JP2014076877A - シート折り装置およびこれを備えたシート後処理装置、並びに画像形成装置 - Google Patents

シート折り装置およびこれを備えたシート後処理装置、並びに画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートの枚数やシート自体の厚さに応じて、適切なシート折り処理を行うことができるシート折り装置等を提供する。
【解決手段】
本発明のシート折り装置23は、シートSに第1の折り目S1を形成する第1折り手段33と、第1の折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSが進入し、第1の折り目S1が突き当たる停止部54が形成された待避路34と、待避路34に進入するシートSに対して可動部材81を移動させ待避路34内のシートSの厚み方向の移動を規制するシート押え機構35と、停止部54に突き当たった状態の第1の折り目S1が形成されたシートSを、待避路34から退出させながら、第1の折り目S1が形成されたシートSに第2の折り目S2を形成する第2折り手段37と、を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像が形成されたシートを折り加工を行うシート折り装置およびこれを備えたシート後処理装置、並びに画像形成装置に関する。
従来、用紙(シート)に1回目の折りを行う第1折りローラーおよび第2折りローラーと、1回目の折りが行われた用紙が突き当たるストッパーを有する搬送路と、搬送路に臨む用紙の撓ませた部分を進入させ2回目の折りを行う第2折りローラーおよび第3折りローラーと、を備えた用紙(シート)折り装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。1回目の折りが行われた用紙は、中央部でしっかり折り目が付けられ、両端部で折りくせが付き膨らんだ状態となっている。このため、搬送路(待避路)は、用紙の中央部が進入する部分が狭く(厚みが薄く)なるように形成されている。これにより、搬送路(待避路)に進入する用紙の挙動を安定させることができるようになっている。
特開2010−100347号公報
しかしながら、従来のシート折り装置では、待避路に進入するシートの枚数によって、シートを折り畳んだときの厚みが異なることについては考慮されていなかった。すなわち、例えば、1回目の折りを行った1枚のシートが進入可能な厚みに設定された待避路は、2枚以上のシートを重ねて折り畳んだものには対応することができないという問題があった。また同様に、従来のシート折り装置では、シート自体の厚さが異なる場合についても考慮されていなかった。
一方、待避路に進入するシートの最大厚みに合わせて待避路内の空間を設定し、薄いシートが待避路に進入した場合、待避路内で折られたシートが膨らんだり、ストッパーに突き当たった1回目の折り目部分が待避路内で不規則に移動する(挙動不安定)等の問題があった。この状態で2回目の折りを行うと、2回目の折り目の位置がずれたり、当該折り目が斜めになったりする等の問題が生じる場合があった。
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであり、シートの枚数やシート自体の厚さに応じて、適切なシート折り処理を行うことができるシート折り装置およびこれを備えたシート後処理装置、並びに画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明のシート折り装置は、シートに第1の折り目を形成する第1の折り手段と、前記第1の折り手段により前記第1の折り目が形成された前記シートが進入し、前記第1の折り目が突き当たる停止部が形成された待避路と、前記待避路に進入する前記シートに対して可動部材を移動させ前記待避路内の前記シートの厚み方向の移動を規制するシート押え機構と、前記停止部に突き当たった状態の前記第1の折り目が形成された前記シートを、前記待避路から退出させながら、前記第1の折り目が形成された前記シートに第2の折り目を形成する第2の折り手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、シート押え機構は、待避路に進入するシートの厚みに応じて、可動部材を移動させることで、シートの枚数やシート自体の厚さに関わらず、進入させるシート(束)の厚みに最適な空間を有する待避路を形成することができる。このため、待避路内で折り畳まれたシートが膨らむことや、停止部に突き当たった第1の折り目の位置が安定せず不規則に移動することを防止することができる。つまり、待避路内におけるシート(第1の折り目)の挙動を安定させることができる。これにより、第2の折り目は、斜めになることなく所望の位置に形成される。従って、所望の寸法で美しく折り畳まれたシートを得ることができる。
この場合、前記待避路は、湾曲しており、前記可動部材は、湾曲した前記待避路の内側から、前記待避路に進入した前記シートに接触することが好ましい。
この構成によれば、待避路に進入してきたシートは、待避路の湾曲に沿って撓み、湾曲(カーブ)の外側に向かって広がろうとする。このとき、カーブの内側からシートを押し込むように可動部材をシートに接触させているため、カーブの外側に向かうシートの撓みが阻害されることなく、当該シートは滑らかな弧を描く。これにより、停止部に突き当たった状態のシートは、円滑に待避路から退出することができ、第2の折り手段により所望の第2の折り目が形成される。
