JP2014073912A - シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、搬送方向が異なる2つのシート搬送路の合流部において発生する音を低減させ、音の低減効果が持続するシート搬送装置、これを備えた画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 第一シート搬送路101が、第ニシート搬送路102に合流する合流部103に、シートが第一の搬送路から第二の搬送路に搬送された際に、シートの先端、または、シート後端を接触させるスポンジローラ37を設ける。そして、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向に対して直交する方向の投影面において、スポンジローラ37の外周と下流に位置する搬送コロ35の外周とが、第二シート搬送路102で一部重なる配置になるようにする。さらに、スポンジローラ37を回転可能に配置する。このように構成することによって、合流部において発生する音を低減させ、音の低減効果を持続させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置に関し、記録紙や原稿等のシートを搬送するためのシート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置に関する。
近年、複写機の動作音は様々な騒音対策により小さくなってきている。このことにより、今までは複写機の画像形成部などの動作音にかき消されて聞こえなかった音、つまり、シート搬送時にシートが搬送ガイド等に当接することで発生する音が聞こえるようになってきている。このような音として、搬送パスが他の搬送パスと合流する合流部において、図13(a)のようにシートSの先端が搬送ガイド400に衝突する際に発生する音がある。また、他に、図13(b)のようにシートSの後端が湾曲した搬送パスを案内されて合流部に達したときに、撓んでいたシートがシートの弾性力により元に戻り、搬送ガイド400に当たって発する音がある。
従来、このようなシートの先端が合流部で搬送ガイドに衝突するときに生じる音や、シートの後端が搬送パスを抜けた時に搬送ガイドと衝突するときに生じる音の対策として、合流部に搬送方向に回転する搬送ベルトを設けたものがあった(特許文献1参照)。
特開2008−37587号公報
しかしながら、従来の合流部に搬送ベルトを用いた装置は、搬送ベルトは衝突の緩和だけでなくシートを搬送するための役割も持っているため、高い硬度(例えば60°Hs JIS A程度)の高摩擦部材を使用するのが望ましい。これは、搬送ベルトの材質として硬度の低いものを用いると、搬送ローラとのニップ部においてベルトが潰れてしまい、搬送中のシートに変形等や先端折れ等のダメージを与えてしまうためである。
しかし、シートの衝突時の音を効果的に低減させるためには搬送ベルトの硬度を低く設定する必要がある。
そのため、合流部に搬送ベルトを用いた装置では、シートの搬送性能の確保と、シートの衝突により発生する音の低減との両立を図ることが難しいという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送方向が異なる2つのシート搬送路の合流部において発生する音を低減させるシート搬送装置、これを備えた画像形成装置及び画像読取装置を提供するものである。
本発明は、第一シート搬送路が第二シート搬送路に合流することにより構成される合流部と、前記合流部の上流側に設けられ、前記第一シート搬送路のシートを搬送する第一シート搬送部と、前記合流部の下流側に設けられ、前記第一シート搬送路から搬送されるシート及び前記第二シート搬送路に搬送されるシートを搬送する第二シート搬送部と、前記第二シート搬送路を形成する搬送ガイド面のうち前記第一シート搬送路の延長線と交差する側の搬送ガイド面に沿って、且つ、第一シート搬送路から搬送されるシートの先端が当接する位置に配置された回転可能な弾性ローラと、を有し、前記弾性ローラの表面部は前記第二シート搬送部の表面部の硬度よりも低い硬度の弾性体により構成されることを特徴とする。
本発明にあっては、第一シート搬送路が第二シート搬送路と合流する合流部に回転可能な弾性ローラを設けているため、次の効果を有する。シートの先端部が合流部の搬送ガイド面に当接することがなく、際の音と、シートの後端が合流部に搬送され搬送ガイドに当接する際の音を低減することができる。また、弾性ローラを第二の搬送部と別個に設けたため、シートの搬送性を悪化させることもない。
