JP2007001713A - シート搬送機構、及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送機構、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 湾曲した湾曲搬送路をシートが搬送される際の騒音を、より減少させる。
【解決手段】 記録用紙Pの後端は、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後、連続してスポンジロール120の潰れ部120Aに当接する。よって、記録用紙Pの後端がニップ部を外れて潰れ部120Aに当接する際に、振動・衝撃が殆ど発生しない。更に、スポンジロール120が回転し、記録用紙Pの後端を下流側搬送ガイド110に導き、後端が跳ねて下流側搬送ガイド110を叩くことなく、スムーズに下流側搬送ガイド110に着地させている。したがって、騒音が少ない。
【選択図】 図10

Description

本発明は、シート搬送機構、及び、このシート搬送機構を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置において、小型化などのため、図11(A)に示すように、記録用紙Pの搬送路を、湾曲した湾曲搬送路808とする場合がある。
さて、記録用紙Pは、湾曲した湾曲搬送路808により曲げられても、記録用紙Pのコシにより伸張しようとする。このため、図11(B)に示すように、記録用紙Pの後端がロール802,804から外れた瞬間に、記録用紙Pの後端が跳ねて、湾曲搬送路808を構成する下流側搬送ガイド806を叩き、騒音が発生する。
このような記録用紙Pの搬送時の騒音防止対策としては、記録用紙Pの後端がスポンジを貼り付けたマイラー等の緩衝部材を叩くようにし、騒音を減少させる方法が知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかし、このような構成としても、記録用紙Pの後端が跳ねて緩衝部材を叩くので、やはり騒音が発生する。よって、装置の更なる低騒音化のため、湾曲した湾曲搬送路を記録用紙が搬送される際の騒音を、より減少させることが求められている。
特開2001−281989号公報 特開2004−269098号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、湾曲した湾曲搬送路をシートが搬送される際の騒音を、より減少させることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のシート搬送機構は、シートが搬送される湾曲した湾曲搬送路と、前記湾曲搬送路の凸側に設けられた搬送ロールと、前記搬送ロールの下流側に設けられ、前記湾曲搬送路を構成する下流ガイドと、前記搬送ロールによって搬送された前記シートの後端が当接し、該シートの搬送と同期して移動し、該前記シートの後端を前記下流側ガイドに導く緩衝部材と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載のシート搬送機構は、湾曲した湾曲搬送路を、凸側に設けられた搬送ロールによってシートを搬送する。シートの後端は、搬送ロールから外れた後、緩衝部材に当接する。緩衝部材はシートの搬送と同期して移動するので、緩衝部材によって、シートの後端が下流ガイドへと導かれる。
このように、緩衝部材はシートの搬送と同期して移動しているので、シートの後端が緩衝部材に当接した際の振動・衝撃が少ない。また、緩衝部材によって下流側ガイドへど導かれ、スムーズに着地する。よって、騒音が少ない。
請求項2に記載のシート搬送機構は、請求項1に記載の構成において、前記緩衝部材は、前記搬送ロールの端部側に設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載のシート搬送機構は、緩衝部材が搬送ロールの端部側に設けられている。よって、シートの後端の幅方向端部が緩衝部材に当接して下流ガイドに導かれるので、シートの後端の幅方向端部のバタツキが抑えられる。
請求項3に記載のシートの搬送機構は、請求項1、又は請求項2に記載の構成において、同一の回転軸上に複数の前記搬送ローラを備え、前記緩衝部材は、前記搬送ロール間に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載のシート搬送機構は、複数の搬送ロールの間に緩衝部材が設けられている。したがって、シート幅が異なっても緩衝部材と当接する。また、搬送ロールの間に発生するシートの撓みに沿って緩衝部材が当接するので、安定して搬送される。
請求項4に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転し、該搬送ロールより大径の弾性ロールであることを特徴としている。
請求項4に記載のシート搬送機構は、搬送ロールより大径の弾性ロールが搬送ロールの回転軸を軸心として回転する。よって、弾性ロールは搬送ロールより下流側に突出している。
したがって、搬送ロールからシートの後端が外れると、連続して弾性ロールの下流側の突出した部分に当接する。そして、シートの後端は回転する弾性ロールによって、下流ガイドに導かれる。
このように、シートの後端が搬送ロールから外れると、連続して弾性ロールに当接するので、シートの後端の跳ねが抑えられ、騒音が減少する。
