JP2014077418A - 液体供給ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストが削減でき、小型化が容易な液体供給ポンプを提供する。
【解決手段】回転自在に保持されたローラー46を有する複数のローラー保持部45と、ローラー保持部45の回転軸と同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイド48とを備え、BIBから液体を搬送する柔軟性のチューブ41をローラー46とチューブガイド48の内周壁との間に配設し、ローラー保持部45を回転させることによってローラー46が順次チューブ41をチューブガイド48の内周壁に押圧して移動しながら扱くことで液体を吐出口から定量吐出させるチューブ式ポンプ4で、複数のローラー保持部45を回転させる単一の駆動モーター51と複数のローラー保持部45との間に、駆動モーター51の動力を何れかのローラー保持部45へと選択的に伝達する伝達手段を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体が充填されている液体ケースから引き出されたチューブを介して液体を定量吐出させる液体供給ポンプに関する。
飲料を調製して供給する飲料ディスペンサには、ウーロン茶、ジュースなどの異なる種類の濃縮飲料(液体)が充填されているバッグインボックス(液体ケース、以下「BIB」という)を複数(例えば、2つ)収容庫(保冷庫)に収容し、利用者が選択した飲料に応じた濃縮飲料が充填されているBIBに対応させて設けている液体供給ポンプ(以下「チューブ式ポンプ」という)を駆動させて濃縮飲料を飲料カップに吐出し、冷水回路を介して希釈水ノズルから供給された冷水(希釈水)と混合させて飲料を調製するようにしている。
BIBは濃縮飲料を充填した柔軟性のある樹脂製シートで作られた袋状の容器をさらに箱状のケースに収容したもので、この袋状の容器には柔軟性のある樹脂製のチューブの一端が連通され、該チューブの他端には濃縮飲料の吐出口が形成されている。そして、BIBに充填されている濃縮飲料はチューブ式ポンプが駆動されると送出されてチューブの吐出口から飲料カップに吐出される。
チューブ式ポンプは、円周方向に等間隔に複数配設されて回転自在に保持されたローラーを有するローラー保持部と、ローラー保持部の回転軸と同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイドとを備えている。ローラー保持部は、減速機構を内蔵する駆動モーターが接続された回転軸で回転可能に軸支され、駆動モーターが駆動されるとローラー保持部が一定方向に回転するようになっている。
そして、濃縮飲料が充填されている柔軟性のある樹脂製のチューブをローラーとチューブガイドの内周壁との間に配設し、駆動モーターを駆動してローラー保持部を一定方向に回転させると、複数のローラーが順次チューブをチューブガイドの内周壁に押圧して移動しながら扱くことでチューブの吐出口からBIBに充填されている濃縮飲料を定量吐出させて飲料カップに供給する(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2002−130153号公報 特開平10−148182号公報
このように、一台の飲料ディスペンサには複数のBIB(例えば、2つ)が収容されていることから、一台の飲料ディスペンサにもそれぞれのBIBに対応させて複数のチューブ式ポンプ(例えば、2つ)を備える必要があった。
しかしながら、チューブ式ポンプを構成している部品のなかではローラー保持部を回転させる駆動モーターのコストが最も高く、チューブ式ポンプ毎に駆動モーターを設けたのでは、チューブ式ポンプの製造コストが嵩むという問題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、製造コストが削減でき、小型化が容易な液体供給ポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る液体供給ポンプは、円周方向に等間隔に複数配設されて回転自在に保持されたローラーを有する複数のローラー保持部と、前記各ローラー保持部の回転軸と同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイドとを備え、一端が液体を充填した液体ケースに連通されるとともに他端に吐出口が形成され、該液体ケースから液体を搬送する柔軟性のある樹脂製のチューブを前記ローラーと前記チューブガイドの内周壁との間に配設し、前記ローラー保持部を一定方向に回転させることによって前記複数のローラーが順次前記チューブを前記チューブガイドの内周壁に押圧して移動しながら扱くことで前記液体ケースに充填されている液体を前記吐出口から定量吐出させる液体供給ポンプであって、
