JP2014079416A - ゴルフクラブ用シャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】強度に優れフィーリングが良好なゴルフクラブシャフトの提供。
【解決手段】シャフト6は、シャフト長手方向の全体に亘って配置された全長層と、シャフトの先端部に配置された先端部分層とを有している。上記全長層は、バイアス層とストレート層とを含んでいる。上記先端部分層は、内側ガラス繊維強化層を含んでいる。シャフト全長がLsとされ、シャフトのチップ端からシャフト重心Gまでの距離がLgとされるとき、比(Lg/Ls)が0.52以上0.65以下である。シャフト重量は65g以下である。好ましくは、上記内側ガラス繊維強化層が、上記バイアス層よりも内側に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフクラブ用シャフトに関する。
ゴルフクラブ用シャフトとして、いわゆるカーボンシャフトが知られている。このカーボンシャフトの製造方法として、シートワインディング製法が知られている。このシートワインディング製法では、プリプレグをマンドレルに巻き付けることにより、積層構造が得られる。
プリプレグは、樹脂と繊維とを含む。プリプレグには多くの種類がある。樹脂含有率が異なる複数のプリプレグが知られている。なお本願では、プリプレグを、プリプレグシート又はシートともいう。
このシートワインディング製法では、シートの種類、シートの配置及び繊維の配向が選択されうる。
特許第3317619号公報には、細径側部分に補強層が配置されたシャフトが開示されている。この補強層に含まれる炭素繊維の弾性率は、5〜150GPaである。
特開2004−81230号公報には、中弾性高強度炭素繊維強化樹脂シートと、低弾性炭素繊維強化樹脂シートとが、シャフトのTIP側補強に用いられているシャフトが開示されている。低弾性炭素繊維強化樹脂シートの強化繊維は、引張弾性率が5〜10ton/mmであり、圧縮破断ひずみが2.0%以上である。低弾性炭素繊維強化樹脂シートは、中弾性高強度炭素繊維強化樹脂シートよりも外層側に配置されている。
特許第4157357号公報では、PAN系炭素繊維とピッチ系低弾性繊維とを有する複合プリプレグが用いられている。この複合プリプレグにおいて、PAN系炭素繊維の弾性率は200GPa以上500GPa以下とされており、ピッチ系低弾性繊維の弾性率は45GPa以上160GPa以下とされている。
特開平10−329247号公報は、補強繊維と樹脂とからなる内層の外側に、ガラス繊維と樹脂とからなる外層が積層された管状体を開示する。この外層の厚みは、管状体の全厚みの5〜35%である。
特開2002−35186公報は、ヘッド重量が175g以上であり且つクラブ長さが46インチ以上であるゴルフクラブにおいて、ヘッドを除いた部分の総質量がAとされ、グリップの後端から170mmまでのバット部分の質量がBとされたとき、総質量Aに対する質量Bの割合が55%以上70%以下であるゴルフクラブを開示する。
特許第3317619号公報 特開2004−81230号公報 特許第4157357号公報 特開平10−329247号公報 特開2002−35186号公報
衝撃強度が高いシャフトが好ましい。また、フィーリングのよいシャフトが好ましい。これらの要求性能はますますエスカレートしている。
本発明の目的は、強度に優れフィーリングが良好なゴルフクラブシャフトの提供にある。
本発明のシャフトは、シャフト長手方向の全体に亘って配置された全長層と、シャフトの先端部に配置された先端部分層とを有している。上記全長層は、バイアス層とストレート層とを含んでいる。上記先端部分層は、内側ガラス繊維強化層を含んでいる。シャフト全長がLsとされ、シャフトのチップ端からシャフト重心Gまでの距離がLgとされるとき、比(Lg/Ls)が0.52以上0.65以下である。好ましくは、シャフト重量は65g以下であるゴルフクラブシャフト。
好ましくは、上記内側ガラス繊維強化層は、上記バイアス層よりも内側に位置する。
好ましくは、上記内側ガラス繊維強化層は最内層である。
好ましくは、上記シャフトは、フープ層を更に有している。シャフトが長手方向に3等分されて、チップ領域、中間領域及びバット領域に区画され、上記チップ領域における上記フープ層の重量がRf1とされ、上記中間領域における上記フープ層の重量がRf2とされ、上記バット領域における上記フープ層の重量がRf3とされる。好ましくは、重量Rf2は、重量Rf1よりも大きい。好ましくは、重量Rf2は、重量Rf3よりも大きい。
上記チップ領域におけるシャフト重量がWs1とされ、上記中間領域におけるシャフト重量がWs2とされ、上記バット領域におけるシャフト重量がWs3とされる。好ましくは、(Ws1+Ws3)/Ws2が2.1以上である。
強度に優れフィーリングが良好なゴルフクラブシャフトが得られうる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るシャフトを備えたゴルフクラブを示す。 図2は、図1と同様の図であり、3つの領域が示されている。 図3は、図1のシャフトの展開図である。 図4は、第2実施形態に係るシャフトの展開図である。 図5は、第3実施形態に係るシャフトの展開図である。 図6は、衝撃吸収エネルギーの測定方法を示す概略図である。 図7は、衝撃吸収エネルギーの計測の際に得られる波形の一例を示すグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
なお本願では、「層」という文言と、「シート」という文言とが用いられる。「層」は、巻回された後における称呼であり、これに対して「シート」は、巻回される前における称呼である。「層」は、「シート」が巻回されることによって形成される。即ち、巻回された「シート」が、「層」を形成する。
本願において「内側」とは、シャフト半径方向における内側を意味する。本願において「外側」とは、シャフト半径方向における外側を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブシャフト6を備えたゴルフクラブ2の全体図である。ゴルフクラブ2は、ヘッド4と、シャフト6と、グリップ8とを備えている。シャフト6の先端部に、ヘッド4が設けられている。シャフト6の後端部に、グリップ8が設けられている。なおヘッド4及びグリップ8は限定されない。ヘッド4として、ウッド型ゴルフクラブヘッド、アイアン型ゴルフクラブヘッド、パターヘッド等が例示される。図1の実施形態は、ウッド型ゴルフクラブヘッドが用いられている。