また、搬送ロールの回転軸に弾性ロールを設けるだけなので、構成が簡単である。
請求項5に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転し、軸方向に拡径していく拡径部材であることを特徴としている。
請求項5に記載のシート搬送機構は、搬送ロールより大径の拡径部が搬送ロールの回転軸を軸心として回転する。よって、拡径部は搬送ロールより下流側に突出している。
したがって、搬送ロールからシートの後端が外れると、連続して拡径部の下流側の突出した部分に当接する。そして、シートの後端は回転する拡径部によって、下流ガイドに導かれる。
このように、シートの後端が搬送ロールから外れると、連続して拡径部材に当接するので、シートの後端の跳ねが抑えられ、騒音が減少する。
また、拡径部は搬送ロールと一体的に設けられるので、より構成が簡単になる。
請求項6に記載のシート搬送機構は、請求項4、又は請求項5に記載の構成において、前記搬送ロールの上流側には、前記シートの先端が弾性ロール又は拡径部に衝突しないように、前記搬送ロールに案内する上流ガイドを備えていることを特徴としている。
請求項6に記載のシート搬送機構は、弾性ロール又は拡径部が、搬送ロールの回転軸を軸心として回転する。よって、弾性ロール又は拡径部は、上流側にも搬送ロールから突出する。
しかし、搬送ロールの上流側に備えられた上流ガイドによって、シートの先端が上流側に突出した弾性ロール又は拡径部に衝突しないように、搬送ロールに案内されているので、シートの先端が弾性ロール又は拡径部にぶつかって、搬送不良となることが防止されている。
請求項7に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の構成において、前記搬送ロールと前記緩衝部材とにニップする対向ロールを備えることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
請求項7に記載のシート搬送機構は、搬送ロールと緩衝部材とに対向ロールがニップしている。よって、緩衝部材は対向ロールで潰され変形する。このため、シートの後端が緩衝部材に当接して下流ガイドに導かれる際、シートの後端の軌道が大きく変化しない。したがって、シートの後端は、よりスムーズに下流ガイドに着地するので、より騒音が減少する。
また、上流側も同様に変形するので、シートの先端がスムーズにニップ部に進入することができる。
請求項8に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転する第一ロールと、該搬送ロールの下流側に設けられた第二ロールと、で張架されたベルトであることを特徴としている。
請求項8に記載のシート搬送機構は、搬送ロールの回転軸を軸心として回転する第一ロールと、搬送ロールの下流側に設けられた第二ロールと、で張架されたベルトが、シートの搬送と同期して移動する。
したがって、搬送ロールからシートの後端が外れると、連続してベルトに当接する。そして、ベルトの移動(回転)によって、シートの後端が下流ガイドへ導かれて着地する。よって、シートの後端の跳ねが抑えられるので、騒音が減少する。
また、第一ロールを搬送ロールと同等の径にすれば、下流側の段差を略無くすことができ、シートの後端の跳ねを抑える上で好ましい。
請求項9に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記緩衝部材は、前記搬送ロールの下流側に設けられ、前記シートの搬送と同期して回転する緩衝ロールであることを特徴としている。
請求項9に記載のシート搬送機構は、シートの後端が搬送ロールから外れた後、緩衝ロールに当接する。緩衝ロールはシートの搬送と同期して回転しているので、シートの後端は緩衝ロールによって、下流側の下流ガイドへと導かれる。
このように、緩衝ロールはシートの搬送と同期して回転しているので、シートの後端が緩衝ロールに当接した際の振動や衝撃が少ない。また、スムーズに下流ガイドに着地する。よって、騒音が少ない。
請求項10に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の構成において、前記下流ガイドの上流側端部は、前記緩衝部材を避け、該緩衝部材の下流側端部よりも上流側に位置していることを特徴としている。
請求項10に記載のシート搬送機構は、下流ガイドの上流側端部が、緩衝部材を避け、緩衝部材の下流側端部よりも上流側に位置している(下流ガイドと緩衝部材とがオーバーラップしている)。このため、シートの後端は、緩衝部材から下流ガイドへと、よりスムーズに着地する。よって、騒音が更に減少すると共に、より安定して搬送される。
請求項11に記載のシート搬送機構は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の構成において、前記搬送ロールは、複数の搬送路が合流した合流部の下流側近傍に設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載のシート搬送機構は、シートの搬送が不安定となりやすい複数の搬送路が合流した合流部の下流側近傍に、搬送ロールを設けている。よって、シートの搬送の安定性が向上し、騒音が減少する。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のシート搬送機構を備えることを特徴としている。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のシート搬送機構を備えているので、シートの搬送に伴う騒音が減少している。よって、低騒音の画像形成装置となっている。