本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の断面図 本発明の構成を示す断面図 本発明のスポンジローラの配置を示した断面図 搬送コロの支持方法を示した断面図 スポンジローラと搬送コロの配置を示した斜視図 シートの動きを表す断面図 搬送コロとスポンジローラの距離が大きい場合の状態を示した断面図 第二シート搬送路からシートが搬送される様子を示した断面図 本発明のスポンジローラを反転部に配置した状態を示した断面図 反転部におけるシートの動きを表す断面図 本発明のスポンジローラを画像読取装置の合流部に配置した状態を示した断面図 スポンジローラに駆動源を設けた状態を示す斜視図 従来例を示した断面図
(実施形態1)
図1に、本発明のシート搬送装置を備えた画像形成装置900の断面図を示す。
図1に示す画像形成装置900には、原稿を読み込むリーダー部1、読み込んだ原稿に基づいて画像(トナー像)を形成する画像形成部2が備えられている。さらに、画像形成装置900には、画像形成部2にシートを供給する給送部3、画像形成部2においてシート上に形成されたトナー像を定着させる定着部4、定着後のシートを排出する外排出ローラ対5、定着後のシートを表裏反転する反転部6が設けられている。以下、リーダー部1から順に説明する。
<リーダー部1>
原稿台ガラス11に載置された原稿は、光源及び反射ミラー群を有する走査光学系12により光照射され、その反射光は縮小レンズ13を介してCCD14に結像され光電変換がなされ、A/D変換される。
<画像形成部2>
リーダー部1によって読み取られた画像情報をもとに、レーザー発光部21は、レーザー光をポリゴンミラー20の回転によって感光ドラム23に走査させて、予め帯電器24によって帯電させた感光ドラム23に潜像を形成する。現像器25はこの潜像を現像し、感光ドラム23にトナー像を形成する。転写帯電器26は、感光ドラム23に形成されたトナー像をシートSに転写する。そして、トナー像が転写された後、クリーニング部27はドラム面に残留するトナーを除去する。
<給送部3>
画像形成装置900の下部にはシートSを積載収納した給紙カセット31が着脱可能に装着されている。ピックアップローラ32によって給紙されたシートSは搬送ローラ33及びリタードローラ34によって分離され搬送される。その後、シートSはレジストレーション部9で斜行補正されてから画像形成部2へと搬送される。
<定着部4>
画像形成部2においてトナー像を転写されたシートSは、搬送ベルト8によって定着部4に搬送される。定着部4は、図示しないハロゲンヒータを内側に持った加熱ローラと、図示しないバネによって所定の加圧力で加熱ローラに加圧されている加圧ローラとを備えたローラ対42により構成されている。未定着のトナーが載ったシートSは加熱ローラと加圧ローラのローラ対42のニップを通過することによって熱と圧が加えられトナー像が融着される。
片面複写モードの場合、定着処理後のシートSは、外排出ローラ対5により装置本体外に排出され、排紙トレイ7に積載される。
<反転部6>
両面複写モードの場合には、定着部4を通過した後、シートSはスイッチバックローラ対61により反転部6に搬送させる。そして、シートSは、スイッチバックローラ対61の逆転により両面搬送パス62に搬送され、再給送ローラ63により再び画像形成のためにレジストレーション部9に搬送され、以後片面複写モードと同一のプロセスを経て装置本体外に排出される。
<搬送部構成>
次に図2を用いて、本発明が適用されるシート搬送装置について説明する。本発明は、給紙カセット31から第一シート搬送部を構成する搬送ローラ33とリタードローラ34とで分離されたシートSを案内する第一シート搬送路101と、下方から上方に搬送されてくるシートSを案内する第二シート搬送路102とを備えている。そして、第一シート搬送路101と第二シート搬送路102が合流する合流部103が構成されている。