シャフト6は、繊維強化樹脂層の積層体からなる。シャフト6は、管状体である。図示されないが、シャフト6は中空構造を有する。図1が示すように、シャフト6は、チップ端Tpとバット端Btとを有する。チップ端Tpは、ヘッド4の内部に位置している。バット端Btは、グリップ8の内部に位置している。
シャフト6は、いわゆるカーボンシャフトである。ただし、後述されるように、このシャフトは、強化繊維として、ガラス繊維を含む層を有する。
好ましくは、シャフト6は、プリプレグシートを硬化させてなる。このプリプレグシートでは、繊維は実質的に一方向に配向している。このように繊維が実質的に一方向に配向したプリプレグは、UDプリプレグとも称される。「UD」とは、ユニディレクションの略である。UDプリプレグ以外のプリプレグが用いられても良い。例えば、プリプレグシートに含まれる繊維が編まれていてもよい。
プリプレグシートは、繊維と樹脂とを有している。この樹脂は、マトリクス樹脂とも称される。典型的には、この繊維は炭素繊維である。典型的には、このマトリクス樹脂は、熱硬化性樹脂である。
シャフト6は、いわゆるシートワインディング製法により製造されている。プリプレグにおいて、マトリクス樹脂は、半硬化状態にある。シャフト6は、プリプレグシートが巻回され且つ硬化されてなる。この硬化とは、半硬化状態のマトリクス樹脂を硬化させることである。この硬化は、加熱により達成される。シャフト6の製造工程には、加熱工程が含まれる。この加熱工程により、プリプレグシートのマトリクス樹脂が硬化する。
図1において両矢印Lsで示されるのは、シャフト6の全長である。シャフト全長Lsは、シャフト6の軸方向に沿って測定される。シャフト6の軸方向は、シャフト6の長手方向に等しい。
シャフト6は、重心Gを有する。 図1において両矢印Lgで示されるのは、シャフト6のチップ端Tpから重心Gまでの距離である。距離Lgは、シャフト6の軸方向に沿って測定される。
本願において、シャフト6は、3つの領域に区画される。この区画では、シャフト6は、長手方向に3等分される。
図2は、シャフト6に適用される区画を示す。シャフト6は、チップ領域R1、中間領域R2及びバット領域R3に区画される。チップ領域R1の長手方向長さは、シャフト全長Lsの3分の1である。中間領域R2の長手方向長さは、シャフト全長Lsの3分の1である。バット領域R3の長手方向長さは、シャフト全長Lsの3分の1である。
図3は、シャフト6を構成するプリプレグシートの展開図(シート構成図)である。シャフト6は、複数枚のシートにより構成されている。図3の実施形態では、シャフト6は、第1シートs1から第13シートs13までの13枚のシートにより構成されている。本願において、図3等で示される展開図は、シャフトを構成するシートを、シャフトの半径方向内側から順に示している。展開図において上側に位置しているシートから順に巻回される。ただし、後述するように、貼り合わせに係るシートは、合体シートの状態で巻回される。
本願の展開図において、図面の左右方向は、シャフト軸方向と一致する。本願の展開図において、図面の右側は、シャフトのチップ端Tp側である。本願の展開図において、図面の左側は、シャフトのバット端Bt側である。
本願の展開図は、各シートの巻き付け順序のみならず、各シートのシャフト軸方向における配置をも示している。例えば図3において、シートs1の一端はチップ端Tpに位置している。
シャフト6は、ストレート層とバイアス層とを有する。本願の展開図において、繊維の配向角度が記載されている。「0°」と記載されているシートが、ストレート層を構成している。ストレート層用のシートは、本願においてストレートシートとも称される。
ストレート層は、繊維の配向がシャフトの長手方向(シャフト軸方向)に対して実質的に0°とされた層である。巻き付けの際の誤差等に起因して、通常、繊維の配向はシャフト軸線方向に対して完全に平行とはならない。ストレート層において、シャフト軸線に対する繊維の絶対角度θaは、10°以下である。絶対角度θaとは、シャフト軸線と繊維方向との成す角度の絶対値である。即ち、絶対角度θaが10°以下とは、繊維方向とシャフト軸線方向とのなす角度Afが、−10度以上+10度以下であることを意味する。
図3の実施形態において、ストレートシートは、シートs1、シートs4、シートs5、シートs7、シートs8、シートs9、シートs11、シートs12及びシートs13である。ストレート層は、曲げ剛性及び曲げ強度との相関が高い。
バイアス層は、主として、シャフトの捻れ剛性及び捻れ強度を高める目的で設けられる。
バイアス層は、好ましくは、繊維の配向が互いに逆方向に傾斜した2枚のシートペアから構成されている。好ましくは、バイアス層は、上記角度Afが−60°以上−30°以下の層と、上記角度Afが30°以上60°以下の層とを含む。即ち、好ましくは、バイアス層では、上記絶対角度θaが30°以上60°以下である。
シャフト6において、バイアス層を構成するシートは、シートs2及びシートs3である。図3には、シート毎に、上記角度Afが記載されている。角度Afにおけるプラス(+)及びマイナス(−)は、互いに貼り合わされるバイアスシートの繊維が互いに逆方向に傾斜していることを示している。本願において、バイアス層用のシートは、単にバイアスシートとも称される。
シートs3は、裏返されて、シートs2に貼り合わされる。この裏返しにより、シートs3の角度Afは、シートs2の角度Afとは逆方向となる。この点を考慮して、図3では、シートs2に「−45°」と記載され、シートs3に「+45°」と記載されている。
図3の実施形態では、シートs3が−45度であり且つシートs4が+45度であるが、逆にシートs2が+45度であり且つシートs3が−45度であってもよいことは当然である。
フープ層は、シャフトの周方向に沿って繊維を配向させた層である。好ましくは、フープ層における上記絶対角度θaは、シャフト軸線に対して実質的に90°とされる。ただし、巻き付けの際の誤差等に起因して、繊維の配向はシャフト軸線方向に対して完全に90°とはならない場合がある。通常、このフープ層では、上記絶対角度θaが80°以上である。この絶対角度θaの上限値は90°である。
フープ層は、シャフトのつぶし剛性及びつぶし強度を高めるのに寄与する。つぶし剛性とは、シャフトをその半径方向内側に向かって押し潰す力に対する剛性である。つぶし強度とは、シャフトをその半径方向内側に向かって押し潰す力に対する強度である。つぶし強度は、曲げ強度とも関連しうる。曲げ変形に連動してつぶし変形が生じうる。特に肉厚の薄い軽量シャフトにおいては、この連動性が大きい。つぶし強度の向上により、曲げ強度も向上しうる。