前記複数のローラー保持部を回転させる単一の駆動手段と、前記単一の駆動手段と前記複数のローラー保持部との間に、前記単一の駆動手段の動力を前記何れかのローラー保持部へと選択的に伝達する伝達手段とを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る液体供給ポンプは、上述した請求項1において、前記単一の駆動手段は、前記複数のローラー保持部に対して正転あるいは逆転し、
前記伝達手段は、前記複数のローラー保持部における第1のローラー保持部に対して正転あるいは逆転の一方の動力を伝達し、第2のローラー保持部に対しては正転あるいは逆転の他方の動力を伝達することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る液体供給ポンプは、上述した請求項1または請求項2において、前記伝達手段は、前記単一の駆動手段の回転軸に取り付けられて該駆動手段の正転の動力を伝達する第1のワンウエイクラッチギアおよび逆転の動力を伝達する第2のワンウエイクラッチギアと、前記第1のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第1のワンウエイクラッチギアと噛み合う第1のギアおよび前記第2のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第2のワンウエイクラッチギアと噛み合う第2のギアとから構成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、円周方向に等間隔に複数配設されて回転自在に保持されたローラーを有する複数のローラー保持部と、前記各ローラー保持部の回転軸と同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイドとを備え、一端が液体を充填した液体ケースに連通されるとともに他端に吐出口が形成され、該液体ケースから液体を搬送する柔軟性のある樹脂製のチューブを前記ローラーと前記チューブガイドの内周壁との間に配設し、前記ローラー保持部を一定方向に回転させることによって前記複数のローラーが順次前記チューブを前記チューブガイドの内周壁に押圧して移動しながら扱くことで前記液体ケースに充填されている液体を前記吐出口から定量吐出させる液体供給ポンプであって、前記複数のローラー保持部を回転させる単一の駆動手段と、前記単一の駆動手段と前記複数のローラー保持部との間に、前記単一の駆動手段の動力を前記何れかのローラー保持部へと選択的に伝達する伝達手段とを設けたことにより、液体供給ポンプにおける複数のローラー保持部に対して伝達手段によって単一の駆動手段の動力を選択的に伝達して駆動する構成としたので、液体供給ポンプに2つの駆動手段を設ける必要がなく、製造コストが削減でき、小型化が容易な液体供給ポンプを提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記単一の駆動手段は、前記複数のローラー保持部に対して正転あるいは逆転し、前記伝達手段は、前記複数のローラー保持部における第1のローラー保持部に対して正転あるいは逆転の一方の動力を伝達し、第2のローラー保持部に対しては正転あるいは逆転の他方の動力を伝達することにより、単一の駆動手段によって第1のローラー保持部と第2のローラー保持部とを駆動できるようにしたので、駆動手段を2つ使用する場合に比べて製造コストが削減できるうえ、小型化も容易となる。
また、請求項3の発明によれば、前記伝達手段は、前記単一の駆動手段の回転軸に取り付けられて該駆動手段の正転の動力を伝達する第1のワンウエイクラッチギアおよび逆転の動力を伝達する第2のワンウエイクラッチギアと、前記第1のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第1のワンウエイクラッチギアと噛み合う第1のギアおよび前記第2のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第2のワンウエイクラッチギアと噛み合う第2のギアとから構成されることにより、単一の駆動手段によって第1のローラー保持部と第2のローラー保持部とを駆動できるようにしたので、駆動手段を2つ使用する場合に比べて製造コストが削減できるうえ、小型化も容易となる。