以上説明したように本発明によれば、湾曲した湾曲搬送路をシートが搬送される際の騒音を減少させる効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、画像形成装置01の概略構成と、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスと、について説明する。なお、図1においては、左側が装置手前(正面)であり、右側が装置奥側である。
まず、感光体ドラム11,12,13,14が、帯電ロール21,22,23,24によって帯電する。帯電した感光体ドラム11,12,13,14は、光走査装置03によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したレーザ光が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム11,12,13,14の表面に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置41, 42,43,44によって現像され、感光体ドラム11,12,13,14上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム11,12上に形成されたイエロー(Y)およびマゼンタ(M)のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上に転写され、感光体ドラム13,14上に形成されたシアン(C)、ブラック(K)のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上に転写される。
第1、第2の一次中間転写ドラム51,52上に形成された各色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に転写される。したがって、二次中間転写ドラム53上には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー像が重ね合わされた最終的なフルカラートナー像が形成される。
一方、画像形成装置01の下部に配設されている給紙カセット05、或いは、手差し給紙トレイ08から記録用紙Pが給紙される。
記録用紙Pは、シート搬送機構100(図2参照、詳細は後述する)によって、上方に送られた後、二次中間転写ドラム53と最終転写ロール60とのニップ部Nに送り込まれる。そして、記録用紙Pに二次中間転写ドラム53上に形成されたフルカラートナー像が転写される。フルカラートナー像が転写された記録用紙Pは、定着器70に搬送され、熱と圧力とによって、フルカラートナー像が定着する。
定着器70から送り出された記録用紙Pは、ゲート72と搬送ガイド74とに案内された後、画層形成装置01の上部に配置されている排紙トレイ76に、正面側から奥側に向かって排出される。
つぎに、給紙カセット05から送られた記録用紙Pの搬送路80と、手差し給紙トレイ08から送られた記録用紙Pの搬送路82と、の合流部の下流側に設けられている第一の実施形態のシート搬送機構100について説明する。
図2(A)に示すように、シート搬送機構100は、湾曲した湾曲搬送路102を備えている。湾曲搬送路102の凸側には、ゴムロールからなる搬送ロール104が配置されている。また、同様のゴムロールからなる対向ロール106が搬送ロール104と対向する位置に配置されている。そして、合流部から上流側に伸びる上流側搬送ガイド108によって案内された記録用紙Pが、図10に示すように、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部に挟まれて、上方に送り出される。送り出された記録用紙Pは、湾曲搬送路102の凸側を構成する下流側搬送ガイド110に案内されて搬送される。
さて、図3に示すように、搬送ロール104の両端の外側には、搬送ロール104より低弾性で柔らかい材質からなる弾性ロールが設けられている。なお、本実施形態では、弾性ロールは、非常に柔らかいスポンジからなるスポンジロール120とされている。また、このスポンジロール120は、搬送ロール104より大径である。
スポンジロール120は、搬送ロール104の回転軸112に設けられている。よって、搬送ロール104(回転軸112)の回転に伴い、スポンジロール120も回転軸112を軸心として同様に回転する。
また、図4と図5とに示すように、スポンジロール120は、対向ロール106とニップして潰れて変形することで、潰れ部120A、120Bを形成する。
なお、図2(B)に示すように、記録用紙Pの幅方向(搬送方向と直交する方向)の端部は、スポンジロール120にかかる。(搬送ロール104の軸方向の幅より、記録用紙Pの方が幅広)。
