JP5114516B2 - シート後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置本体において画像が形成されたシートに折り処理などの後処理を行うシート後処理装置、並びに画像形成装置本体及びシート後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、コピー機、複合機などの画像形成装置本体において画像が形成されたシート(又はシートの束)に、後処理を行うシート後処理装置が用いられている。シート後処理装置は、画像形成装置本体に隣接して設けられる。後処理としては、例えば、シートに対する穿孔処理(パンチ処理)、シート束に対するステープル処理、シート(シート束)に対する2つ折り(中折り)、3つ折り等の折り処理がある。
シートに対して2つ折り及び3つ折りの折り処理が可能なシート後処理装置は、例えば、下記特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のシート後処理装置は、シートに第1の折り目を形成する共通ローラ及び第1ローラからなる第1折りローラ対を有する第1折り手段と、第1の折り目が形成されたシートに第2の折り目を形成する共通ローラ及び第2ローラからなる第2折りローラ対を有する第2折り手段と、第1の折り目が形成されたシートの搬送先を第2折り手段又は排出部へ切り換える搬送先切り換え手段と、を備えており、搬送先切り換え手段によりシートの搬送先を切り換えることにより、2つ折り又は3つ折りを選択して折り処理を実施可能になっている。
特開2009−173430号公報
しかし、特許文献1に記載のシート後処理装置においては、第1折り手段及び第2折り手段の構造について、スペース的な最適化が十分になされていない。そのため、シートに対して2つ折り及び3つ折りの折り処理が可能なシート後処理装置において、第1折り手段及び第2折り手段の構造を改善し、更なる小型化を実現することができるシート後処理装置が望まれていた。
本発明は、シートに対して2つ折り及び3つ折りの折り処理が可能なシート後処理装置において、更なる小型化を実現することができるシート後処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記シート後処理装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シートに第1の折り目を形成する第1折り手段と、前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートに第2の折り目を形成する第2折り手段と、前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートの搬送先を前記第2折り手段又は第1排出部へ切り換える搬送先切り換え手段と、を備え、前記第1折り手段を作動させ且つ前記搬送先切り換え手段によりシートの搬送先を前記第1排出部へ切り換えることによりシートに前記第1の折り目を形成し且つ前記第2の折り目を形成しない第1折りモードと、前記第1折り手段を作動させ且つ前記搬送先切り換え手段によりシートの搬送先を前記第2折り手段へ切り換えて更に前記第2折り手段を作動させることによりシートに前記第1の折り目及び前記第2の折り目を形成する第2折りモードとを選択可能に構成されたシート後処理装置であって、前記第1折り手段は、共通ローラ及び第1ローラからなり該共通ローラと該第1ローラとの間の第1ニップが形成される第1折りローラ対と、シートを撓ませながら前記第1ニップに送り込むブレード部材と、を有し、前記第1ニップにおいてシートに前記第1の折り目を形成し、前記第1の折り目が形成されたシートを前記第1排出部に向けて送り出し、前記第2折り手段は、前記共通ローラ及び第2ローラからなり該共通ローラと該第2ローラとの間の第2ニップが形成される第2折りローラ対と、前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートを撓ませながら前記第2ニップに送り込む送り込み手段と、を有し、前記第2ニップにおいてシートに前記第2の折り目を形成し、前記第1の折り目及び前記第2の折り目が形成されたシートを第2排出部に向けて送り出し、前記共通ローラ及び前記第1ローラは、シートを前記第1折り手段に案内するときの搬送方向が延びる方向に並列し、前記共通ローラの軸方向及び前記第1ローラの軸方向は、前記搬送方向を含む搬送面に略平行であり、前記ブレード部材は、前記搬送面に対して略直交する方向に沿って移動し、前記共通ローラは、前記第1ローラに対して前記搬送方向の上流側に配置するシート後処理装置に関する。
また、前記第2折り手段は、前記第2の折り目が形成されたシートを、前記共通ローラの周面に巻き付かせながら前記第2排出部へ送り出すことが好ましい。
また、前記第1排出部と前記第2排出部とは同一の排出部から構成されることが好ましい。
また、前記第2ローラの周面は、摩擦係数の低い材料から形成されることが好ましい。
また、本発明は、シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、前記シート後処理装置とを備える画像形成装置に関する。