本発明の実施の形態である液体供給ポンプを搭載する飲料ディスペンサを示す外観斜視図である。 図1に示した飲料ディスペンサの操作パネルを取り外した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態である液体供給ポンプを搭載する飲料ディスペンサの制御構成を示す制御ブロック図である。 本発明の実施の形態である液体供給ポンプを示す外観斜視図である。 図4に示した液体供給ポンプのポンプカバーを取り外した状態を示す外観斜視図である。 図4に示した液体供給ポンプを示す正面図である。 図6に示した液体供給ポンプのポンプカバーを取り外した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態である液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す外観斜視図である。 図8に示した液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す正面図である。 図8に示した液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す天面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る液体供給ポンプの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
この実施の形態の液体供給ポンプは、飲料を調製する飲料ディスペンサに搭載され、ウーロン茶、ジュースなどの異なる種類の濃縮飲料(液体)と冷水(希釈水)とを飲料カップに吐出するものである。ここでは、飲料ディスペンサに搭載される液体供給ポンプを例に説明しているが、この液体供給ポンプはカップ式自動販売機などに搭載することも可能である。
図1は、本発明の実施の形態である液体供給ポンプを搭載する飲料ディスペンサを示す外観斜視図であり、図2は、図1に示した飲料ディスペンサの操作パネルを取り外した状態を示す正面図である。
図1に示すように、飲料ディスペンサ1は、ディスペンサ本体2と操作パネル3とを備えている。図2に示すように、ディスペンサ本体2は、前面が開口した箱体であり、その底部には、高さ調製をするための調製脚21が設けてある。また、ディスペンサ本体2の内部にはバッグインボックス(液体ケース)B(以下「BIB」という)を収容する収容庫22が設けてある。BIBは、濃縮飲料を充填した袋状の容器をさらに箱状の容器に収容したもので、例えば、濃縮飲料を充填した柔軟性のある樹脂製シートで作られた袋状の容器をさらに箱状のケースに収容することにより構成してある。
ディスペンサ本体2の内部で収容庫22の下方域となる部位には、チューブ式ポンプ(液体供給ポンプ)4が搭載されてある。チューブ式ポンプ4は、BIBに充填された濃縮飲料を定量吐出させるためのものである。例えば、図2に示すように、収容庫22には、2つのBIBが収容可能であり、収容庫22の下方域となる部位には2つのBIBに対応させて1つのチューブ式ポンプ4が設けてある。
チューブ式ポンプ4は、BIBに接続されているチューブ41の一点を押し潰したローラー46(図7参照)を移動させることにより、チューブ41の内部の濃縮飲料を押し出すもので、チューブ41の吐出口41a、41bは保持されて、濃縮飲料の吐出口を構成する。そして、ローラー46が移動すると、ローラー46によって押し潰されたチューブ41は、その復元力により元の形状に戻り、その際にチューブ41の内部が真空となり、チューブ41の内部にBIBから濃縮飲料を吸引する。
また、チューブ41の吐出口41a、41bの間には濃縮飲料を希釈する冷水(希釈水)を吐出するための希釈水ノズル42が1つ設けてある。希釈水ノズル42には冷水回路(図示せず)が接続されており、希釈水ノズル42から吐出された冷水はチューブ41の吐出口41a、41bの何れかから吐出された濃縮飲料と混合され、濃縮飲料を希釈した飲料が調製される。このように、1つの希釈水ノズル42で2つのBIBに充填されている濃縮飲料に対応することで、希釈水電磁弁などを2つ設ける必要がなく、製造コストを削減できる。
チューブ式ポンプ4の右側方域には、飲料ノズル6が設けてある。飲料ノズル6は、シロップなどの液体原料を吐出する液体原料ノズルと、冷水、炭酸水などの希釈水を吐出する希釈水ノズルとを別々に有しており、液体原料ノズルから吐出した液体原料と希釈水ノズルから吐出した希釈水とを混合して飲料を調製する。
チューブ式ポンプ4および飲料ノズル6の下方域となるディスペンサ本体2の下端部には、ドリップトレイ23を備えている。ドリップトレイ23は、飛び散った飲料や飲料カップCから溢れた飲料を受け止めるためのもので、その上には、飲料カップCを置くためのカップレスト24が載置してある。カップレスト24は、鋼線などの線材を桟状に構成したもので、飛び散った飲料や飲料カップCから溢れた飲料はカップレスト24を通り、ドリップトレイ23に受け止められる。また、カップレスト24には、飲料カップCをカップレスト24に置く位置を案内するカップガイド25が設けられている。