また、この場合、前記可動部材は、前記待避路に進入した前記シートに接触するように進退自在に設けられ、前記待避路の前記停止部から離間するにしたがって前記待避路側に突出するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、可動部材は、待避路に進入するシートの厚みに応じて、可動部材を進退させることで待避路内における厚み方向へのシートの移動を規制することができる。また、可動部材は、停止部から離れるほど待避路側に突出形成されているため、停止部に当接した第1の折り目から離間した部分に接触することとなる。一般的に、第1の折り目が形成されたシートは、当該折り目から離間した位置で膨らんだ状態となっているため、可動部材は、シートの膨らんだ位置を押えるように接触する。これにより、待避路内での第1の折り目が形成されたシートの膨らみを有効に抑制することができる。また、例えば、待避路内に進入したシートが複数枚重ねられ折り曲げられたものである場合には、可動部材がシートに当接することにより、シートの重なりがずれることを防止することができる。
また、他の場合、前記可動部材は、前記待避路に進入した前記シートに接触するように設けられたカムであることが好ましい。
この構成によれば、シート押え機構の構造を簡易なカム機構とすることができ、かつ、シートが臨む待避路内の空間を任意に調整することができる。
この場合、前記待避路に進入した前記シートの前記第1の折り目が、前記停止部に突き当たったことを検出する検出器を更に備え、前記検出器により前記停止部に対する前記シートの前記第1の折り目の突き当たりを検出した場合に、前記シート押え機構は、前記可動部材の移動を行うことが好ましい。
この構成によれば、シート押え機構は、検出器により停止部にシートの第1の折り目が突き当たったことを認識してから、可動部材を移動させることができる。このため、待避路にシートが進入した後、任意のタイミングでシートの膨らみ等を抑制することができる。これにより、例えば、シートの進入を阻害しないように待避路内の空間を広く確保しておくことができるため、シートの進入を円滑に行うことができる。
上記した目的を達成するため、本発明のシート後処理装置は、上記のいずれかに記載のシート折り装置を備えたことを特徴とする。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載のシート折り装置を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、シートの枚数やシート自体の厚さに関わらず、進入させるシート(束)の厚みに最適な空間を有する待避路を形成することができる。このため、待避路に臨む第1の折り目が形成されたシートが膨らむことや、停止部に突き当たった第1の折り目の位置がずれることを防止することができる。これにより、位置ずれのない所望の折り目を形成することができるシート折り処理を提供することができる。
本発明によれば、待避路に臨む第1の折り目が形成されたシートが膨らむことや、停止部に突き当たった第1の折り目が待避路内で不規則に移動することを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する画像形成装置本体およびシート後処理装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート後処理装置におけるシート折り装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート折り装置においてシートに対する第1の折り目の形成過程を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート折り装置を模式的に示す拡大断面図である。 図3に示す過程から更に進み、第1の折り目が形成されたシートに第2の折り目が形成される過程を模式的に示す断面図である。 図5に示す過程から更に進んだ状態を模式的に示す断面図である。 図6に示す過程から更に進み、シートに第2の折り目が形成された状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るシート折り装置を模式的に示す拡大断面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置1を構成する画像形成装置本体11およびシート後処理装置12を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、シートSに画像を形成する画像形成装置本体11と、画像が形成(印刷)されたシートSに所定の後処理を行うシート後処理装置12と、を備えている。
画像形成装置本体11は、用紙等のシートSに画像を形成する画像形成部(図示せず)と、画像形成部により画像が形成されたシートSをシート後処理装置12等に排出する本体排出部111と、を備えている。
シート後処理装置12は、画像形成部により画像が形成されて本体排出部111から排出されたシートSを、筐体20の内部に搬入し、このシートSに対して、ステープル処理、穿孔処理および折り処理等の所定の後処理を行うものである。