本発明のシート後処理装置によれば、シートに対して2つ折り及び3つ折りの折り処理が可能なシート後処理装置において、更なる小型化を実現することができるシート後処理装置を提供することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記シート後処理装置を備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態としての複合機100を構成する複合機本体101及びシート後処理装置1の概略を説明するための模型的断面図である。 図1に示すシート後処理装置1におけるシート折り処理部2の構造を説明するための模型的断面図である。 図2に示すシート折り処理部2においてシートTに第1の折り目が形成される過程を示す模式的断面図である。 図3に示す過程から更に進み、シートTに第1の折り目T1が形成された状態を示す模式的断面図である。 図4に示す過程から更に進み、第1の折り目T1が形成されたシートTに第2の折り目が形成される過程を示す模式的断面図である。 図5に示す過程から更に進んだ状態を示す模式的断面図である。 図6に示す過程から更に進んだ状態を示す模式的断面図である。 図7に示す過程から更に進み、シートTに第2の折り目T2が形成された状態を示す模式的断面図である。 シートTの撓みの頂点が第2ローラ273Bの周面における上流側に当接した状態を示す模式的断面図である。 シートTの撓みの頂点が第2ローラ273Bの周面における下流側に当接した状態を示す模式的断面図である。 第2排出搬送路290に第2補助ローラ対295を設けた変形例を示す模式的断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態としての複合機100について説明する。図1は、本発明の実施形態としての複合機100を構成する複合機本体101及びシート後処理装置1の概略を説明するための模型的断面図である。図1に示すように、本実施形態の複合機100は、シートに画像を形成する画像形成部(図示せず)を有する画像形成装置本体としての複合機本体101と、シート後処理装置1と、を備える。
複合機本体101は、用紙などのシートに画像を形成する画像形成部(図示せず)、画像形成部により画像が形成された(印刷された)シートをシート後処理装置1などへ排出する本体排出部102と、を備える。
図1に示すように、シート後処理装置1は、複合機本体101において画像が形成され且つ複合機本体101から排出されたシートTを、シート後処理装置1の右側面上部に設けられた搬入部60からシート後処理装置1の筐体11の内部に搬入する。そして、この搬入されたシートTに対して、ステープル処理、折り処理等の所定の後処理を行う。
シート後処理装置1は、シート折り処理部2と、ステープル処理部3と、パンチ部4と、メイン排出トレイ51と、サブ排出トレイ52と、を備える。また、シート後処理装置1は、搬入部60と、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、第1分岐部P1と、第2分岐部P2と、第3分岐部P3と、第1合流部Q1と、メイン排出部61と、サブ排出部62と、退避ドラム71と、各種の切り換え部材と、各種のローラ又はローラ対と、を備える。
まず、シートTの搬送に係る構成について説明する。
搬入部60は、複合機本体101の本体排出部102から排出されたシートTが搬入される部位である。
第1搬送路L1は、搬入部60から搬入されたシートTをメイン排出部61に搬送する。メイン排出部61から排出されたシートTは、メイン排出トレイ51に排出される。
第2搬送路L2は、第1搬送路L1から第1分岐部P1において分岐する。第2搬送路L2は、第1分岐部P1を搬送されるシートTをサブ排出部62に搬送する。サブ排出部62から排出されたシートTは、サブ排出トレイ52に排出される。
第3搬送路L3は、第1搬送路L1から第2分岐部P2において分岐し、シート折り処理部2まで延びている。第2分岐部P2は、第1搬送路L1における第1分岐部P1よりも下流側に位置する。
第4搬送路L4は、第3搬送路L3から第3分岐部P3において分岐し、退避ドラム71の周りに沿って湾曲し、第1合流部Q1において第1搬送路L1に合流する。第1合流部Q1は、第1搬送路L1における第1分岐部P1と第2分岐部P2との間に位置する。
第1中間ローラ対80は、第1搬送路L1における第1分岐部P1の手前に配置される。第1中間ローラ対80は、第1搬送路L1における第1分岐部P1の手前を搬送するシートTを、下流側へ送り出す。
第1切り換え爪72は、第1分岐部P1に設けられ、第1搬送路L1を搬送するシートTの搬送先を、そのまま第1搬送路L1とするか、あるいは、第2搬送路L2とするかを切り換える。
第2切り換え爪73は、第2分岐部P2に設けられ、第1搬送路L1を搬送するシートTの搬送先を、そのまま第1搬送路L1とするか、あるいは、第3搬送路L3とするかを切り換える。
パンチ部4は、第1搬送路L1における搬入部60と第1分岐部P1との間の領域に対向して配置される。パンチ部4は、シートTに対して所定のタイミングで穿孔処理を行う。
メイン排出部ローラ対81は、第1搬送路L1の終端部であってメイン排出部61の近傍に配置される。メイン排出部ローラ対81は、第1搬送路L1の終端部を搬送するシートTをメイン排出トレイ51へ送り出す。また、シートTをステープル処理部3へ送り出す際には、メイン排出部ローラ対81は、離間し、ニップを解除する。そして、シートは、図示しないシート送り出し機構により、ステープル処理部3へ送り出される。
メイン排出トレイ51は、メイン排出部ローラ対81によりメイン排出部61から排出されたシートTを受け止める。
メイン排出トレイ51は、主としてステープル処理部3においてステープル処理が行われた後、メイン排出部61から排出されるシートTの束を受け止める。メイン排出トレイ51は、排出されたシートTの束の部数の増加に従って、最上位の位置から順次下降されるようになっている。そして、メイン排出トレイ51は、シートTの束がメイン排出トレイ51から取り除かれると上昇し、基準位置に戻るようになっている。
なお、シート後処理装置1において特に後処理が施されずに排出されるシートTや、パンチ処理だけが施されたシートTを、メイン排出トレイ51で受け止めるようにすることもできる。