操作パネル3は、ディスペンサ本体2の前面開口を覆うためのもので、ディスペンサ本体2の一側縁部(図1に示す飲料ディスペンサ1は左側縁部)に開閉可能に支承されている。操作パネル3の前面には、飲料ディスペンサ1の利用者が飲料を選択する際に押圧する飲料選択ボタン31を備えている。
飲料選択ボタン31は、チューブ式ポンプ4および飲料ノズル6に対応して配置されている。具体的には、チューブ式ポンプ4で吐出可能な飲料を選択できる飲料選択ボタン31と、飲料ノズル6で吐出可能な飲料を選択できる飲料選択ボタン31とが、それぞれに対応するように配置され、飲料選択ボタン31で選択された飲料がカップレスト24に置かれた飲料カップCに注がれる。
図3は、飲料ディスペンサ1の制御ブロック図を示し、飲料ディスペンサ1での飲料の調製などを制御する制御部90は、中央処理装置としてのCPU91、CPU91の制御プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)92、CPU91の制御に必要な各種のプログラムやデータを随時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ:記憶手段)93、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして各種時刻を計時するタイマー94、飲料ディスペンサ1に備えられている各機器(例えば、チューブ式ポンプ4)に通電する電力回路を有する通電部95(例えば、チューブ式ポンプ4に通電して正転あるいは逆転させる)から構成されている。
また、制御部90には、飲料ディスペンサ1の利用者が所望の飲料を選択するための飲料選択ボタン31が接続され、制御部90は、飲料選択ボタン31が出力する信号に基づいて、チューブ式ポンプ4を正転あるいは逆転させる通電制御などを行う。
図4は、本発明の実施の形態である液体供給ポンプを示す外観斜視図であり、図5は、図4に示した液体供給ポンプのポンプカバーを取り外した状態を示す外観斜視図である。また、図6は、図4に示した液体供給ポンプを示す正面図であり、図7は、図6に示した液体供給ポンプのポンプカバーを取り外した状態を示す正面図である。
チューブ式ポンプ4は、円周方向に等間隔に配設されて回転自在に保持された複数のローラー46を有するローラー保持部45a、45bが回転軸45aa、45bb(図9参照)を介して本体ケース43(43a、43b)に取り付けられている。チューブガイド48L、48R(以下「チューブガイド48」という)は、濃縮飲料供給状態に固定されるとローラー保持部45a、45bの回転軸45aa、45bbと同軸に設けられた円弧状の内面からなる内周壁を有し、回転軸45aa、45bbの回りに回動ピン48bを支点に回動可能に設けられ、チューブ41をローラー46に対して固定するとともにローラー46との協働によりチューブ41の一部を閉塞するものである。
そして、チューブガイド48をチューブ41に押しつけると、チューブ41がローラー46に押しつけられ、チューブガイド48の円弧状の内面からなる内周壁とローラー46によりチューブ41が閉塞されてチューブガイドロック48aにより固定される。このようにしてチューブ41を閉塞したチューブガイド48の一端とローラー保持部45はポンプカバー49で閉塞されるようになっている。
図8は、本発明の実施の形態である液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す外観斜視図である。また、図9は、図8に示した液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す正面図であり、図10は、図8に示した液体供給ポンプの駆動手段および伝達手段を示す天面図である。
駆動モーター51(駆動部および減速部で構成される)は、図に示すように、複数(本実施の形態では2つ)のローラー保持部45(ローラー保持部45a、45b)を回転させる単一の駆動手段であり、その回転軸51aにはワンウエイクラッチギア52(第1のワンウエイクラッチギア)、ワンウエイクラッチギア53(第2のワンウエイクラッチギア)を取り付けている。
このワンウエイクラッチギア52、53は、その回転する動力を一定の回転方向にのみ伝達するクラッチを内蔵するギアであり、ワンウエイクラッチギア52は回転軸51aの時計回り方向に回転する動力を伝達し、回転軸51aの反時計回り方向に回転する動力を遮断する。また、ワンウエイクラッチギア53は回転軸51aの反時計回り方向に回転する動力を伝達し、回転軸51aの時計回り方向に回転する動力を遮断する。