シート後処理装置12は、複数枚のシートSをスタックしてステープルで綴じるステープル装置21と、シートSに対して所定の穿孔処理を行うパンチ装置22と、シートSに折り処理を行うシート折り装置23と、を備えている。また、シート後処理装置12は、画像形成装置本体11の本体排出部111から排出されたシートSが搬入される搬入部24と、メイン排出部251から排出されたシートSを受けるメイン排出トレイ25と、サブ排出部261から排出されたシートSを受けるサブ排出トレイ26と、シートSを所定の搬送路に一時的に待避させる待避ドラム27と、各装置や機構を適宜制御する制御装置28と、各種の切り換え部材および各種のローラー等と、を備えている。
搬入部24とメイン排出部251とは、第1搬送路L1によって連通している。第1搬送路L1に分岐接続された第2搬送路L2は、サブ排出部261に接続されている。また、第1搬送路L1に分岐接続された第3搬送路L3は、シート折り装置23に接続されている。また、第3搬送路L3に分岐接続された第4搬送路L4は、待避ドラム27の周りに沿って湾曲し、第1搬送路L1に合流する。
搬入部24から搬入されたシートSは、第1中間ローラー対241により下流側に送り出される。第1搬送路L1の終端部には、シートSをメイン排出トレイ25へ送り出すメイン排出部ローラー対252が設けられている。シートSをステープル装置21に送り出す際には、メイン排出部ローラー対252は、離間してニップを解除するようになっている。メイン排出トレイ25は、主にステープル装置21によりステープル処理が行われたシートSの束を受ける。なお、後処理が施されない、または穿孔処理だけが施されたシートSを、メイン排出トレイ25で受けるようにしてもよい。
第2搬送路L2の終端部には、シートSをサブ排出トレイ26へ送り出すサブ排出部ローラー対262が設けられている。サブ排出トレイ26は、主にシート後処理装置12で後処理が施されずに排出されるシートSや、穿孔処理だけが施されたシートSを受ける。
待避ドラム27は、複数部のシートSの束に連続してステープル処理を施す場合に、先のシートSの束に対するステープル処理実施中に、次のシートSの束の1枚目を待避ドラム27の表面に巻き付けて待機させる。
ステープル装置21は、第1搬送路L1の下流側(終端部側)、かつ下方に配設されている。ステープル装置21は、複数枚のシートSをスタックしてシートSの束を形成するスタック処理を行うと共に、スタックされたシートSの束をステープルで綴じるステープル処理を行う。
パンチ装置22は、搬入部24と第1中間ローラー対241との間で、第1搬送路L1に対し上方から対向して配設されている。パンチ装置22は、第1搬送路L1を搬送されるシートSに対して所定のタイミングで穿孔処理を行う。
次に、図1ないし図4を参照して、第1実施形態に係るシート後処理装置12におけるシート折り装置23について説明する。図2は、第1実施形態に係るシート後処理装置12におけるシート折り装置23を模式的に示す断面図である。図3は、第1実施形態に係るシート折り装置23においてシートSに対する第1の折り目S1の形成過程を模式的に示す断面図である。図4は、第1実施形態に係るシート折り装置23を模式的に示す拡大断面図である。以下の説明においては、便宜上、「シートS」には、1枚のシートSの他に、シートSの束(ステープル処理を施したものを含む。)を含むものとする。
図1および図2に示すように、第1実施形態に係るシート折り装置23は、シート後処理装置12の筐体20の下部、具体的には、第3搬送路L3の下流側に設けられている。シート折り装置23は、例えば、ユーザーにより折り処理が選択されたときに、導入したシートSに対し、2つ折り、3つ折り等の折り処理を行う。
シート折り装置23は、第3搬送路L3の下流端に連なるシート搬入路30と、シート搬入路30から搬入されたシートSを載置する上流側シート載置部材31aおよび下流側シート載置部材31bと、各シート載置部材31a,31bに載置されたシートSの位置を整合する整合部32と、を備えている。
また、シート折り装置23は、シートSに第1の折り目S1を形成する第1折り手段33(第1の折り手段)と、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSが進入する待避路34と、待避路34に進入したシートSの厚み方向の移動を規制するシート押え機構35と、第1の折り目S1が形成されたシートSが待避路34に臨むことを検出する検出器としての検出センサー36と、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSに第2の折り目S2を形成する第2折り手段37(第2の折り手段)と、を備えている。
さらに、シート折り装置23は、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSの搬送先を換える搬送先切換え部材38と、下部排出部71から排出されたシートSを受ける下部排出トレイ39と、を備えている。
図2に示すように、シート搬入路30は、第3搬送路L3を搬送されてきたシートSを、シート折り装置23に搬入するための搬入路である。シート搬入路30は、シートSをシート折り装置23内に送り出す搬入ローラー対301と、シートSの搬入を案内する搬入ガイド302,303と、を有している。