また、下流側搬送ガイド110には、スポンジロール120を避けるように切り欠かれた凹部111が先端部に形成されている。よって、下流側搬送ガイド110の上流側先端位置110Sは、スポンジロール120の下流側先端位置120Sと、搬送ロール104の下流側先端位置104Sと、の間に位置する。換言すると、側方(回転軸112方向)から見ると、下流側搬送ガイド110とスポンジロール120とは、オーバーラップしている。(図5も参照)。
なお、記録用紙Pの先端が、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部に案内される前に、スポンジロール120にぶつかって、ジャムが発生しないように、図2(A)に示すように、上流側搬送ガイド108は記録用紙Pの先端を搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部に案内している。具体的には、記録用紙Pの先端は、まず対向ロール106に当たり、その後、ニップ部に案内されるようにしている。
つぎに、本実施形態の作用について、説明する。
図10(A)に示すように、上流側搬送ガイド108(図2(A)参照)によって案内された記録用紙Pは、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部に挟まれて、上方に送り出される。
図10(B)に示すように、記録用紙Pの後端が、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れると、後端(の幅方向両端部)が、搬送ロール104の下流側に突出しているスポンジロール120の潰れ部120Aに当接する。スポンジロール120も回転軸112を軸心として回転しているので、回転に伴い記録用紙Pの後端を下流側搬送ガイド110へと導く。
このように、記録用紙Pの後端は、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後、連続してスポンジロール120の潰れ部120Aに当接する。よって、記録用紙Pの後端がニップ部を外れて潰れ部120Aに当接する際、振動・衝撃が殆ど発生しない。更に、図10(B)の二点破線で表しているように、スポンジロール120が回転し、記録用紙Pの後端を下流側搬送ガイド110に導き、スムーズに着地さている。
更に、図2(B)にも示すように、下流側搬送ガイド110の先端部には、スポンジロール120を避けるように切り欠かれた凹部111が形成されているので、図10に示すように、搬送方向から直交する方向に見ると、下流側搬送ガイド110とスポンジロール120とがオーバーラップし、間隔が開いていない。また、潰れ部120Aが形成されているので、下流側搬送ガイド110に導かれる際の、記録用紙Pの後端の動きも少ない。したがって、記録用紙Pの後端の、スポンジロール120から下流側搬送ガイド110への移動(着地)が、非常にスムーズである。
また、記録用紙Pの後端の幅方向両端部がスポンジロール120に当接しているので、記録用紙Pの両端部のバタツキも抑えられる。
このように、記録用紙Pの後端が搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後に、振動・衝撃が発生することなく、スムーズに下流側搬送ガイド110に導かれ着地するので、騒音が殆ど発生しない。よって、非常に低騒音の画像記録装置01になっている。
なお、本実施形態のように、搬送路80と搬送路82との合流部の下流側近傍は、記録用紙Pの搬送が不安定となり、振動・衝撃が発生しやすい。よって、このような場所に本発明を適用することは、非常に有効である(図2(A)参照)。
つぎに、第一の実施形態の変形例について説明する。
まず、第一の変形例について説明する。図6(A)に示すように、第一の変形例は、搬送ロール104とスポンジロール120とが間隔116を持って配置されている。
このような構成とすると、スポンジロール120は軸方向に間隔116を埋めるようにも潰れる。したがって、対向ロール106によって潰れたスポンジロール120が、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部に噛み込まれない。
つぎに、第二の変形例について説明する。図6(B)に示すように、第二の変形例は、回転軸112に複数(本実施形態は二つ)の搬送ロール105を備えている。そして、スポンジロール121は、搬送ロール105の間に設けられている。
このような構成とすると、複数の紙幅の記録用紙に対応できる。(センターレジの場合は、特に有効)。また、搬送ロール105と対向ロール106とのニップ部で搬送する際に発生する記録用紙Pの中央部の撓みに沿って、スポンジロール121が当接する構成となる。よって、記録用紙Pの搬送がよりスムーズになる。
なお、図示は省略するが、図6(B)の搬送ロール105の外側に、更にスポンジロールを設けても良い。
つぎに、第二の実施形態のシート搬送機構200について説明する。なお、第一の実施形態と同一の部材は同一の符号とし、重複する説明は省略する。
図7(A)に示すように、搬送ロール104の両端の外側には、搬送ロール104より低弾性で柔らかい弾性ゴムからなり、外側に向かってラッパ形状に拡径していく拡径部202が設けられている。そして、図7(B)に示すように、拡径部202も対向ロール106とニップして潰れて変形し、潰れ部202A,202Bを形成している。また、拡径部202も回転軸112を軸心として回転する。なお、拡径部202以外は、第一の実施形態と同様であるの、図示と説明とを省略する。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