また、ローラー保持部45aの回転軸45aaにはワンウエイクラッチギア52と噛み合うギア54(第1のギア)が取り付けられ、ローラー保持部45bの回転軸45bbにはワンウエイクラッチギア53と噛み合うギア55(第2のギア)が取り付けられている。このように、駆動モーター51の回転軸51aに取り付けられたワンウエイクラッチギア52と噛み合うギア54と、ワンウエイクラッチギア53と噛み合うギア55とから伝達手段が構成されている。
この駆動モーター51の回転軸51aが正転(図9に示す時計回り方向の回転)あるいは逆転(図9に示す反時計回り方向の回転)すると、その回転軸51aの正転あるいは逆転の動力をローラー保持部45a(第1のローラー保持部)あるいはローラー保持部45b(第2のローラー保持部)に伝達するようにしている。
そして、駆動モーター51の回転軸51aの時計回り方向の回転をワンウエイクラッチギア52は噛み合っているギア54を介してチューブ式ポンプ4に配設したローラー保持部45aの回転軸45aaに伝達し、ローラー保持部45aを反時計回り方向(図9参照)に回転させる。また、駆動モーター51の回転軸51aの反時計回り方向の回転をワンウエイクラッチギア53は噛み合っているギア55を介してチューブ式ポンプ4に配設したローラー保持部45bの回転軸45bbに伝達し、ローラー保持部45bを時計回り方向(図9参照)に回転させる。
以上のように構成されるチューブ式ポンプ4を搭載している飲料ディスペンサ1で、利用者が、例えば、ジュースを選択する飲料選択ボタン31を押圧すると、濃縮ジュースが充填されているBIB(例えば、収容庫22の左側に収容されているBIB)から飲料カップCに濃縮ジュースを吐出させるように制御部90がチューブ式ポンプ4を駆動する。具体的には、制御部90は、チューブ式ポンプ4の駆動モーター51の回転軸51aを時計回り方向に回転させる。回転軸51aが時計回り方向に回転すると、ワンウエイクラッチギア52は噛み合っているギア54を介してチューブ式ポンプ4に配設したローラー保持部45aの回転軸45aaに伝達し、ローラー保持部45aを反時計回り方向に回転させて吐出部41aから濃縮ジュースを吐出させる。
同時に制御部90は希釈水ノズル42から冷水を吐出させ、カップレスト24に置かれた飲料カップCには濃縮ジュースと冷水とからなる飲料が調製されて利用者に提供される。このとき、ワンウエイクラッチギア52と噛み合っているギア54が回転してローラー保持部45aを反時計回り方向に回転させるが、ワンウエイクラッチギア53は回転軸51aの回転を遮断し、噛み合っているギア55へ動力を伝達することはしない。
一方、利用者が、例えばウーロン茶を選択する飲料選択ボタン31を押圧すると、濃縮ウーロン茶が充填されているBIB(例えば、収容庫22の右側に収容されているBIB)から飲料カップCに濃縮ウーロン茶を吐出させるように制御部90がチューブ式ポンプ4を駆動する。具体的には、制御部90は、チューブ式ポンプ4の駆動モーター51の回転軸51aを反時計回り方向に回転させる。回転軸51aが反時計回り方向に回転すると、ワンウエイクラッチギア53は噛み合っているギア55を介してチューブ式ポンプ4に配設したローラー保持部45bの回転軸45bbに伝達し、ローラー保持部45bを時計回り方向に回転させて吐出部41bから濃縮ウーロン茶を吐出させる。
同時に制御部90は希釈水ノズル42から冷水を吐出させ、カップレスト24に置かれた飲料カップCには濃縮ウーロン茶と冷水とからなる飲料が調製されて利用者に提供される。このとき、ワンウエイクラッチギア53と噛み合っているギア55が回転してローラー保持部45bを時計回り方向に回転させるが、ワンウエイクラッチギア52は回転軸51aの回転を遮断し、噛み合っているギア54へ動力を伝達することはしない。
以上説明したように本発明によれば、円周方向に等間隔に複数配設されて回転自在に保持されたローラー46を有する複数のローラー保持部45(ローラー保持部45a、45b)と、各ローラー保持部45の回転軸45aa、45bbと同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイド48(チューブガイド48L、48R)とを備え、一端が液体を充填したBIBに連通されるとともに他端に吐出口41a、41bが形成され、該BIBから液体を搬送する柔軟性のある樹脂製のチューブ41をローラー46とチューブガイド48の内周壁との間に配設し、ローラー保持部45を一定方向に回転させることによって複数のローラー46が順次チューブ41をチューブガイド48の内周壁に押圧して移動しながら扱くことでBIBに充填されている液体を吐出口41a、41bから定量吐出させるチューブ式ポンプ4であって、複数のローラー保持部45を回転させる単一の駆動モーター51と、単一の駆動モーター51と複数のローラー保持部45との間に、単一の駆動モーター51の動力を何れかのローラー保持部45へと選択的に伝達する伝達手段とを設けたことにより、チューブ式ポンプ4における複数のローラー保持部45に対して、駆動モーター51の回転軸51aに取り付けられたワンウエイクラッチギア52と噛み合うギア54と、ワンウエイクラッチギア53と噛み合うギア55によって単一の駆動モーター51の動力を選択的に伝達して駆動する構成としたので、チューブ式ポンプ4に2つの駆動モーター51を設ける必要がなく、製造コストが削減でき、小型化が容易なチューブ式ポンプ4を提供することが可能となる。