第一シート搬送路101から搬送されてきたシートSは、合流部103を通過し、第二シート搬送路102に案内される。この合流部103は、搬送ガイド38の搬送ガイド面38a、搬送ガイド39の搬送ガイド面39a、搬送ガイド40の搬送ガイド面40a及び搬送ガイド41の搬送ガイド面41aに囲まれるようして形成されている。なお、搬送ガイド面38aは、第二シート搬送路102を形成する搬送ガイド面であり、第一シート搬送路101を延長したときに交差するように位置している。搬送ガイド面39aは、合流部103に対して第二シート搬送路102の上流を形成している。搬送ガイド面40aは第一シート搬送路101の下流と、合流部103に対して第二シート搬送路102の下流とを形成している。搬送ガイド面41aは第一シート搬送路101の下流を形成している。また、搬送ガイド面39a及び搬送ガイド面41aは合流部103の一部を形成し、第二シート搬送路102に搬送されるシートSのシート搬送方向において、搬送ガイド面40aの上流に位置している。
第二シート搬送部を構成する搬送ローラ36及び搬送コロ35は、合流部103に対しシート搬送方向下流側に設けられ、第一シート搬送路101から搬送されるシートS及び第二シート搬送路102に搬送されるシートSを搬送する。なお、搬送ローラ36は、不図示の駆動部から動力が入力されて回転され、搬送コロ35は、搬送ローラ36に圧接して設けられ、搬送ローラ36又は、搬送ローラ36との間に搬送されるシートに従動回転する。
第二シート搬送路102上には、搬送ローラ36及び搬送コロ35のシート搬送方向上流側に、第一シート搬送路101から搬送されるシートSの先端が当接する弾性体としてのスポンジローラ37(弾性ローラ)が回転可能に配置されている。このスポンジローラ37の回転中心Oである回転軸線は、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向に対して直交するように位置しており、また、第二シート搬送路102とで搬送ガイド面38aを挟むように位置している。
スポンジローラ37のスポンジの材質は、ポリエーテル系ウレタンであり、硬度はアスカーFで65°程度のものである。搬送ローラ36の材質はシリコンであり、硬度は60°Hs JIS A程度のものである。搬送コロ35の材質は、POM(ポリアセタール樹脂)等の合成樹脂であり、硬度はスポンジローラ37のスポンジ材質の硬度よりも高いものを用いている。
図3に示すように、スポンジローラ37の回転中心Oは、搬送ローラ33とリタードローラ34のニップ点を通り搬送ガイド面41aに接する線Lよりも、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向の上流側に位置されている。つまり、スポンジローラ37は、第一シート搬送路101から搬送されてきたシートSの先端がスポンジローラ37の左上部(図3に示す一点鎖線領域X部)に接触するように配置されている。図3において、接線Lに平行で回転中心Oを通る線をY、接線Lに垂直で回転中心Oを通る線をZとする。X部は、線Yと線Zとでスポンジローラ37を4等分した領域の中で、シートSの先端接触することによりスポンジローラ37がシートSの先端を搬送コロ35と搬送ローラ36とのニップ部の方向に導くように回転する領域である。
搬送コロ35は図4に示すようにスポンジローラ37の中心Oを回動中心として回動支持され、図示しないバネによって搬送ローラ36の方向に加圧されている。このように構成することによって、搬送ローラ36及び搬送コロ35は、シートSを狭持して搬送することができる。
また、図5に示すようにスポンジローラ37は、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向に対して直交する方向に搬送コロ35と互い違いに配置されている。つまり、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向に対して直交する方向の投影面(図2参照)において、スポンジローラ37の外周と搬送コロ35の外周とが、第二シート搬送路102上で一部重なる配置としている。なお、上記投影面は、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向に対して直交する方向の線を垂線とする仮想平面である。なお、本実施形態においては、線Lとして搬送ローラ33とリタードローラ34のニップ点を通り搬送ガイド面41aに接する線の説明をした。しかし、線Lは、搬送ローラ33とリタードローラ34のニップ点を通り、合流部103の一部を形成する搬送ガイド面に接する線なので、搬送ガイド面の形状によっては、搬送ガイド面39aに接する場合もある。