サブ排出部ローラ対82は、第2搬送路L2の終端部であってサブ排出部62の近傍に配置する。サブ排出部ローラ対82は、第2搬送路L2の終端部を搬送するシートTをサブ排出トレイ52へ送り出す。サブ排出トレイ52は、サブ排出部ローラ対82によりサブ排出部62から排出されたシートTを受け止める。サブ排出トレイ52は、主として、シート後処理装置1で特に後処理が施されずに排出されるシートTや、穿孔処理だけが施されたシートTを受け止める。
シート折り処理部2は、筐体11の下部に配置される。シート折り処理部2の詳細については、後述する。
ステープル処理部3は、複数枚のシートTをスタックしてシートTの束を形成するスタック処理を行う。ステープル処理部3は、スタックされたシートTの束の先端をステープルで綴じる先端綴じ、シートTの束の長手方向の中央を短手方向に沿って2箇所ステープルで綴じる中央綴じ等の各種ステープル処理を行うことができる。例えば、先端綴じには、シートTの束の先端の中央近傍を長手方向に沿って2箇所綴じる先端中央綴じ、シートTの束の先端の一方の隅を斜め45°に1箇所綴じる先端斜め綴じなどが含まれる。スタック処理又は先端綴じが行われたシートTの束は、メイン排出部ローラ対81によりメイン排出部61から排出される。
退避ドラム71は、第1搬送路L1から分岐し且つ第3搬送路L3を搬送するシートTを、第4搬送路L4へ搬送させて、第1搬送路L1を介して循環させる。これにより、シートTを一時的に退避することができる。退避ドラム71は、複数部のシートTの束に連続してステープル処理を施す場合に、先のシートTの束がステープル処理部3でステープル処理されている間、次のシートTの束の1枚目を退避ドラム71の表面に巻き付けて待機させる。この退避ドラム71の働きにより、ステープル処理が行われる間、複合機本体101からのシートTの排出を一時的に停止させる必要がなくなり、生産性が向上する。
次に、図2から図4を参照して、本実施形態のシート後処理装置1におけるシート折り処理部2の構造の概略について説明する。図2は、図1に示すシート後処理装置1におけるシート折り処理部2の構造を説明するための模型的断面図である。図3は、図2に示すシート折り処理部2においてシートTに第1の折り目が形成される過程を示す模式的断面図である。図4は、図3に示す過程から更に進み、シートTに第1の折り目T1が形成された状態を示す模式的断面図である。
以下の説明においては便宜上、「シートT」には、シートTの束を含むものとする。
図2に示すように、本実施形態に係るシート折り処理部2は、シート後処理装置1の筐体11の最下部に配されている。シート折り処理部2は、第3搬送路L3の下流側に設けられ、例えば、1枚のシートTや、ステープル処理が行われたシートTの束が導入される。従って、シート折り処理部2は、シートTに折り処理を行う。そして、ユーザにより折り処理が選択されると、シートTに対し、2つ折り、3つ折り等の折り処理を行い、折り処理が行われたシートTを、シート後処理装置1の筐体11の一側面の下部に設けられた下部排出トレイ224に排出する。
シート折り処理部2は、シート搬入路200と、シート載置部材201(上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201B)と、整合部210と、押出部材211と、受止部材212と、第1折り手段としての第1折り部220と、第2折り手段としての第2折り部270と、搬送先切り換え手段としての搬送先切り換え部材280と、排出部(第1排出部、第2排出部)230と、を備えている。
シート搬入路200は、第3搬送路L3を搬送されてきたシートTを、シート折り処理部2に搬入するための搬入路である。シート搬入路200は、図2において、シート折り処理部2の右方上部に設けられている。シート搬入路200は、搬入ローラ対202と、搬入ガイド203、204とを備える。この搬入ローラ対202及び搬入ガイド203、204により、第3搬送路L3を搬送されてきたシートTは、シート折り処理部2の内部に搬入される。具体的には、シート搬入路200は、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201B(後述)に向けてシートTを搬送する。
搬入ローラ対202は、駆動モータから構成することができる。また、第3搬送路L3の終端部近傍に、回転駆動する搬送ローラ対(不図示)を設ければ、搬入ローラ対202は、従動ローラから構成することもできる。搬入ガイド203、204は、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに向けて的確にシートTが搬送されるように、シートTを案内する。
上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、搬入されたシートTに対して折り処理を行うために、シートTを載置するための部材である。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、図2に示すように、シート折り処理部2の内部の右上方から左下方に掛けて設けられており、シート折り処理部2の内部を斜めに区切るように延びている。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに搬入されたシートTは、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに載置される。
上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに載置されたシートTは、ブレード部材222(詳細は後述)により第1折りローラ対223の第1ニップN1に送り込まれる。上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、ブレード部材222を境として離間して配置される。即ち、上流側シート載置部材201Aは、ブレード部材222に対して、シートの搬送方向D1の上流側に配置される。また、下流側シート載置部材201Bは、上流側シート載置部材201Aに対してブレード部材222を挟んで離間して、シートの搬送方向D1の下流側に配置される。