また、単一の駆動モーター51は、複数のローラー保持部45に対して正転あるいは逆転し、駆動モーター51の回転軸51aに取り付けられたワンウエイクラッチギア52と噛み合うギア54と、ワンウエイクラッチギア53と噛み合うギア55は、複数のローラー保持部45におけるローラー保持部45aに対して正転あるいは逆転の一方の動力を伝達し、ローラー保持部45bに対しては正転あるいは逆転の他方の動力を伝達することにより、単一の駆動モーター51によってローラー保持部45aとローラー保持部45bとを駆動できるようにしたので、駆動モーター51を2つ使用する場合に比べて製造コストが削減できるうえ、小型化も容易となる。
また、伝達手段は、単一の駆動モーター51の回転軸51aに取り付けられて該駆動モーター51の正転の動力を伝達するワンウエイクラッチギア52および逆転の動力を伝達するワンウエイクラッチギア53と、ローラー保持部45aの回転軸45aaに取り付けられてワンウエイクラッチギア52と噛み合うギア54およびローラー保持部45bの回転軸45bbに取り付けられてワンウエイクラッチギア53と噛み合うギア55とから構成されることにより、単一の駆動モーター51によってローラー保持部45aとローラー保持部45bとを駆動できるようにしたので、駆動モーター51を2つ使用する場合に比べて製造コストが削減できるうえ、小型化も容易となる。
1 飲料ディスペンサ
2 ディスペンサ本体
3 操作パネル
4 チューブ式ポンプ(液体供給ポンプ)
6 飲料ノズル
41 チューブ
41a、41b 吐出口
45(45a、45b) ローラー保持部
45a 第1のローラー保持部
45aa 回転軸
45b 第2のローラー保持部
45bb 回転軸
46 ローラー
48 チューブガイド
51 駆動モーター(単一の駆動手段)
51a 回転軸
52 ワンウエイクラッチギア(第1のワンウエイクラッチギア:伝達手段)
53 ワンウエイクラッチギア(第2のワンウエイクラッチギア:伝達手段)
54 ギア(第1のギア:伝達手段)
55 ギア(第2のギア:伝達手段)
B バッグインボックス(液体ケース)
C 飲料カップ

Claims (3)

  1. 円周方向に等間隔に複数配設されて回転自在に保持されたローラーを有する複数のローラー保持部と、前記各ローラー保持部の回転軸と同軸に設けられた内周壁を有するチューブガイドとを備え、一端が液体を充填した液体ケースに連通されるとともに他端に吐出口が形成され、該液体ケースから液体を搬送する柔軟性のある樹脂製のチューブを前記ローラーと前記チューブガイドの内周壁との間に配設し、前記ローラー保持部を一定方向に回転させることによって前記複数のローラーが順次前記チューブを前記チューブガイドの内周壁に押圧して移動しながら扱くことで前記液体ケースに充填されている液体を前記吐出口から定量吐出させる液体供給ポンプであって、
    前記複数のローラー保持部を回転させる単一の駆動手段と、前記単一の駆動手段と前記複数のローラー保持部との間に、前記単一の駆動手段の動力を前記何れかのローラー保持部へと選択的に伝達する伝達手段とを設けたことを特徴とする液体供給ポンプ。
  2. 前記単一の駆動手段は、前記複数のローラー保持部に対して正転あるいは逆転し、
    前記伝達手段は、前記複数のローラー保持部における第1のローラー保持部に対して正転あるいは逆転の一方の動力を伝達し、第2のローラー保持部に対しては正転あるいは逆転の他方の動力を伝達することを特徴とする請求項1に記載の液体供給ポンプ。
  3. 前記伝達手段は、前記単一の駆動手段の回転軸に取り付けられて該駆動手段の正転の動力を伝達する第1のワンウエイクラッチギアおよび逆転の動力を伝達する第2のワンウエイクラッチギアと、前記第1のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第1のワンウエイクラッチギアと噛み合う第1のギアおよび前記第2のローラー保持部の回転軸に取り付けられて前記第2のワンウエイクラッチギアと噛み合う第2のギアとから構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体供給ポンプ。
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