図3の実施形態において、フープ層用のプリプレグシートは、シートs6及びシートs10である。本願において、フープ層用のプリプレグシートは、フープシートとも称される。
図示しないが、使用される前のプリプレグシートは、カバーシートにより挟まれている。通常、カバーシートは、離型紙及び樹脂フィルムである。即ち、使用される前のプリプレグシートは、離型紙と樹脂フィルムとで挟まれている。プリプレグシートの一方の面には離型紙が貼られており、プリプレグシートの他方の面には樹脂フィルムが貼られている。以下において、離型紙が貼り付けられている面が「離型紙側の面」とも称され、樹脂フィルムが貼り付けられている面が「フィルム側の面」とも称される。
本願の展開図では、フィルム側の面が示されている。
プリプレグシートを巻回するには、先ず、樹脂フィルムが剥がされる。樹脂フィルムが剥がされることにより、フィルム側の面が露出する。この露出面は、タック性(粘着性)を有する。このタック性は、マトリクス樹脂に起因する。即ち、このマトリクス樹脂が半硬化状態であるため、粘着性が発現する。次に、この露出したフィルム側の面の縁部(巻き始め縁部ともいう)を、巻回対象物に貼り付ける。マトリクス樹脂の粘着性により、この巻き始め縁部の貼り付けが円滑になされうる。巻回対象物とは、マンドレル、又はマンドレルに他のプリプレグシートが巻き付けられてなる巻回物である。次に、離型紙が剥がされる。次に、巻回対象物が回転されて、プリプレグシートが巻回対象物に巻き付けられる。このように、先に樹脂フィルムが剥がされ、次に巻き始め端部が巻回対象物に貼り付けられ、次に離型紙が剥がされる。このように、先に樹脂フィルムが剥がされ、巻き始め縁部が巻回対象物に貼り付けられた後に、離型紙が剥がされる。この手順により、シートの皺や巻き付け不良が抑制される。これは、離型紙が貼り付けられたシートは、離型紙に支持されているため、皺となりにくいからである。離型紙は、樹脂フィルムと比較して、曲げ剛性が高い。
図3の実施形態では、合体シートが用いられる。合体シートは、2枚のシートが貼り合わされることによって形成される。
図3の実施形態では、三つの合体シートが形成される。シートs2とシートs3とが貼り合わされたバイアス合体シートが形成される。バイアス層は、繊維の配向角度が互いに逆である2枚のシートs2、s3が用いられる。これらのシートs2、s3のセットにより、捻れ方向の方向性を無くすことができる。
図3の実施形態では、シートs6とシートs7とが貼り合わされたフープストレート合体シートが形成される。シートs6は、裏返されて、シートs7に貼り合わされる。また、シートs10とシートs11とが貼り合わされたフープストレート合体シートが形成される。シートs10は、裏返されて、シートs11に貼り合わされる。
前述の通り、本願では、繊維の配向角度によって、シート及び層が分類される。これに加えて本願では、シャフト長手方向の長さ及び位置によって、シート及び層が分類される。
本願において、シャフト長手方向の全体に配置される層が、全長層と称される。本願において、シャフト長手方向の全体に配置されるシートが、全長シートと称される。巻回された全長シートが、全長層を形成する。
一方、本願において、シャフト長手方向において部分的に配置される層が、部分層と称される。本願において、シャフト長手方向において部分的に配置されるシートが、部分シートと称される。巻回された部分シートが、部分層を形成する。
本願において、その一端がチップ端Tpに位置する部分層が、先端部分層と称される。巻回された先端部分シートが、先端部分層を形成する。
本願において、その一端がバット端Btに位置する部分層が、後端部分層と称される。巻回された後端部分シートが、後端部分層を形成する。
本願において、その一端がチップ端Tpに位置せず、且つ、その他端がバット端Btに位置しない部分層が、中間部分層と称される。巻回された中間部分シートが、中間部分層を形成する。
本願では、上述の称呼が組み合わされる。例えば次の通りである。バイアス層である全長層が、全長バイアス層と称される。ストレート層である全長層が、全長ストレート層と称される。フープ層である全長層が、全長フープ層と称される。バイアス層である部分層が、部分バイアス層と称される。ストレート層である部分層が、部分ストレート層と称される。フープ層である部分層が、部分フープ層と称される。
図3の実施形態において、シートs6は、中間部分シートである。このシートs6はフープシートである。よってシートs6は、中間部分フープシートとも称される。
以下に、このシャフト6の製造工程の概略が説明される。
[シャフト製造工程の概略]
(1)裁断工程
裁断工程では、プリプレグシートが所望の形状に裁断される。この工程により、図3に示される各シートが切り出される。
なお、裁断は、裁断機によりなされてもよいし、手作業でなされてもよい。手作業の場合、例えば、カッターナイフが用いられる。
(2)貼り合わせ工程
貼り合わせ工程では、複数のシートが貼り合わされて、前述した合体シートが作製される。
貼り合わせ工程では、加熱又はプレスが用いられてもよい。より好ましくは、加熱とプレスとが併用される。後述する巻回工程において、合体シートの巻き付け作業中に、シートのズレが生じうる。このズレは、巻き付け精度を低下させる。加熱及びプレスは、シート間の接着力を向上させる。加熱及びプレスは、巻回工程におけるシート間のズレを抑制する。
シート同士の接着力を高める観点から、貼り合わせ工程における加熱温度は、30℃以上が好ましく、35℃以上がより好ましい。この加熱温度が高すぎる場合、マトリクス樹脂の硬化が進行し、シートの粘着性が低下することがある。この粘着性の低下は、合体シートと巻回対象物との接着性を低下させる。この接着性の低下は、皺の発生を許容することがあり、巻き付け位置のズレを生じさせうる。この観点から、貼り合わせ工程における加熱温度は、60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下がより好ましい。
シート同士の接着力を高める観点から、貼り合わせ工程における加熱時間は、20秒以上が好ましく、30秒以上がより好ましい。シートの粘着性の観点から、貼り合わせ工程における加熱時間は、300秒以下が好ましい。