上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、板状の部材で構成され、シートの搬送方向D1において一直線状になるように配置される。また、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bは、シートTの幅方向D2にも延びている。
整合部210は、搬入されたシートTに的確に折り処理を行えるように、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201BにおけるシートTの位置を整合するために設けられている。整合部210は、シートTの搬送方向D1と平行な方向(図2における左下がり方向)及びシートTの搬送方向D1と直交する方向D2にシートTの整合を行う。
図2に示すように、押出部材211及び受止部材212は、シートTの搬送方向D1におけるシートTの先端と後端とを整合するために設けられる。押出部材211は、シートの搬送方向D1の上流側に配置される。受止部材212は、シートの搬送方向D1の下流側に配置される。
押出部材211は、断面が略L字状になるように形成されている。そして、上流側シート載置部材201Aの下方には、駆動プーリ213及び被駆動プーリ214が配置される。駆動プーリ213及び被駆動プーリ214には、無端状ベルト215が掛け渡される。押出部材211は、無端状ベルト215に取り付けられている。また、押出部材211は、上流側シート載置部材201Aの幅方向D2の略中央の位置において、上流側シート載置部材201Aの上から突出する。
駆動プーリ213は、上流側シート載置部材201Aにおけるシートの搬送方向D1の略中央部に対応する位置に配置される。被駆動プーリ214は、上流側シート載置部材201Aの上流側端部の近傍に配置される。また、駆動プーリ213には、モータ(不図示)からの回転駆動力が、駆動機構(不図示)により伝達される。駆動プーリ213及び被駆動プーリ214は、正逆回転自在となっている。駆動プーリ213が回転駆動すると、無端状ベルト215を介して、被駆動プーリ214が従動回転する。これにより、押出部材211は、上流側シート載置部材201Aの上から突出すると共に、シートの搬送方向D1と平行な方向に移動する。
受止部材212は、断面が略L字状になるように形成されている。そして、下流側シート載置部材201Bの下方に、駆動プーリ216及び被駆動プーリ217が配置される。駆動プーリ216及び被駆動プーリ217には、無端状ベルト218が掛け渡されている。受止部材212は、無端状ベルト218に取り付けられている。また、受止部材212は、下流側シート載置部材201Bの幅方向D2の略中央の位置において、下流側シート載置部材201Bの上から突出するようになっている。
駆動プーリ216は、下流側シート載置部材201Bの上流側端部の近傍に配置される。被駆動プーリ217は、下流側シート載置部材201Bの下流側端部の近傍に配置される。また、駆動プーリ216には、モータ(不図示)からの回転駆動力が、駆動機構(不図示)により伝達される。駆動プーリ216及び被駆動プーリ217は、正逆回転自在となっている。駆動プーリ216が回転駆動すると、無端状ベルト218を介して、被駆動プーリ217が従動回転する。これにより、受止部材212は、下流側シート載置部材201Bの上から突出すると共に、シートの搬送方向D1と平行な方向に、下流側シート載置部材201Bの全長に亘って移動する。
押出部材211及び受止部材212をシートTのサイズ(搬送方向D1の長さ)に合わせて移動させることで、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bに搬入されたシートTの位置は、シートの搬送方向D1と平行な方向、即ち、シートTの長さ方向に整合される。
幅合わせ部材219A、219Bは、シートTの搬送方向D1と直交する方向D2、即ちシートTの幅方向D2にシートTの整合を行うための部材である。幅合わせ部材219A、219Bは、シートTの搬送方向D1と平行な方向に一対設けられる。一対の幅合わせ部材219A、219Bは、シートの搬送方向D1にブレード部材222を挟んで、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bの上に、幅方向D2に間隔をおいて配置される。一対の幅合わせ部材219A、219Bにより、シートTの幅合わせ及び斜行補正が行なわれる。上流側シート載置部材201Aの上に設けられた一対の幅合わせ部材219Aは、ラックアンドピニオン機構(不図示)を有している。このラックアンドピニオン機構は、正逆回転自在なモータ(不図示)に連結されて駆動される。
ラックアンドピニオン機構及びモータにより、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bの上に搬入されるシートTのサイズ(幅方向D2の長さ)に合わせて、幅合わせ部材219Aを移動させることで、シートTの幅合わせ及び斜行補正といった整合がなされる。なお、ラックアンドピニオン機構及びモータは、シートの搬送方向D1におけるブレード部材222よりも下流側の幅合わせ部材219Bにも設けてもよいが、通常、一方の幅合わせ部材に設けるだけで、整合処理を行うことができる。
上流側シート載置部材201Aの上方であって第1折り部220の上流側には、第2ステープル処理部205が設けられている。第2ステープル処理部205は、ステープル処理を行ってから第1折り部220において折り処理を行うシート束Tに対して、ステープル処理を行う。