上流側シート載置部材31aおよび下流側シート載置部材31bは、例えば、板状の部材で構成され、シート折り装置23の内部の右上から左下に斜めに一直線上に設けられている。具体的には、上流側シート載置部材31aは、押出機構41(後述する。)よりも、図2に示すシートの搬送方向D1の上流側に配設されている。一方、下流側シート載置部材31bは、上流側シート載置部材31aから離間して、押出機構41よりもシートの搬送方向D1の下流側に配設されている。なお、上流側シート載置部材31aの上方には、第1折り手段33において折り処理を行うシートSの束に対して、ステープル処理を行う第2ステープル装置211が配設されている。
整合部32は、各シート載置部材31a,31bに載置されたシートSの搬送方向D1におけるシートSの先端と後端とを揃える(整合を行う)押出部材321および受止部材322と、当該シートSの搬送方向D1と直交する方向D2におけるシートSの側端を揃える(整合を行う)幅合せ部材32a,32bと、を有している。
押出部材321は、上流側シート載置部材31aの下方に配設された上流側駆動プーリ323および上流側従動プーリ324に掛け渡された上流側ベルト325に取り付けられている。受止部材322は、下流側シート載置部材31bの下方に配設された下流側駆動プーリ326および下流側従動プーリ327に掛け渡された下流側ベルト328に取り付けられている。押出部材321および受止部材322をシートSのサイズ(搬送方向D1の長さ)に合わせて移動させることで、各シート載置部材31a,31bに載置されたシートSの位置は、搬送方向D1(すなわち、シートSの長さ方向)に整合される。
幅合せ部材32a,32bは、上流側シート載置部材31aおよび下流側シート載置部材31bの上に幅方向D2に間隔をおいて、かつ、シートSの搬送方向D1と平行な方向に一対設けられている。一対の幅合わせ部材32a,32bは、ラックアンドピニオン機構(図示せず。)によって、シートSのサイズ(幅方向D2の長さ)に合わせて移動するようになっている。これにより、幅合せ部材32a,32bは、シートSの幅合わせおよび斜行補正を行う。
図2および図3に示すように、第1折り手段33は、シートSを押し出す押出機構41と、押出機構41により押し出されたシートSに第1の折り目S1を形成する第1折りローラー対42と、を有している。
押出機構41は、上流側シート載置部材31aと下流側シート載置部材31bとの間で、第1折りローラー対42の下部に配設されている。押出機構41は、シートSの下面に当接するブレード部材43を有している。また、押出機構41は、ブレード部材43を、シートSの搬送方向D1および幅方向D2を含む面(D1−D2)に対して直交する方向D3に沿って移動させるモーターおよび動力伝達機構(いずれも図示せず。)を有している。ブレード部材43は、シートSを押し出して第1ニップN1(後述する。)に送り込む。
第1折りローラー対42は、共通ローラー44と、共通ローラー44よりもシートSの搬送方向D1の下流側に位置する第1ローラー45と、から構成されている。また、共通ローラー44および第1ローラー45の各軸方向は、シートSの搬送方向D1および幅方向D2を含む面(D1−D2)に略平行になっている。共通ローラー44および第1ローラー45は、動力伝達機構を介してモーター(いずれも図示せず。)により回転駆動される。
共通ローラー44と第1ローラー45との間には、ブレード部材43(押出機構41)によりシートSが送り込まれる第1ニップN1が形成されている。シートSが第1ニップN1に挟まれて通過することで、当該シートSに第1の折り目S1が形成される。
図2ないし図4に示すように、待避路34は、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSを進入させて撓ませながら待避させるために設けられている。待避路34は、搬送先切換え部材38(後述する。)を挟んで、共通ローラー44の反対側に配設されている。待避路34は、第1ローラー45の周面に沿って湾曲した形状を成している。
待避路34は、共通ローラー44側に向かって開口したシート進入口51と、シート進入口51から下方に湾曲して連なる湾曲部52と、湾曲部52から下方に延びた直線部53と、直線部53の下端に形成された停止部54と、直線部53に貫通形成された開口部55と、を有している。
シート進入口51には、第1の折り目S1が形成されたシートSが、第1の折り目S1側から進入する。シート進入口51は、搬送先切換え部材38の下方、かつ、第2折りローラー対61の第2ニップN2におけるニップ平面よりも上方に位置している。なお、ニップ平面とは、第2ニップN2の接線方向の平面をいう(図4に示す一点鎖線参照)。
湾曲部52および直線部53は、第1ローラー45側に配設された内側壁56と、内側壁56との間に間隙を有して下部排出トレイ39側(外側)に並設された外側壁57とを含んで形成されている(図4参照)。内側壁56と外側壁57との間隙は、シート折り装置23による折り処理が実施可能な最大枚数のシートSの厚みに対応して形成されている。例えば、1枚から5枚までのシートSに対して折り処理を実施可能な場合、5枚のシートSを折り畳んだとき(第1の折り目S1を形成したとき)の厚み(10枚分の厚み)のシートSが進入可能な間隙を形成するように内側壁56と外側壁57とが並設されて、湾曲部52および直線部53が構成されている。
停止部54には、シート進入口51から待避路34(湾曲部52および直線部53)に進入(待避)したシートSの第1の折り目S1が突き当たる。停止部54は、下流側シート載置部材31bにおける上流側端部よりも下方に位置している。