シート同士の接着力を高める観点から、貼り合わせ工程におけるプレスの圧力は、300g/cm以上が好ましく、350g/cm以上がより好ましい。プレスの圧力が過大である場合、プリプレグが押し潰される場合がある。この場合、プリプレグの厚みが設計値よりも薄くなる。プリプレグの厚み精度の観点から、貼り合わせ工程におけるプレスの圧力は、600g/cm以下が好ましく、500g/cm以下がより好ましい。
シート同士の接着力を高める観点から、貼り合わせ工程におけるプレスの時間は、20秒以上が好ましく、30秒以上がより好ましい。プリプレグの厚み精度の観点から、貼り合わせ工程におけるプレスの時間は、300秒以下が好ましい。
(3)巻回工程
巻回工程では、マンドレルが用意される。典型的なマンドレルは、金属製である。このマンドレルに、離型剤が塗布される。更に、このマンドレルに、粘着性を有する樹脂が塗布される。この樹脂は、タッキングレジンとも称される。このマンドレルに、裁断されたシートが巻回される。このタッキングレジンにより、シート端部をマンドレルに貼り付けることが容易とされている。
貼り合せに係るシートに関しては、合体シートの状態で巻回される。
この巻回工程により、巻回体が得られる。この巻回体は、マンドレルの外側にプリプレグシートが巻き付けられてなる。巻回は、例えば、平面上で巻回対象物を転がすことによりなされる。この巻回は、手作業によりなされてもよいし、機械によりなされてもよい。この機械は、ローリングマシンと称される。
(4)テープラッピング工程
テープラッピング工程では、上記巻回体の外周面にテープが巻き付けられる。このテープは、ラッピングテープとも称される。このラッピングテープは、張力を付与されつつ巻き付けられる。このラッピングテープにより、巻回体に圧力が加えられる。この圧力はボイドを低減させる。
(5)硬化工程
硬化工程では、テープラッピングがなされた後の巻回体が加熱される。この加熱により、マトリクス樹脂が硬化する。この硬化の課程で、マトリクス樹脂が一時的に流動化する。このマトリクス樹脂の流動化により、シート間又はシート内の空気が排出されうる。ラッピングテープの圧力(締め付け力)により、この空気の排出が促進されている。この硬化により、硬化積層体が得られる。
(6)マンドレルの引き抜き工程及びラッピングテープの除去工程
硬化工程の後、マンドレルの引き抜き工程とラッピングテープの除去工程とがなされる。両者の順序は限定されないが、ラッピングテープの除去工程の能率を向上させる観点から、マンドレルの引き抜き工程の後にラッピングテープの除去工程がなされるのが好ましい。
(7)両端カット工程
この工程では、硬化積層体の両端部がカットされる。このカットにより、チップ端Tpの端面及びバット端Btの端面が平坦とされる。
(8)研磨工程
この工程では、硬化積層体の表面が研磨される。硬化積層体の表面には、ラッピングテープの跡として残された螺旋状の凹凸が存在する。研磨により、このラッピングテープの跡としての凹凸が消滅し、表面が平滑とされる。
(9)塗装工程
研磨工程後の硬化積層体に塗装が施される。
なお、本願では、層とシートとで同じ符号が用いられる。例えば、シートs1によって形成された層は、層s1とされる。シャフト6は、第1層s1から第13層s13によって構成されている。なお、各層の層数は1とは限らない。各層の巻回数(プラス数)は、1未満であってもよいし、1を超えていても良い。例えば、巻回数が2である層は、周方向に2回巻かれている。この層の層数は2である。
図3において両矢印Ltで示されるのは、先端部分層の後端とシャフト6のチップ端Tpとの距離である。後述されるシャフト質量分散効果の観点から、距離Ltは、500mm以下が好ましく、450mm以下がより好ましく、400mm以下が更に好ましい。
図3において両矢印Lbで示されるのは、後端部分層の先端とシャフト6のバット端Btとの距離である。後述されるシャフト質量分散効果の観点から、距離Lbは、600mm以下が好ましく、550mm以下がより好ましく、500mm以下が更に好ましい。
なお、後端部分シートのプリプレグとして、ピッチ系炭素繊維強化プリプレグが用いられても良い。ピッチ系炭素繊維は、分子構造上、力が加わった際に、一時的に、原子間でズレた構造をとることができる。この構造に起因して、振動吸収性が生じうる。ピッチ系炭素繊維を含む後端部分シートが、本願においてピッチ含有後端部分シートとも称される。図3の実施形態において、ピッチ含有後端部分シートは、シートs4である。シャフト6の後端部分は、グリップが装着される部分である。シャフト6の後端部分での振動は、ゴルファーに伝達されやすい。ピッチ含有後端部分シートを設けることで、ゴルファーに伝達される振動が効果的に抑制されうる。
図3において両矢印Lxで示されるのは、中間部分フープ層の先端とシャフト6のチップ端Tpとの距離である。後述される中間フープ効果の観点から、距離Lxは、100mm以上が好ましく、150mm以上がより好ましく、200mm以上が更に好ましい。中間フープ効果の観点から、距離Lxは、500mm以下が好ましく、400mm以下がより好ましい。
図3において両矢印Lyで示されるのは、中間部分フープ層の後端とシャフト6のバット端Btとの距離である。後述される中間フープ効果の観点から、距離Lyは、100mm以上が好ましく、150mm以上がより好ましく、200mm以上が更に好ましい。中間フープ効果の観点から、距離Lyは、500mm以下が好ましく、400mm以下がより好ましい。
図3において両矢印Lzで示されるのは、中間部分フープ層の長手方向長さである。後述される中間フープ効果の観点から、距離Lzの、シャフト全長Lsに対する比率が考慮されるのが好ましい。比(Lz/Ls)は、下限としては、0.35以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、0.45以上が更に好ましく、上限としては、0.8以下が好ましく、0.75以下がより好ましく、0.7以下が更に好ましい。
図3の実施形態では、ガラス繊維強化プリプレグが用いられている。このガラス繊維強化プリプレグでは、強化繊維がガラス繊維である。本実施形態のガラス繊維強化プリプレグでは、繊維は実質的に一方向に配向している。すなわちこのガラス繊維強化プリプレグはUDプリプレグである。UDプリプレグ以外のガラス繊維強化プリプレグが用いられても良い。例えば、プリプレグシートに含まれるガラス繊維が編まれていてもよい。
なお、本実施形態では、ガラス繊維強化プリプレグ以外のプリプレグは、炭素繊維強化プリプレグである。炭素繊維として、PAN系及びピッチ系が例示される。