第一の実施形態と同様に、記録用紙Pの後端が、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後、連続して拡径部202の潰れ部202Aに当接して下流側搬送ガイド110に導かれ、スムーズに着地するので、騒音が殆ど発生しない。
なお、拡径部202は、外側に向かって拡径しているので、対向ロール106とニップして潰れても、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部には噛み込まれない。
つぎに、第三の実施形態のシート搬送機構300について説明する。なお、第一の実施形態と同一の部材は同一の符号とし、重複する説明は省略する。
図8に示すように、搬送ロール104の上流側には、回転軸312を軸心として回転するテンションロール302が配置されている。そして、搬送ロール104の両端部104Aとテンションロール302とに、ベルト304が巻きかけられている。よって、搬送ロール104(回転軸112)の回転に伴い、ベルト304も同様に回転する。なお、ベルト304が巻きかけられる搬送ロール104の両端部104Aは、ベルト304の厚さ分、小径となっている。よって、ベルト304と搬送ロール104との境界部分には、段差は殆ど生じていない。
なお、上記以外の構成は第一の実施形態と同様であるので、図示と説明とを省略する。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
第一、第二の実施形態と同様に、記録用紙Pの後端が搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後、連続してベルト304に当接して導かれ、下流側搬送ガイド110に着地するので、騒音が殆ど発生しない。
更に、図8(B)に示すように、下流側搬送ガイド110へ着地する軌道も略直線にできる。よって、よりスムーズに下流側搬送ガイド110へと導かれて着地するので、より騒音が減少する。
つぎに、第四の実施形態のシート搬送機構400について説明する。なお、第一の実施形態と同一の部材は同一の符号とし、重複する説明は省略する。
図9に示すように、搬送ロール104の上流側の近傍には、回転軸412を軸心として回転する緩衝ロール402が配置されている。緩衝ロール402は、搬送ロール104の回転軸112に設けられた第一ギア408、緩衝ロール402の回転軸412に設けられた第二ギア406、及び、第一ギア408と第二ギア406とに噛み合っている中間ギア404を介して、搬送ロール104と同方向に回転する。なお、緩衝ロール402の回転速度は、搬送ロール104と略一致、すなわち、記録用紙Pの搬送速度と略同一となるように、第一ギア408,第二ギア406,中間ギア404を設定している。
なお、図9(B)では第一ギア408,第二ギア406,中間ギア404は省略している。また、上記以外の構成は第一の実施形態と同様であるので、図示と説明とを省略する。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
記録用紙Pの後端が、搬送ロール104と対向ロール106とのニップ部から外れた後、緩衝ロール402に当接して下流側搬送ガイド110へと導かれて着地するので、騒音が減少する。
なお、図9(B)に示すように、搬送ロール104と緩衝ロール402とは間隔Gが開いているので、記録用紙Pの後端がニップ部から外れて緩衝ロール402に当接する際、若干ではあるが後端が跳ねて振動・衝撃が発生する。しかし、前述したように、緩衝ロール402は、記録用紙Pの搬送速度と略同一の速度で回転しているので、記録用紙Pの後端が緩衝ロール402に当接する際の振動・衝撃は非常に少ない。したがって、騒音は非常に小さい。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、図1に示すように、下部に配置されている給紙カセット05から送られた記録用紙Pの搬送路80と、手差し給紙トレイ08から送られた記録用紙Pの搬送路82と、の合流部の下流側に設けられているシート搬送機構に適用したが、これに限定されない。湾曲した湾曲搬送路であれば、他の場所であっても良い。例えば、転写前(上記実施形態では二次中間転写ドラム53と最終転写ロール60とのニップ部Nの上流側)に適用すれば、記録用紙Pへの転写が安定して行える。
また、例えば、上記実施形態では、周知の電子写真方式を用いた画像形成装置01に適用したが、これに限定されない。例えば、インクジェット方式、熱転写方式等を用いた各種画像形成装置にも適用できる。また、搬送されるシートは記録用紙Pに限定されない。例えば、OHPシートなど、記録用のシート全般に適用できる。
