未満を×とした。
≪評価基準≫
1点:湿式人工汚染布とほぼ同等の臭いである(臭いがほとんど落ちていない)。
2点:湿式人工汚染布に比べて、臭いがわずかに弱い(臭いがわずかに落ちている)。
3点:湿式人工汚染布に比べて、臭いがやや弱い(臭いがやや落ちている)。
4点:湿式人工汚染布に比べて、臭いがかなり弱い(臭いがかなり落ちている)。
5点:湿式人工汚染布に比べて、臭いがほとんど残っていない。
<消臭効果II>
全自動電気洗濯機(Haier社製、JW−Z23A)に、市販の綿肌シャツ(BVD社製、綿100%)を被洗物として投入した(綿肌シャツの投入量は被洗物の質量の合計が約800gとなるように調整した)。全自動電気洗濯機に各例の液体洗浄剤16mLを投入し、洗浄、すすぎ、脱水を順次行う洗濯処理を行った。洗濯処理の洗浄、すすぎ及び脱水の時間、洗浄及びすすぎの水量(低水位に設定、水量12L)に関しては、全自動電気洗濯機の標準設定を用いた。洗濯処理が施された綿肌シャツをハンガーにかけて一晩乾燥して、試験衣料とした。
20〜30歳代の男性5名が1日間着用した試験衣料と、20〜30歳代の男性5名が1日間着用した対照衣料(上記の洗濯処理を施していない肌シャツ)とを、専門パネラー10名が下記の評価基準に従い官能評価によって採点した。10名の専門パネラーが採点した点数を平均し、平均点4点以上を◎、平均点3.5点以上4点未満を○、平均点3点以上3.5点未満を△、平均点3点未満を×とした。
≪評価基準≫
1点:試験衣料と対照衣料とは、ほぼ同等の臭いである。
2点:試験衣料は、対照衣料に比べて、臭いがわずかに弱い。
3点:試験衣料は、対照衣料に比べて、臭いがやや弱い。
4点:試験衣料は、対照衣料に比べて、臭いがかなり弱い。
5点:試験衣料は、対照衣料に比べて、ほとんど臭わない。
<低温液安定性>
プラスチック容器(縦5cm×横5cm×高さ3cm)に各例の液体洗浄剤10mLを入れ、これを24時間、5℃で放置した。その後、液体洗浄剤が入ったプラスチック容器を、1Lビーカーに入れられた冷水(5℃)1L中で、1ストローク/秒で10秒間振とうした。次いで、プラスチック容器を逆さにして、液体洗浄剤を排出し、その状態を下記評価基準に従って評価した。
≪評価基準≫
◎:プラスチック容器から液体洗浄剤を全て排出できた。
○:プラスチック容器内に液体洗浄剤がわずかに残った。
×:プラスチック容器内に液体洗浄剤が多量に残った。
(実施例1〜24、比較例1〜6)
表1〜2に示す組成に従い、以下の(1)〜(4)の手順で各例の液体洗浄剤を調製した。得られた液体洗浄剤について、洗浄力、消臭効果I、消臭効果II及び低温液安定性を評価し、その結果を表中に示す。
(1)300mLビーカーに、共通成分中のエタノールとポリエーテル変性シリコーンを入れ、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.)で十分に攪拌して、第一の液体を調製した。
(2)別に用意した300mLビーカーに、共通成分中の水(40℃)の一部と(C)成分又は(C’)成分とを入れ、マグネットスターラーで十分に攪拌して、第二の液体を調製した。
(3)第一の液体に(A)成分、(B)成分及び任意界面活性剤を加え、十分に攪拌した後、第二の液体を加え、十分に溶解させた。
(4)次いで、水酸化ナトリウム及び水の残部以外の成分を入れ、十分に攪拌し、水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整し、水の残部を加えて、各例の液体洗浄剤を得た。
Figure 2014084447
Figure 2014084447
表1〜2に示すように、本発明を適用した実施例1〜24は、洗浄力、消臭効果I及びIIならびに低温液安定性のいずれもが「○」〜「◎」であった。
一方、(C)成分に換えて(C’)成分を用いた比較例1〜2は、消臭効果I及びIIが「△」、低温液安定性が「×」であった。(C)成分を含有しない比較例3は、消臭効果I及びIIが「△」、低温液安定性が「○」であった。(B)成分を含有しない比較例4、(B)〜(C)成分を含有しない比較例5は、消臭効果Iが「○」で、消臭効果IIが「△」、低温液安定性が「◎」であった。(A)成分を含有しない比較例6は、洗浄力、消臭効果I及びIIならびに低温液安定性のいずれもが「×」であった。
これらの結果から、(A)〜(C)成分を含有することで、良好な洗浄力を有し、かつ消臭効果がより高められた液体洗浄剤を得られることが判った。

Claims (2)

  1. (A)成分:非イオン性界面活性剤と、
    (B)成分:3級アミン化合物及び4級アンモニウム化合物から選択される1種以上と、
    (C)成分:環状デキストリンと、
    を含有する繊維製品用の液体洗浄剤。
  2. 前記(C)成分は、高度分岐環状デキストリンである請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
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