本実施形態では、シートs1がガラス繊維強化プリプレグである。ストレート先端部分層にガラス繊維強化プリプレグが用いられている。最内層のストレート先端部分層s1が、ガラス繊維強化層である。この先端部分層s1は、バイアス層s2、s3よりも内側に配置されている。シートs1は、最外層ではない。最外層ではないガラス繊維強化層は、本願において、内側ガラス強化繊維層とも称される。
図3の実施形態では、先端部分層s1の外側にストレート先端部分層s9が設けられている。この先端部分層s9には、炭素繊維強化プリプレグが用いられている。この先端部分層s9は、バイアス層s2、s3よりも外側に配置されている。この先端部分層s9の外側には、全長フープ層s10及び全長ストレート層s11が設けられている。
図3の実施形態では、ストレート先端部分層s9の外側に、ストレート先端部分層s12及びs13が設けられている。ストレート先端部分層s13は、最外層である。
マンドレルの形状は、バイアス層s2、s3よりも内側に位置する先端部分層s1の厚みに対応している。先端部分層s1が巻かれる位置において、マンドレルは細くされている。先端部分層s1が巻かれた状態の外径が単純なテーパー形状となるように、マンドレルが設計されている。よって、先端部分層s1に起因するシワの発生が抑制されている。
このように、シャフト6では、上記先端部分層が、内側ガラス繊維強化層s1を含む。
シャフトの内層は、シャフト断面の中立軸(シャフト軸線)に近い。よって、打球時に発生する引張応力及び圧縮応力が、シャフト外層に比較して小さい。一方、後述される試験結果より、ガラス繊維強化層の配置により、衝撃吸収エネルギーが向上することが明らかとなった。このような知見から、ガラス繊維強化層s1を内側に配置することは、衝撃吸収エネルギーの向上に有効である(効果A)。
シャフト6では、内側ガラス繊維強化層s1が、バイアス層s2、s3よりも内側に位置する。よって、上記効果Aが向上しうる。
シャフト6では、内側ガラス繊維強化層s1が最内層である。よって、層s1は上記中立軸からの距離が最短となり、上記効果Aが更に向上しうる。
ガラス繊維の弾性率は、およそ7〜8ton/mm以上であり、弾性率が比較的低い。この低弾性のガラス繊維を内層に配置することで、剛性の過度な低下を抑制することができる。すなわち、本実施形態では、曲げ剛性の寄与度が小さい内層を利用して衝撃強度を向上させている。よって、適度な曲げ剛性が確保されつつ、衝撃強度が向上されている(効果B)。
衝撃吸収エネルギーの観点からは、バイアス層s2、s3よりも外側に、ガラス繊維強化層が追加されてもよい。
シャフト重量が小さいほど、剛性及び強度の両立が困難となる。このため、上記実施形態は、軽量シャフトに対して特に有効である。この観点から、シャフト重量Mtは、65g以下であるのが好ましい。シャフト強度の観点から、シャフト重量Mtは35g以上であるのが好ましく、38g以上であるのがより好ましい。
プリプレグシートのマトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂の他、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等も用いられ得る。シャフト強度の観点から、マトリクス樹脂は、エポキシ樹脂が好ましい。
[シャフト重心G]
図1が示すように、シャフト重心Gは、シャフト6の内部に位置する。この重心Gは、シャフト軸線上に位置する。重心Gは、シャフト6単独の重心である。本実施形態では、重心Gは、中間領域R2に位置している(図2参照)。
[シャフト全長Ls]
本発明は、比較的長いゴルフクラブにおいて効果的である。この観点から、シャフト全長Lsは、41インチ以上が好ましく、42インチ以上がより好ましく、42.5インチ以上がより好ましく、43インチ以上がより好ましい。振りやすさ及びゴルフルールの観点から、シャフト全長Lsは47インチ以下が好ましい。
Rf2がRf1及びRf3よりも大きくされることで、後述される効果が得られうる。。この効果は、シャフトが長いほど効果的である。この観点から、シャフト全長Lsは、43.5インチ以上がより好ましく、44インチ以上がより好ましく、44.5インチ以上がより好ましく、45インチ以上がより好ましい。
[チップ端Tpからシャフト重心Gまでの距離Lg]
この距離Lgが長い場合、シャフト重心Gがバット端Btに近くなる。この重心位置は、スイングバランスを軽くし、振りやすさを向上させうる。この重心位置は、ヘッドスピードの向上に寄与しうる。
振りやすさ及びヘッドスピードの観点から、上記距離Lgは、615mm以上が好ましく、620mm以上がより好ましく、625mm以上がより好ましく、630mm以上が更に好ましい。
シャフト重心Gがバット端Btに近すぎる場合、シャフト重心Gに作用する遠心力が低下しやすい。即ち、シャフト重心率が大きい場合、シャフト重心Gに作用する遠心力が低下しやすい。この場合、シャフトのしなりが感じられにくいことがある。しなりが感じられにくいシャフトでは、硬いフィーリングが生じやすい。硬いフィーリングを抑制する観点から、上記距離Lgは、660mm以下が好ましく、655mm以下がより好ましく、650mm以下が更に好ましい。
[Lg/Ls](シャフト重心率)
振りやすさ及びヘッドスピードの観点から、比(Lg/Ls)は、0.52以上が好ましく、0.53以上がより好ましく、0.54以上がより好ましい。比(Lg/Ls)が過度に大きい場合、先端部のシャフト強度が低下する場合がある。シャフト強度の観点から、比(Lg/Ls)は、0.65以下が好ましく、0.64以下がより好ましい。
シャフト重心率を調整する調整手段として、次の(a1)から(a9)が挙げられる。
(a1)後端部分層の巻回数の増減。
(a2)後端部分層の厚みの増減。
(a3)後端部分層の軸方向長さの増減。
(a4)後端部分層の樹脂含有率の増減。
(a5)先端部分層の巻回数の増減。
(a6)先端部分層の厚みの増減。
(a7)先端部分層の軸方向長さの増減。
(a8)先端部分層の樹脂含有率の増減。
(a9)シャフトのテーパー率の増減。
本願では、チップ領域R1におけるフープ層の重量がRf1とされ、中間領域R2におけるフープ層の重量がRf2とされ、バット領域R3におけるフープ層の重量がRf3とされる。
本実施形態では、重量Rf2は、重量Rf1よりも大きい。また、重量Rf2は、重量Rf3よりも大きい。これらの関係は、中間部分フープシートs6に起因している。