開口部55は、直線部53の内側壁56において、停止部54よりも僅かに上方、かつ、第1ローラー45側に貫通形成されている。開口部55は、後述するシート押え機構35の可動部材81が挿通する形状(例えば矩形)および大きさに形成されている。
詳細は後述するが、シート押え機構35は、待避路34に進入するシートSに対して可動部材81を移動させ待避路34内のシートSの厚み方向の移動を規制するために設けられている。これにより、折り畳まれたシートSが待避路34内で膨らむことや、停止部54に突き当たった第1の折り目S1の位置が待避路34内で安定せず不規則に移動することを防止することができるようになっている。
図2および図3に示すように、第2折り手段37は、停止部54に突き当たった状態の第1の折り目S1が形成されたシートSを待避路34から退出させながら、当該シートSに第2の折り目S2を形成する。第2折り手段37は、第1の折り目S1が形成されたシートSに第2の折り目S2を形成する第2折りローラー対61と、第2の折り目S2が形成されたシートSの下部排出部71への排出を補助する第1補助ローラー対62と、を有している。
第2折りローラー対61は、上記した共通ローラー44と、共通ローラー44の上方に位置する第2ローラー63と、から構成されている。なお、共通ローラー44は、第1折りローラー対42における一方のローラーでもある。第2ローラー63は、動力伝達機構を介してモーター(いずれも図示せず。)により回転駆動される。
共通ローラー44と第2ローラー63との間には、第2ニップN2(図4参照)が形成されている。第1の折り目S1が形成されたシートSが第2ニップN2に挟まれて通過することで、当該シートSに第2の折り目S2が形成される。
第1補助ローラー対62は、第2排出搬送路78の途中に設けられている。第1補助ローラー対62は、上記した第2ローラー63と、第2ローラー63の上方に位置する第3ローラー64と、から構成されている。なお、第2ローラー63は、第2折りローラー対61における一方のローラーでもある。
搬送先切換え部材38は、回動することで、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSの搬送先を切り換える。具体的には、搬送先切換え部材38は、当該シートSの搬送先を、待避路34と、第1排出搬送路75との間で切り換える。詳細は後述するが、共通ローラー44と、第1ローラー45と、第2ローラー63と、待避路34と、搬送先切換え部材38とにより囲まれた空間は、待避路34からスイッチバックするシートSが撓む空間として利用される。
下部排出トレイ39は、下部排出部71に隣接して設けられている。下部排出トレイ39におけるシートの排出方向の下流側端部の位置には、シートSを受け止めることができるように、垂直に起立した壁部39aが設けられている。下部排出トレイ39の上方には、下部排出部71から排出されるシートSを上面方向から押さえる押さえ部材60が設けられている。
下部排出部71には、下部排出ローラー対72が配置される。下部排出ローラー対72は、従動ローラーからなり、上下方向に移動可能な第1下部排出ローラー73と、駆動ローラーからなる第2下部排出ローラー74と、から構成されている。
第1排出搬送路75は、第1の折り目S1のみが形成されたシートSを、第1折りローラー対42から下部排出ローラー対72まで搬送する搬送路である。第1排出搬送路75は、下方ガイド76および上方ガイド77で構成されている。
第2排出搬送路78は、第1の折り目S1および第2の折り目S2が形成されたシートSを、第2折りローラー対61から下部排出ローラー対72まで搬送する搬送路である。第2排出搬送路78の上流側は、上流ガイド79と第2ローラー63の周面とを利用して形成されている。第2排出搬送路78の下流側は、第1排出搬送路75の上方ガイド77の上面を利用して形成されている。
ここで、図3、図5ないし図7を参照して、第1実施形態に係るシート折り装置23によるシートSの折り処理(動作)について説明する。なお、シートSの折り処理は、シート後処理装置12が備える制御装置28(図1参照)により実行される。図5は、図3に示す過程から更に進み、第1の折り目S1が形成されたシートSに第2の折り目S2が形成される過程を模式的に示す断面図である。図6は、図5に示す過程から更に進んだ状態を模式的に示す断面図である。図7は、図6に示す過程から更に進み、シートSに第2の折り目S2が形成された状態を模式的に示す断面図である。
まず、2つ折りの折り処理について説明する。2つ折りの折り処理は、ユーザーにより2つ折りモードが選択された場合に行われる。搬送先切換え部材38は、図3において2点鎖線で示す位置に回動し、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSの搬送先を第1排出搬送路75に向けている。
シート搬入路30から搬入されたシートSは、上流側シート載置部材31aおよび下流側シート載置部材31bの上に載置され、整合部32により整合される。次に、図3に示すように、押出機構41のブレード部材43が突き出され、シートSを上方(シートSに対して垂直な方向D3)に押し出す。ブレード部材43により押し出されたシートSは、撓んだ状態で第1折りローラー対42の第1ニップN1に進入する。第1ニップN1を通過したシートSには、第1の折り目S1が形成される。第1の折り目S1が形成されたシートSは、第1排出搬送路75を通って、下部排出部71から下部排出トレイ39に排出される。なお、押出機構41は、ブレード部材43を元の待機位置まで戻す。以降、同様に連続して、折り処理が行われる。
