JP2014080109A - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェット性能及びドライ性能の両立を図りつつ、トレッド部の耐久性を向上させた自動二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】回転方向が指定された自動二輪車用タイヤ1である。トレッド部2の外面2Sには、センター主溝9と、傾斜主溝10と、分岐溝11とが配される。傾斜主溝10の内端10iは、トレッド部の接地面内に設けられる一方、傾斜主溝10のタイヤ軸方向の外端10oは、前記接地面の外側かつトレッド端からトレッド展開半幅の20%以内の領域に設けられる。分岐溝11は、傾斜主溝10からタイヤ周方向に対して角度θでのびる緩傾斜部12と、緩傾斜部12に対して屈曲しかつタイヤ周方向に対して角度θよりも小さい角度δでのびる急傾斜部13とを含む。しかも、トレッド展開半幅0.5TWeを5等分するタイヤ周方向線で区画されるトレッド部の1/5領域の各ランド比が75〜85%であることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ウェット性能及びドライ性能の両立を図りつつ、トレッド部の耐久性を向上しうる自動二輪車用タイヤに関する。
一般に、自動二輪車のウェット路面での走行は、ドライ路面と比較して、タイヤのグリップ力が低下する傾向がある。このため、トレッドパターンを改善し、ウェット性能を向上させた自動二輪車用タイヤが種々提供されている。例えば、下記特許文献1には、ジグザグ又は波形状のタイヤ軸方向外側縁を有する周方向リブと、くの字状の溝を配することにより、ウェット性能を向上させた自動二輪車用タイヤが提案されている。
特開昭63−159109号公報
しかしながら、上述のような自動二輪車用タイヤは、トレッド陸部の面積の比率であるランド比が相対的に小さくなり、ドライ性能が低下するおそれがある。また、タイヤ軸方向にのびる溝が増加し、かつそれらの溝が交差することにより、トレッド陸部のタイヤ周方向の剛性が低下してトレッド部の耐久性が低下するおそれがあった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、トレッド部の接地面内から接地面外にのびる傾斜主溝と、該傾斜主溝から分岐する分岐溝とを設けるとともに、トレッド部のランド比を規定することを基本として、ウェット性能及びドライ性能の両立を図りつつ、トレッド部の耐久性を向上しうる自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち、請求項1記載の発明は、トレッド部の外面がタイヤ半径方向外側に凸で円弧状に湾曲してのび、しかも回転方向が指定されたトレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部の外面には、タイヤ赤道上をタイヤ周方向に連続してのびるセンター主溝と、該センター主溝から距離を隔てた位置にタイヤ軸方向の内端を有しかつ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向外側にのびしかもタイヤ周方向に対して30〜45°の角度で傾斜する複数本の傾斜主溝と、タイヤ軸方向の外端が前記傾斜主溝に連通するとともに、タイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向内側にのびかつ前記センター主溝に連通することなく終端する分岐溝とが配され、前記傾斜主溝の内端は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも正規荷重が負荷されてキャンバー角0度で平面に接地させたトレッド部の接地面内に設けられる一方、前記傾斜主溝のタイヤ軸方向の外端は、前記接地面の外側、かつ、トレッド端からトレッド展開半幅の20%以内の領域に設けられ、前記分岐溝は、前記傾斜主溝からタイヤ周方向に対して角度θでのびる緩傾斜部と、該緩傾斜部に対して屈曲しかつタイヤ周方向に対して前記角度θよりも小さい角度δでのびる急傾斜部とを含み、しかも、タイヤ赤道側の各側において、前記トレッド展開半幅を5等分するタイヤ周方向線で区画されるトレッド部の1/5領域の各ランド比が75〜85%であることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記トレッド部の外面には、前記傾斜主溝がタイヤ周方向に隔設され、前記傾斜主溝間には、傾斜主溝と同じ向きに傾斜しかつ傾斜主溝よりも小長さの傾斜副溝が設けられる請求項1記載の自動二輪車用タイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記傾斜主溝の溝中心線と前記分岐溝の溝中心線との交点である分岐点は、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