次に、第1折り部220について説明する。図2から図4に示すように、第1折り部220は、第1ニップN1(後述)においてシートTに第1の折り目T1を形成する。第1折り部220は、第1の折り目T1が形成されたシートTを排出部230に向けて送り出す。第1折り部220は、クランク機構(不図示)と、ブレード部材222と、第1折りローラ対223と、第1排出搬送路240と、を備える。
クランク機構(不図示)は、シート折り処理部2の内部の中央下部に配置される。クランク機構は、モータ(不図示)から動力伝達機構(不図示)を介して、回転駆動するようになっている。クランク機構には、ブレード部材222が取り付けられている。
ブレード部材222は、シートTを押し出すようにして当接し、シートTを撓ませながら第1ニップN1(後述)に送り込む。ブレード部材222は、シートの搬送方向D1及びシートの幅方向D2を含む搬送面(D1−D2)に対して略直交する方向D3に沿って移動する。
第1折りローラ対223は、共通ローラ223A及び第1ローラ223Bからなる。共通ローラ223Aと第1ローラ223Bとの間には、第1ニップN1が形成される。
第1折りローラ対223は、クランク機構及びブレード部材222の上方に配置される。第1折りローラ対223を構成する共通ローラ223A及び第1ローラ223Bは、いずれも、モータ等の駆動源(不図示)から動力伝達機構(不図示)介して回転駆動するようになっている。
共通ローラ223A及び第1ローラ223Bは、シートTを第1折り部220に案内するときの搬送方向D1が延びる方向に並列している。共通ローラ223Aの軸方向及び第1ローラ223Bの軸方向は、搬送方向D1に直交する方向D2、すなわち搬送方向D1を含む搬送面(D1−D2)に略平行である。共通ローラ223Aは、第1ローラ223Bに対してシートの搬送方向D1の上流側に配置する。
第1排出搬送路240は、第1折り部220から排出部230に向けてシートTを搬送するための搬送路である。
排出部230は、第1排出搬送路240を搬送されたシートT及び第2排出搬送路290を搬送されたシートTを、シート折り処理部2の内部から排出するためのものである。
なお、第2排出搬送路290は、後述するように、第2折り部270から排出部230に向けてシートTを搬送するための搬送路である。
次に、第2折り部270について説明する。図2から図4に示すように、第2折り部270は、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTに第2の折り目T2を形成する。第2折り部270は、第2の折り目T2が形成されたシートTを排出部230に向けて送り出す。第2折り部270は、待避ガイド部271と、第2折りローラ対273と、第1補助ローラ対274と、第2排出搬送路290と、を備える。
待避ガイド部271は、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTを導入して撓ませながら待避させるガイド部である。待避ガイド部271は、搬送先切り換え部材280(後述)を挟んで、第2折りローラ対273とは反対側に配置される。待避ガイド部271は、第1ローラ223Bの周面の形状に沿って、少なくとも1回以上湾曲している。本実施形態における待避ガイド部271は、1回湾曲した形状を有する。
待避ガイド部271は、シートTを導入するシート導入口272Bと、突き当て部272Aと、を有する。
シート導入口272Bは、待避ガイド部271にシートTが導入される部位である。シート導入口272Bは、搬送先切り換え部材280(後述)の下方に位置する共に、第2折りローラ対273の第2ニップN2におけるニップ平面N21よりも上方に位置する。
ニップ平面N21とは、第2ニップN2の接線方向の平面をいう。つまり、第2ニップN2におけるニップ平面N21とは、共通ローラ223A及び第2ローラ273Bそれぞれにおける中心軸を通る平面に直交し且つ第2ニップN2を通る面である。
突き当て部272Aは、待避ガイド部271に待避されるシートTにおける第1の折り目T1を突き当てる部位である。突き当て部272Aは、下流側シート載置部材201Bにおける上流側端部よりも下方に配置される。
第2折りローラ対273は、共通ローラ223A及び第2ローラ273Bからなる。共通ローラ223Aは、第1折りローラ対223における一方のローラでもある。第2ローラ273Bは、共通ローラ223Aの上方に位置される。共通ローラ223Aと第2ローラ273Bとの間には、第2ニップN2が形成される。
第2ローラ273Bの周面は、摩擦係数の低い材料から形成される。摩擦係数は、シートTの滑りやすさを生じやすい程度の低さに設定される。摩擦係数の低い材料としては、例えば、アルミニウム、POM(ポリアセタール)等が挙げられる。なお、摩擦係数の程度(高低)には、表面粗さも関係する。
第2折りローラ対273は、第2ニップN2においてシートTに第2の折り目T2を形成し、第1の折り目T1及び第2の折り目T2が形成されたシートTを排出部230に向けて送り出す。
第1補助ローラ対274は、第2ローラ273B及び第3ローラ274Bからなる。第2ローラ273Bは、第2折りローラ対273における一方のローラでもある。第3ローラ274Bは、第2ローラ273Bの上方に位置される。
第2ローラ273Bは、第2折りローラ対273の第2ニップN2を通過したシートTを、第2排出搬送路290を介して排出部230へ送り出すことができる。そのため、第2折り部270は、第2の折り目T2が形成されたシートTを、共通ローラ223Aの周面に巻き付かせながら排出部230(第2排出搬送路290)へ送り出すことができる。
第2折りローラ対223を構成する共通ローラ223A及び第2ローラ273Bは、いずれも、モータ等の駆動源(不図示)から動力伝達機構(不図示)介して回転駆動するようになっている。第1補助ローラ対274を構成する第3ローラ274Bは、従動ローラから構成されている。