次に、3つ折りの折り処理について説明する。3つ折りの折り処理は、ユーザーにより3つ折りモードが選択された場合に行われる。第1折り手段33によりシートSに第1の折り目S1が形成されるまでの過程は、上記の2つ折りの折り処理と同様であるため、その説明は省略する。搬送先切換え部材38は、図3において実線で示す位置に回動し、第1折り手段33により第1の折り目S1が形成されたシートSの搬送先を待避路34に向けている。そのため、第1の折り目S1が形成されたシートSは、待避路34に向かって搬送される。当該シートSは、シート進入口51から湾曲部52および直線部53に沿って湾曲しながら進入する。そして、シートSの第1の折り目S1が、待避路34の停止部54に突き当たる(図5参照)。
シートSの第1の折り目S1が停止部54に突き当たった後も、第1折りローラー対42は回転駆動を続ける。そのため、シートSは、湾曲した待避路34の内面や搬送先切換え部材38等に当接しながら、第2折りローラー対61の第2ニップN2に向けて凸になるように撓んでいく(図6参照)。ここで、共通ローラー44と、第1ローラー45と、第2ローラー63と、待避路34と、搬送先切換え部材38とにより囲まれた空間を、待避路34からスイッチバックするシートSが撓む空間として利用できるため、シートSを円滑に撓ませることができる。
上記の空間で撓んだシートSは、第2折りローラー対61の第2ニップN2に進入する。第2ニップN2を通過したシートSには、第2の折り目S2が形成される(図7参照)。第2の折り目S2が形成されたシートSは、第2ローラー63の周面に巻き付きながら第2排出搬送路78を搬送され、第1補助ローラー対62および下部排出ローラー対72により下部排出部71から下部排出トレイ39に排出される。
ここで、第1実施形態に係るシート折り装置23では、例えば、1枚から5枚までのシートSに対して折り処理を実施することができる。1枚のシートSと5枚のシートSとでは、折り畳んだとき(第1の折り目S1を形成したとき)のシートSの厚みが全く異なる。すなわち、1枚のシートSに折り処理を行った場合はシートS2枚分の厚みとなり、5枚のシートSに折り処理を行った場合はシートS10枚分の厚みとなる。この場合、待避路34内の空間は、最も大きな厚み(上記の場合、10枚分の厚み)のシートSが進入可能なように設定する必要がある。なお、シートS自体の厚さが異なる場合でも同様である。
しかし、最大厚みに対応するように設定した待避路34に、例えば、折り処理を行った1枚のシートSを進入させると、折り畳まれたシートSが膨らんでしまい、第2折り手段37による第2の折り目S2の形成位置がずれる場合があった。また、停止部54に突き当たった第1の折り目S1が待避路34内で動いてしまい、第2折り手段37により形成される第2の折り目S2が斜めになってしまう場合があった。
そこで、第1実施形態に係るシート折り装置23では、シート押え機構35により、待避路34に進入するシートSの厚みに応じた待避路34が形成可能となっている。
図4を参照して、シート押え機構35について詳細に説明する。シート押え機構35は、待避路34と、第1折りローラー対42の第1ローラー45との間に配設されている。シート押え機構35は、待避路34に進入するシートSに接触する可動部材81と、待避路34に対し、可動部材81を進退させる進退移動機構82と、を有している。
可動部材81は、略直方体に形成されており、直線部53の内側壁56(第1ローラー45)側に開口した開口部55に臨んでいる。すなわち、可動部材81は、湾曲した待避路34の内側から、待避路34(直線部53)に進入したシートSに接触するようになっている(図5参照)。
また、可動部材81は、待避路34の停止部54から離間するにしたがって待避路34(直線部53)側に突出するような形状に形成されている。すなわち、可動部材81は、下方部分よりも上方部分の方が先に待避路34(直線部53)内のシートSに接触するような形状に形成されている。したがって、可動部材81は、第1の折り目S1よりも、やや上方において、シートSの重なり部分に当接する。すなわち、可動部材81は、第1の折り目S1より上側で力を集中させてシートSを押えることで、複数枚重なったシートSのずれを有効に抑制することができる。なお、可動部材81は、上記のような形状に限定されるわけではなく、例えば、上方部分に待避路34(直線部53)側に突出する突起を有していてもよい。
進退移動機構82は、例えば、モーターおよびラックアンドピニオン機構や、ソレノイド等により可動部材81を直線的に進退させる任意の機構で構成されている。進退移動機構82は、可動部材81を、開口部55を通して待避路34(直線部53)の内側または外側に臨ませる方向に進退移動させる。なお、可動部材81を開口部55から引き出す方向に、常に付勢するバネ等を進退移動機構82に組み込んでもよい。