の40〜60%の領域に設けられ、前記分岐溝は、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の20%以上かつ60%以下の領域をのびている請求項1又は2記載の自動二輪車用タイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記分岐溝の溝深さは、前記傾斜主溝の前記分岐点での溝深さの50〜70%である請求項3記載の自動二輪車用タイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記分岐溝は、前記緩傾斜部の溝中心線と、前記急傾斜部の溝中心線との交点である屈曲点が、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の20〜40%の領域に設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤである。
また請求項6記載の発明は、タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の0〜20%の領域でのランド比Rcと、タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の40%以上かつ60%以下の領域でのランド比Rmと、タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の80%以上かつ100%の領域でのランド比Rsとが、下記の式(1)を満たす請求項1乃至5のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
Rm<Rc<Rs…(1)
本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部の接地面内に内端を有し、タイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ周方向に対して30〜45°の角度でタイヤ軸方向外側にのび、しかも外端が前記接地面の外側かつトレッド端からトレッド展開半幅の20%以内の領域に設けられた傾斜主溝が配される。このような傾斜主溝は、どのようなキャンバー角においても、トレッド部と路面との間に生じた水膜をタイヤの回転を利用して接地面外へと効果的に排水することができる。従って、本発明の自動二輪車用タイヤは、ウェット性能が向上する。
また、本発明の自動二輪車用タイヤは、前記傾斜主溝に連通する分岐溝を有する。この分岐溝は、傾斜主溝からタイヤ周方向に対して角度θでのびる緩傾斜部と、該緩傾斜部に対して屈曲しかつタイヤ周方向に対して角度θよりも小さい角度δでのびる急傾斜部とを含む。このような分岐溝は、旋回時において、接地面がタイヤ軸方向内外に移動したとき、傾斜主溝とも協働して接地面の両外側への排水能力を発揮する。また、分岐溝は、トレッド接地面付近ではタイヤ周方向に対する角度が小さい急傾斜部が配される。このため、タイヤセンター部の剛性が確保され、直立時のコーナリングパワーが大きくなりドライ性能が向上する。更に、トレッド部の耐久性が向上する。
さらに、本発明の自動二輪車用タイヤは、タイヤ赤道の各側において、トレッド展開半幅を5等分するタイヤ周方向線で区画されるトレッド部の1/5領域の各ランド比が75〜85%である。このため、キャンバー角が0度から最大傾斜角度までの全域において、接地面のランド比が一定の範囲に規定されるため、ドライ性能及びウェット性能が全ての使用条件で確保されるとともに、トレッド部の偏摩耗等の損傷が防止され、トレッド部の耐久性が向上しうる。
本発明の自動二輪車用タイヤの一実施形態を示す断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2の傾斜主溝、分岐溝、及び傾斜副溝の部分拡大図である。 図2の傾斜主溝及び分岐溝の部分拡大断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の自動二輪車用タイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。
ここで、正規状態とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態とする。以下、特に言及しない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値とする。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" とする。
また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