次に、本実施の形態の作用について図6(a)〜(c)を用いて説明する。図6(a)に示すようにシートSが第一シート搬送路101から第ニシート搬送路102に搬送され合流部103に搬送されてくると、シートSの先端はスポンジローラ37に当接する。このときスポンジローラ37の弾性によってシートSの先端の衝突による衝撃を和らげることができるので、衝突時の音の発生を抑えることができる。また、スポンジローラ37は、搬送ローラ36の材質及び搬送コロ35の材質の硬度よりも低い硬度のものを用いているので、衝突時の音の発生を効果的に抑えることができる。
スポンジローラ37の回転中心Oは、搬送ローラ33とリタードローラ34のニップ点から搬送ガイド面39aに引いた接線Lよりも、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向の上流側に位置している(図3参照)。したがって、シートSの先端から力を受けたスポンジローラ37は時計周り方向(矢印A方向)に回転する。このように回転することで、シートSの先端は、搬送ローラ36と搬送コロ35のニップ方向に確実に導かれる。
その後、シートSの先端は搬送コロ35に当接する。このとき、図7のように、スポンジローラ37と搬送コロ35の距離が長いと、シートSの先端が、搬送コロ35の外周と搬送ガイド面38aとの交点のうち、第二シート搬送路102におけるシート搬送方向上流側の点Pに当接する場合がある。
搬送コロ35は、搬送ローラ36とのニップ部で所定の搬送速度が得られるように回転している。そのため、点Pにおける搬送コロ35のシート搬送方向の移動速度は、ニップ部よりも遅くなってしまう。その結果、シートSの先端が第二シート搬送路102における点Pで当接すると、搬送されてきたシートSの先端部の搬送速度よりも、点Pにおける移動速度が遅いため、衝突時に衝撃が大きくなりやすく、その衝撃により音が発生しやすくなる。つまり、シートSの先端が搬送コロ35の該ニップ部により近い位置に衝突するほど、シートSの先端が搬送コロ35に衝突した際の衝撃は小さくなる。
実施形態1において、上述したように、スポンジローラ37の外周と搬送コロ35の外周は、シート搬送方向に対して直交する方向の投影面において第二シート搬送路102上で一部重なっている。そのため、シートSの先端が搬送コロ35に当接する点は、スポンジローラ37により先端が導かれるため、図7における点Pよりも第二シート搬送路102におけるシート搬送方向の下流側となる。したがって、シートSの先端は、図7のように第二シート搬送路102における点Pに衝突した場合に対し、図6(b)のようにニップ部に近い位置に衝突するので、シートSの先端が搬送コロ35に衝突するときの衝撃を和らげることができる。その結果、シートSの先端が搬送コロ35に衝突する際に発生する音を抑えることができる。
搬送ローラ36により搬送されるシートSが、図6(c)に示すようにシートSの後端が第一シート搬送路101を抜けると、シートSの後端はシートの弾性力により元に戻る方向に跳ねてスポンジローラ37に当接する。このとき、スポンジローラ37の弾性によって、シートSの後端による衝撃を和らげ、発生する音を抑えることができる。
また、図8に示すように第二シート搬送路102を搬送してきたシートSについても、スポンジローラ37により先端の衝突による衝撃を吸収しつつ、先端が図7における、第二シート搬送路102上の点Pの位置に衝突しないようにすることができる。その結果、シートSの先端が搬送コロ35に衝突する際の音を抑えることができる。
このとき、シートSの先端から力を受けたスポンジローラ37は時計周り方向(矢印A方向)に回転する。このように回転することで、シートSの先端は、搬送ローラ36と搬送コロ35のニップ方向に確実に導かれる。
なお、搬送ローラ36の材質及び搬送コロ35の材質の硬度は、上述したように、スポンジローラ37よりも高いものを用いている。これは、本実施形態で用いているスポンジローラ37のように硬度の低い材質は、シートを搬送する搬送ローラ36及び搬送コロ35に用いた場合、ローラがつぶれてしまうためシートの搬送に適さないためである。
(実施形態2)
図1に、本発明のシート搬送装置を反転部6に備えた画像形成装置900を示す。図1に示すように反転部6は、定着部4のシート搬送方向の下流側に位置する。
図9に反転部6の詳細図を示す。定着部4によりトナー像が定着されたシートSは、排紙ローラ対64により定着後シート搬送路201に搬送される。定着後シート搬送路201の下流には、シートSを第一反転シート搬送路202と排紙搬送路203とに選択的に搬送可能にする第一フラッパー68が配置されている。