検出センサー36は、例えば、光学センサーやマイクロスイッチ等の任意のセンサーで構成されている。検出センサー36は、待避路34の停止部54に設けられ、待避路34に進入したシートSの第1の折り目S1が、停止部54に突き当たったことを検出する。第1実施形態に係るシート折り装置23では、検出センサー36により停止部54に対するシートSの第1の折り目S1の突き当たりを検出した場合に、シート押え機構35が、進退移動機構82の駆動を開始するようになっている。なお、検出センサー36は、直線部53に設けてもよい。この場合、停止部54の近傍に設けることが好ましい。
次に、図5を参照して、シート押え機構35の動作について説明する。シート後処理装置12が備える制御装置28は、図示を省略するセンサーにより、上流側シート載置部材31aおよび下流側シート載置部材31bの上に載置されたシートSの枚数、種類および厚み等を認識する。なお、制御装置28には、シートSの枚数、種類および厚み等に対応した待避路34の外側壁57と可動部材81との離間距離(間隙)(すなわち、可動部材81の進退位置)が予め記憶されている。そして、制御装置28は、センサーによる認識結果に基づいて、可動部材81の移動量を算出する。
上記した3つ折りの折り処理が実施され、待避路34に第1の折り目S1が形成されたシートSが進入する。そして、第1の折り目S1が停止部54に突き当たったことを検出センサー36が検出すると、制御装置28は、シートSの枚数、種類および厚み等の認識結果に基づいて進退移動機構82を駆動し、可動部材81を算出した移動量だけ移動させる。この状態で、可動部材81は、待避路34(直線部53)に臨むシートSに接触する。例えば、図5では、第1の折り目S1が形成された1枚のシートSが待避路34(直線部53)に進入してきたので、破線矢印で示す方向に可動部材81を移動させ、待避路34(直線部53)の外側壁57と可動部材81との離間距離を短く(狭く)するように変更している。なお、この状態から可動部材81を開口部55から引き抜く方向に移動させることで外側壁57と可動部材81との離間距離が長く(広く)なる。また、言うまでもないが、待避路34の内側壁56と外側壁57との間隙が、該離間距離の最大値となる。
第1実施形態によれば、シート押え機構35は、待避路34(直線部53)に進入するシートSの厚みに応じて、可動部材81を移動させることで待避路34(直線部53)の空間(間隙)を狭くしたり、広くしたりすることができる。すなわち、シートSの枚数やシートS自体の厚さに関わらず、進入させるシートS(シートSの束)の厚みに最適となるように外側壁57と可動部材81との離間距離を調整することができる。このため、待避路34内で折り畳まれたシートSが膨らみを抑制することができる。また、停止部54に突き当たった第1の折り目S1の位置が待避路34内で安定せず不規則に移動することを防止することができる。つまり、待避路34内におけるシートS(第1の折り目S1)の挙動を安定させることができる。これにより、第2の折り目S2は、斜めになることなく所望の位置に形成される。従って、各折り目S1,S2で折り畳んだときにずれることなく、所望の寸法で美しく折り畳まれたシートSを得ることができる。
また、第1実施形態によれば、待避路34に進入してきたシートSは、待避路34(湾曲部52)の湾曲に沿って撓み、湾曲(カーブ)の外側に向かって広がろうとする。共通ローラー44と、第1ローラー45と、第2ローラー63と、待避路34と、搬送先切換え部材38とにより囲まれた空間において、待避路34からスイッチバックするシートSは円滑に撓む。このとき、カーブの内側からシートSを押し込むように可動部材81をシートSに接触させているため、カーブの外側に向かうシートSの撓みが阻害されることない。すなわち、当該空間において、シートSは、湾曲した待避路34の内面や搬送先切換え部材38等に当接(摺接)しながら、滑らかな弧を描く。これにより、停止部54に突き当たった状態のシートSは、円滑に待避路34から退出することができ、第2折り手段37により所望の第2の折り目S2が形成される。
また、一般的に、第1の折り目S1が形成されたシートSは、第1の折り目S1から離間した位置で膨らんだ状態となっている。第1実施形態によれば、可動部材81は、停止部54から離れるほど待避路34側に突出形成されているため、停止部54に当接した第1の折り目S1から上方に離間した部分に接触する。すなわち、可動部材81は、シートSの膨らんだ位置を押えるように接触する。これにより、待避路34内での第1の折り目S1が形成されたシートSの膨らみを有効に抑制することができる。また、例えば、複数枚重ねられたシートSの束を待避路34に進入させた場合には、可動部材81は、シートSの重なり部分に当接する。これにより、シートSの重なりのずれを防止することができる。
さらに、第1実施形態によれば、シート押え機構35は、検出センサー36により停止部54にシートSの第1の折り目S1が突き当たったことを認識してから、可動部材81を進退移動させることができる。このため、待避路34(直線部53)にシートSが進入した後、任意のタイミングでシートSの膨らみ等を抑制することができる。これにより、例えば、シートSの進入を阻害しないように外側壁57と可動部材81との離間距離(直線部53の空間)を長く(広く)しておくことができるため、シートSの進入を円滑に行うことができる。
なお、第1実施形態では、検出センサー36の検出結果に基づいてシート押え機構35により可動部材81を移動させるようになっていたが、検出センサー36の検出結果によらず、または検出センサー36を省略し、シートSが待避路34(または直線部53)に進入する前に、予め可動部材81を所望の位置に進退移動させておいてもよい。