図1に示されるように、本実施形態の自動二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されるベルト層7と、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方に向かって先細状にのびるビードエーペックスゴム8とを具える。
前記カーカス6は、例えば、2枚のカーカスプライ6A、6Bにより構成される。各カーカスプライ6A、6Bは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4に埋設されたビードコア5に至る本体部6aと、本体部6aに連なりかつビードコア5の回りで折り返された折返し部6bとを含む。
また、前記カーカスプライ6A、6Bは、タイヤ赤道Cに対して、例えば30〜45度の角度で互いに傾けて配列されたカーカスコードを有し、該カーカスコードは各カーカスプライ6A、6B間で交差する。また、カーカスコードには、例えば、ナイロン、ポリエステル又はレーヨン等の有機繊維コード等が好適に採用される。
前記ベルト層7は、ベルトコード7cがタイヤ赤道Cに対して、例えば15〜25度の角度で傾斜して配列された2枚のベルトプライ7A、7Bを、ベルトコード7cが交差する向きにタイヤ半径方向で重ね合わされてなる。このベルトコードには、例えば、スチールコード、アラミド又はレーヨン等が好適に採用される。
前記ベルト層7は、タイヤ軸方向の幅が最も大きい幅広プライ7Aと、該幅広プライ7Aよりも幅が小かつ、幅広プライ7Aと中心を揃えて配された幅狭プライ7Bとからなる。本実施形態では、幅広プライ7Aのタイヤ半径方向内側に、幅狭プライ7Bが配される。
前記ビードエーペックスゴム8は、硬質のゴムからなり、前記本体部6aと折返し部6bとの間に配され、かつビードコア5からタイヤ半径方向外方に向かって先細状にのびる。これにより、ビード部4及びサイドウォール部3が補強される。
トレッド部2は、キャンバー角が大きい旋回時においても十分な接地面積が得られるように、トレッド部2のトレッド端Te、Te間の外面2Sが、タイヤ半径方向外側に凸で円弧状に湾曲してのびる。また、トレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅TWがタイヤ最大幅をなす。
図2には、前記トレッド部2の展開図が、また図3には、傾斜主溝10、分岐溝11、及び傾斜副溝14の部分拡大図が示される。図2及び図3に示されるように、本実施形態のトレッド部2は回転方向が指定される。この回転方向については、例えば、サイドウォール部3等に文字やマークで表示される。また、トレッド部2の外面2Sには、センター主溝9、傾斜主溝10、分岐溝11、及び傾斜副溝14が配される。
前記センター主溝9は、タイヤ赤道C上をタイヤ周方向に連続してのびる。これにより、直進時及びキャンバー角が小さい状態において、トレッド部2と路面との間の水膜が効果的に排水される。本実施形態のセンター主溝9は、直線状に連続してのびるが、ジグザグ状であっても良いし、S字状でのびても良い。
前記センター主溝9の溝幅W1は、小さ過ぎると、必要な排水能力が確保できないおそれがあり、逆に大き過ぎると、トレッド部2の剛性が低下して、初期応答性及び直進時の操縦安定性が低下するおそれがある。このような観点から、前記溝幅W1は、好ましくは、トレッド展開幅TWeの2.5%以上、より好ましくは3.0%以上が望ましく、また、好ましくは4.5%以下、より好ましくは4.0%以下に設定される。同様の観点より、前記センター主溝9の溝深さd1は、3〜6mmであるのが望ましい。
前記傾斜主溝10は、タイヤ赤道の両側で、夫々タイヤ周方向に隔設される。本実施形態では、タイヤ赤道Cの一方側及び他方側をのびる傾斜主溝10は、タイヤ周方向に位相をずらせて配されている。このような傾斜主溝10は、周方向の溝の配置を分散させることで、高速走行時の排水性に寄与する。
前記傾斜主溝10は、センター主溝9から距離W5を隔てた位置に、タイヤ軸方向の内端10iを有する。これにより、タイヤ赤道C付近のパターン剛性の低下が防止される。
タイヤ赤道Cから前記内端10iまでの展開長さW5は、直進時の接地面内の水膜を効果的に排水するために、タイヤ赤道Cからトレッド展開半幅0.5TWeの20%以内、より好ましくは15%以内であるのが望ましい。逆に、前記内端10iがタイヤ赤道に接近し過ぎると、センター主溝9との前記内端10iとが接近し、タイヤ赤道付近のパターン剛性が低下するおそれがある。このような観点から、前記展開長さW5は、タイヤ赤道Cからトレッド展開半幅0.5TWeの5%以上、より好ましくは10%以上であるのが望ましい。
また、前記傾斜主溝10の内端10iは、前記正規状態に正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたトレッド部2の接地面内に設けられる。このため、トレッド部2と路面との間の水膜が、傾斜主溝10の内端10iからトレッド部2の接地面外へと排水される。