合流部204は、第一反転シート搬送路202が第ニ反転シート搬送路205に合流する箇所に形成されている。第一反転シート搬送路202から合流部204に搬送されたシートSは、第ニ反転シート搬送路205に搬送される。合流部204には、第ニ反転シート搬送路205でスイッチバックしたシートSの画像面を下側にして排紙トレイ7に排出するための第ニフラッパー69が配置されている。シートSの画像面を下側にして排紙トレイ7に排出することを、以下フェイスダウン排紙と称する。第一反転シート搬送路202の延長線上には、スポンジローラ67が回転可能に配置されている。
反転搬送コロ65はスポンジローラ67の中心を回動中心として回動支持され、図示しないバネによって反転搬送ローラ66の方向に加圧されている。また、反転搬送ローラ66は、不図示の駆動部から動力が入力されている。このように構成することによって、反転搬送ローラ66、反転搬送コロ65によってシートSを狭持して搬送することができる。さらにスポンジローラ67は、第ニ反転シート搬送路205におけるシート搬送方向に対して直交する方向に反転搬送コロ65と互い違いに配置されている。つまり、第ニ反転シート搬送路205におけるシート搬送方向に対して直交する方向の投影面において、スポンジローラ67の外周と反転搬送コロ65の外周とが、第ニ反転シート搬送路205上で一部重なる配置としている。ここで、スポンジローラ67に関しては、第一反転シート搬送路202が、本発明の第一シート搬送路に対応し、第ニ反転シート搬送路205が第二シート搬送路に対応する。
排紙搬送コロ70はスポンジローラ72の中心を回動中心として回動支持され、図示しないバネによって排紙搬送ローラ71の方向に加圧されている。また、排紙搬送ローラ71は、不図示の駆動部から動力が入力されている。このような構成にすることによって、排紙搬送ローラ71、排紙搬送コロ70によってシートSを狭持して搬送することができる。さらにスポンジローラ72は、排紙搬送路203におけるシート搬送方向に対して直交する方向に排紙搬送コロ70と互い違いに配置する。つまり、排紙搬送路203におけるシート搬送方向に対して直交する方向の投影面において、スポンジローラ72の外周と排紙搬送コロ70の外周とが、排紙搬送路203で一部重なる配置としている。ここで、スポンジローラ72に関しては、第ニ反転シート搬送路205が本発明の第一シート搬送路に対応し、排紙搬送路203が第二シート搬送路に対応する。このように構成したことによる効果は、実施形態1で説明したスポンジローラ37の外周と搬送コロ35の外周との位置関係における効果と同様である。
次に、搬送されるシートSの動きを、図10(a)〜(f)を用いて説明する。
フェイスダウン排紙や両面プリントではない場合、図10(a)に示すように第一フラッパー68は第一反転シート搬送路202を塞ぎ、シートSは、排紙搬送路203を経由して排紙トレイ7へと搬送される。このときシートSの先端はスポンジローラ72に当接するため、スポンジローラ72の弾性力により当接による衝撃を吸収する。こうすることにより、シートSの先端が排紙搬送コロ70に衝突することにより発生する音を抑えることができる。
フェイスダウン排紙や両面プリントの場合、図10(b)に示すように第一フラッパー68は矢印B方向に回転し排紙搬送路203を塞ぎ、第ニフラッパー69は矢印C方向に回転する。そして、図10(C)に示すように、第一反転シート搬送路202搬送されたシートSは、第ニ反転シート搬送路205に搬送される。
このときシートSの先端はスポンジローラ67に当接するため、スポンジローラ67の弾性力により当接による衝撃を吸収して衝突により発生する音を抑えることができる。
シートはさらに搬送されると、図10(d)に示すようにシートSの後端が第一反転シート搬送路202を抜ける。そして、シートSの後端はシートの弾性力により平らな状態に戻ろうとしてスポンジローラ67に当接する。このときも、スポンジローラ67の弾性によって、シートSの後端による衝撃を和らげ、発生する音を抑えることができる。
このあと両面プリントの場合は、シートSは両面搬送パス62に搬送される。
シートが第ニ反転シート搬送路205でスイッチバックされて、排紙トレイ7に搬送されるとき、図10(e)に示すように第ニフラッパー69は矢印E方向回転し、第一反転シート搬送路202を塞ぐ。その後、図10(f)に示すように反転搬送ローラ66が矢印F方向に回転して、シートSは、第ニ反転シート搬送路205を経由し、排紙トレイ7方向に搬送される。