更に、画像形成装置以外の装置に用いられているシート搬送機構にも適用できる。なお、この場合、搬送されるシートは記録用のシートに限定されない。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第一の実施形態のシート搬送機構の、(A)は側面図であり、(B)は正面図である。 本発明の第一の実施形態のシート搬送機構の、搬送ロールとスポンジロールとを示す斜視図である。 搬送ロールとスポンジロールとに、対向ロールがニップした状態を示す斜視図である。 搬送ロールとスポンジロールとに、対向ロールがニップした状態を示す側面図である。 本発明の第一の実施形態のシート搬送機構の、(A)は第一の変形例の搬送ロールとスポンジロールとを示す図であり、(B)は第二の変形例の搬送ロールとスポンジロールとを示す図である。 (A)は本発明の第二の実施形態のシート搬送機構の搬送ロールと拡径部を示す斜視図である。(B)は本発明の第二の実施形態のシート搬送機構を示す側面図である。 本発明の第三の実施形態のシート搬送機構の、(A)は斜視図であり、(B)は側面図である。 本発明の第四の実施形態のシート搬送機構の、(A)は斜視図であり、(B)は側面図である。 本発明の第一の実施形態のシート搬送機構の、(A)は搬送ロールと対向ロールとによって記録用紙が搬送されている状態を示す図であり、(B)は記録用紙の後端が搬送ロールと対向ロールとのニップ部を外れた後、スポンジロールに当接し、下流側搬送ガイドに導かれる様子を示す図である。 従来のシート搬送機構の、(A)は搬送ロールと対向ロールとによって記録用紙が搬送されている状態を示す図であり、(B)は記録用紙の後端が搬送ロールと対向ロールとのニップ部を外れた後、下流側搬送ガイドを叩き騒音を発生させる様子を示す図である
符号の説明
01 画像形成装置
100 シート搬送機構
102 湾曲搬送路
104 搬送ロール
104A 端部(第一ロール)
106 対向ロール
108 上流側搬送ガイド(上流ガイド)
110 下流側搬送ガイド(下流ガイド)
110S 上流側先端位置(上流側端部)
112 回転軸
120 スポンジロール(弾性ロール)
120S 下流側先端位置(下流側端部)
200 シート搬送機構
202 拡径部(拡径部材)
302 テンションロール(第二ロール)
304 ベルト
300 シート搬送機構
400 シート搬送機構
402 緩衝ロール
P 記録用紙(シート)

Claims (12)

  1. シートが搬送される湾曲した湾曲搬送路と、
    前記湾曲搬送路の凸側に設けられた搬送ロールと、
    前記搬送ロールの下流側に設けられ、前記湾曲搬送路を構成する下流ガイドと、
    前記搬送ロールによって搬送された前記シートの後端が当接し、該シートの搬送と同期して移動し、該前記シートの後端を前記下流側ガイドに導く緩衝部材と、
    を備えることを特徴とするシート搬送機構。
  2. 前記緩衝部材は、前記搬送ロールの端部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送機構。
  3. 同一の回転軸上に複数の前記搬送ローラを備え、
    前記緩衝部材は、前記搬送ロール間に設けられていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のシート搬送機構。
  4. 前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転し、該搬送ロールより大径の弾性ロールであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  5. 前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転し、軸方向に拡径していく拡径部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  6. 前記搬送ロールの上流側には、前記シートの先端が前記弾性ロール、又は拡径部材に衝突しないように、前記搬送ロールに案内する上流ガイドを備えていることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載のシート搬送機構。
  7. 前記搬送ロールと前記緩衝部材とにニップする対向ロールを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  8. 前記緩衝部材は、前記搬送ロールの回転軸を軸心として回転する第一ロールと、該搬送ロールの下流側に設けられた第二ロールと、で張架されたベルトであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送機構
  9. 前記緩衝部材は、前記搬送ロールの下流側に設けられ、前記シートの搬送と同期して回転する緩衝ロールであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  10. 前記下流ガイドの上流側端部は、前記緩衝部材を避け、該緩衝部材の下流側端部よりも上流側に位置していることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  11. 前記搬送ロールは、複数の搬送路が合流した合流部の下流側近傍に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のシート搬送機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
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