次に、搬送先切り換え部材280について説明する。図2から図4に示すように、搬送先切り換え部材280は、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTの搬送先を、第2折り部270の待避ガイド部271又は排出部230(第1排出搬送路240)へ切り換える。
第1排出搬送路240を搬送される第1の折り目T1のみが形成されたシートT、及び第2排出搬送路290を搬送される第1の折り目T1及び第2の折り目T2が形成されたシートTは、いずれも排出部230からシート後処理装置1の外部に排出される。
第2折り部270においては、待避ガイド部271の形状、搬送先切り換え部材280の切り換え、第1折りローラ対223の回転などの関わり合いや連動により、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTを、待避ガイド部271で待避させてからスイッチバックさせて、撓ませながら第2ニップN2に送り込む送り込み手段が構成される。
共通ローラ223Aと第1ローラ223Bと第2ローラ273Bと待避ガイド部271と搬送先切り換え部材280とにより囲まれた空間は、待避ガイド部271からスイッチバックするシートTが撓む空間として利用される(後述)。
シート後処理装置1は、前述の構成を備えることにより、第1折りモードと第2折りモードとを選択可能に構成されている。
第1折りモードは、第1折り部220を作動させ且つ搬送先切り換え部材280によりシートTの搬送先を排出部230へ切り換えることにより、シートTに第1の折り目T1を形成し且つ第2の折り目T2を形成しないモードである。第2折りモードは、第1折り部220を作動させ且つ搬送先切り換え部材280によりシートTの搬送先を第2折り部270へ切り換えて更に第2折り部270を作動させることにより、シートTに第1の折り目T1及び第2の折り目T2を形成するモードである。
次に、排出部230について説明する。図2に示すように、排出部230は、折り処理が行われたシートTをシート折り処理部2から排出する部位である。排出部230には、下部排出ローラ対231が配置される。下部排出ローラ対231は、下部排出トレイ224の基端部の上方に配置される。下部排出ローラ対231は、第1下部排出ローラ232及び第2下部排出ローラ233からなる。第1下部排出ローラ232及び第2下部排出ローラ233は、第1下部排出ローラ232を上にして、上下に連なるようにして回転可能に支持されている。第1下部排出ローラ232は、従動ローラからなり、上下方向に移動可能となっている。第2下部排出ローラ233は、駆動ローラからなる。
第1下部排出ローラ232は、下部排出ローラ対231に導入される折り処理済みのシートTの厚さやシートTが有する腰に応じて、上下方向に移動する。このように構成することで、折り処理毎にシートTの厚さや腰が異なった場合にも対応でき、シートTの詰まりやシートTの腰の折れを抑制できる。
次に、第1排出搬送路240について説明する。図2から図4に示すように、第1排出搬送路240は、第1折りローラ対223から下部排出ローラ対231まで、第1の折り目T1のみが形成されたシートTを搬送する搬送路である。第1排出搬送路240は、下方ガイド241及び上方ガイド242の二つのガイドから構成されている。下方ガイド241は、搬送先切り換え部材280を通過したシートTが下部排出ローラ対231に搬送されるように形成される。上方ガイド242は、下方ガイド241の上方に間隔を有して配置される。上方ガイド242は、第1排出搬送路240と第2排出搬送路290(後述)とを仕切る部材としても機能する。
次に、第2排出搬送路290について説明する。図2から図4に示すように、第2排出搬送路290は、第2折りローラ対273から下部排出ローラ対231まで、第1の折り目T1及び第2の折り目T2が形成されたシートTを搬送する搬送路である。第2排出搬送路290は、上流側第2排出搬送路291と、下流側第2排出搬送路292と、を有する。上流側第2排出搬送路291は、第2折りローラ対273の第2ニップN2から第1補助ローラ対274までの搬送路である。上流側第2排出搬送路291は、第2ローラ273Bの周面を利用して形成される。下流側第2排出搬送路292は、第1補助ローラ対274から排出部230までの搬送路である。下流側第2排出搬送路292は、第1排出搬送路240の上方ガイド242の上面を利用して形成される。
図2に示すように、下部排出トレイ224は、シート折り処理部2の排出部230から排出されるシートTを受け止める。下部排出トレイ224は、排出部230に隣接して設けられている。下部排出トレイ224におけるシートの排出方向の下流側端部の位置には、シートTを受け止めることができるように、垂直に起立した壁部224Aが設けられている。
図2に示すように、押さえ部材225は、シート折り処理部2の排出部230から排出されるシートTを上面方向から押さえるための部材である。押さえ部材225は、排出部230に隣接して、下部排出トレイ224の上方に設けられている。
次に、本実施形態のシート後処理装置1におけるシート折り処理部2によるシートTの折り処理(動作)について説明する。2つ折り、3つ折りの順で説明する。
2つ折りの折り処理について説明する。2つ折りの折り処理は、ユーザにより2つ折りモードが選択された場合に行われる。
図3に示すように、ブレード部材222は、クランク機構(不図示)により、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bのシート載置面よりも下方に位置するように待機する。2つ折りモードの場合には、搬送先切り換え部材280は、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTの搬送先を第1排出搬送路240へ向けている。そして、シートTは、シート折り処理部2に搬入され、上流側シート載置部材201A及び下流側シート載置部材201Bの上に載置され、更に整合部210でシートTの位置が整合される。