ここで、前記正規荷重とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY"とする。
また、前記「トレッド部2の接地面内」とは、正規状態で正規荷重が負荷されキャンバー角0度での接地面のタイヤ軸方向両端を通るタイヤ周方向線L1、L1間を意味する。
前記傾斜主溝10のタイヤ軸方向の外端10oは、前記接地面のタイヤ軸方向の外側に設けられる。また、本実施形態において、傾斜主溝10の外端10oは、トレッド端Teに設けられる。これにより、トレッド部2と路面との間の水膜が効果的に接地面外に排出される。また、傾斜主溝10は、直進状態から最大キャンバー角で傾斜した旋回状態まで、全域に亘って排水機能が発揮される必要がある。このため、前記外端10oがトレッド端Teに達しない場合には、トレッド端Teから前記外端10oまでの展開長さW6は、トレッド展開半幅0.5TWeの20%以内であることが必要である。
また、前記傾斜主溝10は、タイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向外側にのびしかもタイヤ周方向に対して角度γで傾斜する。このような傾斜主溝10は、タイヤの回転時の接地圧を利用し、効果的にトレッド部2と路面との間の水膜をタイヤ軸方向外側へと排水する。
傾斜主溝10の前記角度γが大き過ぎると、効率良く排水されないおそれがあり、前記角度γが小さ過ぎると、旋回時に接地する接地面のタイヤ軸方向の剛性が低下するおそれがある。このような観点から、前記角度γは、好ましくは30°以上45°以下である。なお、角度γが傾斜主溝10の長さ方向で変化する場合、角度γは、傾斜主溝10の長さで重み付けした平均の角度を意味する。
前記傾斜主溝10の溝幅W2は、小さ過ぎると、排水能力が低下するおそれがあり、大き過ぎると、トレッド部2の剛性が低下して、特に旋回時の操縦安定性が低下するおそれがある。このような観点から、前記溝幅W2は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上に設定されるのが望ましく、また、好ましくは7mm以下、より好ましくは6mm以下に設定されるのが望ましい。同様の観点より、傾斜主溝10の溝深さd2は、好ましくは4mm以上、より好ましくは5mm以上に設定されるのが望ましく、好ましくは8mm以下、より好ましくは7mm以下に設定されるのが望ましい。
前記分岐溝11は、タイヤ軸方向の外端11oが傾斜主溝10に連通するとともに、タイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向内側にのびかつ前記センター主溝9に連通することなく終端する。
このような分岐溝11は、傾斜主溝10の排水性能を補強し、特に旋回時において接地面がタイヤ軸方向外側に移動したときでも、傾斜主溝10と協働して接地面の両外側に排水し、優れた排水能力を発揮する。さらに、この分岐溝11により、制動時においても優れた排水性能が発揮されるため、例えば前輪用タイヤとして用いた場合に、優れた制動安定性が発揮されうる。
前記分岐溝11は、タイヤ赤道Cに接近し過ぎると、トレッド部2のタイヤ赤道C付近の剛性を低下させる。逆に、分岐溝11がタイヤ赤道Cから離間し過ぎると、分岐溝11の排水能力が低下するおそれがある。このような観点から、前記分岐溝11のタイヤ軸方向の内端11iのタイヤ赤道Cからの展開長さW7は、好ましくはトレッド展開半幅0.5TWeの20%以上、より好ましくは30%以上が望ましい。同様に、前記分岐溝11のタイヤ軸方向の外端11oのタイヤ赤道Cからの展開長さW8は、好ましくはトレッド展開半幅0.5TWeの60%以下、より好ましくは50%以下であるのが望ましい。分岐溝11の内端11i及び外端11oがこれらの範囲に配されることにより、特に高速旋回時のウェット性能が向上する。
前記分岐溝11の溝幅W3は、例えば、分岐溝11の外端11oから内端11iに向かって漸減するのが望ましい。これにより、トレッド部2のタイヤ軸方向の剛性の低下が緩和され、旋回時の操縦安定性が確保される。また、前記溝幅はW3は、小さ過ぎると分岐溝11の排水能力が低下するおそれがあり、大き過ぎると、トレッド部2の剛性が低下するおそれがある。このような観点から前記溝幅W3の最大幅は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、また、好ましくは7mm以下、より好ましくは6mm以下が望ましい。
前記分岐溝11は、前記傾斜主溝10からタイヤ周方向に対して角度θでのびる緩傾斜部12と、該緩傾斜部12に対して屈曲しかつタイヤ周方向に対して前記角度θよりも小さい角度δでのびる急傾斜部13とを含む。このような分岐溝11は、分岐溝の溝容積を確保して排水性を確保しつつ、直進時の接地面付近の剛性を確保し、コーナリングパワーを高めることができる。このため、高い初期応答性が発揮される他、トレッド部2の耐久性が向上する。