Rf2>Rf1及びRf2>Rf3との関係により、スイング中において、中間領域R2は、最も曲がりやすい傾向にある。この曲がりに連動して、潰れ変形が生じうる。Rf2がRf1及びRf3よりも大きくされることで、中間領域R2の潰れ変形が抑制される。この潰れ変形の抑制により、フィーリングが向上すると考えられる。この潰れ変形の抑制が、「しっかり感」と称されるフィーリングを向上させていると考えられる。この「しっかり感」は、特にヘッドスピードが比較的早いハードヒッターに重視される評価項目である。ハードヒッターを考慮すると、シャフト重量は、58g以上が好ましい。
上述の通り、スイング中において、中間領域R2は、最も曲がりやすい傾向にある。一方、フープ層は、曲げ剛性にほとんど影響しない。よって、Rf2がRf1及びRf3よりも大きくされることで、中間領域R2の撓みが大きくなりやすい。ヘッドスピードが向上しうる。また、この中間領域R2での撓りは、「しなり感」と称されるフィーリングを向上させていると考えられる。この「しなり感」は、特にヘッドスピードが比較的遅いアベレージゴルファーに重視される評価項目である。アベレージゴルファーを考慮すると、シャフト重量は、58g未満が好ましい。
上述の効果を得る観点から、Rf2/Rf1は、1.1以上が好ましく、1.2以上がより好ましい。設計上の制約から、Rf2/Rf1は、3以下が好ましい。
上述の効果を得る観点から、Rf2/Rf3は、1.1以上が好ましく、1.2以上がより好ましい。設計上の制約から、Rf2/Rf3は、2.5以下が好ましい。
本実施形態では、(Ws1+Ws3)/Ws2が2.1以上とされている。この比率により、シャフト質量分散効果が生じる。シャフトの質量を先端部及び後端部に分散させることで、シャフト重心回りのシャフト6の慣性モーメントMIsが大きくなる。図2には、シャフト重心Gを通り且つシャフト軸線に対して垂直な軸Z1が示されている。慣性モーメントMIsは、この軸Z1回りのシャフト6の慣性モーメントである。
慣性モーメントMIsが大きくされることにより、スイング中におけるシャフトの挙動が安定しうる。このため、シャフト挙動のバラツキが減少し、打球方向性及び弾道が安定しやすい。(Ws1+Ws3)/Ws2が大きくされることで、慣性モーメントMIsが増加し、打球のバラツキが減少しうる。これが、シャフト質量分散効果である。
シャフト質量分散効果の観点から、(Ws1+Ws3)/Ws2は、2.1以上が好ましく、2.2以上がより好ましく、2.3以上がより好ましい。(Ws1+Ws3)/Ws2が過大である場合、中間領域R2での強度が低下しうる。この観点から、(Ws1+Ws3)/Ws2は、3.0以下が好ましく、2.9以下がより好ましく、2.8以下がより好ましい。
また、(Ws1+Ws3)/Ws2が大きくされることで、中間領域R2が撓りやすくなる傾向にある。このため、しなり感が向上しやすいと考えられる。
シャフト重心率(Lg/Ls)を大きくする観点から、Ws3/Ws1は、2.1以上が好ましく、2.2以上がより好ましく、2.3以上がより好ましい。重量Ws3が過大である場合、グリップ部のシャフト剛性が過大となり、フィーリングが悪化することがある。この観点から、Ws3/Ws1は、3.0以下が好ましく、2.9以下がより好ましく、2.8以下がより好ましい。
シャフト重心率(Lg/Ls)を大きくする観点から、Ws3/Ws2は、1.10以上が好ましく、1.15以上がより好ましく、1.20以上がより好ましい。重量Ws3が過大である場合、グリップ部のシャフト剛性が過大となり、フィーリングが悪化することがある。この観点から、Ws3/Ws2は、2.00以下が好ましく、1.95以下がより好ましく、1.90以下がより好ましい。
中間領域R2が軽量化された場合、中間領域R2での潰れ変形が特に生じやすい。しかし、Rf2がRf1及びRf3よりも大きくされることで、中間領域R2の潰れ変形が抑制される。(Ws1+Ws3)/Ws2が大きい場合には、上述の中間フープ効果がより一層発揮されうる。
中間フープ効果を高める観点から、中間領域R2におけるフープ層比率F2は、0.02以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、0.04以上がより好ましい。上記比率F2は、Rf2/Ws2である。
(Ws1+Ws3)/Ws2を調整する調整手段として、次の(b1)から(b9)が挙げられる。
(b1)後端部分層の巻回数の増減。
(b2)後端部分層の厚みの増減。
(b3)後端部分層の軸方向長さの増減。
(b4)後端部分層の樹脂含有率の増減。
(b5)先端部分層の巻回数の増減。
(b6)先端部分層の厚みの増減。
(b7)先端部分層の軸方向長さの増減。
(b8)先端部分層の樹脂含有率の増減。
(b9)シャフトのテーパー率の増減。
このように、本実施形態では、中間フープ効果とシャフト質量分散効果とが得られうる。よって、フィーリングが良好であり且つ打球のバラツキが抑制されうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1a]
上記シャフト6と同じ積層構成を有するシャフトが作製された。即ち、図3で示されるシート構成を有するシャフトが作製された。製造方法は、上記シャフト6と同じである。各シートに用いられたプリプレグの商品名は、次の通りである。シートs1は、ガラス繊維強化プリプレグである。シートs1以外は、炭素繊維強化プリプレグである。シートs4は、ピッチ含有後端部分シートである。
・シートs1:GE352H−160S(三菱レイヨン社製)
・シートs2:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs3:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs4:E1026A−14N(日本グラファイトファイバー社製)
・シートs5:MR350C−150S(三菱レイヨン社製)
・シートs6:805S−3(東レ社製)
・シートs7:MR350C−125S(三菱レイヨン社製)
・シートs8:MR350C−125S(三菱レイヨン社製)
・シートs9:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs10:805S−3(東レ社製)
・シートs11:TR350C−125S(三菱レイヨン社製)
・シートs12:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs13:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
商品名「GE352H−160S」は、ガラス繊維強化プリプレグである。ガラス繊維はEガラスであり、このガラス繊維の引張弾性率は75GPa(7.65ton/mm)である。