その後、クランク機構が回転し、ブレード部材222が突き出され、シートTに対して垂直な方向D3に(シートTを貫くように)、シートTを上方に押し出して送り出す。ブレード部材222によるシートTの送り出し先には、第1折りローラ対223の第1ニップN1が存在する。そのため、シートTは、撓んだ状態で、第1折りローラ対223の第1ニップN1に進入する。その結果、図4に示すように、第1ニップN1を通過したシートTには、第1の折り目T1が形成される。その後、クランク機構は、回転し続け、ブレード部材222を元の待機位置まで戻す。以下、同様に連続して、折り処理が行われる。
次に、3つ折りの折り処理について説明する。3つ折りの折り処理は、ユーザにより3つ折りモードが選択された場合に行われる。図5は、図4に示す過程から更に進み、第1の折り目T1が形成されたシートTに第2の折り目が形成される過程を示す模式的断面図である。図6は、図5に示す過程から更に進んだ状態を示す模式的断面図である。図7は、図6に示す過程から更に進んだ状態を示す模式的断面図である。図8は、図7に示す過程から更に進み、シートTに第2の折り目T2が形成された状態を示す模式的断面図である。
第1折り部220の第1ニップN1においてシートTに第1の折り目T1が形成されるまでの過程は、図3及び図4に示す2つ折りの折り処理と同様である。一方、図5に示すように、搬送先切り換え部材280は、第1折り部220により第1の折り目T1が形成されたシートTの搬送先を第2折り部270の待避ガイド部271へ向けている。
そのため、第1の折り目T1が形成されたシートTは、待避ガイド部271へ向かって搬送される。シートTは、待避ガイド部271のシート導入口272Bから導入され、待避ガイド部271の湾曲形状に沿って湾曲する。そして、待避ガイド部271を搬送するシートTは、その第1の折り目T1において、待避ガイド部271における突き当て部272Aに突き当たる。
図6に示すように、シートTの第1の折り目T1が待避ガイド部271における突き当て部272Aに突き当たった後も、第1折りローラ対223は回転駆動を続ける。そのため、シートTは、湾曲した待避ガイド部271の内面、搬送先切り換え部材280等に当接しながら、第2折りローラ対273の第2ニップN2に向けて凸になるように撓んでいく。ここで、共通ローラ223Aと第1ローラ223Bと第2ローラ273Bと待避ガイド部271と搬送先切り換え部材280とにより囲まれた空間を、待避ガイド部271からスイッチバックするシートTが撓む空間として利用できるため、シートTがスムーズに撓みやすい。
その後、図7に示すように、シートTは、撓んだ状態で、第2折りローラ対273の第2ニップN2に進入する。更に、第2折りローラ対273は回転駆動するため、図8に示すように、第2ニップN2を通過したシートTには、第2の折り目T2が形成される。第2の折り目T2が形成されたシートTは、第2排出搬送路290を搬送され、第1補助ローラ対274及び下部排出ローラ対231により更に送り出され、排出部230からシート後処理装置1の筐体11の外部に排出される。
本実施形態のシート後処理装置1によれば、例えば、次のような効果が奏される。
本実施形態のシート後処理装置1においては、共通ローラ223A及び第1ローラ223Bは、シートTを第1折り部220に案内するときの搬送方向D1が延びる方向に並列し、共通ローラ223Aの軸方向及び第1ローラ223Bの軸方向は、搬送方向D1を含む搬送面(D1−D2)に略平行である。ブレード部材222は、搬送面(D1−D2)に対して略直交する方向D3に沿って移動する。共通ローラ223Aは、第1ローラ223Bに対して搬送方向D1の上流側に配置する。
そのため、第1ローラ223Bよりも搬送方向D1の下流側の空間を有効に活用することができる。従って、シートに対して2つ折り及び3つ折りの折り処理が可能なシート後処理装置1において、更なる小型化を実現することができる。
また、本実施形態のシート後処理装置1においては、第1の折り目T1のみが形成されたシートTを排出する排出部と、第1の折り目T1及び第2の折り目T2が形成されたシートTを排出する排出部とを、同一の排出部230から構成している。そのため、シート折り処理部2の構造を簡略化できると共に、小型化することができる。
また、本実施形態のシート後処理装置1においては、第2ローラ273Bの周面は、摩擦係数の低い材料から形成されており、滑りやすくなっている。そのため、図9に示すように、第2折りローラ対273における共通ローラ223Aと第2ローラ273Bとの間に搬送されてきたシートTは、第2ローラ273Bの周面が接触したとしても、第2ローラ273Bの周面を滑りやすい。そのため、図10に示すように、シートTは、第2ニップN2にスムーズに進入しやすく、シートTには、第2ニップN2において第2の折り目T2が形成されやすい。
一方、仮に、第2ローラ273Bの周面が摩擦係数の高い材料から形成されており、滑りにくくなっているとする。この場合に、第2折りローラ対273における共通ローラ223Aと第2ローラ273Bとの間に搬送されてきたシートTは、第2ローラ273Bの周面が接触すると、第2ローラ273Bの周面を滑りにくい。そのため、シートTは、第2ニップN2に進入しない状態になりやすい(例えば、図9に示す状態を保ったまま、第2の折り目T2の形成が行われる)。この状態で、折り処理が継続されると、第2の折り目T2が形成される位置(折り位置)が変化しやすく、不安定となりやすい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されていることなく、種々の形態を採用することができる。