このときシートSの先端はスポンジローラ72に当接するため、スポンジローラ72の弾性力により当接による衝撃を吸収して衝突により発生する音を抑えることができる。
シートはさらに搬送されると、シートSの後端が第ニ反転シート搬送路205を抜ける。そして、シートSの後端はシートの弾性力により元に戻りスポンジローラ72に当接する。このときも、スポンジローラ72の弾性によって、シートSの後端による衝撃を和らげ、発生する音を抑えることができる。シートSは排紙トレイ7に搬送される。
(実施形態3)
実施形態3では、本発明に係るシート搬送装置を画像読取装置に用いた例を示す。
図11に示すように、本実施形態に係る画像読取装置は、画像読取部であるリーダー部1と、リーダー部1に原稿を自動的に搬送するシート搬送装置としての自動原稿搬送装置300と、から構成される。
自動原稿搬送装置300は、リーダー部1の上方に配置されている。リーダー部1は、実施形態1で説明した構成と同様の構成(図1参照)なので、説明は省略する。
図11において、原稿トレイ301は、原稿であるシートSを積載するためのものである。原稿トレイ301には一対の幅方向規制板302がシートSの幅方向にスライド自在に配置されている。幅方向規制板302によって原稿トレイ301に積載されるシートSの幅方向を規制することで原稿搬送時の搬送安定性を確保できる。
原稿トレイ301の上方には、給送ローラ303が設けられている。給送ローラ303は分離ローラ304とともに原稿(以下、シートSとする)を給送する。給送ローラ303は通常、ホームポジションである上方(図中実線位置)に待避している位置をとり、原稿セット作業を阻害しないようにしている。給送動作が開始されると図中点線位置に下降してシートSの上面に当接する。給送ローラ303はアーム305にて軸支されるので、アーム305を揺動して給送ローラ303を上下に動かせる。分離パッド306は分離ローラ304の対向側に配置され、分離ローラ304側に圧を加えている。分離パッド306は分離ローラ304より摩擦が若干小さいゴム材料などで形成され、給送ローラ303にて給送されるシートSを一枚毎にさばき、分離ローラ304で給送する。
レジストローラ308及びレジスト従動ローラ309は、第一シート搬送路307の下流に位置し、分離ローラ304にて給送されたシートSの先端をそろえる斜行補正手段である。シートSは、静止したレジストローラ308及びレジスト従動ローラ309のニップ部にて先端が突き当てられた後、さらに分離ローラ304により搬送されることでループが形成され斜行補正される。
シートSは、リードローラ310、リード従動ローラ311によりプラテンガラス312に向けて搬送される。プラテンガラス312に搬送されたシートSは、プラテンローラ313を経由してジャンプ台314によりすくい上げられ、リード排出ローラ315、リード排出従動ローラ316により搬送される。
プラテンガラス312の下部に移動した走査光学系12により、シートSの画像読み取りが終了すると、シートSは排出ローラ対317により排紙トレイ322に排出される。両面読取モード時、シートSは、排出ローラ対317にて排出せずスイッチバックして、第二シート搬送路318に案内されてレジストローラ308及びレジスト従動ローラ309に搬送される。シートSは、レジストローラ308及びレジスト従動ローラ309に到達すると上記と同様にシートSの裏面の読み取りが行われる。
なお、第一シート搬送路307と第二シート搬送路318の合流部319には、スポンジローラ320が配置されている。ここで、スポンジローラ320に関しては、第二シート搬送路318が、本発明の第一シート搬送路に対応し、第一シート搬送路307が第二シート搬送路に対応する。
第一シート搬送路307より搬送されたシートSの先端は、スポンジローラ320に当接するため、スポンジローラ320の弾性力により当接による衝撃を吸収する。こうすることによって、シートSの先端がレジスト従動ローラ309に衝突することにより発生する音を抑えることができる。また、第二シート搬送路318よりより搬送されたシートSの先端も同様に、スポンジローラ320に当接するため、スポンジローラ320の弾性力により当接による衝撃を吸収して衝突により発生する音を抑えることができる。