なお、可動部材81が、シートSとの接触を検出する接触センサーを有していてもよい。この場合、接触センサーは、可動部材81のシートSに接触する部分に設けられている。この場合、制御装置28は、検出センサー36により停止部54にシートSの第1の折り目S1が突き当たると、進退移動機構82を駆動し、可動部材81を待避路34内のシートSに向かって移動させる。そして、可動部材81に設けた接触センサーがシートSとの接触を検出したときに進退移動機構82の駆動を停止する。
<第2実施形態>
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態に係るシート折り装置23について説明する。図8は、第2実施形態に係るシート折り装置23を模式的に示す拡大断面図である。なお、第2実施形態に係るシート折り装置23において、上記の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係るシート折り装置23のシート押え機構352は、カム機構で構成されている。第2実施形態に係るシート押え機構352は、待避路34内のシートSに接触するカム83と、カム83を回転駆動する回転駆動機構84と、を有している。
カム83は、いわゆる板カム(周縁カム)であり、円周までの距離が一定とならない偏心部を有している。カム83の偏心部は、回転駆動機構84の回転軸に取り付けられている。回転駆動機構84が駆動され、カム83が回転することにより、カム83の周面が、開口部55を挿通し、待避路34(直線部53)内のシートSに接触する。これにより、シート押え機構352は、待避路34(直線部53)に進入するシートSの厚みに応じて外側壁57とカム83の周面との離間距離(直線部53の空間)を変更することができる。
第2実施形態に係るシート折り装置23のシート押え機構352によれば、上記した第1実施形態に係るシート押え機構35と同様の作用効果を得ることができる。また、シート押え機構352の構造を簡易なカム機構とすることができ、かつ、シートSが臨む待避路34(直線部53)内の空間を任意に調整することができる。
なお、上記の第1および第2実施形態に係るシート折り装置23では、2つ折りおよび3つ折りの折り処理を実施する場合について説明したが、第1および第2実施形態に係るシート折り装置23は、シートSを4つ折り以上の折り処理を実施する場合にも適用することができる。
なお、上記した本発明の各実施形態の説明は、本発明に係るシート折り装置23およびこれを備えたシート後処理装置12、並びに画像形成装置1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 画像形成装置
12 シート後処理装置
23 シート折り装置
33 第1折り手段
34 待避路
35,352 シート押え機構
36 検出センサー
37 第2折り手段
54 停止部
81 可動部材
83 カム
S シート
S1 第1の折り目
S2 第2の折り目

Claims (7)

  1. シートに第1の折り目を形成する第1の折り手段と、
    前記第1の折り手段により前記第1の折り目が形成された前記シートが進入し、前記第1の折り目が突き当たる停止部が形成された待避路と、
    前記待避路に進入する前記シートに対して可動部材を移動させ前記待避路内の前記シートの厚み方向の移動を規制するシート押え機構と、
    前記停止部に突き当たった状態の前記第1の折り目が形成された前記シートを、前記待避路から退出させながら、前記第1の折り目が形成された前記シートに第2の折り目を形成する第2の折り手段と、を備えたことを特徴とするシート折り装置。
  2. 前記待避路は、湾曲しており、
    前記可動部材は、湾曲した前記待避路の内側から、前記待避路に進入した前記シートに接触することを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
  3. 前記可動部材は、前記待避路に進入した前記シートに接触するように進退自在に設けられ、前記待避路の前記停止部から離間するにしたがって前記待避路側に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート折り装置。
  4. 前記可動部材は、前記待避路に進入した前記シートに接触するように設けられたカムであることを特徴とする請求項1または2に記載のシート折り装置。
  5. 前記待避路に進入した前記シートの前記第1の折り目が、前記停止部に突き当たったことを検出する検出器を更に備え、
    前記検出器により前記停止部に対する前記シートの前記第1の折り目の突き当たりを検出した場合に、前記シート押え機構は、前記可動部材の移動を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシート折り装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のシート折り装置を備えたことを特徴とするシート後処理装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載のシート折り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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