商品名「E1026A−14N」は、ピッチ系炭素繊維強化プリプレグである。このピッチ系炭素繊維は、品番が「XN−10」であり、引張弾性率が110GPa(11.2ton/mm)である。
実施例1aのシャフトのシャフト全長Lsは、1168mmであった。このシャフトに、ヘッド体積が460ccのチタンヘッド(ドライバーヘッド)及びグリップを装着して、実施例1aのゴルフクラブを得た。
[実施例2a、3a及び比較例1a]
上述した調整手段を適宜用いて、後述の表2に示される仕様を有する実施例2a、3a及び比較例1aを得た。なお実施例3aについては、シートs6を全長フープ層に置換し、この置換による重量の増加を、他のプリプレグの樹脂含有率を低下させることで、相殺した。その他は実施例1aと同様にして、実施例2a、3a及び比較例1aのシャフト及びゴルフクラブを得た。
[比較例2a]
シートs1(ガラス繊維強化プリプレグ)を、炭素繊維強化プリプレグ(三菱レイヨン社製の商品名「MR350C−175S」)に置換した他は実施例1aと同様にして、比較例2aのシャフト及びゴルフクラブを得た。
[実施例1b]
積層構成が図4の通りとされた他は実施例1aと同様にして、実施例1bのシャフト60を得た。図4において、各シートに用いられたプリプレグの商品名は次の通りとされた。
・シートs1:GE352H−160S(三菱レイヨン社製)
・シートs2:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs3:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs4:E1026A−14N(日本グラファイトファイバー社製)
・シートs5:2255S−10(東レ社製)
・シートs6:3255S−15(東レ社製)
・シートs7:3255S−10(東レ社製)
・シートs8:3255S−10(東レ社製)
・シートs9:805S−3(東レ社製)
・シートs10:3255S−12(東レ社製)
・シートs11:3255S−12(東レ社製)
・シートs12:3255S−12(東レ社製)
実施例1bのシャフト60のシャフト全長Lsは、1092mmであった。このシャフト60に、ヘッド体積が170ccのヘッド(フェアウェイウッド)及びグリップを装着して、実施例1bのゴルフクラブを得た。
[実施例2b、3b及び比較例1b]
上述した調整手段を適宜用いて、後述の表3に示される仕様を有する実施例2b、3b及び比較例1bを得た。その他は実施例1bと同様にして、実施例2b、3b及び比較例1bのシャフト及びゴルフクラブを得た。
[比較例2b]
シートs1(ガラス繊維強化プリプレグ)を、炭素繊維強化プリプレグ(三菱レイヨン社製の商品名「MR350C−175S」)に置換した他は実施例1bと同様にして、比較例2bのシャフト及びゴルフクラブを得た。
[実施例1c]
積層構成が図5の通りとされた他は実施例1aと同様にして、実施例1cのシャフト62を得た。図5において、各シートに用いられたプリプレグの商品名は次の通りとされた。
・シートs1:GE352H−160S(三菱レイヨン社製)
・シートs2:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs3:HRX350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs4:TR350C−075S(三菱レイヨン社製)
・シートs5:805S−3(東レ社製)
・シートs6:TR350U−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs7:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs8:2276S−10(東レ社製)
・シートs9:805S−3(東レ社製)
・シートs10:TR350U−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs11:TR350C−125S(三菱レイヨン社製)
・シートs12:805S−3(東レ社製)
・シートs13:805S−3(東レ社製)
・シートs14:TR350C−125S(三菱レイヨン社製)
・シートs15:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・シートs16:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
実施例1cのシャフト62のシャフト全長Lsは、1168mmであった。このシャフト62に、ヘッド体積が460ccのチタンヘッド(ドライバーヘッド)及びグリップを装着して、実施例1cのゴルフクラブを得た。
[実施例2c、3c及び比較例1c]
上述した調整手段を適宜用いて、後述の表4に示される仕様を有する実施例2c、3c及び比較例1cを得た。なお実施例3cについては、シートs12を全長フープ層に置換し、この置換による重量の増加を、他のプリプレグの樹脂含有率を低下させることで、相殺した。その他は実施例1cと同様にして、実施例2c、3c及び比較例1cのシャフト及びゴルフクラブを得た。
[比較例2c]
シートs1(ガラス繊維強化プリプレグ)を、炭素繊維強化プリプレグ(三菱レイヨン社製の商品名「MR350C−175S」)に置換した他は実施例1cと同様にして、比較例2cのシャフト及びゴルフクラブを得た。
これらの実施例及び比較例を用いて、以下の評価がなされた。
[テストA:ドライバー/ハードヒッター]
ドライバーでのヘッドスピードが42m/s以上50m/s以下である10名のテスターが、実打テストを行った。テストAでは、実施例1aから3a及び比較例1a、2aが用いられた。なお、テストAで用いられた全てのシャフトでは、フレックス及びトルクが同一とされた。これらの仕様及び評価結果が下記の表2に示される。
[テストB:フェアウェイウッド/ハードヒッター]
テストAと同じ10名のテスターが、実打テストを行った。テストBでは、実施例1bから3b及び比較例1b、2bが用いられた。なお、テストBで用いられた全てのシャフトでは、フレックス及びトルクが同一とされた。これらの仕様及び評価結果が下記の表3に示される。
[テストC:ドライバー/アベレージゴルファー]