前記緩傾斜部12は、傾斜主溝10からタイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向内側にのびる。これにより、傾斜主溝10を通って排水される水膜が、緩傾斜部12にも分岐されて排水されるため、直進時及び旋回時の接地面の水膜を効果的に排水する。
前記緩傾斜部の溝中心線13cのタイヤ周方向に対する角度θは、大き過ぎると、排水性能が低下するおそれがあり、小さ過ぎると、トレッド部2の横剛性を低下させるおそれがある。このような観点から、前記角度θは、好ましくは30°以上、より好ましくは35°以上が望ましく、また、好ましくは45°以下、より好ましくは40°以下が望ましい。
前記急傾斜部13の溝中心線13cがタイヤ周方向線となす角度δは、前記角度θよりも小である。このため、急傾斜部13は、直進時の接地面付近に接近することなく分岐溝11の長さを確保して排水性を高める。また、このような急傾斜部13は、タイヤ赤道C付近の剛性低下を防ぐ。
前記角度δは、大き過ぎると、トレッド部2のタイヤ周方向の剛性が低下するおそれがあり、小さ過ぎると、緩傾斜部12と急傾斜部13とが急角度で継がれることになり、分岐溝11の排水補強効果が低下するおそれがある。このような観点から、前記角度δは、好ましくは5°以上、より好ましくは8°以上が望ましく、好ましくは20°以下、より好ましくは15°以下が望ましい。
前記分岐溝11の傾斜主溝10への接続位置がタイヤ赤道Cに接近すると、トレッド部2のタイヤ赤道C付近の剛性が低下して、操縦安定性や操縦安定性が低下するおそれがあり、逆に、接続位置がトレッド端Teに接近すると、分岐溝11の排水補強効果が低下するおそれがある他、キャンバー角が大きい旋回時に、トレッド端Te付近に偏摩耗やゴム欠けが発生するおそれがある。
このような観点から、傾斜位置に相当する傾斜主溝10の溝中心線10cと前記分岐溝11の溝中心線11cとの交点である分岐点P1のタイヤ赤道Cからの展開長さW9は、好ましくはトレッド展開半幅0.5TWeの40%以上、より好ましくは45%以上が望ましく、好ましくは60%以下、より好ましくは55%以下であるのが望ましい。これにより、例えばタイヤのロードインデックスによって保証される最大負荷がトレッド部2に作用した場合でも、分岐点P1は接地せず、接地領域との距離が確保される。このため、分岐点P1付近の偏摩耗やゴム欠け、応力集中による溝底クラックの発生が抑制される。
また、前記緩傾斜部12の溝中心線12cと、前記急傾斜部13の溝中心線13cとの交点である屈曲点P2の位置を規定することは好ましい。即ち、屈曲点P2とタイヤ赤道Cとの距離が小さくなると、緩傾斜部12が直進時の接地面に接近し、トレッド部2のタイヤ周方向の剛性が低下するおそれがあり、逆に屈曲点P2とタイヤ赤道Cとの距離が大きくなると、緩傾斜部12がタイヤ周方向に対する角度が小さくなり、トレッド部2の旋回時の接地面のタイヤ軸方向の剛性が低下するおそれがある。
このような観点から、屈曲点P2のタイヤ赤道Cからの展開長さW10は、好ましくはタイヤ赤道Cからトレッド展開半幅0.5TWeの15%以上、より好ましくは20%以上が望ましく、また、好ましくは40%以下、より好ましくは35%以下であるのが望ましい。
図4には、傾斜主溝10及び分岐溝11の部分拡大断面図であるA−A断面図が示される。前記分岐溝11の溝深さd3は、分岐溝11の全域に亘って、傾斜主溝10の溝深さd2よりも小であるのが好ましい。傾斜主溝10の溝深さd2と分岐溝11の溝深さd3が同一であると、分岐点P1の周辺の陸部剛性が低下し、該陸部を起点として偏摩耗が生じるおそれがある他、トレッド部2のタイヤ軸方向の剛性が低下して、旋回時、車体の倒し込みが収束し難くなり、旋回時の操縦安定性が悪化するおそれがある。
また、分岐溝11の溝深さd3が小さくなると、分岐溝11の排水補強能力が低下するおそれがあり、大きくなると、トレッド部2に偏摩耗が発生するおそれがある。このような観点から、前記溝深さd3は、傾斜主溝10の分岐点P1での溝深さd2の好ましくは50%以上、より好ましくは55%以上が望ましく、好ましくは70%以下、より好ましくは65%以下であるのが望ましい。
前記傾斜副溝14は、タイヤ周方向に隣り合う傾斜主溝10、10間に、傾斜主溝10と同じ向きに傾斜しかつ傾斜主溝10よりも小長さで形成される。このような傾斜副溝14は、傾斜主溝10の排水性能を効果的に補う。また、旋回時等、トレッド部2の接地面が前記分岐点P1よりタイヤ軸方向外側に位置する場合、排水能力が不足しやすくなるので、傾斜副溝14のタイヤ軸方向の内端14iのタイヤ赤道からの展開長さW11は、トレッド展開半幅0.5TWeの好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上であるのが好ましい。また、傾斜副溝14のタイヤ軸方向の外端14oのタイヤ赤道Cからの展開長さW12は、トレッド展開半幅0.5TWeの好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下であるのが望ましい。