さらにスポンジローラ320は、第一シート搬送路307におけるシート搬送方向に対して直交する方向にレジスト従動ローラ309と互い違いに配置する。つまり、第一シート搬送路307におけるシート搬送方向に対して直交する方向の投影面において、スポンジローラ320の外周とレジスト従動ローラ309の外周とが、第一シート搬送路307で一部重なる配置としている。このように構成したことによる効果は、実施形態1で説明したスポンジローラ37の外周と搬送コロ35の外周との位置関係における効果と同様であり、説明は省略する。
本発明のその他の適用箇所としては、図1における、両面搬送パス62から第ニシート搬送路102への合流部でも同様の効果を得られる。また、2つのシート搬送路の合流部であれば同様の効果が得られる。
上述した実施形態1〜3において、スポンジローラは、シートの先端が衝突することにより回転する構成としている。しかし、図12に示すように本発明のスポンジローラ37(67、72、320)を、駆動源MとギアG1及びG2を介して回転可能にし、シートSの搬送速度と同じとなるように回転させるように構成し、実施形態1、2及び3に設置するようにしてもよい。その場合は、さらに良好な搬送性を得ることができる。また、スポンジローラを駆動力で回転させるようにすると次のような利点もある。例えば、スポンジローラが駆動力で回転されない場合には、図3のX範囲にシートの先端を当接させる必要があるが、駆動で回転されている場合には、図3のY線よりも下側の周面にシート先端が当接しても搬送可能である。
また、上述した実施形態において、スポンジローラのスポンジの材質は、ポリエーテル系ウレタンとしていたが、スポンジローラの表面をシリコン系の材質でコーティングすることで耐久性を向上させることができる。また、弾性ローラとしてスポンジローラを適用した場合について説明したが、弾性ローラは、スポンジ状のものではなく、低硬度のゴムローラやシリコンローラでも同様の効果が得られる。また、弾性ローラは、表面部がスポンジ状の材質、低硬度のゴムであれば上記同様の効果が得られる。なお、スポンジローラの数、幅は適宜変更してもよい。
33 搬送ローラ
34 リタードローラ
35 搬送コロ
36 搬送ローラ
37、67、72、320 スポンジローラ
38、39、40 搬送ガイド
65 反転搬送コロ
66 反転搬送ローラ
68 第一フラッパー
69 第ニフラッパー
70 排紙搬送コロ
71 排紙搬送ローラ
101 第一シート搬送路
102 第ニシート搬送路
103 合流部
202 第一反転シート搬送路
203 排紙搬送路
204 合流部
205 第ニ反転シート搬送路
206 合流部
307 第一シート搬送路
308 レジストローラ
309 レジスト従動ローラ
318 第二シート搬送路
319 合流部

Claims (4)

  1. 第一シート搬送路が第二シート搬送路に合流することにより構成される合流部と、
    前記合流部の上流側に設けられ、前記第一シート搬送路のシートを搬送するシート搬送部と、
    前記合流部の下流側に設けられ、前記第一シート搬送路から搬送されるシート及び前記第二シート搬送路に搬送されるシートを搬送するローラ対と、
    前記第二シート搬送路を形成する搬送ガイド面のうち前記第一シート搬送路の延長線と交差する側の搬送ガイド面に沿って、且つ、第一シート搬送路から搬送されるシートの先端が当接する位置に配置され、前記ローラ対のいずれのローラの回転中心とも位置がずれて配置された回転中心を中心として回転可能な弾性ローラと、
    を有し、
    前記弾性ローラの表面部は、前記ローラ対のローラの表面部の硬度よりも低い硬度の弾性体により構成され、
    前記第二シート搬送路で搬送されるシートの搬送方向に対し直交する方向の投影面において、前記弾性ローラの外周と前記ローラ対の一方のローラの外周が前記第二シート搬送路内で一部が重なっていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記弾性ローラは、駆動装置により回転させられることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する請求項1または2に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. シートの画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部にシートを搬送する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
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