ドライバーでのヘッドスピードが37m/s以上42m/s以下である10名のテスターが、実打テストを行った。テストCでは、実施例1cから3c及び比較例1c、2cが用いられた。なお、テストCで用いられた全てのシャフトでは、フレックス及びトルクが同一とされた。これらの仕様及び評価結果が下記の表4に示される。
[評価方法]
[振りやすさ]
1点から5点までの5段階で、振りやすさの官能評価がなされた。振りやすいと感じるほど、高い点数が付与された。上記10名のテスターの平均点(小数点以下は四捨五入)が、下記の表2から4に示される。
[フィーリング:しっかり感]
1点から5点までの5段階で、しっかり感の官能評価がなされた。しっかり感があって良好であるほど、高い点数が付与された。上記10名のテスターの平均点(小数点以下は四捨五入)が、下記の表2及び3に示される。このしっかり感は、ハードヒッターにおいて重視される傾向が強い。このため、しっかり感は、テストA及びBにおいて評価された。
[フィーリング:しなり感]
1点から5点までの5段階で、しなり感の官能評価がなされた。しなり感があって良好であるほど、高い点数が付与された。上記10名のテスターの平均点(小数点以下は四捨五入)が、下記の表4に示される。このしなり感は、アベレージゴルファーにおいて重視される傾向が強い。このため、しなり感は、テストCにおいて評価された。
[左右ズレ量(バラツキ)]
シャフト挙動の安定性を評価するため、打球のバラツキが評価された。各クラブにおいて、各テスターが、目標に向かって、5球ずつ打撃した。5回の打球結果のうち、最も右側に到達したボールの位置と、最も右側に到達したボールの位置との距離が測定された。この距離は、打球地点と目標地点とを結ぶ直線に対して垂直な方向に沿って測定された。この距離は、10名のそれぞれで計測された。10名のデータの平均値が、「左右ズレ量」として、下記の表2から4に示される。
[衝撃吸収エネルギーの測定方法]
図6は、衝撃吸収エネルギーの測定方法を示す。片持ち曲げ方式で衝撃試験を行った。測定装置50として、米倉製作所製の落錘型衝撃試験機(IITM−18)を用いた。シャフトのチップ端Tpから50mmまでの先端部を固定治具52に固定した。固定端から100mmの位置に、600gの錘Wを、1500mm上方から衝突させた。錘Wには加速度計54が取り付けられた。加速度計54は、AD変換器56を介してFFTアナライザー58に接続された。FFT処理により、計測波形が得られた。この測定により、変位Dと衝撃曲げ荷重Lとが計測され、破壊が開示されるまでの衝撃吸収エネルギーが算出された。
図7は、計測された波形の一例である。この波形は、変位D(mm)と衝撃曲げ荷重L(kgf)との関係を示すグラフである。この図5のグラフにおいて、ハッチングで示される部分の面積が、衝撃吸収エネルギーEm(J)を示している。
これらの評価結果が、下記の表2から4に示される。また、下記の表1は、本発明で使用可能なプリプレグの例である。
Figure 2014079416
Figure 2014079416
Figure 2014079416
Figure 2014079416
これらの結果が示すように、Lg/Lsが大きいほど、振りやすさが向上する傾向にある。
表2から4では、「Rf2がRf1及びRf3よりも大きい」を満たす場合に「○」が表記され、満たさない場合に「×」が表記されている。Rf2がRf1及びRf3よりも大きい場合、フィーリングが向上する傾向にある。
表2から4が示すように、(Ws1+Ws3)/Ws2が大きいほど、左右ズレ量(バラツキ)が小さい傾向にある。また、表4では、(Ws1+Ws3)/Ws2が大きいほうがしなり感が良好な傾向にある。
表2から4が示すように、ガラス繊維強化層の存在により、衝撃吸収エネルギーが増大している。
このように、実施例は比較例に比べて評価が高い。本発明の優位性は明らかである。
以上説明された方法は、ゴルフクラブシャフトに適用されうる。
2・・・ゴルフクラブ
4・・・ヘッド
6・・・シャフト
8・・・グリップ
G・・・シャフト重心
s1〜s16・・・プリプレグシート(層)
Tp・・・シャフトのチップ端
Bt・・・シャフトのバット端

Claims (6)

  1. シャフト長手方向の全体に亘って配置された全長層と、シャフトの先端部に配置された先端部分層とを有しており、
    上記全長層が、バイアス層とストレート層とを含んでおり、
    上記先端部分層が、内側ガラス繊維強化層を含んでおり、
    シャフト全長がLsとされ、シャフトのチップ端からシャフト重心Gまでの距離がLgとされるとき、比(Lg/Ls)が0.52以上0.65以下であり、
    シャフト重量が65g以下であるゴルフクラブシャフト。
  2. 上記内側ガラス繊維強化層が、上記バイアス層よりも内側に位置する請求項1に記載のゴルフクラブシャフト。
  3. 上記内側ガラス繊維強化層が最内層である請求項1又は2に記載のゴルフクラブシャフト。
  4. フープ層を更に有しており、
    シャフトが長手方向に3等分されて、チップ領域、中間領域及びバット領域に区画され、
    上記チップ領域における上記フープ層の重量がRf1とされ、上記中間領域における上記フープ層の重量がRf2とされ、上記バット領域における上記フープ層の重量がRf3とされるとき、
    重量Rf2が、重量Rf1よりも大きく、
    重量Rf2が、重量Rf3よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
  5. シャフトが長手方向に3等分されて、チップ領域、中間領域及びバット領域に区画され、
    上記チップ領域におけるシャフト重量がWs1とされ、上記中間領域におけるシャフト重量がWs2とされ、上記バット領域におけるシャフト重量がWs3とされるとき、
    (Ws1+Ws3)/Ws2が2.1以上である請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
  6. シャフトが長手方向に3等分されて、チップ領域、中間領域及びバット領域に区画され、
    上記中間領域におけるシャフト重量がWs2とされ、上記バット領域におけるシャフト重量がWs3とされるとき、
    Ws3/Ws2が、1.1以上2以下である請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
JP2012229840A 2012-10-17 2012-10-17 ゴルフクラブ用シャフト Active JP5577392B2 (ja)

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