また、前記傾斜副溝14は、その溝中心線14cとタイヤ周方向との角度αが、好ましくは35°以上、より好ましくは40°以上が望ましく、また、好ましくは55°以下、より好ましくは50°以下に設定される。前記角度αが大きくなると、タイヤの回転を利用した排水能力が低下するおそれがあり、逆に前記角度αが小さくなると、トレッド部2のタイヤ軸方向の剛性が低下して、旋回時の操縦安定性が低下するおそれがある。
前記傾斜副溝14の溝幅W4は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、7mm以下、より好ましくは6mm以下が望ましい。傾斜副溝14の溝幅W4が大きくなると、トレッド部2の剛性を低下させるおそれあり、小さくなると、排水能力のが低下するおそれがある。また、同様の観点より、傾斜副溝14の溝深さd4は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、好ましくは7mm以下、より好ましくは6mm以下が望ましい。
図5は、トレッド部2の展開図であり、タイヤ赤道Cの両側(図では右側のみを詳細に図示)において、トレッド展開半幅0.5TWeを5等分するタイヤ周方向線L2乃至L5で区画されたトレッド部2の1/5領域S1乃至S5が示される。トレッド部2は、キャンバー角の大きさによって、接地面が前記領域S1乃至S5のいずれかの領域、又はいずれか2つの領域を跨いだ領域が接地する。このため、本発明では、前記領域S1乃至S5の各ランド比が75〜85%に設定される。これにより、陸部の分布に偏りが無く、キャンバー角が0度から最大傾斜角度までの全域において、接地面のランド比が一定の範囲に規定されるため、ドライ性能及びウェット性能が全ての使用条件で確保されるとともに、トレッド部2の偏摩耗等の損傷が防止され、トレッド部2の耐久性が向上しうる。
一方、キャンバー角の大きさにより、要求される接地面のランド比が異なる。例えば、接地面が前記領域S1内の場合、即ち直進時やキャンバー角が小さい場合は、ウェット性能とドライ性能との両立が要求される。また、接地面が前記領域S2又はS3内の場合、即ち最大傾斜角度の半分程度の旋回時では、ドライ性能よりもウェット性能が要求されるため、領域S1のランド比よりも小さいランド比が望ましい。さらに、接地面が前記領域S4又はS5内の場合、即ち最大キャンバー角の半分よりも大きい旋回時は、ウェット走行時にはそこまで車体を傾斜することが無いため、ドライ性能が重視され、領域S1乃至S3のランド比よりも、大きいランド比が望ましい。
このような観点から、タイヤ赤道Cからの展開長さがトレッド展開半幅0.5TWeの0〜20%の領域でのランド比Rcと、
タイヤ赤道Cからの展開長さがトレッド展開半幅0.5TWeの40%以上かつ60%以下の領域でのランド比Rmと、
タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅0.5TWeの80%以上かつ100%の領域でのランド比Rsとが、下記の式(1)を満たすのが望ましい。
Rm<Rc<Rs…(1)
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1の基本構造を有し、かつ表1の仕様に基づいた自動二輪車用の前輪タイヤが製造され、それらの性能がテストされた。また、比較のために、分岐溝及び屈曲点のない比較例タイヤについても同様にテストされた。なお、共通仕様は以下の通りである。
タイヤサイズ:
前輪:70/90‐17
後輪:80/90‐17
リムサイズ:
前輪:WM1.40×17
後輪:WM1.60×17
内圧:
前輪:200kPa
後輪:225kPa
テスト方法は、次の通りである。
<排水性>
テストタイヤが、排気量110ccの自動二輪車の前輪に装着され、半径40mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ20mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増加させながら前記自動二輪車を進入させて横加速度(横G)が計測され、50〜80km/hの速度における前輪の平均横Gが算出された。結果は、比較例1を100とした指数であり、数値が大きい程、排水性が高いことを示す。
<ドライグリップ、ロール特性、初期応答性>
前記車両を用いて、乾燥アスファルト路を走行した時の「ドライグリップ」、「ロール特性」、「初期応答性」が、テストライダーによる官能評価により評価された。結果は、比較例1を100とした評点であり、数値が大きい程、良好であることを示す。
<ウェットグリップ>
前記車両を用いて、ウェットアスファルト路を走行した時のグリップ性能が、テストライダーによる官能評価により評価された。結果は、比較例1を100とした評点であり、数値が大きい程、ウェットグリップが高いことを示す。