図11は、第2排出搬送路290に第2補助ローラ対295を設けた変形例を示す模式的断面図である。図11に示すように、第2の折り目T2が形成されたシートTが搬送される第2排出搬送路290の上流側第2排出搬送路291に、第1補助ローラ対274に加え、第2補助ローラ対295を設けることができる。第2補助ローラ対295は、一対の駆動ローラから構成されるか、あるいは、駆動ローラと従動ローラとの組み合わせから構成される。そのため、上流側第2排出搬送路291において第2補助ローラ対295によりシートTを送り出し、シートTの搬送力を向上させることができる。
シート後処理装置の種類は、特に限定がなく、シートに各種の後処理を行うものであればよい。
画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
シートに4個以上の折り目を形成する(4つ折り)場合にも、本発明のシート後処理装置を適用できる。
シートは、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
1……シート後処理装置、100……複合機(画像形成装置)、101……複合機本体(画像形成装置本体)、201……シート載置部材、201A……上流側シート載置部材、201B……下流側シート載置部材、220……第1折り部(第1折り手段)、222……ブレード部材、223……第1折りローラ対、223A……共通ローラ、223B……第1ローラ、230……排出部(第1排出部、第2排出部)、237B……第2ローラ、270……第2折り部(第2折り手段)、271……待避ガイド部、272A……突き当て部、272B……シート導入口、273……第2折りローラ対、273B……第2ローラ、280……搬送先切り換え部材(搬送先切り換え手段)、D1……搬送方向、D2……幅方向、D3……搬送面に対して略直交する方向、D1−D2……搬送面、N1……第1ニップ、N2……第2ニップ、N21……ニップ平面、T……シート、T1……第1の折り目、T2……第2の折り目

Claims (5)

  1. シートに第1の折り目を形成する第1折り手段と、
    前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートに第2の折り目を形成する第2折り手段と、
    前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートの搬送先を前記第2折り手段又は第1排出部へ切り換える搬送先切り換え手段と、を備え、
    前記第1折り手段を作動させ且つ前記搬送先切り換え手段によりシートの搬送先を前記第1排出部へ切り換えることによりシートに前記第1の折り目を形成し且つ前記第2の折り目を形成しない第1折りモードと、前記第1折り手段を作動させ且つ前記搬送先切り換え手段によりシートの搬送先を前記第2折り手段へ切り換えて更に前記第2折り手段を作動させることによりシートに前記第1の折り目及び前記第2の折り目を形成する第2折りモードとを選択可能に構成されたシート後処理装置であって、
    前記第1折り手段は、共通ローラ及び第1ローラからなり該共通ローラと該第1ローラとの間の第1ニップが形成される第1折りローラ対と、シートを撓ませながら前記第1ニップに送り込むブレード部材と、を有し、前記第1ニップにおいてシートに前記第1の折り目を形成し、前記第1の折り目が形成されたシートを前記第1排出部に向けて送り出し、
    前記第2折り手段は、前記共通ローラ及び第2ローラからなり該共通ローラと該第2ローラとの間の第2ニップが形成される第2折りローラ対と、前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートを撓ませながら前記第2ニップに送り込む送り込み手段と、を有し、前記第2ニップにおいてシートに前記第2の折り目を形成し、前記第1の折り目及び前記第2の折り目が形成されたシートを第2排出部に向けて送り出し、
    前記共通ローラ及び前記第1ローラは、シートを前記第1折り手段に案内するときの搬送方向が延びる方向に並列し、前記共通ローラの軸方向及び前記第1ローラの軸方向は、前記搬送方向を含む搬送面に略平行であり、
    前記ブレード部材は、前記搬送面に対して略直交する方向に沿って移動し、
    前記共通ローラは、前記第1ローラに対して前記搬送方向の上流側に配置し、
    前記送り込み手段は、前記第1折り手段により前記第1の折り目が形成されたシートを導入して撓ませながら待避させる待避ガイド部を有し、
    前記待避ガイド部は、シートを導入するシート導入口と、該待避ガイド部に待避されるシートにおける前記第1の折り目を突き当てる突き当て部と、を有し、
    前記シート導入口は、前記搬送先切り換え手段の下方に位置し、
    前記待避ガイド部は、前記第1ローラの周面の形状に沿って、少なくとも1回以上湾曲している
    シート後処理装置。
  2. 前記シート導入口は、前記第2折りローラ対の前記第2ニップにおけるニップ平面よりも上方に位置する
    請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記第2折り手段は、前記第2の折り目が形成されたシートを、前記共通ローラの周面に巻き付かせながら前記第2排出部へ送り出す
    請求項1又は2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記第1排出部と前記第2排出部とは同一の排出部から構成される
    請求項1から3のいずれかに記載のシート後処理装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、請求項1から4のいずれかに記載のシート後処理装置とを備える画像形成装置。
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