<耐偏摩耗性能>
前記車両を用いて、80km/h、1周期2秒、幅3mの蛇行走行を30分間行い、トレッド端の摩耗量が測定された。結果は、比較例1の摩耗量を100とした指数であり、小さい程、耐偏摩耗性能に優れていることを示す。
<耐久性>
各試供タイヤが前記リムに装着され、内圧225kPa、縦荷重1.24kN、速度50km/hで直径1.7mのドラム上で走行させ、トレッド部に損傷が発生するまでの走行距離が測定された。結果は、比較例1の走行距離を100とした指数であり、数値が大きい程、耐久性が高いことを示す。
テストの結果を表1に示す。
Figure 2014080109
テストの結果、実施例の自動二輪車用タイヤは、ウェット性能及びドライ性能の両立を図りつつ、トレッド部の耐久性も有意に向上していることが確認できた。
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
8 ビードエーペックスゴム
9 センター主溝
10 傾斜主溝
11 分岐溝
12 緩傾斜部
13 急傾斜部
14 傾斜副溝

Claims (6)

  1. トレッド部の外面がタイヤ半径方向外側に凸で円弧状に湾曲してのび、しかも回転方向が指定されたトレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部の外面には、タイヤ赤道上をタイヤ周方向に連続してのびるセンター主溝と、
    該センター主溝から距離を隔てた位置にタイヤ軸方向の内端を有しかつ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向外側にのびしかもタイヤ周方向に対して30〜45°の角度で傾斜する複数本の傾斜主溝と、
    タイヤ軸方向の外端が前記傾斜主溝に連通するとともに、タイヤ回転方向の後着側に向かってタイヤ軸方向内側にのびかつ前記センター主溝に連通することなく終端する分岐溝とが配され、
    前記傾斜主溝の内端は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも正規荷重が負荷されてキャンバー角0度で平面に接地させたトレッド部の接地面内に設けられる一方、前記傾斜主溝のタイヤ軸方向の外端は、前記接地面の外側、かつ、トレッド端からトレッド展開半幅の20%以内の領域に設けられ、
    前記分岐溝は、前記傾斜主溝からタイヤ周方向に対して角度θでのびる緩傾斜部と、該緩傾斜部に対して屈曲しかつタイヤ周方向に対して前記角度θよりも小さい角度δでのびる急傾斜部とを含み、
    しかも、タイヤ赤道側の各側において、前記トレッド展開半幅を5等分するタイヤ周方向線で区画されるトレッド部の1/5領域の各ランド比が75〜85%であることを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記トレッド部の外面には、前記傾斜主溝がタイヤ周方向に隔設され、
    前記傾斜主溝間には、傾斜主溝と同じ向きに傾斜しかつ傾斜主溝よりも小長さの傾斜副溝が設けられる請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記傾斜主溝の溝中心線と前記分岐溝の溝中心線との交点である分岐点は、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の40〜60%の領域に設けられ、
    前記分岐溝は、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の20%以上かつ60%以下の領域をのびている請求項1又は2記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記分岐溝の溝深さは、前記傾斜主溝の前記分岐点での溝深さの50〜70%である請求項3記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記分岐溝は、前記緩傾斜部の溝中心線と、前記急傾斜部の溝中心線との交点である屈曲点が、タイヤ赤道からトレッド展開半幅の20〜40%の領域に設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の0〜20%の領域でのランド比Rcと、
    タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の40%以上かつ60%以下の領域でのランド比Rmと、
    タイヤ赤道からの展開長さがトレッド展開半幅の80%以上かつ100%の領域でのランド比Rsとが、下記の式(1)を満たす請求項1乃至5のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
    Rm<Rc<Rs…(1)
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